JP2003518055A - 過フッ素化酸フッ化物およびこれらの調製方法 - Google Patents

過フッ素化酸フッ化物およびこれらの調製方法

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JP2003518055A JP2001546629A JP2001546629A JP2003518055A JP 2003518055 A JP2003518055 A JP 2003518055A JP 2001546629 A JP2001546629 A JP 2001546629A JP 2001546629 A JP2001546629 A JP 2001546629A JP 2003518055 A JP2003518055 A JP 2003518055A
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Abstract

(57)【要約】 過フッ素化酸フッ化物(特に3−アルコキシプロピオン酸フッ化物)の調製方法が提供される。この方法により酸フッ化物の高い収率が生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、過フッ素化酸フッ化物、特に過フッ素化3−アルコキシプロピオン
酸フッ化物、およびこのような化合物の調製方法に関する。これらの化合物は、
例えば、向上した低温特性を有するものを含む多様なフルオロポリマーの調製に
用いることができるビニルエーテルのための貴重な中間体である。
【0002】 発明の背景 フッ素化ビニルエーテルは、多数のフルオロポリマーにおいて応用性を見出し
ている。例えば、これらは、テトラフルオロエチレン(TFE)と共重合されて
、変性ポリテトラフルオロエチレン(mPTFE)を生成しうる。同様に、これ
らは多様なその他のフッ素化モノマーと共重合されて、フルオロプラスチックお
よび/またはフルオロエラストマーポリマーを生成しうる。フルオロポリマーに
おいてビニルエーテルを用いる利点のいくつかは、様々な評論論文に記載されて
いる。例えば、Modern Fluoropolymers,John Sc
heirs,Wiley Series in Polymer Scienc
e,1997参照。同様に、Emel ‘yanovら、Zh.Org.Khi
m(1994),30(8),1266−70参照。
【0003】 フッ素化ビニルエーテルのいくつかの調製経路がある。一般にこれらの経路は
、過フッ素化酸フッ化物から出発する。例えば、Modern Fluorop
olymers,J.Scheirs,Wiley Series in Po
lymer Science,1997およびその中の引用文献参照のこと。
【0004】 たとえ過フッ素化酸フッ化物が、フッ化物ビニルエーテルの合成に通常用いら
れているとしても、先駆物質を含む水素から出発する過フッ素化3−アルコキシ
プロピオン酸フッ化物を生じることが知られている合成経路はほんのわずかしか
ない。
【0005】 例えば、米国特許第2,713,593号は、過フッ素化酸フッ化物を形成す
るための非フッ素化カルボン酸塩化物の電気化学的フッ素化を開示している。
【0006】 もう1つの合成経路は、V.V.Berenblitら、Zh,Prikl.
Khim(Leningrad),(1975)48(3)709−11に開示
されている。この経路において、炭化水素エステルは、電気化学的にフッ素化さ
れて、過フッ素化酸フッ化物を生じる。
【0007】 これらの合成経路は、酸フッ化物の収率が低いので、例えば、15重量%未満
であるので、完全に満足すべきものではない。これは、電気化学的フッ素化中の
一般的に低い収率と一致している。
【0008】 酸フッ化物の第三の合成経路は、EPA第148,482号(Ohsakaら
)およびEPA第290,848号(Okaら)に開示されている。この経路に
おいて、テトラフルオロオキセタンを、少なくとも部分フッ素化された酸フッ化
物と反応させる。結果として生じた中間体をフッ素化して、過フッ素化酸フッ化
物を生成する。この合成経路は、少なくとも2つの欠点を有する。第一に、テト
ラフルオロオキセタンを合成しなければならない。このことは、酸フッ化物の合
成に、追加工程、時間、コストを追加する。第二に、少なくとも部分フッ素化さ
れた酸フッ化物とオキセタンとの反応の結果、オリゴマーが生成することがあり
、これによって所望の酸フッ化物の収率が低下する。
【0009】 発明の概要 本発明は、部分フッ素化された水素含有出発原料からの過フッ素化酸フッ化物
の調製方法を提供する。本発明の方法は、式: RfOCF2CF2COF (1) (式中、Rfは、1〜20個(好ましくは1〜5個)の炭素原子を有する、過フ
ッ素化線状または枝分かれ一価脂肪族基、好ましくはアルキル基である)を有す
る過フッ素化酸フッ化物を提供する。本発明の方法は、 (a)式: ROCF2CF2COZ (2) (式中、Rは、酸素原子を含んでいてもよく、かつ1〜20個(好ましくは1〜
5個)の炭素原子を含んでいる一価の水素含有線状または枝分かれ脂肪族(好ま
しくはアルキル)基であり; Zは、−OH、ハロゲン(例えば、塩素またはフッ素)、または1〜20個(好
ましくは1〜5個)の炭素原子を含んでいる、一価の水素含有線状または枝分か
れアルキルまたはアルコキシ基、またはR’COO−(式中、R’は、Rまたは
ROCF2CF2COO−(式中、Rは前記と同じである)から選ばれる)から選
ばれる無水物基から選ばれる)の部分フッ素化された水素含有出発原料を供給す
る工程と、 (b)出発原料の水素原子をフッ素で置換するのに十分な条件下において、出
発原料とフッ素化剤とを接触させることによって出発原料をフッ素化する工程と
、 (c)場合により、工程(b)の生成物を過フッ素化酸フッ化物に転化する工
程と、 を含んでいる。
【0010】 RおよびZは、所望であれば部分フッ素化されていてもよい。さらにはRおよ
びZは、1つまたはそれ以上の酸素原子を含んでいてもよい。
【0011】 本明細書中で用いられている過フッ素化という用語は、炭素結合水素原子のす
べてが、フッ素によって置換されているということを意味する。
【0012】 驚くべきことに、本発明の方法は、式(1)の過フッ素化酸フッ化物の高収率
(好ましくは50モル%以上)を生じる。式(1)の酸フッ化物の先行技術の生
成方法は、一般的に実質的に50モル%未満、一般的に25モル%未満の酸フッ
化物の収率を生じる結果になる。さらには本発明の方法は、使用が簡単である。
この方法は、直接的な方法で所望の酸フッ化物を供給する。
【0013】 詳細な説明 本発明の方法の出発原料は、式: ROCF2CF2COZ (2) (式中、RおよびZは前記と同じである)の水素含有化合物である。RおよびZ
は、同一であってもよく、互いに異なっていてもよい。好ましくはRおよびZの
うちの少なくとも1つは、メチルまたはエチル基である。式(2)の出発原料は
、好ましくはエステル、無水物、またはケトンである。
【0014】 本発明の方法の出発原料がエステルまたは無水物である時、これは式: ROCF2CF2COOR” (3) (式中、R”は、1〜20個(好ましくは1〜5個)の炭素原子を含む一価の水
素含有アルキル基であるか、あるいは
【化2】 である)を有する。
【0015】 出発原料がケトンである時、これは好ましくは式: ROCF2CF2COCF2CF2OR (4) (式中、Rは前記と同じである)を有する。
【0016】 本発明において有用な出発原料は以前に記載されている。例えば、米国特許第
2,988,537号(Wiley)参照のこと。この特許は、炭酸ジアルキル
の存在下におけるテトラフルオロエチレン(TFE)とナトリウムアルコキシレ
ートとの反応を開示している。この反応は1つの化合物を形成し、この化合物は
ついで無水酸で処理されると、式(2)の水素含有部分フッ素化出発原料を生じ
うる。この反応順序は、下記の式:
【化3】 (式中、Z’は、ハロゲン、または、1〜20個の炭素原子の一価の水素含有線
状または枝分かれアルキル基から選ばれ、Rは前記と同じである)によって図式
的に表わすことができる。
【0017】 同様に、式(3)の部分フッ素化エステルの合成のもう1つの経路を開示して
いる米国特許第5,235,094号(Darstら)参照のこと。
【0018】 式(3)の部分フッ素化エステルは、当業者によく知られている手順を用いて
、対応する無水物に転化されることができる。
【0019】 部分フッ素化出発原料は、これとフッ素とを接触させることによってフッ素化
され、出発原料に存在する水素原子のすべてがフッ素で置換されている中間体が
形成される。これは、出発原料の水素を置換するのに適切であるが、出発原料の
主鎖が乱されるほど攻撃的ではない条件下に実施される。
【0020】 出発原料のフッ素化は、いくつかの技術によって実施することができる。有用
なフッ素化技術の例には、電気化学的フッ素化(ECF)および直接フッ素化(
DF)が含まれる。
【0021】 電気化学的フッ素化は、米国特許第2,713,593号およびWO第98/
50603号を含むいくつかの公報に開示されているよく知られた技術である。
これは、フッ化水素を用いる方法である。出発原料の電気化学的フッ素化の結果
として、直接、式(1)の所望の過フッ素化酸フッ化物が生じる。その結果、こ
の工程の生成物をそれ以上転化する必要はない。驚くべきことに、出発原料とし
ての式(2)の部分フッ素化先駆物質の使用の結果、酸フッ化物の意外に高い収
率を生じる。
【0022】 直接フッ素化は、もう1つのよく知られた技術である。この技術は、多数の論
文および特許に開示されている。例えば、米国特許第5,488,142号(F
allら);米国特許第4,523,039号(Lagowら);Kirk O
thmer Encyclopedia of Chemical Techn
ology,3rd Edition,V.10,pp636,840−855
,John Wiley & Sons,Inc.,New York,New
York(1980);Lagowら、Progress in Inorg
anic Chemistry,26,161−210(1979);米国特許
第4,859,747号(Bierschenkら)参照。
【0023】 直接フッ素化の間、不活性液体または気体で希釈されてもよいフッ素と出発原
料とを、適切な容器(例えば、攪拌タンク反応器または管状反応器)において接
触させる。各々の量は、フッ素の化学量論的過剰を有するように選択される。フ
ッ素化は、先駆物質の水素のすべてをフッ素で置換するのに十分な時間行なわれ
る。
【0024】 部分フッ素化出発原料の直接フッ素化は、好ましくは非フッ素化共反応体の存
在下に実施される。共反応体は多くの場合、あるいくつかの通常の有機溶媒から
選ばれる。好ましくは共反応体は、出発原料とフッ素化剤との間のフリーラジカ
ル鎖反応を開始させる反応性水素源を供給する。
【0025】 非フッ素化反応体を適切に選択した場合、酸フッ化物の収率は、本発明の実施
においてほかの方法で得られたものよりも有意に改良されていることが発見され
た。収率のこの驚くべき向上を生じる好ましい非フッ素化反応体は、非塩素化非
ヒドロキシル化合物である。最も好ましくはこれらはエーテルである。低分子量
物質(例えば、150以下の重量平均分子量)が最も好ましい。
【0026】 本発明の実施において有用な非フッ素化反応体の例には、極性非プロトン性化
合物、および非極性非プロトン性化合物が含まれる。極性非プロトン性化合物の
代表例には、炭化水素エステル、非環式エーテル、例えば、ジエチルエーテル、
エチレングリコールジメチルエーテル、およびジエチレングリコールジメチルエ
ーテル;環式エーテル、例えば、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジオキソラン、および4−メチルジオキソラン;ケトン、
例えば、アセトン、および2−ブタノン;カルボン酸エステル、例えば、蟻酸メ
チル、蟻酸エチル、酢酸メチル、炭酸ジエチル、炭酸プロピレン、炭酸エチレン
、およびブチロラクトンが含まれる。所望であれば極性非プロトン性化合物の混
合物を用いてもよい。有用な非極性非プロトン性化合物の代表例には、トルエン
、ベンゼン、ヘキサン、ヘプタン等が含まれる。所望であれば非極性非プロトン
性化合物の混合物を用いてもよい。所望であれば、極性非プロトン性化合物と非
極性非プロトン性化合物とを混合することもできる。この選択に含まれる要因に
は、非フッ素化反応体とフッ素化される出発原料との相溶性、および過フッ素化
生成物の分離の容易さが含まれる。
【0027】 非フッ素化共反応体および式(2)の部分フッ素化化合物は、好ましくは同時
にフッ素化容器に供給される。共反応体のわずか10重量%が、収率に対して有
利な作用を有することが分かった。
【0028】 出発原料の直接フッ素化は、結果としてフッ素化中間体を生成し、これはつい
で、当業で知られている技術によって過フッ素化酸フッ化物に転化される。例え
ば、中間体は、米国特許第5,466,877号(Moore)に記載されてい
るように酸フッ化物に転化することができる。その他の技術も当然ながら、この
転化において有用である。
【0029】 有用な求核試薬の例には、非プロトン極性溶媒中の金属フッ化物(例えば、フ
ッ化セシウム、フッ化カリウム)、または第三アミン(例えば、トリアルキルア
ミン、ピリジン)が含まれる。
【0030】 電気化学的フッ素化の場合のように、出発原料の直接フッ素化により酸フッ化
物の意外に高い収率が生じる。
【0031】 本発明の方法によって調製することができる過フッ素化酸フッ化物の例として
は、 CF3OCF2CF2COF CF3CF2OCF2CF2COF CF3CF2CF2OCF2CF2COF (CF32CFOCF2CF2COF CF3CF2CF2CF2OCF2CF2COF CF3CF2CF2CF2CF2OCF2CF2COF CF3OCF2CF2OCF2CF2COF が挙げられる。
【0032】 既に開示されているように、本発明の方法によって調製された酸フッ化物は、
過フッ素化ビニルエーテルの調製において有用である。これらのエーテルは、例
えば、米国特許第4,599,386号(Carlsonら);米国特許第5,
115,038号(Iharaら);米国特許第4,774,304号(Kuh
lsら);米国特許第5,696,616号;米国特許第5,639,838号
;米国特許第4,931,511号;米国特許第4,418,186号;および
米国特許第5,891,965号に開示されているもののような多様なポリマー
におけるコモノマーとして有用である。
【0033】 実施例 実施例1 米国特許第2,713,593号(Briceら)に記載されている種類と同
様な1000ml電気化学的フッ素化セルに、0.037m2(0.40ft2
ニッケルアノード、1つが−40℃、1つが−80℃の凝縮器を備えさせた。こ
れらのどちらも、0.3Lステンレス鋼デカンターの中に収束的に排水した。こ
のセルに、1800トル(35psig)および58℃に維持された約900m
lの無水HFを装入する一方、90%(重量)CH3OCF2CF2CO2CH3
5%(CH3OC242C=O、および5%ジメチルジスルフィドの混合物22
24.5gを、218.9時間にわたって添加した。追加のHFを反応中に添加
して、液体レベルを900mlに維持した。
【0034】 WO第98/50603号の実施例1に記載されているように、フッ素化を実
施した。セルは、19.5アンペアの平均電流および6.0ボルトの平均電圧で
操作された。セルが定常状態に達した後で、電流を周期的かつ規則的に断続させ
た。電流は、80秒の第一時間(Te)の間、19.5アンペアの第一電流で流
れた。ついで電流を4秒の第二時間(Ti)の間停止させた。
【0035】 粗液体フッ素化生成物をデカンターから周期的に回収し、全部で2384.6
gが得られた。さらにデカンターにおけるHF相(全部で618.3g)は、2
5モル%w/w生成物を含むことが分かった。CF3OCF2CF2C(O)Fの
総収率は、GC/IR、GC/MS、および19F/1H NMRによって測定
された場合、約55モル%の理論量(theoretical)であった。さら
には副生物CHF2OCF2CF2C(O)Fが、約15モル%収率で生成された
【0036】 出発原料として炭化水素エステル(すなわちこれは部分フッ素化されていない
)を用いてこの実施例を繰返した時、酸フッ化物の総収率は21モル%であった
【0037】 実施例2 米国特許第5,488,142号においてFallおよびGuerraによっ
て記載されている種類と同様な管状直接フッ素化装置を用いて、108.9gの
90%(w/w)CH3OC24COOCH3−10%THFを、10ml/時で
、5472.7gのパーフルオロ(N−メチルモルホリン)の迅速に循環してい
るバッチに添加した。これには、400ml/分F2および1600ml/分N2 から成るガス流が連続的に導入された。温度を、9.3時間の反応中に、20℃
に維持した。19F/1H NMRによる粗生成物の分析は、過フッ素化エステ
ルの収率が、出発原料を基準として75モル%であることを示した。この過フッ
素化エステルは、このエステルと触媒量のピリジンとを接触させることによって
、酸フッ化物に転化された。THFを用いずにこの実施例を繰返した時、収率は
51モル%であった。
【0038】 出発原料として炭化水素エステル(すなわちこれは部分フッ素化されていない
)を用いてこの実施例を繰返した時、酸フッ化物の総収率は31モル%であった
【0039】 実施例3 米国特許第2,713,593号(Briceら)に記載されている種類と同
様な1000ml電気化学的フッ素化セルに、0.037m2(0.40ft2
ニッケルアノード、1つが−40℃、1つが−80℃の凝縮器を備えさせた。こ
れらのどちらも、0.3Lステンレス鋼デカンターの中に収束的に排水した。こ
のセルに、1800トル(35psig)および58℃に維持された約900m
lの無水HFを装入する一方、95%(重量)CH3OCF2CF2C(O)CF2 CF2OCH3と5%ジメチルジスルフィドとの混合物977.9gを、93.0
時間にわたって添加した。追加のHFを反応の間に添加して、液体レベルを90
0mlに維持した。
【0040】 実施例1の手順と同様な手順を用いて、WO第98/50603号に記載され
ているようにフッ素化を実施した。セルは、19.5アンペアの平均電流および
6.1ボルトの平均電圧で操作された。セルが定常状態に達した後で、電流を周
期的かつ規則的に断続させた。電流は、80秒の第一時間(Te)の間、17.
8アンペアの第一電流で流れた。ついで電流を4秒の第二時間(Ti)の間停止
させた。
【0041】 粗液体フッ素化生成物を、デカンターから周期的に回収し、全部で1269.
9gが得られた。さらにデカンターにおけるHF相(全部で364.1g)は、
2モル%w/w生成物を含むことが分かった。CF3OCF2CF2C(O)Fの
総収率は、GC/IR、GC/MS、および19F/1H NMRによって測定
された場合、約50モル%の理論量であった。
【0042】 実施例4 部分フッ素化無水物(CH3OC24CO)2Oを、CH3OC24COOCH3 から調製した。エステル(83g、0.438モル)CH3OC24COOCH3 を、水性NaOHで滴定し、MeOHを除去した。濃縮水性HClを添加すると
、68gのCH3OC24COOH、沸点76〜78℃/15mmを生じ、88
%収率が得られた。CH3OC24COOHの48gサンプルというサンプルを
25で脱水すると、36g(CH3OC24CO)2O、沸点72〜76℃/1
5mmが生じた。ついで、結果として生じた部分フッ素化化合物を、Fallお
よびGuerrainの米国特許第5,488,142号によって記載されてい
る種類と同様な管状直接フッ素化装置を用いて直接フッ素化した。助溶媒として
の10%THFでの、25℃におけるパーフルオロ(N−メチルモルホリン)中
19.6gの(CH3OC24CO)2Oの直接フッ素化によって、19F NM
Rで同定された14.5g(CF3OC24CO)2Oが、56%収率で生じた。
既知の技術を用いて、過フッ素化無水物を酸フッ化物に転化することができる。
例えば、これをKFと反応させて、酸フッ化物と対応カリウム塩との混合物を形
成することができる。ついでこの塩を、その後の反応において酸フッ化物に転化
することができる。あるいはまた、この無水物を触媒量のピリジンと接触させる
ことによって酸フッ化物を生じるために、この無水物をHFと反応させることも
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 キウ,ツァイ−ミン アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427 (72)発明者 ムーア,ジョージ ジー.アイ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427 (72)発明者 シュワートフェガー,ワーナー アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427 (72)発明者 シュルツ,ジェイ エフ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427 (72)発明者 ワーム,アラン ティー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427 (72)発明者 グロス,クリストファー エル. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC30 AC47 BA51 BE01 BE53 BM10 BM71 BP10 BS10 4H039 CA51 CA65 CD10 CD20 CD90

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: RfOCF2CF2COF (1) (式中、Rfは、1〜20個の炭素原子を有するパーフルオロ脂肪族基である)
    を有する過フッ素化酸フッ化物の製造方法であって、 (a)式: R−O−CF2CF2COZ (2) (式中、Rは、1つまたはそれ以上の酸素原子を含んでいてもよく、かつ1〜2
    0個の炭素原子を有する一価の水素含有脂肪族基であり、Zは、−OH、ハロゲ
    ン、または1〜20個の炭素原子の一価の水素含有線状または枝分かれアルキル
    またはアルコキシ基、およびR’COO−(式中、R’は、RまたはROCF2
    CF2COO−から選ばれる)から選ばれる無水物基から選ばれる)の部分フッ
    素化された水素含有出発原料を供給する工程と、 (b)出発原料の水素原子をフッ素で置換するのに十分な条件下において、出
    発原料とフッ素化剤とを接触させることによって出発原料をフッ素化する工程と
    、 (c)場合により、工程b)の生成物を過フッ素化酸フッ化物に転化する工程
    と、 を含む方法。
  2. 【請求項2】 RおよびZのうちの少なくとも1つが、部分フッ素化されて
    いる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 RおよびZはフッ素を含まない、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 RおよびZは各々独立して1〜5個の炭素原子を有する、請
    求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 Rのうちの少なくとも1つが、メチルまたはエチル基を含ん
    でおり、Zがメトキシまたはエトキシ基を含んでいる、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 Zがハロゲンである、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程(b)が電気化学的フッ素化によって実施される、請求
    項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 工程(b)が直接フッ素化によって実施される、請求項1に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 出発原料が、式: R−O−CF2CF2COOR” (3) (式中、Rは、1〜20個の炭素原子を有する線状または枝分かれ水素含有脂肪
    族基であり、R”は、1〜20個の炭素原子を含む一価の水素含有アルキルまた
    はアルコキシ基であるか、または 【化1】 である)を有する、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 RおよびR”は部分フッ素化されている、請求項9に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 RおよびR”はフッ素を含まない、請求項9に記載の方法
  12. 【請求項12】 RおよびR”は各々独立して1〜5個の炭素原子を有する
    、請求項9に記載の方法。
  13. 【請求項13】 RおよびR”のうちの少なくとも1つがメチルまたはエチ
    ルである、請求項9に記載の方法。
  14. 【請求項14】 Rがアルキル基である、請求項9に記載の方法。
  15. 【請求項15】 出発原料が、式: ROCF2CF2COCF2CF2OR (4) (式中、Rは、1〜20個の炭素原子を有する線状または枝分かれ水素含有脂肪
    族基である)を有する、請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 式: RfOCF2CF2COF (1) (式中、Rfは、1〜20個の炭素原子を有する脂肪族基である)を有する過フ
    ッ素化酸フッ化物の製造方法であって、 (a)式: R−O−CF2CF2COZ (2) (式中、Rは、1〜20個の炭素原子を有する一価の水素含有脂肪族基であり、
    Zは、−OH、ハロゲン、または1〜20個の炭素原子を含む一価の水素含有線
    状または枝分かれアルキルまたはアルコキシ基、およびR’COO−(式中、R
    ’は、RまたはROCF2CF2COO−から選ばれる)から選ばれる無水物基か
    ら選ばれる)の部分フッ素化された水素含有出発原料を供給する工程と、 (b)出発原料と非フッ素化共反応体とを、適切な容器において組合わせる工
    程と、 (c)工程(b)から生じる組合わせ物中の出発原料を、直接フッ素化によっ
    てフッ素化する工程と、 (d)工程(c)のフッ素化生成物を、過フッ素化酸フッ化物に転化する工程
    と、 を含む方法。
  17. 【請求項17】 工程(b)の組合わせ物は、少なくとも10重量%の非フ
    ッ素化共反応体を含んでいる、請求項18に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記非フッ素化共反応体は、低分子量非塩素化非ヒドロキ
    シル化合物である、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記非フッ素化共反応体はエーテルである、請求項17に
    記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記非フッ素化共反応体は炭化水素エステルである、請求
    項17に記載の方法。
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