JP2003513849A - 車両座席特に自動車座席の背もたれ用調節金具 - Google Patents

車両座席特に自動車座席の背もたれ用調節金具

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JP2003513849A JP2001536397A JP2001536397A JP2003513849A JP 2003513849 A JP2003513849 A JP 2003513849A JP 2001536397 A JP2001536397 A JP 2001536397A JP 2001536397 A JP2001536397 A JP 2001536397A JP 2003513849 A JP2003513849 A JP 2003513849A
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Abstract

(57)【要約】 調節金具は、場合によっては背もたれの傾斜位置を第1の回転軸線の周りに調節及び固定可能な調節装置を含み、第1の回転軸線に対して間隔をおいて設けられる第2の外部回転軸線の周りに、背もたれが前方及び後方へ傾斜可能である。背もたれは、その後方傾斜位置で座席に固定的に設けられる掛け金受入れ部(30)に、この受入れ部へ係合しかつ一緒に傾斜する回転継目板(17)に軸線方向移動可能に保持されて阻止方向にばねの作用を受ける掛け金ピン(21)により固定され、ストツパ受入れ部(20)により、座席に固定的に設けられるストツパピン(21)に支持されている。遊び従ってがたつき音のない鎖錠位置を得ることができるようにするため、軸線方向に移動可能な掛け金ピン(21)は、案内部分(28)及び阻止部分(29)を持ち、案内部分(28)において、軸線方向案内のほかに、制御される回転運動も行い、そのため、阻止部分(29)にあって半径方向に変化する支持曲線が、掛け金受入れ部(30)の平らな支持面に、遊びをなくすように支持可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、車両座席特に自動車座席の背もたれ用調節金具であって、調節装置
により場合によっては傾斜位置を第1の回転軸線の周りに調節及び固定可能な背
もたれが、第1の回転軸線に対して間隔をおいて設けられる第2の外部回転軸線
の周りに前方及び後方傾斜可能であり、座席に固定的に設けられる掛け金受入れ
部へ分離可能に係合しかつ一緒に傾斜する回転継目板に軸線方向移動可能に保持
されて阻止方向にばねの作用を受ける掛け金ピンにより、後方傾斜位置で掛け金
受入れ部に固定され、座席に固定的に設けられるストツパピンに、ストツパ受入
れ部により支持されているものに関する。
【0002】 出願人のドイツ連邦共和国特許出願第19918737.1−16号からわか
る前記種類の調節金具では、背もたれ傾斜の調節及び固定を行いかつ第1の回転
軸線を持つ金具部分のそばに、第2の回転軸線を持つ金具部品が設けられている
。テーブル機能位置として適した前方傾斜位置へ背もたれを移行させることがで
きるようにするため、第1の回転軸線より上に間隔をおいて第2の回転軸線が設
けられている。このため一般に座部分枠又はこれに固定的に結合される掛け金板
に、座席利用者の使用位置への背もたれ傾斜を可能にする金具構成要素の金具部
分が、ストツパピン及び阻止方向へ軸線方向に移動可能でばねにより荷重をかけ
られる掛け金ピンにより、分離可能に取付けられる。更に座部分枠又は掛け金板
に、上方へ突出して第1の回転軸線を越えて出る第2の金具構成要素の支持継目
板が固定的に結合されている。この支持継目板は、その上部範囲で、軸ピンによ
り、調節金具の第2の回転軸線を形成する継手となるように、回転継目板に結合
されている。回転継目板は、ストツパピン及び掛け金ピンにより座部分に分離可
能に固定される金具部分に一緒に結合され、かつこれと共に揺動可能である。一
層高い位置にある第2の回転軸線のため、背もたれは座部分のクツシヨンの上方
でテーブル機能位置に置かれて、背もたれ及び座部分のクツシヨンが逆に作用す
ることなしに、水平な面を形成する。このテーブル機能位置を確保するために、
回転軸線と支持継目板との間にガス圧力ばねが設けられている。この公知の解決
策では、軸線方向に移動可能な掛け金ピンは円形断面を持ち、鎖錠の場合それに
合った穴へはまるが、不可避な公差のためこの穴は、掛け金ピンの直径より僅か
大きくなければならない。この不可避な遊びのため、凹凸のある路床上での走行
運転が行われると、がたつき音が避けられない。
【0003】 本発明の課題は、掛け金板に対して回転継目板の遊びをなくす締付けが可能に
なるように、最初にあげた種類の調節金具を改良することである。この課題は、
請求項1の特徴によって解決される。軸線方向に移動可能な掛け金ピンに回転運
動が重畳されて、半径方向に変化する支持曲線を持つその阻止部分が、ばねの作
用のため掛け金受入れ部の平らな支持面の所で自動的に再調節されることによっ
て、鎖錠の場合遊びを除去する締付けが行われるので、調節金具はその不可避な
公差には関係なくがたつき音なしに保たれる。半径方向に変化する支持曲線に接
触する支持面に関連してこの支持曲線を形成するため、掛け金ピンの阻止部分が
、180°の部分範囲にわたって一定の半径で延びる周囲を持ち、この部分範囲
に約90°の周範囲が続き、一定の半径から始まって、掛け金ピンの中心に対し
て連続的に小さくなる半径方向間隔を持つ支持曲線がこの90°の周範囲内に伸
び、かつ一定半径を持つ部分範囲に続く少なくとも1つの平面範囲へ移行し最後
に一定半径を持つ前述の部分範囲にこの平面範囲が続いている。掛け金受入れ部
は、円形周範囲のほかに、支持曲線に接触可能な支持面を持っている。掛け金ピ
ンの中心に対して連続的に小さくなる半径方向間隔を持つ支持曲線は、対数らせ
んとして形成され、この対数らせんにより、支持曲線により生じる再調節寸法に
達せず公差内にある製造公差及び遊びが回避される。
【0004】 掛け金ピンの軸線方向案内及びその軸線方向運動から誘導されて重畳される回
転運動のため掛け金ピンの案内部分が、回転継目板に固定されるブシユ内に軸線
方向移動可能に設けられ、少なくとも1つの滑り片によりブシユのねじ状に延び
るリンクスリツトに係合している。このブシユは、ブシユが軸線方向に上昇する
ように延びる案内溝を持つ釈放スリーブにより有利に包囲され、この案内溝の勾
配が、ブシユにあってねじ状に延びるリンクスリツトの勾配より大きく、このリ
ンクスリツトを滑り片が貫通し、かつ釈放スリーブの案内溝に係合している。
【0005】 場合によっては傾きにより生じる機能障害を排除するため、本発明の別の特徴
によれば、リンクスリツト及び案内溝が、ブシュ及び釈放スリーブの直径上で対
向する個所に設けられ、滑り片が、掛け金ピンの案内部分に設けられかつリンク
スリツトを貫通して案内溝内へ突出する案内ピンにより形成されている。釈放ス
リーブが、回転運動を釈放スリーブへ導入するボーデンケーブルのような引張り
手段を取付けるための結合カムを持っていることによって、鎖錠機構から離れて
設けられて掛け金ピンの阻止を解除する操作装置が得られる。
【0006】 掛け金ピンに阻止方向へばねが作用するため釈放スリーブが操作されない場合
、この掛け金ピンがブシユから突出するので、座席にある掛け金ピンの揺動経路
内へ、斜面を備えた導入滑り片が突出していると、前方揺動位置からの背もたれ
の後方揺動運動にとって有利である。それにより、釈放スリーブが操作されない
場合、掛けピンが座部分に属する掛け金受入れ部へ入り込むことができるまで、
後方揺動運動を続行することができる。導入滑り片及び掛け金受入れ部を座部分
の枠に直接設けることが考えられるけれども、製造技術上の理由から、支持継目
板が、掛け金受入れ部及び導入滑り片を持つ掛け金板と共に、座部分に固定的に
結合されていると、有利である。後方揺動運動の終りに、一方では掛け金受入れ
部に対する掛け金ピンの確実な対応が可能であり、他方では、座部分に対する回
転継目板の3点締付けが可能になるようにするため、掛け金板が、掛け金受入れ
部より下に、回転継目板用ストツパ及びこの回転継目板に結合されて第1の回転
軸線を含む金具部分を持っていると有利である。
【0007】 本発明の実施例が図面に示されており、以下に詳細に説明される。
【0008】 図1Aには、座部分10及び背もたれ11を持つ車両座席が示され、座部分1
0に調節金具12を介して取付けられる背もたれ11は、座席利用者が腰をおろ
し得るような傾斜位置にある。例えば座部分10の座枠に、2つの金具構成要素
13及び14から成る調節金具12が座席の縦側に取付けられている。金具構成
要素13により、座部分10に対する背もたれの傾斜位置が調節及び固定され、
このため例えばいわゆる「よろめき金具」が使用可能であり、このよろめき金具
は簡単な遊星歯車装置を含み、その背もたれ11に結合される金具部分は、第1
の回転軸線15の周りに自縛的に揺動する。座席の各縦側に設けられるこの第1
の金具構成要素13のそばに、第2の金具構成要素14が設けられて、座部分1
0の枠に固定される支持継目板16、及び継手18を介してこの支持継目板と共
に揺動可能な回転継目板17を持っている。下部範囲を曲げられたこの回転継目
板17は、座部分10に属する金具構成要素13の金具部分19に固定的に結合
されている。金具部分19及び回転継目板17は、座席利用者の座席使用位置で
、ストツパ受入れ部20を介して、掛け金板22のストツパピン25及びこの掛
け金板に分離可能に係合する掛け金ピン21に結合されている。掛け金板22は
、支持継目板16のはね返る取付け範囲23と共に、例えば座部分10の枠に固
定的に結合されている。支持継目板16と回転継目板17を互いに結合する継手
18は、金具構成要素14の外部の第2の回転軸線24を持ち、この回転軸線2
4の周りに、回転継目板17が、調節位置に留まる第1の金具構成部分14と共
に、背もたれ11と一緒に揺動されて、背もたれ11が図1Bからわかるように
テーブル機能位置へ達することができる。
【0009】 図1ないし図5からわかる調節金具では、この第2の外部回転軸線24は、図
1Aからわかる座席使用位置で、金具構成要素13の回転軸線15より上に間隔
をおいて存在し、この間隔は、背もたれ11が図1Bからわかるテーブル機能位
置へ移行する際、座部分10のクツシヨンと背もたれ11のクツシヨンがテーブ
ル機能位置へ有害な影響を及ぼさないように選ばれている。
【0010】 座席利用者が腰をおろすのを可能にする使用位置に背もたれを拘束するために
、金具部分19に固定的に結合される回転継目板17は、金具部分19と同様に
、片側にストツパ受入れ部20を持ち、掛け金板22に固定されるストツパピン
25は、このストツパ受入れ部25により一部包囲されることができる。ストツ
パ受入れ部25とは反対の側で、回転継目板17及びそれに結合される金具部分
19にブシユ26が固定的に結合され、このブシユ26内に掛け金ピン21がそ
の案内部分28を軸線方向移動可能に支持されている。案内部分28には掛け金
ピン21の阻止部分29が続いて、掛け金板22の掛け金受入れ部30へ係合す
ることができる。掛け金ピン21の案内部分28は、圧縮ばね32の受入れに役
立つ中空円筒状凹所31を持っている。この圧縮ばね32は、一端をブシユ26
の底に支持され、掛け金ピン21に対して阻止方向に作用している。図7及び図
8B〜図11B及び図12から最もよくわかるように、掛け金ピン21にある阻
止部分29の周囲は、約180°の部分範囲33にわたって一定の半径を持ち、
この範囲33に約90°の周範囲34が続き、この周範囲34において支持曲線
35が延び、この支持曲線35は、一定の半径から始まって、掛け金ピン21の
中心36に対して連続的に小さくなる半径方向間隔を持ち、少なくとも1つの平
らな範囲37へ移行している。支持曲線35は対数らせんとして有利に構成され
、平らな範囲37は屋根状に突き合さる2つの平らな部分範囲38及び39から
成っている。掛け金ピン21の阻止部分29は、阻止の場合、別の円形周範囲に
わたって掛け金ピン21の直径より大きい直径を持つ掛け金受入れ部30により
包囲される。掛け金受入れ部30のこの広い円形周範囲は、傾斜した面内に延び
る支持面40によって中断され、90°の角をなして延びるこの傾斜面の法線は
、座部分10の前面に対して斜めに下方へ向いている。
【0011】 座部分10に対して金具構成要素14の遊びのない締付けを可能にできるよう
にするため、掛け金板22にある支持面40に対して掛け金ピン21の阻止部分
29の回転の結果として支持曲線の追従が必要である。この理由から、図3,図
10A及び図11Aからわかるように、図示した実施例では、ブシユ26は直径
上で対向してねじ状に延びる2つのリンクスリツト41を持っている。リンクス
リツト41は、ブシユ26の円筒周範囲にあるねじ状スリツトによりそれぞれ形
成されている。滑り片42として作用する案内ピン43がこのリンクスリツト4
1に係合し、図3及び図9Aから最もよくわかるように、外方へ突出している。
ブシユ26は、同様に軸線方向に上昇するように延びる案内溝41を持つ釈放ス
リーブ44により包囲され、ブシユ26のリンクスリツトから突出する案内ピン
43が案内溝45の中へ突出している。釈放スリーブ44の回転運動中に、圧縮
ばね32の作用のため釈放スリーブ44が常に回転継目板17に接しているのを
保証するため、案内溝45も上昇する推移を持っているが、この推移の勾配はブ
シユ26のリンクスリツト41を形成するスリツトの勾配より著しく大きい。釈
放スリーブ44はその周囲に結合カム47を持ち、このカム47が例えばボーデ
ンケーブルの形の引張り部材の作用点として用いられる。背もたれ11の後方揺
動運動の際ブシユ26及び金具部分19から突出する掛け金ピン21の阻止部分
29を釈放スリーブ44の操作なしに自動的に押し戻すことができるようにする
ため、掛け金板22が、突起の折り曲げにより形成される導入滑り片48を持ち
、この導入滑り片48が掛け金ピン21の揺動経路の中へ突出し、その金具部分
19へ向いた側に斜面49を形成し、この斜面49により掛け金ピン21が、後
方揺動運動の最後の段階で、圧縮ばね32の力に抗してブシユ26内へ押し戻さ
れる。鎖錠位置へ金具構成要素14が戻される際、掛け金板22にあるストツパ
50が掛け金ピン21より下にあり、回転継目板17及び金具部分19の下側が
このストツパ50に接する。このストツパ50及びストツパピン25は、鎖錠の
場合、掛け金ピン21の阻止部分29により現われる掛け金力の反力を受止め、
これが図7に記入した矢印により示されている。従って鎖錠の場合、遊びのない
確実な3点支持が得られる。
【0012】 鎖錠機能を説明するため、図8A及び図8Bから出発するが、これらの図には
、掛け金ピン21がそれに作用する圧縮ばね32の力に完全に抗してブシユ26
へ完全に引込められ、従ってその端面が金具部分19の外面から突出していない
ことが示されている。この状態で掛け金ピン21は、釈放スリーブ44により移
されている。この解釈位置は図8A及び図8Bからわかる。
【0013】 さて釈放スリーブ44が釈放されると、圧縮ばね32を介して掛け金ピン21
が図9A及び図9Bに示す位置へ移されて、掛け金板22の掛け金受入れ部30
へ入り込む。掛け金ピン21は、その案内ピン43を介してリンクスリツト41
により図9Bに示す位置へ回されるが、掛け金ピン21の阻止部分29と掛け金
受入れブ30との間には、特に図9Bからわかるようにまだ全面の遊びが存在す
る。しかし圧縮ばね32が更にその押圧力を現わして、掛け金ピン21を更に軸
線方向に移動させると、掛け金ピン21が、リンクスリツト41及びこれに係合
する案内ピン43のため時計方向へ同時に回るので、図10Bからわかるように
、結局支持曲線35が掛け金受入れ部30の支持面40に接するに至る。この状
態で、金具構成要素14の荷重を受ける阻止が、支持枠に結合される掛け金板2
2の所で行われる。
【0014】 図11A及び図11Bでも、図10A及び図10Bからわかる締付け状態が与
えられるが、この締付け状態では、掛け金受入れ部30の異なる公差状態のため
、図10Bに示す位置に対して、掛け金ピン21が更に前方へ押出されている。
【0015】 既に述べたように、図示されかつ前述された実施例は、本発明を例示的にのみ
示すが、本発明はこれのみに限定されない。むしろ本発明の更に別の構成及び変
更が可能である。更に明細書及び図面からわかるすべての特徴は、請求の範囲に
おいて明確に請求されていなくても、発明にとって重要である。
【0016】 符号リスト 10 座部分 11 背もたれ 12 調節金具 13 金具構成要素 14 金具構成要素 15 第1の回転軸線 16 支持継目板 17 回転継目板 18 継手 19 金具部分 20 ストツパ受入れ部 21 掛け金ピン 22 掛け金板 23 取付け範囲 24 第2の回転軸線 25 ストツパピン 26 ブシユ 28 21にある案内部分 29 21にある阻止部分 30 掛け金受入れ部 31 28にある凹所 32 圧縮ばね 33 29にある部分範囲 34 29にある周範囲 35 29にある支持曲線 36 21の中心 37 29にある平らな範囲 38 37の部分平面 39 37の部分平面 40 30の支持面 41 26のリンクスリツト 42 28の滑り片 43 案内ピン 44 釈放スリーブ 45 44の案内溝 47 44にある結合カム 48 22にある斜面 49 48にある斜面 50 22にあるストツパ
【図面の簡単な説明】
【図1A】 座部分と背もたれとの間に設けられる本発明による調節金具を持つ座席を概略
図で示し、背もたれが座席利用者の使用位置にある。
【図1B】 図1Aからわかる座席を概略側面図で示し、背もたれがテーブル位置へ前方揺
動されている。
【図2】 本発明による調節金具を斜め後方から見た透視図で示す。
【図3】 図2と同じように示された調節金具を同様に透視図で示すが、支持継目板及び
釈放スリーブは取外されている。
【図4】 図2からわかる調節金具を外側の側面図で示す。
【図5】 図4からわかる調節金具を外側の正面図で示す。
【図6】 図4からわかる調節金具を図4のVI−VI線による断面図で示す。
【図7】 図4に示された調節金具を内側の側面図で示す。
【図8A】 図1Aからわかる位置にある調節金具の掛け金ピンを受入れる範囲を断面図で
示すが、掛け金ピンは解錠位置で示されている。
【図8B】 調節金具の図8Aからわかる鎖錠範囲を内側から見た図で示す。
【図9A】 鎖錠範囲の図8Aからわかる断面図を示し、掛け金ピンが掛け金受入れ部へ引
込まれた位置で示されている。
【図9B】 図9Aからわかる鎖錠位置を調節金具内側から見た図で示す。
【図10A】 図8Aからわかりかつ断面で示される調節金具の鎖錠位置を示し、遊びのない
位置が生じる程度に、掛け金ピンが掛け金受入れ部に位置している。
【図10B】 図10Aにおいて掛け金受入れ部内にある掛け金ピンを調節金具の側面図で示
す。
【図11A】 図10Aと同様に断面図で示される鎖錠範囲を示し、掛け金ピンが公差を補償
して遊びのない回転位置にある。
【図11B】 図11Aに示されている掛け金ピンを調節金具の内側から見た側面図で示す。
【図12】 図10からわかるように遊びをなくす位置で掛け金受入れ部内に設けられる掛
け金ピンを図10Bに対して拡大された図で示す。
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月31日(2002.5.31)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 車両座席特に自動車座席の背もたれ用調節金具
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、車両座席特に自動車座席の背もたれ用調節金具であって、調節装置
により場合によっては傾斜位置を第1の回転軸線の周りに調節及び固定可能な背
もたれが、第1の回転軸線に対して間隔をおいて設けられる第2の外部回転軸線
の周りに前方及び後方傾斜可能であり、座席に固定的に設けられる掛け金受入れ
部へ分離可能に係合しかつ一緒に傾斜する回転継目板に軸線方向移動可能に保持
されて阻止方向にばねの作用を受ける掛け金ピンにより、後方傾斜位置で掛け金
受入れ部に固定され、座席に固定的に設けられるストツパピンに、ストツパ受入
れ部により支持されているものに関する。
【0002】 類似の装置が欧州特許出願公開第0937603号明細書に示されている。こ
の引用文献には、自動車座席の背もたれ用調節金具が示され、一方では背もたれ
がその傾斜を1つの軸線の周りに調節可能であり、他方では別の軸線の周りに折
り畳み可能である。この場合背もたれの直立位置における鎖錠は、ばね荷重を受
けるか又は円錐状端部を受入れるピンを介して可能であり、このピンは対応する
受入れ部へ弾性的に係合する。遊びのないことは、すべての方向においては保証
されない。
【0003】 出願人のドイツ連邦共和国特許出願第19918737.1−16号からわか
る前記種類の調節金具では、背もたれ傾斜の調節及び固定を行いかつ第1の回転
軸線を持つ金具部分のそばに、第2の回転軸線を持つ金具部品が設けられている
。テーブル機能位置として適した前方傾斜位置へ背もたれを移行させることがで
きるようにするため、第1の回転軸線より上に間隔をおいて第2の回転軸線が設
けられている。このため一般に座部分枠又はこれに固定的に結合される掛け金板
に、座席利用者の使用位置への背もたれ傾斜を可能にする金具構成要素の金具部
分が、ストツパピン及び阻止方向へ軸線方向に移動可能でばねにより荷重をかけ
られる掛け金ピンにより、分離可能に取付けられる。更に座部分枠又は掛け金板
に、上方へ突出して第1の回転軸線を越えて出る第2の金具構成要素の支持継目
板が固定的に結合されている。この支持継目板は、その上部範囲で、軸ピンによ
り、調節金具の第2の回転軸線を形成する継手となるように、回転継目板に結合
されている。回転継目板は、ストツパピン及び掛け金ピンにより座部分に分離可
能に固定される金具部分に一緒に結合され、かつこれと共に揺動可能である。一
層高い位置にある第2の回転軸線のため、背もたれは座部分のクツシヨンの上方
でテーブル機能位置に置かれて、背もたれ及び座部分のクツシヨンが逆に作用す
ることなしに、水平な面を形成する。このテーブル機能位置を確保するために、
回転軸線と支持継目板との間にガス圧力ばねが設けられている。この公知の解決
策では、軸線方向に移動可能な掛け金ピンは円形断面を持ち、鎖錠の場合それに
合った穴へはまるが、不可避な公差のためこの穴は、掛け金ピンの直径より僅か
大きくなければならない。この不可避な遊びのため、凹凸のある路床上での走行
運転が行われると、がたつき音が避けられない。
【0004】 本発明の課題は、掛け金板に対して回転継目板の遊びをなくす締付けが可能に
なるように、最初にあげた種類の調節金具を改良することである。この課題は、
請求項1の特徴によって解決される。軸線方向に移動可能な掛け金ピンに回転運
動が重畳されて、半径方向に変化する支持曲線を持つその阻止部分が、ばねの作
用のため掛け金受入れ部の平らな支持面の所で自動的に再調節されることによっ
て、鎖錠の場合遊びを除去する締付けが行われるので、調節金具はその不可避な
公差には関係なくがたつき音なしに保たれる。半径方向に変化する支持曲線に接
触する支持面に関連してこの支持曲線を形成するため、掛け金ピンの阻止部分が
、180°の部分範囲にわたって一定の半径で延びる周囲を持ち、この部分範囲
に約90°の周範囲が続き、一定の半径から始まって、掛け金ピンの中心に対し
て連続的に小さくなる半径方向間隔を持つ支持曲線がこの90°の周範囲内に伸
び、かつ一定半径を持つ部分範囲に続く少なくとも1つの平面範囲へ移行し最後
に一定半径を持つ前述の部分範囲にこの平面範囲が続いている。掛け金受入れ部
は、円形周範囲のほかに、支持曲線に接触可能な支持面を持っている。掛け金ピ
ンの中心に対して連続的に小さくなる半径方向間隔を持つ支持曲線は、対数らせ
んとして形成され、この対数らせんにより、支持曲線により生じる再調節寸法に
達せず公差内にある製造公差及び遊びが回避される。
【0005】 掛け金ピンの軸線方向案内及びその軸線方向運動から誘導されて重畳される回
転運動のため掛け金ピンの案内部分が、回転継目板に固定されるブシユ内に軸線
方向移動可能に設けられ、少なくとも1つの滑り片によりブシユのねじ状に延び
るリンクスリツトに係合している。このブシユは、ブシユが軸線方向に上昇する
ように延びる案内溝を持つ釈放スリーブにより有利に包囲され、この案内溝の勾
配が、ブシユにあってねじ状に延びるリンクスリツトの勾配より大きく、このリ
ンクスリツトを滑り片が貫通し、かつ釈放スリーブの案内溝に係合している。
【0006】 場合によっては傾きにより生じる機能障害を排除するため、本発明の別の特徴
によれば、リンクスリツト及び案内溝が、ブシユ及び釈放スリーブの直径上で対
向する個所に設けられ、滑り片が、掛け金ピンの案内部分に設けられかつリンク
スリツトを貫通して案内溝内へ突出する案内ピンにより形成されている。釈放ス
リーブが、回転運動を釈放スリーブへ導入するボーデンケーブルのような引張り
手段を取付けるための結合カムを持っていることによって、鎖錠機構から離れて
設けられて掛け金ピンの阻止を解除する操作装置が得られる。
【0007】 掛け金ピンに阻止方向へばねが作用するため釈放スリーブが操作されない場合
、この掛け金ピンがブシユから突出するので、座席にある掛け金ピンの揺動経路
内へ、斜面を備えた導入滑り片が突出していると、前方揺動位置からの背もたれ
の後方揺動運動にとって有利である。それにより、釈放スリーブが操作されない
場合、掛けピンが座部分に属する掛け金受入れ部へ入り込むことができるまで、
後方揺動運動を続行することができる。導入滑り片及び掛け金受入れ部を座部分
の枠に直接設けることが考えられるけれども、製造技術上の理由から、支持継目
板が、掛け金受入れ部及び導入滑り片を持つ掛け金板と共に、座部分に固定的に
結合されていると、有利である。後方揺動運動の終りに、一方では掛け金受入れ
部に対する掛け金ピンの確実な対応が可能であり、他方では、座部分に対する回
転継目板の3点締付けが可能になるようにするため、掛け金板が、掛け金受入れ
部より下に、回転継目板用ストツパ及びこの回転継目板に結合されて第1の回転
軸線を含む金具部分を持っていると有利である。
【0008】 本発明の実施例が図面に示されており、以下に詳細に説明される。
【0009】 図1Aには、座部分10及び背もたれ11を持つ車両座席が示され、座部分1
0に調節金具12を介して取付けられる背もたれ11は、座席利用者が腰をおろ
し得るような傾斜位置にある。例えば座部分10の座枠に、2つの金具構成要素
13及び14から成る調節金具12が座席の縦側に取付けられている。金具構成
要素13により、座部分10に対する背もたれの傾斜位置が調節及び固定され、
このため例えばいわゆる「よろめき金具」が使用可能であり、このよろめき金具
は簡単な遊星歯車装置を含み、その背もたれ11に結合される金具部分は、第1
の回転軸線15の周りに自縛的に揺動する。座席の各縦側に設けられるこの第1
の金具構成要素13のそばに、第2の金具構成要素14が設けられて、座部分1
0の枠に固定される支持継目板16、及び継手18を介してこの支持継目板と共
に揺動可能な回転継目板17を持っている。下部範囲を曲げられたこの回転継目
板17は、座部分10に属する金具構成要素13の金具部分19に固定的に結合
されている。金具部分19及び回転継目板17は、座席利用者の座席使用位置で
、ストツパ受入れ部20を介して、掛け金板22のストツパピン25及びこの掛
け金板に分離可能に係合する掛け金ピン21に結合されている。掛け金板22は
、支持継目板16のはね返る取付け範囲23と共に、例えば座部分10の枠に固
定的に結合されている。支持継目板16と回転継目板17を互いに結合する継手
18は、金具構成要素14の外部の第2の回転軸線24を持ち、この回転軸線2
4の周りに、回転継目板17が、調節位置に留まる第1の金具構成部分14と共
に、背もたれ11と一緒に揺動されて、背もたれ11が図1Bからわかるように
テーブル機能位置へ達することができる。
【0010】 図1ないし図5からわかる調節金具では、この第2の外部回転軸線24は、図
1Aからわかる座席使用位置で、金具構成要素13の回転軸線15より上に間隔
をおいて存在し、この間隔は、背もたれ11が図1Bからわかるテーブル機能位
置へ移行する際、座部分10のクツシヨンと背もたれ11のクツシヨンがテーブ
ル機能位置へ有害な影響を及ぼさないように選ばれている。
【0011】 座席利用者が腰をおろすのを可能にする使用位置に背もたれを拘束するために
、金具部分19に固定的に結合される回転継目板17は、金具部分19と同様に
、片側にストツパ受入れ部20を持ち、掛け金板22に固定されるストツパピン
25は、このストツパ受入れ部25により一部包囲されることができる。ストツ
パ受入れ部25とは反対の側で、回転継目板17及びそれに結合される金具部分
19にブシユ26が固定的に結合され、このブシユ26内に掛け金ピン21がそ
の案内部分28を軸線方向移動可能に支持されている。案内部分28には掛け金
ピン21の阻止部分29が続いて、掛け金板22の掛け金受入れ部30へ係合す
ることができる。掛け金ピン21の案内部分28は、圧縮ばね32の受入れに役
立つ中空円筒状凹所31を持っている。この圧縮ばね32は、一端をブシユ26
の底に支持され、掛け金ピン21に対して阻止方向に作用している。図7及び図
8B〜図11B及び図12から最もよくわかるように、掛け金ピン21にある阻
止部分29の周囲は、約180°の部分範囲33にわたって一定の半径を持ち、
この範囲33に約90°の周範囲34が続き、この周範囲34において支持曲線
35が延び、この支持曲線35は、一定の半径から始まって、掛け金ピン21の
中心36に対して連続的に小さくなる半径方向間隔を持ち、少なくとも1つの平
らな範囲37へ移行している。支持曲線35は対数らせんとして有利に構成され
、平らな範囲37は屋根状に突き合さる2つの平らな部分範囲38及び39から
成っている。掛け金ピン21の阻止部分29は、阻止の場合、別の円形周範囲に
わたって掛け金ピン21の直径より大きい直径を持つ掛け金受入れ部30により
包囲される。掛け金受入れ部30のこの広い円形周範囲は、傾斜した面内に延び
る支持面40によって中断され、90°の角をなして延びるこの傾斜面の法線は
、座部分10の前面に対して斜めに下方へ向いている。
【0012】 座部分10に対して金具構成要素14の遊びのない締付けを可能にできるよう
にするため、掛け金板22にある支持面40に対して掛け金ピン21の阻止部分
29の回転の結果として支持曲線の追従が必要である。この理由から、図3,図
10A及び図11Aからわかるように、図示した実施例では、ブシユ26は直径
上で対向してねじ状に延びる2つのリンクスリツト41を持っている。リンクス
リツト41は、ブシユ26の円筒周範囲にあるねじ状スリツトによりそれぞれ形
成されている。滑り片42として作用する案内ピン43がこのリンクスリツト4
1に係合し、図3及び図9Aから最もよくわかるように、外方へ突出している。
ブシユ26は、同様に軸線方向に上昇するように延びる案内溝41を持つ釈放ス
リーブ44により包囲され、ブシユ26のリンクスリツトから突出する案内ピン
43が案内溝45の中へ突出している。釈放スリーブ44の回転運動中に、圧縮
ばね32の作用のため釈放スリーブ44が常に回転継目板17に接しているのを
保証するため、案内溝45も上昇する推移を持っているが、この推移の勾配はブ
シユ26のリンクスリツト41を形成するスリツトの勾配より著しく大きい。釈
放スリーブ44はその周囲に結合カム47を持ち、このカム47が例えばボーデ
ンケーブルの形の引張り部材の作用点として用いられる。
【0013】 背もたれ11の後方揺動運動の際ブシユ26及び金具部分19から突出する掛
け金ピン21の阻止部分29を釈放スリーブ44の操作なしに自動的に押し戻す
ことができるようにするため、掛け金板22が、突起の折り曲げにより形成され
る導入滑り片48を持ち、この導入滑り片48が掛け金ピン21の揺動経路の中
へ突出し、その金具部分19へ向いた側に斜面49を形成し、この斜面49によ
り掛け金ピン21が、後方揺動運動の最後の段階で、圧縮ばね32の力に抗して
ブシユ26内へ押し戻される。鎖錠位置へ金具構成要素14が戻される際、掛け
金板22にあるストツパ50が掛け金ピン21より下にあり、回転継目板17及
び金具部分19の下側がこのストツパ50に接する。このストツパ50及びスト
ツパピン25は、鎖錠の場合、掛け金ピン21の阻止部分29により現われる掛
け金力の反力を受止め、これが図7に記入した矢印により示されている。従って
鎖錠の場合、遊びのない確実な3点支持が得られる。
【0014】 鎖錠機能を説明するため、図8A及び図8Bから出発するが、これらの図には
、掛け金ピン21がそれに作用する圧縮ばね32の力に完全に抗してブシユ26
へ完全に引込められ、従ってその端面が金具部分19の外面から突出していない
ことが示されている。この状態で掛け金ピン21は、釈放スリーブ44により移
されている。この解釈位置は図8A及び図8Bからわかる。
【0015】 さて釈放スリーブ44が釈放されると、圧縮ばね32を介して掛け金ピン21
が図9A及び図9Bに示す位置へ移されて、掛け金板22の掛け金受入れ部30
へ入り込む。掛け金ピン21は、その案内ピン43を介してリンクスリツト41
により図9Bに示す位置へ回されるが、掛け金ピン21の阻止部分29と掛け金
受入れブ30との間には、特に図9Bからわかるようにまだ全面の遊びが存在す
る。しかし圧縮ばね32が更にその押圧力を現わして、掛け金ピン21を更に軸
線方向に移動させると、掛け金ピン21が、リンクスリツト41及びこれに係合
する案内ピン43のため時計方向へ同時に回るので、図10Bからわかるように
、結局支持曲線35が掛け金受入れ部30の支持面40に接するに至る。この状
態で、金具構成要素14の荷重を受ける阻止が、支持枠に結合される掛け金板2
2の所で行われる。
【0016】 図11A及び図11Bでも、図10A及び図10Bからわかる締付け状態が与
えられるが、この締付け状態では、掛け金受入れ部30の異なる公差状態のため
、図10Bに示す位置に対して、掛け金ピン21が更に前方へ押出されている。
【0017】 既に述べたように、図示されかつ前述された実施例は、本発明を例示的にのみ
示す。
【0018】 符号リスト 10 座部分 11 背もたれ 12 調節金具 13 金具構成要素 14 金具構成要素 15 第1の回転軸線 16 支持継目板 17 回転継目板 18 継手 19 金具部分 20 ストツパ受入れ部 21 掛け金ピン 22 掛け金板 23 取付け範囲 24 第2の回転軸線 25 ストツパピン 26 ブシユ 28 21にある案内部分 29 21にある阻止部分 30 掛け金受入れ部 31 28にある凹所 32 圧縮ばね 33 29にある部分範囲 34 29にある周範囲 35 29にある支持曲線 36 21の中心 37 29にある平らな範囲 38 37の部分平面 39 37の部分平面 40 30の支持面 41 26のリンクスリツト 42 28の滑り片 43 案内ピン 44 釈放スリーブ 45 44の案内溝 47 44にある結合カム 48 22にある斜面 49 48にある斜面 50 22にあるストツパ
【図面の簡単な説明】
【図1A】 座部分と背もたれとの間に設けられる本発明による調節金具を持つ座席を概略
図で示し、背もたれが座席利用者の使用位置にある。
【図1B】 図1Aからわかる座席を概略側面図で示し、背もたれがテーブル位置へ前方揺
動されている。
【図2】 本発明による調節金具を斜め後方から見た透視図で示す。
【図3】 図2と同じように示された調節金具を同様に透視図で示すが、支持継目板及び
釈放スリーブは取外されている。
【図4】 図2からわかる調節金具を外側の側面図で示す。
【図5】 図4からわかる調節金具を外側の正面図で示す。
【図6】 図4からわかる調節金具を図4のVI−VI線による断面図で示す。
【図7】 図4に示された調節金具を内側の側面図で示す。
【図8A】 図1Aからわかる位置にある調節金具の掛け金ピンを受入れる範囲を断面図で
示すが、掛け金ピンは解錠位置で示されている。
【図8B】 調節金具の図8Aからわかる鎖錠範囲を内側から見た図で示す。
【図9A】 鎖錠範囲の図8Aからわかる断面図を示し、掛け金ピンが掛け金受入れ部へ引
込まれた位置で示されている。
【図9B】 図9Aからわかる鎖錠位置を調節金具内側から見た図で示す。
【図10A】 図8Aからわかりかつ断面で示される調節金具の鎖錠位置を示し、遊びのない
位置が生じる程度に、掛け金ピンが掛け金受入れ部に位置している。
【図10B】 図10Aにおいて掛け金受入れ部内にある掛け金ピンを調節金具の側面図で示
す。
【図11A】 図10Aと同様に断面図で示される鎖錠範囲を示し、掛け金ピンが公差を補償
して遊びのない回転位置にある。
【図11B】 図11Aに示されている掛け金ピンを調節金具の内側から見た側面図で示す。
【図12】 図10からわかるように遊びをなくす位置で掛け金受入れ部内に設けられる掛
け金ピンを図10Bに対して拡大された図で示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラブウイー, コーネル ドイツ連邦共和国 51399 ブールシヤイ ト・アドルフ−ユルピング−シユトラーセ 2 Fターム(参考) 3B087 BD01 BD03 DA07 3B099 AA05 BA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両座席の背もたれ用調節金具であって、調節装置により場
    合によっては傾斜位置を第1の回転軸線の周りに調節及び固定可能な背もたれが
    、第1の回転軸線に対して間隔をおいて設けられる第2の外部回転軸線の周りに
    前方及び後方傾斜可能であり、座席に固定的に設けられる掛け金受入れ部へ分離
    可能に係合しかつ一緒に傾斜する回転継目板に軸線方向移動可能に保持されて阻
    止方向にばねの作用を受ける掛け金ピンにより、後方傾斜位置で掛け金受入れ部
    に固定され、座席に固定的に設けられるストツパピンに、ストツパ受入れ部によ
    り支持されているものにおいて、 軸線方向に移動可能な掛け金ピン(21)が、案内部分(28)及び阻止部分
    (29)を持ち、その案内部分(28)において軸線方向案内のほかに制御され
    る回転運動も行い、それにより、阻止部分(29)にあって半径方向に変化する
    支持曲線(35)が、掛け金受入れ部(30)の平らな支持面(40)に遊びを
    なくして支持可能であることを特徴とする、車両座席特に自動車座席の背もたれ
    用調節金具。
  2. 【請求項2】 掛け金ピン(21)の阻止部分(29)が、180°の部分
    範囲(33)にわたって一定の半径で延びる周囲を持ち、この部分範囲(33)
    に90°の周範囲が続き、一定の半径から始まって、掛け金ピン(21)の中心
    (36)に対して連続的に小さくなる半径方向間隔を持つ支持曲線(35)がこ
    の90°の周範囲内に伸び、かつ一定半径を持つ部分範囲(33)に続く少なく
    とも1つの平面範囲(37)へ移行し、掛け金受入れ部(30)が、円形周範囲
    のほかに、支持曲線(35)に接触可能な支持面(44)を持っていることを特
    徴とする、請求項1に記載の調節金具。
  3. 【請求項3】 掛け金ピン(21)の案内部分(28)が、回転継目板(1
    7)に固定されるブシユ(26)内に軸線方向移動可能に設けられ、少なくとも
    1つの滑り片(42)によりブシユ(26)のねじ状に延びるリンクスリツト(
    41)に係合していることを特徴とする、請求項2に記載の調節金具。
  4. 【請求項4】 ブシユ(26)が、軸線方向に上昇するように延びる案内溝
    (45)を持つ釈放スリーブ(44)により包囲され、この案内溝(45)の勾
    配が、ブシユ(26)にあってねじ状に延びるリンクスリツト(41)の勾配よ
    り大きく、このリンクスリツト(41)を滑り片(42)が貫通し、かつ釈放ス
    リーブ(44)の案内溝(45)に係合していることを特徴とする、請求項3に
    記載の調節金具。
  5. 【請求項5】 リンクスリツト(41)及び案内溝(45)が、ブシユ(2
    6)及び釈放スリーブ(44)の直径上で対向する個所に設けられ、滑り片(4
    2)が、掛け金ピン(21)の案内部分(28)に設けられかつリンク溝(41
    )を貫通して案内溝(45)内へ突出する案内ピン(43)により形成されてい
    ることを特徴とする、請求項3又は4に記載の調節金具。
  6. 【請求項6】 釈放スリーブ(44)が、回転運動を釈放スリーブ(44)
    へ導入するボーデンケーブルのような引張り手段を取付けるための結合カム(4
    7)を持っていることを特徴とする、請求項4又は5に記載の調節金具。
  7. 【請求項7】 座席にある掛け金ピン(21)の揺動経路内へ、斜面(49
    )を備えた導入滑り片(48)が突出していることを特徴とする、請求項1〜6
    の1つに記載の調節金具。
  8. 【請求項8】 支持継目板(16)が、掛け金受入れ部(20)及び導入滑
    り片(48)を持つ掛け金板(22)と共に、座部分に固定的に結合されている
    ことを特徴とする、請求項1〜7の1つに記載の調節金具。
  9. 【請求項9】 掛け金板(22)が、掛け金受入れ部(30)より下に、回
    転継目板(17)用ストツパ(50)及びこの回転継目板に結合されて第1の回
    転軸線(15)を含む金具部分(19)を持っていることを特徴とする、請求項
    8に記載の調節金具。
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