JP2003517935A - 改良型合金繊維およびその製造方法 - Google Patents
改良型合金繊維およびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
複数の合金成分を有し、且つクラッド材(30)で取り囲まれた合金ワイヤ(20)から、微細な合金繊維を製造する方法が開示される。図1は、この方法を示すブロック図である。好ましくは、クラッド材は、不活性雰囲気(36)の存在下にて合金繊維の周囲で締め付けられる。クラッディングはその外径を減少させるために延伸されて、微細な合金繊維を取り囲む延伸クラッディング(40)を与える。クラッド材は取り除かれて、微細な合金繊維を与える。クラッド材の一部は微細な合金繊維中に拡散する。クラッド材は、新しい合金材料で形成される微細な合金繊維を提供するために、ならびに/または選択したクラッド材の特性に応じた表面特性を有する微細な合金繊維を提供するために、選択してよい。
Description
【0001】
発明の背景
(発明の分野)
本発明は、合金(metallic alloy)に関し、合金繊維の形態で合金を製造する
改良された方法に特に関する。本発明は、さらに、新しい合金で形成された微細
合金繊維および/または種々の表面特性を有する微細合金繊維の製造に関する。
改良された方法に特に関する。本発明は、さらに、新しい合金で形成された微細
合金繊維および/または種々の表面特性を有する微細合金繊維の製造に関する。
【0002】
(情報開示陳述)
合金(またはメタル・アロイ)は、多くの用途において、合金の多くの望まし
い質のために、純金属以上に使用されてきた。多くの合金は、純金属と比較して
、より高い融点、より大きい硬度、およびより大きい化学的安定性というより望
ましい質を示す。一般的に、合金は高強度材料である。多くの合金は、耐食性に
関して高い許容度を有していて、合金を不良環境等で使用するのに望ましいもの
としている。更に、合金は一般に高い融点を有していて、合金を高温用途に望ま
しいものとしている。あいにく、耐食性および耐熱性を有する幾つかの合金は、
低い延性および低温脆性を示す。
い質のために、純金属以上に使用されてきた。多くの合金は、純金属と比較して
、より高い融点、より大きい硬度、およびより大きい化学的安定性というより望
ましい質を示す。一般的に、合金は高強度材料である。多くの合金は、耐食性に
関して高い許容度を有していて、合金を不良環境等で使用するのに望ましいもの
としている。更に、合金は一般に高い融点を有していて、合金を高温用途に望ま
しいものとしている。あいにく、耐食性および耐熱性を有する幾つかの合金は、
低い延性および低温脆性を示す。
【0003】
合金は、2またはそれより多い異種金属で形成された金属の固溶体である。2
またはそれより多い異種金属は、加熱されて拡散し又は一緒に溶融させられて、
異種金属を固溶体に変える。合金は、一般的に粉末冶金法または化学量論的単結
晶の溶融法によって形成される。
またはそれより多い異種金属は、加熱されて拡散し又は一緒に溶融させられて、
異種金属を固溶体に変える。合金は、一般的に粉末冶金法または化学量論的単結
晶の溶融法によって形成される。
【0004】
合金は、2またはそれより多い異種粉体金属を混合することによって形成して
よい。混合した粉体は加熱されて、異種金属を拡散させ、または一緒に溶融させ
て、異種金属を合金に変える。合金へ変換した後、合金の低い延性および低温脆
性のために、合金を変形させ、成形し、または機械加工することが困難となる。
よい。混合した粉体は加熱されて、異種金属を拡散させ、または一緒に溶融させ
て、異種金属を合金に変える。合金へ変換した後、合金の低い延性および低温脆
性のために、合金を変形させ、成形し、または機械加工することが困難となる。
【0005】
多くの場合において、異種粉末金属は、異種粉末金属を合金に変換する前に、
所望のアイテムの大体の形状に形成される。異種粉末金属を所望のアイテムの大
体の形状に形成することは、合金に変換した後での変形、成形または機械加工が
困難であることを克服する。
所望のアイテムの大体の形状に形成される。異種粉末金属を所望のアイテムの大
体の形状に形成することは、合金に変換した後での変形、成形または機械加工が
困難であることを克服する。
【0006】
合金は、上述の粉末冶金法のほかに、化学量論的単結晶の溶融法によって形成
することができる。あいにく、これらの方法はいずれも、合金ワイヤを形成する
のに適当でない。これらの合金の低い延性および低温脆性は、合金ワイヤの製造
を複雑な仕事にする。さらに、合金ワイヤの低い延性および低温脆性は、合金の
連続ワイヤ延伸工程のような後の加工を、無駄なものにする。細いワイヤを合金
で形成することは可能であるものの、合金の微細繊維(またはファイン・ファイ
バー)はこれまでのところ形成されていない。それは、連続ワイヤ延伸工程にお
いて、合金ワイヤを延伸して合金繊維にすることが困難であることによる。
することができる。あいにく、これらの方法はいずれも、合金ワイヤを形成する
のに適当でない。これらの合金の低い延性および低温脆性は、合金ワイヤの製造
を複雑な仕事にする。さらに、合金ワイヤの低い延性および低温脆性は、合金の
連続ワイヤ延伸工程のような後の加工を、無駄なものにする。細いワイヤを合金
で形成することは可能であるものの、合金の微細繊維(またはファイン・ファイ
バー)はこれまでのところ形成されていない。それは、連続ワイヤ延伸工程にお
いて、合金ワイヤを延伸して合金繊維にすることが困難であることによる。
【0007】
ワイヤ延伸工程において合金ワイヤを延伸することが困難であるにもかかわら
ず、非常に細い合金ワイヤを形成するために、数多くの試みが従来技術において
なされてきた。いくつかの代表的な従来の合金ワイヤ加工技術が下記の米国特許
で説明されている。
ず、非常に細い合金ワイヤを形成するために、数多くの試みが従来技術において
なされてきた。いくつかの代表的な従来の合金ワイヤ加工技術が下記の米国特許
で説明されている。
【0008】
ピプキン(Pipkin)の米国特許第2,215,477号は、比較的脆い金属の
ワイヤを製造する方法であって、金属のロッドを比較的延性を有する金属のチュ
ーブ内に組み立てることから成り、それでもって複合単一アセンブリを形成する
ことから成る方法を開示する。アセンブリは、一連のダイを経由して連続的に延
伸され、それにより複合ワイヤ・エレメントを形成する。複数のワイヤ・エレメ
ントが、先に挙げたチューブと同じ性質の金属のチューブ内で組み立てられて、
それでもって複合マルチプル・アセンブリを形成する。マルチプル・アセンブリ
は、一連のダイを経由して連続的に延伸されて、所定の直径に減少させられる。
延性を有する金属は、埋め込まれた脆性金属のワイヤから取り除かれる。
ワイヤを製造する方法であって、金属のロッドを比較的延性を有する金属のチュ
ーブ内に組み立てることから成り、それでもって複合単一アセンブリを形成する
ことから成る方法を開示する。アセンブリは、一連のダイを経由して連続的に延
伸され、それにより複合ワイヤ・エレメントを形成する。複数のワイヤ・エレメ
ントが、先に挙げたチューブと同じ性質の金属のチューブ内で組み立てられて、
それでもって複合マルチプル・アセンブリを形成する。マルチプル・アセンブリ
は、一連のダイを経由して連続的に延伸されて、所定の直径に減少させられる。
延性を有する金属は、埋め込まれた脆性金属のワイヤから取り除かれる。
【0009】
ダースト(Durst)の米国特許第2,434,992号は、高価な導電性金属
から成る、ある長さの細いワイヤを含む電接を開示する。ワイヤは小さい断面積
を有し、また、シースで覆われている。ワイヤは、導電性ベースに、ワイヤの長
さが当該ベースと実質的に平行に、且つベースから外向きに間隔を置いて延びた
状態で、高価でない導電性金属から成る中間ワイヤ支持部材を用いて、導電性ベ
ースに関して導電関係にあるように取付けられる。引出し口電接(electrical o
utlet contact)は、高価でない導電性金属から成る、ワイヤのシースの側方の
周縁をベースに溶接し、また、中間ワイヤ支持部材を構成する、ベースとワイヤ
の中間にある部分を除くシースを、すべてエッチングで除くことにより形成され
る。ベースは、シースの高価でない金属をエッチングする少なくとも1つのエッ
チング剤によるエッチングに対して耐性を有する金属によって形成され、その結
果、ベースはシースのエッチングの間、実質的にエッチングによって取り除かれ
ない。
から成る、ある長さの細いワイヤを含む電接を開示する。ワイヤは小さい断面積
を有し、また、シースで覆われている。ワイヤは、導電性ベースに、ワイヤの長
さが当該ベースと実質的に平行に、且つベースから外向きに間隔を置いて延びた
状態で、高価でない導電性金属から成る中間ワイヤ支持部材を用いて、導電性ベ
ースに関して導電関係にあるように取付けられる。引出し口電接(electrical o
utlet contact)は、高価でない導電性金属から成る、ワイヤのシースの側方の
周縁をベースに溶接し、また、中間ワイヤ支持部材を構成する、ベースとワイヤ
の中間にある部分を除くシースを、すべてエッチングで除くことにより形成され
る。ベースは、シースの高価でない金属をエッチングする少なくとも1つのエッ
チング剤によるエッチングに対して耐性を有する金属によって形成され、その結
果、ベースはシースのエッチングの間、実質的にエッチングによって取り除かれ
ない。
【0010】
クインラン(Quinlan)の米国特許第3,363,304号は、非常に脆いジ
ルコニウム−ベリリウム共晶(Be約5重量%)を、重ステンレス鋼のカプセル
内に封入し、アセンブリをロータリ・スウェージングすることによって、ワイヤ
に形成することを開示している。スウェージングは775〜800℃の範囲にあ
る温度にて、直径が約50%減少するまで実施される。温度は、スウェージング
の残りのもののために、700〜735℃に低下させられる。ワイヤ・リングが
望まれる場合には、複合ワイヤは、その高い温度にある間にマンドレルに巻き付
けられて螺旋を形成する。ステンレス鋼は、硫酸に溶解させられ、螺旋の巻き(
またはターン)がばらばらにカットされる。直径半インチのZr−Beロッドは
細くなって、直径0.025インチのワイヤになった。
ルコニウム−ベリリウム共晶(Be約5重量%)を、重ステンレス鋼のカプセル
内に封入し、アセンブリをロータリ・スウェージングすることによって、ワイヤ
に形成することを開示している。スウェージングは775〜800℃の範囲にあ
る温度にて、直径が約50%減少するまで実施される。温度は、スウェージング
の残りのもののために、700〜735℃に低下させられる。ワイヤ・リングが
望まれる場合には、複合ワイヤは、その高い温度にある間にマンドレルに巻き付
けられて螺旋を形成する。ステンレス鋼は、硫酸に溶解させられ、螺旋の巻き(
またはターン)がばらばらにカットされる。直径半インチのZr−Beロッドは
細くなって、直径0.025インチのワイヤになった。
【0011】
ロバート(Roberts)の米国特許第3,394,213号は、最も長い長さが
約15ミクロン未満である微細なフィラメントを製造する方法であって、束にし
たフィラメントの加熱成形によって、複数のシース付きエレメントを最初に締め
付けて、減少した直径のビレットを形成する方法を開示する。加熱成形締め付け
(hot forming constriction)の後、ビレットはそれから、フィラメントが所望
の最終的な小さい直径を有する最終寸法に延伸される。それから、フィラメント
を囲む材料を適当な手段によって取り除いて、トウの形態のフィラメントにする
。
約15ミクロン未満である微細なフィラメントを製造する方法であって、束にし
たフィラメントの加熱成形によって、複数のシース付きエレメントを最初に締め
付けて、減少した直径のビレットを形成する方法を開示する。加熱成形締め付け
(hot forming constriction)の後、ビレットはそれから、フィラメントが所望
の最終的な小さい直径を有する最終寸法に延伸される。それから、フィラメント
を囲む材料を適当な手段によって取り除いて、トウの形態のフィラメントにする
。
【0012】
ロバート(Roberts)らの米国特許第3,540,114号は、金属のような
材料で形成される微細なフィラメントを、潤滑剤材料の薄いフィルムをその上に
有する複数の長いエレメントを複数端延伸(multiple end drawing)することに
よって形成する方法を開示する。複数のエレメントは、延伸可能な材料で形成さ
れた管状のシース内で束にしてよい。潤滑剤は、個々のエレメントに、それを束
にする前に付与してよく、エレメントがそれぞれ延伸されている間に、延伸ダイ
のようなコーティング機構でそれらに潤滑剤を付与することによって供給してよ
い。潤滑剤は、高い靱性(またはテナシティ)特性を有するフィルムを形成し得
る材料を含む。高い靱性を有することにより、フィルムは、延伸工程の厳しい圧
力条件の下で維持される。細くする操作が終了すると、管状のシースが除去され
る。所望の場合には、潤滑剤もまた、得られたフィラメントから除去される。
材料で形成される微細なフィラメントを、潤滑剤材料の薄いフィルムをその上に
有する複数の長いエレメントを複数端延伸(multiple end drawing)することに
よって形成する方法を開示する。複数のエレメントは、延伸可能な材料で形成さ
れた管状のシース内で束にしてよい。潤滑剤は、個々のエレメントに、それを束
にする前に付与してよく、エレメントがそれぞれ延伸されている間に、延伸ダイ
のようなコーティング機構でそれらに潤滑剤を付与することによって供給してよ
い。潤滑剤は、高い靱性(またはテナシティ)特性を有するフィルムを形成し得
る材料を含む。高い靱性を有することにより、フィルムは、延伸工程の厳しい圧
力条件の下で維持される。細くする操作が終了すると、管状のシースが除去され
る。所望の場合には、潤滑剤もまた、得られたフィラメントから除去される。
【0013】
タダ(Tada)らの米国特許第3,785,036号は、複数の金属ワイヤから
成る束を外側チューブで被覆し、得られた複合ワイヤを延伸することによって、
微細な金属フィラメントを製造する方法を開示する。延伸工程の後で得られる最
終的な複合ワイヤの両側で外側チューブ金属が、外側チューブの内側に存在する
コア・フィラメントの近くまでカットされ、それから複合ワイヤのカットされて
いない両方の表面が僅かにロールし、それにより複合ワイヤの外側チューブ金属
を連続的に分割し、したがって外側チューブ金属を微細な金属フィラメントから
分離する。分離処理は、シンプルな装置によって短時間でなし得る。これは製造
コストを減少させ、外側チューブ金属がその場で回収されることを可能にする。
成る束を外側チューブで被覆し、得られた複合ワイヤを延伸することによって、
微細な金属フィラメントを製造する方法を開示する。延伸工程の後で得られる最
終的な複合ワイヤの両側で外側チューブ金属が、外側チューブの内側に存在する
コア・フィラメントの近くまでカットされ、それから複合ワイヤのカットされて
いない両方の表面が僅かにロールし、それにより複合ワイヤの外側チューブ金属
を連続的に分割し、したがって外側チューブ金属を微細な金属フィラメントから
分離する。分離処理は、シンプルな装置によって短時間でなし得る。これは製造
コストを減少させ、外側チューブ金属がその場で回収されることを可能にする。
【0014】
タケオ(Takeo)らの米国特許第3,807,026号は、微細な金属フィラ
メントの糸(またはヤーン)を低コストで製造する方法を開示する。当該方法は
複数の金属ワイヤの束を外側チューブ金属で被覆して複合ワイヤを形成すること
を含む。複合ワイヤは延伸され、外側チューブ金属は複合ワイヤのコア・フィラ
メントから分離される。金属ワイヤの表面は、適当なセパレータで被覆され、あ
るいは外側チューブ金属による被覆の前に適当な表面処理に付され、それにより
、後の複合ワイヤの延伸または熱処理においてコアフィラメントが互いに金属結
合することを防止する。
メントの糸(またはヤーン)を低コストで製造する方法を開示する。当該方法は
複数の金属ワイヤの束を外側チューブ金属で被覆して複合ワイヤを形成すること
を含む。複合ワイヤは延伸され、外側チューブ金属は複合ワイヤのコア・フィラ
メントから分離される。金属ワイヤの表面は、適当なセパレータで被覆され、あ
るいは外側チューブ金属による被覆の前に適当な表面処理に付され、それにより
、後の複合ワイヤの延伸または熱処理においてコアフィラメントが互いに金属結
合することを防止する。
【0015】
タダ(Tada)らの米国特許第3,838,488号は、微細な金属フィラメン
トを製造する装置であって、外側金属チューブで囲まれた、複数の金属フィラメ
ントから成る束を含む延伸された複合ワイヤを供給する供給手段を含む装置を開
示する。切断ビットを含む切断手段が、複合ワイヤの外側金属チューブの殆どを
切断して取り除くために、切断手段において複合ワイヤに関して対称に、金属チ
ューブの両側に配置される。圧延手段は、対向するように配置されたロールを含
む。ロールは、複合ワイヤの切断されていない側をプレスするためものであり、
また、複合ワイヤを圧縮し、且つ金属チューブの切断された側に垂直な方向で外
側に広げるようにするためのものであり、また、金属チューブを切断表面にて分
離させるためのものである。ピックアップ手段は、金属チューブの分離された部
分および金属フィラメントを巻き取る。
トを製造する装置であって、外側金属チューブで囲まれた、複数の金属フィラメ
ントから成る束を含む延伸された複合ワイヤを供給する供給手段を含む装置を開
示する。切断ビットを含む切断手段が、複合ワイヤの外側金属チューブの殆どを
切断して取り除くために、切断手段において複合ワイヤに関して対称に、金属チ
ューブの両側に配置される。圧延手段は、対向するように配置されたロールを含
む。ロールは、複合ワイヤの切断されていない側をプレスするためものであり、
また、複合ワイヤを圧縮し、且つ金属チューブの切断された側に垂直な方向で外
側に広げるようにするためのものであり、また、金属チューブを切断表面にて分
離させるためのものである。ピックアップ手段は、金属チューブの分離された部
分および金属フィラメントを巻き取る。
【0016】
ヘンドリクソン(Hendrickson)の米国特許第3,848,319号は、軸方
向で同心にした開口部が内部に形成された銅スリーブを製造し、アニールする工
程を含む、超微細な貴金属または貴金属合金ワイヤを製造する手順を開示する。
貴金属のコアが形成され、スリーブの開口部内に挿入される。スリーブおよびコ
アは、コアをスリーブに機械的に結合してバイメタルのワイヤ・コンビネーショ
ンを製造するために、好ましくは10:1の比に形成された外側寸法を有する。
ワイヤ・コンビネーションの寸法は、適当なワイヤ延伸ダイで減少させられ、ス
リーブは化学的に貴金属ワイヤから取り除かれる。
向で同心にした開口部が内部に形成された銅スリーブを製造し、アニールする工
程を含む、超微細な貴金属または貴金属合金ワイヤを製造する手順を開示する。
貴金属のコアが形成され、スリーブの開口部内に挿入される。スリーブおよびコ
アは、コアをスリーブに機械的に結合してバイメタルのワイヤ・コンビネーショ
ンを製造するために、好ましくは10:1の比に形成された外側寸法を有する。
ワイヤ・コンビネーションの寸法は、適当なワイヤ延伸ダイで減少させられ、ス
リーブは化学的に貴金属ワイヤから取り除かれる。
【0017】
ヘンドリクソン(Hendrickson)の米国特許第3,943,619号は、超微
細なワイヤを延伸する手順であって、選択された材料のコア・ワイヤを複数の入
れ子式の犠牲的なシースに挿入する工程、コア・ワイヤの端部をシースに溶接す
る工程、および連続的にコンビネーションを延伸して所定の直径まで減少させる
工程を含む手順を開示する。外側のシースは、エッチングによって捨てられ、比
例して細くされたコア・ワイヤを自由にする。コア・ワイヤは、細くなることを
補助するために、最初にテフロン(登録商標)で被覆してよく、テフロン(登録
商標)は熱に曝すことによって除去される。
細なワイヤを延伸する手順であって、選択された材料のコア・ワイヤを複数の入
れ子式の犠牲的なシースに挿入する工程、コア・ワイヤの端部をシースに溶接す
る工程、および連続的にコンビネーションを延伸して所定の直径まで減少させる
工程を含む手順を開示する。外側のシースは、エッチングによって捨てられ、比
例して細くされたコア・ワイヤを自由にする。コア・ワイヤは、細くなることを
補助するために、最初にテフロン(登録商標)で被覆してよく、テフロン(登録
商標)は熱に曝すことによって除去される。
【0018】
シルドバッハ(Schildbach)の米国特許第3,977,070号は、フィラメ
ントのトウを形成する方法および当該方法で形成されたトウを開示する。当該方
法において、長いエレメント(例えばロッドまたはワイヤ)の束が、エレメント
と異なる材料のシースを束の周囲に形成することによって覆われ、束は続いて延
伸されてエレメントを所望の小さい直径となるように細くする。エレメントは金
属で形成してよい。束は、延伸工程と延伸工程の間で、所望のようにアニールし
てよく、あるいは応力緩和してよい。シースは金属で形成してよく、また、アセ
ンブリを保持するために並列したエッジを合わせて溶接してよい。シースは最終
的な細くした束から除去されて、トウの形態のフィラメントを自由にする。
ントのトウを形成する方法および当該方法で形成されたトウを開示する。当該方
法において、長いエレメント(例えばロッドまたはワイヤ)の束が、エレメント
と異なる材料のシースを束の周囲に形成することによって覆われ、束は続いて延
伸されてエレメントを所望の小さい直径となるように細くする。エレメントは金
属で形成してよい。束は、延伸工程と延伸工程の間で、所望のようにアニールし
てよく、あるいは応力緩和してよい。シースは金属で形成してよく、また、アセ
ンブリを保持するために並列したエッジを合わせて溶接してよい。シースは最終
的な細くした束から除去されて、トウの形態のフィラメントを自由にする。
【0019】
ハマダ(Hamada)らの米国特許第4,044,447号は、集められて、バン
ドの形状の外装材で束ねられた複数のワイヤを開示する。この状態のワイヤは、
ダイおよびキャプスタンを有するワイヤ延伸装置によって延伸される。そのよう
なワイヤの複数の束を集めて、前述した方法と同じ方法で束ねて、複合バンドル
体を形成する。複合バンドル体は更に延伸される。これらのプロセスは、少なく
とも特定の直径のフィラメントが多数得られるまで繰り返される。
ドの形状の外装材で束ねられた複数のワイヤを開示する。この状態のワイヤは、
ダイおよびキャプスタンを有するワイヤ延伸装置によって延伸される。そのよう
なワイヤの複数の束を集めて、前述した方法と同じ方法で束ねて、複合バンドル
体を形成する。複合バンドル体は更に延伸される。これらのプロセスは、少なく
とも特定の直径のフィラメントが多数得られるまで繰り返される。
【0020】
ハント(Hunt)の米国特許第4,209,122号は、注型し放しの条件で合
金ロッドと称され、注型ロッドの直径を同時に減少させるための規定された押出
パラメータ内で押し出される充填された(または中実の)ビレットに組み込まれ
たワイヤを製造する方法を開示する。充填されたビレットから分離した後、押し
出されたロッドはここでワイヤの形態にあり、硬質の表面溶着金属(またはフェ
ーシング・デポジット)の手動溶接用途に特に適している。分離された合金ワイ
ヤは突合せ溶接によって接合されて、不確定長さのワイヤを形成し、それは連続
的な延伸およびアニール工程により正確に一定の寸法の大きさに作成され、硬質
のフェーシング・デポジットを溶接するために、自動溶接機で使用するの適した
ものとなる。
金ロッドと称され、注型ロッドの直径を同時に減少させるための規定された押出
パラメータ内で押し出される充填された(または中実の)ビレットに組み込まれ
たワイヤを製造する方法を開示する。充填されたビレットから分離した後、押し
出されたロッドはここでワイヤの形態にあり、硬質の表面溶着金属(またはフェ
ーシング・デポジット)の手動溶接用途に特に適している。分離された合金ワイ
ヤは突合せ溶接によって接合されて、不確定長さのワイヤを形成し、それは連続
的な延伸およびアニール工程により正確に一定の寸法の大きさに作成され、硬質
のフェーシング・デポジットを溶接するために、自動溶接機で使用するの適した
ものとなる。
【0021】
ハント(Hunt)の米国特許第4,323,186号は、小さい断面の合金ワイ
ヤの押出生成物を経済的な方法で得る方法を開示する。1回の押出で小さい直径
の押出生成物を得ることが望まれる場合には、注型合金プリフォームの長さ対断
面の比は、充填された(または中実の)ビレットの長さを、利用可能な押出成形
機で押し出され得る最適量よりも小さく制限する。この制限は、合金の注型長さ
の端部を四角にし、それからそのような長さを突き合せ溶接して、所定の押出成
形機で押し出すことができる最大長さのプリフォームを複合的に形成することに
よって、克服される。複合プリフォームは、米国特許第4,209,122号の
教示に従って、充填されたビレットに形成される。これらの複合プリフォームか
らの押出生成物は、その特許で説明されたのと同じ望ましい特性を有し、そこで
説明された利点を与える。
ヤの押出生成物を経済的な方法で得る方法を開示する。1回の押出で小さい直径
の押出生成物を得ることが望まれる場合には、注型合金プリフォームの長さ対断
面の比は、充填された(または中実の)ビレットの長さを、利用可能な押出成形
機で押し出され得る最適量よりも小さく制限する。この制限は、合金の注型長さ
の端部を四角にし、それからそのような長さを突き合せ溶接して、所定の押出成
形機で押し出すことができる最大長さのプリフォームを複合的に形成することに
よって、克服される。複合プリフォームは、米国特許第4,209,122号の
教示に従って、充填されたビレットに形成される。これらの複合プリフォームか
らの押出生成物は、その特許で説明されたのと同じ望ましい特性を有し、そこで
説明された利点を与える。
【0022】
ミヤガワ(Miyagawa)らの米国特許第4,863,526号は、コバルト・ベ
ースの合金の微細結晶性の細いワイヤおよび式CokMlBmSin(ここで、
Coはコバルトであり;Mは周期表のIV、VおよびVI族のうち少なくとも1
つの遷移金属であり;Bはホウ素であり、Siはシリコンであり、k、l、mお
よびnはCo、M、BおよびSiの原子パーセントをそれぞれ示す)の組成を有
するものの製造方法、ならびに細いワイヤ中の5μm以下の平均寸法を有する微
細結晶粒を開示する。
ースの合金の微細結晶性の細いワイヤおよび式CokMlBmSin(ここで、
Coはコバルトであり;Mは周期表のIV、VおよびVI族のうち少なくとも1
つの遷移金属であり;Bはホウ素であり、Siはシリコンであり、k、l、mお
よびnはCo、M、BおよびSiの原子パーセントをそれぞれ示す)の組成を有
するものの製造方法、ならびに細いワイヤ中の5μm以下の平均寸法を有する微
細結晶粒を開示する。
【0023】
ヘーレ(Haerle)の米国特許第5,266,279号は、金属ワイヤまたは金
属繊維から成る少なくとも1つの布帛層を備えた、内燃機関の廃ガスから有害成
分を取り除くためのフィルタまたは触媒体を開示する。粉体、粒子、繊維片もし
くはチップの形態の焼結材料がメッシュに導入され、ワイヤまたはファイバにて
焼結される。織布は、綾織のワイヤ布帛の形態であり、焼結材料はそのメッシュ
に導入されて、ワイヤもしくは繊維とともに焼結される。
属繊維から成る少なくとも1つの布帛層を備えた、内燃機関の廃ガスから有害成
分を取り除くためのフィルタまたは触媒体を開示する。粉体、粒子、繊維片もし
くはチップの形態の焼結材料がメッシュに導入され、ワイヤまたはファイバにて
焼結される。織布は、綾織のワイヤ布帛の形態であり、焼結材料はそのメッシュ
に導入されて、ワイヤもしくは繊維とともに焼結される。
【0024】
イシイ(Ishii)の米国特許第5,505,757号は、低い圧力損失、高い
捕集能力および長寿命の要求を満たす、粒子捕集用の金属フィルタを開示する。
金属フィルタは、下記の合金組成物A、BおよびCの1つを有する金属繊維で形
成された、1または複数の不織布(例えばフェルト)の層を有する。ここで、組
成物Aは、Ni:5〜20重量%、Cr:10〜40重量%、Al:1〜15重
量%、残りがFeおよび不可避の不純物からなり、組成物BはCr:10〜40
重量%、Al:1〜15重量%、残りがNiおよび不可避の不純物からなり、組
成物CはCr:10〜40重量%、Al:1〜15重量%、残りがFeおよび不
可避の成分からなる。金属フィルタは腐食および熱に対して高い耐性を有し、粒
子の除去のための繰り返しの加熱に耐え得る。
捕集能力および長寿命の要求を満たす、粒子捕集用の金属フィルタを開示する。
金属フィルタは、下記の合金組成物A、BおよびCの1つを有する金属繊維で形
成された、1または複数の不織布(例えばフェルト)の層を有する。ここで、組
成物Aは、Ni:5〜20重量%、Cr:10〜40重量%、Al:1〜15重
量%、残りがFeおよび不可避の不純物からなり、組成物BはCr:10〜40
重量%、Al:1〜15重量%、残りがNiおよび不可避の不純物からなり、組
成物CはCr:10〜40重量%、Al:1〜15重量%、残りがFeおよび不
可避の成分からなる。金属フィルタは腐食および熱に対して高い耐性を有し、粒
子の除去のための繰り返しの加熱に耐え得る。
【0025】
チュン(Chung)らの米国特許第5,827,997号は、金属および実質的
に同軸のコアを含むフィラメントであって、各フィラメントが6μmよりも小さ
い直径を有し、各コアが実質的に炭素であるフィラメントを含む材料が、マトリ
ックス中に分散されて複合材料を形成すると、電磁干渉(EMI)の遮蔽に関し
て高い有効性を示すことを開示する。このマトリックスは、ポリマー、セラミッ
クスおよびポリマー−セラミックスのコンビネーションから成る群から選択され
る。この金属は、ニッケル、銅、コバルト、銀、金、錫、亜鉛、ニッケルベース
の合金、銅ベースの合金、コバルトベースの合金、銀ベースの合金、金ベースの
合金、錫ベースの合金、および亜鉛ベースの合金から成る群から選択される。E
MI遮蔽できないマトリックスにこの材料を7体積%組み込むことは、1〜2G
HzのEMI遮蔽の有効性において、実質的に銅に等しい複合材料をもたらす。
に同軸のコアを含むフィラメントであって、各フィラメントが6μmよりも小さ
い直径を有し、各コアが実質的に炭素であるフィラメントを含む材料が、マトリ
ックス中に分散されて複合材料を形成すると、電磁干渉(EMI)の遮蔽に関し
て高い有効性を示すことを開示する。このマトリックスは、ポリマー、セラミッ
クスおよびポリマー−セラミックスのコンビネーションから成る群から選択され
る。この金属は、ニッケル、銅、コバルト、銀、金、錫、亜鉛、ニッケルベース
の合金、銅ベースの合金、コバルトベースの合金、銀ベースの合金、金ベースの
合金、錫ベースの合金、および亜鉛ベースの合金から成る群から選択される。E
MI遮蔽できないマトリックスにこの材料を7体積%組み込むことは、1〜2G
HzのEMI遮蔽の有効性において、実質的に銅に等しい複合材料をもたらす。
【0026】
マエダ(Maeda)らの米国特許第5,830,415号は、自動車排気ガス浄
化フィルタ部材であって、排気ガス中の固体および液体含有物を捕集する能力が
高く、クリーニングのために燃焼させたときに熱に耐え得るような高い耐熱性を
有するフィルタ部材、ならびにその製造方法を開示する。Ni−Cr−Alから
成り、三次元のフレームワークを有する、三次元のメッシュ状の金属製の多孔質
部材は、大気中にて800〜1000℃に加熱されて、その表面に密に成長した
繊維状のアルミナ結晶を形成する。この部材は、フィルタ部材として使用される
。そのようなフィルタ部材は、優れた捕集能力および耐食性を示し、高温に耐え
得る。また、表面に形成された繊維状のアルミナ結晶上で触媒をしっかりと担持
することができる。表面積が増加したために、それは、高い触媒担持能力を有す
る。
化フィルタ部材であって、排気ガス中の固体および液体含有物を捕集する能力が
高く、クリーニングのために燃焼させたときに熱に耐え得るような高い耐熱性を
有するフィルタ部材、ならびにその製造方法を開示する。Ni−Cr−Alから
成り、三次元のフレームワークを有する、三次元のメッシュ状の金属製の多孔質
部材は、大気中にて800〜1000℃に加熱されて、その表面に密に成長した
繊維状のアルミナ結晶を形成する。この部材は、フィルタ部材として使用される
。そのようなフィルタ部材は、優れた捕集能力および耐食性を示し、高温に耐え
得る。また、表面に形成された繊維状のアルミナ結晶上で触媒をしっかりと担持
することができる。表面積が増加したために、それは、高い触媒担持能力を有す
る。
【0027】
ナガイ(Nagai)らの米国特許第5,863,311号は、ディーゼルエンジ
ンで使用する粒子トラップであって、排気圧下で振動または変形しにくく、粒子
捕集性能、圧力損失、耐久性および再生特性の全てにおいて良好な結果を達成す
る粒子トラップを開示する。このトラップは、複数のフラットまたは円筒のフィ
ルタから成るフィルタ・エレメントを有する。縦方向に延びる排気ガス導入およ
び導出空間は、隣接するフィルタ同士の間の空間の入口および出口の端を交互に
閉じることによって、隣接するフィルタ同士の間で交互に規定される。ガス透過
性の補強部材が排気ガス導出空間に挿入されて、排気ガスがフィルタを通過する
ときに生成される各フィルタの圧力送入(または上流;upstream)および送出(
または下流;downstream)の差に起因して、フィルターが変形することを防止す
る。同様のガス透過性補強部材はまた、排気ガス導入空間内またはフィルター・
エレメントの両側に挿入して、フィルターの振動をより積極的に防止してよい。
ンで使用する粒子トラップであって、排気圧下で振動または変形しにくく、粒子
捕集性能、圧力損失、耐久性および再生特性の全てにおいて良好な結果を達成す
る粒子トラップを開示する。このトラップは、複数のフラットまたは円筒のフィ
ルタから成るフィルタ・エレメントを有する。縦方向に延びる排気ガス導入およ
び導出空間は、隣接するフィルタ同士の間の空間の入口および出口の端を交互に
閉じることによって、隣接するフィルタ同士の間で交互に規定される。ガス透過
性の補強部材が排気ガス導出空間に挿入されて、排気ガスがフィルタを通過する
ときに生成される各フィルタの圧力送入(または上流;upstream)および送出(
または下流;downstream)の差に起因して、フィルターが変形することを防止す
る。同様のガス透過性補強部材はまた、排気ガス導入空間内またはフィルター・
エレメントの両側に挿入して、フィルターの振動をより積極的に防止してよい。
【0028】
リバーマン(Liberman)らの米国特許第5,890,272号は、複数の金属
ワイヤをコーティング材料で被覆することを含む、微細な金属繊維を製造する方
法を開示する。複数の金属ワイヤは、クラッディングを与えるチューブで被覆さ
れる。クラッディングは、その外径を減少させるために延伸される。クラッディ
ングは取り除かれて、複数の金属ワイヤがその中に含まれたコーティング材料を
含む残部を与える。残部は、その外径を減少させ、またその中に含まれる複数の
金属ワイヤの対応する直径を減少させるために延伸される。コーティング材料は
、複数の微細な金属繊維を提供するために取り除かれる。
ワイヤをコーティング材料で被覆することを含む、微細な金属繊維を製造する方
法を開示する。複数の金属ワイヤは、クラッディングを与えるチューブで被覆さ
れる。クラッディングは、その外径を減少させるために延伸される。クラッディ
ングは取り除かれて、複数の金属ワイヤがその中に含まれたコーティング材料を
含む残部を与える。残部は、その外径を減少させ、またその中に含まれる複数の
金属ワイヤの対応する直径を減少させるために延伸される。コーティング材料は
、複数の微細な金属繊維を提供するために取り除かれる。
【0029】
バン(Ban)らの米国特許第5,908,480号は、ディーゼルエンジンで
使用する粒子トラップであって、高価でなく、高い粒子捕集性能、再生特性およ
び耐久性を有し、捕集された粒子に起因する圧力損失が小さい粒子トラップを開
示する。耐熱性金属繊維の不織布から作られた偶数の平坦なフィルタが、同じ数
の耐熱性金属から成るひだ付きシートと交互に積層される。このように形成され
る積層体は、円柱形状に巻かれる。1つおきにひだ付きシートが挿入された、隣
接する平坦なフィルタの間の各々の空間は、フィルタ・エレメントの1つの端部
にて遮蔽部材で閉じられる。隣接するフラットなフィルタ同士の間の他の空間は
、フィルタ・エレメントの他方の端部にて閉じられる。
使用する粒子トラップであって、高価でなく、高い粒子捕集性能、再生特性およ
び耐久性を有し、捕集された粒子に起因する圧力損失が小さい粒子トラップを開
示する。耐熱性金属繊維の不織布から作られた偶数の平坦なフィルタが、同じ数
の耐熱性金属から成るひだ付きシートと交互に積層される。このように形成され
る積層体は、円柱形状に巻かれる。1つおきにひだ付きシートが挿入された、隣
接する平坦なフィルタの間の各々の空間は、フィルタ・エレメントの1つの端部
にて遮蔽部材で閉じられる。隣接するフラットなフィルタ同士の間の他の空間は
、フィルタ・エレメントの他方の端部にて閉じられる。
【0030】
ウエッバー(Webber)の米国再発行特許第28,470号は、二次元配向また
は三次元配向で分布した、複数の比較的短い、割れのない、実質的に真っ直ぐで
ない、粗い表面を有する金属繊維から成る多孔質の金属構造物を開示する。繊維
は、多孔質体が均一な断面の繊維または異なる断面の繊維のいずれかを含むよう
に、予め選択された断面を有する。繊維は、応力緩和された状態にあってよく、
あるいは冷間加工された状態にあってよい。多孔質の金属構造物の繊維は、約5
0ミクロン未満の平均断面寸法を有し、繊維は少なくとも約2インチの平均長さ
を有する。
は三次元配向で分布した、複数の比較的短い、割れのない、実質的に真っ直ぐで
ない、粗い表面を有する金属繊維から成る多孔質の金属構造物を開示する。繊維
は、多孔質体が均一な断面の繊維または異なる断面の繊維のいずれかを含むよう
に、予め選択された断面を有する。繊維は、応力緩和された状態にあってよく、
あるいは冷間加工された状態にあってよい。多孔質の金属構造物の繊維は、約5
0ミクロン未満の平均断面寸法を有し、繊維は少なくとも約2インチの平均長さ
を有する。
【0031】
細いワイヤは合金で形成され得るが、合金で形成される微細繊維は、合金ワイ
ヤをワイヤ延伸工程において合金微細繊維に延伸することが困難であることに起
因して、これまでのところ形成されていない。
ヤをワイヤ延伸工程において合金微細繊維に延伸することが困難であることに起
因して、これまでのところ形成されていない。
【0032】
したがって、本発明の目的は、合金から成る微細繊維および合金で繊維を形成
する新しい方法を提供することである。
する新しい方法を提供することである。
【0033】
本発明の別の目的は、合金から成る50ミクロン未満の直径を有する微細繊維
および当該微細繊維を合金で形成する新しい方法を提供することである。
および当該微細繊維を合金で形成する新しい方法を提供することである。
【0034】
本発明の別の目的は、新しい合金から成る微細繊維を作ることができる合金か
ら成る微細繊維および当該合金で微細繊維を形成する新しい方法を提供すること
である。
ら成る微細繊維および当該合金で微細繊維を形成する新しい方法を提供すること
である。
【0035】
本発明の別の目的は、種々の表面特性を有する合金から成る微細繊維および当
該合金で微細繊維を形成する新しい方法を提供することである。
該合金で微細繊維を形成する新しい方法を提供することである。
【0036】
本発明の別の目的は、製造するのに経済的である合金から成る微細繊維および
当該合金で微細繊維を形成する新しい方法を提供することである。
当該合金で微細繊維を形成する新しい方法を提供することである。
【0037】
本発明の別の目的は、工業的な量で合金から微細繊維を製造するのに費用効率
の良い合金から成る微細繊維および当該合金で微細繊維を形成する新しい方法を
提供することである。
の良い合金から成る微細繊維および当該合金で微細繊維を形成する新しい方法を
提供することである。
【0038】
前述のものは、本発明のより的確な目的の幾つかを概説した。これらの目的は
、本発明のより的確な特徴および用途の幾つかの単なる例示であるとして解され
るべきである。多くの他の有益な結果が、開示された発明を異なる方法で適用す
ることによって、あるいは本発明の範囲内で本発明を変更することによって得る
ことができる。したがって、本発明を完全に理解するために、他の目的が、本発
明の概要、請求の範囲によって規定される発明の範囲に加えて添付した図面と関
連して理解される好ましい実施形態を説明する詳細な説明を参照することによっ
て示される。
、本発明のより的確な特徴および用途の幾つかの単なる例示であるとして解され
るべきである。多くの他の有益な結果が、開示された発明を異なる方法で適用す
ることによって、あるいは本発明の範囲内で本発明を変更することによって得る
ことができる。したがって、本発明を完全に理解するために、他の目的が、本発
明の概要、請求の範囲によって規定される発明の範囲に加えて添付した図面と関
連して理解される好ましい実施形態を説明する詳細な説明を参照することによっ
て示される。
【0039】
(発明の概要)
本発明は、添付した図面で示される特定の態様とともに、添付した請求の範囲
によって規定される。本発明を要約する目的で述べると、本発明は、合金ワイヤ
(またはメタル・アロイ・ワイヤ)をクラッド材で被覆する工程を含む微細合金
繊維を製造する方法に関する。クラッド材は、不活性ガスの存在下で合金ワイヤ
の周囲で締められて、クラッディングを与える。クラッディングは、その外径を
減少させ、また合金ワイヤの直径を減少させるために延伸されて、合金ワイヤか
ら微細合金繊維を与える。クラッド材は微細合金繊維から取り除かれる。
によって規定される。本発明を要約する目的で述べると、本発明は、合金ワイヤ
(またはメタル・アロイ・ワイヤ)をクラッド材で被覆する工程を含む微細合金
繊維を製造する方法に関する。クラッド材は、不活性ガスの存在下で合金ワイヤ
の周囲で締められて、クラッディングを与える。クラッディングは、その外径を
減少させ、また合金ワイヤの直径を減少させるために延伸されて、合金ワイヤか
ら微細合金繊維を与える。クラッド材は微細合金繊維から取り除かれる。
【0040】
本発明のより特定的な例において、クラッド材を合金ワイヤの周囲に締め付け
る工程は、クラッド材および合金ワイヤの間に位置する不活性雰囲気の存在下で
クラッド材を合金ワイヤの周囲に締め付けることを含む。クラッディングを延伸
する工程は、連続的に延伸すること、および1650°F〜2050°Fの温度
にて連続的にアニールすること、ならびにアニール工程の後に熱伝導流体でクラ
ッディングを急速に冷却することを含む。
る工程は、クラッド材および合金ワイヤの間に位置する不活性雰囲気の存在下で
クラッド材を合金ワイヤの周囲に締め付けることを含む。クラッディングを延伸
する工程は、連続的に延伸すること、および1650°F〜2050°Fの温度
にて連続的にアニールすること、ならびにアニール工程の後に熱伝導流体でクラ
ッディングを急速に冷却することを含む。
【0041】
本発明の別の例において、方法は、複数の延伸されたクラッディングを第2の
クラッド材の内部で一体化して、第2のクラッディングを形成することを含む。
第2のクラッディングはその直径を減少させ、複数の合金ワイヤから複数の微細
合金繊維を与えるために延伸される。クラッド材は、複数の微細合金繊維を与え
るために取り除かれる。
クラッド材の内部で一体化して、第2のクラッディングを形成することを含む。
第2のクラッディングはその直径を減少させ、複数の合金ワイヤから複数の微細
合金繊維を与えるために延伸される。クラッド材は、複数の微細合金繊維を与え
るために取り除かれる。
【0042】
本発明の別の例において、方法は、第1および第2の合金成分で形成された合
金ワイヤに、第1および第2合金成分のうちの1つで形成されるクラッド材を供
給することを含む。合金ワイヤはクラッド材で被覆されて、クラッディングを与
える。クラッディングは、その外径を減少させ、また合金ワイヤの直径を減少さ
せるために延伸されて、合金ワイヤで形成される微細合金繊維を有する延伸され
たクラッディングを与える。延伸されたクラッディングは、クラッディング材の
微細合金繊維への拡散を最小にして、延伸されたクラッディングをアニールする
のに十分な温度に加熱される。クラッディング材は、微細合金繊維から除去され
て、微細合金繊維は、最小限に拡散したクラッド材を更に合金繊維に拡散させる
のに十分な温度に加熱されて、実質的に均一な微細合金繊維を与える。
金ワイヤに、第1および第2合金成分のうちの1つで形成されるクラッド材を供
給することを含む。合金ワイヤはクラッド材で被覆されて、クラッディングを与
える。クラッディングは、その外径を減少させ、また合金ワイヤの直径を減少さ
せるために延伸されて、合金ワイヤで形成される微細合金繊維を有する延伸され
たクラッディングを与える。延伸されたクラッディングは、クラッディング材の
微細合金繊維への拡散を最小にして、延伸されたクラッディングをアニールする
のに十分な温度に加熱される。クラッディング材は、微細合金繊維から除去され
て、微細合金繊維は、最小限に拡散したクラッド材を更に合金繊維に拡散させる
のに十分な温度に加熱されて、実質的に均一な微細合金繊維を与える。
【0043】
本発明の別の例において、クラッド材は、第1および第2の合金成分とは異な
る材料で形成される。クラッディングは、その外径を減少させ、合金ワイヤの直
径を減少させるために延伸されて、合金ワイヤで形成された微細合金繊維を有す
る延伸されたクラッディングを与える。延伸されたクラッディングは、延伸され
たクラッディングをアニールし、かつクラッド材を合金繊維中に拡散させるのに
十分な温度に加熱される。クラッド材は微細合金繊維から取り除かれる。微細合
金繊維は、拡散したクラッド材を合金繊維中に更に拡散させるのに十分な温度に
加熱されて、第1および第2の合金成分および拡散したクラッド材を含む新しい
合金で形成された繊維を与える。
る材料で形成される。クラッディングは、その外径を減少させ、合金ワイヤの直
径を減少させるために延伸されて、合金ワイヤで形成された微細合金繊維を有す
る延伸されたクラッディングを与える。延伸されたクラッディングは、延伸され
たクラッディングをアニールし、かつクラッド材を合金繊維中に拡散させるのに
十分な温度に加熱される。クラッド材は微細合金繊維から取り除かれる。微細合
金繊維は、拡散したクラッド材を合金繊維中に更に拡散させるのに十分な温度に
加熱されて、第1および第2の合金成分および拡散したクラッド材を含む新しい
合金で形成された繊維を与える。
【0044】
本発明の別の例において、クラッド材は第1および第2の合金成分とは異なる
材料で形成される。延伸されたクラッディングは、延伸されたクラッディングを
アニールし、かつクラッド材を合金繊維の表面に拡散させるのに十分な温度に加
熱される。クラッド材は、クラッド材の性質に応じた表面特性を有する微細合金
繊維を提供するために取り除かれる。
材料で形成される。延伸されたクラッディングは、延伸されたクラッディングを
アニールし、かつクラッド材を合金繊維の表面に拡散させるのに十分な温度に加
熱される。クラッド材は、クラッド材の性質に応じた表面特性を有する微細合金
繊維を提供するために取り除かれる。
【0045】
上記説明は、後の詳細な説明がより良く理解され、その結果、本発明の技術へ
の貢献がより十分に理解され得るように、本発明のより適切で且つ重要な特徴を
、比較的おおまかに概説したものである。本発明の更なる特徴は以下において説
明され、それは本発明の請求項の主題を形成する。開示される概念および特定の
態様は、本発明の同じ目的を達成するために、他の構成を変更しまたは設計する
ための基礎として容易に利用され得ることが、または当業者であれば理解すべき
である。当業者はまた、そのような均等な構成が、添付した請求の範囲で述べら
れる発明の精神および範囲から逸脱しないことを理解すべきである。
の貢献がより十分に理解され得るように、本発明のより適切で且つ重要な特徴を
、比較的おおまかに概説したものである。本発明の更なる特徴は以下において説
明され、それは本発明の請求項の主題を形成する。開示される概念および特定の
態様は、本発明の同じ目的を達成するために、他の構成を変更しまたは設計する
ための基礎として容易に利用され得ることが、または当業者であれば理解すべき
である。当業者はまた、そのような均等な構成が、添付した請求の範囲で述べら
れる発明の精神および範囲から逸脱しないことを理解すべきである。
【0046】
本発明の特性および目的をより十分に理解するために、添付した図面とともに
理解される下記の詳細な説明を参照すべきである。いくつかの図面で、同じ符号
は同じ部分を指す。
理解される下記の詳細な説明を参照すべきである。いくつかの図面で、同じ符号
は同じ部分を指す。
【0047】
(詳細な説明)
図1は、微細合金繊維を製造する改良された方法10の第1の態様を示すブロ
ック図である。本発明のこの態様において、改良された方法10は、複数の微細
合金繊維を同時に製造することができる。改良された方法10の第1の態様は、
微細合金繊維の各々が10μm未満の直径を有する、数千の合金繊維を同時に製
造することができる。図1の改良された方法10は、合金20およびクラッド材
を使用する。図示されている合金20は、第1合金成分(A)および第2合金成
分(B)から形成されている。
ック図である。本発明のこの態様において、改良された方法10は、複数の微細
合金繊維を同時に製造することができる。改良された方法10の第1の態様は、
微細合金繊維の各々が10μm未満の直径を有する、数千の合金繊維を同時に製
造することができる。図1の改良された方法10は、合金20およびクラッド材
を使用する。図示されている合金20は、第1合金成分(A)および第2合金成
分(B)から形成されている。
【0048】
図2は、図1で言及する合金ワイヤ20の等角図であり、図2Aは図2の端面
図である。合金ワイヤ20は、第1端部21と第2端部22との間で延びている
。合金ワイヤ20は外径20Dを規定する。図示する合金20は、選択された二
合金成分の合金材料の2つの合金成分を表す第1合金成分(A)および第2合金
成分(B)から形成されている。合金20は、2成分を有する合金として開示さ
れているが、合金20は、表1に示すように幾つの成分を有するものであってよ
い。好ましくは、合金20はワイヤの形態または類似の形状構成である。
図である。合金ワイヤ20は、第1端部21と第2端部22との間で延びている
。合金ワイヤ20は外径20Dを規定する。図示する合金20は、選択された二
合金成分の合金材料の2つの合金成分を表す第1合金成分(A)および第2合金
成分(B)から形成されている。合金20は、2成分を有する合金として開示さ
れているが、合金20は、表1に示すように幾つの成分を有するものであってよ
い。好ましくは、合金20はワイヤの形態または類似の形状構成である。
【0049】
本発明の方法10は、種々のタイプの合金に有効であることがわかった。本発
明の一例において、合金ワイヤ20は、ヘインズ(Haynes)C−22、ヘインズ
C−2000、ヘインズHR−120、ヘインズHR−160、ヘインズ−18
8、ヘインズ−556、ヘインズ−214、ヘインズ−230、フェクラロイ・
ホスキンス(Fecralloy Hoskins)875、フェクラロイM、フェクラロイ27
−7およびHAST Xから成る群から選択される。この群の合金の化学組成を
表1に示す。
明の一例において、合金ワイヤ20は、ヘインズ(Haynes)C−22、ヘインズ
C−2000、ヘインズHR−120、ヘインズHR−160、ヘインズ−18
8、ヘインズ−556、ヘインズ−214、ヘインズ−230、フェクラロイ・
ホスキンス(Fecralloy Hoskins)875、フェクラロイM、フェクラロイ27
−7およびHAST Xから成る群から選択される。この群の合金の化学組成を
表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
本発明の方法10は、表1に示すような合金で微細金属繊維を形成するのに有
用であることがわかったが、本発明の方法10は種々の他のタイプの合金に関し
て使用され得ることが理解されるべきである。
用であることがわかったが、本発明の方法10は種々の他のタイプの合金に関し
て使用され得ることが理解されるべきである。
【0052】
図3は、図1で言及する第1クラッド材30を示す等角図である。第1クラッ
ド材30は、第1端部31および第2端部32の間で延びる。本発明の方法10
のこの例において、第1クラッド材30は、外径30Dおよび内径30dを有す
る、予め形成されたチューブ33として示されている。
ド材30は、第1端部31および第2端部32の間で延びる。本発明の方法10
のこの例において、第1クラッド材30は、外径30Dおよび内径30dを有す
る、予め形成されたチューブ33として示されている。
【0053】
図3Aは、図3の拡大端面図である。第1クラッド材30の予め形成されたチ
ューブ33の内径30dは、合金ワイヤ20の外径20Dをスライド可能に収容
する寸法に形成される。
ューブ33の内径30dは、合金ワイヤ20の外径20Dをスライド可能に収容
する寸法に形成される。
【0054】
第1クラッド材30は、選択された合金20とともに使用するのに適した材料
で形成される。第1クラッド材30は、第1アロイ成分(A)および第2アロイ
成分(B)のうちの1つで形成してよい。本発明のこの特定の例において、図示
される第1クラッド材30は、第1合金成分(A)で形成されている。
で形成される。第1クラッド材30は、第1アロイ成分(A)および第2アロイ
成分(B)のうちの1つで形成してよい。本発明のこの特定の例において、図示
される第1クラッド材30は、第1合金成分(A)で形成されている。
【0055】
別の態様において、第1クラッド材(30)は、選択した合金20とともに使
用するのに適した他の材料で形成される。方法10の一例において、第1クラッ
ド材30は、低炭素鋼、銅、純ニッケル、およびモネル(Monel)400合金を
含む群から選択される。上述の材料の群は、第1クラッド材30に有用であるこ
とがわかったが、本発明の方法10はここで述べる特定の例の材料に限定される
べきでないことが理解されるべきである。
用するのに適した他の材料で形成される。方法10の一例において、第1クラッ
ド材30は、低炭素鋼、銅、純ニッケル、およびモネル(Monel)400合金を
含む群から選択される。上述の材料の群は、第1クラッド材30に有用であるこ
とがわかったが、本発明の方法10はここで述べる特定の例の材料に限定される
べきでないことが理解されるべきである。
【0056】
図1は、合金ワイヤ20を第1クラッド材30で被覆するプロセス工程を示す
。本発明のこの例において、合金ワイヤ20は、第1のクラッド材30の予め形
成されたチューブ33内に挿入される。
。本発明のこの例において、合金ワイヤ20は、第1のクラッド材30の予め形
成されたチューブ33内に挿入される。
【0057】
図4は、合金ワイヤ20を包む第1クラッド材30を示す図3に類似する等角
図である。第1クラッド材30の予め形成されたチューブ33の内径30dは、
合金ワイヤ20の外径20Dを滑らせることができるように収容する。第1クラ
ッド材30の第1端部31は、合金ワイヤ20の第1端部21に重なる。
図である。第1クラッド材30の予め形成されたチューブ33の内径30dは、
合金ワイヤ20の外径20Dを滑らせることができるように収容する。第1クラ
ッド材30の第1端部31は、合金ワイヤ20の第1端部21に重なる。
【0058】
図4Aは図4の拡大端面図である。予め形成されたチューブ33の内径30d
および合金ワイヤ20の外径20Dの差は、それらの間に空間34を形成する。
好ましくは空間34は最小にされるが、合金ワイヤ20を第1クラッド材30内
に挿入することを可能にするのに十分なものである。
および合金ワイヤ20の外径20Dの差は、それらの間に空間34を形成する。
好ましくは空間34は最小にされるが、合金ワイヤ20を第1クラッド材30内
に挿入することを可能にするのに十分なものである。
【0059】
図1は、第1クラッド材30を合金ワイヤの周囲に締め付けるプロセス工程1
2を示す。本発明のこの例において、第1のクラッド材30の予め形成されたチ
ューブ33は、不活性ガス36の存在下で合金ワイヤ20の周囲に締め付けられ
る。
2を示す。本発明のこの例において、第1のクラッド材30の予め形成されたチ
ューブ33は、不活性ガス36の存在下で合金ワイヤ20の周囲に締め付けられ
る。
【0060】
図5は、合金ワイヤ20にシールされている第1クラッド材30を示す、図4
に類似する等角図である。好ましくは、第1クラッド材30の予め形成されたチ
ューブ33は、合金ワイヤ20に不活性ガス36の存在下でシールされる。
に類似する等角図である。好ましくは、第1クラッド材30の予め形成されたチ
ューブ33は、合金ワイヤ20に不活性ガス36の存在下でシールされる。
【0061】
図5Aは、図5の拡大端面図である。低減(または減径)ダイ38が、第1ク
ラッド材30の第1端部31を合金ワイヤ20の第1端部21にシールする。よ
り具体的には、低減ダイは、第1クラッド材30の外径30Dよりも小さく、か
つ合金ワイヤ20の外径20Dよりも小さい内径38dを有する。低減ダイ38
は、第1クラッド材30および合金ワイヤ20をその内部で減径させて、第1端
部31にて30D’の減少した外径を有する。
ラッド材30の第1端部31を合金ワイヤ20の第1端部21にシールする。よ
り具体的には、低減ダイは、第1クラッド材30の外径30Dよりも小さく、か
つ合金ワイヤ20の外径20Dよりも小さい内径38dを有する。低減ダイ38
は、第1クラッド材30および合金ワイヤ20をその内部で減径させて、第1端
部31にて30D’の減少した外径を有する。
【0062】
挿入ガス36が、予め形成されたチューブ33の内径30dと合金ワイヤ20
の外径20Dとの間の空間34に、第1クラッド材30の第2端部32から注入
される。不活性ガス36は、周囲雰囲気の空間34をパージし、空間34を不活
性ガス36で完全に満たす。本発明の一例において、不活性ガス36は周期表の
VIIIA族から選択される。多くの場合において、不活性ガス36は、経済的
な理由から、アルゴン、ヘリウム、またはネオンのような周期表のVIIIA族か
ら選択される。
の外径20Dとの間の空間34に、第1クラッド材30の第2端部32から注入
される。不活性ガス36は、周囲雰囲気の空間34をパージし、空間34を不活
性ガス36で完全に満たす。本発明の一例において、不活性ガス36は周期表の
VIIIA族から選択される。多くの場合において、不活性ガス36は、経済的
な理由から、アルゴン、ヘリウム、またはネオンのような周期表のVIIIA族か
ら選択される。
【0063】
図6は、不活性ガス36の存在下で第1クラッド材30を合金ワイヤ20に締
め付けることを示す、図5に類似する等角図である。空間34を不活性ガス36
でパージした後、第1クラッド材30の残部を、第1クラッド材30の第2端部
32まで合金ワイヤ20に締め付ける。不活性ガス36は、合金ワイヤ20と第
1クラッド材30との間に反応性ガスが全く存在しないことを確保にする。
め付けることを示す、図5に類似する等角図である。空間34を不活性ガス36
でパージした後、第1クラッド材30の残部を、第1クラッド材30の第2端部
32まで合金ワイヤ20に締め付ける。不活性ガス36は、合金ワイヤ20と第
1クラッド材30との間に反応性ガスが全く存在しないことを確保にする。
【0064】
図6Aは、図6の拡大端面図である。第1クラッド材が合金ワイヤ20に第1
端部31から第2端部32まで締め付けられているので、ほとんどの不活性ガス
36は、合金ワイヤ20と第1クラッド材30との間の空間34からしぼり出さ
れる。第1クラッド材30が合金ワイヤ20に締め付けられた後、組合せは、外
径40Dを有する第1クラッディング40を形成する。
端部31から第2端部32まで締め付けられているので、ほとんどの不活性ガス
36は、合金ワイヤ20と第1クラッド材30との間の空間34からしぼり出さ
れる。第1クラッド材30が合金ワイヤ20に締め付けられた後、組合せは、外
径40Dを有する第1クラッディング40を形成する。
【0065】
図7は、合金ワイヤ20に締め付けられた第1クラッド材30を示す図6に類
似する等角図である。合金ワイヤ20が減少した外径20D’を有し、第1クラ
ッド材30は減少した外径30D’および内径30d’をそれぞれ有する。第1
クラッディング40は、外径40Dを有する。
似する等角図である。合金ワイヤ20が減少した外径20D’を有し、第1クラ
ッド材30は減少した外径30D’および内径30d’をそれぞれ有する。第1
クラッディング40は、外径40Dを有する。
【0066】
図7Aは、図7の拡大端面図である。図示する第1クラッド材30は、合金ワ
イヤ20に締め付けられている。合金ワイヤ20および第1クラッド材30の間
の微小な空隙(またはボイド)はいずれも、不活性ガス36で満たされている。
イヤ20に締め付けられている。合金ワイヤ20および第1クラッド材30の間
の微小な空隙(またはボイド)はいずれも、不活性ガス36で満たされている。
【0067】
図1は、第1クラッディング40を延伸して、その外径40Dを減少させ、ま
た、第1クラッディング40内の合金ワイヤ20の直径20D’を減少させて延
伸された第1クラッディング45を与えるプロセス工程13を示す。
た、第1クラッディング40内の合金ワイヤ20の直径20D’を減少させて延
伸された第1クラッディング45を与えるプロセス工程13を示す。
【0068】
図8は、延伸された第1クラッディング45を与える第1延伸工程13後の図
7の第1クラッディング40の等角図である。延伸された第1クラッディング4
5は、外径45Dを規定する。合金ワイヤ20の外径20Dは、第1延伸工程1
3の間、相応して減少する。
7の第1クラッディング40の等角図である。延伸された第1クラッディング4
5は、外径45Dを規定する。合金ワイヤ20の外径20Dは、第1延伸工程1
3の間、相応して減少する。
【0069】
図8Aは、図8の拡大端面図である。好ましくは、第1延伸工程13は、連続
的に第1クラッディング40を延伸した後、連続的に第1クラッディング40を
アニールすることを含む。本発明の好ましい形態において、第1クラッディング
40のアニーリングは、特殊な雰囲気中、例えば還元雰囲気中で実施される。
的に第1クラッディング40を延伸した後、連続的に第1クラッディング40を
アニールすることを含む。本発明の好ましい形態において、第1クラッディング
40のアニーリングは、特殊な雰囲気中、例えば還元雰囲気中で実施される。
【0070】
本発明を実施する最良の形態において、第1クラッディング40は還元性雰囲
気中で急速に加熱される。本発明の一例において、水素ガスおよび窒素ガスの混
合物が、第1クラッディング40のアニーリングの間、還元性雰囲気として用い
られる。第1クラッディング40は、常套の炉によって急速に加熱してよく、あ
るいは赤外線加熱または誘導加熱によって急速に加熱してよい。アニーリングは
、バッチプロセスか、あるいは連続プロセスのいずれかで行ってよい。
気中で急速に加熱される。本発明の一例において、水素ガスおよび窒素ガスの混
合物が、第1クラッディング40のアニーリングの間、還元性雰囲気として用い
られる。第1クラッディング40は、常套の炉によって急速に加熱してよく、あ
るいは赤外線加熱または誘導加熱によって急速に加熱してよい。アニーリングは
、バッチプロセスか、あるいは連続プロセスのいずれかで行ってよい。
【0071】
好ましくは、アニールされた第1クラッディング40は、熱伝導流体中で急速
に冷却される。第1クラッディング40は、アニールされた第1クラッディング
40を高熱伝導性流体でクエンチングすることによって、急速に冷却してよい。
高熱伝導性流体は、水もしくは油のような液体であってよく、または水素ガスの
ような高熱伝導性ガスであってよい。一例において、熱伝導性ガスは、第1クラ
ッディング40を急速に冷却するために、20%〜100%の水素を含む。
に冷却される。第1クラッディング40は、アニールされた第1クラッディング
40を高熱伝導性流体でクエンチングすることによって、急速に冷却してよい。
高熱伝導性流体は、水もしくは油のような液体であってよく、または水素ガスの
ような高熱伝導性ガスであってよい。一例において、熱伝導性ガスは、第1クラ
ッディング40を急速に冷却するために、20%〜100%の水素を含む。
【0072】
図1は、複数の延伸された第1クラッディング45を組み立てる(または集合
させる、もしくは一体にする)プロセス工程14を示す。本発明の方法10の場
合、一般に400〜1000の延伸された第1クラッディング45が組み立てら
れる。
させる、もしくは一体にする)プロセス工程14を示す。本発明の方法10の場
合、一般に400〜1000の延伸された第1クラッディング45が組み立てら
れる。
【0073】
図1は、延伸された複数の第1クラッディング45のアセンブリを第2クラッ
ディング(または外装材)50内で被覆するプロセス工程15を示す。400〜
1000の数の延伸された第1クラッディング45が、第2クラッディング50
内で組み立てられる。
ディング(または外装材)50内で被覆するプロセス工程15を示す。400〜
1000の数の延伸された第1クラッディング45が、第2クラッディング50
内で組み立てられる。
【0074】
図9は、第2クラッディング(または外装材)50内の複数の延伸された第1
クラッディング45のアセンブリを示す等角図である。第2クラッディング50
は、第1端部51と第2端部52との間で延びている。
クラッディング45のアセンブリを示す等角図である。第2クラッディング50
は、第1端部51と第2端部52との間で延びている。
【0075】
図9Aは、図9の拡大端面図である。この例において、第2クラッディング(
または外装材)50は、外径50Dおよび内径50dを有する予め形成されたチ
ューブ53として示されている。別法において、第2クラッディング50は、複
数の延伸された第1クラッディング45のアセンブリの周囲に形成してよい。第
2クラッディング50は、合金ワイヤ20とともに使用するのに適した第2クラ
ッド材60から形成される。加えて、第2クラッド材60は、選択した第1クラ
ッド材30とともに使用するのに適した材料で形成される。一例において、第2
クラッド材60は、低炭素鋼、銅、純ニッケルおよびモネル(Monel)400合
金から成る群から選択される。上述の材料の群が第2クラッド材60に有用であ
ることがわかったが、本発明の方法10は、第2クラッド材60のための種々の
他のタイプの材料に関して使用され得ることが理解されるべきである。
または外装材)50は、外径50Dおよび内径50dを有する予め形成されたチ
ューブ53として示されている。別法において、第2クラッディング50は、複
数の延伸された第1クラッディング45のアセンブリの周囲に形成してよい。第
2クラッディング50は、合金ワイヤ20とともに使用するのに適した第2クラ
ッド材60から形成される。加えて、第2クラッド材60は、選択した第1クラ
ッド材30とともに使用するのに適した材料で形成される。一例において、第2
クラッド材60は、低炭素鋼、銅、純ニッケルおよびモネル(Monel)400合
金から成る群から選択される。上述の材料の群が第2クラッド材60に有用であ
ることがわかったが、本発明の方法10は、第2クラッド材60のための種々の
他のタイプの材料に関して使用され得ることが理解されるべきである。
【0076】
図1は、第2クラッディング50の外径50Dを減少させるために、それを延
伸するプロセス工程16を示す。第2延伸工程16は、延伸された第1クラッデ
ィング45の直径45Dおよび第2クラッディング50内の合金ワイヤ20を減
径させ、延伸された第2クラッディング65を与える。
伸するプロセス工程16を示す。第2延伸工程16は、延伸された第1クラッデ
ィング45の直径45Dおよび第2クラッディング50内の合金ワイヤ20を減
径させ、延伸された第2クラッディング65を与える。
【0077】
図10は、延伸された第2クラッディング65を与える第2延伸工程16後の
図9の第2クラッディング50の等角図である。延伸された第2クラッディング
65は、外径65Dを規定する。合金ワイヤ20の外径20Dは、第2延伸工程
16の間、対応して減少する。第2クラッディング50の延伸は、複数の合金ワ
イヤ20を複数の微細合金繊維70に変換する。
図9の第2クラッディング50の等角図である。延伸された第2クラッディング
65は、外径65Dを規定する。合金ワイヤ20の外径20Dは、第2延伸工程
16の間、対応して減少する。第2クラッディング50の延伸は、複数の合金ワ
イヤ20を複数の微細合金繊維70に変換する。
【0078】
図10Aは、図10の拡大端面図である。好ましくは、第2延伸工程16は、
連続的に第2クラッディング50を延伸させた後、第2クラッディング50を連
続的にアニールすることを含む。本発明の好ましい形態において、第2クラッデ
ィング50のアニーリングは、上述の還元性雰囲気のような特殊な雰囲気内で行
われる。
連続的に第2クラッディング50を延伸させた後、第2クラッディング50を連
続的にアニールすることを含む。本発明の好ましい形態において、第2クラッデ
ィング50のアニーリングは、上述の還元性雰囲気のような特殊な雰囲気内で行
われる。
【0079】
図1は、第1クラッド材30および第2クラッド材60を複数の微細合金繊維
70から取り除くプロセス工程17を示す。好ましくは、第1クラッド材30お
よび第2クラッド材60は、複数の微細合金繊維70から、化学的または電気化
学的プロセスによって取り除かれる。
70から取り除くプロセス工程17を示す。好ましくは、第1クラッド材30お
よび第2クラッド材60は、複数の微細合金繊維70から、化学的または電気化
学的プロセスによって取り除かれる。
【0080】
図11は、第1クラッディング(または外装材)30および第2クラッディン
グ(または外装材)60の除去を示す図10に類似する等角図である。第1クラ
ッドディング30および第2クラッディング60の除去は、複数の微細合金繊維
70を与える。第1クラッド材30および第2クラッド材60を複数の微細合金
繊維70から取り除くプロセス工程17は、第1クラッド材30および第2クラ
ッド材60を化学的に除去するために、延伸された第1クラッディング45およ
び第2クラッディング60に液体を通す(またはこれらを浸出させる)ことを含
んでよい。
グ(または外装材)60の除去を示す図10に類似する等角図である。第1クラ
ッドディング30および第2クラッディング60の除去は、複数の微細合金繊維
70を与える。第1クラッド材30および第2クラッド材60を複数の微細合金
繊維70から取り除くプロセス工程17は、第1クラッド材30および第2クラ
ッド材60を化学的に除去するために、延伸された第1クラッディング45およ
び第2クラッディング60に液体を通す(またはこれらを浸出させる)ことを含
んでよい。
【0081】
図11Aは、図11の拡大端面図である。複数の微細合金繊維70は、数千の
単一の合金繊維70を含み得る。各々の微細合金繊維70は、10ミクロンより
も小さい直径を有し得る。
単一の合金繊維70を含み得る。各々の微細合金繊維70は、10ミクロンより
も小さい直径を有し得る。
【0082】
図12は、本発明の微細合金繊維を製造する改良された方法の第2の態様11
0のブロック図である。改良された方法の第2の態様110は、単一の微細合金
繊維を製造することに関して説明される。尤も、第2の改良された方法110を
変更して、図1〜11で示した第1の方法10に類する方法で複数の微細合金繊
維を製造してよいことが理解されるべきである。
0のブロック図である。改良された方法の第2の態様110は、単一の微細合金
繊維を製造することに関して説明される。尤も、第2の改良された方法110を
変更して、図1〜11で示した第1の方法10に類する方法で複数の微細合金繊
維を製造してよいことが理解されるべきである。
【0083】
図12の改良された方法110は、合金120およびクラッド材130を利用
する。図示した合金120は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)で
形成されている。
する。図示した合金120は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)で
形成されている。
【0084】
図13は、図12で言及する合金ワイヤ120の等角図であり、図13Aは図
13の端面図である。合金ワイヤ120は、第1端部121と第2端部122と
の間で延びており、外径120Dを規定する。図示する合金20は、第1合金成
分(A)および第2合金成分(B)で形成されているが、合金120は表1に示
すように幾つの成分を有してもよいことが理解されるべきである。
13の端面図である。合金ワイヤ120は、第1端部121と第2端部122と
の間で延びており、外径120Dを規定する。図示する合金20は、第1合金成
分(A)および第2合金成分(B)で形成されているが、合金120は表1に示
すように幾つの成分を有してもよいことが理解されるべきである。
【0085】
図14は、図12で言及するクラッド材130を示す等角図である。クラッド
材130は、第1端部131および第2端部132の間で延びており、外径13
0Dおよび内径130dを有する予め形成されたチューブ133として示されて
いる。
材130は、第1端部131および第2端部132の間で延びており、外径13
0Dおよび内径130dを有する予め形成されたチューブ133として示されて
いる。
【0086】
図14Aは、図14の拡大端面図である。クラッド材130の予め形成された
チューブ133の内径130dは、先に述べたように、合金ワイヤ120の外径
120Dをスライド可能に収容するような寸法を有するように形成される。
チューブ133の内径130dは、先に述べたように、合金ワイヤ120の外径
120Dをスライド可能に収容するような寸法を有するように形成される。
【0087】
クラッド材130は、選択した合金120と親和性のある材料で形成される。
クラッド材130は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)のうちの1
つで形成される。本発明のこの特定的な例において、図示されるクラッド材13
0は第1合金成分(A)で形成されている。
クラッド材130は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)のうちの1
つで形成される。本発明のこの特定的な例において、図示されるクラッド材13
0は第1合金成分(A)で形成されている。
【0088】
図12は、合金ワイヤ120をクラッド材130でクラッド被覆するプロセス
工程111を示す。合金ワイヤ120は、クラッド材130の予め形成されたチ
ューブ133に挿入される。
工程111を示す。合金ワイヤ120は、クラッド材130の予め形成されたチ
ューブ133に挿入される。
【0089】
図15は、合金ワイヤ120を包んでいるクラッド材130を示す図14に類
する等角図である。クラッド材130の予め形成されたチューブ133の内径1
30dは、合金ワイヤ120の外径120Dを滑らせることができるように収容
する。クラッド材130の第1端部131は、合金ワイヤ120の第1端部12
1と重なる。
する等角図である。クラッド材130の予め形成されたチューブ133の内径1
30dは、合金ワイヤ120の外径120Dを滑らせることができるように収容
する。クラッド材130の第1端部131は、合金ワイヤ120の第1端部12
1と重なる。
【0090】
図15Aは、図15の拡大端面図である。前述のとおり、好ましくは、クラッ
ド材130は合金ワイヤ120の回りに不活性ガスの存在下で締め付けられる。
クラッド材130は、合金ワイヤ120に締め付けられて、減少した外径130
D’を有する。クラッド材130が合金ワイヤ120に締め付けられた後、組合
せは外径140Dを有するクラッディング140を形成する。
ド材130は合金ワイヤ120の回りに不活性ガスの存在下で締め付けられる。
クラッド材130は、合金ワイヤ120に締め付けられて、減少した外径130
D’を有する。クラッド材130が合金ワイヤ120に締め付けられた後、組合
せは外径140Dを有するクラッディング140を形成する。
【0091】
図12は、外径145Dを有する延伸されたクラッディング145を与えるた
めに、クラッディング140を延伸して、その外径140Dを減少させ、かつク
ラッディング140内の合金ワイヤ120の直径120D’を減少させるプロセ
ス工程112を示す。
めに、クラッディング140を延伸して、その外径140Dを減少させ、かつク
ラッディング140内の合金ワイヤ120の直径120D’を減少させるプロセ
ス工程112を示す。
【0092】
図12は、延伸されたクラッディング140をアニールするプロセス工程11
3を示す。好ましくは、図12の延伸工程112およびアニール工程113は、
相互に関係づけられて、クラッディング145の連続的な延伸および連続的なア
ニールを含む。アニール工程113の時間および温度は、クラッド材130の合
金ワイヤ120への拡散を制御するように設定される。
3を示す。好ましくは、図12の延伸工程112およびアニール工程113は、
相互に関係づけられて、クラッディング145の連続的な延伸および連続的なア
ニールを含む。アニール工程113の時間および温度は、クラッド材130の合
金ワイヤ120への拡散を制御するように設定される。
【0093】
好ましくは、クラッディング145のアニールは、還元性雰囲気のような特別
な雰囲気内で行われる。本発明を実施する最良の液体において、クラッディング
145は還元性雰囲気内で、1650°F〜2050°Fの温度に急速に加熱さ
れる。
な雰囲気内で行われる。本発明を実施する最良の液体において、クラッディング
145は還元性雰囲気内で、1650°F〜2050°Fの温度に急速に加熱さ
れる。
【0094】
本発明の一例において、水素ガスおよび窒素ガスの混合物が、クラッディング
14のアニールの間、還元性雰囲気として使用される。クラッディング145は
、常套の炉で急速に加熱してよく、あるいは赤外線加熱または誘導加熱により急
速に加熱してよい。
14のアニールの間、還元性雰囲気として使用される。クラッディング145は
、常套の炉で急速に加熱してよく、あるいは赤外線加熱または誘導加熱により急
速に加熱してよい。
【0095】
好ましくは、アニールされたクラッディング145は、熱伝導流体内で急速に
冷却される。クラッディング145は、アニールされたクラッディング145を
高い(または優れた)熱伝導流体でクエンチングすることによって急速に冷却し
てよい。高熱伝導性流体は、水または油のような液体であってよく、あるいは水
素ガスのような高熱伝導性ガスであってよい。一例において、熱伝導性ガスは、
クラッディング140を急速に冷却するために、20%〜100%の水素を含む
。
冷却される。クラッディング145は、アニールされたクラッディング145を
高い(または優れた)熱伝導流体でクエンチングすることによって急速に冷却し
てよい。高熱伝導性流体は、水または油のような液体であってよく、あるいは水
素ガスのような高熱伝導性ガスであってよい。一例において、熱伝導性ガスは、
クラッディング140を急速に冷却するために、20%〜100%の水素を含む
。
【0096】
図16は、延伸されたクラッド145を与えるための延伸工程112およびア
ニール工程113の後の図15のクラッディング145の等角図である。延伸さ
れたクラッディング145は、外径145Dを規定する。合金ワイヤ120の外
径120Dは、延伸工程において、対応して減少する。クラッディング145の
延伸は、合金ワイヤ120を微細合金繊維170に変換する。
ニール工程113の後の図15のクラッディング145の等角図である。延伸さ
れたクラッディング145は、外径145Dを規定する。合金ワイヤ120の外
径120Dは、延伸工程において、対応して減少する。クラッディング145の
延伸は、合金ワイヤ120を微細合金繊維170に変換する。
【0097】
図12は、クラッド材130を微細合金繊維170から取り除くプロセス工程
114を示す。好ましくは、クラッド材130は、微細合金繊維170から、化
学的または電気化学的プロセスによって取り除かれる。
114を示す。好ましくは、クラッド材130は、微細合金繊維170から、化
学的または電気化学的プロセスによって取り除かれる。
【0098】
図17は、クラッド材130を取り除いて微細合金繊維170を与えることを
示す、図16に類似する等角図である。クラッド材130を微細合金繊維170
から取り除くプロセス工程114は、クラッド材130を化学的に除去するため
に、延伸されたクラッディング145に液体を通す(またはこれを浸出させる)
ことを含んでよい。
示す、図16に類似する等角図である。クラッド材130を微細合金繊維170
から取り除くプロセス工程114は、クラッド材130を化学的に除去するため
に、延伸されたクラッディング145に液体を通す(またはこれを浸出させる)
ことを含んでよい。
【0099】
図17Aは、図17の拡大端面図であり、微細合金繊維170の断面を示す。
クラッド材130の一部が、アニール工程の間に合金繊維170中に拡散した。
拡散したクラッド材130は、微細合金繊維170の周縁部190にて、クラッ
ド材130の高い濃度180を与える。
クラッド材130の一部が、アニール工程の間に合金繊維170中に拡散した。
拡散したクラッド材130は、微細合金繊維170の周縁部190にて、クラッ
ド材130の高い濃度180を与える。
【0100】
図12は、微細合金繊維170を処理(または加工)するプロセス工程115
を示す。微細合金繊維170は、種々多様な趣旨および目的のために使用され得
る。当業者は、本発明が微細合金繊維170の目的とする用途によって制限され
るべきでないことを理解すべきである。
を示す。微細合金繊維170は、種々多様な趣旨および目的のために使用され得
る。当業者は、本発明が微細合金繊維170の目的とする用途によって制限され
るべきでないことを理解すべきである。
【0101】
一例において、微細合金繊維170は、高温および/または高腐食性用途の繊
維トウを製造するために使用してよい。別の例において、微細合金繊維170は
、米国特許第4,126,555号で説明されている金属フィルターを製造するた
めに使用してよい。さらに別の例において、微細合金繊維170は、金属膜を製
造するために使用してよい。さらにまた別の例において、微細合金繊維170は
、触媒担体を製造するために使用してよい。
維トウを製造するために使用してよい。別の例において、微細合金繊維170は
、米国特許第4,126,555号で説明されている金属フィルターを製造するた
めに使用してよい。さらに別の例において、微細合金繊維170は、金属膜を製
造するために使用してよい。さらにまた別の例において、微細合金繊維170は
、触媒担体を製造するために使用してよい。
【0102】
図18は、微細合金繊維170の周縁部190における拡散したクラッド材1
30の高い濃度180を示す、図17Aの拡大図である。クラッディング140
のアニールの間、クラッド材130の一部が、微細合金繊維170の周縁部19
0内に移動または拡散した。
30の高い濃度180を示す、図17Aの拡大図である。クラッディング140
のアニールの間、クラッド材130の一部が、微細合金繊維170の周縁部19
0内に移動または拡散した。
【0103】
クラッド材130の第1合金成分(A)の一部が、微細合金繊維170の周縁
部190内に移動または拡散した。クラッド材(130)の第1合金成分(A)
の移動または拡散は、微細合金繊維170の中央領域195における第1合金成
分(A)および第2合金成分(B)の量に対して、過剰の第1合金成分(A)を
もたらす。
部190内に移動または拡散した。クラッド材(130)の第1合金成分(A)
の移動または拡散は、微細合金繊維170の中央領域195における第1合金成
分(A)および第2合金成分(B)の量に対して、過剰の第1合金成分(A)を
もたらす。
【0104】
図12は、微細合金繊維170を加熱するプロセス工程116を示す。微細合
金繊維170を加熱するプロセス工程116は、微細合金繊維170を処理する
プロセス工程115と同時に実施してよい。例えば、微細合金繊維170を加熱
するプロセス工程116は、微細合金繊維170のマトリックスの焼結と同時に
実施してよい。別法において、合金繊維170を加熱するプロセス工程116は
、微細合金繊維170を処理するプロセス工程115とは別に実施してよい。
金繊維170を加熱するプロセス工程116は、微細合金繊維170を処理する
プロセス工程115と同時に実施してよい。例えば、微細合金繊維170を加熱
するプロセス工程116は、微細合金繊維170のマトリックスの焼結と同時に
実施してよい。別法において、合金繊維170を加熱するプロセス工程116は
、微細合金繊維170を処理するプロセス工程115とは別に実施してよい。
【0105】
微細合金繊維170は、合金繊維170中に最小限に拡散したクラッド材13
0を更に拡散させて実質的に均一な微細合金繊維170を与えるのに十分な温度
に加熱される。微細合金繊維170の周縁部190におけるクラッド材130の
過剰な第1合金成分(A)は、微細合金繊維170の中央領域195中に更に移
動または拡散する。微細合金繊維170の周縁部190から中央領域195への
過剰な第1合金成分(A)の更なる移動または拡散は、微細合金繊維170全体
にわたって、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)の実質的に均一な濃
度をもたらす。
0を更に拡散させて実質的に均一な微細合金繊維170を与えるのに十分な温度
に加熱される。微細合金繊維170の周縁部190におけるクラッド材130の
過剰な第1合金成分(A)は、微細合金繊維170の中央領域195中に更に移
動または拡散する。微細合金繊維170の周縁部190から中央領域195への
過剰な第1合金成分(A)の更なる移動または拡散は、微細合金繊維170全体
にわたって、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)の実質的に均一な濃
度をもたらす。
【0106】
好ましくは、微細合金繊維170は、2100°Fを越える温度に加熱される
。微細合金繊維170は、2100°Fを越える温度にて、拡散したクラッド材
140を合金繊維170に更に拡散させて実質的に均一な微細合金繊維170を
与えるのに十分な時間、加熱される。
。微細合金繊維170は、2100°Fを越える温度にて、拡散したクラッド材
140を合金繊維170に更に拡散させて実質的に均一な微細合金繊維170を
与えるのに十分な時間、加熱される。
【0107】
図19は、微細合金繊維170全体にわたって、第1合金成分(A)および第
2合金成分(B)の濃度が均一であることを示す、図18に類似する図である。
周縁部190からの過剰な第1合金成分(A)は、微細合金繊維170の中央領
域195に移動して、実質的に均一な微細合金繊維170を与えた。
2合金成分(B)の濃度が均一であることを示す、図18に類似する図である。
周縁部190からの過剰な第1合金成分(A)は、微細合金繊維170の中央領
域195に移動して、実質的に均一な微細合金繊維170を与えた。
【0108】
図20は、図18の微細合金繊維170の周縁部190にて拡散したクラッド
材130の高い濃度180を示すエネルギ分散型X線スペクトルの写真である。
写真中のドットは、微細合金繊維170の周縁部190における第1合金成分(
A)の濃度を示した。
材130の高い濃度180を示すエネルギ分散型X線スペクトルの写真である。
写真中のドットは、微細合金繊維170の周縁部190における第1合金成分(
A)の濃度を示した。
【0109】
図21は、図19の微細合金繊維内の拡散したクラッド材130の均一な濃度
を示す、エネルギ分散型X線スペクトルの写真である。写真中のドットは、微細
合金繊維170全体にわたって、第1合金成分(A)の均一な濃度を示す。
を示す、エネルギ分散型X線スペクトルの写真である。写真中のドットは、微細
合金繊維170全体にわたって、第1合金成分(A)の均一な濃度を示す。
【0110】
図22は、本発明の微細合金繊維を製造する改良された方法の第3の態様21
0のブロック図である。改良された方法の第3の態様210は、単一の合金繊維
を製造することに関して説明される。第3の方法210を変更して、図1〜11
で示した第1の方法10に類する方法で複数の微細合金繊維を製造してよいこと
が理解されるべきである。
0のブロック図である。改良された方法の第3の態様210は、単一の合金繊維
を製造することに関して説明される。第3の方法210を変更して、図1〜11
で示した第1の方法10に類する方法で複数の微細合金繊維を製造してよいこと
が理解されるべきである。
【0111】
図22の改良された方法210は、合金繊維220およびクラッド材230を
用いる。図示する合金220は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)
で形成される。
用いる。図示する合金220は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)
で形成される。
【0112】
図23は、図22で言及する合金ワイヤ220の等角図であり、図23Aは図
23の端面図である。合金ワイヤ220は、第1端部221と第2端部222と
の間で延び、外径220Dを規定する。図示される合金220は、第1合金成分
(A)および第2合金成分(B)から形成される。
23の端面図である。合金ワイヤ220は、第1端部221と第2端部222と
の間で延び、外径220Dを規定する。図示される合金220は、第1合金成分
(A)および第2合金成分(B)から形成される。
【0113】
図22は、合金繊維220をクラッド材230でクラッディングするプロセス
工程211を示す。クラッド材230は、合金ワイヤ220の回りに形成される
。
工程211を示す。クラッド材230は、合金ワイヤ220の回りに形成される
。
【0114】
図24は、図22で言及するクラッド材230を示す等角図である。図示する
クラッド材230は、合金ワイヤ220の外径220Dの回りに形成される。
クラッド材230は、合金ワイヤ220の外径220Dの回りに形成される。
【0115】
図24Aは、図24の拡大端面図である。クラッド材230の内径230dは
、合金ワイヤ220の外径220Dに接するように曲げられて、クラッド材23
0と合金ワイヤ220の外径220Dとの間で密な接触を与える。
、合金ワイヤ220の外径220Dに接するように曲げられて、クラッド材23
0と合金ワイヤ220の外径220Dとの間で密な接触を与える。
【0116】
クラッド材230は、選択した合金220と親和性のある材料で形成される。
クラッド材230は、第3の合金成分(C)で形成される。第3の合金成分(C
)は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)と異なる。
クラッド材230は、第3の合金成分(C)で形成される。第3の合金成分(C
)は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)と異なる。
【0117】
図25は、合金ワイヤ220を包むクラッド材230を示す、図24に類似す
る等角図であり、図25Aは図25の拡大端面図である。クラッド材230は不
活性ガスの存在下で合金220の回りに締め付けられる。クラッド材230は、
合金ワイヤ220に締め付けられて、減少した外径230D’を有して、外径2
40Dを有するクラッディング240を形成する。
る等角図であり、図25Aは図25の拡大端面図である。クラッド材230は不
活性ガスの存在下で合金220の回りに締め付けられる。クラッド材230は、
合金ワイヤ220に締め付けられて、減少した外径230D’を有して、外径2
40Dを有するクラッディング240を形成する。
【0118】
図22は、外径245Dを有する延伸されたクラッディング245を与えるた
めに、クラッディング240を延伸して、その外径240Dを減少させ、且つク
ラッディング240内の合金ワイヤ220の直径220D’を減少させるプロセ
ス工程212を示す。
めに、クラッディング240を延伸して、その外径240Dを減少させ、且つク
ラッディング240内の合金ワイヤ220の直径220D’を減少させるプロセ
ス工程212を示す。
【0119】
図22は、延伸されたクラッディング245をアニールするプロセス工程21
3を示す。好ましくは、図22の延伸工程212およびアニール工程213は、
相互に関係して、クラッディング245の連続的な延伸および連続的なアニール
を含む。アニール工程213の時間および温度は、クラッド材230の合金ワイ
ヤ220への拡散を制御するように設定される。好ましくは、クラッド材240
のアニーリングは、先に述べた還元性雰囲気のような特別な雰囲気内で実施する
。
3を示す。好ましくは、図22の延伸工程212およびアニール工程213は、
相互に関係して、クラッディング245の連続的な延伸および連続的なアニール
を含む。アニール工程213の時間および温度は、クラッド材230の合金ワイ
ヤ220への拡散を制御するように設定される。好ましくは、クラッド材240
のアニーリングは、先に述べた還元性雰囲気のような特別な雰囲気内で実施する
。
【0120】
図26は、延伸されたクラッディング245を与えるための延伸工程212お
よびアニール工程213後の図25の延伸されたクラッディング245の等角図
である。延伸されたクラッディング245は、外径245Dを規定する。合金ワ
イヤ220の外径220Dは、延伸工程において、対応して減少する。クラッデ
ィング240の延伸は、合金ワイヤ220を微細な合金繊維270に変える。
よびアニール工程213後の図25の延伸されたクラッディング245の等角図
である。延伸されたクラッディング245は、外径245Dを規定する。合金ワ
イヤ220の外径220Dは、延伸工程において、対応して減少する。クラッデ
ィング240の延伸は、合金ワイヤ220を微細な合金繊維270に変える。
【0121】
図22は、微細合金繊維270からクラッド材230を除去するプロセス工程
214を示す。好ましくは、クラッド材230は微細合金繊維270から、化学
的または電気化学的プロセスによって除去される。
214を示す。好ましくは、クラッド材230は微細合金繊維270から、化学
的または電気化学的プロセスによって除去される。
【0122】
図27は、クラッド材230を除去して微細合金繊維270を与えることを示
す、図26に類する等角図である。微細合金繊維270からクラッド材230を
除去するプロセス工程214は、クラッド材230を化学的に除去するために、
延伸されたクラッディング245に液体を通す(またはこれを浸出させる)こと
を含んでよい。
す、図26に類する等角図である。微細合金繊維270からクラッド材230を
除去するプロセス工程214は、クラッド材230を化学的に除去するために、
延伸されたクラッディング245に液体を通す(またはこれを浸出させる)こと
を含んでよい。
【0123】
図27Aは、微細合金繊維270の断面を示す図27の拡大端面図である。ア
ニール工程213の間、クラッド材230の一部が、合金繊維270に拡散した
。拡散したクラッド材230の濃度280は、微細合金繊維270の周縁部29
0に位置する。
ニール工程213の間、クラッド材230の一部が、合金繊維270に拡散した
。拡散したクラッド材230の濃度280は、微細合金繊維270の周縁部29
0に位置する。
【0124】
図28は、微細合金繊維270の周縁部290における拡散したクラッド材2
30の濃度280を示す図27Aの拡大図である。クラッディング245のアニ
ールの間、クラッド材230の一部は、微細合金繊維270の周縁部290に移
動または拡散した。
30の濃度280を示す図27Aの拡大図である。クラッディング245のアニ
ールの間、クラッド材230の一部は、微細合金繊維270の周縁部290に移
動または拡散した。
【0125】
クラッド材230の第3の合金成分(C)の一部は、微細合金繊維270の周
縁部290に移動または拡散した。第3合金成分(C)は、微細合金繊維270
の中央領域295における第1合金成分(A)および第2合金成分(B)とは異
なっている。
縁部290に移動または拡散した。第3合金成分(C)は、微細合金繊維270
の中央領域295における第1合金成分(A)および第2合金成分(B)とは異
なっている。
【0126】
図22は、微細合金繊維270を加熱するプロセス工程215を示す。微細合
金繊維270は、拡散したクラッド材230が合金繊維270に更に拡散するの
に十分な温度に加熱されて、新しい合金で形成された微細合金繊維270を与え
る。新しい合金は、微細合金繊維270の第1合金成分(A)および第2合金成
分(B)ならびにクラッド材230の第3合金成分(C)で形成される。好まし
くは、微細合金繊維270は、2100°Fよりも高い温度に加熱される。微細
合金繊維270は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)全体にわたっ
て第3合金成分(C)を拡散させるのに十分な時間、2100°Fよりも高い温
度にて加熱してよい。別法において、微細合金繊維270は、2100°Fより
も高い温度にて、第3合金成分(C)が第1合金成分(A)および第2合金成分
(B)中に部分的にのみ拡散するのに十分な時間、加熱してよい。
金繊維270は、拡散したクラッド材230が合金繊維270に更に拡散するの
に十分な温度に加熱されて、新しい合金で形成された微細合金繊維270を与え
る。新しい合金は、微細合金繊維270の第1合金成分(A)および第2合金成
分(B)ならびにクラッド材230の第3合金成分(C)で形成される。好まし
くは、微細合金繊維270は、2100°Fよりも高い温度に加熱される。微細
合金繊維270は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)全体にわたっ
て第3合金成分(C)を拡散させるのに十分な時間、2100°Fよりも高い温
度にて加熱してよい。別法において、微細合金繊維270は、2100°Fより
も高い温度にて、第3合金成分(C)が第1合金成分(A)および第2合金成分
(B)中に部分的にのみ拡散するのに十分な時間、加熱してよい。
【0127】
図29は、第1合金成分(A)、第2合金成分(B)および第3合金成分(C
)で形成される新しい合金を示す、図28に類似する図である。第3合金成分(
C)は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)の全体にわたって、全体
的に且つ均一に拡散した。
)で形成される新しい合金を示す、図28に類似する図である。第3合金成分(
C)は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)の全体にわたって、全体
的に且つ均一に拡散した。
【0128】
図30は、本発明の微細合金繊維を製造する改良された方法の第4の態様31
0のブロック図である。改良された方法の第3の態様310は、単一の合金繊維
を製造することに関して説明される。第3の方法310を変更して、図1〜11
で示した第1の方法に類する方法で複数の微細合金繊維を製造してよいことが理
解されるべきである。
0のブロック図である。改良された方法の第3の態様310は、単一の合金繊維
を製造することに関して説明される。第3の方法310を変更して、図1〜11
で示した第1の方法に類する方法で複数の微細合金繊維を製造してよいことが理
解されるべきである。
【0129】
図30の改良された方法310は、合金320およびクラッド材330を使用
する。図示する合金320は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)で
形成されている。
する。図示する合金320は、第1合金成分(A)および第2合金成分(B)で
形成されている。
【0130】
図31は、図30で言及する合金ワイヤ320の等角図であり、図31Aは図
31の端面図である。合金ワイヤ320は第1端部321および第2端部322
の間で延び、外径320Dを規定する。図示する合金320は、第1合金成分(
A)および第2合金成分(B)で形成されている。
31の端面図である。合金ワイヤ320は第1端部321および第2端部322
の間で延び、外径320Dを規定する。図示する合金320は、第1合金成分(
A)および第2合金成分(B)で形成されている。
【0131】
図30は、合金ワイヤ320をクラッド材330でクラッディングするプロセ
ス工程を示す。クラッド材230は、合金ワイヤ320に電気めっきされている
。
ス工程を示す。クラッド材230は、合金ワイヤ320に電気めっきされている
。
【0132】
図32は、図30で言及するクラッド材330を示す等角図である。図示する
クラッド材330は、合金ワイヤ320の外径320Dに電気めっきされている
。
クラッド材330は、合金ワイヤ320の外径320Dに電気めっきされている
。
【0133】
図32Aは、図32の拡大端面図である。クラッド材230の内径330dは
、合金ワイヤ320の外径320Dと密な接触を与える。クラッド材330は、
選択した合金320と親和性のある材料から成る。クラッド材340は第4の成
分(D)で形成されている。第4の成分(D)は、第1合金成分(A)および第
2合金成分(B)とは異なる。第4成分(D)は合金材料または非合金材料であ
ってよい。
、合金ワイヤ320の外径320Dと密な接触を与える。クラッド材330は、
選択した合金320と親和性のある材料から成る。クラッド材340は第4の成
分(D)で形成されている。第4の成分(D)は、第1合金成分(A)および第
2合金成分(B)とは異なる。第4成分(D)は合金材料または非合金材料であ
ってよい。
【0134】
図30は、外径245Dを有する延伸されたクラッディング245を与えるた
めに、クラッディング340を延伸して、その外径340Dを減少させ、且つク
ラッディング240内の合金ワイヤ220の直径320Dを減少させるプロセス
工程312を示す。
めに、クラッディング340を延伸して、その外径340Dを減少させ、且つク
ラッディング240内の合金ワイヤ220の直径320Dを減少させるプロセス
工程312を示す。
【0135】
図30は、延伸されたクラッディング345をアニールするプロセス工程31
3を示す。好ましくは、図30の延伸工程312およびアニール工程313は相
互に関連して、クラッディング345の連続的な延伸および連続的なアニールを
含む。アニール工程313の時間および温度は、クラッド材3330の合金ワイ
ヤ320への拡散を制御するように設定される。好ましくは、クラッディング3
40のアニールは、先に述べた還元性雰囲気のような特別な雰囲気中で実施され
る。
3を示す。好ましくは、図30の延伸工程312およびアニール工程313は相
互に関連して、クラッディング345の連続的な延伸および連続的なアニールを
含む。アニール工程313の時間および温度は、クラッド材3330の合金ワイ
ヤ320への拡散を制御するように設定される。好ましくは、クラッディング3
40のアニールは、先に述べた還元性雰囲気のような特別な雰囲気中で実施され
る。
【0136】
図33は、延伸されたクラッディング345を与えるための延伸工程312お
よびアニール工程313後の、図30の延伸されたクラッディング345の等角
図である。延伸されたクラッディング345は外径345Dを規定する。クラッ
ディング345の延伸は、合金ワイヤ320を微細合金繊維370に変える。
よびアニール工程313後の、図30の延伸されたクラッディング345の等角
図である。延伸されたクラッディング345は外径345Dを規定する。クラッ
ディング345の延伸は、合金ワイヤ320を微細合金繊維370に変える。
【0137】
図30は、微細合金繊維370からクラッド材330を除去するプロセス工程
314を示す。好ましくは、クラッド材330は、微細合金繊維370から、化
学的または電気化学的プロセスによって除去される。
314を示す。好ましくは、クラッド材330は、微細合金繊維370から、化
学的または電気化学的プロセスによって除去される。
【0138】
図34は、クラッド材330を除去して微細合金繊維370を与えることを示
す、図33に類似する等角図である。
す、図33に類似する等角図である。
【0139】
図34Aは、微細合金繊維370の断面を示す図34の拡大端面図である。ク
ラッド材330の一部は、アニール工程213の間、合金繊維370中に分散し
た。拡散したクラッド材330が集中した380は、微細合金繊維370の周縁
部390に位置する。
ラッド材330の一部は、アニール工程213の間、合金繊維370中に分散し
た。拡散したクラッド材330が集中した380は、微細合金繊維370の周縁
部390に位置する。
【0140】
図35は、微細合金繊維370の周縁部390における、拡散したクラッド材
330の濃度380を示す、図34Aの拡大図である。クラッディング345の
アニールの間、クラッド材330の一部は、微細合金繊維370の周縁部390
に移動または拡散した。
330の濃度380を示す、図34Aの拡大図である。クラッディング345の
アニールの間、クラッド材330の一部は、微細合金繊維370の周縁部390
に移動または拡散した。
【0141】
クラッド材330の第4の成分(D)の一部は、微細合金繊維370の周縁部
390に移動または拡散した。第4の成分(D)は、微細合金繊維370の中央
領域295における第1合金成分(A)および第2合金成分(B)とは異なる。
390に移動または拡散した。第4の成分(D)は、微細合金繊維370の中央
領域295における第1合金成分(A)および第2合金成分(B)とは異なる。
【0142】
第4の成分(D)は、微細合金繊維370の周縁部390に位置して、クラッ
ド材330の特性に応じた表面特性を有する微細合金繊維370を与える。微細
合金繊維370の表面特性は、第4の成分(D)の特性に従う。
ド材330の特性に応じた表面特性を有する微細合金繊維370を与える。微細
合金繊維370の表面特性は、第4の成分(D)の特性に従う。
【0143】
下記の実施例I〜Vは、本発明の方法に関する特定のパラメータを示す。当業
者であれば、他の方法を提供するために実施例I〜Vを変更してよく、また、実
施例I〜Vを本発明を制限するように解釈されるべきでないことを理解すべきで
ある。
者であれば、他の方法を提供するために実施例I〜Vを変更してよく、また、実
施例I〜Vを本発明を制限するように解釈されるべきでないことを理解すべきで
ある。
【0144】
実施例I:クラッディングのアニール
目的:もとの組成を保つための合金繊維の一般的なアニール。
工程:アニールされる合金の融点の0.8倍の温度、秒から分で測定されるア
ニールの間に表面拡散する時間。 結果:合金繊維中へのクラッディングの拡散が最小限となるようにアニールさ
れた合金繊維。
ニールの間に表面拡散する時間。 結果:合金繊維中へのクラッディングの拡散が最小限となるようにアニールさ
れた合金繊維。
【0145】
実施例II:拡散
目的:合金繊維中にクラッディングを拡散させるための合金繊維の一般的な焼
結。 工程:合金の融点の0.90〜0.95倍の温度、時間(hour)で測定される
、焼結の間に体積拡散する時間。 結果:クラッド材が完全に拡散した。
結。 工程:合金の融点の0.90〜0.95倍の温度、時間(hour)で測定される
、焼結の間に体積拡散する時間。 結果:クラッド材が完全に拡散した。
【0146】
実施例III:改良された合金ヘインズ(HAYNES)C−2000
目的:最終組成を59%Ni;23%Cr;16%Mo;1.6%Cuにする
。 工程:59%Ni−23%Cr−16%Mo(銅含有せず)の組成を有する合
金ワイヤを銅クラッド材で被覆してクラッディングを形成する。クラッディング
を中間アニール(または中程度アニール;intermediate annealing)を使用して
延伸する。過剰の銅クラッド材を繊維の外周面で拡散させる。加熱工程の後、銅
が繊維の中央領域に拡散する。 結果:最終組成はNi−Cr−Mo−Cuである。
。 工程:59%Ni−23%Cr−16%Mo(銅含有せず)の組成を有する合
金ワイヤを銅クラッド材で被覆してクラッディングを形成する。クラッディング
を中間アニール(または中程度アニール;intermediate annealing)を使用して
延伸する。過剰の銅クラッド材を繊維の外周面で拡散させる。加熱工程の後、銅
が繊維の中央領域に拡散する。 結果:最終組成はNi−Cr−Mo−Cuである。
【0147】
実施例IV:改良された表面層
目的:繊維の組成と異なる特性を有する表面層を形成する。
工程:ニッケル・ロッドを銅クラッド材でめっき又は被覆する。ニッケル−銅
合金の薄い拡散層が延伸およびアニール工程の間に形成される。 結果:合金は、モネル(Monel)タイプの合金(例えばモネル400)の組成
と一致するように設計されて、フッ素/フッ化物を有する還元性環境に曝されて
も耐える。
合金の薄い拡散層が延伸およびアニール工程の間に形成される。 結果:合金は、モネル(Monel)タイプの合金(例えばモネル400)の組成
と一致するように設計されて、フッ素/フッ化物を有する還元性環境に曝されて
も耐える。
【0148】
実施例V:改良された表面層
目的:触媒プロセスまたは装身具用途のための貴金属の表面層を有する繊維を
作製する。 工程:低コストの金属を白金のような貴金属でめっきする。薄い白金合金の拡
散層が延伸およびアニール工程の間に形成される。 結果:低コストな基体上の貴金属層。
作製する。 工程:低コストの金属を白金のような貴金属でめっきする。薄い白金合金の拡
散層が延伸およびアニール工程の間に形成される。 結果:低コストな基体上の貴金属層。
【0149】
本発明は、合金から成る微細繊維および合金から繊維を形成する新しい方法を
提供する。当該方法は、合金から繊維を形成することを可能にし、当該方法にお
いて微細繊維は10ミクロン未満の直径を有する。当該方法は、経済的なコスト
で工業的な量の高品質の微細合金繊維を形成することを可能にする。
提供する。当該方法は、合金から繊維を形成することを可能にし、当該方法にお
いて微細繊維は10ミクロン未満の直径を有する。当該方法は、経済的なコスト
で工業的な量の高品質の微細合金繊維を形成することを可能にする。
【0150】
この開示には、上記の説明の開示と同様、添付した請求の範囲に含まれる開示
が含まれる。この発明はその好ましい形態で、ある程度詳細に説明したが、好ま
しい形態のこの開示は例示のためだけに為されたものであり、構成の細部におい
て多くの変更、ならびにパーツの組合せおよびアレンジメントを、本発明の精神
および範囲から逸脱することなく採用してよい。
が含まれる。この発明はその好ましい形態で、ある程度詳細に説明したが、好ま
しい形態のこの開示は例示のためだけに為されたものであり、構成の細部におい
て多くの変更、ならびにパーツの組合せおよびアレンジメントを、本発明の精神
および範囲から逸脱することなく採用してよい。
【図1】 図1は、本発明の微細合金繊維を製造する第1の方法のブロック
図である。
図である。
【図2】 図2は、図1で言及する合金ワイヤの等角図である。
【図2A】 図2Aは、図2の端面図である。
【図3】 図3は、図1で言及する予め形成された第1クラッド材を示す等
角図である。
角図である。
【図3A】 図3Aは、図3の端面図である。
【図4】 図4は、図2の合金ワイヤを被覆している図3の第1クラッド材
を示す等角図である。
を示す等角図である。
【図4A】 図4Aは、図4の端面図である。
【図5】 図5は、合金ワイヤにシールされている第1クラッド材を示す図
4に類似する等角図である。
4に類似する等角図である。
【図5A】 図5Aは、図5の端面図である。
【図6】 図6は、不活性雰囲気の存在下での合金ワイヤへの第1クラッド
材の締め付けを示す図5に類似する等角図である。
材の締め付けを示す図5に類似する等角図である。
【図6A】 図6Aは、図6の端面図である。
【図7】 図7は、合金ワイヤに締め付けられた第1クラッド材を示す図6
に類似する等角図である。
に類似する等角図である。
【図7A】 図7Aは、図7の端面図である。
【図8】 図8は、第1延伸工程後の図7の第1クラッディングの等角図で
ある。
ある。
【図8A】 図8Aは、図8の拡大端面図である。
【図9】 図9は、延伸された複数の第1クラッディングの第2クラッディ
ング内における組立てを示す等角図である。
ング内における組立てを示す等角図である。
【図10】 図10は、第2延伸工程後の図9の第2クラッディングの等角
図である。
図である。
【図10A】 図10Aは、図10の拡大端面図である。
【図11】 図11は、第1および第2クラッディングを除去して複数の微
細合金繊維を与えることを示す図10に類似する等角図である。
細合金繊維を与えることを示す図10に類似する等角図である。
【図11A】 図11Aは、図11の拡大端面図である。
【図12】 図12は、本発明の微細合金繊維を製造する第2の方法のブロ
ック図である。
ック図である。
【図13】 図13は、図12で言及する合金ワイヤの等角図である。
【図13A】 図13Aは、図13の端面図である。
【図14】 図14は、図12で言及する予め形成されたクラッド材を示す
等角図である。
等角図である。
【図14A】 図14Aは、図14の端面図である。
【図15】 図15は、図13の合金ワイヤに締め付けられた図14のクラ
ッド材を示す等角図である。
ッド材を示す等角図である。
【図15A】 図15Aは、図15の端面図である。
【図16】 図16は、延伸工程後の図15のクラッディングの等角図であ
る。
る。
【図16A】 図16Aは、図16の拡大端面図である。
【図17】 図17は、クラッド材を除去して微細合金繊維を与えることを
示す図16に類似する等角図である。
示す図16に類似する等角図である。
【図17A】 図17Aは、図17の拡大端面図である。
【図18】 図18は、微細合金繊維の周縁部における拡散したクラッド材
の高い濃度を示す図17Aの拡大図である。
の高い濃度を示す図17Aの拡大図である。
【図19】 図19は、微細合金繊維内の拡散したクラッド材の均一な濃度
を示す図18に類似する図である。
を示す図18に類似する図である。
【図20】 図20は、図18の微細合金繊維の周縁部における拡散したク
ラッド材の高い濃度を示す、エネルギ分散型X線スペクトルの写真である。
ラッド材の高い濃度を示す、エネルギ分散型X線スペクトルの写真である。
【図21】 図21は、図19の微細合金繊維内の拡散したクラッド材の均
一な濃度を示す、エネルギ分散型X線スペクトルの写真である。
一な濃度を示す、エネルギ分散型X線スペクトルの写真である。
【図22】 図22は、本発明の微細合金繊維を製造する第3の方法のブロ
ック図である。
ック図である。
【図23】 図23は、図22で言及する合金ワイヤの等角図である。
【図23A】 図23Aは、図23の端面図である。
【図24】 図24は、図22で言及する合金ワイヤの周囲にクラッド材を
形成することを示す等角図である。
形成することを示す等角図である。
【図24A】 図24Aは、図24の端面図である。
【図25】 図25は、図23の合金ワイヤを被覆する図24のクラッド材
を示す等角図である。
を示す等角図である。
【図25A】 図25Aは、図25の端面図である。
【図26】 図26は、延伸工程後の図25のクラッディングの等角図であ
る。
る。
【図26A】 図26Aは、図26の拡大端面図である。
【図27】 図27は、クラッド材を除去して微細合金繊維を与えることを
示す図26に類似する等角図である。
示す図26に類似する等角図である。
【図27A】 図27Aは、図27の拡大端面図である。
【図28】 図28は、微細合金繊維の周縁部における拡散したクラッド材
の高い濃度を示す図27Aの拡大図である。
の高い濃度を示す図27Aの拡大図である。
【図29】 図29は、微細合金繊維内に拡散して新しい合金を与える、ク
ラッド材の均一な濃度を示す図28に類似する図である。
ラッド材の均一な濃度を示す図28に類似する図である。
【図30】 図30は、本発明の微細合金繊維を製造する第4の方法のブロ
ック図である。
ック図である。
【図31】 図31は、図30で言及する合金ワイヤの等角図である。
【図31A】 図31Aは、図31の端面図である。
【図32】 図32は、図31で言及する、合金ワイヤの周囲でのクラッド
材の電気めっきを示す等角図である。
材の電気めっきを示す等角図である。
【図32A】 図32Aは、図32の端面図である。
【図33】 図33は、延伸工程の後の図32のクラッディングの等角図で
ある。
ある。
【図33A】 図33Aは、図33の拡大端面図である。
【図34】 図34は、クラッド材を除去して微細合金繊維を与えることを
示す図33に類似する等角図である。
示す図33に類似する等角図である。
【図34A】 図34Aは、図34の拡大端面図である。
【図35】 図35は、微細合金繊維の周縁部で拡散してクラッド材の特性
に応じた表面特性を有する微細合金繊維を与える、クラッド材の高い濃度を示す
図34Aの拡大図である。
に応じた表面特性を有する微細合金繊維を与える、クラッド材の高い濃度を示す
図34Aの拡大図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF
,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,
ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G
M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ
,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,
MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,
AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B
Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK
,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,
GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J
P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR
,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,
MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ
,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,
VN,YU,ZA,ZW
(72)発明者 アレキサンダー・ソボレフスキー
アメリカ合衆国32720フロリダ州デランド、
バレー・フォージ・ロード2870番
(72)発明者 ディーン・エイ・ロバーツ
アメリカ合衆国32724フロリダ州デランド、
イースト・ウィスコンシン・アベニュー
1451番
Fターム(参考) 4E096 EA08 EA13 EA24 HA22 HA23
4L037 AT02 AT05 CS12 FA01 PF08
UA01 UA09
Claims (41)
- 【請求項1】 微細合金繊維を製造する方法であって: 合金ワイヤをクラッド材で被覆する工程; 不活性雰囲気の存在下でクラッド材を合金ワイヤの回りに締め付けてクラッデ
ィングを与える工程; クラッディングを延伸してその外径を減少させ、且つ合金ワイヤの直径を減少
させて、合金ワイヤから微細合金繊維を与える工程;および クラッド材を微細合金繊維から取り除く工程 を含む方法。 - 【請求項2】 合金ワイヤをクラッド材で被覆する工程が、予め形成された
クラッド材のチューブに合金ワイヤを挿入することを含む、請求項1に記載の微
細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項3】 合金ワイヤをクラッド材で被覆する工程が、クラッド材を合
金ワイヤの回りに形成することを含む、請求項1に記載の微細合金繊維を製造す
る方法。 - 【請求項4】 クラッド材を合金ワイヤの回りに締め付ける工程が、クラッ
ド材と合金ワイヤとの間に位置する不活性ガスの存在下で、クラッド材を合金ワ
イヤの回りに締める付けることを含む、請求項1に記載の微細合金繊維を製造す
る方法。 - 【請求項5】 クラッド材を合金ワイヤの回りに締め付ける工程が、 クラッド材を合金ワイヤの第1端部にシールすること; 不活性ガスを、クラッド材と合金ワイヤとの間に、合金ワイヤの第2端部から
導入すること;ならびに クラッド材を合金ワイヤの第1端部から合金ワイヤの第2端部に向かって、合
金ワイヤに締め付けるために、クラッド材および合金ワイヤを低減ダイで延伸す
ること を含む請求項1に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項6】 クラッディングを延伸する工程が、連続的にクラッディング
を延伸すること及びアニールすることを含む、請求項1に記載の微細合金繊維を
製造する方法。 - 【請求項7】 クラッディングを延伸する工程が、 連続的にクラッディングを延伸すること;および クラッディングを1650°F〜2050°Fの温度で連続的にアニールする
こと を含む、請求項1に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項8】 クラッディングを延伸する工程が、 連続的にクラッディングを延伸すること; クラッディングを、1650°F〜2050°Fの温度で連続的にアニールす
ること;および アニール工程後、クラッディングを熱伝導流体中で急速に冷却すること を含む請求項1に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項9】 クラッディングを延伸する工程が、 連続的にクラッディングを延伸すること;および 不活性雰囲気中で、1650°F〜2050°Fの温度にて、連続的にクラッ
ディングをアニールすること を含む請求項1に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項10】 クラッディングを延伸する工程が、 連続的にクラッディングを延伸すること;および 還元性雰囲気中で、1650°F〜2050°Fの温度にて、クラッディング
を連続的にアニールすること を含む請求項1に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項11】 微細合金繊維を製造する方法であって: 合金ワイヤを第1クラッド材で被覆する工程; 不活性雰囲気の存在下で第1クラッド材を合金ワイヤの回りに締め付けて第1
クラッディングを与える工程; 第1クラッディングを延伸してその外径を減少させ、且つ第1クラッディング
内の合金ワイヤの直径を減少させて、延伸された第1クラッディングを与える工
程; 延伸された複数の第1クラッディングを第2クラッド材の中で組み立てて、第
2クラッディングを形成する工程; 第2クラッディングを延伸して、その直径を減少させ、且つ複数の合金ワイヤ
から複数の微細合金繊維を与える工程;ならびに 第1および第2クラッド材を複数の微細合金繊維から取り除く工程 を含む方法。 - 【請求項12】 延伸された複数の第1クラッディングを第2クラッド材内
に被覆して第2クラッディングを形成する工程が、延伸された複数の第1クラッ
ディングを予め形成された第2クラッド材に挿入することを含む、請求項11に
記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項13】 延伸された複数の第1クラッディングを第2クラッド材内
に被覆して第2クラッディングを形成する工程が、第2クラッド材を延伸された
複数の第1クラッディングの回りに形成することを含む、請求項11に記載の微
細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項14】 第2クラッディングを延伸する工程が、第2クラッディン
グを連続的に延伸すること及びアニールすることを含む、請求項11に記載の微
細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項15】 第2クラッディングを延伸する工程が、 連続的に第2クラッディングを延伸すること;および 第2クラッディングを、1650°F〜2050°Fの温度にて、連続的にア
ニールすること を含む請求項11に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項16】 第2クラッディングを延伸する工程が、 連続的に第2クラッディングを延伸すること; 第2クラッディングを、1650°F〜2050°Fの温度にて、連続的にア
ニールすること;および アニール工程後、第2クラッディングを熱伝導流体中で急速に冷却すること を含む請求項11に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項17】 第2クラッディングを延伸する工程が、 連続的に第2クラッディングを延伸すること;および 特別な雰囲気中で、1650°F〜2050°Fの温度にて、連続的に第2ク
ラッディングをアニールすること を含む請求項11に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項18】 第2クラッディングを延伸する工程が、 第2クラッディングを連続的に延伸すること;および 不活性雰囲気中で、1650°F〜2050°Fの温度にて、第2クラッディ
ングを連続的にアニールすること を含む請求項11に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項19】 第2クラッディングを延伸する工程が、 連続的に第2クラッディングを延伸すること;および 還元性雰囲気中で、1650°F〜2050°Fの温度にて、第2クラッディ
ングを連続的にアニールすること を含む請求項11に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項20】 第1および第2クラッディングを取り除く工程が、第1お
よび第2クラッディングを化学的に取り除くことを含む、請求項11に記載の微
細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項21】 微細合金繊維を製造する方法であって: 第1および第2合金成分で形成された合金ワイヤを供給する工程; 第1および第2合金成分のうちの1つで形成されたクラッド材を供給する工程
; 合金ワイヤをクラッド材で被覆してクラッディングを与える工程; クラッディングを延伸して、その外径を減少させ、且つ合金ワイヤの直径を減
少させて、合金ワイヤから形成された微細合金繊維を有する延伸されたクラッデ
ィングを与える工程; 延伸されたクラッディングを、クラッド材の微細合金繊維中への拡散を最小限
にして延伸されたクラッディングをアニールするのに十分な温度に加熱する工程
; クラッド材を微細合金繊維から取り除く工程;ならびに 最小限に拡散したクラッド材を合金繊維中に更に拡散させて、実質的に均一な
微細合金繊維を与えるのに十分な温度に、微細合金繊維を加熱する工程 を含む方法。 - 【請求項22】 合金ワイヤをクラッド材で被覆する工程が、クラッド材と
合金ワイヤとの間に位置する不活性ガスの存在下で、クラッド材を合金ワイヤの
回りに締め付けることを含む、請求項1に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項23】 クラッド材を合金ワイヤの回りに締め付ける工程が、 クラッド材を合金ワイヤの第1端部にシールすること; 不活性ガスを、クラッド材と合金ワイヤとの間に、合金ワイヤの第2端部から
導入すること;および クラッド材を合金ワイヤの第1端部から合金ワイヤの第2端部に向かって、合
金ワイヤに締め付けるために、クラッド材および合金ワイヤを低減ダイで延伸す
ること を含む請求項21に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項24】 クラッディングを加熱する工程が、クラッディングを16
50°F〜2050°Fの温度にてアニールすることを含む、請求項21に記載
の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項25】 クラッディングを加熱する工程が、 1650°F〜2050°Fの温度にて、クラッディングをアニールすること
;および アニール工程後、クラッディングを熱伝導流体中で急速に冷却すること を含む請求項21に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項26】 クラッディングを延伸する工程が、 クラッディングを連続的に延伸すること;および 不活性雰囲気中で、1650°F〜2050°Fの温度にて、クラッディング
を連続的にアニールすること を含む請求項21に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項27】 クラッディングを延伸する工程が、 クラッディングを連続的に延伸すること;および 還元性雰囲気中で、1650°F〜2050°Fの温度にて、クラッディング
を連続的にアニールすること を含む請求項21に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項28】 微細合金繊維を加熱する工程が、最小限に拡散したクラッ
ド材を合金繊維中に拡散させて実質的に均一な微細合金繊維を与えるのに十分な
時間、微細合金繊維を2100°Fよりも高い温度に加熱することを含む、請求
項21に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項29】 クラッディングを取り除く工程が、微細合金繊維からクラ
ッド材を化学的に取り除くことを含む、請求項21に記載の微細合金繊維を製造
する方法。 - 【請求項30】 微細合金繊維を製造する方法であって: 第1および第2合金成分で形成された合金ワイヤを供給する工程; 第1および第2合金成分のうちの1つで形成された第1クラッド材を供給する
工程; 合金ワイヤをクラッド材で被覆する工程; 不活性雰囲気の存在下で、第1クラッド材を合金ワイヤの回りに締め付けて第
1クラッディングを与える工程; 第1クラッディングを延伸して、その外径を減少させ、且つ第1クラッド内の
合金ワイヤの直径を減少させて、延伸された第1クラッディングを与える工程; 延伸された第1クラッディングを、第1クラッド材の合金ワイヤへの拡散を最
小限にして延伸された第1クラッディングをアニールするのに十分な温度に加熱
する工程; 延伸された複数の第1クラッディングを第2クラッド材の中で組み立てて、第
2クラッディングを形成する工程; 第2クラッディングを延伸して、その直径を減少させ、且つ複数の合金ワイヤ
から複数の微細合金繊維を与える工程; 第1および第2クラッド材を複数の微細合金繊維から取り除く工程;ならびに 最小限に拡散した第1クラッド材を合金繊維に更に拡散させて、実質的に均一
な微細合金繊維を与えるのに十分な温度に、複数の微細合金繊維を加熱する工程
を含む方法。 - 【請求項31】 微細合金繊維を製造する方法であって、 第1および第2合金成分で形成された合金ワイヤを供給する工程; 第1および第2合金成分とは異なる材料で形成されたクラッド材を供給する工
程; 合金ワイヤをクラッド材で被覆してクラッディングを与える工程; クラッディングを延伸して、その外径を減少させ、且つ合金ワイヤの直径を減
少させて、合金ワイヤから形成された微細合金繊維を有する延伸されたクラッデ
ィングを与える工程; 延伸されたクラッディングをアニールし、且つ合金繊維中にクラッド材を拡散
させるのに十分な温度に、延伸されたクラッディングを加熱する工程; 微細合金繊維からクラッド材を取り除く工程;ならびに 拡散したクラッド材を合金繊維中に更に拡散させるのに十分な温度に微細合金
繊維を加熱して、第1および第2合金成分ならびに拡散したクラッド材を含む新
しい合金で形成される繊維を与える工程 を含む方法。 - 【請求項32】 合金ワイヤをクラッド材で被覆する工程が、クラッド材と
合金ワイヤとの間に位置する不活性ガスの存在下で、クラッド材を合金ワイヤの
回りに締め付けることを含む、請求項31に記載の微細合金繊維を製造する方法
。 - 【請求項33】 クラッディングを加熱する工程が、クラッディングを16
50°F〜2050°Fの温度にてアニールすることを含む、請求項31に記載
の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項34】 クラッディングを加熱する工程が、 クラッディングを1650°F〜2050°Fの温度にてアニールすること;
および アニール工程後、クラッディングを熱伝導流体中で急速に冷却すること を含む請求項31に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項35】 クラッディングを延伸する工程が、 クラッディングを連続的に延伸すること;および 不活性雰囲気中で、1650°F〜2050°Fの温度にて、クラッディング
を連続的にアニールすること を含む請求項31に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項36】 クラッディングを延伸する工程が、 連続的にクラッディングを延伸すること;および 還元性雰囲気中で、1650°F〜2050°Fの温度にて、クラッディング
を連続的にアニールすること を含む請求項31に記載の微細合金繊維を製造する方法。 - 【請求項37】 微細合金繊維を加熱する工程が、クラッド材を合金繊維中
に拡散させて実質的に均一な微細合金繊維を与えるのに十分な時間、微細合金繊
維を2100°Fよりも高い温度に加熱することを含む請求項31に記載の微細
合金繊維を製造する方法。 - 【請求項38】 クラッディングを取り除く工程が、微細合金繊維からクラ
ッド材を化学的に取り除くことを含む、請求項31に記載の微細合金繊維を製造
する方法。 - 【請求項39】 微細合金繊維を製造する方法であって: 第1および第2合金成分で形成された合金ワイヤを供給する工程; 第1および第2合金成分とは異なる材料で形成された第1クラッド材を供給す
る工程; 合金ワイヤをクラッド材で被覆する工程; 不活性雰囲気の存在下で、第1クラッド材を合金ワイヤの回りに締め付けて、
第1クラッディングを与える工程; 第1クラッディングを延伸して、その外径を減少させ、且つ第1クラッディン
グ内の合金ワイヤの直径を減少させて、延伸された第1クラッディングを与える
工程; 延伸された第1クラッディングをアニールし、また、第1クラッド材を合金ワ
イヤ中に拡散させるのに十分な温度に、延伸された第1クラッディングを加熱す
る工程; 延伸された複数の第1クラッディングを第2クラッド材の中で組み立てて、第
2クラッディングを形成する工程; 第2クラッディングを延伸して、その直径を減少させ、且つ複数の合金ワイヤ
から複数の微細合金繊維を与える工程; 第1および第2クラッド材を複数の微細合金繊維から取り除く工程;ならびに 第1クラッド材を合金繊維中に更に拡散させるのに十分な温度に、複数の微細
合金製を加熱して、第1および第2合金成分ならびに拡散した第1クラッド材を
含む新しい合金で形成された微細合金繊維を与える工程 を含む方法。 - 【請求項40】 微細合金繊維を製造する方法であって: 第1および第2合金成分で形成された合金ワイヤを供給する工程; 第1および第2合金成分とは異なる材料で形成されたクラッド材を供給する工
程; 合金ワイヤをクラッド材で被覆して、クラッディングを与える工程; クラッディングを延伸して、その外径を減少させ、且つ合金ワイヤの直径を減
少させて、合金ワイヤから形成された微細合金繊維を有する延伸されたクラッデ
ィングを与える工程; 延伸されたクラッディングをアニールし、且つ合金繊維の表面にクラッド材を
拡散させるのに十分な温度に、延伸されたクラッディングを加熱する工程; クラッド材を取り除いて、クラッド材の特性に応じた表面特性を有する微細合
金繊維を与える工程 を含む方法。 - 【請求項41】 微細合金繊維を製造する方法であって: 第1および第2合金成分で形成された合金ワイヤを供給する工程; 第1および第2合金成分とは異なる材料で形成された第1クラッド材を供給す
る工程; 合金ワイヤをクラッド材で被覆する工程; 不活性雰囲気の存在下で、第1クラッド材を合金ワイヤの回りに締め付けて、
第1クラッディングを与える工程; 第1クラッディングを延伸して、その外径を減少させ、且つ第1クラッディン
グ内の合金ワイヤの直径を減少させて、延伸された第1クラッディングを与える
工程; 延伸された第1クラッディングをアニールし、且つ第1クラッド材を合金ワイ
ヤの表面に拡散させるのに十分な温度に、延伸された第1クラッディングを加熱
する工程; 延伸された複数の第1クラッディングを第2クラッド材の中で組み立てて、第
2クラッディングを形成する工程; 第2クラッディングを延伸して、その直径を減少させ、且つ複数の合金ワイヤ
から複数の微細合金繊維を与える工程;ならびに 第1および第2クラッド材を複数の微細合金繊維から取り除いて、第1クラッ
ド材の特性に応じた表面特性を有する複数の微細合金繊維を与える工程 を含む方法。
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