JP4413497B2 - 農薬としてのチアゾリル置換炭素環−1,3−ジオン - Google Patents

農薬としてのチアゾリル置換炭素環−1,3−ジオン Download PDF

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Description

本発明は、新規ヘタリール置換シクロペンタン−およびシクロヘキサン−1,3−ジオン、それらの多数の調製法、ならびに農業における生物活性化合物としてのそれらの多数の使用法に関する。
2−(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−3−ヒドロキシ−5,5−ジメチル−シクロヘクス−2−エンオンは、既知である;Pshenichnyi,V.N.ら;CNClALi;Chem.Heterocycl.Compd.(Engl.transl.)EN;26,1175−1178(1990)。
本発明は、下記式(I)
Figure 0004413497
(式中、
Hetは、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルケニルオキシ、シアノ、ニトロ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、場合によっては置換されているフェニルまたはフェノキシにより場合によっては置換されている窒素含有5員複素環、好ましくはチアゾリルから成る群からの窒素含有5員複素環を表し、
mは、数0または1を表し、
Aは、水素を表し、各々の場合に場合によってはハロゲン置換されているアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、ポリアルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、飽和されているかもしくは不飽和で、場合によっては置換されているシクロアルキル(この場合、場合によって少なくとも一つの環原子は、へテロ原子によって置換されている)、または各々の場合に場合によってはハロゲン置換、アルキル置換、ハロゲノアルキル置換、アルコキシ置換、ハロゲノアルコキシ置換、シアノ置換もしくはニトロ置換されているアリール、アリールアルキルもしくはヘタリールを表し、
Bは、水素またはアルキルを表し、
AとBとそれらが結合している炭素原子とが一緒に、少なくとも一つのヘテロ原子を場合によっては含有する飽和または不飽和の、非置換のまたは置換されている環を表し、
AとQとが一緒に、場合によっては置換されているアルカンジイル(この場合、直接隣接していない二つの炭素原子は、場合によってはさらに置換されている環を場合によっては形成している)を表し、
は、水素、アルキル、アルコキシアルキル、場合によっては置換されているシクロアルキル(この場合、メチレン基の一つは、酸素もしくは硫黄により場合によっては置換されている)または各々の場合に場合によっては置換されているフェニル、ヘタリール、フェニルアルキルもしくはヘタリールアルキルを表し、
、Q、Qは、水素またはアルキルを、互いに無関係に表し、
とQとそれらが結合している炭素原子とが一緒に、一つのヘテロ原子を場合によっては含有する飽和または不飽和の、非置換のまたは置換されている環を表し、
Gは、水素(a)を表すか、または下記の基:
Figure 0004413497
(これらの式中、
Eは、金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは、酸素または硫黄を表し、
Mは、酸素または硫黄を表し、
は、各々の場合に場合によってはハロゲン置換されているアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、ポリアルコキシアルキル、または場合によってはハロゲン置換、アルキル置換もしくはアルコキシ置換されているシクロアルキル、各々の場合に場合によっては置換されており、且つ、少なくとも一つのヘテロ原子が割り込んでいることがあるフェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、フェノキシアルキルまたはヘタリールオキシアルキルを表し、
は、各々の場合に場合によってはハロゲン置換されているアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、ポリアルコキシアルキルを表すか、各々の場合に場合によっては置換されているシクロアルキル、フェニルまたはベンジルを表し、
は、各々の場合に場合によっては置換されているアルキル、ハロゲノアルキル、フェニルまたはベンジルを表し、
およびRは、各々の場合に場合によってはハロゲン置換されているアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ、シクロアルキルチオを、互いに無関係に表すか、各々の場合に場合によっては置換されているフェニル、ベンジル、フェノキシもしくはフェニルチオを、互いに無関係に表し、
およびRは、水素、各々の場合に場合によってはハロゲン置換されているアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキルを、互いに無関係に表すか、場合によっては置換されているフェニルを、互いに無関係に表すか、場合によっては置換されているベンジルを、互いに無関係に表し、またはRとRとそれらが結合しているN原子とが一緒に、酸素もしくは硫黄が場合によっては割り込んでいる環を表す)
のうちの一つを表す)
の新規化合物を、今般、提供する。
とりわけ置換基の性質に依存して、式(I)の化合物は、幾何異性体および/または光学異性体または様々な組成の異性体混合物として存在しうり、これらは、所望される場合には、既知の方法で分離することができる。本発明は、純粋な異性体と異性体混合物の両方、それらの調製および使用、ならびにそれらを含む組成物を提供する。しかしながら、下文では、便宜上、式(I)の化合物のみを引き合いに出す。しかし、これには、純粋な化合物と、適する場合には、様々な比率の異性体化合物を有する混合物との両方が包含される。
置換基Gの位置に依存して、式(I)の化合物は、下記式(I−α)および(I−β):
Figure 0004413497
の二つの異性体形で存在しうり、これが、式(I)における破線が表す意味である。
式(I−α)および(I−β)の化合物は、混合物として、でなければそれらの純粋な異性体の形で存在しうる。式(I−α)および(I−β)の化合物の混合物は、所望されれる場合には、物理的方法、例えば、クロマトグラフ法による、それ自体既知の方法で、分離することができる。
明瞭であるように、各々の場合に可能な異性体のうち一つだけを下文では示す。これは、化合物が、適する場合には異性体混合物の形またはそれぞれ別の異性体形で存在するということを、はばむものではない。
Hetにチアゾリルを、およびmに数0および1を組み込むと、下記の主構造(I−1)および(I−2):
Figure 0004413497
となる。
基Gの異なる意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を組み込むと、mが数0を表す場合、下記の主構造(I−1−a)から(I−1−g):
Figure 0004413497
(これらの式中、
A、B、E、L、M、Q、Q、R、R、R、R、R、RおよびRは、上で定義したとおりであり、ならびに
Xは、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、ニトロ、シアノまたは場合によっては置換されているフェニルを表し、ならびに
Yは、ハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、または各々の場合に場合によっては置換されているフェニルもしくはフェノキシを表す)
となる。
基Gの異なる意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を組み込むと、mが数1を表す場合、下記の主構造(I−2−a)から(I−2−g):
Figure 0004413497
Figure 0004413497
(これらの式中、
A、B、E、L、M、Q、Q、Q、Q、X、Y、R、R、R、R、R、RおよびRは、上で定義したとおりである)
となる。
さらに、式(I)の新規化合物は、下記の方法のうちの一つによって得られることがわかった:
(A)下記式(I−1−a):
Figure 0004413497
(この式中、A、B、Q、QおよびHetは、上で定義したとおりである)
の置換シクロペンタン−1,3−ジオンまたはそれらのエノールは、
下記式(II):
Figure 0004413497
(この式中、
A、B、Q、QおよびHetは、上で定義したとおりであり、および
は、アルキル(好ましくは、C〜C−アルキル)を表す)
のケトカルボン酸エステルを、適する場合には希釈剤の存在下および塩基の存在下で分子内縮合させると得られる。
さらに、
(B)下記式(I−2−a):
Figure 0004413497
(この式中、A、B、Q、Q、Q、QおよびHetは、上で定義したとおりである)
の置換シクロヘキサン−1,3−ジオンは、
下記式(III):
Figure 0004413497
(この式中、
A、B、Q、Q、Q、QおよびHetは、上で定義したとおりであり、ならびに
は、アルキル(好ましくは、C〜C−アルキル)を表す)
のケトカルボン酸エステルを、希釈剤の存在下および塩基の存在下で、分子内縮合させると得られることが、わかった。
さらに、
(C)上に示した式(I−1−b)から(I−2−b)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、m、RおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物は、
上に示した式(I−1−a)から(I−2−a)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、mおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物を、各々の場合、
(α)下記式(IV):
Figure 0004413497
(この式中、
は、上で定義したとおりであり、および
Halは、ハロゲン(特に、塩素または臭素)を表す)
の酸ハロゲン化物と反応させる、または
(β)下記式(V):
Figure 0004413497
(この式中、Rは、上で定義したとおりである)
のカルボン酸無水物と、
適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、
反応させると得られること;
(D)上に示した式(I−1−c)から(I−2−c)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、m、R、MおよびHetは、上で定義したとおりであり、Lは、酸素を表す)の化合物は、
上に示した式(I−1−a)から(I−2−a)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、mおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物を、各々の場合、
下記式(VI):
Figure 0004413497
(この式中、RおよびMは、上で定義したとおりである)
のクロロギ酸エステルまたはクロロギ酸チオエステルと、
適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、
反応させると得られること;
(E)上に示した式(I−1−c)から(I−2−c)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、m、R、MおよびHetは、上で定義したとおりであり、Lは、硫黄を表す)の化合物は、上に示した式(I−1−a)から(I−2−a)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、mおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物を、各々の場合、
下記式(VII):
Figure 0004413497
(この式中、MおよびRは、上で定義したとおりである)
のクロロモノチオギ酸エステルまたはクロロジチオギ酸エステルと、
適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、
反応させると得られること;ならびに
(F)上に示した式(I−1−d)から(I−2−d)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、m、R、MおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物は、
上に示した式(I−1−a)から(I−2−a)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、mおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物を、各々の場合、
下記式(VIII):
Figure 0004413497
(この式中、Rは、上で定義したとおりである)
の塩化スルホニルと、
適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、
反応させると得られること;
(G)上に示した式(I−1−e)から式(I−2−e)(これらの式中、A、B、L、Q、Q、Q、Q、m、R、RおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物は、
上に示した式(I−1−a)から(I−2−a)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、mおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物を、各々の場合、
下記式(IX):
Figure 0004413497
(この式中、
L、RおよびRは、上で定義したとおりであり、および
Halは、ハロゲン(特に、塩素または臭素)を表す)
のリン化合物と、
適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、
反応させると得られること;
(H)上に示した式(I−1−f)から(I−2−f)(これらの式中、A、B、E、Q、Q、Q、Q、mおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物は、上に示した式(I−1−a)から(I−2−a)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、mおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物を、各々の場合、
下記式(X)および(XI):
Figure 0004413497
(これらの式中、
Meは、一価または二価の金属(好ましくは、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムまたはカルシウムなどのアルカリ金属またはアルカリ土類金属)を表し、
tは、数1または2を表し、ならびに
11、R12、R13は、水素またはアルキル(好ましくは、C〜C−アルキル)を、互いに無関係に表す)
の金属化合物またはアミンと、
適する場合には希釈剤の存在下で、
反応させると得られること;
(I)上に示した式(I−1−g)から(I−2−g)(これらの式中、A、B、L、Q、Q、Q、Q、m、R、RおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物は、
上に示した式(I−1−a)から(I−2−a)(これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、mおよびHetは、上で定義したとおりである)の化合物を、各々の場合、
(α)下記式(XII):
Figure 0004413497
(この式中、RおよびLは、上で定義したとおりである)
のイソシアネートまたはイソチオシアネートと、
適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には触媒の存在下で、
反応させる、または
(β)下記式(XIII):
Figure 0004413497
(この式中、L、RおよびRは、上で定義したとおりである)
の塩化カルバモイルまたは塩化チオカルバモイルと、
適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、
反応させると、得られることが、わかった。
さらに、式(I)の新規化合物は、置換基に依存して、農薬、好ましくは殺虫薬およびダニ駆除薬としても、除草薬および殺真菌薬としても、非常に良好な活性を有する。
式(I)は、本発明の化合物の一般定義を提供するものである。上述の式に与えられているラジカルの好ましい置換基または範囲を下に説明する:
好ましくは、Hetは、下記:
Figure 0004413497
を表し、
好ましくは、mは、数0または1を表し、
好ましくは、Xは、水素、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルケニルオキシ、窒素またはシアノを表し、
好ましくは、Yは、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシを表すか、または下記の基:
Figure 0004413497
を表し、
好ましくは、Vは、水素、ハロゲン、C〜C12−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−アルキルスルフィニル、C〜C−アルキルスルホニル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−ハロゲノアルコキシ、ニトロ、シアノを表すか、またはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノにより場合によっては、各々、一もしくは多置換されているフェニル、フェノキシ、フェノキシ−C〜C−アルキル、フェニル−C〜C−アルコキシ、フェニルチオ−C〜C−アルキルもしくはフェニル−C〜C−アルキルチオを表し、
好ましくは、VおよびVは、水素、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルキルまたはC〜C−ハロゲノアルコキシを、互いに無関係に表し、
好ましくは、VとVとそれらが結合している炭素原子とが共同して一緒に、場合によってはC〜C−アルキル置換されているまたは場合によってはハロゲン置換されており、且つ、一つまたは二つの炭素原子が酸素、硫黄または窒素により場合によっては置換されていることがある5または6員環を表し、
好ましくは、Aは、水素原子、または各々の場合に場合によってはハロゲン置換されているC〜C12−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、場合によってはハロゲン置換、C〜C−アルキル置換もしくはC〜C−アルコキシ置換されており、且つ、直接隣接していない一つまたは二つの環員が酸素および/または硫黄により場合によっては置換されているC〜C−シクロアルキルもしくはC〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表すか、または各々の場合に場合によってはハロゲン置換、C〜C−アルキル置換、C〜C−ハロゲノアルキル置換、C〜C−アルコキシ置換、C〜C−ハロゲノアルコキシ置換、シアノ置換もしくはニトロ置換されているフェニル、ベンジル、環原子数5もしくは6のヘタリール(例えば、フラニル、ピリジル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリミジル、チアゾリルまたはチエニル)または環原子数5または6のヘタリール−C〜C−アルキル(例えば、ピリジル−C〜C−アルキル、ピリミジル−C〜C−アルキルまたはチアゾリル−C〜C−アルキル)を表し、
好ましくは、Bは、水素またはC〜C−アルキルを表し、
好ましくは、AとBとそれらが結合している炭素原子が、飽和C〜C10−シクロアルキルまたは不飽和C〜C10−シクロアルキル(前記シクロアルキルにおける環員の一つは、酸素または硫黄により場合によっては置換されており、且つ、前記シクロアルキルは、C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルキルチオ、ハロゲンまたはフェニルにより場合によっては一または二置換されている)を表し、
好ましくは、AとQとが一緒に、C〜C−アルキルおよびC〜C−アルコキシから成る群からの同一または異なる置換基により場合によっては一または二置換されているC〜C−アルカンジイルを表し、
好ましくは、Qは、水素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、場合によってはフッ素置換、塩素置換、C〜C−アルキル置換、C〜C−ハロゲノアルキル置換もしくはC〜C−アルコキシ置換されており、且つ、メチレン基の一つが酸素もしくは硫黄により場合によっては置換されているC〜C−シクロアルキル、または各々の場合に場合によってはハロゲン置換、C〜C−アルキル置換、C〜C−アルコキシ置換、C〜C−ハロゲノアルキル置換、C〜C−ハロゲノアルコキシ置換、シアノ置換もしくはニトロ置換されているフェニル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、フェニル−C〜C−アルキル、ピリジル−C〜C−アルキルもしくはチアゾリル−C〜C−アルキルを表し、
好ましくは、Q、Q、Qは、水素またはC〜C−アルキルを、互いに無関係に表し、
好ましくは、QとQとそれらが結合している炭素原子とが一緒に、場合によってはC〜C−アルキル置換、C〜C−アルコキシ置換またはC〜C−ハロゲノアルキル置換されており、且つ、環員の一つが酸素または硫黄により場合によっては置換されているC〜C−シクロアルキルを表し、
好ましくは、Gは、水素(a)を表すかまたは下記の基:
Figure 0004413497
(これらの式中、
Eは、金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは、酸素または硫黄を表し、および
Mは、酸素または硫黄を表し、
好ましくは、Rは、各々の場合に場合によってはハロゲン置換されているC〜C20−アルキル、C〜C20−アルケニル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルキルチオ−C〜C−アルキル、ポリ−C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、または場合によってはハロゲン置換、C〜C−アルキル置換もしくはC〜C−アルコキシ置換されおり、且つ、直接隣接していない一つ以上(好ましくは、一つまたは二つ)の環員が酸素および/または硫黄により場合によっては置換されているC〜C−シクロアルキルを表すか、
場合によってはハロゲン置換、シアノ置換、ニトロ置換、C〜C−アルキル置換、C〜C−アルコキシ置換、C〜C−ハロゲノアルキル置換、C〜C−ハロゲノアルコキシ置換、C〜C−アルキルチオ置換またはC〜C−アルキルスルホニル置換されているフェニルを表すか、
場合によってはハロゲン置換、ニトロ置換、シアノ置換、C〜C−アルキル置換、C〜C−アルコキシ置換、C〜C−ハロゲノアルキル置換またはC〜C−ハロゲノアルコキシ置換されているフェニル−C〜C−アルキルを表すか、
場合によってはハロゲン置換、C〜C−アルキル置換またはトリフルオロメチル置換されている5または6員ヘタリール(例えば、ピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジル、フラニルまたはチエニル)を表すか、
場合によってはハロゲン置換またはC〜C−アルキル置換されているフェノキシC〜C−アルキルを表すか、
場合によってはハロゲン置換、アミノ置換またはC〜C−アルキル置換されている5または6員ヘタリールオキシ−C〜C−アルキル(例えば、ピリジルオキシ−C〜C−アルキル、ピリミジルオキシ−C〜C−アルキルまたはチアゾリルオキシ−C〜C−アルキル)を表し、
好ましくは、Rは、各々の場合に場合によってはハロゲン置換されているC〜C20−アルキル、C〜C20−アルケニル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、ポリ−C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキルを表すか、
場合によってはハロゲン置換、C〜C−アルキル置換またはC〜C−アルコキシ置換されているC〜C−シクロアルキルを表すか、
各々の場合に場合によってはハロゲン置換、シアノ置換、ニトロ置換、C〜C−アルキル置換、C〜C−アルコキシ置換、C〜C−ハロゲノアルキル置換またはC〜C−ハロゲノアルコキシ置換されているフェニルまたはベンジルを表し、
好ましくは、Rは、場合によってはハロゲノ置換されているC〜C−アルキルを表すか、各々の場合に場合によってはハロゲン置換、C〜C−アルキル置換、C〜C−アルコキシ置換、C〜C−ハロゲノアルキル置換、C〜C−ハロゲノアルコキシ置換、シアノ置換またはニトロ置換されているフェニルまたはベンジルを表し、
およびRは、各々の場合に場合によってはハロゲン置換されているC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−(C〜C−アルキル)アミノ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−アルケニルチオ、C〜C−シクロアルキルチオを、互いに無関係に表すか、各々の場合に場合によってはハロゲン置換、ニトロ置換、シアノ置換、C〜C−アルコキシ置換、C〜C−ハロゲノアルコキシ置換、C〜C−アルキルチオ置換、C〜C−ハロゲノアルキルチオ置換、C〜C−アルキル置換またはC〜C−ハロゲノアルキル置換されているフェニル、ベンジル、フェノキシまたはフェニルチオを、互いに無関係に表し、
好ましくは、RおよびRは、互いに無関係に水素を表すか、各々の場合に場合によってはハロゲン置換されているC〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキルを、互いに無関係に表すか、場合によってはハロゲン置換、C〜C−ハロゲノアルキル置換、C〜C−アルキル置換もしくはC〜C−アルコキシ置換されているフェニル、場合によってはハロゲン置換、C〜C−アルキル置換、C〜C−ハロゲノアルキル置換もしくはC〜C−アルコキシ置換されているベンジルを、互いに無関係に表し、またはRとRとそれらが結合している窒素原子とが一緒に、場合によってはC〜C−アルキル置換されており、且つ、炭素原子の一つが酸素または硫黄により場合によっては置換されているC〜C−アルキレンラジカルを表す)
のうちの一つ、特に、(a)、(b)、(c)または(g)のうちの一つを表す。
好ましいものとして言及したラジカルの定義において、ハロゲンは、例えば、ハロゲノアルキルなどの置換基の場合も、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素、特に、フッ素および塩を表す。
特に好ましくは、Hetは、下記:
Figure 0004413497
を表し、
特に好ましくは、mは、数0または1を表し、
特に好ましくは、Xは、水素、塩素、臭素またはC〜C−アルキルを表し、
特に好ましくは、Yは、塩素、臭素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシまたは下記の基:
Figure 0004413497
を表し、
特に好ましくは、Vは、水素、フッ素、塩素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−ハロゲノアルコキシ、ニトロ、シアノ、またはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノにより場合によっては一もしくは二置換されているフェノキシを表し、
特に好ましくは、Vは、水素、フッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルキルまたはC〜C−ハロゲノアルコキシを表し、
特に好ましくは、VとVとそれらが結合している炭素原子とが共同して一緒に、場合によってはフッ素置換またはメチル置換されており、且つ、一つまたは二つの炭素原子が酸素により場合によっては置換されていることがある5または6員環を表し、
特に好ましくは、Aは、水素を表すか、フッ素により場合によっては、各々、一から三置換されているC〜C−アルキルまたはC〜C−アルコキシ−C〜C−アルキルを表すか、C〜C−シクロアルキルまたはC〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル(これらの環員の一つは、酸素または硫黄により場合によっては置換されており、これらのラジカルは、各々、フッ素、塩素、メチル、エチルまたはメトキシにより場合によっては一または二置換されている)を表すか、フッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシまたはC〜C−ハロゲノアルコキシにより場合によっては、各々、一または二置換されているフェニルまたはベンジルを表し、
特に好ましくは、Bは、水素またはC〜C−を表し、
特に好ましくは、AとBとそれらが結合している炭素原子とが、飽和C〜C−シクロアルキル(前記シクロアルキルにおける環員の一つは、酸素により場合によっては置換されており、且つ、前記シクロアルキルは、C〜C−アルキル、トリフルオロメチルまたはC〜C−アルコキシにより場合によっては一置換されている)を表すが、
但し、この場合、Qは、水素またはC〜C−アルキルのみを表すことを条件とし、
特に好ましくは、AとQとが一緒に、メチル、エチル、メトキシまたはエトキシにより場合によっては一または二置換されているC〜C−アルカンジイルを表し、
特に好ましくは、Qは、水素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、もしくは場合によってはメチル置換もしくはメトキシ置換されており、且つ、メチレン基の一つが酸素により場合によっては置換されているC〜C−シクロアルキル、またはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、トリフルオロメチルもしくはトリフルオロメトキシにより場合によっては、各々、一または二置換されているフェニルもしくはベンジルを表し、
特に好ましくは、Q、Q、Qは、水素、メチルまたはエチルを、互いに無関係に表し、
特に好ましくは、QとQとそれらが結合している炭素原子とが一緒に、場合によってはC〜C−アルキル置換またはC〜C−アルコキシ置換されており、且つ、環員の一つが酸素により場合によっては置換されている飽和C〜C−シクロアルキルを表すが、
但し、この場合、Aは、水素またはC〜C−アルキルのみを表すことを条件とし、
特に好ましくは、Gは、水素(a)を表すか、または下記の基:
Figure 0004413497
(これらの式中、
Eは、金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは、酸素または硫黄を表し、および
Mは、酸素または硫黄を表し、
は、C〜C16−アルキル、C〜C16−アルケニル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルキルチオ−C〜C−アルキル(これらは、各々、フッ素もしくは塩素により場合によっては一から五置換されている)、またはC〜C−シクロアルキル(前記シクロアルキルにおける直接隣接していない一つまたは二つの環員は、酸素および/または硫黄により場合によっては置換されており、且つ、前記シクロアルキルは、フッ素、塩素、C〜C−アルキルもしくはC〜C−アルコキシにより場合によっては一もしくは二置換されている)を特に好ましくは表すか、
フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシにより場合によっては一または二置換されているフェニルを特に好ましくは表すか、
フッ素、塩素、臭素、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルにより場合によっては、各々、一置換されているピリジルまたはチエニルを特に好ましくは表し、
は、C〜C16−アルキル、C〜C16−アルケニルまたはC〜C−アルコキシ−C〜C−アルキルを特に好ましくは表すか、
メチル、エチルまたはメトキシにより場合によっては一または二置換されているC〜C−シクロアルキルを特に好ましくは表すか、
フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシにより場合によっては、各々、一または二置換されているフェニルまたはベンジルを特に好ましくは表し、
特に好ましくは、Rは、フッ素により場合によっては一から五置換されているC〜C−アルキルを表すか、フッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノまたはニトロにより場合によっては置換されているフェニルを表し、
は、特に好ましくは、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−(C〜C−アルキル)アミノ、C〜C−アルキルチオを表すか、またはRは、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C〜C−アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C〜C−アルキルもしくはトリフルオロメチルにより場合によっては、各々、一または二置換されているフェニル、ベンジル、フェノキシもしくはフェニルチオを表し、
特に好ましくは、Rは、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシまたはC〜C−アルキルチオを表し、
特に好ましくは、Rは、水素、C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキルを表し、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、C〜C−アルキルまたはC〜C−アルコキシにより場合によっては一または二置換されているフェニルを表し、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチルまたはメトキシにより場合によっては置換されているベンジルを表し、
特に好ましくは、Rは、水素、C〜C−アルキルまたはC〜C−アルケニルを表し、
特に好ましくは、RとRとそれらが結合している窒素原子とが一緒に、C〜C−アルキレンラジカル(前記ラジカルにおけるメチレン基の一つは、酸素または硫黄により場合によっては置換されており、且つ、前記ラジカルは、メチルまたはエチルにより場合によっては一または二置換されている)を表す)
のうちの一つ、特に、(a)、(b)または(c)のうちの一つを表す。
特に好ましいものとして言及したラジカルの定義において、例えば、ハロゲノアルキルなどの置換基の場合を含めて、ハロゲンは、フッ素、塩素および臭素、特に、フッ素および塩素、とりわけフッ素を表す。
特に非常に好ましくは、Hetは、下記:
Figure 0004413497
を表し、
特に非常に好ましくは、mは、数0または1を表し、
特に非常に好ましくは、Xは、水素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピルまたはイソプロピルを表し、
特に非常に好ましくは、Yは、下記の基:
Figure 0004413497
を表し、
特に非常に好ましくは、Vは、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたは4−クロロフェノキシを表し、
特に非常に好ましくは、Vは、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシまたはトリフルオロメチルを表し、
特に非常に好ましくは、Aは、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、メトキシメチル、エトキシメチル、フェニルまたはシクロヘキシルを表し、
特に非常に好ましくは、Bは、水素、メチルまたはエチルを表し、
特に非常に好ましくは、AとBとそれらが結合している炭素原子とが、飽和C〜C−シクロアルキル(前記シクロアルキルにおける環員の一つは、酸素により場合によっては置換されており、且つ、前記シクロアルキルは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシまたはイソブトキシにより場合によっては一置換されている)を表すが、
但し、この場合、Qは、水素のみを表すことを条件とし、
特に非常に好ましくは、AとQとが一緒に、C〜C−アルカンジイルを表し、
特に非常に好ましくは、Qは、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたは4−クロロフェニルを表し、
特に非常に好ましくは、Q、Q、Qは、水素、メチルまたはエチルを、互いに無関係に表し、
特に非常に好ましくは、QとQとそれらが結合している炭素原子とが一緒に、場合によってはメチル置換、エチル置換、メトキシ置換、エトキシ置換、n−プロポキシ置換またはn−ブトキシ置換されており、且つ、環員の一つが酸素により場合によっては置換されている飽和C〜C−シクロアルキルを表すが、
但し、この場合、Aは、水素のみを表すことを条件とし、
特に非常に好ましくは、Gは、水素(a)を表すかまたは下記の基:
Figure 0004413497
(これらの式中、
Eは、金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは、酸素または硫黄を表し、および
Mは、酸素または硫黄を表し、
は、各々の場合に場合によってはフッ素置換もしくは塩素置換されているC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルキルチオ−C〜C−アルキル、またはフッ素、塩素、メチル、エチルもしくはメトキシにより場合によっては、各々、一置換されているシクロプロピルもしくはシクロヘキシルを特に非常に好ましくは表し、
フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシにより場合によっては一置換されているフェニルを特に非常に好ましくは表し、
フッ素、塩素、臭素またはメチルにより場合によっては、各々、一置換されているチエニルまたはピリジルを特に非常に好ましくは表し、
は、C〜C−アルキル、C〜C−アルケニルまたはC〜C−アルコキシ−C−アルキルを特に非常に好ましくは表し、
メチル、エチルまたはメトキシにより場合によっては一置換されているC〜C−シクロアルキルを特に非常に好ましくは表し、
フッ素、塩素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシにより場合によっては、各々、一置換されているフェニルまたはベンジルを表し、
特に非常に好ましくは、Rは、フッ素により場合によっては、各々、三置換されているメチルもしくはエチル、またはフッ素、塩素、臭素、メチル、t−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノもしくはニトロにより場合によっては一置換されているフェニルを表し、
特に非常に好ましくは、Rは、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−(C〜C−アルキル)アミノ、C〜C−アルキルチオを表すか、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C〜C−アルコキシ、トリフルオロメトキシまたはC〜C−アルキルにより場合によっては、各々、一置換されているフェニル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、
特に非常に好ましくは、Rは、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオまたはエチルチオを表し、
特に非常に好ましくは、Rは、水素を表し、C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルケニルまたはC〜C−アルコキシ−C〜C−アルキルを表し、
特に非常に好ましくは、Rは、水素、C〜C−アルキルまたはC〜C−アルケニルを表し、
特に非常に好ましくは、RとRとそれらが結合している窒素原子とが一緒に、メチレン基の一つが酸素により場合によっては置換されているC−アルキレンラジカルを表す)
のうちの一つ、特に、(a)、(b)または(c)のうちの一つを表す。
最も好ましくは、Hetは、下記:
Figure 0004413497
を表し、
最も好ましくは、mは、数0または1を表し、
最も好ましくは、Xは、水素、メチルまたはエチルを表し、
最も好ましくは、Yは、下記の基:
Figure 0004413497
を表し、
最も好ましくは、Vは、水素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、トリフルオロメチルを表すか、4−クロロフェノキシを表し、
最も好ましくは、Aは、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、フェニルまたはシクロヘキシルを表し、
好ましくは、Bは、水素、メチルまたはエチルを表し、
最も好ましくは、AとBとそれらが結合している炭素原子とが、飽和C〜C−シクロアルキル(前記シクロアルキルにおける環員の一つは、酸素により場合によっては置換されており、前記シクロアルキルは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシまたはイソブトキシにより場合によっては一置換されている)を表すが、
但し、この場合、Qは、水素のみを表すことを条件とし、
最も好ましくは、AとQとが一緒に、C〜C−アルカンジイルを表し、
最も好ましくは、Qは、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルまたは4−クロロフェニルを表し、
最も好ましくは、Qは、水素、メチルまたはエチルを表し、
最も好ましくは、Qは、水素を表し、
最も好ましくは、Qは、水素を表し、
最も好ましくは、QとQとそれらが結合している炭素原子とが一緒に、飽和C〜C−シクロアルキルを表すが、
但し、この場合、Aは、水素のみを表すことを条件とし、
最も好ましくは、Gは、水素(a)を表すかまたは下記の基:
Figure 0004413497
(これらの式中、
Lは、酸素を表し、および
Mは、酸素または硫黄を表し、
最も好ましくは、Rは、塩素により場合によっては一置換されているC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキルまたはシクロプロピルを表し、
塩素により場合によっては一置換されているフェニルを表し、
塩素により場合によっては一置換されているピリジルを表し、
最も好ましくは、Rは、C〜C−アルキルを表し、
フェニルまたはベンジルを表し、
最も好ましくは、Rは、メチルまたはエチルを表し、
最も好ましくは、RとRとそれらが結合している窒素原子とが一緒に、メチレン基の一つが酸素により場合によっては置換されているC−アルキレンラジカルを表す)
のうちの一つを表す。
上で与えた一般的なまたは好ましいラジカルの定義または説明は、望みどおりに、すなわち、それぞれの範囲と好ましい範囲の間での組合せを含めて、互いに組み合わせることができる。これらは、最終製品ならびにそれ相応に前駆体および中間体に適用される。
本発明によると、好ましい(望ましい)ものとして上で与えた意味の組合せを含む式(I)の化合物が、好ましい。
本発明によると、特に好ましいものとして上で与えた意味の組合せを含む式(I)の化合物が、特に好ましい。
本発明によると、特に非常に好ましいものとして上で与えた意味の組合せを含む式(I)の化合物が、特に非常に好ましい。
本発明によると、最も好ましいものとして上で与えた意味の組合せを含む式(I)の化合物が、最も好ましい。
Gが水素を表す式(I)の化合物は、特に好ましい。
アルキルまたはアルケニルなどの飽和または不飽和炭化水素ラジカルは、例えばアルコキシなどのヘテロ原子と組合わせた場合を含めて、各々の場合、それが可能である限り、直鎖であってもよいし、または分枝鎖であってもよい。
特に他の指示が無い限り、場合によっては置換されているラジカルは、一置換であってもよいし、または多置換であってもよく、多置換の場合には、置換基は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
例えば、方法(A)に従い、1−[4−(5−メチル)−2−(4−クロロ−フェニル)−チアゾリル]−3−(1−エトキシカルボニル−シクロヘキシル)−プロパンを出発原料として用いる本発明の方法の過程は、下の反応図式によって表すことができる:
Figure 0004413497
例えば、方法(B)に従い、1−[4−(5−メチル)−2−(4−クロロ−フェニル)−チアゾリル]−4−(1−エトキシカルボニル−シクロヘキシル)−ブタン−2−オンを出発原料として用いる本発明の方法の過程は、次の反応図式によって表すことができる:
Figure 0004413497
例えば、方法(Dα)に従い、2−[4−(5−メチル−2−(3−クロロ−フェニル)−チアゾリル]−5,5−ジメチルシクロヘキサン−1,3−ジオンおよび塩化ピバロイルを出発原料として用いる本発明の方法の過程は、次の反応図式によって表すことができる:
Figure 0004413497
例えば、方法(Dβ)に従い、2−[4−(5−エチル−2−(4−クロロ−フェニル))−チアゾリル]−5,5−ジメチル−シクロヘキサン−1,3−ジオンおよび無水酢酸を出発原料として用いる本発明の方法の過程は、下の反応図式によって表すことができる:
Figure 0004413497
例えば、方法(E)に従い、2−[4−(5−メチル−2−フェニル)−チアゾリル]−5,5−ジメチル−シクロヘキサン−1,3−ジオンおよびクロロギ酸エトキシエチルを出発原料として用いる本発明の方法の過程は、下の反応図式によって表すことができる:
Figure 0004413497
例えば、方法(F)に従い、2−[4−(5−メチル−2−(4−フルオロフェニル))−チアゾリル]−4,4−ジメチル−シクロペンタン−1,3−ジオンおよびクロロモノチオギ酸メチルを出発原料として用いる反応過程は、下に示すとおり、表すことができる:
Figure 0004413497
例えば、方法(G)に従い、2−[4−(5−メチル−3−(4−メチル−フェニル)−チアゾリル]−5,5−ジメチル−シクロヘキサン−1,3−ジオンおよび塩化メタンスルホニルを出発原料として用いる反応過程は、下の反応図式によって表すことができる:
Figure 0004413497
例えば、方法(H)に従い、2−[4−(5−メチル−2−フェニル)−チアゾリル]−4,4−ジメチル−シクロペンタン−1,3−ジオンおよび塩化2,2,2−トリフルオロエチルメタンチオホスホニルを出発原料として用いる反応過程は、下の反応図式によって表すことができる:
Figure 0004413497
例えば、方法(I)に従い、2−[4−(5−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル))−チアゾリル]−5,5−ジメチル−シクロヘキサン−1,3−ジオンおよびNaOHを成分として用いる本発明の方法の過程は、下の反応図式によって表すことができる:
Figure 0004413497
例えば、方法(Jα)に従い、2−[4−(5−メチル−2−(3−トリフルオロメチル−フェニル))−チアゾリル]−4,4−ジメチル−シクロヘキサン−1,3−ジオンおよびイソシアン酸エチルを出発原料として用いる反応過程は、下の反応図式によって表すことができる:
Figure 0004413497
例えば、方法(Jβ)に従い、2−[4−(5−メチル−2−フェニル)−チアゾリル]−5,5−ジメチル−シクロヘキシル−1,3−ジオンおよび塩化ジメチルカルバモイルを出発原料として用いる反応過程は、下の図式によって表すことができる:
Figure 0004413497
上記方法(A)において出発原料として必要である下記式(II):
Figure 0004413497
(式中、A、B、Het、Q、QおよびRは、上で定義したとおりである)
のケトカルボン酸エステルは、新規である。
これらは、原則として、既知の方法によって調製することができる。
式(II)の5−ヘタリール−4−ケトカルボン酸エステルは、例えば、下記式(XIV):
Figure 0004413497
(式中、A、B、Het、QおよびQは、上で定義したとおりである)
の5−ヘタリール−4−ケトカルボン酸をエステル化する(例えば、Organikum,第15版,ベルリン(Berlin),1977,499頁参照)か、アルキル化する(調製例参照)と得られる。
下記式(XIV):
Figure 0004413497
(式中、A、B、Het、QおよびQは、上で定義したとおりである)
の5−ヘタリール−4−ケトカルボン酸は、新規であるが、これらは、原則として、既知の方法によって調製することができる(調製例参照)。
式(XIV)の5−ヘタリール−4−ケトカルボン酸は、例えば、下記式(XV):
Figure 0004413497
(式中、
A、B、Het、QおよびQは、上で定義したとおりであり、ならびに
およびR8’は、アルキル(特に、C〜C−アルキル)を表す)
の2−ヘタリール−3−オキソ−アジピン酸エステルを、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には塩基または酸の存在下で脱カルボキシル化すると、得られる(例えば、Organikum,第15版,ベルリン(Berlin),1977,519〜521頁参照)。
下記式(XV):
Figure 0004413497
(式中、A、B、Het、Q、Q、RおよびR8’は、上で定義したとおりであるか、または式(XVII)の化合物をその調製のための出発原料として用いた場合には、Rは、水素を表す)
の化合物は、新規である。
式(XV)の化合物は、例えば、
下記式(XVI):
Figure 0004413497
(式中、
A、B、Q、QおよびRは、上で定義したとおりであり、ならびに
Halは、塩素または臭素を表す)
の塩化ジカルボン酸モノエステル、または
下記式(XVII):
Figure 0004413497
(式中、A、B、QおよびQは、上で定義したとおりである)
のカルボン酸無水物を、希釈剤の存在下および塩基の存在下で、
下記式(XVIII):
Figure 0004413497
(式中、HetおよびR8’は、上で定義したとおりである)
のヘタリール酢酸エステルでアシル化すると得られる(例えば、M.S.Chambers,E.J.Thomas,D.J.Williams,J.Chem.Soc.Chem.Commun.,(1987),1228参照、調製例も参照)。
式(XVI)および(XVII)の化合物の一部は、既知有機化学化合物であり、および/または原則として既知の方法による簡単な方法で調製することができる。
上記方法(B)において出発原料として必要である下記式(III):
Figure 0004413497
(式中、A、B、Het、Q、Q、Q、QおよびRは、上で定義したとおりである)
のケトカルボン酸エステルは、新規である。
これらは、原則的に既知の方法によって調製することができる。
式(III)の6−ヘタリール−5−ケトカルボン酸エステルは、例えば、
下記式(XIX):
Figure 0004413497
(式中、A、B、Het、Q、Q、QおよびQは、上で定義したとおりである)
の6−ヘタリール−5−ケトカルボン酸をエステル化する(例えば、Organikum,第15版,ベルリン(Berlin),1977,499頁参照)か、アルキル化する(調製例参照)と得られる。
下記式(XIX):
Figure 0004413497
(式中、A、B、Het、Q、Q、QおよびQは、上で定義したとおりである)
の6−アリール−5−ケトカルボン酸は、新規である。これらは、原則として既知の方法によって、例えば、
下記式(XX):
Figure 0004413497
(式中、
A、B、Het、Q、Q、QおよびQは、上で定義したとおりであり、ならびに
およびR8’は、アルキル(好ましくは、C〜C−アルキル)を表す)
の置換2−ヘタリール−3−オキソ−ヘプタンジオイック酸エステルを、適する場合には希釈剤の存在下および適する場合には塩基または酸の存在下で加水分解および脱カルボキシル化することによって、調製することができる(例えば、、Organikum,第15版,ベルリン(Berlin),1977,519〜521頁参照)。
下記式(XX):
Figure 0004413497
(式中、A、B、Het、Q、Q、Q、Q、RおよびR8’は、上で定義したとおりであるか、または式(XXII)の化合物をその調製のための出発原料として用いた場合には、Rは、水素を表す)
の化合物は、新規である。
式(XX)の化合物は、例えば、
下記式(XXI)のジカルボン酸エステルまたは下記式(XXII)のジカルボン酸無水物:
Figure 0004413497
(式中、A、B、Q、Q、Q、QおよびR8’は、上で定義したとおりである)
を、希釈剤の存在下および塩基の存在下で、
下記式(XVIII):
Figure 0004413497
(式中、HetおよびR8’は、上で定義したとおりである)
の置換ヘタリール酢酸エステルと縮合させると得られる。
式(XXI)および(XXII)の化合物は、市販されているものもあり、既知のものもあり、および/または既知の方法によって調製することができる。
式(XVIII)の化合物の一部は新規であるが、それらは、原則的に既知の方法によって調製することができる。
1.C.S.Rooneyら,J.Med.Chem.1983,26,700−714。
2.M.S.Malamasら、J.Med.Chem.1996,39,237−245。
3.J.L.Collinsら,J.Med.Chem.1998,41,5037−5054。
4.欧州特許EP−A−0177353。
5.欧州特許EP−A−0368592。
6.オランダ特許NL−A−6614130。
本発明の方法(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(H)および(I)を実施するために出発原料としてさらに必要な式(VI)のハロゲン化アシル、式(V)のカルボン酸無水物、式(VI)のクロロギ酸エステルまたはクロロギ酸チオエステル、式(VII)のクロロモノチオギ酸エステルまたはクロロジチオギ酸エステル、式(VIII)の塩化スルホニル、式(IX)のリン化合物、ならびに式(X)および(XI)の金属水酸化物、金属アルコキシドまたはアミン、ならびに式(XII)のイソシアネート、ならびに式(XIII)の塩化カルバモイルまたは塩化チオカルバモイルは、一般に知られている有機または無機化学化合物である。
式(XVI)、(XVII)および(XXI)の化合物、市販されているものもあり、既知のものもあり、および/または原則的に既知の方法によって調製することができる。
方法(A)は、式(II)(式中、A、B、Q、Q、HetおよびRは、上で定義したとおりである)の化合物を塩基の存在下で分子内縮合させることを特徴とする。
すべての不活性有機溶媒が、本発明の方法(A)における希釈剤としての使用に適する。トルエンおよびキシレンなどの炭化水素、さらに、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテルなどのエーテル、さらに、ジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびN−メチル−ピロリドンなどの極性溶媒、ならびにまた、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノールおよびt−ブタノールなどのアルコールの使用が好ましい。
すべての慣用プロトン受容体が、本発明の方法(A)を実施するために適する塩基(脱プロトン剤)である。水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物および炭酸塩の使用が好ましく、これらは、例えば、塩化トリエチルベンジルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム、Adogen 464(=塩化メチルトリアルキル(C〜C10)アンモニウム)またはTDA 1(=トリス−(メトキシエトキシエチル)−アミン)などの相間移動触媒の存在下で、用いることもできる。さらに、ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属の使用も可能である。さらに、ナトリウムアミド、水素化ナトリウムおよび水素化カルシウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類金属のアミドおよび水素化物、ならびにさらにまた、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドおよびカリウムt−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシドの使用が可能である。
本発明の方法(A)を実施する際、反応温度は、比較的広い範囲で変化させることができる。一般に、この方法は、−80℃と180℃の間、好ましくは−50℃と120℃の間の温度で実施される。
本発明の方法(A)は、一般に、大気圧下で実施される。
本発明の方法(A)を実施する際、式(II)の反応成分および脱プロトン性塩基は、一般に、ほぼ倍〜等モル量で用いられる。しかし、比較的大過剰(3mol以下)の一方または他方の成分を用いることも可能である。
方法(B)は、式(III)(式中、A、B、Q、Q、Q、Q、HetおよびRは、上で定義したとおりである)の化合物を希釈剤の存在下および塩基の存在下で分子内縮合させることを特徴とする。
すべての不活性有機溶媒が、本発明の方法(B)における希釈剤としての使用に適する。トルエンおよびキシレンなどの炭化水素、さらに、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテルなどのエーテル、さらに、ジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミドおよびN−メチル−ピロリドンなどの極性溶媒の使用が好ましい。さらに、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノールおよびt−ブタノールなどのアルコールの使用が可能である。
すべての慣用プロトン受容体が、本発明の方法(B)を実施するために適する塩基(脱プロトン剤)である。水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物および炭酸塩の使用が好ましく、これらは、例えば、塩化トリエチルベンジルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム、Adogen 464(=塩化メチルトリアルキル(C〜C10)アンモニウム)またはTDA 1(=トリス−(メトキシエトキシエチル)−アミン)などの相間移動触媒の存在下で、用いることもできる。さらに、ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属の使用も可能である。さらに、ナトリウムアミド、水素化ナトリウムおよび水素化カルシウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類金属のアミドおよび水素化物、ならびにさらにまた、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドおよびカリウムt−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシドの使用が可能である。
本発明の方法(B)を実施する際、反応温度は、比較的広い範囲で変化させることができる。一般に、この方法は、−80℃と180℃の間、好ましくは−50℃と120℃の間の温度で実施される。
本発明の方法(B)は、一般に、大気圧下で実施される。
本発明の方法(B)を実施する際、式(III)の反応成分および脱プロトン性塩基は、一般に、ほぼ等モル量で用いられる。しかし、比較的大過剰(3mol以下)の一方または他方の成分を用いることも可能である。
方法(C−α)は、式(I−1−a)から式(I−2−a)の化合物を、各々の場合、式(IV)のハロゲン化カルボニルと、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で反応させることを特徴とする。
本発明の方法(C−α)に適する希釈剤は、ハロゲン化アシルに対して不活性であるすべての溶媒である。ベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレンおよびテトラリンなどの炭化水素、さらに塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素、さらに、アセトンおよびメチルイソプロピルケトンなどのケトン、さらに、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサンなどのエーテル、加えて、酢酸エチルなどのカルボン酸エステル、アセトニトリルなどのニトリル、ならびにまた、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドおよびスルホランなどの強極性溶媒の使用が好ましい。ハロゲン化アシルの加水分解安定性が許せば、この反応は、水の存在下でも実施することができる。
本発明の方法(C−α)の反応に適する酸結合剤は、すべての慣用酸受容体である。トリエチルアミン、ピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロウンデセン(DBU)、ジアザビシクロノネン(DBN)、ヒューニッヒ塩基またはN,N−ジメチルアニリンなどの第三アミン、さらに、酸化マグネシウムおよび酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属酸化物、さらに、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸塩、ならびにまた、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物の使用が好ましい。
本発明の方法(C−α)における反応温度は、比較的広い範囲で変化させることができる。一般に、この方法は、−20℃と+150℃の間、好ましくは0℃と100℃の間の温度で実施される。
本発明の方法(C−α)を実施する際、式(I−1−a)から(I−2−a)の出発原料および式(IV)のハロゲン化カルボニルは、一般に、ほぼ等量で用いられる。しかし、比較的大過剰(5mol以下)のハロゲン化カルボニルを用いることも可能である。処理は、慣用の方法によって行われる。
方法(C−β)は、式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物を、式(V)のカルボン酸無水物と、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で反応させることを特徴とする。
好ましくは、本発明の方法(C−β)での使用に適する希釈剤は、ハロゲン化アシルを使用する際でも好ましい溶媒である。さらに、過剰に用いられたカルボン酸無水物が、同時に希釈剤としての役割を果たすことも可能である。
適する場合に方法(C−β)において添加される、適する酸結合剤は、好ましくは、ハロゲン化アシルを使用する際でも好ましい酸結合剤である。
本発明の方法(C−β)における反応温度は、比較的広い範囲で変化させることができる。一般に、この方法は、−20℃と+150℃の間、好ましくは0℃と100℃の間の温度で実施される。
本発明の方法(C−β)を実施する際、式(I−1−a)から(I−2−a)の出発原料および式(V)のカルボン酸無水物は、一般に、各々ほぼ等量で用いられる。しかし、比較的大過剰(5mol以下)のカルボン酸無水物を用いることも可能である。処理は、慣用の方法によって行われる。
一般に、希釈剤および過剰のカルボン酸無水物および生成されるカルボン酸は、蒸留によって除去されるか、有機溶媒または水で洗浄することによって除去される。
方法(D)は、式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物を、各々の場合、式(VI)のクロロギ酸エステルまたはクロロギ酸チオールエステルと、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で反応させることを特徴とする。
本発明の方法(D)の反応に適する酸結合剤は、すべての慣用酸受容体である。トリエチルアミン、ピリジン、DABCO、DBU、DBA、ヒューニッヒ塩基およびN,N−ジメチル−アニリンなどの第三アミン、さらに、酸化マグネシウムおよび酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属酸化物、さらに、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸塩、ならびにまた、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物の使用が好ましい。
本発明の方法(D)に適する希釈剤は、用いられるクロロギ酸エステルまたはクロロギ酸チオールエステルに対して不活性であるすべての溶媒である。ベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレンおよびテトラリンなどの炭化水素、さらに、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素、さらに、アセトンおよびメチルイソプロピルケトンなどのケトン、さらに、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサンなどのエーテル、加えて、酢酸エチルなどのカルボン酸エステル、アセトニトリルなどのニトリル、ならびにまた、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドおよびスルホランなどの強極性溶媒の使用が好ましい。
本発明の方法(D)を実施する際、反応温度は、比較的広い範囲で変化させることができる。この方法を希釈剤および酸結合剤の存在下で実施する場合、反応温度は、一般には−20℃と+100℃の間、好ましくは0℃と50℃の間である。
本発明の方法(D)は、一般に、大気圧下で実施される。
本発明の方法(D)を実施する際、式(I−1−a)から(I−2−a)の出発原料および式(VI)の適するクロロギ酸エステルまたはクロロギ酸チオールエステルは、一般に、各々ほぼ等量で用いられる。しかしながら、比較的大過剰(2モル以下)の一方または他方の成分を用いることも可能である。処理は、慣用の方法によって行われる。一般胃、沈殿した塩を除去し、残った反応混合物をストリッピングして希釈剤を除去することにより濃縮する。
本発明の方法(E)は、式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物を、各々の場合、式(VII)の化合物と、希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で反応させることを特徴とする。
方法(E)の調製では、0℃から120℃、好ましくは20℃から60℃で、式(I−1−a)から(I−2−a)の出発原料1モルに対し、約1モルの式(VII)のクロロモノチオギ酸エステルまたはクロロジチオギ酸エステルが用いられる。
適する場合に添加される、適する希釈剤は、ニトリル、エステル、エーテル、アミド、スルホン、スルホキシド、ならびにまた、ハロゲノアルカンなどのすべての不活性極性有機溶媒である。
アセトニトリル、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドまたは塩化メチレンの使用が好ましい。
好ましい実施形態において、式(I−1−a)から(I−2−a)のエノラート塩が、例えば、水素化ナトリウムまたはカリウムt−ブトキシドなどの強い脱プロトン剤の添加によって調製される場合には、酸結合剤をさらに添加する必要がない。
酸結合剤が用いられる場合、これらは、慣用の無機または有機塩基、例えば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルアミンである。
この反応は、大気圧または高圧下で実施することができ、好ましくは、大気圧で実施される。処理は、慣用の方法によって行われる。
本発明の方法(F)は、式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物を、各々の場合、式(VIII)の塩化スルホニルと、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で反応させることを特徴とする。
方法(F)の調製では、−20℃から150℃、好ましくは20℃から70℃で、式(I−1−a)から(I−2−a)の出発原料1モルに対し、約1モルの式(VIII)の塩化スルホニルが用いられる。
適する場合に添加される、適する希釈剤は、ニトリル、エステル、エーテル、アミド、スルホン、スルホキシド、または塩化メチレンなどのハロゲン化炭化水素などのすべての不活性極性有機溶媒である。
アセトニトリル、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、塩化メチレンの使用が好ましい。
好ましい実施形態において、式(I−1−a)から(I−2−a)のエノラート塩が、強い脱プロトン剤(例えば、水素化ナトリウムまたはカリウムt−ブトキシド)の添加によって調製される場合には、酸結合剤をさらに添加する必要がない。
酸結合剤が用いられる場合、これらは、慣用の無機または有機塩基、例えば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルアミンである。
この反応は、大気圧または高圧下で実施することができ、好ましくは、大気圧で実施される。処理は、慣用の方法によって行われる。
本発明の方法(G)は、式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物を、各々の場合、式(IX)のリン化合物と、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で反応させることを特徴とする。
方法(G)の調製では、式(I−1−e)から(I−2−e)の化合物を得るために、−40℃と150℃の間、好ましくは−10℃と110℃の間の温度で、式(I−1−a)から(I−2−a)の出発原料1モルに対し、1モルから2モル、好ましくは1モルから1.3モルの式(IX)のリン化合物が用いられる。
適する場合に添加される、適する希釈剤は、エーテル、アミド、ニトリル、アルコール、硫化物、スルホン、スルホキシドなどのすべての不活性極性有機溶媒である。
アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、塩化メチレンの使用が好ましい。
適する場合に添加される、適する酸結合剤は、水酸化物、炭酸塩またはアミンなどの慣用の無機または有機塩基である。例には、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルアミンを挙げることができる。
この反応は、大気圧または高圧下で実施することができ、好ましくは、大気圧で実施される。処理は、慣用の方法によって行われる。得られた最終生成物は、好ましくは、結晶化、クロマトグラフ精製によって、または「初期蒸留」、すなわち、減圧下での揮発成分の除去によって精製される。
本発明の方法(H)は、式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物を、式(X)の金属水酸化物もしくは金属アルコキシドまたは式(XI)のアミンと、適する場合には希釈剤の存在下で反応させることを特徴とする。
好ましくは、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル、でなければメタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール、ならびにまた、水が、本発明の方法(H)における希釈剤としての使用に適する。
本発明の方法(H)は、一般に、大気圧下で実施される。
この反応温度は、一般には−20℃と100℃の間、好ましくは0℃と50℃の間である。
本発明の方法(I)は、式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物を、各々の場合、(I−α)式(XII)の化合物と、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には触媒の存在下で反応させる、または(I−β)式(XIII)の化合物と、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で反応させることを特徴とする。
方法(I−α)の調製では、0℃から100℃、好ましくは20℃から50℃で、式(I−1−a)から(I−2−a)の出発原料1モルに対し、約1モルの式(XII)のイソシアネートが用いられる。
適する場合に添加される、適する希釈剤は、エーテル、アミド、ニトリル、スルホン、スルホキシドなどのすべての不活性極性有機溶媒である。
適する場合には、触媒を添加して、反応を促進することができる。用いられる触媒が、例えば、ジラルリン酸ジブチルスズなどの有機スズ化合物であると、非常に有利である。この反応は、好ましくは、大気圧で実施される。
方法(I−β)の調製では、−20℃から150℃、好ましくは0℃から70℃で、式(I−1−a)から(I−2−a)の出発原料1モルに対して、約1モルの式(XIII)の塩化カルバモイルが用いられる。
適する場合に添加される、適する希釈剤は、ニトリル、エステル、エーテル、アミド、スルホン、スルホキシドまたはハロゲン化炭化水素などのすべての不活性極性有機溶媒である。
アセトニトリル、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドまたは塩化メチレンの使用が好ましい。
好ましい実施形態において、式(I−1−a)から(I−2−a)のエノラート塩が、強い脱プロトン剤(例えば、水素化ナトリウムまたはカリウムt−ブトキシドなど)の添加によって調製される場合には、酸結合剤をさらに添加する必要がない。
本活性化合物は、農業において、林業において、貯蔵製品および材料の保護において、ならびに衛生部門において遭遇する動物有害生物、特に、昆虫、クモ形類および線虫の防除に適し、且つ、良好な植物許容度および温血動物に対して好ましい毒性を有する。これらは、好ましくは、植物保護薬として用いることができる。これらは、正常な感受性および耐性の種に対して有効であり、ならびに発育のすべての段階またはいくつかの段階に対して有効である。上述の有害生物には、以下のものが挙げられる。
等脚目(Isopoda)の種類から、例えば、オニスカス・アセルス(Oniscus asellus)、オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)、およびポルセリオ・スカバー(Porcellio scaber)。
倍脚目(Diplopoda)の種類から、例えば、ブラニウルス・グットラタス(Blaniulus guttulatus)。
唇脚目(Chilopoda)の種類から、例えば、ゲオフィルス・カルポファグス(Geophilus carpophagus)、およびスクティゲラ属種(Scutigera spp.)。
結合目(Symphyla)の種類から、例えば、スクティゲレラ・イマキュラタ(Scutigerella immaculata)。
総尾目(Thysanura)の種類から、例えば、レプシマ・サカリナ(Lepisma saccharina)。
粘管目(Collembola)の種類から、例えば、オニチウルス・アルマツス(Onychiurus armatus)。
直翅目(Orthoptera)の種類から、例えば、アチータ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ケラ属種(Gryllotalpa spp.)、トノサマバッタ(Locusta migratoria migratorioides)、メラノプルス種(Melanoplus spp.)、およびシストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)。
ゴキブリ類(Blattaria)の種類から、例えば、トウキョウゴキブリ(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、ロイコファエ・マデラエ(Leucophaea maderae)、チャバネ・ゴキブリ(Blattella germanica)。
ハサミムシ類(Dermaptera)の種類から、例えば、ホルフィキュラ・アウリクラリア(Forficula auricularia)。
等翅目(Isoptera)の種類から、例えば、ヤマトシロアリ種(Reticulitermes spp.)。
シラミ類(Phthiraptera)の種類から、ヒトキモノジラミ(Pediculus humanus corporis)、ブタジラミ属種(Haematopinus spp.)、ケモノホソジラミ属種(Linognathus spp.)、ケモノハジラミ属種(Trichodectes spp.)およびダマリニア属種(Damalinia spp.)。
総翅目(Thysanoptera)の種類から、例えば、クリバネアザミウマ(Hercinothrips femoralis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、トリプス・パルミ(Thrips palmi)およびフランクリニエラ・オクシデンタリス(Frankliniella accidentalis)。
異翅目(Heteroptera)の種類から、例えば、チャイロカメムシ(Eurygaster spp.)、ジスデルクス・インテルメジウス(Dysdercus intermedius)、ピエスマ・クワドラタ(Piesma quadrata)、ナンキンムシ(Cimex lectularius)、ロドニウス・プロリクス(Rhodnius prolixus)、およびサシガメ属種(Triatoma spp.)。
同翅目(Homoptera)から、例えば、アレウロデス・ブラシカエ(Aleurodes brassicae)、ワタコナジラミ(Bemisia tabaci)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、リンゴ・ワタムシ(Eriosoma lanigerum)、モモコフキアブラムシ(Hyalopteus arundinis)、ブドウシラミ(Phylloxera vastatrix)、ペムフィガス属種(Pemphigus spp.)、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum avenae)、コブアブラムシ属種(Myzus spp.)、ホップアブラムシ(Phorodon humuli)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ヒメヨコバイ属種(Empoasca spp.)、ユースセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia oleae)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビロウンカ(Nilaparvata lugens)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、シマロルカイガラムシ(Aspidiotus hederae)、プシュードコッカス属種(Pseudococcus spp.)、およびキジラミ属種(Psylla spp.)。
鱗翅目(Lepidoptera)の種類から、例えば、ワタアカムシ(Pectinophora gossypiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ケトマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、リソコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、ヒポノミュウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、コナガ(Plutella xylostella)、ウメケムシ(Malacosoma neustria)、クワノキンムケシ(Euproctis chrysorrhoea)、マイマイガ属種(Lymantria spp.)、ブッカラトリックス・スルベリエラ(Bucclatrix thurberiella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、ヤガ属種(Agrotis spp.)、ユークソア属種(Euxoa spp.)、フェルチア属種(Feltia spp.)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、ヘリオチス属種(Heliothis spp.)、ヨトウムシ(Mamestra brassicae)、パノリス(Panolis flammea)、ヒロイチモジョトウ属種(Spodoptera spp.)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、アセビ属種(Pieris spp.)、ニカメイガ属種(Chilo spp.)、アワノメイガ(Pyrausta nubilalis)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、ハチミツガ(Galleria mellonella)、ティネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、ティネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、ホフマノフィラ・プッシュードスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、クリストネウラ・フェミフェラナ(Choristoneura fumiferana)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、チアハマキ(Homona magnanima)、トルトリクス・ビリダナ (Tortrix viridana)、シナファロセルス属種(Cnaphalocerus spp.)、イネクビボソハムシ(Oulema oryzae)。
鞘翅目(Coleoptera)の種類から、例えば、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、コナナガシンクイムシ(Rhizopertha dominica)、ブルキジウス・オブテクタス(Bruchidius obtectus)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides obtectus)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、ファエドン・コクレアリア(Phaedon cochleariae)、ジアブロチカ属種(Diabrotica spp.)、プシリオデス・クリソセファラ(Psylliodes chrysocephala)、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna varivestis)、アトマリア属種(Atomaria spp.)、ノコギリヒラムシ(Oryzaephilus surinamensis)、ハナゾウムシ属種(Anthonomus spp.)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)、オチオリンクス・スルカツス(Otiorrhynchus sulcatus)、バショウゾウムシ(Cosmopolites sordidus)、シュートリンクス・アシミリス(Ceuthorrhynchus assimilis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、カツオブシムシ属種(Dermestes spp.)、トロゴデルマ属種(Trogoderma spp.)、アントレヌス属種(Anthrenus spp.)、ヒラタキクイムシ属種(Lyctus spp.)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、ヒョウホンムシ属種(Ptinus spp.)、ニップツス・ホロレウカス (Niptus hololeucus)、セマルヒヨウホンムシ(Gibbium psylloides)、コクヌストモドキ属種(Tribolium spp.)、チヤイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コメデルス属種(Agriotes spp.)、コノデルス属種(Conoderus spp.)、メロロンサ・メロロンサ(Melolontha melolontha)、アムフィマロン・ゾルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)、コステリトラ・ザアランジカ(Costelytra zealandica)およびイネゾウリムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)。
膜翅目(Hymenoptera)の種類から、例えば、マツハバチ属種(Diprion spp.)、ホプロカムパ属種(Hoplocampa spp.)、ラシウス属種(Lasius spp.)、イエヒメアリ属種(Monomorium pharaonis)、およびスズメバチ属種(Vespa spp.)。
双翅目(Diptera)の種類から、例えば、ヤブカ属種(Aedes spp.)、ハマダラカ属種(Anopheles spp.)、イエカ属種(Culex spp.)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)、イエバエ属種(Musca spp.)、ヒメイエバエ属種(Fannia spp.)、オオクロバエ・エリスロセファラ(Calliphora erythrocephala)、キンバエ属種(Lucilia spp.)、オビキンバエ属種(Chrysomyia spp.)、ウサギヒフバエ属種(Cuterebra spp.)、ウマバエ属種(Gastrophilus spp.)、ウマシラミバエ属種(Hyppobosca spp.)、サシバエ属種(Stomoxys spp.)、ヒツジバエ属種(Oestrus spp.)、ヒフバエ属種(Hypoderma spp.)、アブ属種(Tabanus spp.)、タニア属種(Tannia spp.)、ケバエ(Bibio hortulanus)、オスシネラ・フリト(Oscinella frit)、クロキンバエ属種(Phorbia spp.)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、チチュウカイバエ(Ceratitis capitata)、ミパエオレアエ(Dacus oleae)、ガガンポ・パルドーサ (Tipula paludosa)、ハイレマイア属種(Hylemyia spp.)、およびリリノマイザ属種(Lirinomyza spp.)。
ノミ目(Siphonaptera)の種類から、例えば、ケオブスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)、およびナガノミ属種(Ceratophyllus spp.)。
クモ形綱(Arachnida)の種類から、例えば、コガネサソリ(Scorpio maurus)、クロゴケグモ(Latrodectus mactans)、アシブトコナダニ(Acarus siro)、ナガヒメダニ属種(Argas spp.)、カズキダニ属種(Ornithodoros spp.)、ニワトリダニ(Dermanyssus gallinae)、エリオフィエス・リビス(Eriophyes ribis)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、ウシマダニ属種(Boophilus spp.)、コイタマダニ属種(Rhipicephalus spp.)、キララマダニ属種(Amblyomma spp.)、イボマダニ属種(Hyalomma spp.)、マダニ属種(Ixodes spp.)、キユセンヒゼンダニ属種(Psoroptes spp.)、シヨクヒヒゼンダニ属種(Chorioptes spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、ホコリダニ属種(Tarsonemus spp.)、クローバハダニ(Bryobia praetiosa)、ミカンリンゴハダニ属種(Panonychus spp.)、ナミハダニ属種(Tetranychus spp.)、ヘミタルソネムス属種(Hemitarsonemus spp.)、ブレビパルプス(Brevipalpus spp.)。
植物寄生線虫には、例えば、ネグサレセンチュウ属種(Pratylenchus spp.)、バナナネモグリセンチュウ(Radopholus similis)、ナミクキセンチュウ(Ditylenchus dipsaci)、ミカンネセンチュウ(Thylenchulus semipenetrans)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、グロボデラ属種(Globodera spp.)、ネコブセンチュウ属種(Meloidogyne spp.)、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、ドジョウセンチュウ属種(Longidrus spp.)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)、トリコドラス属種(Trichodorus spp.)、ブルサフェレンクス属種(Burasphelenchus spp.)が挙げられる。
適する場合には、本発明の化合物は、一定の濃度または塗布率で、除草薬または殺微生物薬、例えば、殺真菌薬、抗真菌薬および殺菌薬として用いることもできる。適する場合には、本発明の化合物は、他の活性化合物を合成するための中間体または前駆体として用いることもできる。
すべての植物および植物の部分を本発明により処理することができる。植物は、望ましいおよび望ましくない野生植物または農作物植物(天然農作物植物を含む)などのすべての植物および植物群を本文脈では意味するものとご理解いただきたい。農作物植物は、従来の植物繁殖法および至適化法によって、または生物工学的方法もしくは組換え法によって、またはこれらの方法の併用によって得ることができる植物でありうり、トランスジェニック植物を含むとともに、植物育種家の権利によって保護可能なもしくは保護可能でない植物栽培品種を含む。植物部分は、苗条、葉、花および根などの植物の地上および地下のすべての部分および器官を意味するものとご理解いただきたい。その例には、葉、針、茎、幹、花、子実体、果実、種子、根、塊茎および根茎を挙げることができる。植物の部分には、収穫物、ならびに栄養繁殖材料および生殖繁殖材料、例えば、挿し木、塊茎、根茎、短葡枝および種子も含まれる。
本活性化合物での本発明による植物および植物の部分の処理は、直接行うことができ、または慣用の処理法、例えば、浸漬、吹付け、蒸発、噴霧、散布、塗布により、および繁殖材料の場合、特に、種子の場合には、一層以上のコーチングを施すことにもより、本化合物を周囲、環境または貯蔵空間に対して作用させることによって行うことができる。
本活性化合物は、溶液、エマルジョン、水和剤、懸濁液、粉末、微粉、ペースト、可溶性粉末、顆粒、懸濁液−エマルジョン濃縮物、活性化合物に含浸させた天然および合成物質、ならびに高分子物質中のマイクロカプセルに加工することができる。
これらの調合物は、既知の方法で、例えば、界面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤、および/または発泡剤を場合によっては使用して、本活性化合物を増量剤、すなわち液体溶媒、および/または固体担体と混合することによって生成される。
用いられる増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として用いることも可能である。本質的に、適する液体溶媒は、芳香族化合物(キシレン、トルエンまたはアルキルナフタレンなど)、塩素化芳香族化合物または塩素化脂肪族炭化水素(クロロベンゼン、クロロエチレンまたは塩化メチレンなど)、脂肪族炭化水素(シクロヘキサンまたはパラフィン、例えば、石油留分、鉱物油および植物油など)、アルコール(ブタノールまたはグリコールなど)ならびにまたそれらのエーテルおよびエステル、ケトン(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンなど)、強極性溶媒(ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなど)、ならびにまた水である。
固体担体としては、例えば、アンモニウム塩および粉砕天然鉱物(カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アパタルジャイト、モンモリロナイトまたは珪藻土など)および粉砕合成鉱物(高分散シリカ、アルミナおよびシリケートなど)が適し;
顆粒用の固体担体としては、例えば、破砕し、分別した天然石(方解石、大理石、軽石、海泡石およびドロマイトなど)、ならびにまた無機および有機ミールの合成顆粒、ならびに有機材料(おがくず、ヤシ殻、トウモロコシの穂軸およびタバコの茎など)の顆粒が適し;
乳化剤および/または発泡剤としては、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えば、非イオン性およびアニオン性乳化剤(アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルスルフェート、アリールスルホネートなど)およびまた蛋白水解物が適し;分散剤としては、例えば、リグノ亜硫酸排液およびメチルセルロースが適する。
カルボキシメチルセルロース、ならびに粉末、顆粒またはラテックスの形態の天然および合成ポリマー(アラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリ酢酸ビニルなど)、ならびに天然リン脂質(セファリンおよびレシチンなど)、および合成リン脂質のような粘着付与剤を本調合物に用いることができる。他の可能な添加剤には、鉱物油および植物油がある。
無機顔料(例えば、酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー)、および有機染料(アリザリン染料、アゾ染料および金属種フタロシアニン染料など)、および微量栄養素(鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩など)などの着色剤の使用が可能である。
本調合物は、本活性化合物を一般には0.1重量%と95重量%の間、好ましくは0.5重量%と90重量%の間含む。
本発明の活性化合物は、それらだけでの調合物を用いてもよいし、または有効な範囲を広げるために、もしくは耐性の発生を回避するために、既知殺真菌薬、殺菌薬、ダニ駆除薬、殺線虫薬または殺虫剤との混合物として用いてもよい。多くの場合、相乗効果を達成することができ、すなわち、混合物の有効度は、個々の成分の有効度より大きい。
混合物における共同成分の好ましい例は、以下の化合物である:
殺真菌薬:
アルジモルフ、アムプロピルホス、アムプロピルホス−カリウム、アンドプリム、アニラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、
ベナラキシル、ベノダニル、ベノミル、ベンザマクリル、ベンザマクリル−イソブチル、ビアラホス、ビナパクリル、ビフェニル、ビタータノール、ブラスチシジン−S、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、
多硫化カルシウム、カプシマイシン、ダイホルタン、カプタン、カルベンダジム、カルボキシン、カルボン、キノメチオネート、クロベンチアゾン、クロルフェナゾール、クロロネブ、クロロピクリン、クロロサロニル、クロゾリネート、クロジラコン、クフラネブ、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、シプロフラム、
デバカルブ、ジクロロフェン、ジクロブトラゾール、ジクロフルアニド、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ジノキャップ、ジフェニルアミン、ジピリチオン、ジタリムホス、ジチアノン、ドデモルフ、ドジン、ドラゾキソロン、
エジフェンホス、エポキシコナゾール、エタコナゾール、エチリモール、エトリジアゾール、
ファモキサドン、フェナパニル、フェナリモール、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェニトロパン、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンチンアセテート、フェンチンヒドロキシド、フェルバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルメトーバー、フルオロマイド、フルキンコナゾール、フルルプリミドール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルトラニル、フルトリアホール、ホルペット、ホセチル−アルミニウム、ホセチル−ナトリウム、フサライド、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、フルカルボニル、フルコナゾール、フルコナゾール−cis、フルメシクロクス、
グアザチン、
ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、
イマザリル、イミベンコナゾール、イミノオクタジン、イミノオクタジンアルベシレート、イミノクタジントリアセテート、ヨードカルブ、イプコナゾール、イプロベンホス(IBP)、イプロジオン、イルママイシン、イソプロチオラン、イソバレジオン、
カスガマイシン、クレソキシム−メチル、銅調製物(水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅およびボルドー合剤など)、
マンコッパー、マンコゼブ、マネブ、メフェリムゾン、メパニピリム、メプロニル、メタラキシル、メトコナゾール、メタスルホカルブ、メトフロキサム、メチラム、メトメクラム、メトスルホバクス、ミルジオマイシン、ミクロブタニル、マイクロゾリン、
ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロサール−イソプロピル、ヌアリモール、
オフラース、オキサジキシル、オキサモカルブ、オキソリン酸、オキシカルボキシム、オキシフェンチン、
パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、ホスジフェン、ピコキシストロビン、ピマリシン、ピペラリン、ポリオキシン、ポリオキソリム、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロパノシン−ナトリウム、プロピコナゾール、プロピネブ、ピラクロストロビン、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピロキロン、ピロキシフル、
キンコナゾール、キントゼン(PCNB)、
硫黄および硫黄調製物、
テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトシクラシス、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チシオフェン、チフルザミド、チオファネート−メチル、チラム、チオキシミド、トルクロホス−メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアズブチル、トリアゾキシド、トリクラミド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾール、
ユニコナゾール、
バリダマイシン A、ビンクロゾリン、ビンコナゾール、
ザリルアミド、ジネブ、ジラム、ならびにまた
Dagger G、
OK―8705、
OK―8801、
α−(1,1−ジメチルエチル)−β−(2−フェノキシエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−フルオロ−β−プロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−メトキシ−α−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α―(5−メチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−β−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチレン]―1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
(5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−2,2,7,7−テトラメチル−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−オクタノン、
(E)−α−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−フェノキシ−フェニルアセトアミド、
{2−メチル−1−[[[1−(4−メチルフェニル)−エチル]−アミノ]−カルボニル]−プロピル}−カルバミン酸1−イソプロピル、
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−エタノン−O−(フェニルメチル)−オキシム、
1−(2−メチル−1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、
1−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(2−プロペニル)−2,5−ピロリジンジオン、
1−[(ジヨードメチル)−スルホニル]−4−メチル−ベンゼン、
1−[[2―(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−メチル−1H−イミダゾール、
1−[[2−(4−クロロフェニル)−3−フェニルオキシラニル]−メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−[1−[2−[(2,4−ジクロロフェニル)−メトキシ]−フェニル]−エテニル]−1H−イミダゾール、
1−メチル−5−ノニル−2−(フェニルメチル)−3−ピロリジノール、
2’,6’−ジブロモ−2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−4’−トリフルオロ−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボキサニリド、
2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)−エチル]−1−エチル−3−メチル−シクロプロパンカルボキサミド;
2,6−ジクロロ−5−(メチルチオ)−4−ピリミジニル−チオシアネート、
2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、
2,6−ジクロロ−N−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチル]−ベンズアミド、
2−(2,3,3−トリヨード−2−プロペニル)−2H−テトラゾール、
2−[(1−メチルエチル)−スルホニル]−5−(トリクロロメチル)−1,3,4−チアジアゾール、
2−[[6−デオキシ4−O−(4−O−メチル−β−D−グリコピラノシル)−α−D−グリコピラノシル]−アミノ]−4−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
2−アミノブタン、
2−ブロモ−2−(ブロモメチル)−ペンタンジニトリル、
2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−ピリジンカルボキサミド、
2−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(イソチオシアナトメチル)−アセトアミド、
2−フェニルフェノール(OPP)、
3,4−ジクロロ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−ピロール−2,5−ジオン、
3,5−ジクロロ−N−[シアノ(1−メチル−2−プロピニル)−オキシ]−メチル]−ベンズアミド、
3−(1,1−ジメチルプロピル−1−オキソ−1H−インデン−2−カルボニトリル、
3−[2−(4−クロロフェニル)−5−エトキシ−3−イソキサゾリジニル]−ピリジン、
4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド、
4−メチル−テトラゾロ[1,5−a]キナゾキリン−5(4H)−オン、
8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エチル−N−プロピル−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−2−メタンアミン、
硫酸8−ヒドロキシキノリン、
9H−キサンテン−2−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−9−カルボン酸ヒドラジド、
ビス−(1−メチルエチル)−3−メチル−4−[(3−メチルベンゾイル)−オキシ]−2,5−チオフェンジカルボキシレート、
cis−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−シクロヘプタノール、
塩酸cis−4−[3−[4−(1,1−ジメチルプロピル)−フェニル−2−メチルプロピル]−2,6−ジメチル−モルホリン、
[(4−クロロフェニル)−アゾ]−シアノ酢酸エチル、
重炭酸カリウム、
メタンテトラチオール・ナトリウム塩、
1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(5−イソキサゾリルカルボニル)−DL−アラニン酸メチル、
N−(クロロアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−DL−アラニン酸メチル、
N−(2,3−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−シクロヘキサンカルボキサミド;
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−アセトアミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−チエニル)−アセトアミド、
N−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−(4−シクロヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(4−ヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−アセトアミド、
N−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサミド、
N−[2,2,2−トリクロロ−1−[(クロロアセチル)−アミノ]−エチル]−ベンズアミド、
N−[3−クロロ−4,5−ビス−(2−プロピニルオキシ)−フェニル]−N’−メトキシ−メタンイミドアミド、
N−ホルミル−N−ヒドロキシ−DL−アラニン−ナトリウム塩、
[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスロアミドチオ酸O,O−ジエチル、
フェニルプロピルホスホロアミドチオ酸O−メチル S−フェニル、
1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオ酸S−メチル、
スピロ[2H]−1−ベンゾピラン−2,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−3’−オン、
4−[(3,4−ジメトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−アクリロイル]−モルホリン。
殺菌薬:
ブロノポール、ジクロロフェン、ニトラピリン、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイクリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅および他の銅調製物。
殺虫薬/ダニ駆除薬/殺線虫薬:
アバメクチン、アセフェート、アセトアミプリド、アクリナトリン、アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、アルファシペルメトリン、アルファメトリン、アミトラズ、アベルメクチン、AZ 60541、アザジラクチン、アザメチホス、アジンホスA、アジンホスM、アゾシクロチン、
乳化病菌(Bacillus popilliae)、バシラス・スフェリカス(Bacillus sphaericus)、枯草菌(Bacillus subtilis)、バシラス・スリンジエンシス(Bacillus thuringiensis)、バキュロウイルス、ボーバリア・バッシアーナ(Beauvaria bassiana)、ボーバリア・テネーラ(Beauvaria tenella)、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンゾキシメート、ベータシフルトリン、ビフェナゼート、ビフェントリン、バイオエタノメトリン、バイオパーメトリン、ビストリフルロン、BPMC、ブロモホスA、ブフェンカルブ、ブプロフェジン、ブタチオホス、ブトカルボキシム、ブチルピリダベン、
カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスルファン、カルタップ、クロエトカルブ、クロルエトキシホス、クロルフェナピル、クロルフェンビンホス、クロルフルアズロン、クロルメホス、クロルピリホス、クロルピリホスM、クロバポルトリン、クロマフェノジド、cis−レスメトリン、cis−パーメトリン、クロシトリン、クロエトカルブ、クロフェンテジン、クロチアニジン、シアノホス、シクロプレン、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリン、シヘキサチン、シパーメトリン、シロマジン、
デルタメトリン、デメトンM、デメトンS、デメトン−S−メチル、ジアフェンチウロン、ジアジノン、ジクロルボス、ジフルベンズウロン、ジメトエート、ジメチルビンホス、ジオフェノラン、ジスルホトン、ドクサット−ナトリウム、ドフェナピン、
エフルシラネート、エマメクチン、エムペントリン、エンドスルファン、ハエカビ属種(Entomophthora spp.)、エスフェンバレレート、エチオフェンカルブ、エチオン、エトプロホス、エトフェンプロックス、エトキサゾール、エトリムホス、
フェナミホス、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキサクリム、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンピラド、フェンピリトリン、フェンピロキシメート、フェンバレレート、フィプロニル、フルアジナム、フルアズロン、フルブロシトリネート、フルシクロキュロン、フルシトリネート、フルフェノキュロン、フルメトリン、フルテンジン、フルバリネート、ホノホス、ホスメチラン、ホスチアゼート、フブフェンプロックス、フラチオカルブ、
顆粒症ウイルス、
ハロフェノジド、HCH、ヘプテノホス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾクス、ヒドロプレン、
イミダクロピリド、インドキサカルブ、イサゾホス、イソフェンホス、イソオキサチオン、イベルメクチン、
核多角体病ウイルス、
ラムダ−シハロトリン、ルフェヌロン、
マラチオン、メカルバム、メタアルデヒド、メタアミドホス、メサルヒジウム アニソプリエ(Metharhizium anisopliae)、メサルヒジウム フラボビリデ(metharhizium flavoviride)、メチダチオン、メチオカルブ、メトプレン、メトミル、メトキシフェノジド、メトルカルブ、メトキサジアゾン、メビンホス、ミルベメクチン、ミルベマイシン、モノクロトホス、
ナレド、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、
オメトエート、オキサミル、オキシデメトンM、
ペシロマイセス・フモソルセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、パラチオンA、パラチオンM、パーメトリン、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ホキシム、ピリミカルブ、ピリミホスA、ピリミホスM、プロフェノホス、プロメカルブ、プロパルギット、プロポスキル、プロチオホス、プロトエート、ピメトロジン、ピラクロホス、ピレスメトリン、ジョチュウギク、ピリダベン、ピリダチオン、ピリミジフェン、ピリプロキシフェン、
キナルホス、
リバビリン、
サリチオン、セブホス、シラフルオフェン、スピノサド、スピロジクロフェン、スルホテプ、スルプロホス、
タウ−フルバリネート、テブフェノジド、テブフェンピラド、テブピリミホス、テフルベンズロン、テフルトリン、テメホス、テミビンホス、ターブホス、テトラクロルビンホス、テトラジホン、シータ−シペルメトリン、チアクロピリド、チアメトキサム、チアプロニル、チアトリホス、シュウ酸水素チオシクラム、チオジカルブ、チオファノックス、サーリンジエシン、トラロシトリン、トラロメトリン、トリアラテン、トリアザメート、トリアゾホス、トリアズロン、トリクロフェニジン、トリクロルホン、トリフルムロン、トリメタカルブ、
バミドチオン、バニリプロール、バーティシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)、
YI5302、
ゼータ−シペルメトリン、ゾラプロホス、
(1R−cis)−[5−(フェニルメチル)−3−フラニル]−メチル−3−「(ジヒドロ−2−オキソ−3(2H)−フラニリデン)−メチル]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
(3−フェノキシフェニル)−メチル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
1−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]テトラヒドロ−3,5−ジメチル−N−ニトロ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−イミン、
2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−4−[4―(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、
2−(アセチルオキシ)−3−ドデシル−1,4−ナフタレンジオン、
2−クロロ−N−[[[4−(1−フェニルエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
2−クロロ−N−[[[4−(2、2−ジクロロ−1,1−ジフルオロエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
プロピルカルバミン酸3−メチルフェニル、
4−[4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルフェニル]―1−フルオロ−2−フェノキシ−ベンゼン、
4−クロロ−2−(1,1−ジメチルエチル)−5−[[2−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェノキシ)エチル]チオ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−3−ピリジニル)メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−5−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メトキシ]−2−(3,4−ジクロロフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、
バチルス−スリンジエンシス(Bacillus thuringiensis)EG−2348株、
[2−ベンゾイル−1−(1,1−ジメチルエチル)−ヒドラジノ安息香酸、
酪酸2,2−ジメチル−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−オキソ−1−オキサスピロ[4.5]デク−3−エン−4−イル
[3−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−2−チアゾリジニリデン]−シンナミド、
ジヒドロ−2−(ニトロメチレン)−2H−1,3−チアジン−3(4H)−カルボキシアルデヒド、
[2−[[1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1−(フェニルメチル)−4−ピリダジニル]オキシ]エチル]カルバミン酸エチル、
N−(3,4,4−トリフルオロ−1−オキソ−3−ブテニル)−グリシン、
N−(4−クロロフェニル)−3−「4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−4−フェニル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド、
N−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−N’−メチル−N’’−ニトロ−グアニジン、
N−メチル−N’’−(1−メチル−2−プロペニル)−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
N−メチル−N’−2−プロペニル−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホルアミドチオ酸O,O−ジエチル、
N−シアノメチル−4−トリフルオロメチル−ニコチンアミド、
3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−[3−(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)−プロポキシ]−ベンゼン。
除草剤、肥料および成長調節剤などの他の既知活性化合物と混合することも可能である。
殺虫剤として用いる際、本発明の活性化合物は、さらに、それらの市販調合物の状態で存在しうり、また、相乗物質との混合物として、これらの調合物から調製された使用形態で存在しうる。相乗物質は、本活性化合物の作用を増大させる化合物であるが、添加される相乗物質自体が活性である必要はない。
市販の調合物から調製された使用形態の活性化合物の含量は、広い範囲で変化させることができる。前記使用形態の活性化合物の濃度は、活性化合物0.0000001重量%から95重量%、好ましくは、0.0001重量%と1重量%の間でありうる。
本化合物は、その使用形態に適する慣用の方法で用いられる。
衛生有害生物および貯蔵製品の有害生物に対して用いられる際、本活性化合物は、木材およびクレーに対する卓越した残留効果、ならびに石灰処理基板上のアルカリに対する良好な安定性によって特徴付けられる。
すでに上で述べたように、本発明によりすべての植物および植物の部分を処理することが可能である。好ましい実施形態では、野生植物種および植物栽培品種、または交配またはプロトプラスト融合などの通常の生物学的繁殖によって得られるもの、およびそれらの部分が処理される。さらに好ましい実施形態では、適する場合には通常法との併用で、遺伝子工学によって得られるトランスジェニック植物および植物栽培品種(Genetically Modified Organisms)ならびにそれらの部分が処理される。用語「部分」または「植物の部分」は、上で説明した。
特に好ましくは、前記植物栽培品種の植物(それぞれの場合、市販されているまたは使用されている)は、本発明により処理される。植物栽培品種は、通常の繁殖によって、突然変異によって、または組換えDNA法によって生長させている、特異的な特性(「形質」)を有する植物を意味するものとご理解いただきたい。これらは、変種、バイオタイプおよびゲノタイプであることができる。
植物種または植物栽培品種、それらの所在地および成長条件(土壌、天候、生育期、食物)によっては、本発明の処理よって超加成(「相乗」)作用が生じることもある。従って、例えば、本発明により用いられる物質および組成物の塗布率低減および/または活性領域の拡大および/または活性の増大、良好な植物成長、高温または低温に対する耐性増強、旱魃に対するまたは水もしくは土壌の塩分に対する耐性増強、開花機能向上、より容易な収穫、成熟促進、より高い収穫量、収穫物のより良好な品質および/またはより高い栄養価、収穫物のより良好な貯蔵安定性および/または加工性が可能であり、これは、実際に予想した効果を超えている。
本発明により好ましく処理することができるトランスジェニック植物または植物栽培変種(すなわち、遺伝子工学によって得られたもの)は、遺伝学的修飾においてこれらの植物に特に有利で有用な特性(「形質」)を付与する遺伝物質を受けたすべての植物を包含する。こうした特性の例は、より良好な植物成長、高温または低温に対する耐性増強、旱魃に対するまたは水もしくは土壌の塩分に対する耐性増強、開花機能向上、より容易な収穫、成熟促進、より高い収穫率、収穫物のより良好な品質および/またはより高い栄養価、より良好な貯蔵安定性および/または加工性である。こうした特性のさらに、また特に重要視される例は、昆虫、ダニ類、植物寄生病原性真菌、細菌および/またはウイルスなどの動物および有害微生物に対するさらに良好な植物防御であり、ならびに一定の除草活性化合物に対する植物の耐性増強でもある。トランスジェニック植物の例には、穀類(小麦、米)、トウモロコシ、大豆、ジャガイモ、綿、ナタネなどの重要な農作物植物、およびまた果実植物(果実リンゴ、ナシ、柑橘類およびブドウを伴う)を挙げることができ、トウモロコシ、大豆、ジャガイモ、綿およびナタネは、特に重要視される。植物において生成される毒による、特に、バシラス・スリンジエンシスからの遺伝物質(例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3BbおよびCryIFならびにそれらの組み合わせによる)植物(以後、「Bt植物」と呼ぶ)において生成される毒による昆虫に対する植物の防御増強は、特に重要視される形質である。全身性獲得耐性(SAR)、システミン、フィトアレキシウス、誘発遺伝子および耐性遺伝子、ならびに対応して発現される蛋白質および毒素による真菌、細菌およびウイルスに対する植物の耐性増強も特に重要視される形質である。一定の除草活性化合物、例えば、イミダゾリノン、スルホニル尿素、グリホサートまたはホスフィノトリシン(例えば、「PAT」遺伝子)に対する植物の耐性増強は、さらに特に重要視される形質である。当該望ましい形質を付与する遺伝子は、トランスジェニック植物中に互いに組み合わさった状態で存在することもありうる。「Bt植物」の例には、商品名YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、綿、大豆)、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、SatrLink(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(綿)、Nucotn(登録商標)(綿)およびNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)で販売されているトウモロコシ変種、綿変種、大豆変種およびシャガイモ変種を挙げることができる。除草薬耐性植物の例には、商品名Roundup Ready(登録商標)(グリホサートに対する耐性、例えば、トウモロコシ、綿、大豆)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば、ナタネ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノンに対する耐性)およびSTS(登録商標)(スルホニル尿素に対する耐性、例えば、トウモロコシ)で販売されているトウモロコシ変種、綿変種および大豆変種を挙げることができる。除草薬耐性植物(除草薬耐性のための通常の方法で繁殖させた植物)には、商品名Clearfield(登録商標)(例えば、トウモロコシ)で販売されている変種を挙げることができる。勿論、これらの言明は、これらを有する植物栽培品種、または将来開発されるおよび/または市販される、さらに開発された遺伝形質を有する植物栽培変種にも適用される。
列挙した植物は、本発明により、特に有利な方法で、本発明の式Iの化合物または活性化合物混合物を用いて処理することができる。本活性化合物または混合物に好ましい上述の範囲は、これらの植物の処理にもあてはまる。本文中で特に言及している化合物または混合物での植物の処理は、特に重要視される。
本発明の活性化合物は、植物の有害生物、衛生有害生物および貯蔵製品有害生物に対してばかりでなく、獣医薬分野におけるマダニ類、ヒメダニ類、カイセンダニ類、ハダニ類、ハエ類(咬むタイプおよび舐めるタイプ)、寄生バエの幼虫、シラミ、ケジラミ、バジラミおよびノミなどの動物寄生虫(外部寄生虫)に対しても作用する。こうした寄生虫には、以下のものが挙げられる。
シラミ目(Anoplurida)の種類から、例えば、ブタジラミ属種(Haematopinus spp.)、ケモノホソジラミ属種(Linognathus spp.)、シラミ属種(Pediculus spp.)、ケジラミ属種(Phthirus spp.)およびソレノポテス属種(Solenopotes spp.)。
ハジラミ目(Mallophagida)ならびにその亜目アンブリセリナ(Amblycerina)およびイスクノセリナ(Ischnocerina)の種類から、例えば、ケモノタンカクハジラミ属種(Trimenopon spp.)、タンカクハジラミ属種(Menopon spp.)、トリノトン属種(Trinoton spp.)、ボビコーラ属種(Bovicola spp.)、ウェルネッキエラ属種(Werneckiella spp.)、レピケノトロン属種(Lepikenotron spp.)、ダマリニア属種(Damalinia spp.)、ケモノハジラミ属種(Trichodectes spp.)およびフェリコラ属種(Felicola spp.)。
双翅目(Diptera)ならびにその亜目糸角類および単角類の種類から、例えば、ヤブカ属種(Adeds spp.)、ハマダラカ属種(Anopheles spp.)、イエカ属種(Culex spp.)、ブユ属種(Simulium spp.)、ユーシムリウム属種(Eusimuliumu spp.)、サンチョウバエ属種(Phlebotomus spp.)、ルツォミヤ属種(Lutzomyia spp.)、サシバエ属種(Culicoides spp.)、メクラアブ属種(Chrysops spp.)、ヒボミトラ属種(Hybomitra spp.)、キイロアブ属種(Atylotus spp.)、アブ属種(Tabanus spp.)、ゴマアブ属種(Haematopota spp.)、フィリポミア属種(Philipomyia spp.)、ミツバチシラミバエ属種(Braula spp.)、イエバエ属種(Musca spp.)、ヒドロテア属種(Hydrotaea spp.)、サシバエ属種(Stimoxys spp.)、ヘマトビア属種(Haematobia spp.)、モレリア属種(Morellia spp.)、ヒメイエバエ属種(Fannia spp.)、ツェツェバエ属種(Glossina spp.)、オオクロバエ属種(Calliphora spp.)、キンバエ属種(Lucilia spp.)、オビキンバエ属種(Chrysomyia spp.)、ヴォールファールトクニバエ属種(Wohlfahrtia spp.)、肉バエ属種(Sarcophaga spp.)、ヒツジバエ属種(Oestrus spp.)、ヒフバエ属種(Hypoderma spp.)、ウマバエ属種(Gasterophilus spp.)、シラミバエ属種(Hippobosca spp.)、リポプテナ属種(Lipoptena spp.)およびヒツジシラミバエ属種(Melophagus spp.)。
ノミ目(Siphonapterida)の種類から、例えば、ヒトノミ属種(Pulex spp.)、イヌノミ属種(Cetenocephalides spp.)、ケオブスネズミノミ属種(Xenopsylla spp.)、およびナガノミ属種(Ceratophyllus spp.)。
異翅目(Heteropterida)の種類から、例えば、トコジラミ属種(Cimex spp.)、サシガメ属種(Triatoma spp.)、ドロニウス属種(Rhodnius spp.)、およびパンストロギルス属種(Panstrogylus spp.)。
ゴキブリ(Blattarida)目から、例えば、トウキョウゴキブリ(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、チャバネ・ゴキブリ(Blattella germanica)、およびスペラ属種(Supella spp.)。
ダニ目(Acaria)の下位分類(コナダニ科(Acarida))ならびに後(Meta−)および中気門亜目(Mesostigmata)の種類から、例えば、ナガヒメダニ属種(Argas spp.)、カズキダニ属種(Ornithodorus spp.)、オトビウス属種(Otobius spp.)、マダニ属種(Ixodes spp.)、キララマダニ属種(Amblyomma spp.)、ウシマダニ属種(Boophilus spp.)、カクマダニ属種(Dermacentor spp.)、チマダニ属種(Haemaphysalis spp.)、イボマダニ属種(Hyalomma spp.)、コイタマダニ属種(Rhipicephalus spp.)、デルマニッスス属種(Dermanyssus spp.)、方形条虫属種(Raillietia spp.)、ハイダニ属種(Pneumonyssus spp.)、ステルノストーマ種(Sternostoma spp.)およびヘギイタダニ種(Varroa spp.)。
アクチネジダ(Actinedida)(前気門類(Prostigmata))およびカイチュウ目(Ascaridida)(無気門亜目(Astigmata))の種類から、例えば、アカラピス種(Acarapis spp.)、ツメダニ種(Cheyletiella spp.)、オルニトチェイレティア種(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア種(Myobia spp.)、ヒツジツメダニ属種(Psorergates spp.)、ニキビダニ属種(Demodex spp.)、ツツガムシ属種(Trombicula spp.)、リストロフォルス種(Listrophorus spp.)、コナダニ属種(Acarus spp.)、チロファグス属種(Tyrophagus spp.)、ゴミコナダニ種(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス種(Hypodectes spp.)、プテロリクス種(Pterolichus spp.)、キュウセンヒゼンダニ属種(Psoroptes spp.)、ショクヒヒゼンダニ属種(Chorioptes spp.)、ミミヒゼンダニ属種(Otodectes spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、ショウヒゼンダニ属種(Notoedres spp.)、クネミドコプテス属種(Knemidokoptes spp.)、シトジテス種(Cytodites spp.)、およびラミノシオプテス種(Laminosioptes spp.)。
本発明の式(I)の活性化合物は、例えば、畜牛、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ロバ、ラクダ、水牛、ウサギ、ニワトリ、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウおよびハチなどの農産家畜、ならびに例えば、イヌ、ネコ、かごの鳥および水槽の魚などの他のペット、ならびにまた、例えば、ハムスター、モルモット、ラットおよびマウスなどのいわゆる試験動物に寄生する節足動物の防除にも適する。これら節足動物を防除することによって、死亡および生産性低下(肉、ミルク、ウール、皮、卵、蜂蜜などにいついて)の事例は、減少されるはずであるので、本発明の活性化合物の使用によってさらに経済的で容易な畜産が可能である。
本発明の活性化合物は、獣医学分野において、例えば、錠剤、カプセル、水薬、頓服水剤、顆粒、ペースト、ボーラス、それらのフィードスルー法および坐薬の形態での経腸投与による;例えば、注射(筋肉内注射、皮下注射、静脈内注射、腹腔内注射およびこれらに類するもの)、移植によるものなどの非経口投与による;経鼻投与による;例えば、浸漬または沐浴、吹き付け、浴びせかけおよびスポット塗布、洗浄およびパウダリングの形態での皮膚使用による;ならびにまた、首輪、耳標、尾標、四肢バンド、端綱、標識装置およびこれらに類するものなどの本活性化合物を含む成形品を利用する、既知の方法で用いられる。
畜牛、家禽、ペットおよびこれらに類するものに試用する際、式(I)の本活性化合物は、本活性化合物を1重量%から80重量%の量で含む調合物(例えば、粉末、エマルジョン、易流動性組成物)として、直接、または100倍から10000倍希釈した後、用いることができ、またはケミカルバスとして用いることができる。
本発明の化合物は、工業材料を破壊する昆虫に対して強い殺虫作用を有することがさらに判明した。
例として、また、好ましいものとして以下の昆虫を挙げることができる(しかし、限定ではない):
甲虫類:
ヒロトルペス・バジュラス(Hylotrupes bajulus)、クロロフォルス・ピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウム・パンクタタム(Anobium Punctatum)、キセストビウム・ルホビロサム(Xestrobium rufovillosum)、プチリヌス・ペクチコルニス(Ptilinus pecticornis)、デンドロブリウム・ペルチネクス(Dndrobium pertinex)、マツザイシバンムシ(Ernobius mollis)、プリオビウム・カルピニ(Priobium carpini)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、アフリカヒラタキクイムシ(Lyctus africanus)、リクタス・プラニドリス(Lyctus planicollis)、ナラヒラタキクイムシ(Lyctus linearis)、リクタス・プベスセンス(Lyctus pubescens)、トロゴキシロン・アエクォル(Trogoxylon aequale)、ミンテス・ルギコリス(Minthes rugicollis)、キクイムシ属種(Xyleborus spec.)、トリプトデンドロン種(Tryptodendron spec.)、アパテ・モナクス(Apate monacus)、ボストリクス・カプシンズ(Bostrychus capcins)、ヘテロボストリクス・ブルネウス(Heterobostrychus burunneus)、シノキシロン種(Sinoxylon spec.)、チビタケナガシンクイ(Dinoderus minutus)など。
膜翅目(Hymenopterons):
コルリキバチ(Sirex juvencus)、モミノオオキバチ(Urocerus gigas)、ウロセルス・ギガス・タイグヌス(Urocerus gigas taignus)、ウロセルス・アウグル(Urocerus augur)など。
シロアリ:
カロテルメス・フラヴィコリス(Kalotermes flavicollis)、クリプトテルメス・ブレビス(Cryptotermes brevis)、ヘテロテルメス・インジコラ(Heterotermes indicola)、レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)、レチクリテルメス・サントネンシス(Reticulitermes santonensis)、レチクリテルメス・ルシフガス(Reticulitermes lucifugus)、ムカシシロアリ(Mastotermes darwiniensis)、ネバダオオシロアリ(Zootermopsis nevadensis)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)など。
シミ:
レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccarina)など。
本件での工業材料は、好ましくはプラスチック、接着剤、サイズ剤、紙および厚紙、革、木材および木材加工製品、ならびにコーチング組成物などの非生体材料と理解される。
木材および木材加工製品は、保護しなければならない材料、特に好ましくは、昆虫がたかることから保護しなかれればならない材料である。
本発明の薬剤またはそれらを含む混合物によって保護することができる木材および木材加工製品は、例えば、建築材、木製の梁、鉄道枕木、橋部材、船の桟橋、木製の乗物、箱、パレット、コンテナ、電信柱、木製の羽目板、木製の窓枠およびドア、合板、ボール紙、建具、または家屋建築もしくは建築用建具に相当し、一般的に用いられている木製製品を意味するものとご理解いただきたい。
本活性化合物は、濃縮物の形態、または粉末、顆粒、溶液、懸濁液、エマルジョンもしくはペーストなどの一般慣用調合物の形態などで用いることができる。
上述の調合物は、例えば、本活性化合物を、少なくとも一つの溶媒もしくは希釈剤、乳化剤、分散剤および/または結合剤もしくは固定剤、撥水剤、適する場合には乾燥剤およびUV安定剤、ならびに適する場合には染料および顔料、ならびにまた他の加工助剤と混合することによる、それ自体既知の方法で調製することができる。
木材および木材由来の材木製品の保護に用いられる殺虫組成物または濃縮物は、本発明の活性化合物を0.0001重量%から95重量%、特に0.001重量%から60重量%の濃度で含む。
用いられる組成物の量または濃度は、昆虫の性質および発生ならびに培地に依存する。用いられる最適な量は、一連の試験によってそれぞれの場合における使用について決定することができる。しかし、一般に、保護すべき材料を基準にして0.0001重量%から20重量%、好ましくは0.001重量%から10重量%の活性化合物を用いれば十分である。
用いられる溶媒および/または希釈剤は、有機化学溶媒または溶媒混合物、および/または低揮発度の油性もしくは油様有機化学溶媒または溶媒混合物、および/または極性有機化学溶媒または溶媒混合物、および/または水、および適する場合には乳化剤および/または湿潤剤である。
好ましく用いられる有機化学溶媒は、35より上の気化指数および30℃より高い、好ましくは45℃より高い引火点を有する油性または油様溶媒である。低揮発度の油性または油様水不溶性溶媒などとして用いられる物質は、適切な鉱物油もしくはそれらの芳香族性留分、または鉱物油、好ましくはホワイトスピリット、石油および/またはアルキルベンゼン、を含有する溶媒混合物である。
有利には、170℃から220℃の沸点範囲を有する鉱物油、170℃から220℃の沸点範囲を有するホワイトスピリット、250℃から350℃の沸点範囲を有するスピンドル油、および160℃から280℃の沸点範囲を有する芳香族化合物、テルピン油およびこれらに類するものが用いられる。
好ましい実施形態では、180℃から210℃の沸点範囲を有する液体脂肪族炭化水素または180℃から220℃の沸点範囲を有する芳香族炭化水素と脂肪族炭化水素の高沸点混合物および/またはスピンドル油および/またはモノクロロナフタレン、好ましくはα−モノクロロナフタレンが用いられる。
35より上の気化指数および30℃より高い、好ましくは45℃より高い引火点を有する低揮発度の油性または油様溶媒の代わりに、高または中揮発度の有機化学溶媒を一部用いることがことができるが、但し、その溶媒混合物が、同様に、35より上の気化指数および30℃より高い、好ましくは45℃より高い引火点を有すること、ならびに殺虫薬/殺真菌薬混合物が、この溶媒混合物に可溶性であるか乳化性であることを条件とする。
好ましい実施形態によると、一部の有機化学溶媒もしくは溶媒混合物または脂肪族極性有機化学溶媒もしくは溶媒混合物は、交換される。例えば、グリコールエーテル、エステルまたはこれらに類するものなどのヒドロキシル基および/またはエステル基および/またはエーテル基を有する脂肪族有機化学溶媒が、好ましくは用いられる。
本発明に関連して用いられる有機化学結合剤は、それ自体既知である合成樹脂および/または結合乾性油であり、水で希釈可能であり、および/または用いられる有機化学溶媒に可溶性もしくは分散性または乳化性であり、特に、アルリル酸樹脂、ビニル樹脂(例えば、ポリ酢酸ビニル)、ポリエステル樹脂、重縮合もしくは重付加樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂もしくは変性アルキド樹脂、フェノール樹脂、炭化水素樹脂(インデン−クマロン樹脂など)、シリコーン樹脂、乾性植物油、および/または乾性油から成るか、それらを含む結合剤、および/または天然および/または合成樹脂に基づく物理的に乾燥させた結合剤である。
結合剤として用いられる合成樹脂は、エマルジョン、分散液または溶液の形態で用いることができる。ビチューメンまたは瀝青質も10重量%以下の量で結合剤として用いることができる。それ自体既知である染料、顔料、撥水剤、臭気修正剤および抑制剤または防食剤ならびにこれらに類するものを追加的に用いることができる。
本発明によると、組成物または濃縮物が有機化学結合剤として、少なくとも一つのアルキド樹脂もしくは変性アルキド樹脂および/または一つの乾性植物油を含むことは、好ましい。45重量%より多い、好ましくは50重量%から68重量%の油含有率を有するアルキド樹脂が、本発明により好ましくは用いられる。
上述のすべてまたは一部の結合剤の代わりに、固定剤(混合物)または可塑剤(混合物)を用いることができる。これらの添加剤は、活性化合物の蒸発および結晶化または沈殿を防止するためのものである。これらは、(用いられる結合剤100%を基準にして)0.01%から30%の結合剤の代わりに用いることができる。
可塑剤は、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチルまたはフタル酸ベンジルブチルなどのフタル酸エステル、リン酸トリブチルなどのリン酸エステル、アジピン酸ジ−(2−エチルヘキシル)などのアジピン酸エステル、ステアリン酸ブチルまたはステアリン酸アミルなどのステアリン酸エステル、オレイン酸ブチルなどのオレイン酸エステル、グリセロールエーテルまたは高分子量グリコールエーテル、グリセロールエステルおよびp−トルエンスルホン酸エステルの化学種から作り出される。
固定剤は、例えば、ポリビニルメチルエーテルなどのポリビニルアルキルエーテル、またはベンゾフェノンもしくはエチレンベンゾフェノンなどのケトンに化学的に基づく。
特に、水、適する場合には一つ以上の上述の有機化学溶媒または希釈剤、乳化剤および分散剤との混合物としての水も、可能な溶媒または希釈剤である。
大きな工業規模での含浸法、例えば、真空法、二重真空法または加圧法によって、木材の特に有効な保護が達成される。
すぐ使用できる組成物は、適する場合には他の殺虫薬、およびまた適する場合には一つ以上の殺真菌薬を含むことができる。
可能な追加混合の相手は、好ましくは、国際公開公報第94/29 268号に挙げられている殺虫薬および殺真菌薬である。この文献に挙げられている化合物は、本出願の明確な成分である。
特に好ましい混合の相手には、クロルピリホス、ホキシム、シラフルオフィン、アルファメトリン、シフルトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、イミダクロピリド、NI−25、フルフェノキシ尿素、ヘキサフルムロン、トランスフルスリン、チアクロピリド、メトキシフェノジドおよびトリフルムロンなどの殺虫薬、ならびにまた、エポキシコナゾール、ヘキサコナゾール、アザコナゾール、プロピコナゾール、テブコナゾール、シプロコナゾール、メトコナゾール、イマザリル、ジクロルフルアニド、トリルフルアニド、カルバミン酸3−ヨード−2−プロピニル−ブチル、N−オクチル−イソチアゾリン−3−オンおよび4,5−ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリン−3−オンなどの殺真菌薬を挙げることができる。
同時に、本発明の化合物は、船体、スクリーン、ネット、建築物、係船システムおよび信号システムなどの塩水または淡海水と接触する物を汚損から保護するために用いることができる。
カンザシゴカイ(Serpulidae)などの固着貧毛綱による汚損、および様々なエボシガイ類(Lepas)およびミョウガガイ類(Scalpellum)の種などのレダモルファ(Ledamorpha)群(エボシガイ)からの貝殻および種による汚損、またはフジツボ属種もしくはカメノテ種などのフジツボ類群(フジツボ)からの種による汚損は、船の摩擦抵抗を増大させ、結果として、より高いエネルギー消費およびさらに頻繁な乾ドッグでの滞在により運転コストを著しく上昇させる。
藻類、例えば、シオミドロ種(Ectocarpus sp.)およびイギス種(Ceramium sp.)による汚損に加えて、特に、総称蔓脚類(Cirripidia)(蔓脚類甲殻類)に入る固着切甲類(Entomostraka)群による汚損は、特に重要である。
驚くべきことに、本発明の化合物は、単独で、または他の活性化合物との併用で、顕著な防汚作用を有することが今般判明した。
本発明の化合物を単独で用いることによって、または他の活性化合物と併用することによって、例えば、硫化ビス(トリアルキルスズ)、ラウリン酸トリ−n−ブチルスズ、塩化トリ−n−ブチルスズ、酸化銅(I)、塩化トリエチルスズ、トリ−n−ブチル(2−フェニル−4−クロロフェノキシ)スズ、酸化トリブチルスズ、二硫化モリブデン、酸化アンチモン、高分子量チタン酸ブチル、フェニル(ビスピリジン)−ビスマスクロリド、フッ化トリ−n−ブチルスズ、エチレンビスチオカルバミン酸マンガン、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスチオカルバミン酸亜鉛、2−ピリジンチオール1−オキシドの亜鉛塩および銅塩、エチレン−ビスチオカルバミン酸ビスジメチルジチカルバモイル亜鉛、酸化亜鉛、エチレン−ビスジカルバミン酸銅(I)、チオシアン酸銅、ナフテン酸銅およびハロゲン化トリブチルスズなどの重金属の使用を不要にすることができ、またはこれらの化合物の濃度を実質的に低下させることができる。
適する場合には、すぐ使用できる防汚塗料は、他の活性化合物、好ましくは殺藻薬、殺真菌薬、除草薬、軟体動物駆除剤、または他の防汚活性化合物をさらに含むことができる。
本発明の防汚組成物との併用に好ましく適する成分は、以下のとおりである。
殺藻薬:
2−t−ブチルアミノ−4−シクロプロピルアミノ−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン、ジクロロフェン、ジウロン、エンドサール、フェンチンアセテート、イソプロツロン、メタベンズチアズロン、オキシフルオルフェン、キノクラミンおよびテルブトリンなど;
殺真菌薬:
ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸シクロヘキシルアミド、S,S−ジオキシド、ジクロロフルアニド、フルオルホルペット、ブチルカルバミン酸3−ヨード−2−プロピニル、トリルフルアニド、ならびにアナコナゾール、シプロコナゾール、エポキシコナゾール、ヘキサコナゾール、メトコナゾール、プロピコナゾールおよびテブコナゾールなどのアゾールなど;
軟体動物駆除剤:
フェンチンアセテート、メタアルデヒド、メチオカルブ、ニクロサミド、チオジカルブおよびトリメタカルブなど;または
通常の防汚活性化合物:
4,5−ジクロロ−2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、ジヨードメチルパラトリルスルホン、2−(N,N−ジメチルチオカルバモイルチオ)−5−ニトロチアジル、2−ピリジンチオール1−オキシドのカリウム、銅、ナトリウムおよび亜鉛塩、ピリジン−トリフェニルボラン、テトラブチルジスタノキサン、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)−ピリジン、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、二硫化テトラメチルチウラム、および2,4,6−トリクロロフェニルマレイミドなど。
用いられる防汚組成物は、本発明の化合物の本発明の活性化合物を0.001重量%から50重量%、特に、0.01重量%から20重量%の濃度で含む。
さらに、本発明の防汚組成物は、例えば、Ungerer,Chem,Ind.1985,37,730−732およびWilliams,Antifouling Marine Coatings,Noyes,Park Ridge,1973に記載されているものなどの慣用の成分を含む。
本発明の殺藻活性化合物、殺真菌活性化合物、軟体動物駆除活性化合物および殺虫活性化合物に加えて、防汚塗料は、特に、結合剤を含む。
認識されている結合剤の例は、溶媒系中のポリ塩化ビニル、溶媒系中の塩素化ゴム、溶媒系、特に水性系中のアクリル酸樹脂、水性分散系の形態または有機溶媒系の形態での塩化ビニル/酢酸ビニルコポリマー系、ブタジエン/スチレン/アクリロニトリルゴム、アマニ油などの乾性油、タールまたはビチューメンとの組合せで樹脂エステルまたは変性硬化樹脂、アスファルト化合物およびオポキシ化合物、少量の塩素ゴム、塩素化ポリプロピレンおよびビニル樹脂である。
適する場合には、塗料は、塩水に好ましくは不溶性である無機顔料、有機顔料または着色剤も含む。塗料は、活性化合物の制御放出を可能ならしめるように松やになどの材料をさらに含むことができる。さらに、塗料は、可塑剤、流体学的性質に影響を及ぼす変性剤、および他の通常の成分を含むことができる。本発明の化合物または上述の混合物は、自己研摩防汚系に配合することもできる。
本活性化合物は、例えば住居、工場のホール、オフィス、車室およびこれらに類するものなどの閉鎖された空間において見出される動物有害生物、特に、昆虫、くも形類およびダニ類の防御にも適する。これらの有害生物を防御するための家庭用殺虫剤製品において、本化合物は、単独で用いることができ、または他の活性化合物および助剤と併用することができる。本化合物は、感受性および抵抗性の種に対して、およびすべての発育段階に対して有効である。こうした有害生物には、以下のものが挙げられる。
サソリ類(Scorpionidea)の種類から、例えば、ブザス・オクチタヌス(Buthus occitanus)。
ダニ目(Acarina)の種類から、例えば、ナガヒメダニ(Argas persicus)、鳩扁ダニ(Argas reflexus)、ブリオビア種(Bryobia spp.)、ニワトリダニ(Dermanyssus gallinae)、グリシファグス・ドメスチクス(Glyciphagus domesticus)、オルニトドルス・モウバタ(Ornithodorus moubat)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、アメリカツツガムシ(Trombicula alfreddugesi)、ニュートロムビクラ・オータムナリス(Neutrombicula autumnalis)、ヤケヒョウダニ(Dermatophagoides pteronyssimus)、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)。
真正クモ目(Araneae)の種類から、例えば、オオツチグモ科(Aviculariidae)、真正クモ科(Araneidae)。
メクラグモ類(Opiliones)の種類から、例えば、プセウドスコルピオンズ・シェリファー(Pseudoscorpiones chelifer)、プセウドスコルピオンズ・シェイリジウム(Pseudoscorpiones cheiridium)、オピリオンズ・ファランギウム(Opiliones phalangium)。
等脚目(Isopoda)の種類から、例えば、オニスカス・アセルス(Oniscus asellus)、ワラジムシ(Porcellio scaber)。
倍脚目(Diplopoda)の種類から、例えば、ブラニウルス・グットラタス(Blaniulus guttulatus)、ポリデスムス種(Polydesmus spp.)。
唇脚目(Chilopoda)の種類から、例えば、ジムカデ属種(Geophilus spp.)。
シミ亜目(Zygenotoma)の種類から、例えば、ヤマトシミ種(Ctenolepisma spp.)、レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccarina)、レピスモデス・インキリヌス(Lepismodes inquilinus)。
ゴキブリ目(Blattaria)の種類から、例えば、トウキョウゴキブリ(Blatta orientalis)、チャバネ・ゴキブリ(Blattella germanica)、オキナワチャバネゴキブリ(Blattela asahinai)、ロイコフアエ・マデラエ(Leucophaea maderae)、パンクロラ種(Panchlora spp.)、ウッドゴキブリ種(Parcoblatta spp.)、ペリプラネタ・アウストララシアエ(Periplaneta australasiae)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、スーペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa)。
ミズギクカメムシ類(Saltatoria)の種類から、例えば、ヨーロッパイエコオロギ(Acheta domesticus)。
ハサミムシ類(Dermaptera)の種類から、例えば、ヨーロッパクギヌキハサミムシ(Forficula auricularia)。
等翅目(Isoptera)の種類から、例えば、レイビシロアリ種(Kalotermes spp.)、ヤマトシロアリ種(Reticulitermes spp.)。
チャタテムシ類(Psocoptera)の種類から、例えば、レピナタス種(Lepinatus spp.)、コナチャタテ科種(Liposcelis spp.)。
鞘翅目(Coleoptera)の種類から、例えば、アントレヌス種(Anthrenus spp.)、アタゲヌス種(Attagenus spp.)、カツオブシムシ種(Dermestes spp.)、コヒメコクヌスモドキ(Latheticus orizae)、ネクロビア種(Necrobia spp.)、ヒョウホンムシ種(Ptinus spp.)、コナナガシンクイ(Rhizopertha dominica)、グラナリアコクゾウムシ(Sitophilus granarius)、ココクゾウ(Sitophilus oryzae)、コクゾウ(Sitophilus zeamais)、ジンサンシバンムシ(Stegobium paniceum)。
双翅目(Diptera)の種類から、例えば、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)、エーデス・タエニオリンクス(Aedes taeniorhychus)、ハマダラカ属種(Anopheles spp.)、オオクロバエ・エリスロセファラ(Calliphora erythrocephala)、クリソゾナ・プルビアリス(Chrysozona pluvialis)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)、アカイエカ(Culex pipiens)、キューレックス・タルサーリス(Culex tarsalis)、ショウジョウバエ属種(Drosophila spp.)、小イエバエ(Fannia canicularis)、イエバエ(Musca domestica)、サンチョウバエ属種(Phlebotomus spp.)、サルコファーガ・カルナリア(Sarcophaga carnaria)、ブユ属種(Simulium spp.)サシバエ(Stomoxys calcitrans)、ガガンポ・パルドーサ (Tipula paludosa)。
鱗翅目(Lepidoptera)の種類から、例えば、アクロイア・グリセラ(Achroia grisella)、ハチミツガ(Galleria mellonella)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、ティネア・クロアセラ(Tinea cloacella)、ティネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、コイガ(Tineola bisselliella)。
ノミ目(Siphonaptera)の種類から、例えば、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ネコノミ(Ctebicephalides felis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、スナノミ(Tunga penetrans)、ケオブスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)。
膜翅目(Hymenoptera)の種類から、例えば、カムポノタス・ヘルクレアヌス(Camponotus herculeanus)、クロクサアリ(Lasius fuliginosus)、トビイロケアリ(Lasius niger)、アメイロケアリ(Lasius umbratus)、イエヒメアリ属(Monomorium pharaonis)、パラベスプラ種(Paravespula spp.)、テトラモリウム・カエスピタム(Tetramorium caespitum)。
シラミ目(Anoplura)の種類から、例えば、ヒト頭ジラミ(Pediculus humanus capitis)、ヒトキモノジラミ(Pediculus humanus corporis)、恥毛ジラミ(Phthirius pubis)
異翅目(Heteroptera)の種類から、例えば、ネッタイナンキンムシ(Cimex hemipterus)、ナンキンムシ(Cimex lectularius)、ロドニウス・プロリクス(Rhodnius prolixus)、およびトリアトーマ・インフェスタンス(Triatoma infestans)。
家庭用殺虫薬の分野において、これらは、単独で用いられるか、またはリン酸エステル、カルバメート、ピレトロイド、成長調節剤などの他の適する活性化合物、もしくは他の既知の種類の殺虫薬からの活性化合物と併用される。
これらは、エーロゾル、非圧縮スプレー製品、例えば、ポンプ式スプレーおよびアトマイザースプレー、自動煙霧システム、煙霧器、フォーム、ゲル、セルロースまたはポリマー製の蒸発装置用錠剤を用いる蒸発装置製品、液体蒸発装置、ゲルおよび膜型蒸発装置、
プロペラ駆動蒸発装置、エネルギー不要または受動蒸発システム、防虫紙、防虫バッグ、および防虫ゲルとして用いられ、顆粒または微粉として、塗布用の餌中または餌場内で用いられる。
本発明の活性化合物は、落葉剤、乾燥剤、枯茎剤(haulm killer)として、および特に、除草剤としても用いることができる。雑草は、最も広い意味で、望まれない場所に生育するすべての植物を意味する。本発明の物質が、全くの除草薬として作用するか、選択的除草薬として作用するかは、使用量に本質的に依存する。
本発明の活性化合物は、例えば、下記の植物に関して用いることができる:
次の属の双子葉雑草:イチビ属(Abutilon)、ヒユ属(Amaranthus)、オナモミ属(Ambrosia)、アノダ属(Anoda)、アンセミス属(Anthemis)、イワムシロ属(Aphanes)、ハナアカザ属(Atriplex)、ヒナギク属(Bellis)、ビデンス属(Bidens)、ナズナ属(Capsella)、ヒレアザミ属(Carduus)、カワラケツメイ属(Cassia)、ヤグルマギク属(Centaurea)、アカザ属(Chenopodium)、アザミ属(Cirsium)、ヒルガオ属(Convolvulus)、チョウセンアサガオ属(Datura)、ヌスビトハギ属(Desmodium)、エヌクス属(Emex)、エリシマム属(Erysimum)、トウダイグサ属(Euphorbia)、チシマオドリコ属(Galeopsis)、ガリンソガ属(Galinsoga)、ヤエムグラ属(Galium)、フヨウ属(Hibiscus)、サツマイモ属(Ipomoea)、ホウキギ属(Kochia)、ラミウム属(Lamium)、マメグンバイナズナ属(Lepidium)、アゼナ属(Lindernia)、シカギク属(Matricaria)、ハッカ属(Mentha)、ヤマアイ属(Mercurialis)、ザクロソウ属(Mullugo)、ワスレナグサ属(Myosotis)、ケシ属(Papaver)、アサガオ属(Pharbitis)、シャゼンソウ属(Plantago)、タデ属(Polygonum)、スベリヒユ属(Portulaca)、ウマノアシガタ属(Ranunculus)、ダイコン属(Raphanus)、イヌガラシ属(Rorippa)、キカシグサ属(Rotala)、ギシギシ属(Rumex)、オカヒジキ属(Salsola)、キオン属(Senecio)、セスバニア属(Sesbania)、キンゴジカ属(Sida)、カラシ属(Sinapis)、ナス属(Solanum)、ノゲシ属(Sonchus)、ナガボノウルシ属(Sphenoclea)、ハコベ属(Stellaria)、タンポポ属(Taraxacum)、グンバイナズナ属(Thlaspi)、トリホリウム属(Trifolium)、イラクサ属(Urtica)、クワガタソウ属(Veronica)、スミレ属(Viola)およびオナモミ属(Xanthium)。
次の属の双子葉作物:ラッカセイ属(Arachis)、フダンソウ属(Beta)、アブラナ属(Brassica)、キュウリ属(Cucumis)、ウリ属(Cucurbita)、ヒマワリ属(Helianthus)、ニンジン属(Daucus)、ダイズ属(Glycine)、ワタ属(Gossypium)、サツマイモ属(Ipomoea)、アキノノゲシ属(Lactuca)、アマ属(Linum)、トマト属(Lycopersicon)、タバコ属(Nicotiana)、インゲンマメ属(Phaseolus)、エンドウ属(Pisum)、ナス属(Solanum)およびソラマメ属(Vicia)。
次の属の単子葉雑草:エギゴプス属(Aegilops)、カモジグサ属(Agropyron)、ヌカボ属(Agrostis)、スズメノテッポウ属(Alopecurus)、アペラ属(Apera)、カラスムギゾク(Avena)、ブラキアリア属(Brachiaria)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、クリノイガ属(Cenchrus)、ツユクサ属(Commelina)、シノドン属(Cynodon)、カヤツリグサ属(Cyperus)、ダクチロクテニウム属(Dactyloctenium)、メヒシバ属(Digitaria)、ヒエ属(Echinochloa)、ハリイ属(Eleocharis)、オヒシバ属(Eleusine)、アゼクサ属(Eragrostis)、ナルコビエ属(Eriochloa)、ウシノケグサ属(Festuca)、テンツキ属(Fimbristylis)、ヘテランテラ属(Heteranthera)、チガヤ属(Imperata)、カモノハシ属(Ischaemum)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ドクムギ属(Lolium)、ミズアオイ属(Monochoria)、キビ属(Panicum)、パスパルム属(Paspalum)、クサヨシ属(Phalaris)、アワガリエ属(Phleum)、イチゴツナギ属(Poa)、ミソハギ属(Rottboellia)、オモダカ属(Sagittaria)、ホタルイ属(Scirpus)、エノコログサ属(Setaria)、モロコシ属(Sorghum)。
次の属の単子葉作物:ネギ属(Allium)、アナナス属(Ananas)、アスパラガス属(Asparagus)、カラスムギ属(Avena)、オオムギ属(Hordeum)、イネ属(Oryza)、キビ属(Panicum)、サトウキビ属(Saccharum)、ライムギ属(Secale)、モロコシ属(Sorghum)、ライコムギ属(Triticale)、コムギ属(Triticum)、トウモロコシ属(Zea)。
しかしながら、本発明の活性化合物の使用は、これらの属に何ら限定されるものではなく、同じ方法で他の植物にも及ぶ。
本化合物は、濃度に依存して、例えば工業用地および鉄道線路上、ならび植林されている、また植林されていない道路および広場上の雑草の全体的防除に適する。同様に、本発明の活性化合物は、多年性作物、例えば森林、装飾樹木、果樹園、ぶどう園、柑橘類果樹園、木の実の果樹園、バナナ農園、コーヒー栽培園、茶の栽培園、ゴム農園、油やし農園、カカオ農園、ソフトフルーツの栽培地およびホップ畑、芝地、芝生および牧草地における雑草の防除、ならびに一年性作物における雑草の選択的防除に用いることができる。
本発明の式(I)の化合物は、土壌に対しておよび植物の地上部分に対して用られる時、強い除草活性および広い活性範囲を有する。ある程度まで、これらは、発芽前法、発芽後法、両方による、単子葉作物および双子葉作物における単子葉雑草および双子葉雑草の選択的防除にも適する。
一定の濃度または塗布率で、本発明の活性化合物は、動物有害生物および真菌性または細菌性植物病の防除に用いることもできる。適する場合には、これらは、他の活性化合物の合成のための中間体または前駆体として用いることもできる。
本活性化合物は、溶液、エマルジョン、水和剤、懸濁液、粉末、微粉、ペースト、可溶性粉末、顆粒、懸濁液−エマルジョン濃縮物、活性化合物に含浸させた天然および合成物質、ならびに高分子物質中のマイクロカプセルなどの慣用調合物に加工することができる。
これらの調合物は、既知の方法で、例えば、界面活性剤、すなわち、乳化剤および/または分散剤、および/または発泡剤を場合によっては使用して、本活性化合物を増量剤、すなわち液体溶媒および/または固体担体と混合することによって生成される。
用いられる増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として用いることも可能である。本質的に、適する液体溶媒は、芳香族化合物(キシレン、トルエンまたはアルキルナフタレンなど)、塩素化芳香族化合物または塩素化脂肪族炭化水素(クロロベンゼン、クロロエチレンまたは塩化メチレンなど)、脂肪族炭化水素(シクロヘキサンまたはパラフィン、例えば、石油留分、鉱物油および植物油など)、アルコール(ブタノールまたはグリコールなど)ならびにそれらのエーテルおよびエステル、ケトン(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンなど)、強極性溶媒(ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなど)であり、でなければ水である。
適する固体担体は、例えば、アンモニウム塩および粉砕天然鉱物(カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アパタルジャイト、モンモリロナイトまたは珪藻土など)および粉砕合成鉱物(高分散シリカ、アルミナおよびシリケートなど)であり;顆粒用の適する固体担体は、例えば、破砕し、分別した天然石(方解石、大理石、軽石、海泡石およびドロマイトなど)であり、でなければ無機および有機ミールの合成顆粒、ならびに有機材料(おがくず、ヤシ殻、トウモロコシの穂軸およびタバコの茎など)であり;適する乳化剤および/または発泡剤は、例えば、非イオン性およびアニオン性乳化剤(ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルスルフェート、アリールスルホネートなど)であり、でなければ蛋白水解物であり;適する分散剤は、例えば、リグノ亜硫酸排液およびメチルセルロースである。
カルボキシメチルセルロース、ならびに粉末、顆粒またはラテックスの形態の天然および合成ポリマー(アラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリ酢酸ビニルなど)、でなければ天然リン脂質(セファリンおよびレシチンなど)、および合成リン脂質のような粘着付与剤を本調合物に用いることができる。他の可能な添加剤には、鉱物油および植物油がある。
無機顔料(例えば、酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー)、および有機染料(アリザリン染料、アゾ染料および金属種フタロシアニン染料など)、および微量栄養素(鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩など)などの着色剤の使用が可能である。
本調合物は、活性化合物を一般には0.1重量%と95重量%の間、好ましくは0.5重量%と90重量%の間含む。
雑草防除のために、本発明の活性化合物は、そのままか、またはそれらの調合物の形態で、既知除草剤および/または作物植物との適合性を改善する物質(「毒性緩和剤」)との混合物として用いることもでき、仕上げ調合またはタンクミックスが可能である。一つ以上の既知除草剤および毒性緩和剤を含む除草剤との混合も可能である。
この混合に可能な成分は、既知除草剤、例えば下記のものである:
アセトクロール、アシフルオルフェン(−ナトリウム)、アクロニフェン、アラクロール、アロキシジム(−ナトリウム)、アメトリン、アミカルバゾン、アミドクロール、アミドスルフロン、アニロホス、アスラム、アトラジン、アザフェニジン、アジムスルフロン、ベフルブタミド、ベナゾリン(−エチル)、ベンフレサート、ベンスルフロン(−メチル)、ベンタゾン、ベンズフェンジゾン、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナップ、ベンゾイルプロプ(−エチル)、ビアラホス、ビフェノックス、ビスピリバック(−ナトリウム)、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル、ブタクロール、ブタフェナシル(−アリル)、ブトロキシジム、ブチレート、カフェンストロール、カロキシジム、カルベタミド、カルフェントラゾン(−エチル)、クロメトキシフェン、クロラムベン、クロリダゾン、クロリムロン(−エチル)、クロルニトロフェン、クロルスルフロン、クロルトルロン、シニドン(−エチル)、シンメチリン、シノスルフロン、クレホキシジム、クレトジム、クロジナホプ(−プロパルギル)、クロマゾン、クロメプロプ、クロピラリド、クロピラスルフロン(−メチル)、クロランスラム(−メチル)、クミルロン、シアナジン、シブトリン、シクロエート、シクロスルファムロン、シクロオキシジム、シハロホップ(−ブチル)、2,4−D、2,4−DB、デスメジファム、ジアレート、ジカムバ、ジクロロプロプ(−P)、ジクロホップ(−メチル)、ジクロスラム、ジエタチル(−エチル)、ジフェンゾクワット、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロール、ジメタメトリン、ジメテンアミド、ジメキシフラム、ジニトラミン、ジフェンアミド、ジクワット、ジチオピル、ジウロン、ジムロン、エプロポダン、EPTC、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エタメトスルフロン(−メチル)、エトフメセート、エトキシフェン、エトキシスルフロン、エトベンザニド、フェノキサプロプ(−P−エチル)、フェントラザミド、フラムプロプ(−イソプロピル、−イソプロピル−L、−メチル)、フラザスルフロン、フルオラスラム、フルアジホップ(−P−ブチル)、フルアゾレート、フルカルバゾン(−ナトリウム)、フルフェナセット、フルメトスラム、フルミクロラック(−ペンチル)、フルミオキサジン、フルミプロピン、フルメトスラム、フルオメツロン、フルオロクロリドン、フルオログリコフェン(−エチル)、フルポキサム、フルプロパシル、フルルピルスルフロン(−メチル、−ナトリウム)、フルレノール(−ブチル)、フルリドン、フルロキシピル(−ブトキシプロピル、−メプチル)、フルルプリミドール、フルルタモン、フルチアセット(−メチル)、フルチアミド、ホメサフェン、ホラムスルフロン、グルホシネート(−アンモニウム)、グリホサート(−イソプロピルアンモニウム)、ハロサフェン、ハロキシホップ(−エトキシエチル、−P−メチル)、ヘキサジノン、イマザメタベンズ(−メチル)、イマザメタピル、イマザモクス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イマゾスルフロン、ヨードスルフロン(−メチル、−ナトリウム)、イオキシニル、イソプロパリン、イソプロツロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサクロルトール、イソキサフルトール、イソキサピリホップ、ラクトフェン、レナシル、リヌロン、MCPA、メコプロプ、メフェナセット、メソトリオン、メタミトロン、メタザクロル、メタベンズチアツロン、メトベンズロン、メトブロムロン、(アルファ−)メトラクロール、メトスラム、メトクスロン、メトリブジン、メトスルフロン(−メチル)、メリネート、モノリヌロン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ネブロン、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサスルフロン、オキサジクロメホン、オキシフルオルフェン、パラクワット、ペラルゴン酸、ペンジメタリン、ペンドラリン、ペントキサゾン、フェンメジファム、ピコリナフェン、ピペロホス、プレチラクロール、プリミスルフロン(−メチル)、プロフルアゾール、プロメトリン、プロパクロール、プロパニル、プロパキザホップ、プロピソクロール、プロポキシカルバゾン(−ナトリウム)、プロピザミド、プロスルホカルブ、プロスルフロン、ピラフルフェン(−エチル)、ピラゾギル、ピラゾレート、ピラゾスルフロン(−エチル)、ピラゾキシフェン、ピリベンゾキシム、ピリブチカルブ、ピリデート、ピリダトール、ピリフタリド、ピリミノバック(−メチル)、ピリチオバック(−ナトリウム)、キンクロラック、キンメラック、キノクラミン、キザロホップ(−P−エチル、−P−テフリル)、リムスルフロン、セトキシジム、シマジン、シメトリン、スルコトリオン、スルフェントラゾン、スルホメツロン(−メチル)、スルホサート、スルホスルフロン、テブタム、テブチウロン、テプラロキシジム、テルブチラジン、テルブトリン、テニルクロール、チアフルアミド、チアゾピル、チジアジミン、チフェンスルフロン(−メチル)、チオベンカルブ、チオカルバジル、トラルコキシジム、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン(−メチル)、トリクロピル、トリジファン、トリフルラリン、トリフロキシスルフロン、トリフルスルフロン(−メチル)、トリトスルフロン。
既知毒性緩和剤、例えば下記のものは、さらにこの混合に適する:
AD−67、BAS−145138、ベノキサコール、クロキントセット(−メチル)、シオメトリニル、2,4−D、DKA−24、ジクロルミド、ダイムロン、フェンクロリム、フェンクロラゾール(−エチル)、フルラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン(−エチル)、MCPA、メコプロプ(−P)、メフェンピル(−ジエチル)、MG−191、オキサベトリニル、PPG−1292、R−29148。
殺真菌薬、殺虫薬、ダニ駆除薬、殺線虫薬、鳥忌避剤、植物栄養素類および土壌構造を改善する物質などの他の既知活性化合物との混合も可能である。
本活性化合物は、そのままで、またはそれらの調合物の形態で、またはさらなる希釈剤によってそれらから調製された使用形態(すぐ使用できる溶液、懸濁液、エマルジョン、粉末、ペーストおよび顆粒など)で用いることができる。本活性化合物は、慣用の方法で、例えば、液剤散布、吹付け、噴霧または散布によって用いられる。
本発明の活性化合物は、植物の発芽前にも、発芽後にも、塗布することができる。播種前に土壌に配合することもできる。
用いられる活性化合物の量は、比較的広い範囲で変化させることができる。これは、所望される効果の性質に、本質的に依存する。一般に、用いられる量は、土壌表面1ヘクタールあたり活性化合物1gと10kgの間、好ましくは5gと5kgの間である。
本発明の物質は、強い殺菌活性を有し、且つ、作物保護および材料の保護において、真菌および細菌などの望ましくない微生物を防除するために用いることができる。
殺真菌薬は、作物保護において、ネコブカビ類(Plasmodiophoromycetes)、卵菌類(Oomycetes)、ツボカビ類(Chytridiomycetes)、接合菌類(Zygomycetes)、子嚢菌類(Ascomycetes)、担子菌類(Basidiomycetes)および不完全菌類(Deuteromycetes)を防除するために用いることができる。
殺菌薬は、作物保護において、シュードモナス科(Pseudomonadaceae)、リゾビウム科(Rhizobiaceae)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、コレネバクレリウム科(Corynebacteriaceae)およびストレプトマイセス科(Streptomycetaceae)を防除するために用いることができる。
上に挙げた一般名に入る、真菌性および細菌性病を生じるいくつかの病原体には、限定としてではなく、例として以下のものを挙げることができる:
ザントモナス(Xanthomonas)種:例えば、イネ白葉枯病菌(Xanthomonas campestris pv.oryzae)など;
シュードモナス(Pseudomonas)種:例えば、斑点細菌病菌(Pseudomonas syringae pv.lachrymans)など;
エルウィニア(Erwinia)種:例えば、エルウィニア・アミロボーラ(Erwinia amylovora)など;
クサレカビ属(Pythium)種:例えば、ピシウム・ウルチマム(Pythium ultimum)など;
疫病菌(Phytophthora)種:例えば、ジャガイモ疫病菌(Phytophthora infestans)など;
シュードペロノスポラ属(Pseusoperonospora)種:例えば、褐斑病菌(Pseudoperonospora humuli)またはウリ科べと病菌(Pseudoperonospora cubensis)など;
タンジクツユカビ属(Plasmopara)種:例えば、ブドウべと病菌(Plasmopara viticola)など;
プレミア(Bremia)種:例えば、レタスべと病菌(Bremia lactucae)など;
ツユカビ属(Peronospora)種:例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)またはペロノスポラ・ブラッシカ(P.brassicae)など;
ウドンコカビ属(Erysiphae)種:例えば、コムギうどんこ病菌(Erysiphae graminis)など;
スファエロセカ属(Sphaerotheca)種:例えば、キュウリうどんこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)など;
ロドスフェラ属(Podosphaera)種:例えば、リンゴうどんこ病菌(Podosphaera leucotricha)など;
ベンチュリア属(Venturia)種:例えば、リンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)など;
ピレノフォラ属(Pyrenophora)種:例えば、網班病菌(Pyrenophora teres)または班葉病菌(P.graminea)
(分生子形:ドレクスレラ属(Drechslera)、別名:ヘルミントスポリウム属(Helminthosporium))など;
コリオボラス属(Cochliobolus)種:例えば、イネ科斑点病菌(Cochliobolus sativus)
(分生子形:分生子形:ドレクスレラ属(Drechslera)、別名:ヘルミントスポリウム属(Helminthosporium))など;
ウロミケス属(Uromyces)種:例えば、さび菌(Uromyces appendiculatus)など;
プクキニア属(Puccinia)種:例えば、コムギ赤さび病菌(Puccinia recondita)など;
スクレロティニア属(Sclerotinia)種:例えば、菌核病菌(Sclerotinia sclerotiorum)など;
チレッティア(Tilletia)種:例えば、コムギなまぐさ黒穂病菌(Tilletia caries)など;
黒穂菌属(Ustilago)種:例えば、オオムギ、コムギ裸黒穂病菌(Ustilago nuda)またはエンバク裸黒穂病菌(Ustilago avenae)など;
ペリキュラリア(Pellicularia)種:例えば、ササキクモノコウヤクタケ(Pellicularia sasakii)など;
ピリキュラリア属(Pyricularia)種:例えば、イネいもち病菌(Pryicularia oryzae)など;
フザリウム属(Fusarium)種:例えば、フザリウム・セルモラム(Fusarium culmorum)など;
ボトリチス属(Botrytis)種:例えば、灰色かび病菌(Botrytis cinerea)など;
セプトリア属(Septoria)種:例えば、コムギふ枯病菌セプトリア・ノトラム(Septoria nodorum)など;
レプトスフェリア属(Leptosphaeria)種:例えば、コムギふ枯病菌レプトスフェリア−ノドラム(Leptosphaeria nodorum)など;
セルコスポラ属(Cercospora)種:例えば、セルコスポラ−カネッセンス(Cercospora canescens)など;
アルテルナリア属(Alternaria)種:例えば、アブラナ科黒斑病菌(Alternaria brassicae)など;および
シュードセルコスポレラ属(Pseudocercosporella)種:例えば、コムギ眼紋病菌(Pseudocercosporella herpotrichoides)など。
本発明の活性化合物は、植物における非常に良好な強化作用も有する。従って、これらは、望ましくない微生物による攻撃からの植物の防御を起動させるために用いることができる。
本文脈において、植物強化(耐性誘導)物質は、処理した植物に、その後、望ましくない微生物を実質的に接種した時、前記植物がこれらの微生物に対して実質的な抵抗を示すように、前記植物の防御システムを刺激することができる物質を意味すると理解される。
この場合、望ましくない微生物は、植物寄生病原性真菌、細菌およびウイルスを意味するとご理解たただきたい。従って、本発明の物質は、処理後一定期間にわたって、言及した病原体による攻撃から植物を保護するために用いることができる。保護をもたらす期間は、本活性化合物で植物を処理した後、一般には1日から10日、好ましくは1日から7日に及ぶ。
本活性化合物が、植物の病気を防御するために必要な濃度で、植物に充分許容されるということから、植物の地上部分の処理、繁殖用貯蔵物および種子の処理、ならびに土壌の処理が可能となる。
本発明の活性化合物は、作物の収穫を増やすことにも適する。加えて、これらは、低減された毒性を示し、且つ、植物に充分許容される。
一定の濃度および塗布率で、本発明の活性化合物は、植物の成長に影響を及ぼすため、および動物有害生物を防除するために、除草薬として用いることもできる。適する場合には、これらは、さらなる活性化合物の合成のための中間体または前駆体としても用いることもできる。
材料の保護において、本発明の化合物は、望ましくない微生物による感染および破壊から工業材料を保護するために用いることができる。
本文脈における工業材料は、工業において用いるために準備された非生体材料を意味するとご理解される。例えば、本発明の活性化合物によって微生物による変化または破壊から保護されると思われる工業材料は、接着剤、サイズ剤、紙および厚紙、織物、革、木材、塗料およびプラスチック製品、冷却潤滑剤、ならびに微生物によって感染または破壊されうる他の材料でありうる。微生物の増殖により傷害が発生しうる生産プラントの一部、例えば、水冷回路も、保護すべき材料の範囲内で挙げることができる。本発明の範囲内で挙げることができる工業材料は、好ましくは、接着剤、サイズ剤、紙および厚紙、革、木材、塗料、冷却潤滑剤および熱交換液であり、特に好ましくは、木材である。
工業材料を劣化または変化させることができる微生物には、例えば、細菌、真菌、酵母菌、藻類および粘液生物を挙げることができる。本発明の活性化合物は、好ましくは、真菌、特にカビ、木材変色性および木材破壊性真菌(担子菌類(Basidiomycetes))に対して、ならびに粘液生物および藻類に対して作用する。
例として、以下の属の微生物を挙げることができる。
アルテルナリア属(Alternaria):アルテルナリア・テナース(Alternaria tenuis)など。
コウジカビ属(Aspergillus):黒色コウジ菌(Aspergillus niger)など。
ケトミウム属(Chaetomium):ケトミウム・グラボーサム(Chaetomium globosum)など。
カニオフォラ属(Coniophora):イドタケ(Coniophora puetana)など。
マツオウジ属(Lentinus):ケガワタケ(Lentinus tigrinus)など。
ペニシリウム属(Penicillium):アオカビ(Penicillium glaucum)など。
ポリポラス属(Polyporus):ポリポラス・バージカラー(Polyporus versicolor)など。
アウレオバシジウム属(Aureobasidium):黒酵母(Aureobasidium pullulans)など。
スクレロフォーマ属(Sclerophoma):スクレロフォーマ・ピティオフィラ(Sclerophoma pityophila)など。
トリコデルマ属(Trichoderma):トリコデルマ・ビリディ(Trichoderuma viride)など。
エシュリキア属(Escherichia):大腸菌(Escherichia coli)など。
シュードモナス属(Pseudomonas):緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)など。
ブドウ球菌属(Staphylococcus):黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)など。
個々の物理的および/または化学的性質に依存して、本活性化合物は、溶液、エマルジョン、懸濁液、粉末、フォーム、ペースト、顆粒、エーロゾルならびに高分子物質中および種子用のコーチング組成物中にマイクロカプセル化したものなどの慣用の調合物、ならびにULV冷および温煙霧用調合物に加工することができる。
これらの調合物は、既知の方法で、例えば、界面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤、および/または発泡剤を場合によっては使用して、本活性化合物を増量剤、すなわち液体溶媒、加圧下の液化ガス、および/または固体担体と混合物することにより製造される。用いられる増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として用いることも可能である。本質的に、適する液体溶媒は、芳香族化合物(キシレン、トルエンまたはアルキルナフタレンなど)、塩素化芳香族化合物または塩素化脂肪族炭化水素(クロロベンゼン、クロロエチレンまたは塩化メチレンなど)、脂肪族炭化水素(シクロヘキサンまたはパラフィン、例えば、石油留分など)、アルコール(ブタノールまたはグリコールなど)ならびにそれらのエーテルおよびエステル、ケトン(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンなど)、強極性溶媒(ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなど)であり、でなければ水である。液化ガスの増量剤または担体は、標準温度および大気圧下で気体状である液体、例えば、ハロゲン化炭化水素などのエーロゾル推進薬、でなければブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素を意味するとご理解いただきた。適する固体担体は、例えば、粉砕天然鉱物(カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アパタルジャイト、モンモリロナイトまたは珪藻土など)および粉砕合成鉱物(高分散シリカ、アルミナおよびシリケートなど)である。顆粒用の適する固体担体は、例えば、破砕し、分別した天然石(方解石、大理石、軽石、海泡石およびドロマイトなど)であり、でなければ無機および有機ミールの合成顆粒、ならびに有機材料(おがくず、ヤシ殻、トウモロコシの穂軸およびタバコの茎など)の顆粒である。適する乳化剤および/または発泡剤は、例えば、非イオン性およびアニオン性乳化剤(ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルスルフェート、アリールスルホネートなど)であり、でなければ蛋白水解物である。適する分散剤は、例えば、リグノ亜硫酸排液およびメチルセルロースである。
カルボキシメチルセルロース、ならびに粉末、顆粒またはラテックスの形態の天然および合成ポリマー(アラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリ酢酸ビニルなど)、でなければ天然リン脂質(セファリンおよびレシチンなど)および合成リン脂質のような粘着付与剤を本調合物に用いることができる。他の可能な添加剤には、鉱物油および植物油がある。
無機顔料(例えば、酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー)、および有機染料(アリザリン染料、アゾ染料および金属種フタロシアニン染料など)、および微量栄養素(鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩など)などの着色剤の使用が可能である。
本調合物は、活性化合物を一般には0.1重量%と95重量%の間、好ましくは0.5重量%と90重量%の間含む。
本発明の活性化合物は、そのままか、またはそれらの調合物の形態で用いることができ、例えば、有効な範囲を広げるために、もしくは耐性の発生を防ぐために、既知殺真菌薬、殺菌薬、ダニ駆除薬、殺線虫薬または殺虫剤との混合物でも用いることができる。多くの場合、相乗効果が得られ、すなわち、混合物の活性は、個々の成分の活性より大きい。
以下が、適する混合成分の例である:
殺真菌薬:
アルジモルフ、アムプロピルホス、アムプロピルホス−カリウム、アンドプリム、アニラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、
ベナラキシル、ベノダニル、ベノミル、ベンザマクリル、ベンザマクリル−イソブチル、ビアラホス、ビナパクリル、ビフェニル、ビタータノール、ブラスチシジン−S、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、
多硫化カルシウム、カプシマイシン、ダイホルタン、カプタン、カルベンダジム、カルボキシン、カルボン、キノメチオネート、クロベンチアゾン、クロルフェナゾール、クロロネブ、クロロピクリン、クロロサロニル、クロゾリネート、クロジラコン、クフラネブ、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、シプロフラム、
デバカルブ、ジクロロフェン、ジクロブトラゾール、ジクロフルアニド、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ジノキャップ、ジフェニルアミン、ジピリチオン、ジタリムホス、ジチアノン、ドデモルフ、ドジン、ドラゾキソロン、
エジフェンホス、エポキシコナゾール、エタコナゾール、エチリモール、エトリジアゾール、
ファモキサドン、フェナパニル、フェナリモール、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェニトロパン、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンチンアセテート、フェンチンヒドロキシド、フェルバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルメトーバー、フルオロマイド、フルキンコナゾール、フルルプリミドール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルトラニル、フルトリアホール、ホルペット、ホセチル−アルミニウム、ホセチル−ナトリウム、フサライド、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、フルカルボニル、フルコナゾール、フルコナゾール−cis、フルメシクロクス、
グアザチン、
ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、
イマザリル、イミベンコナゾール、イミノオクタジン、イミノオクタジンアルベシレート、イミノクタジントリアセテート、ヨードカルブ、イプコナゾール、イプロベンホス(IBP)、イプロジオン、イルママイシン、イソプロチオラン、イソバレジオン、
カスガマイシン、クレソキシム−メチル、銅調製物(水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅およびボルドー合剤など)、
マンコッパー、マンコゼブ、マネブ、メフェリムゾン、メパニピリム、メプロニル、メタラキシル、メトコナゾール、メタスルホカルブ、メトフロキサム、メチラム、メトメクラム、メトスルホバクス、ミルジオマイシン、ミクロブタニル、マイクロゾリン、
ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロサール−イソプロピル、ヌアリモール、
オフラース、オキサジキシル、オキサモカルブ、オキソリン酸、オキシカルボキシム、オキシフェンチン、
パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、ホスジフェン、ピコキシストロビン、ピマリシン、ピペラリン、ポリオキシン、ポリオキソリム、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロパノシン−ナトリウム、プロピコナゾール、プロピネブ、ピラクロストロビン、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピロキロン、ピロキシフル、
キンコナゾール、キントゼン(PCNB)、
硫黄および硫黄調製物、
テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトシクラシス、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チシオフェン、チフルザミド、チオファネート−メチル、チラム、チオキシミド、トルクロホス−メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアズブチル、トリアゾキシド、トリクラミド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾール、
ユニコナゾール、
バリダマイシン A、ビンクロゾリン、ビンコナゾール、
ザリルアミド、ジネブ、ジラム、ならびにまた
Dagger G、
OK―8705、
OK―8801、
α−(1,1−ジメチルエチル)−β−(2−フェノキシエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−フルオロ−β−プロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−メトキシ−α−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α―(5−メチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−β−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチレン]―1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
(5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−2,2,7,7−テトラメチル−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−オクタノン、
(E)−α−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−フェノキシ−フェニルアセトアミド、
{2−メチル−1−[[[1−(4−メチルフェニル)−エチル]−アミノ]−カルボニル]−プロピル}−カルバミン酸−イソプロピル、
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−エタノン−O−(フェニルメチル)−オキシム、
1−(2−メチル−1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、
1−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(2−プロペニル)−2,5−ピロリジンジオン、
1−[(ジヨードメチル)−スルホニル]−4−メチル−ベンゼン、
1−[[2―(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−メチル−1H−イミダゾール、
1−[[2−(4−クロロフェニル)−3−フェニルオキシラニル]−メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−[1−[2−[(2,4−ジクロロフェニル)−メトキシ]−フェニル]−エテニル]−1H−イミダゾール、
1−メチル−5−ノニル−2−(フェニルメチル)−3−ピロリジノール、
2’,6’−ジブロモ−2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−4’−トリフルオロ−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボキサニリド、
2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)−エチル]−1−エチル−3−メチル−シクロプロパンカルボキサミド;
2,6−ジクロロ−5−(メチルチオ)−4−ピリミジニル−チオシアネート、
2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、
2,6−ジクロロ−N−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチル]−ベンズアミド、
2−(2,3,3−トリヨード−2−プロペニル)−2H−テトラゾール、
2−[(1−メチルエチル)−スルホニル]−5−(トリクロロメチル)−1,3,4−チアジアゾール、
2−[[6−デオキシ4−O−(4−O−メチル−β−D−グリコピラノシル)−α−D−グリコピラノシル]−アミノ]−4−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
2−アミノブタン、
2−ブロモ−2−(ブロモメチル)−ペンタンジニトリル、
2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−ピリジンカルボキサミド、
2−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(イソチオシアナトメチル)−アセトアミド、
2−フェニルフェノール(OPP)、
3,4−ジクロロ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−ピロール−2,5−ジオン、
3,5−ジクロロ−N−[シアノ(1−メチル−2−プロピニル)−オキシ]−メチル]−ベンズアミド、
3−(1,1−ジメチルプロピル−1−オキソ−1H−インデン−2−カルボニトリル、
3−[2−(4−クロロフェニル)−5−エトキシ−3−イソキサゾリジニル]−ピリジン、
4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド、
4−メチル−テトラゾロ[1,5−a]キナゾキリン−5(4H)−オン、
8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エチル−N−プロピル−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−2−メタンアミン、
硫酸8−ヒドロキシキノリン、
9H−キサンテン−2−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−9−カルボン酸ヒドラジド、
ビス−(1−メチルエチル)−3−メチル−4−[(3−メチルベンゾイル)−オキシ]−2,5−チオフェンジカルボキシレート、
cis−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−シクロヘプタノール、
塩酸cis−4−[3−[4−(1,1−ジメチルプロピル)−フェニル−2−メチルプロピル]−2,6−ジメチル−モルホリン、
[(4−クロロフェニル)−アゾ]−シアノ酢酸エチル、
炭酸水素カリウム、
メタンテトラチオール・ナトリウム塩、
1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(5−イソキサゾリルカルボニル)−DL−アラニン酸メチル、
N−(クロロアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−DL−アラニン酸メチル、
N−(2,3−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−シクロヘキサンカルボキサミド;
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−アセトアミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−チエニル)−アセトアミド、
N−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−(4−シクロヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(4−ヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−アセトアミド、
N−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサミド、
N−[2,2,2−トリクロロ−1−[(クロロアセチル)−アミノ]−エチル]−ベンズアミド、
N−[3−クロロ−4,5−ビス−(2−プロピニルオキシ)−フェニル]−N’−メトキシ−メタンイミドアミド、
N−ホルミル−N−ヒドロキシ−DL−アラニン−ナトリウム塩、
[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスロアミドチオ酸O,O−ジエチル、
フェニルプロピルホスホロアミドチオ酸O−メチル S−フェニル、
1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオ酸S−メチル、
スピロ[2H]−1−ベンゾピラン−2,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−3’−オン、
4−[(3,4−ジメトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−アクリロイル]−モルホリン。
殺菌薬:
ブロノポール、ジクロロフェン、ニトラピリン、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイクリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅および他の銅調製物。
殺虫薬/ダニ駆除薬/殺線虫薬:
アバメクチン、アセフェート、アセトアミプリド、アクリナトリン、アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、アルファシペルメトリン、アルファメトリン、アミトラズ、アベルメクチン、AZ 60541、アザジラクチン、アザメチホス、アジンホスA、アジンホスM、アゾシクロチン、
乳化病菌(Bacillus popilliae)、バシラス・スフェリカス(Bacillus sphaericus)、枯草菌(Bacillus subtilis)、バシラス・スリンジエンシス(Bacillus thuringiensis)、バキュロウイルス、ボーバリア・バッシアーナ(Beauvaria bassiana)、ボーバリア・テネーラ(Beauvaria tenella)、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンゾキシメート、ベータシフルトリン、ビフェナゼート、ビフェントリン、バイオエタノメトリン、バイオパーメトリン、ビストリフルロン、BPMC、ブロモホスA、ブフェンカルブ、ブプロフェジン、ブタチオホス、ブトカルボキシム、ブチルピリダベン、
カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスルファン、カルタップ、クロエトカルブ、クロルエトキシホス、クロルフェナピル、クロルフェンビンホス、クロルフルアズロン、クロルメホス、クロルピリホス、クロルピリホスM、クロバポルトリン、クロマフェノジド、cis−レスメトリン、cis−パーメトリン、クロシトリン、クロエトカルブ、クロフェンテジン、クロチアニジン、シアノホス、シクロプレン、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリン、シヘキサチン、シパーメトリン、シロマジン、
デルタメトリン、デメトンM、デメトンS、デメトン−S−メチル、ジアフェンチウロン、ジアジノン、ジクロルボス、ジコホル、ジフルベンズウロン、ジメトエート、ジメチルビンホス、ジオフェノラン、ジスルホトン、ドクサット−ナトリウム、ドフェナピン、
エフルシラネート、エマメクチン、エムペントリン、エンドスルファン、ハエカビ属種(Entomophthora spp.)、エスフェンバレレート、エチオフェンカルブ、エチオン、エトプロホス、エトフェンプロックス、エトキサゾール、エトリムホス、
フェナミホス、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキサクリム、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンピラド、フェンピリトリン、フェンピロキシメート、フェンバレレート、フィプロニル、フルアジナム、フルアズロン、フルブロシトリネート、フルシクロキュロン、フルシトリネート、フルフェノキュロン、フルメトリン、フルテンジン、フルバリネート、ホノホス、ホスメチラン、ホスチアゼート、フブフェンプロックス、フラチオカルブ、
顆粒症ウイルス、
ハロフェノジド、HCH、ヘプテノホス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾクス、ヒドロプレン、
イミダクロピリド、インドキサカルブ、イサゾホス、イソフェンホス、イソオキサチオン、イベルメクチン、
核多角体病ウイルス、
ラムダ−シハロトリン、ルフェヌロン、
マラチオン、メカルバム、メタアルデヒド、メタアミドホス、メサルヒジウム・アニソプリエ(Metharhizium anisopliae)、メサルヒジウム・フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)、メチダチオン、メチオカルブ、メトプレン、メトミル、メトキシフェノジド、メトルカルブ、メトキサジアゾン、メビンホス、ミルベメクチン、ミルベマイシン、モノクロトホス、
ナレド、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、
オメトエート、オキサミル、オキシデメトンM、
ペシロマイセス・フモソルセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、パラチオンA、パラチオンM、パーメトリン、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ホキシム、ピリミカルブ、ピリミホスA、ピリミホスM、プロフェノホス、プロメカルブ、プロパルギット、プロポスキル、プロチオホス、プロトエート、ピメトロジン、ピラクロホス、ピレスメトリン、ジョチュウギク、ピリダベン、ピリダチオン、ピリミジフェン、ピリプロキシフェン、
キナルホス、
リバビリン、
サリチオン、セブホス、シラフルオフェン、スピノサド、スピロジクロフェン、スルホテプ、スルプロホス、
タウ−フルバリネート、テブフェノジド、テブフェンピラド、テブピリミホス、テフルベンズロン、テフルトリン、テメホス、テミビンホス、ターブホス、テトラクロルビンホス、テトラジホン、シータ−シペルメトリン、チアクロピリド、チアメトキサム、チアプロニル、チアトリホス、シュウ酸水素チオシクラム、チオジカルブ、チオファノックス、サーリンジエシン、トラロシトリン、トラロメトリン、トリアラテン、トリアザメート、トリアゾホス、トリアズロン、トリクロフェニジン、トリクロルホン、トリフルムロン、トリメタカルブ、
バミドチオン、バニリプロール、バーティシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)、
YI5302、
ゼータ−シペルメトリン、ゾラプロホス、
(1R−cis)−[5−(フェニルメチル)−3−フラニル]−メチル−3−「(ジヒドロ−2−オキソ−3(2H)−フラニリデン)−メチル]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
(3−フェノキシフェニル)−メチル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
1−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]テトラヒドロ−3,5−ジメチル−N−ニトロ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−イミン、
2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−4−[4―(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、
2−(アセチルオキシ)−3−ドデシル−1,4−ナフタレンジオン、
2−クロロ−N−[[[4−(1−フェニルエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
2−クロロ−N−[[[4−(2、2−ジクロロ−1,1−ジフルオロエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
プロピルカルバミン酸3−メチルフェニル、
4−[4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルフェニル]―1−フルオロ−2−フェノキシ−ベンゼン、
4−クロロ−2−(1,1−ジメチルエチル)−5−[[2−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェノキシ)エチル]チオ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−3−ピリジニル)メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−5−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メトキシ]−2−(3,4−ジクロロフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、
バチルス−スリンジエンシス(Bacillus thuringiensis)EG−2348株、
[2−ベンゾイル−1−(1,1−ジメチルエチル)−ヒドラジノ安息香酸、
酪酸2,2−ジメチル−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−オキソ−1−オキサスピロ[4.5]デク−3−エン−4−イル
[3−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−2−チアゾリジニリデン]−シンナミド、
ジヒドロ−2−(ニトロメチレン)−2H−1,3−チアジン−3(4H)−カルボキシアルデヒド、
[2−[[1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1−(フェニルメチル)−4−ピリダジニル]オキシ]エチル]カルバミン酸エチル、
N−(3,4,4−トリフルオロ−1−オキソ−3−ブテニル)−グリシン、
N−(4−クロロフェニル)−3−「4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−4−フェニル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド、
N−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−N’−メチル−N’’−ニトロ−グアニジン、
N−メチル−N’’−(1−メチル−2−プロペニル)−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
N−メチル−N’−2−プロペニル−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホルアミドチオ酸O,O−ジエチル、
N−シアノメチル−4−トリフルオロメチル−ニコチンアミド、
3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−[3−(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)−プロポキシ]−ベンゼン。
除草剤などの他の既知活性化合物と、または肥料および成長調節剤との混合も可能である。
加えて、本発明の式(I)の化合物は、非常に良好な抗真菌活性も有する。これらは、特に、皮膚糸状菌および酵母菌、カビおよび二相性真菌(例えば、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ−グラブラタ(Candida glabrata)などのカンジダ属(Candida)種)、および有毛表皮糸状菌(Epidermophyton fluccosum)、コウジカビ属(Aspergillus)種[黒色コウジ菌(Aspergillus niger)およびアスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)など]、白癬菌属(Trichophyton)種[毛瘡白癬菌(Trichophyton mentagrophytes)など]、小胞子菌属(Microsporon)種[イヌ小胞子菌(Microsporon canis)およびオードアン小胞子菌(Microsporon audouinii)など]に対して、非常に広い抗真菌活性範囲を有する。これらのリストは、包含される真菌範囲を限定するものでは決してなく、単なる実例である。
本活性化合物は、そのままで用いること、それらの調合物の形態で用いること、またはそれらから調製された使用形態(すぐに使用できる溶液、懸濁液、水和剤、ペースト、可溶性粉末、微粉および顆粒など)で用いることができる。塗布は、慣用の方法で、例えば、液剤散布、吹付け、噴霧、散布、散粉、発泡、展着などによって行われる。超低量法により本活性化合物を塗布すること、または本活性化合物の調製物または本活性化合物それ自体を土壌に注入することが、さらに可能である。植物の種子を処理することも可能である。
本発明の活性化合物を殺真菌薬として用いる時、その塗布率は、塗布の種類に依存して比較的広い範囲で変化させることができる。植物の部分を処理するための本活性化合物の塗布率は、一般には0.1g/haと10,000g/haの間、好ましくは10g/haと1000g/haの間である。種子のドレッシングのための本活性化合物の塗布率は、一般には種子1kgに対して0.001gと50gの間、好ましくは種子1kgに対して0.01gと10gの間である。土壌の処理のための本活性化合物の塗布率は、一般には0.1g/haと10,000g/haの間、好ましくは1g/haと5000g/haの間である。
本発明の活性化合物の調製および使用を下記実施例によって説明する。
調製例
(実施例I−1−a−1)
Figure 0004413497
カリウムt−ブトキシド1.65g(14.4mmol)を無水ジメチルホルムアミド(DMF)30mLに最初に充填し、無水DMF 10mL中の実施例(II−1)の化合物3.5g(9.6mmol)を一滴ずつ添加する。その混合物を50℃で3時間攪拌する。その後、氷水100mLをその反応溶液に注入する。この混合物を1Nの冷HCl溶液600mLに注入する。沈殿を吸引濾過して取出し、乾燥させる。
収量:2.9g(理論量の90%)、融点139℃から141℃
下記の式(I−1−a)の化合物は、実施例(I−1−a−1)と類似に、また、その調製についての一般的言明に従って調製した:
Figure 0004413497
Figure 0004413497
(実施例I−1−b−1)
Figure 0004413497
実施例I−1−a−2の化合物500mg(1.33mmol)を無水ジクロロメタン5mLに最初に充填し、トリエチルアミン0.27mL(2.0mmol)を添加する。0℃で、塩化6−クロロニコチニル0.30g(1.74mmol)を添加し、その混合物を室温で2時間攪拌する。その後、さらなる塩化クロロニコチニル0.15gおよびトリエチルアミン0.13mLを添加する。
その反応混合物を10%クエン酸溶液で洗浄して、水性相をジクロロメタンで抽出し、その後、有機相を1Nの水酸化ナトリウム水溶液で洗浄して、水性相をジクロロメタンで抽出する。
有機相を乾燥させ、溶媒を蒸留して除去する。残留物を石油エーテルとともに攪拌して、濾過し、その後、乾燥させる。
収量:0.7g(理論量の100%)、融点133℃から134℃
下記の式(I−1−b)の化合物は、実施例(I−1−b−1)と類似に、また、その調製についての一般的言明に従って得た:
Figure 0004413497
(実施例I−1−c−1)
Figure 0004413497
実施例(I−1−a−1)の化合物500mg(1.5mmol)を無水ジクロロメタンに最初に充填し、トリエチルアミン0.3mL(2.25mmol)を添加する。0℃で、クロロギ酸エチル0.225g(1.95mmol)を添加し、その混合物を室温で2時間攪拌する。
その反応溶液を10%濃度のクエン酸で洗浄し、水性相をジクロロメタン(CHCl)で抽出する。有機相を1Nの水酸化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させて、濃縮する。
収量:0.45g(理論量の75%)、132℃から134℃
下記の式(I−1−c)の化合物は、実施例(I−1−c−1)と類似に、また、その調製についての一般的言明に従って得た:
Figure 0004413497
Figure 0004413497
(実施例I−1−d−1)
Figure 0004413497
実施例I−1−a−2の化合物0.5g(1.33mmol)を無水ジクロロメタン5mLに最初に充填し、トリエチルアミン0.27mL(2.0mmol)を添加する。氷冷しながら、塩化メタンスルホニル0.135mL(1.74mmol)を添加する。その混合物を室温で2時間攪拌する。
その反応混合物を10%濃度のクエン酸で抽出して、水性相をジクロロメタンで洗浄し、有機相を1Nの水酸化ナトリウム溶液で抽出して、水性相をジクロロメタンで洗浄し、乾燥させて、濃縮する。
収量:0.6g(理論量の100%)、融点134℃
Figure 0004413497
(実施例I−1−g−1)
Figure 0004413497
実施例I−1−a−2の化合物0.5g(1.33mmol)およびトリエチルアミン0.27mL(2.0mmol)を無水ジクロロメタン5mLに溶解し、氷冷しながら塩化モルホリンN−カルボニル0.26g(1.73mmol)を添加する。その混合物を室温で一晩攪拌する。
その反応混合物を10%濃度のクエン酸で抽出して、水性相をジクロロメタンで洗浄し、有機相を1Nの水酸化ナトリウム溶液で抽出して、水性相をジクロロメタンで洗浄し、乾燥させて、濃縮する。
収量:0.69g(理論量の93%)、蝋。
Figure 0004413497
(実施例II−1)
Figure 0004413497
実施例XIV−1の化合物17.3g(30mmol)を無水アセトン200mLに最初に充填し、炭酸カリウム6.8g(49mmol)およびヨウ化メチル20.5g(147mmol)を添加する。その混合物を16時間、還流させながら攪拌する。
その溶液を濾過して、溶媒を蒸留して除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:石油エーテル 4:1→ジクロロメタン→ジクロロメタン:酢酸エチル 30:1→10:1)によって精製する。
収量:3.5g(理論量の31%)、油。
Figure 0004413497
(実施例XIV−1)
Figure 0004413497
テトラヒドロフラン15mL中の4−[2−(4−クロロフェニル)−5−メチル]−チアゾリル−酢酸メチル12.7g(45mmol)の溶液を、無水テトラヒドロフラン50mL中のLDA溶液(2モル)25mLの溶液に一滴ずつ添加し、その混合物を0℃で60分間攪拌する。
その後、−15℃で、無水テトラヒドロフラン10mL中の2,2−ジメチルコハク酸無水物3.8g(30mmol)の溶液を一滴ずつ添加する。
その溶液を室温で2時間攪拌し、その後、水75mLおよび塩化アンモニウム20gを添加して、濃塩酸を用い、その溶液を酸性化する。
その中間体をエーテルで抽出し、溶媒を蒸留して除去する。残留物をKOH 25gおよび水170mLとともに、1日間、還流させながら沸騰させる。
その混合物を冷却し、濃塩酸で酸性化して、エーテルで抽出する。その粗製生成物をさらに特性付けおよび精製せずに、化合物II−1に直接転化させる。
収量:17.5g(理論量の100%)、油。
LDA=リチウムジイソプロピルアミド
下記の式(II)の化合物は、実施例(II−1)と類似に、また、その調製についての一般的言明に従って得た:
Figure 0004413497
下記の式(XIV)の化合物は、実施例(XIV−1)と類似に、また、その調製についての一般的言明に従って得た:
Figure 0004413497
(実施例I−2−a−1)
Figure 0004413497
カリウムt−ブトキシド2.16g(18.1mmol)を無水ジメチルホルムアミド20mLに最初に充填し、無水ジメチルホルムアミド2mL中の実施例III−1の化合物4.6g(12.1mmol)を一滴ずつ添加する。
その混合物を50℃で2時間攪拌する。
その反応溶液を氷水100mLに注入し、この混合物を1Nの冷塩酸溶液500mLに入れて攪拌する。沈殿を吸引濾過して取出し、ジクロロメタンに吸収させる。溶媒を蒸留して除去し、その後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル 5:1)によって精製する。
収量1.4g(理論量の13%)、融点165℃から167℃。
下記の式(I−2−a)の化合物は、実施例(I−2−a−1)と類似に、また、その調製についての一般的言明に従って得た:
Figure 0004413497
Figure 0004413497
(実施例I−2−b−1)
Figure 0004413497
実施例I−2−a−1の化合物500mg(1.44mmol)を無水ジクロロメタン5mLに最初に充填し、トリエチルアミン0.29mL(2.16mmol)を添加する。0℃で、塩化6−クロロニコチニル0.33g(1.87mmol)を添加し、その混合物を室温で2時間攪拌する。
その反応混合物を10%クエン酸溶液で抽出して、水性相をジクロロメタンで洗浄し、その後、有機相を1Nの水酸化ナトリウム溶液で抽出して、水性相をジクロロメタンで洗浄し、乾燥させて、濃縮する。
収量:0.7g(理論量の100%)、融点127℃から130℃
下記の式(I−2−b)の化合物は、実施例(I−2−b−1)と類似に、また、その調製についての一般的言明に従って得た:
Figure 0004413497
(実施例I−2−c−1)
Figure 0004413497
実施例I−2−a−1の化合物600mg(1.7mmol)を無水ジクロロメタン5mLに最初に充填し、トリエチルアミン0.35mL(2.60mmol)を添加する。0℃で、クロロギ酸エチル0.255g(2.21mmol)を添加し、その混合物を室温で2時間攪拌する。
その溶液を10%濃度のクエン酸溶液で洗浄して、水性相をジクロロメタンで抽出する。有機相を1Nの水酸化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させて、濃縮する。
収量:0.62g(理論量の87%)、融点82℃から86℃
下記の式(I−2−c)の化合物は、実施例(I−2−c−1)と類似に、また、その調製についての一般的言明に従って得た:
Figure 0004413497
(実施例番号I−2−d−1)
Figure 0004413497
実施例I−2−a−1の化合物500mg(1.44mmol)を無水ジクロロメタン5mLに最初に充填し、トリエチルアミン0.29mL(2.16mmol)を添加する。0℃で、塩化メチルスルホニル0.22g(1.87mmol)を添加し、その混合物を室温で2時間攪拌する。
その反応混合物を10%濃度のクエン酸溶液で抽出して、水性相をジクロロメタンで洗浄し、有機相を1NのNaOHで抽出して、水性相をジクロロメタンで洗浄し、乾燥させて、濃縮する。
収量:0.65g(理論量の100%)、蝋
Figure 0004413497
(実施例番号I−2−g−1)
Figure 0004413497
実施例I−2−a−1の化合物500mg(1.44mmol)を無水ジクロロメタン5mLに最初に充填し、トリエチルアミン0.29mL(2.16mmol)を添加する。0℃で、塩化モルホリンカルボニル0.27g(1.87mmol)を添加し、その混合物を室温で2時間攪拌する。
その反応混合物を10%濃度のクエン酸溶液で抽出して、水性相をジクロロメタンで洗浄し、有機相を1Nの水酸化ナトリウムで抽出して、水性相をジクロロメタンで洗浄し、乾燥させて、濃縮する。
収量:0.65g(理論量の100%)、融点128℃
Figure 0004413497
(実施例III−1)
Figure 0004413497
実施例XIX−1の化合物の粗製生成物17.0g(30mmol)を無水アセトン200mLに最初に充填し、炭酸カリウム6.42g(46.5mmol)およびヨウ化メチル19.5g(139.5mmol)を添加する。その混合物を16時間、還流させながら攪拌する。
その混合物を濾過して、濃縮する。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:石油エーテル 4:1→ジクロロメタン→ジクロロメタン:酢酸エチル 30:1→10:1)によって精製する。
収量:4.6g(理論量の16%)、油。
Figure 0004413497
(実施例XIX−1)
Figure 0004413497
テトラヒドロフラン15mL中の4−[2−(4−クロロフェニル)−5−メチル]−チアゾリル−酢酸メチル12.7g(45mmol)の溶液を、−15℃で、無水テトラヒドロフラン50mL中のLDA溶液(2モル)25mLの溶液に一滴ずつ添加し、その混合物を0℃で60分間攪拌する。
その後、−15℃で、無水テトラヒドロフラン10mL中の3,3−ジメチルグルタル酸無水物4.26g(30mmol)の溶液を一滴ずつ添加する。
その溶液を室温で2時間攪拌し、その後、水75mLおよび塩化アンモニウム20gを添加し、その後、濃塩酸を用い、その溶液を酸性化する。
その中間体をエーテルで抽出し、溶媒を蒸留して除去する。残留物を水酸化カリウム25gおよび水170mLとともに、1日間、還流させながら沸騰させる。
その混合物を冷却し、濃塩酸で酸性化して、エーテルで抽出する。その粗製生成物を精製せずに、直接、さらに反応させる。
収量:17g(理論量の100%)、油。
下記の式(III)の化合物は、実施例(III−1)と類似に、また、その調製についての一般的言明に従って得た:
Figure 0004413497
下記の式(XIX)の化合物は、実施例(XIX−1)と類似に、また、その調製についての一般的言明に従って得た:
Figure 0004413497
使用例
(実施例A)
ネコブセンチュウ(Meloidogyne)試験
溶媒:ジメチルホルムアミド 30重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒および乳化剤とを混合し、その濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
砂、活性化合物の溶液、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)の卵/幼虫の懸濁液およびレタスの種子を容器に充填する。レタスの種子が発芽し、その植物が発育する。その根に、えい瘤が形成される。
望ましい時間が経過した後、えい瘤形成による%で抗線虫作用を判定する。100%は、えい瘤が形成されなかったことを意味し、0%は、処理した植物のえい瘤の数が未処理の対照のものと一致することを意味する。
この試験では、例えば、前記調製例のうち下記の化合物が良好な活性を示した:
Figure 0004413497
(実施例B)
マイザス属(Myzus)試験(全体作用)
溶媒:ジメチルホルムアミド 7重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒および乳化剤とを混合し、その濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
モモアカアブラムシ(モモアカアブラムシ(Myzus persicae))が大量に群がっているサボイキャベツ(キャベツ(Brassica oleracea))に対して、所望の濃度の活性化合物の調製物を各場合10mL、その幼植物を濡らすことなく活性化合物の調製物が土壌に浸透するように、液剤散布する。活性化合物は、その根によって吸い上げられ、その幼植物に運ばれる。
望ましい時間が経過した後、殺虫%を判定する。100%は、すべてのアブラムシが死んだことを意味し、0%は、どのアブラムシも死んでいないことを意味する。
この試験では、例えば、前記調製例のうち下記の化合物が良好な活性を示した:
Figure 0004413497
(実施例C)
ハイドン(Phaedon)幼虫試験
溶媒:ジメチルホルムアミド 7重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 2重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒および乳化剤とを混合し、その濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
所望の濃度の活性化合物の調製物に浸漬することによって、キャベツの葉(キャベツ(Brassica oleracea))を処理し、葉がなお湿潤している状態で、カラシナにつく甲虫(ハイドン・コクレアリア(Phaedon cochleariae))の幼虫とともに置く。
望ましい時間が経過した後、殺虫%を判定する。100%は、すべての甲虫の幼虫が死んだことを意味し、0%は、どの甲虫の幼虫も死んでいないことを意味する。
この試験では、例えば、前記調製例のうち下記の化合物が良好な活性を示した:
Figure 0004413497
(実施例D)
ヨトウガ(Spodoptera frugiperda)試験
溶媒:ジメチルホルムアミド 7重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 2重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒および乳化剤とを混合し、その濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
所望の濃度の活性化合物の調製物に浸漬することによって、キャベツの葉(キャベツ(Brassica oleracea))を処理し、葉がなお湿潤している状態で、ヨウトウムシ(ヨトウガ(Spodoptera frugiperda))のイモムシとともに置く。
望ましい時間が経過した後、殺虫%を判定する。100%は、すべての幼虫イモムシが死んだことを意味し、0%は、どのイモムシも死んでいないことを意味する。
この試験では、例えば、前記調製例のうち下記の化合物が良好な活性を示した:
Figure 0004413497
(実施例E)
ナミハダニ属(Tetranychus)試験(OP耐性/浸漬処理)
溶媒:ジメチルホルムアミド 30重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒および乳化剤とを混合し、その濃縮物を乳化剤含有水で所望の濃度に希釈する。
すべての段階の温室ハダニ(ナミハダニ(Tetranychus urticae))が大量に群がっているマメ科植物(インゲンマメ(Phaseolus vulgaris))を所望の濃度の活性化合物の調製物に浸漬する。
望ましい時間が経過した後、その効果を%で判定する。100%は、すべてのハダニが死んだことを意味し、0%は、どのハダニも死んでいないことを意味する。
この試験では、例えば、前記調製例のうち下記の化合物が良好な活性を示した:
Figure 0004413497
(実施例F1)
発芽後試験
溶媒:アセトン 5重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒とを混合し、示した量の乳化剤を添加して、その濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
高さ5cmから15cmの試験植物に対して、単位面積あたりに所望される特定量の活性化合物が塗布されるように、活性化合物の調製物を吹付ける。吹付ける液の濃度は、1haあたり水1000L中の所望される特定量の活性化合物が塗布されるように選択する。
3週間後、植物に対する損傷度を、未処理の対照の展開との比較での損傷%として評価する。
数値は、以下のことを示している:
0%=効果なし(未処理の対照同様)
100%=完全駆除
(実施例F2)
発芽前試験
溶媒:アセトン 5重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒とを混合し、示した量の乳化剤を添加して、その濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
試験植物の種子を標準的な土壌にまく。24時間後、単位面積あたりに所望される特定量の活性化合物が塗布されるように、活性化合物の調製物を土壌に吹付ける。吹付ける液の濃度は、1haあたり水1000L中の所望される特定量の活性化合物が塗布されるように選択する。
3週間後、植物に対する損傷度を、未処理の対照の展開との比較での損傷%として評価する。
数値は、以下のことを示している:
0%=効果なし(未処理の対照同様)
100%=完全駆除
Figure 0004413497
Figure 0004413497
Figure 0004413497
Figure 0004413497
Figure 0004413497
Figure 0004413497
Figure 0004413497
Figure 0004413497
Figure 0004413497
Figure 0004413497
(実施例G)
微生物におけるED50を決定するためのインビトロ試験
乳化剤PS16と混合した、試験する活性化合物のメタノール溶液を、マイクロタイタプレートのウエルにピペットで移す。溶媒を蒸発させた後、バレイショ/デキストロース培養基200μLを各ウエルに添加する。
事前に、適する濃度の試験する真菌の胞子または菌糸をその培養基に添加した。
生じた活性化合物濃度は、0.1、10および100ppmである。生じた乳化剤濃度は、300ppmである。
その後、プレートは、未処理の対照において充分な増殖が観察されるまで、22℃の温度で3日間から5日間、振盪装置を用いてインキュベートする。
波長620nmで光度計により評価を行う。未処理の対照と比較して50%の真菌増殖抑制をもたらす活性化合物の用量(ED50)を、異なる濃度で測定したデータから計算する。
Figure 0004413497
(実施例H)
スファエロセカ属(Sphaerotheca)試験(キュウリ)/保護的
溶媒:アセトン24.5重量部
ジメチルアセトアミド 24.5重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒および乳化剤とを混合し、その濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
保護活性を試験するために、幼植物に活性化合物の調製物を下に示す塗布率で吹付ける。吹付け塗膜が乾いたら、前記植物にキュウリうどんこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)の胞子懸濁液を接種する。その後、前記植物を、約23℃、相対大気湿度約70%の温室に入れる。
評価は、接種から7日後に行う。0%は、有効度が対照のものと一致することを意味し、これに対して、有効度100%は、感染が全く観察されないことを意味する。
Figure 0004413497
(実施例I)
ベンチュリア属(Benturia)試験(リンゴ)/保護的
溶媒:アセトン24.5重量部
ジメチルアセトアミド 24.5重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒および乳化剤とを混合し、その濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
保護活性を試験するために、幼植物に活性化合物の調製物を下に示す塗布率で吹付ける。吹付け塗膜が乾いたら、前記植物にリンゴ腐敗病病原体、リンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)の分生胞子懸濁液を接種し、その後、約20℃、相対大気湿度約100%の培養室に1日置いておく。
その後、前記植物を約21℃、相対大気湿度約90%の温室に入れる。
評価は、接種から10日後に行う。0%は、有効度が対照のものと一致することを意味し、これに対して、有効度100%は、感染が全く観察されないことを意味する。
Figure 0004413497
(実施例J)
アルテルナリア属(Alternaria)試験(トマト)/保護的
溶媒:アセトン24.5重量部
ジメチルアセトアミド 24.5重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒および乳化剤とを混合し、その濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
保護活性を試験するために、幼植物に活性化合物の調製物を下に示す塗布率で吹付ける。吹付け塗膜が乾いたら、前記植物にアルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)の胞子懸濁液を接種する。その後、約20℃、相対大気湿度約100%の培養室に入れる。
評価は、接種から3日後に行う。0%は、有効度が対照のものと一致することを意味し、これに対して、有効度100%は、感染が全く観察されないことを意味する。
Figure 0004413497
(実施例K)
ボトリチス属(Botrytis)試験(マメ)/保護的
溶媒:アセトン24.5重量部
ジメチルアセトアミド 24.5重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒および乳化剤とを混合し、その濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
保護活性を試験するために、幼植物に活性化合物の調製物を下に示す塗布率で吹付ける。吹付け塗膜が乾いたら、灰色かび病菌(Botrytis cinerea)が定着した寒天の小片2個を各々の葉の上に置く。前記接種植物を、約20℃、相対大気湿度約100%の暗室に入れる。
接種から2日後、葉の感染範囲の寸法を評価する。0%は、有効度が対照のものと一致することを意味し、これに対して、有効度100%は、感染が全く観察されないことを意味する。
Figure 0004413497
(実施例L)
臨界濃度試験/土壌昆虫−トランスジェニック植物の処理
試験昆虫:ジアブロチカ・バルテアタ(Diabrotica balteata)−土壌中の幼虫
溶媒:ジメチルホルムアミド 7重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、1重量部の活性化合物と示した量の溶媒とを混合し、示した量の乳化剤を添加し、その濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
活性化合物の調製物を土壌に注ぎかける。この調製物における活性化合物の濃度は、実質的に重要でなく、ppm(mg/L)で示される土壌の容量単位あたりの活性化合物の重量による量のみが重要である。その土壌を0.25Lのポットに充填し、これらを20℃で放置する。
準備したら直ちに、栽培品種 YIELD GUARD(Monsanto Comp.,米国の商標)のあらかじめ発芽させたトウモロコシ5つを各ポットに入れる。2日後、対応する試験昆虫を、処理した土壌に配置する。さらに7日後、発芽したトウモロコシ植物の数を数えることによって、活性化合物の有効度を判定する(植物1つ=活性20%)。
(実施例M)
オオタバコガ(Heliothis virescens)試験−トランスジェニック植物の処理
溶媒:アセトン 7重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の適する調製物を製造するために、示した量の溶媒および示した量の乳化剤と1重量部の活性化合物を混合し、その濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
所望の濃度の活性化合物の調製物に浸漬することによって、栽培に品種 Roundup Ready(Monsanto Comp.,米国の商標)の大豆苗条(ダイズ(Glycine max))を処理し、葉がなお湿潤している状態で、オオタバコガ(Heliothis virescens)の幼虫イモムシとともに置く。
望ましい時間が経過した後、殺虫を判定する。

Claims (21)

  1. 下記式(I)
    Figure 0004413497
    (式中、
    Hetが、下記:
    Figure 0004413497
    を表し、
    mが、数0または1を表し、
    Xが、水素、メチルまたはエチルを表し、
    Yが、下記の基:
    Figure 0004413497
    を表し、
    が、水素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、トリフルオロメチルを表すか、4−クロロフェノキシを表し、
    Aが、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、フェニルまたはシクロヘキシルを表し、
    Bが、水素、メチルまたはエチルを表すか、あるいは
    AとBとそれらが結合している炭素原子とが、飽和C〜C−シクロアルキル(前記シクロアルキルにおける環員の一つは、酸素により場合によっては置換されており、前記シクロアルキルは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシまたはイソブトキシにより場合によっては一置換されている)を表すが、
    但し、この場合、Qは、水素のみを表すことを条件とし、
    AとQとが一緒に、C〜C−アルカンジイルを表すか、あるいは
    が、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルまたは4−クロロフェニルを表し、
    が、水素、メチルまたはエチルを表し、
    が、水素を表し、
    が、水素を表すか、あるいは
    とQとそれらが結合している炭素原子とが一緒に、飽和C〜C−シクロアルキルを表すが、
    但し、この場合、Aは、水素のみを表すことを条件とし、
    Gが、水素(a)を表すか、または下記の基:
    Figure 0004413497
    (これらの式中、
    Lは、酸素を表し、および
    Mは、酸素または硫黄を表し、
    は、塩素により場合によっては一置換されているC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキルまたはシクロプロピルを表し、
    塩素により場合によっては一置換されているフェニルを表し、
    塩素により場合によっては一置換されているピリジルを表し、
    は、C〜C−アルキルを表し、
    フェニルまたはベンジルを表し、
    は、メチルまたはエチルを表し、
    とRとそれらが結合している窒素原子とが一緒に、メチレン基の一つが酸素により場合によっては置換されているC−アルキレンラジカルを表す)
    の化合物。
  2. 記式(I−1−a):
    Figure 0004413497
    (この式中、A、B、Q、QおよびHetは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物の製造方法であって、下記式(II):
    Figure 0004413497
    (この式中、
    A、B、Q、QおよびHetは、請求項1で定義したとおりであり、および
    は、アルキルを表す)
    の化合物を、適する場合には希釈剤の存在下および塩基の存在下で、分子内縮合させることを特徴とする方法。
  3. 下記式(I−2−a):
    Figure 0004413497
    (この式中、A、B、Q、Q、Q、QおよびHetは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物の製造方法であって、下記式(III):
    Figure 0004413497
    (この式中、
    A、B、Q、Q、Q、QおよびHetは、請求項1で定義したとおりであり、および
    は、アルキルを表す)
    の化合物を、適する場合には希釈剤の存在下および塩基の存在下で、分子内縮合させることを特徴とする方法。
  4. 下記式(I−1−b)から(I−2−b):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、R、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物の製造方法であって、
    下記式(I−1−a)から(I−2−a):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物を、各々の場合、
    下記式(IV):
    Figure 0004413497
    (この式中、
    は、請求項1で定義したとおりであり、および
    Halは、ハロゲンを表す)
    の酸ハロゲン化物と反応させることを特徴とする方法。
  5. 下記式(I−1−b)から(I−2−b):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、R、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物の製造方法であって、
    下記式(I−1−a)から(I−2−a):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物を、各々の場合、
    下記式(V):
    Figure 0004413497
    (この式中、Rは、請求項1で定義したとおりである)
    のカルボン酸無水物と、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、反応させることを特徴とする方法。
  6. 下記式(I−1−c)から(I−2−c):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、R、M、XおよびYは、請求項1で定義したとおりであり、Lは、酸素を表す)
    の化合物の製造方法であって、
    下記式(I−1−a)から(I−2−a):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物を、各々の場合、
    下記式(VI):
    Figure 0004413497
    (この式中、RおよびMは、請求項1で定義したとおりである)
    のクロロギ酸エステルまたはクロロギ酸チオエステルと、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、反応させることを特徴とする方法。
  7. 下記式(I−1−c)から(I−2−c):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、R、M、XおよびYは、請求項1で定義したとおりであり、Lは、硫黄を表す)
    の化合物の製造方法であって、
    下記式(I−1−a)から(I−2−a):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物を、各々の場合、
    下記式(VII):
    Figure 0004413497
    (この式中、MおよびRは、請求項1で定義したとおりである)
    のクロロモノチオギ酸エステルまたはクロロジチオギ酸エステルと、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、反応させることを特徴とする方法。
  8. 下記式(I−1−d)から(I−2−d):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、R、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物の製造方法であって、
    下記式(I−1−a)から(I−2−a):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、YおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物を、各々の場合、
    下記式(VIII):
    Figure 0004413497
    (この式中、Rは、請求項1で定義したとおりである)
    の塩化スルホニルと、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、反応させることを特徴とする方法。
  9. 下記式(I−1−g)から(I−2−g):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、L、Q、Q、Q、Q、R、R、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物の製造方法であって、
    下記式(I−1−a)から(I−2−a):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物を、各々の場合、
    下記式(XII):
    Figure 0004413497
    (この式中、RおよびLは、請求項1で定義したとおりである)
    のイソシアネートまたはイソチオシアネートと、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には触媒の存在下で、反応させることを特徴とする方法。
  10. 下記式(I−1−g)から(I−2−g):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、L、Q、Q、Q、Q、R、R、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物の製造方法であって、
    下記式(I−1−a)から(I−2−a):
    Figure 0004413497
    (これらの式中、A、B、Q、Q、Q、Q、XおよびYは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物を、各々の場合、
    下記式(XIII):
    Figure 0004413497
    (この式中、L、RおよびRは、請求項1で定義したとおりである)
    の塩化カルバモイルまたは塩化チオカルバモイルと、適する場合には希釈剤の存在下、および適する場合には酸結合剤の存在下で、反応させることを特徴とする方法。
  11. 下記式(II):
    Figure 0004413497
    (式中、
    A、B、Q、QおよびHetは、請求項1で定義したとおりであり、および
    は、アルキルを表す)
    の化合物。
  12. 下記式(III):
    Figure 0004413497
    (式中、A、B、Q、Q、Q、QおよびHetは、請求項1で定義したとおりであり、Rは、請求項11で定義したとおりである)
    の化合物。
  13. 下記式(XIV):
    Figure 0004413497
    (式中、A、B、Het、QおよびQは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物。
  14. 下記式(XV):
    Figure 0004413497
    (式中、
    A、B、Het、QおよびQは、請求項1で定義したとおりであり、ならびに
    およびR8’は、アルキルを表す)
    の化合物。
  15. 下記式(XIX):
    Figure 0004413497
    (式中、A、B、Het、Q、Q、QおよびQは、請求項1で定義したとおりである)
    の化合物。
  16. 下記式(XX):
    Figure 0004413497
    (式中、A、B、Het、Q、Q、QおよびQは、請求項1で定義したとおりであり、RおよびR8’は、請求項14で定義したとおりである)
    の化合物。
  17. 請求項1に記載の式(I)の化合物を少なくとも一つ含むことを特徴とする、農薬、除草薬および殺真菌薬。
  18. 請求項1に記載の式(I)の化合物を有害生物および/またはそれらの生息場所に対して作用させることを特徴とする、動物有害生物、望ましくない植生および真菌を防除するための方法。
  19. 動物有害生物、望ましくない植生および真菌を防除するための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  20. 請求項1に記載の式(I)の化合物を増量剤および/または界面活性剤と混合することを特徴とする、農薬、除草薬および殺真菌薬を調製するための方法。
  21. 農薬、除草薬および殺真菌薬を調製するための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
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