JP2003521981A - 歯ブラシの分離可能部材を組み立てるための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は歯ブラシに関し、ネック（１）が、端部にスナップ式取り付けツメ（２）を有する中心化ピンに設けられ、このスナップ式取り付けツメ（２）は、ハンドル（３）の窪み部（４）に固定される。ハンドルは、押し込み要素を収容するために、その全長にわたって円筒状の開口部を有しており、押し込み要素のシャンク（１０）は、スナップ式取り付けツメ及びハンドルを解放するための解放ウエッジ（１４）が設けられている。発明は、いくつかの分離可能部材によって形成された歯ブラシに適用することができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、複数の分離可能部材で作られた歯ブラシに関し、特に、簡単、適確
な操作によってヘッド部とスリーブとが分離可能とされるような、そして、歯ブ
ラシの美観面及び人間工学に個別的に調和しているような、これらの部材を組み
立てるための装置に関する。

【０００２】 ハンドルに歯ブラシのヘッドをスナップ式に取り付けるための装置は広範囲に
及ぶが、これらは、ブラシの部材を分離するためにユーザーに対して精巧な操作
を要求することがある。一方で、それらは、ブラッシングの間に組み立て体が結
合した状態を維持することを保証しておらず、親指および人差し指に影響を及ぼ
すような範囲に固定装置が配置され、或いは、歯ブラシの構成要素が使用時に十
分には保持されない。

【０００３】 出願人は、歯ブラシ、装置のような対象の分離可能部材を組み立てるための装
置を実現することによって、これらの課題を解決することに取り組んだ。この歯
ブラシ、装置は、これらの部材による確実、頑丈な組み立て体を保証し、また、
全体を分離するためには、過度の努力は必要とせず非常に簡単な操作のみを必要
とする。その装置は、特に子供用歯ブラシに対して適用することができる。

【０００４】 従って、本発明の主な対象は、ヘッド、ネック、及びハンドルを備えた歯ブラ
シの分離可能な構成要素を組み立てるための装置である。ブラシのネックは、ハ
ンドルの窪み部に固定されるスナップ式適合ツメを末端に有する中心合わせピン
を備えている。前記ハンドルは、その全長に渡って、ハンドルから突出するプッ
シャーを収容するのに役立つ円筒状の開口を有し、スナップ式取り付けツメをハ
ンドルから分離するための開放ウエッジを有している。

【０００５】 発明の他の特有の特徴によれば、スナップ式取り付けツメの端部は、窪み部の
軸に向かって収束するように設けられた面取り部を有し、前記ツメは窪み部の肩
部上に固定される。

【０００６】 好ましくは、スナップ式取り付けツメの面取り部の近傍において、中心溝を包
む開放ウエッジが、プッシャーのシャンクの端部に設けられている。

【０００７】 本発明の更なる特徴及び利点は、図面を参照として添付している非制限的で模
範的な以下の実施の形態の説明から明らかになるであろう。

【０００８】 図１乃至３は、歯ブラシのヘッド、ハンドル、及びプッシャーのそれぞれにつ
いての、通常の正面図である。図４は、組み立て装置を示す、拡大した中心部分
の縦方向の断面図である。図５は、前述したものに対して垂直な平面における、
拡大した中心部分の縦方向の断面図である。図６及び７は、図４のラインVI-VI
及びラインVII-VIIの各々に沿った断面図である。

【０００９】 図１は、独立の部材を構成する歯ブラシのヘッド１を示す。ネックを形成する
ヘッドの一端は、中心合わせピン５の端部にスナップ式取り付けツメが設けられ
ており、このツメは、図２に示されているようなハンドル３に取り付けられるよ
うに設けられている。円筒状の断面を有するハンドルは、この目的のために、ヘ
ッドのピン５を受け入れることが可能な端部窪み部４が設けられている。更に、
ハンドルは、その全長に渡って円筒状開口部６を有し、窪み部４とは反対側の端
部は、より大きな径を有する空洞部７を末端に有している。ハンドルの開口部及
び空洞部は、ハンドルから突出する図３に示されているようなプッシャー８を収
容するのに役立つ。プッシャーは、シャンク１０の端部におけるボタン９を必須
の構成要素としており、プッシャーの端部には回転防止止め具１１が設けられて
いる。図４〜図７は、ヘッド１とハンドル３との間の中心スナップ適合範囲を図
示している。ツメ２がハンドルの窪み部４に設けられた肩部１２上に固定される
ことが分かるであろう。更に、ツメ２の端部は、窪み部の軸に向かって収束する
ように設けられた面取り部１３を有している。更に、回転防止ガイド１７が、ヘ
ッド１の両サイド上に設けられており、ハンドルに設けられた溝部１８と協働す
るようになっている。

【００１０】 プッシャー８のシャンク１０の端部は、複数の開放ウェッジ１４が設けられる
とともに、複数の弾性舌状部１５が設けられている。これにより、中心溝を１９
を囲むとともに、プッシャーがハンドルに保持されることが保証される。最後に
、ハンドル３の外部は、ブラシの美的外観に寄与するエラストマースリーブによ
って囲まれる。

【００１１】 図４及び図５に示されているような位置において、肩部１２に保持されている
ツメ２は、歯ブラシのハンドル３とヘッド１とを共に堅固にスナップ式に固定し
て保持している。使用者がこれらの二つの部品を分離したい場合には、彼若しく
は彼女は、空洞部７から突出しているプッシャー８のボタン９に圧力を加える シャンク１０及び開放ウェッジ１４に作用する推力は、開放ウエッジ１４がツメ
２の面取り部１３の上にずり上がるようにさせて、ツメの羽状部を内部へ弓状に
曲げて、肩部１２からツメを解放するようになっている。このように、ハンドル
からヘッドを引き離すことは容易である。

【００１２】 好適に彩色されたエラストマーリング１６は、美的外観に役立ち、組み立てら
れた全体の堅固さを保証し、歯磨剤や唾液が混合した水分の浸透に対するバリヤ
が形成されている。

【図面の簡単な説明】

【図１】 歯ブラシのヘッドの通常の正面図である。

【図２】 歯ブラシのハンドルの通常の正面図である。

【図３】 歯ブラシのプッシャーの通常の正面図である。

【図４】 組み立て装置を示す、拡大した中心部分の縦方向の断面図である。

【図５】 前述したものに対して垂直な平面における、拡大した中心部分の縦方向の断面
図である。

【図６】 図４のラインVI-VIに沿った断面図である。

【図７】 図４のラインVII-VIIに沿った断面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ， ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，Ｊ Ｐ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ヘッドと、ネックと、ハンドルと、を備えた歯ブラシの分離可能部材を組み立
   てるための装置において、 ブラシのネックは、ハンドル（３）の窪み部（４）に対して取り付けられるス
   ナップ式取り付けツメ（２）を末端に有する中心合わせピン（５）を備え、 前記ハンドルは、その略全長にわたって円筒状開口部（６）を有し、この円筒
   状開口部（６）は、ハンドルから突出したプッシャー（８）を収容するのに役立
   つとともにハンドルからスナップ式取り付けツメを分離するための開放ウエッジ
   （１４）を有することを特徴とする歯ブラシの分離可能部材を組み立てるための
   装置。
2. 【請求項２】 スナップ式取り付けツメの末端は、窪み部（４）の軸に向かって収束するよう
   に設けられた面取り部（１３）を有し、 前記ツメは、窪み部の肩部（１２）上に取り付けられることを特徴とする請求
   項１に記載の組み立て装置。
3. 【請求項３】 プッシャー（８）は、シャンク（１０）の端部に設けられたボタン（９）を有
   し、プッシャーの端部には回転防止止め具（１１）が設けられていることを特徴
   とする請求項１に記載の組み立て装置。
4. 【請求項４】 中心溝（１９）を囲む開放ウエッジ（１４）は、スナップ式取り付けツメ（２
   ）の面取り部（１３）の近傍において、プッシャー（８）のシャンク（１０）の
   端部に設けられていることを特徴とする請求項１または２のいずれかに記載の組
   み立て装置。