JP2003515492A - 自動車用の調整可能な座席 - Google Patents
自動車用の調整可能な座席Info
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Abstract
Description
る。
る。
方向に滑動可能に搭載される、滑動部品が取り付けられている。
なる。
本の縦桁と共に変形可能な平行四辺形を形成するように設けられた、調整用の2
対の連接棒によって回動可能に装着されている。このようにして、座席の位置、
特に高さの調整が可能である。
のような形態は座席の座部の傾斜の調整を可能にする。
を含んでなる。
周りに回動可能に取り付けられ、背もたれの垂直方向の傾斜の調整が可能になっ
ている。
泡材の塊である。
前方衝突の際には、搭乗者の身体は前方に投げ出され、特に腰及び肩の高さの安
全ベルトは身体を引き止めるが、座席の座部に関しては、衝突が前方及び車両の
床方向への荷重をもたらす。従って、座部の金属のフレームの前方部に位置する
1対の連接棒は、弾性変形をもたらす高い圧縮荷重を受ける。この弾性変形は、
座席の全体としての前方及び下方への、全体として横方向に向いた幾何学的な運
動軸の周りの回動運動をもたらす。
、調整用の連接棒の変形が、エアバッグの有効性を減殺する。
いないときよりも、低い位置でエアバッグと接触する。この位置は、衝撃の激し
さ、即ち減速度が大である程、より低くなる。従って、衝撃がより激しいと、エ
アバッグの有効性がより減殺される。
、全般的に弾性である。
られた略水平な座部部材と、車両の構造に対する上記座部部材の位置を調整する
調整装置と、上記調整装置のロック及びアンロック手段とを含んでなる自動車用
の調整可能な座席において、上記調整装置の他に補強手段を有し、上記補強手段
は、衝突時に上記調整装置の変形を減少させて、全体として横方向を向いた幾何
学的な回動軸の周りの上記座席の特に前向きの回動運動を減少させるように、縦
方向衝突、特に車両の前方衝突によって引き起こされた衝突の荷重の少なくとも
一部を負担することを特徴とする、自動車用の調整可能な座席を提供する。
の第1端部を介して上記座席の上記座部部材の横方向回動軸に回動可能に取り付
けられ、その第2端部が上記車両の構造と補強のために係合する係合位置と、上
記座部部材の位置の調整を可能にするための引込み位置との間を、上記横方向回
動軸の周りに回動され; −上記補強脚の上記第2端部は、上記車両の構造に連結されたノッチ部材に係
合して上記係合位置に位置決めされ; −上記補強脚は、上記係合位置へ弾性的に引き戻され; −上記補強脚は、上記補強脚を上記係合位置と上記引込み位置との間に回動さ
せる制御装置に連結され; −上記制御装置は、上記補強脚の、上記横方向回動軸と上記第2端部との間に
位置する領域に接続されたバーを有し、上記バーの移動が上記補強脚の上記係合
位置と上記引込み位置との間の上記横方向回動軸の周りの回動を可能にし; −上記制御装置は、上記調整装置の上記ロック及びアンロック手段によって駆
動され; −上記調整装置がアンロック状態になったときには、上記調整装置がロック状
態になるまで、上記補強脚は上記引込み位置にあり; −上記座席の上記座部部材の位置の上記調整装置は、2つの前部連接棒と2つ
の後部連接棒を含んでなり; −上記補強脚の上方の端部の回動軸は、上記座席の上記座部部材の前方部分に
取り付けられ; −上記補強脚は、上記車両の上記座席の上記座部部材の側方部材に回動可能に
取り付けられ; −上記補強手段が対称に設けられ、それらが同時に制御される2つの補強脚を
含んでなる。
の詳細な説明を読むことにより明らかとなるであろう。
の座席を示す斜視図である。
ネルギ吸収装置は、中立位置にある。
置にある。
、縦方向移動軸X−X’に沿って前後に滑動可能に搭載されている。
向に該当する。
向移動軸X−X’の「X’側」である。
定義する。
んでいる。
材20とを含んでなる。
り付けられている。
構造部材18についてのみ詳細に記載する。左構造部材18と右構造部材20を
構成する各部品は、それぞれ同一の参照符号で指示する。
いる。調整装置21は、左構造部材18の支持部材26にそれぞれ取り付けられ
た軸からなる第1水平回動軸A1と第2水平回動軸A2の周りに各下端部がそれ
ぞれ回動可能に取り付けられた、前部連接棒22と後部連接棒24とからなる。
移動と縦方向位置の調整を可能とするために、滑り溝32の中に取り付けられた
、公知のタイプの滑動部材34を有している。
A4の周りに回動可能に取り付けられている。回動軸A3と回動軸A4は、座席
10の座部部材14によって支持された軸からなり、略水平な面内にあり、縦方
向移動軸X−X’に直交する方向にある。
材14と共に、図2に示す高位置と図3に示す低位置との間で座席10の高さを
調整することを可能にする、変形可能な平行四辺形を形成している。
20の対応する各連接棒と、それぞれ前部横方向連結管28と後部横方向連結管
29によって連結されている。前部横方向連結管28と後部横方向連結管29は
、鋼のような材料で作られている。
低位置に対応する略垂直な位置と、後方に傾斜した位置との間を移動可能である
。この配置は望ましい配置である。というのは、滑り溝32に対する支持部材2
6の位置決めにとって、低位置は、座席10が車両の前部に対して後退させられ
た位置であり、このことは身長の高い搭乗者に、一般に身長に比例する脚を最大
限に離して置くことを可能にする。
。従って、これは、この高位置を使用し、通常の場合、脚の置き場所についての
要求が少ない、身長の低い搭乗者により適応している。
ない緩衝部材が設けられる。緩衝部材は、車両の振動を吸収し、搭乗者の快適性
を保証する。緩衝部材は、特にエラストマーのリングからなる。
A4の内のどれかは、水平な床12に相対的な、座席10の座部部材14の向き
が調整できるように、それが取り付けられている部材に対して並進運動可能にさ
れる。
キが用いられる。
10の一方の側に設けられた調整手段36を介して実行される。
。図示された例においては、レバー38は後方へ伸びている。レバー38の前方
端部は、例えば溶接または嵌入によって、回転軸A5の歯付きピニオン42を制
御する機構40に連接されている。歯付きピニオン42は歯付き扇形部44と係
合する。
回動軸A4に中心決めされている。
40は、歯付きピニオン42が座部部材14の内部、すなわち左右の2つの縦の
支持部材の間に取り付けられるように、座部部材14の左の支持部材によって支
持されている。
をロックする。
図示した第1の方向S1へ、第1の扇形の角度46だけ、レバー38を動かす。
機構40は、歯付きピニオン42に与えられた回転角度をもたらす、ラチェット
または円盤のような、クラッチ盤タイプの部材からなる。歯付きピニオン42は
、歯付き扇形部44と係合しており、回動軸A4の周りの反時計方向の回動を後
部連接棒24に生じさせる。次いで、レバー38は中立位置Nに戻されるが、座
部部材14はレバー38の移動間はロックされたままに留まる。要すれば、座部
部材14に所望の調整が得られるまで、この操作を複数回繰返す。
図示した第2の方向S2へ、第2の扇形の角度48だけ、レバー38を動かす。
このとき、機構40は、歯付きピニオン42に与えられた回転角度をもたらすこ
とが可能になる。歯付きピニオン42は、歯付き扇形部44と係合しており、回
動軸A4の周りの時計方向の回動を後部連接棒24に生じさせる。
れたときには、座席と搭乗者の重量を受けて座部部材14が降下するようにする
。望ましくは、補償バネのような装置によってこの動きにブレーキがかけられる
ようにする。
して、右の後部連接棒24へ伝達される。図示しない一つの変形においては、調
整手段36は、機構40によって同時に制御される、2つの後部連接棒24の各
歯付き扇形部44に直接係合する2つの歯付きピニオン42を含んでなる。
、第1の扇形の角度46と第2の扇形の角度48の最初の部分においては、座部
部材14の動きは生じない。この最初の部分は、例えば4°〜5°のオーダであ
って、レバー38の「死行程」と呼ばれ、これによって、機構40による、座部
部材14のロックとアンロックが可能になる。
へ戻すように常に作用する。従って、搭乗者がレバーを第1の扇形角度46また
は第2の扇形の角度48だけ動かしたときに、レバーを反対向きに動かさないで
も、レバー38は戻し部材によって中立位置Nへ戻される。
特に前部連接棒22及び前部連接棒22の回動部の個所に設けられた緩衝部材に
弾性変形をもたらす。このため、座席10の座部部材14が前方へ沈み込む。す
なわち、座席10の座部部材14が全体として、全般的に横方向に向いた幾何学
的な運動の軸の周りに回動する。
このような変形は乗客にとっての快適性を損ない、更に、このためエアバッグの
ような安全装置は、前記したように、最適条件において作動することができない
。
手段56は、特に自動車の前方衝突の衝撃に起因するエネルギの大部分を、車両
の構造へ伝達することを可能にする。補強手段56は、調整装置21、特にその
前部連接棒22の、衝突時における変形を大きく減らし、更に変形をなくしさえ
する。補強手段56は、座席10の傾斜を少なくし、その結果、車両の構造に対
する搭乗者の身体の移動を少なくする。従って、搭乗者の快適性が大いに改善さ
れる。更に、搭乗者の身体各部、特に頭部と胸部の位置は、衝撃の強さに係りな
く一定に保たれるので、これらの位置に対する、エアバッグのような安全装置の
位置を最適にすることができる。
ようなノッチ部材62と補強脚64とから構成される。補強脚64は、ノッチ部
材62に載り、座部部材14と制御装置65とに連結されている。
は、補強脚64に、最小の横断面、従って小さい重量を有しながら、最大のエネ
ルギを伝達することを可能にさせる。
設けられた横方向回動軸A6に回動可能に取り付けられ、その下方の第2端部7
2がノッチ部材62と係合している補強のための係合位置と、座部部材14の位
置の調整を可能にする引込み位置との間を、横方向回動軸A6の周りに回動可能
である。
介して補強脚64に回動可能に取り付けられている。バー76の後方端部80は
、機構40の円形部材82に偏心して設けられた回動軸A7の周りに回動可能に
取り付けられている。
れている。従って、レバー38の第1の扇形角度46または第2の扇形角度48
内における移動が、バー76の後方への移動をもたらし、その結果、補強脚64
は反時計方向の回転させされ、係合位置から離れる。
内には設けられない。この場合、制御装置65のバー76の後方端部80は、円
形部材82に固定された止め金具86と係合する開口部84を有する。円形部材
82は、レバー38がどの方向へ移動しても、補強脚64に反時計方向の回転を
可能にする。
46内において第1の方向S1へ操作されると、図8に示すように、止め金具8
6は、開口部84内を止め金具86が開口部84の上端部に接触するまで移動す
る。レバー38の移動を続行すると、バー76は後方へ牽引され、補強脚64の
引込み位置への回転が引き起こされる。
れると、開口部84の下端部に接触している止め金具86は、バー76を後方へ
牽引し、補強脚64の引込み位置への回転を引き起こす。
を設ける。弾性引き戻し部材88の前方の第1端部90は、座席10の座部部材
14の前方部分に固定され、弾性引き戻し部材88の後方の第2端部92は、補
強脚64の第2端部72に近接して連接されている。
合を維持する、前方向の力を補強脚64へ作用させる。弾性引き戻し部材88は
、一方では補強脚64の係合位置への復帰の保証を、他方では補強脚64が振動
を受け、ノッチ部材62とぶつかりあって騒音を発生することの回避を可能にす
る。
席10の座部部材14の位置は、ロックされており、補強脚64はノッチ部材6
2との係合位置にある。従って、衝突、特に前面衝突の際に、搭乗者と座席10
によって発生される荷重の略全量は、補強脚64とノッチ部材62とを介して、
車両の構造へ伝達される。従って、調整装置21の変形は大いに減少される。
部材62に対して滑ることによるあらゆるリスクを回避するために、第2端部7
2の両側に2つの側板94が付加される。2つの側板94は、第2端部72のノ
ッチ部材62に対する横方向移動を妨げる。
9に示すように、上げることを望むか下げることを望むかに応じて、第1の方向
S1または第2の方向S2へ動かす。
実線で示した係合位置から、鎖線で示した引込み位置への、反時計方向の回動を
引き起こす。従って、レバー38の「死行程」の終りには、補強脚64の第2端
部72はもはやノッチ部材62に載ってはおらず、調整装置21はアンロックさ
れる。
たらされる。
材14の移動をロックし、補強脚64は係合位置へ再び戻る。
える角度範囲以上にレバー38が動かされる度毎に、機構40は補強脚64が係
合位置を離れた後で、座部部材14の移動をアンロックする。
更に、衝突時における座席の支持のみならず、座席10の座部部材14の調整の
独特な機能を有する前部連接棒22及び後部連接棒24は、それらの寸法を大い
に縮小することが可能である。
て対称に設けることができる。この場合、補強手段56は、座席10の座部部材
14の両側に位置し、同時に制御される、補強脚64からなる。更に、調整手段
36は、例えば、刻み付き制御ノブで構成することができ、刻み付き制御ノブの
横方向移動が、一方では座部部材14の移動のロックとアンロックを、他方では
補強脚64の係合位置から引込み位置への移行を可能にし、またその回動が座部
部材14の高さの調整を可能にする。
Claims (12)
- 【請求項1】 後部に背もたれ(16)が回動可能に取り付けられた略水平な座部部材(14
)と、車両の構造に対する上記座部部材(14)の位置を調整する調整装置(2
1)と、上記調整装置(21)のロック及びアンロック手段とを含んでなる自動
車用の調整可能な座席(10)において、上記調整装置(21)の他に補強手段
(56)を有し、上記補強手段(56)は、衝突時に上記調整装置(21)の変
形を減少させて、全体として横方向を向いた幾何学的な回動軸の周りの上記座席
(10)の特に前向きの回動運動を減少させるように、縦方向衝突、特に車両の
前方衝突によって引き起こされた衝突の荷重の少なくとも一部を負担することを
特徴とする、自動車用の調整可能な座席。 - 【請求項2】 上記補強手段(56)は、少なくとも1つの補強脚(64)を含んでなり、上
記補強脚(64)は、その第1端部(66)を介して上記座席(10)の上記座
部部材(14)の横方向回動軸(A6)に回動可能に取り付けられ、その第2端
部(72)が上記車両の構造と補強のために係合する係合位置と、上記座部部材
(14)の位置の調整を可能にするための引込み位置との間を、上記横方向回動
軸(A6)の周りに回動されることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用の
調整可能な座席。 - 【請求項3】 上記補強脚(64)の上記第2端部(72)は、上記車両の構造に連結された
ノッチ部材(62)に係合して上記係合位置に位置決めされることを特徴とする
、請求項2に記載の自動車用の調整可能な座席。 - 【請求項4】 上記補強脚(64)は、上記係合位置へ弾性的に引き戻されることを特徴とす
る、請求項2または3に記載の自動車用の調整可能な座席。 - 【請求項5】 上記補強脚(64)は、上記補強脚(64)を上記係合位置と上記引込み位置
との間に回動させる制御装置(65)に連結されていることを特徴とする、請求
項2〜4のいずれか1つに記載の自動車用の調整可能な座席。 - 【請求項6】 上記制御装置(65)は、上記補強脚(64)の、上記横方向回動軸(A6)
と上記第2端部(72)との間に位置する領域に接続されたバー(76)を有し
、上記バー(76)の移動が上記補強脚(64)の上記係合位置と上記引込み位
置との間の上記横方向回動軸(A6)の周りの回動を可能にすることを特徴とす
る、請求項5に記載の自動車用の調整可能な座席。 - 【請求項7】 上記制御装置(65)は、上記調整装置(21)の上記ロック及びアンロック
手段によって駆動されることを特徴とする、請求項6に記載の自動車用の調整可
能な座席。 - 【請求項8】 上記調整装置(21)がアンロック状態になったときには、上記調整装置(2
1)がロック状態になるまでは、上記補強脚(64)は上記引込み位置にあるこ
とを特徴とする、請求項7に記載の自動車用の調整可能な座席。 - 【請求項9】 上記座席(10)の上記座部部材(14)の位置の上記調整装置(21)は、
2つの前部連接棒(22)と2つの後部連接棒(24)を含んでなることを特徴
とする、請求項1〜8のいずれか1つに記載の自動車用の調整可能な座席。 - 【請求項10】 上記補強脚(64)の上方の端部の回動軸は、上記座席(10)の上記座部部
材(14)の前方部分に取り付けられていることを特徴とする、請求項2〜9の
いずれか1つに記載の自動車用の調整可能な座席。 - 【請求項11】 上記補強脚は、上記車両の上記座席の上記座部部材の側方部材に回動可能に取
り付けられていることを特徴とする、請求項2〜10のいずれか1つに記載の自
動車用の調整可能な座席。 - 【請求項12】 上記補強手段(56)が対称に設けられ、それらが同時に制御される2つの補
強脚(64)を含んでなることを特徴とする、請求項2〜11のいずれか1つに
記載の自動車用の調整可能な座席。
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