JP2003510267A - 医薬担体処方 - Google Patents

医薬担体処方

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JP2003510267A
JP2003510267A JP2001526154A JP2001526154A JP2003510267A JP 2003510267 A JP2003510267 A JP 2003510267A JP 2001526154 A JP2001526154 A JP 2001526154A JP 2001526154 A JP2001526154 A JP 2001526154A JP 2003510267 A JP2003510267 A JP 2003510267A
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ジョゼフ・キュウン・ヨーン
リチャード・ウィリアム・ソーンダーズ
マーディ・バキル・ファウジ
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アメリカン・サイアナミド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は医薬処方の調製に有用な担体系を提供する。該系は重量%基準で、約1%〜約20%、好ましくは約5%〜約12%の界面活性剤成分、約55%〜約93%、好ましくは約60%〜約85%の1種以上のポリエチレングリコール(PEG)成分、および約1%〜約25%、好ましくは約5%〜約15%の、1種以上のショ糖脂肪酸エステルもしくはUSP/NFで規定される約15〜約90のK値、好ましくは約16〜18、最も好ましくは約17のK値を有するポリビニルピロリドン(PVP)または1種以上のショ糖脂肪酸エステルおよびPVPの組み合せと、所望により、BHA、BHT、アスコルビルパルミテートまたはベンジルアルコールのような1種以上の医薬上許容される保存料または酸化防止剤を含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、乏しい油溶性もしくは水溶性および/または乏しい生物学的吸収性
を有する生物学的に活性な化合物の医薬組成物を処方するのに有用な医薬担体、
賦形剤または医薬媒体用の新規処方に関する。本発明は、特に、これらの化合物
の経口投与用処方に関する。
【0002】背景技術 先行文献は、液体または半固体のカプセルに入れた医薬処方の多くの製造法を
記載している。Bull. Tech/Gattefosse Rep. (1996), 89, 27-38において、著者
Shahらはハードゼラチン技術、特に溶解性の乏しい、あるいは乏しい吸収性の薬
剤のバイオアベイラビリティーの増強のための技術を記載している。 米国特許4,620,974号(Hershら)は、約0.5〜約25重量%の濃度
で約200〜約900の分子量のポリエチレングリコールを混合した組成を含む
潤滑剤を有するテレスコープ式ツーピースキャップを含むハードゼラチンカプセ
ルを教示している。 WO96/40071(Lamberti)は最小容量カプセルの製造法および装置を
開示している。WO96/41622(Tannerら)はゼラチンカプセルに封入す
るのに適した、特に、固体粒子の固体相と固体相に懸濁できる液相を含む懸濁液
を教示している。 米国特許5,641,512号(Cimiluca)はシェルがカフェインのようなキサ
ンチン誘導体を含有するソフトゼラチンカプセル封入鎮痛剤を教示している。 EP0815854A1はソフトゼラチンカプセル用の実質的に半透明の、半
固体の充填剤を開示しており、該半固体物質は、室温でシリンジでカプセルから
排出できないほどに粘稠である。 米国特許4,744,988号(Brox)はゼラチンシェル、軟化剤、ポリエチレ
ングリコールおよび低級多価アルコールの充填剤および少なくとも1種の活性物
質を含んでなり、シェルが4〜40%のソルビタールまたはソルビタンを含み、
使用するポリエチレングリコールの重量の少なくとも半分が平均分子量600の
ポリエチレングリコールであり、カプセル充填剤が20重量%までのグリセロー
ルおよび/または1,2−プロピレングリコールであることを特徴とするソフト
ゼラチンカプセルを教示している。 WO95/19579(Dhabhar)は約5,000〜約25,000の特定の粘
度平均分子量を有するポリビニルピロリドンを用いることによる、ポリエチレン
グリコールおよびプロピレングリコール混合物中での難溶解性の薬剤の可溶化法
を教示している。 米国特許4,578,391号(Kawataら)は少なくとも1種の貧油溶性または
水溶性抗腫瘍剤、少なくとも1種の油脂および、クラウンエーテル、レシチン、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ビタミンE、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルおよび脂肪酸のショ糖エステルから選択される少なくとも
1種の油性ビヒクルを含む抗腫瘍剤の油性組成物を開示している。
【0003】 WO98/24430(Gautierら)は構造式:
【化1】 の疎水性N−スルホニルインドリン誘導体の可溶化用の、水に乳化またはミクロ
乳化できる無水可溶化/安定化形を教示している。 米国特許5,356,904号(Freidingerら)は式:
【化2】 のオキシトシン拮抗剤化合物を使用する方法を開示している。 WO95/03305は以下の構造を有する、アルギニンバソプレッシン拮抗
剤として薬理学的に有用な含窒素芳香5員縮合ベンズアセピン誘導体を開示して
いる。
【化3】 EP0514667B1(Ogawaら)は構造式:
【化4】 のベンズアゼピン誘導体を、血管拡張剤、降圧剤、水利尿剤および血小板凝集抑
制剤として教示している。 米国特許5,525,614号(Blankleyら)は一般式:
【化5】 を有する置換1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを、アンジトテンシンI
I受容体拮抗作用を有し、過剰バソプレッシン分泌に関連する疾患の治療に有効
であることを教示している。 米国特許5,516,774号(Albrightら)は、ピロロベンゾジアゼピン核を
有するものを含め、三環式バソプレッシン化合物を教示している。米国特許5,
700,796号および5,719,278号はバソプレッシン拮抗剤として有用
な他の三環式ベンゾアゼピン化合物を提供する。米国特許5,654,297号は
二環式非ペプチド核を有するバソプレッシン拮抗剤を教示し、米国特許5,68
6,445号はピリドベンゾキシアゼピンおよびピリドベンゾチアゼピン核を有
する同様な活性化合物を開示している。
【0004】発明の概要 本発明は、生物学的に活性な化合物の処方に有用な新規医薬担体または賦形剤
系、該担体系を用いて製造された処方ならびに該担体系および処方の製造法を提
供するものである。特に目的とするのは、哺乳動物用、好ましくはヒト用のカプ
セル入り経口医薬組成物の処方における該新規担体系の使用である。 総じて、本発明の担体系は、重量%基準で、a)約1%〜約20%、好ましく
は約5%〜約12%の界面活性剤成分、さらに好ましくは約9%〜約14%、ま
たは約10.5%〜約13%の界面活性剤、 b)約55%〜約93%、好ましくは約60%〜約85%の1種以上の平均分
子量範囲約190〜約3450、好ましくは400〜1540のポリエチレング
リコール(PEG)成分、および c)約1%〜約25%、好ましくは約5%〜約15%、さらに好ましくは約9
%〜約14%または約10%〜約13%の、1種以上のショ糖脂肪酸エステルも
しくはUSP/NFで規定される約15〜約90のK値、好ましくは約16〜約
18、最も好ましくは約17のK値を有するポリビニルピロリドン(PVP)ま
たは1種以上のショ糖脂肪酸エステルおよびPVPの組み合せの成分を有する組
成物からなる。
【0005】 ポリエチレングリコール成分は1種以上のPEGポリマー、好ましくはPEG
200〜PEG4000の商業的に入手しうるPEGポリマー、すなわち、平均
分子量約190〜約4800の商業的に入手しうるPEGポリマーを含むことが
できる。さらに好ましくは平均分子量約190〜約3450、最も好ましくは約
400〜1540のPEGポリマーである。とりわけ好ましいPEGポリマーは
平均分子量約380〜約420のPEG400、および平均分子量約950〜約
1050のPEG1000である。PEG成分中の高分子および低分子PEG種
の比率は好ましくは約2.5:1〜約1:2.5、さらに好ましくは約1:1で
ある。例えば、本発明のPEGポリマーの好ましい混合物の比率は、PEG40
0とPEG1000の1:1混合物を包含する。多分、処方を受ける哺乳動物の
生理学的温度もしくはその近辺の融点を有するようにPEG成分の混合物を選択
することが好ましい。最終成分の混合物が、37℃で約140〜約1500セン
チポイズの粘度範囲を有することが好ましく、37℃で約300〜約800セン
チポイズの範囲がさらに好ましい。ポリエチレングリコール成分は、好適には、
約32%〜約36%のPEG1000と約35%〜約46%のPEG400また
は約33%〜約35%のPEG1000と約37.5%〜約43%のPEG40
0であってよい。
【0006】 本発明の処方に使用できる界面活性剤には、限定するものではないが、ポリソ
ルベート20(ポリオキシエチレン20ソルビタンモノラウレート)、ポリソル
ベート60、ポリソルベート40、ポリソルベート80、スパン80ソルビタン
オレエート、Willmington, Delaware, ICI Ameriasの製品、ポリソルベート81
、ポリソルベート85、ポリソルベート120、タウロコール酸ナトリウム、デ
オキシタウロコール酸ナトリウム、ケノデオキシコール酸、ウルソデオキシコー
ル酸のようなMartindale The Extra Pharmacopoeia 30th Ed., p1341-1342に規
定される胆汁酸および塩類、プルロニックF68、プルロニックL44、プルロ
ニックL101のようなプルロニックまたはポロキサマーあるいはそれら1種以
上の組み合せが包含される。ポリソルベート80それ自体またはそれと1種以上
の他の界面活性剤の組み合わせが本発明で使用するのに好ましい。 本発明で有用なショ糖脂肪酸エステルには、ショ糖のモノエステル、ジエステ
ルおよびトリエステル、またはそれらの混合もしくは混合物を含め、商業的に入
手できる、経口投与用の医薬組成物に有用と当該分野で認識されているものが包
含される。本発明で有用なエステルの具体的な例としては、ショ糖モノラウレー
ト、ショ糖モノミリステート、ショ糖モノパルミテート、ショ糖モノステアレー
ト、ショ糖ジステアレート、ショ糖トリステアレート、ショ糖トリミリステート
、ショ糖トリパルミテートおよびこれらの組み合わせが挙げられる。
【0007】 これらの成分に加え、本発明の組成物には、好ましくは組成物の重量に基づい
て約0.1%〜約4%、さらに好ましくは約0.1%〜約3%の医薬上許容され
る酸化防止剤または保存料を添加することができる。その例には、アスコルビル
パルミテート、ベンジルアルコール、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)
、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)等が包含される。本発明の処方中のこ
れらの成分の例には約0.3%〜約2.5%(%w/w)の濃度のBHAおよび
約0.005%〜約0.15%(%w/w)の濃度のBHT、好ましくはこの範
囲のBHAとBHTの組み合わせが包含される。BHAの好ましい量は約0.5
%〜約2.0%または約0.75%〜約1.5%である。BHTの好ましい量は
約0.005%〜約0.02%または約0.075%〜約1.5%である。さら
なる具体例には、約0.2%のBHTが包含される。
【0008】 本発明の医薬上有用な担体または賦形剤系の1つの具体例は、重量%基準で、 a)約32%〜約36%のPEG1000、 b)約35%〜約46%のポリエチレングリコール400(PEG400)、 c)約9%〜約14%のポビドン、 d)約9%〜約14%のポリソルベート80、 e)約0.005%〜約0.002%のブチル化ヒドロキシトルエン(BHT
)、および f)約0.5%〜約2.0%のブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)を含
む組成物である。 より多量の酸化防止剤または保存料作用が所望の場合は、当然ではあるが、成
分e)およびf)を、約4%までの酸化防止剤/保存料成分となるように相対的
に増加することができる。 これらの担体もしくは賦形剤系の各処方における化合物のパーセントは、活性
薬剤または、着色料、充填剤、医薬上許容されるアジュバント、カプセル化もし
くはコーティング成分等の他の医薬成分を考慮せずに100%とする割合である
。本発明の好ましい態様においては、上記担体系は医薬活性成分と合し、ついで
ハードまたはソフトゼラチンカプセルのようなカプセルに入れられる。
【0009】 本発明の他の具体例には、重量%基準で、 a)約33%〜約35%のPEG1000、 b)約37.5%〜約43%のポリエチレングリコール400(PEG400
)、 c)約10.5%〜約13%のポリソルベート80、 d)約0.075%〜約0.015%のブチル化ヒドロキシトルエン(BHT
)、 e)約0.75%〜約1.5%のブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、
および f)約10.0%〜約13%のポビドンを含む医薬組成物用に有用な担体また
は賦形剤系が包含される。 本発明の担体または賦形剤系は種々の化合物の医薬組成物を処方するために使
用できる。これらには二環式または三環式複素環を含む種々の二環指揮または三
環式核を有する化合物が包含される。該化合物の例には米国特許5,516,77
4号、5,654,297号、5,686,445号、5,700,796号および5
,719,278号に開示されているものが包含され、これらは出展明示により本
明細書の開示に含める。また、上記背景技術で述べたWO98/24430(Ga
utierら)、米国特許5,356,904号(Freidingerら)、WO95/033
05、EP0514667B1(Ogawaら)、米国特許5,525,614(Blank
leyら)に開示される化合物も出展明示により本明細書に含める。
【0010】 本発明において使用する医薬成分または薬剤として特に目的とするのは、構造
式:
【化6】 を有するVPA−985としても知られるN−[4−(5H−ピロロ[2,1−c]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10(11H)イルカルボニル)−3−クロロフェ
ニル]−5−フルオロ−2−メチルベンズアミドまたはその医薬上許容される塩
である。 VPA−985は、必要な電解質の排泄なしに哺乳動物において水を除去する
能力を有するV2受容体拮抗剤(バソプレッシン拮抗剤)である。この化合物お
よびその塩の合成は米国特許5,516,774号(Albrightら)に開示されてお
り、出展明示で本明細書に含める。 また、本発明の担体または賦形剤処方の活性成分として最も好ましい化合物の
うちには、構造式:
【化7】 を有する[2−クロロ−4−(3−メチルピラゾール−1−イル)−フェニル−
(5H,11H)−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアセピン−10−イル]−
メタノンまたはその医薬上許容される塩もある。 この化合物を用いる処方はバソプレッシン作動薬活性が所望されるヒトまたは
他の哺乳動物の疾患、症状または失調の治療法として有用である。これらの治療
法には、循環系中への因子VIIIおよびフォンビルブラント因子の放出、血液
循環への組織型プラスミノーゲン(t−PA)の放出または水の腎保存および尿
濃度への影響が望ましい疾患、症状または失調の治療が包含される。このような
治療法には、限定するものではないが、尿崩症、夜尿症、尿失禁、または血友病
を含むヒトもしくは他の哺乳動物の出血および凝固失調の治療が包含される。該
処方が使用できるこれらの方法には、望ましい場合には一時的遅延放尿不能の制
御または治療とも記載できるヒトもしくは他の哺乳動物における放尿の一時的遅
延を容易にすることも包含される。この方法は、夜尿症として知られる症状の治
療とは別の、それに含まれない放尿の一時的遅延の促進処置が含まれると理解す
べきである。
【0011】 この化合物は以下の工程で合成された。 (2−クロロ−4−フルオロフェニル)−(5H,11H−ピロロ[2,1−c]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−イル)−メタノン 塩化オキサリル(2.60g)をジクロロメタン(50ml)中の2−クロロ
−4−フルオロ安息香酸(3.44g)に加えた。ジメチルホルムアミド2滴を
加え、混合物を室温で18時間撹拌した。得られた溶液を蒸発させて、粘稠油状
の粗2−クロロ−4−フルオロベンゾイルクロリド(3.72g)を得た。 ジクロロメタン(25ml)中の粗2−クロロ−4−フルオロベンゾイルクロ
リド(3.68g)を、10,11−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,
4]ベンゾジアゼピン(2.76g)、ジイソプロピルエチルアミン(2.47
g)およびジクロロメタン(50ml)の撹拌氷冷溶液に滴下した。室温で18
時間後、反応混合液を水洗し、水性重炭酸ナトリウムで飽和した。このジクロロ
メタン溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、含水ナトリウムマグネシウムシリケ
ートの短いカラムで濾過し、さらに数容のジクロロメタンで溶出した。合した有
機相を、結晶化が起こるまでヘキサンを徐々に加えながらホットプレート上で濃
縮した。冷却後、結晶を濾取して標記化合物(3.85g)を得た。融点110
−112℃。 [2−クロロ−4−(3−メチルピラゾール−1−イル)フェニル]−(5H,
11H)−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−10−イル)メタノン
(異性体A)および[2−クロロ−4−(5−メチルピラゾール−1−イル)フ
ェニル]−(5H,11H)−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−1
0−イル)メタノン(異性体B) 方法1:ジメチルホルムアミド(25ml)中の油中60%ナトリウム(0.
3g、ヘキサンで油除去)に3−メチルピラゾール(0.55g)を加えた。水
素の発生が止んだら、(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−(5H,11H
−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−10−イル)メタノン(1.7
0g)を加えた。反応混合液を砂浴中(内部温度125℃)18時間加熱した。
ついで、反応混合液を氷に注ぎ、さらに飽和食塩水で希釈した。沈澱した固体を
濾過して回収した。粗生成物をジクロロメタンに溶解し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、含水ナトリウムマグネシウムシリケートの短いカラムで濾過し、さらに
数容のジクロロメタンで溶出した。合した溶出液を不透明な溶液が見られるまで
、ヘキサンを徐々に添加しながら、ホットプレート上で還流させた。冷却すると
、アモルファス固体が得られた。この物質を含水ナトリウムマグネシウムシリケ
ートの第2のカラムにかけ、真空下に溶媒を蒸発させて、アモルファスガラス状
の約9:1の比率のレギオ異性体(regioisomer)9Aおよび9Bの混合物(1
.11g)を得た。MS,m/z:403.2(N+H)。 方法2:乾燥ジメチルホルアミド(250ml)中、ヘキサン洗浄60%水素
化ナトリウム(3.00g)の予備冷却した撹拌懸濁液に窒素雰囲気下、0℃に
て3−メチルピラゾール(5.50g)を滴下した。混合液を室温まで加温した
。ガスの発生が止まった後、2−クロロ−4−フルオロフェニル)−(5H,1
1H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−10−イル)メタノン(1
7.0g)を固体として加え、混合物を130℃で1時間加熱した。反応混合液
を氷水に注ぎ、沈澱を濾取し、風乾した。沈澱をジクロロメタンに溶解し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルの短いカラムで濾過し、酢酸エチルで溶出
した。盧液を合し、真空下で蒸発させて泡状残渣(18.5g)を得た。シリカ
ゲル上、酢酸エチル:ヘキサン(10:90〜25:75)のグラジエント混合
液で溶出する低圧カラムクロマトグラフィーにより精製、分離して2つの精製さ
れたレギオ異性体を得た。 異性体A、[2−クロロ−4−(3−メチルピラゾール−1−イル)フェニル
]−(5H,11H)−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−10−イ
ル)メタノン(13.5g)、無色アモルファス固体;MS(EI),m/z:
402(M)。試料(0.5g)をジエチルエーテルから結晶させ、ついでエ
タノールから再結晶させて、無色結晶固体のレギオ異性体A(0.275g)を
得た。融点141−143℃。 異性体B、[2−クロロ−4−(5−メチルピラゾール−1−イル)フェニル
]−(5H,11H)−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−10−イ
ル)メタノン(1.93g)、無色アモルファス固体。試料をジエチルエーテル
から結晶させ、ついでメタノールから再結晶させて無色針状晶のレギオ異性体B
(1.4g)を得た。融点160−163℃。MS(EI),m/z:402(
M),MS(+FAB),m/z:403(M+H)
【0012】 投与の統一を得るために、本発明の組成物は単位投与形態であることが好まし
い。適当な単位投与形態には、好ましくは、錠剤またはカプセル剤が包含される
が、当業者は、本発明の半固体またはゲルも容易に調製せき、有用であることを
理解するであろう。そのような単位投与形態は0.1〜1000mg、好ましく
は2〜50mgの本発明の活性成分化合物を含むことができる。さらに好ましい
単位投与形態は5〜25mgの本発明の医薬活性化合物を含有する。本発明の処
方は、約0.01〜100mg/kgの活性成分の用量範囲、好ましくは0.1
〜10mg/kgの活性成分の用量範囲で経口投与できる。このような組成物は
1日、1〜6回、さらに有用には1日、1〜4回投与できる。 本発明の組成物は、充填剤、崩壊剤、アジュバント、結合剤、滑剤、フレーバ
ー剤などのような他の通常の担体または賦形剤と共に処方できる。 好ましくは、本発明の処方は、製造後、ソフトまたはハードゼラチンカプセル
のような密封された囲い中に封入される。本発明の処方は液体または半固体の処
方として構成でき、カプセル中に導入できる。同様に、許容される範囲の成分お
よび/または温度を用いて、カプセル化前に処方をゲルまたは固体として製造で
きる。 本発明の担体系は、活性薬剤または成分として、限定するものではないが、N
−[1,1’−ビフェニル]−2−イル−4−[(4,5−ジヒドロ−2−メチ
ルイミダゾ[4,5−d][1]ベンズアゼピン−6(1H)−イル)カルボニ
ル]ベンゾアミド(CAS Reg. No. 179528-39-3 YM 087)またはその医薬上許容
される塩を含むEP0709386(山の内製薬)に開示の化合物を含む他の貧
溶性化合物を含有する医薬組成物中にも使用できる。
【0013】 医薬処方の製造法 本発明はまた、本明細書に記載のタイプの生物学的および医薬上活性な成分に
使用する処方の製造法も包含する。本発明の製造法は、 a)好ましくは、混合または撹拌しながらPEG成分および界面活性剤成分を
合して第1担体混合物を調製し、 b)第1担体混合物の温度を約75℃〜約95℃、好ましくは約80℃〜約9
0℃の範囲に上げ、 c)活性医薬成分または剤を加えて第1医薬組成物混合物を調製し、 d)好ましくは加熱しながら、第1医薬組成物混合物が透明になるまで、好ま
しくは約115℃〜約170℃、さらに好ましくは約130℃〜約150℃、最
も好ましくは約135℃〜約145℃の温度で撹拌し、 e)必要により、第1医薬組成物を約75℃〜約95℃、好ましくは約80℃
〜約90℃の温度に冷却し、 f)所定量のショ糖脂肪酸エステルおよび/またはポビドンを加えて、好まし
くは最終の医薬組成物混合物が透明になるまで撹拌しながら、最終の医薬組成物
混合物を調製することを特徴とする。
【0014】 BHA、BHT等の所望による酸化防止剤または保存料を使用する場合は、以
下の工程を使用できる。 a)好ましくは、混合または撹拌しながら(PEG400とPEG1000の
混合物のような)PEG成分と(ポリソルベート80のような)界面活性剤成分
を合して第1担体混合物を調製し、 b)第1担体混合物の温度を約75℃〜約95℃、好ましくは約80℃〜約9
0℃の範囲に上げ、 c)第1担体混合物に所望により酸化防止剤または保存料を加えて第2担体混
合物を調製し、これを透明な溶液となるまで撹拌または他の方法で混合し、 d)活性成分を加えて第1医薬組成物混合物を調製し、 e)好ましくは加熱しながら、第1医薬組成物混合物が透明になるまで、好ま
しくは約115℃〜約170℃、さらに好ましくは約130℃〜約150℃、最
も好ましくは約135℃〜約145℃の温度で撹拌し、 f)必要により、第1医薬組成物を約75℃〜約95℃、好ましくは約80℃
〜約90℃の温度に冷却し、 g)所定量のショ糖脂肪酸エステルおよび/またはポビドンを加えて、好まし
くは最終の医薬組成物混合物が透明になるまで撹拌しながら、最終の医薬組成物
混合物を調製する。
【0015】 当業者は、最終処方の粘度および形態を、本発明の範囲内の成分および製造の
間の温度範囲によって操作することができる。例えば、流体または半固体の組成
物は、本発明範囲内のより流動性のPEG、界面活性剤およびPVPを用いて製
造できる。より、ゲル状、粘稠または半固体の組成物は高分子量のPEG成分お
よび高いK値を有するPVP成分の組み合わせを用いて製造できる。さらに、最
終組成物の粉砕または他の加工が所望の場合、成分をそれらの融点以下に冷却し
てもよい。より小球状にした最初の組成物を製造するために、本発明の液状組成
物を冷却したテフロン(登録商標)被覆表面に噴霧して小さな固体の球を形成さ
せ、これを個々に被覆し、またはさらなる加工のために集める。
【0016】 非限定的な例として、N−[4−(5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10(11H)イルカルボニル)−3−クロロフェニル]−5−フル
オロ−2−メチルベンズアミド(VPA−985)を用いる本発明の処方の非限
定的実施例を以下に示す。他の活性成分またはそれらの組み合せを用いて同様な
処方を製造することができると理解すべきである。 実施例1 50mg/カプセル:10%薬剤添加経口処方 実施例1の処方におけるポリソルベート80の代わりに、ツイーン(Tween)
20、40および60のような他のポリソルベートシリーズを、単独でまたは相
互のおよび/またはポリソルベート80の組み合せを使用できる。
【表1】 1.適当な混合容器にポリソルベート80、PEG400およびPEG100
0を量り込み、頂部取り付けミキサーで撹拌し、85±5℃に加温する。 2.塊の形成を防ぎながら、非常にゆっくりと混合容器にBHTおよびBHA
を添加する。透明な溶液となるまで、85±5℃で撹拌を続ける。 3.85±5℃で塊の形成を防ぎながら、非常にゆっくりと混合容器に活性成
分を添加する。温度を125±5℃にゆっくりと上げ、活性成分が完全に溶解す
るまで撹拌する。 4.工程4の溶液を60±5℃に冷却する。 5.塊の形成を防ぎながら、工程5に、ポビドン、USP、K−17(プラス
ドンC−15、ISP)を添加する。溶液を85±5℃まで昇温させる。溶液が
透明になるまで撹拌する。 6.38±5℃で、例えば、Hoglinger and Karg(H&K)800Lカプセル
充填機を用い、出来上がった溶液(工程10)の480mgをサイズ1カプセル
に封入する。封入の間、カプセル本体を、ドライアイスを通過させた冷窒素で冷
却する。 7.ゼラチン溶液でカプセルをバンドシールする。
【0017】 実施例2 50mg/カプセル:10%薬剤添加経口処方 この処方で使用する界面活性剤(ポリキサマー80)の代わりに、プルロニッ
クL44、プルロニックL101のような他のポリマーも使用できる。
【表2】 実施例1の処方(50mg/カプセル)と同様にしてこの処方を製造する。た
だし、この処方においては、ポリソルベート80の代わりに12%のポリキサマ
ーを使用する。カプセル封入重量は480mgである。
【0018】 実施例3 50mg/カプセル 実施例4は2種以上の界面活性剤の組み合わせを用いる処方を提供する。
【表3】 実施例3の処方を実施例1の処方(50mg/カプセル)と同様に製造する。
ただし、2種の界面活性剤、ポリソルベート40およびプロキサマー188をP
EG400およびPEG1000と共に工程1で添加した。カプセル封入重量は
480mgである。
【0019】 実施例4 25mg/カプセル:5%薬剤添加経口処方
【表4】 実施例4の処方を上記50mg/カプセルの処方と同様に製造する。ただし、
工程3の活性成分の可溶化のための加熱温度を120±5℃の代わりに115±
5℃にする。カプセル封入量は455mgである。
【0020】 実施例5 100mg/カプセル:15%薬剤添加経口処方
【表5】 この処方を上記50mg/カプセルの処方と同様に製造する。ただし、工程3
の活性成分の可溶化のための加熱温度を120±5℃の代わりに145±5℃に
する。カプセル封入量は、サイズ0ハードゼラチンカプセル中、650mgであ
る。
【0021】 実施例6 サイズ00カプセル中150mg
【表6】 実施例6の処方を上記50mg/カプセルの処方と同様に製造する。ただし、
工程3の活性成分の可溶化のための加熱温度を145±5℃の代わりに150±
5℃にする。カプセル封入量は、サイズ00ハードゼラチンカプセル中、910
mgである。
【0022】 次の表に示す実施例7〜11は上記と同様に処方して、PEG400、PEG
1000、各々、15および90のK値を有する2種のPVP成分、アジュバン
ト成分としてのBHAおよびBHTの組み合わせの濃度を変化させて10%活性
成分の処方を製造できる。
【表7】
【0023】 同様に、つぎの実施例12〜32は、PEG400、PEG1000、K値1
7のPVP、活性成分、酸化防止剤または保存料としてのBHAおよびBHTな
らびに「その他」として示している他の成分を使用し、本発明の方法により処方
できる。
【表8】
【表9】 (表8の続き)
【表10】 (表8の続き)
【表11】 (表8の続き)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 リチャード・ウィリアム・ソーンダーズ アメリカ合衆国10964ニューヨーク州パリ セーズ、ウッズ・ドライブ4番 (72)発明者 マーディ・バキル・ファウジ アメリカ合衆国07960ニュージャージー州 モリスタウン、デュークス・コート1番 Fターム(参考) 4C076 AA54 AA56 BB01 DD01 DD08 DD09 DD37 DD37S DD59 DD59S DD68 DD70F EE16 EE23 FF39 FF51

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%基準で、a)約1%〜約20%、好ましくは約5%〜
    約12%の界面活性剤成分、 b)約55%〜約93%、好ましくは約60%〜約85%の1種以上の平均分
    子量範囲約190〜約3450のポリエチレングリコール(PEG)成分、およ
    び c)約1%〜約25%の、1種以上のショ糖脂肪酸エステルもしくは約15〜
    約90のK値を有するポリビニルピロリドン(PVP)または1種以上のショ糖
    脂肪酸エステルおよび約15〜約90のK値を有するPVPの組み合せを含む組
    成物。
  2. 【請求項2】 重量%基準で、a)約5%〜約12%の界面活性剤成分、 b)約60%〜約85%の1種以上の平均分子量範囲約400〜約1540の
    ポリエチレングリコール(PEG)成分、および c)約5%〜約15%の、1種以上のショ糖脂肪酸エステルもしくはUSP/
    NFで規定される約15〜約90のK値、好ましくは約16〜18のK値を有す
    るポリビニルピロリドン(PVP)または1種以上のショ糖脂肪酸エステルおよ
    びPVPの組み合せを含む請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 界面活性剤成分が、ポリソルベート20、ポリソルベート6
    0、ポリソルベート40、ポリソルベート80、スパン80ソルビタンオレエー
    ト、ポリソルベート81、ポリソルベート85、ポリソルベート120、タウロ
    コール酸ナトリウム、デオキシタウロコール酸ナトリウム、ケノデオキシコール
    酸、ウルソデオキシコール酸、プルロニック、ポロキサマーまたはそれらの組み
    合せを含む請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 1種以上のポリエチレングリコール成分が約2.5:1〜1
    :2.5の比率の範囲のPEG400およびPEG1000の組み合せを含む請
    求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリビニルピロリドン成分が約17のK値を有する請求項1
    記載の組成物。
  6. 【請求項6】 約0.1%〜約4%の1種以上の酸化防止剤または保存料を
    含む請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 1種以上の酸化防止剤または保存料が、アスコルビルパルミ
    テート、ベンジルアルコール、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロ
    キシトルエンまたはそれらの組み合せから選択される請求項6記載の組成物。
  8. 【請求項8】 1種以上の酸化防止剤または保存料が約0.3%〜約2.5
    %のBHAおよび約0.005%〜約0.15%のBHTを含む請求項7記載の
    組成物。
  9. 【請求項9】 重量%基準で、a)約1%〜約20%の界面活性剤成分、 b)約55%〜約93%の1種以上の平均分子量範囲約190〜約3450の
    ポリエチレングリコール(PEG)成分、 c)約1%〜約25%の、1種以上のショ糖脂肪酸エステルもしくは約15〜
    約90のK値を有するポリビニルピロリドン(PVP)または1種以上のショ糖
    脂肪酸エステルおよび約15〜約90のK値を有するPVPの組み合せ、および d)約0.1%〜約4%の1種以上の保存料または酸化防止剤を含む組成物。
  10. 【請求項10】 1種以上の酸化防止剤または保存料が、アスコルビルパル
    ミテート、ベンジルアルコール、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒド
    ロキシトルエンまたはそれらの組み合せから選択される請求項9記載の組成物。
  11. 【請求項11】 界面活性剤成分が、ポリソルベート20、ポリソルベート
    60、ポリソルベート40、ポリソルベート80、スパン80ソルビタンオレエ
    ート、ポリソルベート81、ポリソルベート85、ポリソルベート120、タウ
    ロコール酸ナトリウム、デオキシタウロコール酸ナトリウム、ケノデオキシコー
    ル酸、ウルソデオキシコール酸、プルロニック、ポロキサマーまたはそれらの組
    み合せを含む請求項9記載の組成物。
  12. 【請求項12】 1種以上の酸化防止剤または保存料が、アスコルビルパル
    ミテート、ベンジルアルコール、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒド
    ロキシトルエンまたはそれらの組み合せから選択される請求項9記載の組成物。
  13. 【請求項13】 重量%基準で、a)約32%〜約36%のPEG1000
    、 b)約35%〜約46%のPEG400、 c)約9%〜約14%のポビドン、 d)約9%〜約14%のポリソルベート80、 e)約0.005%〜約0.002%のブチル化ヒドロキシトルエン、および f)約0.5%〜約2.0%のブチル化ヒドロキシアニソールを含む組成物。
  14. 【請求項14】 重量%基準で、a)約33%〜約35%のPEG1000
    、 b)約37.5%〜約43%のPEG400、 c)約10.5%〜約13%のポリソルベート80、 d)約0.075%〜約0.015%のブチル化ヒドロキシトルエン、 e)約0.75%〜約1.5%のブチル化ヒドロキシアニソール、および f)約10.0%〜約13%のポビドンを含む請求項13記載の組成物。
  15. 【請求項15】 a)好ましくは、混合または撹拌しながらPEG成分およ
    び界面活性剤成分を合して第1担体混合物を調製し、 b)第1担体混合物の温度を約75℃〜約95℃、好ましくは約80℃〜約9
    0℃の範囲に上げ、 c)活性医薬成分または剤を加えて第1医薬組成物混合物を調製し、 d)好ましくは加熱しながら、第1医薬組成物混合物が透明になるまで、好ま
    しくは約115℃〜約170℃、さらに好ましくは約130℃〜約150℃、最
    も好ましくは約135℃〜約145℃の温度で撹拌し、 e)必要により、第1医薬組成物を約75℃〜約95℃、好ましくは約80℃
    〜約90℃の温度に冷却し、 f)所定量のショ糖脂肪酸エステルおよび/またはポビドンを加えて、好まし
    くは最終の医薬組成物混合物が透明になるまで撹拌しながら、最終の医薬組成物
    混合物を調製することを特徴とする請求項1〜8いずれか1項記載の組成物の製
    造法。
  16. 【請求項16】 a)好ましくは、混合または撹拌しながら(PEG400
    とPEG1000の混合物のような)PEGと(ポリソルベート80のような)
    界面活性剤成分を合して第1担体混合物を調製し、 b)第1担体混合物の温度を約75℃〜約95℃、好ましくは約80℃〜約9
    0℃の範囲に上げ、 c)第1担体混合物に所望により酸化防止剤または保存料を加えて第2担体混
    合物を調製し、これを透明な溶液となるまで撹拌または他の方法で混合し、 d)活性成分を加えて第1医薬組成物混合物を調製し、 e)好ましくは加熱しながら、第1医薬組成物混合物が透明になるまで、好ま
    しくは約115℃〜約170℃、さらに好ましくは約130℃〜約150℃、最
    も好ましくは約135℃〜約145℃の温度で撹拌し、 f)必要により、第1医薬組成物を約75℃〜約95℃、好ましくは約80℃
    〜約90℃の温度に冷却し、 g)所定量のショ糖脂肪酸エステルおよび/またはポビドンを加えて、好まし
    くは最終の医薬組成物混合物が透明になるまで撹拌しながら、最終の医薬組成物
    混合物を調製することを特徴とする請求項9〜12いずれか1項記載の組成物の
    製造法。
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