JP2018193966A - 液体噴射ノズル - Google Patents

液体噴射ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP2018193966A
JP2018193966A JP2017100553A JP2017100553A JP2018193966A JP 2018193966 A JP2018193966 A JP 2018193966A JP 2017100553 A JP2017100553 A JP 2017100553A JP 2017100553 A JP2017100553 A JP 2017100553A JP 2018193966 A JP2018193966 A JP 2018193966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
layer plate
liquid
nozzle
communicates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017100553A
Other languages
English (en)
Inventor
野口 宏
Hiroshi Noguchi
宏 野口
松岡 寛
Hiroshi Matsuoka
寛 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ACR Co Ltd
Original Assignee
ACR Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ACR Co Ltd filed Critical ACR Co Ltd
Priority to JP2017100553A priority Critical patent/JP2018193966A/ja
Publication of JP2018193966A publication Critical patent/JP2018193966A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】この液体噴射ノズルは,液体が微流化して噴霧され,それによって他の気体との混合が促進され,液体と他の気体との反応が促進される。【解決手段】この液体噴射ノズルは,ノズル本体2の先端部47に配設された噴孔構造体10を備えている。噴孔構造体10は,少なくとも三層に重ねられ且つ液体38の流れ方向に互いに連通する少なくとも1個の噴孔がそれぞれ形成された第1層板11,第2層板12及び第3層板13から構成されている。第1層板11には第1孔14が形成され,第2層板12には液体38の流れ方向を変更する接線孔部46と中央孔部45から成る第2孔15が形成され,第3層板13には第2孔15の中央孔部45に連通する第3孔16が形成されている。【選択図】図3

Description

この発明は,例えば,エンジン,燃焼器,排気ガス浄化装置等の各種装置に用いられる液体を噴射する液体噴射ノズルに関する。
従来,エンジン,燃焼器,排気ガス浄化装置等で燃料,アンモニア水等の液体を噴射する液体噴射装置は,液体を高圧状態に溜めて,高圧の液体をノズルに送り,ノズル部における針弁を弁シートから開放して高圧の液体を液体噴霧室,燃焼室等のチャンバ内に噴射して液体を噴霧するものである。例えば,コモンレール式燃料噴射装置は,2000バール以上の燃料を多段噴射できることが可能なため最新のエンジンで採用されている。該液体噴射装置は,液体の噴射系の最大の欠点は,コストが高いことであり,噴射系部品のコストが高額にあり,普及しない原因の1つと言われている。
従来,液体噴射ノズルとして,半導体プレートの破損や燃料の漏洩を防止し,コストを下げ,燃料の微流化特性向上させるものが知られている。該液体噴射ノズルは,先端に噴口及び弁座が形成された弁本体と,先端に噴口を開閉するシート部が形成され弁本体内に往復自在に介挿された弁部材と,該弁部材を駆動信号に応じて上下に往復動させる電磁コイルを備えた駆動部と,弁本体の先端部に装着されたスリーブと,噴口に近接して弁本体とスリーブとの間に介挿され複数のオリフィスを形成したシリコンオリフィスプレートと,該シリコンオリフィスプレートと弁本体及びスリーブとの間にそれぞれ介挿された環状の第1及び第2の樹脂フィルムとから構成されている(例えば,特許文献1参照)。
また,燃料噴射ノズルとして,噴孔プレートの強度を保持しつつ噴霧の微流化を促進するものが知られている。該燃料噴射ノズルは,ノズルボディの先端に取り付けられている噴孔プレートには噴孔が形成されている。噴孔プレートは,噴孔の入口側開口の周縁に凹部を形成し,それによって噴孔の近傍における噴孔プレートの板厚が減少し,噴孔の全長は短縮されている。燃料は凹部に沿って噴孔へ流入するため,燃料が衝突する位置は噴孔の出口側に近づき,噴孔のより出口側で乱れを生じた燃料は短縮された噴孔により整流され難く,燃料の噴霧の微流化が促進される(例えば,特許文献2参照)。
また,燃料噴射ノズルとして,可変噴孔式のものが知られている。該燃料噴射ノズルは,アウターニードルにおいて,第2噴孔を開閉するために,貫通孔よりも先端側に第2外側シート部を設け,さらに第2外側シート部の先端側に周状の溝を設ける。第2外側シート部の近傍部分は,背圧等による不正力により弾性変形を起こし易くなる。第2外側シート部は第2外側シート面に強く押しつけられ,外側溜まり部と第2噴孔との間は確実に遮断される(例えば,特許文献3参照)。
また,流体噴射ノズルとして,流体の微流化を促進するものが知られている。該流体噴射ノズルは,開弁により燃料を噴射口から噴射する燃料噴射弁本体に設けられている。噴射口から噴射された燃料の流れ保持器ずれ防止機構を備えた有限直動案内ユニットを段階的に制御する入口孔部,長孔部,出口孔部から成る噴孔を備えている。出口孔部に一端部が連通する長孔部は,ノズル軸線に公差する方向に延びている。長孔部の他端部に入口孔部が点通される。長孔部に対し出口孔部が鋭角をなしている(例えば,特許文献4参照)。
また,噴板の製造方法として,エッチング加工により製作することにより,バリ取り,面仕上げの後加工を不要にし,高精度で低コストで量産できるものが知られている。該噴板の製造方法は,粉鉱の左右に延びる溝を少なくとも噴口近傍で直交するように両面に,エッチング加工によりそれぞれ形成する(例えば,特許文献5参照)。
特開平07−152037号公報 特開2004−84549号公報 特開2006−220129号公報 特開2001−300360号公報 特開平6−134348号公報
ところで,従来の燃料噴射装置では,ノズルから噴射される噴霧状態が十分な微粒化することができず,また,チャンバ内に十分に拡散することができず,空気と燃料との混合状態,或いは排気ガスと排気ガス浄化に用いるアンモニア水,尿素水等の液体との混合状態が満足できるものではなかった。
この発明の目的は,上記の問題を解決することであり,従来の噴射ノズルから噴射された燃料,アンモニア水,尿素水等の液体の噴霧状態では,液体を細かい微粒化してすることができず,また,広角に拡散させることができず,他の気体との混合が十分でなかったが,本願発明では少なくとも三層板から構成された噴孔構造体をノズルの先端や細かいチューブの先端に配設するこよによって,噴孔構造体の噴孔から噴射された液体が微粒化して広角に拡散して噴霧され,それによって空気,排気ガス等の他の気体との混合がスムーズに促進され,燃焼や酸化還元反応が促進されることを特徴とする液体噴射ノズルを提供することである。
この発明は,液体をノズル本体に設けた噴孔を通じて噴射する液体噴射ノズルにおいて,前記ノズル本体の先端側に配設された噴孔構造体を備えており,前記噴孔構造体は,少なくとも三層に重ねられ且つ前記液体の流れ方向に互いに連通する少なくとも1個の噴孔がそれぞれ形成された第1層板,第2層板,及び第3層板から構成されており,
前記液体の流れとなる流路の上流に位置する前記第1層板には少なくとも1個の第1孔が形成され,前記流路の中間に位置する前記第2層板には前記第1孔に連通して前記液体の流れ方向を変更する第2孔が前記第1孔に対応して少なくとも1個形成され,前記流路の下流に位置する前記第3層板には前記第2層板の前記第2孔に連通して前記液体を噴出する第3孔が前記第2孔に対応して形成されていることを特徴とする液体噴射ノズルに関する。
また,前記第2層板に形成された前記第2孔は,前記液体を前記第2層板から前記第3層板に噴出する中央孔部と該中央孔部に接線方向に連通し且つ前記第1層板の前記第1孔に連通する接線孔部とから構成され,前記第1層板の前記第1孔から流入した前記液体を旋回流に変更させるものである。
また,この液体噴射ノズルは,前記第1層板には前記第2層板の前記中央孔部から隔置した位置で且つ前記第2層板の前記接線孔部に連通する前記第1孔が少なくとも1個形成され,前記第2層板には前記中央孔部と前記中央孔部に接線方向に連通する前記接線孔部とから成る前記第2孔が少なくとも1個形成され,前記第3層板には前記第2層板の前記中央孔部に連通する前記第3孔が形成されているものである。
また,この液体噴射ノズルは,前記第1層板には前記第1孔が周方向に隔置して複数個形成され,前記第2層板には周方向に隔置して複数個形成された前記中央孔部と前記中央孔部に接線方向にそれぞれ連通して前記第1層板の前記第1孔にそれぞれ連通する前記接線孔部とが形成され,前記第3層板には前記第2層板の前記中央孔部にそれぞれ連通して周方向に隔置して複数個形成されているものである。
また,前記第2層板の前記第2孔は前記第1層板の前記第1孔と前記第3層板の前記第3孔より大きな面積を有し,前記第2層板の前記第2孔によって発生した前記旋回流は前記第3層板の前記第3孔から前記旋回流として外部に噴霧されるものである。
また,前記第1層板,前記第2層板及び前記第3層板は薄板でそれぞれ形成され,前記第2層板の上流側に前記第1層板が拡散接合により接着され,前記第2層板の下流側に前記第3層板が拡散接合により接着されているものである。
また,前記第1層板に形成された前記第1孔,前記第2層板に形成された前記第2孔,及び前記第3層板に形成された前記第3孔は,エッチング加工により成形されている。
また,この液体噴射ノズルは,先端部に噴口,該噴口へ液体を供給する液体溜まり部,及び前記液体を前記液体溜まり部に供給すると共に前記液体溜まり部から前記噴口へ前記液体を送り込む液体通路を形成する前記ノズル本体,前記ノズル本体内に配設され且つリフトして前記噴口を開放する弁体,前記ノズル本体内の中空部に配設されたスプリングのばね力で前記弁体を前記噴口の閉方向に押圧する弁構造体,並びに前記弁構造体をソレノイドのON−OFFに応答してリフトさせるアクチュエータを有するものである。
また,前記アクチュエータはコントローラからのON−OFF指令に応答して前記弁構造体をリフトさせ,前記弁構造体の前記弁体は前記弁構造体のリフトによってフリーになって液体圧でリフトして前記噴口を開放し,前記噴口を通じて流出した前記液体が前記噴孔構造体によって旋回流となって外部に噴霧されるものである。
また,前記ノズル本体は,同径に貫通する中空部に形成された鉄製のパイプから形成され,前記パイプの長手方向中央領域が外周側が環状凹部に形成された鉄芯絞り部に形成され,前記鉄芯絞り部の前記ノズル本体の外周部に前記アクチュエータを構成するソレノイドが配設されているものである。
また,前記弁構造体は,前記ノズル本体の中央部の前記鉄芯絞り部に摺動自在に配設されたリング状の摺動リング部材,前記摺動リング部材の先端側端部に圧入固定され且つ前記液体を通す複数の通孔が形成された中空部材,及び前記中空部材の先端側端部に溶接で固定された弁体を構成するボールから構成されている。
この発明による液体噴射ノズルは,上記のように,ノズル本体の先端に少なくとも三層板から構成された噴孔構造体を配設して液体の流れ方向を変更するので,噴孔構造体の噴孔から噴射される燃料,アンモニア水,尿素水等の液体が微粒化して拡散噴霧され,空気,排気ガス等の他の気体との混合状態を良好にし,燃焼,酸化還元を促進させることができる。即ち,前記噴孔構造体について,液体の流れの方向であるベクトルを変化させることによって,噴孔構造体の噴孔から噴霧される液体の微粒化を促進させると共に広範囲に噴霧軌跡が拡散されて噴霧されることになる。特に,噴孔構造体から噴射される液体が旋回流となって噴射されると,噴霧状態が液体を微粒化して拡散されるのが促進されるので,液体が燃料である場合には,燃焼室内での空気との混合が促進され燃焼状態が良好になり,また,排気ガス浄化装置で排気ガスの浄化に使用される液体がアンモニア水や尿素水である場合には,浄化室内での排気ガスとの混合が促進され,酸化還元状態を促進し,排気ガスを良好に浄化することができる。
この発明による液体噴射ノズルの実施例を示す概略断面図である。 図1の液体噴射ノズルにおけるノズル本体の先端領域を示す拡大断面図である。 この液体噴射ノズルにおける噴孔構造体を構成する第1層板,第2層板,及び第3層板から成る代表的な第1実施例を示し,(A)は噴孔構造体を構成する第1層板,第2層板,及び第3層板を模式的に示す説明図,並びに(B)は(A)の第1層板,第2層板,及び第3層板におけるA−A断面の噴孔構造体を示す断面図である。 この液体噴射ノズルにおける第1実施例の噴孔構造体が第1層板,第2層板,及び第3層板のそれぞれの周方向に隔置して6対等間隔に配設された状態を模式的に示す説明図である。 この液体噴射ノズルの噴孔構造における噴孔構造体を構成する第1層板,第2層板,及び第3層板から成る実施例を模式的に示し,(A)が第2実施例を示し,(B)が第3実施例を示す説明図である。 この液体噴射ノズルの噴孔構造における噴孔構造体を構成する第1層板,第2層板,及び第3層板から成る実施例を模式的に示し,(A)が第4実施例を示し,(B)が第4実施例を示す説明図である。
以下,図面を参照して,この液体噴射ノズルの噴孔構造の実施例について説明する。
図1及び図2を参照して,この発明による噴孔構造体が組み込んだ液体噴射ノズルを説明する。この液体噴射ノズルは,例えば,ディーゼルエンジンを搭載した燃料噴射装置,或いはアンモニア水,尿素水等の液体38を噴霧する排気ガス浄化装置に適用して好ましいものである。この液体噴射ノズルは,主として,エンジン,噴射装置,機器等の取付け部に固定されるノズル支持本体1,ノズル支持本体1に形成された嵌挿孔40に挿通して両者がねじ止め固定手段39等で固定されたパイプ状のノズル本体2,ノズル本体2内を摺動自在に移動する弁体を構成する弁構造体3,ノズル支持本体1にねじ止め固定手段29で固定され且つノズル本体2の中央領域に形成された鉄芯絞り部2Aに位置決め固定されたソレノイド4Sを収容したソレノイド支持体17,弁構造体3の弁体を構成するボール6を着座させる弁座30を構成し且つ中央に噴口23が形成された弁着座部材25,及びノズル本体2の先端部47に配設された噴孔構造体10から構成されている。ノズル本体2は,同径に貫通する中空部44に形成された鉄製のパイプから成り,該中空部44の長手方向中央領域に外周側が環状凹部に形成された鉄芯絞り部2Aを備えている。また,弁構造体3は,ノズル本体2の鉄芯絞り部2Aの先端側の半分領域の中空部44に摺動自在に配設されたリング状の摺動リング部材8,摺動リング部材8の先端側端部に圧入固定され且つ液体を通す複数の通孔32が形成された中空部材6,及び中空部材6の先端側端部に溶接で固定された弁体を構成するボール6から構成されている。また,この液体噴射ノズルは,ノズル本体2の鉄芯絞り部2Aの半分領域の中空部44に固定されたスプリング支持体5,及び摺動リング部材8とスプリング支持体5との対向面間にギャップ24を形成し且つ摺動リング部材8とスプリング支持体5との間に配設された両者を引き離す側にばね力を付勢するスプリング9を備えている。スプリング9は,スプリング支持体5の中空部に配設され,摺動リング部材8を弁着座部材25へ常時押し付け,ボール6を弁着座部材25の弁座30に押し付けて弁着座部材25に設けた噴口23を閉鎖している。ノズル本体2には,弁着座部材25より先端側端部47に,この発明の特徴とする少なくとも3層板から成る噴孔構造体10が取り付けられている。
この液体噴射ノズルにおいて,ノズル本体2の鉄芯絞り部2Aの上流側半分を占める領域に位置決めして固定されたスプリング支持体5には,スプリング9の一端を受けるための凹状底部に受座35が形成され,その受座35の中央には液体38が流れる通孔31が形成されている。また,ノズル本体2の鉄芯絞り部2Aの下流側半分を占める領域に位置決めして固定された摺動リング部材8には,スプリング9の他端を受けるための凹状底部に受座36が形成され,その受座36の中央には液体38が流れる通孔32が形成されている。また,この液体噴射ノズルを構成するノズル本体2には,液体供給源(図示せず)から供給された液体38を収容して噴射時に噴射させる中空部44に液体溜まり部37が形成されている。従って,弁構造体3は,摺動リング部材8とスプリング支持体5との間のギャップ24分だけ,摺動リング部材8がノズル本体2内を摺動移動できるように構成されている。この液体噴射ノズルでは,フィルタ18を通じて供給された液体38は,ノズル本体2の中空部44の液体溜まり部37に収容され,液体溜まり部37の液体38は,スプリング支持体5の通孔31,次いで摺動リング体8の通孔32,中空部材7の複数の通孔27を通って弁着座部材25とボール6との間の液体通路42に供給されるように構成されている。
また,この液体噴射ノズルを構成するノズル本体2には,液体38の供給側の端部には液体38を濾過する金網メッシュ等から成るフィルタ18を備えた支持リング19が固定リング28によって取り付けられている。また,アクチュエータ4は,ノズル本体2のパイプ中央部を環状に凹ませて形成された鉄心絞り部2A,鉄心絞り部2Aの外周側に位置して円筒状に巻き上げられたコイルであるソレノイド41,ソレノイド41を収容支持するソレノイド支持体17,ソレノイド41に電流をON−OFFするためソレノイド41にコネクタ21で電源(図示せず)に接続された電極20,及び電極20に通電して電流をON−OFFしてソレノイド41のON−OFFを制御するコントローラ(図示せず)を備えている。この液体噴射ノズルでは,液体パイプ,ポンプ等を通じて液体38は,ノズル本体2内に形成された液体溜まり部37に供給される。また,ノズル本体2は,液体噴射ノズルを相手部材に取り付けるため,供給側端部にOリング22が設けられた取付け部42に構成されている。
この液体噴射ノズルは,コントローラの指令によって,コイル41に電流を流すと,摺動リング部材8とスプリング支持体5との間のギャップ24を零にする力が働き,摺動リング部材8がスプリング9のばね力に抗してギャップ24を零にする方向に移動し,その時,ボール6が弁着座部材25の弁座30から離れ,噴口23が開口し,液体38が噴口23から噴孔構造体10へと供給され,噴孔構造体10の噴孔を通じて液体38が外部に噴霧されることに成る。この液体噴射ノズルでは,コントローラの指令でコイル41に電流を流すと,磁束がコイル41の内側のノズル本体2の鉄心を流れる。ノズル本体2の鉄心のしぼり部2Aの領域で磁束が飽和し,磁束の飽和によって内部に位置する摺動リング部材8がスプリング9のばね力に抗してスプリング支持体5側に移動し,ギャップ24を零にする方向に移動する。即ち,エアギャップは,磁束が通り難いため,ソレノイド41がエアギャップを零にする方向に作用し,そのため移動体である摺動リング部材8がが移動させられるからである。コイル41は,100回〜200回と巻き上げた構造に構成しておけば,ソレノイド41の現象を発生させる。この液体噴射ノズルでは,コントローラの指示で電極20をON−OFFさせて,コイル41に電流を流すことによって,弁構造体3が繰り返しのリフトをして液体38が噴孔構造体10の噴孔を通じて外部に噴霧されることになる。即ち,液体溜まり部37内の液体38は,ソレノイド41から成るアクチュエータ4が付勢して弁構造体3がリフトし,噴口23が開放して,液体38が噴孔構造体10へ供給され,次いで,液体38が噴孔構造体10の噴孔を通じて微流化した広角に拡散した霧状の噴霧がチャンバ,燃焼室等の外部に噴射される。
この発明による液体噴射ノズルは,特に,ノズル本体2の先端側に配設された噴孔構造体10に特徴を有しており,噴孔構造体10は,図3〜図6に示されるように,少なくとも三層に重ねられ且つ液体38の流れ方向に互いに連通する少なくとも1個の噴孔となる孔14〜16がそれぞれ形成された第1層板11,第2層板12,及び第3層板13から構成されている。第1層板11は,液体38の流れとなる流路の上流に位置しており,少なくとも1個の第1孔14を備えている。第2層板12は,流路の中間に位置しており,第1孔14に連通して液体38の流れ方向を変更する第2孔15を第1孔14に対応して設けられている。第3層板13は,流路の下流に位置しており,第2孔15の中央部に連通して液体38が流入する第3孔16を第2孔15に対応して設けられている。この液体噴射ノズルでは,実質的には,第3層板13に形成された第3孔16が液体38を噴霧する噴孔を形成することになる。更に,第2層板12に形成された第2孔15は,液体38を第2層板12から第3層板13に噴出する中央孔部45と,第1層板11の第1孔14に連通し且つ中央孔部45に接線方向に連通する接線孔部46とから構成されており,第1層板11の第1孔14から流入する液体38を接線孔部46から中央孔部45に流入することによって液体38の流れが旋回流に変更される。
この液体噴射ノズルにおける噴孔構造10は,第1層板11には,第2孔15の中央孔部45から隔置した位置で且つ接線孔部46に連通する第1孔14が少なくとも1個形成されている。第2層板12には,中央孔部45と中央孔部45に接線方向に連通して第1孔14に連通する接線孔部46から成る第2孔15が少なくとも1個形成されている。第3層板13には,第2孔15の中央孔部45に連通する第3孔16が形成されている。更に,噴孔構造10は,図3及び図5の(B)に示すように,第1層板11には第1孔14が周方向に複数隔置してそれぞれ形成されており,第2層板12には周方向に隔置して複数個形成された中央孔部45と中央孔部45に接線方向にそれぞれ連通して第1孔14にそれぞれ連通する接線孔部46とが形成され,また,第3層板13には第2孔15の中央孔部45にそれぞれ連通して周方向に隔置して複数個形成されている。
この液体噴射ノズルにおいて,第2層板12の第2孔15は,第1層板11の第1孔14と第3層板13の第3孔16より大きな面積を有しており,第2層板12の第2孔15によって発生した旋回流は,第3層板13の第3孔16から旋回流として外部に拡散して噴霧されるようになる。また,第1層板11,第2層板12及び第3層板13は,薄板でそれぞれ形成されており,第2層板12の上流側に第1層板11が拡散接合により接着され,第2層板12の下流側に第3層板13が拡散接合により接着されている。更に,第1層板11に形成された第1孔14,第2層板12に形成された第2孔15,及び第3層板13に形成された第3孔16は,エッチング加工により成形されている。
図3には,この液体噴射ノズルにおける噴孔構造10の典型的な第1実施例が示されている。第1実施例では,第1層板11には,液体38の流れとなる流路の上流に位置しており,一対の第1孔14が周方向に隔置して形成されている。第2層板12には,流路の中間に位置しており,第1孔14に連通して液体38の流れ方向を変更する第2孔15を第1孔14に対応して設けられている。更に,第2孔15は,中心に位置する中央孔部45と,第1孔14に連通し且つ中央孔部45に接線方向に連通する接線孔部46から構成されており,第1層板11の第1孔14から流入する液体38を旋回流に変更させることができる。第3層板13には,流路の下流に位置しており,第2孔15の中央孔部45に連通して液体38が流入する第3孔16を第2孔15に対応して設けられており,第2孔15の中央孔部45にそれぞれ連通して1個形成されている。
図4には,この液体噴射ノズルについて,図3に示すタイプの第1実施例の噴孔構造体10は,第1層板11,第2層板12,及び第3層板13に,それぞれに形成する第1孔14,第2孔15,及び第3孔16が周方向に等間隔に隔置して6対形成された状態が模式的に示されている。この液体噴射ノズルでは,噴孔構造体10は,第1層板11,第2層板12,及び第3層板13にそれぞれ形成する第1孔14,第2孔15,及び第3孔16が,図4では6個設けてあるが,それに限定されるものでなく,2〜5対設けることもできることは勿論である。第1層板11,第2層板12,及び第3層板13に形成する第1孔14,第2孔15,及び第3孔16の数を増やすことによって,液体38の噴霧状態は種々に変えることができるので,燃焼室やチャンバの形状や用途に応じて周方向に隔置して設ける孔の数を決定すれば,最適な噴霧状態を確保することができる。
図5の(A)には,この液体噴射ノズルにおける噴孔構造10の第2実施例が示されている。第2実施例では,第1層板11には,液体38の流れとなる流路の上流に位置しており,1個の第1孔14が中心から隔置して形成されている。第2層板12には,流路の中間に位置しており,第1孔14に連通して液体38の流れ方向を変更する第2孔15を第1孔14に対応して1個設けられている。更に,第2孔15は,中心に位置する中央孔部45と,第1孔14に連通し且つ中央孔部45に液体38の流れ方向を変更する長孔部48から構成されており,第1層板11の第1孔14から流入する液体38を流れを変更させることができる。第3層板13には,流路の下流に位置しており,第2孔15の中央孔部45に連通して液体38が流入する第3孔16を第2孔15に対応して1個設けられている。また,第2実施例についても,第1層板11,第2層板12,及び第3層板13にそれぞれ形成する第1孔14,第2孔15,及び第3孔16は,第1実施例のように,周方向に等間隔に隔置して2〜5対設けることができることは勿論である。
図5の(B)には,この液体噴射ノズルにおける噴孔構造10の第3実施例が示されている。第3実施例では,第1層板11には,液体38の流れとなる流路の上流に位置しており,1個の第1孔14が中心から隔置して形成されている。第2層板12には,流路の中間に位置しており,第1孔14に連通して液体38の流れ方向を変更する第2孔15を第1孔14に対応して1個設けられている。更に,第2孔15は,中心に位置する中央孔部45と,第1孔14に連通し且つ中央孔部45に液体38の流れ方向を変更する円弧状に延びる接線孔部46から構成されており,第1層板11の第1孔14から流入する液体38を流れを旋回流れに変更することができる。第3層板13には,流路の下流に位置しており,第2孔15の中央孔部45に連通して液体38が流入する第3孔16を第2孔15に対応して1個設けられている。また,第3実施例についても,第1層板11,第2層板12,及び第3層板13にそれぞれ形成する第1孔14,第2孔15,及び第3孔16は,第1実施例のように,周方向に等間隔に隔置して2〜5対設けることができることは勿論である。
図6の(A)には,この液体噴射ノズルにおける噴孔構造10の第4実施例が示されている。第4実施例では,第1層板11には,液体38の流れとなる流路の上流に位置しており,1個の第1孔14が中心から隔置して形成されている。第2層板12には,流路の中間に位置しており,第1孔14に連通して液体38の流れ方向を変更する第2孔15を第1孔14に対応して1個設けられている。更に,第2孔15は,中心に位置する中央孔部45と,第1孔14に連通し且つ中央孔部45に液体38の流れ方向を変更する直線状に延びる接線孔部46から構成されており,第1層板11の第1孔14から流入する液体38を流れを旋回流れに変更することができる。第3層板13には,流路の下流に位置しており,第2孔15の中央孔部45に連通して液体38が流入する第3孔16を第2孔15に対応して1個設けられている。また,第4実施例についても,第1層板11,第2層板12,及び第3層板13にそれぞれ形成する第1孔14,第2孔15,及び第3孔16は,第1実施例のように,周方向に等間隔に隔置して2〜5対設けることができることは勿論である。
図6の(B)には,この液体噴射ノズルにおける噴孔構造10の第5実施例が示されている。第5実施例では,第1層板11には,液体38の流れとなる流路の上流に位置しており,1個の第1孔14が中心から隔置して周方向に3個形成されている。第2層板12には,流路の中間に位置しており,第1孔14に連通して液体38の流れ方向を変更する第2孔15を第1孔14に対応して1個設けられている。更に,第2孔15は,中心に位置する中央孔部45と,第1孔14にそれぞれ連通し且つ周方向に隔置して中央孔部45に液体38の流れ方向を変更する直線状に延びる3個の接線孔部46から構成されており,第1層板11の第1孔14から流入する液体38を流れを旋回流れに変更することができる。第3層板13には,流路の下流に位置しており,第2孔15の中央孔部45に連通して液体38が流入する第3孔16を第2孔15に対応して1個設けられている。また,第5実施例についても,第1層板11,第2層板12,及び第3層板13にそれぞれ形成する第1孔14,第2孔15,及び第3孔16は,第1実施例のように,周方向に等間隔に隔置して2〜5対設けることができることは勿論である。
この発明による液体噴射ノズルは,例えば,ディーゼルエンジンを搭載した燃料噴射装置,アンモニア水,尿素水等の液体を噴霧する排気ガス浄化装置等の液体を噴霧するノズルに適用して好ましいものである。
2 ノズル本体
2A 鉄芯絞り部
3 弁構造体
4 アクチュエータ
6 ボール
7 中空部材
8 摺動リング部材
9 スプリング
10 噴孔構造体
11 第1層板
12 第2層板
13 第3層板
14 第1孔
15 第2孔
16 第3孔
23 噴口
37 液体溜まり部
38 液体
41 ソレノイド
43 液体通路
44 中空部
45 中央孔部
46 接線孔部
47 先端部

Claims (11)

  1. 液体をノズル本体に設けた噴孔を通じて噴射する液体噴射ノズルにおいて,
    前記ノズル本体の先端側に配設された噴孔構造体を備えており,前記噴孔構造体は,少なくとも三層に重ねられ且つ前記液体の流れ方向に互いに連通する少なくとも1個の噴孔がそれぞれ形成された第1層板,第2層板,及び第3層板から構成されており,
    前記液体の流れとなる流路の上流に位置する前記第1層板には少なくとも1個の第1孔が形成され,前記流路の中間に位置する前記第2層板には前記第1孔に連通して前記液体の流れ方向を変更する第2孔が前記第1孔に対応して少なくとも1個形成され,前記流路の下流に位置する前記第3層板には前記第2層板の前記第2孔に連通して前記液体を噴出する第3孔が前記第2孔に対応して形成されていることを特徴とする液体噴射ノズル。
  2. 前記第2層板に形成された前記第2孔は,前記液体を前記第2層板から前記第3層板に噴出する中央孔部と該中央孔部に接線方向に連通し且つ前記第1層板の前記第1孔に連通する接線孔部とから構成され,前記第1層板の前記第1孔から流入した前記液体を旋回流に変更させることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ノズル。
  3. 前記第1層板には前記第2層板の前記中央孔部から隔置した位置で且つ前記第2層板の前記接線孔部に連通する前記第1孔が少なくとも1個形成され,前記第2層板には前記中央孔部と前記中央孔部に接線方向に連通する前記接線孔部とから成る前記第2孔が少なくとも1個形成され,前記第3層板には前記第2層板の前記中央孔部に連通する前記第3孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射ノズル。
  4. 前記第1層板には前記第1孔が周方向に隔置して複数個形成され,前記第2層板には周方向に隔置して複数個形成された前記中央孔部と前記中央孔部に接線方向にそれぞれ連通して前記第1層板の前記第1孔にそれぞれ連通する前記接線孔部とが形成され,前記第3層板には前記第2層板の前記中央孔部にそれぞれ連通して周方向に隔置して複数個形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射ノズル。
  5. 前記第2層板の前記第2孔は前記第1層板の前記第1孔と前記第3層板の前記第3孔より大きな面積を有し,前記第2層板の前記第2孔によって発生した前記旋回流は前記第3層板の前記第3孔から前記旋回流として外部に噴霧されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の液体噴射ノズル。
  6. 前記第1層板,前記第2層板及び前記第3層板は薄板でそれぞれ形成され,前記第2層板の上流側に前記第1層板が拡散接合により接着され,前記第2層板の下流側に前記第3層板が拡散接合により接着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体噴射ノズル。
  7. 前記第1層板に形成された前記第1孔,前記第2層板に形成された前記第2孔,及び前記第3層板に形成された前記第3孔は,エッチング加工により成形されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体噴射ノズル。
  8. 先端部に噴口,該噴口へ液体を供給する液体溜まり部,及び前記液体を前記液体溜まり部に供給すると共に前記液体溜まり部から前記噴口へ前記液体を送り込む液体通路を形成する前記ノズル本体,前記ノズル本体内に配設され且つリフトして前記噴口を開放する弁体,前記ノズル本体内の中空部に配設されたスプリングのばね力で前記弁体を前記噴口の閉方向に押圧する弁構造体,並びに前記弁構造体をソレノイドのON−OFFに応答してリフトさせるアクチュエータを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体噴射ノズル。
  9. 前記アクチュエータはコントローラからのON−OFF指令に応答して前記弁構造体をリフトさせ,前記弁構造体の前記弁体は前記弁構造体のリフトによってフリーになって液体圧でリフトして前記噴口を開放し,前記噴口を通じて流出した前記液体が前記噴孔構造体によって旋回流となって外部に噴霧されることを特徴とする請求項8に記載の液体噴射ノズル。
  10. 前記ノズル本体は,同径に貫通する中空部に形成された鉄製のパイプから形成され,前記パイプの長手方向中央領域が外周側が環状凹部に形成された鉄芯絞り部に形成され,前記鉄芯絞り部の前記ノズル本体の外周部に前記アクチュエータを構成するソレノイドが配設されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の液体噴射ノズル。
  11. 前記弁構造体は,前記ノズル本体の中央部の前記鉄芯絞り部に摺動自在に配設されたリング状の摺動リング部材,前記摺動リング部材の先端側端部に圧入固定され且つ前記液体を通す複数の通孔が形成された中空部材,及び前記中空部材の先端側端部に溶接で固定された弁体を構成するボールから構成されていることを特徴とする請求項10に記載の液体噴射ノズル。
JP2017100553A 2017-05-22 2017-05-22 液体噴射ノズル Pending JP2018193966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017100553A JP2018193966A (ja) 2017-05-22 2017-05-22 液体噴射ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017100553A JP2018193966A (ja) 2017-05-22 2017-05-22 液体噴射ノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018193966A true JP2018193966A (ja) 2018-12-06

Family

ID=64569761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017100553A Pending JP2018193966A (ja) 2017-05-22 2017-05-22 液体噴射ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018193966A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10122096A (ja) * 1996-10-16 1998-05-12 Aisan Ind Co Ltd 燃料噴射弁
JP2002503311A (ja) * 1998-04-08 2002-01-29 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 霧化円板及び霧化円板を備えた燃料噴射弁
US20020074431A1 (en) * 2000-12-18 2002-06-20 Siemens Automotive Corporation Air assist fuel injector with multiple orifice plates
JP2003511609A (ja) * 1999-10-02 2003-03-25 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 燃料噴射弁における流量を調整する方法
JP2003154264A (ja) * 2001-11-22 2003-05-27 Ngk Insulators Ltd 触媒体及びその製造方法
US20050284965A1 (en) * 2004-06-29 2005-12-29 Michael Schneider Fuel injector nozzle atomizer having individual passages for inward directed accelerated cross-flow
JP2009114953A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Nissan Motor Co Ltd 燃料噴射装置のマイクロノズルおよび燃料噴射装置のマイクロノズルの製造方法
JP2012154264A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Hitachi Automotive Systems Ltd 燃料噴射弁

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10122096A (ja) * 1996-10-16 1998-05-12 Aisan Ind Co Ltd 燃料噴射弁
JP2002503311A (ja) * 1998-04-08 2002-01-29 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 霧化円板及び霧化円板を備えた燃料噴射弁
JP2003511609A (ja) * 1999-10-02 2003-03-25 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 燃料噴射弁における流量を調整する方法
US20020074431A1 (en) * 2000-12-18 2002-06-20 Siemens Automotive Corporation Air assist fuel injector with multiple orifice plates
JP2003154264A (ja) * 2001-11-22 2003-05-27 Ngk Insulators Ltd 触媒体及びその製造方法
US20050284965A1 (en) * 2004-06-29 2005-12-29 Michael Schneider Fuel injector nozzle atomizer having individual passages for inward directed accelerated cross-flow
JP2009114953A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Nissan Motor Co Ltd 燃料噴射装置のマイクロノズルおよび燃料噴射装置のマイクロノズルの製造方法
JP2012154264A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Hitachi Automotive Systems Ltd 燃料噴射弁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140001288A1 (en) Injection valve
JP5875443B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2007064364A (ja) 電磁弁
JP5253480B2 (ja) 燃料噴射弁
EP1857665B1 (en) Fuel injection valve
JPH07310629A (ja) 流体噴射ノズル及びそれを用いた燃料噴射弁
JP3977728B2 (ja) 燃料噴射弁
CN100396909C (zh) 用于喷射压力流体的喷射器
CN110023616B (zh) 燃料喷射装置
JP2009250122A (ja) 燃料噴射弁
US20220143633A1 (en) Swirl seat nozzle
JP2018193966A (ja) 液体噴射ノズル
JP4618262B2 (ja) 燃料噴射弁
JP7020662B2 (ja) 液体噴射ノズルの多噴孔構造体
CN108138718B (zh) 燃料喷射阀及喷孔板
JP2006249989A (ja) 燃料噴射弁
US10344725B2 (en) Fluid injector spray disc having offset channel architecture, and methods for constructing and utilizing same
JP2006329114A (ja) 燃料噴射弁
CN114502835A (zh) 燃料喷射阀
JP2005054656A (ja) 燃料噴射弁
JP2013096242A (ja) 燃料噴射弁
CN111356835B (zh) 燃料喷射阀
JP3613363B2 (ja) 燃料噴射弁
CN111279066B (zh) 燃料喷射阀
WO2022215198A1 (ja) 燃料噴射弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211028

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220315