JP4320176B2 - ヘタリール置換されたホモテトラミン酸およびホモテトロン酸並びに有害生物防除剤としてのそれらの使用 - Google Patents

ヘタリール置換されたホモテトラミン酸およびホモテトロン酸並びに有害生物防除剤としてのそれらの使用 Download PDF

Info

Publication number
JP4320176B2
JP4320176B2 JP2002563144A JP2002563144A JP4320176B2 JP 4320176 B2 JP4320176 B2 JP 4320176B2 JP 2002563144 A JP2002563144 A JP 2002563144A JP 2002563144 A JP2002563144 A JP 2002563144A JP 4320176 B2 JP4320176 B2 JP 4320176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
alkoxy
optionally
optionally substituted
methyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002563144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004517958A5 (ja
JP2004517958A (ja
Inventor
フイシヤー,ライナー
ウルマン,アストリート
トラウトバイン,アクセル
ドリユーズ,マーク・ビルヘルム
エルデレン,クリストフ
ダーメン,ペーター
フオイヒト,デイーター
ポンツエン,ロルフ
レゼル,ペーター
Original Assignee
バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JP2004517958A publication Critical patent/JP2004517958A/ja
Publication of JP2004517958A5 publication Critical patent/JP2004517958A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4320176B2 publication Critical patent/JP4320176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D417/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
    • C07D417/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings
    • C07D417/04Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D277/00Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings
    • C07D277/02Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings not condensed with other rings
    • C07D277/20Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D277/22Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D277/30Radicals substituted by carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals

Landscapes

  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)

Description

【0001】
[技術分野]
本発明は、新規なヘタリール−置換されたホモテトラミン酸およびホモテトロン酸、それらの複数の製造方法、並びに有害生物防除剤、殺微生物剤および除草剤としてのそれらの使用に関する。
【0002】
[背景技術]
ある種のテトラヒドロピリドン類が除草性質を有することは既知である:JP−A−0 832 530。さらに、殺ダニ、殺昆虫および除草性質を有する特定の4−ヒドロキシテトラヒドロピリドン類も既知である:JP−A−11 152 273。
【0003】
しかしながら、これらの化合物の活性および活性範囲は、特に低い適用割合および濃度が使用される場合には、必ずしも常に完全に満足のいくものではない。さらに、これらの化合物は必ずしも常に植物により充分に良好に許容されない。
【0004】
プロテアーゼ疎外剤としてのある種の5,6−ジヒドロピロン誘導体が抗ウイルス性質を有することも既知である:WO 95/14012。さらに、4−フェニル−6−(2−フェネチル)−5,6−ジヒドロピロンもカワラクトン(kawalactone)誘導体の合成から既知である:Kappe et al.; Arch. Pharm. 309, 558-64, (1976)。さらに、5,6−ジヒドロピロン誘導体は中間体としても既知である:White, J.D., Brenner, J.B., Deinsdale, M.J., J. Amer. Chem. Soc., 93, 281-2 (1971)。栽培作物保護における用途はこれまでに記載されていない。
【0005】
[発明の開示]
今回、式(I)
【0006】
【化28】
【0007】
[式中、
Hetはハロゲン、アルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルケニルオキシ、シアノ、ニトロ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、場合により置換されていてもよいフェニルまたは場合により置換されていてもよいフェノキシにより置換された窒素を含有する5員の複素環式環を表し、
Wは酸素またはN−Dを表し、
Aは水素、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、ポリアルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、少なくとも1個の環原子が場合によりヘテロ原子により置換されていてもよい飽和もしくは不飽和の場合により置換されていてもよいシクロアルキルを表すか、或いは各々が場合によりハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、シアノまたはニトロにより置換されていてもよいアリール、アリールアルキルまたはヘタリールを表し、
Bは水素またはアルキルを表すか、或いは
AおよびBはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により少なくとも1個のヘテロ原子を含有してもよい飽和もしくは不飽和の未置換または置換された環を表し、
Dは水素、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、ポリアルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、1個もしくはそれ以上の環員が場合によりヘテロ原子により置換されていてもよい飽和もしくは不飽和のシクロアルキル、またはアリールアルキル、アリール、ヘタリールアルキルもしくはヘタリールを含んでなる系からの場合により置換されていてもよい基を表すか、或いは
AおよびQ1は一緒になって、場合により各場合とも場合により置換されていてもよいアルキルまたはアルコキシにより置換されていてもよく且つ直接隣接しない2個の炭素原子が場合により別の場合により置換されていてもよい環を形成してもよいアルカンジイルを表すか、或いは
DおよびQ1はそれらが結合している原子と一緒になって、場合により少なくとも1個のヘテロ原子を含有してもよく且つD、Q1部分で未置換であるかまたは置換されている飽和もしくは不飽和の環を表し、
1は水素、アルキル、アルコキシアルキル、場合により置換されていてもよいシクロアルキル(ここで1個のメチレン基は場合により酸素もしくは硫黄により置換されていてもよい)または場合により置換されていてもよいフェニルを表し、
2は水素またはアルキルを表すか、或いは
1およびQ2はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により1個のヘテロ原子を含有してもよい未置換のまたは置換された環を表し、
Gは水素(a)を表すか、或いは基
【0008】
【化29】
【0009】
の1つを表し、
ここで
Eは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素または硫黄を表し、
Mは酸素または硫黄を表し、
1は各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、ポリアルコキシアルキルを表すか、或いは場合によりハロゲン、アルキルまたはアルコキシにより置換されていてもよく且つ少なくとも1個のヘテロ原子により中断されていることができるシクロアルキル、各場合とも場合により置換されていてもよいフェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、フェノキシアルキルまたはヘタリールオキシアルキルを表し、
2は各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、ポリアルコキシアルキルまたは各場合とも場合により置換されていてもよいシクロアルキル、フェニルもしくはベンジルを表し、
3は場合により置換されていてもよいアルキル、ハロゲノアルキルまたは場合により置換されていてもよいフェニルもしくはベンジルを表し、
4およびR5は互いに独立して、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ、シクロアルキルチオおよび各場合とも場合により置換されていてもよいフェニル、ベンジル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、
6およびR7は互いに独立して、水素、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、場合により置換されていてもよいフェニル、場合により置換されていてもよいベンジルを表すか、或いはそれらが結合しているN原子と一緒になって場合により酸素または硫黄により中断されていてもよい環を表す]
の新規な化合物が見いだされた。
【0010】
置換基の性質により、式(I)の化合物は幾何学的および/もしくは光学的異性体または種々の組成の異性体混合物として存在することができ、そして、適宜、これらは普遍的な方式で分離することができる。純粋な異性体だけでなく、異性体混合物、それらの製造およびそれらを含んでなる組成物も本発明の課題である。しかしながら、以下の文章は簡単にするために常に式(I)の化合物を記載するが、これは純粋な化合物だけでなく、適宜、種々の量の異性体化合物との混合物も意味すると理解すべきである。
【0011】
置換基Gの位置により、式(I)の化合物は式(I−A)および(I−B)
【0012】
【化30】
【0013】
の2種の異性体形態で存在することができ、それは式(I)で破線により表される。
【0014】
式(I−A)および(I−B)の化合物は混合物としてだけでなるそれらの純粋な異性体の形態でも存在することができる。適宜、式(I−A)および(I−B)の化合物の混合物はそれ自体既知である方式で、物理的方法により、例えばクロマトグラフィー方法により分離することができる。
【0015】
以下の説明では明瞭にするために各場合とも可能な異性体の一方だけを記載する。これは、適宜、化合物が異性体混合物の形態または各場合とも他の異性体形態で存在できることを除外するものではない。
【0016】
Hetに関してチアゾリルの意味をそしてWに関して酸素およびN−Dの意味を考慮に入れると、以下の主要構造(I−1)および(I−2)が生ずる。
【0017】
【化31】
【0018】
基Gの種々の意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を考慮に入れると、WがN−D(1)である場合には以下の主要構造(I−1−a)〜(I−1−g)が生ずる。
【0019】
【化32】
【0020】
【化33】
【0021】
[式中、
A、B、D、E、L、M、Q1、Q2、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は上記の意味を有し、
Xは水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、ニトロ、シアノまたは場合により置換されていてもよいフェニルを表し、そして
Yはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、または各場合とも場合により置換されていてもよいフェニルもしくはフェノキシを表す]。
【0022】
基Gの種々の意味(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を考慮に入れると、Wが酸素(2)である場合には以下の主要構造(I−2−a)〜(I−2−g)が生ずる。
【0023】
【化34】
【0024】
【化35】
【0025】
[式中、
A、B、E、L、M、Q1、Q2、X、Y、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は上記の意味を有する]。
【0026】
さらに、式(I)の新規な化合物が下記の方法の1つにより得られることも見いだされた:
(A)式(I−1−a)
【0027】
【化36】
【0028】
[式中、
A、B、D、Q1、Q2およびHetは上記の意味を有する]
の置換されたテトラヒドロピリジン−2,4−ジオン類またはそれらのエノール類は、式(II)
【0029】
【化37】
【0030】
[式中、
A、B、D、Q1、Q2およびHetは上記の意味を有し、
そして
8はアルキル(好ましくはC1−C6−アルキル)を表す]
のN−アシルアミノ酸エステルを希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で分子内縮合反応に付す場合に得られる。
【0031】
さらに、
(B)式(I−2−a)
【0032】
【化38】
【0033】
[式中、
A、B、Q1、Q2およびHetは上記の意味を有する]
の置換された5,6−ジヒドロピロン類は、式(III)
【0034】
【化39】
【0035】
[式中、
A、B、Q1、Q2およびHetは上記の意味を有し、
そして
8はアルキル(好ましくはC1−C6−アルキル)を表す]
のO−アシルヒドロキシカルボン酸エステルを希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で分子内縮合反応に付す場合に得られることも見いだされた。
【0036】
さらに、
(C)A、B、Q1、Q2、R1、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−b)〜(I−2−b)の化合物は、A、B、Q1、Q2、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、
(α)式(IV)
【0037】
【化40】
【0038】
[式中、
1は上記の意味を有し、そして
Halはハロゲン(特に塩素または臭素)を表す]
の酸ハライドと、
または
(β)式(V)
1−CO−O−CO−R1 (V)
[式中、
1は上記の意味を有する]
の無水カルボン酸と
反応させる場合に得られること、
(D)A、B、Q1、Q2、R2、M、WおよびHetが上記の意味を有し且つLが酸素を表す以上で示された式(I−1−c)〜(I−2−c)の化合物は、A、B、Q1、Q2、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(VI)
2−M−CO−Cl (VI)
[式中、
2およびMは上記の意味を有する]
のクロロ蟻酸エステルまたはクロロ蟻酸チオエステルと反応させる場合に得られること、
(E)A、B、Q1、Q2、R2、M、WおよびHetが上記の意味を有し且つLが硫黄を表す以上で示された式(I−1−c)〜(I−2−c)の化合物は、A、B、Q1、Q2、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(VII)
【0039】
【化41】
【0040】
[式中、
MおよびR2は上記の意味を有する]
のクロロモノチオ蟻酸エステルまたはクロロジチオ蟻酸エステルと反応させる場合に得られること、
並びに
(F)A、B、Q1、Q2、R3、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−d)〜(I−2−d)の化合物は、A、B、Q1、Q2、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(VIII)
3−SO2−Cl (VIII)
[式中、
3は上記の意味を有する]
のスルホニルクロリドと反応させる場合に得られること、
(G)A、B、L、Q1、Q2、R4、R5、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−e)〜(I−2−e)の化合物は、A、B、Q1、Q2、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(IX)
【0041】
【化42】
【0042】
[式中、
L、R4およびR5は上記の意味を有し、そして
Halはハロゲン(特に塩素または臭素)を表す]
の燐化合物と反応させる場合に得られること、
(H)A、B、E、Q1、Q2、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−f)〜(I−2−f)の化合物は、A、B、Q1、Q2、WおよびHetが上記の意味を有する式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下で、式(X)または(XI)
【0043】
【化43】
【0044】
[式中、
Meは1価または2価の金属(好ましくはアルカリ金属またはアルカリ土類金属、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムまたはカルシウム)を表し、
tは数1または2を表し、そして
11、R12、R13は互いに独立して水素またはアルキル(好ましくはC1−C8−アルキル)を表す]
の金属化合物またはアミン類と反応させる場合に得られること、
(I)A、B、L、Q1、Q2、R6、R7、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−g)〜(I−2−g)の化合物は、A、B、Q1、Q2、WおよびHetが上記の意味を有する以上で示された式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、
(α)適宜希釈剤の存在下でそして適宜触媒の存在下で、式(XII)
6−N=C=L (XII)
[式中、
6およびLは上記の意味を有する]
のイソシアナート類またはイソチオシアナート類と、または
(β)適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XIII)
【0045】
【化44】
【0046】
[式中、
L、R6およびR7は上記の意味を有する]
のカルバモイルクロリド類またはチオカルバモイルクロリド類と反応させる場合に得られること
も見いだされた。
【0047】
さらに、式(I)の新規な化合物が有害生物防除剤として、好ましくは殺昆虫剤、殺ダニ剤および除草剤として、非常に良好な活性を有することも見いだされた。
【0048】
式(I)は本発明に従う化合物の一般的定義を与える。上記の式で示された好ましい置換基または基の範囲を以下の文章で説明する:
Hetは好ましくは
【0049】
【化45】
【0050】
を表し、
Wは好ましくは酸素またはN−Dを表し、
Xは好ましくは水素、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C3−C6−アルケニルオキシ、ニトロ、シアノを表すか、或いは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロまたはシアノにより置換されていてもよいフェニルを表し、
Yは好ましくはハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロゲノアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルコキシまたは基
【0051】
【化46】
【0052】
を表し、
1は好ましくは水素、ハロゲン、C1−C12−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロ、シアノを表すか、或いは各々が場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノによりモノ置換もしくはポリ置換されていてもよいフェニル、フェノキシ、フェノキシ−C1−C4−アルキル、フェニル−C1−C4−アルコキシ、フェニルチオ−C1−C4−アルキルまたはフェニル−C1−C4−アルキルチオを表し、
2およびV3は好ましくは互いに独立して、水素、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキルまたはC1−C4−ハロゲノアルコキシを表し、
1およびV2はそれらが結合している炭素原子と一緒になって好ましくは、場合によりC1−C4−アルキルまたはハロゲンにより置換されていてもよく且つ1〜3個の炭素原子が場合により酸素、硫黄または窒素により置換されていることができる5−もしくは6−員の環を表し、
Aは好ましくは水素を表すか、或いは各々が場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C12−アルキル、C3−C8−アルケニル、C1−C6−アルコキシ−C1−C4−アルキルを表すか、或いは1個もしくは直接隣接しない2個の環員が場合により酸素および/または硫黄により置換されていてもよい場合によりハロゲン−、C1−C4−アルキル−もしくはC1−C4−アルコキシ−置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルまたはC3−C6−シクロアルキル−C1−C4−アルキルを表すか、或いは各々の環が場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロゲノアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロにより置換されていてもよいフェニル、ベンジル、5〜6個の環原子を有するヘタリール(例えばフラニル、ピリジル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリミジル、チアゾリルもしくはチエニル)または5〜6個の環原子を有するヘタリール−C1−C4−アルキル(例えばピリジル、ピリミジルもしくはチアゾリル)を表し、
Bは好ましくは水素またはC1−C6−アルキルを表し、
A、Bおよびそれらが結合している炭素原子は好ましくは、1個の環員が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C6−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C1−C6−ハロゲノアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、ハロゲンもしくはフェニルによりモノ置換もしくはジ置換されていてもよい飽和C3−C10−シクロアルキルまたは不飽和C5−C10−シクロアルキルを表し、
Dは好ましくは水素、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいC1−C6−アルキル、C3−C8−アルケニル、C3−C8−アルキニル、C1−C6−アルコキシ−C2−C6−アルキルを表すか、或いは1個の環員が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよい場合によりハロゲン−、C1−C4−アルキル−、C1−C4−アルコキシ−もしくはC1−C4−ハロゲノアルキル−置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルまたはC3−C6−シクロアルキル−C1−C4−アルキルを表し、
AおよびQ1は一緒になって好ましくは、場合によりC1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシにより置換されていてもよいC3−C6−アルカンジイルを表し、
DおよびQ1は一緒になって好ましくは、場合によりC1−C4−アルキルおよびC1−C4−アルコキシよりなる系からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ置換もしくはジ置換されていてもよいC3−C6−アルカンジイルを表すか、或いは
1は好ましくは水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは1個のメチレン基が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合により弗素、塩素、C1−C4−アルキル、C1−C2−ハロゲノアルキルまたはC1−C4−アルコキシにより置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルを表すか、或いは場合によりハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、シアノまたはニトロにより置換されていてもよいフェニルを表すか、或いは
2は好ましくは水素またはC1−C4−アルキルを表し、
1およびQ2は好ましくはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、1個の環員が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシまたはC1−C2−ハロゲノアルキルにより置換されていてもよいC3−C7−シクロアルキルを表し、
Gは好ましくは水素(a)を表すか、或いは基
【0053】
【化47】
【0054】
の1つ、特に(a)、(b)、(c)または(g)を表し、
ここで
Eは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素または硫黄を表し、そして
Mは酸素または硫黄を表し、
1は好ましくは各々が場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C20−アルキル、C2−C20−アルケニル、C1−C8−アルコキシ−C1−C8−アルキル、C1−C8−アルキルチオ−C1−C8−アルキル、ポリ−C1−C8−アルコキシ−C1−C8−アルキルを表すか、或いは1個もしくは直接隣接しないそれ以上の(好ましくは1個もしくは2個の)環員が場合により酸素および/または硫黄により置換されていてもよく且つ場合によりハロゲン、C1−C6−アルキルまたはC1−C6アルコキシにより置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルを表すか、
或いは場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルキル、C1−C6−ハロゲノアルコキシ、C1−C6−アルキルチオまたはC1−C6−アルキルスルホニルにより置換されていてもよいフェニルを表すか、
或いは場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルキルまたはC1−C6−ハロゲノアルコキシにより置換されていてもよいフェニル−C1−C6−アルキルを表すか、
或いは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキルまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい5−もしくは6−員のヘタリール(例えばピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジル、フラニルまたはチエニル)を表すか、
或いは場合によりハロゲンまたはC1−C6−アルキルにより置換されていてもよいフェノキシ−C1−C6−アルキルを表すか、
或いは場合によりハロゲン、アミノまたはC1−C6−アルキルにより置換されていてもよい5−もしくは6−員のヘタリールオキシ−C1−C6−アルキル(例えばピリジルオキシ−C1−C6−アルキル、ピリミジルオキシ−C1−C6−アルキルまたはチアゾリルオキシ−C1−C6−アルキル)を表し、
2は好ましくは各々が場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C20−アルキル、C2−C20−アルケニル、C1−C8−アルコキシ−C2−C8−アルキル、ポリ−C1−C8−アルコキシ−C2−C8−アルキルを表すか、
或いは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキルまたはC1−C6−アルコキシにより置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルを表すか、
或いは各々が場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルキルもしくはC1−C6−ハロゲノアルコキシにより置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
3は好ましくは場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C8−アルキルを表すか、或いは各々が場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロにより置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
4およびR5は好ましくは互いに独立して、各々が場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C8−アルキル、C1−C8−アルコキシ、C1−C8−アルキルアミノ、ジ−(C1−C8−アルキル)アミノ、C1−C8−アルキルチオ、C2−C8−アルケニルチオ、C3−C7−シクロアルキルチオを表すか、或いは各々が場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C4−ハロゲノアルキルチオ、C1−C4−アルキルもしくはC1−C4−ハロゲノアルキルにより置換されていてもよいフェニル、ベンジル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、
6およびR7は互いに独立して好ましくは、水素を表すか、或いは各々が場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C8−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C1−C8−アルコキシ、C3−C8−アルケニル、C1−C8−アルコキシ−C1−C8−アルキルを表すか、或いは場合によりハロゲン、C1−C8−ハロゲノアルキル、C1−C8−アルキルまたはC1−C8−アルコキシにより置換されていてもよいフェニルを表すか、或いは場合によりハロゲン、C1−C8−アルキル、C1−C8−ハロゲノアルキルまたはC1−C8−アルコキシにより置換されていてもよいベンジルを表すか、或いはそれらが結合しているN原子と一緒になって1個の炭素原子が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C4−アルキルにより置換されていてもよいC3−C6−アルキレン基を表す。
【0055】
好ましいとして挙げられた基の定義で、例えばハロゲノアルキル中の置換基としての場合もハロゲンは弗素、塩素、臭素およびヨウ素、特に弗素または塩素、を表す。
【0056】
Hetは特に好ましくは
【0057】
【化48】
【0058】
を表し、
Wは特に好ましくは酸素またはN−Dを表し、
Xは特に好ましくは水素、塩素、臭素、C1−C4−アルキルを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロまたはシアノによりモノ置換ないしジ置換されていてもよいフェニルを表し、
Yは特に好ましくは塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルコキシまたは基
【0059】
【化49】
【0060】
を表し、
1は特に好ましくは水素、弗素、塩素、臭素、C1−C6−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、ニトロ、シアノを表すか、或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノによりモノ置換もしくはジ置換されていてもよいフェニル、フェノキシ、フェノキシ−C1−C2−アルキル、フェニル−C1−C4−アルコキシ、フェニルチオ−C1−C2−アルキルまたはフェニル−C1−C2−アルキルチオを表し、
2は特に好ましくは水素、弗素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキルまたはC1−C2−ハロゲノアルコキシを表し、
1およびV2はそれらが結合している炭素原子と一緒になって特に好ましくは、1個もしくは2個の炭素原子が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合により弗素またはメチルにより置換されていてもよい5−もしくは6−員の環を表し、
Aは特に好ましくは水素を表すか、或いは各々が場合により弗素により置換されていてもよいC1−C8−アルキルまたはC1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは1個の環員が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合により弗素、塩素、メチル、エチルもしくはメトキシにより置換されていてもよいC5−C6−シクロアルキルまたはC3−C6−シクロアルキル−C1−C2−アルキルを表すか、或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C4−アルコキシもしくはC1−C2−ハロゲノアルコキシにより置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
Bは特に好ましくは水素またはC1−C4−アルキルを表し、
A、Bおよびそれらが結合している炭素原子は特に好ましくは、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C4−アルキル、トリフルオロメチルまたはC1−C4−アルコキシによりモノ置換されていてもよい飽和C5−C7−シクロアルキルを表し、
Dは特に好ましくは水素を表すか、或いは各々が場合により弗素により置換されていてもよいC1−C6−アルキル、C3−C6−アルケニルまたはC1−C4−アルコキシ−C2−C3−アルキルを表すか、或いは1個のメチレン基が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C2−アルキル、弗素もしくは塩素により置換されていてもよいC3−C7−シクロアルキルまたはC3−C6−シクロアルキル−C1−C2−アルキルを表し、
AおよびQ1は一緒になって特に好ましくはC3−C4−アルカンジイルを表し、DおよびQ1は一緒になって特に好ましくはC3−C4−アルカンジイルを表し、Q1は特に好ましくは水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは1個のメチレン基が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりメチルまたはメトキシにより置換されていてもよいC3−C6−シクロアルキルを表し、
2は特に好ましくは水素、メチルまたはエチルを表し、
1およびQ2は特に好ましくはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシにより置換されていてもよい飽和C5−C6−シクロアルキルを表し、
Gは特に好ましくは水素(a)、或いは基
【0061】
【化50】
【0062】
の1つ、特に(a)、(b)、(c)または(g)を表し、
ここで
Eは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素または硫黄を表し、そして
Mは酸素または硫黄を表し、
1は特に好ましくは各々が場合により弗素または塩素により置換されていてもよいC1−C16−アルキル、C2−C16−アルケニル、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルキルチオ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは1個もしくは直接隣接しない2個の環員が場合により酸素および/または硫黄により置換されていてもよく且つ場合により弗素、塩素、C1−C5−アルキルまたはC1−C5アルコキシにより置換されていてもよいC3−C7−シクロアルキルを表すか、
或いは場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシにより置換されていてもよいフェニルを表すか、
或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、メチル、エチルもしくはトリフルオロメチルにより置換されていてもよいピリジルまたはチエニルを表し、
2は特に好ましくは各々が場合により弗素により置換されていてもよいC1−C16−アルキル、C2−C16−アルケニルまたはC1−C4−アルコキシ−C2−C4−アルキルを表すか、
或いは場合によりメチル、エチルまたはメトキシにより置換されていてもよいC3−C7−シクロアルキルを表すか、
或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C1−C4−アルキル、C1−C3−アルコキシ、トリフルオロメチルもしくはトリフルオロメトキシにより置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
3は特に好ましくは場合により弗素により置換されていてもよいC1−C6−アルキルを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノまたはニトロにより置換されていてもよいフェニルを表し、
4は特に好ましくはC1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−アルキルアミノ、ジ−(C1−C6−アルキル)アミノ、C1−C6−アルキルチオを表すか、或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C1−C3−アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C1−C3−アルキルもしくはトリフルオロメチルにより置換されていてもよいフェニル、ベンジル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、
5は特に好ましくはC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシまたはC1−C4−アルキルチオを表し、
6は特に好ましくは水素、C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C1−C6−アルコキシ、C3−C6−アルケニル、C1−C6−アルコキシ−C1−C6−アルキルを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、C1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシにより置換されていてもよいフェニルを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチルまたはメトキシにより置換されていてもよいベンジルを表し、
7は特に好ましくは水素、C1−C6−アルキルまたはC3−C6−アルケニルを表し、
6およびR7は特に好ましくはそれらが結合しているN原子と一緒になって、1個のメチレン基が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合によりメチルまたはエチルにより置換されていてもよいC4−C6−アルキレン基を表す。
【0063】
特に好ましいとして挙げられた基の定義で、例えばハロゲノアルキル中の置換基としての場合もハロゲンは弗素、塩素、臭素およびヨウ素、特に弗素または塩素、非常に特に弗素、を表す。
【0064】
Hetは非常に特に好ましくは
【0065】
【化51】
【0066】
を表し、
Wは非常に特に好ましくは酸素またはN−Dを表し、
Xは非常に特に好ましくは塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチルまたはイソブチルを表し、
Yは非常に特に好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチルまたは基
【0067】
【化52】
【0068】
を表し、
1は非常に特に好ましくは水素、弗素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシを表し、
2は非常に特に好ましくは水素、弗素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシを表し、
Aは非常に特に好ましくは水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、メトキシメチル、エトキシメチルを表し、
Bは非常に特に好ましくは水素、メチルまたはエチルを表し、
A、Bおよびそれらが結合している炭素原子は非常に特に好ましくは、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシまたはn−ブトキシによりモノ置換されていてもよい飽和C5−C6−シクロアルキルを表し、
Dは非常に特に好ましくは水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、アリル、2−ブテニル、メトキシエチル、エトキシエチル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表し、
AおよびQ1は一緒になって非常に特に好ましくはC3−C4−アルカンジイルを表し、
DおよびQ1は一緒になって非常に特に好ましくはC3−C4−アルカンジイルを表し、
1は非常に特に好ましくは水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表し、
2は非常に特に好ましくは水素、メチルまたはエチルを表し、
1およびQ2は非常に特に好ましくはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシまたはブトキシにより置換されていてもよい飽和C5−C6−シクロアルキルを表し、
Gは非常に特に好ましくは水素(a)を表すか、或いは基
【0069】
【化53】
【0070】
の1つ、特に(a)、(b)、(c)または(g)を表し、
ここで
Eは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素または硫黄を表し、そして
Mは酸素または硫黄を表し、
1は非常に特に好ましくは各々が場合により弗素または塩素により置換されていてもよいC1−C14−アルキル、C2−C14−アルケニル、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルキルチオ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは1個もしくは直接隣接しない2個の環員が場合により酸素および/または硫黄により置換されていてもよく且つ場合により弗素、塩素、メチル、エチルまたはメトキシにより置換されていてもよいC3−C6−シクロアルキルを表すか、
或いは場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシにより置換されていてもよいフェニルを表すか、
或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素もしくはメチルにより置換されていてもよいチエニルまたはピリジルを表し、
2は非常に特に好ましくは各々が場合により弗素により置換されていてもよいC1−C14−アルキル、C2−C14−アルケニルまたはC1−C4−アルコキシ−C2−C3−アルキルを表すか、
或いは場合によりメチル、エチルまたはメトキシにより置換されていてもよいC3−C6−シクロアルキルを表すか、
或いは各々が場合により弗素、塩素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチルもしくはトリフルオロメトキシにより置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
3は非常に特に好ましくは各々が場合により弗素により置換されていてもよいメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、メチル、tert−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノまたはニトロにより置換されていてもよいフェニルを表し、
4は非常に特に好ましくはC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4−アルキル)アミノ、C1−C4−アルキルチオを表すか、或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C1−C2−アルコキシ、トリフルオロメトキシもしくはC1−C3−アルキルにより置換されていてもよいフェニル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、
5は非常に特に好ましくはメチル、エチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオまたはエチルチオを表し、
6およびR7は互いに独立して非常に特に好ましくは、水素、C1−C4−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C3−C4−アルケニル、C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルキルを表し、
7は非常に特に好ましくは水素、C1−C4−アルキルまたはC3−C4−アルケニルを表し、
6およびR7は非常に特に好ましくはそれらが結合しているN原子と一緒になって、1個のメチレン基が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよいC5−C6−アルキレン基を表す。
【0071】
Hetは最も特に好ましくは
【0072】
【化54】
【0073】
を表し、
Wは最も特に好ましくは酸素またはN−Dを表し、
Xは最も特に好ましくは塩素、メチル、エチル、n−プロピルまたはi−プロピルを表し、
Yは最も特に好ましくは
【0074】
【化55】
【0075】
を表し、
Aは最も特に好ましくは水素またはメチルを表し、
Bは最も特に好ましくは水素またはメチルを表し、
A、Bおよびそれらが結合している炭素原子は最も特に好ましくは、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよい飽和C6−シクロアルキルを表し、
Dは最も特に好ましくは水素またはシクロプロピルを表し、
DおよびQ1は最も特に好ましくは一緒になってC3−C4−アルカンジイルを表し、
1は最も特に好ましくはメチルまたは水素を表し、
2は最も特に好ましくはメチルまたは水素を表し、
1およびQ2は最も特に好ましくはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよい飽和C6−シクロアルキルを表し、
Gは最も特に好ましくは水素(a)、或いは基
【0076】
【化56】
【0077】
の1つを表し、
ここでMは酸素または硫黄を表し、
1は最も特に好ましくはC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは各々が場合により塩素により置換されていてもよいフェニルまたはピリジルを表し、
2は最も特に好ましくはC1−C4−アルキル、フェニルまたはベンジルを表し、
6およびR7は最も特に好ましくはそれらが結合しているN原子と一緒になって、1個のメチレン基が場合により酸素により置換されていてもよいC5−C6−アルキレン基を表す。
【0078】
以上で示された一般的または好ましい範囲内の定義または説明は所望するなら互いに組み合わせることができ、換言すると各々の範囲および好ましい範囲の間の組み合わせも可能である。それらは、最終生成物並びに、同様に、前駆体および中間体に適用される。
【0079】
以上で好ましい(好適)として示された意味の組み合わせを有する式(I)の化合物が本発明によると好ましい。
【0080】
以上で特に好ましいとして示された意味の組み合わせを有する式(I)の化合物が本発明によると特に好ましい。
【0081】
以上で非常に特に好ましいとして示された意味の組み合わせを有する式(I)の化合物が本発明によると非常に特に好ましい。
【0082】
以上で最も特に好ましいとして示された意味の組み合わせを有する式(I)の化合物が本発明によると最も特に好ましい。
【0083】
Gが水素である式(I)の化合物が特に好ましい。
【0084】
特に好ましい式(I)の別の化合物は、Dが水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表すものである。
【0085】
例えばアルコキシ中のようにヘテロ原子と連結されたものも含む飽和もしくは不飽和炭化水素基、例えばアルキルまたはアルケニル、は各場合とも可能である限り直鎖状もしくは分枝鎖状でありうる。
【0086】
別のように定義されない限り、場合により置換されていてもよい基はモノ置換もしくはポリ置換されることができ、ポリ置換の場合には置換基が同一もしくは相異なることが可能である。
【0087】
方法(A)に従い、N−[4−(5−メチル)−2−(4−クロロフェニル)−チアゾリルアセチル]−1−アミノメチル−シクロヘキサン−カルボン酸エチルを出発物質として使用する場合には、本発明に従う方法の工程は以下の式により表すことができる:
【0088】
【化57】
【0089】
方法(B)に従い、O−[4−(5−メチル)−2−(4−クロロフェニル)−チアゾリルアセチル]−1−ヒドロキシメチル−シクロヘキサン−カルボン酸エチルを出発物質として使用する場合には、本発明に従う方法の工程は以下の式により表すことができる:
【0090】
【化58】
【0091】
方法(Dα)に従い、3−[4−(5−メチル−2−(3−クロロフェニル)−チアゾリル]−4−ヒドロキシ−6,6−ジメチルジヒドロピリジン−2−オンおよび塩化ピバロイルを出発物質として使用する場合には、本発明に従う方法の工程は以下の式により表すことができる:
【0092】
【化59】
【0093】
方法(Dβ)に従い、3−[4−(5−エチル−2−(4−メトキシフェニル)−チアゾリル]−4−ヒドロキシ−6,6−ジメチルジヒドロピロンおよび無水酢酸を出発物質として使用する場合には、本発明に従う方法の工程は以下の式により表すことができる:
【0094】
【化60】
【0095】
方法(E)に従い、3−[4−(5−メチル−2−フェニル)−チアゾリル]−6,6−ジメチルジヒドロピリジン−2,4−ジオンおよびクロロ蟻酸エトキシエチルを出発物質として使用する場合には、本発明に従う方法の工程は以下の式により表すことができる:
【0096】
【化61】
【0097】
方法(F)に従い、3−[4−(5−メチル−2−(4−フルオロフェニル)−チアゾリル]−5,5,6,6−テトラメチルジヒドロピロンおよびクロロモノチオ蟻酸メチルを出発物質として使用する場合には、反応の工程は以下の式により表すことができる:
【0098】
【化62】
【0099】
方法(G)に従い、3−[4−(5−メチル−3−(4−メチルフェニル)−チアゾリル]−6,6−ジメチルジヒドロピリジン−2,4−ジオンおよび塩化メタンスルホニルを出発物質として使用する場合には、反応の工程は以下の式により表すことができる:
【0100】
【化63】
【0101】
方法(H)に従い、3−[4−(5−メチル−2−フェニル)−チアゾリル]−4−ヒドロキシ−5,5,6,6−テトラメチルジヒドロピロンおよびメタンチオ−ホスホニルクロリド2,2,2−トリフルオロエチルエステルを出発物質として使用する場合には、反応の工程は以下の式により表すことができる:
【0102】
【化64】
【0103】
方法(I)に従い、3−[4−(5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−チアゾリル]−6,6−ジメチル−ジヒドロピリジン−2,4−ジオンおよびNaOHを反応物として使用する場合には、本発明に従う方法の工程は以下の式により表すことができる:
【0104】
【化65】
【0105】
方法(Jα)に従い、3−[4−(5−メチル−2−(3−トリフルオロメチルフェニル))−チアゾリル]−4−ヒドロキシ−5,5,6,6−テトラメチルジヒドロピロンおよびイソシアン酸エチルを出発物質として使用する場合には、反応の工程は以下の式により表すことができる:
【0106】
【化66】
【0107】
方法(Jβ)に従い、3−[4−(5−メチル−2−フェニル)−チアゾリル]−6,6−ジメチルジヒドロピリジン−2,4−ジオンおよび塩化ジメチルカルバモイルを出発物質として使用する場合には、反応の工程は以下の式により表すことができる:
【0108】
【化67】
【0109】
本発明に従う方法(A)において出発物質として必要である式(II)
【0110】
【化68】
【0111】
[式中、
A、B、D、Q1、Q2、HetおよびR8は上記の意味を有する]
の化合物は新規である。
【0112】
式(II)のアシルアミノ酸エステルは、例えば、式(XIV)
【0113】
【化69】
【0114】
[式中、
A、B、Q1、Q2、R8およびDは上記の意味を有する]
のアミノ酸誘導体を式(XV)
【0115】
【化70】
【0116】
[式中、
Hetは上記の意味を有し、そして
Uはカルボン酸の活性化用試薬、例えばカルボニルジイミダゾール、カルボニルジイミド(例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド)、ホスホリル化剤(例えば、POCl3、BOP−Cl)、ハロゲン化剤、例えば塩化チオニル、塩化オキサリル、ホスゲンまたはクロロ蟻酸エステル、により導入される脱離基を表す]
の置換されたヘタリール酢酸誘導体を用いてアシル化する場合に(Chem. Reviews 52, 237-416 (1953); Bhattacharya, Indian J. Chem. 6, 341-5, 1968)、
或いは式(XVI)
【0117】
【化71】
【0118】
[式中、
A、B、D、Q1、Q2およびHetは上記の意味を有する]
のアシルアミノ酸をエステル化する場合に(Chem. Ind. (London) 1568 (1968))得られる。
【0119】
式(XVI)
【0120】
【化72】
【0121】
[式中、
A、B、D、Q1、Q2およびHetは上記の意味を有する]
の化合物は新規である。
【0122】
式(XVI)の化合物は、例えばショッテン−バウマン(Schotten-Baumann)法(Organikum [Organic Chemistry], VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften, Berlin 1977, p. 505)に従い、式(XVII)
【0123】
【化73】
【0124】
[式中、
A、B、Q1、Q2およびDは上記の意味を有する]
のβ−アミノ酸を式(XV)
【0125】
【化74】
【0126】
[式中、
HetおよびUは上記の意味を有する]
の置換されたヘタリール酢酸誘導体を用いてアシル化する場合に得られる。
【0127】
式(XV)の化合物の一部は新規である。それらは一般原則として既知である方法(例えば、H. Henecka, Houben-Weyl, Methoden der Organischen Chemie [Methods in Organic Chemistry], Vol. 8, pp. 467-469 (1952) 参照)により合成することができ、或いはそれらはその場で上記の試薬を用いて製造される。
【0128】
式(XV)の化合物は、例えば、式(XVIII)
【0129】
【化75】
【0130】
[式中、
Hetは上記の意味を有する]
の置換されたヘタリール酢酸を、適宜希釈剤(例えば場合により塩素化されていてもよい脂肪族または芳香族炭化水素、例えばトルエンまたは塩化メチレン)の存在下で、−20℃〜150℃の、好ましくは−10℃〜100℃の、温度において、ハロゲン化剤(例えば塩化チオニル、臭化チオニル、塩化オキサリル、ホスゲン、三塩化燐、三臭化燐または五塩化燐)と反応させることにより得られる。
【0131】
式(XVIII)のヘタリール酢酸類の一部は市販されており、それらの一部は既知であるかまたは一般原則として既知である方法により製造することができる(C.S. Rooney et al. J. Med. Chem. 26, 700-714 (1983); EP-A-368 592; M.S. Malamas et al. J. Med. Chem. 39, 237-246 (1966); J.L. Collins et al. J. Med. Chem. 41, 5037-5054 (1988); NL-A-66 14 130)。
【0132】
式(XIV)および(XVII)の化合物の一部は既知でありおよび/または既知の方法により合成することができる(例えば、T. Suzuki et al., Synthetic Commun. 28, 701 (1988), R. Graf, Justus Liebigs Ann. Chem. 661, 111 (1963) 参照)。
【0133】
さらに、上記方法(A)で使用される式(II)
【0134】
【化76】
【0135】
[式中、
A、B、D、Q1、Q2、HetおよびR8は上記の意味を有する]
の出発物質は式(XIX)
【0136】
【化77】
【0137】
[式中、
A、B、Q1、Q2およびDは上記の意味を有する]
のアミノニトリルを式(XV)
【0138】
【化78】
【0139】
[式中、
HetおよびUは上記の意味を有する]
の置換されたヘタリール酢酸誘導体と反応させて式(XX)
【0140】
【化79】
【0141】
[式中、
A、B、D、Q1、Q2およびHetは上記の意味を有する]
の化合物を与えそして引き続き後者を酸アルコール分解にかける場合に製造することができる。
【0142】
式(XX)の化合物も新規である。
【0143】
式(XIX)のアミノニトリルの一部は新規でありおよび/または既知の方法により製造することができる(T. Suzuki et al., Chem. Pharm. Bull. 46, 1116 (1998))。
【0144】
本発明に従う方法(B)で出発物質として必要である式(III)
【0145】
【化80】
【0146】
[式中、
A、B、Q1、Q2、HetおよびR8は上記の意味を有する]
の化合物は新規である。
【0147】
式(III)のアシルヒドロキシカルボン酸エステルは、例えば、式(XXI)
【0148】
【化81】
【0149】
[式中、
A、B、Q1、Q2およびR8は上記の意味を有する]
のヒドロキシカルボン酸エステルを式(XV)
【0150】
【化82】
【0151】
[式中、
HetおよびUは上記の意味を有する]
の置換されたヘタリール酢酸誘導体を用いてアシル化する場合に得られる(式(III)の化合物の製造実施例参照)。
【0152】
式(XXI)の化合物の一部は既知であるか、市販されているかまたは一般原則として既知である方法により、例えばレフォルマツスキイ(Reformatskij)合成(Organikum, VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften, Berlin 1990, 18th Ed, p. 501 et seq.)により製造することができる。
【0153】
全てが本発明に従う方法(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(H)および(I)を行うための出発物質としてその他に必要な式(IV)の酸ハライド、式(V)の無水カルボン酸、式(VI)のクロロ蟻酸エステルまたはクロロ蟻酸チオエステル、式(VII)のクロロモノチオ蟻酸エステルまたはクロロジチオ蟻酸エステル、式(VIII)のスルホニルクロリド、式(IX)の燐化合物、並びに式(X)および(XI)の金属水酸化物、金属アルコキシド類またはアミン類および式(XII)のイソシアナート類および式(XIII)のカルバモイルクロリド類は有機または無機化学の一般的に既知の化合物である。
【0154】
式(XIV)、(XVII)、(XVIII)、(XIX)および(XXI)の化合物の一部は市販されており、それらの一部は既知でありおよび/または一般原則として既知である方法により製造することができる。
【0155】
方法(A)は、A、B、D、Q1、Q2、HetおよびR8が上記の意味を有する式(II)の化合物を塩基の存在下で分子内縮合反応に付すことにより特徴づけられる。
【0156】
本発明に従う方法(A)で使用できる希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。以下のもの:炭化水素類、例えばトルエンおよびキシレン、並びにエーテル類、例えばジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、並びに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびN−メチル−ピロリドン、並びにアルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノールおよびtert−ブタノールを好ましく使用することができる。
【0157】
本発明に従う方法(A)を行う場合に使用できる塩基(脱プロトン化剤)は全ての普遍的なプロトン受容体である。以下のもの:アルカリ金属およびアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物および炭酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムを好ましく使用することができ、それらの全ては相転移触媒、例えば、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、アドゲン(Adogen)464(=メチルトリアルキル(C8−C10)アンモニウムクロリド)またはTDA1(=トリス−(メトキシエトキシエチル)−アミン)の存在下で使用することもできる。アルカリ金属、例えばナトリウムまたはカリウムを使用することもできる。アルカリ金属およびアルカリ土類金属のアミド類および水素化物、例えばナトリウムアミド、水素化ナトリウムおよび水素化カルシウム、並びにアルカリ金属アルコキシド類、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドおよびカリウムtert−ブトキシド、も使用できる別の可能な物質である。
【0158】
本発明に従う方法(A)を行う場合には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができる。一般的には、この方法は−80℃〜180℃の間の、好ましくは−50℃〜120℃の間の温度において行われる。
【0159】
本発明に従う方法(A)は一般的には大気圧で行われる。
【0160】
本発明に従う方法(A)を行う場合には、式(II)および脱プロトン化塩基の反応物は一般的には等モル量の約2倍で使用される。しかしながら、一方または他方の反応物をそれより大過剰(3モルまで)で使用することも可能である。
【0161】
方法(B)は、A、B、Q1、Q2、HetおよびR8が上記の意味を有する式(III)の化合物を希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で分子内縮合反応に付すことにより特徴づけられる。
【0162】
本発明に従う方法(B)で使用できる希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。以下のもの:炭化水素類、例えばトルエンおよびキシレン、並びにエーテル類、例えばジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、並びに極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルホルムアミドおよびN−メチル−ピロリドン、並びにアルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノールおよびtert−ブタノールを好ましく使用することができる。
【0163】
本発明に従う方法(B)を行う場合に使用できる塩基(脱プロトン化剤)は全ての普遍的なプロトン受容体である。以下のもの:アルカリ金属およびアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物および炭酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウムを好ましく使用することができ、それらの全ては相転移触媒、例えば、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、アドゲン464(=メチルトリアルキル(C8−C10)アンモニウムクロリド)またはTDA1(=トリス−(メトキシエトキシエチル)−アミン)の存在下で使用することもできる。アルカリ金属、例えばナトリウムまたはカリウム、を使用することもできる。アルカリ金属およびアルカリ土類金属のアミド類および水素化物、例えばナトリウムアミド、水素化ナトリウムおよび水素化カルシウム、並びにアルカリ金属アルコキシド、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドおよびカリウムtert−ブトキシドも使用できる別の可能な物質である。
【0164】
本発明に従う方法(B)を行う場合には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができる。一般的には、この方法は−80℃〜180℃の間の、好ましくは−50℃〜120℃の間の温度において行われる。
【0165】
本発明に従う方法(B)は一般的には大気圧で行われる。
【0166】
本発明に従う方法(B)を行う場合には、式(II)および脱プロトン化塩基の反応物は一般的には等モル量の約2倍で使用される。しかしながら、一方または他方の反応物をそれより大過剰(3モルまで)で使用することも可能である。
【0167】
方法(C−α)は、式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(IV)のカルボン酸ハライドと反応させることにより特徴づけられる。
【0168】
本発明に従う方法(C−α)で使用できる希釈剤は酸ハライドに対して不活性である全ての溶媒である。以下のもの:炭化水素類、例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレンおよびテトラリン、並びにハロゲノ炭化水素類、例えば塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼン、並びにケトン類、例えばアセトンおよびメチルイソプロピルケトン、並びにエーテル類、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサン、並びにカルボン酸エステル、例えば酢酸エチル、ニトリル類、例えばアセトニトリル、または強極性溶媒、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドおよびスルホランを好ましく使用することができる。酸ハライドが加水分解に対して充分に安定である場合には、反応を水の存在下で行うこともできる。
【0169】
本発明に従う方法(C−α)を行う場合に適する酸結合剤は全ての普遍的な酸受容体である。以下のもの:第三級アミン、例えばトリエチルアミン、ピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロウンデセン(DBU)、ジアザビシクロノネン(DBN)、ヒューニッヒ塩基およびN,N−ジメチル−アニリン、並びにアルカリ金属酸化物、例えば酸化マグネシウムおよび酸化カルシウム、並びにアルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウム、並びにアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムを好ましく使用することができる。
【0170】
本発明に従う方法(C−α)を行う場合には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができる。一般的には、この方法は−20℃〜+150℃の間の、好ましくは0℃〜100℃の間の温度において行われる。
【0171】
本発明に従う方法(C−α)を行う場合には、式(I−1−a)〜(I−2−a)の出発物質および式(IV)の酸ハライドは一般的には各場合ともほぼ等モル量で使用される。しかしながら、カルボン酸ハライドをそれより大過剰(5モルまで)で使用することも可能である。処理は通常の方法により行われる。
【0172】
方法(C−β)は、式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(V)の無水カルボン酸と反応させることにより特徴づけられる。
【0173】
本発明に従う方法(C−β)で使用できる希釈剤は好ましくは、酸ハライドを使用する場合にも好ましい希釈剤である。その他に、過剰に使用される無水カルボン酸が同時に希釈剤として作用することもできる。
【0174】
(C−β)で場合により加えられる適する酸結合剤は好ましくは、酸ハライドを使用する場合にも適する酸結合剤である。
【0175】
方法(C−β)を行う場合には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができる。一般的には、この方法は−20℃〜+150℃の間の、好ましくは0℃〜100℃の間の温度において行われる。
【0176】
本発明に従う方法(C−β)を行う場合には、式(I−1−a)〜(I−2−a)の出発物質および式(V)の無水カルボン酸は一般的には各場合ともほぼ等モル量で使用される。しかしながら、無水カルボン酸をそれより大過剰(5モルまで)で使用することも可能である。処理は通常の方法により行われる。
【0177】
一般的には、希釈剤、過剰の無水カルボン酸および生成するカルボン酸を蒸留によりまたは有機溶媒もしくは酸結合剤を用いる洗浄により除去する工程が行われる。
【0178】
方法(D)は、式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(VII)のクロロ蟻酸エステルまたはクロロ蟻酸チオエステルと反応させることにより特徴づけられる。
【0179】
本発明に従う方法(D)に従う反応に適する酸結合剤は全ての通常の酸受容体である。以下のもの:第三級アミン、例えばトリエチルアミン、ピリジン、DABCO、DBU、DBN、ヒューニッヒ塩基およびN,N−ジメチル−アニリン、並びにアルカリ金属酸化物、例えば酸化マグネシウムおよび酸化カルシウム、並びにアルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸カルシウム、並びにアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウム、を好ましく使用することができる。
【0180】
本発明に従う方法(D)で使用できる希釈剤はクロロ蟻酸エステルまたはクロロ蟻酸チオエステルに対して不活性である全ての溶媒である。以下のもの:炭化水素類、例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレンおよびテトラリン、並びにハロゲノ−炭化水素類、例えば塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼン、並びにケトン類、例えばアセトンおよびメチルイソプロピルケトン、並びにエーテル類、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサン、並びにカルボン酸エステル類、例えば酢酸エチル、ニトリル類、例えばアセトニトリル、並びに強極性溶媒、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドおよびスルホランを好ましく使用することができる。
【0181】
本発明に従う方法(D)を行う場合には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができる。この方法を希釈剤および酸結合剤の存在下で行う場合には、反応温度は一般的には−20℃〜+100℃の間、好ましくは0℃〜50℃の間である。
【0182】
本発明に従う方法(D)は一般的には大気圧で行われる。
【0183】
本発明に従う方法(D)を行う場合には、式(I−1−a)〜(I−2−a)の出発物質および式(VI)の対応するクロロ蟻酸エステルまたはクロロ蟻酸チオエステルは一般的には各場合ともほぼ等モル量で使用される。しかしながら、一方または他方の反応物をそれより大過剰(2モルまで)で使用することも可能である。処理は普遍的な方法により行われる。一般的には、沈澱した塩を除去しそして残存する反応混合物を希釈剤のストリッピングにより濃縮する工程が行われる。
【0184】
方法(E)は、式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(VII)の化合物と反応させることにより特徴づけられる。
【0185】
製造方法(E)では、1モルの式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物当たり約1モルのクロロモノチオ蟻酸エステルまたはクロロジチオ蟻酸エステルを0℃〜120℃において、好ましくは20℃〜60℃において反応させる。
【0186】
場合により加えられる適する希釈剤は全ての不活性極性有機溶媒、例えばニトリル類、エステル類、エーテル類、アミド類、スルホン類、スルホキシド類、並びにハロゲノアルカン類である。
【0187】
好ましく使用される物質はアセトニトリル、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドまたは塩化メチレンである。
【0188】
好ましい態様で、化合物(I−1−a)〜(I−2−a)のエノレート塩が強脱プロトン化剤、例えば水素化ナトリウムまたはカリウムターシャリー−ブチレートの添加により合成される場合には、酸結合剤のさらなる添加を省略することができる。
【0189】
酸結合剤が使用される場合には、通常の無機または有機塩基が適しており、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジンおよびトリエチルアミンが例として挙げられる。
【0190】
反応は一般的には大気圧でまたは高められた圧力で、好ましくは大気圧で行われる。処理は普遍的な方法により行われる。
【0191】
本発明に従う方法(F)は、式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(VIII)のスルホニルクロリドと反応させることにより特徴づけられる。
【0192】
製造方法(F)では、1モルの式(I−1−a)〜(I−2−a)の出発化合物当たり約1モルの式(VIII)のスルホニルクロリドを−20℃〜150℃において、好ましくは20℃〜70℃において反応させる。
【0193】
場合により加えられる適する希釈剤は全ての不活性極性有機溶媒、例えばニトリル類、エステル類、エーテル類、アミド類、スルホン類、ニトリル類、スルホキシド類、またはハロゲン化された炭化水素類、例えば塩化メチレン、である。
【0194】
好ましく使用される物質はアセトニトリル、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、塩化メチレンである。
【0195】
好ましい態様で、化合物(I−1−a)〜(I−2−a)のエノレート塩が強脱プロトン化剤(例えば、水素化ナトリウムまたはカリウムターシャリー−ブチレート)の添加により合成される場合には、酸結合剤のさらなる添加を省略することができる。
【0196】
酸結合剤が使用される場合には、通常の無機または有機塩基が適しており、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジンおよびトリエチルアミンが例として挙げられる。
【0197】
反応は一般的には大気圧でまたは高められた圧力で、好ましくは大気圧で、行われる。処理は通常の方法により行われる。
【0198】
本発明に従う方法(G)は、式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(IX)の燐化合物と反応させることにより特徴づけられる。
【0199】
製造方法(G)では、式(I−1−e)〜(I−2−e)の化合物を得るために、1モルの式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物当たり1〜2、好ましくは1〜1.3モルの式(IX)の燐化合物を−40℃〜150℃の間、好ましくは−10℃〜110℃の間において反応させる。
【0200】
場合により加えられる適する希釈剤は全ての不活性極性有機溶媒、例えばエーテル類、アミド類、ニトリル類、アルコール類、スルフィド類、スルホン類、スルホキシド類などである。
【0201】
好ましく使用される物質はアセトニトリル、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、塩化メチレンである。
【0202】
場合により加えられる適する酸結合剤は、通常の無機または有機塩基、例えば水酸化物、炭酸塩類またはアミン類である。挙げられうる例は、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルアミンである。
【0203】
反応は大気圧でまたは高められた圧力で、好ましくは大気圧で行われる。処理は有機化学の通常の方法により行われる。生じた最終生成物は好ましくは結晶化、クロマトグラフィーにより、または「初期蒸留」として知られている方法、すなわち真空中での揮発性成分の除去により精製される。
【0204】
方法(H)は、式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、適宜希釈剤の存在下で、式(X)の金属水酸化物もしくは金属アルコキシド類または式(XI)のアミン類と反応させることにより特徴づけられる。
【0205】
本発明に従う方法(I)で使用できる希釈剤は好ましくはエーテル類、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、またはアルコール類、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、並びに水である。
【0206】
本発明に従う方法(H)は一般的には大気圧で行われる。
【0207】
一般的には、反応温度は−20℃〜100℃の間、好ましくは0℃〜50℃の間である。
【0208】
本発明に従う方法(I)は、式(I−1−a)〜(I−2−a)の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜触媒の存在下で、式(XII)の化合物と(I−α)、または適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XIII)の化合物と(I−β)反応させることにより特徴づけられる。
【0209】
製造方法(I−α)を行う場合には、1モルの式(I−1−a)〜(I−2−a)の出発化合物当たり約1モルの式(XII)のイソシアナートを0℃〜100℃において、好ましくは20〜50℃において反応させる。
【0210】
場合により加えられる適する希釈剤は全ての不活性極性有機溶媒、例えばエーテル類、アミド類、ニトリル類、スルホン類、スルホキシド類、である。
【0211】
適宜、反応を促進させるために触媒を加えることができる。非常に有利に使用できる触媒は有機錫化合物、例えば、ジラウリン酸ジブチル錫である。この方法は好ましくは大気圧で行われる。
【0212】
方法(I−β)を行う場合には、1モルの式(I−1−a)〜(I−2−a)の出発化合物当たり約1モルの式(XIII)の塩化カルバモイルを−20℃〜150℃において、好ましくは0〜70℃において反応させる。
【0213】
場合により加えられる適する希釈剤は全ての不活性極性有機溶媒、例えばニトリル類、エステル類、エーテル類、アミド類、スルホン類、スルホキシド類またはハロゲン化された炭化水素類、である。
【0214】
好ましく使用される物質はアセトニトリル、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドまたは塩化メチレンである。
【0215】
好ましい態様で、化合物(I−1−a)〜(I−2−a)のエノレート塩が強脱プロトン化剤(例えば、水素化ナトリウムまたはカリウムターシャリー−ブチレート)の添加により合成される場合には、酸結合剤のさらなる添加を省略することができる。
【0216】
植物により良く許容され且つ温血動物に対する好ましい毒性を示しながら、活性化合物は、農業において、林業において、貯蔵製品および材料の保護において、並びに衛生分野において遭遇する動物性有害生物、特に昆虫、ダニおよび線虫、を防除するために適する。それらは好ましくは栽培作物保護剤として使用される。それらは通常の敏感性および耐性種に対して並びに全ての個別の成長段階に対して活性である。上記の有害生物は下記のものを包含する:
等脚目(Isopoda)から、例えば、オニスカス・アセルス(Oniscus asellus)、オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)、ポルセリオ・スカバー(Porcellio scabar)、
倍脚目(Diplopoda)から、例えば、ブラニウルス・グツトラタス(Blaniulus guttulatus)、
チロポダ目(Chilopoda)から、例えば、ゲオフイルス・カルポフアグス(Geophilus carpohagus)、スカチゲラ種(Scutigera spp.)、
シムフイラ目(Symphyla)から、例えば、スカチゲレラ・イマキユラタ(Scutigerella immaculata)、
シミ目(Thysanura)から、例えば、レプシマ・サツカリナ(Lepisma saccharina)、
トビムシ目(Collembola)から、例えば、オニチウルス・アルマツス(Onychiurus armatus)、
直翅目(Orthoptera)から、例えば、アチータ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ケラ種(Gryllotalpa spp.)、トノサマバツタ(Locusta migratoria migratorioides)、メラノプルス種(Melanoplus spp.)、シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)、
ゴキブリ目(Blattaria)から、例えば、ブラツタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、ロイコフアエ・マデラエ(Leucophaea maderae)、チヤバネ・ゴキブリ(Blattella germanica)、
ハサミムシ目(Dermaptere)から、例えば、ホルフイキユラ・アウリクラリア(Forficula auricularia)、
シロアリ目(Isoptera)から、例えば、レチキユリテルメス種(Reticulitermes spp.)、
フシラプテラ目(Phthiraptera)から、ヒトジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケモノジラミ種(Haematopinus spp.)、ケモノホソジラミ種(Linognathus spp.)、ケモノハジラミ種(Trichodectes spp.)、ダマリネア種(Damalinea spp.)、
アザミウマ目(Thysanoptera)のもの、例えばクリバネアザミウマ(Hercinothrips femoralis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、スリップス・パルミ(Thrips palmi)、フランクリニエラ・アクシデンタリス(Frankliniella accidentalis)、
半翅目(Heteroptera)から、例えば、チヤイロカメムシ種(Eurygaster spp.)、ジスデルクス・インテルメジウス(Dysdercus intermedius)、ピエスマ・クワドラタ(Piesma quadrata)、ナンキンムシ(Cimex lectularius)、ロドニウス・プロリクス(Rhodnius prolixus)、トリアトマ種(Triatoma spp.)、
同翅目(Homoptera)から、例えば、アレウロデス・ブラシカエ(Aleurodes brassicae)、ワタコナジラミ(Bemisia tabaci)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、アフィス・フアバエ(Aphis fabae)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus arundinis)、フィロキセラ・バスタトリックス(Phylloxera vastatrix)、ペンフィグス種(Pemphigus spp.)、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum avenae)、コブアブラムシ種(Myzus spp.)、ホツプイボアブラムシ(Phorodon humuli)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ヒメヨコバイ種(Empoasca spp.)、ユースセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia oleae)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotus hederae)、シユードコツカス種(Pseudococcus spp.)、キジラミ種(Psylla spp.)、
鱗翅目(Lepidoptera)から、例えば、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、リソコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、ヒポノミユウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、コナガ(Plutella xylostella)、ウメケムシ(Malacosoma neustria)、クワノキンムケシ(Euproctis chrysorrhoea)、マイマイガ種(Lymantria spp.)、ブツカラトリツクス・スルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、ヤガ種(Agrotis spp.)、ユークソア種(Euxoa spp.)、フエルチア種(Feltia spp.)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、ヘリオチス種(Heliothis spp.)、ヨトウムシ(Mamestra brassicae)、パノリス・フラメア(Panolis flammea)、シロナヨトウ種(Spodoptera spp.)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、アオムシ種(Pieris spp.)、ニカメイチユウ種(Chilo spp.)、アワノメイガ(Pyrausta nubilalis)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、ハチミツガ(Galleria mellonella)、テイネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、テイネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、ホフマノフイラ・シユードスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、クリストネウラ・フミフエラナ(Choristoneura fumiferana)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、チヤハマキ(Homona magnanima)、トルトリクス・ビリダナ(Tortrix viridana)、ナファロセルス種(Cnaphalocerus spp.)、オーレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、
鞘翅目(Coleoptera)から、例えば、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、コナナガシンクイムシ(Rhizopertha dominica)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides obtectus)、ヒロトルペス・バジユルス(Hylotrupes bajulus)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、フエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、ジアブロチカ種(Diabrotica spp.)、プシリオデス・クリソセフアラ(Psylliodes chrysocephala)、ニジユウヤホシテントウ(Epilachna varivestis)、アトマリア種(Atomaria spp.)、ノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus surinamensis)、ハナゾウムシ種(Anthonomus spp.)、コクゾウムシ種(Sitophilus spp.)、オチオリンクス・スルカツス(Otiorrhychus sulcatus)、バシヨウゾウムシ(Cosmopolites sordidus)、シユートリンクス・アシミリス(Ceuthorrhynchus assimillis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、カツオブシムシ種(Dermestes spp.)、トロゴデルマ種(Trogoderma spp.)、アントレヌス種(Anthrenus spp.)、アタゲヌス種(Attagenus spp.)、ヒラタキクイムシ種(Lyctus spp.)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、ヒヨウホンムシ種(Ptinus spp.)、ニプツス・ホロレウカス(Niptus hololeucus)、セマルヒヨウホンムシ(Gibbium psylloides)、コクヌストモドキ種(Tribolium spp.)、チヤイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コメツキムシ種(Agriotes spp.)、コノデルス種(Conoderus spp.)、メロロンサ・メロロンサ(Melolontha melolontha)、アムフイマロン・ソルスチチアリス (Amphimallon solstitialis)、コステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、
膜翅目(Hymenoptera)から、例えば、マツハバチ種(Diprion spp.)、ホプロカムパ種(Hoplocampa spp.)、ラシウス種(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、スズメバチ種(Vespa spp.)、
双翅目(Diptera)から、例えば、ヤブカ種(Aedes spp.)、ハマダラカ種(Anopheles spp.)、イエカ種(Culex spp.)、キイロシヨウジヨウバエ(Drosophila melanogaster)、イエバエ種(Musca spp.)、ヒメイエバエ種(Fannia spp.)、クロバエ・エリスロセフアラ(Calliphoro erythrocephala)、キンバエ種(Lucilia spp.)、オビキンバエ種(Chrysomyia spp.)、クテレブラ種(Cuterebra spp.)、ウマバエ種(Gastrophilus spp.)、ヒツポボスカ種(Hyppobosca spp.)、サシバエ種(Stomoxys spp.)、ヒツジバエ種(Oestrus spp.)、ウシバエ種(Hypoderma spp.)、アブ種(Tabanus spp.)、タニア種(Tannia spp.)、ケバエ(Bibio hortulanus)、オスシネラ・フリト(Oscinella frit)、クロキンバエ種(Phorbia spp.)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、セラチチス・キヤピタータ(Ceratitis capitata)、ミバエオレアエ(Dacus oleae)、ガガンボ・パルドーサ(Tipula paludosa)、ヒレミイア種(Hylemyia spp.)、リリオミザ種(Liriomyza spp.)、
ノミ目(Siphonaptera)から、例えば、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)、ナガノミ種(Ceratopyllus spp.)、
蜘形網(Arachnida)から、例えば、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ラトロデクタス・マクタンス(Latrodectus mactans)、アシブトコナダニ(Acarus siro)、ヒメダニ種(Argas spp.)、カズキダニ種(Ornithodoros spp.)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、エリオフイエス・リビス(Eriophyes ribis)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、オウシマダニ種(Boophilus spp.)、コイタマダニ種(Rhipicephalus spp.)、アンブリオマ種(Amblyomma spp.)、イボマダニ種(Hyalomma spp.)、マダニ種(Ixodes spp.)、キユウセンヒゼンダニ種(Psoroptes spp.)、シヨクヒヒゼンダニ種(Chorioptes spp.)、ヒゼンダニ種(Sarcoptes spp.)、ホコリダニ種(Tarsonemus spp.)、クローバハダニ(Bryobia praetiosa)、ミカンリンゴハダニ種(Panonychus spp.)、ナミハダニ種(Tetranychus spp.)、ヘミタルソネムス種(Hemitarsonemus spp.)、ブレビパルプス種(Brevipalpus spp.)。
【0217】
植物寄生性線虫は例えば次のものを包含する:ネグサレセンチユウ種(Pratylenchus spp.)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、ナミクキセンチユウ(Ditylenchus dipsaci)、ミカンネセンチユウ(Tylenchulus semipenetrans)、シストセンチユウ種(Heterodera spp.)、グロボデラ種(Globodera spp.)、ネコブセンチユウ種(Meloidogyne spp.)、アフエレンコシデス種(Aphelenchoides spp.)、ロンギドルス種(Longidorus spp.)、クシフイネマ種(Xiphinema spp.)、トリコドルス種(Trichodorus spp.)、ブルサフェレンクス種(Bursaphelenchus spp.)。
【0218】
適宜、本発明に従う化合物は、特定の濃度または特定の適用割合で、除草剤および殺生物剤、例えば殺菌・殺カビ剤、抗真菌剤および殺細菌剤、として使用することもできる。適宜、それらは別の活性化合物の合成用の中間体または前駆体として使用することもできる。
【0219】
全ての植物および植物部分を本発明に従い処理できる。植物とは、本発明の概念では、全ての植物および植物集団、例えば所望するおよび所望しない野生植物または栽培作物植物(天然産出作物植物を包含する)、を意味すると理解される。栽培作物植物とは、一般的な植物栽培および最適化方法によりまたはバイオテクノロジーおよび遺伝子工学的な方法またはこれらの方法の組み合わせにより得られうる植物であることができ、植物栽培者の権利により保護され得るかまたはされ得ないトランスジェニック植物および植物変種を包含する。植物部分とは、植物の全ての空中および地下部分および器官、例えば若枝、葉、花および根を意味すると理解され、葉、針状葉、茎、幹、花、子実体、果実および種子、並びに根、塊茎および根茎が例として挙げられる。植物部分は収穫された物質並びに成長および生殖繁殖物質、例えば切穂、塊茎、根茎、若枝および種子も包含する。
【0220】
活性化合物を用いる植物および植物部分の本発明に従う処理は直接的にまたはそえらが成長するかもしくはそれらを貯蔵する周辺もしくは環境に慣習的な処理方法により、例えば浸漬、噴霧、蒸発、煙霧、粒剤散布、ハケ塗り、そして生殖物質の場合には、特に種子の場合には、その他に一層もしくは多層コートにより、作用させることにより行われる。
【0221】
活性化合物は通常の調合物、例えば液剤、乳剤、水和剤、懸濁剤、粉末、散剤、ペースト剤、可溶性粉末、粒剤、濃厚懸濁乳剤、活性化合物を含浸させた天然および合成材料、並びに重合体物質中の極小カプセルに転化することができる。
【0222】
これらの調合物は既知の方法で、例えば本発明に従う活性化合物を展開剤、すなわち液体溶媒および/または固体の担体と、適宜、界面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤および/または発泡剤を用いて、混合することにより製造される。
【0223】
水が展開剤として使用される場合、例えば、補助溶媒として有機溶媒を用いることもできる。適する液体溶媒は本質的に、芳香族、例えばキシレン、トルエンもしくはアルキルナフタレン類、塩素化された芳香族および塩素化された脂肪族炭化水素類、例えばクロロベンゼン類、クロロエチレン類もしくは塩化メチレン、脂肪族炭化水素類、例えばシクロヘキサン、またはパラフイン類、例えば鉱油画分、鉱油および植物油、アルコール類、例えばブタノールもしくはグリコール並びにそれらのエーテル類およびエステル類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、強い有極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド、並びに水である。
【0224】
適する固体の担体は、例えば、アンモニウム塩および粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、タルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイト、モンモリロナイトまたは珪藻土、並びに粉砕した合成鉱物、例えば高分散性シリカ、アルミナおよびシリケート類であり;粒剤用の適する固体担体は、例えば、粉砕し且つ分別した天然石、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石、白雲石、並びに無機および有機のひきわりの合成顆粒、および有機物質例えばおがくず、やしがら、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎の顆粒であり;適する乳化剤および/または発泡剤は、例えば、非イオン性およびアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフエート類、アリールスルホネート類および蛋白質加水分解生成物であり;適する分散剤は、例えば、リグニン−スルフアイト廃液およびメチルセルロースである。
【0225】
粘着付与剤、例えばカルボキシルメチルセルロース、粉状、粒状またはラテツクス状の天然または合成重合体、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、並びに天然燐脂質、例えばセファリン類およびレシチン類、並びに合成燐脂質、を調合物中で用いることができる。他の添加剤は鉱油および植物油でありうる。
【0226】
着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルー、並びに有機染料、例えばアリザリン、アゾおよび金属フタロシアニン染料、並びに微量栄養剤、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩、を用いることができる。
【0227】
一般的には、調合物は0.1〜95重量%の間、好ましくは0.5〜90重量%の間、の活性化合物を含んでなる。
【0228】
本発明に従う活性化合物は、そのままでまたはそれらの調合物中で、既知の殺菌・殺カビ剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤または殺昆虫剤との混合物状で、例えば活性範囲を拡大するためまたは耐性の増加を防止するために、使用することもできる。多くの場合、相乗効果が生じ、すなわち混合物の活性は個別成分の活性を越える。
【0229】
混合物中の適する成分の例は以下の化合物である:
殺菌・殺カビ剤:
アルジモルフ(aldimorph)、アンプロピルフォス(ampropylfos)、アンプロピルフォス−カリウム(ampropylfos-potassium)、アンドプリム(andoprim)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、
ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベンザマクリル(benzamacril)、ベンザマクリル−イソブチル(benzamacryl-isobutyl)、ビアラフォス(bialaphos)、ビナパクリル(binapacryl) 、ビフェニル、ビテルタノール(bitertanol)、ブラスチシジン−S(blasticidin-S)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)、
多硫化カルシウム、カプシマイシン(capsimycin)、カプタフォル(captafol)、カプタン(captane) 、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルボン(carvon)、キノメチオネート(quinomethionate)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロルフェナゾール(chlorfenazole)、クロロネブ(chloroneb)、クロロピクリン(chloropicrin)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、クロジラコン(clozylacon)、クフラネブ(cufraneb)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、
デバカルブ(debacarb)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロブトラゾール(diclobutrazole)、ジクロフルアニド(diclofluanid) 、ジクロメジン(diclomezin)、ジクロラン(dicloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジメシリモル(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール−M(diniconazole-M)、ジノキャップ(dinocap)、ジフェニルアミン、ジピリチオン(dipyrithione)、ジタリンフォス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ドデモルフ(dodemorph)、ドジン(dodine)、ドラゾキソロン(drazoxolon)、
エジフェンフォス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxyconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、エシリモル(ethirimol)、エトリジアゾール(etridiazole)、
ファモキサドン(famoxadon)、フェナパニル(fenapanil)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェニトロパン(fenitropan)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチン・アセテート(fentin acetate)、フェンチン・ヒドロキシド(fentin hydroxide)、フェルバム(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジラム(fluazinam)、フルメトバー(flumetover)、フルロミド(fluromid)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルルプリミドール(flurprimidol)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルトラニル(flutolanil) 、フルトリアフォル(flutriafol)、フォルペット(folpet)、フォセチル−アルミニウム(fosetyl-aluminium)、フォセチル−ナトリウム(fosetyl-sodium)、フタリド(fthalide)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フラメトピル(furametpyr)、フルカルボニル(furcarbonil)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾール−シス(furconazole-cis)、フルメシクロックス(furmecyclox)、
グアザチン(guazatine)、
ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazol)、
イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole) 、イミノクタジン(iminoctadine)、イミノクタジン・アルベシレート(iminoctadine albesilate)、イミノオクタジエン・トリアセテート(iminoctadine triacetate)、ヨードカルブ(iodocarb)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンフォス(iprobenfos)(IBP)、イプロジオン(iprodione)、イルママイシン(irumamycin)、イソプロチオラン(isoprothiolan)、イソバレヂオン(isovaledione)、
カスガマイシン(kasugamycin)、レソキシム−メチル(kresoxim-methyl)、銅調合物、例えば水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅およびボルドー(Bordeaux)混合物、
マンコッパー(mancopper)、マンコゼブ(mancozeb)、マネブ(maneb)、メフェリムゾン(meferimzone)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メトコナゾール(metconazole)、メタスルフォカルブ(methasulfocarb)、メスフロキサム(methfuroxam)、メチラム(metiram)、メトメクラム(metomeclam)、メトスルフォバックス(metsulfovax)、ミルジオマイシン(mildiomycin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミクロゾリン(myclozolin)、
ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル(nitrothal-isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、
オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサモカルブ(oxamocarb)、オキソリン酸(oxolinic acid)、オキシカルボキシム(oxycarboxim)、オキシフェンチイン(oxyfenthiine)、
パクロブトラゾール(paclobutrazole)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、フォスジフェン(phosdiphen)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピマリシン(pimaricin)、ピペラリン(piperalin)、ポリオキシン(polyoxin)、ポリオキソリム(polyoxorim)、プロベナゾール(probenazole) 、プロクロラズ(prochloraz) 、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロパノシン−ナトリウム(propanosine-sodium)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラゾフォス(pyrazophos)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、ピロキシフル(pyroxyfur)、
キンコナゾール(quinconazole)、キントゼン(quintozene)(PCNB)、
硫黄および硫黄調合物、
テブコナゾール(tebuconazole)、テクロフタラム(tecloftalam)、テクナゼン(tecnazene)、テトシクラシス(tetcyclacis)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チシオフェン(thicyofen)、チフルザミド(thifluzamide)、チオファネート−メチル(thiophanate-methyl)、チラム(thiram)、チオキシミド(tioxymid)、トルクロフォス−メチル(tolclofos-methyl)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トリアジメフォン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアズブチル(triazbutil)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクラミド(trichlamide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフォリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole) 、
ユニコナゾール(uniconazole)、
バリダマイシンA(validamycin A)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ビニコナゾール(viniconazole)、
ザリラミド(zarilamid)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)並びに
ダッガーG(Dagger G)、
OK−8705、
OK−8801、
α−(1,1−ジメチルエチル)−β−(2−フェノキシエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−フルオロ−β−プロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−メトキシ−α−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(5−メチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−β−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチレン]−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
(5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−2,2,7,7−テトラメチル−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−オクタノン、
(E)−α−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−フェノキシ−フェニルアセトアミド、
{2−メチル−1−[[[1−(4−メチルフェニル)−エチル]−アミノ]−カルボニル]−プロピル}−カルバミン酸1−イソプロピル、
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−エタノン−O−(フェニルメチル)−オキシム、
1−(2−メチル−1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、
1−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(2−プロペニル)−2,5−ピロリジンジオン、
1−[(ジヨードメチル)−スルホニル]−4−メチル−ベンゼン、
1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−メチル]−1H−イミダゾール、
1−[[2−(4−クロロフェニル)−3−フェニルオキシラニル]−メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−[1−[2−[(2,4−ジクロロフェニル)−メトキシ]−フェニル]−エテニル]−1H−イミダゾール、
1−メチル−5−ノニル−2−(フェニルメチル)−3−ピロリジノール、
2′,6′−ジブロモ−2−メチル−4′−トリフルオロメトキシ−4′−トリフルオロ−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボキシアニリド、
2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)−エチル]−1−エチル−3−メチル−シクロプロパンカルボキサミド、
2,6−ジクロロ−5−(メチルチオ)−4−ピリミジニル−チオシアナート、
2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、
2,6−ジクロロ−N−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチル]−ベンズアミド、
2−(2,3,3−トリヨード−2−プロペニル)−2H−テトラゾール、
2−[(1−メチルエチル)スルホニル]−5−(トリクロロメチル)−1,3,4−チアジアゾール、
2−[[6−デオキシ−4−O−(4−O−メチル−β−D−グリコピラノシル)−a−D−グルコピラノシル]−アミノ]−4−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
2−アミノブタン、
2−ブロモ−2−(ブロムメチル)−ペンタンジニトリル、
2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド、
2−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(イソチオシアナトメチル)−アセトアミド、
2−フェニルフェノール(OPP)、
3,4−ジクロロ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−ピロール−2,5−ジオン、
3,5−ジクロロ−N−[シアノ−[(1−メチル−2−プロピニル)−オキシ]−メチル]−ベンズアミド、
3−(1,1−ジメチルプロピル−1−オキソ−1H−インデン−2−カルボニトリル、
3−[2−(4−クロロフェニル)−5−エトキシ−3−イソキサゾリジニル]−ピリジン、
4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド、
4−メチル−テトラゾロ[1,5−a]キナゾリン−5(4H)−オン、
8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エチル−N−プロピル−1,4−ジオキサスピロ[4,5]デカン−2−メタナミン、
硫酸8−ヒドロキシキノリン、
9H−キサンテン−2−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−9−カルボン酸ヒドラジド、
ビス−(1−メチルエチル)−3−メチル−4−[(3−メチルベンゾイル)オキシ]−2,5−チオフェンジカルボキシレート、
シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−シクロヘプタノール、
シス−4−[3−[4−(1,1−ジメチルプロピル)−フェニル−2−メチルプロピル]−2,6−ジメチル−モルホリン塩酸塩、
[(4−クロロフェニル)−アゾ]−シアノ酢酸エチル、
炭酸水素カリウム、
メタンテトラチオールナトリウム塩、
1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(5−イソキサゾリルカルボニル)−DL−アラニン酸メチル、
N−(クロロアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−DL−アラニン酸メチル、
N−(2,3−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−シクロヘキサンカルボキサミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−アセトアミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−チエニル)−アセトアミド、
N−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−(4−シクロヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(4−ヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−アセトアミド、
N−(6−メトキシ)−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサミド、
N−[2,2,2−トリクロロ−1−[(クロロアセチル)−アミノ]−エチル]−ベンズアミド、
N−[3−クロロ−4,5−ビス(2−プロピニルオキシ)−フェニル]−N′−メトキシ−メタンイミドアミド、
N−ホルミル−N−ヒドロキシ−DL−アラニン酸ナトリウム、
[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホルアミドチオン酸O,O−ジエチル、
フェニルプロピルホスホルアミドチオン酸S−フェニルO−メチル、
1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオン酸S−メチル、
スピロ[2H]−1−ベンゾピラン−2,1′(3′H)−イソベンゾフラン]−3′−オン、
4−[3,4−ジメトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−アクリロイル]−モルホリン。
殺細菌剤:
ブロノポル(bronopol) 、ジクロロフェン(dichlorophen)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン(kasugamycin)、オクチリノン(octhilinone)、フランカルボン酸、オキシテトラシクリン(oxytetracyclin)、プロベナゾール(probenazole) 、ストレプトマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftalam)、硫酸銅および他の銅調合物。
殺昆虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセラミプリド(acelamiprid)、アクリナスリン(acrinathrin)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アルファ−シペルメスリン(alpha-cypermethrin)、アルファメスリン(alphamethrin)、アミトラズ(amitraz)、アベルメクチン(avermectin)、AZ60541、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチフォス(azamethiphos)、アジンフォスA(azinphos A)、アジンフォスM(azinphoos M) 、アゾシクロチン(azocyclotin)、
バシルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae)、バシルス・スファレクス(Bacillus sphaericus)、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、バクロウイルス類、ビューベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)、ビューベリア・テネラ(Beauveria tenella)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベータシフルスリン(betacyfluthrin)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェンスリン(bifenthrin)、ビオエタノメスリン(bioethanomethrin)、ビオペルメスリン(biopermethrin)、ビストリフロン(bistrifluron)、BPMC、ブロモフォスA(bromophos A)、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブタチオフォス(butathiofos)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブチルピリダベン(butylpyridaben)、
カジュサフォス(cadusafos)、カルバリール(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボフェノチオン(carbophenothion)、カルボスルファン(carbosulphan)、カルタップ(cartap)、クロエトカルブ(chloethocarb)、クロルエトキシフォス(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンフォス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメフォス(chlormephos)、クロルピリフォス(chlorpyrifos)、クロルピリフォスM(chlorpyrifos M)、クロバポルスリン(clovaporthrin)、クロマフェノジド(chromafenozide)、シス−レスメスリン(cis-resmethrin)、シスペルメスリン(cispermethrin)、クロシスリン(clocythrin)、クロエトカルブ(cloethocarb)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロチアニジン(clothianidine)、シアノフォス(cyanophos)、シクロプレン(cycloprene)、シクロプロスリン(cycloprothrin)、シフルスリン(cyfluthrin)、シハロスリン(cyhalothrin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメスリン(cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、
デルタメスリン(deltamethrin)、デメトンM(demeton M)、デメトンS(demeton S)、デメトンS−メチル(demeton S-methyl)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos) 、ジコフォル(dicofol)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンフォス(dimethylvinphos)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、ドクサト−ナトリウム(docusat-sodium)、ドフェナピン(dofenapyn)、
エフルシラネート(eflusilanate)、エマメクチン(emamectin)、エンペンスリン(empenthrin)、エンドスルファン(endosulfan)、エンドモフトラ種(Entomopfthora spp.)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エトプロフォス(ethoprophos)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトキサゾール(etoxazole)、エトリンフォス(etrimfos)、フェナミフォス(fenamiphos)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチン・オキシド(fenbutatin oxide)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンプロパスリン(fenpropathrin)、フェンピラド(fenpyrad)、フェンピリスリン(fenpyrithrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate) 、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フルアジナム(fluazinam)、フルアズロン(fluazuron)、フルブロシスリネート(flubrocythrinate)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシスリネート(flucythrinate)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルメスリン(flumethrin)、フルテンジン(fluetnzine)、フルバリネート(fluvalinate)、フォノフォス(fonophos)、フォスメチラン(fosmethilan)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フブフェンプロックス(fubfenprox)、フラチオカルブ(furathiocarb)、
グラニュローシス・ウイルス類、
ハロフェノジド(halofenozide)、HCH、ヘプテノフォス(heptenophos)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ヒドロプレン(hydroprene)、
イミダクロプリド(imidacloprid)、インドキサカルブ(indoxacarb)、イサゾフォス(isazofos)、イソフェンフォス(isofenphos)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、
核多角体病ウイルス類、
ラムダ−シハロスリン(lambda-cyhalothrin)、ルフェヌロン(lufenuron)、
マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタミドフォス(methamidophos)、メタリジウム・アニソプリアエ(Metharhizium anisopliae)、メタリジウム・フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)、メチダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メトプレン(methoprene)、メトミル(methomyl)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトルカルブ(metolcarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メビンフォス(mevinphos)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシン(milbemycin)、モノクロトフォス(monocrotophos)、
ナレド(naled)、ニテンピラム(nitenpyram)、ニチアジン(nithiazine)、ノバルロン(novaluron)、
オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキシデメトンM(oxydemeton M)、
パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、パラチオンA(parathion A)、パラチオンM(parathion M)、ペルメスリン(permethrin)、フェントエート(phenthoate)、フォレート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォスメット(phosmet)、フォスファミドン(phosphamidon)、フォキシム(phoxim)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミフォスA(pirimiphos A)、ピリミフォスM(pirimiphos M)、プロフェノフォス(profenofos)、プロメカルブ(promecarb)、プロパルガイト(propargite)、プロポクサー(propoxur)、プロチオフォス(prothiofos) 、プロトエート(prothoate)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロフォス(pyraclofos)、ピレスメスリン(pyresmethrin)、ピレスルム(pyrethrum)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダチオン(pyridathion)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリプロキシフェン(pyriproxifen)、
キナルフォス(quinalphos)、
リバビリン(ribavirin)、
サリチオン(salithion)、セブフォス(sebufos)、シラフルオフェン(silafluofen)、スピノサド(spinosad)、スルフォテップ(sulfotep)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スルプロフォス(sulprofos)、
タウ−フルバリネート(tau-fluvalinate)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリミフォス(tebupirimiphos)、テフルベンズロン(teflubenzuron) 、テフルスリン(tefluthrin)、テメフォス(temephos)、テミビンフォス(temivinphos)、テルブフォス(terbufos)、テトラクロルビンフォス(tetrachlorvinphos)、テトラジフォン(tetradifon)、テータシペルメスリン(thetacypermethrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チアプロニル(thiapronil)、チアトリフォス(thiatriphos)、チオシクラム・ハイドロジェン・オキサレート(thiocyclam hydrogen oxalate)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、スリンギエンシン(thuringiensin)、トラロシスリン(tralocythrin)、トラロメスリン(tralomethrin)、トリアラテン(triarathene)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾフォス(triazophos)、トリアズロン(triazuron)、トリクロフェニジン(trichlophenidine)、トリクロルフォン(trichlorfon)、トリフルムロン(triflumuron)、トリメタカルブ(trimethacarb)、
バミドチオン(vamidothion)、バニリプロール(vaniliprole)、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)、
YI5302、
ゼタ−シペルメスリン(zeta-cypermethrin)、ゾラプロフォス(zolaprofos)、
3−[(ジヒドロ−2−オキソ−3(2H)−フラニリデン)−メチル]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(1R−シス)−[5−(フェニルメチル)−3−フラニル]−メチル、
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸(3−フェノキシフェニル)−メチル、
1−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]テトラヒドロ−3,5−ジメチル−N−ニトロ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−イミン、
2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−4−[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、
2−(アセチルオキシ)−3−ドデシル−1,4−ナフタレンジオン、
2−クロロ−N−[[[4−(1−フェニルエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
2−クロロ−N−[[[4−(2,2−ジクロロ−1,1−ジフルオロエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
プロピルカルバミン酸3−メチルフェニル、
4−[4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルペンチル]−1−フルオロ−2−フェノキシ−ベンゼン、
4−クロロ−2−(1,1−ジメチルエチル)−5−[[2−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェノキシ)エチル]チオ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−3−ピリジニル)メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−5−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メトキシ]−2−(3,4−ジクロロフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、
バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)菌株EG−2348、
[2−ベンゾイル−1−(1,1−ジメチルエチル)−ベンゾヒドラジド、
ブタン酸2,2−ジメチル−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−オキソ−1−オキサスピロ[4.5]デセ−3−エン−4−イル、
[3−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−2−チアゾリジニリデン]−シアナミド、
ジヒドロ−2−(ニトロメチレン)−2H−1,3−チアジン−3(4H)−カルボキサミド、
[2−[[1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1−(フェニルメチル)−4−ピリダジニル]オキシ]エチル]−カルバミン酸エチル、
N−(3,4,4−トリフルオロ−1−オキソ−3−ブテニル)−グリシン、
N−(4−クロロフェニル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−4−フェニル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド、
N−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−N′−メチル−N′′−ニトロ−グアニジン、
N−メチル−N′−(1−メチル−2−プロペニル)−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
N−メチル−N′−2−プロペニル−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホルアミドチオ酸O,O−ジエチル、
N−シアノメチル−4−トリフルオロメチル−ニコチンアミド、
3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−[3−(5−トリフルオロメチルピリジン−イルオキシ)−プロポキシ]−ベンゼン。
【0230】
他の既知の活性化合物、例えば除草剤、または肥料および成長調節剤との混合物も可能である。
【0231】
殺昆虫剤として使用する場合には、本発明に従う活性化合物は、それらの市販の調合物中およびこれらの調合物から調製した使用形態で、相乗剤との混合物状で存在することもできる。相乗剤とは、加えられる相乗剤自体は活性である必要はないが、活性化合物の活性を高める化合物である。
【0232】
市販の調合物から調整した使用形態の活性化合物含有量は広い範囲内で変えることができる。使用形態の活性化合物濃度は0.0000001〜95重量%の間、好適には0.0001〜1重量%の間、の活性化合物でありうる。
【0233】
それらは使用形態に適する慣習的な方法で使用される。
【0234】
衛生上および貯蔵製品の有害生物に対して使用する時には、活性化合物は木材およびクレイ上での優れた残存活性並びに石灰処理した物質上でのアルカリに対する良好な安定性により特徴づけられる。
【0235】
上記のように、全ての植物および植物部分を本発明に従い処理できる。好ましい態様では、野生に産出するかまたは通常の生物学的栽培方法、例えば交配もしくは原形質体合着により得られる植物種および植物変種並びにこれらの植物種および植物変種の部分が処理される。別の好ましい態様では、適宜通常の方法と組み合わされる遺伝子工学方法により得られているトランスジェニック植物および植物変種(遺伝子改質有機体)並びにこれらの植物および植物変種の部分が処理される。用語「部分」または「植物の部分」または「植物部分」は以上で説明されている。
【0236】
本発明に従い特に好ましく処理される植物は、市販されているかまたは使用されている植物変種のものである。植物変種は、通常の栽培により、突然変異により、そして組み換えDNA技術により栽培された新規な性質(「特徴」)を有する植物を意味すると理解される。それらは変種、生物型および遺伝子型の形態をとることができる。
【0237】
植物種または植物変種、それらの位置および生長条件(土壌、気候、植生期間、養分)によって、本発明に従う処理の結果として超付加(「相乗」)効果も生じうる。それ故、例えば、実際に予期された効果を越える、減じられた適用割合並びに/または活性範囲並びに/または本発明に従い使用可能な物質および組成物の増加した活性、より良好な植物成長、増加した高温または低温耐性、増加した乾燥状態または水もしくは粉砕塩含有量耐性、増加した開花能力、より早い収穫、成熟の促進、収穫産品のより高い収穫量、より高い品質および/またはより高い栄養価、収穫産品のより良好な貯蔵安定性および/または加工性が可能になる。
【0238】
本発明に従い処理される好ましいトランスジェニック植物または植物変種(組み換え法により得られる)は、組み換え手段により改変によって、特に有利な価値ある特徴をこれらの植物に与える遺伝子物質を含有する全ての植物を包含する。そのような性質の例は、より良好な植物成長、増加した高温または低温耐性、増加した乾燥状態または水もしくは粉砕塩含有量耐性、増加した開花能力、より早い収穫、成熟の促進、収穫産品のより高い収穫量、より高い品質および/またはより高い栄養価、収穫産品のより良好な貯蔵安定性および/または加工性である。そのような特徴の他の特に強調される例は、動物性および微生物性有害生物に対する、例えば昆虫、ダニ、植物病原性菌・カビ、細菌および/またはウイルスに対する、植物の増加した防護性、並びにある種の除草活性化合物に対する植物による増加した耐性である。挙げられうるトランスジェニック植物の例は重要な栽培作物植物、例えば穀類(小麦、稲)、トウモロコシ、大豆、ポテト、綿、アブラナ並びに(果実であるリンゴ、ペア、柑橘果実およびブドウを含む)果実植物であり、トウモロコシ、大豆、ポテト、綿およびアブラナが特に強調される。特に強調される特徴は植物中で生成する毒素による昆虫に対する植物の増加した耐性であり、そして特にバシルス・スリンギエンシス(Baillus Thuringiensis)から得られる遺伝子物質により(例えば遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3B6およびCryIF並びにそれらの組み合わせにより)植物(以下では「Bt植物」と称する)中で製造されるものである。特に強調される他の特徴は、系統的な後天性耐性(SAR)、システミン、フィトアレキシン類、誘発剤および耐性遺伝子並びに対応する発現された蛋白質および毒素、による菌・カビ類、細菌およびウイルス類に対する植物の増加した防御性である。さらに特に強調される他の特徴はある種の除草活性化合物、例えばイミダゾリノン類、スルホニルウレア類、グリフォセートまたはホスフィノトリシンに対する植物の増加した耐性でもある(例えば「PAT」遺伝子)。所望する特徴の各々を与える遺伝子はトランスジェニック植物中で互いに組み合わせても存在しうる。挙げられうる「Bt植物」の例は、商品名イールド・ガード(YIELD GARD)R(例えば、トウモロコシ、綿、大豆)、ノックアウト(KnokOut)R(例えばトウモロコシ)、スターリンク(StarLink)R(例えばトウモロコシ)、ボルガード(Bollgard)R(綿)、ヌコツン(Nucotn)R(綿)およびニューリーフ(NewLeaf)R(ポテト)として市販されているトウモロコシ、綿、大豆およびポテトの変種である。挙げられうる除草剤−耐性植物の例は、商品名ラウドアップ・レディ(Roundup Ready)R(グリフォセートに対する耐性、例えばトウモロコシ、綿、大豆)、リバーティ・リンク(Liberty Link)R(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えばアブラナ)、IMIR(イミダゾリノン類に対する耐性)およびSTSR(スルホニルウレア類に対する耐性、例えばトウモロコシ)として市販されているトウモロコシ、綿および大豆の変種である。挙げられうる除草剤−耐性植物(除草剤耐性用に通常方法で栽培されたもの)は品名クリアフィールド(Clearfield)Rとして市販されている変種(例えば、トウモロコシ)である。もちろん、これらの言及は将来開発されるかまたは将来市場で販売されるかもしれなそしてこれらの遺伝特徴または将来開発される遺伝特徴を有する植物変種にも適用される。
【0239】
示された植物は本発明により本発明に従う一般式Iの化合物または活性化合物混合物を用いて特に有利に処理することができる。活性化合物または混合物に関する上記の好ましい範囲もこれら植物の処理にも適用される。この明細書に具体的に示された化合物または混合物による植物の処理が特に強調される。
【0240】
本発明に従う活性化合物は、植物、衛生上および貯蔵製品の有害生物に対してだけでなく、獣医薬分野において動物寄生体(体外寄生体)、例えば硬質マダニ(hard ticks)、軟質マダニ(soft ticks)、皮癬ダニ、ツツガムシ、ハエ類(刺すハエおよび吸うハエ)、寄生性のハエの幼虫、虱、毛虱、鳥虱および蚤、に対しても活性である。これらの寄生体は下記のものを包含する:
シラミ目(Anoplurida)から、例えば、ヘマトピヌス種(Haematopinus spp.)、リノグナスス種(Linognathus spp.)、ペジクルス種(Pediculus spp.)、フチルス種(Phtirus spp.)、ソレノポテス種(Solenopotes spp.)。
【0241】
ハジラミ目(Mallophagida)並びにマルツノハジラミ亜目(Amblycerina)およびホソツノハジラミ亜目(Ischnocerina)から、例えば、トリメノポン種(Trimenopon spp.)、メノポン種(Menopon spp.)、トリノトン種(Trinoton spp.)、ボビコラ種(Bovicola spp.)、ウェルネキエラ(Werneckiella spp.)、レピケントロン種(Lepikentron spp.)、ダマリナ種(Damalina spp.)、トリコデクテス種(Trichodectes spp.)、フェリコラ種(Felicola spp.)。
【0242】
双翅目(Diptera)並びにカ亜目(Nematocerina)およびハエ亜目(Brachycerina)から、例えば、エーデス種(Aedes spp.)、アノフェレス種(Anopheles spp.)、クレックス種(Culex spp.)、シムリウム種(Simulium spp.)、ユーシムリウム種(Eusimulium spp.)、フレボトムス種(Phlebotomus spp.)、ルツゾミイア種(Lutzomyia spp.)、クリコイデス種(Culicoides spp.)、クリソプス種(Chrysops spp.)、ヒボミトラ種(Hybomitra spp.)、アチロツス種(Atylotus spp.)、タバヌス種(Tabanus spp.)、ヘマトポタ種(Haematopota spp.)、フィリポニア種(Philipomyia spp.)、ブラウラ種(Braula spp.)、ムスカ種(Musca spp.)、ヒドロタエア種(Hydrotaea spp.)、ストモキシス種(Stomoxys spp.)、ヘマトビア種(Haematobia spp.)、モレリア種(Morellia spp.)、ファニア種(Fannia spp.)、グロッシナ種(Glossina spp.)、カリフォラ種(Calliphora spp.)、ルシリア種(Lucilia spp.)、クリソミイア種(Chrysomyia spp.)、ウールファルチア種(Wohlfahrtia spp.)、サルコファガ種(Sarcophaga spp.)、オエストルス種(Oestrus spp.)、ヒポデルマ種(Hypoderma spp.)、ガステロフィルス種(Gasterophilus spp.)、ヒッポボスカ種(Hippobosca spp.)、リポプテナ種(Lipoptena spp.)、メロファグス種(Melophagus spp.)。
【0243】
ノミ目(Siphonapterida)から、例えば、プレックス種(Pulex spp.)、クテノセファリデス種(Ctenocephalides spp.)、ゼノピスラ種(Xenopyslla spp.)、セラトフィルス種(Ceratophyllus spp.)。
【0244】
カメムス目(Heteropterida)、例えば、シメックス種(Cimex spp.)、トリアトマ種(Triatoma spp.)、ロドニウス種(Rhodnius spp.)、パンストロンギルス種(Panstrongylus spp.)。
【0245】
ゴキブリ目(Blattarida)から、例えば、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattela germanica)、スペラ種(Supella spp.)。
【0246】
ダニ目(Acaria)(アカリダ(Acarida))の亜種並びにメタスチグマタ目(Metastigmata)およびメソスチグマタ目(Mesostigmata)から、例えば、アルガス種(Argas spp.)、オルニソドルス種(Ornithodorus spp.)、オトビウス種(Otobius spp.)、イキソデス種(Ixodes spp.)、アンブリオンマ種(Amblyomma spp.)、ブーフィルス種(Boophilus spp.)、デルマセントル種(Dermacentor spp.)、ヘマフィサリス種(Haemaphysalis spp.)、ヒアロンマ種(Hyalomma spp.)、リピセファルス種(Rhipicephalus spp.)、デルマニッサス種(Dermanyssus spp.)、ライリエチア種(Raillietia spp.)、ニューモニッサス(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ種(Sternostoma spp.)、バロア種(Varroa spp.)。
【0247】
ケダニ亜目(Actinedida)(プロチグマタ(Prostigmata))およびコナダニ亜目(Acaridida)(アスチグマタ(Astigmata))から、例えば、アカラピス種(Acarapis spp.)、ケイレチエラ種(Cheyletiella spp.)、オルニソヘイレチア種(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア種(Myobia spp.)、ソレルガテス種(Psorergates spp.)、デモデックス種(Demodex spp.)、トロンビクラ種(Trombicula spp.)、リストロフォルス種(Listrophorus spp.)、アカルス種(Acarus spp.)、チロファグス種(Tyrophagus spp.)、カログリフス種(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス種(Hypodectes spp.)、テロリクス種(Pterolichus spp.)、ソロプテス種(Psoroptes spp.)、コリオプテス種(Chorioptes spp.)、オトデクテス種(Otodectes spp.)、サルコプテス種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス種(Notoedres spp.)、ネミドコプテス種(Knemidocoptes spp.)、シトジテス種(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス種(Laminosioptes spp.)。
【0248】
本発明に従う式(I)の活性化合物は、農業生産用家畜、例えば、牛、羊、山羊、馬、豚、驢馬、駱駝、バッファロー、兎、鶏、七面鳥、鴨、鵞鳥、蜜蜂、他の室内動物、例えば、犬、猫、飼育用の鳥および水族館の魚、並びに実験動物として知られるもの、例えば、ハムスター、モルモット、ラットおよびマウス、に感染する節足動物を抑制するためにも適する。本発明に従う活性化合物を使用することにより、これらの節足動物を抑制することによって死亡事例および(肉、乳、羊毛、皮革、卵、蜂蜜などの)性能減少を減ずるはずであり、その結果、より経済的なそしてより簡単な動物の飼育を可能にする。
【0249】
本発明に従う活性化合物は獣医学分野では、既知の方法で腸内投与により、例えば錠剤、カプセル剤、飲料、飲み薬、顆粒、ペースト剤、大型丸剤、飼料を介する方法、坐薬の形態で、非経口的投与により、例えば、注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内など)により、移植物により、鼻内投与により、例えば浸漬もしくは入浴(浸し)、噴霧、注ぎおよび滴下の形態での、洗浄、粉末散布の形態での、並びに活性化合物を含有する成型品、例えば首輪、耳札、尾の標識、足輪、端綱、標識装置などを用いる、皮膚適用により、適用される。
【0250】
家畜、家禽、室内動物などのために使用される場合には、式(I)の活性化合物は1〜80%の量で活性化合物を含んでなる調合物(例えば粉剤、乳剤、流動剤)として、直接または100〜10000倍の希釈後に、使用することができ、或いはそれらを化学浴の形態で使用してもよい。
【0251】
さらに、本発明に従う化合物が工業材料を破壊する昆虫に対して有効な殺昆虫活性を有することも見いだされた。
【0252】
下記の昆虫が例としてそして好ましいとして挙げられるが、それらに限定されない:
甲虫類(Beetles)、例えば
ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、クロロフォルス・ピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、ゼストビウム・ルフォビロスム(Xestobium rufovillosum)、プチリヌス・ペクチコルニス(Ptilinus pecticornis)、デンドロビウム・ペルチネックス(Dendrobium pertinex)、エルノビウス・モリス(Ernobius mollis)、プリオビウム・カルピニ(Priobium carpini)、リクツス・ブルンネイス(Lyctus brunneus)、リクツス・アフリカヌス(Lyctus africanus)、リクツス・プラニコリス(Lyctus planicollis)、リクツス・リネアリス(Lyctus linearis)、リクツス・プベッセンス(Lyctus pubescens)、トロゴキシロン・アエクアレ(Trogoxylon aequale)、ミンセス・ルギコシル(Minthes rugicollis)、キシレボルス種(Xyleborus spec.)、トリプトデンドロン種(Tryptodendron spec.)、アパテ・モオナクス(Apate monachus)、ボスチリクス・カプシンス(Bostrychus capucins)、ヘテロボストリクス・ブルンネウス(Heterobostrychus brunneus)、シノキシロン種(Sinoxylon spec.)、ジノデルス・ミヌツス(Dinoderus minutus)。
ハチ類(Hymenopterons)、例えば
シレックス・ジュベンクス(Sirex juvencus)、ウロセルス・ギガス(Urocerus gigas)、ウロセルス・ギガス・タイグヌス(Urocerus gigas taignus)、ウロセルス・アウグル(Urocerus augur)。
シロアリ類(Termites)、例えば
カロテルメス・フラビコリス(Kalotermes flavicollis)、クリプトテルメス・ブレビス(Crytotermes brevis)、ヘテロテルメス・インジコラ(Heterotermes indicola)、レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)、レチクリテルメス・サントネンシス(Reticulitermes santonensis)、レクチクリテルメス・ルシフグス(Reticulitermes lucifugus)、マストテルメス・ダーウィニエンシス(Mastotermes darwiniensis)、ズーテルモプシス・ネバデンシス(Zootermopsis nevadensis)、コプトテルメス・フォルモサヌス(Coptotermes formosanus)。
シミ類(Bristletails)、例えばレイスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)。
【0253】
工業材料は本発明の概念では非−生存材料、例えば、好ましくは重合体、接着剤、サイズ、紙およびボール紙、皮革、木材、材木製品、並びに塗料を意味すると理解される。
【0254】
昆虫感染から非常に特に好ましく保護される材料は木材および材木製品である。
【0255】
本発明に従う剤またはこれらを含んでなる混合物により保護できる木材および加工木材製品は、例えば、建築用材木、木製梁、鉄道枕木、橋梁部品、防波堤、木製車両、箱、荷台、容器、電柱、木製型桟、木製窓および扉、合板、チップボード、連結製品、または家屋構造もしくは建物連結部の中で非常に一般的に使用されている材木製品を意味すると理解すべきである。
【0256】
活性化合物はそのままで、濃縮物または一般的な普通の調合物、例えば粉剤、粒剤、液剤、懸濁剤、乳剤もしくはペースト剤、の形態で使用することができる。
【0257】
上記の調合物はそれ自体は既知である方法で、例えば活性化合物を少なくとも1種の溶媒もしくは希釈剤、乳化剤、分散化剤および/または結合剤または揮発保留剤、撥水剤、適宜乾燥剤および紫外線安定剤、並びに適宜染料および顔料、並びに他の加工助剤と混合することにより、製造できる。
【0258】
木材および材木製品の保護用に使用される殺昆虫剤組成物または濃縮物は本発明に従う活性化合物を0.0001〜95重量%、特に0.001〜60重量%、の濃度で含んでなる。
【0259】
使用される組成物または濃縮物の量は昆虫の性質および発生状態並びに媒体に依存する。最適な使用量は適用時に各場合とも一連の試験により決めることができる。しかしながら、一般的には、保護しようとする材料を基準にして0.0001〜20重量%、好ましくは0.001〜10重量%、の活性化合物を使用することで充分である。
【0260】
適する溶媒および/または希釈剤は有機化学溶媒もしくは溶媒混合物および/または油状もしくは油型の有機化学溶媒もしくは低揮発度の溶媒混合物および/または有極性有機化学溶媒もしくは溶媒混合物および/または水並びに適宜乳化剤および/または湿潤剤である。
【0261】
好ましく使用される有機化学溶媒は35より上の蒸発価(evaporation number)および30℃より上の、好適には45℃より上の、引火点を有する油状または油類似溶媒である。水中に不溶性であり且つ低揮発度を有する使用されるそのような油状または油類似溶媒は、適当な鉱油もしくはそれらの芳香族画分、または鉱油を含有する溶媒混合物、好ましくはホワイトスピリット、石油および/またはアルキルベンゼンである。
【0262】
有利に使用される鉱油は、170〜220℃の沸騰範囲を有する鉱油、170〜220℃の沸騰範囲を有するホワイトスピリット、250〜350℃の沸騰範囲を有するスピンドル油、160〜280℃の沸騰範囲の石油および芳香族、ターペンチン油などである。
【0263】
好ましい態様では、180〜210℃の沸騰範囲を有する液体脂肪族炭化水素類もしくは180〜220℃の沸騰範囲を有する芳香族および脂肪族炭化水素類の高沸点混合物および/またはスピンドル油および/またはモノクロロナフタレン、好ましくはα−モノクロロナフタレン、が使用される。
【0264】
溶媒混合物も35より上の蒸発価および30℃より上の、好ましくは45℃より上の、引火点を有し且つ殺昆虫剤/殺菌・殺カビ剤混合物がこの溶媒混合物の中に可溶性または可乳化性である限り、35より上の蒸発価および30℃より上の、好ましくは45℃より上の引火点を有する低揮発度の油状または油類似有機溶媒を高または中揮発度の有機化学溶媒により部分的に置換することができる。
【0265】
好ましい態様では、有機化学溶媒もしくは溶媒混合物の一部は脂肪族の有極性有機化学溶媒もしくは溶媒混合物により置換される。ヒドロキシルおよび/またはエステルおよび/またはエーテル基を有する脂肪族有機化学溶媒、例えば、グリコールエーテル類、エステル類などが好ましく使用される。
【0266】
本発明の目的のために使用される有機化学結合剤は、それ自体既知であり、埓水で希釈可能でありおよび/または使用される有機化学溶媒中に溶解もしくは分散もしくは乳化可能である合成樹脂および/または結合性乾燥油、特にアクリレート樹脂、ビニル樹脂、例えばポリ酢酸ビニル、ポリエステル樹脂、重縮合もしくは重付加樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂もしくは改質アルキド樹脂、フェノール樹脂、炭化水素樹脂、例えばインデン/クマロン樹脂、シリコーン樹脂、乾燥植物性および/または乾燥油および/または天然および/もしくは合成樹脂をベースとした物理的乾燥結合剤からなるかまたはそれらを含んでなる結合剤である。
【0267】
結合剤として使用される合成樹脂は乳化液、分散液または溶液の形態で使用することができる。ビチューメンまたはビチューメン物質を10重量%までの量で結合剤として使用することもできる。さらに、それ自体は全て既知である着色剤、顔料、撥水剤、臭気−遮蔽物質および抑制剤または腐食防止剤などをその他に使用することもできる。
【0268】
本発明に従うと、組成物または濃縮物は好ましくは、有機化学結合剤として、少なくとも1種のアルキド樹脂または改質アルキド樹脂および/または乾燥植物性油を含んでなる。本発明により好ましく使用されるアルキド樹脂は45重量%より多い、好ましくは50〜68重量%の、油含有量を有するものである。
【0269】
上記の結合剤の一部または全部を揮発保留剤(混合物)または可塑剤(混合物)により置換することができる。これらの添加剤は活性化合物の蒸発および結晶化または沈澱を防止することを意図する。それらは好ましくは(使用される結合剤の100%を基準にして)結合剤の0.01〜30%を置換する。
【0270】
可塑剤は、フタル酸エステル類、例えばフタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチルもしくはフタル酸ベンジルブチル、燐酸エステル類、例えば燐酸トリブチル、アジピン酸エステル類、例えばアジピン酸ジ−(2−エチルヘキシル)、ステアリン酸エステル類、例えばステアリン酸ブチルもしくはステアリン酸アミル、オレイン酸エステル類、例えばオレイン酸ブチル、グリセロールエーテル類または比較的高分子量のグリコールエーテル類、グリセロールエステル類およびp−トルエンスルホン酸エステル類の化学種のものである。
【0271】
揮発保留剤は化学的にはポリビニルアルキルエーテル類、例えば、ポリビニルメチルエーテル、またはケトン類、例えばベンゾフェノンもしくはエチレンベンゾフェノン、を基にしている。
【0272】
他の適する溶媒または希釈剤は特に水であり、適宜1種もしくはそれ以上の上記の有機化学溶媒または希釈剤、乳化剤および分散剤との混合物状であってもよい。
【0273】
特に有効な材木の保護は、工業的規模の含浸法、例えば真空、二重真空または圧力法、により得られる。
【0274】
適宜、調合済み組成物はさらに、別の殺昆虫剤および適宜さらに1種もしくはそれ以上の殺菌・殺カビ剤を含んでなることもできる。
【0275】
組成物中の適する追加の相手は、好ましくは、WO 94/29 268に示されている殺昆虫剤および殺菌・殺カビ剤である。この文献に示されている化合物は本出願の明白な構成部分である。
【0276】
使用できる混合物中の非常に特に好ましい相手は殺昆虫剤、例えばクロピリフォス(chlorpyriphos)、フォキシム(phoxim)、シラフルフィン(silafluofin)、アルファメスリン(alphamethrin)、シフルスリン(cyfluthrin)、シペルメスリン(cypermethrin)、デルタメスリン(deltamethrin)、ペルメスリン(permethrin)、イミダクロプリド(imidacloprid)、NI−25、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、トランスルフスリン(transfluthrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)およびトリフルムロン(triflumuron)、並びに殺菌・殺カビ剤、例えばエポキシコナゾール(epoxyconazole)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、アザコナゾール(azaconazole)、プロピコナゾール(propiconazole)、テブコナゾール(tebuconazole)、シプロコナゾール(cyproconazole)、メトコナゾール(metconazole)、イマザリル(imazalil)、ジクロルフルアニド(dichlorfluanid)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、カルバミン酸3−ヨード−2−プロピニルブチル、N−オクチル−イソチアゾリン−3−オンおよび4,5−ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリン−3−オンである。
【0277】
本発明に従う化合物は同時に、塩水または塩気のある水と接触する対象、例えば船体、スクリーン、網、建物、停泊用具および信号システム、を汚染から保護するために使用することもできる。
【0278】
無柄貧毛類(sessile Oligochaerta)、例えばカンザシゴカイ科(Serpulidae)により、並びに貝類およびレダモルファ(Ledamorpha)(エボシガイ)群からの種、例えば種々のエボシガイ(Lepas)およびミョウガガイ(Scalpellum)種により、またはフジツボ下目(Balanomorpha)群(フジツボ)からの種、例えばシロスジフジツボ(Balanus)もしくはポリシペス(Pollicipes)種による汚染は、船舶の摩擦抗力を増加させ、そしてその結果として、より高いエネルギー消費およびそれに加えて乾ドック中の頻繁な滞在による操作費用における顕著な増加をもたらす。
【0279】
藻、例えばシオミドロ(Ectocarpus)種およびイギス(Ceramiumu)種、による汚染とは別に、一般名フジツボ目(Cirripedia)(cirriped crustaceanus)の分類に入る無柄切甲亜綱(sessile Entomostraka)群による汚染が特に重要である。
【0280】
驚くべきことに、本発明に従う化合物が、単独でまたは他の活性化合物と組み合わせて、顕著な防汚活性を示すことが今回見いだされた。
【0281】
単独でまたは他の活性化合物と組み合わせての、本発明に従う化合物の使用により、例えば、硫化ビス(トリアルキル錫)類、ラウリン酸トリ−n−ブチル錫、塩化トリ−n−ブチル錫、酸化銅(I)、塩化トリエチル錫、トリ−n−ブチル(2−フェニル−4−クロロフェノキシ)錫、酸化トリブチル錫、二硫化モリブデン、酸化アンチモン、重合体状チタン酸ブチル、塩化フェニル−(ビスピリジン)−ビスマス、弗化トリ−n−ブチル錫、エチレンビスチオカルバミン酸マンガン、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスチオカルバミン酸亜鉛、2−ピリジンチオール1−オキシドの亜鉛塩類および銅塩類、エチレン−ビスチオカルバミン酸ビスジメチルジチオカルバモイル亜鉛、酸化亜鉛、エチレン−ビスチオカルバミン酸銅(I)、チオシアン酸銅、ナフテン酸銅およびハロゲン化トリブチル錫中の重金属の使用が省略できたり、またはこれらの化合物の濃度を実質的に減ずることができる。
【0282】
適宜、調整済み防汚塗料は他の活性化合物、好ましくは殺藻剤、殺菌・殺カビ剤、除草剤、殺軟体動物剤、または他の防汚活性化合物、をさらに含んでなることができる。
【0283】
本発明に従う防汚組成物との組み合わせ中の好適な成分は下記のものである:殺藻剤、例えば
2−tert−ブチルアミノ−4−シクロプロピルアミノ−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジウロン(diuron)、エンドタル(endothal)、フェンチン・アセテート(fentine acetate)、イソプロツロン(isoproturon)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、キノクラミン(quinoclamine)およびテルブトリン(terbutryn);
殺菌・殺カビ剤、例えば
ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸シクロヘキシルアミドS,S−ジオキシド、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、フルオルフォルペット(fluorfolpet)、ブチルカルバミン酸3−ヨード−2−プロピニル、トリルフルアニド(tolylfluanid)並びにアゾール類、例えばアザコナゾール(azaconazole)、シプロコナゾール(cyproconazole)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、メトコナゾール(metconazole)、プロピコナゾール(propiconazole)およびテブコナゾール(tebuconazole);
殺軟体動物剤、例えば
フェンチン・アセテート(fentin acetate)、メタルデヒド(metaldehyde)、メチオカルブ(methiocarb)、ニクロサミド(niclosamid)、チオジカルブ(thiodicarb)およびトリメタカルブ(trimethacarb);
または従来の防汚活性化合物、例えば
4,5−ジクロロ−2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、ジヨードメチルパラトリルスルホン、2−(N,N−ジメチルチオカルバモイルチオ)−5−ニトロチアジル、2−ピリジンチオール1−オキシドのカリウム塩類、銅塩類、ナトリウム塩類および亜鉛塩類、ピリジン−トリフェニルボラン、テトラブチルジスタノキサン、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)−ピリジン、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、二硫化テトラメチルチウラムおよび2,4,6−トリクロロフェニルマレイミド。
【0284】
使用される防汚組成物は本発明に従う活性化合物を0.001〜50重量%の、特に0.01〜20重量%の、濃度で含んでなる。
【0285】
さらに、本発明に従う防汚組成物は従来成分、例えば、Ungerer, Chem. Ind. 1985, 37, 730-732 および Williams, Antifouling Marine Coatings, Noyes, Park Ridge, 1973 に記載されているもの、を含んでなる。
【0286】
本発明に従う殺藻、殺菌・殺カビ、殺軟体動物活性化合物および殺昆虫活性化合物の他に、防汚塗料は、特に、結合剤を含んでなる。
【0287】
知られている結合剤の例は、溶媒系中のポリ塩化ビニル、溶媒系中の塩素化ゴム、溶媒系中の、特に水性系中の、アクリル樹脂、水性分散液の形態もしくは有機溶媒系の形態の塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体系、ブタジエン/スチレン/アクリロニトリルゴム、乾燥油類、例えばアマニ油、樹脂エステル類、またはタールもしくはビチューメン、アスファルトおよびエポキシ化合物と組み合わされた改質硬化樹脂、少量の塩素ゴム、塩素化ポリプロピレン並びにビニル樹脂である。
【0288】
適宜、塗料は好ましくは塩水中に不溶性である無機顔料、有機顔料または着色剤も含んでなる。塗料は例えば活性化合物の調節放出を可能にするコロホニウムの如き物質をさらに含んでなってもよい。さらに、塗料は可塑剤、レオロジー性質に影響を与える改質剤および他の従来成分を含んでなってもよい。本発明に従う化合物または上記の混合物は自己−研磨性防汚系の中に加えてもよい。
【0289】
活性化合物は、閉鎖空間、例えば、住居、工場、事務所、車両など、で見られる動物性有害生物、特に昆虫、蜘蛛およびダニ、を抑制するためにも適する。それらはこれらの有害生物を、単独でまたは他の活性化合物と組み合わせて、抑制するための家庭用殺昆虫製品の中で使用することができる。それらは敏感性および抵抗性の種に対して並びに全ての成長段階に対して活性である。これらの有害生物は下記のものを包含する:
サソリ目(Scorpionidea)から、例えば、キョクトウサセリ(Buthus occitanus)、ダニ目(Acarina)から、例えば、アルガス・ペリシクス(Argas persicus)、アルガス・レフレクス(Argas reflexus)、ブリオビア種(Bryobia ssp.)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、グリシファグス・ドメスチクス(Glyciphagus domesticus)、オルニソドルス・モウバト(Ornithodorus moubat)、リピセファルス・サンギネウス(Rhipicephalus sanguineus)、トロンビクラ・アルフレデュゲシ(Trombicula alfreddugesi)、ニュートロンビクラ・オーツムナリス(Neutrombicula autumnalis)、デルマトファゴイデス・テロニッシムス(Dermatophagoides pteronissimus)、デルマトファゴイデス・フォリナエ(Dermatophagoides forinae)、
クモ目(Araneae)から、例えば、トリクイグモ(Aviculariidae)、真正クモ(Araneidae)、
ザトウムシ目(Opiliones)から、例えば、シュードスコルピオネス・チェリファー(Pseudoscorpiones chelifer)、シュードスコルピオネス・チェイリジウム(Pseudoscorpioes cheiridium)、オピリオネス・ファランギウム(Opiliones phalangium)、
等脚目(Isopoda)から、例えば、オニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、ポルセリオ・スカバー(Porcellio scaber)、
倍脚目(Diplopoda)から、例えば、ブラニウルス・グッツラツス(Blaniulus guttulatus)、オビヤスデ種(Polydesmus spp.)、
唇脚目(Chilopoda)から、例えば、ツチムカデ種(Geophilus spp.)、
シミ亜目(Zygentoma)から、例えば、ヤマトシミ(Ctenolepisma spp.)、レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)、レピスモデス・インクイリヌス(Lepismodes inquilinus)、
ゴキブリ目(Blattaria)から、例えば、ブラッタ・オリエンタリエス(Blatta orientalies)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、ブラッテラ・アサヒナイ(Blattella asahinai)、リューコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)、パンクロラ種(Panchlora spp.)、パルコブラッタ種(Parcoblatta spp.)、ペリプラネタ・オーストララシアエ(Periplaneta australasiae)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、ペリプラネタ・ブルンネア(Periplaneta brunnea)、ペリプラネタ・フリギノサ(Periplaneta fuliginosa)、スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa)、
跳躍目(Saltatoria)から、例えば、アキータ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、
革翅目(Dermaptera)から、例えば、フォルフィキュラ・オーリクラリア(Forficula auricularia)、
等翅目(Isoptera)から、例えば、カロテルメス種(Kalotermes spp.)、ヤマトシロアリ種(Reticulitermes spp.)、
噛虫目(Psocoptera)から、例えば、レピナツス種(Lepinatus spp.)、コナチャタテ種(Liposcelis spp.)、
甲虫目(Coleptera)から、例えば、ヒメマルカツオブシ種(Anthrenus spp.)、アッタゲヌス種(Attagenus spp.)、デルメステス種(Dermestes spp.)、ラテチクス・オリザエ(Latheticus oryzae)、ネクロビア種(Necrobia spp.)、プチヌス種(Ptinus spp.)、リゾペルサ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、シトフィルス・グラナリウス(Sitophilus granarius)、シトフィルス・オリザエ(Sitophilus oryzae)、シトフィルス・ゼアマイス(Sitophilus zeamais)、ステゴビウム・パニセウム(Stegobium paniceum)、
双翅目(Diptera)から、例えば、エーデス・エジプチ(Aedes aegypti)、エーデス・アルピクツス(Aedes albopictus)、エーデス・タエニオリンクス(Aedes taeniorhynchus)、ハマダラカ種(Anopheles spp.)、オオクロバエ(Calliphora erythrocephala)、クリソゾア・プルビアリス(Chrysozona pluvialis)、キュレックス・クインクエファスシアツス(Culex quinquefasciatus)、キュレックス・ピピエンス(Culex pipiens)、キュレックス・タルサリス(Culex tarsalis)、キイロショウジョウバエ種(Drosophila spp.)、ヒメイエバエ(Fannia canicularis)、イエバエ(Musca domestica)、サシチョウバエ(Phlebotomus spp.)、サルコファガ・カルナリア(Sarcophaga carnaria)、ブユ種(Simulium spp.)、ストモキシス・カルシトランス(Stomoxys calcitrans)、ガガンボ(Tipula paludosa)、
鱗翅目(Lepidoptera)から、例えば、アクロイア・グリセラ(Achroia girisella)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、プロディア・インタープンクテラ(Plodia interpunctella)、ティネア・クロアセラ(Tinea cloacella)、ティネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、ティネオラ・ビッセリエラ(Tineola bisselliella)、
ノミ目(Siphonaptera)から、例えば、テノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)、テノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga penetrans)、ネズミノミ(Xenopsylla cheopis)、
膜翅目(Hymenoptera)から、例えば、クロオオアリ(Camponotus herculeanus)、ラシウス・フリギノスス(Lasius fuliginosus)、ラシウス・ニガー(Lasius niger)、ラシウム・ウンブラツス(Lasius umbratus)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、パラベスプラ種(Paravespula spp.)、テトラモリウム・カエスプチツム(Tetramorium caespitum)、
シラミ目(Anoplura)から、例えば、ペジクルス・ヒュマヌス・カピチス(Pediculus humanus capitis)、ペジクルス・ヒュマヌス・コルポリス(Pediculus humanus corporis)、ケジラミ(Phthirus pubis)、
異翅目(Heteroptera)から、例えば、シメックス・ヘミプテルス(Cimex hemipterus)、シメックス・レクツラリウス(Cimex lectularius)、ロジヌス・プロリクス(Rhodinus prolixus)、トリアトマ・インフェスタンス(Triatoma infestans)。
【0290】
屋内殺昆虫剤分野における適用は、単独でまたは他の適当な活性化合物、例えば燐酸エステル類、カルバミン酸エステル類、ピレスロイド類、成長調節剤または他の既知の種類の殺昆虫剤からの活性化合物、と組み合わせて行われる。
【0291】
それらはエーロゾル、無圧スプレー製品、例えばポンプおよびアトマイザースプレー、自動噴霧システム、噴霧器、フォーム、ゲル、セルロースまたは重合体から製造される蒸発錠剤を有する蒸発剤製品、液体蒸発剤、ゲルおよび膜蒸発剤、抛射剤で駆動される蒸発剤、無エネルギーもしくは無発動機蒸発システム、モスペーパー、モスバッグおよびモスゲルとして、粒剤または散剤として、延展用の餌の中でまたは餌台の中で使用される。
【0292】
本発明に従う活性化合物は、落葉剤、乾燥剤、広葉樹の破壊剤および、特に雑草死滅剤として使用することもできる。雑草とは、最も広い意味において、植物が望まれない場所に成長するすべての植物であると理解すべきである。本発明に従う物質は、本質的に使用量に依存して完全除草剤または選択的除草剤として作用する。
【0293】
本発明に従う活性化合物は、例えば、次の植物に関連して使用することができる:
次の属の双子葉雑草:イチビ(Abutilon)、ヒユ(Amaranthus)、ブタクサ(Ambrosia)、アノダ(Anoda)、カミツレモドキ(Anthemis)、アファネス(Aphanes)、アトリプレックス(Atriplex)、ベリス(Bellis)、ビデンス(Bidens)、カプセラ(Capsella)、ヒレアザミ(Carduus)、カシア(Cassia)、センタウレア(Centaurea)、アカザ(Chenopodium)、アザミ(Cirsium)、ヒルガオ(Convolvulus)、チヨウセンアサガオ(Datura)、デスモジウム(Desmodium)、エメクス(Emex)、エリシムム(Erysimum)、ユーフォルビア(Euphorbia)、チシマオドリコ(Galeopsis)、ガリンソガ(Galinsoga)、ヤエムグラ(Galium)、ハイビスカス(Hibiscus)、サツマイモ(Ipomoea)、コチア(Kochia)、ラミウム(Lamium)、レピジウム(Lepidium)、アゼナ(Lindernia)、マツリカリア(Matricaria)、メンタ(Mentha)、メルクリアリス(Mercurialis)、ムルゴ(Mullugo)、ミオソチス(Myosotis)、ケシ(Papaver)、ファルビチス(Pharbitis)、プランタゴ(Plantago)、タデ(Polygonum)、スベリヒユ(Portulaca)、ラヌンクルス(Ranunculus)、ラファヌス(Raphanus)、イヌガラシ(Rorippa)、キカシグサ(Rotala)、ルメックス(Rumex)、サルソラ(Salsola)、キオン(Senecio)、セスバニア(Sesbania)、シダ(Sida)、カラシ(Sinapis)、ナス(Solanum)、ノゲシ(Sonchus)、スフェノクレア(Sphenoclea)、ステラリア(Stellaria)、タラキサクム(Taraxacum)、スラスピ(Thlaspi)、トリフォリウム(Trifolium)、イラクサ(Urtica)、クワガタソウ(Veronica)、スミレ(Viola)、オナモミ(Xanthium)。
次の属の双子葉栽培植物:ラツカセイ(Arachis)、フダンソウ(Beta)、アブラナ(Brassica)、キユウリ(Cucumis)、ウリ(Cucurbita)、ヘリアンスス(Helianthus)、ニンジン(Daucus)、ダイズ(Glycine)、ワタ(Gossypium)、サツマイモ(Ipomoea)、アキノノゲシ(Lactuca)、アマ(Linum)、トマト(Lycopersicon)、タバコ(Nicotiana)、インゲンマメ(Phaseolus)、エンドウ(Pisum)、ナス(Solanum)、ソラマメ(Vicia)。
次の属の単子葉雑草:アエギロプス(Aegilops)、カモジグサ(Agropyron)、ヌカボ(Agrostis)、スズメノテツポウ(Alopecurus)、アペラ(Apera)、カラスムギ(Avena)、ブラキアリア(Brachiaria)、スズメノチヤヒキ(Bromus)、センクルス(Cenchrus)、コメリナ(Commelina)、シノドン(Cynodon)、カヤツリグサ(Cyperus)、ダクチロクテニウム(Dactyloctenium)、メヒシバ(Digitaria)、ヒエ(Echinochloa)、ハリイ(Eleocharis)、オヒシバ(Eleusine)、エラグロスチス(Eragrostis)、エリオクロア(Eriochloa)、ウシノケグサ(Festuca)、テンツキ(Fimbristylis)、ヘテランテラ(Heteranthera)、インペラタ(Imperata)、カモノハシ(Ischaemum)、レプトクロア(Leptochloa)、ドクムギ(Lolium)、ミズアオイ(Monochoria)、キビ(Panicum)、パスパルム(Paspalum)、ファラリス(Phalaris)、アワガリエ(Phleum)、スズメノカタビラ(Poa)、ロットボエリア(Rottboellia)、オモダカ(Sagittaria)、ホタルイ(Scirpus)、エノコログサ(Setaria)、モロコシ(Sorghum)
次の属の単子葉栽培植物:ネギ(Allium)、アナナス(Ananas)、クサスギカズラ(Asparagus)、カラスムギ(Avena)、オオムギ(Hordeum)、イネ(Oryza)、キビ(Panicum)、サトウキビ(Saccharum)、ライムギ(Secale)、モロコシ(Sorghum)、トリチラレ(Triticale)、コムギ(Triticum)、トウモロコシ(Zea)。
【0294】
しかしながら、本発明に従う活性化合物の使用はこれらの属に何ら限定されるものではなく、同じ方法で他の植物にも及ぶ。
【0295】
濃度に依存して、化合物は例えば工業地域および鉄道線路上、並びに樹木が存在するかあるいは存在しない道路および広場上の完全な雑草抑制に適する。同等に、化合物は多年生栽培植物、例えば造林、装飾樹木植え付け、果樹園、ブドウ園、柑橘類の木立、クルミの果樹園、バナナのプランテーション、コーヒーのプランテーション、茶のプランテーション、ゴムの木のプランテーション、油ヤシのプランテーション、カカオのプランテーション、小果樹の植え付けおよびホツプの栽培植物の中の、芝生、芝土および牧草地の中の、雑草を抑制するために、そして一年生栽培植物中の選択的な雑草抑制に使用することができる。
【0296】
本発明に従う式(I)の化合物は土壌および空中植物部分に対して使用される場合に有効な除草活性および広い活性範囲を示す。ある程度まで、それらは発芽前および発芽後の両方で単子葉および双子葉栽培作物中での単子葉および双子葉雑草の選択的抑制にも適する。
【0297】
ある種の濃度または適用割合では、本発明に従う化合物は動物性有害生物および菌・カビ性または細菌性の病気を抑制するために使用することもできる。適宜、それらは別の活性化合物の合成用の中間体または前駆体として使用することもできる。
【0298】
本発明に従う活性化合物は通常の調合物、例えば液剤、乳剤、水和剤、懸濁剤、粉剤、散剤、ペースト剤、可溶性粉末、粒剤、濃厚懸濁乳剤、活性化合物を含浸させた天然および合成材料、並びに重合体物質中の極小カプセルに転化することができる。
【0299】
これらの調合物は既知の方法で、例えば活性化合物を展開剤、すなわち液体溶媒および/または固体の担体と、場合により界面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤および/または発泡剤を用いて、混合することにより製造される。
【0300】
水が使用される展開剤である場合、例えば、補助溶媒として有機溶媒を用いることもできる。主として適する液体溶媒は、芳香族、例えばキシレン、トルエンもしくはアルキルナフタレン類、塩素化された芳香族および塩素化された脂肪族炭化水素類、例えばクロロベンゼン類、クロロエチレン類もしくは塩化メチレン、脂肪族炭化水素類、例えばシクロヘキサン、またはパラフイン類、例えば石油画分、鉱油および植物油、アルコール類、例えばブタノールもしくはグリコール並びにそれらのエーテル類およびエステル類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、強い有極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド並びに水である。
【0301】
適する固体の担体は、例えば、アンモニウム塩および粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、タルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイト、モンモリロナイトまたは珪藻土、並びに粉砕した合成鉱物、例えば高分散性シリカ、アルミナおよびシリケート類であり;粒剤用の適する固体担体は、例えば、粉砕し且つ分別した天然石、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石および白雲石並びに無機および有機のひきわりの合成顆粒、および有機物質例えばおがくず、やしがら、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎の顆粒であり;適する乳化剤および/または発泡剤は、例えば、非イオン性およびアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフエート類、アリールスルホネート類および蛋白質加水分解生成物であり;適する分散剤は、例えば、リグニン−スルフアイト廃液およびメチルセルロースである。
【0302】
粘着付与剤、例えばカルボキシルメチルセルロース、並びに粉末、顆粒またはラテツクスの形態の天然または合成重合体、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリビニルアセテート、または天然燐脂質、例えばセファリン類およびレシチン類、および合成燐脂質、を調合物中で用いることができる。他の添加剤は鉱油および植物油でありうる。
【0303】
着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー、並びに有機染料、例えばアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料、並びに微量栄養剤、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩、を用いることが可能である。
【0304】
調合物は一般的には0.1〜95重量%の間、好ましくは0.5〜90重量%の間、の活性化合物を含んでなる。
【0305】
雑草を抑制するためには、本発明に従う活性化合物は、そのままでまたはそれらの調合物中で、既知の除草剤および/または栽培作物耐性を改良する物質(「毒性緩和剤」)との混合物として使用することもでき、調整済み混合物または槽混合物が可能である。それ故、1種もしくはそれ以上の既知の除草剤および毒性緩和剤を含んでなる雑草死滅剤との混合物も可能である。
【0306】
混合物用に適する成分は既知の除草剤、例えば下記のものである:
アセトクロル(acetochlor)、アシフルオルフェン(−ナトリウム)(acifluorfen(-sodium))、アクロニフェン(aclonifen)、アラクロル(alachlor)、アロキシジム(−ナトリウム)(alloxydim(-sodium))、アメトリン(ametryne)、アミカルバゾン(amicarbazone)、アミドクロル(amidochlor)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アニロフォス(anilofos)、アスラム(asulam)、アトラジン(atrazine)、アザフェニジン(azafenidin)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、ベフルブタミド(beflubutamide)、ベナゾリン(−エチル)(benazolin(-ethyl))、ベンフレサート(benfuresate)、ベンスルフロン(−メチル)(bensulfuron(-methyl))、ベンタゾン(bentazone)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ベンゾイルプロップ(−エチル)(benzoylprop(-ethyl))、ビアラフォス(bialaphos)、ビフェノックス(bifenox)、ビスピリバック(−ナトリウム)(bispyribac(-sodium))、ブロモブチド(bromobutide)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、ブロモキシニル(bromoxynil)、ブタクロル(butachlor)、ブタフェナシル(−アリル)(butafenacil(-allyl))、ブトロキシジム(butroxydim)、ブチレート(butylate)、カフェンストロール(cafenstrole)、カロキシジム(caloxydim)、カルベタミド(carbetamide)、カルフェントラゾン(−エチル)(carfentrazone(-ethyl)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、クロランベン(chloramben)、クロリダゾン(chloridazon)、クロリムロン(−エチル)(chlorimuron(-ethyl))、クロルニトロフェン(chlornitrofen)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、クロルトルロン(chlortoluron)、シニドン(−エチル)(cinidon(-ethyl))、シンメスリン(cinmethylin)、シノスルフロン(cinosulfuron)、クレトジム(clethodim)、クレトジム(clethodim)、クロジナフォップ(−プロパルギル)(clodinafop(-propargyl)、クロマゾン(clomazone)、クロメプロップ(clomeprop)、クロピラリド(clopyralid)、クロピラスルフロン(−メチル)(clopyrasulfuron(-methyl))、クロランスラム(−メチル)(cloransulam(-methyl))、クミルロン(cumyluron)、シアナジン(cyanazine)、シブトリン(cybutryne)、シクロエート(cycloate)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、シクロキシジム(cycloxydim)、シハロフォップ(−ブチル)(cyhalofop(-butyl)、2,4−D、2,4−DB、デスメジファム(desmedipham)、ジ−アラート(di-allate)、ジカンバ(dicamba)、ジクロプロップ(−P)(dichloprop(-P))、ジクロフォップ(−メチル)(diclofop(-methyl))、ジクロスラム(diclosulam)、ジエタチル(−エチル)(diethatyl(-ethyl))、ジフェンゾクアート(difenzoquat)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr)、ジメフロン(dimefuron)、ジメピペレート(dimepiperate)、ジメタクロル(dimethachlor)、ジメタメトリン(dimethametryn)、ジメテナミド(dimethenamid)、ジメキシフラム(dimexyflam)、ジニトラミン(dinitramine)、ジフェナミド(diphenamid)、ジクアート(diquat)、ジチオピル(dithiopyr)、ジウロン(diuron)、ジムロン(dymron)、エポプロダン(epoprodan)、EPTC、エスプロカルブ(esprocarb)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、エタメトスルフロン(−メチル)(ethametsulfuron(-methyl))、エトフメセート(ethofumesate)、エトキシフェン(ethoxyfen)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、エトベンザニド(etobenzanid)、フェノキサプロップ−(−P−エチル)(fenoxaprop-(-P-ethyl))、フェントラザミド(fentrazamide)、フラムプロップ(−イソプロピル、−イソプロピル−L、−メチル)(flamprop(-isopropyl, -isopropyl-L, -methyl))、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フロラスラム(florasulam)、フルアジフォップ(−P−ブチル)(fluazifop(-P-butyl))、フルアゾレート(fluazolate)、フルカルバゾン(−ナトリウム)(flucarbazone(-sodium))、フルフェナセット(flufenacet)、フルメツラム(flumetsulam)、フルミクロラック(−ペンチル)(flumiclorac(-pentyl))、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルミプロピン(flumipropyn)、フルメツラム(flumetsulam)、フルオメツロン(fluometuron)、フルオロクロリドン(fluorochloridone)、フルオログリコフェン(−エチル)(fruoroglycofen(-ethyl))、フルポキサム(flupoxam)、フルプロパシル(flupropacil)、フルルピルスルフロン(−メチル、−ナトリウム)(flurpyrsulfuron(-methyl, -sodium))、フルレノール(−ブチル)(flurenol(-butyl))、フルリドン(fluridone)、フルロキシピル(−ブトキシプロピル、−メプチル)(fluroxypyr(-butoxypropyl, -meptyl))、フルルプリミドール(frurprimidol)、フルルタモン(flurtamone)、フルチアセット(−メチル)(fluthiacet(-methyl))、フルチアミド(fluthiamide)、フォメサフェン(fomesafen)、フォラムスルフロン(foramsulfuron)、グルホシネート(−アンモニウム)(glufosinate(-ammonium))、グリホセート(−イソプロピルアンモニウム)(glyphosate(-isopropylammonium))、ハロサフェン(halosafen)、ハロキシフォップ(−エトキシエチル、−P−メチル)(haloxyfop(-ethoxyethyl, -P-methyl))、ハロキシフォップ(−P−メチル)(haloxyfop(-P-methyl))、ヘキサジノン(hexazinone)、イマザメタベンズ(−メチル)(imazamethabenz(-methyl))、イマザメタピル(imazamethapyr)、イマザモックス(imazamox)、イマザピック(imazapic)、イマザピル(imazapyr)、イマザクイン(imazaquin)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、ヨードスルフロン(−メチル、−ナトリウム)(iodosulfuron(-methyl, -sodium))、イオキシニル(ioxynil)、イソプロパリン(isopropalin)、イソプロツロン(isoproturon)、イソウロン(isouron)、イソキサベン(isoxaben)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、イソキサピリフォップ(isoxapyrifop)、ラクトフェン(lactofen)、レナシル(lenacil)、リヌロン(linuron)、MCPA、メコプロップ(mecoprop)、メフェナセット(mefenacet)、メタミトロン(metamitrone)、メタミトロン(metamitron)、メタザクロル(metazachlor)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)、メトベンズロン(metobenzuron)、メトブロムロン(metobromuron)、(アルファ−)メトラクロル((alpha-)metolachlor)、メトスラム(metosulam)、メトクスロン(metoxuron)、メトリブジン(metribuzin)、メツルフロン(−メチル)(metsulfuron(-methyl))、モリネート(molinate)、モノリヌロン(monolinuron)、ナプロアニリド(naproanilide)、ナプロパミド(napropamide)、ネブロン(neburon)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、ノルフルラゾン(norflurazon)、オルベンカルブ(orbencarb)、オリザリン(oryzalin)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、オキサジクロメフォン(oxaziclomefone)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、パラクアート(paraquat)、ペラルゴン酸(pelargonic acid)、ペンジメタリン(pendimethalin)、ペンドラリン(pendralin)、ペントキサゾン(pentoxazone)、フェンメジファム(phenmedipham)、ピコリナフェン(picolinafen)、ピペロフォス(piperophos)、プレチラクロル(pretilachlor)、プリミスルフロン(−メチル)(primisulfuron(-methyl))、プロフルアゾル(profluazol)、プロメトリン(prometryn)、プロパクロル(propachlor)、プロパニル(propanil)、プロパキザフォップ(propaquizafop)、プロプイソクロル(propisochlor)、プロポキシカルバゾン(−ナトリウム)(propoxycarbazone(-sodium))、プロピザミド(propyzamide)、プロスルホカルブ(prosulfocarb)、プロスルフロン(prosulfuron)、ピラフルフェン(−エチル)(pyraflufen(-ethyl)、ピラゾジル(pyrazogyl)、ピラゾレート(pyrazolate)、ピラゾスルフロン(−エチル)(pyrazosulfuron(-ethyl))、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ビリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリデート(pyridate)、ピリダトル(pyridatol)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリミノバック−(−メチル)(pyriminobac-(-methyl))、ピリチオバック(−ナトリウム)(pyrithiobac(-sodium))、キンクロラック(quinchlorac)、キンメラック(quinmerac)、キノクラミン(quinoclamine)、キザロフォップ(−P−エチル、−P−テフリル)(quizalofop(-P-ethyl, -P-tefuryl))、リムスルフロン(rimsulfuron)、セトキシジム(sethoxydim)、シマジン(simazine)、シメトリン(simetryn)、スルコトリオン(sulcotrione)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、スルホメツロン(−メチル)(sulfometuron(-methyl))、スルホセート(sulfosate)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、テブタム(tebutam)、テブチウロン(tebuthiuron)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、テルブチルアジン(terbuthylazine)、テルブトリン(terbutryn) 、テニルクロル(thenylchlor)、チアフルアミド(thiafluamide)、チアゾピル(thiazopyr)、チジアジミン(thidiazimin)、チフェンスルフロン(−メチル)(thifensulfuron(-methyl))、チオベンカルブ(thiobencarb)、チオカルバジル(thiocarbazil)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、トリ−アラート(tri-allate)、トリアスルフロン(triasulfuron)、トリベヌロン(−メチル)(tribenuron(-methyl))、トリクロピル(triclopyr)、トリジファン(tridiphane)、トリフルラリン(trifluralin)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)、トリスルフロン(−メチル)((triflusulfuron-methyl))、トリトスルフロン(tritosulfuron)。
【0307】
さらに、混合物用に適する毒性緩和剤は既知の毒性緩和剤、例えば、AD−67、BAS−145138、ベノキサコル(benoxacor)、クロキントセット(−メキシル)(cloquintocet(-mexyl))、シオメトリニル(cyometrinil)、2,4−D、DKA−24、ジクロルミド(dichlormid)、ジムロン(dymron)、フェンクロリム(fenclorim)、フェンクロラゾール(−エチル)(fenchlorazol(-ethyl))、フルラゾール(flurazole)、フルキソフェニム(fluxofenim)、フリラゾール(furilazole)、イソキサジフェン(−エチル)(isoxadifen(-ethyl))、MCPA、メコプロップ(−P)(mecoprop(-P))、メフェンピル(−ジエチル)(mefenpyr(-diethyl))、MG−191、オキサベトリニル(oxabetrinil)、PPG−1292、R−29148、である。
【0308】
他の既知の活性化合物、例えば殺菌・殺カビ剤、殺昆虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、小鳥忌避剤、植物栄養剤および土壌調整剤との混合物も可能である。
【0309】
活性化合物はそのままで、それらの調合物の形態またはそれらからさらに希釈して調製された使用形態、例えば調製済液剤、懸濁剤、乳剤、粉剤、塗布剤および粒剤、で使用することができる。それらは普通の方法で、例えば、液剤散布、噴霧、アトマイジング(atomising)、延展によって使用される。
【0310】
本発明に従う活性化合物は植物の発芽の前および後に適用することができる。それらは種蒔き前に土壌中に加えることもできる。
【0311】
活性化合物の使用量は実質的な範囲内で変えることができる。これは本質的に所望する効果の性質に依存する。一般的には、使用量は土壌表面1ヘクタール当り1g〜10kgの間、好ましくは1ha当たり5g〜5kgの間、である。
【0312】
本発明に従う活性化合物は有効な殺微生物活性を示し、そして栽培作物保護および材料の保護において望ましくない微生物、例えば菌・カビ類および細菌、を抑制するために使用することができる。
【0313】
殺菌・殺カビ剤は作物保護においてプラスモジオフォロミセテス(Plasmodiophoromycetes)、卵菌類(Oomycetes)、キトリジオミセテス(Chytridiomycetes)、接合菌類(Zygomycetes)、嚢子菌類(Ascomycetes)、担子菌類(Basidomycetes)および不完全菌類(Deuteromycetes)を抑制するために用いられる。
【0314】
殺細菌剤は栽培作物保護においてシユードモナス科(Pseudomonadaceae)、リゾビウム科(Rhizobiaceae)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、コリネバクテリウム科(Corynebacteriaceae)およびストレプトミセス科(Streptomycetaceae)を抑制するために用いられる。
【0315】
上記の属名に入る菌・カビおよび細菌性の病気を引き起こすある種の病原体が例として挙げられるが、それらに限定されない:
キサントモナス(Xanthomonas)種、例えば、キサントモナス・カンペストリス pv. オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae);
シユードモナス(Pseudomonas)種、例えば、シユードモナス・シリンガエ pv. ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans);
エルウイニア(Erwinia)種、例えば、エルウイニア・アミロボラ(Erwinia amylovora);
フハイカビ(Pythium)種、例えば、ピチウム・ウルチムム(Pythium ultimum);
エキビヨウキン(Phytophthora)種、例えば、フイトフトラ・インフエスタンス(Phytophthora infestans);
シユードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種、例えば、シユードペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)またはシユードペロノスポラ・クベンシス(Pseudoperonospora cubensis);
タンジクツユカビ(Plasmopara)種、例えば、プラズモパラ・ビチコーラ(Plasmopara viticola);
ブレミア(Bremia)種、例えば、ブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae);
ペロノスポラ(Peronospora)種、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)またはP.ブラシカエ(P.brassicae);
ウドンコカビ(Erysiphe)種、例えば、エリシフエ・グラミニス(Erysiphe graminis);
スフアエロテカ(Sphaerotheca)種、例えば、スフアエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea);
ポドスフアエラ(Podosphaera)種、例えば、ポドスフアエラ・ロイコトリチヤ(Podosphaera leucotricha);
ベントウリア(Venturia)種、例えば、ベントウリア・イナエカリス(Venturia inaequalis);
ピレノフオラ(Pyrenophora)種、例えば、ピレノフオラ・テレス(Pyrenophora teres)またはP.グラミネア(P.graminea)(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera)、異名:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium));
コクリオボルス(Cochliobolus)種、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子型:ドレクスレラ、異名:ヘルミントスポリウム);
ウロミセス(Uromyces)種、例えば、ウロミセス・アペンジクラトウス (Uromyces appendiculatus);
サビキン(Puccinia)種、例えば、プクシニア・レコンジタ(Puccinia recondita);
スクレロチニア(Sclerotinia)種、例えば、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum);
ナマグサクロボキン(Tilletia)種、例えば、チルレチア・カリエス(Tilletia caries);
クロボキン(Ustilago)種、例えば、ウスチラゴ・ヌーダ(Ustilago nuda)またはウスチラゴ・アベナエ(Ustilago avenae);
ペルリクラリア(Pellicularia)種、例えば、ペルリクラリア・ササキイ (Pellicularia sasakii);
ピリクラリア(Pyricularia)種、例えば、ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae);
フサリウム(Fusarium)種、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum);
ボトリチス(Botrytis)種、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea);
セプトリア(Septoria)種、例えば、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum);
レプトスフアエリア(Leptosphaeria)種、例えば、レプトスフアエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum);
セルコスポラ(Cercospora)種、例えば、セルコスポラ・カネセンス(Cercospora canescens);
アルテルナリア(Alternaria)種、例えば、アルテルナリア・ブラシカエ(Alternaria Brassicae);
シユードセルコスポレルラ(Pseudocercosporella)種、例えば、シユードセルコスポレルラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)。
【0316】
本発明に従う活性化合物は植物中で有効な強化効果も示す。それらは従って、望ましくない微生物による攻撃に対する植物の固有の防御性を働かせるために適する。
【0317】
植物−強化(耐性−誘発)物質とは、本発明の概念では、処理した植物がその後の望ましくない微生物の感染時にこれらの微生物に対する高い耐性度を生ずるように植物の防御系統を刺激しうる物質を意味すると理解すべきである。
【0318】
望ましくない微生物とは、この場合には、植物病原性の菌・カビ、細菌およびウイルスを意味すると理解される。本発明に従う物質はそれ故、上記の病原体による感染に対して植物を処理後の特定期間にわたり保護するために使用することができる。保護が生ずる期間は、活性化合物を用いる植物の処理後、一般的には1〜10日間、好ましくは1〜7日間、にわたる。
【0319】
植物の病気を抑制するために必要な濃度において活性化合物が植物により良く許容されることにより、空中植物部分、生殖株および種子、並びに土壌の処理が可能になる。
【0320】
本発明に従う活性化合物は収量を増加させるためにも適する。さらに、それらは低い毒性度を有しそして植物により良く許容される。
【0321】
適宜、本発明に従う活性化合物は特定の濃度および適用割合で除草剤として、植物成長に影響を与えるために、そして動物性有害生物を抑制するために使用することもできる。適宜、それらは別の活性化合物の合成用の中間体および前駆体として使用することもできる。
【0322】
材料の保護において、工業材料を望ましくない微生物の感染およびそれによる破壊に対して保護するために本発明に従う物質を使用することができる。
【0323】
本発明の概念における工業材料とは、工業における使用のために製造された非−生存材料を意味すると理解される。例えば、本発明に従う活性化合物により微生物による変化または破壊から保護しようとする工業材料は接着剤、サイズ剤、紙および厚紙、布、皮革、木材、塗料およびプラスチック製品、冷却潤滑剤、並びに微生物が感染または破壊しうる他の材料である。微生物の増殖により悪影響を受けるかもしれない例えば冷却水循環器の如き製造プラントの部品も保護しようとする材料の範囲内で挙げられうる。本発明の範囲内で挙げられうる工業材料は好ましくは、接着剤、サイズ剤、紙および厚紙、皮革、木材、塗料、冷却潤滑剤および熱転移液体、特に好ましくは木材、である。
【0324】
工業材料を劣化または変化させうる挙げられうる微生物は、例えば、細菌、菌・カビ類、酵母、藻および粘液有機体である。本発明に従う活性化合物は好ましくは菌・カビ類、特にカビ類、木を変色させるおよび木を破壊するカビ類(担子菌類)、に対して並びに粘液有機体および藻に対して活性である。
【0325】
下記の属の微生物が例として挙げられうる:
アルテルナリア(Alternaria)、例えばアルテルナリア・テヌイス(Alternaria tenuis)、
アスペルギルス(Aspergillus)、例えばアルペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、
チャエトミウム(Chaetomium)、例えばチャエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum)、
コニオフォラ(Coniophora)、例えばコニオフォラ・プエタナ(Coniophora puetana)、
レンチヌス(Lentinus)、例えばレンチヌス・チグリヌス(Lentinus tigrinus)、ペニシリウム(Penicillium)、例えばペニシリウム・グラウクム(Penicillium glaucum)、
ポリポルス(Polyporus)、例えばポリポルス・ベルシカラー(Polyporus versicolor)
オーレオバシジウム(Aureobasidium)、例えばオーレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、
スクレロフォマ(Sclerophoma)、例えばスクレロフォマ・ピチオフィラ(Sclerophoma pityophila)、
トリコデルマ(Trichoderma)、例えばトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、
エシェリキア(Escherichia)、例えば大腸菌(Escherichia coli)
シュードモナス(Pseudomonas)、例えば緑膿菌(Pseudomonas Aeruginosa)、
スタフィコッカス(Staphylococcus)、例えば黄色葡萄球菌(Staphylococcus aureus)。
【0326】
それらの特別な物理的および/または化学的性質により、活性化合物を一般的な調合物、例えば、液剤、乳剤、懸濁剤、粉剤、泡剤、塗布剤、粒剤、アエロゾル、重合体物質中および種子用コーテイング組成物中のマイクロカプセル並びにULV冷および温噴霧調合物に変えることができる。
【0327】
これらの調合物は既知の方法で、例えば活性化合物を展開剤、すなわち液体溶媒、圧力下で液化した気体および/または固体の担体と、場合により界面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤および/または発泡剤を使用して、混合することにより製造される。水が展開剤として使用される場合には、例えば、補助溶媒として有機溶媒を用いることもできる。主として適する液体溶媒は、芳香族、例えばキシレン、トルエンもしくはアルキルナフタレン類、塩素化された芳香族および塩素化された脂肪族炭化水素類、例えばクロロベンゼン類、クロロエチレン類もしくは塩化メチレン、脂肪族炭化水素類、例えばシクロヘキサン、またはパラフイン類、例えば石油画分、鉱油および植物油、アルコール類、例えばブタノールもしくはグリコール並びにそれらのエーテル類およびエステル類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、強い有極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド、並びに水である。液化した気体展開剤または担体とは常温および大気圧において気体状である液体、例えばアエロゾル噴射剤、例えばハロゲノ炭化水素類、並びにブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素、である。適する固体の担体は、例えば、粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、タルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイト、モンモリロナイト、または珪藻土、並びに粉砕した合成鉱物、例えば高分散性シリカ、アルミナおよびシリケートである。粒剤に適する固体の担体は、例えば、粉砕し且つ分別した天然岩石、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石および白雲石、並びに無機および有機ひきわりの合成顆粒、並びに有機物質の顆粒、例えばおがくず、やしがら、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎である。適する乳化剤および/または発泡剤は、例えば、非イオン性およびアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフエート類、アリールスルホネート類、および蛋白質加水分解生成物である。適する分散剤は、例えば、リグニン−スルフアイト廃液およびメチルセルロースである。
【0328】
粘着付与剤、例えばカルボキシメチルセルロース、並びに粉末、顆粒またはラテツクスの形態の天然および合成重合体、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリ酢酸ビニル、並びに天然燐脂質、例えばセフアリン類およびレシチン類、並びに合成燐脂質を調合物中で使用することができる。他の添加剤は鉱油および植物油でありうる。
【0329】
着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー、並びに有機染料、例えばアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料、並びに微量栄養剤、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブテンおよび亜鉛の塩、を使用することが可能である。
【0330】
調合物は一般的には0.1〜95重量%の間の、好ましくは0.5〜90%の間の、活性化合物を含んでなる。
【0331】
本発明に従う活性化合物は、そのままでまたはそれらの調合物中で、既知の殺菌・殺カビ剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、または殺昆虫剤との混合物状で、例えば活性範囲を拡大するためまたは耐性の増加を防止するために、存在することができる。多くの場合、相乗効果が生じ、すなわち混合物の活性は個別成分の活性を越える。
【0332】
混合物中の適する成分の例は以下の化合物である:
殺菌・殺カビ剤:
アルジモルフ(aldimorph)、アンプロピルフォス(ampropylfos)、アンプロピルフォス−カリウム(ampropylfos-potassium)、アンドプリム(andoprim)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、
ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベンザマクリル(benzamacril)、ベンザマクリル−イソブチル(benzamacryl-isobutyl)、ビアラフォス(bialaphos)、ビナパクリル(binapacryl) 、ビフェニル、ビテルタノール(bitertanol)、ブラスチシジン−S(blasticidin-S)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)、
多硫化カルシウム、カプシマイシン(capsimycin)、カプタフォル(captafol)、カプタン(captane) 、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルボン(carvon)、キノメチオネート(quinomethionate)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロルフェナゾール(chlorfenazole)、クロロネブ(chloroneb)、クロロピクリン(chloropicrin)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、クロジラコン(clozylacon)、クフラネブ(cufraneb)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、
デバカルブ(debacarb)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロブトラゾール(diclobutrazole)、ジクロフルアニド(diclofluanid) 、ジクロメジン(diclomezin)、ジクロラン(dicloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジメシリモル(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール−M(diniconazole-M)、ジノキャップ(dinocap)、ジフェニルアミン、ジピリチオン(dipyrithione)、ジタリンフォス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ドデモルフ(dodemorph)、ドジン(dodine)、ドラゾキソロン(drazoxolon)、
エジフェンフォス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxyconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、エシリモル(ethirimol)、エトリジアゾール(etridiazole)、
ファモキサドン(famoxadon)、フェナパニル(fenapanil)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェニトロパン(fenitropan)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチン・アセテート(fentin acetate)、フェンチン・ヒドロキシド(fentin hydroxide)、フェルバム(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジラム(fluazinam)、フルメトバー(flumetover)、フルロミド(fluromid)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルルプリミドール(flurprimidol)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルトラニル(flutolanil) 、フルトリアフォル(flutriafol)、フォルペット(folpet)、フォセチル−アルミニウム(fosetyl-aluminium)、フォセチル−ナトリウム(fosetyl-sodium)、フタリド(fthalide)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フラメトピル(furametpyr)、フルカルボニル(furcarbonil)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾール−シス(furconazole-cis)、フルメシクロックス(furmecyclox)、
グアザチン(guazatine)、
ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazol)、
イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole) 、イミノクタジン(iminoctadine)、イミノクタジン・アルベシレート(iminoctadine albesilate)、イミノオクタジエン・トリアセテート(iminoctadine triacetate)、ヨードカルブ(iodocarb)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンフォス(iprobenfos)(IBP)、イプロジオン(iprodione)、イルママイシン(irumamycin)、イソプロチオラン(isoprothiolan)、イソバレヂオン(isovaledione)、
カスガマイシン(kasugamycin)、レソキシム−メチル(kresoxim-methyl)、銅調合物、例えば水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅およびボルドー(Bordeaux)混合物、
マンコッパー(mancopper)、マンコゼブ(mancozeb)、マネブ(maneb)、メフェリムゾン(meferimzone)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メトコナゾール(metconazole)、メタスルフォカルブ(methasulfocarb)、メスフロキサム(methfuroxam)、メチラム(metiram)、メトメクラム(metomeclam)、メトスルフォバックス(metsulfovax)、ミルジオマイシン(mildiomycin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミクロゾリン(myclozolin)、
ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル(nitrothal-isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、
オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサモカルブ(oxamocarb)、オキソリン酸(oxolinic acid)、オキシカルボキシム(oxycarboxim)、オキシフェンチイン(oxyfenthiine)、
パクロブトラゾール(paclobutrazole)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、フォスジフェン(phosdiphen)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピマリシン(pimaricin)、ピペラリン(piperalin)、ポリオキシン(polyoxin)、ポリオキソリム(polyoxorim)、プロベナゾール(probenazole) 、プロクロラズ(prochloraz) 、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロパノシン−ナトリウム(propanosine-sodium)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラゾフォス(pyrazophos)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、ピロキシフル(pyroxyfur)、
キンコナゾール(quinconazole)、キントゼン(quintozene)(PCNB)、
硫黄および硫黄調合物、
テブコナゾール(tebuconazole)、テクロフタラム(tecloftalam)、テクナゼン(tecnazene)、テトシクラシス(tetcyclacis)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チシオフェン(thicyofen)、チフルザミド(thifluzamide)、チオファネート−メチル(thiophanate-methyl)、チラム(thiram)、チオキシミド(tioxymid)、トルクロフォス−メチル(tolclofos-methyl)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トリアジメフォン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアズブチル(triazbutil)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクラミド(trichlamide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフォリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole) 、
ユニコナゾール(uniconazole)、
バリダマイシンA(validamycin A)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ビニコナゾール(viniconazole)、
ザリラミド(zarilamid)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)並びに
ダッガーG(Dagger G)、
OK−8705、
OK−8801、
α−(1,1−ジメチルエチル)−β−(2−フェノキシエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−フルオロ−b−プロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−メトキシ−a−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(5−メチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−β−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチレン]−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
(5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−2,2,7,7−テトラメチル−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−オクタノン、
(E)−a−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−フェノキシ−フェニルアセトアミド、
{2−メチル−1−[[[1−(4−メチルフェニル)−エチル]−アミノ]−カルボニル]−プロピル}−カルバミン酸1−イソプロピル、
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−エタノン−O−(フェニルメチル)−オキシム、
1−(2−メチル−1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、
1−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(2−プロペニル)−2,5−ピロリジンジオン、
1−[(ジヨードメチル)−スルホニル]−4−メチル−ベンゼン、
1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−メチル]−1H−イミダゾール、
1−[[2−(4−クロロフェニル)−3−フェニルオキシラニル]−メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−[1−[2−[(2,4−ジクロロフェニル)−メトキシ]−フェニル]−エテニル]−1H−イミダゾール、
1−メチル−5−ノニル−2−(フェニルメチル)−3−ピロリジノール、
2′,6′−ジブロモ−2−メチル−4′−トリフルオロメトキシ−4′−トリフルオロ−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボキシアニリド、
2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)−エチル]−1−エチル−3−メチル−シクロプロパンカルボキサミド、
2,6−ジクロロ−5−(メチルチオ)−4−ピリミジニル−チオシアナート、
2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、
2,6−ジクロロ−N−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチル]−ベンズアミド、
2−(2,3,3−トリヨード−2−プロペニル)−2H−テトラゾール、
2−[(1−メチルエチル)スルホニル]−5−(トリクロロメチル)−1,3,4−チアジアゾール、
2−[[6−デオキシ−4−O−(4−O−メチル−β−D−グリコピラノシル)−a−D−グルコピラノシル]−アミノ]−4−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
2−アミノブタン、
2−ブロモ−2−(ブロムメチル)−ペンタンジニトリル、
2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド、
2−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(イソチオシアナトメチル)−アセトアミド、
2−フェニルフェノール(OPP)、
3,4−ジクロロ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−ピロール−2,5−ジオン、
3,5−ジクロロ−N−[シアノ−[(1−メチル−2−プロピニル)−オキシ]−メチル]−ベンズアミド、
3−(1,1−ジメチルプロピル−1−オキソ−1H−インデン−2−カルボニトリル、
3−[2−(4−クロロフェニル)−5−エトキシ−3−イソキサゾリジニル]−ピリジン、
4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド、
4−メチル−テトラゾロ[1,5−a]キナゾリン−5(4H)−オン、
8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エチル−N−プロピル−1,4−ジオキサスピロ[4,5]デカン−2−メタナミン、
硫酸8−ヒドロキシキノリン、
9H−キサンテン−2−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−9−カルボン酸ヒドラジド、
ビス−(1−メチルエチル)−3−メチル−4−[(3−メチルベンゾイル)オキシ]−2,5−チオフェンジカルボキシレート、
シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−シクロヘプタノール、
シス−4−[3−[4−(1,1−ジメチルプロピル)−フェニル−2−メチルプロピル]−2,6−ジメチル−モルホリン塩酸塩、
[(4−クロロフェニル)−アゾ]−シアノ酢酸エチル、
炭酸水素カリウム、
メタンテトラチオールナトリウム塩、
1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(5−イソキサゾリルカルボニル)−DL−アラニン酸メチル、
N−(クロロアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−DL−アラニン酸メチル、
N−(2,3−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−シクロヘキサンカルボキサミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−アセトアミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−チエニル)−アセトアミド、
N−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−(4−シクロヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(4−ヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−アセトアミド、
N−(6−メトキシ)−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサミド、
N−[2,2,2−トリクロロ−1−[(クロロアセチル)−アミノ]−エチル]−ベンズアミド、
N−[3−クロロ−4,5−ビス(2−プロピニルオキシ)−フェニル]−N′−メトキシ−メタンイミドアミド、
N−ホルミル−N−ヒドロキシ−DL−アラニン酸ナトリウム、
[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホルアミドチオン酸O,O−ジエチル、
フェニルプロピルホスホルアミドチオン酸S−フェニルO−メチル、
1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオン酸S−メチル、
スピロ[2H]−1−ベンゾピラン−2,1′(3′H)−イソベンゾフラン]−3′−オン、
4−[3,4−ジメトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−アクリロイル]−モルホリン。
殺細菌剤:
ブロノポル(bronopol) 、ジクロロフェン(dichlorophen)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン(kasugamycin)、オクチリノン(octhilinone)、フランカルボン酸、オキシテトラシクリン(oxytetracyclin)、プロベナゾール(probenazole) 、ストレプトマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftalam)、硫酸銅および他の銅調合物。
殺昆虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセラミプリド(acelamiprid)、アクリナスリン(acrinathrin)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アルファ−シペルメスリン(alpha-cypermethrin)、アルファメスリン(alphamethrin)、アミトラズ(amitraz)、アベルメクチン(avermectin)、AZ60541、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチフォス(azamethiphos)、アジンフォスA(azinphos A)、アジンフォスM(azinphoos M) 、アゾシクロチン(azocyclotin)、
バシルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae)、バシルス・スファレクス(Bacillus sphaericus)、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、バクロウイルス類、ビューベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)、ビューベリア・テネラ(Beauveria tenella)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベータシフルスリン(betacyfluthrin)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェンスリン(bifenthrin)、ビオエタノメスリン(bioethanomethrin)、ビオペルメスリン(biopermethrin)、ビストリフロン(bistrifluron)、BPMC、ブロモフォスA(bromophos A)、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブタチオフォス(butathiofos)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブチルピリダベン(butylpyridaben)、
カジュサフォス(cadusafos)、カルバリール(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボフェノチオン(carbophenothion)、カルボスルファン(carbosulphan)、カルタップ(cartap)、クロエトカルブ(chloethocarb)、クロルエトキシフォス(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンフォス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメフォス(chlormephos)、クロルピリフォス(chlorpyrifos)、クロルピリフォスM(chlorpyrifos M)、クロバポルスリン(clovaporthrin)、クロマフェノジド(chromafenozide)、シス−レスメスリン(cis-resmethrin)、シスペルメスリン(cispermethrin)、クロシスリン(clocythrin)、クロエトカルブ(cloethocarb)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロチアニジン(clothianidine)、シアノフォス(cyanophos)、シクロプレン(cycloprene)、シクロプロスリン(cycloprothrin)、シフルスリン(cyfluthrin)、シハロスリン(cyhalothrin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメスリン(cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、
デルタメスリン(deltamethrin)、デメトンM(demeton M)、デメトンS(demeton S)、デメトンS−メチル(demeton S-methyl)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos) 、ジコフォル(dicofol)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンフォス(dimethylvinphos)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、ドクサト−ナトリウム(docusat-sodium)、ドフェナピン(dofenapyn)、エフルシラネート(eflusilanate)、エマメクチン(emamectin)、エンペンスリン(empenthrin)、エンドスルファン(endosulfan)、エンドモフトラ種(Entomopfthora spp.)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エトプロフォス(ethoprophos)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトキサゾール(etoxazole)、エトリンフォス(etrimfos)、
フェナミフォス(fenamiphos)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチン・オキシド(fenbutatin oxide)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンプロパスリン(fenpropathrin)、フェンピラド(fenpyrad)、フェンピリスリン(fenpyrithrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate) 、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フルアジナム(fluazinam)、フルアズロン(fluazuron)、フルブロシスリネート(flubrocythrinate)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシスリネート(flucythrinate)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルメスリン(flumethrin)、フルテンジン(fluetnzine)、フルバリネート(fluvalinate)、フォノフォス(fonophos)、フォスメチラン(fosmethilan)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フブフェンプロックス(fubfenprox)、フラチオカルブ(furathiocarb)、
グラニュローシス・ウイルス類、
ハロフェノジド(halofenozide)、HCH、ヘプテノフォス(heptenophos)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ヒドロプレン(hydroprene)、
イミダクロプリド(imidacloprid)、インドキサカルブ(indoxacarb)、イサゾフォス(isazofos)、イソフェンフォス(isofenphos)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、
核多角体病ウイルス類、
ラムダ−シハロスリン(lambda-cyhalothrin)、ルフェヌロン(lufenuron)、
マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタミドフォス(methamidophos)、メタリジウム・アニソプリアエ(Metharhizium anisopliae)、メタリジウム・フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)、メチダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メトプレン(methoprene)、メトミル(methomyl)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトルカルブ(metolcarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メビンフォス(mevinphos)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシン(milbemycin)、モノクロトフォス(monocrotophos)、
ナレド(naled)、ニテンピラム(nitenpyram)、ニチアジン(nithiazine)、ノバルロン(novaluron)、
オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキシデメトンM(oxydemeton M)、
パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、パラチオンA(parathion A)、パラチオンM(parathion M)、ペルメスリン(permethrin)、フェントエート(phenthoate)、フォレート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォスメット(phosmet)、フォスファミドン(phosphamidon)、フォキシム(phoxim)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミフォスA(pirimiphos A)、ピリミフォスM(pirimiphos M)、プロフェノフォス(profenofos)、プロメカルブ(promecarb)、プロパルガイト(propargite)、プロポクサー(propoxur)、プロチオフォス(prothiofos) 、プロトエート(prothoate)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロフォス(pyraclofos)、ピレスメスリン(pyresmethrin)、ピレスルム(pyrethrum)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダチオン(pyridathion)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリプロキシフェン(pyriproxifen)、
キナルフォス(quinalphos)、
リバビリン(ribavirin)、
サリチオン(salithion)、セブフォス(sebufos)、シラフルオフェン(silafluofen)、スピノサド(spinosad)、スルフォテップ(sulfotep)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スルプロフォス(sulprofos)、
タウ−フルバリネート(tau-fluvalinate)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリミフォス(tebupirimiphos)、テフルベンズロン(teflubenzuron) 、テフルスリン(tefluthrin)、テメフォス(temephos)、テミビンフォス(temivinphos)、テルブフォス(terbufos)、テトラクロルビンフォス(tetrachlorvinphos)、テトラジフォン(tetradifon)、テータシペルメスリン(thetacypermethrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チアプロニル(thiapronil)、チアトリフォス(thiatriphos)、チオシクラム・ハイドロジェン・オキサレート(thiocyclam hydrogen oxalate)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、スリンギエンシン(thuringiensin)、トラロシスリン(tralocythrin)、トラロメスリン(tralomethrin)、トリアラテン(triarathene)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾフォス(triazophos)、トリアズロン(triazuron)、トリクロフェニジン(trichlophenidine)、トリクロルフォン(trichlorfon)、トリフルムロン(triflumuron)、トリメタカルブ(trimethacarb)、
バミドチオン(vamidothion)、バニリプロール(vaniliprole)、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)、
YI5302、
ゼタ−シペルメスリン(zeta-cypermethrin)、ゾラプロフォス(zolaprofos)、
3−[(ジヒドロ−2−オキソ−3(2H)−フラニリデン)−メチル]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(1R−シス)−[5−(フェニルメチル)−3−フラニル]−メチル、
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸(3−フェノキシフェニル)−メチル、
1−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]テトラヒドロ−3,5−ジメチル−N−ニトロ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−イミン、
2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−4−[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、
2−(アセチルオキシ)−3−ドデシル−1,4−ナフタレンジオン、
2−クロロ−N−[[[4−(1−フェニルエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
2−クロロ−N−[[[4−(2,2−ジクロロ−1,1−ジフルオロエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
プロピルカルバミン酸3−メチルフェニル、
4−[4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルペンチル]−1−フルオロ−2−フェノキシ−ベンゼン、
4−クロロ−2−(1,1−ジメチルエチル)−5−[[2−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェノキシ)エチル]チオ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−3−ピリジニル)メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−5−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メトキシ]−2−(3,4−ジクロロフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、
バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)菌株EG−2348、
[2−ベンゾイル−1−(1,1−ジメチルエチル)−ベンゾヒドラジド、
ブタン酸2,2−ジメチル−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−オキソ−1−オキサスピロ[4.5]デセ−3−エン−4−イル、
[3−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−2−チアゾリジニリデン]−シアナミド、
ジヒドロ−2−(ニトロメチレン)−2H−1,3−チアジン−3(4H)−カルボキサミド、
[2−[[1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1−(フェニルメチル)−4−ピリダジニル]オキシ]エチル]−カルバミン酸エチル、
N−(3,4,4−トリフルオロ−1−オキソ−3−ブテニル)−グリシン、
N−(4−クロロフェニル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−4−フェニル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド、
N−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−N′−メチル−N′′−ニトロ−グアニジン、
N−メチル−N′−(1−メチル−2−プロペニル)−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
N−メチル−N′−2−プロペニル−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホルアミドチオ酸O,O−ジエチル、
N−シアノメチル−4−トリフルオロメチル−ニコチンアミド、
3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−[3−(5−トリフルオロメチルピリジン−イルオキシ)−プロポキシ]−ベンゼン。
【0333】
他の既知の活性化合物、例えば除草剤、または肥料および成長調節剤との混合物も可能である。
【0334】
さらに、本発明に従う式(I)の化合物は非常に良好な抗真菌活性も有する。それらは特に皮膚糸状菌並びに酵母、カビおよび二相性真菌(例えばカンジダ(Candida)種、例えばカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata))、並びにエピデルモフィトン・フロッコスム(Epidermophyton floccosum)、アスペルギルス(Aspergillus)種、例えばアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、およびアスペルギルス・ムミガツス(Aspergillus fumigatus)、トリコフィトン(Trichophyton)種、例えばトリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、ミクロスポロン(Microsporn)種、例えばミクロスポロン・カニス(Microsporon canis )およびオードウニイ(audouinii)、に対して非常に広い抗真菌活性範囲を有する。これらの菌・カビの列挙は抑制することができる真菌範囲を何ら限定するものでなく、単に説明するためだけのものである。
【0335】
活性化合物ははそのままで、それらの調合物の形態またはそれらから調製された使用形態、例えば調製済液剤、懸濁剤、水和剤、塗布剤、可溶性粉末、散剤および粒剤の形態、で使用することができる。それらは普通の方法で、例えば、注ぎ、噴霧、アトマイジング、延展、散布、泡剤適用、ハケ塗りなどにより適用される。活性化合物を超低量方法により適用することまたは活性化合物調合物もしくは活性化合物自身を土壌に注入することも可能である。植物の種子を処理することもできる。
【0336】
本発明に従う活性化合物を殺菌・殺カビ剤として使用する場合には、適用割合は、適用のタイプによるが、実質的な範囲内で変えることができる。植物部分を処理する場合には、活性化合物の適用割合は一般的には0.1〜10,000g/haの間、好ましくは10〜1000g/haの間、である。種子の処理では、活性化合物の適用割合は一般的には1キログラムの種子当たり0.001〜50gの間、好ましくは1キログラムの種子当たり0.01〜10gの間である。土壌の処理では、活性化合物の適用割合は一般的には0.1〜10,000g/haの間、好ましくは1〜5000g/haの間、である。
【0337】
本発明に従う活性化合物の製造および使用は以下の実施例から理解されうる。
【0338】
【実施例】
製造実施例
実施例I−1−a−1
【0339】
【化83】
【0340】
28mlの無水DMF中の13.8gの実施例(II−1)の化合物を0−10℃において23mlの無水ジメチルホルムアミド(DMF)中の8.95g(0.075モル)のカリウムtert−ブトキシドに滴下する。
【0341】
混合物を20℃において反応が終了するまで(薄層クロマトグラフィー(TLC)による検査)撹拌する。
【0342】
250mlの氷水を加え、混合物を0−10℃において濃塩酸を用いてpH2に酸性化しそして吸引濾過する。その後、氷水で洗浄し、乾燥し、そしてメチルtert−ブチルエーテル(MTBE)/n−ヘキサン中で沸騰させる。
【0343】
その後、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/アセトン、5:1)により精製する。
収量:10.58g(理論値の86%)
以下の式(I−1−a)の化合物が実施例(I−1−a−1)と同様にして且つ一般的な製造指示に従い得られる:
【0344】
【表1】
【0345】
実施例I−1−b−1
【0346】
【化84】
【0347】
1.05gの実施例I−1−a−1の化合物を30mlの無水酢酸エチル中に加えそして0.46ml(3.3ミリモル)のトリエチルアミンで処理する。5mlの無水酢酸エチル中の0.34ml(0.0033モル)の塩化イソブチロールを還流下で滴下し、そして撹拌を還流下で反応が終了するまで(薄層クロマトグラフィーによる検査)続ける。溶媒を真空中で蒸留除去しそして残渣をジクロロメタン中に加える。これを20mlの0.5N NaOH溶液で2回洗浄しそして乾燥し、そして溶媒を蒸発させる。
【0348】
その後、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル 3:1)により精製する。収量:0.57g(理論値の45%)、融点:189℃。
【0349】
以下の式I−1−bの化合物が実施例I−1−b−1と同様にして且つ一般的な製造指示に従い得られる:
【0350】
【表2】
【0351】
実施例I−1−c−1
【0352】
【化85】
【0353】
1mlの無水ジクロロメタン中の0.1ml(1ミリモル)のクロロ蟻酸エチルを10−20℃において11mlの無水ジクロロメタン中の0.35gの実施例(I−1−a−1)の化合物および0.1ml(1ミリモル)のトリエチルアミンに加える。
【0354】
混合物を室温において反応が終了するまで(TLC検査)撹拌しそして溶媒を回転蒸発器上で蒸発させる。沈澱をジクロロメタン中に加えそして混合物を5mlの0.5N水酸化ナトリウム溶液で2回洗浄し、乾燥しそして濃縮する。
【0355】
その後、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル 5:1)により精製する。
収量:0.17g(理論値の40%)
以下の式(I−1−c)の化合物が実施例(I−1−c−1)と同様にして且つ一般的な製造指示に従い得られる:
【0356】
【表3】
【0357】
実施例I−1−g−1
【0358】
【化86】
【0359】
1.05gの実施例I−1−a−1の化合物を10mlの無水酢酸エチル中に加え、そして0.42ml(3ミリモル)のトリエチルアミンを加える。2mlの無水酢酸エチル中の0.4ml(0.0033モル)の塩化モルホリノカルバモイルを還流下で滴下し、そして撹拌を還流下で反応が終了するまで(薄層クロマトグラフィーによる検査)続ける。溶媒を蒸留除去しそして残渣ジクロロメタン中に加える。混合物を20mlの0.5N NaOH溶液で2回洗浄しそして乾燥し、そして溶媒を蒸発させする。
【0360】
その後、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル、5:1)により精製する。収量:0.22g(理論値の15%)、融点217℃。
実施例I I −1
【0361】
【化87】
【0362】
18gの5−メチル−2−(4−クロロ−フェニル)−チアゾリル酢酸を250mlの無水テトラヒドロフラン中の10gの3−アミノ−3−メチル−酪酸エチルおよび12mlのトリエチルアミンに加え、そして混合物を15分間にわたり室温において撹拌する。13.2mlのトリエチルアミンを引き続き加え、そして直ちに3.4mlのオキシ塩化燐を溶液が中程度に沸騰するような方法で滴下する。
【0363】
混合物をさらに30分間にわたり還流下で撹拌する。次に、反応溶液を800mlの氷水中に撹拌添加しそしてジクロロメタンで抽出し、そしてジクロロメタン相を乾燥しそして蒸発させる。その後、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル、2:1)により精製する。
収量:13.81g(理論値の52%)、融点101℃。
【0364】
以下の式(II)の化合物が実施例(II−1)と同様にして且つ一般的な製造指示に従い得られる:
【0365】
【表4】
【0366】
実施例I−2−a−1
【0367】
【化88】
【0368】
5mlの無水アセトニトリル中の1.5gの実施例III−1の化合物を室温において10mlの無水アセトニトリル中の0.68g(6ミリモル)のカリウムtert−ブトキシドに加える。
【0369】
混合物を3時間にわたり室温において撹拌する。溶液を氷水中に注ぎ、1N塩酸で酸性化し、吸引濾別しそして乾燥する。その後、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル 5:1)により精製する。
収量:0.23g(理論値の16%)融点138−140℃。
【0370】
以下の式(I−2−1)の化合物が実施例(I−2−a−1)と同様にして且つ一般的な製造指示に従い得られる:
【0371】
【表5】
【0372】
実施例番号I−2−b−1
【0373】
【化89】
【0374】
5mlの無水ジクロロメタン中の190mgの実施例I−2−a−1の化合物を0.105mlのトリエチルアミンで処理する。115mgの塩化6−クロロニコチノイルを氷冷しながら加え、そして混合物を室温において撹拌する。
【0375】
反応溶液を10%クエン酸溶液で1回洗浄し、水相をジクロロメタンで抽出し、有機相を1N NaOHで1回洗浄し、そして水相をジクロロメタンで抽出する。その後、乾燥しそして溶媒を回転蒸発器上で蒸発させる。
収量:0.17g(理論値の65%)
1H NMR(DMSO、400MHz):δ=1.30、1.56(2s、各場合とも6H、4CH3)、2.29(s、3H、チアゾリル−CH 3 )、7.41、7.59(2d、各場合とも2H、Ar−H)、7.57(d、1H、ピリジル−H)、8.25(d、1H、ピリジル−H)、8.83(s、1H、ピリジル−H)ppm。
【0376】
以下の式(I−2−b)の化合物が実施例(I−2−b−1)と同様にして且つ一般的な製造指示に従い得られる:
【0377】
【表6】
【0378】
実施例番号I−2−c−1
【0379】
【化90】
【0380】
10mlの無水ジクロロメタン中の300mg(0.8ミリモル)の実施例I−2−a−1の化合物を0.17ml(1.2ミリモル)のトリエチルアミンで処理する。0.1ml(1.04ミリモル)のクロロ蟻酸エチルを引き続き0℃において加える。
【0381】
混合物を室温において撹拌する。
【0382】
反応溶液を10%クエン酸溶液で1回洗浄し、水相をジクロロメタンで抽出し、有機相を1N NaOHで1回洗浄し、そして水相をジクロロメタンで抽出する。その後、乾燥しそして溶媒を回転蒸発器上で蒸発させる。
収量:0.3g(理論値の83%)
1H NMR(400MHz、CDCl3):δ=0.94(t、3H、CH 3 −CH2−O)、1.22(s、6H、2CH3)、1.48(s、6H、2CH3)、1.27(s、3H、CH3)、3.95(q、CH3CH 2 −O)、7.56(d、2H、芳香族CH)、7.83(d、2H、芳香族CH)ppm。
【0383】
以下の式(I−2−c)の化合物が実施例(I−2−c−1)と同様にして且つ一般的な製造指示に従い得られる:
【0384】
【表7】
【0385】
実施例 III −1
【0386】
【化91】
【0387】
1.6mlのトリエチルアミンを20mlの無水テトラヒドロフラン中の1.12g(6.4ミリモル)の3−ヒドロキシ−2,2,3−トリメチル−酪酸エチルに加える。混合物を5分間にわたり撹拌し、そして1.07g(4ミリモル)の5−メチル−2−(4−クロロフェニル)−チアゾリル酢酸を加える。さらに15分後に、0.9mlのトリエチルアミンを加え、そして直ちに0.2mlのオキシ塩化燐を溶液が中程度に沸騰するような方法で加える。混合物を1時間にわたり還流下で撹拌する。
【0388】
混合物を濃縮しそして生成物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン→ジクロロメタン:酢酸エチル、3:1)により精製する。
収量:1.5g(理論値の88%)
1H NMR(400MHz、DMSO):
δ=1.11、1.12(2s、各場合とも6H、4−CH3)、1.17(t、3H、CH 3 −CH2−O)、2.41(s、CH 3 −チアゾリル)、7.52、7.82(2d、各場合とも2H、アリール−H)ppm。
【0389】
以下の式(III)の化合物が実施例(III−1)と同様にして且つ一般的な製造指示に従い得られる:
【0390】
【表8】
【0391】
分光計データ、実施例III−4:
1H NMR(400MHz、DMSO):
δ=1.04、1.10、1.11、1.50(4s、各場合とも3H、4−CH3)、1.20(m、3H、CH 3 −CH2−O)、4.02(m、2H、CH3CH 2 −O)ppm。
* 油はそれ以上同定されずに式I−2−aの対応する化合物に転化された。
使用実施例
実施例A
メロイドジン(Meloidogyne)試験
溶媒: 30重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
適当な活性化合物調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合しそして濃厚物を水で所望する濃度に希釈する。
【0392】
容器に砂、活性化合物溶液、メロイドジン・インコグニタ(Meloidogyne incognita)の卵/幼虫懸濁液およびレタス種子を充填する。レタス種子が発芽しそして苗が成長する。根に根瘤が成長する。
【0393】
所望する時間後に、殺線虫効果を根瘤生成に関して%で測定する。100%は根瘤が見られなかったことを意味し、0%は処理した植物上の根瘤の数が無処理の対照のものに相当することを意味する。
【0394】
この試験では、例えば、製造実施例I−1−c−1およびI−2−a−1の化合物により20ppmの活性化合物濃度において100%の死滅率が、そして14日後に製造実施例I−2−a−3の化合物により20ppmの活性化合物濃度において98%の死滅率が示される。
実施例B
ミズス(Myzus)試験
溶媒: 30重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
適当な活性化合物調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合しそして濃厚物を乳化剤を含有する水で所望する濃度に希釈する。
【0395】
グリーン・ピーチ・アフィド(Myzus persicae)がたくさん感染しているキャベツの葉(Brassica oleracea)を所望する濃度の活性化合物調合物中に浸漬することにより処理する。
【0396】
所望する時間後に、死滅率を%で測定する。100%は全てのアフィドが死滅したことを意味し、0%はアフィドが全く死滅しなかったことを意味する。
【0397】
この試験では、製造実施例I−2−a−1の化合物により500ppmの活性化合物濃度において90%の死滅率が6日後に生じた。
実施例C
ファエドン(Phaedon)幼虫試験
溶媒: 30重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
適当な活性化合物調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合しそして濃厚物を乳化剤を含有する水で所望する濃度に希釈する。
【0398】
キャベツの葉(Brassica oleracea)を所望する濃度の活性化合物調合物中に浸漬することにより処理しそして葉が依然として湿っている間にマスタード・ビートル(Phaedon cochleariae)の幼虫を感染させる。
【0399】
所望する時間後に、死滅率を%で測定する。100%は全てのビートルの幼虫が死滅したことを意味し、0%はビートルの幼虫が全く死滅しなかったことを意味する。
【0400】
この試験では、7日後に、例えば製造実施例I−1−a−1およびI−2−a−2の化合物により1000ppmの活性化合物濃度において100%の死滅率が、そして7日後に製造実施例I−2−a−1の化合物により500ppmの活性化合物濃度において100%の死滅率が示される。
実施例D
プルテラ(Plutella)試験/合成飼料
溶媒: 100重量部のアセトン
乳化剤:1900重量部のメタノール
適当な活性化合物調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合しそして濃厚物をメタノールで所望する濃度に希釈する。
【0401】
所望する濃度の上記量の活性化合物調合物を標準化された量の合成飼料にピペットで加える。メタノールが蒸発した後に、約100個のプルテラの卵を感染させたフィルム缶蓋を各空所に入れる。孵化したての幼虫は処理した合成飼料上を移動する。
【0402】
所望する時間後に、死滅率を%で測定する。100%は動物の全てが死滅したことを意味し、0%は動物が全く死滅しなかったことを意味する。
【0403】
この試験では、7日後に、例えば製造実施例I−2−a−4の化合物により1000ppmの活性化合物濃度において100%の死滅率が示される。
実施例E
スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)試験
溶媒: 30重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
適当な活性化合物調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合しそして濃厚物を乳化剤を含有する水で所望する濃度に希釈する。
【0404】
キャベツの葉(Brassica oleracea)を所望する濃度の活性化合物調合物中に浸漬することにより処理しそして葉が依然として湿っている間にフォール・アーミーウォーム毛虫(Spodoptera frugiperda)の幼虫を感染させる。
【0405】
所望する時間後に、死滅率を%で測定する。100%は全ての毛虫が死滅したことを意味し、0%は毛虫が全く死滅しなかったことを意味する。
【0406】
この試験では、7日後に、例えば製造実施例I−2−a−2の化合物により1000ppmの活性化合物濃度においてそしてI−2−a−1により500ppmの活性化合物濃度において100%の死滅率が示される。
実施例F
テトラニクス(Tetranychus)試験(OP抵抗性/浸漬処理)
溶媒: 30重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
適当な活性化合物調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合しそして濃厚物を乳化剤を含有する水で所望する濃度に希釈する。
【0407】
全段階のツー−スポッテド・スパイダー・マイト(Tetranychus urticae)のがたくさん感染している豆植物(Phaseolus vulgaris)を所望する濃度の活性化合物調合物中に浸漬する。
【0408】
所望する時間後に、効果を%で測定する。100%は全てのスパイダー・マイトが死滅したことを意味し、0%はスパイダー・マイトが死滅しなかったことを意味する。
【0409】
この試験では、製造実施例I−1−a−1、I−2−a−2、I−2−a−3、I−2−a−1およびI−2−a−4の化合物により100ppmの活性化合物濃度において、それぞれ、100%(実施例I−2−a−1)、99%(実施例I−2−a−2)、98%(I−1−a−1)並びに90%(実施例I−2−a−3およびI−2−a−4)の死滅率が示される。
実施例G
発芽後試験
溶媒: 5重量部のアセトン
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
適当な活性化合物調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒と混合し、上記量の乳化剤を加え、そして濃厚物を水で所望する濃度に希釈する。
【0410】
5〜15cmの高さの試験植物に活性化合物調合物を、各場合とも所望する活性化合物量が単位面積当たりに適用されるような方法で、噴霧する。噴霧混合物の濃度は、各場合とも所望する活性化合物量が1000lの水/haで適用されるように、選択される。
【0411】
3週間後に、植物の被害度を無処理の対照の成長と比べて%被害で評価する。
【0412】
数値は、
0%=効果なし(無処理の対照と同様)
100%=完全死滅
を示す。
実施例H
発芽前試験
溶媒: 5重量部のアセトン
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
適当な活性化合物調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒と混合し、上記量の乳化剤を加え、そして濃厚物を水で所望する濃度に希釈する。
【0413】
試験植物の種子を普通の土壌に蒔く。約24時間後に、土壌に活性化合物調合物を、各場合とも所望する活性化合物量が単位面積当たりに適用されるような方法で、噴霧する。噴霧混合物の濃度は、各場合とも所望する活性化合物量が1000lの水/haで適用されるように、選択される。
【0414】
3週間後に、植物の被害度を無処理の対照の成長と比べて%被害で評価する。
【0415】
数値は、
0%=効果なし(無処理の対照と同様)
100%=完全死滅
を示す。
【0416】
【表9】
【0417】
実施例I
限界濃度試験/土壌に棲む昆虫−トランスジェニック植物の処理
試験昆虫:土壌中のディアブロチカ・バルテアタ(Diabrotica balteata)幼虫
溶媒: 7重量部のアセトン
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
適当な活性化合物調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒と混合し、上記量の乳化剤を加え、そして濃厚物を水で所望する濃度に希釈する。
【0418】
活性化合物調合物を土壌上に注ぐ。調合物中の活性化合物の濃度は事実上重要でなく、ppm(mg/l)で示される単位容量の土壌当たりの活性化合物の重量だけが重要である。土壌を0.25l容器中に充填し、そしてこれらを20℃において放置する。
【0419】
試験を設定した直後に、5個の予備発芽したトウモロコシ仁であるイールド・ガード(YIELD GUARD)(米国、モンサント・カンパニーの登録商標)を各容器中に入れる。適当な試験昆虫を加熱した土壌中に2日後に入れる。さらに7日後に、発芽したトウモロコシ植物を計数することにより活性化合物の効果を測定する(1植物=20%活性)。
実施例J
ヘリオチス・ビレッセンス(Heliothis virescens)試験−トランスジェニック植物の処理
溶媒: 7重量部のアセトン
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
適当な活性化合物調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒と混合し、上記量の乳化剤を加え、そして濃厚物を水で所望する濃度に希釈する。
【0420】
大豆若枝(Glycine max)であるラウンドアップ・レディ(Roundup Ready)(米国、モンサント・カンパニーの登録商標)を所望する濃度の活性化合物調合物中に浸漬することにより処理しそして葉が依然として湿っている間にタバコ・バッドウォームであるヘリオチス・ビレッセンス(Heliothis virescens)を感染させる。
【0421】
昆虫の死滅を所望する時間後に測定する。

Claims (18)

  1. 式(I)
    [式中、
    Hetは
    を表し、
    Wは酸素またはN−Dを表し、
    Xは水素、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C3−C6−アルケニルオキシ、ニトロ、シアノを表すか、或いは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロまたはシアノにより置換されていてもよいフェニルを表し、
    Yはハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロゲノアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルコキシまたは基
    を表し、
    1は水素、ハロゲン、C1−C12−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロ、シアノを表すか、或いは各々が場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノによりモノ置換もしくはポリ置換されていてもよいフェニル、フェノキシ、フェノキシ−C1−C4−アルキル、フェニル−C1−C4−アルコキシ、フェニルチオ−C1−C4−アルキルまたはフェニル−C1−C4−アルキルチオを表し、
    2およびV3は互いに独立して、水素、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキルまたはC1−C4−ハロゲノアルコキシを表し、
    1およびV2はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合によりC1−C4−アルキルまたはハロゲンにより置換されていてもよく且つ1〜3個の炭素原子が場合により酸素、硫黄または窒素により置換されていることができる5−もしくは6−員の環を表し、
    Aは水素を表すか、或いは各々が場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C12−アルキル、C3−C8−アルケニル、C1−C6−アルコキシ−C1−C4−アルキルを表すか、或いは1個もしくは直接隣接しない2個の環員が場合により酸素および/または硫黄により置換されていてもよい場合によりハロゲン−、C1−C4−アルキル−もしくはC1−C4−アルコキシ−置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルまたはC3−C6−シクロアルキル−C1−C4−アルキルを表すか、或いは各々が場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロゲノアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロにより置換されていてもよいフェニル、ベンジル、5〜6個の環原子を有するヘタリールまたは5〜6個の環原子を有するヘタリール−C1−C4−アルキルを表し、
    Bは水素またはC1−C6−アルキルを表し、
    A、Bおよびそれらが結合している炭素原子は、1個の環員が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C6−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C1−C6−ハロゲノアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、ハロゲンもしくはフェニルによりモノ置換もしくはジ置換されていてもよい飽和C3−C10−シクロアルキルまたは不飽和C5−C10−シクロアルキルを表し、
    Dは水素、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていてもよいC1−C6−アルキル、C3−C8−アルケニル、C3−C8−アルキニル、C1−C6−アルコキシ−C2−C6−アルキルを表すか、或いは1個の環員が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよい場合によりハロゲン−、C1−C4−アルキル−、C1−C4−アルコキシ−もしくはC1−C4−ハロゲノアルキル−置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルまたはC3−C6−シクロアルキル−C1−C4−アルキルを表し、
    AおよびQ1は一緒になって、場合によりC1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシにより置換されていてもよいC3−C6−アルカンジイルを表し、
    DおよびQ1は一緒になって、場合によりC1−C4−アルキルおよびC1−C4−アルコキシよりなる系からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ置換もしくはジ置換されていてもよいC3−C6−アルカンジイルを表すか、或いは
    1は水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは1個のメチレン基が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合により弗素、塩素、C1−C4−アルキル、C1−C2−ハロゲノアルキルまたはC1−C4−アルコキシにより置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルを表すか、或いは場合によりハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、シアノまたはニトロにより置換されていてもよいフェニルを表し、
    2は水素またはC1−C4−アルキルを表し、或いは
    1およびQ2はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、1個の環員が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシまたはC1−C2−ハロゲノアルキルにより置換されていてもよいC3−C7−シクロアルキルを表し、
    Gは水素(a)を表すか、或いは基
    の1つ、特に(a)、(b)、(c)または(g)を表し、
    ここで
    Eは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
    Lは酸素または硫黄を表し、そして
    Mは酸素または硫黄を表し、
    1は各々が場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C20−アルキル、C2−C20−アルケニル、C1−C8−アルコキシ−C1−C8−アルキル、C1−C8−アルキルチオ−C1−C8−アルキル、ポリ−C1−C8−アルコキシ−C1−C8−アルキルを表すか、或いは1個もしくは直接隣接しないそれ以上の環員が場合により酸素および/または硫黄により置換されていてもよく且つ場合によりハロゲン、C1−C6−アルキルまたはC1−C6アルコキシにより置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルを表すか、或いは場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルキル、C1−C6−ハロゲノアルコキシ、C1−C6−アルキルチオまたはC1−C6−アルキルスルホニルにより置換されていてもよいフェニルを表すか、
    或いは場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルキルまたはC1−C6−ハロゲノアルコキシにより置換されていてもよいフェニル−C1−C6−アルキルを表すか、
    或いは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキルまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい5−もしくは6−員のヘタリールを表すか、
    或いは場合によりハロゲンまたはC1−C6−アルキルにより置換されていてもよいフェノキシ−C1−C6−アルキルを表すか、
    或いは場合によりハロゲン、アミノまたはC1−C6−アルキルにより置換されていてもよい5−もしくは6−員のヘタリールオキシ−C1−C6−アルキルを表し、
    2は各々が場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C20−アルキル、C2−C20−アルケニル、C1−C8−アルコキシ−C2−C8−アルキル、ポリ−C1−C8−アルコキシ−C2−C8−アルキルを表すか、
    或いは場合によりハロゲン、C1−C6−アルキルまたはC1−C6−アルコキシにより置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルを表すか、
    或いは各々が場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルキルもしくはC1−C6−ハロゲノアルコキシにより置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
    3は場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C8−アルキルを表すか、或いは各々が場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、シアノもしくはニトロにより置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
    4およびR5は互いに独立して、各々が場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C8−アルキル、C1−C8−アルコキシ、C1−C8−アルキルアミノ、ジ−(C1−C8−アルキル)アミノ、C1−C8−アルキルチオ、C2−C8−アルケニルチオ、C3−C7−シクロアルキルチオを表すか、或いは各々が場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C4−ハロゲノアルキルチオ、C1−C4−アルキルもしくはC1−C4−ハロゲノアルキルにより置換されていてもよいフェニル、ベンジル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、
    6およびR7は互いに独立して、水素を表すか、或いは各々が場合によりハロゲンにより置換されていてもよいC1−C8−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C1−C8−アルコキシ、C3−C8−アルケニル、C1−C8−アルコキシ−C1−C8−アルキルを表すか、或いは場合によりハロゲン、C1−C8−ハロゲノアルキル、C1−C8−アルキルまたはC1−C8−アルコキシにより置換されていてもよいフェニルを表すか、或いは場合によりハロゲン、C1−C8−アルキル、C1−C8−ハロゲノアルキルまたはC1−C8−アルコキシにより置換されていてもよいベンジルを表すか、或いはそれらが結合しているN原子と一緒になって1個の炭素原子が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C4−アルキルにより置換されていてもよいC3−C6−アルキレン基を表す]
    の化合物。
  2. Hetが
    を表し、
    Wが酸素またはN−Dを表し、
    Xが水素、塩素、臭素、C1−C4−アルキルを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロゲノアルコキシ、ニトロまたはシアノによりモノ置換ないしジ置換されていてもよいフェニルを表し、
    Yが塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロゲノアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロゲノアルコキシまたは基
    を表し、
    1が水素、弗素、塩素、臭素、C1−C6−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、ニトロ、シアノを表すか、或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C2−ハロゲノアルコキシ、ニトロもしくはシアノによりモノ置換もしくはジ置換されていてもよいフェニル、フェノキシ、フェノキシ−C1−C2−アルキル、フェニル−C1−C4−アルコキシ、フェニルチオ−C1−C2−アルキルまたはフェニル−C1−C2−アルキルチオを表し、
    2が水素、弗素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルキルまたはC1−C2−ハロゲノアルコキシを表し、V1およびV2がそれらが結合している炭素原子と一緒になって、1個もしくは2個の炭素原子が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合により弗素またはメチルにより置換されていてもよい5−もしくは6−員の環を表し、
    Aが水素を表すか、或いは各々が場合により弗素により置換されていてもよいC1−C8−アルキルまたはC1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは1個の環員が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合により弗素、塩素、メチル、エチルもしくはメトキシにより置換されていてもよいC5−C6−シクロアルキルまたはC3−C6−シクロアルキル−C1−C2−アルキルを表すか、或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C4−アルコキシもしくはC1−C2−ハロゲノアルコキシにより置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
    Bが水素またはC1−C4−アルキルを表し、
    A、Bおよびそれらが結合している炭素原子が、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C4−アルキル、トリフルオロメチルまたはC1−C4−アルコキシによりモノ置換されていてもよい飽和C5−C7−シクロアルキルを表し、
    Dが水素を表すか、或いは各々が場合により弗素により置換されていてもよいC1−C6−アルキル、C3−C6−アルケニルまたはC1−C4−アルコキシ−C2−C3−アルキルを表すか、或いは1個のメチレン基が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C2−アルキル、弗素もしくは塩素により置換されていてもよいC3−C7−シクロアルキルまたはC3−C6−シクロアルキル−C1−C2−アルキルを表し、
    AおよびQ1が一緒になってC3−C4−アルカンジイルを表し、
    DおよびQ1が一緒になってC3−C4−アルカンジイルを表し、
    1が水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは1個のメチレン基が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりメチルまたはメトキシにより置換されていてもよいC3−C6−シクロアルキルを表し、
    2が水素、メチルまたはエチルを表し、
    1およびQ2がそれらが結合している炭素原子と一緒になって、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりC1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシにより置換されていてもよい飽和C5−C6−シクロアルキルを表し、
    Gが水素(a)を表すか、或いは基
    の1つ、特に(a)、(b)、(c)または(g)を表し、
    ここで
    Eが金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
    Lが酸素または硫黄を表し、そして
    Mが酸素または硫黄を表し、
    1が各々が場合により弗素または塩素により置換されていてもよいC1−C16−アルキル、C2−C16−アルケニル、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルキルチオ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは1個もしくは直接隣接しない2個の環員が場合により酸素および/または硫黄により置換されていてもよく且つ場合により弗素、塩素、C1−C5−アルキルまたはC1−C5アルコキシにより置換されていてもよいC3−C7−シクロアルキルを表すか、
    或いは場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシにより置換されていてもよいフェニルを表すか、
    或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、メチル、エチルもしくはトリフルオロメチルにより置換されていてもよいピリジルまたはチエニルを表し、
    2が各々が場合により弗素により置換されていてもよいC1−C16−アルキル、C2−C16−アルケニルまたはC1−C4−アルコキシ−C2−C4−アルキルを表すか、或いは場合によりメチル、エチルまたはメトキシにより置換されていてもよいC3−C7−シクロアルキルを表すか、
    或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C1−C4−アルキル、C1−C3−アルコキシ、トリフルオロメチルもしくはトリフルオロメトキシにより置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
    3が場合により弗素により置換されていてもよいC1−C6−アルキルを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノまたはニトロにより置換されていてもよいフェニルを表し、
    4がC1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−アルキルアミノ、ジ−(C1−C6−アルキル)アミノ、C1−C6−アルキルチオを表すか、或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C1−C3−アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C1−C3−アルキルもしくはトリフルオロメチルにより置換されていてもよいフェニル、ベンジル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、
    5がC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシまたはC1−C4−アルキルチオを表し、
    6が水素、C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C1−C6−アルコキシ、C3−C6−アルケニル、C1−C6−アルコキシ−C1−C6−アルキルを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、C1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシにより置換されていてもよいフェニルを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチルまたはメトキシにより置換されていてもよいベンジルを表し、
    7が水素、C1−C6−アルキルまたはC3−C6−アルケニルを表し、
    6およびR7がそれらが結合しているN原子と一緒になって、1個のメチレン基が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよく且つ場合によりメチルまたはエチルにより置換されていてもよいC4−C6−アルキレン基を表す、
    請求項1に記載の式(I)の化合物。
  3. Hetが
    を表し、
    Wが酸素またはN−Dを表し、
    Xが塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチルまたはイソブチルを表し、
    Yがメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチルまたは基
    を表し、
    1が水素、弗素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシを表し、V2が水素、弗素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシを表し、
    Aが水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、メトキシメチル、エトキシメチルを表し、
    Bが水素、メチルまたはエチルを表し、
    A、Bおよびそれらが結合している炭素原子が、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシまたはn−ブトキシによりモノ置換されていてもよい飽和C5−C6−シクロアルキルを表し、
    Dが水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、アリル、2−ブテニル、メトキシエチル、エトキシエチル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表し、
    AおよびQ1が一緒になってC3−C4−アルカンジイルを表し、
    DおよびQ1が一緒になってC3−C4−アルカンジイルを表し、
    1が水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表し、
    2が水素、メチルまたはエチルを表し、
    1およびQ2がそれらが結合している炭素原子と一緒になって、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよく且つ場合によりメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシまたはブトキシにより置換されていてもよい飽和C5−C6−シクロアルキルを表し、
    Gが水素(a)を表すか、或いは基
    の1つ、特に(a)、(b)、(c)または(g)を表し、
    ここで
    Eが金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
    Lが酸素または硫黄を表し、そして
    Mが酸素または硫黄を表し、
    1が各々が場合により弗素または塩素により置換されていてもよいC1−C14−アルキル、C2−C14−アルケニル、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキル、C1−C4−アルキルチオ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは1個もしくは直接隣接しない2個の環員が場合により酸素および/または硫黄により置換されていてもよく且つ場合により弗素、塩素、メチル、エチルまたはメトキシにより置換されていてもよいC3−C6−シクロアルキルを表すか、
    或いは場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシにより置換されていてもよいフェニルを表すか、
    或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素もしくはメチルにより置換されていてもよいチエニルまたはピリジルを表し、
    2が各々が場合により弗素により置換されていてもよいC1−C14−アルキル、C2−C14−アルケニルまたはC1−C4−アルコキシ−C2−C3−アルキルを表すか、或いは場合によりメチル、エチルまたはメトキシにより置換されていてもよいC3−C6−シクロアルキルを表すか、
    或いは各々が場合により弗素、塩素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチルもしくはトリフルオロメトキシにより置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを表し、
    3が各々が場合により弗素により置換されていてもよいメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルを表すか、或いは場合により弗素、塩素、臭素、メチル、tert−ブチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノまたはニトロにより置換されていてもよいフェニルを表し、
    4がC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4−アルキル)アミノ、C1−C4−アルキルチオを表すか、或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C1−C2−アルコキシ、トリフルオロメトキシもしくはC1−C3−アルキルにより置換されていてもよいフェニル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、
    5がメチル、エチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオまたはエチルチオを表し、
    6およびR7が互いに独立して、水素、C1−C4−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C3−C4−アルケニル、C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルキルを表し、
    7が水素、C1−C4−アルキルまたはC3−C4−アルケニルを表し、
    6およびR7がそれらが結合しているN原子と一緒になって、1個のメチレン基が場合により酸素または硫黄により置換されていてもよいC5−C6−アルキレン基を表す、
    請求項1に記載の式(I)の化合物。
  4. Hetが
    を表し、
    Wが酸素またはN−Dを表し、
    Xが塩素、メチル、エチル、n−プロピルまたはi−プロピルを表し、
    Yが
    を表し、
    Aが水素またはメチルを表し、
    Bが水素またはメチルを表し、
    A、Bおよびそれらが結合している炭素原子が、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよい飽和C6−シクロアルキルを表し、
    Dが水素またはシクロプロピルを表し、
    DおよびQ1が一緒になってC3−C4−アルカンジイルを表し、
    1が水素またはメチルを表し、
    2が水素またはメチルを表し、
    1およびQ2がそれらが結合している炭素原子と一緒になって、1個の環員が場合により酸素により置換されていてもよい飽和C6−シクロアルキルを表し、
    Gが水素(a)を表すか、或いは基
    の1つを表し、
    ここでMが酸素または硫黄を表し、
    1がC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C2−アルキルを表すか、或いは各々が場合により塩素により置換されていてもよいフェニルまたはピリジルを表し、
    2がC1−C4−アルキル、フェニルまたはベンジルを表し、
    6およびR7がそれらが結合しているN原子と一緒になって、1個のメチレン基が場合により酸素により置換されていてもよいC5−C6−アルキレン基を表す、
    請求項1に記載の式(I)の化合物。
  5. 式(II)
    [式中、
    A、B、D、Q1、Q2およびHetは請求項1に記載の意味を有し、
    そして
    8はアルキルを表す]
    のN−アシルアミノ酸エステルを希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で分子内縮合反応に付すことを特徴とする式(I−1−a)
    [式中、
    A、B、D、Q1、Q2およびHetは請求項1に記載の意味を有する]
    の置換されたテトラヒドロピリジン−2,4−ジオン類またはそれらのエノール類の製造方法。
  6. 式(III)
    [式中、
    A、B、Q1、Q2およびHetは請求項1に記載の意味を有し、
    そして
    8はアルキルを表す]
    のO−アシルヒドロキシカルボン酸エステルを希釈剤の存在下でそして塩基の存在下で分子内縮合反応に付すことを特徴とする式(I−2−a)
    [式中、
    A、B、Q1、Q2およびHetは請求項1に記載の意味を有する]
    の置換された5,6−ジヒドロピロン類の製造方法。
  7. 式(I−1−a)または(I−2−a)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、Q 1 およびQ 2 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、
    (α)式(IV)
    [式中、
    1は請求項1に記載の意味を有し、そして
    Halはハロゲンを表す]
    の酸ハライドと、
    または
    (β)式(V)
    1−CO−O−CO−R1 (V)
    [式中、
    1は請求項1に記載の意味を有する]
    の無水カルボン酸と
    反応させることを特徴とする、式(I−1−b)または(I−2−b)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、Q 1、Q2 およびR 1 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物の製造方法。
  8. 式(I−1−a)または(I−2−a)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、Q 1 およびQ 2 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(VI)
    2−M−CO−Cl (VI)
    [式中、
    2およびMは請求項1に記載の意味を有する]
    のクロロ蟻酸エステルまたはクロロ蟻酸チオエステルと反応させることを特徴とする、式(I−1−c)または(I−2−c)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、M、Q1、Q2 およびR 2 請求項1に記載の意味を有し、そしてLは酸素を表す
    の化合物の製造方法。
  9. 式(I−1−a)または(I−2−a)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、Q 1 およびQ 2 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(VII)
    [式中、
    MおよびR2は請求項1に記載の意味を有する]
    のクロロモノチオ蟻酸エステルまたはクロロジチオ蟻酸エステルと反応させることを特徴とする、式(I−1−c)または(I−2−c)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、M、Q1、Q2 およびR 2 請求項1に記載の意味を有し、そしてLは硫黄を表す
    の化合物の製造方法。
  10. 式(I−1−a)または(I−2−a)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、Q 1 およびQ 2 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(VIII)
    3−SO2−Cl (VIII)
    [式中、
    3は請求項1に記載の意味を有する]
    のスルホニルクロリドと反応させることを特徴とする、式(I−1−d)または(I−2−d)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、Q 1 、Q2 およびR 3 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物の製造方法。
  11. 式(I−1−a)または(I−2−a)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、Q 1 およびQ 2 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(IX)
    [式中、
    L、R4およびR5は請求項1に記載の意味を有し、そして
    Halはハロゲンを表す]
    の燐化合物と反応させることを特徴とする、式(I−1−e)または(I−2−e)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、L、Q 1 、Q2 、R 4 およびR 5 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物の製造方法。
  12. 式(I−1−a)または(I−2−a)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、Q 1 およびQ 2 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物を、各場合とも、適宜希釈剤の存在下で、式(X)または(XI)
    [式中、
    Meは1価または2価の金属を表し、
    tは数1または2を表し、そして
    11、R12、R13は互いに独立して水素またはアルキルを表す]
    の金属化合物またはアミン類と反応させることを特徴とする、式(I−1−f)または(I−2−f)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、E、Q 1 およびQ 2 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物の製造方法。
  13. 式(I−1−a)または(I−2−a)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、Q 1 およびQ 2 請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物を、各場合とも、
    (α)適宜希釈剤の存在下でそして適宜触媒の存在下で、式(XII)
    6−N=C=L (XII)
    [式中、
    6およびLは請求項1に記載の意味を有する]
    のイソシアナート類またはイソチオシアナート類と、または
    (β)適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸結合剤の存在下で、式(XIII)
    [式中、
    L、R6およびR7は請求項1に記載の意味を有する]
    のカルバモイルクロリド類またはチオカルバモイルクロリド類と反応させることを特徴とする、式(I−1−g)または(I−2−g)
    [式中、
    X、Y、A、B、D、L、Q 1 、Q2 、R 6 およびR7は請求項1に記載の意味を有する]
    の化合物の製造方法。
  14. 請求項1に記載の式(I)の化合物の少なくとも1種を含有することを特徴とする有害生物防除剤、殺微生物剤および除草剤。
  15. 請求項1に記載の式(I)の化合物を有害生物および/またはそれらの環境に作用させることを特徴とする動物性有害生物、望ましくない植生および菌・カビ類の抑制方法。
  16. 動物性有害生物、望ましくない植生および菌・カビ類を抑制するための請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  17. 請求項1に記載の式(I)の化合物を展開剤および/または界面活性剤と混合することを特徴とする、有害生物防除剤、殺微生物剤および除草剤の製造方法。
  18. 有害生物防除剤、殺微生物剤および除草剤の製造のための請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
JP2002563144A 2001-01-04 2001-12-21 ヘタリール置換されたホモテトラミン酸およびホモテトロン酸並びに有害生物防除剤としてのそれらの使用 Expired - Fee Related JP4320176B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10100175A DE10100175A1 (de) 2001-01-04 2001-01-04 Hetarylsubstituierte Homotetram-und Homotetronsäuren
PCT/EP2001/015258 WO2002062791A1 (de) 2001-01-04 2001-12-21 Hetarylsubstituierte homotetram- und homotetronsäuren und ihre verwendung als pestizide

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004517958A JP2004517958A (ja) 2004-06-17
JP2004517958A5 JP2004517958A5 (ja) 2005-12-22
JP4320176B2 true JP4320176B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=7669749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002563144A Expired - Fee Related JP4320176B2 (ja) 2001-01-04 2001-12-21 ヘタリール置換されたホモテトラミン酸およびホモテトロン酸並びに有害生物防除剤としてのそれらの使用

Country Status (11)

Country Link
US (2) US7026341B2 (ja)
EP (1) EP1349854B1 (ja)
JP (1) JP4320176B2 (ja)
KR (1) KR100745451B1 (ja)
CN (1) CN1279039C (ja)
AR (1) AR035526A1 (ja)
AT (1) ATE323086T1 (ja)
BR (1) BR0116661A (ja)
DE (2) DE10100175A1 (ja)
ES (1) ES2260326T3 (ja)
WO (1) WO2002062791A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6822097B1 (en) * 2002-02-07 2004-11-23 Amgen, Inc. Compounds and methods of uses
DE10331675A1 (de) * 2003-07-14 2005-02-10 Bayer Cropscience Ag Hetarylsubstituierte Pyrazolidindion-Derivate
DE10351647A1 (de) * 2003-11-05 2005-06-09 Bayer Cropscience Ag 2-Halogen-6-alkyl-phenyl substituierte Tetramsäure-Derivate
DE10354629A1 (de) * 2003-11-22 2005-06-30 Bayer Cropscience Ag 2-Ethyl-4,6-dimethyl-phenyl substituierte spirocyclische Tetramsäure-Derivate
AU2012293611B2 (en) 2011-08-11 2017-02-09 Bayer Cropscience Ag 1,2,4-triazolyl-substituted keto-enols
CN104854102B (zh) 2012-10-09 2017-09-01 住友化学株式会社 吡喃酮化合物和包含吡喃酮化合物的除草剂
CN110117547B (zh) * 2019-04-24 2021-10-15 河北省科学院生物研究所 一种香菇菌株及其应用和驱虫剂及其制备方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL130759C (ja) * 1965-10-07
DE3804531A1 (de) * 1988-02-13 1989-08-24 Bayer Ag 5-cyano-2,4-diamino-thiazol-derivate
GB8826035D0 (en) * 1988-11-07 1988-12-14 Ici Plc Herbicidal compositions
ES2176263T3 (es) * 1993-11-19 2002-12-01 Parke Davis & Co 5,6-dihidropironas derivadas como inhibidores de proteasa y agentes antivirus.
US5840751A (en) * 1993-11-19 1998-11-24 Warner-Lambert Company 5,6-dihydropyrone derivatives as protease inhibitors and antiviral agents
DE19518739A1 (de) * 1995-05-22 1996-11-28 Basf Ag N-Aminopyridonderivate
JPH08325230A (ja) 1995-06-02 1996-12-10 Mitsui Toatsu Chem Inc 1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−2−オン誘導体及び除草剤
DE19544457A1 (de) * 1995-11-29 1997-06-05 Bayer Ag Oxymethoxy-3-aryl-pyron-Derivate
WO1997028127A1 (fr) * 1996-02-02 1997-08-07 Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. Derives de pyridone et herbicides
JPH11152273A (ja) 1997-11-19 1999-06-08 Otsuka Chem Co Ltd 窒素含有6員環ジオン誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
EP1349854B1 (de) 2006-04-12
ES2260326T3 (es) 2006-11-01
KR100745451B1 (ko) 2007-08-03
BR0116661A (pt) 2003-09-23
US20060084576A1 (en) 2006-04-20
US7566731B2 (en) 2009-07-28
EP1349854A1 (de) 2003-10-08
KR20030069188A (ko) 2003-08-25
AR035526A1 (es) 2004-06-02
DE50109516D1 (de) 2006-05-24
CN1484643A (zh) 2004-03-24
DE10100175A1 (de) 2002-07-11
US7026341B2 (en) 2006-04-11
US20040097558A1 (en) 2004-05-20
CN1279039C (zh) 2006-10-11
WO2002062791A1 (de) 2002-08-15
ATE323086T1 (de) 2006-04-15
JP2004517958A (ja) 2004-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4722483B2 (ja) 置換スピロ環状ケトエノール類
US8063096B2 (en) Spirocyclic 3-phenyl-3substituted-4-ketolactams and-lactones
JP4627947B2 (ja) 有害生物防除剤としてのビフェニル−置換された環式ケトエノール類
JP4898070B2 (ja) 有害生物防除剤および除草剤として使用するためのフェニル−置換された5,6−ジヒドロピロン誘導体
US7566731B2 (en) Hetaryl substituted homotetramic and homotetronic acids and their use thereof as pesticides
US7595404B2 (en) Thiazolyl-substituted carbocyclic 1,3-diones as pesticidal agents
US7141533B2 (en) Hetaryl-substituted heterocycles
JP2005500339A (ja) ビフェニル置換4−ヒドロキシ−キノロン類ならびに農薬および除草剤としてのそれの使用
JP4974415B2 (ja) アルファ−フェニル−ベータ−ケトスルホン

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040702

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080412

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080715

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090601

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113