JP2003515596A - (ヘテロ)アリール−置換複素環式エナミノン、それらの製造ならびに除草剤、殺ダニ剤及び殺虫剤としてのそれらの使用 - Google Patents

(ヘテロ)アリール−置換複素環式エナミノン、それらの製造ならびに除草剤、殺ダニ剤及び殺虫剤としてのそれらの使用

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JP2003515596A
JP2003515596A JP2001541887A JP2001541887A JP2003515596A JP 2003515596 A JP2003515596 A JP 2003515596A JP 2001541887 A JP2001541887 A JP 2001541887A JP 2001541887 A JP2001541887 A JP 2001541887A JP 2003515596 A JP2003515596 A JP 2003515596A
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トラウトバイン,アクセル
ビーデマン,ユルゲン
シユナイダー,ウド
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ドリユーズ,マーク・ビルヘルム
ダーメン,ペーター
ポンツエン,ロルフ
フオイヒト,デイーター
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、Kが酸素又は硫黄を示し、Arがそれぞれ置換されているフェニルもしくはナフチル又は場合により置換されていることができる5〜10個の環原子を有する単−もしくは二環式ヘタリールを示し、Vが酸素あるいは基−S(O)n−又は>N−Wを示し、XがCN、(a)又は(b)を示し、Y1及びY3が互いに独立して水素、ハロゲン又はそれぞれ場合により置換されていることができるアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、フェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、ヘタリールアルキル又は基(c)もしくは(d)を示し、Y2、Y4、Y6が互いに独立して水素、ハロゲン又は場合により置換されていることができるアルキルを示し、Y5が水素又はそれぞれ場合により置換されていることができるアルキルもしくはフェニルを示し、Y4とY5がそれらが結合している炭素原子と一緒になって場合により置換されていることができる飽和もしくは不飽和環を示し、それは場合により複素原子で中断されていることができ、Y1とY2がそれらが結合している炭素原子と一緒になって場合により置換されていることができる飽和もしくは不飽和環を示し、それは場合により複素原子で中断されていることができ、Zが水素、それぞれ場合により置換されていることができるアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、アルコキシアルキル、フェノキシアルキル、フェニルアルキル−オキシアルキル、フェニルチオアルキル、フェニルアルキル−チオアルキル、フェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、ヘタリール−アルキルあるいは基(e;f;g;h;i;j;k)又はシアノを示し、mが0〜2を示す一般式(I)の新規な複素環式エナミノン;除草剤、殺ダニ剤及び殺虫剤としてのそれらの使用ならびにそれらの製造法に関する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は新規なアリール−置換複素環式エナミノン、それらの製造のための複
数の方法、中間体ならびに作物保護剤として、特に除草剤、殺ダニ剤(acar
icides)、殺線虫剤(nematicides)及び殺虫剤(insec
ticides)としてのエナミノンの使用に関する。
【0002】 フェニル環において置換されているある種の炭素環式エナミノン類は、抗バク
テリア的に活性なキノロン類のための中間体としてすでに開示されている(R.
G.Glushkov,N.B.Marchenko,A.N.Padeisk
aya,L.D.Shipilova,Pharm.Chem.J.(Engl
.Transl.)24,460−465(1990))。フェニル環において
非置換である炭素環式エナミノンも既知である(M.V.Mezentseva
,A.V.Kadushkin,L.M.Alekseeva,A.S.Sok
olova,V.G.Granik,Pharm.Chem.J.(Engl.
Transl.)25,858−864(1991);G.M.Coppola
,R.Damon,A.D.Kahle,M.J.Shapiro,J.Org
.Chem.46,1221−1222,(1981);D.Brillon,
G.Sauve,J.Org.Chem.55,2246−2249(1990
))。作物保護剤としてのこれらの化合物の使用は今日まで記載されたことはな
い。
【0003】 一般的に、新規な複素環式エナミノンは式(I)
【0004】
【化34】
【0005】 [式中、 Kは酸素又は硫黄を示し、 Arはそれぞれ置換されているフェニル、ナフチルを示すか、あるいはそれぞれ
場合により置換されていることができる5〜10個の環原子を有する単−もしく
は二環式ヘタリールを示し、 Vは酸素を示すか、あるいは基−S(O)n−又は>N−Wを示し、 Wは水素、場合により置換されていることができるアルキル、アルケニル、アル
キニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、アルコキシアルキル、ア
ルコキシ、フェニルアルキルオキシ、フェニル、フェニルアルキル、ヘタリール
、ヘタリールアルキルを示すか、あるいは基−COR1
【0006】
【化35】
【0007】 又はシアノを示し、 XはCN、
【0008】
【化36】
【0009】 を示し、 Y1及びY3は互いに独立して水素、ハロゲン又はそれぞれ場合により置換されて
いることができるアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、フェニル、フェ
ニルアルキル、ヘタリール、ヘタリールアルキルを示すか、あるいは基
【0010】
【化37】
【0011】 を示し、 Y2、Y4、Y6は互いに独立して水素、ハロゲン又は場合により置換されている
ことができるアルキルを示し、 Y5は水素又はそれぞれ場合により置換されていることができるアルキルもしく
はフェニルを示すか、あるいは Y4とY5はそれらが結合している炭素原子と一緒になって場合により置換されて
いることができる飽和もしくは不飽和環を示し、それは場合により複素原子で中
断されていることができるか、あるいは Y1とY2はそれらが結合している炭素原子と一緒になって場合により置換されて
いることができる飽和もしくは不飽和環を示し、それは場合により複素原子で中
断されていることができ、 Zは水素を示すか、それぞれ場合により置換されていることができるアルキル、
アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、アルコ
キシアルキル、フェノキシアルキル、フェニルアルキル−オキシアルキル、フェ
ニルチオアルキル、フェニルアルキル−チオアルキル、フェニル、フェニルアル
キル、ヘタリール、ヘタリール−アルキルを示すか、あるいは基
【0012】
【化38】
【0013】 又はシアノを示し、 lは0〜3を示し、 mは0〜2を示し、 nは0〜2を示し、 R1は水素を示すか、それぞれ場合により置換されていることができる飽和もし
くは不飽和アルキル又はシクロアルキルを示し、それらのそれぞれは場合により
複素原子で中断されていることができるか、それぞれ場合により置換されている
ことができるフェニル又はヘタリールを示すか、それぞれ場合により置換されて
いることができるフェニルアルキル又はヘタリールアルキルを示し、 R2は水素を示すか、それぞれ場合により置換されていることができる飽和もし
くは不飽和アルキル又はアルコキシを示すか、それぞれ場合により置換されてい
ることができるフェニル、フェニルアルキル又はフェニルアルキルオキシを示し
、 R1、R2はさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって場合により置
換されていることができる環を示すことができ、それは場合により複素原子で中
断されていることができるか、あるいは R3は水素を示すか、それぞれ場合により置換されていることができるアルキル
又はアルコキシを示すか、それぞれ場合により置換されていることができるフェ
ニル又はフェニルアルキルを示し、 R4は水素を示すか、あるいは場合により置換されていることができるアルキル
を示し、 R5、R6は互いに独立して水素を示すか、あるいは場合により置換されているこ
とができるアルキルを示す] により記述される。
【0014】 式(I)の化合物に関し: Arは好ましくはAr1を示し、ここでAr1はフェニル、ナフチル又は5〜10
個の環原子を有する単−もしくは二環式ヘタリールを示し、それらの基のそれぞ
れは場合によりハロゲン、C1−C8−アルキル、C2−C8−アルケニル、C2
8−アルキニル、C1−C8−アルコキシ、C2−C8−アルケニルオキシ、C3
8−アルキニルオキシ、C1−C8−アルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフ
ィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C6−ハロゲノアルキル、C1
6−ハロゲノ−アルコキシ、C2−C8−ハロゲノアルケニルオキシ、C1−C2
−アルキリデンジイル−ジオキシ、C1−C2−ハロゲノアルキリデンジイル−ジ
オキシ、ハロゲノ−C1−C4−アルキルチオ、ハロゲノ−C1−C4−アルキルス
ルフィニル、ハロゲノ−C1−C4−アルキルスルホニル、ヒドロキシル、メルカ
プト、ニトロ、シアノ、アミノで、又は基 a) −L−CO−R7
【0015】
【化39】
【0016】 で一−〜五置換されていることができるか、 あるいはAr2を示し、ここでAr2はさらにフェニル、ナフチル、5−もしくは
6−員ヘタリール、フェニル−C1−C4−アルキル、フェニル−C1−C4−アル
コキシ、フェニル−C1−C4−アルキル−S(O)p−、5−もしくは6−員ヘ
タリール−C1−C4−アルコキシ、5−もしくは6−員ヘタリール−C1−C4
アルキル−S(O)p−、フェノキシ、フェニル−S(O)p−、5−もしくは6
−員ヘタリールオキシ又はヘタリール−S(O)p−により置換されているAr1 を示し、ここでこれらの置換基はそれら自身がそれぞれ場合によりハロゲン、C 1 −C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1
−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロ又はシアノで一−〜四置換されていること
ができる。
【0017】 Kは好ましくは酸素又は硫黄を示す。
【0018】 Lは好ましくは酸素又は硫黄を示す。
【0019】 Vは好ましくは酸素を示すか、あるいは基−S(O)n−又は>N−Wを示す
【0020】 Wは好ましくは水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−
置換されていることができるC1−C8−アルキル、C3−C8−アルケニル、C3
−C8−アルキニル、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−シクロアルキル−
1−C2−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ−C2−C4 −アルキルを示すか、フェニル、C1−C4−フェニルアルキル、C1−C4−フェ
ニルアルキルオキシ、ヘタリール、ヘタリールアルキルを示し、それらのそれぞ
れは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1
4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシア
ノで一−〜四置換されていることができるか、あるいは基
【0021】
【化40】
【0022】 又はシアノを示す。
【0023】 Xは好ましくはCN、
【0024】
【化41】
【0025】 を示す。
【0026】 Y1及びY3は互いに独立して好ましくは水素、ハロゲン、C1−C6−アルキル
、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−アルコキシ
−C1−C2−アルキルを示すか、フェニル、フェニル−C1−C4−アルキル、5
−もしくは6−員ヘタリール又は5−もしくは6−員ヘタリール−C1−C4−ア
ルキルを示し、それらのそれぞれは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、
1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアル
コキシ、シアノもしくはニトロで一−〜四置換されていることができるか、ある
いは基
【0027】
【化42】
【0028】 を示す。
【0029】 Y2、Y4、Y6は互いに独立して好ましくは水素、ハロゲンを示すか、あるい
はフッ素−及び/又は塩素−置換されているC1−C6−アルキルを示す。
【0030】 Y5は好ましくは水素を示すか、場合によりフッ素−置換されていることがで
きるC1−C6−アルキルを示すか、あるいはフェニルを示し、それは場合により
ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノア
ルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一−〜四置換
されていることができる。
【0031】 Y4とY5はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、好ましくは5−〜
8−員飽和もしくは不飽和環を示し、それらはN、O、Sより成る群からの1〜
3個の複素原子で中断されていることができ、且つそれらは場合によりハロゲン
、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、
1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一−〜三置換されてい
ることができる。
【0032】 Y1とY2はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、好ましくはC3
6−シクロアルキル環を示す。
【0033】 Zは好ましくは水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−
置換されていることができるC1−C8−アルキル、シアノ−C1−C6−アルキル
、C3−C8−アルケニル、C3−C8−アルキニル、C3−C8−シクロアルキル、
3−C8−シクロアルキル−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルコキシ−C1
−C4−アルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ−C1−C4−アルキルを示す
か、フェノキシ−C1−C4−アルキル、フェニル−C1−C4−アルキルオキシ−
1−C4−アルキル、フェニルチオ−C1−C4−アルキル、フェニル−C1−C4 −アルキルチオ−C1−C4−アルキル、フェニル、フェニル−C1−C4−アルキ
ル、5−もしくは6−員ヘタリール、5−もしくは6−員ヘタリール−C1−C4 −アルキルを示し、それらのそれぞれは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキ
ル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノ
アルコキシ、ニトロもしくはシアノで一−〜四置換されていることができるか、
あるいは基
【0034】
【化43】
【0035】 又はシアノを示す。
【0036】 pは好ましくは0〜2を示す。
【0037】 lは好ましくは0〜2を示す。
【0038】 R1は好ましくは水素を示すか(しかし基−CO21及び−SO21中では示
さない)、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されていることが
できるC1−C10−アルキル、C2−C10−アルケニル、C3−C6−アルキニルを
示すか、それぞれ場合によりフッ素−、塩素−、C1−C4−アルキル−、C1
4−アルコキシ−置換されていることができるC3−C8−シクロアルキル又は
5−C8−シクロアルケニルを示し、そこで場合により1個のメチレン基は酸素
もしくは硫黄で中断されていることができるか、あるいはフェニル、ピリジル、
チエニル、ピリミジル、チアゾリル、フェニル−C1−C4−アルキル、ピリジル
−C1−C2−アルキル、チアゾリル−C1−C2−アルキルを示し、それらのそれ
ぞれは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1
−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニ
トロで一−〜四置換されていることができる。
【0039】 R2は好ましくは水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素
−置換されていることができるC1−C6−アルキル、C3−C6−アルケニル、C 3 −C6−アルキニル、C1−C6−アルコキシ、C3−C6−アルケニルオキシを示
すか、あるいはフェニル、フェニル−C1−C4−アルキル又はフェニル−C1
4−アルコキシを示し、それらのそれぞれは場合によりハロゲン、C1−C6
アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハ
ロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一−〜四置換されていることができ
る。
【0040】 R1、R2はさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、好ましく
は5−〜8−員環を示すことができ、そこで場合により1個のメチレン基は酸素
もしくは硫黄で置き換えられていることができ、且つそれらはそれぞれ場合によ
りC1−C4−アルキルで置換されていることができる。
【0041】 R3は好ましくは水素、場合によりハロゲン−置換されていることができるC1 −C6−アルキルを示すか、あるいはフェニル又はフェニル−C1−C2−アルキ
ルを示し、それらのそれぞれは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1
−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコ
キシ、シアノもしくはニトロで一−〜四置換されていることができる。
【0042】 R4は好ましくは水素又はC1−C6−アルキルを示す。
【0043】 R5、R6は好ましくは互いに独立して水素又は場合によりフッ素−及び/又は
塩素−置換されていることができるC1−C4−アルキルを示す。
【0044】 R7は好ましくはそれぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されてい
ることができるC1−C10−アルキル、C2−C10−アルケニル、C3−C10−ア
ルキニル、C1−C10−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルキ
ル、C1−C4−アルキルチオ−C1−C4−アルキル、それぞれ場合によりフッ素
−、塩素−、C1−C4−アルキル−及び/又はC1−C4−アルコキシ−置換され
ていることができるC3−C8−シクロアルキル又はC3−C8−シクロアルコキシ
を示し、そこで場合により1個のメチレン基は酸素もしくは硫黄で置き換えられ
ていることができるか、フェニル、フェノキシ、ベンジルオキシ、5−もしくは
6−員ヘタリール又はフェニル−C1−C4−アルキルを示し、それらのそれぞれ
は場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4 −ハロゲノ−アルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロ
で一−〜四置換されていることができるか、あるいはArの下で挙げた基a)及
びc)の場合には、また、基
【0045】
【化44】
【0046】 も示すか、あるいは基g)の場合、また、ヒドロキシルも示す。
【0047】 R8は好ましくは水素又はC1−C4−アルキルを示す。
【0048】 R9は好ましくは水素、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換さ
れていることができるC1−C10−アルキル、C3−C8−アルケニル、C3−C8
−アルキニル、C1−C10−アルコキシ、C3−C8−アルケニルオキシ、場合に
よりフッ素−、塩素−、C1−C4−アルキル−又はC1−C4−アルコキシ−置換
されていることができるC3−C8−シクロアルキルを示し、そこで場合により1
個のメチレン基は酸素又は硫黄で置き換えられていることができるか、フェニル
、フェニル−C1−C4−アルキル又はフェニル−C1−C2−アルコキシを示し、
それらのそれぞれは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アル
コキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノ
もしくはニトロで一−〜四置換されていることができる。
【0049】 R10は好ましくは水素、C1−C6−アルキル又はC3−C6−アルケニルを示す
【0050】 R9、R10はさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、好まし
くは場合によりC1−C4−アルキル−置換されていることができる5−〜8−員
環を示すことができ、そこで場合により1個のメチレン基は酸素又は硫黄で置き
換えられていることができる。
【0051】 mは好ましくは0〜2を示す。
【0052】 nは好ましくは0〜2を示す Kは特に好ましくは酸素又は硫黄を示す。
【0053】 Arは特に好ましくはAr1を示し、ここでAr1はフェニル、ナフチル、キノ
リニル、チエニル、ピリミジル、フラニル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オ
キサゾリル、ピラゾリル又はピリジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフ
ッ素、塩素、臭素、C1−C6−アルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ア
ルキニル、C1−C6−アルコキシ、C3−C6−アルケニルオキシ、C3−C6−ア
ルキニルオキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、
1−C4−アルキルスルホニル、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロ
ゲノ−アルコキシ、C2−C4−ハロゲノアルケニルオキシ、C1−C2−アルキリ
デンジイル−ジオキシ、C1−C2−ハロゲノアルキリデンジイル−ジオキシ、ハ
ロゲン−C1−C2−アルキルチオ、ハロゲン−C1−C2−アルキルスルフィニル
、ハロゲン−C1−C2−アルキルスルホニル、ヒドロキシル、メルカプト、ニト
ロ、シアノ、アミノで、又は以下の基
【0054】
【化45】
【0055】 の1個で一−〜三置換されていることができるか、 あるいは特に好ましくはAr2を示し、ここでAr2はさらにフェニル、ピリジル
、ピリミジル、チエニル、フラニル、チアゾリル、テトラゾリル、トリアゾリル
、ベンジル、フェニル−C1−C2−アルコキシ、フェニル−C1−C2−アルキル
−S(O)p−、チエニル−C1−C2−アルコキシ、チアゾリル−C1−C2−ア
ルコキシ、ピリジル−C1−C2−アルコキシ、ピリミジル−C1−C2−アルコキ
シ、チアゾリル−C1−C2−アルキル−S(O)p−、ピリジル−C1−C2−ア
ルキル−S(O)p−、フェノキシ、フェニル−S(O)p−、ピリジルオキシ、
ピリミジルオキシ、チアゾリルオキシ、ピリジル−S(O)p−、ピリミジル−
S(O)p−又はチアゾリル−S(O)p−により置換されているAr1を示し、
ここでこれらの置換基はそれら自身が場合によりフッ素、塩素、臭素、C1−C4 −アルキル、C2−C4−アルケニル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲ
ノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、ニトロ又はシアノで一−〜三置換
されていることができる。
【0056】 Lは特に好ましくは酸素又は硫黄を示す。
【0057】 Vは特に好ましくは酸素を示すか、あるいは基−S(O)n−又は>N−Wを
示す。
【0058】 Wは特に好ましくは水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩
素−置換されていることができるC1−C6−アルキル、C3−C6−アルケニル、
3−C6−アルキニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−シクロアルキル
−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ−C2
3−アルキルを示すか、フェニル、フェニル−C1−C2−アルキル、フェニル
−C1−C2−アルコキシ、ピリジル、チアゾリル、ピリミジル、チエニル、ピリ
ジル−C1−C2−アルキル、ピリミジル−C1−C2−アルキル、チアゾリル−C 1 −C2−アルキルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、
1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C 1 −C2−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノで一−〜三置換されている
ことができるか、あるいは基
【0059】
【化46】
【0060】 又はシアノを示し、 Xは特に好ましくはCN、
【0061】
【化47】
【0062】 を示す。
【0063】 Y1及びY3は互いに独立して特に好ましくは水素を示すか、場合によりフッ素
、C1−C4−アルキル、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C4−アルコキシ、
1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキルを示すことができるか、フェニル、
チエニル、ピリジル、チアゾリル、ピリミジル、フェニル−C1−C2−アルキル
、チアゾリルメチル、ピリジルメチルを示し、それらのそれぞれは場合によりフ
ッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハ
ロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一−
〜三置換されていることができるか、あるいは基
【0064】
【化48】
【0065】 を示す。
【0066】 Y2、Y4、Y6は互いに独立して特に好ましくは水素又はC1−C4−アルキル
を示す。
【0067】 Y5は特に好ましくは水素を示すか、場合によりフッ素−置換されていること
ができるC1−C4−アルキルを示すか、あるいはフェニルを示し、それは場合に
よりフッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1
2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシア
ノで一−〜三置換されていることができる。
【0068】 Y4とY5はさらにそれらが結合している炭素原子と一緒になって、特に好まし
くは5−もしくは6−員飽和もしくは不飽和環を示し、それらはN、O、Sより
成る群からの複素原子で中断されていることができ、且つそれらは場合によりフ
ッ素、塩素、臭素、メチル、tert−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチル
、トリフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで一−もしくは二置換されてい
ることができる。
【0069】 Y1とY2はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、特に好ましくはC 4 −C6−シクロアルキル環を示す。
【0070】 Zは特に好ましくは水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩
素−置換されていることができるC1−C6−アルキル、シアノ−C1−C3−アル
キル、C3−C6−アルケニル、C3−C8−アルキニル、C3−C6−シクロアルキ
ル、C3−C6−シクロアルキル−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルコキシ−
1−C2−アルキル、C1−C4−ハロゲノ−C1−C2−アルキルを示すか、フェ
ノキシ−C1−C2−アルキル、フェニル−C1−C2−アルキルオキシ−C1−C2 −アルキル、フェニルチオ−C1−C2−アルキル、フェニル−C1−C2−アルキ
ルチオ−C1−C2−アルキル、フェニル−C1−C2−アルキル、フェニル、ピリ
ジル−C1−C2−アルキル、チアゾリル−C1−C2−アルキルを示し、それらの
それぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−ア
ルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、ニト
ロもしくはシアノで一−〜三置換されていることができるか、あるいは基
【0071】
【化49】
【0072】 又はシアノを示す。
【0073】 pは特に好ましくは0〜2を示す。
【0074】 R1は特に好ましくは水素を示すか(しかし基−CO21及び−SO21中で
は示さない)、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されているこ
とができるC1−C6−アルキル、C3−C6−アルケニル、C3−C4−アルキニル
を示すか、それぞれ場合によりフッ素−、塩素−、C1−C2−アルキル−、C1
−C2−アルコキシ−置換されていることができるC3−C6−シクロアルキルを
示すか、あるいはフェニル又はベンジルを示し、それらのそれぞれは場合により
フッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2
ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一
−もしくは二置換されていることができる。
【0075】 R2は特に好ましくは水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は
塩素−置換されていることができるC1−C4−アルキル、C3−C4−アルケニル
、C3−C4−アルキニル、C1−C4−アルコキシ、C3−C4−アルケニルオキシ
を示すか、あるいはフェニル、ベンジル、ベンジルオキシを示し、それらのそれ
ぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコ
キシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、シアノも
しくはニトロで一−もしくは二置換されていることができる。
【0076】 R1、R2はさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、特に好ま
しくは場合によりC1−C2−アルキル−置換されていることができる5−もしく
は6−員環を示すことができ、そこで場合により1個のメチレン基は酸素で置き
換えられていることができる。
【0077】 R5は特に好ましくは水素、メチル又はエチルを示す。
【0078】 R7は特に好ましくはC1−C6−アルキル、C2−C6−アルケニル、C3−C6
−アルキニル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アル
キル、C1−C4−アルキルチオ−C1−C2−アルキルを示し、それらのそれぞれ
は場合によりフッ素及び/又は塩素で置換されていることができるか、C3−C6 −シクロアルキル又はC3−C6−シクロアルコキシを示し、そこで場合により1
個のメチレン基は酸素で置き換えられていることができ、且つそれらはそれぞれ
場合によりフッ素、塩素、C1−C2−アルキル及び/又はC1−C2−アルコキシ
で置換されていることができるか、フェニル、フェノキシ、ベンジルオキシ、チ
エニル、フラニル、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、ピラゾリル又はフェニ
ル−C1−C2−アルキルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、
臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、トリフルオロメチル、ジフ
ルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで一−もしくは
二置換されていることができるか、あるいはArの下で挙げた基a)及びc)の
場合には、また、基
【0079】
【化50】
【0080】 も示すか、あるいは基g)の場合、また、ヒドロキシルも示す。
【0081】 R8は特に好ましくは水素を示す。
【0082】 R9は特に好ましくは水素を示すか、C1−C6−アルキル、C3−C6−アルケ
ニル、C3−C6−アルキニル、C1−C6−アルコキシ、C3−C6−シクロアルキ
ルを示し、そこで場合により1個のメチレン基は酸素で置き換えられていること
ができ、且つそれらのそれぞれは場合によりフッ素及び/又は塩素で置換されて
いることができるか、フェニル又はフェニル−C1−C2−アルキルを示し、それ
らのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4 −アルコキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ
シ、シアノもしくはニトロで一−もしくは二置換されていることができる。
【0083】 R10は特に好ましくは水素又はC1−C4−アルキルを示す。
【0084】 R9、R10はさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、特に好
ましくは場合によりC1−C2−アルキル−置換されていることができる5−もし
くは6−員環を示すことができ、そこで場合により1個のメチレン基は酸素で置
き換えられていることができる。
【0085】 mは特に好ましくは0又は1を示す。
【0086】 nは特に好ましくは0〜2を示す。
【0087】 Kは特別に好ましくは酸素又は硫黄を示す。
【0088】 Arは特別に好ましくはAr1を示し、ここでAr1はフェニル、チエニル、ピ
リミジル、フラニル又はピリジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素
、塩素、臭素、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、s−、n−、i−も
しくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、s−、
n−、i−もしくはt−ブトキシ、アリルオキシ、メタリルオキシ、2−ブテニ
ルオキシ、プロパルギルオキシ、2−ブチニルオキシ、メチルチオ、エチルチオ
、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホ
ニル、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチ
レンジオキシ、ジフルオロメチレンジオキシ、テトラフルオロエチレンジオキシ
、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフ
ィニル、トリフルオロメチルスルホニル、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、
シアノ、アミノで、又は以下の基
【0089】
【化51】
【0090】 の1個で一−〜三置換されていることができるか、 あるいはAr2を示し、ここでAr2はさらにフェニル、ピリジル、チエニル、テ
トラゾリル、トリアゾリル、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、チアゾリルメチル
オキシ、ピリジルメチルオキシ、ピリミジルメチルオキシ、チアゾリルメチルチ
オ、ピリジルメチルチオ、フェノキシもしくはフェニルチオにより置換されてい
るAr1を示し、ここでこれらの置換基はそれら自身が場合によりフッ素、塩素
、臭素、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、s−、n−、i−もしく
はt−ブチル、メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、s−、n−もしくはt−
ブトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ又はシアノで一
−もしくは二置換されていることができる。
【0091】 Lは特別に好ましくは酸素又は硫黄を示す。
【0092】 Vは特別に好ましくは酸素又は硫黄を示す。
【0093】 Xは特別に好ましくは−CN、−CO−NH2
【0094】
【化52】
【0095】 を示す。
【0096】 Y1及びY3は互いに独立して特別に好ましくは水素、メチル、エチル、プロピ
ル、イソ−プロピル、ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ルを示すか、フェニル又はベンジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ
素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ
もしくはトリフルオロメトキシで一−〜三置換されていることができる。
【0097】 Y2、Y4、Y6は互いに独立して特別に好ましくは水素、メチル又はエチルを
示す。
【0098】 Y5は特別に好ましくは水素、メチル、エチル、プロピル、i−プロピルを示
すか、あるいはフェニルを示し、それは場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル
、エチル、i−プロピル、tert−ブチル、メトキシ、エトキシ、i−プロポ
キシ、tert−ブトキシ、トリフルオロメチルもしくはトリフルオロメトキシ
で一−もしくは二置換されていることができる。
【0099】 Y4とY5はさらに、それらが結合している炭素原子と一緒になって、特別に好
ましくは6−員不飽和環を示し、それは場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル
、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノもしくはニト
ロで一置換されていることができる。
【0100】 Y1とY2はさらにそれらが結合している炭素原子と一緒になって、特別に好ま
しくはシクロブチル基を示す。
【0101】 Zは特別に好ましくは水素、メチル、エチル、アリル、プロパルギル、シクロ
プロビル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロペ
ンチルメチル、シクロヘキシルメチル、メトキシメチル、エトキシメチルを示す
か、フェニル、ベンジル、ピリジルメチル、チアゾリルメチルを示し、それらの
それぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、トリフルオロメ
チルもしくはトリフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで一−もしくは二置
換されていることができるか、あるいは基
【0102】
【化53】
【0103】 又はシアノを示す。
【0104】 R1は特別に好ましくは水素(しかし基−CO21及び−SO21中では示さ
ない)、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−、s−、i−もしくは
t−ブチル、アリル、プロパルギル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシルを示すか、フェニル又はベンジルを示し、それらのそれぞれは場合によ
りフッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロ
メトキシ、シアノもしくはニトロで一−もしくは二置換されていることができる
【0105】 R2は特別に好ましくは水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ア
リル、プロパルギル、メトキシ、エトキシ、アリルオキシを示すか、あるいはベ
ンジルオキシを示し、それは場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシ
、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで一−も
しくは二置換されていることができる。
【0106】 R1、R2はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、特別に好ましくは
ピロリジン、チアジン、ピペリジン又はモルホリン基を示すことができる。
【0107】 R5は特別に好ましくは水素、メチル又はエチルを示す。
【0108】 R7は特別に好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−、s
−、i−もしくはt−ブチル、ビニル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−、s−、i−もしくはt−ブチルオキシ
、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンチルオキシ、
シクロヘキシルオキシを示すか、フェニル、ピリジル又はベンジルを示し、それ
らのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、n−、s−、i−もし
くはt−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シア
ノもしくはニトロで一−もしくは二置換されていることができるか、あるいはA
rの下で挙げた基a)及びc)の場合には、また、基
【0109】
【化54】
【0110】 も示すか、あるいは基g)の場合、また、ヒドロキシルも示す。
【0111】 R9は特別に好ましくは水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n
−、s−、i−もしくはt−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシルを示すか、フェニルを示し、それは場合によりフッ素、塩素、臭素、メ
チル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノもしくは
ニトロで一−もしくは二置換されていることができる。
【0112】 R10は特別に好ましくは水素、メチル又はエチルを示す。
【0113】 R9、R10はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、特別に好ましく
はピロリジン、ピペリジン又はモルホリン基を示す。
【0114】 mは特別に好ましくは1を示す。
【0115】 Arはとりわけ好ましくはAr1を示し、ここでAr1はフェニル、チエニル、
ピリミジル又はピリジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、
臭素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−、s−、i−もしくはt
−ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−、s−、i
−もしくはt−ブトキシ、アリルオキシ、メタリルオキシ、2−ブテニルオキシ
、プロパルギルオキシ、2−ブチニルオキシ、メチルチオ、エチルチオ、メチル
スルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、ト
リフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチレンジオ
キシ、ジフルオロメチレンジオキシ、テトラフルオロエチレンジオキシ、ジフル
オロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、
トリフルオロメチルスルホニル、ヒドロキシル、ニトロ、メルカプト、シアノ、
アミノで一−〜三置換されていることができるか、 あるいはAr2を示し、ここでAr2はさらにフェニル、ベンジルオキシ又はフェ
ノキシにより置換されているAr1を示し、ここでこれらの置換基はそれら自身
が場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、イソプロピル、n−、s−
、i−もしくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、n−、s−
、i−もしくはt−ブトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニ
トロ又はシアノで一−もしくは二置換されていることができる。
【0116】 Kはとりわけ好ましくは酸素又は硫黄を示す。
【0117】 Vはとりわけ好ましくは酸素又は硫黄を示す。
【0118】 Xはとりわけ好ましくはCNを示す。
【0119】 Y1及びY3は互いに独立して、とりわけ好ましくは水素、メチル、エチル又は
プロピルを示す。
【0120】 Zはとりわけ好ましくは水素又はメチルを示す。
【0121】 mはとりわけ好ましくは1を示す。
【0122】 Y2、Y4、Y5及びY6は互いに独立して、とりわけ好ましくは水素、メチル又
はエチルを示す。
【0123】 上記の式(I)の化合物のすべてはシス−及びトランス−異性体の両方として
存在することができる。表示を簡単にするために、式による化合物の記述におい
ては、それぞれの場合に1種の異性体のみを示す。しかしながら、本発明はそれ
ぞれの他の異性体も指している。
【0124】 上記の一般的もしくは好ましい基の定義は式(I)の最終的生成物ならびに対
応して、製造のためにそれぞれ必要な出発材料及び中間体の両方に適用される。
これらの基の定義を所望通りに、すなわち示した好ましい範囲の間の組合わせを
含んで、互いに組み合わせることができる。
【0125】 上記で好ましい(preferable)として挙げた意味の組合わせを含有
する式(I)の化合物が本発明に従って好ましい。
【0126】 上記で特に好ましいとして挙げた意味の組合わせを含有する式(I)の化合物
が本発明に従って特に好ましい。
【0127】 上記で特別に好ましいとして挙げた意味の組合わせを含有する式(I)の化合
物が本発明に従って特別に好ましい。
【0128】 上記でとりわけ好ましいとして挙げた意味の組合わせを含有する式(I)の化
合物が本発明に従ってとりわけ好ましい。
【0129】 飽和もしくは不飽和炭化水素基、例えばアルキル又はアルケニルは、例えばア
ルコキシにおけるように複素原子との組合わせにおける場合を含んで、それぞれ
直鎖状もしくはこれが可能である限り分枝鎖状であることができる。
【0130】 他にことわらなければ、場合により置換されていることができる基は一−又は
多置換されていることができ、多置換の場合、置換基は同一もしくは異なってい
ることができる。
【0131】 下記に記載する方法により新規な式(I)の化合物が得られることが見いださ
れた: (A)式(I)
【0132】
【化55】
【0133】 [式中、 Ar、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通りであ
り、 Kは酸素を示し、 Zは水素を示す] の化合物は、式(II)
【0134】
【化56】
【0135】 [式中、 Ar及びXは上記で定義した通りである] の化合物を式(III)
【0136】
【化57】
【0137】 [式中、 V、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通りであり、 AはO又はS(O)qを示し、ここでqは0又は2を示し、 R11はアルキル、特にC1−C6−アルキル又はベンジルを示す] の化合物と、適宜希釈剤の存在下に且つ適宜塩基もしくは酸及び/又は式(II
Ia) Me(Q)2 (IIIa) [式中、 Meは2価の遷移金属原子、特にニッケルを示し、 Qはキレートリガンド、特に二座キレートリガンド、例えばアセチルアセトネー
トを示す] の金属化合物の存在下で反応させると得られる(R.G.Glushkov e
t al.,Khim.−Farm.Zh.24,(7),(1990),24
−27;M.V.Mezentseva et al.,Khim.−Farm
.Zh.25,(12),(1991),19−23;G.Dannhardt
,A.Bauer,Pharmazie 51,(1996),805−810
)。 (B)さらに式(I)
【0138】
【化58】
【0139】 [式中、 Ar、V、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、X及びmは上記で定義した通りであ
り、 Kは酸素を示し、 Zは水素を示す] の化合物は、式(IV)
【0140】
【化59】
【0141】 [式中、 Ar及びXは上記で定義した通りであり、 Halはハロゲン、特に塩素又は臭素を示す] の化合物を式(V)
【0142】
【化60】
【0143】 [式中、 V、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通りである] の化合物と、適宜希釈剤の存在下で反応させ、式(VI)
【0144】
【化61】
【0145】 [式中、 V、Ar、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通りであ
る] の化合物を得、 それをさらに適宜塩基の存在下に且つ適宜3価のリン化合物(例えばトリフェニ
ルホスフィン、亜リン酸トリエチル)の存在下で反応させて硫黄及びハロゲン化
水素を脱離させ、 Ar、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmが上記で定義した通りであ
り、 Kが酸素を示し、 Zが水素を示す 式(I)の化合物を得ると得られることが見いだされた(A.Eschenmo
ser et al.,Helv.Chim.Acta 54,(1971),
710−734;V.Issartel et al.,C.R.Acad.S
ci.,Ser.II,Mec.,Phys.,Chim.,Astron. 21 ,(12),(1995),521−524を参照されたい)。 (C)さらに式(I)
【0146】
【化62】
【0147】 [式中、 Ar、V、Z、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びm及びnは上記で定義し
た意味の1つを有し、 Kは酸素を示すが、 Zは水素を示さない] の化合物は、式(VII)
【0148】
【化63】
【0149】 [式中、 V、Z、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で示した意味の1つを有し
、 Zは水素を示さない] の化合物を適宜希釈剤の存在下でハロゲン化剤、例えばホスゲン、ジホスゲン及
びトリホスゲンと反応させ、式(VIII)
【0150】
【化64】
【0151】 [式中、 V、Z、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で示した意味の1つを有し
、 Zは水素を示さず、 Halはハロゲン、特に塩素又は臭素を示す] の化合物を得、 それを次いで式(II)
【0152】
【化65】
【0153】 [式中、 Ar、Xは上記で定義した通りである] の化合物と、適宜希釈剤の存在下に且つ適宜酸受容体の存在下で反応させると得
られることが見いだされた(G.Dannhardt,A.Bauer,Pha
rmazie 51,(1996),805−810を参照されたい)。 (D)さらに式(I)
【0154】
【化66】
【0155】 [式中、 Ar、V、Z、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で示した意味の
1つを有し、 Kは酸素を示すが、 Zは水素を示さない] の化合物は、式(Ia)
【0156】
【化67】
【0157】 [式中、 Ar、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通りであ
り、 Kは酸素を示す] の化合物を式(IX) Z−G (IX) [式中、 Gは離脱基、例えばハロゲン(特にヨウ素、臭素、塩素)、スルホネート(例え
ばメシラート、トリフラート又はトルエンスルホネート)又はアルコキシである
] のアルキル化剤、アシル化剤、スルホニル化剤又は縮合剤と、適宜溶媒の存在下
に且つ適宜塩基の存在下で反応させると得られることが見いだされた。 (E)さらに式(I2
【0158】
【化68】
【0159】 [式中、 Ar2、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Z及びmは上記で定義した通
りであり、 Kは酸素を示す] の化合物は、式(I1
【0160】
【化69】
【0161】 [式中、 Ar1、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y6、Z及びmは上記で定義した通りであ
り、 Halはハロゲン、特に臭素を示す] の化合物を式(X) Ar2’−B(OH)2 (X) [式中、 Ar2’は上記において、Ar2の下でAr1のための追加の置換基として挙げた
置換基を示す] のボロン酸(boronic acids)と、溶媒の存在下に、適宜塩基及び
貴金属錯体、好ましくはパラジウム錯体の存在下で反応させると得られることが
見いだされた。 (F)さらに式(I)
【0162】
【化70】
【0163】 [式中、 Ar、Z、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y6及びmは上記で定義した通りであ
り、 Kは硫黄を示す] の化合物は式(I)
【0164】
【化71】
【0165】 [式中、 Ar、Z、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通り
であり、 Kは酸素を示す] の化合物を溶媒の存在下に、硫化剤、例えば五硫化リン又は2,4−ビス−(4
−メトキシフェニル)−1,2,3,4−ジチアホスフェタン−2,4−ジスル
フィド(Lawesson’s試薬)の存在下で反応させると得られることが見
いだされた。 (G)さらに式(I3
【0166】
【化72】
【0167】 [式中、 Ar、K、X、Z、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通り
であり、 nは1又は2の数を示す] の化合物は、式(I)
【0168】
【化73】
【0169】 [式中、 Ar、K、Z、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通り
であり、 Vは硫黄原子を示す] の化合物をモリブデート又はタングステート(例えばモリブデン酸アンモニウム
又はタングステン酸ナトリウム)の存在下に、過酸(例えば過酢酸もしくはm−
クロロ過安息香酸)又は過酸化水素の存在下で酸化すると得られることが見いだ
された。
【0170】 方法Aに従って例えば4−メチル−ベンゾイルアセトニトリル及び2−メトキ
シ−2−ジヒドロ−モルホリンを出発材料として用い、反応の経路を次式により
示すことができる:
【0171】
【化74】
【0172】 方法Bに従って例えば2−ブロモ−2−(3−クロロベンゾイル)アセトニト
リル及びモルホリン−3−チオンを出発材料として用い、反応の経路を次式によ
り示すことができる:
【0173】
【化75】
【0174】 方法Cに従って例えば3,4−ジクロロ−ベンゾイル−アセトニトリル及びN
−メチル−モルホリン−3−オンを出発材料として用い、反応の経路を次式によ
り示すことができる:
【0175】
【化76】
【0176】 方法Dに従って例えば3−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−2−(
1,4−オキサジナン−3−イリデン)−3−オキソ−プロピオニトリル及び2
−クロロ−5−クロロメチル−ピリジンを出発材料として用い、反応の経路を次
式により示すことができる:
【0177】
【化77】
【0178】 方法Dに従って例えば3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−2−(1
,4−オキサジナン−3−イリデン)−3−オキソ−プロピオニトリル及び塩化
4−クロロベンゾイルを出発材料として用い、反応の経路を次式により示すこと
ができる:
【0179】
【化78】
【0180】 方法Eに従って例えば3−(4−ブロモフェニル)−2−(1,4−オキサジ
ナン−3−イリデン)−3−オキソ−プロピオニトリル及び4−クロロ−フェニ
ルボロン酸を出発材料として用い、反応の経路を次式により示すことができる:
【0181】
【化79】
【0182】 方法Fに従って例えば3−(4−クロロフェニル)−2−(1,4−オキサジ
ナン−3−イリデン)−3−オキソ−プロピオニトリル及びLawesson’
s試薬を出発材料として用い、反応の経路を次式により示すことができる:
【0183】
【化80】
【0184】 方法Gに従って例えば3−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(1,4−チ
オキサジナン−3−イリデン)−3−オキソ−プロピオニトリル及び2当量のm
−クロロ過安息香酸(MCPBA)を出発材料として用い、経路を次式により示
すことができる:
【0185】
【化81】
【0186】 方法(A)において出発材料として必要な式(II)
【0187】
【化82】
【0188】 [式中、 Ar、Xは上記で定義した通りである] の化合物のいくつかは新規であり、一般的に文献から既知の方法により製造する
ことができる(Organikum,16th revised edition
,pp.415,417,VEB Deutscher Verlag der
Wissenschaften,Berlin 1986)。
【0189】 式(II)の化合物の中で、 Tが下記の表で定義する通りである:
【0190】
【表1】
【0191】
【表2】
【0192】 式(II−1−b)
【0193】
【化83】
【0194】 の化合物、 及びTが下記の表で定義する通りである:
【0195】
【表3】
【0196】 式(II−2−b)
【0197】
【化84】
【0198】 の化合物 及びTが下記の表で定義する通りである:
【0199】
【表4】
【0200】 式(II−3−b)
【0201】
【化85】
【0202】 の化合物 及び化合物No.II−4−b−1
【0203】
【化86】
【0204】 化合物No.II−4−b−1;融点241℃ 及び化合物No.II−5−b−1
【0205】
【化87】
【0206】 化合物No.II−5−b−1、樹脂 は新規な有害生物防除性、特に殺ダニ性、除草性及び殺虫性最終生成物の製造に
特に適している。式II−1−b〜II−5−bの化合物は以前の、しかしまだ
公開されていない特許出願の主題の一部を成す。
【0207】 式(II)の化合物は、例えば式(XI)
【0208】
【化88】
【0209】 [式中、 Arは上記で定義した通りであり、 R12はアルキル、特にC1−C6−アルキル又はベンジルを示し、それは場合によ
り置換されていることができる] の化合物を酸(例えば無機酸、例えば塩酸)又は塩基(例えばアルカリ金属水酸
化物、例えば水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム)及び適宜希釈剤(例え
ばアルコール水溶液、例えばメタノールもしくはエタノール)の存在下に、0℃
〜200℃、好ましくは20℃〜150℃の温度で加水分解し、続いて脱カルボ
キシル化することにより得られる。
【0210】 式(XI)の化合物は既知の方法により製造することができる(Organi
kum,16th revised edition,pp.480,VEB D
eutscher Verlag der Wissenschaften,B
erlin 1986)。
【0211】 式(XI)の化合物は、例えば式(XII)
【0212】
【化89】
【0213】 [式中、 Arは上記の通りである] の化合物を式(XIII)
【0214】
【化90】
【0215】 [式中、 R12はアルキル、特にC1−C6−アルキルを示す] のシアノ酢酸エステルと、塩基(例えば金属アルコキシド、例えばナトリウムメ
トキシド又はナトリウムエトキシド)の存在下に、且つ適宜希釈剤(例えばエー
テルもしくはアルコキシドに由来するアルコール)の存在下に、0℃〜150℃
、好ましくは20℃〜120℃の温度で反応させることにより得られる。
【0216】 式(XII)の化合物のいくつかは新規であり、一般的に既知の方法により製
造することができる(例えばOrganikum,16th revised e
dition,pp.423,VEB Deutscher Verlag d
er Wissenschaften,Berlin 1986)。
【0217】 式(XII)の化合物は、例えば式(XIV)
【0218】
【化91】
【0219】 [式中、 Arは上記で定義した通りである] の化合物をハロゲン化剤(例えば塩化チオニル、ホスゲン、三塩化リン)と、適
宜希釈剤(例えば場合により塩素化されていることができる脂肪族もしくは芳香
族炭化水素、例えばトルエン又は塩化メチレン)の存在下に、0℃〜150℃、
好ましくは20℃〜100℃の温度で反応させることにより得られる。
【0220】 式(XIII)のシアノ酢酸エステルは有機化学の既知化合物である。
【0221】 方法(A)における出発材料としてやはり必要な式(III)
【0222】
【化92】
【0223】 [式中、 V、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、R11及びmは上記で定義した通りであり、
Aは酸素を示す] の化合物は既知の方法により製造することができる(J.KoeRoesi,P
.Berensci,Chem.Ber.,101,1979(1968))。
【0224】 式(III)の化合物は、例えば式(VII)
【0225】
【化93】
【0226】 [式中、 V、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通りであり、 Zは水素を示す] の化合物をアルキル化剤(例えば硫酸ジメチル、トリエチルオキソニウムテトラ
フルオロボレート(Meerwein塩))と、−20℃〜150℃、好ましく
は0℃〜100℃の温度で反応させることにより得られる。
【0227】 さらに、方法Aにおいて出発材料として必要な式(III)
【0228】
【化94】
【0229】 [式中、 V、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、R11及びmは上記で定義した通りであり、
Aは硫黄を示す] の化合物は、式(VII)
【0230】
【化95】
【0231】 [式中、 V、Z、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通りであり、 Zは水素を示す] の化合物を最初に溶媒の存在下で硫化剤、例えばLawesson’s試薬を用
いて式(V)
【0232】
【化96】
【0233】 [式中、 V、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通りである] のチオアミドに転換し、続いて式(XV) R11−Hal (XV) [式中、 R11は上記で定義した通りであり、 Halはハロゲン、特にヨウ素及び臭素を示す] のアルキル化剤と、適宜塩基の存在下に、且つ溶媒の存在下で反応させると得ら
れる。
【0234】 方法(A)は、式(II) [式中、 Ar、Xは上記で定義した通りである] の化合物及び式(III) [式中、 R11、V、W、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通りであ
る] の化合物を、希釈剤の存在下に、且つ適宜塩基の存在下で互いに反応させること
を特徴とする。
【0235】 方法(A)に適した希釈剤は、反応の関係物に不活性なすべての有機溶媒であ
る。場合により塩素化されていることができる脂肪族もしくは芳香族炭化水素、
例えばトルエン、キシレン、1,2−ジクロロベンゼン、クロロホルム又は塩化
メチレン、さらに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド又はN−メチルピロリドンを用いるのが好ましい。
【0236】 やはり用いることができる溶媒はエーテル類、例えばジエチルエーテル、メチ
ルtert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサン、ならびに又
ニトリル類、例えばアセトニトリルならびにエステル類、例えば酢酸エチル、さ
らに又ケトン類、例えばアセトン又はイソプロピルメチルケトンである。
【0237】 方法(A)を行うために適した塩基は、反応の関係物を加水分解しないすべて
の通常の酸受容体である。
【0238】 第3級アミン類、例えばジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシ
クロウンデセン(DBU)、ジアザビシクロノネン(DBN)、トリエチルアミ
ン、ピリジン又はN,N−ジメチルアニリンを用いるのが好ましい。
【0239】 アルコキシド類、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、マグ
ネシウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド及び金属水素化物、例えば
水素化ナトリウム、水素化カルシウム及び又、アルカリ金属もしくはアルカリ土
類金属炭酸塩もしくは重炭酸塩、例えば重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭
酸ナトリウムを用いることもできる。
【0240】 方法(A)を行うために適した酸は、反応の関係物を加水分解しないすべての
酸である。有機酸、例えばp−トルエンスルホン酸及びトリフルオロ酢酸を用い
るのが好ましい。
【0241】 方法(A)を行う場合、反応温度は比較的広い範囲内で変わることができる。
有利には、反応は−20℃〜160℃、好ましくは0℃〜120℃の温度で行わ
れる。
【0242】 方法(A)は好ましくは大気圧下で行われる。
【0243】 方法(A)を行う場合、式(III)の反応成分は、式(II)の反応成分に
基づいて等モル量又は比較的大過剰(最高で5モル)で、好ましくは1.5〜2
倍モル量で用いられる。
【0244】 適宜に用いられる塩基は、好ましくは式(II)の反応成分に対して等モル量
で用いられる。適宜に用いられる酸は、好ましくは触媒量で用いられる。
【0245】 方法(B)は、式(IV)の化合物をそれぞれの場合に適宜希釈剤の存在下で
、且つ適宜酸結合剤の存在下で式(V)のチオアミドと反応させることを特徴と
する。
【0246】 式(IV)の出発材料は既知の方法により製造することができる(Sequi
n,Vieles,BSCFAS,Bull.Soc.Chim.Fr.(19
56)1210,1211;Bushey,Hoover,J.Org.Che
m.45,4198(1980))。式(V)の化合物は不活性溶媒、例えばト
ルエン中で対応するケト化合物から、チオニル化剤、特にP25及びLawes
son’s試薬を用いることにより製造することができる(製造実施例4を参照
されたい)。
【0247】 本発明に従う方法(B)のために適した希釈剤は、式(IV)の化合物に対し
て不活性なすべての溶媒である。炭化水素、例えばベンジン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン及びテトラリン、さらにハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン
、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン及びo−ジクロロベンゼン、さら
にケトン類、例えばアセトン及びメチルイソプロピルケトン、さらにエーテル類
、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン及びジオキサン、さらにカルボ
ン酸エステル類、例えば酢酸エチルならびに又、強力に極性の溶媒、例えばジメ
チルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド及びスルホラ
ンを用いるのが好ましい。
【0248】 本発明に従う方法(B)に従う反応のために適した酸結合剤はすべての通常の
酸受容体である。第3級アミン類、例えばトリエチルアミン、ピリジン、ジアザ
ビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロウンデセン(DBU)、ジア
ザビシクロノネン(DBN)、Huenig塩基及びN,N−ジメチルアニリン
、高分子塩基、例えばジイソプロピルアミノポリスチレン、さらにアルカリ土類
金属酸化物、例えば酸化マグネシウム及び酸化カルシウム、さらにアルカリ金属
及びアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム及び炭酸カ
ルシウム、ならびに又、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム及び水
酸化カリウムを用いるのが好ましい。
【0249】 本発明に従う方法(B)のために適したリン試薬は、亜リン酸アルキル、例え
ば亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリブチル又はトリフェニルホスフィン類、例
えばトリフェニルホスフィンである。
【0250】 本発明に従う方法(B)における反応温度は比較的広い範囲内で変わることが
できる。一般に反応は0℃〜200℃、好ましくは−20℃〜150℃の温度で
行われる。
【0251】 本発明に従う方法(B)を行うために、式(IV)の出発材料及び式(V)の
チオアミドは一般にそれぞれ大体当量で用いられる。しかしながら比較的大過剰
の一方もしくは他方の成分を用いることも可能である。仕上げは通常の方法によ
り行われる。
【0252】 方法(C)は、式(VII)の化合物をハロゲン化剤、例えばホスゲン、ジホ
スゲン、トリホスゲンと、適宜希釈剤の存在下で反応させて式(VIII)の化
合物を得、それを次いで式(II)の化合物と、適宜酸結合剤の存在下に、且つ
適宜希釈剤の存在下で反応させることを特徴とする。式(VII)の出発材料は
、例えばBushey,Hoover,J.Org.Chem.45,4198
(1980)により記載されている方法によって製造することができる。
【0253】 本発明に従う方法(C)に従う方法のために適した酸結合剤はすべての通常の
酸受容体である。第3級アミン類、例えばトリエチルアミン、ピリジン、ジアザ
ビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロウンデセン(DBU)、ジア
ザビシクロノネン(DBN)、Huenig塩基及びN,N−ジメチルアニリン
、高分子塩基、例えばジイソプロピルアミノポリスチレン、さらにアルカリ土類
金属酸化物、例えば酸化マグネシウム及び酸化カルシウム、さらにアルカリ金属
及びアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム及び炭酸カ
ルシウム、ならびに又、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム及び水
酸化カリウムを用いるのが好ましい。
【0254】 本発明に従う方法(C)のために適した希釈剤は、ハロゲン化剤に対して不活
性なすべての溶媒である。炭化水素、例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キ
シレン及びテトラリン、さらにハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン及びo−ジクロロベンゼン、さらにケト
ン類、例えばアセトン及びメチルイソプロピルケトン、さらにエーテル類、例え
ばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン及びジオキサン、さらにカルボン酸エ
ステル類、例えば酢酸エチル、さらにニトリル類、例えばアセトニトリルならび
に又、強力に極性の溶媒、例えばジメチルスルホキシド及びスルホランを用いる
のが好ましい。
【0255】 本発明に従う方法(C)における反応温度は比較的広い範囲内で変わることが
できる。一般に反応は−20℃〜100℃、好ましくは0℃〜80℃の温度で行
われる。
【0256】 本発明に従う方法(C)は一般に大気圧下で行われる。
【0257】 本発明に従う方法(C)を行う場合、式(VII)の出発材料及び対応するハ
ロゲン化剤は一般にそれぞれ大体当量で用いられる。しかしながら比較的大過剰
(最高で3モル)の一方又は他方の成分を用いることもできる。仕上げは通常の
方法により行われる。一般に沈殿する塩を除去し、残る反応混合物を減圧下で希
釈剤を除去することによって濃縮する。
【0258】 方法(D)は、Ar、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmが上記で
定義した通りであり、Kが酸素を示し、Zが水素を示す式(I)の化合物をそれ
ぞれの場合に式(IX)のアルキル化剤、アシル化剤、スルホニル化剤又は縮合
剤と、適宜希釈剤の存在下に、且つ適宜酸結合剤の存在下で反応させることを特
徴とする。
【0259】 用いられるべき式(IX)のアルキル化剤、アシル化剤、スルホニル化剤又は
縮合剤は有機化学の合成のための既知化学品である。
【0260】 本発明に従う方法(D)のために適した希釈剤は、上記の試薬に対して不活性
なすべての溶媒である。炭化水素、例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン及びテトラリン、さらにハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン及びo−ジクロロベンゼン、さらにケトン
類、例えばアセトン及びメチルイソプロピルケトン、さらにエーテル類、例えば
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン及びジオキサン、さらにカルボン酸エス
テル類、例えば酢酸エチル、ならびに又、強力に極性の溶媒、例えばジメチルス
ルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン及びスルホランを用
いるのが好ましい。アシル化剤及びスルホニル化剤の加水分解的安定性が許し、
反応を水の存在下で行うこともできる。
【0261】 本発明に従う方法(D)に従う方法のために適した酸結合剤はすべての通常の
酸受容体である。第3級アミン類、例えばトリエチルアミン、ピリジン、ジアザ
ビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロウンデセン(DBU)、ジア
ザビシクロノネン(DBN)、Huenig塩基及びN,N−ジメチルアニリン
、さらにアルカリ土類金属酸化物、例えば酸化マグネシウム及び酸化カルシウム
、さらにアルカリ金属及びアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム及び炭酸カルシウム、ならびに又、アルカリ金属水酸化物、例えば水
酸化ナトリウム及び水酸化カリウム、さらにアルカリ金属水素化物、例えば水素
化ナトリウム、水素化カリウムあるいはアルカリ金属アルコキシド類、例えばカ
リウムtert−ブトキシドを用いるのが好ましい。
【0262】 本発明に従う方法(D)における反応温度は比較的広い範囲内で変わることが
できる。一般に反応は−70℃〜+150℃、好ましくは−20℃〜100℃の
温度で行われる。
【0263】 本発明に従う方法(D)を行う場合、上記の式(I)の出発材料及び上記の式
(IX)の試薬を一般にそれぞれ大体当量で用いる。しかしながら、比較的大過
剰(最高で5モル)の上記の試薬を用いることもできる。仕上げは通常の方法に
より行われる。
【0264】 本発明に従う方法(E)を行うために好ましい触媒はパラジウム(0)錯体で
ある。例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムが好ましい。
【0265】 方法(E)を行うために必要なアリールボロン酸のいくつかは、例えば4−ク
ロロ−フェニルボロン酸のように商業的に入手可能であるか、あるいは既知の方
法によりそれらを製造することができる。
【0266】 本発明に従う方法(E)を行うために適した酸受容体は無機もしくは有機塩基
である。これらには好ましくはアルカリ土類金属もしくはアルカリ金属水酸化物
、酢酸塩、炭酸塩もしくは重炭酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、水酸化バリウムもしくは水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム
、酢酸カルシウムもしくは酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムも
しくは炭酸アンモニウム、重炭酸ナトリウムもしくは重炭酸カリウム、アルカリ
金属フッ化物、例えばフッ化セシウム、ならびに又、第3級アミン類、例えばト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニ
リン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N
−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタ
ン(DABCO)、ジアザビシクロウンデセン(DBU)、ジアザビシクロノネ
ン(DBN)が含まれる。
【0267】 本発明に従う方法(E)を行うために適した希釈剤は水、有機溶媒及びそれら
の混合物である。挙げることができる例は:脂肪族、脂環式もしくは芳香族炭化
水素、例えば石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリン;ハロゲン化炭化水素
、例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、ジクロロ−、トリクロロエタンもしくはテトラクロロエチレン;エー
テル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−
ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、ジエチレング
リコールジメチルエーテルもしくはアニソール;アルコール類、例えばメタノー
ル、エタノール、n−もしくはi−プロパノール、n−、iso−、sec−も
しくはtert−ブタノール、エタン−ジオール、プロパン−1,2−ジオール
、エトキシエタノール、メトキシエタノール、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル;水である。
【0268】 本発明に従う方法(E)における反応温度は比較的広い範囲内で変わることが
できる。一般に反応は0℃〜+140℃、好ましくは50℃〜+100℃の温度
で行われる。
【0269】 本発明に従う方法(E)を行う場合、AR2’が上記で定義した通りである式
(X)のボロン酸及びAr1、K、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Z
、m及びHalが上記で定義した通りである式(I1)の化合物を1:1〜3:
1、好ましくは1:1〜2:1のモル比で用いる。触媒は一般に式(I1)の化
合物のモル当たり0.005〜0.5モル、好ましくは0.01〜0.1モルの
量で用いられる。塩基は一般に過剰に用いられる。
【0270】 方法(F)は、Ar、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Z及びmが上
記で定義した通りであり、Kが酸素を示す式(I)の化合物を硫化剤と、適宜希
釈剤の存在下で反応させることを特徴とする。
【0271】 用いられるべき硫化剤は、例えば五硫化リン又は2,4−ビス−(4−メトキ
シフェニル)−1,2,3,4−ジチアホスフェタン−2,4−ジスルフィド(
Lawesson’s試薬)のように、合成のための既知化学品である。
【0272】 本発明に従う方法(F)のために適した希釈剤は、上記の試薬に対して不活性
なすべての溶媒である。炭化水素、例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン及びテトラリン、さらにハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロ
ホルム、クロロベンゼン及びo−ジクロロベンゼン、エーテル類、例えばテトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル又はメチルtert−ブチ
ルエーテルを用いるのが好ましい。
【0273】 本発明に従う方法(F)における反応温度は比較的広い範囲内で変わることが
できる。一般に反応は0℃〜250℃、好ましくは40℃〜200℃の温度で行
われる。
【0274】 本発明に従う方法(F)を行う場合、式(I)の出発材料及び上記の試薬を一
般にそれぞれ大体当量で用いる。しかしながら最高で5モルの比較的大過剰の上
記の試薬を用いることもできる。仕上げは通常の方法により行われる。
【0275】 方法(G)は、Ar、K、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmが上記で
定義した通りであり、Vが硫黄原子を示す式(I)の化合物を酸化剤、例えば過
酢酸、過プロピオン酸、過フタル酸、m−クロロ過安息香酸又は過酸化水素と、
酸化剤に対して不活性な希釈剤の存在下に、モリブテートもしくはタングステー
トの存在下で反応させることを特徴とする。
【0276】 本発明に従う方法(G)のための好ましい希釈剤はハロゲン化炭化水素、例え
ば塩化メチレン、クロロホルム、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、さら
にカルボン酸エステル類、例えば酢酸エチルあるいは強力に極性の溶媒、例えば
ジメチルスルホキシド及びスルホランである。
【0277】 本発明に従う方法(G)における反応温度は比較的広い範囲内で変わることが
できる。一般に反応は−30℃〜100℃、好ましくは−10℃〜80℃の温度
で行われる。
【0278】 本発明に従う方法(G)を行う場合、式(I)の出発材料及び酸化剤を一般に
1:1〜1:2のモル比で用いる。しかしながら比較的大過剰(最高で5モル)
の一方もしくは他方の成分を用いることもできる。仕上げは通常の方法により行
われる。
【0279】 本発明に従う方法(G)は一般に大気圧下で行われる。
【0280】 本発明に従う活性化合物は落葉剤(defoliants)、乾燥剤(des
iccants)、殺茎剤(haulm−killers)及び特に殺雑草剤(
weed−killers)として用いるために特に適している。雑草により、
最も広い意味において、それらが望まれていない場所で生育するすべての植物が
理解されるべきである。本発明に従う物質が全体的除草剤として作用するか、又
は選択的除草剤として作用するかは、本質的に用いられる量に依存する。
【0281】 雑草の抑制のために必要な本発明に従う活性化合物の用量は0.001〜10
kg/ヘクタール、好ましくは0.005〜5kg/ヘクタールである。
【0282】 本発明に従う活性化合物を例えば以下の植物と関連して用いることができる:
以下の属の双子葉雑草:イチビ、ヒユ、ブタクサ、アノダ(Anoda)、アン
テミス(Anthemis)、アファネス(Aphanes)、アトリプレクス
(Atriplex)、ヒナギク、センダングサ、ナズナ、カルデゥウス(Ca
rduus)、カシヤ、ヤグルマギク、アカザ、ノアザミ、コンボルブルス(C
onvolvulus)、チョウセンアサガオ、フジカンゾウ、エメクス(Em
ex)、エリシムム(Erysimum)、ハナキリン、チシマオドリコ、ガリ
ンソガ(Galinsoga)、ヤエムグラ、フヨウ、サツマイモ、ホウキギ、
オドリコソウ、マメグンバイナズナ、リンデルニア(Lindernia)、マ
ツリカリア(Matricaria)、ハッカ、ヤマアイ、ムルゴ(Mullu
go)、ワスレナグサ、ケシ、ファルビチス(Pharbitis)、オオバコ
、ミチヤナギ、スベリヒユ、キンポウゲ、ダイコン、イヌガラシ、ロタラ(Ro
tala)、スイバ、オカヒジキ、ハンゴンソウ、セスバニア(Sesbani
a)、キンゴジカ、カラシ、ナス、ノゲシ、スフェノクレア(Sphenocl
ea)、ハコベ、タンポポ、トラスピ(Thlaspi)、シロツメクサ、イラ
クサ、クワガタソウ、スミレ、オナモミ。以下の属の双子葉作物 :ナンキンマメ、フダンソウ、アブラナ、キウリ、カボチ
ャ、ヒマワリ、ニンジン、ダイズ、ワタ、サツマイモ、アキノノゲシ、アマ、ト
マト、タバコ、インゲンマメ、エンドウ、ナス、ソラマメ。以下の属の単子葉雑草 :タルホコムギ、カモジグサ、ヌカボ、スズメノテッポウ
、アペラ(Apera)、カラスムギ、ブラキアリア(Brachiaria)
、キツネガヤ、センクルス(Cenchrus)、ツユクサ、シノドン(Cyn
odon)、カヤツリグサ、ダクチロクテニウム(Dactylocteniu
m)、ヒメシバ、ヒエ、ハリイ、オヒシバ、カゼクサ、エリオクロア(Erio
chloa)、ウシノケグサ、テンツキ、ヘテランテラ(Heteranthe
ra)、チガヤ、カモノハシ、レプトクロア(Leptochloa)、ドクム
ギ、コナギ、キビ、スズメノヒエ、クサヨシ、アワガエリ、イチゴツナギ、ロト
ボエリア(Rottboellia)、オモダカ、ホタルイ、エノコロ、モロコ
シ。以下の属の単子葉作物 :ネギ、パイナップル、アスパラガス、カラスムギ、オオ
ムギ、イネ、キビ、サトウキビ、ライムギ、モロコシ、ツリチカレ(Triti
cale)、コムギ、トウモロコシ。
【0283】 しかしながら、本発明に従う活性化合物の使用はこれらの属に全く制限されず
、他の植物にも同じ様に拡張される。
【0284】 本発明に従い、植物全体及び植物の一部を処理することが可能である。本明細
書では植物により、望まれている、及び望まれていない野生植物もしくは作物植
物(天然に存在する作物植物を含む)のようなすべての植物及び植物集団が理解
されるべきである。作物植物は通常の育種及び最適化法により、あるいは生物工
学的方法及び遺伝子操作法により、あるいはこれらの方法の組合わせにより得る
ことができる植物であることができ、形質転換植物を含み、且つ植物育種者の保
証書により保護され得るか、又はされ得ない植物品種を含む。植物の一部は、植
物のすべての地上及び地下部分ならびに器官、例えば苗条、葉、花及び根を意味
すると理解されるべきであり、挙げることができる例は葉、針、茎、幹、花、苗
条体(shoot−bodies)、果実及び種子ならびに又、根、塊茎及び根
茎である。植物の一部は収穫された植物ならびに栄養及び有性増殖材料、例えば
苗、塊茎、根茎、挿し木及び種子も含む。
【0285】 活性化合物を用いる本発明に従う植物及び植物の一部の処理は、直接、又はそ
れらの環境、生息地もしくは保存地域への作用により、通常の処理法に従って、
例えば浸漬、スプレー噴霧(spraying)、蒸発、噴霧(atomizi
ng)、ばらまき(broadcasting)、はけ塗り(brushing
−on)ならびに、増殖材料の場合、特に種子の場合には、さらに単−もしくは
多−層コーティングにより行われる。
【0286】 濃度に依存して、化合物は例えば工業地域及び線路ならびに木が植えられてい
るか、もしくはいない道及び広場上の全体的雑草抑制に適している。同様に、化
合物を多年生栽培物、例えば森林、観賞用植物栽培、果樹園、ブドウ園、柑橘森
、ナッツ園(nut orchards)、バナナプランテーション、コーヒー
プランテーション、茶プランテーション、ゴムプランテーション、油ヤシプラン
テーション、ココアプランテーション、ソフトフルーツ(soft fruit
)栽培及びホップ畑中、芝地、芝土(lawns turf)及び牧草地上の雑
草の抑制ならびに一年生作物中における選択的雑草抑制に用いることができる。
【0287】 本発明に従う活性化合物は、発芽−前及び発芽−後法による双子葉作物中の単
子葉雑草の選択的抑制に非常に適している。例えば綿又はてんさい中の有害な草
の抑制にそれらを非常に成功裏に用いることができる。
【0288】 活性化合物を通常の調剤、例えば溶液、乳剤、水和性粉剤、懸濁剤、粉剤、微
粉剤、塗布剤、可溶性粉剤、顆粒剤、懸濁乳剤濃厚液(suspo−emuls
ion concentrates)、活性化合物が含浸された天然及び合成材
料ならびにポリマー性物質中の微細カプセルに転換することができる。
【0289】 これらの調剤は既知の方法で、例えば活性化合物を伸展剤、すなわち液体溶媒
及び/又は固体担体と、場合により界面活性剤、すなわち乳化剤及び/又は分散
剤及び/又は発泡剤を使用して混合することにより調製される。
【0290】 用いられる伸展剤が水の場合、例えば補助溶媒として有機溶媒を用いることも
できる。適した液体溶媒は本質的に:芳香族化合物、例えばキシレン、トルエン
又はアルキルナフタレン類、塩素化芳香族化合物及び塩素化脂肪族炭化水素、例
えばクロロベンゼン、クロロエチレン又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例え
ばシクロヘキサン又はパラフィン類、例えば鉱油留分、鉱油及び植物油、アルコ
ール類、例えばブタノール又はグリコールならびに又それらのエーテル類及びエ
ステル類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン又はシクロヘキサノン、強力に極性の溶媒、例えばジメチルホルムアミド
及びジメチルスルホキシドならびに又、水である。
【0291】 適した固体担体は: 例えばアンモニウム塩及びカオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパ
ルジャイト、モントモリロナイト又はケイソウ土のような粉砕された天然鉱石な
らびに微粉砕されたシリカ、アルミナ及びケイ酸塩のような粉砕された合成鉱石
であり;顆粒剤のための適した固体担体は:例えば方解石、大理石、軽石、海泡
石及び白雲石のような粉砕されて分別された天然岩石ならびに無機及び有機粉末
の合成顆粒ならびにおが屑、ココヤシの殻、とうもろこしの穂軸及びタバコの茎
のような有機材料の顆粒であり;適した乳化剤及び/又は発泡剤は:例えば非イ
オン性及びアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレン脂肪族アルコールエーテル、例えばアルキルアリールポリグリコ
ールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルサルフェート、アリールスルホ
ネートならびにタンパク質加水分解産物であり;適した分散剤は:例えばリグニ
ン−サルファイト廃液及びメチルセルロースである。
【0292】 粘着付与剤、例えばカルボキシメチルセルロースならびに粉末、顆粒もしくは
ラテックスの形態の天然及び合成ポリマー、例えばアラビアゴム、ポリビニルア
ルコール及びポリ酢酸ビニル、ならびに又セファリン及びレシチンのような天然
リン脂質ならびに合成リン脂質を調剤中で用いることができる。他の添加剤は鉱
油及び植物油であることができる。
【0293】 着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン及びプルシアンブルーな
らびにアリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料のような有機染料
ならびに鉄、マンガン、ほう素、銅、コバルト、モリブデン及び亜鉛の塩のよう
な微量栄養素を使用することができる。
【0294】 調剤は一般に0.1〜95重量%の活性化合物、好ましくは0.5〜90重量
%の活性化合物及び好ましくはさらに伸展剤及び/又は界面活性剤を含有する。
【0295】 本発明に従う活性化合物は、その商業的に入手可能な調剤において、ならびに
これらの調剤から調製される使用形態において、他の活性化合物、例えば殺虫剤
、誘引剤、不妊化剤、、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌・殺カビ剤(fungici
des)、成長−調節物質又は除草剤との混合物として存在することができる。
殺虫剤には中でも例えばリン酸エステル類、カルバメート類、カルボキシレート
類、塩素化炭化水素、フェニルウレア類及び微生物により生産される物質が含ま
れる。本発明の好ましい態様において、作物植物適合性を向上させるために毒性
緩和剤を本発明に従う化合物と混合することもできる。
【0296】 特に有利な混合成分の例は以下である: 殺菌・殺カビ剤: アルジモルフ、アンプロピルフォス、アンプロピルフォス カリウム、アンドプ
リム、アニラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、 ベナラキシル、ベノダニル、ベノミル、ベンザマクリル、ベンザマクリル−イソ
ブチル、ビアラフォス、ビナパクリル、ビフェニル、ビテルタノル、ブラスチシ
ジン−S、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、 カルシウムポリスルフィド、カプシマイシン、カプタフォル、カプタン、カルベ
ンダジン、カルボキシン、カルボン、キノメチオネート、クロベンチアゾン、ク
ロルフェナゾール、クロロネブ、クロロピクリン、クロロタロニル、クロゾリネ
ート、クロジラコン、クフラネブ、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジ
ニル、シプロフラム、 デバカルブ、ジクロロフェン、ジクロブトラゾール、ジクロフルアニド、ジクロ
メジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジメチリモル
、ジメトモルフ、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ジノカプ、ジフェニル
アミン、ジピリチオン、ジタリンフォス、ジチアノン、ドデモルフ、ドジン、ド
ラゾキソロン、 エジフェンフォス、エポキシコナゾール、エタコナゾール、エチリモル、エツリ
ジアゾール、 ファモキサドン、フェナパニル、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフ
ラム、フェニトロパン、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモ
ルフ、フェンチンアセテート、フェンチンヒドロキシド、フェルバム、フェリム
ゾン、フルアジナム、フルメトベル、フルオロミド、フルクインコナゾール、フ
ルルプリミドル、フルシラゾール、フルスルファミド、フルトラニル、フルツリ
アフォル、フォルペト、フォセチル−アルミニウム、フォセチル−ナトリウム、
フタリド、フベリダゾール、フララキシル、フラメツピル、フルカルボニル、フ
ルコナゾール、フルコナゾール−シス、フルメシクロクス、 グアザチン、 ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、 イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イミノクタジン アルベシ
レート、イミノクタジン トリアセテート、イオドカルブ、イプコナゾール、イ
プロベンフォス(IBP)、イプロジオン、イルママイシン、イソプロチオラン
、イソバレジオン、 カスガマイシン、クレソキシム−メチル、銅調剤、例えば:水酸化銅、ナフテン
酸銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅及びボルドー混合物、 マンコッパー、マンコゼブ、マネブ、メフェリムゾン、メパニピリム、メプロニ
ル、メタラキシル、メツコナゾール、メタスルホカルブ、メトフロキサム、メチ
ラム、メトメクラム、メトスルホバクス、ミルジオマイシン、ミクロブタニル、
ミクロゾリン、 ニッケルジメチルジチオカルバメート、ニトロタル−イソプロピル、ヌアリモル
、 オフレース、オキサジキシル、オキサモカルブ、オキソリニン酸(oxolin
ic acid)、オキシカルボキシム、オキシフェンチイン、 パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、フォス
ジフェン、ピマリシン、ピペラリン、ポリオキシン、ポリオキソリム、プロベナ
ゾール、プロクロラツ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロパノシン−ナトリ
ウム、プロピコナゾール、プロピネブ、ピラゾフォス、ピリフェノクス、ピリメ
タニル、ピロクイロン、ピロキシフル、 クインコナゾール、クイントゼン(PCNB)、 硫黄及び硫黄調剤、 テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テツシクラシス、テトラコナゾ
ール、チアベンダゾール、チシオフェン、チフルザミド、チオファネート−メチ
ル、チラム、チオキシミド、トルクロフォス−メチル、トリルフルアニド、トリ
アジメフォン、トリアジメノル、トリアツブチル、トリアゾキシド、トリクラミ
ド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフルミゾール、トリフォリン、トリ
チコナゾール、 ユニコナゾール、 バリダマイシン A、ビンクロゾリン、ビニコナゾール、 ザリラミド、ジネブ、ジラムならびに又 Dagger G、 OK−8705、 OK−8801、 α−(1,1−ジメチルエチル)−β−(2−フェノキシエチル)−1H−1,
2,4−トリアゾール−1−エタノール、 α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−フルオロ−β−プロピル−1H−1,
2,4−トリアゾール−1−エタノール、 α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−メトキシ−α−メチル−1H−1,2
,4−トリアゾール−1−エタノール、 α−(5−メチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−β−[[4−(トリフル
オロメチル)−フェニル]−メチレン]−1H−1,2,4−トリアゾール−1
−エタノール、 (5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−2,2,7,7−テトラメチル−5−(
1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−オクタノン、 (E)−α−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−フェノキシ−フェニルアセ
トアミド、 イソプロピル{2−メチル−1−[[[1−(4−メチルフェニル)−エチル]
−アミノ]−カルボニル]−プロピル}−カルバメート、 1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)エタノン O−(フェニルメチル)−オキシム、 1−(2−メチル−1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、 1−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(2−プロペニル)−2,5−ピロリ
ジンジオン、 1−[(ジヨードメチル)−スルホニル]−4−メチル−ベンゼン、 1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル
]−メチル]−1H−イミダゾール、 1−[[2−(4−クロロフェニル)−3−フェニルオキシラニル]−メチル]
−1H−1,2,4−トリアゾール、 1−[1−[2−[(2,4−ジクロロフェニル)−メトキシ]−フェニル]−
エテニル]−1H−イミダゾール、 1−メチル−5−ノニル−2−(フェニルメチル)−3−ピロリジノール、 2’,6’−ジブロモ−2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−4’−トリ
フルオロ−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボキシアニリド、 2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)−エチル]−1−エチル
−3−メチル−シクロプロパンカルボキシアミド、 2,6−ジクロロ−5−(メチルチオ)−4−ピリミジニルチオシアナート、 2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、 2,6−ジクロロ−N−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチル
]−ベンズアミド、 2−(2,3,3−トリヨード−2−プロペニル)−2H−テトラゾール、 2−[(1−メチルエチル)スルホニル]−5−(トリクロロメチル)−1,3
,4−チアジアゾール、 2−[[6−デオキシ−4−O−(4−O−メチル−β−D−グリコピラノシル
)−α−D−グルコピラノシル]−アミノ]−4−メトキシ−1H−ピロロ[2
,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、 2−アミノブタン、 2−ブロモ−2−(ブロモメチル)−ペンタンジニトリル、 2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデ
ン−4−イル)−3−ピリジンカルボキシアミド、 2−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(イソチオシアナートメ
チル)−アセトアミド、 2−フェニルフェノール(OPP)、 3,4−ジクロロ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−ピ
ロール−2,5−ジオン、 3,5−ジクロロ−N−[シアノ[(1−メチル−2−プロピニル)−オキシ]
−メチル]−ベンズアミド、 3−(1,1−ジメチルプロピル−1−オキソ−1H−インデン−2−カルボニ
トリル、 3−[2−(4−クロロフェニル)−5−エトキシ−3−イソオキサゾリジニル
]−ピリジン、 4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)−1
H−イミダゾール−1−スルホンアミド、 4−メチル−テトラゾロ[1,5−a]キナゾリン−5(4H)−オン、 8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エチル−N−プロピル−1,4−ジオキ
サスピロ[4.5]デカン−2−メタナミン、 8−ヒドロキシキノリンサルフェート、 9H−キサンテン−2−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−9−カルボン酸
ヒドラジド、 ビス−(1−メチルエチル)−3−メチル−4−[(3−メチルベンゾイル)オ
キシ]−2,5−チオフェンジカルボキシレート、 シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)−シクロヘプタノール、 シス−4−[3−[4−(1,1−ジメチルプロピル)−フェニル−2−メチル
プロピル]−2,6−ジメチル−モルホリンヒドロクロリド、 [(4−クロロフェニル)−アゾ]−シアノ酢酸エチル、 炭酸水素カリウム、 メタンテトラチオールナトリウム塩、 1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1
H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(5−イソオキサゾリルカルボニル)
−DL−アラニン酸メチル、 N−(クロロアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−DL−アラニン
酸メチル、 N−(2,3−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−シクロヘキ
サンカルボキシアミド、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−
オキソ−3−フラニル)−アセトアミド、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−
オキソ−3−チエニル)−アセトアミド、 N−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−メチル−3−ニトロ−ベンゼン
スルホンアミド、 N−(4−シクロヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピ
リミジンアミン、 N−(4−ヘキシルフェニル)1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジン
アミン、 N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−
3−オキサゾリジニル)−アセトアミド、 N−(6−メトキシ)−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキシアミド、 N−[2,2,2−トリクロロ−1−[(クロロアセチル)−アミノ]−エチル
]−ベンズアミド、 N−[3−クロロ−4,5−ビス(2−プロピニルオキシ)−フェニル]−N’
−メトキシ−メタンイミドアミド、 N−ホルミル−N−ヒドロキシ−DL−アラニン−ナトリウム塩、 O,O−ジエチル−[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチル
ホスホルアミドチオエート、 O−メチルS−フェニル フェニルプロピルホスホルアミドチオエート、 S−メチル 1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオエート、 スピロ[2H]−1−ベンゾピラン−2,1’(3’H)−イソベンゾフラン−
3’−オン。 殺バクテリア剤: ブロノポル、ジクロロフェン、ニトラピリン、ニッケルジメチルジチオカルバメ
ート、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイク
リン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅及び他の
銅調剤。 殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤: アバメクチン、アセフェート、アセタミプリド、アクリナツリン、アラニカルブ
、アルジカルブ、アルドキシカルブ、アルファ−シペルメツリン、アルファメツ
リン、アミトラツ、アベルメクチン、AZ 60541、アザジラクチン、アザ
メチフォス、アジンフォス A、アジンフォス M、アゾシクロチン、 バシルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae)、バシルス・
スファエリクス(Bacillus sphaericus)、バシルス・スブ
チリス(Bacillus subtilis)、バシルス・ツリンギエンシス
(Bacillus thuringiensis)、バクロウィルス、ベアウ
ベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)、ベアウベリア・
テネラ(Beauveria tenella)、ベンジオカルブ、ベンフラカ
ルブ、ベンスルタプ、ベンゾキシメート、ベータシフルツリン、ビフェナゼート
、ビフェンツリン、ビオエタノメツリン、ビオペルメツリン、BPMC、ブロモ
フォス A、ブフェンカルブ、ブプロフェジン、ブタチオフォス、ブトカルボキ
シン、ブチルピリダベン、 カズサフォス、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスルフ
ァン、カルタプ、クロエトカルブ、クロレトキシフォス、クロルフェナピル、ク
ロルフェンビンフォス、クロルフルアズリン、クロルメフォス、クロルピリフォ
ス、クロルピリフォス M、クロバポルツリン、シス−レスメツリン、シスペル
メツリン、クロシツリン、クロエトカルブ、クロフェンテジン、シアノフォス、
シクロプレン、シクロプロツリン、シフルツリン、シハロツリン、シヘキサチン
、シペルメツリン、シロマジン、 デルタメツリン、デメトン M、デメトン S、デメトン−S−メチル、ジアフ
ェンチウロン、ジアジノン、ジクロルボス、ジフルベンズロン、ジメトエート、
ジメチルビンフォス、ジオフェノラン、ジスルフォトン、ドクサト−ナトリウム
、ドフェナピン、 エフルシラネート、エマメクチン、エムペンツリン、エンドスルファン、エント
モプフトラ種(Entomopfthora spp.)、エスフェンバレレー
ト、エチオフェンカルブ、エチオン、エトプロフォス、エトフェンプロクス、エ
トキサゾール、エツリムフォス、 フェナミフォス、フェナザクイン、フェンブタチン オキシド、フェニトロチオ
ン、フェノチオカルブ、フェノキサクリム、フェノキシカルブ、フェンプロパツ
リン、フェンピラド、フェンピリツリン、フェンピロキシメート、フェンバレレ
ート、フィプロニル、フルアジナム、フルアズロン、フルブロシツリネート、フ
ルシクロクスロン、フルシツリネート、フルフェノクスロン、フルテンジン、フ
ルバリネート、フォノフォス、フォスメチラン、フォスチアゼート、フブフェン
プロクス、フラチオカルブ、 グラニュローシスウィルス、 ハロフェノジド、HCH、ヘプテノフォス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾク
ス、ヒドロプレン、 イミダクロプリド、イサゾフォス、イソフェンフォス、イソキサチオン、イベル
メクチン、 ラムダ−シハロツリン、ルフェヌロン、 マラチオン、メカルバム、メタルデヒド、メタミドフォス、メタルヒジウム・ア
ニソプリアエ(Metharhizium anisopliae)、メタルヒ
ジウム・フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)
、メチダチオン、メチオカルブ、メトミル、メトキシフェノジド、メトルカルブ
、メトキサジアゾン、メビンフォス、ミルベメクチン、モノクロトフォス、 ナレド、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、核多角体病ウィルス、 オメトエート、オキサミル、オキシデメトン M、 パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosor
oseus)、パラチオン A、パラチオン M、ペルメツリン、フェントエー
ト、フォレート、フォサロン、フォスメト、フォスファミドン、フォキシム、ピ
リミカルブ、ピリミフォス A、ピリミフォス M、プロフェノフォス、プロメ
カルブ、プロポクスル、プロチオフォス、プロトエート、ピメトロジン、ピラク
ロフォス、ピレスメツリン、ピレツルム、ピリダベン、ピリダチオン、ピリミジ
フェン、ピリプロキシフェン、 クイナルフォス、 リバビリン、 サリチオン、セブフォス、シラフルオフェン、スピノサド、スルフォテプ、スル
プロフォス、 タウ−フルバリネート、テブフェノジド、テブフェンピラド、テブピリミフォス
、テフルベンズロン、テフルツリン、テメフォス、テミビンフォス、テルブフォ
ス、テトラクロルビンフォス、テータシペルメツリン、チアメトキサン、チアプ
ロニル、チアトリフォス、シュウ酸水素チオシクラン、チオジカルブ、チオファ
ノクス、ツリンギエンシン、トラロシツリン、トラロメツリン、トリアラテン、
トリアザメート、トリアゾフォス、トリアズロン、トリクロフェニジン、トリク
ロルフォン、トリフルムロン、トリメタカルブ、 バミドチオン、バニリプロール、ベルチシリウム・レカニイ(Verticil
lium lecanii)、 YI 5302 ゼータ−シペルメツリン、ゾラプロフォス、 (1R−シス)−[5−(フェニルメチル)−3−フラニル]−メチル−3−[
(ジヒドロ−2−オキソ−3(2H)−フラニリデン)−メチル]−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシレート、 (3−フェノキシフェニル)−メチル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプ
ロパンカルボキシレート、 1−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]テトラヒドロ−3,5−ジメチ
ル−N−ニトロ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−イミン、 2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−4−[4−(1,1−ジメチルエ
チル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、 2−(アセチルオキシ)−3−ドデシル−1,4−ナフタレンジオン、 2−クロロ−N−[[[4−(1−フェニルエトキシ)−フェニル]−アミノ]
−カルボニル]−ベンズアミド、 2−クロロ−N−[[[4−(2,2−ジクロロ−1,1−ジフルオロエトキシ
)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、 3−メチルフェニル プロピルカルバメート、 4−[4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルペンチル]−1−フルオロ−
2−フェノキシ−ベンゼン、 4−クロロ−2−(1,1−ジメチルエチル)−5−[[2−(2,6−ジメチ
ル−4−フェノキシフェノキシ)エチル]チオ]−3(2H)−ピリダジノン、 4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−
3−ピリジニル)メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン、 4−クロロ−5−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メトキシ]−2−(3,4
−ジクロロフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、 バシルス・ツリンギエンシス株EG−2348、 2−ベンゾイル−1−(1,1−ジメチルエチル)−ヒドラジノ安息香酸、 ブタン酸2,2−ジメチル−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−オキソ−
1−オキサスピロ[4.5]デセ−3−エン−4−イル [3−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−2−チアゾリジニリデン]
−シアナミド、 ジヒドロ−2−(ニトロメチレン)−2H−1,3−チアジン−3(4H)−カ
ルボキシアルデヒド、 エチル[2−[[1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1−(フェニルメチル)−4
−ピリダジニル]オキシ]エチル]−カルバメート、 N−(3,4,4−トリフルオロ−1−オキソ−3−ブテニル)−グリシン、 N−(4−クロロフェニル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−
4,5−ジヒドロ−4−フェニル−1H−ピラゾール−1−カルボキシアミド、 N−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−N’−メチル−N”−ニトロ
−グアニジン、 N−メチル−N”−(1−メチル−2−プロペニル)−1,2−ヒドラジンジカ
ルボチオアミド、 N−メチル−N’−2−プロペニル−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、 O,O−ジエチル[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホ
スホルアミドチオエート。 除草剤: アセトクロル、アシフルオルフェン(−ナトリウム)、アクロニフェン、アラク
ロル、アロキシジム(−ナトリウム)、アメツリン、アミドクロル、アミドスル
フロン、アニロフォス、アスラム、アトラジン、アザフェニジン、アジムスルフ
ロン、ベナゾリン(−エチル)、ベンフレセート、ベンスルフロン(−メチル)
、ベンタゾン、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナプ、ベンゾイルプロプ(−エチ
ル)、ビアラフォス、ビフェノクス、ビスピリバク(−ナトリウム)、ブロモブ
チド、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル、ブタクロル、ブトロキシジム、ブ
チレート、カフェンストロール、カロキシジム、カルベタミド、カルフェントラ
ゾン(−エチル)、クロメトキシフェン、クロラムベン、クロリダゾン、クロリ
ムロン(−エチル)、クロルニトロフェン、クロルスルフロン、クロルトルロン
、シニドン(−エチル)、シンメチリン、シノスルフロン、クレフォキシジム、
クレトジム、クロジナフォプ(−プロパルギル)、クロマゾン、クロメプロプ、
クロピラリド、クロピラスルフロン(−メチル)、クロランスラム(−メチル)
、クミルロン、シアナジン、シブツリン、シクロエート、シクロスルファロムン
、シクロキシジム、シハロフォプ(−ブチル)、2,4−D、2,4−DB、2
,4−DP、デスメジファム、ジアレート、ジカンバ、ジクロホプ(−メチル)
、ジクロスラム、ジエタチル(−エチル)、ジフェンゾクアト、ジフルフェニカ
ン、ジフルフェンゾピル、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロル、ジメタ
メツリン、ジメテナミド、ジメキシフラム、ジニトラミン、ジフェナミド、ジク
アト、ジチオピル、ジウロン、ジムロン、エポプロダン、EPTC、エスプロカ
ルブ、エタルフルラリン、エタメツルフロン(−メチル)、エトフメセート、エ
トキシフェン、エトキシスルフロン、エトベンザニド、エノキサプロプ(−P−
エチル)、フェントラザミド、フラムプロプ(−イソプロピル)、フラムプロプ
(−イソプロピル−L)、フラムプロプ(−メチル)、フラザスルフロン、フロ
ラスラム、フルアジホプ(−P−ブチル)、フルアゾレート、フルカルバゾン、
フルフェナセト、フルメツラム、フルミクロラク(−ペンチル)、フルミオキサ
ジン、フルミプロピン、フルメツラム、フルオメツロン、フルオロクロリドン、
フルオログリコフェン(−エチル)、フルポキサム、フルプロパシル、フルルピ
ルスルフロン(−メチル、−ナトリウム)、フルレノル(−ブチル)、フルリド
ン、フルロキシピル(−メチル)、フルルプリミドル、フルルタモン、フルチア
セト(−メチル)、フルチアミド、フォメサフェン、グルフォシネート(−アン
モニウム)、グリフォセート(−イソプロピルアンモニウム)、ハロサフェン、
ハロキシフォプ(−エトキシエチル)、ハロキシフォプ(−P−メチル)、ヘキ
サジノン、イマザメタベンズ(−メチル)、イマザメタピル、イマザモクス、イ
マザピク、イマザピル、イマザクイン、イマゼタピル、イマゾスルフロン、イオ
ドスルフロン(−メチル、−ナトリウム)、イオキシニル、イソプロパリン、イ
ソプロツロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサクロルトレ、イソキサフル
トレ、イソキサピリフォプ、ラクトフェン、レナシル、リヌロン、MCPA、M
CPP、メフェナセト、メソツリオン、メタミツロン、メタザクロル、メタベン
ズチアズロン、メトベンズロン、メトブロムロン、(アルファ−)メトラクロル
、メトスラム、メトクスロン、メツリブジン、メツルフロン(−メチル)、モリ
ネート、モノリヌロン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ネブロン、ニコスルフ
ロン、ノルフルラゾン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、オキ
サジアゾン、オキサスルフロン、オキサジクロメフォン、オキシフルオルフェン
、パラクアト、ペラルゴン酸、ペンジメタリン、ペンドラリン、ペントキサゾン
、フェンメジファム、ピペロフォス、プレチラクロル、プリミスルフロン(−メ
チル)、プロメツリン、プロパクロル、プロパニル、プロパクイザフォプ、プロ
ピソクロル、プロピザミド、プロスルフォカルブ、プロスルフロン、ピラフルフ
ェン(−エチル)、ピラゾレート、ピラゾスルフロン(−エチル)、ピラゾキシ
フェン、ピリベンゾキシム、ピリブチカルブ、ピリデート、ピリミノバク(−メ
チル)、ピリチオバク(−ナトリウム)、クインクロラク、クインメラク、クイ
ノクラミン、クイザロフォプ(−P−エチル)、クイザロフォプ(−P−テフリ
ル)、リムスルフロン、セトキシジム、シマジン、シメツリン、スルコトリオン
、スルフェントラゾン、スルホメツロン(−メチル)、スルフォセート、スルホ
スルフロン、テブタム、テブチウロン、テプラロキシジム、テルブチラジン、テ
ルブツリン、テニルクロル、チアフルアミド、チアゾピル、チジアジミン、チフ
ェンスルフロン(−メチル)、チオベンカルブ、チオカルバジル、トラルコキシ
ジム、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン(−メチル)、トリクロ
ピル、トリジファン、トリフルラリン及びトリフルスルフロン。
【0297】 さらに本発明に従う活性化合物はその市販の調剤において、及びこれらの調剤
から調製される使用形態において、相乗剤との混合物として存在することができ
る。相乗剤は活性化合物の活性を向上させる化合物であり、加えられる相乗剤が
それ自身で活性である必要はない。
【0298】 市販の調剤から調製される使用形態の活性化合物含有率は広い範囲内で変わる
ことができる。使用形態における活性化合物の濃度は0.0000001〜95
重量%の活性化合物、好ましくは0.0001〜1重量%であることができる。
【0299】 適用は使用形態に適応させた通常の方法で行われる。
【0300】 活性化合物はさらに、農業において、森林管理において、保存製品及び材料の
保護において、ならびに衛生部門において遭遇する有害動物、好ましくは節足動
物及び線虫類、特に昆虫及びクモ形類の抑制に適している。それらは正常に感受
性の、及び耐性の種に対して、ならびに発育のすべての、もしくはいくつかの段
階に対して活性である。上記の有害生物には: 等脚類(Isopoda)の目から、例えばオニスクス・アセルス(Onisc
us asellus)、アルマジリジウム・ブルガレ(Armadillid
ium vulgare)及びポルセリオ・スカベル(Porcellio s
caber)。 倍脚類(Diplopoda)の目から、例えばブラニウルス・グルラツス(B
laniulus guttulatus)。 唇脚類(Chilopoda)の目から、例えばゲオフィルス・カルポファグル
(Geophilus carpophagus)及びスクチゲラ種(Scut
igera spec.)。 結合類(Symphyla)の目から、例えばスクチゲレラ・イマクラタ(Sc
utigerella immaculata)。 シミ類(Thysanura)の目から、例えばレピスマ・サッカリナ(Lep
isma saccharina)。 トビムシ類(Collembola)の目から、例えばオニチウルス・アルマツ
ス(Onychiuru armatus)。 ゴキブリ類(Blattaria)又は直翅類(Orthoptera)の目か
ら、例えばブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)
、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)
、ロイコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)、ブラ
テラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、アケタ・ドメ
スチクス(Acheta domesticus)、グリロタルパ種(Gryl
lotalpa spp.)、ロクスタ・ミグラトリア・ミグラトリオイデス(
Locusta migratoria migratpropodes)、メ
ラノプルス・ジフェレンチアリス(Melanoplus different
ialis)及びシストセルカ・グレガリア(Schistocerca gr
egeria)。 ハサミムシ類(Dermaptera)の目から、例えばフォルフィクラ・アウ
リクラリア(Forficula auricularia)。 シロアリ類(Isoptera)の目から、例えばレチクリテルメス種(Ret
iculitermes spp.)。 シラミ類(Anoplura)の目から、例えばフィロクセラ・バスタツリクス
(Phylloxera vastatrix)、ペンフィグス種(Pemph
igus spp.,)、ペディクルス・ヒューマヌス・コルポリス(pedi
culus humanus corporis)、ハエマトピヌス種(Hae
matopinus spp.)及びリノグナツス種(Linognathus spp.)。 ハジラミ類(Mallophaga)の目から、例えばトリコデクテス種(Tr
ichodectes spp.)及びダマリネア種(Damalinea s
pp.)。 アザミウマ類(Thysanoptera)の目から、例えばフランクリニエラ
・オクシデンタリス(Frankliniella occidentalis
)、ヘルシノツリプス・フェモラリス(Hercinothrips femo
ralis)、ツリプス・パルミ(Thrips palmi)及びツリプス・
タバチ(Thrips tabaci)。 異翅類(Heteroptera)の目から、例えばエウリガステル種(Eur
igaster spp.)、ジスデルクス・インテルメジウス(Dysder
cus intermedius)、ピエスマ・クアドラタ(Piesma q
uadrata)、シメクス・レクツラリウス(Cimex lectular
ius)、ロドニウス・プロリクス(Rhodnius prolixus)及
びトリアトマ種(Triatoma spp.)。 同翅類(Homoptera)の目から、例えばアレウロデス・ブラシカエ(A
leurodes brassicae)、ベミシア・タバチ(Bemisia
tabaci)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurod
es vaporariorum)、アフィス・ゴシピイ(Aphis gos
sypii)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Bravicoryne bras
sicae)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis
)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)、アフィス・ポミ(Aph
is pomi)、エリオソマ・ラニゲルム(Eriosoma lanige
rum)、ヒアロプテルス・アルンジニス(Hyalopterus arun
dinis)、フィロクセラ・バスタツリクス(Phylloxera vas
tatrix)、ペムフィグス種(Pemphigus spp.)、マクロシ
フム・アベナエ(Macrosiphus avenae)、ミズス種(Myz
us spp.)、フォロドン・フムリ(Phorodon humuli)、
ロパロシフム・パジ(Rhopalosiphum padi)、エンポアスカ
種(Empoasca spp.)、エウセリス・ビロバツス(Eusceli
s bilobatus)、ネフォテティクス・シンクチセプス(Nephot
ettix cincticeps)、レカニウム・コルニ(Lecanium
corni)、サイセチア・オレアエ(Saissitia oleae)、
ラオデルファクス・ストリアテルス(Laodelphax striatel
lus)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)
、アオニジエラ・アウランチイ(Aonidiella aurantii)、
アスピジオツス・ヘデラエ(Aspidiotus hederae)、シュー
ドコックス種(Pseudococcus spp.)及びプシラ種(Psyl
la spp.)。 鱗翅類(Lepidoptera)の目から、例えばペクチノフォラ・ゴシピエ
ラ(Pectinophora gossypiella)、ブパルス・ピニア
リウス(Bupalus piniarius)、ケイマトビア・ブルマタ(C
heimatobia brumata)、リトコレチス・ブランカルデラ(L
ithocolletis blancardella)、ヒポノメウタ・パデ
ラ(Hyponomeuta padella)、プロテラ・マクリペンニス(
Plutella caculipennis)、プルテラ・キシロステラ(P
lutella xylostella)、マラコソマ・ネウスツリア(Mal
acosoma neustria)、エウプロクチス・クリソルホエア(Eu
proctis chrysorrhoea)、リマンツリア種(Lymant
ria spp.)、ブクラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatrix
thurberiella)、フィロクニスチス・シトレラ(Phylloc
nistis citrella)、アグロチス種(Agrotis spp.
)、エウクソア種(Euxoa spp.)、フェルチア種(Feltia s
pp.)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、ヘリ
オチス種(Heliothis spp.)、スポドプテラ・エクシグア(Sp
odoptera exigua)、マメストラ・ブラシカエ(Mamestr
a brassicae)、パノリス・フラメア(Panolis flamm
ea)、プロデニア・リツラ(Prodenia litura)、スポドプテ
ラ種(Spodoptera spp.)、トリコプルシア・ニ(Tricho
plusia ni)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa po
monella)、ピエリス種(Pieris spp.)、チロ種(Chil
o spp.)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilal
is)、エフェスチア・クエニエラ(Ephestia kuehniella
)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、チネオ
ラ・ビセリラレ(Tineola bisselliella)、チネア・ペリ
オネラ(Tinea pellionella)、ホフマノフィラ・シュードス
プレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、
カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ
(Capua reticulana)、コリストネウラ・フミフェラナ(Ch
oristoneura fumiferana)、クリシア・アンビグエラ(
Clysia ambiguella)、ホモナ・マグナニマ(Homona
magnanima)、トルトリクス・ビリダナ(Tortrix virid
ana)、クナファロセルス種(Cnaphalocerus spp.)及び
オウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)。 甲虫類(Coleoptera)の目から、例えばアノビウム・プンクタツム(
Anobium punctatum)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizop
ertha dominica)、アカントセリデス・オブテクツス(Acan
thoscelides obtectus)、ヒロツルペス・バジュルス(H
ylotrupes bajulus)、アゲラスチカ・アルニ(Agelas
tica alni)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinota
rsa decemlineata)、ファエドン・コクレアリアエ(Phae
don cochleariae)、ディアブロチカ種(Diabrotica
spp.)、プシリオデス・クリソセファラ(Psylliodes chr
ysocephala)、エピラクナ・バリベチス(Epilachna va
rivestis)、アトマリア種(Atomaria spp.)、オリザエ
フィルス・スリナネンシス(Oryzaephilus surinamens
is)、アントノムス種(Anthonomus spp.)、シトフィルス種
(Sitophilus spp.)、オチオリンクス・スルカツス(Otio
rrhynchus sulcatus)、コスモポリテス・ソルジズス(Co
smopolites sordidus)、セウトリンクス・アシミリス(C
euthorrhynchus assimilis)、ヒペラ・ポスチカ(H
ypera postica)、デルメステス種(Dermestes spp
.)、トロゴデルマ種(Trogoderma spp.)、アントレヌス種(
Anthrenus spp.)、アタゲヌス種(Attagenus spp
.)、リクツス種(Lyctus spp.)、メリゲテス・アエネウス(Me
ligethes aeneus)、プチヌス種(Ptinus spp.)、
ニプツス・ホロレウクス(Niptus hololeucus)、ギビウム・
プシロイデス(Gibbium psylloides)、トリボリウム種(T
ribolium spp.)、テネブリオ・モリトル(Tenebrio m
olitor)、アグリオテス種(Agriotes spp.)、コノデルス
種(Conoderus spp.)、メロロンタ・メロロンタ(Melolo
ntha melolontha)、アンフィマロン・ソルシチチアリス(Am
phimallon solstitialis)、コステリツラ・ゼアランジ
カ(Costelytra zealandica)及びリゾルホプツルス・オ
リゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)。 膜翅類(Hymenoptera)の目から、例えばジプリオン種(Dipri
on spp.)、ホプロカンパ種(Hoplocampa spp.)、ラシ
ウス種(Lasius spp.)、モノモリウム・ファラオニス(Monom
orium pharaonis)及びベスパ種(Vespa spp.)。 双翅類(Diptera)の目から、例えばアエデス種(Aedes spp.
)、アノフェレス種(Anopheles spp.)、クレクス種(Cule
x spp.)、ドロソフィラ・メラノガステル(Drosophila me
lanogaster)、ムスカ種(Musca spp.)、ファニア種(F
annia spp.)、カリフォラ・エリスロセファラ(Calliphor
a erythrocephala)、ルシリア種(Lucilia spp.
)、クリソミア種(Chrysinyua spp.)、クテレブラ種(Cut
erebra spp.)、ガストロフィルス種(Gastrophilus
spp.)、ヒポボスカ種(Hyppobosca spp.)、リリオミザ種
(Liriomyza spp.)、ストモクシス種(Stomoxys sp
p.)、オエスツルス種(Oestrus spp.)、ヒポデルマ種(Hyp
oderma spp.)、タバヌス種(Tabanus spp.)、タニア
種(Tannia spp.)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hort
ulanus)、オシネラ・フリト(Oscinella frit)、フォル
ビア種(Phorbia spp.)、ペゴミア・ヒオシアミ(Pegomyi
a hyoscyami)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis ca
pitata)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、チプラ・パル
ドサ(Tipula paludosa)、ヒレミイア種(Hylemyia
spp.)及びリリオミザ種(Liriomyza spp.)。 ノミ類(Siphonaptera)の目から、例えばキセノプシラ・ケオピス
(Xenopsylla cheopis)及びセラトフィルス種(Cerat
ophyllus spp.)。 クモ形類(Arachnida)の目から、例えばスコルピオ・マウルス(Sc
orpio maurus)、ラトロデクツス・マクタンス(Lagrodec
tus mactans)。 ダニ類(Acarina)の目から、例えばアカルス・シロ(Acarus s
iro)、アルガス種(Argas spp.)、オルニトドロス種(Orni
thodoros spp.)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyss
us gallinae)、エリオフィエス・リビス(Eriophyes r
ibis)、フィロコプツルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta
oleivora)、ボオフィルス種(Boophylus spp.)、リピ
セファルス種(Rhipicephalus spp.)、アンブリオマ種(A
mblyomma spp.)、ヒアロマ種(Hyalomma spp.)、
イクソデス種(Ixodes spp.)、プソロプテス種(Psoropte
s spp.)、コリオプテス種(Chorioptes spp.)、サルコ
プテス種(Sarcoptes spp.)、タルソネムス種(Tarsone
mus spp.)、ブリオビア・プラエチオサ(Bryobia praet
iosa)、パノニクス種(Panonychus spp.)、テトラニクス
種(Tetranychus spp.)、ヘミタルソネムス種(Hemita
rsonemus spp.)及びブレビパルプス種(Brevipalpus
spp.) が含まれる。
【0301】 植物寄生性線虫類には、例えばプラチレンクス種(Pratylenchus
spp.)、ラドフォルス・シミリス(Radopholus simili
s)、ジチレンクス・ジプサシ(ditylenchus dipsaci)、
チレンクルス・セミ・ペネトランス(Tylenchulus semi pe
netrans)、ヘテロデラ種(Heterodera spp.)、グロボ
デラ種(Globodera spp.)、メロイドジネ種(Meloidog
yne spp.)、アフェレンコイデス種(Aphelenchoides
spp.)、ロンギドルス種(Longidorus spp.)、クシフィネ
マ種(Xiphinema spp.)、トリコドルス種(Trichodor
us spp.)及びブルサフェレンクス種(Bursaphelenchus
spp.)が含まれる 本発明に従う活性化合物は葉及び土壌適用の後に高い殺虫及び殺ダニ活性を有
する。
【0302】 本発明に従う活性化合物はある濃度もしくは適用率において殺菌・殺カビ活性
も有している。さらにそれらを殺微生物剤又は抗真菌剤として用いることもでき
る。
【0303】 衛生上の有害生物及び保存製品の有害生物に対して用いられる場合、活性化合
物は木材及び粘土上における優れた残留活性ならびに石灰処理された物質上のア
ルカリに対する優れた安定性を有する。
【0304】 本発明に従う活性化合物は植物、衛生及び保存製品の有害生物に対してのみで
なく、獣医学部門において動物寄生虫(外部寄生虫)、例えばカタダニ(har
d ticks)、ヒメダニ(soft ticks)、カイセンダニ(man
ge mites)、葉ダニ(leaf mites)、ハエ類(刺す及び吸う
)、寄生性ハエ幼虫、シラミ、毛ジラミ、羽ジラミ及びノミに対しても作用する
。これらの寄生虫には: シラミ類(Anoplurida)の目から、例えばハエマトピヌス種(Hae
matopinus spp.)、リノグナツス種(Linognathus
spp.)、ペジクルス種(Pediculus spp.)、フチルス種(P
htirus spp.)及びソレノポテス種(Solenopotes sp
p.)、 ハジラミ類(Mallophagida)の目ならびにマルツノハジラミ類(A
mblycerina)及びホソツノハジラミ類(Ischnocerina)
の亜目から、例えばトリメノポン種(Trimenopon spp.)、メノ
ポン種(Menopon spp.)、トリノトン種(Trinoton sp
p.)、ボビコラ種(Bovicola spp.)、ウェルネキエラ種(We
rneckiella spp.)、レピケントロン種(Lepikentro
n spp.)、ダマリナ種(Damalina spp.)、トリコデクテス
種(Trichodectes spp.)及びフェリコラ種(Felicol
a spp.)、 双翅類(Diptera)の目ならびに糸角類(Nematocerina)及
び短角類(Brachycerina)の亜目から、例えばアエデス種(Aed
es spp.)、アノフェレス種(Anopheles spp.)、クレク
ス種(Culex spp.)、シムリウム種(Simulium spp.)
、エウシムリウム種(Eusimulium spp.)、フレボトムス種(P
hlebotomus spp.)、ルツゾミイア種(Lutzomyia s
pp.)、クリコイデス種(Culicoides spp.)、クリソプス種
(Chrysops spp.)、ヒボミツラ種(Hybomitra spp
.)、アチロツス種(Atylotus spp.)、タバヌス種(Taban
us spp.)、ハエマトポタ種(Haematopota spp.)、フ
ィリポミイア種(Philipomyia spp.)、ブラウラ種(Brau
la spp.)、ムスカ種(Musca spp.)、ヒドロタエア種(Hy
drotaea spp.)、ストモキシス種(Stomoxys spp.)
、ハエマトビア種(Haematobia spp.)、モレリア種(More
llia spp.)、ファニア種(Fannia spp.)、グロシナ種(
Glossina spp.)、カリフォラ種(Calliphora spp
.)、ルシリア種(Lucilia spp.)、クリソミア種(Chrysi
nyua spp.)、ウォールファルチア種(Wohlfahrtia sp
p.)、サルコファガ種(Sarcophaga spp.)、オエスツルス種
(Oestrus spp.)、ヒポデルマ種(Hypoderma spp.
)、ガステロフィルス種(Gasterophilus spp.)、ヒポボス
カ種(Hippobosca spp.)、リポプテナ種(Lipoptena
spp.)及びメロファグス種(Melophagus spp.)、 ノミ類(Siphonapterida)の目から、例えばプレクス種(Pul
ex spp.)、クテノセファリデス種(Ctenocephalides
spp.)、キセノプシラ種(Xenopsylla spp.)及びセラトフ
ィルス種(Ceratophyllus spp.)、 異翅類(Heteropterida)の目から、例えばシメクス種(Cime
x spp.)、トリアトマ種(Triatoma spp.)、ロドニウス種
(Rhodnius spp.)及びパンストロンギルス種(Panstron
gylus spp.)、 ゴキブリ類(Blattarida)の目から、例えばブラッタ・オリエンタリ
ス(Blatta orientalis)、ペリプラネタ・アメリカナ(Pe
riplaneta americana)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Bla
ttela germanica)及びスペラ種(Supella spp.)
、 ダニ類(Acaria(Acarida))の亜綱、ならびに後気門類及び中気
門類(Meta− and Mesostigmata)の目から、例えばアル
ガス種(Argas spp.)、オルニトドロス種(Ornithodoro
s spp.)、オトビウス種(Otobius spp.)、イクソデス種(
Ixodes spp.)、アンブリオマ種(Amblyomma spp.)
、ボーフィルス種(Boophilus spp.)、デルマセントル種(De
rmacentor spp.)、ハエモフィサリス種(Haemophysa
lis spp.)、ヒアロマ種(Hyalomma spp.)、リピセファ
ルス種(Rhipicephalus spp.)、デルマニスス種(Derm
anyssus spp.)、ライリエチア種(Raillietia spp
.)、ニューモニスス種(Pneumonyssus spp.)、ステルノス
トマ種(Sternostoma spp.)及びバロア種(Varroa s
pp.)、 前気門類(Actinedida(Prostigmata))及び無気門類(
Acaridida(Astigmata)の目から、例えばアカラピス種(A
carapis spp.)、ケイレチエラ種(Cheyletiella s
pp.)、オルニトケイレチア種(Ornithocheyletia spp
.)、ミオビア種(Myobia spp.)、プソレルガテス種(Psore
rgates spp.)、デモデクス種(Demodex spp.)、トロ
ムビクラ種(Trombicula spp.)、リストロフォルス種(Lis
trophorus spp.)、アカルス種(Acarus spp.)、チ
ロファグス種(Tyrophagus spp.)、カログリフス種(Calo
glyphus spp.)、ヒポデクテス種(Hypodectes spp
.)、プテロリクス種(Pterolichus spp.)、プソロプテス種
(Psoroptes spp.)、コリオプテス種(Chorioptes
spp.)、オトデクテス種(Otodectes spp.)、サルコプテス
種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス種(Notoedres
spp.)、クネミドコプテス種(Knemidocoptes spp.)、
シトジテス種(Cytodites spp.)及びラミノシオプテス種(La
minosioptes spp.) が含まれる。
【0305】 本発明に従う式(I)の活性化合物は、農業的生産家畜、例えば牛、羊、ヤギ
、馬、豚、ロバ、ラクダ、水牛、ウサギ、鶏、七面鳥、アヒル、ガチョウ及び蜂
、他のペット、例えば犬、猫、かごの鳥及び水族館の魚ならびに又いわゆる試験
動物、例えばハムスター、モルモット、ラット及びマウスに蔓延する節足動物の
抑制にも適している。これらの節足動物の抑制により、死亡及び生産性の低下(
肉、ミルク、ウール、皮革、卵、蜂蜜などに関する)の事例が減少し、より経済
的且つ容易な動物飼育(animal husbandry)が本発明に従う活
性化合物の使用により可能にならなければならない。
【0306】 獣医学部門において、本発明に従う活性化合物は既知の方法で、例えば錠剤、
カプセル、頓服水剤、水薬、顆粒剤、ペースト、大型丸薬、フィード−スループ
ロセス(feed−through process)及び座薬の形態で腸内投
与により、非経口的投与により、例えば注入(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内な
ど)、体内埋植物により、鼻内投与により、例えば浸漬もしくは入浴、スプレー
噴霧、ポアリングオン(pouring on)及びスポッティングオン(sp
otting on)、洗浄及び粉剤散布の形態で皮膚的使用により、ならびに
又、活性化合物を含有する成形品、例えばカラー、イアマーク、テイルマーク、
リムバンド、ホルター、マーキング装置などにより用いられる。
【0307】 牛、家禽、ペットなどのために用いられる場合、式(I)の活性化合物を1〜
80重量%の量で活性化合物を含む調剤(例えば粉剤、乳剤、自由流動性組成物
(free−flowing compositions))として直接又は1
00−〜10,000−倍希釈の後に用いることができるか、あるいは薬浴とし
てそれらを用いることができる。
【0308】 さらに、本発明に従う式(I)の化合物が工業材料を破壊する昆虫に対する強
い殺虫作用も有していることが見いだされた。
【0309】 以下の昆虫を例として、且つ好ましいとして挙げることができるが制限ではな
い: 甲虫類(Beetles)、例えば ヒロツルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、クロロ
ホルス・ピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウム
・プンクタツム(Anobium punctatum)、クセストビウム・ル
フォビロスム(Xestobium rufovillosum)、プチリヌス
・ペクチコルニス(Ptilinus pecticornis)、デンドロビ
ウム・ペルチネクス(Dendrobium pertinex)、エルノビウ
ス・モリス(Ernobius mollis)、プリオビウム・カルピニ(P
riobium carpini)、リクツス・ブルネウス(Lyctus b
runneus)、リクツス・アフリカヌス(Lyctus africanu
s)、リクツス・プラニコリス(Lyctus planicollis)、リ
クツス・リネアリス(Lyctus linearis)、リクツス・プベセン
ス(Lyctus pubescens)、トロゴキシロン・アエクアレ(Tr
ogoxylon aequale)、ミンテス・ルギコリス(Minthes
rugicollis)、キシレボルス種(Xyleborus spec.
)、トリプトデンドロン種(Tryptodendron spec.)、アパ
テ・モナクス(Apate monachus)、ボスツリクス・カプシンス(
Bostrychus capucins)、ヘテロボスツリクス・ブルネウス
(Heterobostrychus brunneus)、シノキシロン種(
Sinoxylon spec.)及びジノデルス・ミヌツス(Dinoder
us minutus)。 膜翅類(Hymenopterons)、例えば シレクス・ジュベンクス(Sirex juvencus)、ウロセルス・ギガ
ス(Urocerus gigas)、ウロセルス・ギガス・タイグヌス(Ur
ocerus gigas taignus)及びウロセルス・アウグル(Ur
ocerus augur)。 白アリ類(Termites)、例えば カロテルメス・フラビコリス(Kalotermes flavicollis
)、クリプトテルメス・ブレビス(Cryptotermes brevis)
、ヘテロテルメス・インジコラ(Heterotermes indicola
)、レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flav
ipes)、レチクリテルメス・サントネンシス(Reticuliterme
s santonensis)、レチクリテルメス・ルシフグス(Reticu
litermes lucifugus)、マストテルメス・ダルウィニエンシ
ス(Mastotermes darwiniensis)、ゾオテルモプシス
・ネバデンシス(Zootermopsis nevadensis)及びコプ
トテルメス・フォルモサヌス(Coptotermes formosanus
)。 シミ類(Bristletails)、 例えばレピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)。
【0310】 本発明に関し、工業材料とは非生物材料、例えば好ましくはプラスチック、接
着剤、サイズ剤、紙及び板紙、皮革、木材及び加工木材製品ならびにコーティン
グ組成物を意味すると理解されるべきである。
【0311】 木材及び加工木材製品が、特に好ましくは昆虫の蔓延から保護されるべき材料
である。
【0312】 本発明に従う薬剤又はこれらを含む混合物により保護することができる木材及
び加工木材製品とは、例えば:建築木材、はり材、鉄道の枕木、橋梁部品、桟橋
、木製車両、箱類、パレット類、コンテナ類、電話柱、木製断熱材、木製窓枠及
びドア、合板、チップボード、建具類あるいは家の建築又は建具に非常に一般的
に用いられる木材製品を意味すると理解されるべきである。
【0313】 活性化合物はそのままで、濃厚液の形態で、あるいは一般に通例の調剤、例え
ば粉剤、顆粒剤、溶液、懸濁剤、乳剤又は塗布剤で用いることができる。
【0314】 上記の調剤はそれ自体既知の方法で、例えば活性化合物を少なくとも1種の溶
媒又は希釈剤、乳化剤、分散剤及び/又は結合剤もしくは定着剤、撥水剤、適宜
乾燥剤及びUV安定剤ならびに適宜染料及び顔料ならびに又、他の加工助剤と混
合することにより調製することができる。
【0315】 木材及び木材製品の保護のために用いられる殺虫性組成物又は濃厚液は、本発
明に従う活性化合物を0.0001〜95重量%、特に0.001〜60重量%
の濃度で含む。
【0316】 用いられる組成物又は濃厚液の量は昆虫の性質及び発生度ならびに媒体に依存
する。用いられる最適量は、1系列の試験によってそれぞれの場合の使用のため
に決定することができる。しかしながら一般に保護されるべき材料に基づいて0
.0001〜20重量%、好ましくは0.001〜10重量%の活性化合物の使
用が十分である。
【0317】 用いられる溶媒及び/又は希釈剤は有機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/又
は低揮発性の油性又は油−様有機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/又は極性有
機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/又は水ならびに適宜乳化剤及び/又は湿潤
剤である。
【0318】 好適に用いられる有機化学溶媒は、35より高い蒸発数(evaporati
on number)及び30℃より高い、好ましくは45℃より高い引火点を
有する油性又は油−様溶媒である。そのような低揮発性の油性もしくは油−様の
、水に不溶性の溶媒として用いられる物質は、適した鉱油又はその芳香族留分あ
るいは鉱油を含有する溶媒混合物、好ましくはホワイトスピリット、石油及び/
又はアルキルベンゼンである。
【0319】 170〜220℃の沸騰範囲を有する鉱油、170〜220℃の沸騰範囲を有
するホワイトスピリット、250〜350℃の沸騰範囲を有するスピンドル油、
160〜280℃の沸騰範囲を有する石油及び芳香族留分、ターペンタイン油な
どが有利に用いられる。
【0320】 好ましい態様の場合、180〜210℃の沸騰範囲を有する液体脂肪族炭化水
素又は180〜220℃の沸騰範囲を有する芳香族及び脂肪族炭化水素の高−沸
点混合物ならびに/又はスピンドル油ならびに/又はモノクロロナフタレン、好
ましくはα−モノクロロナフタレンが用いられる。
【0321】 低揮発性で35より高い蒸発数及び30℃より高い、好ましくは45℃より高
い引火点を有する有機油性又は油−様溶媒を、部分的に高又は中揮発性の有機化
学溶媒により置き換えることができ、但し溶媒混合物は同様に35より高い蒸発
数及び30℃より高い、好ましくは45℃より高い引火点を有し、殺虫剤/殺菌
・殺カビ剤混合物はこの溶媒混合物に可溶性であるか、又は乳化可能である。
【0322】 好ましい態様に従うと、有機化学溶媒又は溶媒混合物のいくらかが脂肪族極性
有機化学溶媒又は溶媒混合物で置き換えられる。ヒドロキシル及び/又はエステ
ル及び/又はエーテル基を含有する脂肪族有機化学溶媒、例えばグリコールエー
テル類、エステル類などが好適に用いられる。
【0323】 本発明の範囲内で用いられる有機化学的結合剤は、それ自体既知であり、水で
希釈することができ、及び/又は用いられる有機化学溶媒中に可溶性もしくは分
散可能もしくは乳化可能である合成樹脂及び/又は結合性乾燥性油であり、特に
アクリレート樹脂、ビニル樹脂、例えばポリ酢酸ビニル、ポリエステル樹脂、重
縮合もしくは重付加樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂又は改質アルキド樹
脂、フェノール樹脂、炭化水素樹脂、例えばインデン−クマロン樹脂、シリコー
ン樹脂、乾燥性植物油及び/又は乾燥性油及び/又は天然及び/もしくは合成樹
脂に基づく物理的に乾燥性の結合剤から成るか又はそれらを含む結合剤である。
【0324】 結合剤として用いられる合成樹脂はエマルション、分散液又は溶液の形態で用
いられ得る。最高で10重量%の量でビチューメン又はビチューメン性物質も結
合剤として用いることができる。それ自体既知の染料、顔料、撥水剤、臭気−補
正剤(odour correctants)及び妨害剤又は防腐剤などをさら
に用いることができる。
【0325】 組成物又は濃厚液が有機化学的結合剤として少なくとも1種のアルキド樹脂も
しくは改質アルキド樹脂及び/又は1種の乾燥性植物油を含むのが本発明に従っ
て好ましい。45重量%より多い、好ましくは50〜68重量%の油含有率を有
するアルキド樹脂が本発明に従って好適に用いられる。
【0326】 上記の結合剤の全体又はいくらかを定着剤(混合物)又は可塑剤(混合物)で
置き換えることができる。これらの添加剤は活性化合物の蒸発及び結晶化又は沈
澱を防ぐことを目的とする。それらは好ましくは結合剤の0.01〜30%(用
いられる結合剤の100%に基づいて)と置き換えられる。
【0327】 可塑剤はフタル酸エステル類、例えばフタル酸ジブチル、ジオクチル又はベン
ジルブチル、リン酸エステル類、例えばリン酸トリブチル、アジピン酸エステル
類、例えばアジピン酸ジ−(2−エチルヘキシル)、ステアリン酸エステル類、
例えばステアリン酸ブチルもしくはステアリン酸アミル、オレイン酸エステル類
、例えばオレイン酸ブチル、グリセリンエーテル類又は比較的高分子量のグリコ
ールエーテル類、グリセリンエステル類ならびにp−トルエンスルホン酸エステ
ル類の化学的種類に由来する。
【0328】 定着剤は化学的にポリビニルアルキルエーテル類、例えばポリビニルメチルエ
ーテル又はケトン類、例えばベンゾフェノンもしくはエチレンベンゾフェノンに
基づいている。
【0329】 特に、適宜1種又はそれより多い上記の有機化学溶媒又は希釈剤、乳化剤及び
分散剤との混合物としての水も可能な溶媒又は希釈剤である。
【0330】 木材の特に有効な保存は大きな工業的規模での含浸法、例えば真空、二重真空
又は加圧法により達成される。
【0331】 調製済み組成物は適宜他の殺虫剤及び適宜1種又はそれ以上の殺菌・殺カビ剤
も含むことができる。
【0332】 可能な追加の混合成分は好ましくはWO 94/29 268に挙げられてい
る殺虫剤及び殺菌・殺カビ剤である。この文書に挙げられている化合物は本出願
の明白な構成部分である。
【0333】 挙げることができる特別に好ましい混合パートナーは殺虫剤、例えばクロルピ
リフォス、フォキシム、シラフルオフィン、アルファメツリン、シフルツリン、
シペルメツリン、デルタメツリン、ペルメツリン、イミダクロピリド、NI−2
5、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン及びトリフルムロンならびに又、殺
菌・殺カビ剤、例えばエポキシコナゾール、ヘキサコナゾール、アザコナゾール
、プロピコナゾール、テブコナゾール、シプロコナゾール、メトコナゾール、イ
マザリル、ジクロルフルアニド、トリルフルアニド、3−ヨード−2−プロピニ
ル−ブチルカルバメート、N−オクチル−イソチアゾリン−3−オン及び4,5
−ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリン−3−オンである。
【0334】 本発明に従う活性化合物は植物に損傷を与える昆虫の抑制に、例えばマスター
ドビートルの幼虫(ファエドン・コクレアリアエ)に対して、ツマグロヨコバイ
の幼虫(ネフォテチクス・シンクチセプス)に対して、及びモモアカアブラムシ
の幼虫(ミズス・ペルシカエ)に対して特に有効に用いられ得る。
【0335】 記載した殺ダニ性、除草性及び殺虫性の他に、本発明に従う活性化合物の殺菌
・殺カビ活性が顕著である。「試験管内」及び「生体内」研究の両方において、
広い殺菌・殺カビ効果を観察することができる。
【0336】 さらに、活性化合物が感染した植物上の白カビ(mildew)、葉枯れ(l
eaf blotch)及びフサリア(Fusaria)の抑制にも特に適して
いることが注目された。
【0337】 本発明に従う活性化合物の製造及び使用を下記の実施例において示す。
【0338】
【実施例】製造実施例 実施例1 化合物No.I−1−a−1
【0339】
【化97】
【0340】 10mlのトルエン中の1.75gの5−エチル−2−メチル−5,6−ジヒ
ドロ−2H−1,4−オキサジン−3−イルメチルスルフィド及び1.80gの
4−クロロベンゾイルアセトニトリルの混合物を110℃に加熱する。薄−層ク
ロマトグラフィーにより反応を監視する。出発材料が実質的に完全に転換された
ら、混合物を冷却し、その中に含有される化合物をシリカゲル相上のカラム−ク
ロマトグラフィーにより、移動相としてヘキサン/酢酸エチル(2:1)を用い
て分離する。
【0341】 主画分の1つは溶媒の蒸発後に、融点が136℃の3−(4−クロロフェニル
)−2−(5−エチル−2−メチル−1,4−オキサジノン−3−イリデン)−
3−オキソプロピオニトリルを0.25g(理論値の8.3%)与えた。1 H−NMR(400MHz,d6−DMSO):δ=0.97(t,3H,CH 2CH 3);1.62(d,3H,CHCH3);4.76(m,1H,O−C
H−CH3);7.56,7.7(2AA’BB’,4H,ArH);12.4
(s,1H,NH)ppm。実施例2 化合物No.I−1−a−2
【0342】
【化98】
【0343】 0.6gの3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−2−(2
−メチル−1,4−オキサジナン−3−イリデン)−3−オキソプロピオニトリ
ル及び0.5gのLawesson’s試薬の混合物を還流下で2時間加熱する
。次いで混合物中の反応生成物をシリカゲル相上のカラム−クロマトグラフィー
により、移動相としてヘキサン/酢酸エチル(2:1)を用いて分離する。
【0344】 主画分の1つは溶媒の蒸発後に、融点が195℃の3−[3,5−ビス(トリ
フルオロメチル)フェニル]−2−(2−メチル−1,4−オキサジナン−3−
イリデン)−3−チオキソプロピオニトリルを0.5g(理論値の85%)与え
る。実施例3 化合物No.III−1
【0345】
【化99】
【0346】 0℃において8.5gのKOH0150mlのアセトン中の10.6gの5−
エチル−2−メチル−3−モルホリンチオンに加える。混合物を室温(20℃)
に温め、5mlのヨウ化メチルを加える。混合物を4時間反応させ、次いで溶媒
を減圧下で蒸留する。残る固体残留物をシリカゲル相上のカラム−クロマトグラ
フィーによりヘキサン/酢酸エチル(10:1)を用いて分離する。
【0347】 主画分は溶媒の蒸発の後に7.6g(理論値の65.5%)の5−エチル−2
−メチル−5,6−ジヒドロ−2H−1,4−オキサジン−3−イルメチルスル
フィドを黄色の油として与えた。実施例4 化合物No.V−1
【0348】
【化100】
【0349】 室温(20℃)で、20gの5−エチル−2−メチル−3−モルホリノン及び
100mlのトルエンの混合物を33gのLawesson’s試薬と混合する
。次いで反応混合物を24時間加熱還流する。実施例2と同様にして仕上げを行
う。
【0350】 これは11.2g(理論値の50%)の5−エチル−2−メチル−3−モルホ
リンチオンを油として与える。実施例5 化合物No.I−2−A−a−1
【0351】
【化101】
【0352】 1.0gの6−クロロ−3−ピリジニルアセトニトリル、1.27gの5,6
−ジヒドロ−2H−1,4−オキサジン−3−イルメチルスルフィド(実施例3
に類似の製造)及び10mlのトルエンの混合物を80℃に加熱し、この温度で
5時間撹拌する。次いで溶媒を減圧下で蒸留し、固体残留物を得、それをメチル
tert−ブチルエーテル(MTBE)とシクロヘキサンの混合物から再結晶さ
せる。得られる融点が179℃の固体を乾燥する。
【0353】 これは1.24g(理論値の85.2%)の3−(6−クロロ−3−ピリジニ
ル)−2−(1,4−オキサジナン−3−イリデン)−3−オキソプロピオニト
リルを与える。実施例6 化合物No.I−1−a−15
【0354】
【化102】
【0355】 0.5gの3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−2−(1
,4−チアジナン−3−イリデン)−3−オキソプロピオニトリル(化合物No
.I−1−a−10)を20mlのクロロホルム中に導入し、20℃において0
.35gの3−クロロ過安息香酸と混合する。薄−層クロマトグラフィーにより
反応の進行を監視した。出発材料のすべてが転換された後、反応生成物をNaH
CO3溶液を用いて抽出し、シリカゲル相上のカラム−クロマトグラフィーによ
り、移動相としてジクロロメタン/酢酸エチル(10:1)を用いて分離する。
主画分は溶媒の蒸発の後、224〜226℃の融解範囲を有する3−[3,5−
ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−2−(1,1−ジオキソ−1λ6,4
−チアジナン−3−イリデン)−3−オキソ−プロピオニトリルを0.50g与
える。実施例7 化合物No.I−1−a−37
【0356】
【化103】
【0357】 アルゴン下に、1.2gの3−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチルフェニ
ル)−2−(2−メチル−1,4−オキサジノン−3−イリデン)−3−オキソ
プロピオニトリル(化合物No.I−1−a−24)を30mlのジメトキシエ
タンに加え、0.5gの4−クロロフェニルボロン酸、200mgのテトラキス
−トリフェニルホスフィン及び30mlの2モルK2CO3溶液と混合する。反応
混合物を80℃で終夜加熱する。
【0358】 反応混合物中に含有される化合物を次いでシリカゲル相上のカラム−クロマト
グラフィーにより、移動相としてヘキサン/酢酸エチル(2:1)を用いて分離
する。
【0359】 主画分の1つは溶媒の蒸発後に、融点が119℃の3−[3−(4−クロロフ
ェニル)−5−トリフルオロメチルフェニル]−2−(2−メチル−1,4−オ
キサジノン−3−イリデン)−3−オキソプロピオニトリルを0.65g(理論
値の52%)与えた。
【0360】 実施例1及び実施例2と同様にして、且つ式(I−1−a)の化合物の製造に
ついての一般的記述に従って、以下の化合物が得られる:
【0361】
【化104】
【0362】
【表5】
【0363】
【表6】
【0364】 実施例5と同様にして、且つ式(I−1−a)の化合物の製造についての一般
的記述に従って、以下の式(I−2−a)の化合物が得られる。
【0365】
【化105】
【0366】
【表7】
【0367】実施例 ファエドン幼虫試験 溶媒:31重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を記載した量
の溶媒及び乳化剤と混合し、乳化剤−含有水を用いて濃厚液を所望の濃度に希釈
する。
【0368】 キャベツの葉(ブラシカ・オレラセア(Brassica oleracea
))を所望の濃度の活性化合物の調製物中に浸漬することにより処理し、葉がま
だ湿っている間にマスタードビートルの幼虫(ファエドン・コクレアリアエ)を
たからせる。
【0369】 所望の時間の後に%における殺害を決定する。100%はすべてのビートル幼
虫が殺されたことを意味し;0%はビートル幼虫が殺されなかったことを意味す
る。
【0370】 この試験で、例えば以下の製造実施例の化合物が優れた活性を示す:I−1−
a−10。実施例 スポドプテラ・フルギペルダ試験 溶媒:31重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を記載した量
の溶媒及び記載した量の乳化剤と混合し、乳化剤−含有水を用いて濃厚液を所望
の濃度に希釈する。
【0371】 記載した量の所望の濃度の活性化合物の調製物を標準化された量の合成飼料の
上にピペットで加える。6回の繰り返しにおいて、それぞれの場合に1個のあわ
よとう(army worm)の幼虫(L3)(スポドプテラ・フルギペルダ)
を飼料の上に置く。
【0372】 所望の時間の後に%における殺害を決定する。100%はすべての動物が殺さ
れたことを意味し;0%は動物が殺されなかったことを意味する。
【0373】 この試験で、例えば以下の製造実施例の化合物が優れた活性を示す:I−1−
a−14。実施例 ヘリオチス・ビレセンス試験 溶媒:30重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を記載した量
の溶媒及び乳化剤と混合し、乳化剤−含有水を用いて濃厚液を所望の濃度に希釈
する。
【0374】 大豆の苗条(グリシン・マクス(Glycine max))を所望の濃度の
活性化合物の調製物中に浸漬することにより処理し、葉がまだ湿っている間にヘ
リオチス・ビレセンスの毛虫をたからせる。
【0375】 所望の時間の後に%における殺害を決定する。100%はすべての毛虫が殺さ
れたことを意味し;0%は毛虫が殺されなかったことを意味する。
【0376】 この試験で、例えば以下の製造実施例の化合物が優れた活性を示す:I−1−
a−14。実施例 テトラニクス試験(OP耐性/浸漬処理) 溶媒:30重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を記載した量
の溶媒及び乳化剤と混合し、乳化剤−含有水を用いて濃厚液を所望の濃度に希釈
する。
【0377】 すべての段階のコモンハダニ(common spider mite)(テ
トラニクス・ウルチカエ)が重度に蔓延した豆の木(ファセオルス・ブルガリス
(Phaseolus vulgaris))を所望の濃度の活性化合物の調製
物中に浸漬する。
【0378】 所望の時間の後に%における殺害を決定する。100%はすべてのクモダニが
殺されたことを意味し;0%はクモダニが殺されなかったことを意味する。
【0379】 この試験で、例えば以下の製造実施例の化合物が優れた活性を示す:I−1−
a−10、I−1−a−7。実施例 発芽−後試験 溶媒:5重量部のアセトン 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を記載した量
の溶媒と混合し、記載した量の乳化剤を加え、水を用いて濃厚液を所望の濃度に
希釈する。
【0380】 5〜15cmの高さの試験植物に、単位面積当たりに所望の特定の量の活性化
合物が適用されるように、活性化合物の調製物をスプレー噴霧する。3週間後、
植物への損傷の程度を未処理標準の生育と比較した%損傷において評価する。
【0381】 数字は: 0%=効果なし(未処理標準と同じ) 100%=全体的破壊 を示す。
【0382】 この試験で、例えば製造実施例I−1−a−7、I−1−a−8、I−1−a
−9の化合物は雑草に対する強い活性を示し、且つそれらのいくつかは作物植物
、例えば小麦により十分に許容される。実施例 発芽−前試験 溶媒:5重量部のアセトン 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適した調製物を作るために、1重量部の活性化合物を記載した量
の溶媒と混合し、記載した量の乳化剤を加え、水を用いて濃厚液を所望の濃度に
希釈する。
【0383】 試験植物の種子を通常の土壌中に蒔き、24時間後に活性化合物の調製物と一
緒に散水する。有利には、単位面積当たりの水の量を一定に保つ。調製物中の活
性化合物の濃度は重要ではなく、単位面積当たりの活性化合物の適用率のみが重
要である。3週間後に植物への損傷の程度を未処理標準の生育と比較した%損傷
において評価する。
【0384】 数字は: 0%=効果なし(未処理標準と同じ) 100%=全体的破壊 を示す。
【0385】 この試験で、例えば製造実施例I−1−a−3、I−1−a−7、I−1−a
−8、I−1−a−9の化合物は雑草に対する強い活性を示し、且つそれらのい
くつかは作物植物、例えば小麦及び大豆により十分に許容される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ベーマー,ユツタ ドイツ50823ケルン・ロスシユトラーセ46 (72)発明者 トラウトバイン,アクセル ドイツ51467ベルギツシユグラートバツ ハ・イムエーレマール23 (72)発明者 ビーデマン,ユルゲン ドイツ51371レーフエルクーゼン・ペーネ シユトラーセ2 (72)発明者 シユナイダー,ウド ドイツ51373レーフエルクーゼン・ハイマ ンシユトラーセ38 (72)発明者 ハゲマン,ヘルマン ドイツ51375レーフエルクーゼン・カンデ インスキシユトラーセ52 (72)発明者 ドリユーズ,マーク・ビルヘルム ドイツ40764ランゲンフエルト・ゲーテシ ユトラーセ38 (72)発明者 ダーメン,ペーター ドイツ41470ノイス・アルテブリユツカー シユトラーセ61 (72)発明者 ポンツエン,ロルフ ドイツ42799ライヒリンゲン・アムクロス ター69 (72)発明者 フオイヒト,デイーター ドイツ40789モンハイム・アカーベーク9 (72)発明者 エルデレン,クリストフ ドイツ42799ライヒリンゲン・ウンテルビ ユシヤーホフ15 (72)発明者 レゼル,ペーター ドイツ40789モンハイム・グラーベンシユ トラーセ23 Fターム(参考) 4C036 AA06 AA16 AA18 4C056 AA02 AB01 AC03 AD01 AE02 AF06 EA06 EB01 EC01 4C063 AA01 BB04 CC54 DD12 EE03 4H011 AB01 AC01 AC02 AC03 AC04 BA00 BB10 BC05 BC06 BC19 DA02 DA13 DA15 DA16 DD04 DH03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、 Kは酸素又は硫黄を示し、 Arはそれぞれ置換されているフェニル、ナフチルを示すか、あるいはそれぞれ
    場合により置換されていることができる5〜10個の環原子を有する単−もしく
    は二環式ヘタリールを示し、 Vは酸素を示すか、あるいは基−S(O)n−又は>N−Wを示し、 Wは水素、場合により置換されていることができるアルキル、アルケニル、アル
    キニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、アルコキシアルキル、ア
    ルコキシ、フェニルアルキルオキシ、フェニル、フェニルアルキル、ヘタリール
    、ヘタリールアルキルを示すか、あるいは基 【化2】 又はシアノを示し、 XはCN、 【化3】 を示し、 Y1及びY3は互いに独立して水素、ハロゲン又はそれぞれ場合により置換されて
    いることができるアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、フェニル、フェ
    ニルアルキル、ヘタリール、ヘタリールアルキルを示すか、あるいは基 【化4】 を示し、 Y2、Y4、Y6は互いに独立して水素、ハロゲン又は場合により置換されている
    ことができるアルキルを示し、 Y5は水素又はそれぞれ場合により置換されていることができるアルキルもしく
    はフェニルを示すか、あるいは Y4とY5はそれらが結合している炭素原子と一緒になって場合により置換されて
    いることができる飽和もしくは不飽和環を示し、それは場合により複素原子で中
    断されていることができるか、あるいは Y1とY2はそれらが結合している炭素原子と一緒になって場合により置換されて
    いることができる環を示し、それは場合により複素原子で中断されていることが
    でき、 Zは水素を示すか、それぞれ場合により置換されていることができるアルキル、
    アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、アルコ
    キシアルキル、フェノキシアルキル、フェニルアルキル−オキシアルキル、フェ
    ニルチオアルキル、フェニルアルキル−チオアルキル、フェニル、フェニルアル
    キル、ヘタリール、ヘタリール−アルキルを示すか、あるいは基 【化5】 又はシアノを示し、 lは0〜3を示し、 mは0又は2を示し、 nは0〜2を示し、 R1は水素を示すか、それぞれ場合により置換されていることができる飽和もし
    くは不飽和アルキル又はシクロアルキルを示し、それらのそれぞれは場合により
    複素原子で中断されていることができるか、それぞれ場合により置換されている
    ことができるフェニル又はヘタリールを示すか、それぞれ場合により置換されて
    いることができるフェニルアルキル又はヘタリールアルキルを示し、 R2は水素を示すか、それぞれ場合により置換されていることができる飽和もし
    くは不飽和アルキル又はアルコキシを示すか、それぞれ場合により置換されてい
    ることができるフェニル、フェニルアルキル又はフェニルアルキルオキシを示し
    、 R1、R2はさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって場合により置
    換されていることができる環を示すことができ、それは場合により複素原子で中
    断されていることができ、 R3は水素を示すか、それぞれ場合により置換されていることができるアルキル
    又はアルコキシを示すか、それぞれ場合により置換されていることができるフェ
    ニル又はフェニルアルキルを示し、 R4は水素を示すか、あるいは場合により置換されていることができるアルキル
    を示し、 R5、R6は互いに独立して水素を示すか、あるいは場合により置換されているこ
    とができるアルキルを示す] の化合物。
  2. 【請求項2】 ArがAr1を示し、ここでAr1はフェニル、ナフチル又は
    5〜10個の環原子を有する単−もしくは二環式ヘタリールを示し、それらの基
    のそれぞれは場合によりハロゲン、C1−C8−アルキル、C2−C8−アルケニル
    、C2−C8−アルキニル、C1−C8−アルコキシ、C2−C8−アルケニルオキシ
    、C3−C8−アルキニルオキシ、C1−C8−アルキルチオ、C1−C6−アルキル
    スルフィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C6−ハロゲノアルキル、
    1−C6−ハロゲノ−アルコキシ、C2−C8−ハロゲノアルケニルオキシ、C1
    −C2−アルキリデンジイル−ジオキシ、C1−C2−ハロゲノアルキリデンジイ
    ル−ジオキシ、ハロゲノ−C1−C4−アルキルチオ、ハロゲノ−C1−C4−アル
    キルスルフィニル、ハロゲノ−C1−C4−アルキルスルホニル、ヒドロキシル、
    メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノで、又は基 【化6】 で一−〜五置換されていることができるか、 あるいはAr2を示し、ここでAr2はさらにフェニル、ナフチル、5−もしくは
    6−員ヘタリール、フェニル−C1−C4−アルキル、フェニル−C1−C4−アル
    コキシ、フェニル−C1−C4−アルキル−S(O)p−、5−もしくは6−員ヘ
    タリール−C1−C4−アルコキシ、5−もしくは6−員ヘタリール−C1−C4
    アルキル−S(O)p−、フェノキシ、フェニル−S(O)p−、5−もしくは6
    −員ヘタリールオキシ又はヘタリール−S(O)p−により置換されているAr1 を示し、ここでこれらの置換基はそれら自身がそれぞれ場合によりハロゲン、C 1 −C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1
    −C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロ又はシアノで一−〜四置換されていること
    ができ、 Kが酸素又は硫黄を示し、 Lが酸素又は硫黄を示し、 Vが酸素を示すか、あるいは基−S(O)n−又は>N−Wを示し、 Wが水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されてい
    ることができるC1−C8−アルキル、C3−C8−アルケニル、C3−C8−アルキ
    ニル、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−シクロアルキル−C1−C2−アル
    キル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ−C2−C4−アルキルを示
    すか、フェニル、C1−C4−フェニルアルキル、C1−C4−フェニルアルキルオ
    キシ、ヘタリール、ヘタリールアルキルを示し、それらのそれぞれは場合により
    ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノア
    ルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノで一−〜四置換
    されていることができるか、あるいは基 【化7】 又はシアノを示し、 XがCN、 【化8】 を示し、 Y1及びY3が互いに独立して水素、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C4
    ハロゲノアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−アルコキシ−C1−C2
    アルキルを示すか、フェニル、フェニル−C1−C4−アルキル、5−もしくは6
    −員ヘタリール又は5−もしくは6−員ヘタリール−C1−C4−アルキルを示し
    、それらのそれぞれは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−ア
    ルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シア
    ノもしくはニトロで一−〜四置換されていることができるか、あるいは基 【化9】 を示し、 Y2、Y4、Y6が互いに独立して水素、ハロゲンを示すか、あるいはフッ素−及
    び/又は塩素−置換されているC1−C6−アルキルを示し、 Y5が水素を示すか、場合によりフッ素−置換されていることができるC1−C6
    −アルキルを示すか、あるいはフェニルを示し、それは場合によりハロゲン、C 1 −C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1
    −C4−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一−〜四置換されている
    ことができるか、あるいは Y4とY5がそれらが結合している炭素原子と一緒になって5−〜8−員飽和もし
    くは不飽和環を示し、それらはN、O、Sより成る群からの1〜3個の複素原子
    で中断されていることができ、且つそれらは場合によりハロゲン、C1−C4−ア
    ルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロ
    ゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一−〜三置換されていることができる
    か、あるいは Y1とY2がそれらが結合している炭素原子と一緒になってC3−C6−シクロアル
    キル環を示し、 Zが水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されてい
    ることができるC1−C8−アルキル、シアノ−C1−C6−アルキル、C3−C8
    アルケニル、C3−C8−アルキニル、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−シ
    クロアルキル−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルキ
    ル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ−C1−C4−アルキルを示すか、フェノキシ
    −C1−C4−アルキル、フェニル−C1−C4−アルキルオキシ−C1−C4−アル
    キル、フェニルチオ−C1−C4−アルキル、フェニル−C1−C4−アルキルチオ
    −C1−C4−アルキル、フェニル、フェニル−C1−C4−アルキル、5−もしく
    は6−員ヘタリール、5−もしくは6−員ヘタリール−C1−C4−アルキルを示
    し、それらのそれぞれは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6
    アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニ
    トロもしくはシアノで一−〜四置換されていることができるか、あるいは基 【化10】 又はシアノを示し、 pが0〜2を示し、 lが0〜2を示し、 R1が水素を示すか(しかし基−CO21及び−SO21中では示さない)、そ
    れぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されていることができるC1
    10−アルキル、C2−C10−アルケニル、C3−C6−アルキニルを示すか、そ
    れぞれ場合によりフッ素−、塩素−、C1−C4−アルキル−、C1−C4−アルコ
    キシ−置換されていることができるC3−C8−シクロアルキル又はC5−C8−シ
    クロアルケニルを示し、そこで場合により1個のメチレン基は酸素もしくは硫黄
    で中断されていることができるか、あるいはフェニル、ピリジル、チエニル、ピ
    リミジル、チアゾリル、フェニル−C1−C4−アルキル、ピリジル−C1−C2
    アルキル、チアゾリル−C1−C2−アルキルを示し、それらのそれぞれは場合に
    よりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲ
    ノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一−〜四
    置換されていることができ、 R2が水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されて
    いることができるC1−C6−アルキル、C3−C6−アルケニル、C3−C6−アル
    キニル、C1−C6−アルコキシ、C3−C6−アルケニルオキシを示すか、あるい
    はフェニル、フェニル−C1−C4−アルキル又はフェニル−C1−C4−アルコキ
    シを示し、それらのそれぞれは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1
    −C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコ
    キシ、シアノもしくはニトロで一−〜四置換されていることができるか、 あるいは R1、R2がさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって5−〜8−員
    環を示すことができ、そこで場合により1個のメチレン基は酸素もしくは硫黄で
    置き換えられていることができ、且つそれらはそれぞれ場合によりC1−C4−ア
    ルキルで置換されていることができ、 R3が水素、場合によりハロゲン−置換されていることができるC1−C6−アル
    キルを示すか、あるいはフェニル又はフェニル−C1−C2−アルキルを示し、そ
    れらのそれぞれは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコ
    キシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノも
    しくはニトロで一−〜四置換されていることができ、 R4が水素又はC1−C6−アルキルを示し、 R5、R6が互いに独立して水素又は場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換さ
    れていることができるC1−C4−アルキルを示し、 R7がそれぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されていることができ
    るC1−C10−アルキル、C2−C10−アルケニル、C3−C10−アルキニル、C1 −C10−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルキル、C1−C4
    アルキルチオ−C1−C4−アルキル、それぞれ場合によりフッ素−、塩素−、C 1 −C4−アルキル−及び/又はC1−C4−アルコキシ−置換されていることがで
    きるC3−C8−シクロアルキル又はC3−C8−シクロアルコキシを示し、そこで
    場合により1個のメチレン基は酸素もしくは硫黄で置き換えられていることがで
    きるか、フェニル、フェノキシ、ベンジルオキシ、5−もしくは6−員ヘタリー
    ル又はフェニル−C1−C4−アルキルを示し、それらのそれぞれは場合によりハ
    ロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノ−ア
    ルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一−〜四置換
    されていることができるか、あるいはArの下で挙げた基a)及びc)の場合に
    は、また、基 【化11】 も示すか、あるいは基g)の場合、また、ヒドロキシルも示し、 R8が水素又はC1−C4−アルキルを示し、 R9が水素、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されていること
    ができるC1−C10−アルキル、C3−C8−アルケニル、C3−C8−アルキニル
    、C1−C10−アルコキシ、C3−C8−アルケニルオキシ、場合によりフッ素−
    、塩素−、C1−C4−アルキル−又はC1−C4−アルコキシ−置換されているこ
    とができるC3−C8−シクロアルキルを示し、そこで場合により1個のメチレン
    基は酸素又は硫黄で置き換えられていることができるか、フェニル、フェニル−
    1−C4−アルキル又はフェニル−C1−C2−アルコキシを示し、それらのそれ
    ぞれは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1
    −C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニ
    トロで一−〜四置換されていることができ、 R10が水素、C1−C6−アルキル又はC3−C6−アルケニルを示すか、あるいは
    9、R10はさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって場合により
    1−C4−アルキル−置換されていることができる5−〜8−員環を示すことが
    でき、そこで場合により1個のメチレン基は酸素又は硫黄で置き換えられている
    ことができ、 mが0〜2を示し、 nが0〜2を示す ことを特徴とする請求項1に従う化合物。
  3. 【請求項3】 Kが酸素又は硫黄を示し、 ArがAr1を示し、ここでAr1はフェニル、ナフチル、キノリニル、チエニル
    、ピリミジル、フラニル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、ピラ
    ゾリル又はピリジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素
    、C1−C6−アルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、C1
    6−アルコキシ、C3−C6−アルケニルオキシ、C3−C6−アルキニルオキシ
    、C1−C6−アルキルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−アル
    キルスルホニル、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノ−アルコキ
    シ、C2−C4−ハロゲノアルケニルオキシ、C1−C2−アルキリデンジイル−ジ
    オキシ、C1−C2−ハロゲノアルキリデンジイル−ジオキシ、ハロゲン−C1
    2−アルキルチオ、ハロゲン−C1−C2−アルキルスルフィニル、ハロゲン−
    1−C2−アルキルスルホニル、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、シアノ、
    アミノで、又は以下の基 【化12】 の1個で一−〜三置換されていることができるか、 あるいはAr2を示し、ここでAr2はさらにフェニル、ピリジル、ピリミジル、
    チエニル、フラニル、チアゾリル、テトラゾリル、トリアゾリル、ベンジル、フ
    ェニル−C1−C2−アルコキシ、フェニル−C1−C2−アルキル−S(O)p
    、チエニル−C1−C2−アルコキシ、チアゾリル−C1−C2−アルコキシ、ピリ
    ミジル−C1−C2−アルコキシ、チアゾリル−C1−C2−アルキル−S(O)p
    −、ピリジル−C1−C2−アルキル−S(O)p−、フェノキシ、フェニル−S
    (O)p−、ピリジルオキシ、ピリミジルオキシ、チアゾリルオキシ、ピリジル
    −S(O)p−、ピリミジル−S(O)p−又はチアゾリル−S(O)p−により
    置換されているAr1を示し、ここでこれらの置換基はそれら自身が場合により
    フッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C2−C4−アルケニル、C1−C4
    アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、ニ
    トロ又はシアノで一−〜三置換されていることができ、 Lが酸素又は硫黄を示し、 Vが酸素を示すか、あるいは基−S(O)n−又は>N−Wを示し、 Wが水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されてい
    ることができるC1−C6−アルキル、C3−C6−アルケニル、C3−C6−アルキ
    ニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−シクロアルキル−C1−C2−アル
    キル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ−C2−C3−アルキルを示
    すか、フェニル、フェニル−C1−C2−アルキル、フェニル−C1−C2−アルコ
    キシ、ピリジル、チアゾリル、ピリミジル、チエニル、ピリジル−C1−C2−ア
    ルキル、ピリミジル−C1−C2−アルキル、チアゾリル−C1−C2−アルキルを
    示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル
    、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノア
    ルコキシ、ニトロもしくはシアノで一−〜三置換されていることができるか、あ
    るいは基 【化13】 又はシアノを示し、 XがCN、 【化14】 を示し、 Y1及びY3が互いに独立して水素を示すか、フッ素、C1−C4−アルキル、C1
    −C2−ハロゲノアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ−C1 −C2−アルキルを示すか、フェニル、チエニル、ピリジル、チアゾリル、ピリ
    ミジル、フェニル−C1−C2−アルキル、チアゾリルメチル、ピリジルメチルを
    示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル
    、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノア
    ルコキシ、シアノもしくはニトロで一−〜三置換されていることができるか、あ
    るいは基 【化15】 を示し、 Y2、Y4、Y6が互いに独立して水素又はC1−C4−アルキルを示し、 Y5が水素を示すか、場合によりフッ素−置換されていることができるC1−C4
    −アルキルを示すか、あるいはフェニルを示し、それは場合によりフッ素、塩素
    、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアル
    キル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノで一−〜三置換さ
    れていることができるか、あるいは Y4とY5がさらにそれらが結合している炭素原子と一緒になって5−もしくは6
    −員飽和もしくは不飽和環を示し、それらはN、O、Sより成る群からの複素原
    子で中断されていることができ、且つそれらは場合によりフッ素、塩素、臭素、
    メチル、tert−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
    キシ、シアノもしくはニトロで一−もしくは二置換されていることができるか、
    あるいは Y1とY2がそれらが結合している炭素原子と一緒になってC4−C6−シクロアル
    キル環を示し、 Zが水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されてい
    ることができるC1−C6−アルキル、シアノ−C1−C3−アルキル、C3−C6
    アルケニル、C3−C8−アルキニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−シ
    クロアルキル−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキ
    ル、C1−C4−ハロゲノ−C1−C2−アルキルを示すか、フェノキシ−C1−C2 −アルキル、フェニル−C1−C2−アルキルオキシ−C1−C2−アルキル、フェ
    ニルチオ−C1−C2−アルキル、フェニル−C1−C2−アルキルチオ−C1−C2 −アルキル、フェニル−C1−C2−アルキル、フェニル、ピリジル−C1−C2
    アルキル、チアゾリル−C1−C2−アルキルを示し、それらのそれぞれは場合に
    よりフッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1
    2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシア
    ノで一−〜三置換されていることができるか、あるいは基 【化16】 又はシアノを示し、ここで pは0〜2を示し、 R1は水素を示すか(しかし基−CO21及び−SO21中では示さない)、そ
    れぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されていることができるC1
    6−アルキル、C3−C6−アルケニル、C3−C4−アルキニルを示すか、それ
    ぞれ場合によりフッ素−、塩素−、C1−C2−アルキル−、C1−C2−アルコキ
    シ−置換されていることができるC3−C6−シクロアルキルを示すか、あるいは
    フェニル又はベンジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭
    素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル
    、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一−もしくは二置換
    されていることができ、 R2は水素を示すか、それぞれ場合によりフッ素−及び/又は塩素−置換されて
    いることができるC1−C4−アルキル、C3−C4−アルケニル、C3−C4−アル
    キニル、C1−C4−アルコキシ、C3−C4−アルケニルオキシを示すか、あるい
    はフェニル、ベンジル、ベンジルオキシを示し、それらのそれぞれは場合により
    フッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2
    ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロで一
    −もしくは二置換されていることができるか、あるいは R1、R2はさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により
    1−C2−アルキル−置換されていることができる5−もしくは6−員環を示す
    ことができ、そこで場合により1個のメチレン基は酸素で置き換えられているこ
    とができ、 R3は水素を示すか、C1−C4−アルキルを示すか、あるいはフェニル又はベン
    ジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、C1−C4−ア
    ルキル、C1−C4−アルコキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、ト
    リフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで一−もしくは二置換されているこ
    とができ、 R5は水素、メチル又はエチルを示し、 R7はC1−C6−アルキル、C2−C6−アルケニル、C3−C6−アルキニル、C1 −C6−アルコキシ、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキル、C1−C4
    アルキルチオ−C1−C2−アルキルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ
    素及び/又は塩素で置換されていることができるか、C3−C6−シクロアルキル
    又はC3−C6−シクロアルコキシを示し、そこで場合により1個のメチレン基は
    酸素で置き換えられていることができ、且つそれらはそれぞれ場合によりフッ素
    、塩素、C1−C2−アルキル及び/又はC1−C2−アルコキシで置換されている
    ことができるか、フェニル、フェノキシ、ベンジルオキシ、チエニル、フラニル
    、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、ピラゾリル又はフェニル−C1−C2−ア
    ルキルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、C1−C4
    アルキル、C1−C4−アルコキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、
    トリフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで一−もしくは二置換されている
    ことができるか、あるいはArの下で挙げた基a)及びc)の場合には、また、基 【化17】 も示すか、あるいは基g)の場合、また、ヒドロキシルも示し、 R8は水素を示し、 R9は水素を示すか、C1−C6−アルキル、C3−C6−アルケニル、C3−C6
    アルキニル、C1−C6−アルコキシ、C3−C6−シクロアルキルを示し、そこで
    場合により1個のメチレン基は酸素で置き換えられていることができ、且つそれ
    らのそれぞれは場合によりフッ素及び/又は塩素で置換されていることができる
    か、フェニル又はフェニル−C1−C2−アルキルを示し、それらのそれぞれは場
    合によりフッ素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、ト
    リフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、シアノもしく
    はニトロで一−もしくは二置換されていることができ、 R10は水素又はC1−C4−アルキルを示すか、あるいは R9、R10はさらに、それらが結合している窒素原子と一緒になって場合により
    1−C2−アルキル−置換されていることができる5−もしくは6−員環を示す
    ことができ、そこで場合により1個のメチレン基は酸素で置き換えられているこ
    とができ、 mは0又は1を示し、 nは0〜2を示す ことを特徴とする請求項1に従う化合物。
  4. 【請求項4】 Kが酸素又は硫黄を示し、 ArがAr1を示し、ここでAr1はフェニル、チエニル、ピリミジル、フラニル
    又はピリジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、メチ
    ル、エチル、プロピル、i−プロピル、s−、n−、i−もしくはt−ブチル、
    メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、s−、n−、i−もしくは
    t−ブトキシ、アリルオキシ、メタリルオキシ、2−ブテニルオキシ、プロパル
    ギルオキシ、2−ブチニルオキシ、メチルチオ、エチルチオ、メチルスルフィニ
    ル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロ
    メチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチレンジオキシ、ジフ
    ルオロメチレンジオキシ、テトラフルオロエチレンジオキシ、ジフルオロメチル
    チオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオ
    ロメチルスルホニル、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノで、
    又は以下の基 【化18】 の1個で一−〜三置換されていることができるか、 あるいはAr2を示し、ここでAr2はさらにフェニル、ピリジル、チエニル、テ
    トラゾリル、トリアゾリル、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、チアゾリルメチル
    オキシ、ピリジルメチルオキシ、ピリミジルメチルオキシ、チアゾリルメチルチ
    オ、ピリジルメチルチオ、フェノキシもしくはフェニルチオにより置換されてい
    るAr1を示し、ここでこれらの置換基はそれら自身が場合によりフッ素、塩素
    、臭素、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、s−、n−、i−もしく
    はt−ブチル、メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、s−、n−もしくはt−
    ブトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ又はシアノで一
    −もしくは二置換されていることができ、 Lが酸素又は硫黄を示し、 Vが酸素を示すか、あるいは基−S(O)n−を示し、 Xが−CN、−CO−NH2、 【化19】 を示し、 Y1及びY3が互いに独立して水素、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル
    、ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルを示すか、フェニ
    ル又はベンジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭素、メ
    チル、メトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシもしくはトリフルオ
    ロメトキシで一−〜三置換されていることができるか、 Y2、Y4、Y6が互いに独立して水素、メチル又はエチルを示し、 Y5が水素、メチル、エチル、プロピル、i−プロピルを示すか、あるいはフェ
    ニルを示し、それは場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、i−プロ
    ピル、tert−ブチル、メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、tert−ブ
    トキシ、トリフルオロメチルもしくはトリフルオロメトキシで一−もしくは二置
    換されていることができるか、あるいは Y4とY5がそれらが結合している炭素原子と一緒になって6−員不飽和環を示し
    、それは場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチ
    ル、トリフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで一置換されていることがで
    きるか、あるいは Y1とY2がそれらが結合している炭素原子と一緒になってシクロブチル基を示し
    、 Zが水素、メチル、エチル、アリル、プロパルギル、シクロプロビル、シクロペ
    ンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シク
    ロヘキシルメチル、メトキシメチル、エトキシメチルを示すか、フェニル、ベン
    ジル、ピリジルメチル、チアゾリルメチルを示し、それらのそれぞれは場合によ
    りフッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルもしくはトリフ
    ルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで一−もしくは二置換されていることが
    できるか、あるいは基 【化20】 又はシアノを示し、ここで R1は水素(しかし基−CO21及び−SO21中では示さない)、メチル、エ
    チル、プロピル、イソプロピル、n−、s−、i−もしくはt−ブチル、アリル
    、プロパルギル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルを示すか、
    フェニル又はベンジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭
    素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノも
    しくはニトロで一−もしくは二置換されていることができ、 R2は水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、アリル、プロパルギル
    、メトキシ、エトキシ、アリルオキシを示すか、あるいはベンジルオキシを示し
    、それは場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチ
    ル、トリフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで一−もしくは二置換されて
    いることができるか、あるいは R1、R2はそれらが結合している窒素原子と一緒になってピロリジン、チアジン
    、ピペリジン又はモルホリン基を示すことができ、 R5は水素、メチル又はエチルを示し、 R7はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−、s−、i−もしくはt
    −ブチル、ビニル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イ
    ソプロポキシ、n−、s−、i−もしくはt−ブチルオキシ、シクロプロピル、
    シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキ
    シを示すか、フェニル、ピリジル又はベンジルを示し、それらのそれぞれは場合
    によりフッ素、塩素、臭素、メチル、n−、s−、i−もしくはt−ブチル、メ
    トキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで
    一−もしくは二置換されていることができるか、あるいはArの下で挙げた基a
    )及びc)の場合には、また、基 【化21】 も示すか、あるいは基g)の場合、また、ヒドロキシルも示し、 R9は水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−、s−、i−もし
    くはt−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルを示すか、
    フェニルを示し、それは場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、ト
    リフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロで一−もしく
    は二置換されていることができ、 R10は水素、メチル又はエチルを示すか、 R9、R10はそれらが結合している窒素原子と一緒になってピロリジン、ピペリ
    ジン又はモルホリン基を示し、 mは1を示し、 nは0〜2を示す ことを特徴とする請求項1に従う化合物。
  5. 【請求項5】 ArがAr1を示し、ここでAr1はフェニル、チエニル、ピ
    リミジル又はピリジルを示し、それらのそれぞれは場合によりフッ素、塩素、臭
    素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−、s−、i−もしくはt−
    ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−、s−、i−
    もしくはt−ブトキシ、アリルオキシ、メタリルオキシ、2−ブテニルオキシ、
    プロパルギルオキシ、2−ブチニルオキシ、メチルチオ、エチルチオ、メチルス
    ルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリ
    フルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチレンジオキ
    シ、ジフルオロメチレンジオキシ、テトラフルオロエチレンジオキシ、ジフルオ
    ロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニル、ト
    リフルオロメチルスルホニル、ヒドロキシル、ニトロ、メルカプト、シアノ、ア
    ミノで一−〜三置換されていることができるか、 あるいはAr2を示し、ここでAr2はさらにフェニル、ベンジルオキシ又はフェ
    ノキシにより置換されているAr1を示し、ここでこれらの置換基はそれら自身
    が場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、イソプロピル、n−、s−
    、i−もしくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、n−、s−
    、i−もしくはt−ブトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニ
    トロ又はシアノで一−もしくは二置換されていることができ、 Kが酸素又は硫黄を示し、 Vが酸素又は硫黄を示し、 XがCNを示し、 Y1及びY3が互いに独立して水素、メチル、エチル又はプロピルを示し、 Zが水素又はメチルを示し、 mが1を示し、 Y2、Y4、Y5及びY6は互いに独立して水素、メチル又はエチルを示す ことを特徴とする請求項1に従う化合物。
  6. 【請求項6】 (A)Kが酸素を示し、Zが水素を示す場合、 式(II) 【化22】 [式中、 Ar及びXは請求項1〜5のいずれかで定義した通りである] の化合物を式(III) 【化23】 [式中、 V、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは請求項1〜5のいずれかで定義した
    通りであり、 AはO又はS(O)qを示し、ここでqは0又は2を示し、 R11はアルキル、特にC1−C6−アルキル又はベンジルを示す] の化合物と、適宜希釈剤の存在下に且つ適宜塩基もしくは酸及び/又は式(II
    Ia) Me(Q)2 (IIIa) [式中、 Meは2価の遷移金属原子、特にニッケルを示し、 Qはキレートリガンド、特に二座キレートリガンド、例えばアセチルアセトネー
    トを示す] の金属化合物の存在下で反応させるか、 あるいは (B)Kが酸素を示し、Zが水素を示す場合、 式(IV) 【化24】 [式中、 Ar及びXは請求項1〜5のいずれかで定義した通りであり、 Halはハロゲンを示す] の化合物を式(V) 【化25】 [式中、 V、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは請求項1〜5のいずれかで定義した
    通りである] の化合物と、適宜希釈剤の存在下で反応させ、式(VI) 【化26】 [式中、 V、Ar、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは請求項1〜5のいずれか
    で定義した通りである] の化合物を得、 それをさらに適宜塩基の存在下に且つ適宜3価のリン化合物の存在下で反応させ
    て硫黄及びハロゲン化水素を脱離させ、Kが酸素を示し、Zが水素を示す請求項
    1〜5のいずれかに従う化合物を得るか、 あるいは (C)Kが酸素を示すが、Zが水素を示さない場合、 式(VII) 【化27】 [式中、 V、Z、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは請求項1〜5のいずれかで定義
    した通りであり、 Zは水素を示さない] の化合物を適宜希釈剤の存在下でハロゲン化剤、例えばホスゲン、ジホスゲン及
    びトリホスゲンと反応させ、式(VIII) 【化28】 [式中、 V、Z、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通りであり、 Zは水素を示さず、 Halはハロゲンを示す] の化合物を得、 それを次いで式(II) 【化29】 [式中、 Ar、Xは請求項1〜5のいずれかで定義した通りである] の化合物と、適宜希釈剤の存在下に且つ適宜酸受容体の存在下で反応させるか、
    あるいは (D)Kが酸素を示すがZが水素を示さない場合、 式(Ia) 【化30】 [式中、 Ar、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは請求項1〜5のいずれか
    で定義した通りであり、 Kは酸素を示す] の化合物を式(IX) Z−G (IX) [式中、 Gは離脱基を示す] のアルキル化剤、アシル化剤、スルホニル化剤又は縮合剤と、適宜希釈剤の存在
    下に且つ適宜塩基の存在下で反応させるか、 あるいは (E)Kが酸素を示す場合、 式(I1) 【化31】 [式中、 Ar1、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y6、Z及びmは請求項1〜5のいずれか
    で定義した通りであり、 Halはハロゲン、特に臭素を示す] の化合物を式(X) Ar2’−B(OH)2 (X) [式中、 Ar2’は請求項1〜5のいずれかにおいて、Ar2の下でAr1のための追加の
    置換基として挙げた置換基を示す] のボロン酸と、溶媒の存在下に、適宜塩基及び貴金属錯体、好ましくはパラジウ
    ム錯体の存在下で反応させるか、 あるいは (F)Kが硫黄を示す場合、 式(I) 【化32】 [式中、 Ar、Z、V、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは請求項1〜5のいず
    れかで定義した通りであり、 Kは酸素を示す] の化合物を希釈剤の存在下に、硫化剤の存在下で反応させるか、 あるいは (G)VがS(O)nを示し、nが1又は2を示す場合、 式(I) 【化33】 [式中、 Ar、Z、K、X、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6及びmは上記で定義した通り
    であり、 Vは硫黄原子を示す] の化合物をモリブデート又はタングステートの存在下に、過酸又は過酸化水素の
    存在下で酸化する ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに従う化合物の製造法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに従う少なくとも1種の化合物を望
    ましくない植物及び/又は有害動物(animal pests)及び/又はそ
    れらの生息地に作用させることを特徴とする望ましくない植生及び/又は有害動
    物の抑制法。
  8. 【請求項8】 望ましくない植物及び/又は有害動物の抑制のための請求項
    1〜5のいずれかに従う少なくとも1種の化合物の使用。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれかに従う化合物ならびに通常の伸展剤
    及び/又は界面活性剤を含むことを特徴とする除草性、殺ダニ性又は殺虫性組成
    物。
JP2001541887A 1999-12-02 2000-11-21 (ヘテロ)アリール−置換複素環式エナミノン、それらの製造ならびに除草剤、殺ダニ剤及び殺虫剤としてのそれらの使用 Withdrawn JP2003515596A (ja)

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