JP2003510418A - 砥粒、研磨物品およびその製造および使用方法 - Google Patents

砥粒、研磨物品およびその製造および使用方法

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JP2003510418A
JP2003510418A JP2001526480A JP2001526480A JP2003510418A JP 2003510418 A JP2003510418 A JP 2003510418A JP 2001526480 A JP2001526480 A JP 2001526480A JP 2001526480 A JP2001526480 A JP 2001526480A JP 2003510418 A JP2003510418 A JP 2003510418A
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Abstract

(57)【要約】 アルファアルミナベースの砥粒およびその製造方法。砥粒は、被覆研磨材、結合研磨材、不織研磨材および研磨ブラシのような研磨製品に組み込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、砥粒および砥粒の製造方法に関する。砥粒は、結合研磨材、被覆研
磨材、不織研磨材および研磨ブラシのような様々な研磨物品に組み込むことがで
きる。
【0002】 従来技術の説明 1980年代初頭、「ゾルゲル」または「ゾルゲル誘導」砥粒と一般に呼ばれ
る新規な実質的に改善されたタイプのアルミナ砥粒が商業化された。この新しい
タイプのアルファアルミナ砥粒は、微細アルファアルミナ微結晶からできた微構
造を有していた。新しい砥粒の金属での研削性能を、例えば、その砥粒でできた
研磨製品の寿命により測定したところ、従来の溶融アルミナ砥粒からできたかか
る製品より大幅に長かった。
【0003】 通常、ゾルゲル砥粒は、水と、アルミナ一水和物(ベーマイト)と、任意で解
こう剤(例えば、硝酸のような酸)を含む分散液またはゾルを調製し、分散液を
ゲル化し、ゲル化した分散液を乾燥し、乾燥した分散液を粒子へと砕き、粒子を
か焼して揮発性物質を除去し、アルミナの融点より低い温度でか焼した粒子を焼
結することにより作成される。分散液はまた、1種類以上の改質剤(例えば、C
eO、Cr、CoO、Dy、Er、Eu、Fe 、Gd、HfO、La、LiO、MgO、MnO、Na
、Nd、NiO、Pr、Sm、SiO、SnO、TiO 、Y、Yb、ZnOおよびZrO)、成核剤(例えば、α−A
、α−Crおよびα−Fe)および/またはその前駆体も
含むことが多い。かかる添加は、焼結砥粒の物理的特性および/または微構造を
変更または修正するためになされる。さらに、あるいはこの代わりに、かかる酸
化物改質剤、成核剤および/またはその前駆体を乾燥またはか焼材料(一般にか
焼粒子)に含浸させてもよい。ゾルゲル砥粒およびその製造方法の詳細について
は、米国特許第4,314,827号(Leitheiserら)、第4,51
8,397号(Leitheiserら)、第4,623,364号(Cott
ringerら)、第4,744,802号(Schwabel)、第4,77
0,671号(Monroeら)、第4,881,951号(Woodら)、第
4,960,441号(Pellowら)、第5,011,508号(Wald
ら)、第5,090,968号(Pellow)、第5,139,978号(W
ood)、第5,201,916号(Bergら)、第5,227,104号(
Bauer)、第5,366,523号(Rowenhorstら)、第5,4
29,647号(Larmie)、第5,547,479号(Conwellら
)、第5,498,269号(Larmie)、第5,551,963号(La
rmie)、第5,725,162号(Gargら)および第5,776,21
4号(Wood)に記載されている。
【0004】 ある好ましいアルファアルミナベースの砥粒は、極めて稠密(理論上95%を
超える)で、細かく(サブマイクロメートル)均一なアルファアルミナ微構造を
有している。さらに、ある好ましいアルファアルミナベースの砥粒は、上述した
酸化物改質剤を含み、場合によっては、アルファアルミナ以外のサブマイクロメ
ートルの酸化物も含んでいてよい。この場合、アルファアルミナはサブマイクロ
メートルであってもなくてもよい。アルファアルミナおよびその他酸化物の粒子
サイズは、砥粒に存在する酸化物相および物理特性(例えば、密度、硬度および
靭性)や特徴は、例えば、砥粒を作成するのに用いる特定の組成物および/また
はプロセス(焼結時間および温度)により異なる。例えば、焼結時間が長くなれ
ばなるほど、そして温度が高くなればなるほど、より密度の濃い砥粒が得られる
傾向にある。しかしながら、焼結時間が長くなればなるほど、そして温度が高く
なればなるほど、粒子の成長が増大してしまう傾向もあり望ましくない。
【0005】 ある高圧研削用途については、焼結アルミナ砥粒は、高い研削力に耐えられる
よう比較的靭性があるのが好ましい。靭性を増大させるには、様々な金属酸化物
をアルミナ結晶構造に添加すればよい。ある低圧研削用途については、焼結アル
ミナ砥粒は、研削中に砥粒が「分解」されるようより脆いのが好ましい。こうし
た幅広い研削条件下で最良の研削性能を得るために、様々な焼結アルファアルミ
ナ砥粒が開発され商業化されている。
【0006】 過去15年間にわたって、焼結アルミナ砥粒、特にゾルゲル誘導アルファアル
ミナベースの焼結砥粒は、様々な研磨製品(例えば、結合研磨材、被覆研磨材お
よび研磨ブラシ)および低圧と高圧の両方の研削用途を含む研磨用途に用いられ
てきた。例えば、ゾルゲル誘導砥粒は、樹脂結合研削ホイールに組み込まれ、高
圧、高原料除去研削用途に特に有用であることが分かっている。かかる砥粒は、
カム軸の精細研削用のビトリファイド研削ホイールに用いられてきた。ゾルゲル
誘導砥粒はまた、木製分電盤を磨くのに用いられる中等級被覆研磨製品にも組み
込まれてきた。さらに、ゾルゲル誘導砥粒を含んだ被覆研磨ディスクは、塗装さ
れた自動車部品を研磨するのに比較的軽い圧力下で用いられる。
【0007】 発明の概要 一態様において、本発明は、MgO、SiOおよびZrO(少なくとも0
.1重量パーセント(砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、好ましくは少なくと
も0.2、0.25、0.3さらに0.5重量パーセント))、砥粒の金属酸化
物総含量に基づいて、少なくとも0.1重量パーセントのMgO、SiOおよ
びZrOを含み、砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが1マイクロメ
ートル未満(好ましくは0.8、0.7、0.6、0.5、0.4さらに0.3
マイクロメートル未満)であり、結晶性ジルコニアとして存在するZrOの平
均微結晶サイズが0.25マイクロメートル未満である焼結アルファアルミナベ
ースの砥粒を提供する。一般に、少なくとも大部分のアルファアルミナが成核剤
で核形成済みである。好ましくは、アルファアルミナの平均微結晶サイズは、0
.75マイクロメートル未満、より好ましくは0.5マイクロメートル未満、さ
らに好ましくは0.3マイクロメートル未満である。
【0008】 理論に拘束されることは望まないが、Al、MgO、SiOおよびZ
rOの存在、およびAlおよびZrOの微結晶サイズが研削性能に大
きく影響しているものと考えられる。アルファアルミナ結晶が小さいと、切断が
速く、寿命の長い研磨材が得られ、ジルコニアがあると、高圧で良好に機能する
砥粒となり、シリカならびにジルコニアがあると、高密度化を補助して、小さな
アルファアルミナ結晶が得られるものと考えられる。さらに、ジルコニアがある
と、砥粒を強靭にすると考えられる。さらに、MgOは、より細かい粒のアルフ
ァアルミナ微構造を得るのに焼結中、補助となるものと考えられる。さらに、M
gOがあると、焼結プロセス中のスピネル相の形成を通して砥粒を強靭にする補
助となるものと考えられる。
【0009】 本発明によるある好ましい焼結アルファアルミナベースの砥粒は、砥粒の金属
酸化物総含量に基づいて、少なくとも0.1重量パーセント(好ましくは少なく
とも0.2、0.25、0.3さらには0.5重量パーセント、より好ましくは
少なくとも1重量パーセント、さらに好ましくは1〜3重量パーセント)のSi
と、少なくとも0.1重量パーセント(好ましくは少なくとも0.2、0.
25、0.3さらには0.5重量パーセント、より好ましくは少なくとも1パー
セント、より好ましくは1〜14重量パーセント、またはさらに1〜7重量パー
セント)のZrOと、少なくとも0.1重量パーセント(好ましくは少なくと
も0.2、0.25、0.3さらには0.5重量パーセント、より好ましくは少
なくとも1重量パーセント、さらに好ましくは3〜7重量パーセント)のMgO
とを含み、砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが1マイクロメートル未
満であり、結晶性ジルコニアとして存在するZrOの平均微結晶サイズが0.
25マイクロメートル未満である。他の態様において、本発明は、液体媒体(例
えば、水)と、酸化マグネシウム源(例えば、硝酸マグネシウム)と、ジルコニ
ア源(例えば、ジルコニアゾルまたは酢酸ジルコニルのような塩)と、シリカ源
(例えば、シリカゾル)と、アルミナ源(好ましくはベーマイト)とを含む成分
を混合することにより混合物(例えば、分散液)を調製する工程と、この混合物
を微粒子アルファアルミナベースのセラミック砥粒前駆体材料に変換する工程と
、この前駆体材料を焼結して本発明の焼結アルファアルミナベースの砥粒を提供
する工程とを含むアルファアルミナベースのセラミック砥粒の製造方法を提供す
る。アルミナ源がベーマイト、アルファアルミナ粉末またはガンマアルミナ粉末
のような微粒子を含む場合には、混合物を調製するのに用いる成分はまた解こう
剤(例えば、硝酸のような酸)も含む。
【0010】 他の態様において、本発明は、第1の液体媒体(例えば、水)と、シリカ源(
例えば、シリカゾル)と、アルミナ源(好ましくはベーマイト)とを含む成分を
混合することにより混合物(例えば、分散液)を調製する工程と、この混合物を
微粒子アルファアルミナベースのセラミック砥粒前駆体材料に変換する工程と、
この前駆体材料を第2の液体媒体(例えば、水)を含む混合物を含む組成物で含
浸する工程と、この含浸した前駆体材料を焼結して本発明の焼結アルファアルミ
ナベースの砥粒を提供する工程とを含み、初期の混合物を調製するための成分(
a)または含浸組成物(b)の少なくとも一方が酸化マグネシウム源(例えば、
硝酸マグネシウム)を含み、初期の混合物を調製するための成分(a)または含
浸組成物(b)の少なくとも一方がジルコニア源(例えば、ジルコニアゾルまた
は酢酸ジルコニルのような塩)を含む、アルファアルミナベースのセラミック砥
粒の製造方法を提供する。アルミナ源がベーマイト、アルファアルミナ粉末また
はガンマアルミナ粉末のような微粒子を含む場合には、初期の混合物を調製する
のに用いる成分はまた解こう剤(例えば、硝酸のような酸)も含む。初期の混合
物および含浸組成物のジルコニア源は同一であっても異なっていてもよい。任意
で、含浸組成物はさらに他(すなわち、ジルコニア源および/または酸化マグネ
シウム源以外)の金属酸化物源を含む。
【0011】 他の態様において、本発明は、複数の砥粒を、表面(例えば、基材の表面(例
えば、カーボン鋼(例えば、1018軟鋼基材)、ステンレス鋼(例えば、30
4ステンレス鋼)基材またはツール鋼(例えば、4140鋼および4150鋼)
基材)のような鋼基材)と、少なくとも1kg/cm、場合によって好ましく
は2kg/cm、3.5kg/cm、5kg/cm、7kg/cm、1
0kg/cm、15kg/cmおよび20kg/cmの接触圧力で接触さ
せる工程と、複数の砥粒または表面の少なくとも一方を他方に対して移動させて
、表面の少なくとも一部を砥粒で研磨する工程とを含み、砥粒の少なくとも一部
が本発明のアルファアルミナベースの砥粒である、表面を研磨する方法を提供す
る。少なくとも75重量パーセント(または100重量パーセント)の砥粒が本
発明による砥粒であるのが好ましい。研磨可能なその他の基材表面としては、塗
料、木材およびプラスチックが例示される。
【0012】 本明細書において、 「ベーマイト」とはアルファアルミナ一水和物のことであり、業界で一般的に
ベーマイトと呼ばれているのは「擬」ベーマイト(すなわち、Al・xH O、x=1〜2)である。
【0013】 「研磨砥粒前駆体」または「非焼結砥粒」とは、乾燥アルミナベースの分散液
(例えば、「乾燥砥粒前駆体」)またはか焼アルミナベースの分散液(例えば、
「か焼砥粒前駆体」)のことであり、一般に粒子の形態で、理論密度の80%未
満(一般的には60%未満)の密度を有し、含浸組成物で焼結または含浸して、
焼結するとアルファアルミナベースのセラミック砥粒を提供することができるも
ののことである。
【0014】 本明細書で用いる「アルファアルミナベースの砥粒」、「アルミナベースの砥
粒」または「砥粒」とは、理論密度の少なくとも85%(好ましくは少なくとも
90%、より好ましくは少なくとも95%)の密度まで焼結されていて、理論酸
化物基準で少なくとも60重量%のAlを含有し、アルミナの総量の少な
くとも50重量%がアルファアルミナとして存在する焼結砥粒のことを言う。
【0015】 「核形成材料」とは、外因性核形成により遷移アルミナのアルファアルミナへ
の変換を促す材料のことを言う。核形成材料は、成核剤(例えば、アルファアル
ミナと同じまたはほぼ同じ結晶構造を有する、あるいはアルファアルミナのよう
な挙動を示す材料)、そのもの(例えば、アルファアルミナシード、アルファF
シード、またはアルファCrシード)またはその前駆体とするこ
とができる。その他の成核剤としては、Ti(三方晶結晶構造を有する)
、MnO(菱形結晶構造を有する)、LiO(立方結晶構造を有する)およ
びチタン酸塩(例えば、チタン酸マグネシウムおよびチタン酸ニッケル)が挙げ
られる。
【0016】 「分散液」または「ゾル」は、一つの相が液体全体に分散された微粉砕粒子(
コロイドサイズ範囲の)を含む液体中固体の2相系のことを言う。「安定な分散
液」または「安定なゾル」とは、目視検査で固体が現れず、約2時間攪拌せず静
置したときにゲル化、分離または沈殿する分散液またはゾルのことを言う。
【0017】 「含浸組成物」とは、液体媒体の溶液または分散液、および砥粒前駆体に含浸
可能な金属酸化物源のことを言う。
【0018】 「含浸研磨砥粒前駆体」とは、乾燥アルミナベースの分散液(例えば、「含浸
乾燥砥粒前駆体」)またはか焼アルミナベースの分散液(例えば、「含浸か焼砥
粒前駆体」)のことであり、理論密度の80%未満(一般的には60%未満)の
密度を有し、含浸組成物で含浸されていて、含浸乾燥粒子および含浸か焼粒子を
含む。
【0019】 「焼結」とは、高密度化および微結晶成長のために加熱されている材料の融点
より低い温度で加熱して、靭性があり硬く、耐化学性のあるセラミック材料を与
えるプロセスのことを言う。本発明によるアルファアルミナベースのセラミック
砥粒は、加熱されている材料の融点より高い温度で加熱を実施する溶融プロセス
では作成されない。
【0020】 一般に、本発明の砥粒は、比較的高圧と低圧の両研削条件下で良好な研削効率
を示す。理論に拘束されることは望むところではないが、核形成材料の使用は、
1マイクロメートル未満のサイズのアルファアルミナ結晶を得るのを促すものと
考えられる。さらに、ジルコニアとマグネシアの存在は、アルミナ結晶マトリッ
クスの高密度化および「強靱化」の補助となる傾向があるものと考えられ、これ
により得られる砥粒がより強い研削力に耐えられるようになる。シリカを添加す
ると焼結プロセスの補助となるとも考えられている。
【0021】 本発明による砥粒は、被覆研磨材、結合研磨材(ビトリファイドおよびレジノ
イド研削ホイールを含む)、不織研磨材および研磨ブラシのような様々な研磨製
品に組み込むことができる。研磨物品は、本発明による砥粒とバインダーを含む
【0022】 詳細な説明 好ましくは、初期の混合物を調製するのに用いられるアルミナ源はベーマイト
である。本プロセスの焼結工程においてアルファアルミナ結晶を提供することの
できるその他の好適なアルミナ源としては、アルファアルミナ粉末、ガンマアル
ミナ粉末、ホルモ酢酸アルミニウム、ニトロホルモ酢酸アルミニウムおよびアル
ミニウム塩が挙げられる。
【0023】 アルミナ前駆体として用いることのできる好適なアルミニウム化合物のより具
体的な例としては、塩基性カルボン酸アルミニウム、塩基性硝酸アルミニウム、
部分水和アルミニウムアルコキシドまたはその他アルミニウム塩および錯体が挙
げられる。好ましい塩基性アルミニウム塩としては、カルボキシル酸塩または硝
酸塩対イオンを有するもの、またはこれらの塩の混合物が挙げられる。塩基性カ
ルボン酸アルミニウムの場合には、一般式Al(OH)(カルボキシレート) 3−y (式中、yは1〜2、好ましくは1〜1.5)のものであり、カルボキシ
ル酸塩対イオンは、ギ酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩およびシュウ酸塩またはこ
れらのカルボン酸塩の組み合わせからなる群より選択される。これらの材料は、
米国特許第3,957,598号に記載されているようにカルボン酸溶液中にア
ルミニウム金属を蒸解することにより調製できる。塩基性硝酸アルミニウムはま
た、米国特許第3,340,205号または英国特許第1,193,258号に
記載されているように硝酸溶液中にアルミニウム金属を蒸解する、または米国特
許第2,127,504号に記載されているように硝酸アルミニウムの熱分解に
より調製することもできる。これらの材料はまた、アルミニウム塩の塩基による
部分中和によっても調製することができる。塩基性硝酸アルミニウムは、一般式
Al(OH)(NO3−zは(式中、zは約0.5〜2.5)で表される
【0024】 好適なベーマイトは、アルコア工業化学より「HIQ」(例えば、「HIQ−
10」、「HIQ−20」、「HIQ−30」および「HIQ−40」)という
商品名で市販されているもの、コンデア社(ドイツ、ハンブルク)より「DIS
PERAL」およびコンデアビスタ社(テキサス州、ヒューストン)から「DI
SPAL23N480」および「CATAPALD」という商品名で市販されて
いるものが挙げられる。これらのベーマイトまたはアルミナ一水和物はアルファ
形態であり、一水和物以外に、あったとしても比較的少量の水和相を含んでいる
(ただし、極少量の、許容範囲の三水和不純物が市販等級のベーマイトには存在
している可能性がある)。これらは水にあまり溶解せず、広い表面積(一般的に
少なくとも約180m/g)を有している。好ましくは、本発明による砥粒を
作成するのに用いる分散ベーマイトの平均微結晶サイズは約20ナノメートル未
満である(より好ましくは12ナノメートル未満である)。ここで「微結晶サイ
ズ」は、120および031のx線反射により求められる。
【0025】 好ましい液体媒体は一般的に水である。ただし、低級アルコール(一般的にC 1〜6 のアルコール)、ヘキサンまたはヘプタンのような有機溶剤も液体媒体と
して有用である。水は水道水、蒸留水または脱イオン水であってもよい。場合に
よっては、液体媒体(例えば、水)を、例えば、30〜70℃)で加熱してベー
マイトまたはその他微粒子材料の分散性を改善するのが好ましい。
【0026】 分散液は解こう剤をさらに含んでいてもよい。これらの解こう剤は、通常、可
溶性のイオン性化合物であり、粒子またはコロイドの表面を液体媒体(例えば、
水)中で均一に帯電させるものと考えられている。好ましい解こう剤は酸または
酸化合物である。代表的な酸としては、一塩基酸、および酢酸、塩酸、ギ酸およ
び硝酸のような酸化合物が挙げられる。硝酸が好ましい。用いる酸の量は、例え
ば、微粒子アルミナ源の分散性、分散液の固体の割合、分散液の成分、分散液の
成分の量または相対量、分散液の成分の粒子サイズおよび/または分散液の成分
の粒子サイズ分布により異なる。ベーマイトについては、分散液は、分散液中の
ベーマイトの重量に基づいて、一般に、少なくとも0.1〜20重量%、好まし
くは1〜10重量%、最も好ましくは3〜8重量%の酸を含む。
【0027】 場合によっては、水と混合する前に、酸をベーマイト粒子の表面に適用しても
よい。酸表面処理によって、ベーマイトの水中での分散性が改善される。
【0028】 酸化マグネシウム源は硝酸マグネシウム(Mg(NO・6HO)であ
るのが好ましい。その他の好適な酸化マグネシウム源は、酢酸マグネシウム、ク
エン酸マグネシウムおよびギ酸マグネシウムを含んでいてもよい。
【0029】 シリカ源はコロイドゾルとしてアルミナ分散液に添加するのが好ましい。コロ
イドシリカは、約3ナノメートル〜約1マイクロメートルの寸法のうち一定また
は複数の寸法を有するアモルファスまたは結晶シリカの微粉砕粒子を含む。コロ
イド中の平均シリカ粒子サイズは、好ましくは約150ナノメートル未満、より
好ましくは約100ナノメートル未満、最も好ましくは約50ナノメートル未満
である。多くの場合、シリカ粒子は約3〜15ナノメートルの大きさである。た
いてい、コロイドシリカは一つの分布または範囲の金属酸化物粒子サイズである
。シリカゾルは、例えば、ナルコ(イリノイ州、ネーパーヴィル)およびエカノ
ーベル(ジョージア州、アウグスタ)より入手可能である。シリカゾル、ナルコ
プロダクツ社(イリノイ州、ネーパーヴィル)より「NALCO1115」、「
NALCO1130」、「NALCO2326」、「NALCO1034A」お
よび「NALCOAG1056」(後者の2つは酸性シリカゾルの例である)、
およびエカノーベル社より「NYACOL215」と言う商品名で入手可能であ
る。シリカゾルに関する更なる情報については、例えば、米国特許第5,611
,829号(Monroeら)および第5,645,619号(Erickso
nら)を参照のこと。
【0030】 核形成材料または剤をベーマイト分散液に含めるのが好ましい。本発明を実施
するのに好ましい核形成材料の一つとして、酸化鉄または酸化鉄前駆体が挙げら
れる。場合によっては、核形成材料として機能する、またはこうした材料を提供
する酸化鉄源としては、赤鉄鉱(α−Fe)およびその前駆体(針鉄鉱(
α―FeOOH)、鱗鉄鋼(γ−FeOOH)、磁鉄鉱(Fe)およびマ
グヘマイト(γ−Fe))が挙げられる。酸化鉄の好適な前駆体としては
、加熱すると、α−Feに変換される鉄含有材料が挙げられる。鉄源を分
散液またはセラミック前駆体材料に添加することに関する更なる詳細については
、例えば、米国特許第5,611,829号(Monroeら)および第5,6
45,619号(Ericksonら)を参照のこと。
【0031】 その他の好適な核形成材料としては、硝酸クロム(Cr(NO・9H O)や酢酸クロムのようなα−Cr前駆体;硝酸マンガン(Mn(NO・4HO)、酢酸マンガンおよびギ酸マンガンのようなMnO前駆体;
および硝酸リチウム(LiNO)、酢酸リチウムおよびギ酸リチウムのような
LiO前駆体が挙げられる。核形成材料に関する更なる詳細についてはまた、
例えば、米国特許第4,623,364号(Cottringerら)、第4,
744,802号(Schwabel)、第4,964,883号(Morri
sら)、第5,139,978号(Wood)および第5,219,806号(
Wood)にも開示されている。
【0032】 好適なジルコニア源としては、ジルコニウム塩およびジルコニアゾルが挙げら
れる。ただし、含浸組成物中のジルコニア源は一般に、液体媒体中で溶液を形成
するジルコニウム塩である。ジルコニウム塩としては、酢酸ジルコニル(ZrO
(CHCOO))、オキシ硝酸ジルコニウム(ZrO(NO・xH O)、ヒドロキシ硝酸ジルコニウム、ギ酸ジルコニウムおよびアセチルアセトン
酸ジルコニウム、ジルコニウムアルコキシド(ブトキシド、エトキシド、プロポ
キシド、tert−ブトキシド)、塩化ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、アン
モニウム錯体、四塩化ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム八水和物が例示さ
れる。ジルコニアゾルは、約3ナノメートル〜約250ナノメートルの範囲内で
一定または複数の寸法を有するアモルファスまたは結晶性ジルコニアの微粉砕粒
子を含んでいる。コロイドジルコニア中の平均ジルコニア粒子サイズは、好まし
くは約150ナノメートル未満、より好ましくは約100ナノメートル未満、最
も好ましくは約50ナノメートル未満である。多くの場合、ジルコニア粒子は約
3〜10ナノメートルの大きさである。たいてい、コロイドジルコニアは一つの
分布または範囲のジルコニア粒子サイズである。ジルコニアゾルとしては、ニャ
コールプロダクツ社(マサチューセッツ州、アシュランド)より「ZR10/2
0」および「ZR100/20」という商品名で入手可能なものが挙げられる。
ジルコニアゾルに関する更なる情報については、例えば、米国特許第5,498
,269号(Larmie)および第5,551,963号(Larmie)を
参照のこと。
【0033】 核形成材料および初期の分散液および/または含浸組成物により与えられるア
ルミナ源、シリカ源、酸化マグネシウム源、ジルコニア源の量は、焼結砥粒中で
所望の重量割合を与えるように選ぶ。
【0034】 一般に、本発明による砥粒は、理論金属酸化物基準で、砥粒の金属酸化物総含
量に基づいて、約55〜約99重量パーセント(好ましくは約65〜95重量パ
ーセント、より好ましくは約70〜約95重量パーセント、さらに好ましくは約
80〜93重量パーセント)のAlと、約0.1〜約15重量パーセント
(好ましくは約0.1〜約10、より好ましくは約0.1〜約8重量パーセント
、さらに好ましくは約0.5〜約5重量パーセント、さらに好ましくは約1〜約
4重量パーセント)のMgO、約0.1〜約10重量パーセント(好ましくは約
0.5〜約5重量パーセント、より好ましくは約0.1〜約3重量パーセント、
より好ましくは約0.1〜約2重量パーセント)のSiOと、約0.5〜約1
5重量パーセント(好ましくは約0.5〜約5、より好ましくは約0.5〜約3
重量パーセント、さらに好ましくは約0.5〜約2重量パーセント)のZrO とを含む。さらに、砥粒は、砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、理論金属酸化
物基準で、約0.1〜約10(好ましくは約0.5〜約10重量パーセント、よ
り好ましくは約0.75〜約5、さらに好ましくは約1〜約3重量パーセント)
の成核剤を含む。
【0035】 初期の混合物は、金属酸化物変性剤と呼ばれることのある、他の金属酸化物源
(例えば、適性な加熱条件で金属酸化物に変換可能な材料)をさらに含んでいて
もよい。かかる金属酸化物変性剤は、得られる砥粒の物理特性および/または化
学特性を変更するものであってもよい。初期の混合物および/または含浸組成物
に組み込まれるこれらのその他の金属酸化物の量は、例えば、焼結砥粒の所望の
組成および/または特性、および添加剤の影響または役目、または砥粒を作成す
るのに用いられるプロセスにおける役割に応じて異なる。
【0036】 その他の金属酸化物は、金属酸化物(例えば、コロイド懸濁液またはゾル)お
よび/または前駆体(例えば、金属硝酸塩、金属酢酸塩、金属クエン酸塩、金属
ギ酸塩および金属塩化物塩)として初期の混合物に加えられる。金属酸化物粒子
については、金属酸化物粒子のサイズは5マイクロメートル未満、好ましくは1
マイクロメートル未満であるのが好ましい。コロイド金属酸化物は、約3ナノメ
ートル〜約1マイクロメートルの寸法のうち一定または複数の寸法を有するアモ
ルファスまたは結晶金属酸化物の別個の微粉砕粒子である。「コロイド金属酸化
物ゾル」は安定な(すなわち、ゾルまたは分散液中の金属酸化物固体が、約2時
間攪拌せず静置したときに目視検査でゲル化、分離または沈殿しない)コロイド
粒子の懸濁液(好ましくは、6.5未満のpHを有する液体媒体中)であるのが
好ましい。
【0037】 かかるその他の金属酸化物としては、酸化プラセオジム、酸化ジスプロシウム
、酸化サマリウム、酸化コバルト、酸化亜鉛、酸化ネオジム、酸化イットリウム
、酸化イッテルビウム、酸化ニッケル、酸化マンガン、酸化ランタン、酸化ガド
リニウム、酸化ナトリウム、酸化ジスプロシウム、酸化ユーロピウム、酸化ハフ
ニウムおよび酸化エルビウムおよび酸化マンガン、酸化クロム、酸化チタンおよ
び酸化第二鉄が例示される。これらは、成核剤として機能してもしなくてもよい
【0038】 金属酸化物前駆体としては、金属硝酸塩、金属酢酸塩、金属クエン酸塩、金属
ギ酸塩および金属塩化物塩が挙げられる。金属硝酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、ギ
酸塩および塩化物塩は業界に公知の技術により作成したり、アルファケミカルズ
(マサチューセッツ州、ワードヒル)やマリンクロッドケミカルズ(ケンタッキ
ー州、パリス)といった商業源より得られる。硝酸塩としては、硝酸コバルト(
Co(NO・6HO)、硝酸ニッケル(Ni(NO・6H2O)
、硝酸リチウム(LiNO)、硝酸マンガン(Mn(NO・4HO)
、硝酸クロム(Cr(NO・9H2O)、硝酸イットリウム(Y(NO・6HO)、硝酸プラセオジム(Pr(NO・6HO)、硝酸サ
マリウム(Sm(NO・6HO)、硝酸ネオジミウム(Nd(NO ・6HO)、硝酸ランタン(La(NO・6HO)、硝酸ガドリニ
ウム(Gd(NO・5HO)、硝酸ジスプロシウム(Dy(NO ・5HO)、硝酸ユーロピウム(Eu(NO・6HO)、硝酸第二鉄
(Fe(NO・9HO)、硝酸亜鉛(Zn(NO・6HO)お
よび硝酸エルビウム(Er(NO・5HO)が例示される。金属酢酸塩
としては、酢酸コバルト、酢酸ニッケル、酢酸リチウム、酢酸マンガン、酢酸ク
ロム、酢酸イットリウム、酢酸プラセオジム、酢酸サマリウム、酢酸イッテルビ
ウム、酢酸ネオジミウム、酢酸ランタン、酢酸ガドリニウムおよび酢酸ジスプロ
シウムが例示される。クエン酸塩としては、クエン酸コバルト、クエン酸リチウ
ムおよびクエン酸マンガンが例示される。ギ酸塩としては、ギ酸コバルト、ギ酸
リチウム、ギ酸マンガンおよびギ酸ニッケルが例示される。
【0039】 一般的に、金属酸化物変性剤を用いると、焼結砥粒の多孔性が減じ、これによ
って密度が増大する。さらに、特定の金属酸化物前駆体(例えば、成核剤である
、または成核剤に変換される核形成材料、または成核剤としての挙動を示す材料
)は、遷移アルミナをアルファアルミナに変換する温度を下げる。特定の金属酸
化物はアルミナと反応すると、反応生成物を形成、かつ/またはアルファアルミ
ナの結晶相を形成する。これは研磨用途において砥粒使用中有益である。このよ
うに、金属酸化物の選択および量は、処理条件および砥粒の所望の研磨特性に一
部応じて異なる。
【0040】 例えば、コバルト、ニッケル、亜鉛およびマグネシウムの酸化物をアルミナと
反応させて針状構造を形成する。しかし、ジルコニアおよびハフニアはアルミナ
とは反応しない。また、例えば、ジスプロシウム酸化物およびガドリニウム酸化
物と酸化アルミニウムの反応生成物は通常ガーネットである。酸化プラセオジム
、酸化イッテルビウム、酸化エルビウムおよび酸化サマリウムと、酸化アルミニ
ウムの反応生成物は、通常ペロブスカイトおよび/またはガーネット構造である
。イットリアは、通常アルミナと反応すると、ガーネット結晶構造のYAl12を形成する。特定の希土類酸化物および二価の金属カチオンは、アルミナ
と反応して式LnMAl1119で表される希土類アルミン酸塩(式中、Ln
はLa3+、Nd3+、Ce3+、Pr3+、Sm3+、Gd3+またはEu のような三価の金属イオンであり、MはMg2+、Mn2+、Ni2+、Zn 2+ またはCo2+のような二価の金属カチオンである)を形成する。かかるア
ルミン酸塩は六方晶結晶構造を有している。金属酸化物(および/またはその前
駆体)のベーマイト分散液への添加に関する更なる詳細については、例えば、米
国特許第4,314,827号(Leitheiserら)、第4,770,6
71号(Monroeら)、第4,881,951号(Woodら)、第5,4
29,647号(Larmie)、第5,498,269号(Larmie)お
よび第5,551,963号(Larmie)を参照のこと。
【0041】 本発明の実施に用いられるアルミナベースの分散液(例えば、ベーマイトベー
スの分散液)は、分散液の総重量に基づいて、通常、15重量%を超える(通常
、20重量%〜約80重量%、一般に30重量%〜80重量%)の固体(あるい
はベーマイト)を含む。しかしながら、ある好ましい分散液は、分散液の総重量
に基づいて、35重量%以上、45重量%以上、50重量%以上、55重量%以
上、60重量%以上および65重量%以上またはそれ以上の固体(あるいはベー
マイト)を含む。約80wt%を超える固体およびベーマイトの重量パーセント
も有用であるが、本発明による方法により提供される砥粒を作成するプロセスを
難しくさせる傾向がある。
【0042】 焼結アルファアルミナベースの砥粒を作成する一般的な手順は、例えば、米国
特許第4,518,397号(Leitheiserら)、第4,770,67
1号(Monroe)、第4,744,802号(Schwabel)、第5,
139,978号(Wood)、第5,219,006号(Wood)および第
5,593,647号(Monroe)に開示されている。
【0043】 (初期の)混合物は、一般に、様々な組成物を添加し、合わせて混合し、均一
な混合物を作成することにより調製される。例えば、ベーマイトは、一般に、硝
酸と混合しておいた水に加えられる。その他の成分は、ベーマイトの添加前、添
加中または添加後に加えられる。しかしながら、核形成材料がオキシ水酸化鉄の
水性の酸性分散液であり、シリカ源が塩基性のコロイドシリカゾルである場合に
は、両者を併せて混合するのは好ましくなく、むしろベーマイトのような他の成
分を酸性水に添加する前、好ましくは後に、それぞれ別個に酸性水に加えるのが
好ましい。
【0044】 固体の多い分散液は、一般に、そして好ましくは液体成分を、液体成分に不溶
の成分に徐々に加え、後者を混合またはタンブリングしながら調製される。例え
ば、水と硝酸と金属塩を含有する液体は、ベーマイトに徐々に加え、後者は液体
がベーマイト全体により容易に分散されるように混合される。
【0045】 好適なミキサーとしては、ペールミキサー、シグマブレードミキサー、ボール
ミルおよび高剪断ミキサーが挙げられる。その他の好適なミキサーとしては、エ
イリッヒマシーンズ社(イリノイ州、グルニー)、ホソカワ−ベペックス社(ミ
ネソタ州、ミネアポリス)(「SHUGI FLEX−O−MIX」型番FX−
160という商品名で入手可能なミキサーを含む)およびリトルフォルド−デイ
社(ケンタッキー州、フローレンス)より入手可能なものがある。
【0046】 ベーマイトベースの分散液は加熱して、アルファアルミナ一水和物の分散性を
増大させたり、かつ/または均一な分散液を作成してもよい。温度は扱いやすい
ように変えて構わない。例えば、温度は約20℃〜80℃、通常約25℃〜75
℃とする。あるいは、分散液は大気圧1.5〜130の圧力下で加熱してよい。
【0047】 ベーマイトベースの分散液は、一般に、乾燥前または乾燥中にゲル化される。
たいていの変性剤は添加すると分散液のゲル化が早くなる。あるいは、酢酸アン
モニウムまたはその他イオン性種を添加して分散液のゲル化を促す。分散液のp
Hおよびゲル中のイオンの濃度は、通常、分散液のゲル化がいかに早いかで決ま
る。一般に、分散液のpHは約1.5〜約5の範囲内である。
【0048】 分散液は押出してもよい。一般に、ここではゲル化分散液または部分脱水分散
液を含めた微粒子(例えば、ベーマイト)により少なくとも50重量パーセント
のアルミナ含量が提供される分散液を押出すのが好ましい。押出し物と呼ばれる
押出された分散液は、細長い前駆体材料(例えば、ロッド(円柱ロッドおよび楕
円ロッドを含む))に押出すことができる。焼成後、ロッドのアスペクト比は1
.5〜10、好ましくは2〜6である。あるいは、押出し物は非常に薄いシート
の形態であってもよい。例えば、米国特許第4,848,041号(Krusc
hke)を参照のこと。好適な押出し機としては、ラム押出し機、単軸スクリュ
ー、二軸スクリューおよびセグメントスクリュー押出し機が例示される。好適な
押出し機は、例えば、ローミスプロダクツ(ペンシルバニア州、レビタウン)、
ボンノット社(オハイオ州、ユニオンタウン)および、例えば、「EXTRUD
−O−MIX」(型番EM−6)という商品名の押出し機を提供しているホソカ
ワベペックス(ミネソタ州、ミネアポリス)より入手可能である。
【0049】 好ましくは、分散液は、例えば、押出しの前またはその最中に圧縮される(押
出し工程にはもともと分散液の圧縮が含まれていてもよい)。分散液圧縮の際、
分散液には、例えば、造粒機またはダイプレス(機械、水力および空気またはプ
レスが含まれる)または押出し機で受けるような圧力や力がかかるものと考えら
れる(すなわち、分散液全体またはほぼ全体に特定の圧力がかかる)。通常、分
散液を圧縮すると、分散液にトラップされる空気やガスの量が減じ、通常、多孔
性微構造の生成が少なくなり、より望ましい。さらに、圧縮工程は、押出し機に
連続供給するのにより簡単な手段となり、砥粒を生成する労力を省くことができ
る。
【0050】 細長い前駆体材料がロッドである場合には、焼結砥粒の直径が、例えば、約1
50〜5000マイクロメートル、好ましくはアスペクト比(すなわち、長さ対
幅の比)が少なくとも2.5:1、少なくとも4:1、さらに少なくとも5:1
であるのが好ましい。ロッドは、円、楕円、星型、管等をはじめとするいかなる
断面形状を有していてもよい。ロッド砥粒はまた湾曲していてもよい。
【0051】 分散液(ゲル化した、またはゲル化していない)の圧縮に好ましい装置を図4
〜6に示す。変性セグメントスクリュー押出し機40は、バレル44内中央に配
置された供給ポート41とオーガ42を有している。図5は、供給ポート41を
通して見た押出し機40の内部の図である。バレル44には、その長さ方向に平
行に下がっている溝(図示せず、通常「ランド」として知られている)がある。
ピン48はバレル44へ中心に延びている。さらに、螺旋フライト46はオーガ
42の長さ方向に延びている。フライト46は、オーガ42の長さ下方に連続し
ているが、オーガ42のフライト46がピン48と接触しないよう区分けされて
いる。
【0052】 分散液(ここではゲル化分散液を含む)(図示せず)は供給ポート41へ供給
される。パッカスクリュー43は、分散液がオーガ42により圧縮されダイ49
から押出されるように、分散液をオーガ42に対して押し付ける。ダイ49には
、様々なアパーチャまたは穴(単一の穴および複数の穴を含む)を設けることが
できる。ダイアパーチャは、円または多角形形状(例えば、四角、星、ダイアモ
ンド、台形または三角形)をはじめとする様々な断面形状とすることができる。
ダイアパーチャは、様々なサイズとすることができるが、一般的に、約0.5m
m(0.02インチ)〜1.27cm(0.5インチ)、より一般的には約0.
1cm(0.04インチ)〜約0.8cm(0.3インチ)である。
【0053】 押出された分散液は、切断またはスライスして、例えば、別個の粒子としたり
、かつ/またはより均一な長さの粒子とすることができる。分散液を切断(また
はスライス)する方法としては、回転刃、ブレードカッターおよびワイヤカッタ
ーが例示される。圧縮された分散液はまた破砕し、かつ/またはすり潰すことも
できる。
【0054】 一般に、分散液を乾燥する技術は業界に知られており、加熱して液体媒体の蒸
発を促したり、単純に空気中で乾燥させたりすることが挙げられる。乾燥工程で
、通常、大量の液体媒体が分散液から除去されるが、少量(約10重量%以下)
の液体媒体が乾燥した分散液中にまだ残っている。代表的な乾燥条件としては、
ほぼ室温から約200℃を超える温度、一般には50〜150℃である。時間は
約30分間から数日間である。塩の移動を最小にするために、分散液は低温で乾
燥するのが望ましい。
【0055】 乾燥後、乾燥した混合物(分散液)を前駆体粒子に変換してもよい。これらの
前駆体粒子を生成するある代表的な手段は、粉砕技術である。ロールクラッシャ
、ジョークラッシャ、ハンマーミル、ボールミル等のような様々な粉砕技術を用
いることができる。粗めの粒子は再度粉砕して、より細かい粒子を生成させても
よい。乾燥した分散液は、例えば、焼結アルファアルミナベースの砥粒に比べて
乾燥したゲルを粉砕するのは一般に容易なため、粉砕するのも好ましい。
【0056】 あるいは、例えば、乾燥前に、混合物を前駆体粒子に変換してもよい。これは
、例えば、混合物を所望のグリット形状および粒子サイズ分布へと処理する場合
に生じる。例えば、分散液は、所望の長さに後に切断して乾燥されるロッドに押
出してもよい。あるいは、混合物は三角形粒子へと成形してから乾燥させてもよ
い。三角形の粒子に関する更なる詳細については米国特許第5,201,916
号(Bergら)にある。
【0057】 あるいは、例えば、乾燥した混合物(例えば、分散液)を、非常に揮発性の内
容物を含む塊へと成形して、この塊を350℃を超える、通常、600℃〜90
0℃の温度に保持された炉に直接供給することにより爆発的に粉砕させる。
【0058】 一般に、乾燥した混合物は、焼結前にか焼する。ただし、か焼工程は常に必要
なわけではない。実質的に全ての揮発性物質を除去し、分散液中に存在していた
様々な成分を酸化物に変換する、乾燥した混合物またはセラミック前駆体材料を
か焼する技術は通常、業界に知られている。かかる技術としては、回転または静
的炉を用いて、自由水、そして一般的には少なくとも約90wt%の結合した揮
発性物質が除去されるまで、乾燥した混合物を約400〜1000℃(一般に約
450〜800℃)の温度で加熱するものが挙げられる。
【0059】 金属酸化物変性剤源(通常、金属酸化物前駆体)をか焼した前駆体粒子に含浸
させることも本発明の範囲内であり、本発明による少なくとも1つの方法の一部
である。例えば、本発明の少なくとも1つの方法において、ジルコニア前駆体(
例えば、ジルコニウム塩)を前駆体材料に含浸させることができる。通常、金属
酸化物前駆体は金属塩の形態である。これらの金属酸化物前駆体および金属塩は
、初期の混合物に関連して上述した通りである。
【0060】 ゾルゲル−誘導粒子の含浸方法は、例えば、米国特許第5,164,348号
(Wood)に記載されている。通常、セラミック前駆体材料(例えば、乾燥ア
ルミナベースの混合物(または乾燥セラミック前駆体材料)またはか焼アルミナ
ベースの混合物(またはか焼セラミック前駆体材料))は多孔性である。例えば
、か焼セラミック前駆体材料は通常、外側表面から広がる直径約2〜15ナノメ
ートルの孔を有している。かかる孔の存在により、液体媒体(通常、水)と適性
な金属前駆体を含む混合物を含む含浸組成物がセラミック前駆体材料に入ること
が可能となる。金属塩材料を液体に溶解し、得られる溶液を多孔性のセラミック
前駆体粒子材料と混合する。含浸プロセスは毛管作用により生じるものと考えら
れる。
【0061】 組成物を含浸するのに用いる液体は、好ましくは水(脱イオン水を含む)、有
機溶剤およびこれらの混合物である。金属塩の含浸が望ましい場合には、液体媒
体中の金属塩の濃度は、一般に、理論酸化物基準で約5%〜約40%の溶解固体
である。好ましくは、少なくとも50mlの溶液を添加して100グラムの多孔
性前駆体微粒子材料を含浸させ、より好ましくは少なくとも約60mlの溶液を
100グラムの前駆体微粒子材料に添加する。
【0062】 含浸後、得られた含浸前駆体粒子は、通常、か焼されて焼結の前に揮発性材料
が除去される。このか焼工程の条件は上述した通りである。
【0063】 前駆体粒子を形成または任意でか焼した後、前駆体粒子を焼結して、稠密なセ
ラミックアルファアルミナベースの砥粒とする。遷移アルミナをアルファアルミ
ナへと変換するのに有効な温度で加熱して、金属酸化物前駆体の全てを、アルミ
ナと反応させるか、金属酸化物を生成させて、セラミック材料の密度を増大させ
る前駆体材料を焼結する技術は業界に知られている。前駆体材料は、加熱により
焼結してよい(バッチまたは連続で、電気抵抗、超音波、プラズマ、レーザーま
たはガス燃焼を用いて)。焼結温度は、通常、約1200℃〜約1650℃、一
般に約1200℃〜約1500℃、より一般的には1400℃未満である。前駆
体材料を焼結温度に晒す時間の長さは、例えば、粒子サイズ、粒子の組成および
焼結温度に応じて異なる。一般に、焼結時間は数秒〜約60分(好ましくは約3
〜30分)である。焼結は、酸化雰囲気で一般的に行われるが、不活性または還
元雰囲気も有用である。
【0064】 アルファアルミナベースの砥粒の最長寸法は少なくとも約1マイクロメートル
である。本明細書に記載した砥粒は、約50マイクロメートルを超える長さで容
易に作成でき、これより大きな砥粒(約1000マイクロメートルを超える、さ
らに約5000マイクロメートルを超える)も容易に作成できる。通常、好まし
い砥粒の長さは約100〜約5000マイクロメートル(一般に約100〜約3
000マイクロメートルの範囲)である。ただし、その他のサイズもまた有用で
あり、特定の用途については好ましい場合がある。他の態様において、本発明に
よる砥粒のアスペクト比は少なくとも1.2:1、さらに1.5:1、場合によ
っては少なくとも2:1、あるいは少なくとも2.5:1である。
【0065】 本発明の方法により提供される乾燥、か焼および/または焼結材料は、業界に
知られた技術を用いて篩い分けおよび等級分けされる。例えば、乾燥粒子はか焼
の前に所望のサイズまで篩い分けされる。焼結砥粒は、研磨用に用いる前または
研磨物品に組み込まれる前に篩い分けおよび等級分けされる。
【0066】 本発明の方法に従って作成された砥粒の篩い分けおよび等級分けは、例えば、
周知の技術およびANSI(アメリカ規格協会)規格、FEPA(欧州研磨製品
製造連盟)またはJIS(日本工業規格)等級の砥粒を用いて行われる。
【0067】 例えば、米国特許第4,314,827号(Leitheiserら)に記載
されているように、未使用(一般に、所望のサイズの焼結砥粒とするにはサイズ
が小さすぎる粒子)の脱水混合物(通常、分散液)材料を再利用することも本発
明の範囲に含まれる。例えば、第1の分散液を上述した通りに作成し、乾燥し、
粉砕し、篩い分けして、第2の分散液を、例えば、液体媒体(好ましくは、水性
)、ベーマイトおよび第1の分散液からの脱水材料および任意で金属酸化物およ
び/または金属酸化物前駆体を混合することにより作成することができる。再利
用された材料は、理論金属酸化物基準で、例えば、少なくとも10パーセント、
少なくとも30パーセント、少なくとも50パーセント、さらに100パーセン
トまで(これを含む)の理論Al含量の分散液を提供する。これは脱水お
よび変換(か焼および焼結を含む)すると、焼結砥粒となる。
【0068】 本発明の一態様において、砥粒は「鋭く」なるように処理される。鋭いという
用語は、砥粒業界の当業者であれば分かる。通常、鋭い砥粒は細長い形状、好ま
しくは針状である。鋭い砥粒を他の方法で説明すれば、スライバーまたは破片の
形態の粒と言える。鋭い砥粒はそれに伴う固まり形状ではない。鋭い砥粒は、「
尖った」端部(砥粒の端部を形成する面が点で接している)を有しているのが好
ましい。さらに、鋭い砥粒は角張った面を有しているのが好ましい。
【0069】 嵩密度やアスペクト比をはじめとする砥粒の鋭さを測定するにはいくつかの技
術がある。砥粒の嵩密度は、例えば、1992年11月発行のANSI規格B7
4.4−1992に従って測定することができる。
【0070】 鋭さの指標でもあるアスペクト比は、断面幅で分割された砥粒の長さとして定
義される。一般に、鋭い砥粒のアスペクト比は少なくとも1:1、好ましくは少
なくとも約1.5:1、好ましくは約2:1である。アスペクト比は3:1より
大きい場合がある。
【0071】 米国特許第1,910,440号(Nicholson)、第3,041,1
56号(Rowse)、第5,009,675号(Kunzら)、第4,997
,461号(Markhoff−Mathenyら)および第5,042,99
1号(Kunzら)、第5,011,508号(Waldら)および第5,21
3,591号(Celikkayaら)に記載されているような表面コーティン
グにより砥粒を被覆することも本発明の範囲に含まれる。
【0072】 本発明による砥粒は、被覆研磨製品、結合研磨製品(ビトリファイドおよびレ
ジノイド研削ホイール、切断ホイールおよびホーニング砥石)、不織研磨製品お
よび研磨ブラシのような従来の研磨製品に用いることができる。一般に、研磨製
品(すなわち、研磨物品)は、バインダーと砥粒を含み、その少なくとも一部が
、バインダーにより研磨製品に固定された、本発明による砥粒である。かかる研
磨製品の作成方法および研磨製品の使用方法は当業者に周知である。さらに、本
発明による砥粒は、研磨化合物(例えば、研削化合物)のスラリーを利用する研
磨用途に用いることができる。
【0073】 被覆研磨製品は、通常、裏材と、砥粒と、砥粒を裏材に保持するための少なく
とも1種類のバインダーとを含む。裏材は、布、ポリマーフィルム、繊維、不織
ウェブ、紙、これらの組み合わせおよびこれらを処理したものをはじめとするい
ずれかの好適な材料とすることができる。バインダーは、無機または有機バイン
ダーを含む好適なバインダーとすることができる。砥粒は、被覆研磨製品の1層
または2層に存在させることができる。被覆研磨製品を作成する方法は、例えば
、米国特許第4,734,104号(Broberg)、第4,737,163
号(Larkey)、第5,203,884号(Buchananら)、第5,
378,251号(Cullerら)、第5,417,726号(Stoutら
)、第5,436,063号(Follettら)、第5,496,386号(
Brobergら)および第5,520,711号(Helmin)に記載され
ている。
【0074】 被覆研磨製品の一例を図1に示す。この図面によれば、被覆研磨製品1は裏材
(基材)2と研磨層3とを有している。研磨層3は、メイクコート5およびサイ
ズコート6により裏材2の主面に固定された砥粒4を含んでいる。場合によって
は、スーパーサイズコート(図示せず)を用いる。
【0075】 結合研磨製品は、一般に、有機、金属またはビトリファイドバインダーにより
保持された成形された塊の砥粒を含む。かかる成形された塊は、例えば、研削ホ
イールまたは切断ホイールのような車輪の形態とすることができる。例えば、ホ
ーニング砥石またはその他従来の結合研磨形状の形態とすることもできる。研削
ホイールの形態が好ましい。図2に、車輪に成形されハブ12に装着された少な
くとも一部が本発明による砥粒である砥粒11を含む研削ホイール10を示す。
結合研磨製品に関する更なる詳細については、例えば、米国特許第4,997,
461号(Markhoff−Mathenyら)および第4,898,597
号(Hayら)を参照のこと。
【0076】 不織研磨製品は一般に、構造全体に分布し、有機バインダーにより接着接合さ
れた砥粒を有する開放気泡の嵩高いポリマーフィラメントを含む。フィラメント
としては、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維およびポリアラミド繊維が例示さ
れる。図3に、代表的な不織研磨製品の約100倍に拡大された概略図を示す。
かかる不織研磨製品は、基材として繊維状マット50を有し、その少なくとも一
部は本発明による砥粒である砥粒52がバインダー54により基材に接合されて
いる。不織研磨製品に関する更なる詳細については、例えば、米国特許第2,9
58,593号(Hooverら)を参照のこと。
【0077】 有用な研磨ブラシとしては、裏材と一体化された複数の剛毛を有するようなも
のが挙げられる(例えば、米国特許第5,679,067号(Johnsonら
)を参照のこと)。かかるブラシは、ポリマーと砥粒の混合物を射出成形するこ
とにより作成される。
【0078】 研磨製品に好適な有機バインダーとしては、熱硬化性有機ポリマーが挙げられ
る。好適な熱硬化性有機ポリマーとしては、フェノール樹脂、尿素−ホルムアル
デヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ウレタン樹脂、アクリレート樹
脂、ポリエステル樹脂、懸垂α、β−不飽和カルボニル基を有するアミノプラス
ト樹脂、エポキシ樹脂およびこれらの組み合わせが例示される。バインダーおよ
び/または研磨製品はまた、繊維、潤滑剤、湿潤剤、チキソトロピー材料、界面
活性剤、顔料、染料、帯電防止剤(例えば、カーボンブラック、酸化バナジウム
、グラファイト等)、カップリング剤(例えば、シラン、チタネート、ジルコア
ルミネート等)、可塑剤、沈殿防止剤等といった添加剤も含むことができる。こ
れらの任意の添加剤の量は、所望の特性を与えるように選択する。カップリング
剤は、砥粒および/または充填材への接着を改善することができる。
【0079】 バインダーにはまた、一般に微粒子材料の形態の充填材材料または研削補助を
含有させることもできる。一般に、微粒子材料は無機材料である。充填材として
作用する微粒子材料としては、金属炭酸塩、シリカ、ケイ酸塩、金属硫酸塩、金
属酸化物等が例示される。研削助剤として作用する微粒子材料としては、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、ナトリウム氷晶石および四フッ化ホウ酸カリウムのよ
うなハロゲン化物塩;錫、鉛、ビスマス、コバルト、アンチモン、鉄およびチタ
ンのような金属;ポリ塩化ビニルおよび四塩化ナフタレンのような有機ハロゲン
化物;硫黄および硫黄化合物;グラファイト;等が例示される。研削助剤は、研
磨の化学および物理プロセスに重大な影響を与える材料であり、その結果性能が
改善される。被覆研磨製品において、研削助剤は、砥粒表面上に適用されたスー
パーサイズの被覆に用いられるが、サイズコートに添加することもできる。一般
に、所望であれば、研削助剤は、被覆研磨製品の約50〜300g/m(好ま
しくは約80〜160g/m)の量で用いられる。
【0080】 研磨製品は、本発明による砥粒を100%含有したり、かかる砥粒と従来の砥
粒および/または希釈粒子とのブレンドを含有することができる。しかしながら
、研磨製品中の砥粒の少なくとも約5重量%、好ましくは約30〜100重量%
が、本発明による砥粒とすべきである。好適な従来の砥粒としては、溶融酸化ア
ルミニウム、炭化ケイ素、ダイアモンド、立方窒化ボロン、ガーネット、溶融ア
ルミナジルコニアおよびその他ゾル−ゲル砥粒等が例示される。好適な希釈剤粒
子としては、大理石、石膏、フリント、シリカ、酸化鉄、ケイ酸アルミニウム、
ガラス、および希釈凝集体が例示される。本発明による砥粒はまた、研磨凝集体
中に、またはこれらと共に混合することもできる。研磨凝集体の例については、
米国特許第4,311,489号(Kressner)、第4,652,275
号(Bloecherら)および第4,799,939号(Bloecherら
)にある。
【0081】 実施例 本発明を以下の実施例によりさらに説明するが、これらの実施例に挙げられた
特定の材料および量、その他条件および詳細は本発明を不当に限定するものでは
ない。本発明の様々な修正および変更は、当業者に明白であろう。特に断らない
限り、部およびパーセンテージはすべて重量基準である。
【0082】 以下の実施例で用いる分散液の固体レベルの割合に対する参照は、大略の固体
レベルである。ベーマイト表面に一般的にある2〜6%の水については考慮され
ていない。また、ベーマイト以外の添加物による固体についても考慮されていな
い。
【0083】 以下の記号が実施例において用いられている。 AAMH:アルファ−アルミナ一水和物(ベーマイト)(コンデアケミー(ド
イツ、ハンブルク)より「DISPERAL」という商品名で入手したもの);
分散性値:99.0% DWT:特に断りのない限り、60〜65℃の温度の脱イオン水 HNO:70%の濃硝酸 IO:オキシ水酸化鉄(アルファ−FeOOH)、水性分散液(pH=5.0
〜5.5)約90〜95%が針鉄鋼、平均粒子サイズが約0.05〜0.1マイ
クロメートル、長さ対直径または幅比が約1:1〜3:1、表面積が約100m /gの針状粒子;分散液は3%〜7重量%のFeを生成 CS:コロイダルシリカ、固体30重量%(ニャコールプロダクツ(マサチュ
ーセッツ州、アシュランド)より「NYACOL830」という商品名で入手)
;平均粒子サイズ8〜10nm MGN:理論金属酸化物基準で10.5%のMgOを含有する硝酸マグネシウ
ムの水溶液(マリンクロッドケミカル、ケンタッキー州、パリ製) ZRN:酢酸ジルコニル溶液(理論金属酸化物基準で、〜22%ZRN;マ
グネシウムエレクトロン社(ニュージャージー州、フレミントン)より入手)
【0084】 実施例1 600グラムのAAMH、20.5グラムのZRN、15グラムのCS、36
グラムのHNO、酸化鉄を6.5%含む100グラムのIOおよび1,650
グラムのDWTを、通常の4リットルの食品用ブレンダー(ワーリングプロダク
ツ部、アメリカダイナミクス社(コネチカット州、ニューハートフォード)より
入手可能なワーリングブレンダー、型番34BL22(CB6))にて混合する
ことにより分散液を作成した。DWT、HNO、ZrO、CSおよびIOを
ブレンダーに入れて混合した。その後、AAMHを加え、内容物を低速の設定で
60秒間混合した。
【0085】 得られた分散液をガラストレー(「PYREXTM」という商品名で入手した
もの)に移し、室温でゲル化させた。ゲル化した分散液を約93℃(200°F
)で一晩乾燥させ、乾燥した脆い固体材料を得た。粉砕機(鋼板間の空隙1.1
mm;ブラウン社(カリフォルニア州、ロスアンジェルス)より「BRAUN」
型番UDという商品名で入手)を用いて乾燥材料を粉砕して、前駆体砥粒(粒子
)を得た。粉砕した材料を篩い分けして、約0.25〜1mmのサイズの粒子を
残した。
【0086】 残した粒子をロータリか焼キルンに供給して、か焼された砥粒前駆体材料を得
た。か焼キルンは、0.3メートルのホットゾーンを有する、内径15cm、長
さ1.2メートルのステンレス鋼管からなっていた。管を水平から3.0度の角
度傾けてか焼した。管を約3.5rpmで回転させて、約4〜5分管内での滞留
時間を与えた。ホットゾーンの温度は約650℃であった。
【0087】 か焼した粒をMGNで含浸し、乾燥させて再度か焼した。か焼した前駆体各1
00グラムを、含浸の前に60mlまで希釈させておいたMGN30グラムと混
合した。含浸したか焼砥粒前駆体をロータリ焼結キルンに供給した。焼結キルン
は、水平に対して4.4度傾いていて、31cmのホットゾーンを有する内径8
.9cm、長さ1.32メートルの炭化ケイ素管からなっていた。SiC電気加
熱素子により外部から熱を加えた。焼結キルンを約2rpmで回転させて、約1
5分管内での滞留時間を与えた。焼結温度は約1375℃であった。生成物をキ
ルンから室温の空気へと出し、そこで、金属容器に集め、室温まで冷やした。粒
を作成するのに用いる処方に基づいて、理論酸化物基準で、焼結砥粒の組成は、
焼結砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、93.5重量%のAl、1重量
%のZrO、3重量%のMgO、1重量%のSiOおよび1.5重量%のF
であった。
【0088】 焼結アルファアルミナベースのセラミック砥粒は、−35+40および−40
+45のメッシュ分級物の1:1混合物に等級分けされた(米国標準篩い分け試
験)。この残った砥粒を被覆研磨ディスクに組み込み、研削性能について試験し
た。被覆研磨ディスクを通常の手順に従って作成した。通常の炭酸カルシウム充
填フェノールメイク樹脂(48%のレゾールフェノール樹脂、52%の炭酸カル
シウム、水で固体81%まで希釈したもの)および通常の氷晶石充填フェノール
サイズ樹脂(32%のレゾールフェノール樹脂、2%の酸化鉄、66%の氷晶石
、水で固体78%まで希釈したもの)を用いて、直径17.8cm、厚さ0.8
mmのバルカナイズドファイバー裏材(直径2.2cmの中心穴を有する)に砥
粒を結合した。湿潤のメイク樹脂重量は約185g/mであった。メイクコー
トを適用した直後、砥粒を静電的に被覆した。メイク樹脂を88℃で90分間予
備硬化した。湿潤のサイズ重量は約850g/mであった。サイズ樹脂を88
℃で90分間予備硬化し、次に100℃で10時間最終硬化した。試験の前に繊
維状ディスクを曲げた。
【0089】 比較例A (a)ZRNまたはCSを用いず、(b)MGNの量を50%増やし、(c)
AAMHの量を0.5%減らし、そして(d)砥粒を1350℃で焼結させた以
外は実施例1に記載した通りにして比較例Aの被覆研磨ディスクを作成した。粒
を作成するのに用いる処方に基づいて、理論酸化物基準で、焼結砥粒の組成は、
焼結砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、94重量%のAl、4.5重量
%のMgO、および1.5重量%のFeであった。
【0090】 実施例2 (a)ZRNの量を600%増やし、(b)AAMHの量を6.4%減らした
以外は実施例1に記載した通りにして実施例2の被覆研磨ディスクを作成した。
粒を作成するのに用いる処方に基づいて、理論酸化物基準で、焼結砥粒の組成は
、焼結砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、87.5重量%のAl、7重
量%のZrO、3重量%のMgO、1重量%のSiOおよび1.5重量%の
Feであった。
【0091】 実施例3 (a)MGNの量を133%増やし、(b)AAMHの量を5.3%減らした
以外は実施例1に記載した通りにして実施例3の被覆研磨ディスクを作成した。
粒を作成するのに用いる処方に基づいて、理論酸化物基準で、焼結砥粒の組成は
、焼結砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、88.5重量%のAl、1重
量%のZrO、7重量%のMgO、1重量%のSiOおよび1.5重量%の
Feであった。
【0092】 実施例4 (a)ZRNの量を600%増やし、(b)MGNの量を133%増やし、(
c)AAMHの量を10.7%減らした以外は実施例1に記載した通りにして実
施例4の被覆研磨ディスクを作成した。粒を作成するのに用いる処方に基づいて
、理論酸化物基準で、焼結砥粒の組成は、焼結砥粒の金属酸化物総含量に基づい
て、83.5重量%のAl、7重量%のZrO、7重量%のMgO、1
重量%のSiOおよび1.5重量%のFeであった。
【0093】 実施例4の砥粒の破面を走査電子顕微鏡(SEM)を用いて検査した。図7は
、実施例6の砥粒の破面の顕微鏡写真であり、アルファアルミナ微結晶とマグネ
シウムのスピネル微結晶からなるマトリックス微結晶が示されている。アルファ
アルミナ微結晶の平均サイズを観察したところ1マイクロメートル未満であった
。さらに、実施例4の砥粒を通常のポリッシャ(Buehler(イリノイ州、
レイクブルフ)より「ECOMET3型ポリッシャ−グラインダーという商品名
で入手)に装着し研磨した。試料を約3分間ダイヤモンド砥石で磨き、それぞれ
45、30、15、9、3および1マイクロメートルのダイヤモンドスラリーで
3分間磨いた。磨いた試料を後方散乱モードでSEMを用いて検査した。図8は
、後方散乱モードでの実施例6の砥粒の研磨部分の顕微鏡写真であり、ジルコニ
ア微結晶63が示されている。ジルコニア微結晶の平均サイズを観察したところ
0.25マイクロメートル未満であった。さらに、SEM分析によれば、微構造
が稠密で均一なことが分かった。
【0094】 実施例5 (a)CSの量を200%増やし、(b)AAMHの量を2.1%減らした以
外は実施例1に記載した通りにして実施例5の被覆研磨ディスクを作成した。粒
を作成するのに用いる処方に基づいて、理論酸化物基準で、焼結砥粒の組成は、
焼結砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、91.5重量%のAl、1重量
%のZrO、3重量%のMgO、1重量%のSiOおよび1.5重量%のF
であった。
【0095】 実施例6 (a)ZRNの量を600%増やし、(b)CSの量を200%増やし、(c
)AAMHの量を8.6%減らした以外は実施例1に記載した通りにして実施例
6の被覆研磨ディスクを作成した。粒を作成するのに用いる処方に基づいて、理
論酸化物基準で、焼結砥粒の組成は、焼結砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、
85.5重量%のAl、7重量%のZrO、3重量%のMgO、3重量
%のSiOおよび1.5重量%のFeであった。
【0096】 実施例7 (a)CSの量を200%増やし、(b)MGNの量を133%増やし、(c
)AAMHの量を6.4%減らした以外は実施例1に記載した通りにして実施例
7の被覆研磨ディスクを作成した。粒を作成するのに用いる処方に基づいて、理
論酸化物基準で、焼結砥粒の組成は、焼結砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、
87.5重量%のAl、1重量%のZrO、7重量%のMgO、3重量
%のSiOおよび1.5重量%のFeであった。
【0097】 実施例8 (a)ZRNの量を600%増やし、(b)MGNの量を133%増やし、(
c)CSの量を200%増やし、(d)AAMHの量を12.8%減らした以外
は実施例1に記載した通りにして実施例8の被覆研磨ディスクを作成した。粒を
作成するのに用いる処方に基づいて、理論酸化物基準で、焼結砥粒の組成は、焼
結砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、81.5重量%のAl、7重量%
のZrO、7重量%のMgO、3重量%のSiOおよび1.5重量%のFe であった。
【0098】 実施例1〜8および比較例Aの研削性能評価 実施例1〜8および比較例Aの被覆研磨ディスクの研削性能を以下の試験手順
に従って評価した。各被覆研磨ディスクを斜めアルミニウムバックアップパッド
に装着し、予め秤量しておいた1.25cm×18cm×10cmの4150ス
テンレスワークピースの表面を研削するのに用いた。ワークピースと7.7kg
の負荷で接触しているバックアップパッドの斜め端部をディスクの部分が覆うよ
うにしながら、ディスクを5,000rpmで駆動した。各ディスクを用いて、
1分間の間隔で連続して個々のワークピースを研削した。総切断量は、10回の
1分間隔についてワークピースから除去された材料の量の合計であった。2枚の
ディスクを各例について試験した。各例の平均総切断量を以下の表1に示す。
【0099】
【表1】 表1
【0100】 実施例1〜8および比較例Aの被覆研磨ディスクの研削性能を負荷を5.9キ
ログラムにした以外は同じ研削試験を用いて評価した。2枚のディスクを各例に
ついて試験した。各例の平均総切断量を以下の表2に示す。
【0101】
【表2】 表2
【0102】 実施例1、3および4ならびに比較例Aの被覆研磨ディスクの研削性能もまた
、10回の1分間間隔の代わりに15回の1分間隔を用いた以外は表2に示した
結果について記載したのと同じ研削試験を用いて評価した。2枚のディスクを各
例について試験した。各例の平均総切断量を以下の表3に示す。
【0103】
【表3】 表3
【0104】 実施例1、3および4ならびに比較例Aの被覆研磨ディスクの研削性能もまた
、ワークピースを1018軟鋼とした以外は表1に示した結果について記載した
のと同じ研削試験を用いて評価した。2枚のディスクを各例について試験した。
各例の平均総切断量を以下の表4に示す。
【0105】
【表4】 表4
【0106】 本発明の様々な修正および変更は、本発明の範囲および目的から逸脱すること
なく当業者には明白であり、本発明はここに規定した説明のための実施形態に不
当に限定されないものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法により作成された砥粒を含む被覆研磨物品の部分断
面概略図。
【図2】 本発明の方法により作成された砥粒を含む結合研磨物品の透視図
【図3】 本発明の方法により作成された砥粒を含む不織研磨物品の拡大概
略図。
【図4】 本発明による方法に有用な押出し機の立平面図。
【図5】 押出し機の供給部の拡大平面図。
【図6】 本発明による方法に有用な押出し機の立平面図。
【図7】 本発明による砥粒の破断表面の走査電子顕微鏡写真。
【図8】 本発明による砥粒の後方散乱電子顕微鏡写真。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、少なくとも0.1重量
    パーセントのSiOと、1〜14重量パーセントのZrOと、少なくとも0
    .1重量パーセントのMgOとを含む焼結アルファアルミナベースの砥粒であっ
    て、前記砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが1マイクロメートル未満
    であり、結晶性ジルコニアとして存在する前記ZrOの平均微結晶サイズが0
    .25マイクロメートル未満である焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  2. 【請求項2】 前記砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、前記Al
    55〜93重量パーセント、前記MgOが3〜7重量パーセント、前記SiO が0.1〜3重量パーセント、前記ZrOが1〜7重量パーセントで存在する
    請求項1記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  3. 【請求項3】 理論密度の少なくとも95パーセントの密度を有する請求項
    2記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  4. 【請求項4】 前記砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが0.8マ
    イクロメートル未満である請求項3記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  5. 【請求項5】 前記砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが0.6マ
    イクロメートル未満である請求項2記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  6. 【請求項6】 前記砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが0.5マ
    イクロメートル未満である請求項2記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  7. 【請求項7】 理論密度の少なくとも95パーセントの密度を有する請求項
    6記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  8. 【請求項8】 前記砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが0.3マ
    イクロメートル未満である請求項2記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  9. 【請求項9】 理論密度の少なくとも95パーセントの密度を有する請求項
    8記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  10. 【請求項10】 理論密度の少なくとも97パーセントの密度を有する請求
    項2記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  11. 【請求項11】 前記砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが0.3
    マイクロメートル未満である請求項10記載の焼結アルファアルミナベースの砥
    粒。
  12. 【請求項12】 前記アルファアルミナの少なくとも大部分が成核剤で核形
    成済みである請求項2記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  13. 【請求項13】 前記成核剤がα−Feである請求項12記載の焼結
    アルファアルミナベースの砥粒。
  14. 【請求項14】 前記成核剤がα−Feであり、前記砥粒の金属酸化
    物総含量に基づいて、理論金属酸化物基準で0.1〜10重量パーセント存在す
    る請求項12記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  15. 【請求項15】 前記成核剤がα−Feであり、前記砥粒の金属酸化
    物総含量に基づいて、理論金属酸化物基準で1〜3重量パーセント存在する請求
    項12記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  16. 【請求項16】 酸化リチウム、酸化マンガン、酸化クロム、酸化プラセオ
    ジム、酸化ジスプロシウム、酸化サマリウム、酸化コバルト、酸化亜鉛、酸化ネ
    オジム、酸化イットリウム、酸化イッテルビウム、酸化ニッケル、酸化チタン、
    酸化ランタン、酸化ガドリニウム、酸化ジスプロシウム、酸化ユーロピウム、酸
    化第二鉄、酸化ハフニウム、酸化エルビウムおよびこれらの組み合わせからなる
    群より選択される金属酸化物をさらに含む請求項2記載の焼結アルファアルミナ
    ベースの砥粒。
  17. 【請求項17】 前記砥粒の金属酸化物総含量に基づいて1〜3重量パーセ
    ントの前記SiOを含む請求項1記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  18. 【請求項18】 前記砥粒の金属酸化物総含量に基づいて1〜7重量パーセ
    ントの前記ZrOを含む請求項1記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  19. 【請求項19】 前記砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、1〜3重量パー
    セントの前記SiO、1〜7重量パーセントの前記ZrOおよび3〜7重量
    パーセントの前記MgOを含む請求項1記載の焼結アルファアルミナベースの砥
    粒。
  20. 【請求項20】 前記砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、1〜3重量パー
    セントの前記SiOおよび1〜14重量パーセントの前記ZrOを含む請求
    項1記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  21. 【請求項21】 前記砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、1〜3重量パー
    セントの前記SiOおよび1〜7重量パーセントの前記ZrOを含む請求項
    1記載の焼結アルファアルミナベースの砥粒。
  22. 【請求項22】 バインダーと、 前記バインダーにより物品内に固定された請求項1記載の複数の砥粒と、 を含む研磨物品。
  23. 【請求項23】 前記研磨物品が研削ホイールである請求項22記載の研磨
    物品。
  24. 【請求項24】 主面を有する裏材と、 バインダーにより前記裏材の前記主面に固定された請求項1記載の複数の砥粒
    を含む研磨層と、 を有する被覆研磨物品。
  25. 【請求項25】 液体媒体と、解こう剤と、酸化マグネシウム源と、シリカ
    源と、ジルコニア源とアルミナ源とを含む成分を混合することにより分散液を調
    製する工程と、 前記分散液を微粒子アルファアルミナベースのセラミック砥粒前駆体材料に変
    換する工程と、 前記前駆体材料を焼結して、前記砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、少なく
    とも0.1重量パーセントのSiOと、1〜14重量パーセントのZrO
    、少なくとも0.1重量パーセントのMgOとを含む焼結アルファアルミナベー
    スの砥粒であって、前記砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが1マイク
    ロメートル未満であり、結晶性ジルコニアとして存在する前記ZrOの平均微
    結晶サイズが0.25マイクロメートル未満である焼結アルファアルミナベース
    の砥粒を提供する工程と、 を含むアルファアルミナベースのセラミック砥粒の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記アルミナ源がベーマイトを含む請求項25記載の方法
  27. 【請求項27】 前記変換と前記焼結の工程の間に、(i)前記前駆体材料
    を、第2の液体媒体と、金属酸化物または金属酸化物前駆体の少なくとも一方と
    を混合することにより調製された混合物で含浸して含浸前駆体材料を提供する工
    程と、(ii)前記含浸前駆体材料を乾燥する工程と、(iii)前記乾燥した
    含浸前駆体材料を焼成する工程とをさらに含む請求項24記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記焼結が1400℃未満で実施される請求項26記載の
    方法。
  29. 【請求項29】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が理論密度の少な
    くとも95パーセントの密度を有する請求項26記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が理論密度の少な
    くとも97パーセントの密度を有する請求項28記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記ジルコニア源がジルコニウム塩を含む請求項26記載
    の方法。
  32. 【請求項32】 前記ジルコニア源がジルコニアゾルを含む請求項26記載
    の方法。
  33. 【請求項33】 前記シリカ源がシリカゾルを含む請求項26記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記分散液を調製するための前記成分が成核材料をさらに
    含み、前記砥粒のアルファアルミナの少なくとも大半が成核剤で核形成済みであ
    る請求項26記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて1〜3重量パーセントの前記SiOを含む請求項2
    6記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて1〜7重量パーセントの前記ZrOを含む請求項2
    6記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて、1〜3重量パーセントの前記SiO、1〜7重量
    パーセントの前記ZrOおよび3〜7重量パーセントの前記MgOを含む請求
    項26記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて、1〜3重量パーセントの前記SiOおよび1〜1
    4重量パーセントの前記ZrOを含む請求項26記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて、1〜3重量パーセントの前記SiOおよび1〜7
    重量パーセントの前記ZrOを含む請求項26記載の方法。
  40. 【請求項40】 液体媒体と、解こう剤と、酸化マグネシウム源と、シリカ
    源と、ジルコニア源と、アルミナ源とを含む成分を混合することにより分散液を
    調製する工程と、 前記分散液を微粒子アルファアルミナベースのセラミック砥粒前駆体材料に変
    換する工程と、 前記前駆体材料を焼結して、前記砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、少なく
    とも0.1重量パーセントのSiOと、1〜14重量パーセントのZrO
    、少なくとも0.1重量パーセントのMgOとを含む焼結アルファアルミナベー
    スの砥粒であって、前記砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが1マイク
    ロメートル未満であり、結晶性ジルコニアとして存在する前記ZrOの平均微
    結晶サイズが0.25マイクロメートル未満である焼結アルファアルミナベース
    の砥粒を提供する工程と、 少なくとも複数の前記アルファアルミナベースのセラミック砥粒をバインダー
    と混合して研磨物品を提供する工程と、 を含む研磨物品の製造方法。
  41. 【請求項41】 前記アルミナ源がベーマイトを含む請求項40記載の方法
  42. 【請求項42】 前記研磨物品が裏材を含む被覆研磨物品である請求項41
    記載の方法。
  43. 【請求項43】 少なくとも複数の前記アルファアルミナベースのセラミッ
    ク砥粒をバインダーと混合する工程が、溶融アルミナ砥粒を前記バインダーと混
    合する工程を含む請求項41記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて、1〜3重量パーセントの前記SiO、1〜7重量
    パーセントの前記ZrOおよび3〜7重量パーセントの前記MgOを含む請求
    項26記載の方法。
  45. 【請求項45】 第1の液体媒体と、解こう剤と、シリカ源とアルミナ源と
    を含む成分を混合することにより分散液を調製する工程と、 前記分散液を微粒子アルファアルミナベースのセラミック砥粒前駆体材料に変
    換する工程と、 前記前駆体材料を第2の液体媒体を含む混合物を含む組成物で含浸する工程と
    、 前記含浸前駆体材料を焼結して、前記砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、少
    なくとも0.1重量パーセントのSiOと、1〜14重量パーセントのZrO と、少なくとも0.1重量パーセントのMgOとを含む焼結アルファアルミナ
    ベースの砥粒であって、前記砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが1マ
    イクロメートル未満であり、結晶性ジルコニアとして存在する前記ZrOの平
    均微結晶サイズが0.25マイクロメートル未満である焼結アルファアルミナベ
    ースの砥粒を提供する工程と、 を含み、(a)前記分散液を調製するための前記成分または(b)前記混合物の
    少なくとも一方が酸化マグネシウム源を含み、 前記分散液を調製するための(a)前記成分または(b)前記混合物の少なく
    とも一方がジルコニア源を含むアルファアルミナベースのセラミック砥粒の製造
    方法。
  46. 【請求項46】 前記アルミナ源がベーマイトを含む請求項42記載の方法
  47. 【請求項47】 複数の砥粒を、少なくとも1kg/cmの接触圧力で基
    材の表面と接触させる工程と、 前記複数の砥粒または前記表面の少なくとも一方を他方に対して移動させて、
    前記表面の少なくとも一部を前記砥粒で研磨する工程と を含み、前記砥粒の少なくとも一部が前記砥粒の金属酸化物総含量に基づいて、
    少なくとも0.1重量パーセントのSiOと、1〜14重量パーセントのZr
    と、少なくとも0.1重量パーセントのMgOとを含む焼結アルファアルミ
    ナベースの砥粒であって、前記砥粒のアルファアルミナの平均微結晶サイズが1
    マイクロメートル未満であり、結晶性ジルコニアとして存在する前記ZrO
    平均微結晶サイズが0.25マイクロメートル未満である焼結アルファアルミナ
    ベースの砥粒である表面の研磨方法。
  48. 【請求項48】 前記砥粒の少なくとも75重量パーセントが、前記焼結ア
    ルファアルミナベースの砥粒である請求項47記載の方法。
  49. 【請求項49】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて1〜3重量パーセントの前記SiOを含む請求項4
    7記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて1〜7重量パーセントの前記ZrOを含む請求項4
    7記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて、1〜3重量パーセントの前記SiO、1〜7重量
    パーセントの前記ZrOおよび3〜7重量パーセントの前記MgOを含む請求
    項47記載の方法。
  52. 【請求項52】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて、1〜3重量パーセントの前記SiOおよび1〜1
    4重量パーセントの前記ZrOを含む請求項47記載の方法。
  53. 【請求項53】 前記焼結アルファアルミナベースの砥粒が、前記砥粒の金
    属酸化物総含量に基づいて、1〜3重量パーセントの前記SiOおよび1〜7
    重量パーセントの前記ZrOを含む請求項47記載の方法。
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