JPH09273458A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JPH09273458A
JPH09273458A JP8110202A JP11020296A JPH09273458A JP H09273458 A JPH09273458 A JP H09273458A JP 8110202 A JP8110202 A JP 8110202A JP 11020296 A JP11020296 A JP 11020296A JP H09273458 A JPH09273458 A JP H09273458A
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智康 谷野
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幹弘 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブシートの先端にキャップを装着するこ
となく、正確な燃料フォームと流量精度を得るとともに
デポジットの付着しにくい電磁式燃料噴射弁を提供す
る。 【構成】 弁座孔9Dは、バルブシート9の内方に形成
される弁座9Bに連設され、先端A側に向かい底部9C
がバルブシート9の先端面9Aの近傍に達する袋孔状を
なす。計量孔9Jの長手軸心線Y−Yはバルブシート9
の長手軸心線X−XにE度傾斜し、バルブシート9の先
端面9Aから弁座孔9Dの底部9Cに貫通する。バルブ
シート9の先端面9Aに開口する計量孔9Jの燃料流出
側の開口端9Lには、計量孔9Jの長手軸心線Y−Yに
直交し、先端面9Aより後端B側に向かって凹設される
傾斜面9Hが形成される。計量孔9Jは、傾斜面9Hに
直交し、弁座孔9Dの底部9Cに貫通して穿設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の内燃機関用
の燃料噴射装置に用いられる電磁式燃料噴射弁に関し、
そのうち特にバルブシートの弁座より下流側に計量孔を
備え、この計量孔によって噴出される燃料量が計量制御
される電磁式燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁式燃料噴射弁は、特開昭64
−36973号公報に示される。これによると、以下が
示される。バルブシートの内方に形成された弁座の下流
側に袋孔が形成され、この袋孔は底部によって閉塞され
る。この底部は、ニードル弁に面した内側の壁と、ニー
ドル弁とは逆の側の外側の壁とを備えるとともに内側の
壁と外側の壁とはともに平らに形成される。従ってこの
底部は小さな板小片の形状をなす。この底部には、上流
から下流に向かう噴孔が穿設されるもので、この噴孔の
長手軸心線は、燃料噴射弁の長手軸心線に傾斜して配置
される。一方、バルブシートの外周及び先端の外側の壁
には筒状のスリーブが一体的に配置されるもので、この
スリーブには噴孔に臨む流路が穿設され、この流路の下
方はスリーブの先端に開口する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の電磁式燃
料噴射弁によると次の問題を有する。(1)バルブシー
トの先端部にスリーブを配置する必要があり、これによ
ると部品点数の増加と組みつけ工数が増加し、製造コス
トを効果的に低減できない。このスリーブは、バルブシ
ートの先端の外側の壁に開口する噴孔の燃料流出側の開
口端が障害物に衝突して変形することを防止する為に必
要となるものである。仮に、このスリーブを廃止する
と、噴孔の燃料流出側の開口端は、直接バルブシートの
先端の外側の壁に開口するもので、電磁式燃料噴射弁の
搬送時、あるいは機関への組みつけ時において、この開
口端に障害物が衝突すると、開口端は変形する。そし
て、この開口端の変形によると、噴孔から噴出される燃
料フォームは乱れ、正確な流量精度を得ることができな
い。更に、噴孔の燃料流出側の開口端がバルブシートの
先端の外側の壁に直接開口することによると、カーボン
等のデポジットが開口端に付着し易いもので長期に渡っ
て安定した流量精度を得ることが困難なものである。
【0004】(2)平らに形成される内側の壁と外側の
壁とによって板小片の底部が形成され、この平らな壁に
向けて傾斜して噴孔を穿設することによると、次の問題
を有する。一般的に噴孔の直径は0.3ミリメートル程
度の極めて小径に形成される。そして、壁に対して極め
て小径のドリルを用いて噴孔の加工を行なうと、ドリル
の先端が壁に斜め方向から当接した際、ドリルは芯振れ
を生じる。これによると、噴孔の加工はじめ部分の孔形
状にバラツキを生じ、正確な燃料フォームと流量精度を
保持することが困難である。又、壁に開口する噴孔の横
断面形状は、ドリルが壁を斜め方向から貫通するので楕
円形状となり、これによると燃料フォームが不均一とな
って好ましいものでない。更に、ドリル径が小径であっ
て且つ斜め方向からの加工を行なうことによると、刃具
の寿命が著しく短くなり、生産効率が著しく阻害され
る。特に噴孔の傾斜角度が壁に沿って小さく傾斜する
と、その加工は不能となる恐れがある。
【0005】本発明になる電磁式燃料噴射弁は、上記不
具合に鑑み成されたもので、スリーブを廃止したことに
よっても、正確な燃料フォームと流量精度を得ることが
でき、更にデポジットが噴孔(計量孔)に付着すること
がなく長期に渡って安定した燃料フォームと流量精度を
維持しうる電磁式燃料噴射弁を提供することを第1の目
的とする。
【0006】又、本発明は、傾斜して穿設される噴孔
(計量孔)の加工を、高精度にして且つ均一に安定して
加工形成し、もって正確な燃料フォームと流量精度を得
ることのできる電磁式燃料噴射弁を提供することを第2
の目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明の電磁式燃料噴射弁
は、前記目的達成の為に、ハウジング内に配置された電
磁コイルへの通電によって可動コアが駆動され、可動コ
アと一体的に移動する弁体の弁部によりハウジングの先
端部に配置されたバルブシートの弁座を開閉制御し、弁
座の下流側にある計量孔より燃料を噴射する電磁式燃料
噴射弁において、バルブシートは、その先端面がバルブ
シートの長手軸心線X−Xに直交する平坦状に形成さ
れ、バルブシートの内方には、弁部によって開閉される
弁座と、弁座に連設されて先端A側に向かいその底部が
先端面の近傍に達する袋孔状の弁座孔と、弁座に連設さ
れ、バルブシートの後端に向かって開口するガイド孔
と、バルブシートの先端面から弁座孔の底部に向かって
貫通する計量孔とを備え、前記計量孔の長手軸心線は、
バルブシートの長手軸心線に対して傾斜して穿設される
とともに先端面に開口する計量孔の燃料流出側の開口端
には、計量孔の長手軸心線に直交し、先端面より後端側
に向かって凹設される傾斜面を形成し、前記計量孔を傾
斜面に直交して弁座孔の底部に向けて貫通したことを第
1の特徴とする。
【0008】又、本発明は、ハウジング内に配置された
電磁コイルへの通電によって可動コアが駆動され、可動
コアと一体的に移動する弁体の弁部によりハウジングの
先端部に配置されたバルブシートの弁座を開閉制御し、
弁座の下流側にある計量孔より燃料を噴射する電磁式燃
料噴射弁において、バルブシートの内方には、弁部によ
って開閉される弁座と、弁座に連設されて先端A側に向
かい、その先端に底部を有する袋孔状の弁座孔と、弁座
に連設され、バルブシートの後端に向かって開口するガ
イド孔と、バルブシートの先端から後端B側に向かい、
その後端に少なくとも弁座孔の底部とともに薄肉部を形
成する底部を備えた流路凹部と、流路凹部の底部から弁
座孔の底部に向かい薄肉部を貫通して穿設される計量孔
とを備え、前記計量孔の長手軸心線は、バルブシートの
長手軸心線に対して傾斜して穿設されるとともに流路凹
部の底部に開口する計量孔の燃料流出側の開口端には、
計量孔の長手軸心線に直交する傾斜面を形成し、前記計
量孔を傾斜面に直交して弁座孔の底部に向けて貫通した
ことを第2の特徴とする。
【0009】又、本発明は、前記第1及び第2の特徴に
加え、弁座孔の底部を、計量孔の長手軸心線に直交する
傾斜面となし、計量孔の燃料流入側の開口端を、傾斜面
をなす弁座孔の底部に直交して開口させたことを第3の
特徴とする。
【0010】第1の特徴によると、計量孔の燃料流出側
の開口端は、傾斜面に開口され、この傾斜面は、バルブ
シートの先端面より後端側に向かって凹設される。従っ
て計量孔の燃料流出側の開口端は直接バルブシートの先
端面に開口することがない。これによると、計量孔の燃
料流出側の開口端の変形は抑止され、正確な燃料フォー
ムと流量精度を得ることができ、更に開口端にデポジッ
トが付着することが抑止される。又、計量孔は傾斜面に
対して直交して穿設されるので、正確にして且つ均一な
計量孔を形成できる。
【0011】又、第2の特徴によると、計量孔の燃料流
出側の開口端は、流路凹部の底部に開口し、計量孔の燃
料流出側の開口端とバルブシートの先端との距離を第1
の特徴に比較して充分にとることができる。これによる
と、計量孔の燃料流出側の開口端の変形及び開口端にお
けるデポジットの付着をより一層効果的に抑止できる。
【0012】又、第3の特徴によると、計量孔のドリル
加工時において、計量孔の芯振れを更に減少することが
でき、計量孔をさらに高精度に加工することができる。
これによると、より一層正確にして且つ均一なる燃料フ
ォームと流量精度を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明になる電磁式燃料噴射弁の一実
施例について図により説明する。図1は電磁式燃料噴射
弁の縦断面図、図2は、図1中のバルブシートの先端部
分の要部拡大図である。尚、説明を容易にする為に、先
端Aとは図において下方をいい、後端Bとは、図におい
て上方をいう。1は、後端B側に底部1Aを有し、先端
1Bが開口する磁性材料によって有底筒状に形成された
ハウジングであり、底部1Aの中心から固定コアとして
の第1筒部1Cが先端A側に向かって突出するとともに
底部1Aの中心から流路部材としての第2筒部1Dが後
端B側に向かって突出する。第2筒部1Dの後端1Eか
ら第1筒部1Cの先端1Fに向けて流路1Gが貫通して
穿設される。第1筒部1C内の流路1Gにはインナーカ
ラー2が挿入配置され、第2筒部1D内の流路1Gには
ストレーナ3が配置される。流路1Gにあっては先端A
側にインナーカラー2が配置され、後端B側にストレー
ナ3が配置される。
【0014】4は、絶縁材料によって形成されたコイル
ボビンであり、その周囲に電磁コイル5が巻回され、そ
の後端の鍔部より後端B側に向かって電磁コイル5に接
続されたターミナル6が突出する。7は磁性材料によっ
て形成され、磁極片をなすドーナツ状のセットカラーで
ある。8は、後述する弁体の小径部に挿入されるバルブ
ストッパーであり外周から中心に向かって前記小径部の
直径よりやや大径を有する長溝8Aが穿設される。
【0015】9は、バルブシートであり、その先端面9
Aは、バルブシート9の長手軸心線X−Xに直交する平
坦状に形成される。バルブシート9の内方には、後述す
る弁体の弁部によって開閉される弁座9Bと、弁座9B
に連設されて先端A側に向かいその底部9Cがバルブシ
ート9の先端面9Aの近傍に達する袋孔状の弁座孔9D
と、弁座9Bに連設され、バルブシート9の後端9Eに
向かって開口するガイド孔9Fとにより形成される。前
記弁座孔9Dの底部9Cとバルブシート9の先端面9A
との間には薄肉部9Gが形成される。
【0016】9Hは、傾斜面であり、バルブシート9の
長手軸心線X−Xより側方にあって且つバルブシート9
の先端面9Aに凹設される。この傾斜面9Hは後述する
計量孔の長手軸心線Y−Yに直交する直交面をなすもの
で、バルブシート9の先端面9Aより後端B側に向かっ
て凹設される。(傾斜面9Hは先端面9Aより先端A側
に向かって突出しない。)図2における傾斜面9Hは座
グリ面として形成された。
【0017】9Jは、バルブシート9の先端面9A側の
傾斜面9Hから弁座孔9Dの底部9Cに向けて穿設され
る計量孔であり、この計量孔9Jの長手軸心線Y−Yと
バルブシート9の長手軸心線X−XとはE度傾斜する。
すなわち、計量孔9Jは、傾斜面9Hに直交するととも
にバルブシート9の長手軸心線X−Xに対してE度傾斜
し、傾斜面9Hから薄肉部9Gを通って弁座孔9Dの底
部9Cに開口して穿設される。計量孔9Jの燃料流入側
の開口端9Kは弁座孔9Dの底部9Cに開口し、計量孔
9Jの燃料流出側の開口端9Lは傾斜面9Hに開口す
る。本例における計量孔9Jは2個穿設されたが、その
数は適宜選定される。又、バルブシート9に形成される
ガイド孔9F、弁座9B、弁座孔9Dは同芯に形成さ
れ、バルブシート9の後端側は拡大されて鍔部をなす。
【0018】10は、バルブシート9内に移動自在に配
置される弁体である。弁体10は、弁座9Bを開閉する
弁部10Aと、弁部10Aより後端B側にあって、ガイ
ド孔9Fの横断面と同一形状をなすとともに外周に複数
の切欠き面が形成され、ガイド孔9F内に摺動自在に配
置されるガイド部10Bと、ガイド部10Bより後端B
側に形成される係止鍔部10Cと、更に後端に形成され
る嵌合突部10Dと、嵌合突部10Dと係止鍔部10C
との間に形成される小径部10Eとより形成される。そ
して、前記弁体10の後端に形成される嵌合突部10D
には円柱状をなす可動コア11が一体的に嵌合配置され
る。
【0019】そして、電磁式燃料噴射弁は以下の如く組
みつけられる。ハウジング1の先端1Bの開口から底部
1Aに向けてコイルボビン4を挿入配置し、このときタ
ーミナル6は底部1Aに穿設せる孔を介して後端B側に
突出する。次いで、コイルボビン4の先端にセットカラ
ー7を配置する。
【0020】一方、バルブシート9のガイド孔9E内に
は、弁体10のガイド部10Bが移動自在に配置され、
可動コア11と係止鍔部10Cとの間の小径部10Eに
向けてバルブストッパー8の長溝8Aが挿入配置され
る。このように、弁体10を備えたバルブシート9がセ
ットカラー7の先端上に配置される。このとき、可動コ
ア11の後端とインナーカラー2の先端との間には、ス
プリング14が縮設される。又、可動コア11の後端
は、第1筒部1Cの先端1Fに対向して配置され、係止
鍔部10Cの後端は、バルブストッパー8の先端に対向
して配置される。
【0021】以上によると、ハウジング1内の中間部に
設けた係止段部1J上に、セットカラー7、バルブスト
ッパー8、弁体10を備えたバルブシート9が積層され
て配置されたもので、かかる状態において、ハウジング
1の先端1Bを、バルブシート9の後端部の鍔部上に向
けて内方へカシメることによってその組みつけが完了す
る。
【0022】尚、電磁コイル5への非通電時において、
可動コア11の後端と第1筒部1Cの先端1Fとの間及
び係止鍔部10Cの後端とバルブストッパー8の先端と
の間には作動ストロークに相当する微少なる間隙が存在
するが図示されない。
【0023】次にその作用について説明する。電磁コイ
ル5に通電されると、可動コア11はスプリング14の
バネ力に抗して第1筒部1Cの先端1Fに向けて吸引さ
れ、弁体10の係止鍔部10Dの後端がバルブストッパ
ー8の先端に当接する迄移動し、これによって弁体10
の弁部10Aがバルブシート9の弁座9Bを開放する。
これによると、流路1G内へ図示せぬ燃料ポンプによっ
て給送される燃料は、可動コア11、小径部10E、係
止鍔部10C、ガイド部10Bの外周を通って弁座9B
に達する。弁座9Bに流入する燃料は、弁座孔9Dより
計量孔9Jに達し、計量孔9Jにてその量が制御されて
機関に向け噴出される。
【0024】かかる本発明になる電磁式燃料噴射弁によ
ると、計量孔9Jの燃料流出側の開口端9Lは、直接バ
ルブシート9の先端面9Aに開口することがなく、先端
面9Aより後端B側に向かって凹設される傾斜面9Hに
開口される。これによると、電磁式燃料噴射弁の搬送時
あるいは、機関への組みつけ時において、バルブシート
9の先端面9Aに障害物が当接したとしても、計量孔9
Jの燃料流出側の開口端9Lが先端面9Aより後端B側
にへこんだ傾斜面9Hに開口することから、開口端9L
が傷ついたりあるいは変形することがない。従って計量
孔9Jから正確な燃料フォームの燃料を噴出できるとと
もに正確な流量精度を得ることができる。
【0025】又、前記開口端9Lをバルブシート9の先
端面9Aよりへこんだ傾斜面9Hに開口させたことによ
ると、カーボン等の不純物が計量孔9Jの燃料流出側の
開口端9Lに付着しにくいもので、長期間に渡って安定
した流量精度を得ることができる。
【0026】そして、前記構成において、正確な燃料フ
ォームの形成と、長期に渡って正確で安定した流量精度
を得られることは、従来において使用されるキャップ
(スリーブ)を廃止することが可能となったもので、こ
れによって部品点数の削減と組みつけ工数を削減でき、
もってその製造コストの低減を図ることができたもので
ある。
【0027】計量孔9Jは、計量孔9Jの長手軸心線Y
−Yに直交する直交面として形成される傾斜面9Hから
弁座孔9Dの底部9Cに向けて貫通して穿設される。す
なわち、計量孔9Jを加工するドリルは、傾斜面9Hに
対して直交して当接して計量孔9Jを加工する。以上に
よると、ドリルの芯振れを大きく抑止できたもので、特
に計量孔9Jの燃料流出側の開口端9Lの孔形状を正確
にして且つ均一に形成することができる。これによる
と、正確にして且つ均一な燃料フォームと流量精度を得
ることができる。
【0028】又、計量孔9Jの燃料流出側の開口端9L
の孔形状を真円形状とすることができるので、円錐状を
なす均一な燃料フォームを得ることができる。又、計量
孔9Jの燃料流出側の開口端9Lが直交面としての傾斜
面9Hに開口したことによって、吐出される燃料切れが
向上するので、機関運転性の向上を図ることができる。
【0029】更には、計量孔9Jを加工するドリルの長
手軸心線が傾斜面9Hに対して直交して進入するので、
刃具の寿命を延ばすことができ、生産効率の向上を達成
できるとともに計量孔9Jの傾斜角度E度が大きくなっ
ても、その加工が可能となったもので計量孔9Jの傾斜
角度選定の自由度を高めることができた。
【0030】又、計量孔9Jの傾斜角度E度は、機関へ
の適合の為に、種々変更される場合があるが、本発明に
あっては、傾斜面加工ドリル及び計量孔加工ドリルを支
持する支持軸の角度を単に変更すればよいので、計量孔
9Jの傾斜角度の変更に対して製造コストを上昇させる
ことなく極めて容易に対応しうる。又、傾斜面9Hの加
工及び計量孔9Jの加工は、加工方向及び加工方法が同
一とすることができるので、同一加工機械、同一治具を
使用することができ、製造コストの低減を図ることがで
きるとともに生産効率の向上を達成できる。
【0031】尚、前記実施例における傾斜面9Hは、そ
れぞれの計量孔9Jの燃料流出側にザグリ孔として形成
したが、この傾斜面9Hを単一の円錐面9Nとして形成
し、この傾斜面9Hとしての円錐面9Nに直交して計量
孔9Jを穿設してもよい。これは図3によく示される。
【0032】次に、本発明になる電磁式燃料噴射弁の他
の実施例について説明する。図4は、その縦断側面図、
図5は図4におけるバルブシートの先端部分の要部拡大
図である。尚、図1の実施例と同一部分は同一符号を使
用し、異なる部分のみを説明する。9Pは、バルブシー
ト9の先端であり、図1におけるバルブシート9の先端
面9Aより更に先端A側に向かって突出する。この先端
9Pから後端B側に向かって流路凹部9Qが凹設され、
この流路凹部9Qの底部9Rは弁座孔9Dの底部9Cの
近傍に達し、少なくとも流路凹部9Qの底部9Rと、弁
座孔9Dの底部9Cとによって薄肉部9Sを形成する。
計量孔9Jは、流路凹部9Qの底部9Rから弁座孔9D
の底部9Cに向かって薄肉部9Sを貫通して穿設され、
この計量孔9Jの長手軸心線Y−Yは、バルブシート9
の長手軸心線X−XにE度傾斜して形成される。そし
て、流路凹部9Qの底部9Rに開口する計量孔9Jの燃
料流出側の開口端9Lは、計量孔9Jの長手軸心線Y−
Yに直交する直交面としての傾斜面9Tに開口する。本
例では、流路凹部9Qの底部9Rを、計量孔9Jの長手
軸心線Y−Yに直交する直交面としての円錐状の傾斜面
9Tとした。いいかえると、計量孔9Jは、流路凹部9
Qの底部9Rの傾斜面9Tに直交し、薄肉部9Sを通っ
て弁座孔9Dの底部9Cに開口する。
【0033】そして、弁座9Bが弁体10の弁部10A
によって開放され、弁座孔9D内に燃料が流入すると、
弁座孔9D内の燃料は傾斜面9T(流路凹部9Qの底
部)に開口する計量孔9Jの燃料流出側の開口端9Lか
ら流路凹部9Q内へ噴出されて機関へ供給される。
【0034】かかる実施例によると、計量孔9Jの燃料
流出側の開口端9Lが開口する傾斜面9Tと、バルブシ
ート9の先端9Pとの距離Hを充分にとることができ、
計量孔9Jをバルブシート9の先端9Pに対して充分に
離れた流路凹部9Q内に開口することができた。以上に
よると、バルブシート9の先端部分に格別にスリーブ、
キャップ等を配置することなく、計量孔9Jの燃料流出
側の開口端9Lの変形を防止することができて正確な燃
料フォームの形成と流量精度の向上を達成できる。更に
は、開口端9Lにカーボン等のデポジットが付着するこ
とを一層効果的に抑止でき、長期に渡って安定した燃料
流量を維持できる。
【0035】図6には、バルブシート9の他の実施例を
示すもので、これは計量孔9Jの燃料流入側の開口端9
Kを計量孔9Jの長手軸心線Y−Yに直交する傾斜面9
Vに開口させたものである。いいかえると、弁座孔9D
の底部9Cを、計量孔9Jの長手軸心線Y−Yに直交す
る傾斜面9Vとし、この傾斜面9Vとしての底部9Cに
計量孔9Jの燃料流入側の開口端9Kを開口した。以上
によると、計量孔9Jの加工時において、ドリルがこの
底部9Cを突き抜けた際において、ドリルの芯振れが防
止でき、これによって計量孔9Jの加工精度を一層向上
することができ、燃料フォームの安定と流量精度の更な
る向上を達成することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明になる電磁式燃料噴射弁の第1の
特徴によると、バルブシートの先端面に、計量孔の長手
軸心線に直交し、先端面より後端側に向かって凹設され
る傾斜面を形成し、バルブシートの長手軸心線にE度傾
斜して穿設される計量孔を傾斜面に直交して弁座孔の底
部に向けて貫通して穿設したので、バルブシートの先端
部分にスリーブ、キャップ等を配置することなく、正確
な燃料フォームと正確な流量精度を得ることができると
ともに、計量孔の燃料流出側の開口端にデポジットが付
着しにくいもので長期間に渡って安定した流量精度を得
られる。又、キャップを廃止できたことによってその製
造コストを低減できた。又、計量孔を傾斜面に対して直
交させて加工するので、ドリルの寿命を延ばすことがで
きるとともに生産効率を向上できた。
【0037】又、本発明の第2の特徴によると、計量孔
の燃料流出側の開口端をバルブシートの先端から比較的
に離れた流路凹部の底部に開口したので、計量孔の燃料
流出側の開口端の変形防止及びデポジットの付着防止を
より一層効果的に行なうことができる。
【0038】又、本発明の第3の特徴によると、計量孔
をドリル加工する際、ドリルの芯振れをより減少できて
計量孔の加工精度を向上できるもので、より正確な燃料
フォームの形成と流量精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる電磁式燃料噴射弁の第1の実施例
を示す縦断面図。
【図2】図1のバルブシート先端部分の要部拡大縦断面
図。
【図3】バルブシート先端部分の他の実施例を示す要部
拡大縦断面図。
【図4】本発明になる電磁式燃料噴射弁の他の実施例を
示す縦断面図。
【図5】図4のバルブシート先端部分の要部拡大縦断面
図。
【図6】バルブシート先端部分の更に他の実施例を示す
要部拡大縦断面図。
【符号の説明】
9 バルブシート 9A 先端面 9B 弁座 9C 底部 9D 弁座孔 9E 後端 9F ガイド孔 9J 計量孔 9L 燃料流出側の開口端 9H 傾斜面 9P 先端 9Q 流路凹部 9R 底部 9S 薄肉部 9T 傾斜面 9K 燃料流入側の開口端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に配置された電磁コイルへ
    の通電によって可動コアが駆動され、可動コアと一体的
    に移動する弁体の弁部によりハウジングの先端部に配置
    されたバルブシートの弁座を開閉制御し、弁座の下流側
    にある計量孔より燃料を噴射する電磁式燃料噴射弁にお
    いて、バルブシート9は、その先端面9Aがバルブシー
    ト9の長手軸心線X−Xに直交する平坦状に形成され、
    バルブシート9の内方には、弁部10Aによって開閉さ
    れる弁座9Bと、弁座9Bに連設されて先端A側に向か
    いその底部9Cが先端面9Aの近傍に達する袋孔状の弁
    座孔9Dと、弁座9Bに連設され、バルブシート9の後
    端9Eに向かって開口するガイド孔9Fと、バルブシー
    ト9の先端面9Aから弁座孔9Dの底部9Cに向かって
    貫通する計量孔9Jとを備え、前記計量孔9Jの長手軸
    心線Y−Yは、バルブシート9の長手軸心線X−Xに対
    して傾斜E度して穿設されるとともに先端面9Aに開口
    する計量孔9Jの燃料流出側の開口端9Lには、計量孔
    9Jの長手軸心線Y−Yに直交し、先端面9Aより後端
    B側に向かって凹設される傾斜面9Hを形成し、前記計
    量孔9Jを傾斜面9Hに直交して弁座孔9Dの底部9C
    に向けて貫通したことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 ハウジング内に配置された電磁コイルへ
    の通電によって可動コアが駆動され、可動コアと一体的
    に移動する弁体の弁部によりハウジングの先端部に配置
    されたバルブシートの弁座を開閉制御し、弁座の下流側
    にある計量孔より燃料を噴射する電磁式燃料噴射弁にお
    いて、バルブシート9の内方には、弁部10Aによって
    開閉される弁座9Bと、弁座9Bに連設されて先端A側
    に向かい、その先端に底部9Cを有する袋孔状の弁座孔
    9Dと、弁座9Bに連設され、バルブシート9の後端9
    Eに向かって開口するガイド孔9Fと、バルブシート9
    の先端9Pから後端B側に向かい、その後端に少なくと
    も弁座孔9Dの底部9Cとともに薄肉部9Sを形成する
    底部9Rを備えた流路凹部9Qと、流路凹部9Qの底部
    9Rから弁座孔9Dの底部9Cに向かい薄肉部9Sを貫
    通して穿設される計量孔9Jとを備え、前記計量孔の長
    手軸心線Y−Yは、バルブシート9の長手軸心線X−X
    に対して傾斜E度して穿設されるとともに流路凹部9Q
    の底部9Rに開口する計量孔9Jの燃料流出側の開口端
    9Lには、計量孔9Jの長手軸心線Y−Yに直交する傾
    斜面9Tを形成し、前記計量孔9Jを傾斜面9Tに直交
    して弁座孔9Dの底部9Cに向けて貫通したことを特徴
    とする電磁式燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 前記、弁座孔9Dの底部9Cを、計量孔
    9Jの長手軸心線Y−Yに直交する傾斜面9Vとなし、
    計量孔9Jの燃料流入側の開口端9Kを、傾斜面9Vを
    なす弁座孔9Dの底部9Cに直交して開口させてなる請
    求項1及び請求項2記載の電磁式燃料噴射弁。
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