JP2003526365A - 遺伝子工学的に改変された酵母からのヒトインターフェロンアルファの生産工程 - Google Patents

遺伝子工学的に改変された酵母からのヒトインターフェロンアルファの生産工程

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JP2003526365A
JP2003526365A JP2001567311A JP2001567311A JP2003526365A JP 2003526365 A JP2003526365 A JP 2003526365A JP 2001567311 A JP2001567311 A JP 2001567311A JP 2001567311 A JP2001567311 A JP 2001567311A JP 2003526365 A JP2003526365 A JP 2003526365A
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pastoris
pichia
human interferon
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ヴェンカット サディーア,コンドラ
レヴァティ ヨグランマ,チャガンティ
ヴェンカタ スリラム,アクンディ
サトヤ ナラヤナ プラサッド,コリー
ヴェンカタ ラマナ,コンディボイナ
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シャンタ バイオテクニックス (ピー) リミテッド
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/52Cytokines; Lymphokines; Interferons
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    • C07K14/56IFN-alpha

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Abstract

(57)【要約】 遺伝子工学的に改変された酵母であるP.パストリスから生理学的に活性なヒトインターフェロンアルファを生産する工程は、プロモーターを有し、機能上融合領域がない状態でヒトインターフェロンアルファ遺伝子にリンクされるプラスミドにおいて、線形化されたプラスミドを生産するために酵素での切断と;P.パストリスクローンを形成するために相同性組換え体によって線形化されたプラスミドへのP.パストリス細胞の形質転換と;インターフェロンの収率が高いP.パストリスクローンを探索するために高い発現のインターフェロンアルファにおけるP.パストリスクローンのスクリーニングと;インターフェロンの収率が高いP.パストリスクローンの成長と;及びインターフェロンの収率が高いP.パストリスクローンからの生理学的に活性なヒトインターフェロンアルファタンパク質の精製とを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 優先権の主張 この出願は、1999年3月19日に出願されたインド国特許出願番号826
/MAS/98に優先権を主張する。
【0002】 引用への照合 引用された参照文献に対する完全な引用文は書目で見ることができる。
【0003】 発明の分野 本発明は遺伝子工学的に改変された酵母からヒトのインターフェロンアルファ
の生産工程に関する。より詳細には、本発明は、メチロトローフな(methy
lotropic)酵母であるピキア.パストリス(Pichia pasto
ris)(以下P.パストリスという)の遺伝子からヒトのインターフェロンア
ルファのクローニング及び発現、並びにそのタンパク質の精製工程に関する。
【0004】 関連技術の記載 ウィルスに対して人体が最も迅速に生成する防御である、インターフェロンは
、ウィルス、微生物、及び異なる種類の高分子にさらされた場合に、体細胞から
分泌されるタンパク質である。次いで、分泌されたインターフェロンは、ウィル
スの増殖、免疫反応、細胞成長及び他の細胞機能を順次制御するであろう別のタ
ンパク質を生成するために周辺細胞を刺激する。ヒトのインターフェロンには3
種類のクラスがある: (i)白血球により分泌されるインターフェロンアルファ、 (ii)線維芽細胞により分泌されるインターフェロンベータ、 (iii)リンパ球により分泌されるインターフェロンガンマ。
【0005】 インターフェロンアルファ及びインターフェロンベータは、I型インターフェ
ロンと呼ばれ、インターフェロンガンマはII型インターフェロンと呼ばれてい
る。ヒトのインターフェロンアルファのタンパク質は、一般的に165若しくは
166のアミノ酸を含み、SDS−PAGEによって決定されるように1700
0乃至20000ダルトンの範囲の分子量を有する。
【0006】 インターフェロンアルファは、例えば、ウィルス感染のB、C及びD型肝炎並
びに毛状細胞白血病、先天性免疫不全症候群に関するカポジ肉腫、慢性骨髄性白
血病、及び腎臓部の細胞癌などのガン疾病などの、様々なウィルス及びガンに関
する疾病の治療にて使用されている。
【0007】 ヒトの白血球のインターフェロンアルファは、組織培養したヒトの細胞株から
若しくは血液ドナーから集められたヒトの白血球の何れかにより生産される。H
orowitz等の1982年の米国特許出願番号4680261、55038
28、5391713、4732683、4696899、5789551及び
欧州特許出願番号EP0945463。それらの工程は困難であり、退屈であり
、時間を浪費する。使用される培地はコストがかかり、得られる生成物質の収率
は低い。未確認の感染因子により、白血球の調製のために使用された血液の汚染
の危険性がある。
【0008】 組換えDNA技術の到来によって、微生物でヒトインターフェロンアルファ遺
伝子のクローンが可能となり、それらの微生物から十分に大量のヒトインターフ
ェロンアルファの生産が可能となった。1981年のStahelin等、19
89年のHo等、1992年のYang等、1986年のTarnowski等
、1986年のThatcher等、1982年のTiute等の米国特許出願
番号5710027、5661009、4765903、5196323、43
15852、4845032、4530901並びに欧州特許出願番号EP00
32134及びEP0679718は、組換えE.コリ及びサッカロミセス セ
レビシエ(以下S.セレビシエという)からヒトインターフェロンアルファの生
産工程を記載している。E.コリでのヒトインターフェロンアルファの発現と精
製は自然生成に関する問題と危険性を克服したが、その手法自体の問題を有する
。数多の事例での発現されたタンパク質は性格に処理されなかった。精製された
タンパク質は細菌の菌体内毒素を有するべきではない。追加的な精製段階が、菌
体内毒素を除去するために必要とされる。加えて、使用される工程は、複数のク
ロマトグラフィー段階を含み、したがって時間を浪費する。それらの工程は、大
規模生産用の先行条件として、スケールアップすることが困難である。サッカロ
ミセスで発現される組換え体ヒトインターフェロンアルファの収率は低い。した
がって、適切な宿主でヒトインターフェロンアルファの発現するための必要性が
あり、及び簡素で効率的で容易く計量可能な精製処理の必要がある。
【0009】 メチロトローフな酵母であるP.パストリスは、タンパク質発現システムとし
て一般的になってきている。ピキア(Pichias)は、下記の利点を有して
いる:第一に細胞内タンパク質の著しい収率;第二に高い細胞密度への容易い発
酵;第三に遺伝的な安定性及び収率を損なわないスケールアップ;及び第四とし
て菌体内毒素感染がないことである。
【0010】 このように、E.コリ発現及び組換え体インターフェロンの精製に関する欠点
は、メチロトローフな酵母であるP.パストリスでヒトインターフェロンアルフ
ァのクローニング及び発現によって克服できる。したがって、本発明の目的はP
.パストリスでヒトインターフェロンアルファ遺伝子のクローニング及び発現を
行なうことである。本発明の別の目的は、P.パストリスで発現された組換え体
ヒトインターフェロンアルファにおいて容易くスケールアップできる効率的な精
製工程を発展することである。
【0011】 詳細な記載 この発明は、遺伝子工学的に改変された酵母から生理学的に活性なヒトインタ
ーフェロンアルファを生産する工程を提供する。この工程は下記の段階を有する
。プロモーターを有し、機能上融合領域がない状態でヒトインターフェロンアル
ファ遺伝子にリンクされるプラスミドは、線形化されたプラスミドを生産するた
めに酵素(好ましくはNotI)で切断される。P.パストリス細胞は、P.パ
ストリスクローンを形成するために相同性組換え体によって線形化されたプラス
ミドに形質転換される。P.パストリスクローンは、インターフェロンの収率が
高いP.パストリスクローンを探索するために高い発現のインターフェロンアル
ファにおいてスクリーニングされる。インターフェロンの収率が高いP.パスト
リスクローンを成長させる。生理学的に活性なヒトインターフェロンアルファタ
ンパク質は、インターフェロンの収率が高いP.パストリスクローンから精製さ
れる。
【0012】 好ましくは、プラスミドはAOX1プロモーターを含有するプラスミドpHI
L−D2にヒトインターフェロンアルファ遺伝子をクローニングすることによっ
て構築される。GAP、MOX、FMD、ADH、LAC4、XPR2、LEU
2、GAM1、PGK1、GAL7、GADPH、CYC1、及びCUP1など
の他のプロモーターが周知であり、同様な成功率で機能するだろう。E.コリは
、クローニングされたヒトインターフェロンアルファ遺伝子を含有するプラスミ
ドpHIL−D2に形質転換される。次いで、形質転換されたE.コリは、プラ
スミドpHIL−D2のAOX1プロモーターに関して適切な配位のインターフ
ェロンアルファ遺伝子を含んでいる組換えクローンにおいてスクリーニングされ
る。プラスミドpHIL−D2は、インビトロジェンコーポレーション(アメリ
カ合衆国、カリフォルニア州、カールスバッド)から市販されて入手可能であり
、インビトロジェンコーポレーションのカタログに記載されている。ヒトインタ
ーフェロンアルファを発現する形質転換されたP.パストリスクローンは、20
00年2月3日にアメリカ合衆国20110−2209バージニア州マナサス1
0801ユニバーシティビルディングのアメリカンタイプカルチャーコレクショ
ンに寄託され、PTA−1276の受託番号で入手可能である。
【0013】 好ましくは、遺伝子工学的に改変した酵母からのヒトインターフェロンアルフ
ァの生産は下記の段階を使用する: 1.プラスミドpHIL−D2へのヒトインターフェロンアルファのクローニ
ング; 2.クローニングされたヒトインターフェロン遺伝子を含有するプラスミドp
HIL−D2に形質転換; 3.プラスミドpHIL−D2のAOX1プロモーターに関して適切な配位の
インターフェロンアルファ遺伝子を含んでいる組換えクローンにおいて形質転換
されたE.コリをスクリーニング; 4.pHIL−D2のNotIフラグメントを得るためにNotI酵素でE.
コリのプラスミドpHIL−D2を切断; 5.相同性組換え体によってインターフェロンアルファ遺伝子を含んでいるp
HIL−D2のNotIフラグメントをP.パストリス細胞に形質転換; 6.インターフェロンアルファの発現においてP.パストリスクローンをスク
リーニングし、インターフェロンの高い収率のクローンからインターフェロンア
ルファ遺伝子のヌクレオチド配列の確定; 7.ここに記載されるような適切な状態下の発酵器で高い収率のP.パストリ
スクローンの成長; 8.ここに記載されるようなバッファーで発酵器から得られるP.パストリス
細胞を洗浄; 9.ここに記載されるように、プロテアーゼ阻害剤の存在下において、ビーズ
ミルでガラスビーズを用いP.パストリス細胞を破壊; 10.ここに記載のような終濃度が4乃至8Mのタンパク質可溶化剤を添加し
、200乃至300rpmで4乃至7℃の遠心分離の有無に関係なく、2乃至1
0時間攪拌; 11.バッファーで10乃至30倍に前述の段階の抽出物を希釈し、抽出物の
濃縮の有無に関係なく遠心分離若しくはフィルター化の何れかによってここに記
載のように続いて浄化する; 12.バッファーで前述の抽出物のpHを調整、遠心分離若しくはフィルター
化に続いて、pHを3乃至5に調整; 13.“SP−SEPHAROSE”(アメリカ合衆国、ニュージャージー州
、ニューマーケット、ファルマシアファインケミカル)の陽イオン交換カラムで
前述の抽出物を吸着し、アルカリ塩化物でヒトインターフェロンアルファを含有
するタンパク質を溶出; 14.ヒトインターフェロンアルファを含有している前述の溶出されたサンプ
ルのpHを中性pHに調整し、マトリックスに結合している抗ヒトインターフェ
ロンアルファモノクローナル抗体を含有している免疫アフィニティカラムで調製
したサンプルを吸着、ここに記載されるようにpH4.0以下でインターフェロ
ンアルファを溶出; 15.溶出されたインターフェロンアルファを無菌濾過によってダイアフィル
トレーション。
【0014】 高い収率のP.パストリスクローンの成長における好ましい条件は、pH5.
0、28乃至30℃の発酵器で500乃至1500rpmを2日間の攪拌であり
、48時間メタノールで誘発する。
【0015】 発酵器から得られるP.パストリス細胞を洗浄するために使用される好ましい
バッファーは、重量モル濃度が25乃至100mMで、pH6.5乃至8、1乃
至5mMエチレンジアミン四酢酸(EDTA)のリン酸ナトリウムバッファーで
ある。
【0016】 ビーズミルで破壊に使用される好ましいプロテアーゼ阻害剤は、0.5乃至2
.0mMフェニルメチルスルホニルフルオリド(PMSF)である。
【0017】 使用される好ましいタンパク質可溶化剤は4乃至8M濃度の塩化グアニジウム
若しくは尿素である。
【0018】 抽出物を10乃至30倍に希釈するために使用される好ましいバッファーはト
リス塩酸25乃至100mM、尿素0乃至1M、pH6.5乃至8である。
【0019】 遠心分離若しくは濾過及び濃縮によって好ましく実行される浄化は、好ましく
は超濾過(ultra−filtration)による。
【0020】 濃縮されたサンプルは、遠心分離及び濾過に続き、クエン酸バッファー(25
乃至100mM、pH4乃至5)で希釈される。
【0021】 浄化は、濃縮なしの遠心分離若しくは濾過の何れかであり、抽出物のpHはク
エン酸バッファー(1乃至2M、pH2乃至5)で調整される。
【0022】 抽出物のpHを好ましくpH3乃至5への調整に使用されるバッファーはクエ
ン酸で、抽出物の容量に依存して25乃至100mM若しくは1乃至2Mの何れ
かであり、pH2乃至5である。
【0023】 ヒトインターフェロンアルファを含有するタンパク質を溶出するためのアルカ
リ塩化物は好ましくは塩化ナトリウムである。
【0024】 使用される好ましいマトリックスは一次アミンを介するリガンドの結合におけ
るアフィニティサポートである。最も好ましいマトリックスはアメリカ合衆国、
カリフォルニア州、ヘルキュールスのバイオラッドから入手可能な“AFFI−
GEL−10”である。インターフェロンアルファは好ましくはpH2乃至4で
溶出される。
【0025】 本発明は下記の流れ図及び実施例に関して記載されるだろう。
【0026】 実施例1 P.パストリスでヒトインターフェロンアルファ遺伝子のクローニング段階を
概要する図1を参照するに、ヒトインターフェロンアルファ遺伝子は増幅(好ま
しくはPCRによって)され、EcoRIで切断される。AOX1プロモーター
を含有するプラスミドpHIL−D2は、EcoRIでの切断によって線形化さ
れる。インターフェロンアルファ遺伝子は、切断されたpHIL−D2にライゲ
ーションされる。E.コリ細胞はpHIL−D2−IFNプラスミドと形質転換
される。E.コリ形質転換体は、IFNアルファ遺伝子がpHIL−D2プラス
ミドに存在するAOX1プロモーターに関して正確な配位である組換え体におい
てスクリーニングされる。P.パストリスは、NotIで切断されたpHIL−
D2プラスミドで形質転換される。これは、相同性組換え体により酵母のゲノム
にIFN遺伝子が統合される結果となる。組換え体は、最低限の培地で成長する
組換え体の能力によって選択される。組換え体は、ヒトアルファインターフェロ
ンの細胞内発現においてスクリーニングされる。インターフェロンアルファを発
現するP.パストリスは最小限の培地の発酵器で成長され、pH5.0、28乃
至30℃、500乃至1200rpmを2日間、48時間のメタノールで誘発さ
れる。
【0027】 発酵からのヒトインターフェロンアルファの下流の工程及び精製の第一の好ま
しい方法における段階を概要する図2を参照するに、発酵培養は採取され、細胞
は溶解バッファー、25mMリン酸ナトリウムバッファーpH8.0、2mME
DTAで洗浄される。洗浄された細胞は1mMのPMSF存在下のビーズミルで
ガラスビーズを用いて破壊される。細胞抽出物を破壊するために、固体の塩化グ
アニジウムが7M終濃度に添加され、遠心分離の有無に関係なく200乃至30
0rpmで4乃至6時間攪拌される。前述の段階の抽出物は1乃至10μlのP
MSFを含有している25mMトリス塩酸pH7.5バッファーで20倍に希釈
され、遠心分離若しくは濾過によって浄化される。浄化された抽出物は、超濾過
によって10倍に濃縮される。10倍に濃縮された抽出物は、1μlのPMSF
を含有しているpH4.0の50mMクエン酸バッファーで再度10倍に希釈さ
れる。クエン酸で希釈された抽出物は遠心分離若しくは濾過により浄化され、超
濾過によって10倍に濃縮される。前述の濃縮された抽出物はSP−sepha
roseで陽イオン交換クロマトグラフィーを受け、塩化ナトリウムの勾配で溶
出される。
【0028】 前述の溶出されたIFN分画のpHは7.0に調整され、この分画はAFFI
−GEL−10マトリックス(アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ヘルキュー
ルス、バイオ−ラッド)に結合されたモノクローナル抗体を含有している免疫ア
フィニティカラムにロードされる。純粋なインターフェロンは0.2M酢酸及び
0.15M塩化ナトリウムで溶出される。溶出されたインターフェロンはダイア
フィルトレーションされ、無菌濾過される。
【0029】 実施例2 ヒトインターフェロンアルファ遺伝子は、実施例1で記載される同様な手法で
増幅され、クローニングされた。
【0030】 発酵からのヒトインターフェロンアルファの下流の工程及び精製の第一の好ま
しい方法における段階を概要する図3を参照するに、発酵培養は採取され、細胞
は溶解バッファー;25mMリン酸ナトリウムバッファー;及び2mMEDTA
、pH8.0で洗浄される。洗浄された細胞は1mMのPMSF存在下のビーズ
ミルでガラスビーズを用いて破壊される。細胞抽出物を破壊するために、固体の
塩化グアニジウムが7M終濃度に添加され、遠心分離の有無に関係なく200乃
至300rpmで4乃至6時間攪拌される。前述の段階の抽出物は1乃至10μ
lのPMSFを含有している25mMトリス塩酸pH7.5バッファーで20倍
に希釈され、遠心分離若しくは濾過によって浄化される。前述の浄化された抽出
物のpHは、1乃至2Mのクエン酸pH2乃至4でpH4まで引き下げられる。
【0031】 前述のpH調整された抽出物は、SP−sepharoseで陽イオン交換ク
ロマトグラフィーを受け、塩化ナトリウムの勾配で溶出される。IFNを含有し
ている前述の溶出された分画のpHはpH7.0に調整され、AFFI−GEL
−10マトリックスに結合されたモノクローナル抗体を含有している免疫アフィ
ニティカラムにロードされる。純粋なインターフェロンは0.2M酢酸及び0.
15M塩化ナトリウムで溶出される。溶出されたインターフェロンはダイアフィ
ルトレーションされ、無菌濾過される。
【0032】 表1は精製された組換えインターフェロンアルファの特定の活性及び収率であ
る。インターフェロンアルファの生物学的活性はウイルスの細胞変性効果削減ア
ッセイによって決定される。マジンダービイウシの腎臓(Madin Darb
y Bovine Kidney) (MDBK)細胞及び水疱性口内炎ウイル
ス(VSV)がアッセイに使用された。アッセイは生物学の標準及び制御のため
の国立研究所の連合王国のデータ(National Institute f
or Biological Standards and Control,
U.K.Data)から得られる国際的な参照標準で測定され、精製されたイ
ンターフェロンアルファの3つのバッチが表された。
【0033】
【表1】 遺伝的に改変された酵母からインターフェロンアルファを生産する前述の工程
は、組換えDNA技術が使用される初期の工程にわたり数多の利点を有する。第
一に、P.パストリスは非常に高密度の細胞に成長でき、インターフェロン遺伝
子は高収率の組換えヒトインターフェロンアルファが獲得できるために強力なア
ルコールオキシダーゼプロモーターを用いて発現できる。さらに、メタノールは
安価な誘導物質である。第二に、相同性組換え体によって酵母のゲノムにインタ
ーフェロン遺伝子が安定して統合するためにプラスミドを維持するために抗生物
質を使用する必要はない。第三に、使用される精製工程は簡素で効率的であり、
発現されたタンパク質の高い回収率になる。第四に、工程はヒトインターフェロ
ンアルファの大量精製において容易くスケールアップできる。最後に、酵母は真
核生物であるために、真核生物のインターフェロンタンパク質のフォールディン
グにおいてより適切な環境を提供できる。たぶん、そのことは、前述の工程によ
り生産されたインターフェロンは、E.コリから精製されたインターフェロンに
おける初期報告の特定の活性よりも、さらにより高い特定の活性を与えることが
判明した理由のためである。
【0034】 このように、遺伝子工学的に改変された酵母P.パストリスからの組換えヒト
インターフェロンアルファを生産する主題の工程は、簡素で効率的であり、大量
生産において計量可能である。精製されたインターフェロンアルファの収率及び
特定の活性は、他のシステムからの報告よりも高い。
【0035】 本発明は、ここに例証されて記載された部分の特別の構造及び配置に制限され
ないで、請求項の範囲内で修正される形態を包含することは理解される。
【0036】 書目 引用特許文献 EP4539001 1985年7月 Weissmann EP0043980 1982年1月 Goeddel等 US4680261 1987年7月 Nobuhara等 US5503828 1996年4月 Testa等 US5391713 1995年2月 Borg等 US4732683 1988年3月 Georgiades等 US4696899 1987年9月 Toth等 US5789551 1998年8月 Pestka EP0945463 1999年9月 Attalla等 US5710027 1998年1月 Hauptmann等 US5661009 1997年8月 Stabinsky EP0032134 1981年7月 Weissmann US105629 1988年8月 D’Andrea等 US5196323 1993年3月 Bodo Gerhard等 US4315852 1982年2月 Leibowitz等 EP0679718 1995年11月 Ettlin等 US4845032 1989年7月 Obermeier 他の参照文献 Staehelin,T.等、Purification of recom
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xpression、Current Opinion in Biotech
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【図面の簡単な説明】
【図1】 インターフェロンのクローンの発達の概略図である。
【図2】 インターフェロンアルファの下流の工程及び精製の第一の好ましい実施態様を
概要するフローチャートである。
【図3】 インターフェロンアルファの下流の工程及び精製の第二の好ましい実施態様を
概要するフローチャートである。
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Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.プロモーターを有し、機能上融合領域がない状態でヒト
    インターフェロンアルファ遺伝子にリンクされるプラスミドにおいて、線形化さ
    れたプラスミドを生産するための酵素での切断と; b.ピキア.パストリスクローンを形成するために相同性組換え体によって前
    記線形化されたプラスミドへのピキア.パストリス細胞の形質転換と; c.インターフェロンの収率が高いピキア.パストリスクローンを探索するた
    めに高い発現のインターフェロンアルファにおける前記ピキア.パストリスクロ
    ーンのスクリーニングと; d.前記インターフェロンの収率が高いピキア.パストリスクローンの成長と
    ;及び e.前記インターフェロンの収率が高いピキア.パストリスクローンからの生
    理学的に活性なヒトインターフェロンアルファタンパク質の精製と を含有する遺伝子工学的に改変された酵母であるピキア.パストリスから生理学
    的に活性なヒトインターフェロンアルファを生産する工程。
  2. 【請求項2】 前記切断されたプラスミドは、AOX1プロモーターを含有
    するプラスミドpHIL−D2へのヒトインターフェロンアルファのクローニン
    グと;前記クローニングされたヒトインターフェロン遺伝子を含有する前記プラ
    スミドpHIL−D2への形質転換と;及び前記プラスミドpHIL−D2の前
    記AOX1プロモーターに関して適切な配位の前記インターフェロンアルファ遺
    伝子を含んでいる組換えクローンにおいて形質転換されたエシェリヒア.コリの
    スクリーニングとによって構成されることを特徴とする請求項1に記載の工程。
  3. 【請求項3】 前記(a)の切断段階は、NotI酵素での切断を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の工程。
  4. 【請求項4】 前記(d)の成長段階は、前記高い収率のピキア.パストリ
    スクローンは、pH5.0、28乃至30℃で発酵器にて成長し、500乃至1
    500rpmを2日間の攪拌を含み、さらに48時間メタノールで前記高い収率
    のピキア.パストリスクローンの誘発を含有することを特徴とする請求項1に記
    載の工程。
  5. 【請求項5】 前記(e)の精製段階は、 i.バッファーで前記高い収率のピキア.パストリスクローンの洗浄と; ii.前記高い収率のピキア.パストリスクローンの破壊と; iii.抽出物を形成するために前記高い収率のピキア.パストリスクローン
    へのタンパク質可溶化剤の添加と; iv.バッファーで前記抽出物の希釈、次いで前記希釈された抽出物の浄化と
    ; v.前記抽出物のpHをバッファーでpHを3乃至5に調整し、次いで前記抽
    出物の遠心分離若しくは濾過と; vi.陽イオン交換カラムで前記抽出物を吸着し、前記生理学的に活性なヒト
    インターフェロンアルファタンパク質の溶出と; vii.前記生理学的に活性なヒトインターフェロンアルファタンパク質のp
    Hを中性pHに調整し、マトリックスに結合している抗ヒトインターフェロンア
    ルファモノクローナル抗体を含有している免疫アフィニティカラムで前記生理学
    的に活性なヒトインターフェロンアルファタンパク質を吸着し、pH4.0以下
    で純粋な生理学的に活性なインターフェロンアルファタンパク質を溶出;及び viii.ダイアフィルトレーションと;次いで ix.前記溶出された生理学的に活性なヒトインターフェロンアルファタンパ
    ク質の無菌濾過と を含有することを特徴とする請求項1に記載の工程。
  6. 【請求項6】 前記(ii)の破壊段階はプロテアーゼ阻害剤の存在下にお
    いて、ビーズミルでガラスビーズを用いる破壊を含むことを特徴とする請求項5
    に記載の工程。
  7. 【請求項7】 前記(ii)の段階は、プロテアーゼ阻害剤が0.5乃至2
    .0mMフェニルメチルスルホニルフルオリド(PMSF)を含むことを特徴と
    する請求項6に記載の工程。
  8. 【請求項8】 前記(i)の段階は、前記バッファーがpH6.5乃至8.
    0の25乃至100mMリン酸ナトリウムバッファーを含むことを特徴とする請
    求項5に記載の工程。
  9. 【請求項9】 前記(iii)の段階は、添加が終濃度4乃至8Mの前記タ
    ンパク質可溶化剤の添加を含み、4乃至7℃で200乃至300rpmの条件で
    2乃至10時間の攪拌を特徴とする請求項5に記載の工程。
  10. 【請求項10】 前記(iii)の段階は、前記タンパク質可溶化剤が4乃
    至8M濃度の塩化グアニジウム若しくは尿素を含むことを特徴とする請求項9に
    記載の工程。
  11. 【請求項11】 前記(iV)の段階は、前記希釈が10乃至30倍への希
    釈を含み、前記バッファーが25乃至100mMのトリス塩酸、、pH6.5乃
    至8である0乃至1Mの尿素を含み、浄化は、遠心分離若しくは濾過を含むこと
    を特徴とする請求項5に記載の工程。
  12. 【請求項12】 超濾過による前記抽出物の濃縮をさらに含むことを特徴と
    する請求項11に記載の工程。
  13. 【請求項13】 前記(iV)の段階は、浄化が遠心分離若しくは濾過の何
    れかを含むことを特徴とする請求項5に記載の工程。
  14. 【請求項14】 前記(V)の段階は、バッファーでの前記抽出物のpH調
    整が、25乃至100mM若しくは1乃至2Mの何れかでpH2乃至5であるク
    エン酸での調整を含むことを特徴とする請求項5に記載の工程。
  15. 【請求項15】 前記(Vi)の段階は、吸着が陽イオン交換カラムでの前
    記抽出物の吸着を含むことを特徴とする請求項5に記載の工程。
  16. 【請求項16】 前記濃縮された抽出物を25乃至100mMでpH4乃至
    5のクエン酸バッファーで希釈し、次いで遠心分離若しくは濾過をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項15に記載の工程。
  17. 【請求項17】 前記(Vi)の段階は、前記溶出がアルカリ塩化物での溶
    出を含むことを特徴とする請求項5に記載の工程。
  18. 【請求項18】 前記(Vi)の段階は、前記溶出が塩化ナトリウムでの溶
    出を含むことを特徴とする請求項5に記載の工程。
  19. 【請求項19】 前記(Vi)の段階は、吸着が一次アミンを介するリガン
    ドの結合におけるアフィニティサポートであるマトリックスに結合している抗ヒ
    トインターフェロンアルファモノクローナル抗体を含有する免疫アフィニティカ
    ラムへの吸着を含むことを特徴とする請求項5に記載の工程。
  20. 【請求項20】 前記(Vi)の段階は、前記溶出が2乃至4間のpHで純
    粋な生理学的に活性なインターフェロンアルファタンパク質の溶出を含むことを
    特徴とする請求項5に記載の工程。
  21. 【請求項21】 a.融合領域がない状態でAOX1プロモーターを含有す
    るプラスミドpHIL−D2へのヒトインターフェロンアルファ遺伝子のクロー
    ニングと; b.前記クローニングされたヒトインターフェロン遺伝子を含有する前記プラ
    スミドpHIL−D2への形質転換と; c.前記プラスミドpHIL−D2の前記AOX1プロモーターに関して適切
    な配位の前記インターフェロンアルファ遺伝子を含んでいる組換えクローンにお
    いて形質転換されたE.コリのスクリーニングと; d.pHIL−D2のフラグメントを生成するために前記プラスミドpHIL
    −D2を酵素での切断と; e.ピキア.パストリスクローンを形成するために相同性組換え体によってイ
    ンターフェロンアルファ遺伝子を有している前記pHIL−D2のフラグメント
    をピキア.パストリス細胞への形質転換と; f.インターフェロンの収率が高いピキア.パストリスクローンを探索するた
    めに高い発現のインターフェロンアルファにおける前記ピキア.パストリスクロ
    ーンのスクリーニングと; g.前記インターフェロンの収率が高いピキア.パストリスクローンの成長と
    ; h.前記インターフェロンの収率が高いピキア.パストリスクローンのバッフ
    ァーでの洗浄と; i.前記インターフェロンの収率が高いピキア.パストリスクローンの破壊と
    ; j.抽出物を形成するために前記インターフェロンの収率が高いピキア.パス
    トリスクローンへのタンパク質可溶化剤の添加と; k.バッファーで前記抽出物の希釈、次いで前記希釈された抽出物の浄化と; l.前記抽出物のpHをバッファーでpHを3乃至5に調整し、次いで前記抽
    出物の遠心分離若しくは濾過と; m.前記抽出物を陽イオン交換カラムで吸着し、前記生理学的に活性なヒトイ
    ンターフェロンアルファを含有するタンパク質の混合物の溶出と; n.前記生理学的に活性なヒトインターフェロンアルファを含有するタンパク
    質の混合物のpHを中性pHに調整し、マトリックスに結合している抗ヒトイン
    ターフェロンアルファモノクローナル抗体を含有している免疫アフィニティカラ
    ムで前記生理学的に活性なヒトインターフェロンアルファを含有するタンパク質
    の混合物を吸着し、pH4.0以下での純粋な生理学的に活性なインターフェロ
    ンアルファタンパク質の溶出と;及び o.ダイアフィルトレーションと;次いで前記溶出された生理学的に活性なヒ
    トインターフェロンアルファタンパク質の無菌濾過と を含有する遺伝子工学的に改変された酵母であるピキア.パストリスから生理学
    的に活性なヒトインターフェロンアルファを生産する工程。
  22. 【請求項22】 請求項1の方法から生産された組換えヒトインターフェロ
    ン。
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