JP2003509943A - 並列ターボ符号化の実装 - Google Patents

並列ターボ符号化の実装

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Abstract

(57)【要約】 処理速度が向上されたターボ符号器ブロックを実現するために、並列度nの並列化を実行する。結果として、並列化されたそれぞれのターボ符号器ブロックは、入力信号I(t)のn個のサンプルI(t-1),...,I(t-n)を並列化sれたターボ符号器ブロックに格納する格納部(I0,...,I7)と、並列化ターボ符号器ブロックの少なくとも1つの出力信号Qj(t),j=1,...,Mのn個のサンプルQj(t),...,Qj(t-(n-1))を格納する少なくとも1つの格納部(Q0,...,Q7)を備える。さらに、並列化されたターボ符号器ブロックは、n個の遅延ユニットX、・・・、Xの列を備え、列の少なくとも2つの遅延ユニットX、・・・、Xが、入力信号I(t)のn個のサンプルI(t-1),...,I(t-n)のサブセットを直接受け、並列化ターボ符号器ブロックの少なくとも1つの遅延ユニットの出力信号が、並列化ターボ符号器ブロックの少なくとも2つの遅延ユニットへ供給されるように、入力信号I(t)のn個のサンプルの並列処理に適応されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [発明の属する技術分野] 本発明は、ターボ符号器の実装に関連する。より詳細には、本発明はターボ符
号器の実装の並列化に関連する。
【0002】 [従来の技術] 電気通信システムの送信機のベースバンド部は大抵の場合、送信ビットの汎用
エンコーダを他のパーツと共に含むものである。エンコーダは、冗長な情報を到
来したビットサイズkのデータストリームに追加するものである。これにより、
ビット数は符号化レートrに基づき係数1/r倍で増加する。現在、符号化レー
ト1/2及び1/3が公に利用されているが、他のレートも同様に利用すること
ができる。従って、符号化されていないKビットの各ブロックについて、上記エ
ンコーダはK/r符号化ビットのブロックを出力する。
【0003】 電気通信システムにおけるデータストリームの受信側では、いくつかのビット
がエアインタフェースでの送信において破壊されている場合でも、オリジナルデ
ータストリームが受信機の符号化されたデータブロックから再計算される。
【0004】 最近は、通信データの送信におけるエラー制御のためにターボ符号器が導入さ
れている。一般には、ターボ符号化は、送信に先立ち同一情報シーケンスの異な
るインタリーブバージョンに2以上のコンポーネント符号を適用することを含む
。公知技術としてのターボ符号化には、たとえば、Berrou等の”Turbo-codes(
ターボ符号)”IEEE International Communication Conference,pp.1064-1070,M
ay 1993やSklarの"A Primer on Turbo Code Concepts(ターボ符号概念入門)",
IEEE Communications Magazine,pp.94-102,December 1997,があり、ここで与え
られるであろうさらなる詳細や、上記文献はここにおいて引用により記載に代え
るものである。
【0005】 図8はターボ符号器の一例を示す。図8に示すように、ターボ符号器は、同一
構成の2つのターボ符号器ブロックTCB1とTCB2から構成される。2つの
ターボ符号器ブロックの相違は、一方が入力ブロックのビットを順序不変で受信
し、他方がインタリーブされた順序で入力ビットを受信することである。各入力
ビットについて、出力0,1,2のそれぞれにおいて3出力ビットが生成される
【0006】 図8に示すように、ターボ符号器ブロックTCB1は第1のXORゲート10
0を入力段に備え、第2のXORゲート102を出力段に備える。その間におい
て、3つの遅延ユニット104から108が存在し、各入力ビットを遅延させる
。同様に、ターボ符号器ブロックTCB2は、第3のXORゲート110を入力
段に、第4のXORゲート112を出力段に備える。その間において、3つの遅
延ユニット114から118が存在し、各入力ビットを遅延させる。
【0007】 さらに図8に示されるように、ターボ符号器への入力信号は、ターボ符号器ブ
ロック1へ直接供給され、その一方で、入力信号はインタリーバ120を介して
、第2のターボ符号器ブロックTCB2へ供給される。出力0については、入力
信号がそのまま何の修正もされずに転送される。
【0008】 図8に示すターボ符号器のためのパラメータは、各ターボ符号器ブロックにお
ける遅延ユニットの番号であり、さらに、異なるXORゲート100,102,
110及び112への入力信号の供給を示すものである。
【0009】 図8に示すターボ符号器を端的に実現するには、入力及び出力レジスタ(図8
には不図示)と同様に、ターボ符号化がビットワイズ手法(bitwise manner)で
実行されるように、遅延ユニットを利用することになる。ここでは、遅延ユニッ
トの出力がそれ以前のクロックサイクルにおける入力を表すように、すべての遅
延ユニットが同一システムクロックで動作する。
【0010】 遅延ユニットをシリアルに利用してターボ符号器を端的に実現することにより
、多くのレジスタやXORゲートを必要としない一方で、その主な不利益は、タ
ーボ符号化がシリアルに実行されることにある。このことは、システムクロック
の1サイクルで1ビットしか符号化されないことを意味する。結果として、高ビ
ットレートを必要とする場合には、システムクロック周波数は非常に高いものと
なってしまう。
【0011】 もし、たとえば1200チャネルが符号化されるとして、それぞれが1ミリ秒
に100ビットを有する音声チャネルに関連するならば、必要なシステムクロッ
ク周波数は120Mhzである。
【0012】 このように、たとえばASICやFPGA技術を利用して上述のターボ符号器
を実現することは非常に困難である。
【0013】 専用ターボ符号器を各チャネルに備えることは一つの解決策である一方で、異
なるチャネルは依然として並列に符号化されなければならないので、入力及び出
力のビットストリームの複雑なハンドリングが要求される。このためには、正し
い入力を正しい時間に正しいターボ符号器に供給するための非常に複雑な制御ロ
ジックが導入されることになる。さらに、異なるターボ符号器の出力の扱いもま
た、同様に複雑になるであろう。
【0014】 [発明の概要] 上記の観点から、本発明の目的はターボ符号器ブロックの処理速度を向上させ
ることにある。
【0015】 本発明によれば、この目的はターボ符号器の並列化(parallel realization)
によって達成される。
【0016】 これまで、ターボ符号器ブロックの構造は、ターボ符号器ブロックの並列化の
ための基礎をなす汎用形式の表現で記載されていた。
【0017】 特に、ターボ符号器ブロックへの入力サンプルは、並列度を表すnを用いて、n
次元の並列入力ベクトルの要素として変換される。
【0018】 ターボ符号器ブロックの汎用形式の表現は、この並列入力ベクトルの、少なく
とも1の並列出力ベクトルへのマッピングを導くために利用される。
【0019】 より詳細には、内部状態変数置換処理(internal state variable substituti
on process)が、汎用形式表現における各内部状態変数に適用される。ここで、
内部状態変数の表現は、それ以前に決定された時間インデックスが置換された内
部状態変数の表現を利用した後方時間インデックス遷移の実行を通して置換され
た最大時間インデックス要素についてスキャンされる。これらの置換ステップは
、各内部状態変数の表現が入力ベクトル要素及び並列化の度合いにより遅延する
ターボ符号器の内部状態変数の値にのみ依存するまで繰り返される。
【0020】 さらに、置換処理は各並列出力ベクトルの各要素について同様に実行される。
再度、各出力ベクトル内の各ベクトル要素の表現は、最大時間インデックスを有
する内部状態変数についてスキャンされ、ベクトル要素の表現における後方時間
インデックス遷移の決定が、各ベクトル要素の表現が入力ベクトル要素及び並列
化の度合いにより遅延するターボ符号器の内部状態変数の値にのみ依存するまで
再帰的行われる。
【0021】 それゆえに、本発明は、処理速度を向上させるために、多くのシリアルターボ
符号器の代わりに唯一の並列化ターボ符号器ブロックのみを必要とするような、
ターボ符号器ブロックの並列化を提案する。これは、複数のターボ符号器ブロッ
クに必要な複雑な入力及び出力制御を不要とする決定的な利益をもたらすもので
ある。
【0022】 たとえば、4ビット並列ターボ符号器ブロックでは、上記の例におけるシステ
ムクロック周波数は30Mhzの範囲になるので、FPGAやASIC技術を利
用して簡単に実現することができる。ゆえに、並列化されたターボ符号器ブロッ
ク及びそこから導き出されるターボ符号器は、FPGA又はASIC技術ベース
の実装を利用するための所定のスペックに見合う並列度に応じて、シリアルター
ボ符号器を越える高速度化を達成できる。このように、並列化されたターボ符号
器ブロックは、異なるチャネルを同時に複雑にハンドリングする必要もなく、ベ
ースバンド部における低処理遅延を実現する複雑な電気通信システムの基礎を形
成するものである。
【0023】 さらに、並列化されたターボ符号器ブロック及び上記ターボ符号器は、シリア
ルターボ符号器と比較して、論理ゲート及びレジスタの追加余剰が最小限ですむ
【0024】 また、ターボ符号器の前及びその後に続く処理ブロックもまた並列処理手法を
サポートする場合は、シリアルターボ符号器及び(パラレルツーシリアル又はそ
の逆の)付加的コンバータを備えるエンコーダブロックに比べて、エンコーダブ
ロック全体として完全な符号化ブロックが必要とするロジック及びレジスタはよ
り少なくなる。
【0025】 本発明の好適な実施形態によれば、コンピュータ上で走らせる場合に、本発明
の並列化方法に対応するステップを実行するソフトウェアコード部を備えるコン
ピュータの内部メモリに直接ロード可能なコンピュータプログラム製品をも提供
される。より好ましくは、ソフトウェアコード部は、VHDLタイプのものであ
る。
【0026】 それゆえに、開発サイクルが少なく、デザインをたとえばASICやFPGA
などの異なるハードウェア技術にマッピングする場合の高い柔軟性を有する並列
ターボ符号器設計の高速な開発及び修正の基礎を実現するものである。
【0027】 [好適な実施形態の説明] 以下において、本発明の好適な実施形態が図1乃至図7を参照して記載される
【0028】 特に、図1及び図2に示すようなターボ符号器ブロックの形式的な記載は、本
発明に対応した並列化方法の記載の基礎として与えられるであろう。
【0029】 図3を参照して、データ入力のタイムシーケンシャルストリームが、並列化さ
れたターボ符号器ブロックにおいて扱われるために、どのように並列入力ベクト
ルにマッピングされるかが記載されてもよい。また、この並列化されたターボ符
号器ブロックの並列出力ベクトルがデータ出力のタイムシーケンシャルストリー
ムにマッピングされるかが記載されてもよい。
【0030】 これに続いて、本発明に対応した並列化方法を利用するターボ符号器ブロック
の並列化を実現するための異なる例は、図4から図7を参照して記載される。
【0031】 [1.シリアル型のターボ符号器ブロック、汎用記載] 図1は、シリアル型のターボ符号器ブロックのブロック線図である。
【0032】 図1に示すように、ターボ符号器ブロックは、N個の遅延ユニット、X,X ,・・・Xを、たとえばフリップフロップ等で備える。遅延ユニットX
,・・・Xの出力信号は、それぞれX(t),X(t),・・・X(t)と
し、ここでtは、正数の時間を表す指数である。第1の遅延ユニットXの入力
には、入力XORゲート12が提供され、最後の遅延ユニットXの出力には、
出力XORゲート14が提供される。
【0033】 図1に示すように、入力信号I(t)は入力遅延ユニット16を介して供給され
、出力XORゲート14の出力信号は、出力遅延ユニット18を介して転送され
る。
【0034】 また、図1を参照すると、出力信号X(t),X(t),・・・X(t)は、接
続α、α,・・・、αを介して入力XORゲート12に提供される。また
、遅延ユニットに対する入力信号は、接続β、β,・・・、βN−1を介し
て出力XORゲート14へ提供される。さらに、遅延ユニットXの出力は、接
続βを介して出力XORゲート14へ供給される。
【0035】 形式的に0又は1の値を、接続α、α,・・・、αのそれぞれ、さらに
接続β、β,・・・、βN−1のそれぞれに割り当てると、N個の遅延ユニ
ットを有するどんなシリアルターボ符号器ブロックも、以下の式に従って記載す
ることができる。
【0036】
【0037】 図2に示すように、単一出力を有するターボ符号器ブロックについて上記のよ
うに与えられる一般的な表現は、シリアル型で複数の出力を有するターボ符号器
ブロックについて一般化されてもよい。
【0038】 図1のように、図2もまた、遅延ユニットX,X,・・・Xについて、
その出力が、それぞれX(t),X(t),・・・X(t)である。遅延ユニット
,X,・・・Xのそれぞれの出力信号X(t),X(t),・・・X(t
)は、図1においてすでに記載されているように、接続α、α,・・・、α
を介して入力XORゲート12に提供される。また、入力データストリームは
、入力遅延ユニット16を介して入力XORゲート12に提供される。
【0039】 図2に記載のシリアルターボ符号器ブロックは、複数の出力Q(t),・・・
、Q(t)が与えられる点で、上記のターボ符号器ブロックとは異なる。図2に
示されるように、各出力について、関連する出力XORゲート14−1、・・・
・、14−Mが存在する。そのような出力XORゲート14−1、・・・・、1
4−Mのそれぞれにおいて、関連する出力遅延ユニット18−1、・・・・、1
8−Mが接続されている。
【0040】 図2にさらに示されているように、遅延ユニットX,X,・・・Xへの
各入力は、第1の出力XORゲート14−1へ、接続β1,0、β1,1,・・・、β 1,N-1 を介して供給され、さらに、第2の出力XORゲート14−2へも、接続
β2,0、β2,1,・・・、β2,N-1を介して供給され、以下同様に続く。さらに、
最終の遅延ユニットXの出力は、接続β1,Nを介して、第1の出力XORゲー
ト14−1へ供給され、接続β1,Nを介して、第1の出力XORゲート14−1
へ供給され、接続β2,Nを介して、第2の出力XORゲート14−2へ供給され
、以下同様に続く。最後に、各出力XORゲートの出力信号が、ターボ符号器ブ
ロック出力信号Q(t),・・・、Q(t)を導くために遅延される。
【0041】 図2のターボ符号器ブロックの形式的な表現は、複数の出力Q(t),・・・
、Q(t)について関連する出力表現が以下のように一般化される点で、上記の
ターボ符号器ブロックとは異なる。
【0042】
【0043】 上記の1以上の出力を有するシリアル型のターボ符号器ブロックの形式表現は
、本発明に対応する並列化方法の表現の基礎となるであろう。
【0044】 しかしながら、以下に本発明に対応する並列化方法を記載する前に、まず、シ
リアルデータ入力ストリームの並列入力ベクトルへのマッピングと、並列出力ベ
クトルをシリアルデータ出力ストリームへマッピングし直すことについて、図3
を参照して説明する。
【0045】 [2.n次の並列型ターボ符号器ブロック] 図3の左側上部において、シリアルデータ入力ストリームに対応するタイムシ
ーケンスが示されている。同様に、図3の右側上部には、シリアル出力ストリー
ムに対応する時間シーケンスが示されている。
【0046】 図3に示すように、並列入力ベクトルI0,I1,In-1は、データ入力値I(t-1)
、I(t-2)、・・・、I(t-n)の系列から以下のように導き出されてもよい。
【0047】 I(t-1)=I0(p-1) I(t-2)=I1(p-1) ・ ・ ・ ・ I(t-n)=In-1(p-1) シリアルデータ入力ストリームから導き出された図3に示す並列入力ベクトル
が、以下に記載する並列ターボ符号器ブロックにおいて処理されるとすると、あ
るものは並列出力ベクトルQj0、・・・、Qjn-1に到達する。
【0048】 図3に示すように、この並列出力ベクトルは、シリアルデータ出力ストリーム
j(t),・・・、Qj(t-(n-1))へマッピングし直されてもよい。
【0049】 Qj(t)= Qj0(p) Qj(t-1)= Qj1(p) ・ ・ ・ Qj(t-(n-1))=Qjn-1(p) jε[1,...,M]
【0050】 [2.1 並列化の一般的なアウトライン] 本発明によれば、異なる時間スケールがシリアルドメイン及びパラレルドメイ
ンにおいて利用される。言い換えれば、シリアルタイムドメインにおけるn個の
シリアルデータ入力のセットが、並列タイムドメインpにおける1クロックサイ
クルで並列に処理される並列入力ベクトルに対応する。
【0051】 故に、結果としての並列システムクロックは、同量のデータを処理する場合に
想定されるシリアルシステムクロックよりもn倍遅くなる。それゆえに、シリア
ル時間表現(t−1)は、並列時間表現(p−1)と置き換えられてもよく、n
個のシリアル時間入力のシーケンスは、1並列クロックサイクル前の(p−1)
、単一並列入力ベクトルとして書き換えられる。同様に、出力の系列も現在の並
列サイクル(p)についての並列出力ベクトルとして書き換えられる。
【0052】 図1及び図2に応じたターボ符号器ブロックの一般的表現及び、さらに、シリ
アルデータ入力ストリームの並列入力ベクトルへのマッピング、及び並列出力ベ
クトルのシリアル出力データストリームへの逆マッピングを利用するので、本発
明のアプローチは、n個のシリアルデータ入力アイテムを有する並列入力ベクト
ルの、並列化されたターボ符号器ブロックへの供給、及び、それぞれがn個の出
力データアイテムを備えるM個の出力ベクトルの計算に依拠する。
【0053】 出力ベクトルのn個の要素は、シリアルターボ符号器ブロックのnシステムク
ロック前における(並列化されたターボ符号器ブロックにおける1サイクルに対
応する)内部遅延ユニットX,・・・Xの値と、さらには、並列入力ベクト
ルにおいてこのnサイクルにおいて加算されたすべての入力データアイテムにの
み依存する。
【0054】 以下に記載するように、本発明のアプローチは、並列出力ベクトルの出力要素
と、並列ターボ符号器ブロックの内部遅延ユニットの次の並列サイクルについて
の、並列ターボ符号器ブロックの内部遅延ユニットの出力値と以前の並列サイク
ルの並列入力ベクトルに依存した出力値を表す等式の決定に依存している。
【0055】 シリアル表現(たとえば、式(1.Q))を参照すると、時間tにおけるシリアル
型のターボ符号器ブロックの各出力値は、遅延ユニットX,・・・、Xの時
間t−1における出力値及び時間t−1における入力データアイテムから計算さ
れる。
【0056】 内部遅延ユニットのすべての出力値を、シリアル実装における1システムクロ
ックサイクル前における値で置換し、この置換ステップをnシリアルシステムク
ロックサイクル前の出力値のみが残るまで繰り返すことにより、nシリアルサイ
クル又は同等な1並列サイクルについての出力結果の並列計算式が導出される。
【0057】 言い換えれば、これらの等式は、nシリアルクロックサイクルが1パラレルク
ロックサイクルを表すので、並列化されたターボ符号器ブロックの基礎を形成す
る。
【0058】 [2.2 第1の内部状態についての後方時間インデックス置換] 上述の再帰的置換処理の準備において、第1の遅延ユニットXの出力を以下
のように表現することができる。
【0059】
【0060】 これは、シリアルクロックサイクルt−1,・・・、t−(n−1)の内部状
態を表現するために、以下において第1の内部状態と呼ばれる。
【0061】
【0062】 [2.3 更なる内部状態(i=2,...,N)についての後方時間インデックス置
換] 付随する遅延ユニットX,・・・、Xの出力(式(1.x2),...,(1.xN)
参照)を以下のように表現することができる。 Xi(t)=Xi-1(t-1) シリアルクロックサイクルt−1,・・・、t−(n−1)の内部状態を表現
するために、これは更なる内部状態と呼ばれる。 Xi(t-1)=Xi-1(t-2) (2.xi.1) ・ ・ ・ Xi(t(n-1))=Xi-1(t-n) (2.xi.n-1)
【0063】 [2.4 出力ベクトル要素についての後方時間インデックス置換] さらに、ターボ符号器ブロックの少なくとも1の出力(式(1.Q)参照)につい
ての表現は、 シリアルクロックサイクルt−1,・・・、t−(n−1)についての、以下
の出力を表現するために利用されてもよい。
【0064】 [2.5 再帰的後方時間インデックス遷移ステップによる並列化] [2.5.1 目的] すでに上記において述べた本発明に対応する並列化処理の目的は、各並列出力
ベクトル(図2に示す出力1、・・・、Mごとに一つ)の要素を、nシリアルデ
ータ入力アイテム及び現在の並列サイクルよりも1並列サイクル(nシリアルサ
イクルに相当)前の内部状態の関数として表現することである。
【0065】 Qj(t-i)=f[I(t-1),...,I(t-n);x1(t-n),...,xN(t-n)] for iε[0,...,n-1] jε[1,...,M] ←→ Qji(p)=f[I0(p-1),...,In-1(p-1);x1(p-1),...,xN(p-1)] (2.Qi)
【0066】 [2.5.2 再帰的時間インデックス遷移ステップ] まず、この目的を実現するためにすべての内部状態が並列化される。すべての
内部状態X(t),X(t),・・・X(t)について、この内部状態の表現にお
いて使用される最大時間インデックスが、まず動作のシリアル表現に対応するt
−1にセットされる。
【0067】 全ての内部状態の表現が考慮され、上記の式(2)のうちの一つを利用して、
この現在の最大時間インデックスに先立つ時間インデックスに依存する同一の内
部状態を表現する形式により、それぞれが現在の最大時間インデックスに依存す
る内部状態変数を置換するように再帰的にスキャンされる。
【0068】 それゆえに、考慮された内部状態の表現は、現在の最大時間インデックスから
、これに先行する時間インデックスへの遷移を行なうことで修正される。この遷
移を以下では後方時間インデックス遷移と呼ぶ。後方時間インデックス遷移が、
現在の最大時間インデックスに依存する全ての内部状態変数実行されると、現在
の最大時間インデックスは1減少する。
【0069】 この処理の再帰的反復は、最大時間インデックスが、t-nになるまで継続され
る。この理由は、この点において、サイクルt(p)における考慮される内部状
態は、時間t−n(p−1)における内部状態及びシリアル入力データアイテム
I(t−1)、・・・、I(t−n)にのみ依存して記載されるからである。
【0070】 つぎに、再度、上述の後方時間インデックス遷移を内部状態について再帰的に
実行することにより、各出力ベクトルの全ての要素が並列化される。
【0071】 さらに、再帰的時間インデックス遷移ステップの途中段階における、現在の最
大時間インデックスの修正では、内部状態のそれぞれの表現及び出力ベクトルの
要素を、(a XOR a XOR b = b)の関係を利用することにより単純化することが
できる。言い換えれば、重複するターム(a XOR a)は、それぞれの表現におい
てキャンセルされる。
【0072】 図2に示すようなもっとも一般的な形式におけるシリアルターボ符号器ブロッ
クの再帰的並列化は、以下のようにまとめることができる。
【0073】 procedure recursive_parallelization(n)
【0074】 以下において、上記の並列化アプローチの適用について説明するために、この
並列化処理はより詳細に特定の例と関連して説明される。
【0075】 以下に示すように、各並列化ターボ符号器ブロックは、例えば、フリップフロ
ップI0,...,I7の第1のグループのような、入力信号I(t)のn個のサンプルI(t-
1),...,I(t-n)を並列化ターボ符号器ブロックにさらに供給するための格納部と
、例えば、フリップフロップQ0,...,Q7の第2のグループのような、並列化ターボ
符号器ブロックの少なくとも1つの出力信号Qj(t),j=1,...,Mのn個のサンプル
Qj(t),...,Qj(t-(n-1))を格納する少なくとも1つの格納部を備える。
【0076】 さらに、並列化ターボ符号器ブロックは、n個の遅延ユニットX、・・・、
の列(bank)を備え、当該列の少なくとも2つの遅延ユニットX、・・・
、Xが、入力信号I(t)のn個のサンプルI(t-1),...,I(t-n)のサブセットを
直接受け、並列化ターボ符号器ブロックの少なくとも1つの遅延ユニットX
・・・、Xの出力信号が、並列化ターボ符号器ブロックの少なくとも2つの遅
延ユニットへ供給されるように、入力信号I(t)のn個のサンプルの並列処理
に適応されている。
【0077】 図4は、図8に示すターボ符号化において利用される、シリアル型の特定のタ
ーボ符号器ブロックのブロック線図である。
【0078】 ここで、入力遅延ユニット16及び出力遅延ユニット18の提供は、シリアル
実装する場合の前提条件ではないが、並列化された場合に、図3に示すような入
力ベクトル及び出力ベクトルの要素を訂正するために必要である。
【0079】 図4に示すシリアルターボ符号器ブロックは、上記の式(1)に従い形式的表
現を利用してN=3,M=1、α=[α,α,α]=[0,1,1]、β=
[β,β,β,β]=[1,1,0,1]とすることにより簡単化してもよ
い。以下においては、いかにしてこのシリアルターボ符号器ブロックが、n=2
,4及び8ビットの並列ターボ符号器ブロックに並列化されるかを説明する。
【0080】 [3.1 例:N=3,M=1、α=[0,1,1]、β=[1,1,0,1]の場
合の2ビット並列ターボ符号化] 式(1)より、図4に示されるターボ符号器ブロックについての表現として、
以下を得ることができる。
【0081】
【0082】 2シリアル時間サイクルについての後方時間インデックス遷移が必要である。
【0083】
【0084】 図5は、この並列化処理の結果を示す。すなわち、図4に示すターボ符号器ブ
ロックを2ビット並列化した場合のブロック線図である。
【0085】 [3.2 例:N=3,M=1、α=[0,1,1]、β=[1,1,0,1]の場
合の4ビット並列ターボ符号化] 式(1)より、図4に示されるターボ符号器ブロックについての表現として、
以下を得ることができる。
【0086】
【0087】 4シリアル時間サイクルについての後方時間インデックス遷移が必要である。
【0088】
【0089】 図6は、この並列化処理の結果を示す。すなわち、図4に示すターボ符号器ブ
ロックを4ビット並列化した場合のブロック線図である。
【0090】 [3.3 例:N=3,M=1、α=[0,1,1]、β=[1,1,0,1]の場
合の8ビット並列ターボ符号化] 式(1)より、図4に示されるターボ符号器ブロックについての表現として、
以下を得ることができる。
【0091】
【0092】 8シリアル時間サイクルについての後方時間インデックス遷移が必要である。
【0093】
【0094】 図7A及び図7Bは、この並列化処理の結果を示す。すなわち、図4に示すタ
ーボ符号器ブロックを8ビット並列化した場合のブロック線図である。
【0095】 [4.VHDLコード] 上記のステップ・バイ・ステップの再帰的並列化は、異なる代替デザインを比
較するために論理合成ツールとともに利用することもできる。いかなる特定のシ
ステムにも制限することなく、ここでは、論理合成ツールを利用した論理回路の
設計例として、超高速ハードウェア記述言語VHDLを典型的な例として引用す
る。
【0096】 VHDLコードを利用して、ターボ符号器ブロックを並列化を実現することの
利点は、ASICやFPGAのような特定の技術に拘束されることなく、非常に
短時間で設計内容を認識できることである。
【0097】 このように、実際の技術はターボ符号器ブロック並列化結果を通して規定され
ないが、符号化のために論理合成ツールにより扱われるパラメータとして設定さ
れ、また、異なる設計オプションを比較するために簡単に変更することができる
【0098】 以下において、VHDLコードは、図5、図6及び図7に示す2、4及び8ビ
ット並列化ターボ符号器ブロックについてリストされる。VHDLコード言語の
使用は、技術として公然知られたものであり、上記の並列化結果との関係は自明
であるから、詳細についての説明はここでは行わない。
【0099】 END rtl;
【0100】 [5.ターボ符号化の実現] 本発明の背景となる技術についての上記記載は図8と関連して行われた一方で
、図8はまた、以下に記載するように本発明にも関連する。
【0101】 これまで記載した本発明のように、M個の出力を有するターボ符号器ブロック
の並列化について述べる。しかしながら、本発明によれば、完全なターボ符号化
の構成は、図8に示されるような並列化された2つのターボ符号器ブロックの例
示を必要とする(ここでは、両方のブロックにおいてM=1が想定される。)。
【0102】 あるターボ符号器ブロックは、図8における出力1を導くノーマルな入力デー
タストリームに関連し、他方は、出力2を導くインタリーブされた入力データス
トリームに関連する。入力データストリームは、出力0へも直接に転送されるの
で、ターボ符号化の3出力が、パラレルクロックサイクルについて3nビットの
幅を有する。ここで、nは並列度である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1出力を備えるターボ符号器ブロックのブロック線図である。
【図2】 複数出力を備えるターボ符号器ブロックのブロック線図である。
【図3】 並列入力ベクトルへのデータ入力の時間系列ストリームのマッピングを表す図
である。
【図4】 シリアル型の特定のターボ符号器ブロックのブロック線図である。
【図5】 図4に示すターボ符号器ブロックを2ビット並列化した場合のブロック線図で
ある。
【図6】 図4に示すターボ符号器ブロックを4ビット並列化した場合のブロック線図で
ある。
【図7A】 図4に示すターボ符号器ブロックを、入力部を8ビット並列化した場合のブロ
ック線図である。
【図7B】 図4に示すターボ符号器ブロックの出力部を並列化した場合のブロック線図で
ある。
【図8】 ターボ符号器ブロックTCB1及びTCB2と同様にインタリーバを備えるタ
ーボ符号器の構成図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年1月10日(2002.1.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW Fターム(参考) 5B001 AA10 AB02 AC01 AC05 AD06 AE07 5J065 AA01 AB01 AC02 AD10 AE06 AF01 AG06 AH02 AH04 AH14 AH19 AH22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 に応じたシリアルターボ符号化ブロック表現から、並列ターボ符号化を行う方法
    であって、 a) に対応する第1の内部状態について時間インデックス置換を行う工程と、 b) Xi(t-1)=Xi-1(t-2) (2.xi.1) ・ ・ ・ Xi(t(n-1))=Xi-1(t-n) (2.xi.n-1) に応じた残りの内部状態(i=2,...,N)について時間インデックス置換を行う工
    程と、 c) に応じた出力信号について、 Qj(t)= Qj0(p) Qj(t-1)= Qj1(p) ・ ・ ・ Qj(t-(n-1))=Qjn-1(p) jε[1,...,M] の並列出力ベクトルを導出するために時間インデックス置換を行う工程と、 d) 内部状態xk(t)(k=1,...,N)のそれぞれについて内部状態置換処理を行
    う工程であって、 d1) 最大時間インデックス要素を前記内部状態xk(t)についてtmax=t-1
    に設定する工程と、 d2) 前記最大時間インデックスtmaxを有する内部状態について、前記
    内部状態xk(t)表現をスキャンする工程と、 d3) 式(2)を利用する状態変数置換工程を通して、前記内部状態xk(t
    )の表現においてtmaxからtmax-1へ後方時間インデックス遷移を実行する工程
    と、 d4) tmaxを1だけ減ずると共に、tmaxがt-nよりも大きい間において
    前記ステップd2)からd4)を繰り返す工程とを備える工程と、 e)内部状態置換処理を、各並列出力ベクトルQj(t)(j=i,...,M)の各要素Qj (t-1)(i=0,...,n-2)について実行する工程であって、 e1) 前記最大時間インデックス要素を、考慮された並列出力ベクトルQ j (t)におけるベクトル要素Qj(t-1)について、tmax=t-i-1に設定する工程と、 e2) 前記最大時間インデックスを有する内部状態について、前記ベクト
    ル要素Qj(t-i)の表現をスキャンする工程と、 e3) 式(2)を利用する状態変数置換工程を通して、前記ベクトル要素
    j(t-i)の表現においてtmaxからtmax-1へ後方時間インデックス遷移を実行す
    る工程と、 e4) tmaxを1だけ減ずると共に、tmaxがt-nよりも大きい間において
    前記ステップe2)からe4)を繰り返す工程とを備える工程とを 備えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 並列度nの並列ターボ符号化ブロックであって、 a) 入力信号I(t)のnサンプル(I(t-1),...,I(t-n))を、前記並列ター
    ボ符号化ブロックに格納するための手段(I0,...,I7)と、 b)前記並列ターボ符号化ブロックの少なくとも1の出力信号Qj(t)のnサン
    プル(Qj(t),...,Qj(t-(n-1)))を格納するための、少なくとも1の手段(Q0
    ,...,Q7)と、 c) 遅延ユニット(X,...,X)の列を備え、並列処理に適応され、前
    記列の少なくとも2つの遅延ユニットX、・・・、Xが、前記入力信号I(
    t)のn個のサンプルI(t-1),...,I(t-n)のサブセットを直接受け、前記並列化タ
    ーボ符号化ブロックの少なくとも1つの遅延ユニットX、・・・、Xの出力
    信号が、前記並列化ターボ符号化ブロックの少なくとも2つの遅延ユニットへ供
    給されるように、前記入力信号I(t)のn個のサンプルの並列処理に適応され
    たターボ符号化手段と を備えることを特徴とする並列ターボ符号化ブロック。
  3. 【請求項3】 に対応するシリアルターボ符号化ブロックから導出可能な構造を、前記ターボ符
    号化手段が有することを特徴とする請求項2に記載の並列ターボ符号化ブロック
  4. 【請求項4】 前記並列度が2であり、N=3,M=1、α=[0,1,1]、β
    =[1,1,0,1]である場合に、前記ターボ符号化手段の構造が であることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載の並列ター
    ボ符号化ブロック。
  5. 【請求項5】 前記並列度が4であり、N=3,M=1、α=[0,1,1]、β
    =[1,1,0,1]である場合に、前記ターボ符号化手段の構造が であることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載の並列ター
    ボ符号化ブロック。
  6. 【請求項6】 前記並列度が8であり、N=3,M=1、α=[0,1,1]、β
    =[1,1,0,1]である場合に、前記ターボ符号化手段の構造が であることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載の並列ター
    ボ符号化ブロック。
  7. 【請求項7】 コンピュータの内部メモリに直接にロード可能なコンピュータプ
    ログラムであって、 前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で走る場合に、請求項1に記載
    の方法を実行するためのソフトウェアコード部を備えることを特徴とするコンピ
    ュータプログラム。
  8. 【請求項8】 前記ソフトウェアコード部が、VHDL形式であることを特徴と
    する請求項2に記載のコンピュータプログラム。
  9. 【請求項9】 前記ソフトウェアコード部が、 END rtl; のように定義されることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータプログラ
    ム。
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