JP2003510084A - インビトロでの核酸合成および増幅の改善のための熱安定dnaポリメラーゼの忠実度を促進する熱安定酵素 - Google Patents
インビトロでの核酸合成および増幅の改善のための熱安定dnaポリメラーゼの忠実度を促進する熱安定酵素Info
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Abstract
Description
する。また、本発明は、実質的に純粋な熱安定エキソヌクレアーゼ、大腸菌にお
ける熱安定エキソヌクレアーゼIIIのクローニングおよび発現、ならびに増幅
反応におけるそれの使用に関する。本発明は、持ち越し汚染からの除染を可能に
する条件下でのDNAの高忠実度増幅および長鎖産物の合成を促進する。
りまたは無しでルーチン的に行われる。DNAポリメラーゼは、DNA複製およ
び修復に関連する酵素のファミリーである。大腸菌等の中温微生物からのDNA
ポリメラーゼの単離に関して広範な研究が行われてきた。例えば、ベスマン (
Bessman)ら、(1957)J.Biol.Chem.223:171〜
177、およびブーチン(Buttin)およびコーンバーグ(Kornber
g)、(1996)J.Biol.Chem.241:5419−5427参照
。
菌からのDNAポリメラーゼの単離および精製に関する研究が行われてきた。キ
ーエン(Chien),Aら、(1976)J.Bacteriol.127:
1550−1557は、サーマス・アクアティカスYT1株からの80℃の至適
温度を有するDNAポリメラーゼの単離および精製を開示している。米国特許第
4,889,818号は、約86,000〜90,000ダルトンの分子量を有
するT.アクアティカスに由来する精製された熱安定DNAポリメラーゼ、Ta
qポリメラーゼを開示している。さらに、欧州特許出願0 258 017は、
PCRプロセスにおける使用に好ましい酵素としてTaqポリメラーゼを開示し
ている。
ーゼ機能を有するが、TaqDNAポリメラーゼは、3’−5’エキソヌクレア
ーゼIII機能を保持しないことが研究により示されている[ローヤー(Law
yer),F.C.ら、(1989)J.Biol.Chem.,264:64
27−6437;バーナード(Bernad)A.ら、(1989)Cell
59:219]。DNAポリメラーゼの3’−5’エキソヌクレアーゼ活性は、
「プルーフリーディング活性」と一般に呼ばれる。3’−5’エキソヌクレアー
ゼ活性は、プライマー−テンプレート二重鎖の3’末端でミスマッチした塩基を
除去する。3’−5’エキソヌクレアーゼ活性の存在は、核酸鎖の複製の忠実度
における増大および成熟前に終結した産物の伸長を導くので有利であり得る。T
aqDNAポリメラーゼは、ミスマッチしたプライマー末端を除去し得ないので
、塩基取り込みエラーを生じやすく、所定の適用においてはその使用は望ましく
ない。例えば、遺伝子のいずれのコピーもランダムな誤取り込み現象のためにエ
ラーを含み得るので、増幅した遺伝子をクローンニングしようとする試みは問題
がある。エラーが生じるサイクル(例えば、初期の複製サイクルにおける)に依
存して、増幅したDNA全体が、誤って取り込んだ塩基を含み、従って、変異し
た遺伝子産物を生じうる。
ような3’−5’エキソヌクレアーゼ活性を示す数種の熱安定DNAポリメラー
ゼが当該技術分野において知られている。3’−5’エキソヌクレアーゼ活性を
示す熱安定ポリメラーゼは、ピロコッカス(Pyrococcus)[精製され
た熱安定ピロコッカス熱安定DNAポリメラーゼ、マザー(Mathur)E.
、Stratagene、国際公開第92/09689号パンフレット、US5
,545,552;ピロコッカス種由来の精製された熱安定DNAポリメラーゼ
、コーム(Comb)D.G.ら、New England Biolabs,
Inc.,EP0 547 359;古細菌ピロコッカスフリオサス由来のDN
Aポリメラーゼ遺伝子の機能とヌクレオチド配列、ウエモリ(Uemori)T
ら、(1993)Nucl.Acids Res.、21:259−265.]
、ピロディクタム種から(Pyrodictium)[熱安定核酸ポリメラーゼ
、ゲルファンド(Gelfand)D.H.,F.ホフマン(Hoffmann
)−La Roche AG、EP0 624 641;ピロディクタム種由来
の精製された熱安定核酸ポリメラーゼおよびDNAコード配列、ゲルファンド
D.H.,F.,ホフマン−La Roche Inc.,US5,491,0
86]、サーモコッカスから[例えば、サーモコッカス種に由来する熱安定DNA
ポリメラーゼ TY、ニーハウス(Niehaus)F.ら、国際公開第97/
35988号;精製されたテルモコッカス・バロッシィ(Thermoccus
barossii)DNAポリメラーゼ、ルーム(Luhm)R.A.、Ph
armacia Biotech,Inc.、国際公開第96/22389号;
DNA配列決定、PCR等に有用な中間エキソヌクレアーゼ活性および高温でよ
り長期間の安定性を有するサーモコッカス・バロッシィ由来のDNAポリメラー
ゼ、デネゼル(Dhennezel)O.B.、Pharmacia Biot
ech Inc.、国際公開第96/22389号;DNA操作における使用の
ためのサーモコッカス・リトラリス(Thermococcus litora
lis)由来の精製された熱安定DNAポリメラーゼ、Comb D.G.、N
ew England Biolabs,Inc.、US5,322,785、
EP0 455 430;古細菌由来の組換え熱安定DNAポリメラーゼ、Co
mb D.G.、New England Biolabs、Inc.、US5
,352,778、EP0 547 920、EP0 701 000;サーモ
コッカス・ゴルゴナリウスから得られる新規に単離された熱安定DNAポリメラ
ーゼ、アンゲラー(Angerer)B.ら、Boehringer Mann
heim GmbH、国際公開第98/14590号]から単離され、クローン
化され得る。
ラーゼ酵素、かかるプルーフリーディング活性を示すポリメラーゼの混合物の使
用である。(例えば、増大された熱安定性を有する熱安定DNAポリメラーゼな
らびに増強された長さおよび効率のプライマー伸長法、バルネス(Barnes
)W.M.,US5,436,149、EP 0693 078;新規ポリメラ
ーゼ組成物およびその使用、ソージ(Sorge)J.A.,Stratage
ne、国際公開第95/16028号)。少なくとも1つの熱安定DNAポリメ
ラーゼの主要な成分と3’−5’エキソヌクレアーゼ活性および3’−5’エキ
ソヌクレアーゼ活性を示す微少成分とを含有する熱安定DNAポリメラーゼ、例
えばTaqポリメラーゼおよびPfuDNAポリメラーゼ等の製剤を使用するこ
とは一般的な慣習である。これらの混合物中において、進行性(process
ivity)は、TaqポリメラーゼのようなpolI型酵素と、Pfuのよう
な熱安定B型ポリメラーゼによるプルーフリーディング機能とにより付与される
。高忠実度DNA合成は、核酸増幅における1つの所望されるパラメータであり
、他の重要な特徴は、除染の可能性である。
微少量の夾雑物でさえも、増幅され、偽陽性結果を導きうる。かかる夾雑物は、
しばしば以前のPCR増幅に由来する産物である(持ち越し汚染)。それゆえ、
研究者らは、かかる汚染を回避する方法を開発した。
にdUTPでTTPを置き換えることに依存している。続いて、PCR増幅の前
にPCR反応混合物をウラシル−DNA−グリコシラーゼ(UNG)で処理する
ことにより、増幅に適さない混入した核酸を分解する。dUTPは、polI型
熱安定ポリメラーゼにより容易に取り込まれるが、B型ポリメラーゼには取り込
まれない[G.スルップハウク(Slupphaug)ら、(1993)Ana
l.Biochem.211:164−169]。B型ポリメラーゼによるdU
TPの低取り込みは、テンプレートの同じ型がPCR増幅により繰り返し分析さ
れる研究室におけるそれらの使用を制限する。
モトガ(Thermotoga)[サーモトガ・ネアポリタナ(Thermot
oga neapolitana)に由来する好熱性DNAポリメラーゼ、Sl
ater M.R.ら、Promega Corporation、国際公開第
96/41014号;テルモトガ・ネアポリタナ由来のクローン化されたDNA
ポリメラーゼおよびその変異体、ヒュース(Hughes)A.J.ら、Lif
e Technologies、Inc.国際公開第96/10640号;テル
モトガ・マリチマ(Termotoga maritima)に由来する精製さ
れた熱安定核酸ポリメラーゼ酵素、ゲルファンド(Gelfand)D.H.ら
、CETUS Corporation、国際公開第92/03556号]のよ
うな真正細菌からも単離された。これらの酵素は、誤取り込みまたはミスマッチ
した塩基を除去しうる強い3’−5’エキソヌクレアーゼ活性を有する。この酵
素の遺伝学的に操作された改変体は、ULTma、PCRプロセスにさらなるポ
リペプチドなしで使用されうるDNAポリメラーゼとして市販されている。この
酵素は、誤取り込みされた塩基を除去し、dUTPを取り込みうるが、忠実度が
、不明な理由のためにTaqポリメラーゼのそれよりも高くない[ポリメラーゼ
連鎖反応における複製の正確さ、ディアズ(Diaz)R.S.ら、Braz.
J.Med.Biol.Res.(1998)31:1239−1242;Pf
uDNAポリメラーゼおよび他の熱安定DNAポリメラーゼのPCR忠実度、ク
ライン(Cline)J.ら、Nucleic Acids Res.(199
6)24:3546−3551]。
物の使用に代わる他のものは、好熱性DNAポリメラーゼIIIホロ酵素、18
ポリペプチド鎖の複合体の使用である。これらの複合体は、細菌の染色体のレプ
リカーゼと同一であり、数百キロベースまたは全染色体のDNA鎖を合成するの
に必要な全ての因子を含む。この酵素の10個の異なるサブユニット(それらの
いくつかはマルチコピーで存在する)は、組換え技術により作製され、再構築さ
れ、インビトロDNA合成に使用されうる。これらの複合体の考えられうる使用
としては、数千から数十万塩基対の核酸のPCR増幅が提案される[染色体レプ
リカーゼとして機能する好熱性生物酵素に由来する酵素、その調製および使用、
ユリーバ(Yurieva)O.ら、The Rockefeller Uni
versity,国際公開第98/45452号;新規好熱性ポリメラーゼII
Iホロ酵素、マックヘンリー(McHenry)C.、ENZYCO Inc.
、国際公開第99/13060号)。
PCR系を開発することであった。本発明によれば、3’−エキソヌクレアーゼ
活性を示すが、本質的にDNAポリメラーゼ活性を示さない熱安定酵素が提供さ
れ、この酵素は、ポリメラーゼ活性を示す第2の酵素に加えられた場合に増幅の
忠実度を増強する。提供される酵素は、DNA合成プロセスの間にミスマッチし
たプライマー末端を切り出し、ポリメラーゼ活性を示す第2の酵素を再会合させ
、伸長を再開させることを可能にしうる。本発明の酵素は、プルーフリーディン
グ酵素としてポリメラーゼ活性を示す第2の酵素と協力しうる。当該課題に適す
ることが見出された酵素は、例えば、熱安定エキソヌクレアーゼIIIである。
3’から5’方向に働き、5’のリン酸を切断し、3’ヒドロキシル基を保存し
、理想的には2本鎖DNAのみで働くエキソヌクレアーゼIIIが好ましい。D
NAポリメラーゼの3’−5’エキソヌクレアーゼ機能は、2本鎖および単鎖D
NAにおいて有効である。後者の活性は、PCRアッセイにおいて所望されない
プライマー分解を導き得る。上記酵素は、70℃〜80℃で活性であり、変性サ
イクルを乗り越えるのに十分に活性であり、PCRプロセスの完了後に未分解の
PCR産物を保存するための低温では不活性であることが好ましい。これらの特
徴を示す酵素は、好熱性真正細菌に由来するか、または好熱性古細菌(arch
aea)由来の酵素に関連しうる。3つの熱安定古細菌のゲノムが配列決定され
ている。メタノコッカス・ヤナシィ(Methanococcus janna
schii)[メタン生成古細菌、メタノコッカス・ヤナシィの完全なゲノム配
列、ブルト(Bult)C.J.ら、(1996)Science 273:1
058−1072)、メタノバクテリウム・サーモオートトロヒクム(Meth
anobacterium thermoautotrophicum)[メタ
ノバクテリウム・サーモオートトロヒクムΔHの完全なゲノム配列:機能的解析
および比較ゲノミクス、スミス(Smith)D.R.ら、J.of Bact
eriology(1997)179:7135−7155]およびアーケオグ
ロブス・フルギダス(超好熱性、硫酸還元古細菌アーケオグロブス・フルギダス
の完全なゲノム配列、クレング(Klenk)H.−P.ら、(1997)Na
ture 390:364−370]。
クレオチドのミスマッチした末端の分解を触媒する、アーケオグロブス・フルギ
ダスから得られうる熱安定酵素が提供される。アーケオグロブス・フルギダス
(Afu)から得られうる熱安定エキソヌクレアーゼIIIをコードする遺伝子
を、クローン化し、大腸菌において発現させ、単離した。上記酵素は、PCR反
応に使用されるインキュベーションおよび温度条件下で活性である。上記酵素は
、良好な収率で反応混合物に存在するdUTPを伴うか、伴うことなく、低エラ
ー率のDNA合成およびゲノムDNAにおける3kbよりも大きな産物(Taq
ポリメラーゼにより合成される産物の上方の範囲)の合成を行うことにおいてT
aqのようなDNAポリメラーゼを支持する。好ましくは、2,5UのTaqポ
リメラーゼ当たり50〜500ngのAfuから得られうるエキソヌクレアーゼ
IIIを、至適なPCRパフォーマンスを得るために使用した。より好ましくは
、PCR反応中の2,5UのTaqポリメラーゼ当たり67ng〜380ngの
Afuから入手可能であるエキソヌクレアーゼIIIの使用である。
ゼと協力しうる。他の酵素と比較した本発明の酵素の使用の利点は、本発明の酵
素が、2本鎖DNAにおいて好適に活性であることである。本発明の熱安定酵素
は、かかる酵素が必要または所望されるいかなる目的のためにも使用され得る。
特に好ましい態様において、上記酵素は、成熟前の停止を導くミスマッチしたプ
ライマー末端を除去するため、ポリメラーゼによりさらに効率的に伸長されるプ
ライマー末端を提供するため、塩基取り込みエラーを校正するため、ポリメラー
ゼが長いPCR産物を産生することを可能にするために、PCRとして知られる
核酸増幅反応において熱安定DNAポリメラーゼと組み合わせて使用される。
DNAポリメラーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素およびポリメラーゼ活性を
示す第2の酵素を含有する組成物に関し、ここで、増幅プロセスの忠実度は、第
2の酵素単独の使用と比較してこの組成物の使用により増強される。また、本発
明の3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、DNAポリメラーゼ活性を示さな
い熱安定酵素は、DNAポリメラーゼ活性の減少を示すか、またはかかる活性を
全く示さない適切な酵素を含む。本発明においてDNAポリメラーゼ活性の減少
とは、DNAポリメラーゼ活性を示す酵素の該活性の50%よりも少ないことを
意味する。好ましい態様において、本発明の組成物の第2の酵素は、プルーフリ
ーディング活性を欠失している。特に好ましくは、第2の酵素は、Taqポリメ
ラーゼである。
DNAポリメラーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素およびポリメラーゼ活性を
示す第2の酵素を含有する混合物を用いるDNAの合成方法である。この方法に
よれば、成熟前に終結した鎖が、3’から5’の分解によりトリミングされる。
プライマーまたは成長する鎖のいずれかのミスマッチした末端がこの方法により
除去される。
換する上記の方法をさらに含む。本方法により、ウラシルDNAグリコシラーゼ
(UDGまたはUNG)が、混入する核酸の分解のために使用されることが好ま
しい。
示さない第1の熱安定酵素と −ポリメラーゼ活性を示す第2の酵素と の混合物は、3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本質的にDNAポリメラ
ーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素の非存在下でポリメラーゼ活性を示す第2
の酵素により産生されるPCR産物と比較してより低いエラー率を有するPCR
産物を産生する。本方法において、3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本
質的にDNAポリメラーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素とポリメラーゼ活性
を示す第2の酵素との混合物が、3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本質
的にDNAポリメラーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素の非存在下でポリメラ
ーゼ活性を示す第2の酵素により産生されるPCR産物と比較してより長いPC
R産物を産生する。さらに、3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本質的に
DNAポリメラーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素は、大腸菌のエキソヌクレ
アーゼIIIに関連するが、本方法により熱安定である。上記方法のさらなる態
様は、平滑末端を有するPCR産物が得られる方法である。
ポリメラーゼ活性を示さない本発明の熱安定酵素を得る方法およびこの酵素を産
生するための手段および材料、例えば、ベクターおよび宿主細胞(例えば、DS
M番号13021)である。
6株(DSM No.4304)から得られうる高度熱安定エキソデオキシリボ
ヌクレアーゼである。該株をイタリア、ナポリ(Naples、Italy)の
ヴルカーノ島(Vulcano Island)およびストゥーフェ・ディ・ネ
ローネ(Stufe di Nerone)の海底熱水系から単離した〔ステッ
ター(Stetter),K.O.ら、Science(1987)236:8
22−824〕。この生物は、最適条件83℃で60℃〜95℃の増殖範囲を有
する高度好熱性硫黄代謝古細菌である。〔クレンク(Klenk),H.P.ら
、Nature(1997)390:364−370〕。ゲノム配列はTIGR
データベースに寄託されている。エキソヌクレアーゼIII(xthA) をコー
ドすると推定される遺伝子は、Acc.No.AF0580を有する。
スから得られうるエキソデオキシリボヌクレアーゼの見かけの分子量は、約32
,000ダルトンである(SDS−PAGE) 。本発明の熱安定酵素の正確な分
子量は、アーケオグロブス・フルギダス エキソデオキシリボヌクレアーゼII
I遺伝子のコード配列から決定され得る。
伝子のクローニング 所望の発現ベクターの多クローニング部位に適合性があり、アーケオグロブス
・フルギダス エキソヌクレアーゼIII遺伝子のNおよびC末端に相補的な制
限部位を有する以下のプライマーを設計した: 配列番号:1 N末端(BamHI部位): 5'-GAA ACG AGG ATC CAT GCT CAA AAT CGC CAC C
-3' 配列番号:2 C末端(PstI部位): 5'-TTG TTC ACT GCA GCT ACA CGT CAA ACA CAG C-3'
を繰り返すことにより細胞を集めた。DNA単離は、細菌細胞からの単離につい
て記載されたいずれの方法で行なってもよい。今回は、High PureTM
PCRテンプレート調製キット(ロシュ ディアグノスティクス(ROCHE
Diagnostics) GmbH、No.1796828)で、アーケオグ
ロブス・フルギダスゲノムDNAを調製した。この方法で、染色体DNA約6μ
gを72ng/μlの濃度で得た。
ィアグノスティクス GmbH、No.1732641)中で、4つの同一の調
製でキャップ当たり100ngのアーケオグロブス・フルギダスゲノムDNAで
、上記プライマーを用いてPCRを行なった。下記の条件で、PCRを行なった
: 1 × 94℃、2分; 10× 94℃、10秒;54℃、30秒;68℃、3分; 20× 94℃、10秒;54℃、30秒;68℃、3分、各サイクルにつき
20秒サイクル延長を伴う; 1 × 68℃、7分; 終濃度10mMまでMgCl2 を添加した後、各10ユニットのBamHIおよ
びPst IでPCR産物を2時間37℃で切断した。低融解アガロースゲルで
反応生成物を分離した。電気泳動後、適切なバンドを切り出して、ゲルスライス
をあわせ、溶解し、DNAフラグメントをアガラーゼ(agarase)消化に
より単離し、EtOHで沈澱させた。乾燥ペレットを30μlのH2 Oで希釈し
た。
同一の制限酵素で消化して、同一の方法で洗浄した。
クス GmbH、No.1635379)での挿入物とベクターのライゲーショ
ン後、プラスミドを発現宿主E.coli 392 pUBS520で形質転換
した〔ブリンクマン(Brinkmann)U.ら(1989)Gene85:
109−114〕。
ス GmbH、No.1754777)を用いて形質転換体のプラスミドDNA
を単離して、BamHIおよびPstIでの制限消化およびアガロースゲル電気
泳動により特徴付けた。
III形質転換体を保存した。DNA配列決定で、エキソヌクレアーゼIIIを
コードする遺伝子の配列を確認した。それを図1に示す。
ゼIIIのクローニングおよび発現は、当該分野における従来技術を用いる他の
技術によって行なってもよい(例えば、サンブルーク(Sambrook)ら、
Molecular Cloning、A Laboratory Manua
l、Cold Spring Harbour Lab.、1989を参照のこ
と)。
培養した。細胞を光学密度〔A540 〕5.5で遠心分離により収集し、必要とな
るまで凍らせるか、またはリゾチームでの処理により溶解してアーケオグロブス
・フルギダス エキソヌクレアーゼIII活性を含む粗細胞抽出物を作製した。
物を、実施例IVに記載された方法もしくはアフィニティークロマトグラフィー
、イオン交換クロマトグラフィーまたは疎水性相互作用クロマトグラフィー等の
他の精製技術により精製する。
aCl(5g/l)およびアンピシリン(100mg/l)を含む培地で、実施
例IからのE.coli pUBS520 ExoIII(DSM No.13
021)を37℃で増殖し、IPTG(0.3mM)で指数増殖期の中間に誘導
し、さらに4時間インキュベートした。遠心分離により細胞約45gを収集し、
−70℃で保存した。細胞2gを溶解し、4mlの緩衝液A(40mM Tri
s/HCl、pH7.5;0.1mM EDTA;7mM 2−メルカプトエタ
ノール;1mM Pefabloc SC)で懸濁した。リゾチーム1.2mg
を添加して4℃で30分間、デオキシコール酸ナトリウム4.56mgを添加し
て室温で10分間次いで0℃で20分間の攪拌下で、細胞を溶解した。粗抽出物
を750mM KClに調整し、72℃で15分間加熱し、変性タンパク質の除
去のために遠心分離した。
レアーゼIIIを破壊(変性)することなく可能である。10mM MgCl2 に調整した緩衝液B(10%グリセロールを含む緩衝液A)に対して上清を透析
し、緩衝液Bで平衡化した寸法1×7cmおよび5.5mlベッド容積を有する
Blue Trisacryl Mカラム(SERVA、No.67031)に
供した。16.5mlの緩衝液Bでカラムを洗浄し、緩衝液B中に0〜3M N
aClの82mlリニアグラジエントでエキソヌクレアーゼタンパク質を溶出し
た。10〜15%のSDS−PAGEグラジエントゲルの電気泳動によるアーケ
オグロブス・フルギダス エキソデオキシリボヌクレアーゼタンパク質に対する
カラム画分をアッセイした。16.5mlの活性な画分をプールし、Aquac
ide II(Calbiochem No.17851)で濃縮し、保存緩衝
液C(10mM Tris/HCl、pH7.9;10mM 2−メルカプトエ
タノール;0.1mM EDTA;50mM KCl;50%グリセロール)に
対して透析した。透析後、ThesitおよびNonidet P40を、それ
ぞれ終濃度0.5%となるように添加した。この調製物を−20℃で保存した。
Sゲル電気泳動による見積もりで95%の純度であった。収量は、2.3g細胞
質量当たりタンパク質50mgであった(湿重量)。
性 熱変性に対する耐性を解析することによって、実施例IIに記載のクローン化
されたアーケオグロブス・フルギダス由来のエキソヌクレアーゼIIIの熱安定
性を測定した。実施例IVに記載の溶解後、エッペンドルフ遠心分離機で10分
間15,000rpmで粗抽出物100μlを遠心分離した。5つの新しいエッ
ペンドルフキャップに上清をアリコートした。5つの異なる温度、50℃、60
℃、70℃、80℃および90℃で10分間、キャップをインキュベートした。
上記の遠心分離後、10〜15%SDS−PAGEグラジエントゲルでの電気泳
動により上清のアリコートを解析した。図2に示されるように、90℃でのイン
キュベーション後のアーケオグロブス・フルギダス エキソヌクレアーゼIII
タンパク質の量は、より低温で処理されたサンプルの量と同じであった。熱変性
により検出可能な有意な損失はなかった。この結果から、半減期が90℃で10
分間より長いと結論できる。
ヌクレオチドの段階除去を触媒する〔ロジャース(Rogers)G.S.およ
びヴァイス(Weiss) B.(1980)Methods Enzymol
.65:201−211)。限定数のヌクレオチドを、各結合事象の間に除去す
る。好ましい基質は、平滑または陥凹3’末端である。酵素は一本鎖DNA上で
は活性ではなく、3’突出末端は、開裂に対してより耐性がある。DNA分子量
マーカーIV(ロシュ モレキュラー バイオケミカルズ、No.106259
0)は、HinfI消化したpBR328と混合したBglI消化したpBR3
28からなる。HinfI消化の産物は、3’陥凹末端を有し、エキソヌクレア
ーゼIIIによる分解に好ましい基質であると予期され、BglI開裂の産物は
、3塩基突出部分を伴う3’突出末端を有し、エキソヌクレアーゼIIIによる
開裂に対してより耐性がある。
pH8.0;5mM MgCl2 ;1mM 2−メルカプトエタノール;100
mM NaCl中で、パラフィンで覆って、DNA分子量マーカーIV(ロシュ モレキュラー バイオケミカルズ、No.1062590)0.5μgと共に
、実施例IVからのアーケオグロブス・フルギダスエキソヌクレアーゼIIIの
連続希釈物を72℃で2時間インキュベートした。E.coliのエキソヌクレ
アーゼIII(ロシュ モレキュラー バイオケミカルズ、No.779709
)10ユニットを対照として含ませた。対照反応を37℃で行なった。5μlの
停止溶液(0.2%アガロース、60mM EDTA、10mM Tris−H
Cl、pH7.8、10%グリセロール、0.01%ブロモフェノールブルー)
を添加後、混合物を1%アガロースゲルで分離した。結果を図3に示す。Afu
エキソヌクレアーゼIIIは2つの異なる型の基質を識別する。好ましい基質は
、3’陥凹末端を有するフラグメント(例えば、1766bpフラグメント)で
あり、3’突出末端(例えば、2176bp、1230bp、1033bpフラ
グメント)は、分解に対してより耐性である。より多い量のタンパク質で、レー
ン1と同程度に基質を分解し、大腸菌のエキソヌクレアーゼIIIの産物を解析
した。Afuエキソヌクレアーゼタンパク質の量を増加させることによりDNA
基質はほとんど残らず(レーン15〜19)、残りのフラグメントの妨害は調製
物中の不純物としてのDNA結合タンパク質のためであり得る。
の修復効率を、3’末端のミスマッチプライマーを用いて試験した。アッセイの
原理を図4に示す。PCRのために、フォワードプライマーがテンプレートDN
Aと塩基対形成できない1つまたは2つのヌクレオチドを3’末端に有するプラ
イマーの増幅セットを使用する。ミスマッチプライマー末端の切り出しおよび修
復されたプライマーの増幅は、その後制限エンドヌクレアーゼBsiEIで切断
し得る産物を生じ、一方、ミスマッチプライマーから生じる産物は、切断に対し
て耐性を有する。
GG TCA - 3' (配列番号:4) 3.フォワード2(g:tミスマッチ): 5'- TGG ATA CGT CTG AAC TGG TCA C
GG TCT - 3' (配列番号:5) 4.フォワード3(g:cミスマッチ): 5'- TGG ATA CGT CTG AAC TGG TCA C
GG TCC - 3' (配列番号:6) 5.フォワード4(2塩基ミスマッチ): 5'- TGG ATA CGT CTG AAC TGG TCA C
GG TAT - 3' (配列番号:7)
ス GmbH、No.1435094)、実施例IVからのアーケオグロブス・
フルギダス エキソヌクレアーゼIIIを0.25μg、バクテリオファージλ
由来のDNA10ng、各プライマー0.4μM、200μM dNTP’、1
.5mM MgCl2 、50mM Tris−HCl、pH9.2、16mM
(NH4 )2 SO4 を用いてPCRを行なった。PCRを50μlのPCR容積
で、以下の条件で行なった: 1 × 94℃、2分; 40× 94℃、10秒;60℃、30秒;72℃、1分; 1 × 72℃、7分; エキソヌクレアーゼ/Taqポリメラーゼ混合物の機能を、2.5ユニットのT
aq DNAポリメラーゼ、0.3ユニットのTgo DNAポリメラーゼ(ロ
シュ ディアグノスティクス GmbH)の対照および0.75μlのExpa
ndTM High Fidelity PCRシステム(ロシュ ディアグノス
ティクス GmbH、No.1732641)と比較した。BsiEIでのPC
R産物の十分な消化により示されるように、A.フルギダス エキソヌクレアー
ゼIIIは、記載された全てのミスマッチ補正活性を90〜100%の効率で示
した(図5)。予期されるようにTaq DNAポリメラーゼは補正活性を示さ
なかったが、一方、その3’−5’エキソヌクレアーゼ活性を有するTgo D
NAポリメラーゼは同様に完全に補正した。ExpandTM High Fid
elity PCRシステムは、2塩基ミスマッチでのみ100%補正活性を示
した。他のミスマッチを約50%の効率で修復した。
の忠実度 PCR プロセスにおけるAfu エキソヌクレアーゼIII/Taq DNA ポリメラーゼ混合
物の忠実度は、機能的なlac Iqq アレレを含むpUC19 誘導体pUCIQ17 の増幅、環
化および形質転換に基づくアッセイで決定された (フレイ(Frey, B.)およびサッ
プマン(Suppmann B.) (1995) Biochemica 2 :34-35)。lac I におけるPCR で得
られた変異は、lacZαの発現の脱抑制と続くX-gal 呈示プレート上の容易に検出
されうる機能的βガラクトシダーゼ酵素の形成をもたらす。本lac I に基づくPC
R 忠実度アッセイで決定されたTaq ポリメラーゼ/Afuエキソヌクレアーゼ混合物
のエラー率は、Taq DNA ポリメラーゼおよびExpand HiFi PCR システム (ロシュ
モレキュラーバイオケミカルズ(Roche Molecular Biochemicals)) ならびに対照
としてPwo DNA ポリメラーゼ(ロシュモレキュラーバイオケミカルズ) と比較し
て決定された。
に、DraII による消化によって直鎖状にした。
、12.5mM(NH4)2SO4、35mM KCl、200 μM dNTPs 、および2.5 単位のTaq ポリメ
ラーゼとそれぞれ125ng 、175ng 、250ng 、375ng および500ng のAfu エキソヌ
クレアーゼIII の存在下に行なった。
12:229)し、DNA を、ClaIで制限(restricted)し、アガロースゲル電気泳動によ
りて精製した。単離されたDNA を、Rapid DNA Ligation Kit(ロシュモレキュラ
ーバイオケミカルズ) を用いて連結し、ライゲーション産物を、E.coli DH5αに
形質転換し、TN Amp X-Galプレートにプレーティングした。得られたプラスミド
pUCIQ17 (3632bp)で形質転換されたα相補性E.coli DH5α株は、アンピシリン (
100 μg/ml) とX-Gal (0.004% w/v)とを含むTNプレート(1.5% バクトトリプトン
、1% NaCl 、1.5%寒天)上で、白 (lacI+ ) コロニーを示す。変異は、青コロニ
ーをもたらす。
havong) およびツィリー(Thilly)(Keohavong, P.およびThilly, W. (1989) PNAS
USA 86:9253) により刊行された再配列式(rearranged equation) : f=-lnF/d × b bp ( 式中、F は、白コロニーの分数であり: F= 白 (lacI+ ) コロニー/ 全体のコロニー数; d は、DNA 複製の数であり: 2d アウトプットDNA/インプットDNA ; およびb は、lacI遺伝子(1080bp)の有効標的サイズであり、ここで、該有効標的
サイズは、プロボスト(Provost) ら(Provostら(1993) Mut. Res. 288:133) に
よれば349bp である) により、bpあたりのエラー率(f) を計算した。
ーゼIII の存在がより低いエラー率をもたらすことを説明する。エキソヌクレア
ーゼに対するポリメラーゼの割合に依存して、エラー率が減少している。最も至
適なTaq ポリメラーゼ/AfuエキソヌクレアーゼIII 混合物 (4,44×10-6) で達成
される忠実度は、Taq/Pwo 混合物(Expand HiFi ;2,06×10-6)の忠実度に類似
した範囲である。至適緩衝液条件の評価は、さらに忠実度を改善するであろう。
ポリメラーゼとエキソヌクレアーゼとの間の割合は、至適化されるべきである。
多量のエキソヌクレアーゼは、産物収量を減らし、明らかに増幅効率を減少させ
る(Taq/Exo 1:10は、 2.5単位の Taqポリメラーゼと500ng のAfu エキソヌクレ
アーゼIII に相当する) 。
ことまたはサイクル条件を変えることによって、例えば、当該分野における慣用
の技術を用いて、さらに最適化されるかもしれない。
レアーゼ/Taqポリメラーゼ混合物を試験した。TTP またはdUTP取り込みの各々の
比較は、β- グロビン遺伝子を標的として用い、鋳型としての未変性ヒトゲノム
DNAについて、0.125 μg 、0.25μg 、0.375 μg および0.5 μg の実施例IV
のアーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)エキソヌクレアーゼ
III の存在下において、2.5 単位のTaq DNA ポリメラーゼを用いるPCR で決定さ
れた。以下のプライマーを使用した: フォワード: 5'-TGG TTG AAT TCA TAT ATC TTA GAG GGA GGG C-3' (配列番号:10) リバース: 5'-TGT GTC TGC AGA AAA CAT CAA GGG TCC CAT A-3' (配列番号:11)
るように、本鋳型/ プライマー系により、dUTPの存在下におけるDNA 合成は、37
5ng までのAfu エキソヌクレアーゼIII で可能である。 dUTP 取り込みは、環境
温度における30分間、PCR 反応産物のアリコートをウラシルDNA グリコシラーゼ
処理(ROCHE Diagnostics 社(No.1775367))することおよび、続く95℃5 分の
インキュベーションによる、断片の完全な分解に至るポリヌクレオチドのアプリ
ン部位での切断により、さらに証明されうる。アガロースゲル電気泳動による反
応産物の解析は、図8に示される。
うる。より長い産物の合成についてのTaq ポリメラーゼ/Afuエキソヌクレアーゼ
混合物の能力を推定するために、前記酵素混合物をヒトゲノムDNA を鋳型とし、
9.3kb 、12kbおよび15kp長の産物を増幅するようにデザインされた3 対のプライ
マー対を用いて解析した。使用された緩衝液系は、Expand Long Template PCRシ
ステム由来のものであった(Roche Molecular Biochemicals Cat. No 1 681 834
)。反応は、表1も概説される条件で、250ng のヒトゲノムDNA、220ng の各
プライマー、350 μM のdNTPs ならびに2.5 単位のTaq ポリメラーゼおよび62,5
ngのAfu エキソヌクレアーゼの50μl 容量で行なわれた:
G C-3' (配列番号:12) プライマー14a リバース: 5'-CAA AGT CAT GCG GCC ATC GTT CAG ACA CAC C −
3' (配列番号:13) プライマー1 フォワード: 5'-CCT TCA CTG TCT GCC TAA CTC CTT CGT GTG TCC
C-3' (配列番号:14) プライマー2 リバース: 5'-ACT GTG CTT CCT GAC CCA TGG CAG AAG CGC CTT C-
3' (配列番号:15) プライマー3 リバース: 5'-CCT TCT AGA GTC AAC TCT AGA TGT GGA CTT AGA G
−3' (配列番号:16)
り、少なくとも15kb長の産物を合成することができる。
ヌクレアーゼ- 活性が増加したポリメラーゼ変異体によって置換されうる 国際公開第97/35988号パンフレットまたはGene(1997)204 (1-2 )、153-8
においてニーハウス(Niehaus F.)、フレイ(Frey B.) およびアントラニキャン(A
ntranikian G.)に記載された、チロシンがアスパラギンに置換された385 位のア
ミノ酸置換を有するサーモコッカス アグレガンス(Thermococcuss aggregans)(
Tag)由来のDNA ポリメラーゼ(刊行物と欧州特許出願第00105 155.6 号明細書と
してベールケ(Boehlke)らが提出した)は、野生型DNA ポリメラーゼのわずか6.
4%のポリメラーゼ活性であるが、205%のエキソヌクレアーゼ活性を示す。本酵素
が、発明がエキソヌクレアーゼIII 型酵素に限定されるものではなく、3'エキソ
ヌクレアーゼ活性に寄与する他の型の酵素を含むことを証明するために使われた
。
データは、Taq ポリメラーゼが4.8kb の断片を増幅できるが、低い収量であるこ
とを示す。Taq ポリメラーゼとTag ポリメラーゼ変異体またはAfu Exo III との
組み合わせは、産物収量の強い増加をもたらす。Tag ポリメラーゼ変異酵素それ
自体では、本産物を合成できない。 類似した結果が、9.3kb 系で得られた。Taq ポリメラーゼだけを用いると、産物
が検出できない。Tag ポリメラーゼ変異体またはAfu Exo III との組み合わせに
より、期待されるPCR 産物が、高収率で得られる。
を増幅できず、PCR 増幅の長さの限界がミスマッチ塩基対の取り込みの部位にお
ける低い効率の伸長に起因するバーンズの仮説 (バーンズ(Barnes, W. M.)(1994
) Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 91:2216-2220)を支持することを示す。プライ
マー末端でのミスマッチヌクレオチドの除去の後、Taq ポリメラーゼは、DNA 合
成を再び行ないうる。全長産物としての完全な核酸鎖は、ついで、つづくサイク
ルにおけるプライマー結合のために鋳型として働きうる。
有するExpand HiFi PCR 緩衝液50μl 容量で、反応を行ない、65℃で0 、1 、2
、3 、4 および5 時間インキュベートした。10μl のプロテイナーゼK 溶液(20
mg/ml )の添加後、試料を37℃で20分インキュベートした。反応生成物を、エチ
ジウムブロミド含有3.5%アガロースゲル上で解析した。
とがわかる。Afu Exo III とともに5 時間までインキュベーション後に得られた
産物(レーン6 )は、対照(レーン1 、7 および8 )と同じサイズを有する。全
長オリゴヌクレオチドまたは分解産物由来のスミアのいずれの強度の有意な減少
も、観察できない。
III の比較 熱安定B-型ポリメラーゼが一本鎖および二本鎖ヌクレアーゼ活性 (コング (Ko
ng H.)ら、(1993) Journal Biol. Chem. 268:1965-1975 )を有することが報告
される。この活性は、鋳型または一本鎖にハイブリダイズするかどうかかかわら
ないプライマー分子を分解することができる。反応混合物における熱安定B-型ポ
リメラーゼの熱安定エキソヌクレアーゼへの置換は、反応混合物における一本鎖
プライマーまたは存在する他の核酸の安定に関して有利であるかもしれない。
1 時間インキュベートし、ついで、DNA を添加し、PCR を行なった。結果を、熱
安定B-型ポリメラーゼ (アンゲラー(Angerer B.) ら、国際公開第98/14590パン
フレット)の例としてTgo ポリメラーゼ含有反応物と比較した。対照として、同
じ混合物を、インキュベーション前以外に使用した。結果を、表2 にまとめる。
GTC CCA AGC AAT GGA TGA T-3 ' (配列番号: 18 )およびp53II 5'-TGG AAA C
TT TCC ACT TGA T-3 '(配列番号: 19 )を使用した。PCR 反応を、50μl の容
量で行なった。 反応番号 1〜10は、200ng のヒトゲノムDNA 、40pmole の各プライマー、10mM T
ris-HCl 、pH 8.5、17.5mM(NH4)2SO4、1.25mM MgCl2、0.5% Tween、2.5% DMSO
、250 μg/ml BSAおよび1 単位のTgo ポリメラーゼ(反応番号1 、3 、5 、7 お
よび9 )または1.5 単位のTgo ポリメラーゼ(反応番号2 、4 、6 、8 および10
)および200 μM dNTPs を含んだ。 反応番号11〜16は、2.5 単位Taq ポリメラーゼ、Mg++を含むExpand HiFi 緩衝液
、40pmole のプライマー、200 μM dNTPs 、100ng ヒトゲノムDNA を含んだ。反
応番号12および15は、37.5ngのAfu Exo III を含み、反応番号13および16は、75
ngのAfu Exo III を含んだ。
非存在下に、72℃で1 時間インキュベートした。PCR を開始する前に、鋳型DN
Aを添加した。反応5 、6 、9 および10を、ヌクレオチドの非存在下にプレイン
キュベートし、反応9 および10に、プレインキュベーションステップ後、さらに
40pmole のプライマーを補った。Taq ポリメラーゼの5'- エキソヌクレアーゼ活
性のため、プレインキュベーション後、酵素を反応11〜13に添加した。
(図12)。
ベート (反応1 、2 、5 および6)し、プレインキュベーションなしの対応の反応
(3、4 、7 および8)と比較した場合、明らかな違いが観察された。プレインキュ
ベーションは、少なくとも1 つの必須成分、恐らく、PCR プライマーに明らかに
影響を及ぼす強く減少したPCR 産物をもたらす。プレインキュベーションステッ
プ後の40pmole のPCR プライマーの特別な添加(反応9 および10)は、プレイン
キュベートされなかった対照反応に匹敵する強度で、強いシグナルをもたらす。
これは、dNTPs が存在するかどうかに関係なく、熱安定B-型ポリメラーゼである
Tgo ポリメラーゼが、鋳型の非存在下に、PCR プライマーを分解することを示す
。
とともに、プライマーがプレインキュベートされた反応12および13で得られたPC
R 産物は、プレインキュベーションステップを用いない反応15および16で得られ
たものと同様のバンドを与えた。類似した強いバンド強度から、プライマーの分
解がほとんど生じないか、あるいは全く生じず、一本鎖オリゴヌクレオチドがAf
u エキソヌクレアーゼIII のための不十分な基質であると結論されるうる。PCR
産物の強いバンド強度または収量の増加から、酵素が増幅プロセスにおける忠実
度を促進すると結論されうる。
ポリメラーゼをコードする遺伝子のDNA配列および推定アミノ酸配列。
スの組換えエキソヌクレアーゼIIIの熱変性に対する耐性。 レーン1:50℃でのインキュベーション レーン2:60℃でのインキュベーション レーン3:70℃でのインキュベーション レーン4:80℃でのインキュベーション レーン5:90℃でのインキュベーション レーン6:AfuエキソヌクレアーゼIIIをコードする遺伝子で形質転換さ
れていない大腸菌宿主細胞抽出物 レーン7:大腸菌のエキソヌクレアーゼ レーン8:分子量マーカー
ゼIIIのエキソヌクレアーゼ活性。 レーン1:10ユニットの大腸菌エキソヌクレアーゼIII、37℃でのイン
キュベーション レーン2:50ngのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキュ
ベーション レーン3:100ngのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキ
ュベーション レーン4:150ngのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキ
ュベーション レーン5:100ngのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキ
ュベーション レーン6:200ngのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキ
ュベーション レーン7:300ngのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキ
ュベーション レーン8:250ngのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキ
ュベーション レーン9:750ngのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキ
ュベーション レーン10:1μgのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキュ
ベーション レーン11:500ngのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのイン
キュベーション レーン12:1μgのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキュ
ベーション レーン13:1.5μgのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのイン
キュベーション レーン14:1.5μgのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのイン
キュベーション レーン15:3μgのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのインキュ
ベーション レーン16:4.5μgのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのイン
キュベーション レーン17:7.6μgのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのイン
キュベーション レーン18:15.2μgのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのイ
ンキュベーション レーン19:22.8μgのAfuエキソヌクレアーゼIII、72℃でのイ
ンキュベーション レーン20:エキソヌクレアーゼ添加せず
05) レーン2:G:Aミスマッチしたプライマー、TaqDNAポリメラーゼでの
増幅 レーン3:レーン2と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン4:G:Aミスマッチしたプライマー、エキスパンドHiFiPCRシ
ステムでの増幅 レーン5:レーン4と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン6:G:Aミスマッチしたプライマー、Taqポリメラーゼ/Afuエ
キソヌクレアーゼIIIでの増幅 レーン7:レーン6と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン8:G:Aミスマッチしたプライマー、TgoDNAポリメラーゼで増
幅 レーン9:レーン8と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン10:G:Tミスマッチしたプライマー、TaqDNAポリメラーゼで
増幅 レーン11:レーン10と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン12:G:Tミスマッチしたプライマー、エキスパンドHiFiPCR
システムでの増幅 レーン13:レーン12と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン14:G:Tミスマッチしたプライマー、Taqポリメラーゼ/Afu
エキソヌクレアーゼIIIでの増幅 レーン15:レーン14と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン16:G:Tミスマッチしたプライマー、TgoDNAポリメラーゼで
の増幅 レーン17:レーン16と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン18:DNA分子量マーカーV レーン19: DNA分子量マーカーV レーン20:G:Cミスマッチしたプライマー、TaqDNAポリメラーゼで
の増幅 レーン21:レーン20と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン22:G:Cミスマッチしたプライマー、エキスパンドHiFiPCR
システムでの増幅 レーン23:レーン22と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン24:G:Cミスマッチしたプライマー、Taqポリメラーゼ/Afu
エキソヌクレアーゼIIIでの増幅 レーン25:レーン24と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン26:G:Cミスマッチしたプライマー、TgoDNAポリメラーゼで
の増幅 レーン27:レーン26と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン28:CG:ATミスマッチしたプライマー、TaqDNAポリメラー
ゼ レーン29:レーン28と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン30:CG:ATミスマッチしたプライマー、エキスパンドHiFiP
CRシステム レーン31:レーン2と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン32:CG:ATミスマッチしたプライマー、Taqポリメラーゼ/A
fuエキソヌクレアーゼIII レーン33:レーン2と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン34:CG:ATミスマッチしたプライマー、TgoDNAポリメラー
ゼでの増幅 レーン35:レーン2と同一であるが、続いてBsiEIで切断した レーン36:DNA分子量マーカーV
IIIによる忠実度の改善。 青色:白色コロニーの比率を、ブロットし、TaqDNAポリメラーゼおよび
AfuエキソヌクレアーゼIIIの種々の混合物(125ng、175ng、2
50ng、375ngおよび500ngのAfuエキソヌクレアーゼIII、そ
れぞれと混合した2.5ユニットのTaqDNAポリメラーゼに相当する、Ta
q/Exo1:30、Taq/Exo1:20、Taq/Exo1:15、Ta
q/Exo1:12,5、Taq/Exo1:10)を、TaqDNAポリメラ
ーゼ(Taq)、エキスパンドHiFiPCRシステム(HiFi)およびPw
oDNAポリメラーゼ(Pwo)と比較して試験した。
ーゼIII混合物によるdUTPの取り込み。 レーン1:DNA分子量マーカーXIV(ロシュ モレキュラー バイオケミ
カルズ No.1721933) レーン2:2.5ユニットTaq DNAポリメラーゼでの増幅 レーン3:2.5ユニットTaq DNAポリメラーゼおよび125ngのA
fuエキソヌクレアーゼIIIでの増幅 レーン4:2.5ユニットTaq DNAポリメラーゼおよび250ngのA
fuエキソヌクレアーゼIIIでの増幅 レーン5:2.5ユニットTaq DNAポリメラーゼおよび375ngのA
fuエキソヌクレアーゼIIIでの増幅 レーン6:2.5ユニットTaq DNAポリメラーゼおよび500ngのA
fuエキソヌクレアーゼIIIでの増幅
むdUTPの分解。 レーン1:DNA分子量マーカーXIV(ロシュ モレキュラー バイオケミ
カルズ No.1721933) レーン2:Taq DNAポリメラーゼおよび125ngのAfuエキソヌク
レアーゼIIIで得られた1μlの増幅産物ならびにその後UNGおよび熱処理
。 レーン3:Taq DNAポリメラーゼおよび125ngのAfuエキソヌク
レアーゼIIIで得られた2μlの増幅産物ならびにその後UNGおよび熱処理
。 レーン4:Taq DNAポリメラーゼおよび125ngのAfuエキソヌク
レアーゼIIIで得られた3μlの増幅産物ならびにその後UNGおよび熱処理
。 レーン5:Taq DNAポリメラーゼおよび125ngのAfuエキソヌク
レアーゼIIIで得られた4μlの増幅産物ならびにその後UNGおよび熱処理
。 レーン6:Taq DNAポリメラーゼおよび125ngのAfuエキソヌク
レアーゼIIIで得られた5μlの増幅産物ならびにその後UNGおよび熱処理
。 レーン7:Taq DNAポリメラーゼおよび125ngのAfuエキソヌク
レアーゼIIIで得られた5μlの増幅産物、その後UNGなし熱処理なし。 レーン8:Taq DNAポリメラーゼおよび125ngのAfuエキソヌク
レアーゼIIIで得られた5μlの増幅産物、その後UNGなし熱処理あり。 レーン9:DNA分子量マーカーXIV(ロシュ モレキュラー バイオケミ
カルズ No.1721933)
に記載されるようにヒトゲノムDNAに関してTaq DNAポリメラーゼ/A
fuエキソヌクレアーゼIII混合物を解析した。 レーン1:Taq/Exo III混合物と9,3kb tPAフラグメント レーン2:Taq−Pol.と9,3kb tPAフラグメント レーン3:Taq/Exo III混合物と12kb tPAフラグメント レーン4:Taq−Pol.と12kb tPAフラグメント レーン5:Taq/Exo III混合物と15kb tPAフラグメント レーン6:Taq−Pol.と15kb tPAフラグメント
した3’−エキソヌクレアーゼ活性を有するポリメラーゼ変異体により、熱安定
エキソヌクレアーゼIIIを置換できる。 レーン1:分子量マーカー レーン2:反応1、Taqポリメラーゼ、4.8kbフラグメント レーン3:反応2、Taqポリメラーゼ+Tagポリメラーゼ変異体、4.8
kbフラグメント レーン4:反応3、Taqポリメラーゼなし、Tagポリメラーゼ変異体、4
.8kbフラグメント レーン5:反応4、Taqポリメラーゼ+Afu ExoIII、4.8kb
フラグメント レーン6:反応5、Taqポリメラーゼ、9.3kbフラグメント レーン7:反応6、Taqポリメラーゼ+Tagポリメラーゼ変異体、9.3
kbフラグメント レーン8:反応7、Taqポリメラーゼなし、Tagポリメラーゼ変異体、9
.3kbフラグメント レーン9:反応8、Taqポリメラーゼ+Afu ExoIII、9.3kb
フラグメント レーン10:分子量マーカー
本鎖DNA上では活性でない。 レーン1:Afu Exo III、インキュベーョンなし レーン2:Afu Exo III、65℃で1時間 レーン3:Afu Exo III、65℃で2時間 レーン4:Afu Exo III、65℃で3時間 レーン5:Afu Exo III、65℃で4時間 レーン6::Afu Exo III、65℃で5時間 レーン7:酵素なしの反応緩衝液、インキュベーションなし レーン8:酵素なしの反応緩衝液、65℃で5時間 レーン9:分子量マーカー
ゼIIIの熱安定B型ポリメラーゼとの比較。 レーン1:分子量マーカー レーン2:1u Tgo プレインキュベート(反応1) レーン3:1.5u Tgo、プレインキュベート(反応2) レーン4:1u Tgo、プレインキュベートなし(反応3) レーン5:1.5u Tgo、プレインキュベートなし(反応4) レーン6:1u Tgo、dNTPs非存在下でプレインキュベート(反応5
) レーン7:1.5u Tgo、dNTPs非存在下でプレインキュベート(反
応6) レーン8:1u Tgo、dNTPs非存在下でプレインキュベートなし(反
応7) レーン9:1.5u Tgo、dNTPs非存在下でプレインキュベートなし
(反応8) レーン10:1u Tgo、dNTPs非存在下で、追加のプライマーを補足
してプレインキュベート(反応9) レーン11:1.5u Tgo、dNTPs非存在下で、追加のプライマーを
補足してプレインキュベート(反応10) レーン12:Taqポリメラーゼ、プレインキュベート(反応11) レーン13:Taq+37,5ng Afu Exo III、プレインキュ
ベート(反応12) レーン14:Taq+75ng Afu Exo III、プレインキュベー
ト(反応13) レーン15:Taqポリメラーゼ、プレインキュベートなし(反応14) レーン16:Taq+37,5ng Afu Exo III、プレインキュ
ベートなし(反応15) レーン17:Taq+75ng Afu Exo III、プレインキュベー
トなし(反応16) レーン18:分子量マーカー
Claims (18)
- 【請求項1】 ポリメラーゼ活性を示す第2の酵素に添加された場合に増幅
プロセスの忠実度を増大する、3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本質的
にDNAポリメラーゼ活性を示さない熱安定酵素。 - 【請求項2】 アーケオグロブス・フルギダスから得られうる請求項1記載
の熱安定酵素。 - 【請求項3】 プルーフリーディング酵素としてポリメラーゼ活性を示す第
2の酵素と協力しうる、請求項1または2記載の熱安定酵素。 - 【請求項4】 DNAポリメラーゼ活性の減少を示す、請求項1、2または
3記載の熱安定酵素。 - 【請求項5】 3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本質的にDNAポ
リメラーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素およびDNAポリメラーゼ活性を示
す第2の酵素を含有してなる組成物であって、第2の酵素単独の使用と比較して
該組成物の使用により増幅プロセスの忠実度が増大される、組成物。 - 【請求項6】 第2の酵素がプルーフリーディング活性を欠失している、請
求項5記載の組成物。 - 【請求項7】 第2の酵素がTaqポリメラーゼである、請求項5または6
記載の組成物。 - 【請求項8】 請求項6または7記載の組成物を用いるDNAの調製または
増幅する方法。 - 【請求項9】 成熟前に終結した鎖が、3’から5’への分解によりトリミ
ングされる、請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 プライマーまたは伸長する鎖のミスマッチした末端が除去
される、請求項8または9記載の方法。 - 【請求項11】 TTPのかわりにdUTPが反応混合物中に存在する、請
求項8〜10いずれかに記載の方法。 - 【請求項12】 UNGが、混入核酸の分解に使用される、請求項11記載
の方法。 - 【請求項13】 − 3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本質的にD
NAポリメラーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素と − DNAポリメラーゼ活性を示す第2の酵素と の混合物が、3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本質的にDNAポリメラ
ーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素の非存在下で、DNAポリメラーゼ活性を
示す第2の酵素により産生されるPCR産物と比較してより低いエラー率を有す
るPCR産物を産生する、請求項8〜12いずれかに記載の方法。 - 【請求項14】 3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本質的にDNA
ポリメラーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素とDNAポリメラーゼ活性を示す
第2の酵素との混合物が、3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本質的にD
NAポリメラーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素の非存在下で、DNAポリメ
ラーゼ活性を示す第2の酵素により産生されるPCR産物と比較してより長いP
CR産物を産生する、請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 3’−エキソヌクレアーゼ活性を示すが、本質的にDNA
ポリメラーゼ活性を示さない第1の熱安定酵素が、大腸菌に由来するエキソヌク
レアーゼIIIに関連するが、熱安定である、請求項8〜14いずれかに記載の
方法。 - 【請求項16】 平滑末端を有するPCR産物が得られる、請求項8〜15
いずれかに記載の方法。 - 【請求項17】 直鎖状の一本鎖DNAに対して活性を有さないか、無視で
きる程度の活性のみを有する、3’−エキソヌクレアーゼ活性を示す熱安定酵素
を用いるDNAの増幅方法。 - 【請求項18】 請求項1〜4いずれかに記載の酵素が使用される請求項1
7記載の方法。
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