JPH05301552A - 車両用シートの安全装置 - Google Patents
車両用シートの安全装置Info
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- JPH05301552A JPH05301552A JP4107484A JP10748492A JPH05301552A JP H05301552 A JPH05301552 A JP H05301552A JP 4107484 A JP4107484 A JP 4107484A JP 10748492 A JP10748492 A JP 10748492A JP H05301552 A JPH05301552 A JP H05301552A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 28
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 15
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 1
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/42—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats
- B60N2/4207—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats characterised by the direction of the g-forces
- B60N2/4235—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats characterised by the direction of the g-forces transversal
-
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- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
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Abstract
(57)【要約】
【目的】車両の側面衝突に際して、車両用シートに着座
している乗員の生存空間を確保し、乗員の安全性を確実
に向上させることができ、また、リクライニング操作が
可能であるとともに乗員の乗降性を向上させて、使い勝
手を良くすることができる車両用シートの安全装置を提
供すること。 【構成】シートクッション２５側に装着した側突対応部
材５０によって、側面衝突時の衝撃荷重を受け、その荷
重を車両用シートに内装した補強部材４１，４２…を介
して反対側の車体側壁側に伝達する一方、乗員乗降時に
は側突対応部材５０を斜め後方下側に移動せさることが
でき、また、着座検知手段７０と制御手段８０とによっ
て、乗員着座時において調整し得るシートバック２１の
傾動角度を、シートバック２１に内装された補強部材４
１，４２が側面対応部材５０に重なり合う一定範囲内に
規制できる。
している乗員の生存空間を確保し、乗員の安全性を確実
に向上させることができ、また、リクライニング操作が
可能であるとともに乗員の乗降性を向上させて、使い勝
手を良くすることができる車両用シートの安全装置を提
供すること。 【構成】シートクッション２５側に装着した側突対応部
材５０によって、側面衝突時の衝撃荷重を受け、その荷
重を車両用シートに内装した補強部材４１，４２…を介
して反対側の車体側壁側に伝達する一方、乗員乗降時に
は側突対応部材５０を斜め後方下側に移動せさることが
でき、また、着座検知手段７０と制御手段８０とによっ
て、乗員着座時において調整し得るシートバック２１の
傾動角度を、シートバック２１に内装された補強部材４
１，４２が側面対応部材５０に重なり合う一定範囲内に
規制できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の側面衝突に際し
て、車両用シートに着座している乗員の生存空間を確保
することができる車両用シートの安全装置に関する。
て、車両用シートに着座している乗員の生存空間を確保
することができる車両用シートの安全装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術では、一般に車両の側面衝突
の際、ドア等の車体側壁側より衝撃力が車室内に侵入し
ても乗員空間を確保することのできる、例えば、特公昭
６１−３５０１７号公報に示すようなものがある。
の際、ドア等の車体側壁側より衝撃力が車室内に侵入し
ても乗員空間を確保することのできる、例えば、特公昭
６１−３５０１７号公報に示すようなものがある。
【０００３】すなわち、シートクッションのみに車幅方
向に延びる補強部材を内設し、各補強部材により側面衝
突の際の衝撃荷重を車体の一方から他方の側に伝達し、
着座者の生存空間を確保するものである。
向に延びる補強部材を内設し、各補強部材により側面衝
突の際の衝撃荷重を車体の一方から他方の側に伝達し、
着座者の生存空間を確保するものである。
【０００４】また、実開平３−２６６５２号公報に示す
ようなものもある。すなわち、シートクッションおよび
シートバックの双方に、連結部材を介して一体的に固結
されたクロスメンバを内設するとともに、シート全体の
上下方向の位置調整に対応させて、広い範囲で側面衝突
時の荷重を一方の車体側壁から他方の車体側壁側に伝達
できるようにしたものである。
ようなものもある。すなわち、シートクッションおよび
シートバックの双方に、連結部材を介して一体的に固結
されたクロスメンバを内設するとともに、シート全体の
上下方向の位置調整に対応させて、広い範囲で側面衝突
時の荷重を一方の車体側壁から他方の車体側壁側に伝達
できるようにしたものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
６１−３５０１７号公報に示すような従来の技術では、
側面衝突時に変形を防止できるのはシートクッションだ
けであり、また、実際の側面衝突時の衝撃荷重は、シー
トクッションより高い位置の車体側壁側からも入力する
から、シートバックの変形を起こす場合があり、改良が
望まれている。
６１−３５０１７号公報に示すような従来の技術では、
側面衝突時に変形を防止できるのはシートクッションだ
けであり、また、実際の側面衝突時の衝撃荷重は、シー
トクッションより高い位置の車体側壁側からも入力する
から、シートバックの変形を起こす場合があり、改良が
望まれている。
【０００６】また、実開平３−２６６５２号公報に示す
ような従来の技術では、シートバックのリクライニング
操作を考慮しておらず、また、乗員の乗降性についても
何ら配慮されていないから、使い勝手が良くないという
問題点があった。
ような従来の技術では、シートバックのリクライニング
操作を考慮しておらず、また、乗員の乗降性についても
何ら配慮されていないから、使い勝手が良くないという
問題点があった。
【０００７】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、車両の側面衝突に際して、車両用
シートに着座している乗員の生存空間を確保し、乗員の
安全性を確実に向上させることができ、また、リクライ
ニング操作が可能であるとともに乗員の乗降性を向上さ
せて、使い勝手を良くすることができる車両用シートの
安全装置を提供することを目的としている。
してなされたもので、車両の側面衝突に際して、車両用
シートに着座している乗員の生存空間を確保し、乗員の
安全性を確実に向上させることができ、また、リクライ
ニング操作が可能であるとともに乗員の乗降性を向上さ
せて、使い勝手を良くすることができる車両用シートの
安全装置を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、車両の側面衝突に際して、車
両用シート（２０）に着座している乗員の生存空間を確
保することができる車両用シートの安全装置において、
前記車両用シート（２０）のシートクッション（２５）
の後端部に、シートバック（２１）を傾動角度調整可能
に支持するリクライニング機構（３０）と、前記シート
クッション（２５）の少なくとも後端部と、前記シート
バック（２１）の少なくとも基端部とに、それぞれ車幅
方向に延ばして内装する高剛性の補強部材（４１，４３
…）と、側面衝突時にその衝撃荷重を受け、前記補強部
材（４１，４３…）に重なり合うことで反対側の車体側
壁側に伝達する荷重伝達位置および該荷重伝達位置より
斜め後方下側の乗降位置に移動可能に、車体側壁側に近
接する前記シートクッション（２５）後端部の一端側に
装着する側突対応部材（５０）と、前記車両用シート
（２０）への乗員の着座状態を検知する着座検知手段
（７０）と、前記着座検知手段（７０）からの着座信号
に基づき、前記側突対応部材（５０）を前記乗降位置か
ら前記荷重伝達位置に移動させ且つ前記着座検知手段
（７０）からの未着座信号に基づき、前記荷重伝達位置
から前記乗降位置に移動させる制御手段（８０）とを有
することを、特徴とする車両用シートの安全装置に存す
る。
めの要旨とするところは、車両の側面衝突に際して、車
両用シート（２０）に着座している乗員の生存空間を確
保することができる車両用シートの安全装置において、
前記車両用シート（２０）のシートクッション（２５）
の後端部に、シートバック（２１）を傾動角度調整可能
に支持するリクライニング機構（３０）と、前記シート
クッション（２５）の少なくとも後端部と、前記シート
バック（２１）の少なくとも基端部とに、それぞれ車幅
方向に延ばして内装する高剛性の補強部材（４１，４３
…）と、側面衝突時にその衝撃荷重を受け、前記補強部
材（４１，４３…）に重なり合うことで反対側の車体側
壁側に伝達する荷重伝達位置および該荷重伝達位置より
斜め後方下側の乗降位置に移動可能に、車体側壁側に近
接する前記シートクッション（２５）後端部の一端側に
装着する側突対応部材（５０）と、前記車両用シート
（２０）への乗員の着座状態を検知する着座検知手段
（７０）と、前記着座検知手段（７０）からの着座信号
に基づき、前記側突対応部材（５０）を前記乗降位置か
ら前記荷重伝達位置に移動させ且つ前記着座検知手段
（７０）からの未着座信号に基づき、前記荷重伝達位置
から前記乗降位置に移動させる制御手段（８０）とを有
することを、特徴とする車両用シートの安全装置に存す
る。
【０００９】また、前記リクライニング機構（３０）に
より調整し得るシートバック（２１）の傾動角度を、該
シートバック（２１）の基端部に内装された前記補強部
材（４１，４３…）が前記荷重伝達位置にある側突対応
部材（５０）に重なり合う一定範囲内に規制する制御手
段（８０）とを有する車両用シートの安全装置に存す
る。
より調整し得るシートバック（２１）の傾動角度を、該
シートバック（２１）の基端部に内装された前記補強部
材（４１，４３…）が前記荷重伝達位置にある側突対応
部材（５０）に重なり合う一定範囲内に規制する制御手
段（８０）とを有する車両用シートの安全装置に存す
る。
【００１０】また、側突対応部材（５０）の着座者側に
エネルギー吸収部材（９０）を内装したものである。
エネルギー吸収部材（９０）を内装したものである。
【００１１】
【作用】車両の側面衝突の際、ドア（１２）等の車体側
壁側より衝撃荷重が車室内に侵入し、変形した該車体側
壁側が、シートクッション（２５）後端部の一端側の荷
重伝達位置にある側突対応部材（５０）に衝突する。側
突対応部材（５０）が受けた衝撃荷重は、荷重伝達位置
にある側突対応部材（５０）に重なり合うシートクッシ
ョン（２５）やシートバック（２１）の各端部に内装さ
れた補強部材（４１，４３…）を介して、反対側の車体
側壁側に伝達される。このようにして、一方の車体側壁
側より入力する衝撃荷重は反対側の車体側壁側に伝達さ
れる。
壁側より衝撃荷重が車室内に侵入し、変形した該車体側
壁側が、シートクッション（２５）後端部の一端側の荷
重伝達位置にある側突対応部材（５０）に衝突する。側
突対応部材（５０）が受けた衝撃荷重は、荷重伝達位置
にある側突対応部材（５０）に重なり合うシートクッシ
ョン（２５）やシートバック（２１）の各端部に内装さ
れた補強部材（４１，４３…）を介して、反対側の車体
側壁側に伝達される。このようにして、一方の車体側壁
側より入力する衝撃荷重は反対側の車体側壁側に伝達さ
れる。
【００１２】それにより、車両の側面衝突の際には、荷
重伝達位置にある側突対応部材（５０）や、該衝突対応
部材（５０）に重なり合う車両用シート（２０）内の補
強部材（４１，４３…）によって、シートクッション
（２５）の後端部のみならずシートバック（２１）の基
端部の変形も極力防止されて、着座している乗員の生存
空間は確保されるため、乗員の安全性が確保される。
重伝達位置にある側突対応部材（５０）や、該衝突対応
部材（５０）に重なり合う車両用シート（２０）内の補
強部材（４１，４３…）によって、シートクッション
（２５）の後端部のみならずシートバック（２１）の基
端部の変形も極力防止されて、着座している乗員の生存
空間は確保されるため、乗員の安全性が確保される。
【００１３】このような車両の側面衝突の際に、乗員の
安全性を確保する側突対応部材（５０）は、前述した荷
重伝達位置と、該荷重伝達位置より斜め後方下側の乗降
位置とに移動可能であるから、乗員の乗降時に側突対応
部材（５０）が乗降位置にあれば、乗降の際に側突対応
部材（５０）が障害物とならず、乗員の乗降性を向上さ
せることができる。
安全性を確保する側突対応部材（５０）は、前述した荷
重伝達位置と、該荷重伝達位置より斜め後方下側の乗降
位置とに移動可能であるから、乗員の乗降時に側突対応
部材（５０）が乗降位置にあれば、乗降の際に側突対応
部材（５０）が障害物とならず、乗員の乗降性を向上さ
せることができる。
【００１４】側突対応部材（５０）は、側面衝突の際に
乗員の安全性の確保と、乗員の乗降時の便宜を図るため
に、着座検知手段（７０）と制御手段（８０）とによ
り、次のように制御される。すなわち、車両用シート
（２０）への乗員の着座を検知する着座検知手段（７
０）からの着座信号に基づき、制御手段（８０）は、側
突対応部材（５０）を乗降位置から荷重伝達位置に移動
させ且つ前記着座検知手段（７０）からの未着座信号に
基づき、前記荷重伝達位置から前記乗降位置に移動させ
ることが夫々可能である。
乗員の安全性の確保と、乗員の乗降時の便宜を図るため
に、着座検知手段（７０）と制御手段（８０）とによ
り、次のように制御される。すなわち、車両用シート
（２０）への乗員の着座を検知する着座検知手段（７
０）からの着座信号に基づき、制御手段（８０）は、側
突対応部材（５０）を乗降位置から荷重伝達位置に移動
させ且つ前記着座検知手段（７０）からの未着座信号に
基づき、前記荷重伝達位置から前記乗降位置に移動させ
ることが夫々可能である。
【００１５】また、車両用シート（２０）への乗員の着
座を検知する着座検知手段（７０）からの着座信号に基
づき、制御手段（８０）は、側突対応部材（５０）を乗
降位置から荷重伝達位置に移動させるとともに、リクラ
イニング機構（３０）により調整し得るシートバック
（２１）の傾動角度を、該シートバック（２１）の基端
部内の補強部材（４１，４２…）が前記荷重伝達位置に
ある側突対応部材（５０）に重なり合う一定範囲内に規
制する。
座を検知する着座検知手段（７０）からの着座信号に基
づき、制御手段（８０）は、側突対応部材（５０）を乗
降位置から荷重伝達位置に移動させるとともに、リクラ
イニング機構（３０）により調整し得るシートバック
（２１）の傾動角度を、該シートバック（２１）の基端
部内の補強部材（４１，４２…）が前記荷重伝達位置に
ある側突対応部材（５０）に重なり合う一定範囲内に規
制する。
【００１６】また、前記側突対応部材（５０）の着座者
側にエネルギー吸収部材（９０）が位置するように配設
した。
側にエネルギー吸収部材（９０）が位置するように配設
した。
【００１７】それにより、シートバック（２１）のリク
ライニング操作を配慮しつつ、車両の側面衝突に際し
て、車両用シート（２０）に着座している乗員の生存空
間を充分確保できる一方、乗降時における乗降性を向上
させることもできる。
ライニング操作を配慮しつつ、車両の側面衝突に際し
て、車両用シート（２０）に着座している乗員の生存空
間を充分確保できる一方、乗降時における乗降性を向上
させることもできる。
【００１８】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説
明する。なお、各種実施例につき同種の部位には同一符
号を付し重複した説明を省略する。図１から図５は、本
発明の第１実施例を示している。
明する。なお、各種実施例につき同種の部位には同一符
号を付し重複した説明を省略する。図１から図５は、本
発明の第１実施例を示している。
【００１９】車両用シートの安全装置は、運転席２０の
シートクッション２５の後端部に、シートバック２１を
傾動角度調整可能に支持するリクライニング機構３０
と、シートクッション２５およびシートバック２１にそ
れぞれ車幅方向に延ばして内装された高剛性の補強部材
４１，４２，４３，４４…と、一方の車体側壁としての
ドア１２に近接するシートクッション２５の後端部の一
端側に装着する側突対応部材５０と、シートクッション
２５で比較する着座状況と未着座状況とを検出し得る着
座検知手段７０と、該着座検知手段７０による信号で後
述する動作を行ない得る制御手段８０とを具備して成
る。
シートクッション２５の後端部に、シートバック２１を
傾動角度調整可能に支持するリクライニング機構３０
と、シートクッション２５およびシートバック２１にそ
れぞれ車幅方向に延ばして内装された高剛性の補強部材
４１，４２，４３，４４…と、一方の車体側壁としての
ドア１２に近接するシートクッション２５の後端部の一
端側に装着する側突対応部材５０と、シートクッション
２５で比較する着座状況と未着座状況とを検出し得る着
座検知手段７０と、該着座検知手段７０による信号で後
述する動作を行ない得る制御手段８０とを具備して成
る。
【００２０】車両用シートは、運転席２０および助手席
２０ａが、車体フロア１０に並設されており、運転席２
０と助手席２０ａとの間には、他方の車体側壁としての
コンソール１１が設けられている。コンソール１１に
は、荷重を一方から他方の側に伝達しうる高剛性の部材
が内装されている。運転席２０は、車体フロア１０にシ
ートスライド装置１３を介して前後位置を調整できるよ
うに据え付けられている。
２０ａが、車体フロア１０に並設されており、運転席２
０と助手席２０ａとの間には、他方の車体側壁としての
コンソール１１が設けられている。コンソール１１に
は、荷重を一方から他方の側に伝達しうる高剛性の部材
が内装されている。運転席２０は、車体フロア１０にシ
ートスライド装置１３を介して前後位置を調整できるよ
うに据え付けられている。
【００２１】シートスライド装置１３は、シートクッシ
ョン２５の両側部の下側に配されて前後方向に延びる相
互に平行な一対のレールユニット１３ａ，１３ａを有し
ている。レールユニット１３ａは、車体フロア１０にレ
ッグ部材１６，１７を介して固設された車体側のレール
１５と、車体側のレール１５に前後移動可能に嵌合して
運転席２０を支持する座席側のレール１４とから成る。
ョン２５の両側部の下側に配されて前後方向に延びる相
互に平行な一対のレールユニット１３ａ，１３ａを有し
ている。レールユニット１３ａは、車体フロア１０にレ
ッグ部材１６，１７を介して固設された車体側のレール
１５と、車体側のレール１５に前後移動可能に嵌合して
運転席２０を支持する座席側のレール１４とから成る。
【００２２】シートクッション２５には、クッションフ
レーム２６が内装されており、一方、シートバック２１
にはバックフレーム２２が内装されている。
レーム２６が内装されており、一方、シートバック２１
にはバックフレーム２２が内装されている。
【００２３】さらに詳しく言えば、バックフレーム２２
は、平板状のサイド部２４，２４と、両サイド部２４，
２４の上端の間を結ぶ略Ｕ字形のアッパ部２３とを備え
ている。バックフレーム２２の基端部である両サイド部
２４の下端には、バー状で高剛性の第１補強部材４１お
よび第２補強部材４２が上下に平行となるよう架設され
ている。同様に、クッションフレーム２６の後端部両側
と、前端両側にも、それぞれバー状で高剛性の第３補強
部材４３および第４補強部材４４がそれぞれ架設されて
いる。なお、助手席２０ａも、運転席２０とほぼ同様に
構成されている。
は、平板状のサイド部２４，２４と、両サイド部２４，
２４の上端の間を結ぶ略Ｕ字形のアッパ部２３とを備え
ている。バックフレーム２２の基端部である両サイド部
２４の下端には、バー状で高剛性の第１補強部材４１お
よび第２補強部材４２が上下に平行となるよう架設され
ている。同様に、クッションフレーム２６の後端部両側
と、前端両側にも、それぞれバー状で高剛性の第３補強
部材４３および第４補強部材４４がそれぞれ架設されて
いる。なお、助手席２０ａも、運転席２０とほぼ同様に
構成されている。
【００２４】リクライニング機構３０は、図１に示すよ
うに、クッションフレーム２６の後端に固着するベース
部材３２と、ベース部材３２の後端に枢軸部３３を介し
て傾動角度調整可能に連結されたれアーム部材３１とか
ら成り、アーム部材３１はバックフレーム２２のサイド
部２４の基端外壁側に固着されている。また、リクライ
ニング機構３０はリクライニングモータ３３ａによりア
ーム部材３１を傾動させるパワーリクライニング機構と
成っている。リクライニングモータ３３ａは後述する制
御手段８０に接続されている。
うに、クッションフレーム２６の後端に固着するベース
部材３２と、ベース部材３２の後端に枢軸部３３を介し
て傾動角度調整可能に連結されたれアーム部材３１とか
ら成り、アーム部材３１はバックフレーム２２のサイド
部２４の基端外壁側に固着されている。また、リクライ
ニング機構３０はリクライニングモータ３３ａによりア
ーム部材３１を傾動させるパワーリクライニング機構と
成っている。リクライニングモータ３３ａは後述する制
御手段８０に接続されている。
【００２５】一方の車体側壁としてのドア１２に近接す
るシートクッション２５の後端部の一端側には、側突対
応部材５０が、側面衝突時にその衝撃荷重を各補強部材
４１，４２，４３を介して、反対側の車体側壁としての
コンソーヘル１１に伝達する荷重伝達位置と、該荷重伝
達位置より斜め後方下側の乗降位置とに、移動可能に装
着されている。
るシートクッション２５の後端部の一端側には、側突対
応部材５０が、側面衝突時にその衝撃荷重を各補強部材
４１，４２，４３を介して、反対側の車体側壁としての
コンソーヘル１１に伝達する荷重伝達位置と、該荷重伝
達位置より斜め後方下側の乗降位置とに、移動可能に装
着されている。
【００２６】さらに詳しく言えば、側突対応部材５０
は、互いに対面し合う側板部５０ａ，５０ａと、両側板
部５０ａ，５０ａの間において各側板５０ａに垂直に架
設されたクロスバー５１，５２，５３とから形成されて
おり、各クロスバー５１，５２，５３は、図１に示すよ
うに側突対応部材５０が荷重伝達位置にあるときに運転
席２０内の各補強部材４１，４２，４３にそれぞれ一直
線上に連なるように設けられている。また、側突対応部
材５０の着座者側には、衝撃荷重を吸収するクッション
材（エネルギー吸収材）９０が配設されている。
は、互いに対面し合う側板部５０ａ，５０ａと、両側板
部５０ａ，５０ａの間において各側板５０ａに垂直に架
設されたクロスバー５１，５２，５３とから形成されて
おり、各クロスバー５１，５２，５３は、図１に示すよ
うに側突対応部材５０が荷重伝達位置にあるときに運転
席２０内の各補強部材４１，４２，４３にそれぞれ一直
線上に連なるように設けられている。また、側突対応部
材５０の着座者側には、衝撃荷重を吸収するクッション
材（エネルギー吸収材）９０が配設されている。
【００２７】図４に示すように、側突対応部材５０の荷
重伝達位置（実線で示す）または乗降位置（二点破線で
示す）への移動は、駆動機構６０により行なわれる。駆
動機構６０は、図５に示すように、レールユニット１３
ａの座席側のレール１４の後端に固結ブラケット６５を
介して固定されたナット部材６４と、ナット部材６４に
相対的に回転可能に螺合されたスクリュー部材６３と、
側突対応部材５０の両側板部５０ａ，５０ａの間に固設
され、ギアケース６２を介してスクリュー部材６３を回
転駆動させる電動モータ６１とから成る。この両側板部
５０ａ，５０ａの着座者側、つまり対向する側にエネル
ギー吸収部材としてのクッション材９０を配設してあ
る。
重伝達位置（実線で示す）または乗降位置（二点破線で
示す）への移動は、駆動機構６０により行なわれる。駆
動機構６０は、図５に示すように、レールユニット１３
ａの座席側のレール１４の後端に固結ブラケット６５を
介して固定されたナット部材６４と、ナット部材６４に
相対的に回転可能に螺合されたスクリュー部材６３と、
側突対応部材５０の両側板部５０ａ，５０ａの間に固設
され、ギアケース６２を介してスクリュー部材６３を回
転駆動させる電動モータ６１とから成る。この両側板部
５０ａ，５０ａの着座者側、つまり対向する側にエネル
ギー吸収部材としてのクッション材９０を配設してあ
る。
【００２８】図２に示すように、運転席２０のシートク
ッション２５には着座検知手段７０を有している。着座
検知手段７０は、運転席２０への乗員の着座状態を検知
し、着座検知信号を制御手段８０に送るものである。着
座検知手段７０は、例えば、実公昭６２−１１７１３１
号公報に記載されているような運転席２０のシートベル
トの着脱状態を検知するスイッチや、その他、シートク
ッション２５に内設され着座者の重みによって作動する
圧力センサ等により構成するものである。その具体的な
構成は、一般的であるので説明は省略する。
ッション２５には着座検知手段７０を有している。着座
検知手段７０は、運転席２０への乗員の着座状態を検知
し、着座検知信号を制御手段８０に送るものである。着
座検知手段７０は、例えば、実公昭６２−１１７１３１
号公報に記載されているような運転席２０のシートベル
トの着脱状態を検知するスイッチや、その他、シートク
ッション２５に内設され着座者の重みによって作動する
圧力センサ等により構成するものである。その具体的な
構成は、一般的であるので説明は省略する。
【００２９】図２に示すように、着座検知手段７０から
着座検知信号を受ける制御手段８０は、マイクロコンピ
ュータから成り、ＣＰＵ，ＲＯＭおよびＲＡＭなどによ
り構成され、着座検知手段７０の他、リクライニング機
構３０のリクライニングモータ３３ａおよび側突対応部
材５０を移動させる駆動機構６０の電動モータ６１に接
続されている。
着座検知信号を受ける制御手段８０は、マイクロコンピ
ュータから成り、ＣＰＵ，ＲＯＭおよびＲＡＭなどによ
り構成され、着座検知手段７０の他、リクライニング機
構３０のリクライニングモータ３３ａおよび側突対応部
材５０を移動させる駆動機構６０の電動モータ６１に接
続されている。
【００３０】制御手段８０は、着座検知手段７０からの
着座検知信号が入力すると、駆動機構６０の電動モータ
６１に側突対応信号を出力し、それにより、側突対応部
材５０を、電動モータ６１を駆動させて乗降位置から荷
重伝達位置へ移動させるように設定されている。さら
に、制御手段８０は、着座検知手段７０からの着座検知
信号が入力すると、リクライニング機構３０のリクライ
ニングモータ３３ａに傾動制限信号を出力し、それによ
り、着座する乗員が任意に調整し得るシートバック２１
の傾動角度を、シートバック２１の基端部に内装された
第１補強部材４１が前記荷重伝達位置にある側突対応部
材５０の側板部５０ａに重なり合う一定範囲内に規制す
るように設定されている。
着座検知信号が入力すると、駆動機構６０の電動モータ
６１に側突対応信号を出力し、それにより、側突対応部
材５０を、電動モータ６１を駆動させて乗降位置から荷
重伝達位置へ移動させるように設定されている。さら
に、制御手段８０は、着座検知手段７０からの着座検知
信号が入力すると、リクライニング機構３０のリクライ
ニングモータ３３ａに傾動制限信号を出力し、それによ
り、着座する乗員が任意に調整し得るシートバック２１
の傾動角度を、シートバック２１の基端部に内装された
第１補強部材４１が前記荷重伝達位置にある側突対応部
材５０の側板部５０ａに重なり合う一定範囲内に規制す
るように設定されている。
【００３１】次にこの実施例の作用を説明する。運転席
２０に乗員である運転者が着座していない時には、着座
検知手段７０は乗員の着座状態を検知せず、従って、制
御手段８０に着座検知信号を出力しない。この場合、制
御手段８０は作動しないから、図４において二点破線で
示すように、シートクッション２５の後端部の一端側に
装着した側突対応部材５０は乗降位置のままである。そ
れにより、乗員が乗降する際に側突対応部材５０が障害
物とならず、乗員の乗降性を向上させることができる。
２０に乗員である運転者が着座していない時には、着座
検知手段７０は乗員の着座状態を検知せず、従って、制
御手段８０に着座検知信号を出力しない。この場合、制
御手段８０は作動しないから、図４において二点破線で
示すように、シートクッション２５の後端部の一端側に
装着した側突対応部材５０は乗降位置のままである。そ
れにより、乗員が乗降する際に側突対応部材５０が障害
物とならず、乗員の乗降性を向上させることができる。
【００３２】一方、車両に乗り込んだ乗員である運転者
が運転席２０に着座すると、着座検知手段７０は運転者
の着座を検知して、その着座検知信号を制御手段８０に
出力する。これに基づき、制御手段８０は、駆動機構６
０の電動モータ６１に側突対応信号を出力するととも
に、リクライニング機構３０のリクライニングモータ３
３ａに傾動規制信号を出力する。
が運転席２０に着座すると、着座検知手段７０は運転者
の着座を検知して、その着座検知信号を制御手段８０に
出力する。これに基づき、制御手段８０は、駆動機構６
０の電動モータ６１に側突対応信号を出力するととも
に、リクライニング機構３０のリクライニングモータ３
３ａに傾動規制信号を出力する。
【００３３】それにより、制御手段８０からの側突対応
信号を入力した電動モータ６１が駆動して側突対応部材
５０を、図４において二点破線で示す乗降位置から図４
において実線で示す荷重伝達位置へ移動させる。すなわ
ち、図５に示すように、側突対応信号に基づき電動モー
タ６１が駆動すると、ギアケース６２によりスクリュー
部材６３が回転する。このスクリュー部材６３は、座席
側のレール１４に固定されたナット部材６４に回転可能
に螺合しているから、回転するスクリュー部材６３はナ
ット部材６４に支持されつつ斜め前方の上側に移動し、
結果として側突対応部材５０は荷重伝達位置まで移動す
ることになる。
信号を入力した電動モータ６１が駆動して側突対応部材
５０を、図４において二点破線で示す乗降位置から図４
において実線で示す荷重伝達位置へ移動させる。すなわ
ち、図５に示すように、側突対応信号に基づき電動モー
タ６１が駆動すると、ギアケース６２によりスクリュー
部材６３が回転する。このスクリュー部材６３は、座席
側のレール１４に固定されたナット部材６４に回転可能
に螺合しているから、回転するスクリュー部材６３はナ
ット部材６４に支持されつつ斜め前方の上側に移動し、
結果として側突対応部材５０は荷重伝達位置まで移動す
ることになる。
【００３４】図３に示すように、側突対応部材５０が荷
重伝達位置にあるときに、車両の側面衝突が起きると、
車体側壁としてのドア１２より、通常、図３において白
抜き矢印で示す位置から衝撃荷重が車室内に侵入し、変
形したドア１２が、シートクッション２５の後端部の一
端側の荷重伝達位置にある側突対応部材５０に衝突す
る。
重伝達位置にあるときに、車両の側面衝突が起きると、
車体側壁としてのドア１２より、通常、図３において白
抜き矢印で示す位置から衝撃荷重が車室内に侵入し、変
形したドア１２が、シートクッション２５の後端部の一
端側の荷重伝達位置にある側突対応部材５０に衝突す
る。
【００３５】側突対応部材５０が受けた衝撃荷重は、荷
重伝達位置にある側突対応部材５０に重なり合うシート
クッション２５やシートバック２１の各端部に内装され
た各補強部材４１，４２…、続いてコンソール１１及び
助手席２０ａを介して、反対側の車体側壁側に伝達され
る。このようにして、一方のドア１２等の車体側壁側よ
り入力する衝撃荷重は反対側の車体側壁側に伝達され
る。
重伝達位置にある側突対応部材５０に重なり合うシート
クッション２５やシートバック２１の各端部に内装され
た各補強部材４１，４２…、続いてコンソール１１及び
助手席２０ａを介して、反対側の車体側壁側に伝達され
る。このようにして、一方のドア１２等の車体側壁側よ
り入力する衝撃荷重は反対側の車体側壁側に伝達され
る。
【００３６】それにより、車両の側面衝突の際には、荷
重伝達位置にある側突対応部材５０や、該衝突対応部材
に重なり合う運転席２０内の各補強部材４１，４２…に
よって、シートクッション２５の後端部のみならずシー
トバック２１の基端部の変形も極力防止され、着座して
いる乗員たる運転者の生存空間は確保されるため、乗員
の安全性が確保される。
重伝達位置にある側突対応部材５０や、該衝突対応部材
に重なり合う運転席２０内の各補強部材４１，４２…に
よって、シートクッション２５の後端部のみならずシー
トバック２１の基端部の変形も極力防止され、着座して
いる乗員たる運転者の生存空間は確保されるため、乗員
の安全性が確保される。
【００３７】さらに、運転席２０に運転者が着座してい
る状態、即ち走行可能な状態では、リクライニング機構
３０のリクライニングモータ３３ａが制御手段８０から
の傾動規制信号を入力することにより、リクライニング
機構３０により乗員たる運転者が調整し得るシートバッ
ク２１の傾動角度は、シートバック２１の基端部内の第
１補強部材４１が前記荷重伝達位置にある側突対応部材
５０の側板部５０ａに重なり合う一定範囲内に規制され
る。それにより、シートバック２１のリクライニング操
作を配慮しつつ、車両の側面衝突に際して、運転席２０
に着座している乗員たる運転者の生存空間を十分確保で
きる。
る状態、即ち走行可能な状態では、リクライニング機構
３０のリクライニングモータ３３ａが制御手段８０から
の傾動規制信号を入力することにより、リクライニング
機構３０により乗員たる運転者が調整し得るシートバッ
ク２１の傾動角度は、シートバック２１の基端部内の第
１補強部材４１が前記荷重伝達位置にある側突対応部材
５０の側板部５０ａに重なり合う一定範囲内に規制され
る。それにより、シートバック２１のリクライニング操
作を配慮しつつ、車両の側面衝突に際して、運転席２０
に着座している乗員たる運転者の生存空間を十分確保で
きる。
【００３８】なお、車両から運転者が降りたる際には、
運転席２０から運転者が離れることにより、着座検知手
段７０は乗員の着座状態を検知しない状態となり、一時
的に駆動機構６０が作動して側突対応部材５０は側突対
応位置から元の乗降位置に移動し、また、制御手段８０
によるシートバック２１の傾動規制も解かれる。
運転席２０から運転者が離れることにより、着座検知手
段７０は乗員の着座状態を検知しない状態となり、一時
的に駆動機構６０が作動して側突対応部材５０は側突対
応位置から元の乗降位置に移動し、また、制御手段８０
によるシートバック２１の傾動規制も解かれる。
【００３９】なお、前記実施例は、制御手段８０により
リクライニング機構３０と駆動機構６０に並列的に信号
で加えて入る例を示したが、本発明はこれに限らず、リ
クライニング機構は手動式として、制御手段８０よりの
信号は駆動機構６０にのみ入力されるようにしてもよ
い。
リクライニング機構３０と駆動機構６０に並列的に信号
で加えて入る例を示したが、本発明はこれに限らず、リ
クライニング機構は手動式として、制御手段８０よりの
信号は駆動機構６０にのみ入力されるようにしてもよ
い。
【００４０】図６は、本発明の第２実施例を示してい
る。本実施例では、図６に示すように、車体中央寄りの
シートクッション２５の後端部の他端側に装着する側突
対応部材５５を、隣接する助手席２０ａまで延びるよう
な形状に形成したものである。第１実施例と重複する部
位についての説明は省略する。
る。本実施例では、図６に示すように、車体中央寄りの
シートクッション２５の後端部の他端側に装着する側突
対応部材５５を、隣接する助手席２０ａまで延びるよう
な形状に形成したものである。第１実施例と重複する部
位についての説明は省略する。
【００４１】それにより、車両の側面衝突時に、運転席
２０の側突対応部材５５が助手席２０ａの側突対応部材
５０に確実に係合して、運転席２０と助手席２０ａと間
にあり高剛性の部材が内装されているコンソール１１と
ともに、衝撃荷重を一方から他方の側に確実に伝達し得
るから、運転席２０と助手席２０ａとを含めた車両用シ
ートの安全性をさらに向上させることができる。また、
側突対応部材５５をアームレストのフレーム部材として
利用することもできる。
２０の側突対応部材５５が助手席２０ａの側突対応部材
５０に確実に係合して、運転席２０と助手席２０ａと間
にあり高剛性の部材が内装されているコンソール１１と
ともに、衝撃荷重を一方から他方の側に確実に伝達し得
るから、運転席２０と助手席２０ａとを含めた車両用シ
ートの安全性をさらに向上させることができる。また、
側突対応部材５５をアームレストのフレーム部材として
利用することもできる。
【００４２】なお、前記実施例に係る車両用シートの安
全装置においては、主として車両用シートのうちの運転
席に関して説明したが、助手席についても運転席と同様
に、車両用シートの安全装置を設けることができる。
全装置においては、主として車両用シートのうちの運転
席に関して説明したが、助手席についても運転席と同様
に、車両用シートの安全装置を設けることができる。
【００４３】
【発明の効果】本発明にかかる車両用シートの安全装置
によれば、シートクッション側に装着した側突対応部材
によって、側面衝突時の衝撃荷重を受け、その荷重を車
両用シートに内装した補強部材を介して反対側の車体側
壁側に伝達する一方、乗員乗降時には前記側突対応部材
を斜め後方下側に移動せさることができ、また、着座検
知手段と制御手段とによって、乗員着座時において調整
し得るシートバックの傾動角度を、該シートバックに内
装された前記補強部材が前記側面対応部材に重なり合う
一定範囲内に規制できるから、車両の側面衝突に際し
て、車両用シートに着座している乗員の生存空間を充分
確保することにより、乗員の安全性を確実に向上させる
ことができ、また、シートバックのリクライニング操作
が可能であるとともに、前記側突対応部材の移動によっ
て乗員の乗降性を向上させ、使い勝手を良くすることが
できる。
によれば、シートクッション側に装着した側突対応部材
によって、側面衝突時の衝撃荷重を受け、その荷重を車
両用シートに内装した補強部材を介して反対側の車体側
壁側に伝達する一方、乗員乗降時には前記側突対応部材
を斜め後方下側に移動せさることができ、また、着座検
知手段と制御手段とによって、乗員着座時において調整
し得るシートバックの傾動角度を、該シートバックに内
装された前記補強部材が前記側面対応部材に重なり合う
一定範囲内に規制できるから、車両の側面衝突に際し
て、車両用シートに着座している乗員の生存空間を充分
確保することにより、乗員の安全性を確実に向上させる
ことができ、また、シートバックのリクライニング操作
が可能であるとともに、前記側突対応部材の移動によっ
て乗員の乗降性を向上させ、使い勝手を良くすることが
できる。
【図１】本発明の第１実施例に係る車両用シートの安全
装置を備えた運転席を示す斜視図である。
装置を備えた運転席を示す斜視図である。
【図２】本発明の第１実施例に係る車両用シートの安全
装置を示すブロック図である。
装置を示すブロック図である。
【図３】本発明の第１実施例に係る車両用シートの安全
装置を備えた車両用シートを示す正面図である。
装置を備えた車両用シートを示す正面図である。
【図４】本発明の第１実施例に係る車両用シートの安全
装置を備えた運転席を示す側面図である。
装置を備えた運転席を示す側面図である。
【図５】本発明の第１実施例に係る車両用シートの安全
装置を構成する側突対応部材の駆動機構を示す側面図で
ある。
装置を構成する側突対応部材の駆動機構を示す側面図で
ある。
【図６】本発明の第２実施例に係る車両用シートの安全
装置を備えた車両用シートを示す正面図である。
装置を備えた車両用シートを示す正面図である。
２０…運転席 ２０ａ…助手席 ２１…シートバック ２２…バックフレーム ２５…シートクッション ２６…クッションフレーム ３０…リクライニング機構 ３３ａ…リクライニングモータ ４１…第１補強部材 ４２…第２補強部材 ４３…第３補強部材 ４４…第４補強部材 ５０…側突対応部材 ５０ａ…側板 ５１，５２，５３…クロスバー ６０…駆動機構 ６１…電動モータ ７０…着座検知手段 ８０…制御手段 ９０…エネルギー吸収部材
Claims (3)
- 【請求項１】車両の側面衝突に際して、車両用シートに
着座している乗員の生存空間を確保することができる車
両用シートの安全装置において、 前記車両用シートのシートクッションの後端部に、シー
トバックを傾動角度調整可能に支持するリクライニング
機構と、 前記シートクッションの少なくとも後端部と、前記シー
トバックの少なくとも基端部とに、それぞれ車幅方向に
延ばして内装する高剛性の補強部材と、 側面衝突時にその衝撃荷重を受け、前記補強部材に重な
り合うことで反対側の車体側壁側に伝達する荷重伝達位
置および、該荷重伝達位置より斜め後方下側の乗降位置
に移動可能に、車体側壁側に近接する前記シートクッシ
ョン後端部の一端側に装着する側突対応部材と、 前記車両用シートへの乗員の着座状態を検知する着座検
知手段と、 前記着座検知手段からの着座信号に基づき、前記側突対
応部材を前記乗降位置から前記荷重伝達位置に移動させ
且つ前記着座検知手段からの未着座信号に基づき、前記
荷重伝達位置から前記乗降位置に移動させる制御手段と
を有することを、 特徴とする車両用シートの安全装置。 - 【請求項２】前記制御手段は、前記リクライニング機構
により調整し得る前記シートバックの傾動角度を、該シ
ートバックの基端部に内装された前記補強部材が前記荷
重伝達位置にある側突対応部材に重なり合う一定の範囲
内に有するように規制する請求項１記載の車両用シート
の安全装置。 - 【請求項３】前記側突対応部材の着座者側にエネルギー
吸収部材を配設した請求項１および２記載の車両用シー
トの安全装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4107484A JP2584934B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 車両用シートの安全装置 |
| US08/048,205 US5407244A (en) | 1992-04-24 | 1993-04-20 | Safety seat and safety arrangement of seats |
| US08/321,847 US5507554A (en) | 1992-04-24 | 1994-10-14 | Safety seat and safety arrangement of seats |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4107484A JP2584934B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 車両用シートの安全装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301552A true JPH05301552A (ja) | 1993-11-16 |
| JP2584934B2 JP2584934B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=14460391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4107484A Expired - Lifetime JP2584934B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-27 | 車両用シートの安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2584934B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6299239B1 (en) | 1999-10-14 | 2001-10-09 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle body structure |
| JP2004314962A (ja) * | 2004-05-24 | 2004-11-11 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用シート装置 |
| JP2010018190A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Honda Motor Co Ltd | 車両用シート |
| JP2011006025A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Honda Motor Co Ltd | 車両用シートのシートバックフレーム |
| US8827362B2 (en) | 2009-06-29 | 2014-09-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Seat back frame for vehicle seat |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5657349A (en) * | 1979-10-16 | 1981-05-19 | Mitsubishi Electric Corp | Transmission device |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP4107484A patent/JP2584934B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5657349A (en) * | 1979-10-16 | 1981-05-19 | Mitsubishi Electric Corp | Transmission device |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6299239B1 (en) | 1999-10-14 | 2001-10-09 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle body structure |
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| JP2010018190A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Honda Motor Co Ltd | 車両用シート |
| JP2011006025A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Honda Motor Co Ltd | 車両用シートのシートバックフレーム |
| US8827362B2 (en) | 2009-06-29 | 2014-09-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Seat back frame for vehicle seat |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2584934B2 (ja) | 1997-02-26 |
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