JP2003523420A - 抗菌性ポリマー組成物 - Google Patents

抗菌性ポリマー組成物

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Abstract

(57)【要約】 ポリマーを水の存在に曝すことによって、ポリマーの抗菌活性が増進されることを特徴とする、アクロレインから誘導されるポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)などのポリマーの製造方法。該ポリマーは、40〜150℃に加熱することができる。さらに、該ポリマーは、ポリエチレングリコール、ポリオールおよび/またはアルカノールの存在下で製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、抗菌性ポリマー組成物に関する。さらに詳しくは、本発明抗菌性ポ
リマー組成物は、遊離、水和、ヘミアセタールまたはアセタール体のアルデヒド
基をもつポリアクロレインサブユニットを有し、生物静力学的および/または殺
生物的特性を有する化合物を包含する。本発明は、これらのポリマー化合物を含
む組成物ならびにこれらの組成物の生物静力学的および/または殺生物的使用に
関する。
【0002】 (背景技術) 反復ポリマーユニット:
【化1】 ;または水和、ヘミアセタールまたはアセタール体のこのユニット:
【化2】 [ここで、Rは、水素またはアルキルおよびnは1または2以上の整数である] を有するポリマー(以降、“主題ポリマー”と称する)の広域的な抗菌特性が、
先行文献(Melroseら、国際公開WO88/04671)に証明されている。該
文献に記載された主題ポリマーは、ポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)を
包含する。
【0003】 乾燥ポリマーを空気中で100℃、好ましくは80℃〜100℃に加熱するこ
とによって、ポリ(2−プロペナール)synポリアクロレインのアルデヒド基が部
分的に自動酸化されてカルボキシル基になる場合に、ポリ(2−プロペナール,
2−プロペン酸)が形成されることも先行文献(Melroseら、国際公開WO96/
38186)に示されている。さらに、得られるポリマーが、炭酸ナトリウム水
溶液などの希塩基水溶液に可溶であることが示された。 さらに早期の発表(Werleら、オーストラリア特許出願11686/95、失
効)は、75℃に加熱した後の、水性媒体ではなく、ポリオールにおける主題ポ
リマーの可溶性を主張した。該発表は、75℃加熱に続いて、水酸化ナトリウム
で短時間処理すると水溶性が生じ、結果として明らかに、抗菌活性が増進するこ
ともさらに主張した。 主題ポリマーを含む組成物の安定性を増加するために、MelroseおよびHuxham
(国際特許出願PCT/AU99/00578)は、陰イオン界面活性剤ととも
に組成物を製剤した。さらに、この先行文献は、塩基性組成物においては、酸性
組成物とは異なり、主題ポリマーは、さらに確固とした抗菌活性をもつが、安定
性は低いことを明らかにした。 アクロレインモノマーは、眼、肺、組織および皮膚に対して刺激性があるので
、主題ポリマーが、不安定(アクロレインを生じる)でないことが特に望ましい。
【0004】 本発明の1つの目的は、主題ポリマー、特にポリ(2−プロペナール,2−プ
ロペン酸)の新たな配置を生み出す、増強された抗菌活性をもつ組成物の製造方
法を提供することである。 本発明のさらに別の目的は、主題ポリマー、特にポリ(2−プロペナール,2
−プロペン酸)の新たな配置を生み出す、さらに優れて抗菌活性を保持する組成
物の製造方法を提供することである。 本発明のさらにまた別の目的は、主題ポリマー、特にポリ(2−プロペナール
,2−プロペン酸)の新たな配置を生み出す、遊離アクロレイン含量が少ない組
成物の製造方法を提供することである。 本発明のまた別の目的は、主題ポリマー、特にポリ(2−プロペナール,2−
プロペン酸)の新たな配置を生み出す、有効な消毒剤または防腐剤である組成物
の製造方法を提供することである。 本明細書を通じて、他に特記されない限り、“含む”は、定まったものまたは
群をなすものの包括を意味し、他のものまたは群をなすもののいずれをも排除す
るものではないと理解されたい。
【0005】 (発明の開示) 本発明は、ポリマーを水の存在に曝すことによって、ポリマーの抗菌活性が増
進されることを特徴とする、アクロレインから誘導されるポリ(2−プロペナー
ル,2−プロペン酸)などのポリマーの製造方法を提供する。 ポリマーを40〜150℃の範囲に加熱するのが好ましい。ポリマーを40〜
115℃の範囲に加熱するのがさらに好ましい。ポリマーを70〜90℃の範囲
に加熱するのがさらになお好ましい。 ポリマーを1〜1400時間加熱することによってポリマーの抗菌活性が増進
するのが好ましい。ポリマーを10〜60時間加熱するのがさらに好ましい。
【0006】 本発明の1つの態様においては、1種または2種以上のポリエチレングリコー
ル、ポリオールまたはアルカノールの存在下でポリマーを加熱することによって
安定性増加または抗菌活性増進の一方または両方が得られる。水は、これらのア
ルコール中に一定に存在する。ポリマーの製造中、ポリエチレングリコールが5
0〜99重量%で存在するのが好ましい。 本発明の他の態様においては、加熱前および/または加熱中に塩基またはアル
カリを加えることによってポリマーの抗菌活性を増進する。塩基またはアルカリ
がポリマーのpHを7〜9にするのが好ましい。pHが約8であるのがさらに好
ましい。水酸化ナトリウムを加えるのが好ましい。 本発明のさらに別の態様においては、遊離アクロレインモノマーの放出を阻止
することによってポリマーが組織または皮膚刺激源となりうる可能性を低くする
。ポリマーを大部分乾燥状態で、最初に80〜100℃に加熱するのが好ましい
。ポリマーを最初に約85℃に加熱するのが好ましい。
【0007】 本発明はさらに、前記の1つまたは2つ以上の方法によって製造された抗菌性
化合物または組成物を提供する。 本発明はまた、前記の1つまたは2つ以上の方法によって製造された保存力の
ある化合物または組成物を提供する。 本発明はさらにまた、全面的または部分的に前記の方法によって製造された消
毒剤または防腐剤を提供する。消毒剤または防腐剤のpHが、6以上であること
によって抗菌活性が増進されるのが好ましい。 本発明は、該組成物は抗菌活性の増進および/または安定性の増大が見られ、
および/または遊離アクロレインの含量が少なく、したがって、酸性または塩基
性条件下で、ポリマーおよび/または組成物の保存剤および/または消毒剤およ
び/または防腐剤の有効成分としての安定性を高める新たな配置のポリ(2−プ
ロペナール,2−プロペン酸)などの主題ポリマーおよびそれを含む組成物の製
造方法を提供する。
【0008】 (発明を実施するための最良の形態) その組成物の抗菌活性の損失によって証明されるように、ポリ(2−プロペナ
ール,2−プロペン酸)の或る程度の不安定性が先行文献に記録されているので
、次いで、我々の研究室において工業における日常業務手順を行い、高温(40
℃)における標準的“促進老化”によって、この不安定性を定量的に測定した。
しかし、非常に驚いたことに、ポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)に対す
る40℃における水性または水性ポリエチレングリコール溶液中での高温“老化
”は、抗菌活性を低下させず、実際、ポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)
の抗菌活性を増加した(実施例2(a)および(b)参照)。この発見は、温度の上
昇が、“促進老化”、すなわち抗菌活性の促進損失を引き起こすということを予
想する先行文献に全く反するものであり、予期しないものである。 今後、ポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)などの主題ポリマーの新たな
配置の形成によって増進された抗菌活性を提供する方法を“超活性化(super-ac
tivation)”と称し、該ポリマーを“超活性化ポリマー”と称する。 さらに驚いたことには、先行文献では、発明者らは、水性ポリエチレングリコ
ール溶液における超活性化が塩基性条件によって促進されることを発見している
(実施例2(c)参照)。また、超活性化は、熱および水分単独でも促進される(
実施例4参照)。
【0009】 さらに、事前の80〜85℃における主題ポリマーの無水加熱により、水性培
体に可溶であり、その後の超活性化に適したポリマーが得られることが発見され
ている(実施例1参照)。ポリエチレングリコールまたはポリオールまたはアル
カノールの存在が、おそらくアセタールの形成によって、カニッツァロ反応によ
るアルカリ分解からポリマーのカルボニル基を保護し、安定させるので、超活性
化が、ポリエチレングリコールまたはポリオールまたはアルカノールの存在によ
って促進される(実施例3参照)と我々は思う。 超活性化のさらなる利点は、それが、組織および皮膚刺激の原因となる汚染物
質アクロレインを少なくすることである(実施例6参照)。 超活性化が、失効したオーストラリア特許出願11686/95(以降“11
686/95”と称する)に記載されたようなポリマーの増加した親水性の結果
として、いずれかの水性テスト媒体において得られる、より多量のポリマーから
のみ得られる抗菌活性に対し、全く独特かつ特別なものであることを強調する。
本発明者らは、11686/95に記載された方法を正確に繰り返し、次いで、
続いて起こる部分可溶性ポリマーの超活性化が、さらなる実質的抗菌活性を明ら
かに生じさせることを見出した(実施例5参照)。ポリマーを80〜85℃で最
初に加熱することから始まる超活性化とは対照的に、超活性化でさえも、116
86/95からのポリマーを完全に可溶性にしなかったことに留意すべきである
【0010】 ポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)の溶液の超活性化を達成する最適時
間は、温度に逆比例する(実施例7参照)。室温での老化でさえも、特に、水酸
基溶媒および/または塩基の存在下に促進する場合、超活性化に用いることがで
きることが明らかであろう。しかし明らかに、これは長い時間が必要なので非実
用的である。 本発明者らは、本明細書に記載したように超活性化されたポリマーが、強化さ
れた抗菌活性という利点を有する、水分ベース製品またはプロセスにおける保存
剤ならびに消毒剤または防腐剤の有効成分として適していることを見出した(実
施例8参照)。さらに、本発明者らは、このような消毒剤または防腐剤の抗菌活
性が、それらのpHが増加する(たとえばpH6以上)ことによって増大するこ
とを見出した(再度実施例8参照)。 本発明を幾つかの実施例を参照して説明するが、それらの実施例は本発明の範
囲を限定するものではない。
【0011】殺菌性試験 1%重炭酸ナトリウム水溶液でサンプルを希釈して、必要な濃度にする(他に
特記しない限り、0.125%ポリマー)。希釈サンプル19.9gを滅菌ジャ
ーに入れ、10〜10個のPs.aeruginosa懸濁液0.1mlを植え付け、混
合する。特定の時間間隔で、植え付けたサンプル1mlをレセーンブロス9ml
に移し、渦巻き攪拌する。番号1を10個の希釈物にプレートアウトする。トリ
プトン大豆寒天とともに注ぐ。37℃にて3日間インキュベートする。
【0012】実施例1 有毒ガス排出装置付き実験容器内で、水(周囲温度で720ml、約20℃)
およびアクロレイン(60g、新たに蒸留したもの、ヒドロキノンを0.25%
w/wになるまで加える)を開口ビーカーに入れ、機械で非常に激しく攪拌した
。次いで、0.2Mの水性水酸化ナトリウム(21.4ml)を加えてpH10
.5〜11.0にした。溶液は直ちにヒドロキノンアニオンの色である黄色に変
わり、1分以内に色は消滅し、透明な溶液は乳白色になる。約1分後、白色結晶
性綿状ポリマーの沈澱が始まり、15〜30分以内に完了した。沈澱を濾過し、
水(250ml)で洗浄し、濾紙上で室温にて2日間乾燥し(収量25g)、次
いで、ガラスのペトリ皿に薄く広げ、40℃で8時間行った。この加熱を、次の
ような段取りで継続した:50℃/15時間;75℃/18時間;84℃/24
時間。 この方法は、アクロレインの段階的添加、閉鎖容器内、それに続いて、より急
速な乾燥といったようなスケールアップも考慮できる。 代表的には、主題ポリマー2gを1%w/w水性炭酸ナトリウム溶液(100
ml)に加えて15〜30分にわたって攪拌し、次いで、必要に応じて希釈する
ことよって、得られるポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)の溶液を調製し
た。このような溶液は、11686/95の実施例5(以降、比較例5という)
から誘導されたポリマーを代替的に用いて試みた溶解とは対照的に、完全に透明
であった。
【0013】実施例2 (a)5gのポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)を64gのポリエチレン
グリコール(PEG)200に溶解し、31gの炭酸ナトリウム0.71%溶液
と合わせた。溶液(pH約5.8)の一部を室温で保持し、残りを60℃にて1
2または25日間加熱した。1%重炭酸ナトリウム溶液でサンプルを希釈し、0
.125%w/wのポリマー濃度にて殺菌性試験を行った。驚いたことに、表1
から明らかなように、“促進老化”を受けたサンプルにおいて抗菌活性が向上し
た。
【表1】 *)コロニー形成ユニット/ml
【0014】 (b)1gのポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)を200mlの0.1%
NaCOに溶解し、一夜静置する。ラウリル硫酸ナトリウムを0.05%の
濃度で加え、HClで溶液をpH5.9にした。小分けしたものを室温および6
0℃で貯蔵した。希釈剤として1%NaHCOを用い、0.125%ポリマー
溶液にて抗菌性試験を行った。表2から明らかなように、“老化”サンプルは、
その能力において驚くべき向上を示した。
【表2】 *)コロニー形成ユニット/ml
【0015】 (c)PEG200の代わりにPEG1000を用いる以外は実施例(2a)と同
様にして、超活性化ポリマーの5%溶液を調製した。この溶液の一部を濃NaO
Hで処理してpH8.1にした。サンプルを60℃で加熱し、抗菌性試験を行っ
た。表3から明らかなように、塩基性条件に曝したサンプルは、予想外の優れた
抗菌能力を発揮した。
【表3】 *)コロニー形成ユニット/ml
【0016】実施例3 (a)PEG200のパーセンテージを変える以外は実施例2(a)と同様にして
、一連の超活性化度のポリマーの5%溶液(見かけのpH5.8)を調製した。
サンプルを60℃で加熱し、安定性を時間に関して監視した。沈澱またはゲル化
が発生しないように、物理的安定性を考慮した。1%炭酸ナトリウム溶液中のポ
リマー濃度0.01%においてUV測定を行った。268nm:230nmにお
ける吸光度比の減少は、化学的安定性の減少を意味するとみなす。結果を表4に
示す。
【表4】 物理的およびUVスペクトルの結果は、安定性におけるPEGのプラス効果を
証明する;PEG濃度が高くなるにつれて物理的および化学的安定性も大きくな
る。
【0017】 (b)4gのポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)を196gの1%重炭酸
ナトリウムに溶解し、希HClでpH7(A)およびpH5.5(B)も調節す
ることによって、次に述べる溶液AおよびBを調製した。溶液Cは、50gのポ
リ(2−プロペナール,2−プロペン酸)を65〜70℃にてPEG200(64
0g)に溶解することによって調製した。次いで、水(306g)中の炭酸ナト
リウム4gの溶液を加えると、見かけのpHは7になり、31日間の処理機関の
最後には5.5になる すべてのサンプルを40℃で貯蔵した。種々の時間間隔において、0.125
%のポリマーを含むサンプルで抗菌性試験を行った。結果を表5に示す。
【表5】
【0018】実施例4 1gのポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)を乾燥または湿気のある密閉
実験容器のいずれかにて60℃で3日間加熱した。乾燥ポリマーおよび加湿ポリ
マーの溶液をそれぞれ0.125%w/vに調製し(湿分含量を補正する)、殺
菌性試験を行った。
【表6】 *)コロニー形成ユニット/ml ポリマーは、IR1700〜1730cm−1の間にカルボニルおよび/また
はカルボキシルの吸光、カルボニル基(シッフ試薬などによる)を示し、Mw=
約10000、Mn=約5000である;滴定によりカルボキシル基が約5モル
%であることがわかる。これらのパラメーターは、ポリ(2−プロペナール,2
−プロペン酸)のものと似ている(同じではない)。
【0019】実施例5 二重反復実験において、11686/95の実施例5と全く同様にして、ポリ
マーのサンプルを調製し、次いで、エタンジオールに溶解した。この材料の半分
をさらに80℃で24時間加熱した(この後、水性媒体への可溶性不完全には残
らなかった)。標準的抗菌性試験を用いて、抗菌活性についてサンプルを比較し
た。表7に示すように、加熱処理(すなわち、超活性化した)サンプルは、両方
とも明らかな抗菌活性の増大を示した。
【表7】 *)コロニー形成ユニット/ml
【0020】実施例6 50gのポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)を65〜70℃にてPEG
200(640g)に溶解した。次いで、水(306g)中の炭酸ナトリウム(
4g)の水溶液を加えた。サンプルを分割し、それぞれ室温で保持するかまたは
80℃で24時間加熱した。逆相HPLCによって、溶液のアクロレイン含量を
時間に関して測定し、表8に結果を示す。
【表8】
【0021】実施例7 実施例6と同様にしてポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)の溶液を調製
し、時間を変化させながら40、60、80、100および115℃で処理した
。サンプルを標準的抗菌性試験に付して、殺菌率の増加を確認し、結果を表9に
示す。
【表9】 超活性化に必要な時間量は、温度に反比例するように見える。超活性化プロセ
スから誘導されたポリマーのすべての溶液は、すべての割合において、水性溶媒
との混和性が完全であった。
【0022】実施例8 (a)540gのポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)を、65℃にて23
04gのPEG200に溶解した後、水(712g)中の43.2gの炭酸ナト
リウムと混合した。次いで、溶液を100℃で4時間加熱し、36gのラウリル
硫酸ナトリウム、7gのECOTERIC T20(非イオン性界面活性剤)およ
び2gのレモン芳香剤を加えた。硬水で配合物(pH6)を1:30に希釈し、
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)(院内感染に関して特に重要なグラム
陽性菌)および豚コレラ菌(Salmonella choleraesuis)(食品製造場における感染
に関して特に重要なグラム陰性菌)で、それぞれ農芸化学者協会公式分析法(19
95)991.47、991.48(ハード・サーフィス・キャリヤー試験法)を
用いて攻撃した。結果を表10に示す。
【表10】 抗菌試験による観察の結果、この配合物のpHをより高い値に調節すると、抗
菌活性が増大する。結果を表11(a)および11(b)に示す。
【表11(a)】
【表11(b)】
【0023】 (b)1200gのポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)を、60℃にて7
680gのPEG200に溶解し、次いで、水(3024g)中の96gの炭酸
ナトリウムを加えた。溶液を100℃で6時間加熱した。 配合物を誘導ドラフト冷却塔の鉢に入れ、3回/週、濃度300ppm(30
ppmポリマー)へ加えた。作業を再開する前に8〜12時間の接触時間を置く
ために、投与は夕方に行った;残留濃度は、作業3〜6時間毎に半減すると予想
された。再循環水は、平均して、温度27℃、pH8.5、伝導率3000μS
。微生物総数を測定し、毎日生物分散剤を投与した隣接した同一の塔と比較した
。結果を表12に示す。
【表12】 *)コロニー形成ユニット/mL データから、処置プログラムが、AS/NZ規格3666.3(Int):1998
のガイドライン内および生物分散剤(非常に暑い夏の試験期間という厳しい条件
の間は、著しく不適当であることがわかった)を含む隣接塔の値より下に微生物
総数を維持したことが示される。 当業者が容易に思い至る部分修正および変更は、本発明の範囲内に含まれると
みなされる。
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月30日(2003.1.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】 (発明の開示) 本発明は、水ならびにポリオール、ポリエチレングリコールおよびアルカノー ルからなるグループから選ばれるアルコールなどの水酸基含有溶媒を含む混合物 中のカルボキシル基を含む酸化アクロレインポリマーの溶液を準備し;次いで、 該アクロレインポリマーの抗菌活性を改善するのに十分な時間、40〜150 ℃の範囲の温度で該溶液を加熱すること; を特徴とする、アクロレインモノマーから誘導したポリマーを空気中で酸化して 形成したカルボキシル基を含む酸化アクロレインポリマーの抗菌活性を改善する 方法を提供する。 溶液を40〜150℃の範囲に加熱するのが好ましい。溶液を40〜115℃
の範囲に加熱するのがさらに好ましい。溶液を70〜90℃の範囲に加熱するの
がさらになお好ましい。 溶液を1〜1400時間加熱することによってポリマーの抗菌活性が増進する
のが好ましい。溶液を10〜60時間加熱するのがさらに好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】実施例1 本実施例は、空気中で固体アクロレインポリマーを酸化することによるポリ(
2−プロペナール,2−プロペン酸)の製造方法を記載する。このポリ(2−プロ ペナール,2−プロペン酸)の製造は、本発明方法で用いる出発物質を製造する
好ましい方法である。 有毒ガス排出装置付き実験容器内で、水(周囲温度で72
0ml、約20℃)およびアクロレイン(60g、新たに蒸留したもの、ヒドロ
キノンを0.25%w/wになるまで加える)を開口ビーカーに入れ、機械で非
常に激しく攪拌した。次いで、0.2Mの水性水酸化ナトリウム(21.4ml
)を加えてpH10.5〜11.0にした。溶液は直ちにヒドロキノンアニオン
の色である黄色に変わり、1分以内に色は消滅し、透明な溶液は乳白色になる。
約1分後、白色結晶性綿状ポリマーの沈澱が始まり、15〜30分以内に完了し
た。沈澱を濾過し、水(250ml)で洗浄し、濾紙上で室温にて2日間乾燥し
(収量25g)、次いで、ガラスのペトリ皿に薄く広げ、40℃で8時間行った
。この加熱を、次のような段取りで継続した:50℃/15時間;75℃/18
時間;84℃/24時間。 この方法は、アクロレインの段階的添加、閉鎖容器内、それに続いて、より急
速な乾燥といったようなスケールアップも考慮できる。 代表的には、主題ポリマー2gを1%w/w水性炭酸ナトリウム溶液(100
ml)に加えて15〜30分にわたって攪拌し、次いで、必要に応じて希釈する
ことよって、得られるポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)の溶液を調製し
た。このような溶液は、11686/95の実施例5(以降、比較例5という)
から誘導されたポリマーを代替的に用いて試みた溶解とは対照的に、完全に透明
であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジェリー・ダリー オーストラリア6076ウェスタン・オースト ラリア州グースベリー・ヒル、アボイン・ ロード16番 (72)発明者 アンドリュー・ジェイムズ・ハクサム オーストラリア6061ウェスタン・オースト ラリア州バルガ、ステッダム・ウェイ30番 Fターム(参考) 4H011 AA02 BB19 DE04 DE14 DH04 DH15 4J100 AF06P AJ02R BA16H CA01 CA04 CA31 DA71 HA01 HA61 HB07 HB39 HE00 HE13 JA51 JA60

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマーを水の存在に曝すことによって、ポリマーの抗菌活
    性が増進されることを特徴とする、アクロレインから誘導されるポリ(2−プロ
    ペナール,2−プロペン酸)などのポリマーの製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリマーを40〜150℃の範囲に加熱する請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 ポリマーを40〜115℃の範囲に加熱する請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 ポリマーを70〜90℃の範囲に加熱する請求項1記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 ポリマーを1〜1400時間加熱することによってポリマー
    の抗菌活性が増進される請求項1〜4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 ポリマーを10〜60時間加熱する請求項1〜5のいずれか
    1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 1種または2種以上のポリエチレングリコール、ポリオール
    またはアルカノールの存在下で(ここで、さらに水が存在する)ポリマーを加熱
    することによって安定性増加または抗菌活性増進の一方または両方が得られる請
    求項1〜6のいずれか1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 ポリマーの製造中、ポリエチレングリコールが50〜99重
    量%で存在する請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 ポリマーの製造中、ポリエチレングリコールが64〜95重
    量%で存在する請求項7または8記載の方法。
  10. 【請求項10】 加熱前および/または加熱中に塩基またはアルカリを加え
    ることによってポリマーの抗菌活性を増進する請求項1〜9のいずれか1つに記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 塩基またはアルカリの添加がポリマーのpHを7〜9にす
    る請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 pHが約8である請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 加える塩基が水酸化ナトリウムである請求項10、11ま
    たは12記載の方法。
  14. 【請求項14】 遊離アクロレインモノマーの放出を阻止することによって
    ポリマーが組織または皮膚刺激源となりうる可能性を低くする請求項1〜13の
    いずれか1つに記載の方法。
  15. 【請求項15】 ポリマーを大部分乾燥状態で、最初に80〜100℃に加
    熱する請求項1〜14のいずれか1つに記載の方法。
  16. 【請求項16】 ポリマーを最初に約85℃に加熱する請求項15記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれか1つに記載の方法によって製造
    された抗菌性化合物または組成物。
  18. 【請求項18】 全面的または部分的に請求項1〜16のいずれか1つに記
    載の方法によって製造された保存力のある化合物または組成物。
  19. 【請求項19】 全面的または部分的に請求項1〜16のいずれか1つに記
    載の方法によって製造された消毒力または防腐力のある化合物または組成物。
  20. 【請求項20】 pHが、6以上であることによって抗菌活性が増進される
    請求項18記載の消毒力または防腐力のある化合物または組成物。
  21. 【請求項21】 実質的に後記実施例1〜8のいずれか1つまたは2つ以上
    に記載の、ポリ(2−プロペナール,2−プロペン酸)などのアクロレインから誘
    導されたポリマーの製造方法。
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