JP5388287B2 - トレイ及びトレイ製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬貨など収容するためのトレイに関し、特に、収容物を容易に掴み取ることができ、安定性が高く、製造が容易な硬貨収容用のトレイ関する。
平皿状の小物収容用トレイにおいては、収容物がトレイ内で滑動するのを防止するために、弾性部材からなるマットを底面に敷設したものが提案されている。
そして、トレイの底面に凸条を形成するとともに、その凸条の頂部を除く全域にエラストマーからなる滑動防止層を設ける技術(特許文献1)、底面に凹凸又は植毛態様のマットを敷設することで収容物を掴み易くする技術(特許文献2)も提案されている。
特開2007−21091号公報 特願2003−373203号公報
しかしながら、特許文献1のトレイは、トレイが載置される面とトレイの外側底面との間の摩擦係数が低いので、収容物を掴み取る際にトレイ自体が滑り、トレイ内の物が零れてしまう場合があった。このため、トレイの外側底部に滑り止め部材を別途設ける必要があった。
特許文献2の受皿は、収容物を掴み取る際に、マットごと掴み上げてしまうことがあり、かかる事態を防止するために、接着剤でマットを固定する必要があった。
そこで、本発明は、硬貨など収容する平皿状のトレイにおいて、収容物を容易に掴み取ることができ、トレイ自体の安定性が高く、低コストで容易に製造できる硬貨収容用のトレイ提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るトレイは、底部に複数の透孔を設けた容器部材と、該容器部材の底部の外側に底面を形成すると共に前記透孔を通して底部の内側において突出される複数の突起を有する弾性部材からなる底部材と、によって構成された硬貨収容用のトレイであって、前記容器部材を形成した後、該容器部材とトレイ用金型との間に、該容器部材とは異なる色彩の前記底部材の材料を注入して製造されたことを特徴とするものである。
この場合、前記トレイ用金型は、前記トレイの外側底面を構成する滑り止め部の形状に合わせて構成された下部金型と、前記トレイの内側底部に形成される突起部の先端形状及び配列に合わせて構成された上部金型とからなるものであってもよい。
請求項1に係るトレイは、底部に複数の透孔を設けた容器部材と、容器部材の透孔を通して突出する複数の突起を有する軟質な底部材とによってトレイを構成したので、トレイの外側底部を弾性部材で構成し、内側底部に複数の柔軟な突起部を設けることができる。
このため、トレイの内側底部の突起部で収容物を浮かせた状態にすることができるようになり、トレイ内の収容物が掴み易くなる。また、外側底部の弾性部材によって、トレイ自体が滑り難くなる。
これによって、少ない部品数で、収容物を容易に掴み取ることができ、安定性の高いトレイを構成することが可能となる。
特に、容器部材と底部材を異なる色彩の部材で構成したので、容器部材の透孔の配設状態に応じた模様を、容器の内側底部に設けることができる。これによって、装飾性の高いトレイを構成することが可能となる。
また、容器部材を形成した後、その容器部材とトレイ用金型との間に、底部材の材料を注入することによって製造されるので、容器部材と底部材とを組み付ける工程が不要となる。これによって、少ない工程数で、容易に製造することができる。
請求項に係るトレイ、底用とトレイ用の2つの金型で製造することができる上に、容器部材と底部材を組み付ける工程や、容器部材と底部材を固定するための接着剤が不要なので、収容物が取り出し易く、尚且つ安定性の高いトレイを、低コストで製造することが可能となる。
本発明の実施形態に係るトレイを示す正面図である。 上記トレイの側面図である。 上記トレイの平面図である。 上記トレイの底面図である。 上記トレイの容器部材を示す平面図である。 上記トレイの正面断面図である。 上記トレイの製造状態を示す説明図である。
1・・・トレイ
2・・・突起部
10・・・容器部材
11・・・底部
12・・・透孔
13・・・側面部
20・・・底部材
21・・・滑り止め部
22・・・突起
30・・・トレイ用金型
本発明の好適な実施形態について、添付図面に基づいて説明する。なお、実施形態は以下の形態に限定されるものではなく、本発明の課題を解決しうるものであれば他の態様も実施可能である。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に係るトレイ1を示す正面図、側面図、平面図、底面図である。
このトレイ1は、硬貨などの小物類を収容するための容器であり、内側底面に設けられた複数の突起部2の上で収容物を保持することで、収容物を容易に掴み出せるようにしたものである。
このトレイ1は、塑性部材からなる容器部材10と、弾性部材からなる底部材20の2つの部材によって構成されている。以下、夫々の部材の構成を説明する。
容器部材10は、図5に示すように、底部11と側面部13とによって構成された有底無蓋の平皿状の容器であり、底部11には、複数の透孔12が縦横等間隔に設けられている。側面部13は、底部11から外側に向かって開放された状態で僅かに立ち上がっており、平皿状のトレイの側縁を構成している。
底部材20は、図6に示すように、平面状の滑り止め部21と、その上面に突設された複数の突起22によって構成されている。これらの突起22は、容器部材10の透孔12と対応する位置に縦横等間隔に設けられる。
この突起22が容器部材10の透孔12に挿通されて、底部材20と容器部材10とが組み付けられた状態になることで、内側底面に複数の突起部2を有するトレイの形状となる。
本実施形態に係るトレイ1の製造に際して使用されるトレイ製造装置は、容器部材20を成形するための第1の成形手段と、その第1の成形手段によって形成された容器部材を用いてトレイ1を形成するための第2の成形手段と、によって構成される。
即ち、第1の成形手段は、容器部材10の外形形状に応じた容器用金型と、その金型に容器部材10の材料を注入する注入機とによって構成されるもので、容器部材を形成するための材料を容器用金型内に注入することで、硬質な容器部材が製造されるようになっている。
なお、金型用金型は、底部に複数の透孔を有する平皿状のトレイが成形される型枠であれば、如何なるものであっても構わない。
また、容器部材を形成するための材料としては、塑性部材を形成するための材料であれば如何なるものであってもよく、例えば、熱可塑性の合成樹脂、金属等が採用可能である。材料の注入機や成形方法も如何なるものでもよく、例えば、射出成形、プレス成形、鋳造等が採用可能である。
トレイを製造するための第2の成形手段は、トレイ用金型30と、底部材20の材料Aを注入するための注入機とからなる(図7を参照)。
トレイ用金型30は、トレイ1の外形と同一の内側形状を成すものであるが、半割り容器として構成した場合は、下部金型30aは、トレイ1の外側底面の形状(即ち、底部材20の滑り止め部21が取り付けられた状態)に合わせたものとなる。
そして、上部金型30bは、トレイ1の内側底部の形状(即ち、複数の突起部2を配列した状態)に合わせて設計され、突起部2に対応する深さの窪みが複数の設けられた構成となっている。
このトレイ用金型30の中に容器部材20を収容した状態で、その間隙に、底部材20の材料Aを注入し得るよう、注入機が構成される。
底部材20の材料Aは、弾性部材を形成するための材料であれば何でも良いが、例えば、エチレン酢酸ビニル樹脂などのビニル素材、シリコン、ポリオレフィン系樹脂組成物からなるエラストマー、天然ゴム等が使用可能である。注入機は、底部材20の材料A及び成形方法に応じたものを使用するものとし、液状の材料を注ぎ込むための装置であってもよいし、射出成形機であってもよい。
底部材20を、容器部材10とは異なる色彩にすれば、トレイ内に水玉模様が付されたようになり、デザイン性を高めることができる。
また、容器部材10の透孔12を、星や花などの模様が表れるように配置したり、底部材20の滑り止め部21に凹凸模様が形成されるようなトレイ用金型30を用いることで、デザイン性の高いトレイを構成してもよい。
このようなトレイ製造装置を用いて、トレイ1を製造する方法を説明する。
まず、第1の成形手段によって容器部材10を形成する。
その後、形成された容器部材10を第2の成形手段へと移動させ、トレイ用金型30の中に入れる。
そして、容器部材10とトレイ用金型30との間に、底部材20の材料Aを注入する。
注入された材料Aが、金型容器部材10の透孔12内に入り込み、底部の内側から外側へと連続する底部材10が成形される。
このようにして、底部材10の成形と同時に、底部の内側に複数の突起部2を有し外側に滑り止め部21を有する構成のトレイ1が形成される。
このトレイ1は、外側底部の軟質な滑り止め部21によって安定性が確保され、内側底部の突起部2により収容物を浮かせた状態で保持できるものとなるので、収容物が取り出し易い上に、安定性が高い。
また、接着剤を必要とせず、少ない点数の部材によって、少ない工程数で製造することができるので、製造コストを大幅に削減することができる。
なお、本実施形態では、容器部材10を形成した後、その容器部材10とトレイ用金型30との間に、底部材20の材料Aを注入することによって製造したが、底部材20を形成した後、その底部材20とトレイ用金型30との間に、容器部材用の材料を注入してもよい。
この場合、複数の突起22を有する底部材20を形成するための底用金型と、内側底部に複数の突起部2を有するトレイ1を成形するためのトレイ用金型30と、底用金型により成形された底部材20とトレイ用金型との間に塑性部材を形成するための材料を注入する注入機と、を含むトレイ製造装置を使用することができる。
また、底部11に複数の透孔12を設けた容器部材10と、弾性部材からなり前記透孔12を通して突出する複数の突起22を有する底部材20と別個に作り、それを組み付けることによって製造してもよい。
本発明はあらゆる産業分野で使用される硬貨収容用のトレイに適用することができる。

Claims (2)

  1. 底部(11)に複数の透孔(12)を設けた容器部材(10)と、該容器部材(10)の底部の外側に底面を形成すると共に前記透孔(12)を通して底部の内側において突出される複数の突起(22)を有する弾性部材からなる底部材(20)と、によって構成された硬貨収容用のトレイ(1)であって、
    前記容器部材(10)を形成した後、該容器部材(10)とトレイ用金型(30)との間に、該容器部材(10)とは異なる色彩の前記底部材(20)の材料を注入して製造されたことを特徴とするトレイ。
  2. 前記トレイ用金型(30)は、
    前記トレイ(1)の外側底面を構成する滑り止め部(21)の形状に合わせて構成された下部金型(30a)と、
    前記トレイ(1)の内側底部に形成される突起部(2)の先端形状及び配列に合わせて構成された上部金型(30b)と、からなることを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
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