JP2003511609A - 燃料噴射弁における流量を調整する方法 - Google Patents

燃料噴射弁における流量を調整する方法

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JP2003511609A JP2001528328A JP2001528328A JP2003511609A JP 2003511609 A JP2003511609 A JP 2003511609A JP 2001528328 A JP2001528328 A JP 2001528328A JP 2001528328 A JP2001528328 A JP 2001528328A JP 2003511609 A JP2003511609 A JP 2003511609A
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02M61/18Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
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Abstract

(57)【要約】 励磁可能な作動エレメントと、弁縦軸線に沿って軸方向に可動であって開弁及び閉弁のために弁座エレメント(26)に形成された固定弁座と協働する弁閉鎖部材と、前記固定弁座の下流側に配置された多層式もしくは多板式の穴あき円板(30)とを備えた形式の燃料噴射弁における流量を調整する方法は本発明によれば、第1の方法上の段階で、開弁した燃料噴射弁から放出される燃料量を計測し、第2の方法上の段階で穴あき円板(30)の下位ボトム層(62)を、弁座の方に向かって、該ボトム層の上位に位置する層(61)の自由流動横断面内へ変形加工し、これによって放出実際値量が設定目標値量に合致するまで、前記穴あき円板(30)内部の自由流動横断面を変化させることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野: 本発明は、独立請求項に発明の上位概念として規定したように、励磁可能な作
動エレメントと、弁縦軸線に沿って軸方向に可動であって開弁及び閉弁のために
弁座エレメントに形成された固定弁座と協働する弁閉鎖部材と、前記固定弁座の
下流側に配置された多層形もしくは多板形の穴あき円板とを備えた形式の燃料噴
射弁における流量を調整する方法に関する。
【0002】 背景技術: 燃料噴射弁の、定常的な開弁状態中に噴出される静的な燃料量を調整する方法
はドイツ連邦共和国特許第40 25 945号明細書に基づいてすでに公知にな
っている。その場合先ず燃料噴射弁の開弁時に、燃料放出量が測定される。次い
で、少なくとも2つの配量オリフィスを有していて弁座の下流側に配置された穴
あき円板の位置を変化させ、これによって個々の配量オリフィスの自由流動横断
面を変化させる。この穴あき円板の位置シフトは、放出実際値量を設定した目標
値量に合致するまで行われる。次いでこの合致した位置で穴あき円板は固定的に
位置決めされる。
【0003】 更にまた、燃料噴射弁において少なくとも1つの旋動通路を変形することがド
イツ連邦共和国特許出願公開第2 045 596号明細書に基づいて公知になっ
ている。弁座体に設けられた旋動通路内の流量が設定目標値に達するまで、該旋
動通路の通過横断面が変形によって連続的に縮小される。この変形は、下流方向
にノズル体内へ挿入されるプレスポンチを用いて行われる。プレスポンチの回動
によって、弁座における旋動通路の横断面が減少される。
【0004】 多板形の穴あき円板を有する燃料噴射弁は米国特許第5,570,841号明
細書に基づいてすでに公知である。その場合、この円板形の付属霧化器の1つの
円板は、噴出すべき燃料に旋動流を発生させる輪郭を有している。穴あき円板を
通る燃料の通流量もしくは流量は、個々の旋動通路の横断面によって規定されて
おり、かつ変化させることはできない。
【0005】 燃料噴射弁用の穴あき円板を製作する方法は、ドイツ連邦共和国特許出願公開
第197 24 075号明細書に基づいてすでに公知である。これは所謂「成層
薄板形の」穴あき円板であり、この場合少なくとも2層の層薄板が互いに成層さ
れる。このような穴あき円板の各層薄板は異なった幾何学形状のオリフィスを有
し、しかも該オリフィスは、層薄板を相互に重ね合わせる前にすでに穿設される
。該オリフィスの横断面はこの場合も燃料通流量を固定的に確定しており、後に
なって変更することはできない。
【0006】 発明の開示: 独立請求項の特徴部に記載した本発明の構成手段、つまり第1の方法上の段階
で、開弁した燃料噴射弁から放出される燃料量を計測し、第2の方法上の段階で
穴あき円板の下位ボトム層を、弁座の方に向かって、該ボトム層の上位に位置す
る層の自由流動横断面内へ変形加工し、これによって放出実際値量が設定目標値
量に合致するまで、前記穴あき円板内部の自由流動横断面を変化させるようにし
た燃料噴射弁の流量を調整する本発明の方法は、燃料噴射弁が組立済みであって
も単純かつ簡便な方式で、多層式もしくは多板式の穴あき円板のオリフィス横断
面を変更することができ、これによって、このような形式の穴あき円板を備えた
燃料噴射弁においても極めて簡便に、放出すべき流量を調整できるという利点を
有している。
【0007】 独立請求項に記載した方法の有利な実施形態及び改良は、従属請求項に記載し
た手段によって容易に達成することができる。
【0008】 穴あき円板は、旋動円板、特にいわゆる成層薄板形の旋動円板として構成する
のが特に有利であり、しかも該穴あき円板の少なくとも1つの中位層は、複数の
旋動通路と1つの旋動室とを備えた開口輪郭を有している。理想的には、穴あき
円板による流量調整は、穴あき円板の下位ボトム層の変形加工を少なくとも1つ
の旋動通路の領域で行い、こうして少なくとも1つの旋動通路の自由流動横断面
内へボトム層材料をシフトする(押し込む)ようにして行われる。変形加工工具
の複数の変形加工ポンチを用いて、複数の旋動通路の自由流動横断面を同時に変
更するのが有利である。
【0009】 穴あき円板を通流する燃料の流量計測を、変形加工プロセス中に直接実施する
のが特に有利である。これによって流量を調整するために要する消費時間が最小
限に削減される。
【0010】 穴あき円板の下位ボトム層に変形加工を施すためには、穴あき円板受容部とし
ての1つの固定工具部分と、変形加工ポンチの形の1つの可動工具部分とから成
る変形加工工具を使用するのが有利である。
【0011】 図面: 次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。図1は、本発明により変形可
能な穴あき円版を備えた燃料噴射弁の1実施例の縦断面図であり、図2は、1つ
の穴あき円板の平面図であり、図3は、図2のIII−III断面線に沿った穴
あき円板の断面図であり、図4は、1つの穴あき円板の旋動通路領域を変形工具
と共に示した概略断面図である。
【0012】 発明を実施するための最良の形態: 図1に混合気圧縮型火花点火式内燃機関の燃料噴射装置用の燃料噴射弁の形態
で例示した電磁作動弁は、電磁コイル1によって少なくとも部分的に包囲された
、電磁回路のインナー極として役立つ管状の、ほぼ中空円筒形のコア2を有して
いる。該燃料噴射弁は、内燃機関の燃焼室内へ燃料を直接噴射するための高圧噴
射弁として特に適している。
【0013】 プラスチック製の例えば段付きのコイル巻枠3が電磁コイル1の巻線を装備し
ており、かつ該コイル巻枠3は前記コア2及び、電磁コイル1によって部分的に
包囲されたL形横断面のリング状の非磁性中間部分4と相俟って、燃料噴射弁の
電磁コイル領域を格別コンパクトかつ短く構成することを可能にする。
【0014】 前記コア2内には、弁縦軸線8に沿って延在する1つの貫通する縦孔7が設け
られている。電磁回路のコア2は、燃料入口接続管片としても役立ち、この場合
縦孔7は燃料流入通路を形成している。電磁コイル1の上位で、金属質(例えば
フェライト質)の外側ケーシング部分14がコア2と固着結合されており、該ケ
ーシング部分はアウター極もしくは外側導体エレメントとして電磁回路を閉じて
おり、かつ電磁コイル1を少なくとも周方向では完全に包囲している。コア2の
縦孔7内には流入側で燃料フィルタ15が設けられており、該燃料フィルタは、
不純物の大きさに基づいて燃料噴射弁の詰まりや損傷の原因になるような燃料成
分を濾過して除去するためのものである。
【0015】 コア2は外側ケーシング部分14と相俟って、燃料噴射弁の流入側端部を形成
している。上位の外側ケーシング部分14には、下位の管状ケーシング部分18
が密に固着接続しており、該管状ケーシング部分は、例えば磁極子19と棒状の
弁ニードル20とから成る軸方向に可動の弁部分及び長く延びた弁座支持体21
を包囲もしくは受容している。前記の管状ケーシング部分18と弁座支持体21
との間の封止は、例えばシールリング22によって行われる。弁座支持体21は
その軸方向の全長にわたって、弁縦軸線8に対して同心的に延在する内側貫通孔
24を有している。
【0016】 燃料噴射弁全体の下流側閉鎖部を同時に形成する下端部25によって前記弁座
支持体21は、前記内側貫通孔24内に嵌合された円板形の弁座エレメント26
を包囲しており、該弁座エレメントは、下流方向に截頭円錐形状に先細になる弁
座面27を有している。内側貫通孔24内には、ほぼ円形横断面を有する例えば
棒状の弁ニードル20が配置されており、該弁ニードルはその下流側端部に弁閉
鎖区分28を有している。例えば円錐状に先細になるこの弁閉鎖区分28は、公
知のように、弁座エレメント26内に設けられた弁座面27と協働する。該弁座
面27の下流側で弁座エレメント26に続いて1つの穴あき円板30が配置され
ており、該穴あき円板は、互いに成層された複数の金属層もしくは多層薄板から
成っている。この形式の穴あき円板30の場合、成層薄板形の穴あき円板とも呼
ばれ、その製造は、例えば前掲のドイツ連邦共和国特許出願公開第197 24
075号明細書に記載された方式で行うことができる。
【0017】 燃料噴射弁の作動は公知の方式で、つまり電磁式に行われる。弁ニードル20
を軸方向に運動させ、ひいては、コア2の縦孔7内に配置した戻しばね33のば
ね力に抗して燃料噴射弁を開弁もしくは閉弁するため、電磁コイル1、コア2、
外側ケーシング部分14、管状ケーシング部分18及び磁極子19から成る電磁
回路が使用される。磁極子19は、弁閉鎖区分28から離反した方の弁ニードル
20の端部に、例えばシーム溶接継手によって接合されており、かつコア2に対
して軸整合されている。磁極子19による弁ニードルの軸方向運動中に弁縦軸線
8に沿って弁ニードル20を案内するために、弁座支持体21内で磁極子19寄
り端部に設けた案内孔34が役立てられる一方、弁座エレメント26の上流側に
配置した、寸法の精確な案内孔36を有する円板形の案内エレメント35が役立
てられる。
【0018】 電磁回路に代えて、比肩可能な燃料噴射弁における例えば圧電スタックのよう
な励磁可能な別のアクチュエータを使用することも可能であり、或いは軸方向に
可動な弁部分の作動を、液圧又はサーボ圧によって行うことも可能である。
【0019】 弁ニードル20のストロークは、弁座エレメント26の組付け位置によって設
定される。弁ニードル20の一方の終端位置は、電磁コイル1を励磁しない状態
で、弁閉鎖区分28が弁座エレメント26の弁座面27に当接することによって
確定されているのに対して、弁ニードル20の他方の終端位置は、電磁コイル1
の励磁状態で、磁極子19がコア2の下流側端面に当接することによって生じる
。最後に述べた当接域における構成部分の表面には例えばクロムメッキが施され
ている。
【0020】 電磁コイル1の電気的な接点接触、ひいては該電磁コイルの励磁は、接点素子
43を介して行われ、該接点素子はコイル巻枠3の外側で更にプラスチック外装
成形体44に埋め込まれている。該プラスチック外装成形体44は、燃料噴射弁
のその他の構成部分(例えば外側ケーシング部分14及び管状ケーシング部分1
8の上に被さって延びることもできる。プラスチック外装成形体44から、電気
的な接続ケーブル45が延びており、該接続ケーブルを介して電磁コイル1への
給電が行われる。プラスチック外装成形体44は、この領域で中断された上位の
ケーシング部分14を通って突出している。
【0021】 弁座面27の下流側で弁座エレメント26内に出口オリフィス53が穿設され
ており、該出口オリフィスを通って、開弁時に弁座面27に沿って流れる燃料が
通流し、次いで、特に旋動円板として形成された穴あき円板30内へ流入する。
該穴あき円板30は例えば、円板形の保持エレメント55の凹設部54内に配置
されており、しかも前記保持エレメント55は例えば溶接又は接着によって、或
いはかしめ加工によって、弁座支持体21と固着結合されている。図1に示した
穴あき円板30の固定態様は略示したにすぎず、多種多様の固定態様の内の1つ
を示したにすぎない。保持エレメント55内には、前記凹設部54の下流側で1
つの出口中心開口56が形成されており、該出口中心開口を通って、今や燃料は
旋動運動しつつ燃料噴射弁から進出する。前記穴あき円板30は、燃料噴射弁の
収容開口内に、例えば保持エレメント55の凹設部54内又は弁座支持体21の
1つの開口内に、僅かな遊びをもってぴったり嵌合できるような外径を有してい
る。
【0022】 図2には、3枚の成層薄板から成る穴あき円板30が平面図で図示されており
、また図3には、図2のIII−III断面線に沿った断面図が図示されている
。穴あき円板30が例えば3枚の薄層板を重ね合わせて形成する場合、例えば前
掲のドイツ連邦共和国特許出願公開第197 24 075号明細書に基づいて公
知のように、前記薄層板は、穴あき円板製造時に大きな薄層板から切り出される
。穴あき円板30の3枚の薄層板は、その機能に即してカバー層60、旋動流発
生層61及びボトム層62と表示される。図2及び図3に基づいて容易に判るよ
うに、上位のカバー層60は、その下に続く中位及び下位の層61,62よりも
小さな外径をもって形成されている。このようにして燃料が、カバー層60の外
側に沿って流れて、中位の旋動流発生層61に設けられた例えば8つの旋動通路
66の外側入口域65内へ妨げ無く流入することが保証されている。このような
穴あき円板30は、2層に、或いは3層以上に製作することもできる。
【0023】 カバー層60が単純な金属薄板として構成されているのに対して、旋動流発生
層61では、該旋動流発生層61の軸方向肉厚全体にわたって延びる複雑なオリ
フィス輪郭が設けられている。中位の旋動流発生層61のオリフィス輪郭は、内
側の1つの旋動室68と、該旋動室68へ開口する多数の旋動通路66とによっ
て形成される。旋動通路66は例えば旋動室68へ接線方向に開口する。該旋動
室68がカバー層60によって完全に被覆されているのに対して、旋動通路66
は部分的に被覆して設けられているにすぎない。それというのは旋動室68から
離反した方の外端部が、外側で上向きに開いた入口域65を形成しているからで
ある。旋動室68内への旋動通路66の接線方向合流によって、燃料は顕著に角
運動量(回転インパルス)を得ることになり、該角運動量は、下位ボトム層62
の円形の出口中心開口69においても維持される。該出口中心開口69の直径は
例えばその直ぐ上位に位置する旋動室68の開口内法幅よりも著しく小さい。こ
れによって旋動室68内で発生された旋動強度が増強される。遠心力によって燃
料は、中空円錐形状に噴出される。
【0024】 燃料噴射弁ににおける穴あき円板の流量を調整する本発明の方法を適用する場
合、図2及び図3に示した穴あき円板30とは異なった、旋動霧化円板の形の穴
あき円板が適している。図4には穴あき円板30の旋動通路66の領域が概略的
に、しかも該旋動通路66の縦延在方向に対して垂直に延びる1切断平面で図示
されている。図4では穴あき円板30に1つの変形加工工具71が係合しており
、該変形加工工具は、例えば穴あき円板受容部72としての1つの固定工具部分
と、変形加工ポンチ73の形の1つの可動工具部分とから成っている。穴あき円
板受容部72は、穴あき円板30の変形加工を万一必要とする場合に、該穴あき
円板30を弁座エレメント26と相俟って安全かつ確実に緊締する役目を果たす
。穴あき円板30の支持作用以外に、穴あき円板受容部72としての固定工具部
分は、少なくとも1つの変形加工ポンチ73のポンチ案内機能も果たす。理想的
には変形加工工具71は、旋動通路66の数に等しい個数の変形加工ポンチ73
を設け、必要に応じて全ての旋動通路66の横断面を同時に変化できるように円
形状又は円環状に成形される。
【0025】 燃料噴射弁の組立後、特に穴あき円板30を噴出側弁端部に組付けた後、本発
明による流量調整法の第1段階において、開弁した燃料噴射弁が単位時間当りに
放出する燃料量が、出口中心開口56の後方に配置された測定容器(図示せず)
によって計測される。放出された実際値量が、燃料の所期の設定目標値量と合致
しない場合には、本発明の方法の第2段階において、変形加工工具71が、穴あ
き円板30の下位ボトム層62に達するまで設置される。次いで少なくとも1つ
の変形加工ポンチ73が前記ボトム層62に作用し、これによって、穴あき円板
30の内部に存在するオリフィス横断面(ここでは少なくとも1つの旋動通路6
6)の方向に向かって前記ボトム層62の変形加工及び材料シフトが達成される
。このようにして、穴あき円板30の、選択された複数の旋動通路66のオリフ
ィス横断面又は全ての旋動通路66のオリフィス横断面が極めて簡便に変化させ
られ、かつ該旋動通路を通流する流量が調整される。前記ボトム層62の変形加
工は、個々の又は全ての旋動通路66から放出される実際値量が設定目標値量に
等しくなるまで行われる。その場合の流量測定は、変形加工プロセス中に直接実
施することができる。ボトム層62の塑性変形を終了した後、前記変形加工工具
71は穴あき円板30から再び取り外される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により変形可能な穴あき円版を備えた燃料噴射弁の1実施例の縦断面図
である。
【図2】 1つの穴あき円板の平面図である。
【図3】 図2のIII−III断面線に沿った穴あき円板の断面図である。
【図4】 1つの穴あき円板の旋動通路領域を変形工具と共に示した概略断面図である。
【符号の説明】
1 電磁コイル、 2 コア、 3 コイル巻枠、 4 非磁性中間
部分、 7 縦孔、 8 弁縦軸線、 14 外側ケーシング部分、 1
5 燃料フィルタ、 18 管状ケーシング部分、 19 磁極子、 2
0 弁ニードル、 21 弁座支持体、 22 シールリング、 24
内側貫通孔、 25 下端部、 26 弁座エレメント、 27 弁座
面、 28 弁閉鎖区分、 30 穴あき円板、 34 案内孔、 35
案内エレメント、 36 案内孔、 43 接点素子、 44 プラ
スチック外装成形体、 45 接続ケーブル、 53 出口オリフィス、
54 凹設部、 55 保持エレメント、 56 出口中心開口、 60
カバー層、 61 旋動流発生層、 62 ボトム層、 65 入口
域、 66 旋動通路、 68 旋動室、 69 出口中心開口、 71
変形加工工具、 72 穴あき円板受容部、 73 変形加工ポンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 65/00 306 F02M 65/00 306Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁可能な作動エレメント(1,2,19)と、弁縦軸線(
    8)に沿って軸方向に可動であって開弁及び閉弁のために弁座エレメント(26
    )に形成された固定弁座(27)と協働する弁閉鎖部材(20,28)と、前記
    固定弁座(27)の下流側に配置された多層式もしくは多板式の穴あき円板(3
    0)とを備えた形式の燃料噴射弁における流量を調整する方法において、第1の
    方法上の段階で、開弁した燃料噴射弁から放出される燃料量を計測し、第2の方
    法上の段階で穴あき円板(30)の下位ボトム層(62)を、弁座(27)の方
    に向かって、該ボトム層の上位に位置する層(61)の自由流動横断面内へ変形
    加工し、これによって放出実際値量が設定目標値量に合致するまで、前記穴あき
    円板(30)内部の自由流動横断面を変化させることを特徴とする、燃料噴射弁
    における流量を調整する方法。
  2. 【請求項2】 変形加工を施すべき穴あき円板(30)が、少なくとも2層
    の金属層もしくは金属円板(60,61,62)を有している、請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 穴あき円板(30)が、3層の互いに上下に成層されている
    金属薄板層(60,61,62)から成っている、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 穴あき円板(30)の下位ボトム層(62)が1つの出口中
    心開口(69)を有し、かつ、上流方向で直ぐ上位に位置する層が、少なくとも
    1つの旋動通路(66)を有する旋動流発生層(61)として形成されている、
    請求項2又は3記載の方法。
  5. 【請求項5】 旋動流発生層(61)の全周にわたって複数の旋動通路(6
    6)が設けられている、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 下位ボトム層(62)の変形加工を少なくとも1つの旋動通
    路(66)の領域で行い、こうして少なくとも1つの該旋動通路(66)の自由
    流動横断面内への前記ボトム層(62)の材料シフトを実現する、請求項4又は
    5記載の方法。
  7. 【請求項7】 穴あき円板(30)を通流する燃料の流量計測を、変形加工
    プロセス中に直接実施する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 穴あき円板(30)の下位ボトム層(62)に変形加工を施
    すために、穴あき円板受容部(72)としての1つの固定工具部分と、変形加工
    ポンチ(73)の形の1つの可動工具部分とから成る変形加工工具(71)を使
    用する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 穴あき円板(30)の種々の部位で下位ボトム層(62)の
    変形加工を同時に可能にする複数の変形加工ポンチ(73)を設けている、請求
    項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 複数の変形加工ポンチ(73)によって、複数の旋動通路
    (66)の自由流動横断面を同時的に変化させる、請求項8記載の方法。
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