JP2003510780A - 大きい領域を有するプラズマ源における均一ガス分布 - Google Patents

大きい領域を有するプラズマ源における均一ガス分布

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Abstract

(57)【要約】 本発明の装置は、プラズマ処理チャンバ(20)内のフィールドアドミッション窓(22)を介し時間変動する磁場を発生させ、誘導結合によりチャンバ内にプラズマを発生し且つ維持する。装置は、磁極面構造(38a)を有する磁気コア(38)と、磁気コアに関連付けられる誘導子手段(40)とを含み、これらは、磁極面構造全体に亘って時間変動する磁場を発生し、装置は更に、磁気コアを通りチャンバ内にガスを注入するための手段(42、44、48、51)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [本発明の属する技術分野及び関連技術] 本発明は一般的に、プラズマアシスト処理を用いる表面加工の装置及びその使
用方法に関し、より詳細には、排他的にではないが、大きい平らな基板の加工に
関する。
【0002】 このような加工には、エッチング、蒸着、洗浄、パシベーション、及び、イオ
ン注入が含まれる。
【0003】 大きい基板をプラズマ処理するための新しい要求は、市場で入手可能なプラズ
マ源に対しより一層重要となってきている。プラズマアシスト処理の成功は、こ
のようなプラズマ源のスケーラビリティに依存する。
【0004】 このような要求を満たすために、例えば、広い圧力範囲に亘って低く且つ制御
可能なエネルギーを有する高密度の反応種の発生、及び、基板全体への最高の均
質性といったプラズマ特性で大きい基板を処理する新しいプラズマ源が考え出さ
れなければならない。
【0005】 プラズマ処理では一般的に、ガス入口に接続される真空チャンバと、ガスフロ
ー及びガス圧力を制御するポンプ装置が使用される。電気エネルギーが真空チャ
ンバに付加され、ガス中の自由電子をガス分子のイオン化のエネルギーまで加速
し、それによりプラズマが発生される。イオン化現象は幾つかの電子を自由にし
、これらの電子もイオン化エネルギーまで加速されることが可能である。
【0006】 ガス中の自由電子に付加されるエネルギーは一般的に、電場、変動磁場、又は
、両方によって達成される。
【0007】 プラズマ処理において、プラズマを発生するために使用される従来の方法の1
つは、いわゆる容量結合型プラズマとして知られる技術によるものである。プラ
ズマは、自由電子を加速する電場を形成する2つの電極間にAC電圧を印加する
ことによりもたらされる。一般的に、2つの電極のうちの1つは、基板ホルダで
ある。2つの電極間に印加されるAC電圧によって発生される印加エネルギーは
、同時にイオンのフラックス及び運動エネルギーも制御する。この2つのパラメ
ータは結合されるので、このプロセスは最適化するのが困難である。
【0008】 プラズマ処理に使用される他のプラズマ源は、電子サイクロトロン共鳴(EC
R)に基づく。この処理法では、マイクロ波電力が定磁場と共にガスに付加され
、電子路を円形の路に変形する。磁場の強度は、電子のジャイレーション周波数
が、電界の周波数と同一となるようにされ、これは、電子加速の効率を向上する
共鳴効果をもたらす。このようなタイプの励起モードは、高いイオンフラックス
及び低いイオンエネルギーを有するプラズマを供給可能である。イオンエネルギ
ーは、基板に独立したバイアスを印加することにより制御可能である。しかし、
このような装置は複雑且つ高価である。更に、特にプラズマ源をスケールアップ
する又はその均質性に関し、プラズマ処理に期待される特徴に関し依然として制
限されている。
【0009】 この何年かの間に新世代プラズマ源が開発され、これらは良好な見込みを有す
る。新世代プラズマ源は、誘導結合プラズマ(ICP)として知られ、例えば、
米国特許第4,948,458号及び第5,277,751号に説明されるもの
が挙げられる。プラズマは、スパイラル状のプレーナコイルによって発生される
変動磁場によって形成される。電子は、コイル面と平行な円形路及びプラズマチ
ャンバの絶縁窓において加速される。この構成は、低い機械エネルギーを有する
高密度のプラズマを供給するが、装置の寸法が大きくなるとコイルの中心及び境
界における均質性に関し固有の不具合を有する。この不具合によって、処理法の
スケーラビリティが制限されてしまう。
【0010】 米国特許第5,435,881号は、好適な低圧プレーナプラズマを発生する
装置を示す。この装置は、2×2の又はそれより大きい互い違いにされる磁極(
多極)のアレイを含む。この特許に記載される利点は、多くの変動磁極を付加す
ることにより大きいプラズマを発生し、従って、非均等なプラズマ領域は非常に
小さいという可能性である。
【0011】 しかし、このような設計は、2×2の磁極間の間隔及び励起周波数だけでなく
、使用時の動作圧力に依存しなければならなくなる。この間隔は電子の平均自由
行程に依存し、この平均自由行程は圧力が増加すると減少する。従って、処理要
件として高い動作圧力が必要である場合、2×2の磁極間の間隔はかなり小さく
されなければならない。このことは技術的な面から決定的となる。この処理法で
はさらに、様々な処理圧力に対し様々な多極分布を必要とし、これは、この処理
法の産業上の柔軟性及び利用可能性を低下させてしまう。
【0012】 従来技術の装置のいずれも、チャンバ中心におけるガス分布の均一性に問題が
ある。ガス分布は通常、プラズマチャンバの側壁に配置されるリングを用いて行
われるが、これは、チャンバの中心におけるガス分布を均一にすることができな
い。この不均一性は、プラズマチャンバの面積が増加するとより一層深刻になる
。更に、ガス分布手段は通常金属材料から形成され、これは、チャンバ内の磁場
を乱し、従って、プラズマ密度も乱してしまう。
【0013】 文書EP−776654に、中心のガスフィードシリコン又は半導体シーリン
グを介しガスを注入することによりウェーハ表面全体に亘って均一なガス分布が
達成されるプラズマ反応炉又はプラズマチャンバが明確に開示される。
【0014】 この装置を図1に概略的に示す。この装置は、半導体シーリング6によって覆
われるプラズマチャンバ2を含み、半導体シーリング6にはガス注入管12、1
4が通される。ガス注入管14は中心のガスフィードパイプ16に接続される。
【0015】 オーバヘッドインダクティブコイルアンテナ4は絶縁アンテナホルダ8内に保
持され、アンテナホルダ8は、インピーダンス整合回路10を介しプラズマ源電
源に接続される。
【0016】 この装置では、約2000乃至3000ボルトの電圧が通常コイルアンテナに
印加される。従って、対応して非常に高い電界が半導体シーリング6によって構
成される誘電窓に発生される。
【0017】 上述の文書は更に、上部のシーリング材料として誘電体又は半導体のいずれか
を選択することを提案する。しかし、誘電体又は半導体材料は、その容量結合に
よりガス注入管12、14内でプラズマの形成をもたらし、これはガスを消費し
且つ半導体のシーリングを損傷する可能性がある。
【0018】 [発明の概要] 本発明は、誘導結合によりプラズマ処理チャンバ内においてプラズマを形成又
は維持するよう上記チャンバ内に時間的に変動する磁場を発生させる装置に関す
る。本発明の装置は、 −磁極面構造又は単極性の磁極面構造を有する磁気コアと、 −磁気コアに関連付けられ、磁極面又は単極性の磁極面構造全体に略均一に分布
される時間変動する磁場を発生する誘導子手段と、 −磁気コアを通りチャンバ内にガスを注入する手段とを含むことを特徴とする。
【0019】 プラズマチャンバ内にガスを注入する手段は、磁気コアを通されて配置又は挿
入されるので、時間変動する磁場を発生する装置を有するプラズマ処理チャンバ
内において、磁場を乱すことなく均一な又は制御されたガス分布が達成される。
【0020】 更に、磁気コアは、ガス注入手段を誘導子手段から静電気的に絶縁する。つま
り、磁気コアは、ガス注入手段と誘導子手段との間で静電気スクリーンとして機
能し、それにより静電結合の危険性を排除する。ガス注入手段自体におけるプラ
ズマ誘導の危険性が減少される。
【0021】 本発明の1つの実施例では、チャンバ内にガスを注入する手段は、シャワーヘ
ッド状のガス注入を形成する。
【0022】 例えば、ガス注入手段は、磁気コアを通され分布される複数の注入パイプを有
利に含む。これらの注入パイプはステンレススチール材料、又は、絶縁材料から
形成される。
【0023】 この実施例の利点は、多数の注入パイプが、磁場を乱すことなく適応可能であ
るということである。つまり、多数のパイプはプラズマチャンバ内の磁場に影響
を与えない。
【0024】 パイプの直径は、同一の磁気コアで異なることが可能である。より多くのガス
が、比較的小さいパイプよりも大きいパイプを通され注入される。従って、プラ
ズマチャンバへの制御されたガス注入が達成可能である。
【0025】 注入パイプは、注入パイプにガスを送るガス分布手段に接続される。
【0026】 これらのガス分布手段は優先的に、上記プラズマ処理チャンバの内側空間とは
反対側の磁気コアの側面に配置される。
【0027】 1つの実施例では、ガス分布手段は共通ガス注入パイプを含み、ガスは共通ガ
ス注入パイプを通り上記注入パイプに送られる。この共通ガス注入パイプは、特
に、腐食性ガスの場合にはステンレススチールから形成されることが好適である
【0028】 もう1つの実施例では、ガス分布手段は、プラズマ処理チャンバの内側空間と
は反対側の磁気コアの側面に配置されるカバーと、カバーと磁気コアとの間の空
隙とを含み、注入パイプは空隙内に入り込む。
【0029】 上記カバーと上記磁気コアとの間の空隙にて、1つのガス又は複数のガスが混
合され、それにより、プラズマチャンバの内側空間に分布される又は注入される
ガスの均質性が増加する。従って、空隙は磁気コアの上方にあるガス分布領域を
形成する。
【0030】 更に、この配置は、任意のガス分布パイプ(即ち、ステンレススチール製の共
通ガス注入パイプ)が磁極に接することが阻止される。
【0031】 単極の磁極面構造は、一体構造の単一の磁極面によって構成されることが好適
である。このようにして、プラズマ処理チャンバは略連続的な表面に面するので
、均一性が更に高められる。
【0032】 しかし、磁極面構造を、それぞれプラズマ処理チャンバの一部に面する2つ以
上の磁極面又は単極性の磁極面に分割することが可能である。この代替の解決策
は、磁気コアによって覆われるべき領域が特に大きい場合に考慮され得る。磁極
面は、任意の瞬間において全ての磁極面が同一の極性を有することが保証される
よう同時性を保ちながらそれぞれの誘導子及び電源に関連付けられる。或いは、
磁極面は共通の磁気コア及び誘導子から物理的に懸架されてもよい。
【0033】 好適な構成では、磁極面構造は、磁気コアの端面を構成する。
【0034】 磁気コアは、磁極面と平行な面に沿った路に少なくとも1つの電気的な不連続
性を含み、それにより、渦電流がコアを循環することを阻止する。レンツ(Lenz
)の法則によると、磁気コアを通過する磁束線は渦電流を形成しやすく、これは
磁極面の平面で循環する。これらの電流が自由にコアの周りを循環することが可
能にされると、これらの渦電流は、コイルによって発生される磁束線とは反対の
磁束線を形成し、これは、磁極面から放出されるネット磁場エネルギーの効果を
減少し、且つ、望ましくなくコアを加熱してしまう。
【0035】 不連続性は、1つ以上のラミネーションの形式であってよい。ラミネーション
は、コアの中心又は中心付近の点からコアの外周に半径方向に延在することが好
適である。ラミネーションは、磁極面構造に対し垂直な方向に測定される磁気コ
アの幅全体を占めてもよい。
【0036】 渦電流の上述したような問題は、特に例えば、使用されるコア材料及び動作周
波数に依存して幾つかのコア設計においてより顕著である場合もあるが、そのよ
うな不連続性を常に設けなければならないわけではない。
【0037】 誘導子手段は、磁気コアの少なくとも一部分のまわりで1つ以上の巻回を形成
するよう配置される導体を含む。誘導子手段は、磁気コアの外周に巻きつけられ
てもよい。誘導子手段は、磁気コアの、例えば、磁極面に形成される溝状パター
ン内に入れられるプレーナ状の巻線を含んでもよい。
【0038】 誘導子手段は、約10kHz乃至100MHzの周波数範囲、13.56MH
zの典型的な動作周波数はで電流を供給する電源によって駆動されることが好適
である。インピーダンス整合及び力率補正のための回路を、必要である場合には
、電源と誘導子の間に設けることが可能である。
【0039】 本発明は、 −少なくとも1つのフィールドアドミッション開口又はウィンドウを有するプラ
ズマ処理チャンバと、 −上記チャンバ内に時間変動する磁場を形成するよう配置され、上述された少な
くとも1つの磁場発生装置と −磁場発生装置を駆動させる電源手段とを含むプラズマ処理装置に関する。
【0040】 フィールドエミッション面とプラズマ環境との間にバリアが形成可能であり、
それにより、表面がチャンバを汚すことを阻止する。
【0041】 このようなバリアは、上記磁極面構造とプラズマ処理チャンバの内側空間との
間に維持される誘電材料のシートを含む。
【0042】 或いは、上記バリアは、上記プラズマ処理チャンバの内側空間と磁場発生装置
との間の少なくとも1つのフィールドアドミッション窓を含む。この場合、チャ
ンバ内にガスを注入する手段は、磁気コア及び窓を通る。
【0043】 この場合、磁気コアは、窓に接するよう又は窓の付近に置かれるよう適応され
る単極の磁極面を有する。
【0044】 磁気コアは、プラズマチャンバの開口又は窓の形状及び寸法に容易に合わせる
ことが可能である。磁気コアは必要に応じて、例えば、円形、矩形、又は、多角
形の磁極面を有することが可能である。
【0045】 処理チャンバの窓は平らである必要はなく、例えば、窓が従属する壁部の形状
に従うよう湾曲していてもよい。磁気コアも同様に、チャンバ内に均一な状態を
供給するよう窓の湾曲に従ってプレーナ状でない磁極面構造を有する。
【0046】 注入パイプの場合、各注入パイプは、窓の対応する孔を通って窓を通され、各
注入パイプの端は、対応する孔の外周に溶接される。
【0047】 プラズマ処理チャンバは、幾つかのフィールドアドミッション窓を含んでもよ
い。例えば、プラズマ処理チャンバは2つの対向する窓が設けられてもよい。チ
ャンバが浅い構成の場合(例えば、円形又は矩形の断面)、窓は、奥行きのない
方の壁の各端に設けられてもよい。チャンバが細長い構成を有する場合(例えば
、円形又は矩形断面)、窓は、細長い方の壁に、例えば、1対の又は複数対の対
向する窓として配置されて形成されてもよい。
【0048】 [好適な実施例の詳細な説明] 本発明及びその利点は、添付図面を参照しながら、例示的な例として挙げる好
適な実施例の以下の説明から良好に理解できるであろう。
【0049】 図2Aに本発明の第1の実施例を示す。本発明の第1の実施例では、処理チャ
ンバ20は奥行きのない円筒状の容器であり、その内部においてプラズマが発生
又は維持される。従来の処理チャンバと同様に、処理チャンバ20は、ワークピ
ース26の支持体24と、チャンバ内のガス圧力を調節するようポンプ装置(図
示せず)に接続される少なくとも1つのガス出口ポート30とを含む。
【0050】 処理チャンバ20は更に、ワークピース支持体24を介しワークピース26を
加熱する手段を含む。このために、ワークピース支持体24には、ワークピース
26に熱的接触するよう適応される加熱抵抗が具備され、制御可能な加熱電流源
32によって動力が与えられる。加熱電流源32は、ワークピースの温度に反応
する温度センサ(図示せず)と共に動作し、一定に設定される温度又は要件に従
う所定の時間に依存する温度変動を形成する。図2Aには示さない冷却手段は、
作業基板24を冷却するために使用可能である。例えば、基板24内に埋め込ま
れ、ポンプ及び冷却器に接続される流体循環コンジット内を冷却液が循環する。
【0051】 処理チャンバ20は更に、ワークピース26にバイアスをかける手段を含み、
ワークピースにケーブル接続又は物理接触によって接続するワークピース支持体
26のレベルにおいて、例えば、1つ又は多数の電気接触子(図示せず)を含む
。接触子は、チャンバ20の外側にあるバイアス源34によって給電され、この
バイアス源34はacバイアス(無線周波数を含む)、dcバイアス、又は、接
地バイアスを供給するよう設定可能である。
【0052】 本発明の装置は更に、時間変動する磁場発生器としての誘導フィールドエネル
ギーフィールド源38を含む。磁場は、誘導子巻線40に関連付けられる磁気コ
ア38によって発生される。
【0053】 磁気コアは、プラズマチャンバの内側空間50に面する磁極面38aを有する
。誘導子巻線40は、様々な変形に従って構成されることが可能であるが、その
うちの1つを図2A乃至図2Cに示し、それ以外は、図3A乃至図3Cを参照し
ながら説明する。
【0054】 コア38は、コア38に接続される別個のバイアス源61によって磁極面38
aのレベルにおいて所定の電位を形成するようバイアスがかけられることが可能
である。バイアス源はacバイアス(無線周波数を含む)及びdcバイアスを供
給するよう設定されるか又はコア38を接地させるよう設定されてもよい。
【0055】 磁気コアと誘導子とを組合わせることは、誘導子によって発生される磁場を増
強且つ均質にし、磁束線は、磁極面構造全体に亘って均等に分布される。この効
果は、使用可能な典型的なコア材料(例えば、軟鉄、鉄合金、又は、強磁性体)
が、例えば約1000以上の非常に高い透磁率(μ)を有する場合は特に顕著と
なる。
【0056】 磁気コアと磁極面構造とを組合わせることにより、チャンバ開口21の面と平
行に形成されスパイラル路を有する誘導子だけに基づいた磁場エネルギー源と比
較すると、誘導子の中心における磁場の「死角」が少なくなる。
【0057】 その結果、大きい開口領域を有するプラズマ処理チャンバが使用可能となり、
それにより、アクティブ領域全体において均質なプラズマ条件下で対応して大き
いワークピースを処理可能となる。例えば、このような種類の装置は、例えば、
約0.5平方メートル以上の寸法を有するLCDといったフラットパネルディス
プレイを処理するために使用可能となる。
【0058】 注入管又は注入パイプ42、44は、図2B及び図2Cに示すように磁気コア
内に開けられる又は通される孔39、41を通り磁気コアを通される。図2Bに
示すように、注入管は、磁極面38a又は磁気コア自体によって画成される面に
対し垂直であることが好適である。
【0059】 注入管はノッチ46の間を通過し、ノッチ46にはコイル又は巻線40が挿入
される。注入パイプにガスを送るガス分布手段48は、プラズマ処理チャンバの
内側空間50とは反対側の磁気コアの側面上に配置される。図示する実施例では
、ガス分布手段は共通のガス注入パイプ48、51を含み、この共通のガス注入
パイプを介し、ガスが様々な注入パイプ42、44に送られる。パイプ51は、
ガス供給手段45に接続され、ガス供給手段45は、ガスコンテナ、ポンプ手段
、及び、パイプ51への接続手段を含む。
【0060】 注入パイプ42、44は、ステンレススチール又は絶縁材料(例えば、セラミ
ックアルミナ)から形成される。共通のパイプ48、51はステンレススチール
から形成される。
【0061】 パイプ51、48、44、及び、42を通りガスが注入されると、ガスはガス
ジェット52、54から内側空間50内に噴霧され、それにより、シャワーヘッ
ド状のガス注入が形成される。この結果、内側空間内において、特に、ワークピ
ース26全体に亘って均質なガス雰囲気がもたらされる。
【0062】 図2A及び図2Bでは、注入パイプ42、44は同一の直径を有するものとし
て概略的に示される。しかし、注入パイプ42、44は、異なる直径を有して同
一の磁気コアを通されてもよく、それにより、磁気コアを介してのガスフローの
制御を容易にする。大きい直径を有するパイプの領域では、比較的小さい直径を
有するパイプの領域より多くのガスが注入される。
【0063】 磁気コア38は、要求される構造仕様に設計可能な任意の強磁性体、又は、例
えば、フェライトのような磁性セラミックから形成可能である。
【0064】 比較的高いフィールド周波数が考慮される(例えば、30kHz乃至5MHz
以上)場合、磁性粉末と、例えば、米国ミシガン州のトロイにあるFluxtrol Man
ufacturing, Inc.から「Fluxtrol F(登録商標)」の名称で市販される誘電結合
剤よりなる材料、又は、他の任意の同様の材料から形成可能である。このような
材料は、積層構造を用いる必要なく、最小の渦電流損失を有する最良のフィール
ドの均一性を供給するという利点を有する。
【0065】 図2Aに示す実施例では、磁気コア38、従って、その磁極面38aは、閉回
路冷凍システムによって冷却される。閉回路冷凍システムは、磁気コア38内に
埋め込まれ、出口5及び入口63を介しポンプ63及び冷却器64に接続される
流体循環コンジット(図2A及び図2Bには図示せず)を含む。
【0066】 図2Bに示す構成では、磁気コア38内に溝状パターン46が形成され、そこ
に誘導子巻線40を受容する。本実施例では、溝46は、処理チャンバ20の内
側空間に面する磁極面38aに露出され、磁極面38a全体に亘って存在する。
このパターンは磁気コアの形状に従うスパイラル状の又は同軸状の閉路を形成可
能である。誘導子巻線40は溝46内に完全に入るよう配置され、溝は1つ以上
のスタックされる巻線層を収容するのに十分な深さがある。誘導子40は、例え
ば、円形又は矩形断面を有する。
【0067】 隣接するノッチ46−1と46−2間に配置される突出部39は、その中を通
る注入管42の直径より大きい。従って、これらの突出部は、注入管42と巻線
40との間に静電シールドを形成し、注入管と巻線との間における任意の結合を
排除する。
【0068】 図2Cは、磁気コア38を示す底面図であり、溝46はスパイラル状の路を形
成し、磁気コア38に孔39、41があけられるか又は通される。
【0069】 図3Aに示す変形では、誘導子40は、それぞれ等しい半径の1つ又は多数の
巻回(一般的には3乃至10)を有するコイルとして巻かれ、磁気コア38と同
心であり、磁気コア38の外周に近い金属管を含む。金属管は、例えば、銅、又
は、銀メッキされた銅から形成可能であり、一般的に約5乃至25mm、又はそ
れ以上の断面を有する。図示する実施例では、誘導子巻線は、磁気コア38の材
料内の溝47内に入れられる。
【0070】 上述の変形は、以下の更なる利点を提供する。磁気コアが、渦電流損失に対し
影響を受けやすい材料から形成される場合、渦電流の損失は、図3Aに示す積層
状のコア構造を用いて比較的低い周波数が使用されると排除することができる。
絶縁材料からなるラミネーション37は、コア38を中心部から放射状にされる
絶縁性のセグメントに分割し、それにより渦電流が循環することを阻止する。或
いは、セグメント38cは空隙によって分離されてもよい。
【0071】 図3A及び図3Bに示す変形では、冷凍システムの流体循環コンジット65は
、磁気コアの周りのパイピングの幾つかの巻回を含んでもよい。放熱を改善する
には、パイピングにはコアに埋め込まれるフィン又は等価構造物が関連付けられ
ることが可能である。
【0072】 図3Bは、図3Aに示す構造の断面図である。この図面は、ガス注入パイプ4
2、44、48、及び、51を示し、そのうちパイプ42、44は、磁気コア3
8を通されることが分かる。磁気コア38はここでも、パイプ42、44と誘導
子手段又は巻線40との間の静電スクリーンの役割を果たし、パイプと巻線との
間における任意の結合を排除する。
【0073】 図3Cは、本発明に使用可能である磁気コア構造のもう1つの変形の断面図で
ある。導体巻線40は、磁気コア38の外周に形成される。この実施例では、導
体は矩形断面を有し、2つの巻線層を形成する。この図面は更に、ガス注入パイ
プ42、44、48、及び、パイプ42、44と誘導子手段又は巻線40との間
に静電スクリーンを示すが、そのうちのパイプ42、44は磁気コア38を通さ
れることが分かる。このスクリーンは、上述した他の実施例及び変形と同様に、
パイプと巻線との間における任意の結合を排除する。
【0074】 上述した実施例及び変形のいずれにおいても、誘導子を形成する巻回の数は決
められ、これは特に電力源61と整合するインピーダンスによって決められる。
【0075】 電源61は従来通りの設計であり、無線周波数(RF)発生器を含み、発生器
の電力出力は、負荷に整合するインピーダンス及び力率(フェーズファクタ)の
容量性素子を有する同調回路(図示せず)を介しコイル40に接続される。一般
的に発生器61は、13.56MHzの周波数で動作するが、この値は、設計の
仕様に依存して例えば、数10kHzから2、30MHzの値であってもよい。
【0076】 高周波電源61からの電流はコイル40の周りを循環し磁場を発生させるが、
その磁束線は、コイルの領域内においてコイル面に対し略垂直であり、従って、
磁極面38aに対し垂直である。磁束線は、コイルを流れる高周波電流のサイク
ルごとに入れ替わり、サイクルごとに同様に入れ替わる極性を有する磁気コア3
8の磁化を形成する。従って、磁気コアの単極性の磁極面38aは、N極とS極
との間で交互に磁化されるが、任意の一瞬において、その領域全体に亘って同一
の極性を有するので、この観点から単極性の磁極面として考えられる。コア材料
は高い透磁率を有するので、単極性の磁極面38aからの磁場線は均一な密度で
あることが保証される。プラズマ処理チャンバ20内の空間50と、従ってワー
クピース26は、相当して均一なプラズマ環境を経験する。
【0077】 図2B及び図3Cに示す変形において、磁気コア38は、渦電流を排除するた
めに電気路が遮断されてもよいが、遮断されなくてもよい。
【0078】 更に、上述の変形におけるコア冷却システムは、コア38及び誘導子巻線40
の上面(即ち、磁極面38aとは反対側の表面)と熱的接触するよう置かれる冷
却プレート53を含む。冷却プレート53は図2Aに説明されるような冷却シス
テムに接続するコンジットを含み、注入パイプ42、44がその内部を通される
【0079】 この冷却プレートは、或いは、又は、追加として、熱を発散するよう適応され
るヒートシンク構造を含むことが可能である。この場合、ヒートシンク構造は、
強制エアフローに関連付けられる。
【0080】 更に、上述の実施例及びそれらの変形のいずれにおいて、誘導子40は、矩形
以外の断面、例えば、円形の断面を有することが可能である。更に、プラズマ処
理チャンバ20の幾何学形状、従って、磁気コアの幾何学形状は円筒状である。
しかし、同様の概念を他の幾何学形状(例えば、矩形、長楕円形、長円形、又は
、多角形)に容易に置き換え可能である。
【0081】 フィールドエネルギー源は更にプラズマチャンバの内側空間50に対し密閉カ
バーを形成する。プラズマチャンバの外周と磁気コアとの間に密閉手段が配置さ
れる。
【0082】 上述される実施例及びその変形では、磁気コア38の外周はショルダ部70を
画成し、ショルダ部70は、処理チャンバの開口周りにある対応するリム部72
に密閉ガスケット74を介し載せられる。
【0083】 フランジ76a、76bはそれぞれショルダ70及びリム部72から外側に突
出し、磁気コア38をプロセスチャンバ20に対しナット−ボルト留め具78に
よって保持且つ締付け、それにより、ガスケット74による適切なシールを保証
する。磁気コア38は、チャンバ20を形成する機械構造から電気的に絶縁され
、それにより、磁気コア38はチャンバと無関係にバイアス源61によってバイ
アスがかけられることが可能である。この実施例では電気絶縁は、密閉ガスケッ
ト74によってもたらされる。より一般的には、上述される密閉手段は更に、磁
気コアをプラズマチャンバから電気的に絶縁する手段としても使用される。
【0084】 例えば、石英、Pyrex(登録商標)といったガラス、セラミック、又は、ポリ
マーよりなる誘電材料シート80を磁極面38aとチャンバ20内の空間との間
に設けることが可能であり、それにより、磁極面材料によるプラズマガスの可能
な汚染が阻止される。図2Aに示す実施例では、シート80は、磁極面38aに
接するよう付加され、例えば、適応取付けブラケットによって磁極面38aによ
って保持される。
【0085】 或いは、誘電材料シート80は、例えば、図4に示すように、磁気コア38の
ショルダ部70に形成される外周取付け凹部82によって、磁極面38aに接す
ることなく保持されてもよい。
【0086】 この場合、シート80の外側面と磁極面38aとの間の空間と、シートの内側
面とチャンバ20の内壁との間の空間のそれぞれにおける圧力を等しくする手段
が設けられる。このような手段は、例えば、シートの端における1つの開口又は
開口の集まりであったり又は弁であったりする。
【0087】 弁が使用される場合、チャンバが準備される際に、例えば、ガス排気及び処理
ガス状態を確立する際は圧力均等化を行い、プラズマ処理が行われる際は閉じる
よう弁を制御する手段が設けられ、それにより、エネルギーフィールド源からの
汚染物質が処理ガスに到達することが阻止される。
【0088】 誘電シート80はその両側において等しい圧力となり、従って、大気圧に耐え
なければならない窓に要求される度合いほどに剛性である必要はない。この場合
、大気圧の力は磁気コア38によって支持され、そのために磁気コアは通常十分
に剛性である。必要である場合は、コアは強化され、1気圧とは異なる圧力下に
置かれる際に顕著に歪まないことが保証される。
【0089】 作業条件に応じて、誘電シート80と磁極面38aとの間の空間にプラズマが
形成されることを阻止するよう適当な対策を採らなければならない場合もある。
1つの解決策として、誘電シートと磁極面との間の空隙をできるだけ小さく、例
えば、1mmより小さく、可能であるならば、0.5mmより小さく維持するこ
とを保証することがある。
【0090】 シート80には孔が形成され、その中を注入管又は注入パイプ42、44が通
され、注入パイプ42、44は内側空間50内にガスを注入可能となる。注入管
42、44の端は、シート80に溶接される。
【0091】 図5は更なる実施例を示し、ここでは、ワークピース26は支持構造84によ
って懸架されて保持される。ワークピース16は、ワークピースの下にあり、且
つ、赤外線加熱電源98に接続される赤外線加熱装置86によって加熱される。
【0092】 基板は、基板バイアス源92によってバイアスがかけられる。
【0093】 他の参照番号は、図2Aと同様の特徴を示す。
【0094】 上述の実施例では、プラズマチャンバは1つのエネルギーフィールドアドミッ
ション開口を有する。
【0095】 図6は、上記実施例と類似する別の実施例の部分的な平面図を示し、ここでは
、処理チャンバは、1つ以上(図示する実施例では、2つ)のエネルギーフィー
ルドアドミッション開口を有する。
【0096】 各開口は、ワークピース26の異なる部分が、エネルギーフィールドのプラズ
マ発生又は増強効果に曝されることが可能であるよう配置される。
【0097】 図6の実施例では、プラズマ処理チャンバ20は、図2Aに示す基本構成を有
する。
【0098】 チャンバ20の各端面に2つの開口94a及び94bがそれぞれ設けられ、各
開口94a及び94bは、チャンバ内にプラズマ状態を形成する誘導エネルギー
源に関連付けられる。この実施例では、誘導エネルギー源は、前述した実施例と
同様に時間変動する磁場発生器である。各誘導エネルギー源は、ガス注入のため
の対応する管又はパイプ42、44、43、及び、45が通される。注入パイプ
にガスを送るガス分布手段48、49は、プラズマ処理チャンバの内側空間50
とは反対側の磁気コアの側面にそれぞれ配置される。図示する実施例では、ガス
分布手段は共通のガス注入パイプ48、49を含み、ガスは共通のガス注入パイ
プ48を通り様々な注入パイプ42、44、43、及び、45に送られる。
【0099】 開口94a、94b、時間変動する磁場発生器38、39、及び、開口と発生
器との間の相互配置、コアバイアス手段60a、60b、及び、コア冷却手段6
2a、62b、64a、及び64bは、第1の実施例及びその変形に関し説明さ
れたものと同一であるので、簡潔にするようここでは繰り返さない。尚、図示す
る実施例では、各時間変動する磁場発生器のそれぞれに対し別個のコアバイアス
手段60a、60bと、別個の冷却システム62a、62b、64a、及び、6
4bが設けられるが、他の配置も可能である。
【0100】 更に、図3A、図3B、及び、図3Cに図示する磁気コアの変形もこの実施例
に適用可能である。
【0101】 ワークピース26は、各開口94a、94bの投影面積の略全体を占める上面
及び下面を有する。ワークピース26は支持構造84によって、2つの窓の中間
に懸架されて保持され、それにより上面と下面のそれぞれが、それぞれの開口に
対し直接露出される。このようにすることにより、ワークピース26の両面を同
時に、且つ、開口から発生するプラズマエネルギー発生フィールドに関し同一の
最適な条件下で加工可能となる。更に、2つのワークピースが背中合わせにされ
てそれぞれの1つの面を処理することも可能である。
【0102】 支持構造84は、2つの開口94a、94bのいずれにおいてもフィールドエ
ネルギーにシャドーイングを形成しないよう設計される。この実施例では、支持
構造84は2つの端面の中間点においてチャンバ20の内壁部から懸架する。支
持構造84の最も内側の部分には、ワークピース26用のエッジグリップ又はエ
ッジレスト85が具備される。
【0103】 ワークピースの各露出面において改善された均質なガスフロー条件を確保する
ために処理チャンバ20の上部と下部のそれぞれに別個のガス出口が設けられる
ことが可能である。
【0104】 上部及び下部は、均一なガスの混合を可能にするよう互いに連通するよう開く
ことが可能である。
【0105】 或いは、上部及び下部は、気密となるような方法でワークピース26の周りを
囲むよう適応される密閉パーティションによって分離されてもよく、それにより
、ワークピース26のそれぞれの面に対し別個のガス条件が確立可能となる。こ
のためにワークピース支持構造84は、ワークピース26とともにパーティショ
ンの一部を形成可能である。この場合、エッジグリップ又はエッジレスト85は
、ワークピース26の外周全体を囲むよう形成され、ワークピースの端との界面
において気密シールが設けられることが可能である。支持構造84も同様にチャ
ンバ20の内壁の外周全体の周りで密閉される。
【0106】 第1の実施例と同様に、支持構造84のレベルにおいてワークピースを加熱し
且つバイアスする手段が設けられる。しかし、この実施例の場合は、ワークピー
ス26は、チャンバ20の隅において、開口94a、94bからの視野を妨害し
ないよう配置される加熱ランプ101、101aによって加熱される。これらの
ランプが開口の視野を妨害しないよう配置されなければ、エネルギーフィールド
がシャドーイングされてしまう。ランプ101、101aは、ワークピース26
上に均一な熱分布をもたらすよう透過オプティクス又は反射器を有する。ワーク
ピース26の両面は同時に加熱可能である。この図面には、ランプ101への電
気接続は図示していない。
【0107】 ワークピースバイアス手段は、支持構造84上に設けられる1つの又は1組の
電気接触子を含み、それにより、例えば、エッジグリップ85のレベルにおいて
ワークピースと接続する。接触子はバイアス源102に接続され、このバイアス
源はacバイアス(無線周波数を含む)、dcバイアス、又は、接地バイアスの
いずれかを発生可能である。
【0108】 上述されるようなワークピース加熱及びバイアス手段の配置は、エネルギーフ
ィールドのそれぞれの対向する開口94a、94bからワークピースの表面への
エネルギーフィールドのパッセージを干渉しない。
【0109】 時間変動する磁場発生器38、39のそれぞれの誘導子は、(図6に示すよう
に)共通の電源61と並列又は直列に接続可能であり、インピーダンス及び力率
整合回路は要求に応じて適応される。或いは、それぞれの誘導子は、別個の電源
に接続されることも可能である。
【0110】 チャンバ20のそれぞれの側において、誘電材料シート80a、80bを、対
応する磁極面38aとチャンバの内側空間との間、及び、対応する磁極面39a
とチャンバの内側空間との間に設けることが可能である。このようなシートは、
既に上述したものと同一の組成及び同一の目的を有する。
【0111】 図7は、本発明の別の実施例である。磁気コア及びプラズマチャンバは、第1
の実施例及びその変形の磁気コア及びプラズマチャンバと同一のものである。追
加として、この実施例は、磁気コア38の上方に配置されるカバー91を含む。
カバーの底面は磁気コアの上面から距離が置かれて配置され、従って、その間に
は空隙93が画成される。カバー91には孔95が穿孔されるか又は通され、カ
バー91はステンレススチール、アルミニウム、又は、任意の絶縁材料から形成
可能である。カバーはパイプ42、44、又は、パイプ48、51(図2B参照
)と同一の材料から形成可能であり、それによりこれらのパイプをカバー91に
溶接することが容易となる。
【0112】 既に上述したように、注入パイプ42、44が磁気コア38を通され供給され
る。これらの注入パイプはそれぞれ内側空間50に開いている一端と、空隙93
に開いている他端とを有する。第1の実施例と同様に、注入パイプ42、44に
ガスを送るガス分布手段は、プラズマ処理チャンバの内側空間50とは反対側の
磁気コア38の側面に配置される。しかし、図7の実施例では、ガス分布手段は
、空隙93及び孔95から形成又は構成される。ガスは最初に、孔95を介し空
隙93内に注入される。注入されるガスは空隙又は混合チャンバ93内で混合さ
れ、次にプラズマチャンバ20に向けてパイプ42、44を介し注入される。
【0113】 この実施例では、ガス注入は大体2つの段階を経て行われる。第1の段階では
、ガスは空隙93内に注入され、そこで混合される。ガスはパイプ42、44の
多数の開放している端全体に均等に分布される。第2の段階では、混合ガスは、
パイプ42、44を介し内側空間50内に注入される。実際には、ガスの一部は
パイプ42、44に注入されるが、一方、残りのガスは空隙93内に残ったまま
である。
【0114】 2段階方式でガスの注入を行う図7のプラズマガスチャンバの構造は、特にガ
スの混合をよくし、これは、ガス混合体を使用する場合に特に有利である。図7
の構造は更に空隙93内において最初に均質化が行われるのでガスの均質性を高
める。
【0115】 図7の実施例は図6の構造に対応可能であり、その場合、分布パイプ48、5
1は、2つのカバーとそれぞれのカバーと対応する磁気コアとの間の空隙によっ
て置き換えられ、図6に関し上述した同一の利点を有する。
【0116】 図8は、本発明の別の実施例を示す。図2Aの参照番号と同一の参照番号は、
図2Aの要素又は特徴と同一又は対応する要素又は特徴を示す。追加として、チ
ャンバの上面には、窓122が設けられ、石英又は他の誘電体材料から形成され
、それにより、エネルギーフィールドが誘導結合によりチャンバ内に入ることを
可能にし、それにより、要求されるプラズマ処理条件を形成又は維持する。窓1
22は、チャンバ20のリム部124に気密シールによって維持される。窓12
2の剛性及びシールの品質は、チャンバ内に低圧ガス又は不完全真空条件が存在
する場合に気圧のへこみ力に耐え得るものでなければならない。
【0117】 窓122は、内側空間50と表面38aとの間にバリアを形成し、表面38a
がチャンバを汚染することを阻止する。
【0118】 窓122の寸法は、チャンバ20内においてプラズマ状態が発生且つ維持され
る領域を決定し、従って、最適な条件下で処理可能なワークピース26の領域も
決定する。この例では、窓122は、チャンバの断面の略全体を占め、従って、
ワークピース26もそれに相当して大きい領域を占めることが可能となる。
【0119】 フィールドエネルギー発生器38は、窓122を介しチャンバ20内に時間変
動する磁場を発生させる。発生器38はチャンバ20の外側で窓122に面し、
且つ、窓122から僅かに間隔が置かれて設けられる。
【0120】 磁場は、磁気コア38と図2B、2C、3A、3B、又は3Cに示す例に対し
説明したような構造を有する誘導子巻線40が関連付けられて形成される。巻線
40は、高周波電源61からの電流を循環させる。
【0121】 磁気コア38は、窓122と略同一の寸法及び形状を有する表面38aを有し
、この表面は、窓122と一直線に配置される。エネルギー損失が最小となるよ
う単極性の磁極面38aと窓122との間の距離は、小さく(数ミリメートル)
或いはゼロに保たれる。
【0122】 誘導エネルギー源にはガス注入のための管又はパイプ42、44が通される。
ガスを注入パイプに送るためのガス分布手段48は、プラズマ処理チャンバの内
側空間50とは反対側の各磁気コアの側面に配置される。上述した実施例と同様
に、誘導エネルギー源の磁気コアは、パイプ42、44と誘導子手段又は巻線4
0との間に静電スクリーンを形成する。このスクリーンは、上述した実施例及び
その変形と同様に、パイプと巻線との間における任意の結合を排除する。
【0123】 図9は、本発明のもう1つの面による別の実施例の部分的な平面図であり、こ
こでは、処理チャンバはフィールドエネルギーを通すために1つ以上の窓、例え
ば、2つの窓を有する。
【0124】 各窓は、エネルギーフィールドのプラズマ発生又は増強効果にワークピース2
6の異なる部分が露出可能となるよう配置される。
【0125】 図9に示す実施例では、プラズマ処理チャンバ20は、図8に示す基本構成を
有し、ただし、2つの窓122a、122bが、チャンバ20のそれぞれの端面
に1つずつ設けられる。
【0126】 各窓122a、122bには、チャンバ内にプラズマ状態を形成する誘導エネ
ルギー源が関連付けられる。誘導エネルギー源は、例えば、図2B、2C、3A
、3B、又は、3Cのいずれにおいて図示する実施例に対し説明した実施例と同
様に、時間変動する磁場発生器である。各誘導エネルギー源には、ガス注入のた
めの対応する管又はパイプ42、44、43、及び、45が通される。注入パイ
プにガスを送るためのガス分布手段48a、48bは、プラズマ処理チャンバの
内側空間50とは反対側の磁気コアの各側面に配置される。
【0127】 図8及び図9に示す両方の変形では、注入パイプは窓122、122a、及び
、122bに配置される孔を通り、各パイプの1つの端の外周は、窓122、1
22a、及び122bの対応する孔の外周に溶接される。
【0128】 図8及び図9に示す両方の実施例には、ガス注入パイプ48a、48bによっ
て形成されるガス注入手段を有する。しかし、ガス分布手段は、磁気コア38及
び38aのそれぞれの外側の側面上に配置されるカバーを代わりに含んでもよく
、図7に関連して上述したのと同様に磁気コアとともに空隙を形成する。このよ
うなガス分布手段は、上記において既に開示される利点を有し、即ち、注入ガス
の改善される混合及び改善される均質性を有する。
【0129】 この実施例の残りの部分は、図6及び図8に関連して上述した説明と同一であ
る。
【0130】 図10Aは、本発明の第3の実施例を示し、第3の実施例は、円筒状のプラズ
マ処理チャンバ20に適応される。チャンバ20内では、フィールドエネルギー
は、チャンバの側壁20aからもたらされる。この実施例では、2つのフィール
ドアドミッション窓122a、122bが、正反対の位置で側壁20aの対応す
る開口に形成される。窓122a、122bは、石英といった誘電材料から形成
され、開口に対し圧力タイトな密閉を与える。各窓は、ワークピースの異なる表
面部分への直接的なアクセスを与える。ワークピースは、この実施例では、2つ
の窓それぞれからのエネルギーフィールドに対しシャドーイング効果を与えない
よう配置されるステージ142によってチャンバ内に保持される。
【0131】 フィールドエネルギーは、図2B又は図2Cに示す第1の実施例又は図3A乃
至図3Cに示すその変形による時間変動磁気発生装置138a、138bによっ
て供給される。各装置は、対応する窓122a、122bに関連付けられる。し
かし、ここでは、磁極片は矩形の円筒状のセグメントであり、その磁極面138
aは窓に面し、プラズマチャンバの円筒壁の主軸と同軸となるよう曲げられる。
磁極片138は、それぞれの窓に接するか又は窓から少し距離が置かれていても
よい(図10B参照)。磁極片138の重量は、プラズマ処理チャンバとは別個
の取付け構造141によって支持される。
【0132】 図10Aに示すように、各コア138は、図2Aの実施例に基づいている単独
の冷却手段162、164によって冷却される。同様に各コア138は独立して
バイアスがかけられる。
【0133】 ワークピース26は、ワークピースバイアス源172に接続されるステージ1
42上の1つの又は1組の接触子(図示せず)によってバイアスがかけられ、バ
イアス源172は上述した実施例と同一の機能を供給する。
【0134】 ワークピース26は、ステージ142に取付けられ、従来の赤外線ヒータを形
成するよう加熱電源198に接続される赤外線ランプ101のバンクによって加
熱される。追加の赤外線加熱ランプは、チャンバ20内において、エネルギーフ
ィールドが様々な窓122a、122bからワークピース26に到達することを
妨害しない位置に設けることが可能である。
【0135】 この図10Aは、2つのエネルギーフィールドアドミッション窓122a、1
22bを有するチャンバを示すが、要求される場合は、同一の方法で2つ以上の
窓を設けることが可能であることは明らかである。例えば、チャンバ20には、
例えば、1つのワークピースの直角となる4つの面か又は4つのワークピースの
それぞれ1つの面を処理するために等間隔で配置される4つの窓が設けられても
よい。
【0136】 本発明では、ガス注入パイプは磁気コア138a、138bに通される。これ
らのパイプ142、144は図10Aには示さないが、図10Bに示す。このパ
イプは、他の実施例と同様の目的を有し、磁気コア138と共に使用されてプラ
ズマチャンバ内に磁場を発生させる巻線は、磁気コア自体によって形成される静
電スクリーンによって離される。
【0137】 図11は、もう1つの実施例の部分的な平面図を示し、この実施例では、図2
A、図5、又は図7に示す実施例と同様にフィールドエネルギー源によって開口
が閉じられ密閉されている点で、10Aに示すプラズマ処理装置と異なる。
【0138】 図11では、磁気コア138は、外周ショルダ部150を有し、ショルダ部1
50は、ガスケット154を介し開口周りでチャンバ壁の一部に接して取付けら
れるよう適応される接触面を有し、これにより気密シールが供給される。磁気コ
ア138及びガスケット154は、外周マウント164によってチャンバ壁に固
定される。磁気コア138の重量は、図10Aに示すような単独の支持構造14
1によってさらに支持される。
【0139】 この実施例では、誘電シート180は、磁極面38aの湾曲に沿うようにされ
、磁極面38aによって支持される。或いは、誘導シートは、例えば、図4に示
すような外周凹部と似たような凹部によって磁極面から間隔が置かれて維持され
てもよい。誘導シートは、図2A、図4、図5、又は図6に示すシート80と同
一の目的を有する。
【0140】 図10A、図10B、又は図11に示す実施例は、図7に関連して上記に開示
したガス分布システムを使用してもよい。この場合、カバーが各磁気コア138
a、138bの外側に配置され、カバーは、コア138a、138bとともに空
隙を形成し、この空隙は、プラズマチャンバ内への注入の前にガスを混合し均質
化させるためのものである。
【0141】 当然、図10A乃至図11に示す実施例は、他の幾何学形状及び1つのみ、2
つ、又はそれ以上のフィールドエネルギーアドミッション開口を有するチャンバ
に適用可能である。
【0142】 上述した全ての実施例において、磁気コア及び巻線は、プラズマチャンバ自体
の大きさと略等しい大きさの表面に亘って延在し、大きい表面の加工及び処理を
可能にする利点を有する。
【0143】 本発明は、磁気コア及び巻線がプラズマチャンバ自体の大きさを有さないプラ
ズマチャンバに対しても良好に適用できる。この場合、プラズマチャンバは、図
2A乃至図11のうちのいずれにおいても見受けられる同一の特徴を有するが、
ただし、巻線は磁気コアの表面全体に延在しない。
【0144】 本発明は更に、上記に開示されるようなプラズマ処理チャンバに係り、磁気コ
ア又はその単極性の磁極面構造は、チャンバのフィールドアドミッション開口又
はフィールドアドミッション窓の領域より小さい寸法及び形状のアクティブフィ
ールドエミッション領域を有する。
【0145】 両方の場合において、ガス注入パイプは磁気コア38を横断する。コアの中心
領域では、コアは、既に上述されるようにパイプと巻線との間に静電スクリーン
を形成する。
【0146】 上述した全ての実施例において、パイプ42、43、44、45、142、及
び144は、同一の直径を有するものとして概略的に示した。これらのパイプは
ガスフロー制御を容易にするよう異なる直径を有してもよい。大きい直径を有す
るパイプの領域には、比較的小さい直径を有するパイプの領域よりも多くのガス
が注入される。
【0147】 本発明はいずれの面においても、以下に示す広範な適用範囲において実施可能
である。
【0148】 エッチング; プラズマ化学気相成長(PECVD)又はプラズマ補助化学気相成長(PAC
VD); ワークピースの洗浄及び表面加工; パシベーション;及び プラズマイオン注入
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術のプラズマチャンバを示す略図である。
【図2A】 本発明の第1の実施例による磁気コアを詳細に示す図である。
【図2B】 本発明の第1の実施例による磁気コアを詳細に示す図である。
【図2C】 本発明の第1の実施例による磁気コアを詳細に示す図である。
【図3A】 本発明のプラズマ発生チャンバに使用可能な他の時間変動する磁場発生器を示
す図である。
【図3B】 本発明のプラズマ発生チャンバに使用可能な他の時間変動する磁場発生器を示
す図である。
【図3C】 本発明のプラズマ発生チャンバに使用可能な他の時間変動する磁場発生器を示
す図である。
【図4】 図2Aのプラズマ処理装置の詳細を示す図である。
【図5】 本発明の別の実施例によるプラズマ処理装置を示す略断面図である。
【図6】 本発明の更なる実施例によるプラズマ処理装置を示す略断面図である。
【図7】 ガス分布のためのカバー及び空隙を有する本発明の更なる実施例によるプラズ
マ処理装置を示す略断面図である。
【図8】 窓がプラズマチャンバを密閉する本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図9】 窓がプラズマチャンバを密閉する本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図10A】 本発明の別の実施例によるプラズマ処理装置を示す略全体図である。
【図10B】 本発明の別の実施例によるプラズマ処理装置を詳細に示す図である。
【図11】 図10Bに示す本発明の別の実施例の変形を詳細に示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G075 AA24 AA30 BB10 BC01 BC04 BC06 BC08 BC10 CA03 CA42 CA47 DA18 EC01 FA01 FB02 FC15 4K030 FA01 KA30 LA15

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導結合によりプラズマ処理チャンバ(20)内にプラズマ
    を形成又は維持するよう上記チャンバ内に時間的に変動する磁場を発生させる装
    置であって、 磁極面(38a;39a)を有する磁気コア(38;138)と、 上記磁気コアに関連付けられ、上記磁極面全体に時間変動する磁場を発生させ
    る誘導子手段(40)と、 上記磁気コアを通り、上記チャンバ内にガスを注入する手段(42、43、4
    4、45、48、49、51、91、93、95、142、144)とを含むこ
    とを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 上記チャンバ内にガスを注入する上記手段は、シャワーヘッ
    ド状のガス注入を形成する請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記チャンバ内にガスを注入する上記手段は、上記磁気コア
    を通され分布又は配置される複数の注入パイプ(42、43、44、45、14
    2、144)を含む請求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記パイプは、上記注入パイプにガスを送るガス分布手段(
    48、48a、48b、49、51、91、93、95)に接続される請求項3
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記ガス分布手段は、上記プラズマ処理チャンバ(20)の
    内側空間(50)とは反対側の上記磁気コアの側面に配置される請求項4記載の
    装置。
  6. 【請求項6】 上記ガス分布手段は、共通ガス分布パイプ(48、48a、
    48b、49)を含み、ガスは上記共通ガス分布パイプを通り上記注入パイプに
    贈られる請求項4又は5記載の装置。
  7. 【請求項7】 上記注入パイプは、ステンレススチール又は絶縁材料から形
    成される請求項3乃至6のうちいずれか一項記載の装置。
  8. 【請求項8】 上記ガス分布手段は、上記プラズマ処理チャンバ(20)の
    内側空間(50)とは反対側の上記磁気コアの側面に配置されるカバー(91)
    と、上記カバーと上記磁気コアとの間の空隙(93)とを含み、上記注入パイプ
    (42、44)は上記空隙に対し開いている請求項4又は5記載の装置。
  9. 【請求項9】 上記注入パイプは互いに異なる直径を有する請求項3乃至8
    のうちいずれか一項記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記磁極面構造(138a)は、湾曲している請求項1乃
    至9のうちいずれか一項記載の装置。
  11. 【請求項11】 上記磁極面構造(38)は、一体構造の単一の磁極面(3
    8a)により構成される請求項1乃至10のうちいずれか一項記載の装置。
  12. 【請求項12】 上記磁極面構造(38)は、上記プラズマ処理チャンバの
    それぞれの部分に面する2つ以上の磁極面に分割される請求項1乃至10のうち
    いずれか一項記載の装置。
  13. 【請求項13】 上記分割される磁極面は、任意の瞬間において全ての磁極
    面が同一の極性を有することが保証されるよう同時性が保たれつつ、それぞれの
    誘導子及び電源に関連付けられる請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 上記分割される磁極面は、共通の磁気コア及び誘導子から
    物理的に懸架される請求項12記載の装置。
  15. 【請求項15】 上記磁極面(38a)は、上記磁気コア(38)の端面を
    構成する請求項1乃至10のうちいずれか一項記載の装置。
  16. 【請求項16】 上記磁気コアは少なくとも1つの不連続性(37)を含み
    、それにより渦電流が上記コアを循環することを阻止する請求項1乃至15のう
    ちいずれか一項記載の装置。
  17. 【請求項17】 上記不連続性は、1つ以上のラミネーション(37)の形
    式である請求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】 上記ラミネーション(37)は、上記コア(38)の中心
    又は中心付近の点から上記コアの外周まで半径方向に延在する請求項17記載の
    装置。
  19. 【請求項19】 上記コア(38)は、一体構造を有する請求項1乃至18
    のうちいずれか一項記載の装置。
  20. 【請求項20】 上記誘導子手段(40)は、上記磁気コア(38)の少な
    くとも一部分の周りで1つ以上の巻回を形成するよう配置される導体を含む1乃
    至19記載のうちいずれか一項記載の装置。
  21. 【請求項21】 上記誘導子手段(40)は、上記磁気コア(38)の上記
    外周に巻き付けられる請求項1乃至20のうちいずれか一項記載の装置。
  22. 【請求項22】 上記誘導子手段(40)は、例えば、上記磁極面構造(3
    8a;39a)上において上記磁気コアに形成される溝(47)又は溝パターン
    (46)内に入れられるプレーナ状の巻線を含む請求項1乃至20のうちいずれ
    か一項記載の装置。
  23. 【請求項23】 上記誘導子手段(40)は、約10kHz乃至100MH
    zの周波数範囲、好適には13.56MHzの周波数で電力を供給する電源(6
    1)によって駆動される請求項1乃至22のうちいずれか一項記載の装置。
  24. 【請求項24】 acバイアス(無線周波数を含む)、dcバイアス、及び
    、接地バイアスのうちの少なくとも1つのバイアスで上記コアにバイアスをかけ
    る手段(60)を更に含む請求項1乃至23のうちいずれか一項記載の装置。
  25. 【請求項25】 上記コア(26)を冷却する手段(53、62、64;6
    2a、62b、64a、64b)を更に含む請求項1乃至24のうちいずれか一
    項記載の装置。
  26. 【請求項26】 プラズマ処理装置であって、 少なくとも1つのフィールドアドミッション開口(94a、94b)を有する
    プラズマ処理チャンバ(20)と、 上記チャンバ内に時間変動する磁場を形成するよう配置され、請求項1乃至2
    5のうちいずれか一項記載の少なくとも1つの磁場発生装置と、 上記磁場発生装置を駆動させる電源手段(61)とを含む装置。
  27. 【請求項27】 フィールドエミッション面と上記プラズマ環境との間に形
    成されるバリア(80、80a、80b)を更に含み、それにより上記フィール
    ドエミッション面が上記チャンバ(20)を汚すことを阻止する請求項26記載
    の装置。
  28. 【請求項28】 上記バリアは、上記磁極面構造と上記プラズマ処理チャン
    バ(20)の内側空間との間に維持される誘電材料(80、80a、80b)の
    シートを含む請求項27記載の装置。
  29. 【請求項29】 上記バリア(80)は、上記磁場発生装置のフィールドエ
    ミッション面に接触することなく取付けられ、 上記バリアは、上記フィールドエミッション面の外周において保持されるか又
    は上記処理チャンバ(20)によって保持される請求項27又は28記載の装置
  30. 【請求項30】 上記バリア(80)の外側面及び内側面に接する空間の圧
    力状態を均衡させるよう圧力調節手段が設けられる請求項29記載の装置。
  31. 【請求項31】 上記圧力調節手段は、上記処理チャンバ(20)が可変圧
    力状態(例えば、真空排気又はガス注入、或いは、ワークピースを搭載する又は
    取り除くために大気圧に設定する)に置かれる際は、上記バリア(80)の上記
    外側面に接する空間の圧力が、上記処理チャンバ(20)の圧力となるよう動作
    し、上記チャンバがプラズマ処理を行う際は上記バリアの上記外側面に接する空
    間を閉じる弁装置を含み、それにより、上記エネルギーフィールド発生器からの
    汚染物質が、上記処理チャンバの上記プラズマ環境に到達しないことを保証する
    請求項30記載の装置。
  32. 【請求項32】 上記誘電材料のシートと上記磁極面構造との間の距離は、
    1mmより小さい請求項28乃至31のうちいずれか一項記載の装置。
  33. 【請求項33】 上記プラズマチャンバの内側空間(50)と上記磁場発生
    装置との間に少なくとも1つのフィールドアドミッション窓(122)を更に含
    む請求項26又は27記載の装置。
  34. 【請求項34】 プラズマ処理装置であって、 少なくとも1つのフィールドアドミッション窓(122)を有するプラズマ処
    理チャンバ(20)と、 対応するフィールドアドミッション窓を通り誘導結合により上記チャンバ内に
    時間変動する磁場を形成するよう配置され、請求項1乃至25のうちいずれか一
    項記載の少なくとも1つの磁場発生装置と、 上記磁場発生装置を駆動させる電源手段(61)とを含み、 上記磁気コアを通り上記チャンバ内にガスを注入する手段は、上記窓を通る装
    置。
  35. 【請求項35】 プラズマ処理装置であって、 少なくとも1つのフィールドアドミッション窓(122、122a、122b
    )を有するプラズマ処理チャンバ(20)と、 対応するフィールドアドミッション窓を通り誘導結合により上記チャンバ内に
    時間変動する磁場を形成するよう配置され、請求項3乃至9のうちいずれか一項
    、又は、請求項3乃至9のうちいずれか一項と組み合わされると請求項10乃至
    25のうちいずれか一項記載の少なくとも1つの磁場発生装置と、 上記磁場発生装置を駆動させる電源手段(60)とを含み、 上記注入パイプのそれぞれは上記窓の対応する孔を通って上記窓を通され、上
    記注入パイプのそれぞれの端は、上記対応する穴の外周に溶接される装置。
  36. 【請求項36】 上記磁気コアは、上記窓(122)に接して又は上記窓の
    付近に置かれるよう適応される表面を有する請求項33乃至35のうちいずれか
    一項記載の装置。
  37. 【請求項37】 上記誘導型のプラズマ処理チャンバ(20)は誘導された
    フィールドエネルギーを受容する2つ以上の窓(122a、122b)を有し、 各窓はそれぞれの方向から上記チャンバ内に誘導されたフィールドエネルギー
    が入ることを可能にする請求項33乃至36のうちいずれか一項記載の装置。
  38. 【請求項38】 少なくとも1対の対向する窓(122a、122b)が設
    けられる請求項37記載の装置。
  39. 【請求項39】 少なくとも1つのワークピース(26)を保持するよう適
    応されるワークピース支持手段(38、40;142)を更に含み、 上記ワークピース支持手段は、上記ワークピースの外側面部分を、上記2つ以
    上のフィールドアドミッション窓(122a、122b)からのエネルギーフィ
    ールドに露出させる請求項35又は37記載の装置。
  40. 【請求項40】 上記ワークピース支持手段(38、40;142)は、少
    なくとも1つのワークピース(26)をその端の部分において保持するよう適応
    される請求項39記載の装置。
  41. 【請求項41】 1つの窓又は窓の集まり(122a、122b)それぞれ
    に関連付けられる空間を分離するよう1つ以上のパーティションを更に含む請求
    項33乃至40のうちいずれか一項記載の装置。
  42. 【請求項42】 上記窓(122a、122b)は、上記窓が従属する壁部
    の形状に従うようプレーナ状でない請求項33乃至41のうちいずれか一項記載
    の装置。
  43. 【請求項43】 上記磁気コア又は上記磁極面は、上記フィールドアドミッ
    ション開口又は上記フィールドアドミッション窓にぴったりと合う又は略合う寸
    法及び形状であるアクティブフィールドエミッション領域を有する請求項26乃
    至42のうちいずれか一項記載の装置。
  44. 【請求項44】 上記磁気コア又は上記磁極面は、上記フィールドアドミッ
    ション開口又は上記フィールドアドミッション窓の領域より小さい寸法及び形状
    であるアクティブフィールドエミッション領域を有する請求項26乃至42のう
    ちいずれか一項記載の装置。
  45. 【請求項45】 ワークピース(16)を処理する請求項26乃至44のう
    ちいずれか一項記載のプラズマ処理チャンバの使用方法。
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