JP2015135062A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Masayuki Niwa
雅之 丹羽
典嗣 加藤
Noritsugu Kato
典嗣 加藤
浩毅 金田
Hiroki Kaneta
浩毅 金田
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Abstract

【課題】 燃料が燃焼するとき生成される粒子状物質の生成量を低減する燃料噴射弁を提供する。【解決手段】 噴孔312を有する噴射ノズル30の外壁303には、噴孔312と連通する窪み35が形成されている。窪み35は、回転する刃具によって噴孔312と連通するよう成形され、断面形状が円弧を含む円の一部分の形状となる。窪み35の中心軸φ35は、底面352と仮想平面P353とを組み合わせると形成される円の中心C353と底面352及び仮想平面P353に対向する仮想平面P355の中心C355を通り、噴孔312の噴孔軸φ312に対してずれた位置に形成される。これにより、噴孔312の外側開口332を形成する外壁303の縁と噴孔軸φ312とがなす角度である抜け角が大きくなるため、噴孔312から噴射される燃料のうち粒径が比較的大きい粗大液滴が外壁303に付着しにくくなる。【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関(以下、「エンジン」という)に燃料を噴射供給する燃料噴射弁に関する。
従来、ハウジングに形成される噴孔を開閉しハウジング内の燃料を噴射する燃料噴射弁が知られている。例えば、特許文献1には、噴孔の外側開口を形成するハウジングの外壁の縁における接線を含む仮想平面が噴孔の中心軸である噴孔軸に直交するよう噴孔が形成されている燃料噴射弁が記載されている。
特開2008−255908号公報
特許文献1に記載の燃料噴射弁では、ハウジングの外壁に付着する燃料を低減することによって燃料が燃焼するとき生成される粒子状物質の生成量を低減する。しかしながら、特許文献1に記載の燃料噴射弁は、燃料噴射弁の中心軸に対して同じ角度で円錐状に燃料が広がるよう噴孔が形成されている。このため、いくつかの噴孔が燃料噴射弁の中心軸に対して異なる方向に燃料を噴射する燃料噴射弁では、すべての噴孔の外側開口の縁における接線を含む仮想平面を噴孔の噴孔軸に対して直交するよう形成することができないため、ハウジングの外壁に付着する燃料の量を低減できない。このため、粒子状物質が多く生成されるおそれがある。
本発明の目的は、燃料が燃焼するとき生成される粒子状物質の生成量を低減する燃料噴射弁を提供することにある。
本発明は、燃料が噴射される噴孔を有するハウジングと、ハウジング内に中心軸方向に往復移動可能に収容され噴孔を開閉するニードルと、コイルと、固定コアと、コイルに通電されると固定コアの方向に吸引される可動コアと、を備える燃料噴射弁である。
本発明の燃料噴射弁は、ハウジングは、断面形状が円弧を含む円の一部分または楕円の一部分であって噴孔と連通する窪みを外壁に有し、窪みは、断面形状を含む円の中心または楕円の中心を通る中心軸が噴孔の中心軸に対してずれるよう形成されることを特徴とする。
燃料噴射弁において、ハウジングの外壁に付着する燃料の量は、噴孔から噴射される燃料に含まれる粗大液滴の量に依存している。粗大液滴とは、所望の粒径より比較的大きい粒径の液滴であって、噴孔から噴射される粗大液滴は噴孔の外側開口を形成するハウジングの外壁に引き寄せられ付着しやすい。
本発明の燃料噴射弁では、ハウジングの外壁に噴孔と連通する窪みが形成されている。窪みは、噴孔の外側開口を形成するハウジングの外壁の縁と噴孔軸とがなす角度である抜け角を大きくする。また、窪みは、断面形状が円弧を含む円の一部分または楕円の一部分となるように形成され、断面形状を含む円の中心または楕円の中心を通る中心軸は、噴孔の中心軸に対してずれるよう形成される。これにより、当該噴孔における抜け角がさらに大きくなるため、粗大液滴はハウジングの外壁に付着しにくくなる。したがって、外壁に付着する燃料から生成される粒子状物質を低減することができる。
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁の断面図である。 本発明の第1実施形態による燃料噴射弁の噴射ノズルの模式図及び断面図である。 燃料噴射弁における噴孔の抜け角と噴射ノズルの外壁に付着する燃料の量との関係を示す特性図である。 本発明の第2実施形態による燃料噴射弁の噴射ノズルの模式図及び断面図である。 本発明の第3実施形態による燃料噴射弁の噴射ノズルの断面図である。 本発明の第4実施形態による燃料噴射弁の噴射ノズルの断面図である。 本発明の第5実施形態による燃料噴射弁の噴射ノズルの断面図である。 本発明の第6実施形態による燃料噴射弁の噴射ノズルの断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁1を図1、2に示す。なお、図1には、ニードル40が弁座304から離間する方向である開弁方向、およびニードル40が弁座304に当接する方向である閉弁方向を図示する。
燃料噴射弁1は、例えば図示しない直噴式ガソリンエンジンの燃料噴射装置に用いられ、燃料としてのガソリンをエンジンに噴射供給する。燃料噴射弁1は、ハウジング20、ニードル40、可動コア47、固定コア48、コイル49、スプリング24、26などを備える。
ハウジング20は、図1に示すように、第1筒部材21、第2筒部材22、第3筒部材23、及び、噴射ノズル30から構成されている。第1筒部材21、第2筒部材22及び第3筒部材23は、いずれも略円筒状に形成され、第1筒部材21、第2筒部材22、第3筒部材23の順に同軸となるよう配置され、互いに接続している。
第1筒部材21および第3筒部材23は、例えばフェライト系ステンレス等の磁性材料により形成され、磁気安定化処理が施されている。第1筒部材21および第3筒部材23は、硬度が比較的低い。一方、第2筒部材22は、例えばオーステナイト系ステンレス等の非磁性材料により形成されている。第2筒部材22の硬度は、第1筒部材21および第3筒部材23の硬度よりも高い。
噴射ノズル30は、第1筒部材21の第2筒部材22とは反対側の端部に設けられている。噴射ノズル30は、例えばマルテンサイト系ステンレス等の金属により有底筒状に形成されており、第1筒部材21に溶接されている。噴射ノズル30は、所定の硬度を有するよう焼入れ処理が施されている。噴射ノズル30は、噴射部301及び筒部302から形成されている。
噴射部301は、燃料噴射弁1の中心軸と同軸のハウジング20の中心軸φ0を対称軸として線対称に形成されている。燃料噴射弁1では、噴射部301の外壁303は中心軸φ0の方向に突出するよう形成されている。噴射部301には、ハウジング20の内部と外部とを連通する噴孔が複数形成されている。第1実施形態による燃料噴射弁1の噴射ノズル30は、断面形状が円形状であって噴射ノズル30の内部側から外部側に向かって断面積が変化しないよう形成される噴孔を六個有する。噴孔のハウジング20の内部側の開口である内側開口の縁には環状の弁座304が形成されている。噴孔のハウジング20の外部側の開口である外側開口は、噴射部301の外壁303に形成されている。噴射ノズル30の詳細な構造は後述する。
筒部302は、噴射部301の径方向外側に接続し、噴射部301の外壁303が突出する方向とは反対側に延びるように設けられている。筒部302は、他方の端部が第1筒部材21に接続している。
ニードル40は、例えばマルテンサイト系ステンレス等の金属により形成されている。ニードル40は、所定の硬度を有するよう焼入れ処理が施されている。ニードル40の硬度は、噴射ノズル30の硬度とほぼ同等に設定されている。
ニードル40は、ハウジング20内に収容されている。ニードル40は、軸部41、シール部42、および大径部43などから形成されている。軸部41、シール部42、および大径部43は、一体に形成される。
軸部41は、円筒棒状に形成されている。軸部41のシール部42近傍には、摺接部45が形成されている。摺接部45は、略円筒状に形成され、外壁451の一部が面取りされている。摺接部45は、外壁451の面取りされていない部分が噴射ノズル30の内壁と摺接可能である。これにより、ニードル40は、弁座304側の先端部での往復移動が案内される。軸部41には、軸部41の内壁と外壁とを接続する孔411が形成されている。
シール部42は、軸部41の弁座304側の端部に設けられ、弁座304に当接可能である。ニードル40は、シール部42が弁座304から離間または弁座304に当接することにより噴孔を開閉し、ハウジング20の内部と外部とを連通または遮断する。
大径部43は、軸部41のシール部42とは反対側に設けられている。大径部43は、その外径が軸部41の外径より大きくなるよう形成されている。大径部43の弁座304側の端面は、可動コア47に当接している。
ニードル40は、摺接部45が噴射ノズル30の内壁により支持され、軸部41が可動コア47を介して第2筒部材22の内壁により支持されつつ、ハウジング20の内部を往復移動する。
可動コア47は、例えばフェライト系ステンレス等の磁性材料により略円筒状に形成され、表面には例えばクロムめっきが施されている。可動コア47は、磁気安定化処理が施されている。可動コア47の硬度は比較的低く、ハウジング20の第1筒部材21および第3筒部材23の硬度と概ね同等である。可動コア47の略中央には貫通孔472が形成されている。貫通孔472には、ニードル40の軸部41が挿通されている。
固定コア48は、例えばフェライト系ステンレス等の磁性材料により略円筒状に形成されている。固定コア48は、磁気安定化処理が施されている。固定コア48の硬度は可動コア47の硬度と概ね同等であるが、可動コア47のストッパとしての機能を確保するために表面に例えばクロムめっきを施し、必要な硬度を確保している。固定コア48は、ハウジング20の第3筒部材23と溶接され、ハウジング20の内側に固定されるよう設けられている。
コイル49は、略円筒状に形成され、主に第2筒部材22および第3筒部材23の径方向外側を囲むよう設けられている。コイル49は、電力が供給されると磁力を生じる。コイル49に磁力が生じるとき、固定コア48、可動コア47、第1筒部材21および第3筒部材23に磁気回路が形成される。これにより、固定コア48と可動コア47との間に磁気吸引力が発生し、可動コア47は、固定コア48に吸引される。このとき、可動コア47の弁座304側とは反対側の面に当接しているニードル40は、可動コア47とともに固定コア48側、すなわち開弁方向へ移動する。
スプリング24は、一端が大径部43のスプリング当接面431に当接するよう設けられている。スプリング24の他端は、固定コア48の内側に圧入固定されたアジャスティングパイプ11の一端に当接している。スプリング24は、軸方向に伸びる力を有している。これにより、スプリング24は、ニードル40を可動コア47とともに弁座304の方向、すなわち閉弁方向に付勢している。
スプリング26は、一端が可動コア47の段差471に当接するよう設けられている。スプリング26の他端は、ハウジング20の第1筒部材21の内側に形成された環状の段差面211に当接している。スプリング26は、軸方向に伸びる力を有している。これにより、スプリング26は可動コア47をニードル40とともに弁座304とは反対の方向、すなわち開弁方向に付勢している。
本実施形態では、スプリング24の付勢力は、スプリング26の付勢力よりも大きく設定されている。これにより、コイル49に電力が供給されていない状態では、ニードル40のシール部42は、弁座304に着座した状態、すなわち、閉弁状態となる。
第3筒部材23の第2筒部材22とは反対側の端部には、略円筒状の燃料導入パイプ12が圧入および溶接されている。燃料導入パイプ12の内側には、フィルタ13が設けられている。フィルタ13は、燃料導入パイプ12の導入口14から流入した燃料に含まれる異物を捕集する。
燃料導入パイプ12および第3筒部材23の径方向外側は、樹脂によりモールドされている。当該モールド部分にコネクタ15が形成されている。コネクタ15には、コイル49へ電力を供給するための端子16がインサート成形されている。また、コイル49の径方向外側には、コイル49を覆うよう筒状のホルダ17が設けられている。
燃料導入パイプ12の導入口14から流入する燃料は、固定コア48の径内方向、アジャスティングパイプ11の内部、ニードル40の大径部43および軸部41の内側、固定コア48、第1筒部材21とニードル40の軸部41との間の隙間を流通し、噴射ノズル30の内部に導かれる。すなわち、燃料導入パイプ12の導入口14から第1筒部材21とニードル40の軸部41との間の隙間までが、噴射ノズル30の内部に燃料を導入する燃料通路18となる。
第1実施形態による燃料噴射弁1は、噴射ノズル30の形状に特徴がある。ここでは、図2に基づいて噴射ノズル30の形状を説明する。
図2(a)には、噴射ノズル30をハウジング20の外部側から中心軸φ0の方向に沿って見た模式図を示す。また、図2(b)には、図2(a)のb−b線断面図を示す。なお、図2(b)には、六個の噴孔のうち噴孔312に対して後述する窪み35が形成されないときの噴孔312の内壁を示す仮想面317が記載されている。
燃料噴射弁1が有する六個の噴孔311、312、313、314、315、316は、ガソリンエンジンの図示しないシリンダ内に燃料を噴射するとき、それぞれの噴孔311、312、313、314、315、316が形成されている方向に燃料を噴射する。具体的には、噴孔311、312、313、314、315、316のそれぞれが有する「噴孔の中心軸」として噴孔軸の方向に燃料を噴射する。
ここで、「噴孔軸」とは、当該噴孔の内側開口を形成する縁を結ぶ内側仮想平面の中心と、窪みが形成されていないときの当該噴孔の外側開口を形成する縁を結ぶ外側仮想平面の中心とを結ぶ直線を指す。
具体的に、図2(a)に示されている六個の噴孔311、312、313、314、315、316のうち、噴孔312の噴孔軸φ312について図2(b)に基づいて説明する。噴孔312の内側仮想平面P322とは、噴孔312の内側開口322を形成する噴射部301の内壁308の縁を結ぶ仮想平面である。また、噴孔312の外側仮想平面P332とは、窪み35が形成されていない状態における噴孔312の外側開口332を形成する噴射部301の外壁303の縁を結ぶ仮想平面である。噴孔軸φ312は、内側仮想平面P322の中心C322と外側仮想平面P332の中心C332とを結ぶ直線となる。他の噴孔311、313、314、315、316の噴孔軸φ311、φ313、φ314、φ315、φ316についても同様に内側開口321、322、323、324、325、326及び外側開口331、332、333、334、335、336の大きさ及び位置関係から図2(a)に示すように定義することができる。
噴孔311、312、313、314、315、316の外側開口331、332、333、334、335、336の周囲には、噴孔311、312、313、314、315、316と連通する複数の窪み34、35、36、37、38、39が形成されている。窪み34、35、36、37、38、39は、噴射ノズル30の外部側から外側開口331、332、333、334、335、336が形成されている部位を目印にして、例えば、ドリルなどの回転する刃具を有する加工工具によって形成される。このため、窪み34、35、36、37、38、39は、図2(a)に示すように、断面形状が円弧を含む円の一部分である、例えば、略三日月形状となる。
第1実施形態による燃料噴射弁1では、窪みの中心軸は、窪みが連通する噴孔の噴孔軸に対してずれるよう形成されている。
ここで、「窪みの中心軸」とは、窪みの断面形状である円の一部分を含む円の中心を通る直線である。具体的に、図2(b)に示す噴孔312と窪み35とを用いて説明する。噴孔312の内壁のうち窪み35に連通する側、すなわち、図2(b)の紙面の左側に位置する内壁を内壁318とする。窪み35は、噴射部301の外壁303に接続する側面351及び側面351と内壁318とを接続する底面352から形成されている。
窪み35を含む円柱状の空間350は、図2(b)に示すように、側面351及び底面352に加え、仮想平面P353、P355、仮想面P354によって形成される。底面351と仮想平面P353とを組み合わせたとき形成される仮想円の中心C353と、底面351及び仮想平面P353に対向する仮想平面P355の中心C355とを通る直線が窪み35の中心軸φ35となる。なお、底面351と仮想平面P353とを組み合わせたとき形成される仮想円の曲率半径は、側面352の曲面形状から決定することが可能である。
第1実施形態による燃料噴射弁1では、図2(b)に示すように、窪み35の中心軸φ35は、ハウジング20の中心軸φ0に対して噴孔312の噴孔軸φ312が傾いている方向にハウジング20の中心軸φ0に対して傾いている。すなわち、ハウジング20の中心軸φ0に対する窪み35の中心軸φ35の角度θ35は、ハウジング20の中心軸φ0に対する噴孔312の噴孔軸φ312の角度θ312に比べ大きくなるよう窪み35が形成されている。
また、図2(a)に示すように、噴射ノズル30を中心軸φ0の方向に外部から見ると、窪み35の中心軸φ35と噴孔軸φ312とは、重なるように見える。すなわち、窪み35の中心軸φ35をハウジング20の中心軸φ0に垂直な図示しない投影用仮想平面に投影したとき形成される窪み軸投影線は、噴孔軸φ312を当該投影用仮想平面に投影したとき形成される噴孔軸投影線と重なるよう形成される。
ここでは、噴孔312と窪み35との関係を説明したが、他の噴孔311、313、314、315、316の噴孔軸φ311、φ313、φ314、φ315、φ316と他の窪み34、36、37、38、39の中心軸φ34、φ36、φ37、φ38、φ39との関係についても同様である。
従来、燃料噴射弁では、噴孔から燃料が噴射されるとき噴射ノズルの外壁に付着する燃料が粒子状物質を生成する。粒子状物質の生成量は、噴射ノズルなどハウジングの外壁に付着する燃料の量と正の相関関係を有する。
図3に噴孔の外側開口を形成するハウジングの外壁の縁と噴孔軸とがなす角度である抜け角と噴射ノズルの外壁に付着する燃料の量との関係についての実験結果を示す。図3に示すように、噴孔の外側開口における抜け角が大きくなると、噴射ノズルの外壁に付着する燃料の量は少なくなることがわかる。
第1実施形態による燃料噴射弁1は、噴射ノズル30が有する噴孔311、313、314、315、316に連通する窪み34、35、36、37、38、39を有する。噴射ノズル30が有する窪みは、中心軸がそれぞれの噴孔の噴孔軸に比べハウジング20の中心軸φ0に対して傾くよう形成されている。これにより、それぞれに噴孔が有する抜け角が窪みを有していない場合に比べ大きくなる。具体的には、図2(b)に示すように、噴孔312の内壁318と窪み35の底面352とがなす角度は窪みを有していない噴孔312の抜け角に比べ大きくなり、噴射部301の外壁303に付着する燃料の量を低減することができる。したがって、外壁303に付着する燃料から生成される粒子状物質を低減することができる。
また、中心軸に対して一定の角度を有する噴孔のみによって燃料を噴射する燃料噴射弁に対して、例えば、サイド噴射のように噴孔によって種々の角度に燃料を噴射する燃料噴射弁が用いられている。このような中心軸に対する噴孔軸の角度が噴孔によって異なる燃料噴射弁では、噴孔が有する噴孔軸と噴射ノズルの外壁との角度の関係によって噴射ノズルの外壁に燃料が付着しやすくなる場合がある.第1実施形態による燃料噴射弁1では、噴孔に連通するよう窪みを形成しているため、様々な角度に向かうよう設けられる噴孔それぞれに対して抜け角を大きくすることができる。これにより、噴射部301の外壁303に付着する燃料の量を低減することができる。したがって、燃料の噴射方向に自由度を有する燃料噴射弁において生成される粒子状物質の生成量を低減することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による燃料噴射弁を図4に基づいて説明する。第2実施形態は、噴孔に対して窪みが形成される位置が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態による燃料噴射弁2では、噴射ノズル50は、噴孔511、512、513、514、515、516に連通する窪み54、55、56、57、58、59を有している。
窪み54、55、56、57、58、59は、噴孔511、512、513、514、515、516の外側開口531、532、533、534、535、536における抜け角が最も小さい縁を含むよう形成されている。
例えば、噴孔512では、図4(b)に示すように、噴孔512の外側開口532を形成する噴射部301の外壁303の縁における接線を含み当該接線と縁との接点でのみ外壁303に接する仮想平面P532と噴孔軸φ312とがなす角度である抜け角θ532が最も小さくなる縁上の点を接点E532とすると、窪み55は接点E532を含むよう形成される。
また、窪み55は、ハウジング20の中心軸φ0に対する窪み55の中心軸φ55の角度θ55がハウジング20の中心軸φ0に対する噴孔512の噴孔軸φ512の角度θ512に比べ大きくなるよう形成されている。
窪み55の中心軸φ55は、仮想平面P532上に交点C55を有する。交点C55は、噴孔軸512と仮想平面P532との交点C532と接点E532との間に位置する。
他の噴孔511、513、514、515、516の噴孔軸φ511、φ513、φ514、φ515、φ516と他の窪み54、56、57、58、59の中心軸φ54、φ56、φ57、φ58、φ59との関係についても同様である。
第2実施形態による燃料噴射弁2では、噴孔の抜け角が最も小さくなる外壁303の縁上の接点E532を含むよう窪みが形成される。これにより、それぞれの噴孔511、512、513、514、515、516において抜け角が大きくなり、噴射部301の外壁303に付着する燃料の量を低減することができる。したがって、第2実施形態による燃料噴射弁2は、第1実施形態と同じ効果を奏する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による燃料噴射弁を図5に基づいて説明する。第3実施形態は、噴孔に対して窪みが形成される位置が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態による燃料噴射弁3では、噴射ノズル60は、噴孔612に連通する窪み65を有している。噴孔612の外側開口632を形成する噴射部301の外壁303の縁を結ぶ仮想平面である外側仮想平面P632と中心軸φ65とが交わる点である「窪み交点」としての交点C65とすると、交点C65は、噴孔612の噴孔軸φ612と外側仮想平面P632とが交わる点である「噴孔交点」としての交点C632に比べて、ハウジング20の中心軸φ0から離れた位置に形成される。
また、窪み65は、ハウジング20の中心軸φ0に対する窪み65の中心軸φ65の角度θ65がハウジング20の中心軸φ0に対する噴孔612の噴孔軸φ612の角度θ612に比べ大きくなるよう形成されている。
第3実施形態による燃料噴射弁3では、窪み65の中心軸φ65と外側仮想平面P632との交点C65が噴孔612の噴孔軸φ612と外側仮想平面P632との交点C632に比べ、中心軸φ0から離れた位置にある。これにより、比較的抜け角が小さくなる中心軸φ0から離れた位置の外側開口632の縁を含むよう窪み65が形成される。したがって、第3実施形態による燃料噴射弁3は、噴射部301の外壁303に付着する燃料の量を低減し、第1実施形態と同じ効果を奏する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態による燃料噴射弁を図6に基づいて説明する。第4実施形態は、窪みの形状が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態による燃料噴射弁4では、噴射ノズル70は、噴孔712に連通する窪み75を有している。窪み75は、図6に示すように、噴孔712を囲むよう形成されている。窪み75は、噴射部301の外壁303に接続する側面751、側面751と噴孔712の内壁717とを接続する平面状の底面752から形成されている。窪み75は、ハウジング20の中心軸φ0に対する窪み75の中心軸φ75の角度θ75がハウジング20の中心軸φ0に対する噴孔712の噴孔軸φ712の角度θ712に比べ大きくなるよう形成されている。
底面752は、環状に形成され、略中央に噴孔712と窪み75とを連通する貫通孔が形成されている。当該貫通孔と底面752とを含む仮想平面P752と噴孔712の噴孔軸φ712とがなす角度である「中心軸角度」としての噴孔軸角度のうち最も小さい噴孔軸角度θ752は、図6(b)において、噴孔軸φ712から噴孔712の径外方向を見てハウジング20の中心軸φ0側に形成される。このとき、噴孔軸角度θ752は、90°未満の角度となる。噴孔軸角度θ752を形成する側の底面752の縁E752は、外壁303と接続する。
第4実施形態による燃料噴射弁4では、噴孔712と平面状に形成される窪み75の底面752との関係において、噴孔軸角度のうち最も小さい噴孔軸角度をなす側の底面752の縁は噴射部301の外壁303に接続する。これにより、噴孔軸角度が比較的大きい側に比べ燃料が付着しやすい噴孔軸角度が小さい側の底面752において、付着した燃料を窪み75の外部に逃がすことができる。したがって、第4実施形態による燃料噴射弁4は、噴射ノズル301の外壁303に付着する燃料の量を低減し、第1実施形態と同じ効果を奏する。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態による燃料噴射弁を図7に基づいて説明する。第5実施形態は、窪みの形状が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第5実施形態による燃料噴射弁5では、噴射ノズル80は、噴孔812に連通する窪み85を有している。窪み85は、図7に示すように、噴孔812を囲むよう形成されている。窪み85は、噴射部301の外壁303に接続する側面861、862、及び、側面861、862と噴孔812の内壁817とを接続する平面状の底面87から形成されている。なお、ここでは図7を用いた説明の便宜上、窪み85の中心軸φ85を挟むように位置する側面をそれぞれ側面861、862とするが、実際には曲面状に形成される一つの側面である。
窪み85は、ハウジング20の中心軸φ0に対する窪み85の中心軸φ85の角度θ85がハウジング20の中心軸φ0に対する噴孔812の噴孔軸φ812の角度θ812に比べ大きくなるよう形成されている。
底面87は、環状に形成され、略中央に噴孔812と窪み85とを連通する貫通孔が形成されている。当該貫通孔と底面87とを含む「底面を含む仮想平面」としての仮想平面P87は、噴孔812の噴孔軸φ812に対して「中心軸角度」としての噴孔軸角度を形成する。窪み85を形成する側面のうち比較的小さい噴孔軸角度θ861が形成される側の側面861と噴孔軸812との間の距離L861は、窪み85を形成する側面のうち比較的大きい噴孔軸角度θ862が形成される側面862と噴孔軸812との間の距離L862に比べ長くなるよう形成されている。このとき、底面87は平面状に形成されるため、噴孔軸角度θ861は、90°未満であり、噴孔軸角度θ862は90°以上となる。
一般に、噴孔軸角度と噴孔軸角度を形成する面との関係において、噴孔軸角度が小さいと当該面に燃料が比較的付着しやすい。また、当該面に接続し噴孔軸の方向に延びるよう形成される接続面が近くにあると、当該接続面の影響によってさらに燃料が付着しやすくなる。第5実施形態による燃料噴射弁5では、比較的噴孔軸角度が小さい側の側面861と噴孔軸φ812との間の距離L861を比較長くなるよう窪み85を形成している。これにより、窪み85を形成する側面の影響による燃料の付着量を低減する。したがって、第5実施形態は、第1実施形態と同じ効果を奏する。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態による燃料噴射弁を図8に基づいて説明する。第3実施形態は、窪みの形状が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第6実施形態による燃料噴射弁6では、噴射ノズル90は、噴孔912に連通する窪み95を有している。窪み95は、図8に示すように、噴孔912を囲むよう形成されている。窪み95は、噴射部301の外壁303に接続する側面961、962、側面961、962と噴孔912の内壁917とを接続する底面97から形成されている。なお、ここでは図8を用いた説明の便宜上、窪み95の中心軸φ95を挟むように位置する側面をそれぞれ側面961、962とするが、実際には曲面状に形成される一つの側面である。
窪み95は、ハウジング20の中心軸φ0に対する窪み95の中心軸φ95の角度θ95がハウジング20の中心軸φ0に対する噴孔912の噴孔軸φ912の角度θ912に比べ大きくなるよう形成されている。
窪み95は、断面形状が窪み95の中心軸φ95上の点を中心とする円の一部分となるよう形成されている。窪み95は、図8に示すように、噴孔軸φ912と側面961との間の距離L961が噴孔軸φ912と側面962との間の距離L962に比べ長くなるよう形成されている。このとき、側面961と外壁303とを接続する点を接続点P961とし側面962と外壁303とを接続する点を接続点P962とすると、噴孔812と窪み85とを連通する貫通孔と底面97とを含む仮想平面P97から接続点P961までの高さH961は、仮想平面P97から接続点P962までの高さH962に比べ高くなるよう形成される。
第6実施形態による燃料噴射弁6では、底面97に形成されている噴孔912と窪み95とを連通する貫通孔の開口端に比較的近い側面962の高さH962を当該貫通孔の開口端から比較的遠い側面961の高さH961に比べ低くなるよう窪み95を形成している。これにより、側面962側の底面97に比べ燃料が付着しやすい側面962側の底面97の燃料を外壁303に逃がしやすくする。したがって、第6実施形態は、第1実施形態と同じ効果を奏する。
(他の実施形態)
(ア)窪みは、ドリルなどによって断面形状が円弧を含む円の一部分となるよう形成されるとした。窪みの断面形状はこれに限定されない。円弧を含む楕円の一部分であってもよい。窪みの断面形状が楕円の一部分である場合、特許請求の範囲に記載の「窪みの中心軸」は、当該楕円が有する二つの焦点の中点を指す。
(イ)上述の実施形態では、ハウジングの中心軸に対する窪みの中心軸の角度がハウジングの中心軸に対する噴孔の噴孔軸の角度に比べ大きくなるよう形成されているとした。しかしながら、ハウジングの中心軸に対する窪みの中心軸の角度とハウジングの中心軸に対する噴孔の噴孔軸の角度との関係はこれに限定されない。ハウジングの中心軸に対する窪みの中心軸の角度に対してハウジングの中心軸に対する噴孔の噴孔軸の角度が大きくなってもよい。また、同じであってもよい。
(ウ)第1、2実施形態では、複数の噴孔全てにおいて中心軸が噴孔の噴孔軸とずれる窪みが形成されるとした。しかしながら、窪みが形成される噴孔は複数でなくてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1、2、3、4、5、6・・・燃料噴射弁、
18 ・・・燃料通路、
20 ・・・ハウジング、
303 ・・・外壁、
304 ・・・弁座、
311、312、313、314、315、316、511、512、513、514、515、516、612,712、812、912・・・噴孔、
34、35、36、37、38、39、54、55、56、57、58、59、65、75、85、95・・・窪み、
40 ・・・ニードル、
47 ・・・可動コア、
48 ・・・固定コア、
49 ・・・コイル、
φ34、φ35、φ36、φ37、φ38、φ39、φ54、φ55、φ56、φ57、φ58、φ59、φ65、φ75、φ85、φ95・・・中心軸、
φ311、φ312、φ313、φ314、φ315、φ316、φ511、φ512、φ513、φ514、φ515、φ516、φ612,φ712、φ812、φ912・・・噴孔軸(噴孔の中心軸)。

Claims (11)

  1. 中心軸(φ0)方向の一端に形成され燃料が噴射される噴孔(311、312、313、314、315、316、511、512、513、514、515、516、612,712、812、912)、前記噴孔の周囲に形成される弁座(304)、及び、前記噴孔への燃料が流通する燃料通路(18)を有する筒状のハウジング(20)と、
    前記ハウジングに前記ハウジングの中心軸方向に往復移動可能に収容され、前記弁座に離間または当接すると前記噴孔を開閉するニードル(40)と、
    通電されると磁界を発生するコイル(49)と、
    前記ハウジング内で前記コイルが発生する磁界内に固定される固定コア(48)と、
    前記固定コアの前記弁座側に前記ハウジングの中心軸方向に往復移動可能に設けられ、前記コイルに通電されると前記固定コアの方向に吸引される可動コア(47)と、
    を備え、
    前記ハウジングは、断面形状が円弧を含む円の一部分または楕円の一部分であって前記噴孔と連通する窪み(34、35、36、37、38、39、54、55、56、57、58、59、65、75、85、95)を外壁(303)に有し、
    前記窪みは、断面形状を含む円の中心(C353、C355)または楕円の中心を通る中心軸(φ34、φ35、φ36、φ37、φ38、φ39、φ54、φ55、φ56、φ57、φ58、φ59、φ65、φ75、φ85、φ95)が前記噴孔の中心軸(φ311、φ312、φ313、φ314、φ315、φ316、φ511、φ512、φ513、φ514、φ515、φ516、φ612,φ712、φ812、φ912)に対してずれるよう形成されることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記ハウジングの中心軸に対する前記窪みの中心軸の角度(θ35、θ55、θ65、θ75、θ85、θ95)は、前記ハウジングの中心軸に対する前記噴孔の中心軸の角度(θ312、θ512、θ612、θ712、θ812、θ912)より大きいことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記窪みは、前記窪みの中心軸を前記ハウジングの中心軸に対して垂直な投影用仮想平面に投影した窪み軸投影線が前記噴孔を前記投影用仮想平面に投影した噴孔軸投影線と重なるよう形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記窪みの中心軸は、前記噴孔の外側開口(531、532、533、534、535、536)を形成する前記ハウジングの外壁の縁における接線を含む仮想平面と前記噴孔の中心軸とが形成する角度である抜け角が小さい前記ハウジングの外壁の縁上の接点(E532)と前記噴孔の噴孔軸(φ512)と前記接点を通る仮想平面(P532)との交点(C532)との間を通るよう形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記窪みは、当該噴孔において最も小さい抜け角が形成される前記ハウジングの外壁の縁上の接点(E532)を含むよう形成されることを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記噴孔の外側開口を形成する前記ハウジングの外壁の縁における接線を含む仮想平面と前記窪みの中心軸との交点である窪み交点(C65)は、前記仮想平面と前記噴孔の中心軸との交点である噴孔交点(C632)に比べ、前記ハウジングの中心軸から離れた位置に形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  7. 前記窪み(85)は、前記ハウジングの外壁と接続する側面(861、862)及び前記側面と前記噴孔(812)の内壁(817)とを接続する底面(87)から形成され、
    前記側面は、前記底面を含む仮想平面(P87)と前記噴孔の中心軸とがなす中心軸角度が小さい側の側面(861)と前記噴孔の中心軸との間の距離(L861)が、中心軸角度が大きい側の側面(862)と前記噴孔の中心軸との間の距離(L862)より長くなるよう設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  8. 前記窪み(85)は、前記ハウジングの外壁と接続する側面(861、862)及び前記側面と前記噴孔(812)の内壁(817)とを接続する平面状の底面(87)から形成され、
    前記側面は、前記底面を含む仮想平面(P87)と前記噴孔の中心軸とがなす中心軸角度が90°未満の側の側面(861)と前記噴孔の中心軸との間の距離(L861)が、中心軸角度が90°以上の側の側面(862)と前記噴孔の中心軸との間の距離(L862)より長くなるよう設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  9. 前記窪み(95)は、前記ハウジングの外壁と接続する側面(961、962)及び前記側面と前記噴孔(912)の内壁(917)とを接続する底面(97)から形成され、
    前記窪みの中心軸(φ95)から前記窪みの径外方向を見て前記噴孔の中心軸(φ912)側に形成される前記側面(962)の前記底面から前記ハウジングの外壁に接続する接続点(P962)までの高さ(H962)は、前記窪みの中心軸から前記窪みの径外方向を見て前記噴孔の中心軸側とは反対側に形成される前記側面(961)の前記底面から前記ハウジングの外壁に接続する接続点(P961)までの高さ(H961)に比べ低いことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  10. 前記窪み(75)は、前記ハウジングの外壁と接続する側面(751)及び前記側面と前記噴孔(712)の内壁(717)とを接続する底面(752)から形成され、
    前記底面は、前記噴孔の中心軸(φ712)から前記噴孔の径外方向を見て前記底面と前記噴孔の中心軸とがなす中心軸角度が最も小さい側の縁上の点(E752)が前記ハウジングの外壁と接続することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  11. 前記窪み(75)は、前記ハウジングの外壁と接続する側面(751)及び前記側面と前記噴孔(712)の内壁(717)とを接続する平面状の底面(752)から形成されており、
    前記底面は、前記噴孔の中心軸(φ712)から前記噴孔の径外方向を見て前記底面と前記噴孔の中心軸とがなす中心軸角度(θ752)が90度未満となる側の縁上の点(E752)が前記ハウジングの外壁と接続することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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