JP2014004207A - 静音面ファスナー - Google Patents

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Abstract

【課題】静音面ファスナーを提供する。
【解決手段】第1係合体(10)と第2係合体(20)からなる静音面ファスナーである。前記第1係合体(10)は硬質樹脂からなり、基板(11)上に円柱状の突起(12)が多数一体形成され、前記突起(12)同士の間が隙間(14)なっている。前記第2係合体(20)は軟質樹脂からなり、基布(21)上に円柱状の突起(22)が植設され、前記突起(22)同士の間が隙間(23)となっている。係合時には、一方の係合体の前記突起(12,22)と他方の係合体の前記隙間(14,23)がはまりあう。
【選択図】図1

Description

本発明は、付着した2枚の面ファスナーを互いに引きはがすときの剥離音が小さな面ファスナー(以下「静音面ファスナー」と略称する)に関する。この種の静音面ファスナーは、音を立てることが禁じられている(または好ましくない)場所で使用することができる。たとえば、この静音面ファスナーを使用した衣服やカバンであれば、ゴルフ競技中のプレーヤーの近くでも、そのプレーヤーの集中力を乱さないで安心して開閉することができる。その他、野鳥観察や軍事目的など幅広い応用が期待される。
この種の静音面ファスナーは各種知られている。たとえば、WO2005/027675、特開平6−103、特開2005−73897、特開2007−7124などである。
その中で、比較的に本願発明に近い構成を有するのは、WO2005/027675の図5または図42である。
図5の従来技術によれば、第1及び第2の面ファスナー部材10,20において、雄の係合素子12aの素子密度を雌の係合素子22aの素子密度よりも極端に小さくしている。
図42の従来技術によれば、第1及び第2の面ファスナー部材10,20の対向する基材表面の係合素子非形成領域Bに、それぞれ雄雌の係脱手段44が形成されている。この係脱手段44は樹脂材料からなり、接着又は溶着により基材11,21の表面に突設されている。この雄雌の係脱手段44は、多数の裁頭角錐状を呈する雄係脱片44aと、各雄係脱片44aが密嵌する凹陥形状をもつ雌係脱部44bとからなる。この隣接する各雌係脱部44bは、互いが一体的に連結されてマトリックス状に配されている。
本発明は、前記従来技術と異なる、新しい発想により静音面ファスナーを得ることを目的としている。
本発明は、第1係合体と第2係合体からなる静音面ファスナーであって、前記第1係合体は硬質樹脂からなり、基板上に円柱状の突起が多数一体形成され、前記突起同士の間が隙間となっており、前記第2係合体は軟質樹脂からなり、基布上に円柱状の突起が植設され、前記突起同士の間が隙間となっており、一方係合体の前記突起と他方の係合体の前記隙間がはまりあうことを特徴とする(請求項1)。
好ましくは、前記硬質樹脂の硬度はショアA70〜95程度であり、前記軟質樹脂の硬度はショアA20〜70程度である(請求項2)。
好ましくは、 前記第2係合体の前記基布はあらかじめ文字や模様が印刷されたものであり、前記軟質樹脂が透明である(請求項3)。
好ましくは、前記第2係合体は、トランスファー成型機の金型のキャビティ内に基布と穴あき板を配置し、未硬化の軟質樹脂を穴あき板の穴に充填し、加圧・加熱して軟質樹脂を硬化させることにより、基布と一体化させたものである。(請求項4)。
好ましくは、前記硬質樹脂の前記円柱状の突起の最上面に溝が浅く刻まれている(請求項5)。
好ましくは、前記第1係合体と前記第2係合体の、一方の係合体の前記突起と他方の係合体の前記隙間をずらすことにより、両係合体が長手方向に平行には係合するが、平行をずらすと係合しないようにする(請求項6)。
上記各請求項の構成に係る静音面ファスナーは、第1係合体と第2係合体を引きはがしのときにほとんど音がしない。
請求項3の静音面ファスナーによれば、第2係合体を正面から見たときと斜めから見たときとで、文字や模様が微妙に変化する美的効果が得られる。
請求項4の静音面ファスナーによれば、第2係合体を経済的、効率的に製造することができる。
請求項5の静音面ファスナーによれば、第1係合体と第2係合体の係合を確実なものとする効果がある。
請求項6の静音面ファスナーによれば、係合に方向性があるので、使用者に正しい接合位置を認識させる効果がある。
本発明の1実施例にかかる静音面ファスナーを引きはがしている状態 の斜視図である。 静音面ファスナーの第1面の(a)平面図、(b)側面図である。 静音面ファスナーの第2面の(a)平面図、(b)側面図である。 静音面ファスナーの第1面と第2面の(a)係合前、(b)係合後、 (c)引き剥がし状態の断面図である。 第2係合体の製造工程を示す金型内の断面図である。
以下、添付の図面に基づき本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の1実施例にかかる静音面ファスナーを引きはがしている状態の斜視図である。図1において、下側の係合体を「第1係合体10」と呼び、上側の係合体を「第2係合体20」と呼ぶ。
第1係合体10は硬質樹脂からなり、基板11上に円柱状の突起12が多数設けられている。突起のサイズは直径が約0.5〜5mm、好ましくは約1〜2mm、より好ましくは約1.3mm、であり、基板上の見かけ高さは約0.5〜10mm、好ましくは約1〜5mm、より好ましくは約1.8mmである。各突起の最上面に1本の水平方向溝13が浅く刻まれている。溝13の深さは約0.05〜0.1mmである。突起同士の間が隙間14となっている。図2に示すように、第1係合体10の下部同士15は格子状につながっている。
硬質樹脂としては、例えば、スチレン系ポリマー、ポリカーボネート、ポリプロピレン、硬質の熱可塑性エラストマー(例えばスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー)などの硬質で強靭な樹脂があげられる。硬度はショアA70〜95程度である。第1係合体は、これらの樹脂を用いて、たとえば射出成型法により成形される。
第2係合体20は軟質樹脂からなり、図3に示すように、基布21上に円柱状の突起22が多数設けられている。突起22のサイズは直径が約0.5〜5mm、好ましくは約1〜2mm、より好ましくは約1.3mm、であり、基布上の見かけ高さは約0.5〜10mm、好ましくは約1〜5mm、より好ましくは約2.3mmである。突起22は、逆テーパー状またはキノコ状である。突起同士の間が隙間23となっている。
軟質樹脂としては、シリコーンゴムなどで、硬度がショアA20〜70程度の低硬度樹脂を使用することができる。第2係合体は、布やプラスチックシートなどの柔らかく、含浸性または付着性のよい基布に対して軟質樹脂を付着させて一体化させて得られる。
この目的のために、たとえば図5に示すように、トランスファー成型機の金型30のキャビティ31内に基布21と穴あき板33を配置し、未硬化の軟質樹脂34を穴あき板33の穴35に充填し、加圧・加熱して軟質樹脂を硬化させると同時に突起22として基布21に接着させる。その際、突起22の先端を逆テーパー状またはキノコ状にするために、穴あき板33に相補状の小さな窪み(図示せず)を形成しておく必要がある。
加熱は、シリコーンゴムの場合、たとえば、90℃〜160度で1〜5分程度行う。なお、軟質樹脂34と基布21との接着促進のために基体に予めプライマーを塗布・乾燥する場合もある。その他、適宜添加物を混合することもできる。加圧・加熱して硬化させる代わりに、たとえば紫外線硬化樹脂を使用することもできる。
図示しないが、基布21にはあらかじめ、文字や模様を印刷しておくことが好ましい。透明な軟質樹脂34(突起22)を基布に付着させたとき、上から見て基布の樹脂突起がない部分はもちろん、ある部分でも文字や模様が可視状態となる。しかも、樹脂突起により光が屈折するため、正面から見たときと斜めから見たときとでは、文字や模様が微妙に変化する美的効果が得られる。
第1、第2係合体10,20の係合時には、図4に示すように、それぞれの隙間14、23に相手側の突起12、22が入り込み、係合が成立する。係合には方向性を持たせることが好ましい。図2に示す第1係合体10および図3に示す第2係合体20は長手方向に平行には係合するが、平行をずらすと一方の突起と他方の隙間が合致せず、係合しない。このようにすることにより、係合に方向性を持たせて、使用者に正しい接合位置を認識させることができる。
WO2005/027675 特開平6−103 特開2005−73897 特開2007−7124
10 第1係合体
11 基板
12 突起
13 水平方向溝
14 隙間
15 連結部
20 第2係合体
21 基布
22 突起(軟質樹脂34)
23 隙間
30 金型

Claims (6)

  1. 第1係合体(10)と第2係合体(20)からなる静音面ファスナーであって、
    前記第1係合体(10)は硬質樹脂からなり、基板(11)上に円柱状の突起(12)が多数一体形成され、前記突起(12)同士の間が隙間(14)となっており、
    前記第2係合体(20)は軟質樹脂からなり、基布(21)上に円柱状の突起(22)が植設され、前記突起(22)同士の間が隙間(23)となっており、
    一方の係合体の前記突起(12,22)と他方の係合体の前記隙間(14,23)がはまりあうことを特徴とする静音面ファスナー。
  2. 前記硬質樹脂の硬度がショアA70〜95程度であり、前記軟質樹脂の硬度がショアA20〜70程度である請求項1記載の静音面ファスナー。
  3. 前記第2係合体(20)前記第2係合体は、トランスファー成型機の金型のキャビティ(31)内に基布(21)と穴あき板(33)を配置し、未硬化の軟質樹脂を穴あき板の穴(35)に充填し、加圧・加熱して軟質樹脂を硬化させることにより、基布(21)と一体化させたものである請求項1または2記載の静音面ファスナー。
  4. 前記第2係合体(20)の前記基布(21)はあらかじめ文字や模様が印刷されたものであり、前記軟質樹脂が透明である請求項1ないし3のいずれかに記載の静音面ファスナー。
  5. 前記第1係合体(10)の前記円柱状の突起(12)の最上面に1本の水平方向溝(13)が浅く刻まれている請求項1ないし4のいずれかに記載の静音面ファスナー。
  6. 前記第1係合体(10)と前記第2係合体(20)の、一方の係合体の前記突起(12,22)と他方の係合体の前記隙間(14,23)をずらすことにより、両係合体が長手方向に平行には係合するが、平行をずらすと係合しない請求項1ないし5のいずれかに記載の静音面ファスナー。
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