JP2003517377A - 工作物にローレットを切るための方法および装置、そのような工作物を備えた品を成形する方法、およびそのような成形品 - Google Patents

工作物にローレットを切るための方法および装置、そのような工作物を備えた品を成形する方法、およびそのような成形品

Info

Publication number
JP2003517377A
JP2003517377A JP2000508516A JP2000508516A JP2003517377A JP 2003517377 A JP2003517377 A JP 2003517377A JP 2000508516 A JP2000508516 A JP 2000508516A JP 2000508516 A JP2000508516 A JP 2000508516A JP 2003517377 A JP2003517377 A JP 2003517377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
angle
knurled
workpiece
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000508516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4179749B2 (ja
Inventor
ティモシー・エル・フープマン
Original Assignee
ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー filed Critical ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Publication of JP2003517377A publication Critical patent/JP2003517377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4179749B2 publication Critical patent/JP4179749B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D11/00Constructional features of flexible abrasive materials; Special features in the manufacture of such materials
    • B24D11/008Finishing manufactured abrasive sheets, e.g. cutting, deforming
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S29/00Metal working
    • Y10S29/023Method or apparatus with knurling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S72/00Metal deforming
    • Y10S72/703Knurling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/28Miscellaneous
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/10Process of turning
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/16Severing or cut-off
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/16Severing or cut-off
    • Y10T82/16114Severing or cut-off including scrap cutting means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/16Severing or cut-off
    • Y10T82/16426Infeed means
    • Y10T82/16967Infeed means with means to support and/or rotate work
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/25Lathe
    • Y10T82/2585Tool rest
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/25Lathe
    • Y10T82/2585Tool rest
    • Y10T82/2591Tool post

Abstract

(57)【要約】 形態の異なる少なくとも2つの溝を含むローレットパターンにワークピースをローレット切りする方法および装置が開示される。装置は、ローレットホイールホルダを含み、それによって、ローレットホイールの長手方向軸への点接触を維持しながら、ローレットホイールはホルダ長手方向軸を中心にして角度回転が可能である。装置は、少なくとも2つの異なる構成の歯を含むローレットホイールも含む。ローレット切りされた工作物で成形品を成形し、成形品にローレットパターンと鏡像関係にあるパターンを与える方法と、そのような成形品と、成形品で研磨材を形成する方法と、そのような研磨材も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、2つまたはそれ以上の異なる溝構成を有するパターンを工作物にロ
ーレット切りするための方法および装置と、ローレット切りされた工作物で成形
された品とに関する。そのような成形品は、他の多くの使用の中でも、構造化研
磨コーティングが支持体に設けられる研磨材を製作するのに有用である。
【0002】 (発明の背景) ローレットを切る2つの一般的な方法が公知である。ローレット切りは一般に
、ロールローレット切りまたはフォームローレット切りと称される第1のローレ
ット切り方法によって行われる。フォームローレット切りは、工作物の外側面を
可塑的に変形するのに十分な力で工作物に対してローレットホイールを押圧する
ことによって行われる。第2のローレット切り方法は、切削ローレット切りと称
され、金属チップを除去することによってホイールが工作物内にパターンを切削
するように工作物に対してローレットホイールを配向することによって行われる
。切削ローレットホルダおよび切削ローレットホイールは、テキサス州ヒュース
トンのドリアンツールインターナショナル(Dorian Tool International)から
入手可能である。ゼウス(Zeus)ブランドの切削ローレットがペンシルバニア州
バスのイーグルロックテクノロジーインターナショナル社(Eagle Rock Technol
ogies Int'l Corp.)から入手可能である。
【0003】 フォームローレット切りにおいて、ローレットホイールの回転軸は、円筒形工
作物の回転軸に平行である。したがって、ロールに形成された溝のらせん角度は
、ローレットホイールの歯のらせん角度によって規定される。切削ローレット切
りでは、切削ローレットホイールの回転軸は、円筒形工作物の回転軸に対して傾
斜しており(「傾斜角度」)、らせん角度を規定し切削作用を行なう。ローレッ
トホイールの縁は切削ツールとして使用されるため、逃げ角を提供する必要があ
る。これは、ローレットホイールを位置決めすることによって達成され、そのた
め、ローレットホイールと工作物表面との接触点で、ローレットホイールの歯付
円筒形表面と工作物表面とは、3〜10度の角度を形成する。
【0004】 上記の両方の型のローレット切りプロセスにおいて、工作物に作られた構造は
、ローレットホイールの歯の形状に類似した断面を有する複数の連続溝である。
従来のローレット切りプロセスは、典型的に菱形系パターンを与えるが、これは
2セットの連続溝の交差の結果であり、この2セットは、円筒形工作物に対して
対向する等しい角度を有する(一方は左巻き(LH)らせんを有し、もう一方は
右巻き(RH)らせんを有する)。2セットの溝の交差は、工作物の外面に菱形
パターンを形成する。菱形は円筒形工作物の長手方向軸に垂直な方向に整列配置
され、実質的にすべてが互いに対して同一である。従来のローレット切りプロセ
スを使用して、方形系パターンを与え、その中で方形は、工作物の長手方向軸に
対して45度で側部を有するように配向される。菱形系パターンと同様に、方形
系パターンも円筒形工作物の長手方向軸に垂直な方向に整列配置され、すべての
方形系角錐は同一である。これらのプロセスを典型的に使用して、ツールハンド
ル、マシン制御ノブ等に滑らないパターンを与える。
【0005】 普通の市販の切削ローレットホルダにおいて、ローレットホイール傾斜角度は
、円筒形工作物の回転軸に対して±30度に固定される。±45度のローレット
ホイール傾斜角度を提供するホルダも利用可能である。ホイールの回転軸に対し
て0度、15度RH、30度RH、15度LH、30度LHのらせん角度を有す
る歯を備えたローレットホイールも容易に利用可能である。傾斜角度と歯のらせ
ん角度との合計が工作物の溝のらせん角度を規定する。これらのホイール軸の傾
斜角度とローレットの歯のらせん角度との算術的合計の順列が、工作物の回転軸
に対して0度、15度、30度、45度、60度および75度のRHまたはLH
で、円筒形工作物表面に溝のらせん角度を作ることができる。工作物表面にこれ
らの角度以外の溝らせん角度が所望される場合には、特別のローレットホイール
および/またはローレットホルダを製作しなければならない。
【0006】 1997年4月10日に公開れたHoopman et al.のWIPO国
際特許出願公開番号第WO97/12727号「工作物をローレット切りするた
めの方法および装置、そのような工作物で品を成形する方法、およびそのような
成形品(Method and Apparatus for Knurling a Workpiece, Method of Molding
an Article With Such Workpiece, and Such Molded Article)」には、2セッ
トの交差する溝の各々が大きさが異なり反対方向のらせん角度を有する工作物を
ローレット切りするための方法および装置が開示されている。結果として得られ
るローレットパターンは、したがって、工作物の円筒形方向に整列配置されない
。Hoopman et al.特許には、ローレット切りされた工作物で成形
品を成形して成形品にローレットパターンと鏡像関係にあるものを与える方法と
、成形品で構造化研磨粒子を形成する方法とが開示されている。構造化研磨コー
ティングは、支持体に成形された精密な三次元研磨複合材料の形態で研磨粒子と
結合剤とを含む。
【0007】 他の構造化研磨剤、および、そのような構造化研磨剤を製造するための方法お
よび装置は、1992年10月6日に発行された米国特許第5,152,917号
「構造化研磨材(Structured Abrasive Article)」(Pieper et a
l.)に記載されている。
【0008】 1995年3月23日に公開れたWIPO国際特許出願公開番号第WO95/
07797号「研磨材、これを製造する方法、仕上げのためにこれを使用する方
法、および生産ツール(Abrasive Article, Method of Manufacture of Same, M
ethod of Using Same for Finishing, And a Production Tool)」(Hoopm
an et al.)には、研磨複合材料がすべては同一ではない構造化研磨材
が開示されている。Hoopman et al.特許は、研磨複合材料のアレ
イにおいて、特に、異なる寸法の形状を提供する。研磨複合材料の様々に寸法づ
けられた形状の所望のパターンのコピーを、いわゆる金属マスター、たとえば、
アルミニウム、銅、青銅、またはアクリルプラスチック等のプラスチックマスタ
ーの表面に形成することができ、そのいずれもが、溝付け後にニッケルめっきす
ることができ、菱形回転溝によって、研磨複合材料の所望の所定の形状に対応す
る隆起した部分を残す。次いで、可撓性のあるプラスチック生産ツールが、一般
に、米国特許第5,152,917号(Pieper et al.)に説明され
た方法によって、マスターから形成されることが可能である。
【0009】 構造化研磨剤およびそれを製造するための方法および装置の他の例は、199
5年7月25日に発行された米国特許第5,435,816号「研磨材を製造する
方法(Method of Making an Abrasive Article)」(Spurgeon et
al.)に開示されている。1つの実施態様において、Spurgeon et
al.特許は、裏地シートに結合され、正確に間隔をおいて配向された研磨複
合材料を含む研磨材を製造する方法を教示する。Spurgeon et al
.特許は、他の手順に加えて、熱可塑性生産ツールが下記の手順にしたがって製
造されることを教示する。マスターツールが最初に提供される。マスターツール
は金属製、たとえばニッケル製が好ましい。マスターツールはいずれの従来の技
術、たとえば、彫刻、ホッビング、ローレット切り、電鋳、菱形回転、レーザ機
械加工等によって、製作することができる。マスターツールは、その表面に生産
ツール用のパターンと鏡像関係にあるものを有さなければならない。熱可塑性材
料は、マスターツールでエンボスされてパターンを形成することができる。Sp
urgeon et al.特許は、マスターツールがローレット切りによって
製造されることを簡単に述べているが、Spurgeon et al.特許に
よってマスターツールをローレット切りする特別の方法は示されていず、教示さ
れておらず、または示唆されていない。
【0010】 このように、円筒形工作物の回転軸に対していずれの所望の角度でローレット
ホイールが保持されることが可能であるローレット切り装置および方法の必要性
があることが見られる。工作物のローレットパターンが少なくとも2つの異なる
構成の溝構造を含むローレット切り装置および方法を提供する必要性がある。
【0011】 (発明の開示) 本発明の1つの態様は、長手方向軸を有する工作物の円筒形表面をローレット
切りする方法を提供する。この方法は、a)第1の複数の溝を工作物に与えるス
テップであって、第1の複数の溝は工作物の長手方向軸に対して第1のらせん角
度を有し、第1の複数の溝は、第1の溝と第2の溝とを含み、第2の溝は第1の
溝とは実質的に異なる構成であるステップと、b)第2の複数の溝を工作物に与
えるステップであって、第2の複数の溝は工作物の長手方向軸に対して第2のら
せん角度を有するステップと、を含む。第2の複数の溝は第1の複数の溝に交差
し、それによって工作物の外面にローレットパターンを与える。
【0012】 上記方法の1つの好適な実施態様において、第2の複数の溝は、第3の溝と第
4の溝とを含み、第4の溝は第3の溝とは実質的に異なる構成である。この実施
態様の1つの好適な型において、第3の溝と第4の溝とは各々が、第1の溝表面
と第2の溝表面と溝基部とを具備する。第1および第2の溝表面は各々が、工作
物の外面から溝基部へ延在する。第3の溝の溝表面は第3の開先角度で互いに対
しており、第4の溝の表面は第4の開先角度で互いに対しており、第4の開先角
度は第3の開先角度とは実質的に異なる。1つの好適な実施態様において、第3
の開先角度と第4の開先角度とは少なくとも3度異なる。別の好適な実施態様に
おいて、第3の開先角度と第4の開先角度とは少なくとも10度異なる。
【0013】 上記方法の別の好適な実施態様において、第1の溝と第2の溝とは各々が、第
1の溝表面と第2の溝表面と溝基部とを具備する。第1および第2の溝表面は各
々が、工作物の外面から溝基部へ延在する。第1の溝の溝表面は第1の開先角度
で互いに対しており、第2の溝の表面は第2の開先角度で互いに対している。第
2の開先角度は第1の開先角度とは実質的に異なる。この実施態様の1つの好適
な型において、第1の開先角度と第2の開先角度とは少なくとも3度異なる。こ
の実施態様の別の好適な型において、第1の開先角度と第2の開先角度とは少な
くとも10度異なる。この実施態様の別の好適な型において、溝基部は、第1の
溝表面と第2の溝表面との接合点に形成された線である。
【0014】 上記方法のさらに別の好適な実施態様において、第1の複数の溝と第2の複数
の溝との交差が、工作物の外面に複数の角錐を形成する。この角錐の各々が、第
1の溝によって形成される第1の対向する側面と、第2の溝によって形成される
第2の対向する側面とを含む。複数の角錐は、第1の角錐と第2の角錐とを含み
、第2の角錐は第1の角錐とは実質的に異なる構成である。1つの好適な実施態
様において、第1の角錐の対向する第1の側面はその間に第1の角度を形成し、
第2の角錐の対向する第1の側面はその間に第2の角度を形成し、第2の角度は
第1の角度とは少なくとも3度異なる。別の好適な実施態様において、第2の角
度は第1の角度とは少なくとも10度異なる。別の好適な実施態様において、角
錐は角錐台である。
【0015】 上記方法のさらに別の好適な実施態様において、パターンは、工作物の円周の
まわりに連続しており途切れていない。
【0016】 上記方法のさらに別の好適な実施態様において、第1および第2の溝らせん角
度は、実質的に異なる大きさである。
【0017】 本発明の別の態様は、上記方法によって製造されたローレット切りされた工作
物を提供する。
【0018】 本発明のさらに別の態様は、今述べたローレット切りされた工作物で成形品を
成形する方法を提供する。この方法は、a)工作物の外面に成形可能材料を加え
るステップと、b)成形可能材料が工作物に接触している間に、成形可能材料に
十分な力を加えて、工作物の外面のパターンと鏡像関係にあるものを、工作物に
接触している成形可能材料の第1の表面に与えるステップと、c)工作物から成
形可能材料を除去するステップと、を含む。
【0019】 さらに別の態様において、本発明は、今述べた方法によって製造された成形品
を提供する。
【0020】 本発明は、ローレット切りされた円筒形外面を有するローレット切りされた工
作物も提供する。ローレット切りされた工作物は、長手方向軸と円筒形外面とを
有する円筒形本体を具備し、この外面はその上にローレットパターンを有する。
ローレットパターンは、この工作物の長手方向軸に対して第1のらせん角度を有
する第1の複数の溝を具備する。第1の複数の溝は、第1の溝と第2の溝とを含
み、第2の溝は第1の溝とは実質的に異なる構成である。ローレットパターンは
第2の複数の溝も具備する。第2の複数の溝は長手方向軸に対して第2のらせん
角度を有する。第2の複数の溝は第1の複数の溝に交差する。
【0021】 上記ローレット切りされた工作物の1つの好適な実施態様において、第2の複
数の溝は、第3の溝と第4の溝とを含み、第4の溝は第3の溝とは実質的に異な
る構成である。
【0022】 上記ローレット切りされた工作物の別の好適な型において、第1の溝と第2の
溝とは各々が、第1の溝表面と第2の溝表面と溝基部とを具備する。第1および
第2の溝表面は各々が、工作物の外面から溝基部へ延在する。第1の溝の溝表面
は第1の開先角度で互いに対しており、第2の溝の溝表面は第2の開先角度で互
いに対しており、第2の開先角度は第1の開先角度とは実質的に異なる。1つの
好適な実施態様において、第1の開先角度と第2の開先角度とは少なくとも3度
異なる。別の好適な実施態様において、第1の開先角度と第2の開先角度とは少
なくとも10度異なる。
【0023】 上記ローレット切りされた工作物の別の好適な実施態様において、第3の溝と
第4の溝とは各々が、第1の溝表面と第2の溝表面と溝基部とを具備する。第1
および第2の溝表面は各々が、工作物の外面から溝基部へ延在する。第3の溝の
溝表面は第3の開先角度で互いに対しており、第4の溝の溝表面は第4の開先角
度で互いに対しており、第4の開先角度は第3の開先角度とは実質的に異なる。
1つの好適な実施態様において、第3の開先角度と第4の開先角度とは少なくと
も3度異なる。別の好適な実施態様において、第3の開先角度と第4の開先角度
とは少なくとも10度異なる。
【0024】 上記ローレット切りされた工作物の別の好適な実施態様において、溝基部は、
第1の溝表面と第2の溝表面との接合点に形成された線である。
【0025】 上記方法のさらに別の好適な実施態様において、第1の複数の溝と第2の複数
の溝との交差が、工作物の外面に複数の角錐を形成する。角錐の各々が、第1の
溝によって形成される第1の対向する側面と、第2の溝によって形成される第2
の対向する側面とを含む。複数の角錐は、第1の角錐と第2の角錐とを含み、第
2の角錐は第1の角錐とは実質的に異なる構成である。この実施態様の1つの型
において、第1の角錐の対向する第1の側面はその間に第1の角度を形成し、第
2の角錐の対向する第1の側面はその間に第2の角度を形成し、第2の角度は第
1の角度とは少なくとも3度異なる。1つの実施態様において、第2の角度は第
1の角度とは少なくとも10度異なる。
【0026】 別の好適な実施態様において、角錐は角錐台である。
【0027】 上記ローレット切りされた工作物の別の好適な実施態様において、ローレット
パターンは、工作物の円周のまわりに連続しており途切れていない。
【0028】 別の態様において、本発明は、上記ローレット切りされた工作物で成形品を成
形する方法を提供する。この方法は、a)ローレット切りされた工作物の外面に
成形可能材料を加えるステップと、b)成形可能材料がローレット切りされた工
作物に接触している間に、成形可能材料に十分な力を加えて、ローレット切りさ
れた工作物の外面のパターンと鏡像関係にあるものを、ローレット切りされた工
作物に接触している成形可能材料の第1の表面に与えるステップと、c)ローレ
ット切りされた工作物から成形可能材料を除去するステップと、を含む。
【0029】 別の態様において、本発明は、今述べた方法によって製造された成形品を提供
する。
【0030】 さらに別の態様において、本発明は、切削ローレットホイールを保持するため
の装置を提供する。この装置は、主要支持本体と、第1の端と第2の端と長手方
向軸とを含むシャフトであって、長手方向軸を中心にして回転するように主要本
体に回転可能に装着されるシャフトと、シャフトの第2の端上のローレットホイ
ールマウントと、ローレットホイール軸を中心にして回転するようにローレット
ホイールマウントに回転可能に装着されたローレットホイールであって、その外
周上に複数の歯を有するローレットホイールと、を具備する。ローレットホイー
ル軸は、斜角でシャフトの長手方向軸に交差する。ローレットホイール軸を中心
にしたローレットホイールの回転は、シャフトの第1の端からローレット歯が通
るシャフトの第2の端への方向でもっとも遠い位置にある遠位点を規定する。遠
位点は、シャフトの長手方向軸上にある。ローレットホイールマウントとローレ
ットホイールとは、シャフトが長手方向軸を中心にして回転する間に、遠位点が
シャフトの長手方向軸上に位置するままであるように構成される。1つの好適な
実施態様において、シャフトの長手方向軸とローレットホイール軸とは、80度
〜87度の角度で交差する。
【0031】 さらに別の態様において、本発明は、ローレットホイールを提供する。ローレ
ットホイールは、第1および第2の対向する主要面と第1および第2の主要面の
間に外周面とを含む本体と、外周面上に複数の歯とを具備する。複数の歯は、第
1の歯と第2の歯とを含み、第2の歯は第1の歯とは実質的に異なる構成である
【0032】 上記のローレットホイールの1つの好適な実施態様において、第1の歯は、外
周面から延在する第1および第2の側面を含み、第1および第2の側面はその間
に第1の開先角度を形成する。第2の歯は、外周面から延在する第3および第4
の側面を含み、その間に第2の開先角度を形成し、第2の角度は第1の角度とは
実質的に異なる。1つの好適な実施態様において、第2の角度は第1の角度とは
少なくとも3度異なる。別の好適な実施態様において、第2の角度は第1の角度
とは少なくとも10度異なる。
【0033】 上記のローレットホイールの別の好適な実施態様において、複数の歯の各々は
、実質的に異なる構成を有する。
【0034】 上記のローレットホイールの別の好適な実施態様において、歯の各々は、外周
面から延在する第1および第2の側面を含む。歯の一方のもののそれぞれの第1
の縁と歯の隣接するもののそれぞれの第2の端とがその間に開先角度を形成し、
それによって歯の各隣接する対の間に複数の開先角度を形成する。開先角度の第
1のものは開先角度の第2のものとは実質的に異なる。1つの好適な実施態様に
おいて、第1の開先角度は第2の開先角度とは少なくとも3度異なる。別の好適
な実施態様において、第1の開先角度は第2の開先角度とは少なくとも10度異
なる。別の好適な実施態様において、開先角度の各々は実質的に異なる。
【0035】 (発明の詳細な説明) 本発明は、所定の逃げ角でローレットホイールを保持し、ホルダ軸「A」を中
心にしてローレットホイールを回転することによってローレットホイールの角配
向を無数に調節することができるローレットホルダを提供し、ホルダ軸「A」は
、1)ローレットホイールと円筒形工作物表面とが接触する点に交差し、2)円
筒形工作物の長手方向軸に交差し、3)工作物の長手方向軸に垂直である。逃げ
角βは、ローレットホイール回転軸Cとホルダ軸Aとの間の角度αの余角に等し
い(すなわち、β=90−α)。ツールホルダがローレットホイールをツールホ
ルダ軸を中心に回転するときに、逃げ角、切削の深さまたは工作物上の軸の位置
に実質的な変化はない。作られた溝構造物のらせん角度のみが変わる。これによ
って、真っ直ぐな歯カッター(すなわち、歯はローレットホイールの回転軸に平
行である)を使用して、切削溝構造物のらせん角度は15度〜165度が可能で
ある(0度は円筒形工作物の軸36に平行であり、90度は工作物の軸に対して
垂直であり、これによって平行な円周溝構造物を提供する)。15度より下で0
度に近づく角度では、工作物とローレットホイールとの相対切削速度が、純粋ロ
ーリングに近づくかまたは係合を形成し、適切な切削結果を提供しない。したが
って、15度から0度までの溝構造物のらせん角度のためには、ネガティブ30
度のらせん歯を有するローレットホイールを使用し、45度〜30度の角度でホ
ルダをロール軸に対して位置決めすることが好ましい。作られた構造物のらせん
角度は、ホルダ角度とローレットホイールの歯角度との算術合計である(すなわ
ち、45度−30度=15度、37.8度−30度=7.8度、30度−30度
=0度、等)。165度〜180度のらせん角度にも同様の装置が使用される。
【0036】 ローレットホルダ 装着されたローレットホイール12を有するローレットホルダ10の好適な実
施態様が図1に示される。ローレットホルダ10は、ローレットマウント14と
、スピンドル40と、回転駆動アセンブリ50とを含む。下記に詳述のように、
駆動アセンブリ50を操作することによって、スピンドル40を通って延在する
シャフト41を回転させ、それによって、ローレットマウント14を所望の角配
向へ回転する。スピンドル40とツールマウント14とローレットホイール12
とはすべて、ローレットホイール12上の最前点Xが軸Aを中心にして回転し、
一方、軸A上にあるままであるように、ローレットホイールが軸Aを中心にして
回転するように、寸法づけられ構成される。ローレットホイール上の点Xもロー
レットマウント14の前面19を越えて延在する。さらに、ローレットホルダ1
0は、ツールホルダ軸Aが工作物の長手方向軸36に交差しこれに対して垂直で
あるように工作物30に対する位置に保持される。
【0037】 スピンドル40の1つの適切な実施態様は、ウィスコンシン州グラフトンのラ
ッセルT.ギルマン社(Russell T. Gilman, Inc.)が販売のギルマンモデル(G
ilman Model)40008−X3M−30スピンドルである。十分な強度および
正確度を備え、ローレット装着取付具で取り付けることができるいずれのスピン
ドルも適切であると理解される。スピンドル40は、その中に回転するように装
着されたシャフト41を含む。シャフト41の回転軸は、ツールホルダ10の軸
Aを規定する。駆動アセンブリ50はシャフト41の第1の端42に作用的に接
続され、ローレットマウント14はシャフトの第2の端43に装着される。
【0038】 図2〜5は、ホルダ10から取り外されたローレットマウント14を例示し、
ローレットホイール12はマウント14から取り外されている。ローレットマウ
ント14の1つの好適な実施態様は、ミシガン州トロイのバレナイト社(Valeni
te Co.)が販売のNMTBテーパシャンクアダプタ、標準ブランク番号73から
製作される。ローレットマウント14は、後部15と中央テーパ部16と前部1
7とを含む。テーパ部16は、シャフト41の第2の端43にある同様の形状の
キャビティに嵌合し、ローレットマウント14をシャフト41に対して中央に置
くのを補助する。このようにして、ローレットマウント14の長手方向軸20は
、ローレットホルダ10の回転軸Aに一致する。キー溝21がローレットマウン
トの前部17の後面18に含まれ、シャフト41の第2の端43に装着されたキ
ー44に係合してシャフト41に対するローレットマウント14の回転配向また
は角度配向を規定する。図5に最良に見られるように、シャフト41を通って延
在する対応するボルト45に取り付けるために、ねじ山を切ったシャフト装着穴
29がツールマウントの後部15内に延在する。図1および13に示されるよう
に、ボルト45はローレットマウント14に係合することができる。次いで止め
ナット47が締められ、マウント14を引いてシャフト41の第2の端43に係
合にさせる。
【0039】 図3、4に最良に見られるように、ローレットマウント14の前部17は、ロ
ーレットホイール受取キャビティ23を含む。キャビティ23は、後壁24、第
1および第2の側壁25、26および装着面27によって境界を付けられる。前
部17は、キャビティ23に装着されたホイール12を観察するために且つチッ
プ除去用にローレット切りする間に冷却剤を注入するために、側壁25、26内
に穴22を任意に含むことができる。
【0040】 図4に見られるように、装着面27は、装着面に対する法線軸Cがローレット
マウント14の軸20に垂直でないように配向される。装着面27はその中に、
円筒形ショルダ27aによって囲繞されたねじ山を切ったローレット装着穴28
を有する。ローレットホイール車軸74がショルダ27aに挿入される。車軸7
4は、ショルダ27aに締り嵌めする第1の部分78と、装着面27に戴置され
る第2の部分76とを含む。車軸はシャフト77も含み、その上にローレットホ
イール12が装着される。装着穴28と円筒形ショルダ27aとシャフト77と
は、装着面27の法線軸Cに沿って配向される。法線軸Cは、ローレットマウン
ト14の長手方向軸20に交差する。法線軸Cは、ローレットマウント14に装
着されるときにローレットホイール12の回転軸を規定する。法線軸Cは、ロー
レットホルダ14の長手方向軸20に対して角度αで配向する。角度αは、所望
の逃げ角βを提供するように、使用されるローレットホイール12に照らして選
択することができ、ただし、β=90−αである。角度αの値は、80度〜87
度が適切であることがわかったが、ローレットパターンによっては85度が好適
である。
【0041】 図6は、シャフト77に装着されたローレットホイール12を備えた図5のロ
ーレットマウント14を例示する。キャップ70がローレットホイール12の頂
部に嵌合し、ねじ72はキャップ70およびシャフト77を通って嵌合しローレ
ットマウント14の装着面27の穴28に係合する。ローレットホイール12は
このようにして軸Cを中心にして回転する。装着面27は、ローレットホイール
12の最前部Xが長手方向軸20上にあり、マウント14の前面18を越えて延
在するように、ローレットマウントの長手方向軸20に対して位置する。したが
ってローレットホイールの最前部Xを軸20上に配置する構成を選択するにあた
り、ホイール12の直径、軸Cに沿ったホイール12の厚さ、車軸74の第1お
よび第2の部分76、78の厚さ、軸20に対する装着面27の位置、および、
角度αの大きさのすべてを考慮しなければならないことが見られる。
【0042】 図4〜7はすべて、ローレットホイール回転軸Cとマウント長手方向軸20と
が工作物30の長手方向軸36に対して垂直な平面にあるように配向されたロー
レットマウント14を例示する。工作物の軸36と軸Cおよび軸20の平面との
間の角度θは、そのような配向で90度に規定される。円筒形工作物30が長手
方向軸36を水平に有するように配向される場合、ローレットホイールの今述べ
た配向がホイール軸Cと長手方向軸20とを垂直平面に置く。図7〜11は、工
作物30に対するローレットホイール12の配向を例示し、明瞭のためローレッ
トマウント14はこの例示から取り外されている。図8、9において、ツールホ
ルダ10は、ホイール軸Cとマウント長手方向軸20とによって規定された平面
が工作物軸36に対して鈍角θであるように、ホイール12を配向するように調
節されている。図10、11において、ツールホルダ10は、軸Cと軸20とが
工作物の軸36に対して鋭角θを形成する平面にあるように、ホイール12を配
向するように調節されている。
【0043】 図1、12、13は、回転駆動アセンブリ50を例示する。装着プレート51
は、ボルト62と座金64とによってスピンドル40の後面にボルト止めされる
。シャフト41の第1の端42はその上にスリーブ46を装着する。スリーブ4
6は、シャフト41の第1の端42に貼付されたリング部分46aと、そこから
後方に延在する中空円筒形部分46bと、を含む。スリーブのリング部分46a
とプレート51との間に、クロックばね48があり、シャフト41を1つの方向
に偏倚してバックラッシを排除するのを補助する。
【0044】 歯車ホイール52は、スリーブ46の円筒形部分上およびスリーブ46のリン
グ部分46aに隣接して取り付けられ、歯車ホイールの回転がスリーブ46とシ
ャフト41とを回転させるように、リング部分46aに留められる。歯車ホイー
ル52は、複数の外側に延在する歯を有する。マウント54は、溶接等によって
装着プレート51の頂部に取り付けられ、ウォームギア53を支持する。ウォー
ムギア53の一方の端で、ねじ山を切っていないシャフト部分53aがハンドル
55に貼付され、ウォームギアを手で回転する。ウォームギア53のねじ山を切
っていないシャフト部分53aは、マウント54の後方に延在する54aを通っ
て穴に回転可能に留められる。ウォームギア53は、ハンドル55の回転が歯車
ホイールを回転させ、それによってシャフト41とローレットマウント14とロ
ーレットホイール12とを回転するるように、歯車ホイール52の歯に係合する
【0045】 歯車ホイール52の後部に面する面に、回転検量スケール59が留められる。
装着プレート51に、固定位置整合検量スケール60が留められ(図1からは明
瞭のため取り外されている)、これは、回転検量スケール59に隣接する。好ま
しくは、この配列は、弧の6分までバーニヤスケールで読取可能な360度スケ
ールを有する。
【0046】 ストッパーマウント56は、溶接等で装着プレート51の側面に取り付けられ
る。ストッパーマウントのプレート部分56aは、歯車ホイール52の前部に面
する面に向けて後方に延在する。ストッパーマウントの第1のアーム部分56b
は歯車ホイール52を越えて後方に延在する。ストッパーマウントの第2のアー
ム部分56は歯車ホイール52の後部に面する面の前に延在し且つこれに重なり
合う。止めねじ58は、ストッパーマウントの第2のアーム部分56cの端にあ
るねじ山を切った穴に装着される。ストッパー部材57は、ボルト66および座
金68等でストッパーマウント56に取り付けられる。ストッパー部材は、歯車
ホイールを越えて後方に延在する第1の部分57aと、部分57aから延在して
歯車ホイール52の後部に面する面に隣接し且つこれに重なり合う片持アーム部
分57bと、を含む。片持アーム57bは、その自由端が止めねじ58と歯車ホ
イール52の面との間にあるように位置決めされる。止めねじがゆるみ片持アー
ムとの係合が外れると、歯車55とウォームギア53との回転が歯車ホイール5
2を回転させ、それによって、シャフト41を回転する。シャフトが所望の回転
配向になると、止めねじ58を締めて片持アーム57bを歯車ホイールの面に対
して押すことができ、それによってシャフト41の意図されない回転の機会を最
小限にする。
【0047】 ボルト45は、シャフト41を通って延在し、ローレットマウント14のねじ
山を切った穴29に係合する。ボルト41をローレットマウント内に締めた後に
、止めナット47を締めてボルトとローレットマウントとを後方へ引き、それに
よってローレットマウント14をシャフト41第2の端43にあるローレットマ
ウントにしっかり嵌める。
【0048】 手動回転駆動アセンブリ50の今述べた好適な実施態様は、その代わりとして
適切な手動のまたは自動の位置決め装置であってもよい。たとえば、回転駆動ア
センブリ50は、モータ駆動された高精度のコンピュータ制御位置決めシステム
であってもよい。また、市販の回転割り送りヘッドもローレットホルダに適切で
ある。
【0049】 ローレットツール 上述のローレットホルダは、従来の市販の切削ローレットホイールを含むいず
れの適切なローレットホイール12とともに有利に使用することができる。
【0050】 切削ローレットホイールツール12が図14、15に例示される。ローレット
ホイール12は、その外側作業面に沿って複数の歯44を有する。各歯44は、
歯リッジ48と第1および第2の側面52とを含む。各隣接する歯44から1つ
の側面52によって境界を付けられた谷50が、隣接する歯44の各対の間に位
置する。各ホイール12も主要な対向する面42を含む(一方のみを例示する)
。歯44の側面52が主要面42に合うところで、縁46が形成される。切削ロ
ーレット切りのために、ローレットホイールの主要面42はアンダーカットを有
することが好ましい。アンダーカットは、ホイール12の全円周のまわりに延在
する弓形面として例示される。アンダーカットは、ローレットホイールが工作物
の外面に係合するときに、改良されたすくい角を提供する。あるいは、アンダー
カットは、ゼロまたは正のすくい角を提供するために、平らな構成または他のい
ずれの構成であってもよい。アンダーカットは、リッジ48へ向けて1つの方向
へ延在することが好ましく、リッジ48から十分に内側へ延在して、縁46と主
要面42との、好ましくは少なくとも歯谷50までの切削特性を改良する。正の
すくい角は、ゼロまたは負のすくい角よりも効果的な切削を提供し、工作物のば
りの量も減少する。
【0051】 本明細書に記載された本発明のローレットホルダ10は、単一ローレットホイ
ール内に異なる構成の歯を有するローレットホイールに特に適切である。ローレ
ットホルダ10は、ローレットホイール12を非常に変化する角配向に配向する
ことができながら、同一の点に位置するローレットホイールの最前点を維持する
。これによって、単一ローレットホイールで複数の歯構成を有するローレットホ
イール12を使用することができる。歯構成の変化は、歯の高さ、歯の幅、歯の
形状、隣接する歯の間との間隔あけ、非対称な歯の使用、または他のいずれの所
望のパラメータにおいて可能である。
【0052】 歯構成は、ホイールの円周のまわりで完全に変わることができ、すなわち、2
枚の歯が同一であることはない。あるいは、幾枚かの歯の「シーケンス」がその
シーケンス内で異なる構成を有し、シーケンスがローレットホイール円周上で整
数の「N」回繰り返されてもよい。そのような繰り返しシーケンスの各々の開始
にある歯が「歯1」として示され、その歯によって切削される工作物の溝が「溝
1」として示される場合、ローレット切りの間に「歯1」が常に「溝1」に入る
のであれば、歯構成に対応する様々な構成にある溝のきれいなパターンが生成さ
れるを見ることができる。
【0053】 図14Aに例示された1つの好適なローレットホイールは、ローレットホイー
ル12の歯44の間に谷50の異なる角度γsub1、γsub2、γsub3、・・・γsu
bNを切削することによって変えられた歯構成を有する。歯44の少なくともいく
つかは、非対称であることが好ましい。たとえば、隣接する90度谷と70度谷
との間に形成されたホイール歯は非対称である。溝の間で工作物に形成されたリ
ッジのピーク角度は、ローレットホイールの歯の間の「谷」角度γにほぼ等しい
【0054】 ローレット歯44は、本明細書では、48でリッジを50で谷を形成するよう
に例示されているが、他のプロファイルのローレット歯も本発明とともに有利に
使用することができる。たとえば、リッジ48および谷50で線または縁になる
のではなく、リッジ48または谷50はその代わりに、平らな表面または丸みを
帯びた表面または他の輪郭を具備してもよい。また、歯の側面52は、湾曲して
もよく、または平坦以外の他のプロファイルであってもよい。これらの代替歯構
成は、フォームローレット切りよりも切削ローレット切りで使用するよにより適
切であるが、一定の構成がフォームローレット切りの状態下で使用することがで
きる。
【0055】 ローレットホイールは、使用中にチッピングおよび破壊に耐えるほど十分に強
く、使用中に十分に鋭い刃先を維持する材料でなければならない。適切なローレ
ットホイールは工具鋼および炭化タングステンから製造されており、炭化タング
ステンは改良された耐摩耗性を有する。TiN、TiCNおよびCrN等の耐摩
耗性コーティングが有用である。
【0056】 実施例1 ローレットホイール12の1つの例は、下記のように製造された。複数の三角
形の歯が、従来のワイヤEDM手順を使用して、3.2334cm(1.273
インチ)の当初直径を有する丸いホイールに切削された。歯を切削するのに使用
されたワイヤの直径は、30マイクロメートル(0.0012インチ)であった
。歯は、変動する歯サイズの疑似ランダムシーケンスにあった。シーケンスはホ
イールの各4分の1(90度)を繰り返し、すなわち、パターンがホイールのま
わりを4回繰り返した。ローレットホイールは、炭化タングステン型CD−63
6から製造された。
【0057】 下記の表は、歯の疑似ランダムパターンの詳細を要約する。パターンは、44
枚の歯から構成され、各々が、歯の底部から先端まで半径方向に測定して0.0
356cm(0.014インチ)の高さであった。歯の構成は、ローレットホイ
ールに切削された「谷」の角度および幅に関連して規定される。表に報告された
「角度」は、ワイヤEDMによってホイールに切削された谷の角度である。表に
報告された「幅」は、隣接する歯の間の円周上の先端から先端までの距離であり
、各歯のそれぞれの中心で測定された。
【0058】
【表1】
【0059】 実施例1のローレットホイール歯は非対称であることが多い。たとえば、隣接
する90度谷と70度谷との間に形成されるホイール歯は、90度溝側に半分の
角度の43.73度を有し、70度溝側に半分の角度の34.10度を有する(
これらの半分の角度は、それぞれ単純に45度、35度ではないが、これは、ホ
イールの湾曲のためである)。溝の間の工作物に形成されたリッジのピーク角度
は、ローレットホイールの歯の間の「谷」角度にほぼ等しい。
【0060】 ローレット切りの方法 工作物をローレット切りする好適な方法が図16、17に例示され、その図で
は、工作物30に対するローレットホイール12の位置をより明瞭に例示するた
めに、ツールホルダ10は取り外されている。図16、17は、両方とも、工作
物36とローレットホイール12との上面図である。ピーク39を有する第1の
複数の溝38が最初に切削される。ツールホルダ10は、ホイール軸Cとローレ
ットマウント軸20とによって規定される平面を鈍角θに配向するように設定さ
れる。ツールホルダは、軸Aが工作物の長手方向軸36に交差してこれに垂直で
あるように位置決めされる。切削ローレットホイール12は、工作物が示された
方向に回転されるときに、工作物表面34内の所望の深さの切削に係合される。
この第1の複数の溝38は、第1のらせん角度θsub1を有し、それぞれの溝断面
は、歯44とローレットホイールとの間の谷50の形状にほぼ対応する。
【0061】 次いで旋盤が停止され、ツールホルダは、軸Cと軸20とによって規定される
平面を、工作物軸36に対して鋭角θに配向するように設定される。切削ローレ
ットホイール12は、工作物が示された方向に回転されるときに工作物表面34
内の所望の深さの切削に係合され、ローレットホイールは示された方向を横切る
。ピーク39’を有する第2の複数の溝38’は、θsub1に対向する第1のらせ
ん角度θsub2を有する。それぞれの溝断面は、ローレットホイールの歯44の間
の谷50の形状にほぼ対応する。複数の角錐が、第1および第2の複数の溝の交
差によって形成される。
【0062】 らせん角度θsub1とθsub2とは、等しく対向していてもよく、この場合、角錐
パターンは工作物の円周方向に沿って整列配置される。あるいは、らせん角度θ
sub1とθsub2とは、大きさが等しくなく、反対の符号であってもよく、この場合
、角錐パターンは工作物の円周方向に沿って整列配置されない。角錐パターンの
所望の配向を提供するようにθsub1およびθsub2を選択することに関するさらな
る詳細は、1997年4月10日に公開れたHoopman et al.のW
IPO国際特許出願公開番号第WO97/12727号「工作物をローレット切
りするための方法および装置、そのような工作物で品を成形する方法、およびそ
のような成形品(Method and Apparatus for Knurling a Workpiece, Method of
Molding an Article With Such Workpiece, and Such Molded Article)」から
公知である。
【0063】 所望により、さらなる深さの切削を提供するかまたは溝のプロファイルをクリ
ーンアップするために、任意のクリーンアップ切削が現在の溝に繰り返されても
よい。
【0064】 本明細書に開示されたローレットホルダ10で、ローレット歯シーケンスと工
作物に生成された構造物との同期は、らせん角度の調節によって達成される。た
とえば、ローレットホイール12の円周のまわりを「N」回繰り返す様々な歯形
態シーケンスを有する直径「d」のローレットホイール12で、直径「D」の工
作物30をローレット切りすることが望まれる。ローレットホイール12がホル
ダ10によって、ローレットホイール回転軸Cが工作物の長手方向軸36に対し
て90度であるように位置決めされる場合、工作物はローレットホイールに対し
て回転運動を与えない。ホルダ10が工作物の表面に沿って軸方向に動くときに
、円周溝のパターンが、(π×d)÷Nの軸方向距離で繰り返す歯のシーケンス
で生成される。ローレットホイール12の軸Cが工作物軸36に対して平行すな
わち0度に位置決めされるときに、ローレットホイール12は、工作物回転速度
のD/d倍である回転速度で純粋回転のロールによって駆動される。0度ローレ
ット軸位置と90度ローレット軸位置との間に様々な角度位置θがあり、そこで
、値(D×N×コサイン(θ))÷dは整数である。この理論的位置近傍で、ロ
ーレットホイールシーケンスは、歯のシーケンスの1つの歯1が工作物の表面に
生成されている溝のシーケンスの溝1に整列配置するように、繰り返しの整数回
とに適切に整列配置する。
【0065】 表2は、歯のシーケンスの繰り返しの所望の量を提供するθの値を表す。これ
は、直径8.0545インチの工作物用、直径1.272インチのローレットホ
イール用、および歯のシーケンスを1回、2回および4回繰り返すローレットホ
イール用、に計算される。
【0066】
【表2】
【0067】 今述べた方法および装置によって形成されるローレットパターンは、図18に
例示される。ローレットパターンは、工作物30から突出する複数の角錐60を
具備する。角錐は、各々、ピーク62と、ピークから延在する側縁64と、基部
縁68と、側縁と基部縁とによって境界を付けられた側面66とを具備する。角
錐60の断面が図19A、19Bに例示される。図18、19Aに見られるよう
に、第1の複数の溝38が溝側部66aを有する。図18、19Bに見られるよ
うに、第2の複数の溝38’が溝側部66bを有する。溝の2つのセットの交差
がこのようにして角錐60を形成する。各角錐は、隣接する第1の溝によって形
成される一対の対向する側部66aと、隣接する第2の溝によって形成される一
対の対向する側部66bとを有する。ローレット歯41によって切削された交差
する溝の間にある角錐は、逃げ角β用の小さい値用のローレット歯の間の谷角度
γsubNに実質的に等しい角度γsubNを有するのを見ることができる。
【0068】 ローレットパターンは、ピーク39とピーク39’との交差によって形成され
た62で点になる角錐形ピークを有するように本明細書では例示されている。こ
れは、切削ホイール歯44がその全深さまで工作物内に係合し、縁46でリッジ
48から谷50まで完全に工作物に係合するときに、発生する。他のパターンも
本発明で達成可能である。たとえば、角錐台、すなわち、とがったピーク62で
はなく平らな頂部を備えた角錐を、ローレット歯44にその深さの一部のみに係
合することによって作ることができる。歯44に一部深さまで係合することによ
って、縁46は歯谷50へ全面的には係合しない。これによって、工作物30の
外面34の一部が、その元々のローレット切りされていない状態のままに残り、
角錐60に先端を切り取った頂部を提供する。谷50で歯44の間に平らなまた
は湾曲した空間を有するように構成された歯44を使用することも可能であり、
または、48で縁リッジではなく平らなまたは他の構成を使用することも可能で
ある。
【0069】 本発明による工作物をローレット切りする1つの好適な方法が、次の実施例に
関連して説明される。
【0070】 実施例2 工作物、すなわち、直径20.32cm(8インチ)、長さ91.4cm(3
6インチ)の鋼ロールが、210〜230ビッカース硬度を有する銅0.127
cm(0.050インチ)でメッキされた。ロールは、ロッジ&シプレー(Lodg
e & Shipley)旋盤に装着され、直径20.562±0.0005cm(8.0
952±0.0002インチ)に表面仕上げされた。深さ0.2794mm(0
.0110インチ)、幅3.81cm(1.5インチ)のショルダーが、次いで
各端で工作物表面に切削され、ロールの外径まで1:10でテーパした。
【0071】 上記の好適な実施態様に関連して述べられたローレットホルダ10が、旋盤の
クロススライドに据え付けられた。ツールホルダ10の軸Aは、工作物の長手方
向軸36に交差しこれに対して垂直であった。85度の角度で装着ホイール用の
軸Cを有するローレットマウント14が、シャフト41の第2の側部43に装着
された。ダイヤルインジケータを使用して、ローレットホイール軸Cとローレッ
トマウント軸20とによって規定された平面を垂直に設定した。この配向でバー
ニヤスケール59、60の角度は280度36分であった。下記の説明で、この
配向は、90度の角度θとされる。ツールホルダ10は、軸Cと軸20とによっ
て規定された平面が水平であるように、ローレットマウント14を時計方向(工
作物に面するツールホルダ10の後面から見て)に90度回転するように調節さ
れたならば、バーニヤは、190度36分と読める。下記の検討において、その
ような配向は0度の角度θとされる。正の角度は、工作物に向けて見るツールホ
ルダ10の後部から見ると反時計回りである。
【0072】 実施例1のローレットホイール12はローレットマウント14に装着された。
歯の4つのシーケンスの各々の端で3つの隣接する90度谷は、ローレットホイ
ールの回転を割り送りする方法を提供した。シーケンスの位置づけは、小さなイ
ンクドットをローレットホイールに加えて、円周のまわりの4つのシーケンスの
各々にある3つの90度谷の中央のものの位置をマークすることによって、さら
に容易になった。
【0073】 ツールマウント10の角配向を調節することが必要であり、それによって、ロ
ーレットホイール回転軸Cの角度を調節し、ロールの円周のまわりのローレット
ホイール12に、4分の1円周の整数回の繰り返し、すなわち44歯シーケンス
を提供した。ホイールの「歯1」とロールの表面の「溝1」との間に正確なパタ
ーン整合を得るために必要な角度θは、下記のように相互作用プロセスで決定さ
れた。ロールホイール12の円周が10.16cm(4.0インチ)であったた
め、1つのシーケンスの円周長さは2.54cm(1.0インチ)であった。
【0074】 切削の第1の方向は、高さ0.036cm(0.014インチ)の歯を備えた
ロールの円周のまわりに44歯シーケンスの21繰り返しを作ることが意図され
た。歯の切削の意図された深さは、0.033cm(0.013インチ)であっ
た。歯の先端は、したがって、20.562−(2×0.033)=20.49
2cm(8.095−(2×0.013)=8.069インチ)のロール距離D
にあった。
【0075】 ロール面の円周方向に沿って測定された繰り返しシーケンスの長さは、所望の
切削深さで、円周に沿って21繰り返しを提供するために、下記式であった。
【0076】
【数1】
【0077】 繰り返しの長さは、切削されているロール面の軸に対するローレットホイール
の角度を変えることによって調節された。ローレットホイールがゼロのθで残さ
れると(軸Cはロールの軸に平行)、ローレットホイールは、ローレットホイー
ルのものと同一のパターンをロール面にエンボスする。繰り返しは1.0インチ
であり、ローレットホイール12の1シーケンスの円周長さである。ローレット
ホイールの軸Cが90度のθに設定されると、ローレットホイールは回転し、繰
り返し距離は無限になる。旋盤の心押台から工作主軸台へ向けてロールの長手方
向軸に平行に移動するローレットホイールのために、中間繰り返し距離を作るの
に必要なローレットホイール角度θは、下記式によって概算することができる。
【0078】
【数2】
【0079】 ただし、Kはローレットホイールの繰り返し距離であり、Rはロール面の円周
の繰り返し距離である。ここで、K=1.0インチ、R=1.207インチであ
るならば、θ=145°56’にある。したがって、ツールホルダは、切削ホイ
ールの軸Cがθ=145°56’であるように、調節された。
【0080】 ローレットホイール12が次いで、ロール面の心押台の縁に先に切削されたシ
ョルダーの外縁から約0.3175cm(1/8インチ)動かされた。旋盤キャ
リッジは、0.0635cm/回転(0.0025インチ/回転)を送るように
設定され、送り装置に係合した。工作物は、キャリッジが工作主軸台に向けて実
際に送り始めるまで手で回転された。旋盤が停止すると、クロススライドは、ロ
ーレットホイールが工作物の表面に触れるまで手でゆっくり送られ、次いで、さ
らに0.0051cm(0.002インチ)送られた。
【0081】 工作物は1回転にわずかに足りずに回転され、工作物の表面に0.0051c
m(0.002インチ)深さの溝の単一の列を切削した。溝のパターンは、手持
ち式4倍の拡大鏡で目で検査された。44歯シーケンスの開始および終了を決定
するために、工作物に等しく間隔をおいた3つの隣接する溝(ローレットホイー
ルの3つの90度谷に対応する3つの隣接する歯によって作られる)が位置づけ
られ、これらの3つの溝の中心が鉛筆でマークを付けられた。これを3つの連続
する歯シーケンスに繰り返した。次に、先端の広がったマーカーを使用して、溝
シーケンスがマークされた領域内にある溝の列を黒くした。次いで、工作物は手
でさらに360度回転され、そのため溝の第2の列が円周上に重な合わせて切削
されたが、溝の第1の列の左0.0064cm(0.0025インチ)であった
。第2の列に3つの90度谷によって作られたパターンが位置づけられ、鉛筆で
マークを付けられた。溝のこの第2のセットは、新しく切削されて黒くされてい
ないため、選び出すことが容易であった。溝の第1の列と第2の列とのマークの
位置を比較すると、溝のシーケンスは、パターンを整合するために約2溝長すぎ
ることを示した。
【0082】 ローレットホイールは工作物から後退し、キャリッジは、先に切削した領域を
約0.3175cm(1/8インチ)過ぎて、工作物の新しい領域に動いた。工
具角度θは、0度12分増加し、上記の手順が繰り返された。溝パターンは約1
溝長すぎると観察された。ツールホルダ角度θはさらに0度12分増加し、上記
の手順が繰り返された。溝パターンは、パターン整合には約3/4溝短すぎると
観察された。
【0083】 旋盤速度は100rpmに設定され、動力が加えられた。旋盤は、キャリッジ
送りの係合を外すことなく、約0.6350cm(1/4インチ)送った後に停
止した。切削領域を検査すると、正確に44歯の21繰り返しで、すなわち1/
4ローレットホイールシーケンスできれいに切削されているのを示された。旋盤
は、再スタートされ、切削は、ショルダー領域のランプを過ぎて約0.6350
cm(1/4インチ)送られるまで続いた。旋盤を停止した後、ロール顕微鏡で
溝構造物を検査すると、切削は、溝の間にリッジの頂部に平らな部分がないこと
によって示されるように全深さであることが示された。切削は、再度停止する前
にロールの面を横切ってさらに約2.54cm(1インチ)続いた。
【0084】 溝構造物は、欠けた2枚の歯面を失っているにもかかわらず、良好に見え続け
た。繰り返し(21)の奇数は、ローレットホイールの4つの繰り返しシーケン
スの各々で対応する歯が組み合わさって単一の溝を切削することを意味した。す
なわち、工作物面の各特定の「溝1」が、4つの繰り返しローレットホイールシ
ーケンスの各々からの「歯1」によって順次係合された。これが、失われる歯ま
たは壊れた歯から生じる可能性のあるいずれの欠点を克服する助けをする。
【0085】 旋盤は再スタートされ、切削は、ロールの工作主軸台端のショルダーに到達す
るのに約1.27cm(1/2インチ)不足まで続いた。ロール上の溝構造物は
依然として受け入れ可能なように見えた。この点で、ローレットホイールは22
枚の損傷した歯を有したが、初期にひどく欠けたと観察された2枚の歯は完全に
失われた。心押台の平均溝深さは0.0318cm(0.0126インチ)であ
った。ロールの中間および工作主軸台端の平均溝深さは0.0315cm(0.
0124インチ)であり、わずかなローレットホイール摩耗のみを示した。工作
物表面は、図16に示されるように、第1のらせん角度θsub1で配向されたリッ
ジ39を備えた第1の複数の平行な溝38を有した。
【0086】 ローレットマウント14が取り外され、ローレットホイール12が取り外され
、新しい切削面を露出するために上向きにした反対の主要面で再挿入され、次い
でローレットマウントが再度据え付けられた。ローレットホイール軸Cとローレ
ットマウント軸20とによって規定された平面が垂直であったときにバーニヤ角
度は280度48分を示し、規定されたゼロツール角度は190度48分のバー
ニヤ読取値にシフトされたことを示した。このバーニヤ読取値は、0度のθにさ
れる。
【0087】 θsub1とは反対の方向にあるθsub2の第2のらせん角度で配向されたリッジ3
9’を有する第2の複数の溝38’が、工作主軸台端で開始するロール面に44
歯シーケンスの15繰り返しのパターンを切削することによって形成された。工
作物の円周方向の15シーケンスの繰り返し距離は、下記式であった。
【0088】
【数3】
【0089】 ローレットホイールが工作主軸台端から心押台へ動くために、ローレットホイ
ール軸角度θは、下記式によって与えられた。
【0090】
【数4】
【0091】 K=1.0インチ、R=1.69インチであれば、θ=53°43’であった
【0092】 先の概算が低すぎたため、同様のエラーが予想され、この概算は高すぎるよう
になる。ツールホルダ10は、53度12分のθに設定され、キャリッジは、工
作主軸台から心押台へ0.0064cm/回転(0.0025インチ/回転)送
るように設定され、前述の同一の溝パターン整合手順が使用された。溝パターン
は41/2歯不足した。この手順が繰り返され、ツール角度θは0度30分増加し
た。パターンは、約21/2歯長すぎると観察された。ツール角度は0度12分減
少し、結果としてパターン整合が約1歯短くなった。旋盤は次いで切削の約1/
4インチを100rpmで走行したが、ローレットホイール歯シーケンスは工作
物表面の溝シーケンスに整列配置しなかった。むしろねじれた砕かれた表面を残
した。ツールは再び新しい表面へ動き、ツール角度は0度06分増加した。シー
ケンス整合は、約1歯長いと観察された。旋盤はスタートされ再度パターンの約
1/4インチ切削されたが、シーケンスは整列配置しなかった。再度、ローレッ
トホイールホルダが工作物の新しい領域に動き、0度03分減少した。パターン
整合は、約1歯長すぎると観察された。短い動力走行の後、シーケンスは整列配
置しなかった。切削の深さは、ローレット歯用のわずかに大きなロール直径(お
よびしたがって増加したパターン長)がシーケンスを整列配置させることができ
るという理論下で約0.0005減少した。しかし、シーケンス整列配置は達成
されなかった。この点で、より多くのスタートを試みるショルダーに切削されて
いない表面を残さなかった。
【0093】 ローレットホイールは後退し、ロールの全直径上の新しいスタート領域へ動い
た。バーニヤ読取値は、現在の設定に残された。旋盤はスタートされ、キャリッ
ジが心押台に向けた送られるときに、ローレットホイールはロールの表面にゆっ
くり送られた。目標深さが達成された少し後に、シーケンスが整列配置したこと
が明らかになった。溝の深さをチェックすると、第1のパスの溝切削に整合する
には0.0005深すぎることが示された。切削の深さは0.0005減少し、
クロス切削パターンの約3/4インチが切削されるまで切削は続いた。切削整合
は0.0001内であった。ローレット歯が第1の複数の溝内に砕けたときに溝
を交差することによって形成された角錐にばりがあったが、角錐の縁は、ローレ
ットホイールがリッジに入り次の角錐を切削するときに、形成された対向する縁
でばりはなかった。ローレットホイールは、損傷を検査された。2枚の歯のみが
欠けていた。
【0094】 第2の複数の溝の切削は、クロス切削パターンが心押台端のショルダー領域の
約0.127cm(1/2インチ)不足になるまで続いた。ロールを検査すると
、第2の切削は心押台端で第1の切削より0.0005cm(0.0002イン
チ)深いことが示された。ピーク39’を有する第2の複数の溝38’は、第1
の複数の溝に交差した。角錐は、クロス切削領域のロール表面をカバーした。
【0095】 次に、同一のロールホイールで軽切削を第1のセットの複数の溝で行い、角錐
の縁のばりを減少した。第1の複数の溝上のこの第2のパスは、第1のパスの切
削である単一方向の溝の1/2インチバンドで心押台端で開始した。キャリッジ
送りは係合され、心押台から工作主軸台および手によって回転された工作物へ送
られ、キャリッジはスタートしてその方向へ動く。3つの90度歯は、第1のパ
ス方向に切削した溝のセットに並び、ロールホイールは、第1のパスに使用され
たのと同一の深さに送られた。4倍の拡大鏡を使用して、工作物が手でゆっくり
回転されたときにローレットホイールが適切に割り送りされるのをチェックした
。旋盤はスタートされ、パターンの約0.9525cm(3/8インチ)が再切
削された。2カ所の深さチェックが、ロール面で90度離れて行われた。第1の
チェックは、切削が0.0025cm(0.0010インチ)深すぎることを示
し、第2のチェックは、0.0038cm(0.0015インチ)深すぎること
を示した。第2の複数のみぞには今や重大なばりがあった。切削の深さは、0.
0025cm(0.0010インチ)減少した。さらに0.6350cm(1/
4インチ)切削した後、ばりは大幅に減少したが、切削の深さは、依然として0
.0025cm(0.0010インチ)深すぎると測定された。ローレットホイ
ールはさらに0.0019cm(0.00075インチ)後退され、今度は切削
は0.0020cm(0.0008インチ)深すぎると測定された。ローレット
ホイールはさらに0.0019cm(0.00075インチ)後退されたが、こ
の切削の深さは浅すぎ、第1のパスの溝にばりが残った。切削の深さは0.00
13cm(0.0005インチ)増加し、短い走行の後、ばりが第2の複数の溝
に観察されたが、先のわずかに深い切削は全体的ばりが少なかった。切削の深さ
は、再度0.0013cm(0.0005インチ)増加した。短い走行の後、両
方の方向にばりがない溝もあり、第2の複数の溝に軽いばりのみがある領域もあ
った。
【0096】 旋盤は再スタートされ、残っているクロス切削面はその深さで再切削された。
再切削が完了した後、ロールは100倍のロールスコープで検査された。ばりの
ないピークもあれば1つの縁のみにばりがあるピークもあった。深さ整合は優良
に見えた。
【0097】 ツール角度は、第2の複数の溝のクリーンアップパス用に再設定された。第1
の複数の溝のクリーンアップに使用されたのと同一の手順を使用して、現在の第
2の複数の溝にロールホイールを割り送りした。切削の深さは、ローレットホイ
ールによって残されたばりのサイズと位置とを観察することによって再度調節さ
れた。最適深さに調節された後、第2の複数の溝が再切削された。結果として得
られたロールは、0.0005cm(0.0002インチ)より良好な深さ整合
と、角錐の鮮やかな丸い先端を示した。
【0098】 次に、ロール表面はケロシンでブラシ掛けされ、残っているゆるいばりを除去
した。ケロシンは、ゆっくりスピンしているロールの表面に柔らかい真鍮ブラシ
で手で加えられた。ケロシンは次いでタオルでロールから除去され、当初、数多
くの金属チップはタオルに集められた。ブラシ掛けは、タオルにほとんど金属チ
ップがつかなくなるまで続けられた。
【0099】 ロールの表面は次いで、無電解ニッケルの3〜5マイクロメートル厚の層でめ
っきされた。無電解ニッケルは、防蝕を提供し、ロール表面からのポリマー材料
の剥離を改良した。
【0100】 めっきされた後、ロールを使用して、構造化研磨製造に使用するためのポリプ
ロピレンフィルムにエンボスした。
【0101】 成形品 工作物またはマスターツール30を使用して生産ツール等の成形品を製作する
1つの好適な方法が、図20に例示される。生産ツール82は、ステーション1
00で成型可能な材料、好ましくは熱可塑性材料を、マスターツール30のロー
レット切りされた外面34上に押し出すことによって、製作される。熱可塑性材
料は、ニップ102で表面34に押しつけられる。生産ツール82は、マスター
ツール30から剥離され、マンドレル106に巻かれる。このようにしていずれ
の所望の長さの生産ツール82を得ることができる。成形表面86は、マスター
ツール30のローレット切りされた外面34上のパターンの反対のものを有する
。マスターツール30の外面34に与えられたパターンが、最終的に製作された
構造化研磨材(または他の所望の品目)のパターンのポジティブであるときに、
成形表面86のパターンは最終品のパターンと鏡像関係にあるものになる。図2
1に見られるように、生産ツール成形表面86は、複数の角錐ポケット88を具
備し、これはマスターツール30の角錐60と鏡像関係にあるものである。角錐
ポケットは、底部点90と側縁92と側面94と上縁96とを含む。後面84は
比較的平らで滑らかである。生産ツール82は、最終製作品であることが望まし
く、その場合、マスターツール30の外面34のパターンは、生産ツール82の
所望の最終パターンのネガティブすなわち鏡像関係にあるものである。
【0102】 生産ツール82を製造するのに使用することができる熱可塑性材料の例は、ポ
リエステル、ポリカーボネート、ポリ(エーテルスルホン)、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリウレタン、ポリアミド、ポ
リ塩化ビニル、ポリオレフィン、ポリスチレンまたはそれらの組合せを含む。熱
可塑性材料は、可塑剤、フリーラジカルスキャベンジャーまたは安定剤、熱安定
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料、顔料または他の処理補助剤等の添加剤を
含んでもよい。これらの材料は、紫外線および可視光線を実質的に透過するもの
であることが好ましい。
【0103】 工作物またはマスターツール30はその円周のまわりに連続した途切れのない
ローレットパターンを有するため、方向Dのいずれの所望の長さの生産ツールは
、成形パターンにシームまたは途切れなしで経済的に成形されることが可能であ
る。これによって、途切れのない構造化研磨複合材料パターンを備えたいずれの
長さの構造化研磨材の生産が可能である。そのような構造化研磨材は、生産ツー
ルのシームによりパターンにシームまたは途切れを有する他の構造化研磨材より
も、一片一片が剥がれるかまたは薄片に裂ける可能性が低い。
【0104】 生産ツール82は、成形可能な材料をローレット切りされたマスターツール3
0でエンボスすることによって形成されることも可能である。これは、工作物の
ローレットパターンと鏡像関係にあるもので生産ツールの成形表面86を与える
ように必要な力および温度で行われることが可能である。そのようなプロセスを
、単一層または複数層の生産ツール82で使用することができる。たとえば、複
数層の生産ツールにおいて、成形表面86は所望のパターンに成形されるのに適
切な材料を具備することができ、一方、後面84は、生産ツール82が使用中に
調節される状態のために、適切に強いかまたは耐性のある材料を具備することが
できる。
【0105】 生産ツール82は硬化した熱硬化性樹脂から製造されることも可能である。熱
硬化性樹脂製の生産ツールは、下記の手順によって製造されることが可能である
。未硬化の熱硬化性樹脂がマスターツール30に加えられる。未硬化の樹脂がマ
スターツールの表面上にある間に、この樹脂は、マスターツールの表面のパター
ンと鏡像関係にある形状を有するよう設定するように加熱することによって硬化
するかまたは重合することが可能である。次いで、硬化した熱硬化性樹脂がマス
ターツールの表面から取り外される。生産ツールは、たとえばアクリレートウレ
タンオリゴマー等の硬化した放射線硬化可能樹脂から製造されることが可能であ
る。放射線硬化した生産ツールは、熱硬化性樹脂製の生産ツールと同一の方法で
製造されるが、硬化が、放射線たとえば紫外線への露出によって行われることが
異なる。
【0106】 本明細書に記載された本発明の方法および装置は、構造化研磨剤を製造するの
に使用するのが特に適しているが、本発明はそれによって限定されない。たとえ
ば、本明細書に記載された本発明のローレット切りの方法および装置は、次のプ
ロセスで使用されるマスターツールではなく、自己の使用を有する最終製造品で
ある工作物30に使用することができる。さらに、工作物がマスターツールであ
るときに、その使用は、次のプロセスで使用されるマスターツールを製造するの
に限定されない。すなわち、ローレット切りされた工作物で成形される成形品は
、自己の使用を有する最終製造品であってもよい。さらに、ローレット切りされ
た工作物30は、研磨剤または他の品目を製造するためのグラビアコーターとし
て使用されることが可能である。
【0107】 構造化研磨材を製造する方法 研磨コーティングを製造する第1のステップは、研磨スラリーを調製すること
である。研磨スラリーは、いずれの適切な混合技術によって、結合剤前駆物質と
研磨粒子と任意の添加剤とを一緒に組み合わせることによって製造される。混合
技術の例として、低剪断混合と高剪断混合とが挙げられるが、高剪断混合が好適
である。超音波エネルギを混合ステップと組み合わせて使用して、研磨スラリー
の粘度を下げることができる。典型的に、研磨粒子は結合剤前駆物質に徐々に加
えられる。研磨スラリー内の気泡の量は、混合ステップ中に真空を引くことによ
って最小限にすることができる。場合によっては、所望により粘度を下げる温度
まで研磨スラリーを加熱することが好適である。しかし、スラリーの温度は、そ
れが加えられる支持体に有害な影響を与えないように選択されるべきである。研
磨スラリーは、良好に塗布する流動性を有し、その中では研磨粒子および他の充
填剤は固まらないことが重要である。
【0108】 本発明の研磨コーティングを製造するには2つの主要な方法がある。第1の方
法は、主に、結果として、精密な形状を有する研磨複合材料になる。精密な形状
を得るために、結合剤前駆物質は少なくとも部分的には固化しているかゲル状で
あり、一方研磨スラリーは生産ツールのキャビティ内に存在する。第2の方法は
、主に、結果として、非精密形状を有する研磨複合材料になる。第2の方法にお
いて、研磨スラリーは生産ツールのキャビティ内に塗布され、研磨複合材料を生
成する。しかし、研磨スラリーは、結合剤前駆物質が硬化するか固化する前に生
産ツールから除去される。この後に、結合剤前駆物質は硬化するか固化する。生
産ツールのキャビティ内で結合剤前駆物質が硬化しないため、この結果として、
研磨スラリーは流れ、研磨複合材料形状を変形させる。
【0109】 両方の方法にとって、熱硬化性結合剤前駆物質が使用されるのであれば、エネ
ルギ源は、結合剤前駆物質の化学的性質により熱エネルギまたは放射線エネルギ
であってもよい。両方の方法にとって、熱可塑性結合剤前駆物質が使用されるの
であれば、熱可塑性樹脂が固化して研磨複合材料が形成されるように熱可塑性樹
脂は冷却される。
【0110】 図22は、研磨材を製造するための方法および装置110を概略的に例示する
。上述の方法によって製造された生産ツール82は、成形表面86と後面84と
2つの端とを有するウェブの形態である。第1の主要面113と第2の主要面1
14とを有する支持体112は、解きステーション115を離れる。同時に、生
産ツール82は、解きステーション116を離れる。生産ツール82の成形表面
または接触表面86は、塗布ステーション118で研磨粒子と結合剤前駆物質と
の混合物を塗布される。混合物は、粘度を下げるために、塗布ステップの前に加
熱されてもよい。塗布ステーション118は、ナイフコーター、ドロップダイコ
ーター、カーテンコーター、真空ダイコーターまたは押出ダイコーター等のいず
れの従来の塗布手段を具備することができる。生産ツール82の成形表面86が
塗布された後、支持体112および生産ツール82は、混合物が支持体112の
第1の主要面113を湿潤するように一緒にされる。図22において、混合物は
接触ニップロール120によって支持体112に接触させられ、これは、生産ツ
ール/混合物/裏地構造物も支持ドラム122に押しつける。ニップロールで4
5ポンドの力をかけることが有用であることがわかったが、選択される実際の力
は、業界では公知のようにいくつかの要因による。次に、十分な用量のエネルギ
、好ましくは放射線エネルギが、放射線エネルギ源124によって生産ツール8
2の後面84を通って混合物内に送られて結合剤前駆物質を少なくとも部分的に
硬化し、それによって形状づけられた取り扱い可能な構造物126を形成する。
生産ツール82は、次いで形状づけられた取り扱い可能な構造物126から分離
される。形状づけられた取り扱い可能な構造物126から生産ツール82を分離
することは、ローラー127で発生する。生産ツール82に適切な材料の例とし
て、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレンおよびポリエチレンが挙
げられる。熱可塑性材料製のいくつかの生産ツールにおいて、研磨材を製造する
ための操作状態は、過度の熱が発生しないように設定されるべきである。過度の
熱が発生すると、これが熱可塑性ツールを変形するかまたは溶融する可能性があ
る。場合によっては、紫外線が熱を発生させる。ローラー127は、所望により
生産ツールを冷却するのに十分なサイズおよび温度のチルロールであってもよい
。生産ツールの接触表面または成形表面86は、剥離コーティングを含んでもよ
く、研磨材を生産ツールから早期に剥離することができる。そのような剥離コー
ティングの例として、シリコーンおよびフルオロケミカルが挙げられる。形状づ
けられた取り扱い可能な構造物126と生産ツール82との間の角度はローラー
127を過ぎた直後で、形状づけられた取り扱い可能な構造物126が生産ツー
ル82からきれいに分離されるために、急な、たとえば、30度を超えることが
好ましい。生産ツール82は、再使用することが可能であるように、マンドレル
128上に再度巻かれる。形状づけられた取り扱い可能な構造物126は、マン
ドレル130上に巻かれる。結合剤前駆物質が完全に硬化していないならば、次
いで、熱エネルギの源または放射エネルギのさらなる源等のさらなるエネルギ源
に露出されることによって、完全に硬化され、塗布された研磨材を形成する。あ
るいは、完全硬化は、結果としてさらなるエネルギ源を使用せずに得られ、塗布
された研磨材を形成する。本明細書で使用されるように、「完全硬化」等は、結
合剤前駆物質が十分に硬化し、そのため、結果として得られる製品が、研磨材た
とえば塗布された研磨材として機能することを意味する。
【0111】 研磨材が形成された後、転換前に、曲がることができ、且つ/または、加湿さ
れることが可能である。研磨材は、使用前に、円錐、エンドレスベルト、シート
等のいずれの所望の形態に転換することができる。
【0112】 図23は、研磨材を調製するための代替方法用の装置140を例示する。この
装置において、生産ツール82は、接触または成形表面86と後面84と2つの
端とを有するエンドレスベルトである。第1の主要面143と第2の主要面14
4とを有する支持体142は、解きステーション145を離れる。生産ツール8
2の成形表面86は、塗布ステーション146で研磨粒子と結合剤前駆物質との
混合物を塗布される。混合物は、接触ニップロール148によって支持体142
の第1の表面143に押しつられ、これは、混合物が支持体142の第1の主要
面143を湿潤するように、生産ツール/混合物/裏地構造物も支持ドラム15
0に押しつける。生産ツール82は、3台の回転マンドレル152、154、1
56上に駆動される。エネルギ、好ましくは放射線エネルギが、次いで、生産ツ
ール82の後面84を通って混合物内に送られ、結合剤前駆物質を少なくとも部
分的に硬化する。放射線エネルギの第1の源158があってもよい。放射線エネ
ルギの第2の源160もあってもよい。これらのエネルギ源は、同一の型であっ
ても異なる型であってもよい。結合剤前駆物質が少なくとも部分的に硬化した後
、形状づけられた取り扱い可能な構造物162が生産ツール82から分離され、
マンドレル164に巻かれる。形状づけられた取り扱い可能な構造物162から
生産ツール82を分離することは、ローラー165で発生する。形状づけられた
取り扱い可能な構造物162と生産ツール82との間の角度はローラー165を
過ぎた直後で、形状づけられた取り扱い可能な構造物162が生産ツール82か
らきれいに分離されるために、急な、たとえば、30度を超えることが好ましい
。ローラーの一方、たとえばローラー152は、所望により生産ツール82を冷
却するのに十分なサイズおよび温度のチルロールであってもよい。結合剤前駆物
質が完全に硬化していないならば、次いで、熱エネルギの源または放射エネルギ
のさらなる源等のさらなるエネルギ源に露出されることによって、完全に硬化さ
れ、塗布された研磨材を形成する。あるいは、完全硬化は、結果としてさらなる
エネルギ源を使用せずに得られ、塗布された研磨材を形成する。
【0113】 研磨材が形成された後、転換前に、曲がることができ、且つ/または、加湿さ
れることが可能である。研磨材は、使用前に、円錐、エンドレスベルト、シート
等のいずれの所望の形態に転換することができる。
【0114】 いずれの実施態様においても、生産ツールの接触表面と裏地の前面との間の空
間は、研磨粒子と結合剤前駆物質との混合物で完全に充填されることが所望され
ることが多い。また、いずれの実施態様においても、スラリーを生産ツールに塗
布しスラリーを支持体に接触するのではなく、スラリーを支持体112に加え、
スラリーを生産ツールに接触することが可能である。
【0115】 この実施態様の好適な方法において、放射線エネルギは生産ツール82を通っ
て直接混合物内に送られる。生産ツール82が製造される材料は、相当量の放射
線エネルギを吸収しないか、または、放射線エネルギによって劣化しないことが
好適である。たとえば、電子ビームエネルギが使用されるならば、電子はセルロ
ースを劣化するため、生産ツールはセルロース材料から製造されないことが好適
である。紫外線または可視光線が使用されるならば、生産ツールは、所望のレベ
ルの硬化をもたらすために、それぞれ紫外線または可視光線を十分に伝えなけれ
ばならない。あるいは、複合材料が結合される支持体112が、放射線エネルギ
の伝わるのを可能にする。放射線がツールを通って伝えられるときには、放射線
エネルギが支持体を通って伝わる必要がないため、放射線エネルギを吸収する支
持体を使用することができる。
【0116】 生産ツール82は、放射線源による劣化を避けるのに十分な速度で操作されな
ければならない。放射線源による劣化に対して比較的高い耐性を有する生産ツー
ルは、比較的低い速度で操作することができ、放射線源による劣化に対して比較
的低い耐性を有する生産ツールは、比較的高い速度で操作することができる。短
く言うと、生産ツールに適切な速度は、生産ツールが製造される材料に依存する
。複合材料研磨剤が結合する支持体は、生産ツールと同一の速度で操作されなけ
ればならない。速度は、温度および引張等の他のパラメータとともに、支持体ま
たは生産ツールに有害な影響を与えないように選択されなければならない。15
〜76メートル/分(50〜250フィート/分)の支持体速度が有利であるこ
とがわかったが、他の速度も本発明の範囲内である。
【0117】 上述の方法にしたがって提供された研磨材200の好適な実施態様は、図24
、25に例示される。研磨材200は、第1の主要面113と第2の主要面11
4とを有する支持体112を含む。構造化研磨複合材料212が支持体112の
第1の主要面113に結合される。複合材料212は、結合剤214に分散した
研磨粒子213を具備する。表面215は、上述のように複合材料212の精密
な形状を規定する。図25に例示されるように、複合材料212その基部で互い
に当接する。複合材料212の構成は、工作物30の角錐の構成に実質的に適合
し、実質的に生産ツール82の角錐ポケット88と鏡像関係にあるものである。
【0118】 構造化研磨剤を製造することに関するさらなる詳細は、1997年4月10日
に公開れたHoopman et al.のWIPO国際特許出願公開番号第W
O97/12727号「工作物をローレット切りするための方法および装置、そ
のような工作物で品目を成形する方法、およびそのような成形品」から公知であ
る。
【0119】 研磨複合材料粒子を製造することも本発明の範囲内である。一般にその方法は
、a)研磨スラリーを生産ツールのキャビティ内に塗布するステップと、b)そ
の研磨スラリーを、結合剤前駆物質を固化し、結合剤を形成し、研磨複合材料を
形成する状態に露出するステップと、c)生産ツールから研磨複合材料を除去す
るステップと、d)研磨複合材料を研磨材に転換するステップと、を含む。これ
らの研磨複合材料粒子は、結合研磨剤、塗布研磨剤および不織研磨剤に使用され
ることが可能である。この方法は、Holmes et al.の米国特許第5
,549,962号「精密に形状づけられた粒子およびこれを製造する方法(Prec
isely Shaped Particles and Method of Making the Same)」に詳細に記されて
いる。
【0120】 本発明は、そのいくつかの実施態様に関連して記載されている。前述の詳細な
説明および実施例は明瞭な理解のためのみに与えられている。それから不必要な
限定はないものと理解される。本発明の範囲から逸脱することなく記載された実
施態様に多くの変更が可能であることは当業者には明らかである。したがって、
本発明の範囲は、本明細書に記載された詳細および構造のみに限定されるもので
はなく、請求の範囲の文言によって述べられた構造およびその構造の等価物によ
って限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
本発明は添付の図面を参照してさらに説明され、数枚の図面にわたって同一の
構造物には同一の参照符号がふられる。
【図1】 本発明のローレットホイールの好適な実施態様の立面図である。
【図2】 図1のローレットホイールから取り外された、本発明によるロー
レットマウントの側立面図である。
【図3】 図2のローレットマウントの3−3の方向に取られた正立面図で
ある。
【図4】 図2のローレットマウントの4−4の方向に取られた上面図であ
る。
【図5】 図2のローレットマウントの線5−5に沿って取られた断面図で
ある。
【図6】 装着されたローレットホイール12を有するローレットマウント
の図5に類似した図であり、円筒形工作物に係合して示される。
【図7】 図6のローレットホイールおよび工作物の7−7の方向に取られ
た図であり、明瞭にするためにローレットマウントは取り外されている。
【図8】 ローレットホイールが別の配向で工作物に係合した図6に類似し
た図であり、明瞭にするためにローレットマウントは取り外されている。
【図9】 図8のローレットホイールおよび工作物の9−9の方向に取られ
た図である。
【図10】 ローレットホイールがさらに別の配向で工作物に係合した図8
に類似した図である。
【図11】 図10のローレットホイールおよび工作物の11−11の方向
に取られた図である。
【図12】 図1のツールホルダの回転駆動アセンブリ部分の12−12の
方向に取られた後立面図である。
【図13】 図12の回転駆動アセンブリの13−13の方向に取られた図
である。
【図14】 本発明によるローレットホイールの1つの実施態様の部分立面
図である。
【図15】 本発明によるローレットホイールの別の実施態様の部分立面図
である。
【図16】 図14のローレットホイールの線15−15に沿って取られた
部分断面図である。
【図17】 本発明による工作物をローレット切りするための方法の1つの
ステップを例示する部分概略上面図である。
【図18】 本発明による方法の第2のステップを示す図16に類似した図
である。
【図19】 本発明の装置および方法によって工作物に与えられたパターン
の平面図である。
【図20】 図18の工作物の線19A−19Aに沿って取られた部分断面
図である。
【図21】 図18の工作物の線19B−19Bに沿って取られた部分断面
図である。
【図22】 本発明による生産ツールを製造するための装置および方法の部
分概略図である。
【図23】 図20の生産ツールの平面図である。
【図24】 本発明の生産ツールで研磨材を製造するための装置および方法
の部分概略図である。
【図25】 装置および方法の別の実施態様の図22に類似した図である。
【図26】 本発明にしたがって製造される研磨材の平面図である。
【図27】 図24の研磨材の線25−25に沿って取られた部分断面図で
ある。
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月4日(2001.4.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向軸を有する工作物の円筒形表面をローレット切りす
    る方法であって、 a)第1の複数の溝を工作物に与えるステップであって、該第1の複数の溝は
    該工作物の該長手方向軸に対して第1のらせん角度を有し、該第1の複数の溝は
    、第1の溝と第2の溝とを含み、該第2の溝は該第1の溝とは実質的に異なる構
    成であるステップと、 b)第2の複数の溝を該工作物に与えるステップであって、該第2の複数の溝
    は該工作物の該長手方向軸に対して第2のらせん角度を有し、該第2の複数の溝
    は該第1の複数の溝に交差し、それによって該工作物の外面にローレットパター
    ンを与えるステップと、 を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の複数の溝は、第3の溝と第4の溝とを含み、該第
    4の溝は該第3の溝とは実質的に異なる構成である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の溝と前記第2の溝とは各々、第1の溝表面と第2
    の溝表面と溝基部とを具備し、該第1および第2の溝表面は各々、前記工作物の
    外面から該溝基部へ延在し、該第1の溝の該溝表面は第1の開先角度で互いに対
    しており、該第2の溝の該表面は第2の開先角度で互いに対しており、該第2の
    開先角度は該第1の開先角度とは実質的に異なる請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の開先角度と前記第2の開先角度とは少なくとも3
    度異なる請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の開先角度と前記第2の開先角度とは少なくとも1
    0度異なる請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第3の溝と前記第4の溝とは各々、第1の溝表面と第2
    の溝表面と溝基部とを具備し、該第1および第2の溝表面は各々、前記工作物の
    外面から該溝基部へ延在し、該第3の溝の該溝表面は第3の開先角度で互いに対
    しており、該第4の溝の溝表面は第4の開先角度で互いに対しており、該第4の
    開先角度は該第3の開先角度とは実質的に異なる請求項2記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第3の開先角度と前記第4の開先角度とは少なくとも3
    度異なる請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第3の開先角度と前記第4の開先角度とは少なくとも1
    0度異なる請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記溝基部は、前記第1の溝表面と前記第2の溝表面との接
    合点に形成された線である請求項3記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の複数の溝と前記第2の複数の溝との交差が、そ
    れによって前記工作物の前記外面に複数の角錐を形成し、該角錐の各々が、該第
    1の溝によって形成される第1の対向する側面と、該第2の溝によって形成され
    る第2の対向する側面とを含み、該複数の角錐は、第1の角錐と第2の角錐とを
    含み、該第2の角錐は該第1の角錐とは実質的に異なる構成である請求項1記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の角錐の前記対向する第1の側面はその間に第1
    の角度を形成し、前記第2の角錐の前記対向する第1の側面はその間に第2の角
    度を形成し、該第2の角度は該第1の角度とは少なくとも3度異なる請求項10
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の角度は前記第1の角度とは少なくとも10度異
    なる請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記角錐は角錐台である請求項10記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記パターンは、前記工作物の円周のまわりに連続してお
    り途切れていない請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記第1および第2の溝らせん角度は、実質的に異なる大
    きさである請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の方法にしたがって製造されたローレット切
    りされた工作物。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のローレット切りされた工作物で成形品を
    成形する方法であって、 a)該工作物の外面に成形可能材料を加えるステップと、 b)該成形可能材料が該工作物に接触している間に、該成形可能材料に十分な
    力を加えて、該工作物の該外面のパターンと鏡像関係にあるものを、該工作物に
    接触している該成形可能材料の第1の表面に与えるステップと、 c)該工作物から該成形可能材料を除去するステップと、 を含む方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の方法にしたがって製造された成形品。
  19. 【請求項19】 ローレット切りされた円筒形外面を有するローレット切り
    された工作物をであって、該ローレット切りされた工作物は、 長手方向軸と円筒形外面とを有する円筒形本体であって、該外面が該円筒形本
    体上にローレットパターンを有する円筒形本体を具備し、 該ローレットパターンは、 第1の複数の溝であって、該工作物の該長手方向軸に対して第1のらせん角度
    を有し、第1の溝と第2の溝とを含み、該第2の溝は該第1の溝とは実質的に異
    なる構成である第1の複数の溝と、 第2の複数の溝であって、該長手方向軸に対して第2のらせん角度を有し、該
    第2の複数の溝は該第1の複数の溝に交差する第2の複数の溝と、 を具備するローレット切りされた工作物。
  20. 【請求項20】 前記第2の複数の溝は、第3の溝と第4の溝とを含み、該
    第4の溝は該第3の溝とは実質的に異なる構成である請求項19記載のローレッ
    ト切りされた工作物。
  21. 【請求項21】 前記第1の溝と第2の溝とは各々、第1の溝表面と第2の
    溝表面と溝基部とを具備し、該第1および第2の溝表面は各々、前記工作物外面
    から前記溝基部へ延在し、該第1の溝の該溝表面は第1の開先角度で互いに対し
    ており、該第2の溝の該溝表面は第2の開先角度で互いに対しており、第該2の
    開先角度は該第1の開先角度とは実質的に異なる請求項19記載のローレット切
    りされた工作物。
  22. 【請求項22】 前記第1の開先角度と前記第2の開先角度とは少なくとも
    3度異なる請求項21記載のローレット切りされた工作物。
  23. 【請求項23】 前記第1の開先角度と前記第2の開先角度とは少なくとも
    10度異なる請求項21記載のローレット切りされた工作物。
  24. 【請求項24】 前記第3の溝と前記第4の溝とは各々、第1の溝表面と第
    2の溝表面と溝基部とを具備し、該第1および第2の溝表面は各々、前記工作物
    外面から該溝基部へ延在し、該第3の溝の該溝表面は第3の開先角度で互いに対
    しており、該第4の溝の該溝表面は第4の開先角度で互いに対しており、該第4
    の開先角度は該第3の開先角度とは実質的に異なる請求項20記載のローレット
    切りされた工作物。
  25. 【請求項25】 前記第3の開先角度と前記第4の開先角度とは少なくとも
    3度異なる請求項24記載のローレット切りされた工作物。
  26. 【請求項26】 前記第3の開先角度と前記第4の開先角度とは少なくとも
    10度異なる請求項24記載のローレット切りされた工作物。
  27. 【請求項27】 前記溝基部は、前記第1の溝表面と前記第2の溝表面との
    接合点に形成された線である請求項21記載のローレット切りされた工作物。
  28. 【請求項28】 前記第1の複数の溝と前記第2の複数の溝との交差が、そ
    れによって前記工作物外面に複数の角錐を形成し、該角錐の各々が、該第1の溝
    によって形成される第1の対向する側面と、該第2の溝によって形成される第2
    の対向する側面とを含み、該複数の角錐は、第1の角錐と第2の角錐とを含み、
    該第2の角錐は該第1の角錐とは実質的に異なる構成である請求項21記載のロ
    ーレット切りされた工作物。
  29. 【請求項29】 前記第1の角錐の前記対向する第1の側面はその間に第1
    の角度を形成し、前記第2の角錐の前記対向する第1の側面はその間に第2の角
    度を形成し、該第2の角度は該第1の角度とは少なくとも3度異なる請求項28
    記載のローレット切りされた工作物。
  30. 【請求項30】 前記第2の角度は前記第1の角度とは少なくとも10度異
    なる請求項29記載のローレット切りされた工作物。
  31. 【請求項31】 前記角錐は角錐台である請求項29記載のローレット切り
    された工作物。
  32. 【請求項32】 前記ローレットパターンは、前記工作物の円周のまわりに
    連続しており途切れていない請求項19記載のローレット切りされた工作物。
  33. 【請求項33】 請求項19記載のローレット切りされた工作物で成形品を
    成形する方法であって、 a)該ローレット切りされた工作物の外面に成形可能材料を加えるステップと
    、 b)該成形可能材料が該ローレット切りされた工作物に接触している間に、該
    成形可能材料に十分な力を加えて、該ローレット切りされた工作物の該外面のパ
    ターンと鏡像関係にあるものを、該ローレット切りされた工作物に接触している
    該成形可能材料の第1の表面に与えるステップと、 c)該ローレット切りされた工作物から該成形可能材料を除去するステップと
    、 を含む方法。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の方法にしたがって製造された成形品。
  35. 【請求項35】 切削ローレットホイールを保持するための装置であって、 主要支持本体と、 第1の端と第2の端と長手方向軸とを含むシャフトであって、該長手方向軸を
    中心にして回転するように該主要本体に回転可能に装着されるシャフトと、 該シャフトの該第2の端上のローレットホイールマウントと、 ローレットホイール軸を中心にして回転するように該ローレットホイールマウ
    ントに回転可能に装着されたローレットホイールであって、その外周上に複数の
    歯を含むローレットホイールと、 を具備し、 該ローレットホイール軸は、斜角で該シャフト長手方向軸に交差し、 それによって、該ローレットホイール軸を中心にした該ローレットホイールの
    回転は、該シャフトの該第1の端から該ローレット歯が通る該シャフトの該第2
    の端への方向のもっとも遠い位置である遠位点を規定し、該遠位点は、該シャフ
    ト長手方向軸上にあり、 該ローレットホイールマウントと該ローレットホイールとは、該シャフトが該
    長手方向軸を中心にして回転する間に、該遠位点が該シャフト長手方向軸上に位
    置するままであるように構成される装置。
  36. 【請求項36】 前記シャフト長手方向軸と前記ローレットホイール軸とは
    、80度〜87度の角度で交差する請求項35記載の装置。
  37. 【請求項37】 ローレットホイールであって、 第1および第2の対向する主要面と該第1および第2の主要面との間に外周面
    とを含む本体と、 該外周面上の複数の歯であって、第1の歯と第2の歯とを含み、該第2の歯は
    該第1の歯とは実質的に異なる構成である複数の歯と、 を具備するローレットホイール。
  38. 【請求項38】 前記第1の歯は前記外周面から延在する第1および第2の
    側面を含み、該第1および第2の側面はその間に第1の開先角度を形成し、前記
    第2の歯は該外周面から延在する第3および第4の側面を含んでその間に第2の
    開先角度を規定し、該第2の角度は該第1の角度とは実質的に異なる請求項37
    記載のローレットホイール。
  39. 【請求項39】 前記第2の角度は前記第1の角度とは少なくとも3度異な
    る請求項38記載のローレットホイール。
  40. 【請求項40】 前記第2の角度は前記第1の角度とは少なくとも10度異
    なる請求項39記載のローレットホイール。
  41. 【請求項41】 前記複数の歯の各々は、実質的に異なる構成を有する請求
    項37記載のローレットホイール。
  42. 【請求項42】 前記歯の各々は、前記外周面から延在する第1の側面と第
    2の側面とを含み、 該歯の一方のもののそれぞれの第1の縁と該歯の隣接するもののそれぞれの第
    2の端とがその間に開先角度を形成し、それによって歯の各隣接する対の間に複
    数の開先角度を形成し、 該開先角度の第1のものは該開先角度の第2のものとは実質的に異なる請求項
    37記載のローレットホイール。
  43. 【請求項43】 前記第1の開先角度は前記第2の開先角度とは少なくとも
    3度異なる請求項42記載のローレットホイール。
  44. 【請求項44】 前記第1の開先角度は前記第2の開先角度とは少なくとも
    10度異なる請求項42記載のローレットホイール。
  45. 【請求項45】 前記開先角度の各々は実質的に異なる請求項42記載のロ
    ーレットホイール。
JP2000508516A 1997-09-03 1998-01-09 工作物にローレットを切るための方法および装置、そのような工作物を備えた品を成形する方法、およびそのような成形品 Expired - Lifetime JP4179749B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/923,862 US5946991A (en) 1997-09-03 1997-09-03 Method for knurling a workpiece
US08/923,862 1997-09-03
PCT/US1998/000609 WO1999011434A1 (en) 1997-09-03 1998-01-09 Method and apparatus for knurling a workpiece, method of molding an article with such workpiece, and such molded article

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003517377A true JP2003517377A (ja) 2003-05-27
JP4179749B2 JP4179749B2 (ja) 2008-11-12

Family

ID=25449379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000508516A Expired - Lifetime JP4179749B2 (ja) 1997-09-03 1998-01-09 工作物にローレットを切るための方法および装置、そのような工作物を備えた品を成形する方法、およびそのような成形品

Country Status (9)

Country Link
US (4) US5946991A (ja)
EP (1) EP1009591B1 (ja)
JP (1) JP4179749B2 (ja)
CN (1) CN100335235C (ja)
AU (1) AU5914998A (ja)
BR (1) BR9811624A (ja)
CA (1) CA2298694A1 (ja)
DE (1) DE69824603T2 (ja)
WO (1) WO1999011434A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283459A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 研磨パッドの製造方法
JP2009544482A (ja) * 2006-07-25 2009-12-17 モリ・セイキ・ユーエスエー・インコーポレーテッド 複合加工の方法及び装置
US8398794B2 (en) 2006-04-19 2013-03-19 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Method for manufacturing polishing pad

Families Citing this family (191)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6289322B1 (en) * 1998-03-03 2001-09-11 Checkfree Corporation Electronic bill processing
US5841100A (en) * 1996-08-06 1998-11-24 Great Neck Saw Manufacturers, Inc. Method of making anti-slip handles
SE518027C2 (sv) * 2000-04-20 2002-08-20 Sandvik Ab Skärverktygssytem och medel för att exakt positionera detsamma
US6413286B1 (en) 2000-05-03 2002-07-02 Saint-Gobain Abrasives Technology Company Production tool process
US6572455B1 (en) * 2000-07-13 2003-06-03 Zimmer, Inc. Method and apparatus for deburring machined workpieces
WO2002016106A2 (en) 2000-08-18 2002-02-28 Reflexite Corporation Differentially cured materials and process for forming same
US7230764B2 (en) * 2000-08-18 2007-06-12 Reflexite Corporation Differentially-cured materials and process for forming same
US20040190102A1 (en) * 2000-08-18 2004-09-30 Mullen Patrick W. Differentially-cured materials and process for forming same
US6395504B1 (en) 2000-09-01 2002-05-28 New Horizons Diagnostics Corp. Use of phage associated lytic enzymes for the rapid detection of bacterial contaminants
US6821189B1 (en) 2000-10-13 2004-11-23 3M Innovative Properties Company Abrasive article comprising a structured diamond-like carbon coating and method of using same to mechanically treat a substrate
US6582487B2 (en) 2001-03-20 2003-06-24 3M Innovative Properties Company Discrete particles that include a polymeric material and articles formed therefrom
US6605128B2 (en) 2001-03-20 2003-08-12 3M Innovative Properties Company Abrasive article having projections attached to a major surface thereof
EP1625430A2 (en) 2003-05-02 2006-02-15 Reflexite Corporation Light-redirecting optical structures
US20050011244A1 (en) * 2003-07-15 2005-01-20 Hampton Daniel Riley Roller rocker
WO2005053904A1 (en) * 2003-11-26 2005-06-16 3M Innovative Properties Company Method of abrading a workpiece
JP4739108B2 (ja) * 2006-04-27 2011-08-03 東芝機械株式会社 精密ロール旋盤
JP4837448B2 (ja) * 2006-06-14 2011-12-14 東芝機械株式会社 精密ロール旋盤
JP4786432B2 (ja) * 2006-06-15 2011-10-05 東芝機械株式会社 精密ロール旋盤
FI121654B (sv) 2006-07-10 2011-02-28 Kwh Mirka Ab Oy Förfarande för tillverkning av en flexibel sliprondell och en flexibel sliprondell
US9575485B2 (en) 2006-07-25 2017-02-21 Mori Seiki Co., Ltd. Compound machining method and apparatus
CN101166404A (zh) * 2006-10-18 2008-04-23 深圳富泰宏精密工业有限公司 金属外壳及其制作方法
CN101212876A (zh) * 2006-12-29 2008-07-02 深圳富泰宏精密工业有限公司 金属外壳及其制作方法
TW200920521A (en) * 2007-04-05 2009-05-16 Toshiba Machine Co Ltd Method and apparatus for machining surface of roll
FI20075533L (fi) * 2007-07-10 2009-01-11 Kwh Mirka Ab Oy Hiomatuote ja menetelmä tämän valmistamiseksi
CN101420829B (zh) * 2007-10-25 2011-09-21 深圳富泰宏精密工业有限公司 金属外壳及其制作方法
US8034137B2 (en) * 2007-12-27 2011-10-11 3M Innovative Properties Company Shaped, fractured abrasive particle, abrasive article using same and method of making
US8123828B2 (en) 2007-12-27 2012-02-28 3M Innovative Properties Company Method of making abrasive shards, shaped abrasive particles with an opening, or dish-shaped abrasive particles
JP5355950B2 (ja) 2008-07-17 2013-11-27 東芝機械株式会社 V溝加工方法および装置
US8142532B2 (en) * 2008-12-17 2012-03-27 3M Innovative Properties Company Shaped abrasive particles with an opening
US8142531B2 (en) 2008-12-17 2012-03-27 3M Innovative Properties Company Shaped abrasive particles with a sloping sidewall
WO2010077509A1 (en) * 2008-12-17 2010-07-08 3M Innovative Properties Company Shaped abrasive particles with grooves
US8142891B2 (en) 2008-12-17 2012-03-27 3M Innovative Properties Company Dish-shaped abrasive particles with a recessed surface
US10137556B2 (en) 2009-06-22 2018-11-27 3M Innovative Properties Company Shaped abrasive particles with low roundness factor
US20100271910A1 (en) * 2009-04-24 2010-10-28 Zine-Eddine Boutaghou Method and apparatus for near field photopatterning and improved optical coupling efficiency
AT508950B1 (de) * 2009-10-15 2012-12-15 Swarovski Optik Kg Kühleinrichtung für ein rändelwerkzeug
US8480772B2 (en) 2009-12-22 2013-07-09 3M Innovative Properties Company Transfer assisted screen printing method of making shaped abrasive particles and the resulting shaped abrasive particles
CN102762341B (zh) 2010-03-03 2014-11-26 3M创新有限公司 粘结磨具轮
KR101849797B1 (ko) 2010-04-27 2018-04-17 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 세라믹 형상화 연마 입자, 이의 제조 방법 및 이를 함유하는 연마 용품
EP2601014B1 (en) 2010-08-04 2019-09-25 3M Innovative Properties Company Intersecting plate shaped abrasive particles
US9039797B2 (en) 2010-11-01 2015-05-26 3M Innovative Properties Company Shaped abrasive particles and method of making
RU2013135445A (ru) 2010-12-31 2015-02-10 Сэнт-Гобэн Керамикс Энд Пластикс, Инк. Абразивное изделие (варианты) и способ его формования
US20120304844A1 (en) * 2011-06-01 2012-12-06 Spirit Aerosystems, Inc. Material cutting die
US8840694B2 (en) 2011-06-30 2014-09-23 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Liquid phase sintered silicon carbide abrasive particles
CN108262695A (zh) 2011-06-30 2018-07-10 圣戈本陶瓷及塑料股份有限公司 包括氮化硅磨粒的磨料制品
US9790410B2 (en) 2011-07-12 2017-10-17 3M Innovative Properties Company Method of making ceramic shaped abrasive particles, sol-gel composition, and ceramic shaped abrasive particles
TWI458623B (zh) * 2011-07-26 2014-11-01 Benq Materials Corp 用於製造相位差薄膜之滾輪的製造方法
US8534256B2 (en) * 2011-08-29 2013-09-17 Ford Global Technologies, Llc Method of making a barbed surface for receiving a thermal spray coating and the surface made by the method
EP2753457B1 (en) 2011-09-07 2016-09-21 3M Innovative Properties Company Method of abrading a workpiece
WO2013045251A1 (en) 2011-09-07 2013-04-04 3M Innovative Properties Company Bonded abrasive article
EP2567784B1 (en) 2011-09-08 2019-07-31 3M Innovative Properties Co. Bonded abrasive article
KR101143331B1 (ko) * 2011-09-21 2012-05-09 지이엔 주식회사 다이아몬드 격자 구조형 인서트 너트 구조 및 이의 제조방법
CN103826802B (zh) 2011-09-26 2018-06-12 圣戈本陶瓷及塑料股份有限公司 包括磨料颗粒材料的磨料制品,使用磨料颗粒材料的涂布磨料及其形成方法
KR101951978B1 (ko) 2011-11-09 2019-02-25 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 복합 연마 휠
CN102601572B (zh) * 2011-12-23 2014-04-30 伍建秀 压刻工件的压刻方法及运用该方法制造的多功能压刻机
EP2798032A4 (en) 2011-12-30 2015-12-23 Saint Gobain Ceramics MANUFACTURE OF SHAPED GRINDING PARTICLES
JP6033886B2 (ja) 2011-12-30 2016-11-30 サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド 成形研磨粒子および同粒子を形成する方法
EP3851248B1 (en) 2011-12-30 2024-04-03 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Composite shaped abrasive particles and method of forming same
WO2013106602A1 (en) 2012-01-10 2013-07-18 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive particles having particular shapes and methods of forming such particles
CA3170246A1 (en) 2012-01-10 2013-07-18 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive particles having complex shapes and methods of forming same
WO2013149209A1 (en) 2012-03-30 2013-10-03 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Abrasive products having fibrillated fibers
BR112014024937B1 (pt) 2012-04-04 2021-01-12 3M Innovative Properties Company partícula abrasiva conformada de cerâmica, pluralidade de partículas abrasivas, artigo abrasivo e método para produzir partículas abrasivas conformadas de cerâmica
US9200187B2 (en) 2012-05-23 2015-12-01 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particles and methods of forming same
US10106714B2 (en) 2012-06-29 2018-10-23 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive particles having particular shapes and methods of forming such particles
JP5982580B2 (ja) 2012-10-15 2016-08-31 サンーゴバン アブレイシブズ,インコーポレイティド 特定の形状を有する研磨粒子およびこのような粒子の形成方法
US10696883B2 (en) 2012-10-31 2020-06-30 3M Innovative Properties Company Shaped abrasive particles, methods of making, and abrasive articles including the same
US9522454B2 (en) 2012-12-17 2016-12-20 Seagate Technology Llc Method of patterning a lapping plate, and patterned lapping plates
EP2938459B1 (en) 2012-12-31 2021-06-16 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Particulate materials and methods of forming same
KR102313225B1 (ko) 2013-03-12 2021-10-18 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 접합된 연마 용품
CA2907372C (en) 2013-03-29 2017-12-12 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Abrasive particles having particular shapes and methods of forming such particles
JP6550374B2 (ja) 2013-04-05 2019-07-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 焼結された研磨粒子、それを作製する方法、及びそれを含む研磨物品
TW201502263A (zh) 2013-06-28 2015-01-16 Saint Gobain Ceramics 包含成形研磨粒子之研磨物品
US9878954B2 (en) 2013-09-13 2018-01-30 3M Innovative Properties Company Vacuum glazing pillars for insulated glass units
CN110591645A (zh) 2013-09-30 2019-12-20 圣戈本陶瓷及塑料股份有限公司 成形磨粒及其形成方法
CN103551594A (zh) * 2013-11-13 2014-02-05 丰兴精密产业(惠州)有限公司 一种数控车床车网纹花工艺
EP3086903B1 (en) 2013-12-23 2019-09-11 3M Innovative Properties Company A coated abrasive article maker apparatus
JP6545173B2 (ja) 2013-12-23 2019-07-17 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー コーティングされた研磨物品を製造する方法
US9566689B2 (en) 2013-12-31 2017-02-14 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
US9771507B2 (en) 2014-01-31 2017-09-26 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particle including dopant material and method of forming same
CN110055032A (zh) 2014-04-14 2019-07-26 圣戈本陶瓷及塑料股份有限公司 包括成形磨粒的研磨制品
MX2016013465A (es) 2014-04-14 2017-02-15 Saint-Gobain Ceram & Plastics Inc Articulo abrasivo que incluye particulas abrasivas conformadas.
CN106163743B (zh) 2014-04-21 2021-10-08 3M创新有限公司 磨粒和包含磨粒的磨料制品
KR102292300B1 (ko) 2014-05-20 2021-08-24 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 복수의 연마 요소의 상이한 세트들을 갖는 연마 재료
WO2015184355A1 (en) 2014-05-30 2015-12-03 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Method of using an abrasive article including shaped abrasive particles
US10493596B2 (en) 2014-08-21 2019-12-03 3M Innovative Properties Company Coated abrasive article with multiplexed structures of abrasive particles and method of making
KR102442945B1 (ko) 2014-09-15 2022-09-14 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 연마 용품을 제조하는 방법 및 그것에 의해 준비 가능한 접합식 연마 휠
JP6718868B2 (ja) 2014-10-21 2020-07-08 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 研磨プリフォーム、研磨物品を製造する方法、及び結合研磨物品
US9707529B2 (en) 2014-12-23 2017-07-18 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Composite shaped abrasive particles and method of forming same
US9914864B2 (en) 2014-12-23 2018-03-13 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particles and method of forming same
US9676981B2 (en) 2014-12-24 2017-06-13 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particle fractions and method of forming same
US20180044245A1 (en) 2015-03-03 2018-02-15 3M Innovative Properties Company Gel compositions, shaped gel articles and a method of making a sintered article
CN107427991B (zh) 2015-03-30 2020-06-12 3M创新有限公司 带涂层磨料制品及其制备方法
TWI634200B (zh) 2015-03-31 2018-09-01 聖高拜磨料有限公司 固定磨料物品及其形成方法
US10196551B2 (en) 2015-03-31 2019-02-05 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Fixed abrasive articles and methods of forming same
BR112017022200A2 (pt) 2015-04-14 2018-07-03 3M Innovative Properties Co artigo abrasivo não tecido e método para fabricação do mesmo
CA2988012C (en) 2015-06-11 2021-06-29 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
US10603766B2 (en) 2015-06-19 2020-03-31 3M Innovative Properties Company Abrasive article with abrasive particles having random rotational orientation within a range
EP3359588B1 (en) 2015-10-07 2022-07-20 3M Innovative Properties Company Bonded abrasive articles having surface-modified abrasive particles with epoxy-functional silane coupling agents
US9849563B2 (en) 2015-11-05 2017-12-26 3M Innovative Properties Company Abrasive article and method of making the same
WO2017083249A1 (en) 2015-11-13 2017-05-18 3M Innovative Properties Company Method of shape sorting crushed abrasive particles
CA3016197A1 (en) 2016-03-03 2017-09-08 3M Innovative Properties Company Depressed center grinding wheel
WO2017172470A1 (en) 2016-04-01 2017-10-05 3M Innovative Properties Company Elongate shaped abrasive particles, methods of making the same, and abrasive article including the same
CN109070314B (zh) 2016-05-06 2021-03-30 3M创新有限公司 可固化组合物、磨料制品及其制备方法
KR102313436B1 (ko) 2016-05-10 2021-10-19 생-고뱅 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인코포레이티드 연마 입자들 및 그 형성 방법
KR102243356B1 (ko) 2016-05-10 2021-04-23 생-고뱅 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인코포레이티드 연마 입자 및 이의 형성 방법
US10493518B2 (en) * 2016-08-30 2019-12-03 Otis Elevator Company Sheave knurling tool and method of operating
US10894905B2 (en) 2016-08-31 2021-01-19 3M Innovative Properties Company Halogen and polyhalide mediated phenolic polymerization
US11884550B2 (en) 2016-09-02 2024-01-30 3M Innovative Properties Company Shaped gel articles and sintered articles prepared therefrom
US20180067262A1 (en) 2016-09-02 2018-03-08 3M Innovative Properties Company Optical fiber splice element
US10988648B2 (en) 2016-09-21 2021-04-27 3M Innovative Properties Company Elongated abrasive particle with enhanced retention features
WO2018057465A1 (en) 2016-09-26 2018-03-29 3M Innovative Properties Company Nonwoven abrasive articles having electrostatically-oriented abrasive particles and methods of making same
WO2018063902A1 (en) 2016-09-27 2018-04-05 3M Innovative Properties Company Open coat abrasive article and method of abrading
EP4349896A2 (en) 2016-09-29 2024-04-10 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Fixed abrasive articles and methods of forming same
WO2018063960A1 (en) 2016-09-30 2018-04-05 3M Innovative Properties Company Abrasive article and method of making the same
US11090780B2 (en) 2016-09-30 2021-08-17 3M Innovative Properties Company Multipurpose tooling for shaped particles
PL3532562T3 (pl) 2016-10-25 2021-10-04 3M Innovative Properties Company Magnesowalna cząstka ścierna oraz sposób jej wytwarzania
WO2018080703A1 (en) 2016-10-25 2018-05-03 3M Innovative Properties Company Magnetizable abrasive particles and abrasive articles including them
EP3533075A4 (en) 2016-10-25 2020-07-01 3M Innovative Properties Company METHOD FOR MANUFACTURING MAGNETIZABLE ABRASIVE PARTICLES
EP3532250B1 (en) 2016-10-25 2023-09-06 3M Innovative Properties Company Bonded abrasive wheel and method of making the same
EP3532249A4 (en) 2016-10-25 2020-06-17 3M Innovative Properties Company STRUCTURED ABRASIVE ITEM AND METHOD FOR USE THEREOF
EP3532247B1 (en) 2016-10-25 2021-06-09 3M Innovative Properties Company Magnetizable abrasive particle and method of making the same
CN109863220B (zh) 2016-10-25 2021-04-13 3M创新有限公司 功能性磨料颗粒、磨料制品及其制备方法
US10365686B2 (en) 2016-10-28 2019-07-30 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Geared housing assembly
US20200070312A1 (en) 2016-12-07 2020-03-05 3M Innovative Properties Company Flexible abrasive article
EP3551709B1 (en) 2016-12-07 2021-07-28 3M Innovative Properties Company Flexible abrasive article
JP2020513337A (ja) 2016-12-09 2020-05-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 研磨物品及び研磨方法
EP3551824A4 (en) * 2016-12-09 2020-05-27 Arconic Technologies LLC KNITTING APPARATUS AND METHODS FOR ARCHITECTURAL ASSEMBLIES
US10759024B2 (en) 2017-01-31 2020-09-01 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
US10563105B2 (en) 2017-01-31 2020-02-18 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
US10345866B2 (en) 2017-02-07 2019-07-09 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Computing device with magnetic hinge
CN110719946B (zh) 2017-06-21 2022-07-15 圣戈本陶瓷及塑料股份有限公司 颗粒材料及其形成方法
CN113174235A (zh) 2017-10-02 2021-07-27 3M创新有限公司 细长磨料颗粒、其制备方法以及包含细长磨料颗粒的磨料制品
US11597059B2 (en) 2017-11-21 2023-03-07 3M Innovative Properties Company Coated abrasive disc and methods of making and using the same
US11607775B2 (en) 2017-11-21 2023-03-21 3M Innovative Properties Company Coated abrasive disc and methods of making and using the same
US20200298373A1 (en) 2017-12-08 2020-09-24 3M Innovative Properties Company Porous abrasive article
EP3720654A1 (en) 2017-12-08 2020-10-14 3M Innovative Properties Company Abrasive article
WO2019125995A1 (en) 2017-12-18 2019-06-27 3M Innovative Properties Company Phenolic resin composition comprising polymerized ionic groups, abrasive articles and methods
WO2019197948A1 (en) 2018-04-12 2019-10-17 3M Innovative Properties Company Magnetizable abrasive particle and method of making the same
WO2019207415A1 (en) 2018-04-24 2019-10-31 3M Innovative Properties Company Method of making a coated abrasive article
WO2019207417A1 (en) 2018-04-24 2019-10-31 3M Innovative Properties Company Method of making a coated abrasive article
US11602822B2 (en) 2018-04-24 2023-03-14 3M Innovative Properties Company Coated abrasive article and method of making the same
EP3560644B1 (en) * 2018-04-27 2022-10-05 Seco Tools Ab A tool body and a milling tool
WO2019239346A1 (en) 2018-06-14 2019-12-19 3M Innovative Properties Company Adhesion promoters for curable compositions
US11697753B2 (en) 2018-06-14 2023-07-11 3M Innovative Properties Company Method of treating a surface, surface-modified abrasive particles, and resin-bond abrasive articles
JP2021534006A (ja) 2018-08-13 2021-12-09 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 構造化研磨物品及びそれを製造する方法
WO2020044158A1 (en) 2018-08-27 2020-03-05 3M Innovative Properties Company Embedded electronic circuit in grinding wheels and methods of embedding
EP3863799A1 (en) 2018-10-09 2021-08-18 3M Innovative Properties Company Treated backing and coated abrasive article including the same
EP3864104A1 (en) 2018-10-11 2021-08-18 3M Innovative Properties Company Supported abrasive particles, abrasive articles, and methods of making the same
WO2020099969A1 (en) 2018-11-15 2020-05-22 3M Innovative Properties Company Coated abrasive belt and methods of making and using the same
BR112021009464A2 (pt) 2018-11-15 2021-08-10 3M Innovative Properties Company esteira abrasiva revestida e métodos de fabricação e uso da mesma
EP3898093A1 (en) 2018-12-18 2021-10-27 3M Innovative Properties Company Tooling splice accommodation for abrasive article production
WO2020128708A1 (en) 2018-12-18 2020-06-25 3M Innovative Properties Company Coated abrasive articles and methods of making coated abrasive articles
US20220055185A1 (en) 2018-12-18 2022-02-24 3M Innovative Properties Company Coated abrasive article having spacer particles, making method and apparatus therefor
US20220080554A1 (en) 2019-02-11 2022-03-17 3M Innovative Properties Company Abrasive articles and methods of making and using the same
WO2020165709A1 (en) 2019-02-11 2020-08-20 3M Innovative Properties Company Abrasive article
EP3956104A1 (en) 2019-04-16 2022-02-23 3M Innovative Properties Company Abrasive article and method of making the same
EP3991185A1 (en) 2019-06-28 2022-05-04 3M Innovative Properties Company Magnetizable abrasive particles and method of making the same
US11577367B2 (en) 2019-07-18 2023-02-14 3M Innovative Properties Company Electrostatic particle alignment method and abrasive article
CN114556497A (zh) 2019-10-14 2022-05-27 3M创新有限公司 可磁化的磨料颗粒及其制造方法
WO2021074756A1 (en) 2019-10-17 2021-04-22 3M Innovative Properties Company Coated abrasive articles and method of making the same
CN114630725A (zh) 2019-10-23 2022-06-14 3M创新有限公司 在多条边中的一条边内具有凹形空隙的成形磨料颗粒
EP4069466A1 (en) 2019-12-06 2022-10-12 3M Innovative Properties Company Mesh abrasive and method of making the same
EP4072779A1 (en) 2019-12-09 2022-10-19 3M Innovative Properties Company Abrasive article
WO2021116883A1 (en) 2019-12-09 2021-06-17 3M Innovative Properties Company Coated abrasive articles and methods of making coated abrasive articles
KR102535026B1 (ko) 2019-12-16 2023-05-26 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 접합된 연마 물품 및 이를 제조하는 방법
KR20220116556A (ko) 2019-12-27 2022-08-23 세인트-고바인 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인크. 연마 물품 및 이의 형성 방법
EP4096867A1 (en) 2020-01-31 2022-12-07 3M Innovative Properties Company Coated abrasive articles
WO2021161129A1 (en) 2020-02-10 2021-08-19 3M Innovative Properties Company Coated abrasive article and method of making the same
WO2021186326A1 (en) 2020-03-18 2021-09-23 3M Innovative Properties Company Abrasive article
WO2021214605A1 (en) 2020-04-23 2021-10-28 3M Innovative Properties Company Shaped abrasive particles
US20230166384A1 (en) 2020-05-11 2023-06-01 3M Innovative Properties Company Abrasive body and method of making the same
WO2021245494A1 (en) 2020-06-04 2021-12-09 3M Innovative Properties Company Shaped abrasive particles and methods of manufacture the same
WO2021245492A1 (en) 2020-06-04 2021-12-09 3M Innovative Properties Company Incomplete polygonal shaped abrasive particles, methods of manufacture and articles containing the same
EP4171877A1 (en) 2020-06-30 2023-05-03 3M Innovative Properties Company Coated abrasive articles and methods of making and using the same
WO2022023879A1 (en) 2020-07-28 2022-02-03 3M Innovative Properties Company Coated abrasive article and method of making the same
WO2022023848A1 (en) 2020-07-30 2022-02-03 3M Innovative Properties Company Method of abrading a workpiece
EP4188645A1 (en) 2020-07-30 2023-06-07 3M Innovative Properties Company Abrasive article and method of making the same
EP4192650A1 (en) 2020-08-10 2023-06-14 3M Innovative Properties Company Abrasive system and method of using the same
US20230286111A1 (en) 2020-08-10 2023-09-14 3M Innovative Properties Company Abrasive articles and method of making the same
WO2022074474A1 (en) 2020-10-08 2022-04-14 3M Innovative Properties Company Coated abrasive article and method of making the same
US20230356361A1 (en) 2020-10-09 2023-11-09 3M Innovative Properties Company Abrasive article and method of making the same
US20230405766A1 (en) 2020-10-28 2023-12-21 3M Innovative Properties Company Method of making a coated abrasive article and coated abrasive article
US20230416445A1 (en) 2020-11-12 2023-12-28 3M Innovative Properties Company Curable composition and abrasive articles made using the same
WO2022162580A1 (en) 2021-02-01 2022-08-04 3M Innovative Properties Company Method of making a coated abrasive article and coated abrasive article
WO2022229744A1 (en) 2021-04-30 2022-11-03 3M Innovative Properties Company Abrasive cut-off wheels and methods of making the same
EP4355530A1 (en) 2021-06-15 2024-04-24 3M Innovative Properties Company Coated abrasive article including biodegradable thermoset resin and method of making and using the same
WO2023084362A1 (en) 2021-11-15 2023-05-19 3M Innovative Properties Company Nonwoven abrasive articles and methods of making the same
WO2023100104A1 (en) 2021-11-30 2023-06-08 3M Innovative Properties Company Abrasive articles and systems
WO2023156980A1 (en) 2022-02-21 2023-08-24 3M Innovative Properties Company Nonwoven abrasive article and methods of making the same
WO2023180877A1 (en) 2022-03-21 2023-09-28 3M Innovative Properties Company Curable composition, treated backing, coated abrasive articles including the same, and methods of making and using the same
WO2023180880A1 (en) 2022-03-21 2023-09-28 3M Innovative Properties Company Curable composition, coated abrasive article containing the same, and methods of making and using the same
WO2023209518A1 (en) 2022-04-26 2023-11-02 3M Innovative Properties Company Abrasive articles, methods of manufacture and use thereof

Family Cites Families (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US413625A (en) * 1889-10-22 Island
US156748A (en) * 1874-11-10 Improvement in circular saws
US1151829A (en) * 1915-03-04 1915-08-31 George J Schliker Metal nurling and ornamenting tool.
US1414668A (en) * 1921-04-16 1922-05-02 Fred A Reed Knurling tool
US1589595A (en) * 1923-11-03 1926-06-22 Cleveland Folding Mach Co Knurling
GB235517A (en) * 1924-06-14 1926-02-10 Carborundum Co Improvements in or relating to abrasive fabrics
US1949512A (en) * 1930-02-28 1934-03-06 Norton Co Lathe for rapidly finishing a rotary work surface
US1989651A (en) * 1931-08-17 1935-01-29 Robert S Drummond Method of finishing gears
US1988065A (en) * 1931-09-26 1935-01-15 Carborundum Co Manufacture of open-spaced abrasive fabrics
GB458373A (en) * 1935-06-17 1936-12-17 Carborundum Co Improvements in or relating to abrasive coated strips or sheets and to rotary polishing and like devices comprising said strips or sheets
US2245654A (en) * 1935-08-24 1941-06-17 Michigan Tool Co Gear lapping and finishing machine
US2378261A (en) * 1943-11-10 1945-06-12 Eugene T Turney Knurling tool
US2585971A (en) * 1946-10-11 1952-02-19 Goodman Mfg Co Gearing
GB663554A (en) 1947-11-13 1951-12-27 Perfect Circle Corp Improvements in or relating to a method of working cylinder wall surfaces and tool for performing the same
US2546058A (en) * 1948-09-14 1951-03-20 Joseph H Boulet Knurling tool
US2579611A (en) * 1949-02-03 1951-12-25 John E Poorman Knurling tool
US2684604A (en) * 1950-09-21 1954-07-27 Jr Charles Henry Froberg Universal knurling tool
US2796779A (en) * 1952-03-08 1957-06-25 Miller Karl Knurling device
US3017697A (en) * 1953-06-11 1962-01-23 Tadeusz W Wlodek Methods for differential plastic deformation of metal and other plastic materials
US2870661A (en) * 1956-03-12 1959-01-27 John E Poorman Knurling tool
US2870662A (en) * 1956-03-19 1959-01-27 J E Poorman Inc Cross-slide knurling or like tool
FR1151256A (fr) * 1956-06-06 1958-01-28 Perfectionnement aux bandes abrasives
US3079669A (en) * 1960-03-30 1963-03-05 Jess L Massingill Aluminum removing wheel
US3055240A (en) * 1961-01-18 1962-09-25 Benjamin H Patzman Knurling tool
US3133344A (en) * 1962-06-11 1964-05-19 Ben C Keasler Internal knurling of bushing bosses
DE1278276B (de) * 1965-02-09 1968-09-19 Schladitz Whiskers Ag Feinschleif- oder Polierkoerper und Verfahren zu seiner Herstellung
LU56952A1 (ja) * 1967-09-25 1969-01-04
US3689346A (en) * 1970-09-29 1972-09-05 Rowland Dev Corp Method for producing retroreflective material
US3765208A (en) * 1972-03-06 1973-10-16 Owens Illinois Inc Mold knurling tool
US3924430A (en) * 1974-10-21 1975-12-09 Joseph B Plevyak Swing roll tool assembly
IT1031219B (it) * 1975-01-28 1979-04-30 Leveni Giovanni Struttura di vastro abrasivo
US3972212A (en) * 1975-06-16 1976-08-03 Brinkman Robert J Progressive knurl holder
DE2649916A1 (de) * 1975-10-31 1977-05-26 Altajskij Nii Tekh Mash Werkzeugmaschine zum laengseinrollen von profilen
US4030331A (en) * 1976-12-27 1977-06-21 Keasling David E Knurling tool
US4085553A (en) * 1977-03-21 1978-04-25 American Optical Corporation Lens surfacing adaptor
US4576850A (en) * 1978-07-20 1986-03-18 Minnesota Mining And Manufacturing Company Shaped plastic articles having replicated microstructure surfaces
US4257250A (en) * 1979-03-26 1981-03-24 Vanderhorst Ed W Knurling tool
US4385429A (en) 1979-07-18 1983-05-31 Dynetics, Inc. Method of manufacturing a clutch plate
US4270429A (en) * 1980-01-28 1981-06-02 International Paper Company Attenuated vibration circular saw
US5156863A (en) * 1982-09-30 1992-10-20 Stimsonite Corporation Continuous embossing belt
US4584861A (en) * 1984-07-03 1986-04-29 Battelle Development Corporation Knurling tool
US4735038A (en) * 1984-09-17 1988-04-05 Williams Will T Lawn mower stabilizing devices for use in mowing steep terrain
US4706529A (en) * 1985-02-25 1987-11-17 E. Hawle & Co. A method of making a clamping ring for use in a pipe joint
JP2707264B2 (ja) * 1987-12-28 1998-01-28 ハイ・コントロール・リミテッド 研磨シートおよびその製造方法
SU1556857A1 (ru) * 1988-07-20 1990-04-15 Хабаровский политехнический институт Способ соединени с нат гом деталей типа вал - втулка
EP0408560B1 (en) * 1988-12-13 1994-09-07 Renato Della Torre Process and means for automatically matching at least two substantially cylindrical surfaces, engaging each other, particularly for mechanical emboss engraving
US5046226A (en) * 1989-04-12 1991-09-10 Che Hue N Convertible bar-puller/knurling-tool
DE3912681A1 (de) * 1989-04-18 1990-10-25 Winter & Sohn Ernst Verfahren zum galvanischen beschichten von segmentflaechen, die auf der oberflaeche eines grundkoerpers angeordnet sind und danach hergestellte erzeugnisse
US5152917B1 (en) * 1991-02-06 1998-01-13 Minnesota Mining & Mfg Structured abrasive article
US5437754A (en) * 1992-01-13 1995-08-01 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive article having precise lateral spacing between abrasive composite members
US5435816A (en) * 1993-01-14 1995-07-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method of making an abrasive article
KR0165625B1 (ko) * 1993-06-02 1999-02-01 기타지마 요시토시 연마테이프 및 그 제조방법
US5658184A (en) * 1993-09-13 1997-08-19 Minnesota Mining And Manufacturing Company Nail tool and method of using same to file, polish and/or buff a fingernail or a toenail
ATE182502T1 (de) * 1993-09-13 1999-08-15 Minnesota Mining & Mfg Schleifartikel, verfahren zur herstellung desselben, verfahren zur verwendung desselben zum endbearbeiten, und herstellungswerkzeug
US5489235A (en) * 1993-09-13 1996-02-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive article and method of making same
DE4337100C1 (de) * 1993-10-29 1995-04-20 Zinser Textilmaschinen Gmbh Spindel für eine Spinnmaschine, insbesondere eine Ringspinnmaschine
US5453312A (en) * 1993-10-29 1995-09-26 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive article, a process for its manufacture, and a method of using it to reduce a workpiece surface
JP3874790B2 (ja) * 1994-02-22 2007-01-31 スリーエム カンパニー 研磨物品、その製造方法および仕上げ用のその使用方法
US5670188A (en) * 1994-12-19 1997-09-23 Eastman Kodak Company Apparatus for single-sided, cold mechanical knurling
EP0853529B1 (en) * 1995-10-05 2000-12-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method and apparatus for knurling a workpiece, method of molding an article with such workpiece, and such molded article
US5992199A (en) * 1998-03-13 1999-11-30 Giannetti; Enrico R. Modular knurling tool

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283459A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 研磨パッドの製造方法
US8398794B2 (en) 2006-04-19 2013-03-19 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Method for manufacturing polishing pad
US8500932B2 (en) 2006-04-19 2013-08-06 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Method for manufacturing polishing pad
US9050707B2 (en) 2006-04-19 2015-06-09 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Method for manufacturing polishing pad
JP2009544482A (ja) * 2006-07-25 2009-12-17 モリ・セイキ・ユーエスエー・インコーポレーテッド 複合加工の方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20010023629A1 (en) 2001-09-27
WO1999011434A1 (en) 1999-03-11
AU5914998A (en) 1999-03-22
US6959575B2 (en) 2005-11-01
US20010029770A1 (en) 2001-10-18
CN1268917A (zh) 2000-10-04
EP1009591B1 (en) 2004-06-16
US6386079B2 (en) 2002-05-14
CN100335235C (zh) 2007-09-05
DE69824603D1 (de) 2004-07-22
CA2298694A1 (en) 1999-03-11
BR9811624A (pt) 2000-08-08
US6238611B1 (en) 2001-05-29
US5946991A (en) 1999-09-07
EP1009591A1 (en) 2000-06-21
JP4179749B2 (ja) 2008-11-12
DE69824603T2 (de) 2005-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4179749B2 (ja) 工作物にローレットを切るための方法および装置、そのような工作物を備えた品を成形する方法、およびそのような成形品
US5975987A (en) Method and apparatus for knurling a workpiece, method of molding an article with such workpiece, and such molded article
US9981330B2 (en) Tool and a cutting insert for power skiving
EP3758876B1 (de) Anfaswerkzeug, anfassystem, verzahnungsmaschine und verfahren zum anfasen von verzahnungen
EP0559798B1 (en) Tool for producing crown wheels, and method for producing such a tool
MXPA97001717A (en) Comprehensive perforation tool and improved enrosque and met
EP2427287A2 (en) Methods for making microreplication tools
EP3356071A1 (de) Schlichtfräswerkzeug, insbesondere schaftfräser
CN101121210A (zh) 滚刀完全利用的综合滚齿方法
JPS60161028A (ja) ネジを切削加工する方法および装置
EP0853529B1 (en) Method and apparatus for knurling a workpiece, method of molding an article with such workpiece, and such molded article
US5079877A (en) Method for manufacture of toothed abrasive tool and method for finish-machining therewith
JPS6052213A (ja) ロ−ル周面に彫刻を施す方法
JPH06503999A (ja) 冠歯車の創成研削方法
US6585457B2 (en) Abrasive generation of non-metallic gear
RU2169060C2 (ru) Способ нарезания зубчатых колес
JPS5847290B2 (ja) 歯車創成用球形ホブを製造するための旋盤
RU2100179C1 (ru) Способ формирования шлифовального круга
JPH01321116A (ja) シェービングカッタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080610

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term