JP2003521980A - 自己嵌合性で開閉自在のメカニカルファスナおよび結合ストラップ - Google Patents

自己嵌合性で開閉自在のメカニカルファスナおよび結合ストラップ

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JP2003521980A
JP2003521980A JP2001557424A JP2001557424A JP2003521980A JP 2003521980 A JP2003521980 A JP 2003521980A JP 2001557424 A JP2001557424 A JP 2001557424A JP 2001557424 A JP2001557424 A JP 2001557424A JP 2003521980 A JP2003521980 A JP 2003521980A
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strap
rib
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ブライアン・イー・スピーワク
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Abstract

(57)【要約】 ベースシート(11)と、このベースシートから突出する多数の平行で狭い間隔の弾性変形可能なリブ(12)とを具備する新しい自己嵌合性メカニカルファスナ(10)が開示されている。リブは、ベースシートに取り付けられると共にベースシートから略垂直のステム部分(14)と、ステム部分の各側面に取り付けられると共にベースシートから離間した少なくとも1つのフランジ(15、16)とを備える。フランジの少なくとも外側部分は、ベースシートに向かって突出することが望ましい。リブによって形成される断面プロフィールは、リブの長さにわたって略均一であるが、リブに対し横断方向においては、完全集団の等間隔の同一の非分割の対称リブによって形成されるプロフィールからの規則的繰返しの偏差を有する。個々のリブは、隣接リブのステム部分の間に収容され得るが、隣接リブの向かい合うフランジ間のギャップよりも大きな幅を有し、これによって、ファスナのリブ付き表面は、同一のリブ付き表面と相互係合かつ接続することができる。ファスナは種々の形態をとることができるが、細長いストラップ形態のファスナが結合ストラップとしての使用に特に有利である。少なくとも1つの物品を結合するための方法が同様に開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、a)ベースシートから突出して、同一のファスナの構造要素と相互
係合し、これによってファスナを共に接続する構造要素を有し、ならびにファス
ナが装着された物品を共に接続する自己嵌合性で開閉自在のメカニカルファスナ
、b)結合ストラップ、および自己嵌合性の開閉自在な締結構造体を組み込む結
合方法に関する。
【0002】 フックアンドループファスナ(例えば、米国特許第2,717,437号およ
び第3,009,235号に教示されている)は日々の用途において一般的であ
るが、次のようななお相当の不都合を有する。 フックは素肌に対しざらつくことがあり、 フックは、目標基材として意図されない織物または他の材料をむしり取ること
があり、 フックは、特に洗濯サイクルの間に糸くずを集めることがあり、 フックアンドループ複合体は比較的厚いラミネートであり、また例えば衣料用
途で目立ってしまうことがあり、 特に頑丈な構造のループ材料は比較的費用がかかることがあり、 フックアンドループファスナの開放または取外しは、それらの基材からのルー
プの分離を生じ、その結果微粒子の破片を発生することがあり、 またフックアンドループファスナ内の微粒子破片の存在の可能性は、クリーン
ルーム環境および破片が破壊的となる他の領域におけるそれらの使用を妨げる。
【0003】 ヘッド付き相互係合要素が突出する成形および押出物品を含む多種多様の異な
るファスナが、フックアンドループファスナの代替物または代用品として示唆さ
れてきた。例えば、米国特許第3,266,113号、第4,290,174号
、第4,894,060号および第5,119,531に記載されているファス
ナを参照されたい。これらのファスナの多くは自己噛合であり、すなわち、締結
は、同一の形状のファスナユニットを相互係合することによって達成される。
【0004】 従来技術に教示されている多くの代替ファスナにもかかわらず、既存のおよび
新しい用途の性能向上にファスナを適合させる新しく組み合せた特性を有するフ
ァスナの改良の必要性がなお存在する。また、ファスナ性能の改良は、特に、使
い捨て可能な衣服または他の物品における使用のような特定の用途のために、フ
ァスナの製造コストを非常に低くする構造とプロセスによって達成しなければな
らないことが多い。
【0005】 新しいファスナを提供する努力は、ケーブルタイのような一般の束ね製品に取
って代わり得る新しい開閉自在なファスナ製品を提供する努力を含む。このよう
な従来技術の努力のある例は、米国特許第1,164,697号、第3,586
,220号、第4,169,303号、第4,215,687号、第4,684
,559号、第4,706,914号、第4,963,410および第5,17
7,986号に説明されている。しかし、提案されている製品の大部分は、フッ
クアンドループファスナまたは雌雄のファスナ対のようなかさばりかつ本質的に
2部分の締結構造体を含み、多くの用途にとってあまりにも高価であり、また他
の大きな不都合を有する傾向がある。提案されている他の製品は、剥離強度にお
いて、あるいは束ね使用にとって望ましい他の特性において不十分である。
【0006】 本発明は、ベースシートと、ベースシートの主面から突出する多数の平行で狭
い間隔の弾性変形可能なリブを具備する新しい自己嵌合性ファスナを提供する。
リブは、ベースシートに取り付けられまたベースシートから略垂直のステム部分
と、ベースシート上方に離間した点のステム部分の各側面に取り付けられた少な
くとも1つのフランジとを備える。少なくともフランジの外側部分は、ベースシ
ートに向かって下方方向に突出することが望ましい。リブによって形成されるフ
ァスナの断面プロフィールは、リブの長さにわたって略均一であるが、前記プロ
フィールは、リブに対し横断方向においては、完全集団の等間隔の同一の非分割
の対称リブによって形成されるプロフィールからの繰返しの偏差を有する。リブ
の幅と間隔は、ファスナのリブ付き表面が同一のリブ付き表面に対して押圧され
るときに、一方の表面のリブが他方の表面のリブの間に収容されるように選択さ
れ、また2つの表面のリブは変形することができ、それらのフランジは互いに通
り過ぎて動いて、相互係合しまた表面を共に保持する。
【0007】 上述のファスナは、以下の詳細な説明に説明するように、いくつかの重要な利
点を有する。これらのファスナには、所望のレベルの圧力または力による好都合
な係合、剥離力に対する抵抗性、特に低い係合力と組み合わせられて広範囲の利
用性を提供する脱離に対する抵抗性、ファスナが互いに係合されるときの有利な
自己整列、使用の繰返しにファスナを適合させる高い耐久性、低い製造コスト、
および自己嵌合性ファスナの場合に1つのみの製品のストックで済むことを前提
とした低い在庫費用が含まれる。
【0008】 本発明のファスナは、結合ストラップとして、すなわち、物品または物品群を
結合するための細長いストラップ形態のファスナ使用するために特に有利である
。本発明の結合方法は、上述のような第1の細長いストラップ部分により少なく
とも1つの物品を少なくとも部分的に囲むステップと、例えば、物品の周囲に配
設された第2のストラップ部分を含む種々の形態を取り得る第1の締結表面と、
別の構造部材上に保持された第2の締結表面とを相互接続するステップとを一般
的に含む。
【0009】 本発明のある方法は、別の構造部材が、第1のストラップ部分に一体接続され
た第2のストラップ部分であり、また第2の締結表面が第1の締結表面と典型的
に同一(すなわち、自己噛合)である場合、単一の結合ストラップを使用する。
第1および第2の締結表面は単一のストラップの同一の主側面に配設し得るか、
あるいはそれらはストラップの反対側に配設し得る。ある方法は、両面の結合ス
トラップ、すなわちストラップの各側面に締結表面を有する結合ストラップを使
用する。開口部をストラップ内に設けることが可能であり、この開口部を通して
ストラップの一方または両方の端部を挿入して、結合動作を完成し得る。ストラ
ップは、1つ以上の物品に結合作用を付与するために、1つ以上の物品の周囲に
ストラップが包まれるように適合させる長さと幅を有する。結合ストラップは、
このような結合作用の間に、しばしば張力状態にある。
【0010】 本発明の方法において使用される別の構造部材が、パネル、または結合ストラ
ップとは別個の他の部材である場合、パネルは開口部を有することが可能であり
、また第2の締結表面は開口部に隣接したパネル上に保持される。結合は、開口
部を通して第1の細長いストラップ部分の端部を挿入して、第1および第2の締
結表を相互接続することによって達成することができる。
【0011】 図1に示したように、本発明の代表的なファスナ10は、ベースシート11と
、ベースシートに取り付けられて、そこから上方に突出する多数のリブ12とを
具備する。リブ12は互いに平行であり、横断方向の距離13だけ等しく離間さ
れる。各リブは、ステム部分14、およびステム部分の各側面に取り付けられた
フランジ15と16を備える。両方のフランジ15と16はベースシート11か
ら離間されるが、右フランジ16はステム部分14の上部に取り付けられ、一方
、左フランジ15は、より低い高さでステム部分に取り付けられる(「右」、「
左」および「上部」は図1の位置を指し、「上部」はまたベースシートから最も
遠い表面として考え得る)。両方のフランジ15と16は、ステム部分14上の
フランジの取付け点からベースシート11に向かってある角度で延在し、この結
果、フランジの外側または横方向縁部において、フランジは、フランジとステム
部分との取付け点に対するよりもベースシートにより近い。
【0012】 フランジ15および16とステム部分14との取付けの高さに関するフランジ
15および16の差によって、中央垂直面21を中心にしてリブ12は非対称に
なる。このような非対称は、図2と図3に概略的に示した本発明のファスナの自
己噛合による相互係合に役立つことが確認されている。図2aと図2bに最初に
示したように、本発明の例示したファスナ10は、自己噛合による相互係合中に
、2つの配向のいずれかを有することが可能であり、すなわち、1つの配向は同
一の方向に面する同一の高さでフランジが取り付けられる「同一方向」の配向(
図2a)であり、もう1つの配向は反対方向に面する同一の高さでフランジが取
り付けられる「反対方向」の配向(図2b)である。
【0013】 図3は、同一方向の配向に配列された2つのファスナ10の係合中に、個別の
リブが受ける移動を概略的に示している。図3aは、係合の前の2つのファスナ
またはファスナ対を示しており(一方のファスナのリブの頭部が他方のファスナ
のリブの間のギャップ内に移動するためファスナが随伴されるので、ファスナは
、有利に、図3aに示した位置に自動整列する傾向を有する)、図3bは早期の
係合中のファスナを示しており、図3cは完全な係合直前のファスナを示してお
り、また図3dは、完全係合の弛緩段階のファスナを示している。図示したよう
に、リブのステム部分はそれらの初期の略垂直の位置から曲がるので、ファスナ
10のリブ12は相互係合中に一時的に変形する。この曲げはリブの非対称の形
状によって支援される。例えば、図3bの上方ファスナの右リブのフランジ15
が下方ファスナの右リブのフランジ16に係合するにつれ、下方リブの上部は左
(「右」および「左」は、図面に見られる位置を指す)に移動し、また下方リブ
の上部の左方向移動は、フランジ16と同一の高さで下方リブのステムの左側に
取り付けられた任意の構造によって妨害されずに行われる。
【0014】 上述の妨害する構造がないことは、対称リブに、例えば、ステム部分の各側面
に同一の高さでステム部分に取り付けられた同一のフランジを有するリブに存在
するであろう状態とは対照的である。非対称のフランジ高さによって、完全集団
の同一の対称リブに生じるであろうプロフィールからの繰返しの偏差をもたらし
、またファスナの相互係合を達成するために必要な力を低減する。
【0015】 隣接リブのステムの間の空間13は、リブの幅17(フランジ15と16の反
対側の外側または横方向縁部の間に延在するベースシートに対し平行な横断方向
の距離)を収容する。本発明の典型的なファスナのフランジは、たとえあったと
しても係合中に変形をほとんど受けず、またその場合ステムの間の空間13は一
般的にリブの幅17以上である。しかし、リブの間のギャップ、すなわち図1の
ファスナ10の対面するフランジの間の空間20(ベースシートに対し平行な横
断方向の距離)は、ステム部分の幅または厚さを収容するが、リブの幅17より
も小さい。ベースシートに向かうフランジのある曲げは、噛合ファスナの2つの
リブの間に相互係合されるリブの収容を支援し得るが、このような曲げは一般的
に必要とされない。フランジが曲がるならば、間隔13は幅17よりも小さくて
もよいが、それは好ましくない。
【0016】 リブ12は、それらの長さ18にわたって連続していることが多いが、押出し
後に切断し、次にベースシートを選択的に延伸して、中断されるリブの隣接端部
(例えば図1の点線19で示されている)の間に空間を形成することによって、
リブを中断できる。このような中断は、リブの長さに対し横断方向の軸線を中心
とするファスナの可撓性を促進することができる。さらに、例えばホットホイー
ルによって押出しされたウェブを押圧して用意される中断部は、中断領域(ホッ
トホイールの圧力下で流れたリブ材料によって厚くされる)のベースシートをよ
り厚くすることができ、またより厚いこれらの領域は、ファスナを織物または他
の基材に縫着するために望ましい場合がある。また、このような厚くした領域は
、以下にさらに説明するように、噛合ファスナの間の相対摺動移動に障害を設け
るために有用であり得る。
【0017】 当然、リブは長さを有し、すなわちリブの長さはリブ(または、より正確には
リブのステム)の幅よりも長い。しばしば、リブの長さはステム部分の幅よりも
少なくとも10倍長く、より典型的には、リブの長さは少なくともステム部分の
幅よりも50または100倍長い(テープの長さに対し横断方向のリブを有する
テープ形状の本発明のあるファスナでは、中断のない一様なリブの長さは、テー
プ幅によって例えばステム幅の50または100倍未満に制限される)。しかし
、リブの長さがそれらのステム部分の幅の少なくとも3〜5倍であるならば、一
般的にリブは望むように機能する(例えば、リブの間に長手方向の間隔がある場
合にも、リブの長手方向よりもむしろリブの幅方向により容易に曲がる)。たと
えあったとしてもリブの間の長手方向の間隔がほとんどない場合、より小さな間
隔でリブ内に切断が生じることが可能であり、この場合、切断部は結合して、各
切断部が個別のリブとして機能するよりもむしろ1つのリブを構成し得る。
【0018】 リブの長さおよびそれらの間の長手方向の任意の間隔は、リブが噛合ファスナ
のリブと相互係合してファスナを共に保持することを保証するように選択される
。リブの間の長手方向の間隔の平均はリブの平均長さの半分を超えることはめっ
たになく、より典型的にはリブの平均長さの1/10未満である。リブの中断は
、その長さにわたってファスナのリブプロフィールを変化させるとは考えられな
い。
【0019】 図4は、本発明の異なるファスナ23を概略的に示しており、また複製または
同一のファスナとの相互係合が行われる、すなわちファスナ対の部分としてのフ
ァスナを示している。ファスナ23は、異なる高さのリブを含み、高いリブ24
はより低いリブ25と1つずつ互い違いになっている。完全集団の同一(例えば
等しい高さ)の対称リブのプロフィールからのこの繰返しの偏差は、より低い力
によるファスナの相互係合を促進する。図4aに示したように、より高いリブ2
4はファスナの相互係合中に最初に互いに接触し、また矢印26で示したように
、より高いリブの頭部は、隣接リブ25の低さのために生じるギャップ内に移動
する傾向がある。噛合ファスナのこの自動整列は、容易かつ有効な相互係合を保
証するために役立つ。図4bと図4cに示したように、ファスナ上にさらに押圧
すると、より高いリブは、隣接するより低いリブとの接触(図4bの矢印27を
参照)によって、上方ファスナの高いリブ24の右フランジ29が、下方ファス
ナの高いリブ24の左フランジ30の下に摺動する位置に方向付けられる(この
パラグラフの「右」と「左」は図4の位置を指す)。図4dに示したように、フ
ァスナ上にさらに押圧すると、上方ファスナの高いリブ24の左フランジ31は
、下方ファスナの低いリブ25の右フランジ32の下に移動する。相互係合中の
高いリブ24の頭部の記述した移動は、高いリブに隣接して等しい高さの構造が
ないので妨害を受けずに行われる。最小の力による相互係合は、高/低リブが1
つずつ互い違いである場合に得られるが、ある高いリブが互いに隣接するように
、より小さな比率の低いリブが用いられるならば、さらに望ましい幾分より高い
相互係合力を得ることができる。
【0020】 図4に示したファスナ23のさらに望ましい性能特性は、ファスナ対の相互係
合を達成するために必要な力が連続的または2つの段階の性質であることである
。すなわち、力の第1の行使は、図4bと図4cに示した相互係合の第1段階を
達成するために必要であり、また引き続く、力の第2の行使は、図4dに示した
完全な相互係合を達成するために必要である。この連続的または2つの段階の力
の行使の故に、1回に必要とされる最大力は低減されて、相互係合がより容易に
なる。また、このタイプのファスナは、2つの異なる程度の相互係合を有するこ
とが可能であり、より低い力、おそらくは一時的な相互係合を可能にし、またよ
り高い力、おそらくはより永続的な相互係合を可能にする。
【0021】 高いリブ24と低いリブ25との間の高さの差は様々であり得るが、典型的に
は、相当数の高低のリブの完全な係合、すなわちファスナ対の一方のファスナ上
の高いリブのフランジの、対向ファスナ対の低いリブの下における例示した移動
を含む係合を妨げる程度に大きくあってはならない。リブ高さの所望の比率は、
リブ部分の材料と厚さおよびリブ形状のようないくつかのパラメータによって影
響を受ける。典型的に、再び、より高いリブは、より低いリブよりも約1/4〜
3/4高いであろう。本発明のあるファスナについては、低いリブの高さの1.
5倍程度の高いリブによって、好ましい結果が達成されている。
【0022】 図5aと図5bは、図4に示したファスナ対の張力タイプの脱離のステップを
概略的に示している。図示したように、このような脱離の際、リブの頭部28は
捻れる傾向を有する。頭部は脱離の第1段階中に1つの方向に捻れ、また頭部は
脱離の第2段階中に反対方向に捻れる。この捻れ動作は、係合中のステムの移動
(リブの頭部の捻れは係合中にも生じ得る)と異なり得るステムの曲げ動作(例
えば図5aの領域28aにおける)を含む。フランジの下方方向の曲げおよびフ
ランジおよびステム部分の曲げに対する剛性または抵抗性の程度は、リブの頭部
を互いの係合から解放するために必要な捻れの程度に影響する。
【0023】 図5aと図5bに示した張力解除(同様の捻れ頭部の脱離は図3に示したファ
スナ対に生じ、また本発明の他のファスナ対に生じることがある)は、脱離時に
生じるステム部分の異なるおよびより過度の曲げの故に、圧縮係合力よりも高い
張力解除力をもたらすことがある。このより大きな力は、フランジがベースシー
トに向かって曲げられるという事実によって、またフランジが、脱離(または係
合)中にたとえあったとしてもほとんど変形を好ましくは受けないという事実に
よって支援される。
【0024】 図6は、複製または同一のファスナとの相互係合が行われる本発明の異なるフ
ァスナ34を概略的に示している。ファスナ34では、1列のリブがファスナの
幅にわたって周期的に省略されて、空間35を残す。完全集団の等間隔の対称リ
ブのプロフィールからのリブプロフィールのこのような繰返しの偏差は、曲がる
リブに隣接した省略された列の空間に曲がる間にリブが妨害されないので、相互
係合力を低減する。列の省略は、典型的に、3番目、4番目または5番目毎の列
に行われる。3番目毎の列の省略によって、典型的に、脱離力と係合力との最大
比が典型的に提供されるが、所望の最大脱離力を保証するために、ファスナ対に
おけるファスナの慎重な整列を必要とし得る(1つのファスナ上の密接な間隔の
リブは対向ファスナのリブで常に満たされる)。このような整列は、メカニカル
ジッパの方式で事前取り付けされた2つの端部をテープ状のファスナ対に設ける
ことによって一般的に保証できる。
【0025】 図7aと図7bは、本発明の異なるファスナ36(図7bの36’)を示して
おり、この場合、リブ38(38’)のステム37(37’)は、ステムの上部
貫通部(図7a)または全高(図7b)から延在する略垂直の(すなわちベース
シートに対し略垂直の)スロット39(39’)を有する。図7bのスロット3
9’はステム37’を2つの半部37a’と37b’に本質的に分割するが、2
つの半部は1つの部分として共に機能することを指摘する。分割されたステム3
7’ならびに分割されたリブ38’は、本図では1つの部分であるが、分割され
た部分と考えられる。図7に示したタイプのファスナを用いて、ファスナ対を相
互係合すると、スロット39(39’)によって形成されるステム半部37aと
37b(37a’と37b’)は互いに向かって曲がり、フランジがファスナ対
の対向ファスナ上のリブのフランジを通過して移動し、またその下に係合するの
を支援する。
【0026】 図8a〜図8jは本発明のファスナのための追加のリブ形状を示している。図
8aと8bでは、一方のフランジは他方のフランジよりも広く、および/または
他方のフランジの曲がり(α)と異なるある角度(α’、α”)でベースシート
に向かって曲げられる。図8cでは、一方のフランジは他方のフランジよりも厚
い。図8dでは、一方のフランジはベースシートに向かって曲がり、一方、他方
のフランジはベースシートに対し略平行である。図8eでは、2つのフランジは
ステム部分の一方の側面に取り付けられ、また1つのフランジのみが他方の側面
に取り付けられる。図8fでは、リブ内のスロットは上部において広く、底部に
向かって狭くなる。図8gと図8hでは、リブの上部の保護フランジはリブ内の
スロットを覆い、これにより、一方のファスナのリブ部分、例えば図7に示した
リブ半部37aまたは37bの進入によって、噛合ファスナが他方のファスナの
リブ半部の間のスロット内で不揃いにならないことを保証する。図8iのリブは
、押出し中にまたは押出し後に切削工具によって、スリットまたはカットをリブ
の上部に形成することによって分割される。このスリットの故に、ステムはより
容易に曲がって、ファスナと噛合ファスナとの相互係合中にステムに向かうフラ
ンジの移動を可能にし、これによって、相互係合プロセスを促進するより狭いリ
ブ幅を達成する。ファスナ対を脱離すると、スリットにおける分割部分の当接に
よって、フランジの反転または脱離運動が制限される。
【0027】 図8jのリブは代表的な同時押出しされたリブであり、2つの異なる材料を含
み、一方の材料はリブの主要部を構成し、他方の材料はリブの上部を構成する。
2つ以上の材料が押し出し可能であり、またリブまたはベースシートの異なる部
分を構成し得る。例えば、ベースシートは、例えば可撓性または柔軟性のための
1つの材料を含み、またリブは、異なる材料、例えばより剛性の材料を含み得る
。あるいは、リブのステム部分は、例えば曲げの繰返しのために望ましい可撓性
、弾性または疲労抵抗特性を有する1つの材料を含むことが可能であり、また頭
部、すなわちフランジを含むリブの上部は、異なる材料、例えばより剛性の曲が
らない材料を含み得る。本発明のファスナは、上述のような特徴の組合せを含み
得る。例えば、本発明のファスナは、図4に示したような高低パターン、または
図6に示したような省略した列パターンの図1、図7、図8に示した形状のリブ
を含み得る。特徴の組合せが用いられる場合、リブによって形成されるプロフィ
ールは、リブの長さに対し横断方向において、完全集団の等間隔の同一の非分割
の対称リブによって形成されるプロフィールからの1つ以上の規則的繰返しの偏
差を有し得る。(「完全集団」とは、潜在的なリブの各部位が占められ、この結
果、意図するベースシートの機能表面、すなわち締結または係合が行われる表面
が、同一の噛合ファスナとリブとの相互係合を達成する均一な間隔で、リブによ
って覆われることを意味する)。上述の非対称またはプロフィール偏差の特徴は
例示的であるに過ぎず、包括的なものではない。プロフィールの特徴は、単なる
例として、リブの非同一性(例えば、規則的繰返しパターンのいくつかのリブの
断面形状は他のリブと異なり、例えばリブの高さが異なるか、あるいはフランジ
形状またはフランジ寸法が異なる)、リブ形状の非対称性(例えば、規則的繰返
しパターンの少なくともいくつかのリブはリブの中央垂直面を中心にして非対称
の形状である)、リブ間隔の不均等性(例えば、あるリブの間の間隔は、規則的
繰返しパターンにおいて他のリブの間の間隔と異なる)、およびリブの分割(例
えば、規則的繰返しパターンの少なくともいくつかのリブは、リブの上部から少
なくとも部分的にリブの高さにわたってベースシートに向かって略延在する例え
ば図7のスロットまたは例えば図8iのスリットのような細長い開口部を有する
)を含む種々の特徴から選択し得る。
【0028】 リブのサイズは、異なる用途について様々であり得る。本発明のファスナは、
ある範囲のリブのサイズ全体にわたり所望に応じて一般的に機能する。組成とリ
ブ形状に応じて、より大きなリブのサイズは、より小さなリブのサイズよりも大
きな係合力および脱離力を有することが多い。耐久性の高い用途のためにより大
きなリブサイズを用いることが可能であり、この場合、ファスナ対はより長く係
合し続け、および/またはより大きな脱離力に耐えるように意図してもよく、一
方、より小さなリブサイズは、耐久性の低い用途に適切であり得る。用途の大き
さには、約0.25mm〜3乃至5mmのリブ高さが一般的に必要とされる。お
むつのようなある用途では、高さが1mmまたは2mm以下のオーダのリブが好
ましい。リブのサイズに応じて、ファスナの10以上のリブが、噛合ファスナ対
の他のファスナのリブと通常相互係合されるが、20以上のリブが相互係合され
ることが多い。
【0029】 図面に示したように、ステム部分の高さ(図2aの寸法40)は、ステム部分
に取り付けられたフランジ幅(図2aの寸法41、より正確には41a)よりも
大きいことが好ましい。その結果(ステムおよびフランジについて同一の厚さと
組成を前提として)は、ステム部分がファスナ対の対向ファスナのリブとの相互
係合中に、リブ上に配置された圧力下のフランジの曲げに優先して曲がる傾向が
あることである。曲げ剛性は、曲げが厚さ方向に生じる場合、長さL、幅Wおよ
び厚さTの長いビームについてW(T/L)3に一般的に比例する。ステムはフ
ランジまたはアームの幅よりも典型的に長いので、フランジおよびステムが同様
の厚さと組成を有するならば、曲げはステムの方が起こりやすい。ステムとフラ
ンジ両方の曲げの容易さは、ステムおよびフランジの材料の構造、寸法および弾
性率の選択によって制御できる。望ましくは、フランジは、フランジの曲げを制
限するために、また高い脱離力を維持するためにフランジ幅(図2aの寸法41
または図4aの寸法54)の大部分にわたって実質的な厚さを有する。相互係合
中に生じる変形は別として、本発明の好ましいファスナおよび結合ストラップで
は、ステム部分は同一の締結表面からの剥離タイプの脱離時において、フランジ
の変形に優先して変形する。フランジおよびステムが同一の組成である場合の最
善の結果については、フランジ幅はステム幅の少なくとも3/4〜9/10以上
であり、フランジの厚さはステムの厚さの少なくとも約3/4である。フランジ
はステムとほぼ同一の厚さであることが好ましい。
【0030】 ステム部分に取り付けられたフランジの変形に優先する記述したステム部分の
変形は、本発明の結合ストラップ上の締結表面を共に締結かつ保持することにお
いて重要な利点を提供する。「フランジの変形」とは、フランジ縁部とステム部
分の中間のある軸線を中心とするフランジの曲げを主に指すが、ステム部分とフ
ランジとの接続点またはその近くのフランジの曲げも望ましくない(フランジの
個別の移動を可能にするステム部分の曲げとは対照的であり、図8iの構造によ
って示したように、このステム部分の曲げの方が望ましく、奨励できる)。中間
軸線を中心とするフランジの曲げはフランジの相対的な弱さ(例えば、フランジ
をステム部分よりも薄くすることによって達成される)を示しており、この弱さ
は、相互接続された締結表面を脱離するために必要な力の望ましくない低下をも
たらす。
【0031】 変形がステムのみにまたはフランジのみに、あるいはステムとフランジの両方
に生じるかどうかにかかわらず、本出願ではリブは変形可能と考えられる。ステ
ムまたはフランジに生じる変形は弾性であることが望ましいので、ステムおよび
フランジは変形後にそれらの以前の形状と位置に実質的に戻る。1回使用のファ
スナについては、リブの永久変形は脱離時に生じ得るが、係合中の変形は主に一
時的または弾性的でなければならない。上述したようなステムの曲げはフランジ
の曲げよりも好ましいと考えられるが、その1つの理由は、繰返し開閉サイクル
の間のフランジの曲げの繰返しがフランジの永久変形をもたらす可能性があるか
らである。一般的に、ステムは、特に係合中にステムが所望に応じて曲がること
を保証するためにベースシートに対し垂直、またはほとんど垂直であるべきであ
り、噛合ファスナのリブと相互係合することなしには倒されることはない。
【0032】 多くの用途について、他の望ましい特性を維持しつつ係合を達成するために必
要な力がより小さければ、それだけ良い。より低い係合力に対する要求と対照的
に、脱離力が高いこと、すなわち係合力として認識された力よりも高いことが一
般的に望ましい。脱離力は、ファスナに設けられる支持体のタイプに応じて様々
である。したがって、剛性基材に取り付けられる本発明のファスナは、ファスナ
ベースシート面に対し垂直に作用する張力タイプの脱離力、あるいはファスナベ
ースシートに対し平行に作用する剪断力または切裂き力を一般的に受け、たとえ
あったとしても剥離タイプの力をほとんど受けない。他方で、可撓性基材に取り
付けられる本発明のファスナは、張力および剪断力に加えて剥離タイプの力を受
ける。本発明の好ましいファスナによって提供される重要な利点は、剥離力に対
する抵抗性の改善である。
【0033】 本明細書に追って記述する係合力および脱離力の試験は、有用であるが、絶対
的または万能ではない性能の指標を提供する。係合および脱離を引き起こす異な
る技術、および係合力および脱離力を測定するための試験における相違の故に、
種々の係合力および脱離力に関する数値を比較することは必ずしも有用であると
は限らない。本発明の多くのファスナは、係合に必要な挟み力よりも大きな分離
用の剥離力を示し、この剥離力はある場合には所望の性能特性の指標である。
【0034】 図9と図10は、ファスナがテープの長さに対し横断方向のリブを有するテー
プ形状をとる場合に、ファスナ10と23(図1と図4に図示)が剥離脱離時に
受ける移動を概略的に示している。このような剥離脱離は、例えばファスナが織
物のような可撓性基材に装着される場合に生じ得る。図面は、剥離脱離時にファ
スナを分離するために必要な力が、下方に曲げられたフランジの性質によって増
大されることを説明するのに役立つ。すなわち、下方への曲がりの故に、フラン
ジは、剥離タイプの脱離時の分離の前に、下方への曲がりがない場合よりも長い
時間係合し続ける。
【0035】 フランジの曲がりによって引き起こされる脱離に対する抵抗性の改善は、この
ような曲がりを用いる強い理由である。さらに、一定の厚さのフランジの下方へ
の曲がりは、矢じり形頭部またはテーパ形状をリブの上面に付与し(例えば、リ
ブの上部または頭部の幅は、上部のリブ幅からベースシートに向かって徐々に大
きくなる)、これによって、リブが係合中に噛合ファスナの隣接リブの間を移動
するのが支援され、したがって係合力を低減する。曲がりの程度(例えば、フラ
ンジとベースシート面との間の図2a、図8a、図8bに示した角度αに示され
ている)は、例えばフランジが湾曲形状を有する可能性があるので、必ずしも容
易または正確に測定されるとは限らない。一般に、フランジの外側部分の下方へ
の曲がり、より具体的には、外側部分の下側表面の下方への曲がりは、脱離力の
増大に貢献することにおいて重要である。下方への曲がりとは、ステムにより近
い点からステムからより遠い点に、ベースシートに向かう交差部の通路に外側の
下側表面部分が方向付けられることを意味する。外側部分の下側表面はベースシ
ートに向かって下方に突出し、したがって、フランジの外側部分の下側表面は、
幾分内側方向の下側表面の部分よりもベースシートに近い。
【0036】 上述の「外側」または「外側部分」とは、一般的に外側であることを意味し、
必ずしも「最外側」または「最外側部分」を意味しないことを指摘する。例えば
、図8a’は、フランジの外側部分43を拡大して詳細に示しており、またフラ
ンジの最外側の下側表面部分43aがフランジの下側表面の最下点43bから上
方に曲がり得るとしても、脱離時にフランジを通過して移動するフランジ部分の
大部分を構成する略外側の部分43が下方へ曲がることを示している。また、フ
ランジがフランジとステム部分との取付け部から上方に曲がることが可能であり
、この場合、ステムに最も近い下側表面部分は、ステムからさらに離れたある下
側表面部分よりもベースシートにより近くなり得ることも指摘する。しかし、フ
ランジの外側部分では、下側表面は、幾分内側方向の下側表面部分よりもベース
シートに近い。その結果、本発明の噛合ファスナ対の相互係合の際に、相互係合
したフランジの縁部はフランジとステム部分との間の空間内に位置することにな
る。このようにして、フランジがベースシートに対し平行方向の係合干渉を有す
ることによって、フランジはさらに相互接続される。
【0037】 所望の曲がりの程度は、ファスナに意図される用途、特にリブの幅、リブおよ
びファスナの他の部分の形状、組成および特性によって様々である。大部分のフ
ランジは少なくとも5°に曲げられ、また多くの用途については少なくとも20
°に曲げられる。対象の角度は、ベースシート面と、フランジとステムとの取付
け点または領域の下方縁部から、フランジの外側部分の下側の最下点、すなわち
ベースシートに最も密接したフランジの外側部分の点を通してほとんどの場合延
在するラインセグメントとの間の角度と考え得る。フランジがそれとステム部分
との取付け点から上方に曲がるならば、フランジの下側の点は取付け点の下方縁
部よりも高くなり(ベースシートからさらに離間され)、画定ラインセグメント
は、そのより高い点からフランジの外側部分の下側の指摘した最下点を通して延
在する。
【0038】 図9と図10は、ファスナ対の相互係合または脱離を可能にするリブの移動が
、ベースシートを曲げることによっても提供または支援できることを示している
。ベースシートの曲げの容易さは、その厚さと材料特性によって、ならびにファ
スナが装着される基材の性質によって制御される。
【0039】 図4と図10に示した本発明のファスナは、どちらのファスナ端部が剥離され
るとしても、ファスナが剥離力に対して等しい抵抗性を示すという利点を有する
。すなわち、剥離分離が図10に示したように(図10の右側から)行われるか
、あるいは反対側端部から行われる(すなわち図10の左側のファスナ端部が引
き離された場合)かどうかにかかわらず、剥離力に対する抵抗性は同じである。
この特徴が生じるのは、ファスナが個別のリブの垂直面を中心に基本的に対称で
あるからである。図1と図9に示した本発明のファスナは、それが個別のリブの
垂直面(例えば図1の面21)を中心に基本的に非対称であるので、例えば剥離
力に対するその抵抗性において方向性を有するという利点を有する。
【0040】 押出しされたウェブのリブ付き表面とホットホイールの突出部との周期的接触
によって引き起こされるようなリブ構造の変形は、ファスナ対のファスナの間の
長手方向の相対移動を制限するために有用である。ダムの形態のこのような1つ
の変形構造は図11〜図13に示されている。図11は、図4と図10に示した
ファスナ23と同様のファスナ23’の斜視図であるが、隆起構造またはダム4
4の形成によって修正されている。このようなダムは、押出しされたウェブのリ
ブ付き表面と加熱ホイール上の突出部との接触によって好便に形成でき、この場
合、リブ付き構造の長手方向の離間部分は下方に周期的に押圧され、隆起構造ま
たはダム44として蓄積する。図12に示したように、ダム44はベースシート
45よりも大きな高さまたは厚さを有する。ダムの高さ46は、ファスナ23’
が他のリブ付きファスナと噛合したときに他のファスナの少なくとも最も高いリ
ブがダムに係合して、ファスナ対のファスナの間の相対摺動移動を妨害または防
止する程度に十分である。ダムをファスナの一方の側面または端部にのみ設けて
一方向の移動を制限してもよく、あるいはファスナ23”の反対側端部のダム4
4’を示した図13に例示されているように、ダムをファスナの両方の側面また
は端部に設けてもよい。ファスナ23”によって、2つの反対方向の摺動タイプ
の移動が制限される。ベースシート上方に隆起した構造の形態をとるダムの代わ
りに、リブの上部をベースシートに向けて、しかし必ずしもそれと接触させずに
押圧することによって、リブを拡大するようなリブの変形を利用し得る。
【0041】 本発明の他の実施態様では、摩擦低減剤を本発明のファスナ、例えばリブの表
面に組み込んで、ファスナ対の相互係合リブの間の相対移動を強化する。このよ
うな摩擦低減剤、例えば剥離剤に関連して以下に説明するようなシリコン材料は
、ファスナ本体の押出しまたは他の形成時の溶融ポリマ材料の流れを助け、この
ようにして材料による所望のリブ形状の仕上げを支援する利点も有する。
【0042】 本発明のファスナは種々の材料から作製し得るが、溶融加工できる一般的に任
意のポリマを用いてポリマ材料から作製されることが最も一般的である。ホモポ
リマ、コポリマおよびポリマのブレンドが有用であり、種々の添加剤を含み得る
。金属のような無機材料も使用し得る。組成は、リブの長さに対し横方向のリブ
のステムの弾性曲げ運動、および係合および脱離時のたとえあったとしてもわず
かなフランジの曲げを通常含む所望の曲げ特性を提供するように選択される。一
般的に、任意の添加剤を含むファスナの組成について103MPa〜107MP
aのモジュラスで十分であるが、これは用途に応じて変更し得る。
【0043】 適切な熱可塑性ポリマは、例えば、ポリプロピレンまたはポリエチレンのよう
なポリオレフィン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレー
ト、エチレンビニルアセテートコポリマ、アクリレート改質エチレンビニルアセ
テートポリマ、エチレンアクリル酸コポリマ、ナイロン、ポリ塩化ビニル、およ
びポリケトンまたはポリメチルペンタンのようなエンジニアリングポリマを含む
。エラストマは、例えば、天然ゴムまたは合成ゴムと、イソプレン、ブタジエン
またはエチレン(ブチレン)ブロックを含有するスチレンブロックコポリマと、
メタロセン触媒ポリオレフィンと、ポリウレタンと、ポリジオルガノシロキサン
とを含む。ポリマおよび/またはエラストマの混合物も使用し得る。
【0044】 適切な添加剤は、例えば、可塑剤、粘着付与剤、充填剤、着色剤、紫外線安定
剤、酸化防止剤、加工助剤(ウレタン、シリコン、フルオロポリマ等)、低い摩
擦係数の材料(シリコン)、あるレベルの導電性をファスナに与えるための導電
性充填剤、顔料、およびそれらの組合せを含む。一般的に、添加剤は、用途に応
じて最高50重量%の組成量で存在できる。
【0045】 本発明のファスナは、開口カットを有するダイを通してポリマウェブを押し出
すことによって、例えば放電加工によって形成できる。ダイの形状は、所望の断
面形状またはプロフィールを有するウェブを形成するように設計される。一般的
に、ウェブはダイを離れた後に水のような急冷材料を通してウェブを引くことに
よって急冷される。リブの間の空間を含む押出しされたウェブの表面全体の優れ
た湿潤を保証するために、急冷媒体に湿潤剤が必要かもしれない。
【0046】 押出しされたウェブは、例えば、押出しされたリブを切断しまたウェブを延伸
して、リブ内に中断部を形成することによって、あるいはファスナの間の相対移
動を制限するための構造を形成することによってさらに加工し得る。例えばファ
スナを強化するために、テンタリング操作を同様に実行し得る。テープの長さに
対しリブが平行に走るテープ形状のファスナでは、機械方向のテンタリングで一
般的に十分である。テープの長さに対しリブが横断方向にあるテープ形状のファ
スナでは、交差方向のテンタリングが用いられ、また所望の間隔または他の特性
を達成するために、機械方向のテンタリングをさらに使用し得る。押出し後、フ
ァスナは、一般的に押出しされたウェブを切断して、スリットを設けることによ
って形成される。
【0047】 本発明のファスナのベースシートは平坦であることが多い(すなわちリブの間
の図1の空間13は略平坦である)。しかし、それらのベースシートに形状を与
えることができる。一実施例は、リブ62の間の部分61aにおいてベースシー
ト61がより厚い図14に示したファスナ60である。このように厚さを増すこ
とによってファスナが強化され、またファスナの不透明性または色(例えば白さ
)も増すことができる。図14に示したようなベースシートを有するファスナを
プロフィール押出しするために、部分61aが形成されるダイの開口部は、押出
材料が凝固する前のその収縮の故に、完成ベースシートの寸法よりも大きい必要
があり得る。実際に、図14に示したのと同様のダイ開口部のある上向きの湾曲
部を使用して、ベースシートがリブの間の空間においてより平坦で十分に厚いこ
とを簡単に保証し得る。図14に示した形状を得るために、誇張したダイ開口部
のサイズが利用される。
【0048】 押出しは非常に好ましいが、押出しの代わりに、本発明のファスナを他の方法
で、例えば射出成形またはキャストによって用意できる。また、本発明のリブ付
きファスナ構造体は、締結に加えて他の機能を有するより大きな物品、例えば映
像または他のディスプレイを支持するために壁部に装着できるフレームに組み込
むことができる。ファスナ構造体は、種々の方法で、例えば、既製のファスナを
モールドに挿入し、また物品の残部をファスナの周囲に成形することによって、
あるいは本発明のファスナ構造体を形成するように賦形された成形構造で成形面
を構成することによって、より大きな物品に組み込むことができる。本発明のリ
ブ付きファスナ構造体がより大きな物品に組み込まれる場合、本出願における「
ベースシート」という用語には、ファスナ構造体が組み込まれる物品の構造が含
まれる。
【0049】 前述したように、本発明のファスナ本体は、一般的に異なる組成の多層を含み
得る。このような多層は同時押出成形技術(上述のように、例えば1999年4
月15日に公開されたPCT出願公開第WO99/17630号)によって用意
でき、この技術は、異なる押出機から多マニホールドダイまたは多層フィードブ
ロックおよびフィルムダイの中に異なる溶融流を通過させる方法を含み得る。個
々のストリームは送りブロックに合流し、また材料がダイを離れるときに層状シ
ート内に流出する層状スタックとしてダイに入る。ダイは、ファスナのリブ付き
形状を形成するようにパターン化される。このようにして、本発明のファスナは
、1つの組成のベースシートおよび異なる組成のリブを有し得る。あるいは、リ
ブ部分、例えば図8jに示したようなリブの上縁部は、リブの他の部分と異なる
組成を有し得る。例えば、リブの上部は、リブの残部よりも低い摩擦面を形成す
る組成を含み得る。
【0050】 異なる方法では、1つ以上の層が本発明のファスナ本体にラミネートされる。
図15の例示的な装置では、補足ウェブ64は保管ロールから巻き解かれ、押出
機66を離れた少し後にファスナウェブ65にラミネートされる。押し出された
ばかりのファスナウェブ65は、補足ウェブ64がファスナウェブに、リブ構造
体と反対側のウェブの側に概して接着される程度になお十分に軟質かつ粘着性で
ある。押出しされたウェブまた補足ウェブは両立できることが望ましいが、結合
層の静的ピニングまたは同時押出のような技術を利用して、幾分両立性がない材
料から耐久性の複合材を形成できる。押出しされたウェブおよび補足ウェブのア
センブリは、例えば水の冷却浴内を通過させ、また押出しされたウェブ65によ
って接触されて、それにラミネートされる位置に補足ウェブ64を保持するロー
ル68の上方を選択的に通過させることができる。形成後、複合ウェブ69を保
管ロール内に巻き取るか、あるいは細断または切断、またはさらなる層または材
料の追加のような別の操作を行うことができる。
【0051】 図16は、ラミネートによって形成し得る製品の種類を示している。図16に
断面図で示した本発明の例示的なファスナ71は、ベースシート72およびベー
スシートの片側から突出するリブ73を具備し、さらに、ベースシートにラミネ
ートされたウェブ74を含む。ウェブ74は、任意の種々の形態、例えばフィル
ム(例えば、補強、美観、プリント可能、難燃、摩擦強化または低減);織布ま
たは不織布;発泡体またはスポンジ;ネット、ガーゼまたはスクリム;本発明の
締結構造体またはフックまたはループ構造体のような締結構造体;あるいは接着
剤層の形態をとり得る。追加層の重要な利点は、補強(例えばウェブ面の1つ以
上の方向の張力強度の増大)、接着性のような他の機能の追加、情報(例えば、
印刷またはコード化情報を保持するウェブ、あるいは情報を書き込みできるウェ
ブを含むことによって)、難燃性、流体管理、および化粧的アピールを含む。
【0052】 図15と図16に示したようなファスナ本体に補足ウェブのラミネートを方向
付けることには多くの利点があるが、補足ウェブはまた、接着剤層、溶接または
他の手段によって本発明のファスナに取り付けることが可能である。
【0053】 本発明のファスナは、いくつかの重要な使用にファスナを適合させるいくつか
の重要な利点を有する。例えば、ファスナは自己噛合であるので、在庫の必要お
よび関連コストが低減される。同様に、ファスナがアイテムの束の周囲に巻き付
けられ、またストラップの端部を重ね合わせて、共に押圧することによって閉じ
られるテープまたはストラップの形態をとる場合、単一のファスナを閉鎖装置と
して使用できる。ファスナのベースシートは、使用時にストラップの張力に耐え
るために適切な張力強度を有するべきであり、これは、ベースシートの組成の選
択、張力ストラップとしての使用に特に適合されたベースシート用の材料によっ
て同時押出しされた製品としてのファスナの製造、あるいはベースシートへのシ
ートまたは層の追加によって提供し得る。ストラップのそれぞれの端部のリブ付
き表面の相互係合を可能にするために、ストラップを捻ることが可能である。あ
るいは、リブをベースシートの両側(すなわちベースシートの両方の主要なまた
は大きな領域面)に設け得るか、あるいはストラップの反対側端部がストラップ
の反対面にリブを有することが可能であり、この結果、ストラップを捻ることな
くリブを相互係合し得る。本出願において使用される「ファスナ対」という用語
には、相互係合される要素が同一のファスナの部分であるアセンブリが含まれる
【0054】 同一のファスナのリブ付き表面の異なる部分を共に押圧するための他の方法は
、本発明のファスナテープの端部のファスナ自体の上に折り返し、ファスナを取
り扱うために、例えば噛合または相互係合されたファスナ対を開口するために有
用なタブを形成することである。ファスナテープの端部を折り返し、またそれを
押圧して、ファスナの隣接部分に接触させると、接触面のリブ付き表面は相互係
合されて、折り返した形状に端部を保持する。
【0055】 上述のように、本発明のファスナによる高い剥離力の達成は他の主要な利点で
ある。例えば、剥離強度は、本発明のファスナが束のストラップとして使用され
る場合に重要であり得る。さらに、本発明のファスナは、衣服、シート張り布、
および同様に可撓性のアイテム用の閉鎖装置として有用であり、この場合、アイ
テムの可撓性によって、閉鎖装置が剥離タイプの応力を受ける可能性がある。
【0056】 優れた剥離抵抗性に加えて、本発明のファスナはまた、ファスナが剛性基材に
使用される場合に生じるファスナのベースシートに垂直の張力に対する優れた抵
抗性を提供する。同様に、本発明のファスナは、ファスナ上のリブの長手方向に
わたって(ベースシートに対し平行に)作用する剪断力に対する優れた抵抗性を
有する。本発明のファスナを使用して、フロアカバーまたはカーペットを床面に
取り付けるか、あるいは屋根を屋根面に取り付けることができ、このような場合
、ファスナの張力および剪断抵抗性はその剥離抵抗性と共に有用であり得る。し
かし、ファスナは、リブの長手方向の剪断に対して低い抵抗性を提供するように
作製することができ、このことは、例えば、適用対象のアイテムの何らかの直線
的な調整が望ましい場合に、ファスナを使用して壁部の取付け具およびパネルを
取り付けるときに有用であり得る。低い長手方向の剪断抵抗性はまた、衣類およ
び他の衣服に有用であり得る。上述のように、本発明のファスナは、ファスナの
長手方向の相対移動を制限するための手段を含み得る。
【0057】 連続的なリブを有する本発明のファスナが相互係合されると、それらは、ある
用途に有用であり得る噛合ファスナを通した流体の浸透に対する障壁を提供でき
る。
【0058】 一般的に、本発明の噛合ファスナの厚さは薄く、このことは、例えば自動車ト
リム、壁部カバーおよび標識を装着するための、あるいは封筒または包帯パッケ
ージのような包装用のクロージャとしての多くの用途において有用な特性である
【0059】 本発明のファスナのリブ付きの性質は所望の整列特徴をファスナに提供する。
例えば、共に接合される衣服の部分に本発明の自己嵌合性ファスナを用いること
によって、衣服の部分は、ファスナがそれに取り付けまたは接着される配向によ
って決定される配向で必然的に合わさる。この特徴は、おむつ49に使用すると
きの本発明のファスナ48を示した図17に示されている。テープまたはストリ
ップの形態をとり、ストリップの長さに対し横断方向のリブを有する1つのファ
スナ48は、おむつの1つの隅部に取り付けられ、また第2のリブ付き噛合ファ
スナ48は、幼児または他の着用者の周囲におむつを閉じる際に第1の隅部に接
続される他の隅部に取り付けられる。接続される隅部が有する基本配向は、ファ
スナ48を所望の配向でおむつ49に取り付けることによって確立される。おむ
つ49が着用者の周囲に閉じられる場合、隅部は、ファスナ48の噛合面のリブ
付きの性質によって確立される配向の故に所望の配向で接続される。所望の基材
配向でおむつに取り付けられた本発明のファスナを備えるクロージャを保持し、
またファスナのリブ付きパターンに従って互いに噛合するおむつ(ならびに他の
衣服)は、本発明の重要で有利な製品である。
【0060】 ファスナの配向を支援する噛合は、リブがファスナの長さに対し横断方向であ
るか、あるいは長手方向に対し平行であるか、あるいはファスナの長さに対し対
角線のような他の配向であるかどうかにかかわらず行われる。同様に、リブ付き
整列はリブ付き表面プロフィールの偏差によってさらに支援され、これは、上述
のように、他方のファスナのリブの間の空間と整列される一方のファスナのリブ
と噛合ファスナが合わさるようにすることができる。
【0061】 本発明のファスナは自己噛合対に一般的に使用されるが、それらはまた、異な
る形状のファスナと相互係合することができる。例えば、図4に示したような高
/低リブを有するファスナは、リブがすべて同じ高さであるファスナと相互係合
し得る。
【0062】 本発明のある実施態様では、リブ付き表面と反対側のベースシート表面は、他
の基材への取付けにファスナを特に適合させる構造体を保持する。このような構
造体は、リブプロフィールが第1の表面のそれと同一または異なる本発明のリブ
付き表面、ならびに例えば米国特許第4,290,174号に記載されているフ
ックまたはループまたはヘッド付き要素のような他の機械的締結構造体、あるい
は種々の接着剤層を含み得る。本発明のファスナはまた、ファスナとは個別の手
段によって、例えば個別に塗布される接着剤によって、ベースシート材料を基材
に縫着、溶接することによって、および他の手段によって基材上に取り付けるこ
とが可能である。
【0063】 テープ形状をとる場合、本発明のファスナは、好便な保管および使用のために
ロールに一般的に巻き取られる。テープがリブ付き表面と反対側の表面の接着剤
層、特に感圧接着剤層を保持するならば、巻取体の間に剥離ライナを使用して、
ロールの容易な巻き解きを保証し得る。代わりに、剥離材料は、ファスナに、例
えばリブまたはリブの外側表面部分に組み込み得るか、あるいは剥離材料は、接
着剤層に巻き付くファスナの表面に適用し得る。ファスナに組み込み可能な剥離
制御剤の例には、PCT出願第9215626号(Rolando等)に開示さ
れているフルオロケミカルグラフトポリマのようなグラフトポリマが含まれる。
ファスナの表面に適用可能な剥離剤の例には、米国特許第2,532,011号
(Dahlquist等)に開示されているようなウレタン、反応シリコン、フ
ルオロケミカルポリマ、米国特許第4,313,988号(Bany等)および
米国特許第4,482,687号(Kessel等)に開示されているようなエ
ポキシシリコン、および欧州出願第250248号(Leir等)に開示されて
いるような放射線硬化可能なポリオルガノシロキサンポリウレアブロックコポリ
マが含まれる。
【0064】 上述のように、本発明の締結構造体は、結合動作に有用な細長いストラップに
特に有利である。本発明の例示的な結合ストラップ80は、図18の平面図に、
および図18aと図18bの例示的な使用に示されている。結合ストラップ80
は、主ストラップ部分81、頭部82、およびストラップが対象物または対象物
群の周囲に巻き付けられた後にストラップの端部を収容するための頭部開口部8
3を含む。主ストラップ部分81の外面(すなわち、図18aと図18bのスト
ラップによって囲まれた空間から離れた側面)に、少なくとも、開口部83を通
過する部分85上および開口部83に隣接した部分86上の締結表面が提供され
、これによって、図1aに示したように、開口部に挿入した後に第1の端部85
を折り返して、第2の部分86に締結できる。さらに、頭部82が締結表面を保
持する場合、折り返された第1の端部85は、領域86の締結表面と相互接続す
る代わりにまたはそれに加えて(図18bに示したように)、図18bの頭部の
締結表面と相互接続することができる。
【0065】 一般的に本発明のファスナについては、本発明の結合ストラップは、所望の断
面形状またはプロフィールを形成するように設計された開口部を有するダイを通
してポリマウェブを最初に押し出し、次に、ウェブを所望の形状のストラップ(
またはファスナ)に切断することによって形成されることが好ましい。図19は
、このようなプロフィール押出しされたポリマウェブ87、およびウェブから切
断された結合ストラップ80のパターンを示している。プロフィール押出は、本
発明の結合ストラップで用いられるような平行リブを形成するための好ましい低
コスト技術であり、リブは押出しの機械方向(矢印89の方向)に平行に延在す
る。大部分の結合ストラップは、図19に示したように、押出しされたウェブか
ら横断方向に切断され、これによってリブはストラップの長さに対し横断方向に
あるようにされ、本発明の結合ストラップの係合締結表面の剪断分離に対する最
大の抵抗性はこのような構造によって概ね得られるので有利である。しかし、有
用な相互係合は、リブがストラップの長さに対し平行である場合に得ることがで
き、またこのような構造によって、非常に長いストラップまたは巻取りロールの
ストックが提供され、自動化された結合動作により前記ストックからストラップ
を切断できる。ストラップの長さに対し横断方向のリブを有する長いストラップ
は、ストラップの材料を環状ダイを通して押し出して、得られる環状の押出物を
螺旋状に切断することによって用意できる。螺旋状に切断されたこのようなスト
ラップの長さに対し、リブは正確に90°ではないが、リブはストラップの長さ
に対し横断方向にあると本図では考えられる。
【0066】 本発明の結合ストラップは、図18に示した頭部82および開口部83のよう
な頭部または開口部なしに形成することが可能であり、また端から端まで均一な
構造であり得る。同様に、締結表面は、結合ストラップの全長にわたって、また
は結合用途の際にオーバーラップされる分離部分においてのみ用意し得る。同様
に、締結表面または分離締結表面を本発明の結合ストラップの各側面に用意し得
る。図20に示したような構造を有する本発明のデュアルサイドの結合ストラッ
プは、多くの使用に望ましい。図20に部分に示したストラップ90は、ストラ
ップの1つの主面にリブパターンと、ストラップの反対面に同一のパターンを含
む。図20に示したように、リブは整列する必要もなく、ストラップの各側面に
同延締結表面が存在する必要もなく、すなわち、ストラップの対向側の締結表面
はストラップの分離部分に存在し得る。例えば、図21のストラップ92で示し
たように、締結表面93はストラップの一方の端部の片側に存在することが可能
であり、また締結表面94はストラップの他方の端部の反対側に存在し得る。
【0067】 締結表面はまた、一方の側面のみに締結表面および他方の側面に平滑面を有す
るストラップを折り畳むことによってストラップの反対側に用意し得る。ストラ
ップは、平滑面から平滑面に折り畳み、また折畳み部分は、熱溶接等によって、
例えば折畳み部分の間に間挿される接着剤層またはシートと接着し得る。折り返
したこのような構造の1つの利点は、例えば頭部の開口部の周囲に特に有用な補
強を提供することである。いくつかの例では、ストラップの端部のみを折り畳ん
である種のタブを一方の端部に設け、このタブを、タブが載せられて押圧される
他のストラップ部分に締結し得る。あるいは、より長い部分を折り畳んで、締結
表面のより長い部分に、または様々な異なる締結位置で係合し得るより長い締結
表面を用意することが可能である。
【0068】 図22a〜図22eはある種々の方法を示しており、この場合、締結表面(ま
たは分離締結表面)を片側に有する結合ストラップ96は、1つまたは複数の物
品の周囲にループすることが可能であり、ストラップの端部または他の部分は共
に締結し得る。図示したようなループを可能にするため、本発明の結合ストラッ
プの長さは、一般的にその幅よりも実質的に長く、例えば一般的にその幅よりも
少なくとも5倍長く、より一般的には、その幅(ストラップの最も狭い部分で測
定される幅)よりも少なくとも10倍長い。意図する使用に応じて、結合ストラ
ップの幅はしばしば約1cm以下であり、時に5または6mm以下であるが、よ
り大きな幅も有することができる。図22aでは、結合ストラップ96の1つま
たは複数の締結表面は、結合される1つまたは複数の物品に向かって内側方向に
面し、また結合ストラップの内側の反対側端部は共に接続される。図22bでは
、締結表面は外側方向に面するので、結合される1つまたは複数の物品に接触す
る内面を平滑にし得る。図22cでは、単一の長さの材料から切断し得る2つの
別個の結合ストラップ96aと96bは結合ループを形成し、また両端に締結さ
れる。図22dでは、単一の結合ストラップ96は、1つまたは複数の物品を結
合し得る多数のループを形成するように、結合ストラップの端部ならびに中間部
分に(あるいは、望むなら1つ以上の中間位置に)接続される。図22eでは、
結合ストラップ96cの外面は平滑であることができ、結合ストラップが接着剤
を保持するか、あるい接着面に対して押圧されるように適合させ、これによって
1つまたは複数の結合される物品を壁部または他の基材に取り付ける。
【0069】 図23aは、結合ストラップの外面に締結表面を有する結合ストラップを使用
して組み立てられた束状のワイヤ、ケーブルまたは他の物品95のアセンブリを
示している(内面は平滑であり得るか、あるいは個別の結合ストラップを共に締
結するために意図される方法に応じて締結表面を有することができる)。例えば
図18に記述したような結合ストラップ80により最初に束を形成し、次に、個
別の結合ストラップ80の外側の締結表面を相互係合することによって、物品の
隣接束を共に締結する。個別の束を共に締結する代わりに、結合ストラップまた
は他の締結表面が設けられた基材に個別の束を締結し得る。図23bに示したよ
うに、ワイヤの収集体に組織体を提供できるリブの間に、小径のワイヤのような
結合される物品をはめ込むことが可能である。
【0070】 図24では、単一のストラップの切断部分であり得る2つのストラップ99a
と99bを使用して、ループを形成する。各ストラップ99aと99bは、片側
でのみ締結表面を保持し得るが、一方の締結表面が他方の締結表面に対面するよ
うにストラップを逆にすることによって、結合ストラップを共に締結してループ
を形成し得る。望むなら、点100においてストラップを例えば熱でシールし得
る。代わりに、ストラップの反対側の限定領域のストラップの締結表面を押し出
して、ストラップ99aと99bを接合することによって得られるような締結表
面を有するストラップを獲得し得る。他の方法では、ストラップの反対側端部の
締結表面が互いに対面するように、1つの主面にのみ締結表面を有する単一のス
トラップを捻る。
【0071】 図25は、両面結合ストラップ、すなわちストラップの反対側に締結表面を有
するストラップによって用意されたループを示している。このようなストラップ
によって、ストラップを捻るかまたはストラップを2つの部分に切断することな
く、あるいはストラップの開口部を使用することなくループ形成が可能になる。
【0072】 図26に示したストラップ101と102は、開口部をストラップの端部以外
の位置に形成し得ることを示している。図26aと図26bのストラップ101
はループの外面に締結表面を有し、また対向側にも締結表面を有することができ
、この場合、ストラップの端部は、開口部103に隣接したストラップの部分に
向かって折り返すことができる。図26cと図26dのストラップ102は、長
さ102bからストラップの反対側に、ストラップの長さの1つの部分102a
にわたって締結表面を有する。本発明の結合ストラップは1つ以上の開口部を有
することが可能であり、例えば複数の開口部が頭部26eに存在できる。同様に
、覆われていない開口部の代わりに、1つ以上のフラップが、図26fに示した
ように開口部内に延在するか、あるいは開口部の部分または本質的にそのすべて
を覆うことが可能である。
【0073】 図27に示したように、本発明の結合ストラップを他の構造部材に使用して、
ループを完成し得る。図27aでは、本発明の結合ストラップ105は、例えば
金属または成形プラスチックの個別のリング106に使用される。ストラップ1
05の対向端部はリング106に通され、またそれら自体の上に折り返されて、
ストラップの外側の1つまたは複数の締結表面により共に締結される。
【0074】 図27bでは、対象物107(例えばおもちゃの車のホイール)は、結合スト
ラップ109を用いて平坦なパネル108(例えば厚紙シート)に取り付けられ
る。ストラップの対向端部はパネル108の開口部110に挿入され、また前記
対向端部は、パネルの底部面に取り付けられた本発明の追加締結表面111に締
結される。パネルは曲げ得るか、あるいは平坦以外のある特別な形状を有し得る
。同様に、本発明の他の実施態様では、パネルは、1つ以上の開口部、例えばパ
ネルの強度をより良く維持するためのより小さな開口部を含む。パネルがこのよ
うな多数の開口部の開口領域を含む場合、1つのストラップ端部を一方の開口部
に挿入することが可能であり、また他のストラップ端部を他方の開口部に挿入し
得る。
【0075】 他の場合には、本発明の結合ストラップに使用される別の構造部材は、結合さ
れる物品の周囲に大きな円周部分を占有し得る。例えば、本発明の結合ストラッ
プは、おむつを含む衣服部分に、すなわち締結が達成される衣服部分の上または
その中の個別のストラップ部分またはリング部材または開口部に使用し得る。図
27aまたは図27bに示した、あるいは図18aまたは図18bに示した構成
あるいは他のある構成であるかにかかわらず、本発明の1つの利点は、本発明の
ストラップをしっかりと引っ張って、ある種の締付け作用を1つまたは複数の物
品に提供し、次に締付け位置に締結し得ることである。本発明のストラップの剥
離タイプの脱離に対する優れた抵抗性によって、締め付けされたストラップを締
結状態に維持することが支援される。
【0076】 本発明の結合ストラップは、細長いストラップ部分に加えて追加の構造を含み
得る。例えば、対象物114の下に配置された本発明の結合ストラップ113の
平面図の図28に示されているように、ストラップは横断端部片113aを含む
ことが可能であり、この端部片は、矢印115で示すように対象物114の周囲
にストラップが折り畳まれたときに互いに接触する。折り畳まれたストラップは
、主ストラップ部分113bまたは横断端部片113aまたはそれら両方に保持
し得る本発明による締結表面によって折り畳み位置に保持される。ストラップが
対象物の周囲に折り畳まれて、共に締結された後、図28bに示したように、横
断端部片をパネル開口部に挿入して、対象物114をパネルに保持し得る。
【0077】 図28cは、例えば異なる対象物、単一の長い対象物または対象物の束、1対
の並んだ長い対象物等の周囲に巻き付け得る側面ストラップ116aを有する結
合ストラップ116の異なる実施態様を示している。図28dは、1つの物品ま
たは物品の束の周囲に巻き付けられて、開口部117bを用いて締結し得る第1
の細長いストラップ部分117aと、第2の物品または物品の束の周囲に巻き付
けられて、開口部117dを用いて締結し得る第2の細長いストラップ部分11
7cとを有する結合ストラップ117を示している。
【0078】 本発明の結合ストラップは種々の物品を共に束ねるために一般に使用されるが
、結合ストラップは、物品が支持構造体に取り付けられる場合、あるいはストラ
ップを対象物の周囲に巻き付けて、支持部を提供するか、あるいはより小さな物
品または取扱い器具を物品に保持する場合に、単一の物品の周囲に巻き付けるた
めにのみ使用することも可能である。
【0079】 結合ストラップのベースシートは、使用中にストラップの張力に耐えるために
十分な張力強度を有するべきであり、これは、ベースシートの組成の選択、張力
ストラップとしての使用に特に適合されたベースシート用材料によって同時押出
しされた製品としてのファスナの製造、あるいはベースシートへのシートまたは
層の追加によって提供し得る。弾性(例えば、1つまたは複数の物品の周囲に適
用する際にストラップの延伸を可能にするため)、強靱性、可撓性、剛性等の選
択および制御が同様に可能である。
【0080】 実施例 以下の実施例によって本発明についてさらに説明するが、本実施例は、本発明
の範囲を限定するように意図するものではない。実施例では、部分、比率および
割合は、特に規定しない限り重量による。
【0081】 以下の試験方法は、本発明の結合ストラップを含むファスナを特徴づけるため
に一般的に有効であり、また実施例の模範的なファスナを特徴づけるために用い
られた。
【0082】 剛性係合試験 ファスナの長さに対し横断方向に整列されたリブ付きの可撓性ベースシートを
有する自己嵌合性ファスナを剛性基材に接合して、2つのファスナを係合するた
めに必要な力について試験する。3M Scotchweld(登録商標)Ac
rylic Structural Plastic Adhesive DP
−8005のような接着剤によって、ファスナを剛性のスチールブロック基材に
接合し、次に、12mm幅(リブの長さに対し横断方向の寸法)にトリムする。
下方ブロックに接合されたサンプルは約25mmの長さであるが、上方ブロック
上のサンプルは、6つのリブを含む長さ(約8mm)にトリムする。噛合面が互
いに向き合う状態で、平行面として2つのブロックを5mm/分で共に移動する
。係合が完了するまでの時間、リアルタイムの拡大ビデオ画像を記録する。In
stron(登録商標)引張り試験装置、モデル4501を使用して、運動を慎
重に制御して、力を連続的に測定する。測定されるレスポンスは、係合時の任意
のときにパスカルで測定される最大圧縮応力である。本試験の望ましい結果は小
さな係合応力である。
【0083】 剛性脱離試験 剛性基材上に支持された自己嵌合性ファスナを固定した後に、それらを脱離す
るために必要な力について、それらを試験する。本試験は上述の剛性係合試験の
続きである。係合が完了し、運動が一時的に停止した後、係合噛合面を5mm/
分で移動して離す。完全な脱離が行われるまで、連続的に力を記録する。測定さ
れるレスポンスは、脱離時の任意のときにパスカルで測定される最大引張応力で
ある。本試験の望ましい結果は大きな脱離応力である。最大脱離応力と最大係合
応力との比率は、係合および脱離試験の結果を組み合わせた場合に可能な限り高
いことが望まれる。
【0084】 フレキシブルピンチ試験 挟み動作によって2つの表面を係合するために必要な力について、可撓性ベー
スシートを有する自己嵌合性ファスナを試験する。リブ付き表面を対面させて、
ファスナ対、すなわち12mm幅の2つのファスナストリップを互いに向かって
配置し、それらをピンチローラ上方に、およびローラの側面に位置するサイド支
持テーブル上方にドレープする。次に、上方ピンチローラ(Instron(登
録商標)のロードセルに固定取り付け)を下げて、ファスナ対を共に押す。ニッ
プのリアルタイムの拡大ビデオ画像の観測から判断されるように対が噛合すると
き、シーケンスを停止する。発泡体テープ(例えば、1.5mmの厚さと50デ
ュロメータのショアA硬度とを有するアクリル発泡体コア上にアクリレート感圧
接着剤を含む3M#114)の1つの層を各ローラに適用して、負荷を拡散して
、緩和する。目的は、ストリップを共に挟む人間の2本の指に似せて本試験を行
うこと、またファスナと骨との間の皮膚および肉のクッション効果を含めること
である。ローラの使用によって、人間の指が何かを共に挟むときに受け得る側面
から側面の変位が可能になる。測定される最大の力をテープ幅によって標準化し
、直系デシメータ(N/dm)当たりのニュートンとして記録する。試験は、裏
材のないサンプルで実施でき(モードA)、また3M VHB Transfe
r Adhesiveのような感圧接着剤転写フィルムによって厚さ0.1mm
のステンレス鋼シムストックの12mm幅のストリップにラミネートされたサン
プルフィルムで実施できる(モードB)。本試験の望ましいレスポンスは、非常
に小さな最大圧縮力における完全係合である。
【0085】 ジップ試験 係合を伝播するためにファスナの長さに沿って挟まれた指の摺動を模倣するた
めに、ジップ動作によって2つの表面を係合するために必要な力について、可撓
性ベースシートを有する自己嵌合性リブ付きファスナを試験する。リブがファス
ナの長さに対し横断方向に延在する状態で、12mm幅の2つのファスナストリ
ップを対面させて、一方の端部で手で係合させる。次に、係合端部を挟持して、
約25mmの直径を各々が有する2つのローラの間に挿入する。2つのローラを
互いに十分に近接して配置し、2つの部片の完全な噛合を強制する。次に、25
0mm/分でローラのギャップを通して噛合端部を引くために必要な力を時間の
関数として測定する。この力を約50mmの変位にわたって平均化し、テープ幅
で標準化し、直系デシメータ当たりのニュートンとして記録する。試験は、裏材
のないサンプルで実施でき(モードA)、また感圧接着剤転写フィルムによって
厚さ0.1mmのステンレス鋼シムストックの12mm幅のストリップにラミネ
ートされたサンプルフィルムで実施できる(モードB)。本試験の望ましい応答
は、非常に小さな引き力における完全な係合である。
【0086】 T−剥離試験 可撓性ベースシートを有する自己嵌合性リブ付きファスナを固定した後に、剥
離動作によって2つの表面を脱離するために必要な力について、それらのファス
ナを試験する。リブがファスナの最長の寸法に対し横断方向に延在する状態で、
12mm幅の2つのファスナストリップを対面させ、および横方向の挿入を行っ
て(ストリップの側面を対面させてまた互いに平行に配置し、次に、対面ファス
ナ上のリブを相互係合させて、ストリップを横方向に移動して係合させる)、ま
た噛合の完全性に関する視覚検査を行って手で係合させる。ストリップの一方の
端部において、2つのファスナを狭い間隔で分離し、分離されたこれらの端部の
各々を挟持し、次に250mm/分で剥離する。この力を約50mmの変位にわ
たって平均化し、テープ幅で標準化し、また直系デシメータ当たりのニュートン
として記録する。試験は、裏材のないサンプルで実施でき(モードA)、また感
圧接着剤転写フィルムによって厚さ0.1mmのステンレス鋼シムストックの1
2mm幅のストリップにラミネートされたサンプルフィルムで実施できる(モー
ドB)。本試験の望ましいレスポンスは大きな剥離力である。この剥離は、一般
的に、交差方向(リブに対し垂直)に実施される。一般的に、記述した試験で測
定される挟み力と剥離力との比率は低いことが望ましい。
【0087】 実施例1−2 実施例1−2のファスナは、ファスナにわたって異なる高さの互い違いのリブ
によって引き起こされるプロフィル偏差の効果、特に、ファスナが固定支持され
る場合の係合および脱離特性に対する効果を示している。
【0088】 実施例1では、溶融処理可能なエチレンプロピレンコポリマ(Shellから
得られる7C55H)を2つのシングルスクリュ押出機内に送った。第1の押出
機(Davis Standard Corporationによって供給され
ている)は、約38mm(1.5インチ)の直径と30:1のL/D(長さと直
径との比率)とを有し、また第2の押出機(Killion Extruder
s Inc.によって供給されている)は、約32mm(1.25インチ)の直
径と42:1のL/Dとを有した。各押出機内の材料は押出機を通過し、少なく
とも約0.69MPa(100psi)の圧力で、加熱されたネックチューブを
通して、また2つの層のために設定された3層の送りブロック(Cloeren
Co.によって供給されている)の1つのポートの中に連続的に放出された。
送りブロックは、20.3cm幅(8インチ)のMasterflex(登録商
標)のLD−40フィルムダイ(Chippewa Valley Die,I
nc.によって供給されている)上に装着された。約177℃(350°F)〜
約246℃(475°F)に安定して上昇される温度プロフィルによって、両方
の押出機を操作した。送りブロックおよびダイを約246℃(475°F)に設
定した。
【0089】 ダイは、片側にリブを有するポリマベースシートを形成するように構成された
ダイリップを有した。ベースシートは約150ミクロン(μm)の厚さを有し、
またリブは図4aのリブと同様の断面を有し、高いリブ24と低いリブ25は押
出しウェブの幅にわたって互い違いになっていた。リブ24は、1.32mmの
高さ(ベースシートの上面からフランジの最上部までの図4bの測定寸法51)
、0.25mmのステム厚さまたは幅(高いステムの中間高さにおける図4bの
測定寸法52)、0.23mmのフランジ厚さ(フランジがステムに接続された
点における図4aの測定寸法53)、0.43mmのフランジ幅(図4aの寸法
54であり、ベースシートに対し平行な面で測定されたステム中心からフランジ
上の最も遠い点までの平均距離である。フランジ幅はまた、より正確には図4a
の寸法54aとして考えることができる)、およびフランジがベースシートの水
平面と約20°の角度(図4cの角度α)を形成するようなフランジ配向を有し
ていた。高/低の互い違いのリブの高さ比が約1.2であるように、リブの高さ
(図4bの55)が1.11mmであったことを除いて、リブ25はリブ24と
同様であった。
【0090】 約18℃(65°F)の温度に約10秒間維持した急冷タンク内に、押出しさ
れたリブ付き表面フィルムを約2.4m/分でドロップキャストした。急冷媒体
は、界面活性剤、Ethoxy CO−40(Ethox Chemicals
,LLC,Greenville,SCから入手可能なポリオキシエチレンヒマ
シ油)を水100重量部あたり約0.6重量部含む水溶液であり、これにより湿
潤を高めて、リブ形成を安定化した。急冷されたリブ付き表面フィルムを風乾し
て、試験のために収集した。
【0091】 実施例2は、異なるダイリップを使用したことを除いて、実施例1と同様に作
製された。実施例2のダイリップは、1.15mmと0.75mmの互い違いの
高さで隣接するリブを得るように構成し、高/低の互い違いのリブの高さ比が約
1.5になるようにした。両方の実施例の各リブのステム幅、および隣接リブ上
のフランジの幅と厚さは、実施例1のそれらと同様であった。
【0092】 比較実施例1は、実施例1の高いリブとほぼ同一の高さをすべてが有する隣接
リブが得られるようにダイリップが構成されたことを除いて、実施例1と同様に
作製された。実施例1と同様に、比較実施例1のリブは1.29mmの高さ、0
.25mmのステム厚さ、0.42mmのフランジ幅、0.25mmのフランジ
厚さ、およびベースフィルム主面の水平面の下に約20°角度をつけたフランジ
を有した。
【0093】 リブを切断ストリップの長さに対し横断方向にして、自己嵌合性リブ付きスト
リップファスナを形成ウェブから切断して、剛性係合および脱離試験で試験した
。各実施例のウェブから切断された2つの異なるサンプルセットについて3回測
定を繰り返した。6回のすべての測定の平均を表1に記載する。
【0094】
【表1】
【0095】 表1から理解できるように、高さ比が増加するにつれ係合力が減少したが、こ
れは、高さ比の増加のためリブの移動がより容易になり、係合リブに空き余地が
できた結果であると理解される。同様に、高さ比(実施例1)が小さくなると、
より低いリブ上のフランジは、噛合ファスナのより低いリブ上のフランジを移動
しつつ通過し、またそれと相互係合することができたが、この達成には力の追加
が必要とされた。脱離力はまた、2つのメカニズム、すなわち脱離リブの脱離運
動のための空き余地の増大のメカニズム、および高さ比が増加するにつれ実際に
脱離するリブの数が減少するメカニズム(実施例2では、より低いリブ上のフラ
ンジは、係合中により低い噛合リブのフランジと係合しなかった)のため、高さ
比の増加につれて減少した。重要なことは、脱離/係合比が高さ比の増加と共に
増加したことである。
【0096】 実施例3 実施例3のファスナは、ベースシートに対するフランジ位置の形態のプロフィ
ル偏差の効果、特に、ファスナが固定支持される場合の係合および脱離特性に対
する効果を示している。
【0097】 実施例3は、異なるダイリップを使用したことを除いて、実施例1と同様に作
製された。ダイリップは、ステムの各側面において、しかし図1〜図3に示した
ようにベースシートから異なる高さにフランジが得られるように構成された。左
右のフランジ高さ(それぞれ図2aに示した寸法40と42であり、ベースシー
トの上面から、フランジ上面がステムに交差する点まで測定される寸法)は、そ
れぞれ1.17mmおよび0.74mmであった。より高いフランジ16の幅(
図2aの寸法41)、厚さおよびベースシートとの角度は、それぞれ0.37m
m、0.20mmおよび約30°であった。より低いフランジ15の幅、厚さお
よびベースシートとの角度は、それぞれ0.37mm、0.20mmおよび約3
0°であった。ステムは約0.20mmの厚さを有した。
【0098】 実施例3のファスナを剛性係合および脱離試験で試験した。その結果(6回の
測定の平均、2つのサンプルセットで3回の測定)を表2に記載する。
【0099】
【表2】
【0100】 表2から理解できるように、脱離力は、ステムの反対側のフランジがベースシ
ートから異なる距離で離間された本実施例の係合力よりも大きかった。これらの
結果は、ステムの反対側のフランジがベースシートから同一距離離間され、また
ほぼ1の脱離/係合比を示す表1の比較実施例1の結果と比較し得る。
【0101】 実施例4 実施例4のファスナは、ファスナが固定支持される場合の係合および脱離特性
に対するリブ間隔によるプロフィル偏差の効果を示している。
【0102】 実施例4のファスナは比較実施例1のファスナから作製された。比較実施例1
と同様に、すべてのリブは1.29mmの高さ、0.25mmのステム厚さ、0
.42mmのフランジ幅、0.25mmのフランジ厚さ、およびベースシートと
約20°のフランジ角度を有した。比較実施例1のファスナから3番目毎の列を
慎重に除去し、図6に示したようにファスナを残すことによって、実施例4のフ
ァスナを作製した。
【0103】 失われた列によって残された空間に2つのリブを嵌合し(配向M)、また失わ
れた列によって残された空間に1つのリブを嵌合して(図6に示した配向N)、
用意したファスナを2つの配向で剛性係合および脱離について試験した。その結
果(6回の測定の平均、2つのサンプルセットで3回の測定)を表3に記載する
【0104】
【表3】
【0105】 表3から理解できるように、列を除去して間隔偏差または非対称を形成するこ
とによって、これらの自己嵌合性ファスナの係合および脱離力が相当小さくされ
、このことはある用途に有益であり得る。
【0106】 実施例5−6および比較実施例2 実施例5−6のファスナは、ファスナ幅にわたって互い違いの異なる高さのリ
ブを使用することによって達成されたプロフィル偏差の効果、特に、フレキシブ
ルモードの係合および脱離特性に対する効果、すなわち可撓性ファスナが支持さ
れないか、あるいはフレキシブルに支持される場合の効果を示している。
【0107】 実施例5−6および比較実施例2は、それぞれ、実施例1−2および比較実施
例1と同様に作製されたが、ファスナは2つのフレキシブルモード、モードA(
支持体なし)およびモードB(ステンレス鋼シートの支持体付き)で、挟み係合
、ジップ係合および剥離脱離について試験された。その結果(4回の測定の平均
、用意した各ウェブからの2つの異なるサンプルセットで2回繰り返した測定)
を表4に記載する。
【0108】
【表4】
【0109】 表4から理解できるように、本実施例の挟み力と剥離力との比率は、剛性支持
体なしにファスナを試験した場合の比較実施例のファスナよりも実質的に小さか
った。さらに、より大きな空き余地がリブの係合に利用可能になったので(実施
例5から実施例6)、挟み力と剥離力との比率は、支持した場合の試験および支
持しなかった場合の試験の両方で減少した。支持しなかった試験および支持した
試験の比較はまた、支持した試験において挟み力と剥離力との比率がより高かっ
たことを示している。
【0110】 実施例7 実施例7のファスナは、フランジ位置によって達成されるプロフィル偏差の効
果、特にフレキシブルモードの係合および脱離特性に対する効果を示している。
実施例7のファスナは実施例3のファスナと同様に作製されたが、それらには異
なる試験が施され、2つのフレキシブルモード、モードA(支持体なし)および
モードB(ステンレス鋼シートの支持体付き)で試験された。挟み係合、ジップ
係合および剥離脱離についてファスナを試験した。その結果(4回の測定の平均
、2つのサンプルセットで2回繰り返した測定)を表5に記載する。
【0111】
【表5】
【0112】 表5から理解できるように、本実施例のファスナの挟み力と剥離力との比率は
、支持体なしにファスナを試験した実施例7Aについて特に小さかった。同様に
、実施例7Aと7Bの挟み/剥離比は、比較実施例2Aと2B(表4に記録)に
関するそれらの比率よりもはるかに小さく、ステム部分の片側のフランジ高さを
低くすることによって達成されるプロフィル偏差の利点を示している。
【0113】 実施例8 実施例8のファスナは、リブの間隔によって達成されるプロフィル偏差の効果
、特にフレキシブルモードの係合および脱離特性に対する効果を示している。実
施例8のファスナは実施例4のファスナと同一に作製されたが、それらには異な
る試験が施され、2つのモード、モードA(支持体なし)およびモードB(ステ
ンレス鋼シートの支持体付き)で試験された。2つの異なる配向で、失われた列
に2つのリブを嵌合するか(配向M)、あるいは失われた列に1つのリブを嵌合
して(図6に示した配向N)、挟み係合、ジップ係合および剥離脱離についてフ
ァスナを試験した。その結果(4回の測定の平均、2つの異なるサンプルセット
で2回の測定)を比較実施例2のそれらの結果と共に表6に記載する。
【0114】
【表6】
【0115】 表6から理解できるように、係合力および脱離力は、対応する空間に1つまた
は2つのリブの包含を噛合が有するかどうかによって影響される。しかし、両方
の例では、本実施例の挟み/剥離比は比較例よりも実質的に小さかった。
【0116】 実施例9−11 実施例9−11のファスナは、リブ長さ、リブの間の長手方向距離およびプロ
フィル偏差(ファスナ幅にわたって互い違いのリブの高さによる)の効果を示し
ている。実施例9−11のファスナは、異なる加工装置を用いたことを除いて、
実施例2のファスナと同様に作製された。64mm(2.5インチ)の直径と2
4/1のL/Dとを有するシングルスクリュ押出機(Killion)を使用し
た。実施例2のように、リブ付き表面フィルムを押し出し、急冷し、また乾燥し
た。引き続き、フィルムは85℃(185°F)に予熱された湾曲の真空プラテ
ンの上方を、次に、均等な間隔の36個のナイフブレードを有する回転ホイール
の下を通過し、この回転ホイールによって、米国特許第4,894,060号に
略述されているように、均等な間隔の別個の部分にリブが切断された。ナイフブ
レードホイールを約500rpmで回転し、また単一リブに沿ったカット間の距
離が、異なる長さのリブを作製する実施例ごとに様々であるように、ウェブ速度
を調整した。リブ長さとステム厚さとの比率によって長さを示すことができ、実
施例9−11のそれらの比率は、それぞれ、約3(すなわち、ステム厚さは0.
01インチ(0.25mm)であり、リブ長さは0.03インチ(0.75mm
)であった)であり、4.5および9であった。リブの切断後、約150℃(3
00°F)に維持された温度でフィルムを約10%縦方向に延伸した。縦方向の
延伸によって、それぞれ、約0.075、0.11および0.4mmの長手方向
の隣接した切断リブの間に長手方向の空間が得られた。横断方向に隣接したリブ
の間の横断方向間隔の同時の低減は無視できる程度であった。
【0117】 次に、支持体なし、およびステンレス鋼シートの支持体付きの2つのモードで
、挟み係合、ジップ係合および剥離脱離についてファスナを試験したところ、フ
ァスナは有用な特性を示した。リブ長さに対し平行な方向において、ファスナの
すべては未切断のサンプルよりもフレキシブルであった。
【0118】 実施例12 実施例12は、ポリエチレンから作製された本発明のファスナを示している。
実施例12は、ポリマがLDPE6005(Union Carbide Co
rporationから得られる)であったことを除いて、実施例2と同様に作
製され、またフィルムは、剛性フォーマットで自己噛合係合および脱離について
試験された。各実施例のウェブから切断された2つの異なるサンプルセットにつ
いて測定を2回繰り返し、また比較のため実施例2の結果と共に4回のすべての
測定の平均を表7に記載する。
【0119】
【表7】
【0120】 表7から理解できるように、本発明のファスナが作製されるポリマを変更した
場合、係合および脱離力は変化し得る。
【0121】 実施例13−14 実施例13と14は、ファスナリブの上面のポリマ組成を変更することによっ
て達成される本発明の剛性支持ファスナの性能に対する効果を示している。
【0122】 実施例13は、異なるポリマ材料が押出機の1つを通過したことを除いて、実
施例2と同様に作製された。Killion押出機を通過したポリマ材料は、9
5%の7C55Hポリプロピレンコポリマ(Shell Corporatio
nから得られる)と、5%のMB−50Silicone(Dow Corni
ng Corporationから入手可能な50/50のシリコン/ポリプロ
ピレンのブレンド)とのブレンドであった。このポリマ材料によってリブの上部
に表面層が形成され(図8jに図示)、この表面層は、Davis Stand
ard押出機を通過してリブ付き表面フィルムのバルクを形成したベースポリマ
(100%の7C55Hのポリプロピレンコポリマ)の表面層よりも低い摩擦係
数を有した。押出しされたウェブ上のリブのフランジ幅は0.40mmであった
【0123】 実施例14は、Killion押出機を通過したポリマ材料が、95%の上記
の7C55Hポリプロピレンコポリマと、5%のTHV−200G透明なフルオ
ロプラスチック(Dyneon Corporation,St.Paul,M
innesotaから入手可能なテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロ
ピレン、フッ化ビニリデンコポリマ)とのブレンドであったことを除いて、実施
例15と同様に作製された。得られた押出しフランジ幅は0.45mmであった
【0124】 実施例13と16の押出しされたウェブを切断して、自己嵌合性ファスナとし
て剛性係合および脱離試験で試験した。両方の実施例のファスナは脱離力と係合
力との有用な比率を示し、実施例13のシリコン含有のファスナが特に高い比率
を示した。
【0125】 実施例15 実施例15のファスナは、実施例14のファスナと同一の手順によって作製さ
れたが、支持体なし、およびステンレス鋼シートの支持体付きの2つのフレキシ
ブルモードで、挟み係合、ジップ係合および剥離脱離について試験したところ、
ファスナは好ましい特性を示した。
【0126】 実施例16 溶融処理可能なエチレンプロピレンコポリマ(Union Carbide
Corporationによって供給されている7C55H)を、約64mm(
2.5インチ)の直径と24:1のL/D(長さと直径との比率)とを有するシ
ングルスクリュ押出機(Davis Standard Corporatio
nによって供給されている)に送った。押出機内のポリマの温度プロフィルは約
177℃(350°F)〜約246℃(475°F)に安定して上昇された。ポ
リマは、少なくとも約0.69MPa(100psi)の圧力で、約246℃(
475°F)に加熱されたネックチューブを通して、同様に約246℃(475
°F)に加熱された20.3cm幅(8インチ)のMasterflex(登録
商標)LD−40フィルムダイ(Chippewa Valley Die,I
nc.によって供給されている)の中に連続的に放出された。
【0127】 ダイは、図4に示したように、片側にリブを有するポリマベースシートを形成
するように構成されたダイリップを有し、また約250ミクロン(μm)の厚さ
を有するベースシートと、1.78mmの高さ(ベースシートの上面からフラン
ジの最上部までの図4bの測定寸法51)を有する高いリブ24と、1.14m
mの高さを有する低いリブ25と、0.25mmのステム厚さまたは幅(高いス
テムの中間高さにおける図4bの測定寸法52)と、0.23mmのフランジ厚
さ(フランジがステムに接続された点における図4aの測定寸法53であり、0
.23mmのフランジ厚さは0.25mmのステム厚さと本質的に同一と考えら
れる)と、0.38mmのフランジ幅(図4aの寸法54であり、ベースシート
に対し平行な面で測定されたステム中心からフランジ上の最も遠い点までの平均
距離である)とを提供するように寸法決めされた。高いリブのフランジの底縁か
らベースシートまでの距離は1.22mmであり、また低いリブのフランジの底
縁からベースシートまでの距離は0.58mmであった。計算できるように、高
/低の互い違いのリブの高さ比は約1.5であった。
【0128】 約10〜16℃(50〜60°F)の温度に維持された急冷タンク内に、押出
しされたリブ付き表面フィルムを約3m/分でドロップキャストして、フィルム
を少なくとも10秒間タンク内に保持した。急冷媒体は、水と、0.1〜1%の
界面活性剤、Ethoxy CO−40(Ethox Chemicals,L
LC,Greenville,SCから入手可能なポリオキシエチレンヒマシ油
)との溶液であり、これによって湿潤を高めて、リブ形成を安定化した。急冷さ
れたリブ付き表面フィルムを風乾して、100〜150ヤード(90〜137m
)のロールに収集した。次に、図18に示したような結合ストラップを押出しウ
ェブから切断して試験したが、その結果、結合ストラップは、適度の係合力、剥
離タイプの脱離に対する優れた抵抗性、および係合力と脱離力との優れた比率を
示すことが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の代表的なファスナの部分斜視図および断面図である。
【図2a】 同一のファスナとの係合に先立つ図1に示したファスナの部分
断面図であり、第2のファスナの2つの可能な異なる配向を示している。
【図2b】 同一のファスナとの係合に先立つ図1に示したファスナの部分
断面図であり、第2のファスナの2つの可能な異なる配向を示している。
【図3a】 同一のファスナと相互係合される図1のファスナの部分概略図
である。
【図3b】 同一のファスナと相互係合される図1のファスナの部分概略図
である。
【図3c】 同一のファスナと相互係合される図1のファスナの部分概略図
である。
【図3d】 同一のファスナと相互係合される図1のファスナの部分概略図
である。
【図4a】 同一のファスナと相互係合される本発明の異なるファスナの部
分概略図である。
【図4b】 同一のファスナと相互係合される本発明の異なるファスナの部
分概略図である。
【図4c】 同一のファスナと相互係合される本発明の異なるファスナの部
分概略図である。
【図4d】 同一のファスナと相互係合される本発明の異なるファスナの部
分概略図である。
【図5a】 図4a〜図4dに示したタイプの1対のファスナの脱離を概略
的に示している。
【図5b】 図4a〜図4dに示したタイプの1対のファスナの脱離を概略
的に示している。
【図6】 同一のファスナとの相互係合に先立つ本発明の異なるファスナの
部分概略図である。
【図7a】 本発明の異なるファスナの部分側面図または端面図である。
【図7b】 本発明の異なるファスナの部分側面図または端面図である。
【図8a】 本発明の異なるファスナリブの側面図または端面図である。
【図8a’】 図8aに示した構造の部分拡大図である。
【図8b】 本発明の異なるファスナリブの側面図または端面図である。
【図8c】 本発明の異なるファスナリブの側面図または端面図である。
【図8d】 本発明の異なるファスナリブの側面図または端面図である。
【図8e】 本発明の異なるファスナリブの側面図または端面図である。
【図8f】 本発明の異なるファスナリブの側面図または端面図である。
【図8g】 本発明の異なるファスナリブの側面図または端面図である。
【図8h】 本発明の異なるファスナリブの側面図または端面図である。
【図8i】 本発明の異なるファスナリブの側面図または端面図である。
【図8j】 本発明の異なるファスナリブの側面図または端面図である。
【図9】 ファスナが剥離されるときのそれぞれ図1と図4のファスナの相
互係合対の概略図である。
【図10】 ファスナが剥離されるときのそれぞれ図1と図4のファスナの
相互係合対の概略図である。
【図11】 本発明の異なるファスナの部分斜視図である。
【図12】 図11のファスナの断面図である。
【図13】 本発明の異なるファスナの破断斜視図である。
【図14】 本発明の異なるファスナの断面図である。
【図15】 本発明のあるファスナを形成するための装置の概略図である。
【図16】 本発明の異なるファスナの断面図である。
【図17】 本発明のファスナが取り付けられる本発明のおむつの部分概略
斜視図である。
【図18】 本発明の1つの代表的な結合ストラップの平面図である。
【図18a】 使用時の図18の結合ストラップを示した概略側面図である
【図18b】 使用時の図18の結合ストラップを示した概略側面図である
【図19】 本発明の結合ストラップを切断し得る押出しされたポリマウェ
ブの部分平面図である。
【図20】 本発明の異なる結合ストラップの概略側面図であり、大幅に拡
大されている。
【図21】 本発明の異なる結合ストラップの概略側面図である。
【図22a】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図22b】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図22c】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図22d】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図22e】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図23a】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図23b】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図24】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した概
略図である。
【図25】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した概
略図である。
【図26a】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図26b】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図26c】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図26d】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図26e】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図26f】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図27a】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図27b】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図28a】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図28b】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図28c】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【図28d】 本発明の種々の結合ストラップおよびそれらの使用を示した
概略図である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月29日(2002.8.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図14】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図21】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図24】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図27b
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図27b】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/758,764 (32)優先日 平成13年1月11日(2001.1.11) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/758,885 (32)優先日 平成13年1月11日(2001.1.11) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ロナルド・ダブリュー・オーセン アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 ブライアン・イー・スピーワク アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 Fターム(参考) 3B029 BD01 3B100 DA06 DA07 DB02 3E085 BA04 BA06 BA22 BB15 BB34 BC07 BD03 BD08 BE05 BG01 BG02 BH03 4C098 CC01 CE07 DD22 DD24 DD25 DD27 DD28 【要約の続き】 が結合ストラップとしての使用に特に有利である。少な くとも1つの物品を結合するための方法が同様に開示さ れている。

Claims (80)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースシートと、該ベースシートから突出する多数の平行の
    狭い間隔の弾性変形可能なリブとを具備するファスナであって、前記リブが、前
    記ベースシートに取り付けられると共に 前記ベースシートから略垂直のステム部分と、該ステム部分の各側面に取り付け
    られると共に 前記ベースシートから離間した少なくとも1つのフランジとを備え、前記リブに
    よって形成される断面プロフィールが前記リブの長さにわたって略均一であるが
    、前記リブに対し横断方向において、完全集団の等間隔の同一の非分割の対称リ
    ブによって形成されるプロフィールからの規則的繰返しの偏差を有し、および前
    記ファスナが、隣接リブのステム部分の間に収容される幅であるが、隣接リブの
    前記フランジの間のギャップよりも大きな幅を有する個々のリブを具備し、これ
    により、前記ファスナのリブ付き表面と、同一のリブ付き表面とを相互係合する
    ことができる、ファスナ。
  2. 【請求項2】 リブプロフィールの偏差が、前記リブの中央垂直面に対し個
    々のリブ形状を非対称にすることによって提供される、請求項1に記載のファス
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記非対称の形状が、前記ベースシートから異なる間隔で前
    記ステム部分の異なる側面に前記フランジの取付け部を備える、請求項2に記載
    のファスナ。
  4. 【請求項4】 前記非対称の形状が、前記ステム部分の異なる側面の前記フ
    ランジの間に異なる形状を備える、請求項2に記載のファスナ。
  5. 【請求項5】 リブプロフィールの偏差が、いくつかのリブの高さを他のリ
    ブの高さと異なるようにすることによって提供される、請求項1に記載のファス
    ナ。
  6. 【請求項6】 前記リブが、それに対し横断方向の前記ファスナにわたって
    組に構成され、またリブプロフィールの偏差が、組内の少なくとも2つの隣接し
    たリブの間の間隔を前記組内の他のリブの間の間隔と異なるようにすることによ
    って提供される、請求項1に記載のファスナ。
  7. 【請求項7】 リブプロフィールの偏差が、前記リブの上部から前記ベース
    シートに向かって延在する細長い開口部によって分割されるリブを組み込むこと
    によって提供される、請求項1に記載のファスナ。
  8. 【請求項8】 少なくともいくつかのリブフランジの下側表面の外側部分が
    、前記ベースシートに向かって突出する、請求項1に記載のファスナ。
  9. 【請求項9】 前記リブの少なくともいくつかの最上面の部分が、前記ベー
    スシートに向かって曲げられて、前記リブの上部にテーパー形状を提供する、請
    求項1に記載のファスナ。
  10. 【請求項10】 前記リブの少なくとも最上部が、前記リブと噛合ファスナ
    のリブとの相互係合を促進するために摩擦低減剤を含む、請求項1に記載のファ
    スナ。
  11. 【請求項11】 前記リブが、テープの長さに対し横断方向に延在するテー
    プ形状の請求項1に記載のファスナ。
  12. 【請求項12】 前記リブが、テープの長さに対し平行に延在するテープ形
    状の請求項1に記載のファスナ。
  13. 【請求項13】 前記リブの少なくともいくつかが、それらの長さにわたっ
    て中断される、請求項1に記載のファスナ。
  14. 【請求項14】 前記リブの高さが約2mm以下である、請求項1に記載の
    ファスナ。
  15. 【請求項15】 前記リブの高さが、前記リブ上のフランジ幅よりも大きい
    、請求項1に記載のファスナ。
  16. 【請求項16】 少なくともいくつかのフランジの下側表面の外側部分が、
    前記ベースシートに向かって突出し、また同一のリブ付き表面からの剥離タイプ
    の脱離時の前記フランジの変形に優先して前記ステム部分が変形するように、前
    記フランジの少なくともいくつかが前記フランジ幅の大部分にわたって実質的な
    厚さを有する、請求項1に記載のファスナ。
  17. 【請求項17】 前記ベースシートが、ファスナの相互係合対の間の相対摺
    動移動を制限するために、前記リブに対し横断方向の隆起領域を有する、請求項
    1に記載のファスナ。
  18. 【請求項18】 前記リブが、ファスナの相互係合対の間の相対摺動移動を
    制限するために永久変形されている、請求項1に記載のファスナ。
  19. 【請求項19】 少なくとも2つの異なる材料から同時押出によって用意さ
    れ、これによって前記ファスナの一部分が1つの材料を含み、前記ファスナの異
    なる部分が異なる材料を含む、請求項1に記載のファスナ。
  20. 【請求項20】 リブが突出する反対側の前記ベースシートに取り付けられ
    た補足ウェブを具備する、請求項1に記載のファスナ。
  21. 【請求項21】 リブが突出する前記ベースシートの反対側に接着剤層を支
    承する、請求項1に記載のファスナ。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載の同一のファスナと噛合した請求項1に記
    載のファスナを具備する噛合ファスナ対。
  23. 【請求項23】 異なるファスナと噛合した請求項1に記載のファスナを具
    備する噛合ファスナ対。
  24. 【請求項24】 可撓性基材と、該基材に取り付けられた請求項1に記載の
    ファスナとを具備する物品。
  25. 【請求項25】 織物と、該織物に取り付けられた請求項1に記載のファス
    ナとを具備する物品。
  26. 【請求項26】 剛性基材と、該基材に取り付けられた請求項1に記載のフ
    ァスナとを具備する物品。
  27. 【請求項27】 ベースシートと、テープの長さに対し横断方向の前記ベー
    スシートから突出する多数の平行の狭い間隔の弾性変形可能なリブを具備するテ
    ープ形状の細長いファスナであって、前記リブが、前記ベースシートに取り付け
    られると共に前記ベースシートから略垂直のステム部分と、該ステム部分の各側
    面に取り付けられた少なくとも1つのフランジとを備え、前記フランジが、前記
    ベースシートから離間した点の前記ステム部分に取り付けられ、前記フランジの
    少なくとも外側部分が、前記ベースシートに向かってある角度で突出し、前記リ
    ブによって形成される断面プロフィールが前記リブの長さにわたって略均一であ
    るが、前記リブに対し横断方向において、完全集団の等間隔の同一の非分割の対
    称リブによって形成されるプロフィールからの繰返しの偏差を有し、前記リブが
    、隣接リブのステム部分の間に収容される幅であるが、隣接リブの対面するフラ
    ンジの間の横方向間隔よりも大きな幅を有し、これにより、前記リブが相互係合
    して表面を共に保持するように、前記ファスナテープのリブ付き表面を同一のリ
    ブ付き表面と共に押圧することができるファスナ。
  28. 【請求項28】 噛合ファスナとの相互係合中に圧力が前記リブに加えられ
    た場合に前記フランジの変形に優先して前記ステム部分が曲がるような寸法を前
    記リブが有する、請求項27に記載のファスナ。
  29. 【請求項29】 前記リブによって形成されるプロフィールの偏差が、a)
    前記ベースシートに対し垂直の面を中心にして非対称のリブ形状、b)他のリブ
    の高さよりも高いいくつかのリブの高さ、c)他のリブの間の間隔よりも大きな
    いくつかのリブの間の間隔、d)前記リブの上面から前記ベースシートに向かっ
    て延在する開口部による少なくともいくつかのリブの分割、の内の1つ以上を含
    む、請求項27に記載のファスナ。
  30. 【請求項30】 保管のためにそれ自体の上に巻き取られた請求項27に記
    載のファスナテープ。
  31. 【請求項31】 前記リブの最上面が、前記ベースシートに向かって曲がる
    部分を有するテーパー形状を有する、請求項27に記載のファスナ。
  32. 【請求項32】 ベースシートと、該ベースシートから突出する多数の平行
    の狭い間隔の弾性変形可能なリブとを具備するファスナであって、前記リブが、
    前記ベースシートに取り付けられると共に前記ベースシートから略垂直のステム
    部分と、前記ベースシートから離間した点の前記ステム部分の各側面に取り付け
    られた少なくとも1つのフランジとを備え、前記フランジの少なくとも外側部分
    が前記ベースシートに向かって突出し、前記リブによって形成される断面プロフ
    ィールが、前記リブの長さにわたって略均一であるが、いくつかのリブは、前記
    リブに対し横断方向の規則的繰返しパターンの他のリブよりも高く、および前記
    ファスナが、隣接リブのステム部分の間に収容される幅であるが、隣接リブのフ
    ランジの間のギャップよりも大きな幅を有する個々のリブを具備し、これにより
    、前記ファスナのリブ付き表面と、同一のリブ付き表面とを相互係合することが
    できる、ファスナ。
  33. 【請求項33】 第1の高さのリブが、該リブの長さに対し横断方向の第2
    の高さのリブと1つずつ互い違いになる、請求項32に記載のファスナ。
  34. 【請求項34】 前記第1の高さが前記第2の高さの約1.5倍である、請
    求項32に記載のファスナ。
  35. 【請求項35】 前記より高いリブの高さが約2mm以下である、請求項3
    2に記載のファスナ。
  36. 【請求項36】 少なくともより高い前記リブの高さが、前記リブのフラン
    ジ幅よりも大きい、請求項32に記載のファスナ。
  37. 【請求項37】 前記リブの最上面が、前記ベースシートに向かって曲がる
    部分を有するテーパー形状を有する、請求項32に記載のファスナ。
  38. 【請求項38】 別個の部分と、別個の衣服部分を共に締結するための衣服
    に取り付けられたファスナとを具備する衣服であって、前記ファスナが、可撓性
    ベースシートと、該ベースシートから突出する多数の平行の狭い間隔の弾性変形
    可能なリブとを具備し、前記リブが、前記ベースシートに取り付けられると共に
    前記ベースシートから略垂直のステム部分と、前記ベースシートから離間した点
    の前記ステム部分の各側面に取り付けられた少なくとも1つのフランジとを備え
    、前記フランジの外側部分が前記ベースシートに向かって突出し、前記リブによ
    って形成される断面プロフィールは前記リブの長さにわたって略均一であるが、
    前記リブに対し横断方向において、完全集団の等間隔の同一の非分割の対称リブ
    によって形成されるプロフィールからの規則的繰返しの偏差を有し、および前記
    ファスナが、隣接リブのステム部分の間に収容される幅であるが、隣接リブの間
    のギャップよりも大きな幅を有する個々のリブを具備し、これにより前記ファス
    ナのリブ付き表面と、同一のリブ付き表面とを相互係合することができる、衣服
  39. 【請求項39】 使い捨てオムツの形態の請求項38に記載の衣服。
  40. 【請求項40】 表面に接続されるようにかつシート材料と、ベースシート
    と該ベースシートから突出する多数の平行の狭い間隔の弾性変形可能なリブとを
    具備するファスナとを含む接続領域を通した流体の通過を制限するように適合さ
    れると共に前記シート材料に装着された物品であって、前記リブが、前記ベース
    シートに取り付けられると共に前記ベースシートから略垂直のステム部分と、前
    記ベースシートから離間した点の前記ステム部分の各側面に取り付けられた少な
    くとも1つのフランジとを備え、前記フランジの少なくとも外側部分が前記ベー
    スシートに向かって突出し、前記リブによって形成される断面プロフィールが前
    記リブの長さにわたって略均一であるが、前記リブに対し横断方向において、完
    全集団の等間隔の同一の非分割の対称リブによって形成されるプロフィールから
    の規則的繰返しの偏差を有し、および前記ファスナが、隣接リブのステム部分の
    間に収容される幅であるが、隣接リブの間のギャップよりも大きな幅を有する個
    々のリブを具備し、前記ファスナのリブ付き表面と、同一のリブ付き表面とを相
    互係合することができ、これにより、前記ファスナ上の前記リブが、前記接続領
    域を通した流体の予想される経路に対し横断方向に配向される、物品。
  41. 【請求項41】 前記ファスナが、前記シート材料の縁部部分に装着され、
    また他のファスナが、前記シート材料の異なる部分の縁部部分に装着され、これ
    によって2つの縁部部分を共に接続して、前記接続領域を通した流体の通過を制
    限できる、請求項40に記載の物品。
  42. 【請求項42】 前記ファスナが、前記シート材料の縁部部分に沿って取り
    付けられるテープであり、また前記リブが前記テープの長手方向に延在する、請
    求項41に記載の物品。
  43. 【請求項43】 ベースシートと、該ベースシートから突出する多数の平行
    の狭い間隔の弾性変形可能なリブとを具備する物品を結合するために少なくとも
    1つの物品の周囲に巻き付けられるように適合された結合ストラップであって、
    前記リブが、前記ベースシートに取り付けられると共に前記ベースシートから略
    垂直のステム部分と、前記ベースシートから離間した点の前記ステム部分の各側
    面に取り付けられた少なくとも1つのフランジとを備え、前記リブによって形成
    される断面プロフィールが前記リブの長さにわたって略均一であるが、前記リブ
    に対し横断方向においては、完全集団の等間隔の同一の非分割の対称リブによっ
    て形成されるプロフィールからの規則的繰返しの偏差を有し、および前記ファス
    ナが、隣接リブのステム部分の間に収容される幅であるが、隣接リブのフランジ
    の間のギャップよりも大きな幅を有する個々のリブを具備し、これにより、前記
    ストラップの一部分のリブ付き表面が、前記ストラップの他の部分の同一の締結
    表面と相互係合することができる締結表面を構成する、結合ストラップ。
  44. 【請求項44】 前記フランジの外側部分の下側表面が、前記ベースシート
    に向かって下方方向に突出する、請求項43に記載の結合ストラップ。
  45. 【請求項45】 前記リブの少なくともいくつかの最上面の部分が前記ベー
    スシートに向かって曲げられて、前記リブの上部にテーパー形状を提供する、請
    求項43に記載の結合ストラップ。
  46. 【請求項46】 同一のリブ付き表面からの剥離タイプの脱離時の前記フラ
    ンジの変形に優先して前記ステム部分が変形するように、前記フランジの少なく
    ともいくつかが前記フランジ幅の大部分にわたって実質的な厚さを有する、請求
    項43に記載の結合ストラップ。
  47. 【請求項47】 前記リブが、前記ストラップの長さに対し横断方向に延在
    する、請求項43に記載の結合ストラップ。
  48. 【請求項48】 前記リブが、前記ストラップの長さに対し平行に延在する
    、請求項43に記載の結合ストラップ。
  49. 【請求項49】 前記ストラップ内に少なくとも1つの開口部を含み、該開
    口部を通して前記ストラップの端部を挿入して、結合動作中に前記ストラップの
    他の部分と相互接続可能である、請求項43に記載の結合ストラップ。
  50. 【請求項50】 前記リブの配列が、前記締結表面にわたって互い違いのよ
    り高いおよびより低いリブを備える、請求項43に記載の結合ストラップ。
  51. 【請求項51】 ベースシートと、該ベースシートから突出する多数の平行
    の狭い間隔の弾性変形可能なリブとを具備し、また同一の締結表面と相互係合す
    ることができる締結表面を確立する物品を結合するために少なくとも1つの物品
    の周囲に巻き付けられるように適合された結合ストラップであって、前記リブが
    、前記ベースシートに取り付けられると共に前記ベースシートから略垂直のステ
    ム部分と、前記ベースシートから離間した点の前記ステム部分の各側面に取り付
    けられた少なくとも1つのフランジとを備え、前記フランジの外側部分の下側表
    面が前記ベースシートに向かって下方方向に突出し、また同一の締結表面からの
    剥離タイプの脱離時の前記フランジの変形に優先して前記ステム部分が変形する
    ように、前記フランジが少なくとも前記フランジ幅の大部分にわたって実質的な
    厚さを有し、前記リブによって形成される断面プロフィールが前記リブの長さに
    わたって略均一であるが、前記リブに対し横断方向において、完全集団の等間隔
    の同一の非分割の対称リブによって形成されるプロフィールからの規則的繰返し
    の偏差を有し、前記結合ストラップが1つ以上の物品の周囲に巻き付けられて、
    前記物品に結合作用を提供するように前記結合ストラップを適合させる長さと幅
    を有する、結合ストラップ。
  52. 【請求項52】 前記リブの配列が、前記締結表面にわたって互い違いのよ
    り高いおよびより低いリブを備える、請求項51に記載の結合ストラップ。
  53. 【請求項53】 前記リブの少なくともいくつかの最上面の部分が前記ベー
    スシートに向かって曲げられて、前記リブの上部にテーパー形状を提供する、請
    求項51に記載の結合ストラップ。
  54. 【請求項54】 前記ストラップ内に少なくとも1つの開口部を含み、該開
    口部を通して前記ストラップの端部を挿入して、結合動作中に前記ストラップの
    他の部分と相互接続可能である、請求項51に記載の結合ストラップ。
  55. 【請求項55】 前記リブが、前記ストラップの長さに対し横断方向に延在
    する、請求項51に記載の結合ストラップ。
  56. 【請求項56】 少なくとも1つの物品を結合するための方法であって、(
    a)ベースシートから一体的に突出する平行の狭い間隔の弾性変形可能なリブの
    配列によって少なくとも1つの表面に構成されたベースシートを備える第1の細
    長いストラップ部分により、前記物品を少なくとも部分的に囲むステップであっ
    て、前記リブが、前記ベースシートに取り付けられると共に前記ベースシートか
    ら略垂直のステム部分と、該ステム部分の各側面に取り付けられると共に前記ベ
    ースシートから離間したフランジとを備え、少なくともいくつかのリブフランジ
    の下側表面の少なくとも外側部分が前記ベースシートに向かって突出し、前記リ
    ブによって形成される断面プロフィールが前記リブの長さにわたって略均一であ
    るが、前記リブに対し横断方向において、完全集団の等間隔の同一の非分割の対
    称リブによって形成されるプロフィールからの規則的繰返しの偏差を有し、同一
    の形状の締結表面に押圧し、これによって前記締結表面と相互接続することがで
    きる第1の締結表面が、前記リブの配列によって確立される、ステップと、(b
    )前記第1の締結表面と、前記物品の周囲に配設された別の構造部材上に支承さ
    れた第2の締結表面とを相互接続するステップと、を含む方法。
  57. 【請求項57】 前記別の構造部材が第2のストラップ部分であり、前記第
    2の締結表面が前記第1の締結表面と同一である、請求項56に記載の方法。
  58. 【請求項58】 前記第1および第2のストラップ部分が、1つのストラッ
    プの一体接続部分である、請求項56に記載の方法。
  59. 【請求項59】 前記第1および第2の締結表面が、前記ストラップの同一
    の主面に配設される、請求項58に記載の方法。
  60. 【請求項60】 前記ストラップが少なくとも1つの開口部を含み、該開口
    部を通して前記ストラップの端部が挿入され、前記第1および第2の締結表面が
    共に締結可能である、請求項58に記載の方法。
  61. 【請求項61】 前記第1および第2の締結表面が、結合される少なくとも
    1つの物品と反対側の前記ストラップの表面にあり、また締結が、前記第1の締
    結表面を支承する前記ストラップの部分を前記開口部を通して挿入することによ
    って、また前記開口部を通して挿入されない前記ストラップの部分の上に、前記
    第2の締結表面を支承する当該部分を折り返すことによって達成される、請求項
    60に記載の方法。
  62. 【請求項62】 前記開口部が、それを通して挿入された端部の反対側の前
    記ストラップの端部にある、請求項60に記載の方法。
  63. 【請求項63】 前記第2の締結表面が、前記開口部が形成される前記スト
    ラップの端部にあり、また前記開口部に隣接する、請求項62に記載の方法。
  64. 【請求項64】 前記第2の締結表面が、前記開口部と、それを通して挿入
    された前記ストラップの端部との中間の前記ストラップの部分にある、請求項6
    2に記載の方法。
  65. 【請求項65】 前記開口部を通して挿入された前記ストラップの端部が前
    記第2の締結表面に締結され、ならびに前記開口部と、それを通して挿入された
    前記ストラップの端部との中間の前記ストラップの部分に配設された第3の締結
    表面に締結される、請求項63に記載の方法。
  66. 【請求項66】 前記ストラップがリング部材に締結され、また締結が、前
    記第1の締結表面を支承する前記ストラップの部分を前記リング部材を通して挿
    入することによって、また前記リング部材を通して挿入されない前記ストラップ
    の部分の上に、前記第2の締結表面を支承する当該部分を折り返すことによって
    達成される、請求項58に記載の方法。
  67. 【請求項67】 前記ストラップの他方の端部が同様に前記リング部材を通
    して挿入され、また前記リング部材を通して挿入されない、第4の締結表面を支
    承する前記ストラップの部分の上に、第3の締結表面を支承する挿入部分を折り
    返すことによって締結される、請求項66に記載の方法。
  68. 【請求項68】 前記ストラップの少なくとも1つの端部が、それ自体の上
    に折り返され、またその位置に保持されて、前記ストラップの端部のタブを形成
    する、請求項58に記載の方法。
  69. 【請求項69】 前記ストラップの折り返された部分が締結表面を支承する
    、請求項68に記載の方法。
  70. 【請求項70】 前記別の構造部材が、少なくとも1つの開口部を備える開
    口領域を有するパネルであり、締結表面が、前記開口領域に隣接した前記開口領
    域の反対側に配設され、また第1のストラップ部分が、前記開口領域を通して挿
    入されて、一方の隣接締結表面に締結され、第2のストラップ部分が、前記開口
    領域を通して挿入されて、他方の隣接締結表面に締結される、請求項56に記載
    の方法。
  71. 【請求項71】 前記第1および第2の締結表面が、前記ストラップの反対
    側の主面に配設される、請求項58に記載の方法。
  72. 【請求項72】 結合される前記少なくとも1つの物品が、前記ベースシー
    トから突出する隣接リブの間に受容されるサイズを有する、請求項56に記載の
    方法。
  73. 【請求項73】 結合される前記少なくとも1つの物品が本体部分を具備し
    、また前記ストラップが創傷被覆材を支承する、請求項56に記載の方法。
  74. 【請求項74】 前記リブの配列が、前記締結表面にわたって互い違いのよ
    り高いおよびより低いリブを備える、請求項56に記載の方法。
  75. 【請求項75】 同一のリブ付き表面からの剥離タイプの脱離時の前記フラ
    ンジの変形に優先して前記ステム部分が変形するように、前記フランジの少なく
    ともいくつかが前記フランジ幅の大部分にわたって実質的な厚さを有する、請求
    項56に記載の方法。
  76. 【請求項76】 前記リブの少なくともいくつかの最上面の部分が前記ベー
    スシートに向かって曲げられて、前記リブの上部にテーパー形状を提供する、請
    求項56に記載の方法。
  77. 【請求項77】 少なくとも1つの物品を結合するための方法であって、(
    a)ベースシートから一体的に突出する平行の狭い間隔の弾性変形可能なリブの
    配列によって少なくとも1つの表面に構成されたベースシートを備える第1の細
    長いストラップ部分により、前記物品を少なくとも部分的に囲むステップであっ
    て、前記リブが、前記ベースシートに取り付けられると共に前記ベースシートか
    ら略垂直のステム部分と、該ステム部分の各側面に取り付けられると共に前記ベ
    ースシートから離間したフランジとを備え、少なくともいくつかのリブフランジ
    の下側表面の少なくとも外側部分が前記ベースシートに向かって突出し、また前
    記リブの少なくともいくつかの最上面の部分が前記ベースシートに向かって曲げ
    られて、前記リブの上部にテーパー形状を提供し、同一のリブ付き表面からの剥
    離タイプの脱離時の前記フランジの変形に優先して前記ステム部分が変形するよ
    うに、前記フランジの少なくともいくつかが前記フランジ幅の大部分にわたって
    実質的な厚さを有し、前記リブによって形成される断面プロフィールが、前記リ
    ブの長さにわたって略均一であるが、いくつかのリブは、前記リブに対し横断方
    向の規則的繰返しパターンの他のリブよりも高く、同一の形状の締結表面に押圧
    されて前記締結表面と相互接続することができる第1の締結表面が、前記リブの
    配列によって確立される、ステップと、(b)前記第1の締結表面と、前記物品
    の周囲に配設された別の構造部材上に支承された第2の締結表面とを相互接続す
    るステップと、を含む方法。
  78. 【請求項78】 前記別の構造部材が第2のストラップ部分であり、前記第
    2の締結表面が前記第1の締結表面と同一である、請求項77に記載の方法。
  79. 【請求項79】 前記第1および第2のストラップ部分が、1つのストラッ
    プの一体接続部分である、請求項78に記載の方法。
  80. 【請求項80】 前記ストラップが少なくとも1つの開口部を含み、該開口
    部を通して前記ストラップの端部が挿入され、前記第1および第2の締結表面が
    共に締結可能である、請求項79に記載の方法。
JP2001557424A 2000-02-10 2001-02-05 自己嵌合性で開閉自在のメカニカルファスナおよび結合ストラップ Pending JP2003521980A (ja)

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