JP2018193966A - 液体噴射ノズル - Google Patents
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Description
前記液体の流れとなる流路の上流に位置する前記第1層板には少なくとも1個の第1孔が形成され,前記流路の中間に位置する前記第2層板には前記第1孔に連通して前記液体の流れ方向を変更する第2孔が前記第1孔に対応して少なくとも1個形成され,前記流路の下流に位置する前記第3層板には前記第2層板の前記第2孔に連通して前記液体を噴出する第3孔が前記第2孔に対応して形成されていることを特徴とする液体噴射ノズルに関する。
図1及び図2を参照して,この発明による噴孔構造体が組み込んだ液体噴射ノズルを説明する。この液体噴射ノズルは,例えば,ディーゼルエンジンを搭載した燃料噴射装置,或いはアンモニア水,尿素水等の液体38を噴霧する排気ガス浄化装置に適用して好ましいものである。この液体噴射ノズルは,主として,エンジン,噴射装置,機器等の取付け部に固定されるノズル支持本体1,ノズル支持本体1に形成された嵌挿孔40に挿通して両者がねじ止め固定手段39等で固定されたパイプ状のノズル本体2,ノズル本体2内を摺動自在に移動する弁体を構成する弁構造体3,ノズル支持本体1にねじ止め固定手段29で固定され且つノズル本体2の中央領域に形成された鉄芯絞り部2Aに位置決め固定されたソレノイド4Sを収容したソレノイド支持体17,弁構造体3の弁体を構成するボール6を着座させる弁座30を構成し且つ中央に噴口23が形成された弁着座部材25,及びノズル本体2の先端部47に配設された噴孔構造体10から構成されている。ノズル本体2は,同径に貫通する中空部44に形成された鉄製のパイプから成り,該中空部44の長手方向中央領域に外周側が環状凹部に形成された鉄芯絞り部2Aを備えている。また,弁構造体3は,ノズル本体2の鉄芯絞り部2Aの先端側の半分領域の中空部44に摺動自在に配設されたリング状の摺動リング部材8,摺動リング部材8の先端側端部に圧入固定され且つ液体を通す複数の通孔32が形成された中空部材6,及び中空部材6の先端側端部に溶接で固定された弁体を構成するボール6から構成されている。また,この液体噴射ノズルは,ノズル本体2の鉄芯絞り部2Aの半分領域の中空部44に固定されたスプリング支持体5,及び摺動リング部材8とスプリング支持体5との対向面間にギャップ24を形成し且つ摺動リング部材8とスプリング支持体5との間に配設された両者を引き離す側にばね力を付勢するスプリング9を備えている。スプリング9は,スプリング支持体5の中空部に配設され,摺動リング部材8を弁着座部材25へ常時押し付け,ボール6を弁着座部材25の弁座30に押し付けて弁着座部材25に設けた噴口23を閉鎖している。ノズル本体2には,弁着座部材25より先端側端部47に,この発明の特徴とする少なくとも3層板から成る噴孔構造体10が取り付けられている。
2A 鉄芯絞り部
3 弁構造体
4 アクチュエータ
6 ボール
7 中空部材
8 摺動リング部材
9 スプリング
10 噴孔構造体
11 第1層板
12 第2層板
13 第3層板
14 第1孔
15 第2孔
16 第3孔
23 噴口
37 液体溜まり部
38 液体
41 ソレノイド
43 液体通路
44 中空部
45 中央孔部
46 接線孔部
47 先端部
Claims (11)
- 液体をノズル本体に設けた噴孔を通じて噴射する液体噴射ノズルにおいて,
前記ノズル本体の先端側に配設された噴孔構造体を備えており,前記噴孔構造体は,少なくとも三層に重ねられ且つ前記液体の流れ方向に互いに連通する少なくとも1個の噴孔がそれぞれ形成された第1層板,第2層板,及び第3層板から構成されており,
前記液体の流れとなる流路の上流に位置する前記第1層板には少なくとも1個の第1孔が形成され,前記流路の中間に位置する前記第2層板には前記第1孔に連通して前記液体の流れ方向を変更する第2孔が前記第1孔に対応して少なくとも1個形成され,前記流路の下流に位置する前記第3層板には前記第2層板の前記第2孔に連通して前記液体を噴出する第3孔が前記第2孔に対応して形成されていることを特徴とする液体噴射ノズル。 - 前記第2層板に形成された前記第2孔は,前記液体を前記第2層板から前記第3層板に噴出する中央孔部と該中央孔部に接線方向に連通し且つ前記第1層板の前記第1孔に連通する接線孔部とから構成され,前記第1層板の前記第1孔から流入した前記液体を旋回流に変更させることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ノズル。
- 前記第1層板には前記第2層板の前記中央孔部から隔置した位置で且つ前記第2層板の前記接線孔部に連通する前記第1孔が少なくとも1個形成され,前記第2層板には前記中央孔部と前記中央孔部に接線方向に連通する前記接線孔部とから成る前記第2孔が少なくとも1個形成され,前記第3層板には前記第2層板の前記中央孔部に連通する前記第3孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射ノズル。
- 前記第1層板には前記第1孔が周方向に隔置して複数個形成され,前記第2層板には周方向に隔置して複数個形成された前記中央孔部と前記中央孔部に接線方向にそれぞれ連通して前記第1層板の前記第1孔にそれぞれ連通する前記接線孔部とが形成され,前記第3層板には前記第2層板の前記中央孔部にそれぞれ連通して周方向に隔置して複数個形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射ノズル。
- 前記第2層板の前記第2孔は前記第1層板の前記第1孔と前記第3層板の前記第3孔より大きな面積を有し,前記第2層板の前記第2孔によって発生した前記旋回流は前記第3層板の前記第3孔から前記旋回流として外部に噴霧されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の液体噴射ノズル。
- 前記第1層板,前記第2層板及び前記第3層板は薄板でそれぞれ形成され,前記第2層板の上流側に前記第1層板が拡散接合により接着され,前記第2層板の下流側に前記第3層板が拡散接合により接着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体噴射ノズル。
- 前記第1層板に形成された前記第1孔,前記第2層板に形成された前記第2孔,及び前記第3層板に形成された前記第3孔は,エッチング加工により成形されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体噴射ノズル。
- 先端部に噴口,該噴口へ液体を供給する液体溜まり部,及び前記液体を前記液体溜まり部に供給すると共に前記液体溜まり部から前記噴口へ前記液体を送り込む液体通路を形成する前記ノズル本体,前記ノズル本体内に配設され且つリフトして前記噴口を開放する弁体,前記ノズル本体内の中空部に配設されたスプリングのばね力で前記弁体を前記噴口の閉方向に押圧する弁構造体,並びに前記弁構造体をソレノイドのON−OFFに応答してリフトさせるアクチュエータを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体噴射ノズル。
- 前記アクチュエータはコントローラからのON−OFF指令に応答して前記弁構造体をリフトさせ,前記弁構造体の前記弁体は前記弁構造体のリフトによってフリーになって液体圧でリフトして前記噴口を開放し,前記噴口を通じて流出した前記液体が前記噴孔構造体によって旋回流となって外部に噴霧されることを特徴とする請求項8に記載の液体噴射ノズル。
- 前記ノズル本体は,同径に貫通する中空部に形成された鉄製のパイプから形成され,前記パイプの長手方向中央領域が外周側が環状凹部に形成された鉄芯絞り部に形成され,前記鉄芯絞り部の前記ノズル本体の外周部に前記アクチュエータを構成するソレノイドが配設されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の液体噴射ノズル。
- 前記弁構造体は,前記ノズル本体の中央部の前記鉄芯絞り部に摺動自在に配設されたリング状の摺動リング部材,前記摺動リング部材の先端側端部に圧入固定され且つ前記液体を通す複数の通孔が形成された中空部材,及び前記中空部材の先端側端部に溶接で固定された弁体を構成するボールから構成されていることを特徴とする請求項10に記載の液体噴射ノズル。
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