JP2003513866A - 繊細な貨物用コンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本発明は、航空貨物用の通常のコンテナ高さを超えた高さをもつコンテナを開示する。増加した天井高さがコンテナの中心部分（２２）に設けられ、一方、高さが減少した部分（２４、２６、２８）が、側壁（１２、１４）の少なくとも一方および端壁（１６、１８）の一方に沿って設けられ、壁の長さ全体に沿って延在する。コンテナは、断熱パネルによって接続されたプロファイルの枠組みにより作られる。プロファイルは、ポリマー接続プロファイルによって互いに接続された２つの主要金属部分に作られることが好ましい。コンテナは、輸送中にクリーンルーム状態を得るために封止される。制御コンパートメント（４４）が、コンテナの一方の端部に設けられる。ブローアウトパネル（４８）が、制御コンパートメント（４４）から貨物コンパートメント（５０）を分離する壁に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （技術分野） 本発明は、一般に貨物コンテナに関し、特に、繊細な貨物を輸送するために装
備された航空貨物コンテナまたは他のＵＬＤ（ユニットロード装置）に関する。

【０００２】 （背景） 従来技術において、ＵＬＤには、例えば温度調節設備が設けられる。しかしな
がら、温度、湿度、清潔度、容量および荷重に対する要求の高い貨物には、現在
では満足のいく解決策はない。

【０００３】 米国特許第４，０４６，２７７号および第３，５７５，３１２号の特許文献に
おいて、航空機の貨物室の形状に嵌まるように、側壁に沿ってより低い高さの部
分を有する航空貨物コンテナが開示される。しかしながら、そのようなコンテナ
の積み入れはコンテナを回すことを伴わないため、このコンテナは航空機の入口
ドアの幅を通るために比較的短くなければならない。

【０００４】 （発明の概要） 従って、本発明の一般的な目的は、繊細な商品を取り扱う可能性の改善された
航空貨物に適したコンテナを提供することである。本発明の目的は、断熱性に関
し改善された特性をもつ航空貨物コンテナを提供することである。本発明のさら
なる目的は、高い点荷重用に設計された航空貨物コンテナを提供することである
。本発明の別の目的は、収容貨物量が増加した航空貨物コンテナを提供すること
である。本発明のさらに別の目的は、貨物コンパートメントにクリーンルーム状
態を提供する航空貨物コンテナを提供することである。

【０００５】 上記目的は、添付の特許請求の範囲によるコンテナによって達成される。一般
的な言葉で言えば、航空貨物コンテナ用の通常のコンテナ高さを超える高さをも
つコンテナが提供される。増加した天井高さがコンテナの中心部分に設けられ、
長手方向縁部に向けて傾斜して長手方向縁部全体に沿って延びる。航空機内での
積み込みを促進するため、短い側部の少なくとも一方は、短い側部の長さ全体に
沿って延在する切欠部分を提供する。コンテナは、断熱パネルによって接続され
たプロファイルの枠組みから作られる。プロファイルは、熱の橋渡しを遮断する
ために、ポリマー接続プロファイルによって互いに接続された２つの主要金属部
分に製造されることが好ましい。さらに好ましい具体例において、コンテナは、
輸送中にクリーンルーム状態を得るために封止される。制御コンパートメントが
コンテナの一方の端に設けられ、温度および湿度の制御を扱う。ブローアウトパ
ネルは、貨物コンパートメントを制御コンパートメントから分離する壁に設けら
れる。さらに、コンテナの基部は、垂直プレートによって互いに接続された２枚
の平行なシートによって形成され、プロファイルの枠組みで作られた外側基部に
取り付けられる、パネルの内側基部により作られることが好ましい。内側基部の
底側に固定された取付手段は、点荷重を安全に固定するのを可能にするために設
けられる。

【０００６】 （詳細な説明） 本発明は、そのさらなる目的および利点とともに、添付の図面とともに下記の
記載を参照することによって最良に理解されるであろう。

【０００７】 ユニットロード装置（ＵＬＤ）は、航空貨物用の異なる種類のコンテナを含む
一般的な用語である。従って、ＵＬＤという用語を使用するときには、航空貨物
用の装置の意図される使用、それに関連する要求および問題を暗示する。

【０００８】 図１は、本発明の実施形態を示す。全体として参照符号１が付された航空貨物
コンテナは、基部１０と、側壁１２、１４と、端壁１６、１８と、天井２０とを
備える。壁１２から１８および天井２０は一般に断熱パネルによって作られ、プ
ロファイルによって接続される。プロファイルは、通常、コンテナ１の各角に設
けられるが、構造上の強化のために必要とされる他の場所に使用されてもよい。

【０００９】 本実施形態のコンテナは、主として航空貨物コンテナとして使用されることが
意図される。当然ながら、そのような構造は陸上または海上貨物コンテナとして
も同様に使用することができる。しかしながら、本発明の中心的特徴は、航空貨
物に関する問題を解決することであり、従って、添付の特許請求の範囲は航空貨
物に使用されるコンテナにのみ向けられている。陸上および海上輸送に関しては
、コンテナに適切な基準による持ち上げおよび取付手段が設けられる。持ち上げ
手段は、例えばある決まった位置に設けられ、コンテナの幅および長さも関連基
準に従う。航空貨物コンテナ用には満たさなければならない他の基準があり、そ
れは通常コンテナの最大高さを規定する。基準は、コンテナの形状および寸法に
何らかの制限を与える。航空機の大きさもまた同様に制限を与える。航空貨物コ
ンテナは、例えば、ボーイング７４７貨物輸送機の上部デッキ貨物室の２つの位
置のいずれかに嵌まるようにするために、一般に約９フィート（２．８メートル
）以下である。しかしながら、場合によっては大型の貨物ユニットを空輸する必
要がある。貨物ユニットの高さが航空貨物コンテナ基準によるコンテナの利用可
能な内部寸法を超えるときには、ユニットを輸送前に解体しなければならない。

【００１０】 本発明によると、航空貨物コンテナ１の有用な高さを少なくとも積荷領域の一
部で増加し得る。航空機では、高度制限は貨物室の丸み形状によって設定される
。貨物室は通常２つの位置があるため、貨物室の天井を中間部に向けて増加する
ため、制限はコンテナの一方の側でのみ存在する。通常より高いコンテナ天井高
さを有するが、貨物室の寸法に合致するために側壁１２、１４の一方に向けて高
さを減じさせることによって、コンテナ１は、例えばボーイング７４７貨物輸送
機に積み込むことが依然として可能である。天井２０の減少した高さを備えた部
分２４、２６は、航空機貨物室の壁に対して位置決めされた側にのみ存在しても
よいが、コンテナ１を貨物室のいずれの位置にも位置決めできるように減少した
高さの部分２４、２６がコンテナの両側に存在することが好ましい。しかしなが
ら、減少した高さの部分２４、２６は常にコンテナの長さ全体に沿って延在する
。従って、コンテナの中心部分２２は、従来のコンテナよりもかなり高い天井高
さを有することができる。

【００１１】 一般のコンテナを例えばボーイング７４７貨物輸送機に積むときには、端壁の
一方が開口を通して貨物室内に入れられる。コンテナ端部は、貨物室内の輸送シ
ステムの停止手段に到達するまで導かれる。コンテナは、次いで、通常航空機の
方向に沿ってゆっくりと回転されながら最終位置へと入れられる。この停止手段
の位置は、通常、通常高さのコンテナ用に調節されているため、これは増加した
高さのコンテナが貨物室の内部で天井に衝突する可能性があることを意味する。
この衝突の問題は、端壁の一方に近い領域、好ましくはコンテナの入口ドアとは
反対側に、また減少した高さの部分２８を設けることによって回避することがで
きる。減少した高さの部分２８は、常にコンテナの幅全体に沿って延在する。端
部ドアに向かうこの高さの減少２８は、一方の側部のみに設けられることが好ま
しい。高さの減少２８は両側に存在してもよいが、その場合、ドアの高さがコン
テナ内の最大高さよりも低いか、または、複雑なドアの設計を与える。本発明に
より航空機にコンテナ１を積むときには、高さ減少部分２８に隣接する端壁１８
が最初に貨物室に入り、この端壁１８が航空機の天井に衝突することなく停止手
段に到達し得る。

【００１２】 減少した高さをもつ部分２４、２６、２８は、異なる方法で設計されてもよい
。図１の実施形態において、この部分は３つの部分、すなわち、水平最大高さ部
分２２と側壁１２、１４との間に傾斜した平らなパネルからなる２つの側部部分
２４、２６と、天井２０の窪み２８を与える１つの端部とに分割される。他の設
計もまた可能である。図２ａから２ｃは、本発明による複数の具体例の横方向断
面プロファイル（図１の線２−２によって示された線に沿って取られる）を示す
。図２ａでは、一方の側に傾斜平面３０が設けられる一方、他方の面は最大限の
高さ２２を有する。そのようなコンテナは、通常、航空機の特定の一方の側にし
か積むことができない。図２ｂでは、両側に窪み３２、３４が設けられ、矩形の
中心体積２２を残している。図２ｃでは、天井の側部は丸みをつけられ、略アー
チ形状の天井３６を与える。同じように、減少した高さをもつ部分の端部２８は
、異なる形状で設計されてもよい。図３ａおよび３ｂに、コンテナの長手方向断
面（図１の線３−３によって示された線に沿って取られる）としていくつかの具
体例が示される。図３ａでは、コンテナ両端に天井の窪み３８、４０が設けられ
る。図３ｂでは、端部の一方のみが減少した高さ部分を有し、平らな傾斜部分４
２からなる。当業者は誰でも理解するように、多くの変形および修正が可能であ
り、これらすべてが、側壁１２、１４の少なくとも一方および端壁１６、１８の
少なくとも一方に近い減少した天井高さの基本思想にならう。しかしながら、１
つの重要な特徴は、意図された衝突予防効果を提供するため、減少した天井高さ
がそれぞれコンテナの幅および長さ全体に沿って延在することである。

【００１３】 多くの場合、コンテナ１によって輸送される商品は一定の温度であることを必
要とする。コンテナには、加熱および／または冷却装置が装備される。大型コン
テナでは、輸送される商品の熱含量は通常非常に大きく、単にコンテナ１の非常
に良好な断熱を与えることで温度が許容温度間隔内に維持されることが多い。図
１のコンテナ１は、プロファイルによって互いに接続された断熱パネルにより作
られる。パネルを通る熱伝導性は非常に低く、コンテナ壁を通る主要な熱伝達は
、普通、プロファイルを通って発生し、プロファイルは一般にアルミニウム製で
ある。

【００１４】 図４ａでは、代替のプロファイル配列が示され、これは大いに改善された断熱
を提供する。プロファイル配列は、外側金属プロファイル部分６２と内側金属プ
ロファイル部分６０とを備える。これらの金属プロファイル部分６０、６２は、
アルミニウム製であることが好ましい。外側プロファイル部分６２および内側プ
ロファイル部分６０は、断熱材製、好ましくはポリマー材製の複数の間隔プロフ
ァイル７０によって互いに接続される。間隔プロファイル７０は、壁を通るいか
なる熱伝導の橋渡しも遮断するために、外側および内側プロファイル部分６０、
６２を分離した状態に維持する。内側プロファイル部分６０は内側保持突起７６
を備え、外側プロファイル部分６０は外側保持突起７８を備える。断熱パネルは
これらの保持突起の間に位置決めされ、これらに固定される。断熱パネルは一般
に外側ポリマー表面６６と内側ポリマー表面６８とから作られ、それらの間に断
熱材６４が配設される。

【００１５】 プロファイル６０、６２、７０は、コンテナ１の構造上部材として貢献し、剛
性および荷重支持手段を与える。場合によっては、特に例えばドア近傍では、ア
ルミニウムプロファイルは弱すぎることがある。そのときには、プロファイルは
、スチールビーム等の構造上の強度向上要素がその内部に導入される、閉鎖また
は開口した空洞７２を形成して設計されることが好ましい。プロファイルはまた
、好ましくは、コンテナドアのためのヒンジの静止部分を与えるように形成され
てもよい。そうすればヒンジ全体をコンテナ壁内に容易に折れ得、壁の表面の外
側にいかなるスペースも必要としない。これは、このような細部が損傷するリス
クを減じる。好ましくは、外側プロファイル部分には封止表面７３が設けられて
もよく、ドアが閉じられるときにはこの封止表面に対してドア封止が位置する。
封止表面７３は傾斜していることが好ましく、外側部分より内側部分でより厚い
寸法を有する。周囲より低い圧力が存在する閉じられたコンテナ１は、圧力差が
除去されない限り開けることは困難である。傾斜した表面７３は、ドアを開ける
とほとんど即座に空気の通過を可能にするため、ドアを開けるのを容易にする。

【００１６】 プロファイルは、ドアが配設されていない通常の角にも使用される。そのよう
なプロファイル配置が、図４ｂに概略的に例示される。ここでは、両方の金属プ
ロファイル部分６０、６２が２方向に保持突起７６、７８を有し、２つの壁また
は天井パネル６４〜６８を連結可能である。当業者は誰でも理解するように、プ
ロファイルの実際の設計は、必要に応じて調節され、従って多くの修正および変
形が可能である。

【００１７】 輸送されるべき商品の中には、通常クリーンルーム状態を呼ばれる、きわめて
清潔な状態を必要とするものがある。空気中の粒子の数、大気の組成物等が注意
深く制御されなければならない。従って、そのような商品を輸送するためのコン
テナ１は、内部の清潔な状態を維持するために注意深く封止されなければならな
い。コンテナ１の内部と外部の間の空気交換は許容されない。これは、コンテナ
構成にいくらかの制約を与える。コンテナ１を航空機で輸送するときには、コン
テナ１は、フライト中に突然の圧力低下が発生すれば、コンテナが爆発するのを
防止するためにきわめて速く開くことが可能でなければならない。規則によると
、コンテナは０．２秒以内に排気することが可能でなければならない。この目的
のため、コンテナ内へのおよびコンテナからの空気の流入及び流出が許されたコ
ンテナにおいては、二方向弁が設けられてもよい。内部にクリーンルーム状態を
有するコンテナ１においては、このような解決策は問題外である。

【００１８】 図１のコンテナ１は、クリーンルーム状態に使用されるように意図されている
。コンテナ１の一端部には、別個の制御コンパートメント４４が設けられる。制
御コンパートメント４４内には、コンテナ１の貨物コンパートメント５０の温度
および湿度を調節する設備が配置される（明瞭化のため図面には図示されていな
い）。環境設備は、例えば、ヒーター、クーラーおよび湿度制御装置から成って
もよい。さらに、これらの構成要素は、利用可能な電気接続によって電気モータ
またはディーゼルモータのいずれかによって駆動されてもよい。フライト中、モ
ータは安全規制のため止められなければならない。制御コンパートメント４４は
、分離壁４６によって貨物コンパートメント５０から分離される。ブローアウト
パネル４８が分離壁４６に配設される。緊急事態では、圧力低下が即座に、大型
換気口によって外部に接続されている制御コンパートメント４４を排気する。貨
物コンパートメント５０と制御コンパートメント４４との間の圧力差は、貨物コ
ンパートメント５０の他のいかなる壁上にわたる圧力差とも同一になる。ブロー
アウトパネル４８は、ある圧力差で解放されるように施され、コンテナの空気は
制御コンパートメント４４を通って容易に排気する。

【００１９】 ブローアウトパネル４８が解放されるとき、ブローアウトパネル４８での圧力
は非常に高いため、ブローアウトパネル４８は分離壁４６から大きな力で動かさ
れる。制御コンパートメント４４の外側壁１８は、ブローアウトパネル４８がコ
ンテナ１から出るのを防止し、従って、航空機自体または航空機の貨物室内にい
る人を損傷するのも防止する。ブローアウトパネル４８を制御コンパートメント
４４内に解放させることによって、そのような作用から引き起こされる外的損傷
は減少される。

【００２０】 重い商品を輸送するときは、ある追加の予防措置をとらなければならない。荷
重が床面積全体にわたって分布しているときには、基部は分布された荷重を経験
し、これは通常取り扱いが容易である。しかしながら、荷重がコンテナ１内の一
定の位置で点荷重として存在する場合、状況はより厳しい。さらに、商品が直接
床に固定されなければならない場合、例えば基部のゆがみなどを避けるための要
求が大きい。

【００２１】 図５に、コンテナの基部の具体例の概略図が、部分的に分離された図で示され
る。基部１０は、下側の外側基部部分８０と上側の内側基部部分８６とからなる
。外側基部部分８０は構造的に剛性であり、好ましくはビーム８２の枠組みとし
て形成される。外側基部部分８０内の間の空間８４は、断熱材で満たされること
が好ましい。内側基部部分８６は、例えば、外側基部部分８０のビーム８２にね
じ留めされることによって、外側基部部分８０に固定される。内側基部部分８６
は、図６ａおよび６ｂ（これらは、図５の円で囲まれた部分の詳細図である）に
示されるように、それぞれ上部カバーシート９２および下部カバーシート９４に
その上縁および下縁にて接続された、好ましくはアルミニウムプレートの実質的
に垂直に位置決めされたプレート９６によって構成されることが好ましい。プレ
ート９６は、断熱材から作られてもよい。カバーシート９２、９４は、ポリマー
材から作られることが好ましい。垂直プレート９６は、閉じた幾何学的パターン
に形成され位置決めされることが好ましく、プレート９６は少なくとも２つの別
々の方向に方向づけられる。図６ｂに例示されるように、簡略で好ましい配置は
蜂の巣パターンである。このような配置が内側基部部分８６を形成し、これは局
所的な圧力に対して高い剛性を有する。垂直プレート９６のより近い配置が、よ
り高い荷重担持能力とより堅い内側基部部分８６を与える。内側基部部分８６は
さらに、しっかりと堅固な外側基部部分８０に固定されるため、アセンブリは、
効率的な方法で点荷重を分布させる特性を達成する。

【００２２】 取付手段９０は、内側基部部分８６に設けられる。取付手段９０は、上部から
、すなわちコンテナ１の内部から届き得、積荷をコンテナの床にしっかりと固定
するために利用できる。取付手段９０は、内側基部部分８６の剛性および曲げ特
性を利用するために、好ましくは下から内側基部部分８６の下部カバーシート９
４に対してしっかりと固定される。図６ｂに示される具体例において、取付手段
は下部カバーシート９４の底部にねじ留めまたはリベット１０２留めされる基部
プレート９８からなる。内側ねじ山を備えたチューブ部材１００が、基部プレー
ト９８から内側基部部分８６を通って延びる。このため、ねじ山を切ったチュー
ブ１００は、重い点荷重に対して確実な取付点を与える。厚さ０．１インチ（２
．５ｍｍ）のカバーシート９２、９４および１インチ（２５ｍｍ）の蜂の巣セル
寸法のアルミニウムプレートの蜂の巣構造で、取付手段９０は、６０ｋＮの垂直
荷重および１５０ｋＮの水平荷重に耐える。航空貨物コンテナ用ＩＳＯ標準によ
ると、床は各点につき２トンを担持し、２Ｇの衝突力に耐えなければならない。
本発明の構造物は、各点につき１５トンを担持し、６Ｇ力に耐える。

【００２３】 添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱することなく
本発明に様々な修正および変更を行うことができることは当業者には理解されよ
う。詳細な説明では、航空貨物コンテナが説明されている。しかしながら、同じ
原則から他のユニットロード装置を構成することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は本発明によるコンテナの具体例の概略図である。

【図２】 図２ａ〜２ｃは本発明によるコンテナの横方向断面図である。

【図３】 図３ａ、３ｂは本発明によるコンテナの長手方向断面図である。

【図４】 図４ａは本発明によるコンテナのドアフレームとして使用することができる構
造プロファイルの断面図である。 図４ｂは本発明によるコンテナの角に使用することができる構造プロファイル
の断面図である。

【図５】 図５は本発明の具体例によるコンテナの基部要素の概略図である。

【図６】 図６ａ、６ｂは図５における図の詳細図である。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１３年９月２８日（２００１．９．２８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ， ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，Ｊ Ｐ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 基部（１０）と側壁（１２、１４）と端壁（１６、１８）と
   天井（２０）とを備える航空貨物に適したユニットロード装置であって、少なく
   とも前記側壁（１２、１４）の一方に沿って、および前記端壁（１６、１８）の
   少なくとも一方に沿って、前記天井（２０）に高さが減少した部分（２４、２６
   、２８、３０、３２、３４、３６、３８、４０、４２）が設けられ、前記高さが
   減少した部分（２４、２６、２８、３０、３２、３４、３６、３８、４０、４２
   ）はそれぞれの壁（１２、１４、１６、１８）長さ全体に沿って延在することを
   特徴とするユニットロード装置。
2. 【請求項２】 前記部分は、実質的に平らな傾斜平面（２４、２６、３０、
   ４２）からなることを特徴とする請求項１に記載のユニットロード装置。
3. 【請求項３】 前記部分は、前記天井（２０）の窪み（２８、３２、３４、
   ３８、４０）からなることを特徴とする請求項１に記載のユニットロード装置。
4. 【請求項４】 前記コンテナ端壁（１６、１８）、側壁（１２、１４）およ
   び天井（２０）は、プロファイルによって互いに接続された断熱パネルによって
   作られ、前記プロファイルの少なくとも一つは、ポリマー材製の接続プロファイ
   ル（７０）によって互いに接続された内側部分（６０）と外側部分（６２）とを
   有することを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載のユニットロード
   装置。
5. 【請求項５】 前記プロファイル部分（６０、６２）の少なくとも一つは、
   スチールビームのための空洞（７２）を提供し、前記プロファイルの剛性を高め
   ることを特徴とする請求項４に記載のユニットロード装置。
6. 【請求項６】 前記プロファイルの少なくとも一つは、封止表面（７３）を
   与えることを特徴とする請求項４または５に記載のユニットロード装置。
7. 【請求項７】 分離壁（４６）によってコンテナの貨物コンパートメント（
   ５０）から分離された、前記コンテナ環境制御設備のための制御コンパートメン
   ト（９４）と、 前記分離壁（４６）に位置付けられたブローアウトパネル（４８）と、 によって特徴づけられる請求項１から６のいずれか１項に記載のユニットロード
   装置。
8. 【請求項８】 前記基部（１０）は、構造的に剛性な外側基部部分（８０）
   と内側基部部分（８６）とからなり、前記内側基部部分（８６）は、それぞれ上
   部ポリマーシート（９２）および下部ポリマーシート（９４）にその上部部分お
   よび下部部分で接続される垂直に位置決めされたプレート（９６）からなること
   を特徴とする請求項１から７のいずれか１項に記載のユニットロード装置。
9. 【請求項９】 前記内側基部部分（８６）には、上部から利用でき、前記下
   部ポリマーシート（９４）に固定される取付手段（９０）が設けられることを特
   徴とする請求項８に記載のユニットロード装置。
10. 【請求項１０】 前記取付手段（９０）は、前記下部ポリマーシート（９４
    ）の下側部分に留められた基部プレート（９８）と、内側ねじ山を有するチュー
    ブ部材（１００）とからなり、前記チューブ部材（１００）は前記基部プレート
    （９８）から前記内側基部部分（８６）を通って延びることを特徴とする請求項
    ９に記載のユニットロード装置。