JP2003518435A

JP2003518435A - 管ラック

Info

Publication number: JP2003518435A
Application number: JP2001548223A
Authority: JP
Inventors: グレゴリーマテウス; ダニエルジェイシークウィン; ビクターエイトルティ
Original assignee: マトリックス・テクノロジーズ・コーポレーション
Priority date: 1999-12-09
Filing date: 2000-12-08
Publication date: 2003-06-10
Anticipated expiration: 2020-12-08
Also published as: JP4767467B2; DE60023174D1; EP1235649A2; AU4904301A; WO2001047640A3; US6875405B1; WO2001047640A2; EP1235649B1; DE60023174T2

Abstract

(57)【要約】間を延びる縦開口のアレイを有するベースを備えた管ラックであって、複数の開口が複数の管を受けるように構成されて寸法が定められ、管の上端部が上面において接触可能となっている。ベースはベース側壁を含み、各ベース側壁は対応する側壁から延びる同軸のトラニオンを含む。管ラックはまた、前壁、後壁、第１および第２の側壁を有する回動可能かつ取外し可能なカバーを備え、第１および第２の側壁は各々、底面に開放した対応するノッチを備えて、カバーがベース上へ下降されることを許容し、各ノッチが対応するトラニオン上に載置されて、（ｉ）トラニオン上の閉位置から縦方向に引き上げられるように、および（ｉｉ）閉位置からトラニオンの周りを回動して、開口の列に接触し得るようにし、各ノッチはトラニオン移動面と突起面とを含み、突起面が対応するトラニオンに係合して、カバーが完全カバー位置を越えて回動するのを制限する。各開口は、開口内に配置されて対応する開口内において管の縦方向の支持をする複数の支持パッドを備えている。各パッドは、管に支持可能に係合する面取り凹面を含み、管に隣接する開口を通して空気が通過する流路を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（関連出願の相互参照）本発明は、１９９９年１２月９日提出の米国特許出願第０９／４５７７９６号
の優先権を主張しており、これを参照により本明細書中に完全に組み入れる。

【０００２】（発明の背景）本発明は試験管ラックに関し、より詳細には、多位置カバーを有する管ラック
であって、種々の異なる形および大きさの管を受けることのできるラックに関す
る。

【０００３】従来のカバー付き試験管ラックには、様々な実験室における使用や輸送に用い
ることを制限する種々の欠点がある。例えば、カバーを閉位置に固定する機構を
持たないために、発送中にカバーが不意に開いてしまう危険のあるラックがある
。あるいは、カバーがラックベースに恒久的にヒンジ留めされていて、このこと
がロボット試験装置における使用を妨げたり、または使用を少なくとも大幅に制
限する。

【０００４】本発明は、ある位置から他の位置へ発送するために閉位置でロックすることが
でき、ロボット試験装置によりラックベースから縦方向に取り外すことができ、
ラックベースに、一つの軸周りに回動可能に接続または支持されたままの状態で
、手動により開閉することができるカバーを試験管ラックに設けることにより、
前記の問題をなくし、または少なくとも大幅に低減させる。

【０００５】本発明の他の特徴は、種々の異なるタイプおよび大きさの管と共に使用する機
能を含む。

【０００６】（発明の概要）簡単に言うと、本発明によれば、管ラックは、複数の管を受けるように構成さ
れて寸法が定められた縦開口のアレイを有するベースを備え、管の上端部が上面
において接触可能、つまり取り出すなどの操作を外部より行うことができるもの
となっている。ベースはベース側壁を含み、各ベース側壁は対応する側壁から延
びる同軸のトラニオンを含む。管ラックはまた、前壁、後壁、第１の側壁、およ
び第２の側壁を有する回動可能かつ取外し可能なカバーを備え、第１の側壁およ
び第２の側壁は各々、底面に開放した対応するノッチを備えて、これがカバーが
ベース上へ下降されるのを許容し、各ノッチが対応するトラニオン上に載置され
て、（ｉ）トラニオン上の閉位置から縦方向に引き上げられるように、および（
ｉｉ）閉位置からトラニオンの周りを回動して、開口の列に接触し得るようにす
る。各ノッチはトラニオン移動面と突起面とを含み、突起面が対応するトラニオ
ンに係合して、カバーが完全カバー位置を越えて回動するのを制限する。

【０００７】各開口は、開口内に配置されて対応する開口内において管の縦方向の支持をす
る複数の支持パッドを備えている。各パッドは、管に支持可能に係合する面取り
凹面を含むと共に、管に隣接する開口を通して空気が通過する流路を提供するこ
とが好ましい。

【０００８】管ラックはまた、長手方向舌部を各々有する第１のスライドラッチおよび第２
のスライドラッチを備えている。ベースは第１のベース側壁および第２のベース
側壁を備え、各側壁は、スライドラッチの対応する方の長手方向舌部の１つと摺
動可能に嵌合する長手方向溝を含む摺動面を備え、前記各スライドラッチがラッ
チ位置と非ラッチ位置との間で対応する摺動面上を長手方向に移動するようにし
ている。

【０００９】本発明のラックが、自動処理装置により容易に操作することのできるカバーを
持つ便利な管ホルダを提供することは有利である。

【００１０】本発明のこれらのおよび他の目的、特徴、および利点は、添付図面に示す、以
下の好適な実施形態の詳細な説明と照らし合わせて、より明らかになるであろう
。

【００１１】（発明を実施するための最良の形態）図１は本発明による管ラック２０の斜視図である。管ラックは、縦開口２６〜
３０の列を有するベース２２を備えている。管ラック２０はまた、ベース２２と
協働する回動可能かつ取外し可能なカバー３１を含む。図では、カバー３１はベ
ース２２上方の途中の開位置にある。

【００１２】図２は、カバー３１がベース２２上で閉位置にある状態の、管ラック２０の斜
視図である。

【００１３】図３は、カバーをベースから取り外した状態の、管ラックの斜視図である。

【００１４】再び図１では、開口２６〜３０は、複数の管（図示せず）を受けるように構成
されて寸法が定められ、管の上端部が上面２４にて接触可能となっている。ベー
ス２２はまた、側壁３２、３４を含む。側壁３２、３４は、各々対応する側壁か
ら延び、同軸に配置されたトラニオン３６、３８を含む。トラニオン３８は、図
３では見ることができない。

【００１５】図４は、トラニオン３６、３８の同軸関係を示すベース２２の上面図である。

【００１６】図１〜３では、回動可能かつ取外し可能なカバー３１は、前壁４２、後壁４４
、第１の側壁４６、第２の側壁４８、および上面５０を含む。第１の側壁４６お
よび第２の側壁４８は各々、ノッチ５２、５４を備え、このノッチ５２，５４は
、カバーのベース上への下降を許容するために開放底面を有している。各ノッチ
は、対応するトラニオン上に載置されるのに十分な幅を持っている。各ノッチは
対応するトラニオン上に載置され、この位置から、カバーが（ｉ）閉位置から縦
方向に引き上げられ、または（ｉｉ）閉位置と全開位置との間でトラニオンの周
りを回動して、開口の列に接触し得るようにする。

【００１７】図５は第１の側壁４６を示すカバーの側面図である。ノッチ５２はトラニオン
移動面５６と突起面５８とを含む。第２の側壁４８（図示せず）に配置されたノ
ッチ５４（図示せず）は、図２および５に示すように、同様のトラニオン移動面
と突起面とを含む。以下で、トラニオン移動面と突起面の詳細について説明する
。

【００１８】図１、２および５では、カバー３１を開位置と閉位置との間で移動させるため
、トラニオン移動面５６が対応するトラニオンの上面を摺動するように、カバー
３１をベース２２に対して回動させる。カバー３１が開位置へ回動すると、突起
面５８が対応するトラニオンに係合／当接して、カバー３１が全開位置を越えて
回動することを防止する。図６は、ベース上で全開位置にあるカバーを示す斜視
図である。特に、突起面５８とトラニオン３６との係合／当接により、カバー３
１が全開位置を越えて回動することが防止される。さらに、全開位置では、カバ
ー３１をベース２２から取り外すことができない。すなわち、カバーはまた、カ
バーの後壁４４および第１の側壁４６により形成された隅部から延びるタブ６０
と、後壁と第２の側壁４８との交差により形成される隅部から延びる第２のタブ
（図示せず）とを含む。カバーが全開位置へ回動すると、タブは対応するトラニ
オンの下方に水平に延びる。この位置で、タブと突起面とがカバーをベースにロ
ックするように作用する。すなわち、タブ（例えばタブ６０）はカバーが縦方向
に取り外されるのを防ぎ、突起面（例えば突起面５８）はカバーが全開位置にあ
るときにベースから水平に取り外されるのを防ぐ。

【００１９】図７は、複数の開口のうちのいくつかを示す、ベースユニットの一部の上面図
である。各開口は複数の剛体の支持パッド８０〜８３を含み、開口内に配置され
た管を縦方向に支持する。パッド８０〜８３は各々、開口内で管に支持可能に係
合する面取り凹面８６〜８９を含むことが好ましい。各パッド８０〜８３が、管
を十分に支持し、かつ、カバー（図示せず）がラック内の管を覆って配置される
際にパッドにかかる下向きの力に耐えるような大きさに作られることは重要であ
る。カバーの一例が、本発明の譲受人に譲渡された、同時係属出願第０９／１９
５３２６号「実験レセプタクルのための閉鎖装置」に開示されている。この出願
を参照により本明細書中に組み入れる。パッドが管外側の一部に係合することに
より、ベースの底部と上部との間に開く空気流路が残る。パッドをこのように配
置することにより、空気を管の外面に沿って通過させて、管ラック２０内に留ま
っている間に管の内容物を解凍、冷却または加熱することができる。代替実施形
態では、パッド面を、面取り凹面ではなく、面取りなし（例えば垂直）、および
／または非凹面（例えば直線）にしてもよい。

【００２０】図８は、管９２を入れた１つの開口の上面図である。特に、管開口の隅部に、
ベース上部からベース底部へ通る空気流路９４〜９７がある。

【００２１】図９は、開口内のパッドの深さを示す、図８の線Ａ−Ａに沿って取った断面図
である。代替実施形態では、パッドを隅部に配置することができるので、空気流
路が隅部ではなく側壁に沿って配置してもよいと考えられる。

【００２２】図１０は、図６の線Ｂ−Ｂに沿って取ったベース２２の断面図である。特に、
ベース内の開口に管９２が入っている。管は、断面の異なる複数の部分を有する
密閉型の側壁を含む。これらの部分には、管底面１０２と一体の第１の円筒側壁
部分１０１と、第２の円筒側壁部分１０３とがある。これらの部分はまた、第１
の円筒側壁部分１０１と第２の円筒側壁部分１０３との間に配置され、管の開放
上部１０５に近付くにつれて直径が増加する円錐台形部分１０４を含む。管が開
口内で支持可能に係合されるように、管の円錐台形部分１０４が支持パッドの面
取り凹面に当接するまで、管を開口内に下降させる。

【００２３】再び図１では、管ラック２０はまた、カバー３１を閉位置でベース２２にロッ
クするのに使用されるスライドラッチ１１０、１１２を含む。図１に示すように
、スライドラッチは外側位置にあり、これはカバーを閉位置から全開位置へ回動
させ、または縦方向に持ち上げることを許容する。図２は、ラッチ１１０、１１
２が内側位置へ摺動してカバーをベースにロックしている状態のラックを示す。
ラッチ１１２は内側へ摺動するため、この図では見ることができない。ラッチは
各々、対応するラッチが内側位置にあるときにカバー３１が上昇するのを防ぐフ
ィンガ１１４、１１６を含む。フィンガ１１６はこの図では見ることができない
。

【００２４】図１１Ａはラッチ１１０の斜視図である。ラッチは、戻止めを提供する突出部
１２０を有する上面１１８を含むので、所定量を超える力を使用しなければラッ
チがベースから引かれることはない。この突出部１２０によって、使用者がラッ
チ１１０を過度に引くことが困難となるだけでなく、（勿論、自動処理装置が所
定量を超える力を使用しないと仮定して）自動処理装置もラッチを過度に引くこ
とが確実にできなくなる。ラッチ１１０はまた、ラッチを開位置または閉位置に
保持するのを助ける側壁突出部１２２、１２４を含む。すなわち、ラッチ１１０
が開位置にある場合、側壁突出部１２２によって、ラッチが使用者または自動処
理装置による十分な力を受けていない場合に内側へ摺動することが確実になくな
る。ラッチが閉位置にあってカバーをベースに固定する場合、側壁突出部１２４
は、使用者または自動処理装置による引張力が必要量に満たない摺動において、
ラッチが外側（すなわち開放）へ摺動しないようにする。各ラッチは、ベース壁
面１２３（図１）と向かい合わせに接触する止め部１２１を含む。

【００２５】図１１Ｂは、図１１Ａに示したラッチ１１０の反対側の斜視図である。

【００２６】再び図７を参照し、この図にはラッチ１１０が示されていないことに注目すべ
きである。しかし、この図はベース２２が、ラッチ１１０（図１１Ａ、１１Ｂ）
に配置された適合する舌部１２６（図１１Ａ、１１Ｂ）を受ける溝１２４を備え
た摺動面１２２を含むことを示している。ラッチ１１０は面１２２上を摺動する
。

【００２７】図１２はカバー３１の下面の斜視図である。カバーは、側壁４６、４８に沿っ
て各々配置された第１のボス１２８および第２のボス１３０を含む。各ボスは、
ベース支持面１３６、１３８（図４）上に各々載置された対応するボス支持面１
３２、１３４を含む。各ボスは、フィンガ通路（例えば１４０）を含み、このフ
ィンガ通路を対応するラッチフィンガ（例えば１１４−図２、１１Ａ、１１Ｂ）
が通過して、カバーを閉位置にロックする（図２参照）。ボスは、カバーをボス
にロックするための機構を提供すると共に、側壁４６、４８を支持する。

【００２８】本発明の管ラックの更なる特徴は、カバーおよびベースユニットの形状により
、ラックを互いに上に積み重ねることができる点である。

【００２９】本発明をいくつかの好適な実施形態に関して図示し説明したが、本発明の精神
および範囲を逸脱することなく、形状および詳細に種々の変更、省略、追加を行
うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】カバーがベース上方の途中の開位置にある状態の、管ラックの斜
視図である。

【図２】カバーがベース上で閉位置にある状態の、管ラックの斜視図であ
る。

【図３】カバーをベースから取り外した状態の、管ラックの斜視図である
。

【図４】ベースの上面図である。

【図５】カバーの側面図である。

【図６】ベース上で全開位置にあるカバーを示す斜視図である。

【図７】複数の開口のうちのいくつかを示す、ベースユニットの一部の上
面図である。

【図８】管を入れた１つの開口の上面図である。

【図９】開口内のパッドの深さを示す、図７の線Ａ−Ａに沿って取った断
面図である。

【図１０】図６の線Ｂ−Ｂに沿って取った断面図である。

【図１１Ａ】スライドラッチの斜視図である。

【図１１Ｂ】スライドラッチの斜視図である。

【図１２】カバーの下面の斜視図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者トルティビクターエイアメリカ合衆国ニューハンプシャーブルックリンベアヒルロード７Ｆターム(参考） 4G057 AE22 【要約の続き】を通して空気が通過する流路を提供する。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】間に縦方向に延びる開口のアレイを有するベースであって、
前記複数の開口が複数の管を受けるように構成されて寸法が定められ、管の上端
部が前記上面において接触可能であり、前記ベースが側壁を含み、各々の側壁が
前記対応する側壁から延びる同軸のトラニオンを含むベースと、前壁と、後壁と、第１のカバー側壁と、第２のカバー側壁と、上面とを有する
回動可能かつ取外し可能なカバーであって、前記第１のカバー側壁および第２の
カバー側壁が各々、底面に開放した対応するノッチを備えて、これが前記カバー
がベース上へ下降されることを許容し、前記各ノッチが対応するトラニオン上に
載置されて、（ｉ）前記トラニオン上の閉位置から縦方向に引き上げられるよう
に、または（ｉｉ）閉位置と全開位置との間でトラニオンの周りを回動して、前
記開口のアレイに接触し得るようにし、前記各ノッチが前記トラニオン移動面と
突起面とを含み、前記突起面が対応するトラニオンに係合して、カバーが全開位
置を越えて回動するのを制限するカバーと、を備える管ラック。
【請求項２】請求項１に記載の管ラックであって、前記各開口が、前記開
口内に配置され、対応する前記開口内における管の縦方向の支持をする複数の支
持パッドを備え、前記各パッドが、管に支持可能に係合する面を備えると共に、
空気が通過する流路を管に隣接して提供する、管ラック。
【請求項３】請求項２に記載の管ラックであって、前記面が面取り凹面を
含む、管ラック。
【請求項４】請求項３に記載の管ラックであって、前記開口がほぼ方形で
あり、前記開口の各壁が、前記支持パッドの１つを含む、管ラック。
【請求項５】請求項３に記載の管ラックであって、前記開口がほぼ方形で
あり、前記対向する壁のうち少なくとも２つが、前記支持パッドの１つを含む、
管ラック。
【請求項６】請求項４に記載の管ラックであって、前記上面が透明である
、管ラック。
【請求項７】請求項１に記載の管ラックであって、前記開口内で前記上面
よりも前記底面に近い位置に配置され、対応する開口側壁と一体であって、対応
する前記開口内において管の縦方向の支持をする複数の突出する支持パッドをさ
らに備え、前記パッドが、管に支持可能に係合する面取り凹面を含む、管ラック
。
【請求項８】請求項７に記載の管ラックであって、前記突出する支持パッ
ドが前記開口内に配置されることにより、流路が前記上面と底面との間を延び、
この流路を前記上面と底面との間で管に隣接して空気が通過する、管ラック。
【請求項９】請求項７に記載の管ラックであって、前記各突出する支持パ
ッドが対応する反対側の突出する支持パットを有するように、前記突出する支持
パッドが前記開口内で対称に配置されると共に、流路が前記上面と底面との間を
延びるようにし、この流路を前記上面と底面との間で開口内の管に隣接して空気
が通過する、管ラック。
【請求項１０】請求項１に記載の管ラックであって、長手方向舌部を各々
有する第１のスライドラッチおよび第２のスライドラッチを備え、前記ベースが第１のベース側壁および第２のベース側壁を備え、各側壁が、前
記スライドラッチの対応する方の前記長手方向舌部の１つと摺動可能に嵌合する
長手方向溝を含む摺動面を備え、前記各スライドラッチが、ラッチ位置と非ラッ
チ位置との間で対応する前記摺動面上を長手方向に移動するようにする、管ラッ
ク。
【請求項１１】請求項１０に記載の管ラックであって、前記各スライドラ
ッチが、上部突出部を有する上面と、第１の側壁突出部および第２の側壁突出部
を有する内部側壁とを含む本体を備え、前記上部突出部は、前記対応するスライ
ドラッチが対応する前記摺動面に対して過度に引かれることを防ぐように作用し
、前記第１の側壁突出部および前記第２の側壁突出部は、対応する前記スライド
ラッチを開位置または閉位置に保持するのを助ける、管ラック。
【請求項１２】請求項１１に記載の管ラックであって、前記各スライドラ
ッチは、前記本体から長手方向に延びるフィンガを備えて、前記ラッチが閉位置
にあるときに、前記カバーが前記ベースから取り外されるのを防ぐ、管ラック。
【請求項１３】請求項１２に記載の管ラックであって、前記カバーが、前
記カバーの内部に配置された第１のボスおよび第２のボスを含み、前記各ボスは
、フィンガ通路を含み、このフィンガ通路を前記フィンガの対応する方が通過し
て、カバーを閉位置にロックする、管ラック。
【請求項１４】請求項１３に記載の管ラックであって、前記ボスが、前記
第１のカバー側壁および第２のカバー側壁と一体構造を形成する、管ラック。
【請求項１５】請求項１４に記載の管ラックであって、前記各ボスは、前
記カバーが全閉位置にあるときに対応するベース支持面に載置される対応するボ
ス支持面を含む、管ラック。
【請求項１６】間に延びる開口のアレイを有するベースであって、前記複
数の開口が複数の管を受けるように構成され、管の上端部が前記上面において接
触可能であり、前記ベースが側壁を含み、各々の側壁が前記対応する側壁から延
びる同軸のトラニオンを含み、前記各開口が、前記開口内に配置され、かつ対応
する前記開口内における管の縦方向の支持をする複数の支持パッドを備え、前記
各パッドが、管に支持可能に係合する面取り凹面を備えると共に、空気が通過す
る流路を管に隣接して提供するベースと、前壁と、後壁と、第１の側壁と、第２の側壁と、上面とを有する回動可能かつ
取外し可能なカバーであって、前記第１の側壁および第２の側壁が各々、底面に
開放した対応するノッチを備えて、これが前記カバーがベース上へ下降されるこ
とを許容し、前記各ノッチが対応するトラニオン上に載置されて、（ｉ）前記ト
ラニオン上の閉位置から縦方向に引き上げられるように、または（ｉｉ）閉位置
と全開位置との間でトラニオンの周りを回動して、前記開口のアレイに接触し得
るようにし、前記各ノッチが前記トラニオン移動面と突起面とを含み、前記突起
面が対応するトラニオンに係合して、カバーが全開位置を越えて回動するのを制
限するカバーと、長手方向舌部を各々有する第１のスライドラッチおよび第２のスライドラッチ
と、を備え、前記ベースが第１のベース側壁および第２のベース側壁を備え、各側壁が、前
記スライドラッチの対応する方の前記長手方向舌部の１つと摺動可能に嵌合する
長手方向溝を含む摺動面を備え、前記各スライドラッチが、ラッチ位置と非ラッ
チ位置との間で対応する前記摺動面上を長手方向に移動するようにする試験管ラ
ック。
【請求項１７】請求項１６に記載の試験管ラックであって、前記各支持パ
ッドが対応する反対側の前記支持パットを有するように、前記支持パッドが前記
開口内で対称に配置されると共に、流路が前記上面と底面との間を延びるように
し、この流路を前記上面と底面との間で開口内の管に隣接して空気が通過する、
試験管ラック。
【請求項１８】請求項１７に記載の試験管ラックであって、前記カバーと
ベースの色の濃淡を異ならせて、機械観察装置が前記カバーと前記ベースとを区
別できるようにする、試験管ラック。
【請求項１９】請求項１７に記載の試験管ラックであって、前記カバーと
、前記ラッチと、ベースの色の濃淡を異ならせて、機械観察装置が前記カバーと
、前記ベース、前記ラッチとを区別できるようにする、試験管ラック。
【請求項２０】間に延びる縦方向の開口のアレイを有するベースであって
、前記複数の開口が複数の管を受けるように構成され、管の上端部が前記上面に
おいて接触可能であり、前記ベースが側壁を含み、前記各開口が、前記対応する
開口内で管を支持する手段を備えると共に、空気が通過する流路を管に隣接して
提供するベースと、前壁と、後壁と、第１および第２のカバー側壁と、上面とを有するカバーであ
って、前記カバーが開位置と閉位置との間で回動するように、前記ベースに回動
可能に嵌合するカバーと、長手方向舌部を各々有する第１のスライドラッチおよび第２のスライドラッチ
と、を備え、前記ベースが第１および第２のベース側壁を備え、各ベース側壁が、前記スラ
イドラッチの対応する方の前記長手方向舌部の１つと摺動可能に嵌合する長手方
向溝を含む摺動面を備え、前記各スライドラッチが、前記カバーが閉位置から開
位置へ回動するのを防ぐラッチ位置と、前記カバーを閉位置から開位置への回動
を許容するラッチ位置との間で、対応する前記摺動面上を長手方向に移動するよ
うにする、試験管ラック。
【請求項２１】請求項２０に記載の試験管ラックであって、前記各ラッチ
が、前記戻止めを提供する突出部を有する上面を含むことにより、所定量を超え
る力を使用しなければ、前記ラッチが前記ベースから引かれることがない、試験
管ラック。
【請求項２２】請求項２１に記載の試験管ラックであって、前記各ラッチ
が側壁を含み、この側壁が、（ｉ）前記ラッチを開位置に保持し、前記ラッチが、使用者または自動処理装置
により加えられる十分な力を受けていない場合に内側へ摺動することを確実にな
くす、第１の突出部と、（ｉｉ）前記ラッチを閉位置に保持し、前記ラッチが、
使用者または自動処理装置による引張力が必要量に満たない場合に外側へ摺動し
ないようにする、第２の突出部とを備える、試験管ラック。
【請求項２３】請求項２２に記載の試験管ラックであって、前記各ラッチ
が、本体と、前記本体から長手方向に突出するフィンガとを含む、試験管ラック
。
【請求項２４】請求項２３に記載の試験管ラックであって、前記カバーが
、前記第１のカバー側壁の内側に沿った第１のボスと、前記第２のカバー側壁の
内側に沿った第２のボスとを含み、前記第１のボスおよび第２のボスは各々、ベ
ース支持面に載置される第１のボス支持面および第２のボス支持面を含む、試験
管ラック。
【請求項２５】請求項２４に記載の試験管ラックであって、前記各ボスは
、フィンガ通路を含み、このフィンガ通路を対応する前記フィンガが通過して、
カバーを前記ベースに対して閉位置にロックする、試験管ラック。