JP2003525167A - 風防ガラスを掃拭する風防ガラスワイパー装置 - Google Patents
風防ガラスを掃拭する風防ガラスワイパー装置Info
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Abstract
Description
て、2つの反転個所間を往復動する少なくとも1つのワイパー、切換信号によっ
てモーターを切り換える制御装置、および該制御装置に供給される操作信号を備
え、前記制御装置が、操作信号から切換信号を決定し、よってワイパーの反転個
所を決定するようにした、風防ガラスを掃拭する風防ガラスワイパー装置に関す
る。
4 559号明細書から知られている。制御装置に送られる操作信号は、モータ
ー電流に応じたものである。その結果、たとえばモーターが停止すると、モータ
ーに高電流が流れるため、モーターが早期に反転する可能性がある。
一の切換信号では、ワイパーの反転個所間の掃拭パターンが、風防ガラスの表面
が湿っている方が、ワイパーと風防ガラス面との間の摩擦抵抗が小さいため、乾
いている時より、大きくなるという欠点がある。たとえば、風防ガラス面の湿度
が高い場合、ワイパーが自動車のAピラーにぶつからないようにするため、従来
技術の掃拭パターンでは、風防ガラスが湿っている場合、Aピラーに対してある
程度の安全マージンを取るように設計されている。そのため、風防ガラス面が渇
いている場合の反転個所間の掃拭パターンは、湿っている場合より、約5E〜6E 程度小さくなる。
の掃拭パターンを最適化しうるようにした風防ガラスワイパー装置を提供するこ
とにある。ここで言う最適化とは、具体的には、掃拭パターン寸法の縮小および
拡大を指す。
した、前記の型の本発明による風防ガラスワイパー装置によって達成される。
湿度に応じて、常に最適であるように変更できる。また本発明によると、風防ガ
ラスが相対的に乾燥している場合には、掃拭パターンを拡大でき、湿っている場
合には、風防ガラス面とワイパーとの間の摩擦抵抗が小さいため、掃拭パターン
を小さくすることができる。
車には、雨センサが装備されており、このセンサで検出した雨量に応じて、風防
ガラスワイパー装置を自動的に作動できるようになっている。本発明によると、
雨センサの本来意図とする機能を拡張して、制御装置に操作信号を送ることがで
きる。
号として制御装置に送ることができる。特に高速走行時においては、ワイパーに
相当に大きい風力が作用するため、2つの反転個所間の掃拭パターンが、図らず
も大きくなることがある。そのため、たとえばワイパーがAピラーにぶつかると
いう事態が発生する可能性がある。
つの反転個所間の掃拭パターンを縮小できる。
センサは、たとえば自動車のスピードメータ装置内に存在するため、たとえばス
ピードメータを介して決定された速度を、直接または間接的に操作信号として利
用できる。
号として制御装置に送るようになっている。特に、風防ガラス面の湿度に関する
操作信号と、自動車の速度に関する操作信号とを組み合わせれば、モーター電流
を検出することによって、ワイパーと風防ガラスとの間の高摩擦抵抗を認知でき
る。
それだけ高くなるため、本発明では、掃拭角度を拡大修正できるようにしている
。反対に、モーターにかかる負荷が低くなると、ワイパーと風防ガラス面との間
の摩擦が低くなるため、制御装置によって2つの、反転個所間の掃拭パターンを
縮小できるようにしている。 また、たとえば電流計を設けることによって、モーター電流を決定できる。
におけるモーターのオーバーランに応じた信号を、操作信号として制御装置に送
っている。モーターがオーバーランすると、ワイパーの2つの反転個所間の掃拭
パターンに、意図せずして影響が出る。このオーバーランを検出して、モーター
を早目に反転させることにより、オーバーランを的確に修正できる。
の型、構成および機能については、たとえばドイツ国特許第197 10 099
号明細書を参照されたい。
装置に送ることができる。ワイパーに慣性があり、またたとえばモーターとワイ
パーとの間にリンク仕掛けが設けられているため、ワイパー速度が高くなると、
風防ガラスワイパー装置のたわみ性が増し、その結果、2つの反転個所間の掃拭
パターンの寸法が大きくなる。適切な制御装置を使用し、ワイパーの高速に対す
る操作信号を送ることによって、2つの反転個所間の掃拭パターンの寸法を縮小
できる。
ワイパーシャフトに設けた運動センサを利用したり、ワイパー速度を決定する切
り換え信号を直接検出するようにすることもできる。
個所間を往復動する少なくとも1つのワイパー、切換信号によってモーターを切
り替える制御装置、および制御装置に送られる操作信号を備え、制御装置が、操
作信号から切換信号を決定し、よってワイパーの反転個所を決定するようにした
、風防ガラスワイパー装置の操作方法であって、風防ガラス面の湿度を操作信号
として、制御装置に送ることを特徴とする方法によっても達成される。
ー電流、またはモーターをオフに切り換えた後のモーターのオーバーラン、また
はワイパー速度に応じた信号を利用することもできる。
行う、本発明の実施例の詳細な説明から明らかとなると思う。
に示すように、風防ガラスワイパー装置(1)は、反転自在のモーター(2)を
備えている。ワイパー(3)は、モーター(2)に結合されており、2つの反転
個所(U1)(U2)間を往復動する。2つの反転個所に加えて、ワイパーの待機
位置(P)も、概略的に示されている。
る。モーター(2)は、デジタル切換信号(7)が送られる出力モジュール(8
)を有している。モーター(2)には、正給電線および負接地線(9)から、出
力モジュール(8)を介して電流が供給される。
って、制御装置(4)およびモーター(2)を介して、ワイパー(3)をオン/
オフ切り換えをする。
されている。制御信号(7)は、切り換え装置(12)の作動状態に応じて、モ
ーター(2)に配送され、ワイパー(3)を、間欠、通常、または高速掃拭運転
する。
〜(B5)を供給する。これらの操作信号(B1)〜(B5)は、ワイパー装置
(1)の操作状態、またはワイパー(3)に作用する環境要素に応じて、制御装
置(4)および切り換え信号(7)に修正を加える。
制御装置(4)に送られる。風防ガラスがかなり乾燥していると、ワイパー(3
)と風防ガラスとの間の摩擦抵抗が相当に高くなり、その結果、2つの反転個所
(U1)(U2)間の掃拭パターンは、湿った風防ガラスの場合より小さくなる。
に対応して縮小された掃拭パターンを拡大する。
装置(4)に送られる。自動車が高速であると、かなり高い風力がワイパー(3
)に作用し、その結果、2つの反転個所(U1)(U2)間における掃拭パターン
は拡大する。したがって、操作信号(B2)の作用で修正を加え、高速走行時の
掃拭パターンを縮小する。
置(4)に送ることができる。モーター電流は、たとえば電流計等の電流測定装
置(17)によって決定される。
ス面との間の摩擦抵抗も相当的に高く、モーター(2)電流には、風防ガラスが
湿っている場合より高くなる。したがって、モーター電流が高い場合は、ワイパ
ー(3)の掃拭パターンを拡大修正する。しかし、モーター(2)の過負荷を防
ぐべく設定した、モーター負荷に対する特定の閾値を越える場合には、モーター
(2)の回転方向を反転させる処置を取ることができる。
も、付加的操作信号(B4)として、制御装置(4)に送られる。モーター(2
)のオーバーランは、カウンタ(18)によって検出する。たとえば、電機子の
回転時に磁界の検出域を通過する磁気センサを、モーター(2)の電機子上に設
置できる。
る。こうして決定されたある反転個所(U1 )または(U2)におけるモーター
(2)の追い込み(run-on)を、後続の反転個所で考慮に入れ、それに応じて、
モーター(2)をオフに切り換えるなり反転させるなりすることができる。この
要領で、モーター(2)の所望の意図とする反転個所を的確に定めることができ
る。
に送ることができる。ワイパー(3)の速度は、好適には、適切な測定信号また
は運動センサ(19)によって決定される。
とワイパー(3)との間に結合設置されたワイパーリンク仕掛けのたわみ性が増
し、その結果、2つの反転個所(U1)および(U2)間を走行するワイパー(3
)の掃拭パターンが拡大する。そこで、制御装置(4)を介入させ、操作信号(
B5)を介して修正を加える。
個所(U1、U2)間の掃拭パターンに作用する操作上の影響要素を、操作信号(
B1)〜(B5)の形で制御装置(4)に送ることによって、操作条件に適した
ワイパー(3)の最適掃拭パターンを決定し、それぞれ切り換え信号(7)によ
って、これらの操作条件を、出力モジュール(8)またはモーター(2)に送る
ようにした点にある。操作条件および環境要素に応じて修正を加え、掃拭角度を
増減する。
み合わせた形にせよ、本発明の根幹を成すものである。
一の切換信号では、ワイパーの反転個所間の掃拭パターンが、風防ガラスの表面
が湿っている方が、ワイパーと風防ガラス面との間の摩擦抵抗が小さいため、乾
いている時より、大きくなるという欠点がある。たとえば、風防ガラス面の湿度
が高い場合、ワイパーが自動車のAピラーにぶつからないようにするため、従来
技術の掃拭パターンでは、風防ガラスが湿っている場合、Aピラーに対してある
程度の安全マージンを取るように設計されている。そのため、風防ガラス面が渇
いている場合の反転個所間の掃拭パターンは、湿っている場合より、約5°〜6 ° 程度小さくなる。
Claims (16)
- 【請求項1】 方向反転自在の少なく1つのモータ−(2)、前記モー
ター(2)に連結されて、2つの反転個所(U1)(U2)間を往復動する少なく
とも1つのワイパー(3)、切換信号(7)によってモータ−(2)を切り換え
る制御装置(4)、および前記制御装置(4)に供給される操作信号を備え、前
記制御装置(4)が、前記操作信号により前記切換信号(7)を決定し、これに
より、ワイパー(2)の反転個所(U1)(U2)を決定するようにした、風防ガ
ラスワイパー装置(1)であって、風防ガラス面の湿度を、操作信号(B1)と
して制御装置(4)に送るようにしたことを特徴とする風防ガラスワイパー装置
(1)。 - 【請求項2】 雨センサ(13)によって、風防ガラスの湿度を決定す
るようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の風防ガラスワイパー装置(1
)。 - 【請求項3】 自動車の速度に応じた信号を、操作信号(B2)として
、前記制御装置(4)に送るようにしたことを特徴とする、請求項1または2に
記載の風防ガラスワイパー装置(1)。 - 【請求項4】 自動車の速度を、車速センサ(14)によって決定する
ようにしたことを特徴とする、請求項3に記載の風防ガラスワイパー装置(1)
。 - 【請求項5】 モータ−電流に応じた信号を、操作信号(B3)として
、前記制御装置(4)に送るようにしたことを特徴とする、請求項1〜4のいず
れかに記載の風防ガラスワイパー装置(1)。 - 【請求項6】 電流計(17)により、モ−タ−電流を決定するように
したことを特徴とする、請求項5に記載の風防ガラスワイパー装置(1)。 - 【請求項7】 モータ−(2)をオフに切り換えるか、または反転させ
た後のモータ−(2)のオーバーランに応じた信号を、操作信号(B4)として
、前記制御装置(4)に送るようにしたことを特徴とする、請求項1〜6のいず
れかに記載の風防ガラスワイパー装置(1)。 - 【請求項8】 カウンタ(18)によって、モータ−(2)のオーバー
ランを決定するようにしたことを特徴とする、請求項7に記載の風防ガラスワイ
パー装置(1)。 - 【請求項9】 前記ワイパー(3)の速度に応じた信号を、操作信号(
B5)として、前記制御装置(4)に送るようにしたことを特徴とする、請求項
1〜8のいずれかに記載の風防ガラスワイパー装置(1)。 - 【請求項10】 適切な測定信号または運動センサ(19)によって、前
記ワイパー(3)の速度を決定するようにしたことを特徴とする、請求項9に記
載の風防ガラスワイパー装置(1)。 - 【請求項11】 方向反転自在のモータ−(2)により駆動されて、2
つの反転個所(U1)(U2)間を往復動する少なくとも1つのワイパー(3)、
および切換信号(7)と送られてくる操作信号とによって、前記モータ−(2)
を切り換える制御装置(4)を備え、前記制御装置(4)が、前記切換信号(7
)を決定し、これによって、前記ワイパー(3)の反転個所(U1)(U2)を決
定するようにした風防ガラスワイパー装置(1)の操作方法であって、風防ガラ
スの湿度を、操作信号(B1)として、前記制御装置(4)に送ることを特徴と
する方法。 - 【請求項12】 自動車の速度に応じた信号を、操作信号(B2)として
、前記制御装置(4)に送ることを特徴とする、請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】 モータ−電流に応じた信号を、操作信号(B3)として
、前記制御装置(4)に送ることを特徴とする、請求項11または12に記載の
方法。 - 【請求項14】 前記モータ−(2)をオフに切り換えるか、または反転
させた後の前記モータ−(2)のオーバーランに応じた信号を、操作信号(B4
)として、前記制御装置に送ることを特徴とする、請求項12〜14のいずれか
に記載の方法。 - 【請求項15】 前記モータ−(2)をオフに切り換えるか、または反転
させた後の、ワイパーシャフトにおける前記モータ(2)のオーバーランに応じ
た信号を、操作信号(B4)として、前記制御装置(4)に送ることを特徴とす
る、請求項11〜14のいずれかに記載の方法。 - 【請求項16】 自動車を停止させた状態で、前記制御装置(4)の基本
設定を行うようことを特徴とする、請求項11〜15のいずれかに記載の方法。
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