JP2003509785A - 遠隔に格納されたアプリケーション及び情報を配信する方法及びシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ネットワーク構成のコンピュータ処理システム（３０）で遠隔ソースからアプリケーション（４１）及び第２の情報をクライアント・コンピュータ（２０）に表示するためにインターアクティブ・リンク（６２）を配信する方法及びシステムが開示される。いずれかの実施例において、この方法は、クライアント・コンピュータ（２０）の要求に応答して、第１の通信接続（５２）を介して、その中に組み込まれたコンピュータ・プログラムを備えた情報コンテンツ（３６）を検索し、アプリケーション・サーバ（４０）への第２の通信接続（５４）を確立するために組み込まれたコンピュータ・プログラム・コードを実行することを含む。この方法は、第２の通信接続を介してアプリケーション及び第２の情報（４１）を表示するプレゼンテーション情報を含む第１の情報（４３）を検索することを更に含む。この方法は、プレゼンテーション情報に基づいてアプリケーション及び第２の情報を表示して、クライアント・コンピュータ上で、第１の情報を検索してアプリケーション及び第２の情報を必要によって表示するためにアプリケーション・サーバ（４０）への第２の通信接続（５４）を選択的に再確立するためのインターアクティブ・リンク（６８）を格納することを更に含む。好ましくは、インターアクティブ・リンク（６８０）の格納は、インターアクティブ・リンクのグラフィック表現のダウンロードとクライアント・コンピュータ（２０）の動作環境（８０）を示す情報及びアプリケーション・サーバ（４０）のネットワーク・アドレスを含むファイル（７４）を格納することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 関連出願の相互参照 優先権は、U.S.C.１１９（ｅ）により、１９９９年９月１４日に出願された、
Louis M. Franco他の「クライアント/サーバー環境におけるアプリケーションの
配信方法及びシステム」と題する同時係属仮出願第６０/１５３、９１７号に基
づき、これと共に請求する。この仮出願の開示は、そのまま本書に引用されてい
る。 著作権表示 この特許文書の開示部分は、著作権保護を受ける資料を含んでいる。この著作
権者は、特許及び商標庁の特許ファイルまたは記録物にあるように、特許文書ま
たは特許の開示に関するいかなる者によるファクス複製に対し異議を申し立てる
ことはないが、いかなる場合も著作権はすべて保有されている。 （発明の分野） 本発明は、概してコンピュータ処理システムに関するもので、特にネットワー
クの遠隔ソースに格納されたアプリケーション及び情報へのインターアクティブ
リンクを配信するための客体指向接近法に関するものである。

【０００２】 （発明の背景） 全てのコンピュータシステムの重要な関心は、人間ユーザーとコンピュータと
のインターフェースである。初期インターフェースの形態は、テキスト基盤であ
った。テキスト基盤インターフェースにおいては、ユーザは、キーボードでテキ
スト文字をタイピングすることによってコンピュータと通信をし、コンピュータ
は表示スクリーンまたはモニタにテキスト文字を表示することによってユーザと
通信を行う。最近はグラフィック・ユーザ・インターフェース(GUI)がますます
大衆化された。GUIにおいて、コンピュータは、テキストとイメージを含むグラ
フィックスをモニタ上に表示することによりユーザと通信し、ユーザは、テキス
ト命令をタイピングしたり、例えば、マウス、トラックボール、感圧パッド、電
子スタイラスまたはペンなどのディバイスで表示されたイメージを操作すること
によりコンピュータとの通信を行う。

【０００３】 多くのGUIは、ウィンドウズ環境ウィンドウズと呼ばれる動作環境で具現され
る。ウィンドウズ環境で、コンピュータモニタ上の表示は、電子「デスクトップ
」として表現され、コンピュータ上で利用可能な各アプリケーション・プログラ
ムは、デスクトップ上の「アイコン」として表現されて、コンピュータ上で運用
される各アプリケーション・プログラムは「ウィンドウズ」として称されるモニ
タの領域に表示される１つ以上の電子「シート」として表現されることができる
。

【０００４】 一般的に言えば、アプリケーション・プログラムは、イメージ、グラフィック
またはテキストをウィンドウズ領域内にドローイングしたり 「レンダリング」
することで、ウィンドウズを通じてユーザに情報を提供する。ユーザは、ポイン
ティング・ディバイスにより制御されるカーソルでウィンドウズ領域内のオブジ
ェクトを選択することにより、または情報をキーボードでタイピングすることに
より、アプリケーション・プログラムとの通信を行う。ウィンドウズ環境で、ユ
ーザが簡単な方法でデスクトップの外観を配列したりカスタマイズできるように
、オブジェクト及びウィンドウズ領域は、デスクトップの周囲で操作されたり移
動され、大きさ及び外観の変更が可能である。ポインティング・ディバイスを利
用してオブジェクトをキャプチャし、１つのウィンドウズ領域から他のウィンド
ウズ領域に、または１つのウィンドウズ領域内からデスクトップ上の他の場所に
移動するオブジェクトの操作を一般的に「ドラッグ・アンド・ドロップ」動作と
称する。

【０００５】 前述したウィンドウズ環境は、通常的なコンピュータのオペレーティング・シ
ステムの一部である。オペレーティング・システムは、また通常に表示モニタ上
にオブジェクトをレンダリングし、メモリーディバイス上に情報を格納して検索
して、ファイル処理を遂行してネットワークとの通信を行うといった基本的なタ
スクをコンピュータ・システムが遂行できるようにするユーティリティ・プログ
ラムを含む。アプリケーション・プログラムは、オペレーティング・システムと
相互作用してユーザとの直接的なインターフェースを提供し、例えばワードプロ
セシングや他の特定タスクを遂行する等の更に高いレベルの機能をユーザに提供
する。したがって、コンピュータは、表示モニタ上のオブジェクトの配列を含む
、オペレーティング・システムとアプリケーション・プログラムの動作を調整す
るメカニズムを含む。

【０００６】 コンピュータ処理システムは、時々「クライアント/サーバー」構成のような
ネットワーク上で実行される。クライアント/サーバー構成では、多数のパーソ
ナルコンピュータ、ワークステーション、携帯用及び/またはハンドヘルド型デ
ィバイス等(「クライアント」)が１つ以上のホスト・コンピュータ(「サーバー
」)と接続して通信する。サーバーは、ネットワークを通じてクライアントによ
り共有されるアプリケーション・プログラムに対するクライアントからの情報及
び/または要求を処理する。最近、多くのローカル及び広域公衆及び私設ネット
ワークらが互いに接続して、通常インターネットと呼ばれる広域ネットワークの
ネットワークを形成する。インターネットは、ネットワーク上の個別的なノード
またはサイトに格納された豊かな情報及びサービスへのアクセスを許容する。イ
ンターネットにおける特に重要なサブセットがワールド・ワイド・ウェブまたは
「ウェブ」である。ウェブは、インターネット通信にグラフィック性能を導入し
たものである。

【０００７】 一般的にウェブサイトと呼ばれるウェブ上のサイトは、例えばハイパ・テキス
ト・トランスポート・プロトコル(HTTP)のような特定通信プロトコル及びウェブ
上のネットワーク接続を規定するための特定構文を含むユニホーム・リソース・ロ
ケータ(URL)を利用して、共に接続されたり連結される。HTTPは、ユーザの主要
な関心事を含むウェブサイトとユーザとの間の情報交換を可能にする。ユーザの
側面では、ウェブは、色々なウェブサイトに存在する視認可能な文書またはウェ
ブページの集合として現れる。ユーザは、通常、ウェブブラウザと呼ばれるソフ
トウェアを実行することによってウェブページへのアクセスを行う。ユーザのコ
ンピュータ上で運用されるウェブブラウザは、ユーザの関心対象のウェブページ
を格納する特定ホストコンピュータ(すなわち、ウェブサーバ)に接続するための
命令(希望のURLを含む)を伝送する。ハイパーリンクのようなリンクは、通信プ
ロトコル下で生成される。リンクを選択してウェブブラウザを採用することによ
り、ユーザは、１つの文書から他の文書へ及び１つのウェブサイトから他のウェ
ブサイトへの「航海」を行って、ウェブを通じて利用できる情報コンテンツ及び
サービスをアクセスすることができる。

【０００８】 インターネットの利用が最も速い速度で増えていることの１つが、商業的な手
段としてである。ウェブの利用で達成される全世界的なアクセスによって、ウェ
ブは、販売中の製品及び/またはサービスを提供するウェブサイトを「ランチン
グ 」することにより市場に進入することもできて、中小企業及び大企業のいず
れにも理想的である。その結果、ウェブのユーザに利用可能な情報コンテンツ及
びサービスは、相当量に達し、日ごとに益々成長している。

【０００９】 ウェブの成功にもかかわらず、ユーザ及び企業のいずれの立場においても問題
点が存在する。例えば、ユーザは、ウェブ上の途方もない数のサイトから関心を
持っているアイテムまたはサービスの位置を確認しなければならず、同様に企業
も望みの顧客の関心を集めて維持するために競争者と自身を区別しなければなら
ない。

【００１０】 サーチエンジンは、ユーザが関心を持っているコンテンツとサービスの位置を
確認するのに役立つ。しかし、検索ツールで武装しているとしても、ウェブ上で
現在動作している数万個のウェブサイトから、関心を持っている情報コンテンツ
及びサービスの位置を確認して検索することは面倒なことである。検索結果は、
通常、あまりにも多くのウェブサイトを提供するので、その結果を検討して検索
範囲を狭めようという努力は、あまりにも面倒なことになる場合がある。

【００１１】 ウェブ上で自身の製品及び/またはサービスを区別するために、企業は、時々
テレビ及び/または印刷広告のような通常媒体にウェブサイト名を広告する。ま
た、企業は、多数の人気のあるウェブサイトに、費用が高く、視覚的に楽しませ
る広告が提供されるウェブ基盤ソリューションを採用することもできる。通常「
バナー広告」と呼ばれる広告は、企業のウェブサイトへのリンクを含む。したが
って、バナー広告が選択される場合、ユーザは、製品/サービスに関する追加情
報が表示される企業ウェブサイトに移動するようになる。

【００１２】 関心を持っているサイトの位置を確認したり顧客を集めるための、現在のシス
テム及び方法の短所は、関心を持っているサイトへのリンクが表示されたり既に
失ったページから作用しなければならないという点である。言い換えれば、従来
のシステム及び方法は、他のウェブサイトへの静的なリンクを含むウェブサイト
を提供する。ユーザが他のウェブサイトを見るのに関心があるならば、ユーザは
、それにより航海したり、後に利用するためにサイトのURLを格納しなければな
らない。よく分かるように、ユーザーが重要であったり、時間が敏感なタスクを
遂行しながら現在のサイトから離れて他のサイトへのリンクに従うことが好まし
くないこともある。その結果、潜在的に価値のあるマーケティングまたは販売機
会が損失される場合もある。

【００１３】 現在表示されているウェブサイトのアドレス(URL)を格納するための方法が存
在している。そうした１つの方法は「ブックマーク」と称される。一度生成され
さえすれば、ブックマークは、特定のウェブサイトのURLを検索し、ユーザのブ
ラウザを指向させてURLに該当するページを表示するようにする手段を提供する
。ブックマークは、ユーザが関心を持っているサイトのURLを手動で入力したり
、周知のリンクを通じてウェブサイトに到達するためにインターネットを通じて
経路を再追跡(再航海)する必要性をなくしてくれる。しかし、ブックマークは、
２つの面において制限的である。まず、ウェブページは、必ず表示された後に、
ウェブページに対応するURLがブックマークとして格納できる。第二に、ブック
マークは、ウェブサイトの以前の動作状態に関する情報を維持しない。例えば、
ブックマークは、商業上取引を完了させるための様式のような、以前に表示され
たウェブページをユーザにリターンさせることもできるが、様式により完成した
情報は、通常格納されない。すなわち、「クッキー」と呼ばれる他の追跡方法を
通じて情報が利用されないならば、完成された情報は、通常格納されない。クッ
キは、一旦ブラウザが望みのウェブページを再ローディングし、その中に含まれ
たアプリケーションを発動させると、参照になる追跡情報をユーザ・コンピュー
タ上に維持する。一旦アプリケーションが実行されれば、以前に入力されてクッ
キに格納された情報は、アプリケーションで復元できる。しかし、通常、クッキ
は、時間に敏感で、ユーザが関心のあるサイトへの再航海を試みる前に満了する
場合がある。また、クッキは、元のトランザクションが発生したコンピュータ上
のみに格納される。ユーザが他のコンピュータからサイトにアクセスするならば
、追跡情報を利用できない。

【００１４】 したがって、選択された場合、ネットワークを通じて遠隔位置に格納されたア
プリケーション及び/または情報を検索し、提供するインターアクティブ・リン
クをユーザのコンピュータ上に格納する必要がある。また、アプリケーションが
ユーザのコンピュータに再度提供される時、アプリケーションの以前の動作状態
を復元するための方法を含むインターアクティブ・リンクが必要である。

【００１５】 （発明の要約） したがって、本発明の目的及び長所は、ネットワークを介して遠隔に格納した
アプリケーション及び情報へのインターアクティブ・リンクを提供することであ
る。

【００１６】 また、本発明の目的及び長所は、遠隔に格納したアプリケーション及び情報へ
のインターアクティブ・リンクのグラフィック表現を提供することにあり、グラ
フィック表現は、クライアント・コンピュータにダウンロードでき、遠隔に格納
したアプリケーション及び情報を検索してクライアント・コンピュータに表示す
るように選択的に利用される。

【００１７】 更に、本発明の目的及び長所は、遠隔に格納したアプリケーション及び情報へ
のインターアクティブ・リンクのグラフィック表現を提供することにあり、グラ
フィック表現は、遠隔に格納したアプリケーション及び情報を選択的に検索して
各クライアント・コンピュータに表示するための１つ以上のクライアント・コン
ピュータにダウンロードでき、かつ、その間で配信可能である。

【００１８】 更に、本発明の目的及び長所は、遠隔に格納したアプリケーション及び情報へ
のインターアクティブ・リンクのグラフィック表現を提供することにあり、遠隔
に格納したアプリケーション及び情報を検索してクライアント・コンピュータに
表示するように選択的に利用された場合には、アプリケーション及び情報の移転
動作状態への復元が可能である。

【００１９】 また更に、本発明の目的及び長所は、遠隔に格納したアプリケーション及び情
報へのインターアクティブ・リンクのグラフィック表現を提供することにあり、
グラフィック表現は、クライアント・コンピュータにダウンロードでき、遠隔に
格納したアプリケーション及び情報を識別するための商業的に識別可能な画面の
様子を有している。

【００２０】 本発明の追加的な目的及び長所は、添付図面及びこれを参照した詳細な説明か
ら更に明らかになる。

【００２１】 本発明の実施例に係る方法及び装置により前記目的及び長所が実現され、ネッ
トワーク構造のコンピュータ処理システム内で遠隔ソースからアプリケーション
及び情報を検索するためのインターアクティブ・リンクが提供される。

【００２２】 １つの実施例において、インターアクティブ・リンクを配信する方法は、第１
の遠隔ソース(例えば、コンテンツ・プロバイダ)でその内部に組み合わせられた
コンピュータ・プログラム・コードを有する情報コンテンツ(例えば、アプリケ
ーション及び情報)を格納することを含む。この方法はコンテンツ・プロバイダ
への第１の通信接続を介してシステムのクライアント・コンピュータにより情報
コンテンツを検索することを含む。情報コンテンツの検索に応答して、この方法
は、ネットワーク上で第２の遠隔ソース(例えば、アプリケーションサーバ)への
第２の通信接続を確立するための情報コンテンツに組み合わせられたコンピュー
タ・プログラム・コードをクライアント・コンピュータで実行すること及び第２
の通信接続を介して遠隔に格納したアプリケーション及び情報をアプリケーショ
ン・サーバに提供することを含む。遠隔に格納したアプリケーションは、クライ
アント・コンピュータに関心を持っている機能を提供するためのアプリケーショ
ン・サーバで実行可能である。第２の通信接続を介して提供された情報は、遠隔
に格納したアプリケーションの構成要素をレンダリングするための少なくとも１
つの指令、構成要素内に表れるデフォルト・パラメータ及びデータ値及びアプリ
ケーションへの入力を処理するためのアプリケーション専用ビジネス論理を含む
。

【００２３】 また、この方法は、遠隔に格納したアプリケーション及び情報を必要によって
呼び出して表示するためのアプリケーション・サーバへの第２の通信接続を選択
的に再確立するためのインターアクティブ・リンクをクライアント・コンピュー
タ上に格納することを含む。

【００２４】 更に、方法は第１の通信接続を介して配信された情報コンテンツ内からインタ
ーアクティブ・リンクのグラフィック表現をクライアント・コンピュータにダウ
ンロードし、クライアント・コンピュータの動作環境を示す情報及びアプリケー
ション・サーバのネットワーク・アドレスを含むファイルをグラフィック表現に
関連して、グラフィック表現をクライアント・コンピュータに表示することを含
む。グラフィック表現のダウンロードは、改善されたドラッグ・アンド・ドロッ
プ操作により達成されるのが好ましい。

【００２５】 好ましい実施例によれば、インターアクティブ・リンクのグラフィック表現は
、インターアクティブ・リンクにより呼び出されて遠隔に格納した各アプリケー
ション及び情報を識別するための情報及びグラフィック表現がインターアクティ
ブ・リンクであるということを示すシンボルを含む。１つの実施例において、識
別情報はアイコン及び遠隔に格納したアプリケーション及び情報の商業的に認識
可能なブランド名を示すラベルのうち、少なくとも一方または両方を含み、シン
ボルは、ティアドロップ型シンボルである。

【００２６】 一旦、インターアクティブ・リンク及びグラフィック表現がダウンロードされ
れば、グラフィック表現を選択できる。選択に応答して、この方法はグラフィッ
ク表現に関連したファイルのコンテンツをアクセスし、インターアクティブ・リ
ンクに関連した、遠隔に格納したアプリケーション及び/または情報を呼び出し
て表示するためのアプリケーション・サーバへの第２の通信接続を再確立するこ
とを含む。

【００２７】 また、他の実施例において、この方法は、特定ユーザのための遠隔に格納した
アプリケーション及び/または情報の第１の動作状態を示す情報をアプリケーシ
ョン・サーバに格納し、グラフィック表現の選択に応答して遠隔に格納したアプ
リケーション及び/または情報が特定ユーザに提供される時、第１の動作状態の
情報を提供することを含む。

【００２８】 更に、他の実施例において、この方法は、次のクライアント・コンピュータに
おいて遠隔に格納したアプリケーション及び情報を呼び出して表示するアプリケ
ーション・サーバへの第２の通信接続を選択的に確立するために、次のクライア
ント・コンピュータの動作が可能なように次のクライアント・コンピュータにイ
ンターアクティブ・リンクの複写本を送信することを含む。この実施例において
、ネットワーク構成コンピュータ処理システムのクライアント・コンピュータ間
のインターアクティブ・リンクの送信を追跡するための情報を格納することもで
きる。

【００２９】 好ましい実施例において、ネットワーク構成コンピュータ処理システムは、イ
ンターネット接続を含み、クライアント・コンピュータは、遠隔に格納したアプ
リケーション及び情報へのリンクのためのデスクトップ基盤格納所及びリンクの
ためのインターネット基盤格納所を含む。したがって、インターアクティブ・リ
ンクはデスクトップ基盤格納所またはインターネット基盤格納所に選択的に格納
することもできる。他の方法としては、デスクトップ基盤格納所及びインターネ
ット皆基盤格納所にリンクを格納する。

【００３０】 本発明によれば、コンピュータ処理システムは、以下のように構成されて動作
する。このシステムは、各々がアプリケーション・コード、オペレーティング・
システム・プログラム・コード及びその上で動作するプレゼンテーション・クラ
イアント・プログラム・コードを含む複数のクライアント・コンピュータを含む
。アプリケーション・プログラム・コードは情報コンテンツ、アプリケーション
及びネットワークを介して遠隔に格納した情報を要求する。また、システムは、
情報コンテンツを格納する第１のサーバ・コンピュータ(例えば、コンテンツ・
プロバイダ)を含む。所定の情報コンテンツは、その内部に組み合わせられたコ
ンピュータ・プログラム・コードを含む。コンテンツ・プロバイダは、クライア
ント・コンピュータからの要求に応答して情報コンテンツを配信する。第２のサ
ーバ・コンピュータ(例えば、アプリケーション・サーバ)は、システム内に含ま
れる。アプリケーション・サーバは、クライアントコンピュータで関心を持って
いる機能を提供するために呼び出されることもあるアプリケーションを格納する
。また、アプリケーション・サーバは、アプリケーションの構成要素をレンダリ
ングするための少なくともいずれかの指令、構成要素内に表れるデフォルト・パ
ラメータ及びデータ値及びアプリケーションへの入力を処理するためのアプリケ
ーション専用ビジネス論理を含むプレゼンテーション情報などの情報を格納する
。

【００３１】 また、システムは要求するクライアント・コンピュータとアプリケーション・
サーバ間の通信接続を含む。通信接続は、所定の情報コンテンツのうち、１つの
最初の配信及びその内部に組み合わせられたコンピュータ・プログラム・コード
の実行に応答して形成される。通信接続を利用するプレゼンテーション・クライ
アント・プログラム・コードは、要求するクライアント・コンピュータ上に遠隔
に格納したアプリケーション及び情報の機能を提供する。通信接続は、遠隔に格
納したアプリケーション及び情報の終了時に解除される。また、システムは、ア
プリケーション・サーバへの通信接続を選択的に再形成し、遠隔に格納したアプ
リケーション及び情報を再び呼び出して、要求するクライアント・コンピュータ
上で遠隔に格納したアプリケーションの機能をまた表示するように、要求するク
ライアント・コンピュータに格納されるインターアクティブ・リンクを含む。

【００３２】 所定の情報コンテンツは、インターアクティブ・リンクを含むことが好ましい
。クライアント・コンピュータ上に格納された場合、インターアクティブ・リン
クはクライアント・コンピュータ上に提供される遠隔に格納したアプリケーショ
ン及び情報のグラフィック表現及びクライアント・コンピュータの動作環境を示
す情報及びアプリケーション・サーバ・コンピュータのネットワーク・アドレス
を有するファイルを含む。この好ましい実施例で、グラフィック表現は、グラフ
ィック表現がインターアクティブ・リンクのものであることを示すシンボル及び
アイコンと、遠隔に格納したアプリケーション及び商業的に認識可能な情報のブ
ランド名を示すラベルのうちの少なくとも一つを含む。

【００３３】 また、他の実施例において、アプリケーション・サーバは、クライアント・コ
ンピュータで特定ユーザに提供される遠隔に格納したアプリケーション及び情報
の第１の動作状態を示す情報を格納するためのデータ格納所を含む。したがって
、システムは、遠隔に格納したアプリケーション及び情報が同様であったり、ま
た１つのクライアント・コンピュータで特定ユーザに提供される時、データ格納
所から以前動作の状態情報を検索し、配信して表示するディバイスを含む。

【００３４】 また、他の実施例において、システムは、次のクライアント・コンピュータで
インターアクティブ・リンクの複写本を送信及び格納するディバイスを含む。リ
ンクが格納された場合、遠隔に格納したアプリケーション及び情報を選択的に要
求し、次のクライアント・コンピュータとアプリケーション・サーバ間の通信接
続を形成するように、次のクライアント・コンピュータが動作可能である。シス
テムは、クライアント・コンピュータ間のインターアクティブ・リンクの送信を
追跡する情報を格納するデータ格納所を含む。

【００３５】 （好適な実施例の詳細な説明） 本発明の前記及び他の特徴は、添付図面を参照にした以下の詳細な説明を通じ
て、より明らかになる。

【００３６】 図面において相違する図面に現れて同一に付与された構成要素は、同一の要素
を示すように意図したが、すべての図面に対する説明で参照されるものではない
。

【００３７】 図１は、本発明によって構築され動作するクライアント／サーバー構成のコン
ピュータ処理システム１０の全体的な構造を示す。説明の目的上、図１は、ネッ
トワークを通じてコンテンツ・プロバイダ３０及びアプリケーション・サーバ４
０に動作できるように結合された１つのクライアント・コンピュータ２０を示す
。しかし、本発明は、システム１０が２つ以上のホスト／サーバ・コンピュータ
にネットワーク５０を通じて動作できるように接続される複数のクライアント・
コンピュータを含むと考えられる(図８を参照して後述する)。ここで、コンテン
ツ・プロバイダ３０及びアプリケーション・サーバ４０は、２つの分離されたコ
ンピュータとして説明しているが、これらのコンピュータ３０及び４０が２つの
論理的に分離された機能を行う同一な物理的コンピュータであり得ることも本発
明の範囲に含まれる。望ましい実施例において、ネットワーク５０は、例えば、
インターネット、イントラネットまたはエキストラネットのようなパケット・ス
イッチング・ネットワークである。ネットワーク５０がクライアント・コンピュ
ータとサーバ・コンピュータ間の有線及び無線接続を有することも本発明の範囲
に含まれることは明白である。

【００３８】 コンテンツ・プロバイダ３０は、例えば、ネットワーク５０を通じてユーザに
より共有されるアプリケーション３２や情報３４のような情報コンテンツ３６に
対するクライアント・コンピュータ２０からの要求をサービスする。本発明によ
れば、通信接続５２を通じてコンテンツ・プロバイダ３０によりクライアント・
コンピュータ２０に配信される情報コンテンツ３６は、１つ以上のリンク６２及
び「ドロップレッツ」（droplets）（登録商標）６４を含むことができる。例え
ば、クライアント・コンピュータ２０に配信される文書６０は、リンク６８及び
ドロップレット７０を含む。一部の実施例において、「ドロップレッツ」（drop
lets）（登録商標）は、クライアント・コンピュータ２０上で具現されるアプリ
ケーションまたはアプリケーション・セットであり、参照符号８０で表示された
クライアント・コンピュータ２０のオペレーティング・システム及び(クライア
ント・コンピュータ２０に設置された)プレゼンテーション・クライアント２５
と組み合わせて、情報４３を検索し、クライアント・コンピュータ２０上に遠隔
格納されたアプリケーション４１の機能を提供するアプリケーション・サーバ４
０と通信接続５４を確立する。以下では、「ドロップレッツ」（droplets）（登
録商標）を含む情報コンテンツ３６を「ドロップレット使用可能」コンテンツと
言う。

【００３９】 一実施例において、要求されたアプリケーション３２及び／または情報３４は
、アプリケーション・サーバ４０上で遠隔実行されるアプリケーション４１によ
りクライアント・コンピュータ２０上に提供される機能を含む。すなわち、ドロ
ップレット７０がクライアント・コンピュータ２０上で実行されることによって
、アプリケーション４１は、ドロップレット７０により呼び出される。以下で詳
細に説明するように、配信された情報コンテンツ３６内のリンク(例えば、リン
ク６８)は、選択される場合に情報４３を検索し、クライアント・コンピュータ
にアプリケーション４１の機能を表示するために、アプリケーション４１を呼び
出すインターアクティブ・リンク７２としてクライアント・コンピュータ２０に
局所的に格納されることができる。特に、アプリケーション４１により表示され
る機能の後続検索を行う場合、元来アプリケーション４１にリンク６８(今はイ
ンターアクティブ・リンク７２として局所的に格納される)を提供したアプリケ
ーション３２及び／または情報３４に対する検索は不要である。むしろ、クライ
アント・コンピュータ２０で要求される機能を提供するように、アプリケーショ
ン・サーバ４０上でアプリケーション４１を直接呼び出して実行させるために、
インターアクティブ・リンク７２を利用することができる。ドロップレット使用
可能コンテンツ及びアプリケーションの初期及び後続検索は、以下でより詳細に
説明する。

【００４０】 まず、「ドロップレッツ」（droplets）（登録商標）は、リンク６２及び「ド
ロップレッツ」（droplets）（登録商標）６４を含む情報コンテンツ３６、例え
ばリンク６８及びドロップレット７０を含む文書６０がクライアント・コンピュ
ータ２０に配信される時に実行される。すなわち、ドロップレット７０が実行さ
れ、クライアント・コンピュータ２０にロードされたことをドロップレット・プ
レゼンテーション・クライアント２５に通知する。次に、ドロップレット７０は
、ドロップレット・プレゼンテーション・クライアント２５及びクライアント・
コンピュータ２０のオペレーティング・システム・ソフトウェアと組み合わせて
、アプリケーション・サーバ４０への通信接続５４を確立する。リンク６８は、
アプリケーション４１を呼び出し、ネットワーク５０上の遠隔位置に位置した情
報４３を検索する情報コンテンツ３６内に表示されたインターアクティブ・リン
クである。一旦通信接続５４が確立すると、ドロップレット７０は、起動メッセ
ージをアプリケーション・サーバ４０に伝送する。ドロップレット７０からの起
動メッセージの受信に応答して、アプリケーション・サーバ４０は、関連アプリ
ケーション４１を実行し、アプリケーション機能及び情報４３をクライアント・
コンピュータ２０に提供する。

【００４１】 本発明によれば、「ドロップレッツ」（droplets）（登録商標）(例えば、ド
ロップレット６４及び７０)は、ダイナミックで薄いアプリケーションである。
すなわち、「ドロップレッツ」（droplets）（登録商標）は、通常、クライアン
ト・コンピュータ２０上の動作環境を識別する情報と、接続されるアプリケーシ
ョン・サーバ４０と、一旦接続されれば、要求された機能をクライアント・コン
ピュータ２０に配信するように運用されるサーバ４０上のアプリケーションとを
含む。クライアント・コンピュータ２０上の動作環境を識別する情報は、ドロッ
プレット使用可能コンテンツ３６を要求した特定のクライアント・コンピュータ
２０のオペレーティング・システム及びハードウェア性能に関する情報をアプリ
ケーション・サーバ４０に提供する。すなわち、複数のクライアント・コンピュ
ータ２０は、コンピュータ・ワークステーション、パーソナル・コンピュータ及
び例えばラップトップ及びノートブック・コンピュータ、パーム・パイロット及
びインターネット使用可能無線電話のような携帯用デバイスを含むことができる
。当業者に自明なように、これらの各デバイス・プラットホームは、異なるユー
ザ・インターフェースを含む。そうしたものとして、あらゆるクライアント・コ
ンピュータ２０が例えば、フルカラーの高解像度グラフィックを提供できるもの
ではない。要求するクライアント・コンピュータ２０の動作環境をアプリケーシ
ョン・サーバ４０に提供することによって、アプリケーション・サーバ４０は、
要求されたアプリケーション４１をクライアント・コンピュータ２０に表示する
ように情報４３を提供する。情報４３は、例えば、表示されたアプリケーション
４１内のグラフィック・オブジェクトをレンダリングするための指令、アプリケ
ーション４１内で表示されるデフォルト・パラメータまたはデータ値４４及びア
プリケーション４１への入力を処理するためのアプリケーション専用ビジネス論
理４６を含む。

【００４２】 本発明の一様態によれば、ドロップレット・アプリケーション開発者は、異な
るインターフェース(UI)要求を有するクライアント・コンピュータに特定機能を
提供するための各アプリケーションのドロップレット使用可能アプリケーション
または支援バージョンを生成する。例えば、ドロップレット使用可能電子メール
・アプリケーションは、第１のバージョンがフルカラーの高解像度グラフィック
を提供する性能を有するパーソナル・コンピュータ上で動作し、第２のバージョ
ンがテキスト処理性能のみを有するインターネット使用可能無線電話上で動作さ
せるような、様々な方式で実行されることができる。この本発明の様態によれば
、ドロップレットは、異なるクライアント環境中のひとつ及び、特にクライアン
トUI要求を、例えば、第１のバージョンを要求するパーソナル・コンピュータに
、そして第２のバージョンを要求する無線電話に自動的に提供するアプリケーシ
ョン・サーバ４０と通信する。他の方法としては、「ドロップレッツ」（drople
ts）（登録商標）は、クライアント・オペレーティング・システムまたは他の局
所的に格納されたデータからUI要求を決定することができる。

【００４３】 「ドロップレッツ」（droplets）（登録商標）は、限定された量のデータを格
納するので、すなわちアプリケーション・サーバ４０への接続(例えば、通信接
続５４)を確立する情報のみを必要とするので、「ドロップレッツ」（droplets
）（登録商標）は、クライアント・コンピュータ上で最少量の格納空間、例えば
、多くても５００Ｋバイト程度を要求する。同様に、実行する間に、「ドロップ
レッツ」（droplets）（登録商標）は、多くても約２Ｍバイトヒップ(ダイナミ
ックメモリー割当空間)程度を消費する。したがって、多数の「ドロップレッツ
」（droplets）（登録商標）は、同時に実行される他のアプリケーションに対し
て利用可能なメモリーを顕著に減少させることなく、同時に実行されることがで
きる。ドロップレット・プレゼンテーション・クライアント２５は、完全な設置に
約１Ｍバイトのローカル格納容量を要求する。一旦ドロップレット・プレゼンテ
ーション・クライアント２５が局所的に設置されれば、クライアント・コンピュ
ータ２０は、ドロップレット使用可能にされる。

【００４４】 一実施例において、ドロップレット(例えば、ドロップレット７０）は、レン
ダリング命令、パラメーター及び／またはアプリケーション・サーバ４０から受
信されたデフォルト情報(すなわち、命令４２及び値４４)を無視するデータ値を
含むことができることは明白である。

【００４５】 クライアント・コンピュータ２０とアプリケーション・サーバ４０との間でド
ロップレット７０により開始される通信接続５４がトランスペアレントであるが
望ましい。すなわち、要求された情報コンテンツ３６がクライアント・コンピュ
ータ２０の表示デバイス上に配信され表示された場合、ドロップレット７０が実
行され、プレゼンテーション・クライアント２５で通信接続５４を確立する。前
述したように、情報コンテンツは、クライアント・コンピュータ２０に機能を表
示するように呼び出される遠隔格納されたアプリケーション４１へのリンクを含
むことができる。例えば、アプリケーション４１に含まれたウィンドウ、編集ボ
ックス、ドロップ・ダウンリスト、チェック・ボックス、ボタン及び／またはラ
ベルのような色々なグラフィック・オブジェクト(GUIオブジェクト)を表示し支
援するプレゼンテーション情報４３が、クライアント・コンピュータ２０の表示
デバイスまたはモニタ上に機能が表示される時、通信接続５４を通じて受信され
る。

【００４６】 図２は、クライアント・コンピュータ２０のデスクトップ上に表示される「ス
トック・ウォッチャ」という表題下のドロップレット使用可能アプリケーション
１００を示す。この実施例において、ストック・ウォッチャ・アプリケーション
１００は、「マイクロソフト・インターネット・エクスプローラ」（MICROSOFT
Internet Explorer）（登録商標）ウェブ・ブラウザ・アプリケーションを用い
て、全体的に参照番号１１０で示したようにウェブページ上のウィンドウ内に提
供される。明らかなように、本発明は、ドロップレット使用可能アプリケーショ
ン、すなわちCDディスク、フロッピーディスクまたは格納媒体などにより提供さ
れたスタンド・アロン・アプリケーション・プログラムのような非ウェブ基盤配
信用の他のプレゼンテーション機構を考慮する。他の例示的な機構は、後述する
。

【００４７】 周知のように、ウェブページ１０のようなウェブページは、ハイパーテキスト
・マークアップ・ランゲージ(HTML)のようなソフトウェアを用いて構築される。
ウェブページ(たとえば、ウェブページ１０)は、そのページ内の１つ以上の「ド
ロップレッツ」（droplets）（登録商標）の組み合わせによってドロップレット
が使用可能にされる。ドロップレットは、例えばHTML言語の<applet>または<emb
ed>のようなソフトウェア命令を用いて組み合わせることが望ましい。ウェブ・
ブラウザがウェブページ１１０のようなドロップレット使用可能ウェブページ中
に入ることによって、前述したように、ドロップレットのインスタンスが呼び出
され、アプリケーション・サーバ４０との通信接続５４が開始される。したがっ
て、ユーザがウェブページ１１０を航行することによって、ストック・ウォッチ
ャ・アプリケーション１００と関連したドロップレットがウェブページ１１０中
に入り実行される。ドロップレット・プレゼンテーション・クライアント２５と
組み合わせられたドロップレットは、通信接続５４を通じてストック・ウォッチ
ャ・アプリケーション１００を配信し、ウェブページ１１０内にアプリケーショ
ン１００を表示する。ウェブページ１００及びその対応するGUIオブジェクト、
例えばテキスト・ボックス１２０、ドロップダウン・リスト１１４、無線ボタン
１１６及び命令ボタン１１８がウェブページ１１０のロード時にウェブページ１
１０内に表示されるので、一般にユーザがアプリケーション・サーバ４０に確立
された通信接続５４を認識できないことは明白である。

【００４８】 ストック・ウォッチャ・アプリケーション１００は、ドロップレット・ハンド
ル１２０と呼ばれるオブジェクトを更に含む。図２は、アプリケーションのタイ
トルバー上にティアドロップ型アイコンを示す望ましい構成のドロップレットハ
ンドル１２０を示す。詳細に後述するように、ドロップレット・ハンドルは、ク
ライアント・コンピュータ２０上で選択されダウンロードされ、インターアクテ
ィブ・リンク(例えば、図１のリンク７２)をネットワーク５０を通じて遠隔格納
されたドロップレット使用可能アプリケーション４１に格納するアイコン、グラ
フィックイメージ、またはテキスト列である。

【００４９】 本発明によれば、「ドロップレッツ」（droplets）（登録商標）は、多様なコ
ンピュータハードウェア及びソフトウェアのプラットホーム上で実行されること
ができる包括的で普遍的なアプリケーションである。例えば、簡単に前述したよ
うに、ドロップレット使用可能クライアント／サーバ・システム１０は、インタ
ーネット環境で具現されることもできる。このような点から、ドロップレットは
、ウェブページのロード時に呼び出されるダウンロード可能なジャバ・アプレッ
ト、アクティブＸコントロール、ジャバ、Ｃ＋＋または他の適切なプログラミン
グ言語で書き込まれたブラウザ・プラグインまたは他のマルチメディア・オブジ
ェクトを含むことができる。ウェブ基盤の具現において、「ドロップレッツ」（
droplets）（登録商標）は、クライアント・コンピュータ２０で運用されるドロ
ップレット・プレゼンテーション・クライアント２５及びウェブブラウザと組み
合わせて、アプリケーション・サーバ４０への通信接続５４を確立し、ウェブペ
ージ上にドロップレット使用可能アプリケーション４１及び情報４３を提供する
。

【００５０】 また、「ドロップレッツ」（droplets）（登録商標）は、クライアント・コン
ピュータ２０に設置され実行されるスタンド・アロン・ソフトウェア・アプリケ
ーション内に含まれることもできる。アプリケーション・サーバ４０への接続が
スタンド・アロンの具現においてより望ましいので、「ドロップレッツ」（drop
lets）（登録商標）は、アプリケーション・サーバ４０への通信接続５４を確立
するための性能及びスタンド・アロン・アプリケーション内での利用のためのド
ロップレット使用可能アプリケーション４１及び情報４３を提供するための性能
を含む。したがって、「ドロップレッツ」（droplets）（登録商標）、ドロップ
レット・プレゼンテーション・クライアント２５、クライアント・コンピュータ
２０のローカル・オペレーティング・システム８０及びクライアント・コンピュ
ータ２０上で実行されるウェブ・ブラウザまたはスタンド・アロン・ソフトウェ
ア・プログラムが組み合わせられて、例えばソケット接続またはHTTPトランザク
ションを送受信するような通常の手段を通じてアプリケーション・サーバ４０へ
の通信接続５４を確立する。

【００５１】 当業者に自明なように、アプリケーション・サーバへの接続を確立する「ドロ
ップレッツ」（droplets）（登録商標）、ドロップレット・プレゼンテーション
・クライアント２５、クライアント・コンピュータ２０のローカル・オペレーテ
ィング・システム８０及びクライアント・コンピュータ２０で運用されるウェブ
・ブラウザまたはスタンド・アロン・ソフトウェア・プログラム間の組み合わせ
は、情報の通信及び共有及び多様な機能及びプログラミング・インターフェース
(一般的にAPIと呼ばれる)を含む。すなわち、本発明の望ましい実施例において
、標準オペレーティング・システム・インターフェースが利用されて、例えばウ
ィンドウ管理、GUI及びマルチメディア・オブジェクト管理、ソケット及びネッ
トワーク接続を確立するシステム・サービスの手順、及び遠隔実行されるアプリ
ケーション、ドロップレット、局所的に実行されるアプリケーション及び基盤オ
ペレーティング・システム間の一般的な任意の統合のようなクライアント・コン
ピュータ２０の特徴及び機能をアクセスし、生成し、制御し、操作する。

【００５２】 ウェブ基盤具現かスタンド・アロン具現かにかかわらず、情報４３、すなわち
配信されたドロップレット使用可能アプリケーション内でグラフィック・オブジ
ェクトをレンダリングするための命令４２、ドロップレット使用可能アプリケー
ション４１内に表示されるデフォルト・パラメータまたはデータ値４４及びドロ
ップレット使用可能アプリケーション４１への入力を処理するためのアプリケー
ション専用ビジネス論理４６が要求するクライアントの動作環境(例えば、クラ
イアント・コンピュータのオペレーティング・システム、ユーザ・インターフェ
ース及びハードウェア性能)に従ってアプリケーション・サーバ４０により提供
される。

【００５３】 一実施例において、ユーザは、アプリケーション・サーバ４０への通信接続５
４、例えばインターネット接続ができないか、又は接続しないことがより好まし
い場合、アプリケーション・サーバ４０によりクライアント・コンピュータ２０
に情報４３が提供され、次の利用のために格納される。本実施例において、例え
ば遠隔格納されたアプリケーション４１及び情報４３は、ダウンロードされ、ク
ライアント・コンピュータ２０に局所的に設置されるか、又は格納される。局所
的に設置されたアプリケーション４１は、前述したように、リンクを選択するこ
とによってクライアント・コンピュータ２０上に呼び出されて、実行されること
ができる。本発明の一様態において、アプリケーション・サーバ４０は、クライ
アント・コンピュータ２０の性能を評価し、クライアント・コンピュータ２０上
のローカル設置のためのアプリケーション４１及び／または情報４３の全部また
は一部を自動的にダウンロードすることもできる。このような側面で、局所的に
設置されたアプリケーション(例えば、ネイティブ実行可能な形態）は、少なく
ともその一部実行時にアプリケーション・サーバ４０からレンダリング命令４２
、デフォルト・パラメーター４４またはアプリケーション専用論理４６を受信す
る必要なく実行されることができる。

【００５４】 本発明の一様態によれば、ドロップレット使用可能アプリケーション４１とア
プリケーション・サーバ４０間の情報伝送のためのネットワーク通信プロトコル
が規定される。プロトコルは、アクティブに動作するドロップレット使用可能ア
プリケーション４１のGUI構成要素のような構成要素と関連したイベントの特性
がクライアント・コンピュータ２０とアプリケーション・サーバ４０との間で通
信される多数のメッセージ・フォーマットを含む。メッセージ・フォーマットは
、例えば、 １.イベント通知−GUIの構成要素の値または特性が変更されたことを知らせる
クライアント・コンピュータ２０からアプリケーション・サーバ４０に伝送され
るメッセージ。イベントは、例えば、テキスト・ボックスへのデータ・エントリ
、GUIのドロップダウン・リスト及び無線及び命令ボタンのようなGUI構成要素の
選択(クリック)を含む。また、メッセージは、電子メール・メッセージがドロッ
プレット使用可能電子メール・アプリケーション内のホルダ内に移動するように
、例えばドラッグ・アンド・ドロップ・イベントのような他のポインティング・
デバイスまたはキーボード駆動アクションに応答して送信される。 ２.更新命令−アプリケーション・サーバ４０上でアプリケーション・ドライ
バ、例えばドロップレット使用可能アプリケーションを支援するアプリケーショ
ン専用論理４６からクライアント・コンピュータ２０に伝送され、配信されたコ
ンテンツ内のGUI構成要素のようなシステム１０のスクリーン構成要素内のアク
ションを要求するメッセージ。 ３.ウィンドウ命令−通常的なウィンドウが開いているか閉じていること、又
はドロップレット使用可能アプリケーションが標準ダイアローグ・セット(例え
ば、メッセージ・ボックス、質問ボックスまたはメニュ)のうち１つを表示すべ
きことを指定するアプリケーション・サーバ４０上のアプリケーション・ドライ
バからクライアント・コンピュータ２０に伝送されるメッセージ。ドロップレッ
ト使用可能アプリケーションは、ユーザがデスクトップ上のアクティブ・ウィン
ドウを手動で閉じたことを通知するウィンドウ命令を、アプリケーション・サー
バ４０に送信することもできる。 ４.ブラウザー命令−ドロップレット使用可能アプリケーションが含まれたク
ライアント・コンピュータ２０上で運用されるウェブ・ブラウザに指向されたメ
ッセージ。ドロップレット使用可能アプリケーションがウェブ・ブラウザを含ま
ないスタンドアロン・ソフトウェア・アプリケーション内に含まれた場合、これ
らのメッセージは、デフォルト・ブラウザに伝送される。 ５.セッション命令−クライアント・コンピュータ２０とアプリケーション・
サーバ４０間のセッションを開始し、維持するか終了させるために、クライアン
トコンピュータ２０又はアプリケーション・サーバ４０から伝送されるメッセー
ジ。 ６.サービス・ディレクトリ・クライアント・コンピュータ２０にアプリケー
ション・サーバ４０で利用可能なサービスを通知するアプリケーション・サーバ
４０により伝送されるメッセージ。サービス・ディレクトリ・メッセージを受信
した使用可能なクライアント・コンピュータ２０は、ユーザにサービスのディレ
クトリを表示し、特定サービスに対するユーザの要求を処理するためのサーバに
戻して伝送することができる。

【００５５】 前述した通信プロトコル及びメッセージ・フォーマットは、クライアント・コ
ンピュータ上に表示されるアクティブ・ドロップレット使用可能アプリケーショ
ンのユーザ・インターフェースとGUI構成要素間のリアルタイム・プッシュ／プ
ル・メッセージ・スキーム及びアプリケーション・サーバ４０からのインターフ
ェースを支援するアプリケーション・ドライバを提供する。例えば、ストック・
ウォッチャ・アプリケーション１００のような実行中のドロップレット使用可能
アプリケーションは、発行エージェンシにより公表される時、取引のために利用
可能な変更された株式価格や配当のようなリアルタイム情報を受信する。ユーザ
は、価格決定及び利用可能性情報を示すGUI構成要素のリフレッシュを手動で要
求する必要なく、むしろクライアント・コンピュータは、ドロップレット使用可
能アプリケーションがアプリケーション・サーバ４０上で運用される時、構成要
素へのリアルタイム更新を受信する。

【００５６】 一実施例において、クライアント２０とサーバ４０との間に連続的な開放ソケ
ット通信接続が維持され、それらが公表されることによって(プッシュ・トランザ
クション)リアルタイム更新を受信する。例えばファイア・ウォールまたはプロ
クシ・サーバ・保安プラットホームが連続的な開放ソケット接続を許容しない他
の実施例では、クライアント・コンピュータ２０により更新に対する要求が周期
的でアプリケーション・サーバ４０に送信される。自動擬似のリアルタイム・メ
ッセージング戦略は、フルタイプのメッセージング・メカニズムを含む。システ
ムは、まず更新情報のリアルタイム・プッシュを試みることによって、このよう
な更新メッセージング・メカニズムを円滑に実行し、アプリケーション・サーバ
４０が開放接続通信チャンネルを維持することを許容しないとしたら、サーバ４
０は、周期的に更新情報を要求することによって、フルタイプのメッセージング
・メカニズムを採用するようにクライアント・コンピュータ２０に通知する。前
述した各メッセージング・スキームにおいて、クライアント・コンピュータ２０
でのユーザは、情報のリフレッシュを手動で要求することなく、更新情報を受信
する。

【００５７】 図３は、クライアント・コンピュータ２０とアプリケーション・サーバ４０と
の間に送信されるメッセージの典型的なシークエンスを示す図である。同図に示
されたように、ドロップレット使用可能コンテンツ３６がクライアント・コンピ
ュータ２０に配信される場合、クライアント・コンピュータ２０上で動作するド
ロップレットにより接続／始動メッセージ２００がアプリケーション・サーバ４
０に送信される。始動メッセージ２００は、クライアント・コンピュータ２０上
の動作環境、接続すべきアプリケーション・サーバ４０及び一旦接続された後、
クライアント・コンピュータ２０にコンテンツを配信するように運用されるサー
バ４０上のアプリケーションを識別する情報を含む。

【００５８】 前述したように、クライアント・コンピュータの動作環境を識別する情報は、
クライアント・コンピュータのオペレーティングシステム及びハードウェアの性
能にカスタマイズされたユーザ・インターフェースを有するドロップレット使用
可能アプリケーションを提供するための手段をアプリケーション・サーバ４０に
提供する。

【００５９】 アプリケーション・サーバ４０は、クライアント・コンピュータ２０上のドロ
ップレット使用可能アプリケーション４１を提供する情報４３(例えば、レンダ
リング命令４２、デフォルト・パラメーター及び値４４等)を含むメッセージ２
１０を伝送することによって、始動メッセージ２００に応答する。ウェブ基盤の
具現において、ドロップレット使用可能アプリケーション４１は、メッセージ２
１０がクライアント・コンピュータ２０に提供されることによって、アプリケー
ション・サーバ４０上で実行されることが望ましい。ドロップレット使用可能ア
プリケーション４１を実行してクライアント・コンピュータ２０にその機能を提
供する間に、イベント及び更新情報を含むメッセージ２２０がクライアント・コ
ンピュータ２０とアプリケーション・サーバ４０との間で反復的に通信される。
これにより、ドロップレットは、クライアント・コンピュータ２０とアプリケー
ション・サーバ４０間のインターアクティブ通信環境を容易にする。

【００６０】 最後に、ウェブ基盤具現において、ドロップレット使用可能アプリケーション
を含むウェブページが閉じているか、ユーザーが他のページに航行する場合、そ
して、スタンドアロン具現においてスタンドアロン・ドロップレット使用可能ア
プリケーションが閉じているか終了した場合、終了セッション命令を含むメッセ
ージ２３０がアプリケーション・サーバ４０に送信される。

【００６１】 通信プロトコル及び(前述した)メッセージ・フォーマットは、クライアント・
コンピュータ２０とアプリケーション・サーバ４０間のリアルタイム通信を提供
する。通信プロトコル及びメッセージング・フォーマットは、現在のアプリケー
ション状態と次のアプリケーション状態間の差異を規定する情報を送信すること
は明白である。ここで、前記情報は、純変化情報と呼ばれる。純変化情報を伝送
することは、あらゆるスクリーンデータを伝送し、伝送したスクリーンデータか
ら全体スクリーンを更に描くことと反対に、例えばスクリーン上の個別構成要素
の状態変化を許容する。ただ純変化情報のみを送信することによって、例えば帯
域幅及び送信時間のような通信資源が最適化される。これにより、ドロップレッ
ト使用可能アプリケーションは、最小ネットワーク帯域幅を通じて豊富なアプリ
ケーション機能を配信し、広帯域ネットワークだけでなく薄いダイヤル−アップ
または無線ネットワークを通じて動作されることができる。また、遠隔ネットワ
ークサイトから支援されるドロップレット使用可能アプリケーションは、アプリ
ケーションがロードされ、クライアント・コンピュータ２０で局所的に実行され
ることのように、反応性として現れる。

【００６２】 前述したメッセージ・フォーマット及び一般メッセジング・シークエンスは、
ドロップレット使用可能アプリケーション４１及びアプリケーション・サーバ４
０により活用され、プレゼンテーション・クライアント２５及びローカル・オペ
レーティング・システム(例えば、オペレーティング・システム・ソフトウェア
８０)と組み合わせて、クライアント・コンピュータ２０のデスクトップ上で以
下の特徴と機能を支援する。 １.ドロップレット使用可能アプリケーション及び情報へのインターアクティ
ブ・リンクのダウンロード、 ２.ドロップレットのブランディング ３.クライアント・マシン間でドロップレット使用可能アプリケーション／情
報へのリンクの配信、 ４.ドロップレット使用可能アプリケーション／情報のインスタンスの保障、 ５.ドロップレット分散情報の追跡、 ６. 遍在するイベントチャンネルの提供、 ７.持続的な状態の維持、 ８.デスクトップのウェブトップへのミラーリング、 ９.ドロップレットの多重プラットホームの実行、 １０.保安特性

【００６３】 ドロップレット使用可能アプリケーション及び情報へのインターアクティブ・ リンクのダウンロード 本明細書の背景部分で説明した通り、GUI(例えば、デスクトップまたはそのウ
ィンドウ領域)上に表示されるオブジェクトは、GUI周囲で「ドラッグ・アンド・
ドロップ」動作でキャプチャされ、移動することができる。本発明によれば、ク
ライアント・コンピュータに配信される情報コンテンツ３６内のドロップレット
使用可能アプリケーションへのリンク(例えば、ウェブページ上のバナー広告内
に提供されるドロップレット使用可能アプリケーションへのリンク)は、ドラッ
グ・アンド・ドロップ動作を通じてクライアント・コンピュータにダウンロード
されることができる。すなわち、配信された情報コンテンツ３６のバナー広告上
に組み合わせられるドロップレット・ハンドル・オブジェクトは、例えばドロッ
プレット・オブジェクトを選択し、クライアント・コンピュータのGUI周囲でハン
ドルを移動(ドラッギング)することでキャプチャされることができる。クライア
ント・コンピュータ上において所望の位置にある場合、ドロップレット・ハンド
ル・オブジェクトが改善されたドラッグ・アンド・ドロップタイプの動作で局所
的にロード(ドロップ)されることができる。

【００６４】 特に、本発明は、(１)ウェブページからデスクトップに、(２)第１のウィンド
ウ領域からファイルを受領する他のウィンドウ領域に、及び(３)ウェブページま
たはウィンドウ領域からディレクトリ又は例えば「マイクロソフトウインドウズ
」（Microsoft Windows）（登録商標）オペレーティング・システム・ソフトウ
ェアのスタート・メニューのようなアプリケーション・プログラムのメニューに
、配信された情報コンテンツ３６内のドロップレット使用可能アプリケーション
へのリンクのダウンロード(例えば、ドラッギング及びドロッピングを支援する
。したがって、局所的に格納されたリンクが選択され、誘発されて、アプリケー
ション・サーバ４０で実行されるドロップレット使用可能アプリケーションによ
り提供される機能及び情報をクライアントコンピュータ２０上に必要に応じて提
供する。

【００６５】 図４Ａ〜図４Ｄを参照してダウンロード動作の望ましい実施例を開示する。図
４Aに示されたように、ドロップレット使用可能ストック・ウォッチャ・アプリ
ケーション１００’は、そのタイトルバー上に配置され、ティアドロップ型アイ
コン１２０’として表示される選択可能なドロップレット・ハンドル・オブジェ
クトを含む。ポインティング・デバイス(図示せず)は、ポインティング・フィン
ガを持つ手で表示されるカーソル３００をアイコン１２０’上に位置させる。ア
イコン１２０’は、例えばポインティング・デバイス(例えば、左側マウスボタ
ン)と関連したボタンを押すことによって選択される。ウィンドウ１１０’から
例えばクライアント・コンピュータ２０のデスクトップの一部３１０にカーソル
３００を移動させることによって、選択されたアイコン１２０’は、ストック・
ウォッチャ・アプリケーション１００’を示すウィンドウ１１０’からGUI上の
他の位置に移動（例えば、ドラッグ）される（図４Ｂ及び図４Ｃ）。次に、ポイ
ンティング・デバイスを離脱させて、ストック・ウォッチャー・アプリケーショ
ン１００’のグラフィック表現３２０をデスクトップの部分３１０上に位置させ
る（ドロップ）ことで、アイコン１２０’が解除される（図４Ｄ）。

【００６６】 以上では、ドロップレット使用可能アプリケーション及び情報へのインターア
クティブ・リンクのダウンロードを望ましくはドラッグ・アンド・ドロップ動作
を含むものとして図４Ａ〜図４Ｄを参照して説明したが、本発明は、ドロップレ
ット使用可能アプリケーションへのリンクをダウンロードするための他の手段を
考えられることが明白である。例えば、ドロップレット使用可能アプリケーショ
ンへのリンクは、リンクを示すグラフィック・オブジェクトをダウンロードする
メニュー命令を出すか、または“CTRL”“ALT”及び“D”のようなクライアント
・コンピュータ２０でのキーボードのキーの組み合わせを押すことによって、ク
ライアント・コンピュータにダウンロードされることができる。

【００６７】 一実施例において、カーソル３００を利用して、インターアクティブ・リンク
中の一方のクライアント・コンピュータ２０へのダウンロードを２つの方法のう
ち一つで開始する。第一に、図４Ａ〜図４Ｄを参照して説明したように、ポイン
ティング・デバイスを操作することによって、カーソル３００がリンクを示すオ
ブジェクト、すなわちアイコン１２０’上に配置される。アイコン１２０’が選
択され、ダウンロードが開始される時、カーソル３００の視覚的特性が変更され
る。すなわち、ポインティング・フィンガを持つ手（図４Ａ）がカーソル３０２
に変形され、縮めた手がティアドロップ型ドロップレット・シンボルを取り囲む
（図４Ｂ）。アイコン１２０’のキャプチャを更に説明すれば、アイコン１２０
’も例えば空き円のシンボル１２２に変形される。前述したように、ポインティ
ング・デバイスのボタンを押し、カーソル３０２を操作することによって、カー
ソル３０２がデスクトップ周囲で移動する。一旦リンクがクライアント・コンピ
ュータ２０上の所望の位置、例えばデスクトップ上に存在すれば（図４Ｃ）、ポ
インティング・デバイスのボタンを解除することによって、リンクがクライアン
ト・コンピュータにロードされる。マウスボタンを外すことによって一旦リンク
が解除されれば、リンクは、クライアント・コンピュータ２０にロードされる（
図４Ｄ）。カーソル３０２及びアイコン１２２の前述した視覚的表現は、ただ例
示的なもので、例えば、選択された場合、オブジェクトが反対映像で現れ、フレ
ームがオブジェクト周囲で描かれるか、「ハンドル」が選択されたオブジェクト
の複数のコーナーで現れることのように、選択されたカーソル及びアイコンの他
の視覚的表現を考えることができることは明白である。

【００６８】 第二に、ポインティング・デバイスを用いて、カーソルをアイコン１２０’に
位置させ、ポインティング・デバイス上のボタンを押し下げ、解除することによ
り、アイコン１２０’が選択されることができる。当業者に周知のように、オブ
ジェクト(オブジェクトをクリックするという)上に押す及び解除の動作を行うこ
とは、オブジェクトを押圧し、その状態を維持しながら移動することとは別の動
作である。クリック動作に応答して、サブメニュ(通常ポップアップ・メニュと
いう)が現在のカーソル位置に現れる。ポップアップ・メニュは、例えばデスク
トップやデスクトップ上のウィンドウへのリンクをダウンロードするためのオプ
ションリストを含む。ダウンロードのためのオプションリストは、多様な方式で
現れることが明白である。すなわち、ポップアップ・メニュに表示されるリスト
の各オプションは、動作を説明するテキスト(例えば、「デスクトップへのダウ
ンロード」、「スタート・メニュへのダウンロード」等)、無線ボタンやチェッ
クボックスまたはグラフィック・アイコンのようなコントロールが引き続くテキ
スト・ラベルで表示されることができる。各アイテムは、特定ダウンロード動作
を呼び出すように動作可能である。

【００６９】 本発明の一様態によれば、ドロップレット使用可能アプリケーション、すなわ
ちストック・ウォッチャ・アプリケーション１００のグラフィック表現３２０は
、アプリケーション及びアプリケーションがドロップ可能であるということを示
すシンボルを識別するための情報を含む。図４Dで、例えば、グラフィック表現
３２０は、チャート・アイコン３２２及び「ストック・ウォッチャ」という表題
のラベル３２４として図示される。表現３２０は、選択された場合、表現３２０
がドロップレット使用可能アプリケーション、すなわちストック・ウォッチャ・
アプリケーション１００’を呼び出すことを示すための「ティアドロップ」シン
ボル３２６を含む。したがって、グラフィック表現３２０は、遠隔格納されたス
トック・ウォッチャ・アプリケーション１００’へのリンクである。望ましくは
、グラフィック表現３２０及び特にそのアプリケーション識別部は、ブランディ
ング情報を含む。ドロップレット使用可能アプリケーション及び情報コンテンツ
のグラフィック表現のブランディングは、詳細に後述する。

【００７０】 ストック・ウォッチャ・アプリケーション１００は、単一のドロップレット・
ハンドル・オブジェクト、すなわちティアドロップ形状アイコン１２０を含むが
、ドロップレット使用可能アプリケーション及び情報コンテンツは、遠隔格納さ
れたアプリケーションの色々な機能的及び情報的特性を呼び出すための１つ以上
のダウンロード可能なアイテム(リンク)を含み得ることが明白である。アイテム
(リンク)は、選択された場合、ドロップレット使用可能アプリケーションを呼び
出すか、ネットワーク上の遠隔位置からドロップレット使用可能情報を検索する
アイコン、イメージまたはテキスト列である。

【００７１】 当業者なら自明なように、ダウンロード(例えば、改善されたドラッグ・アン
ド・ドロップ)動作は、クライアント・コンピュータ２０のオペレーティング・
システム８０と相互作用する段階(標準オペレーティング・システムAPIルーチン
)を含む。相互作用は、ドラッグ中にポインティング・デバイスの追跡及びファ
イルがドロップのターゲット上に生成されるように要求することを許容する。ド
ロップされた場合、ファイル(例えば、図１のファイル７４）がインターアクテ
ィブ・リンク(例えば、図１のリンク７２)と関連される。ファイルは、以下に説
明するように、リンクが選択された場合、アプリケーション・サーバ４０への通
信接続５４を再確立するための情報を含む。

【００７２】 本発明によれば、図５に示すように、インターアクティブ・リンクの選択は、
ドロップレット使用可能アプリケーション及び／または情報を呼び出し、例えば
、グラフィック表現３２０の選択は、ストック・ウォッチャ・アプリケーション
１００を呼び出す。すなわち、表現３２０(リンク)を選択して、ストック・ウォ
ッチャ・アプリケーション１００を支援するドロップレットがトリガリングされ
、クライアント・コンピュータ２０上で再実行される。ドロップレットは、ドロ
ップレット・プレゼンテーション・クライアント２５及びローカル・オペレーテ
ィング・システム８０と組み合わせて、ドロップレット使用可能ストック・ウォ
ッチャ・アプリケーション１００の機能を呼び出して表示するために、アプリケ
ーション・サーバ４０への通信接続５４を再確立する。

【００７３】 ダウンロード動作中に生成されるファイルがアクセスされ、表現動作を支援す
る。図１に示すように、各ファイル７４は、ダウンロード動作の結果として各リ
ンク７２に関連され、例えば、リンク１はファイル１に、リンク２はファイル２
に各々関連される。一旦接続が行われれば、ファイル７４は、クライアント・コ
ンピュータ２０上の動作環境を識別するための情報、接続されるアプリケーショ
ンサーバ４０の実体、及びストック・ウォッチャ・アプリケーション１００(ま
たは他のコンテンツ）をクライアント・コンピュータ２０に提供するように運営
されるサーバ・アプリケーションを含む。好ましくは、ダウンロード可能なアイ
テム(リンク）をクライアント・コンピュータ２０に配信された情報コンテンツ
３６に組み合わせるパラメータによりファイルの詳細／コンテンツが決定される
。すなわち、例えばティアドロップ形状アイコン１２０をストック・ウォッチャ
・アプリケーション１００に付加するのに利用する命令は、任意のダウンロード
動作中に生成されるべきファイルの規定を含み、ローカル・クライアント・コン
ピュータ上にストック・ウォッチャ・アプリケーション１００へのインターアク
ティブ・リンクをロードする。

【００７４】 一実施例において、ファイル７４は、アプリケーション・サーバ４０の位置、
サーバ４０上で運営されるアプリケーション、アプリケーション・サーバ４０及
びクライアント・コンピュータ２０に対するマシン・ローカル・アドレス、ポー
ト(プロセス間の相互マシン通信を支援するバッファ)、及びドロップレット・タ
イプ(例えば、HTML、ジャバ・アプレット、マルチメディア・オブジェクト等）
を含む。前述のように、ファイル７４は、グラフィック表現３２０のプレゼンテ
ーションを支援する情報(例えば、レンダリング情報、ラベル、ウィンドウ定義)
を含むことができる。ファイル７４内に含まれたプレゼンテーション情報は、ア
プリケーション・サーバ４０により提供されるデフォルト情報を無視する。

【００７５】 他の実施例において、ファイル７４は、元のドロップレット使用可能情報コン
テンツを配信したコンテンツ・プロバイダ３０の位置(アドレス)を含む。特定条
件下で、例えば通信接続５４を確立する場合のエラー、ドロップレット、ドロッ
プレット・プレゼンテーション・クライアント２５及びローカル・オペレーティ
ング・システム８０は、組み合わせて通信接続５２を再確立し、元来リンク７２
を提供した情報コンテンツ３６の再配信を要求する。

【００７６】 したがって、本発明は、遠隔ドロップレット使用可能アプリケーション及び／
または情報へのリンクを局所的に格納するためのメカニズムを提供する。例えば
、図２は、ドロップレット使用可能ストック・ウォッチャ・アプリケーション１
００を表示するウェブページ１１０を示す。図４Ａから図４D及び図５を参照す
れば、前述のように、ストック・ウォッチャ・アプリケーション１００へのドロ
ップレット・ハンドル１２０(リンク)がウェブページ１１０からダウンロードさ
れ、クライアント・コンピュータ２０のデスクトップの一部３１０上にグラフィ
ック表現３２０として局所的に格納される。当業者であれば分かるように、例え
ばポインティング・デバイスで表現３２０をダブル・クリックすることにより、
リンクのグラフィック表現３２０が選択される。一旦選択されれば、リンクはロ
ーカル・オペレーティング・システム８０によりドロップレット使用可能アプリ
ケーションを支援するドロップレットを呼び出すことができる。すなわち、ドロ
ップレットは、ドロップレット・プレゼンテーション・クライアント２５及びロ
ーカル・オペレーティング・システム８０と組み合わせて、関連ファイルにアク
セスし、ストック・ウォッチャ・アプリケーション１００を再表示するための情
報を再配信するために、アプリケーション・サーバ４０への通信接続５４を再確
立する。特に、ストック・ウォッチャ・アプリケーション１００は、クライアン
ト・コンピュータ２０にアプリケーション１００を局所的にロードさせず、そし
て元のストック・ウォッチャ・アプリケーション１００をユーザに提供したウェ
ブページ１１０に戻って再航海することなくても、実際にアプリケーション・サ
ーバ４０で再実行されて、クライアント・コンピュータ２０にストック・ウォッ
チャ・アプリケーション１００の機能を再表示する。アプリケーションを局所的
に格納したり、所望のアプリケーションを含むウェブページを再航海する必要性
を除去することにより、本発明は、遠隔アプリケーションを呼び出し、遠隔格納
された情報を検索するための従来のプロセスにおける２つの短所を回避する。

【００７７】 ドロップレットのブランディング 本発明によれば、グラフィック表現３２０及び特にそのアプリケーション識別
部は、ブランディング情報を含む。ブランディング情報は、例えばアプリケーシ
ョンまたはアプリケーションを支援する組織の名前、及びアプリケーションまた
は組織のロゴ或いはなじみのあり、かつ確認が容易な他のシンボルを含む。一般
的に言わば、組織は、顧客の心理に一定レベルの品質及び価値の表示を確立する
目的で組織の物品及び／またはサービスのセットを独特に識別させるのにブラン
ディング情報を利用する。ブランディングは、一般的に電子商取引(例えば、イ
ンターネット基盤取引)において重要なもので、ウェブ上で顧客が類似の製品及
びサービスを提供する多くの競争会社から信頼性ある企業を見つけて、比較選択
することを可能にする。

【００７８】 ドロップレット使用可能アプリケーション及び情報コンテンツのグラフィック
表現をブランディングすることにより、支援又は後援する組織は、例えばインタ
ーネット上に、そしてダウンロード時にはクライアント・コンピュータ２０上に
、商業的に価値ある存在を確立することができる。本発明によれば、局所的に格
納されたインターアクティブ・リンクが遠隔格納されたアプリケーション及び情
報を呼び出すように提供されるだけでなく、リンクは、例えば会社の商号及び／
またはロゴのような商業上のイメージと似ているように、視覚的にカスタマイズ
されることができる。

【００７９】 一実施例において、例えば「マイクロソフトウインドウズ」（MICROSOFT Wind
ows）（登録商標）オペレーティング・システム下で実行される場合、デスクト
ップは、特定のファイルタイプに対するアイコンを付与するカスタム・コード・
ライブラリを利用できる機能を支援する。システム１０は、この性能を利用して
「ウインドウズ」（Windows）（登録商標）下でアプリケーション専用アイコン
を付与する。「ウインドウズ」（Windows）（登録商標）において、アイコン情
報は、ファイルに格納されることができる。デスクトップがアイコンを描く必要
がある場合、ファイル内のアイコン情報をアクセスするライブラリ関数を呼び出
す。ライブラリ関数は、ファイルを読み取り、その内部のデータからアイコンを
構築し、ブランディング情報(存在する場合)を追加し、イメージのレンダリング
のためにデスクトップにリターンする。したがって、ドロップレット使用可能ア
プリケーション及び／または情報のために、ファイルが全てのアイコンに対して
維持される。例えば、ファイルは、少なくともドロップレット使用可能シンボル
(図４Dのティアドロップ・シンボル３２６）を含み、一実施例で、前述したダウ
ンロード(例えば、改善されたドラッグ・アンド・ドロップ)動作を実行した結果
としてファイルがサーバ４０からダウンロードされ、アイコン情報がファイル７
４内に含まれる。

【００８０】 他の実施例において、例えば、「マッキントッシュ マックＯＳ」（MACINTOS
H MacOS）（登録商標）オペレーティング・システム下で実行される場合、クラ
イアント・オペレーティング・システムは、各ファイルに対する独特のアイコン
を実質的に支援する。このようなプラットホーム上で、ファイルが初めて生成さ
れる場合、例えば改善されたドラッグ・アンド・ドロップ動作の最終段階として
アイコンが割り当てられる。一部の状況では、例えばレンダリング情報を含むフ
ァイルが両立不可能なシステムからコピーされるかドラッグされた場合、適切な
アイコンが初期に規定されないこともある。かかる状況で、クライアントがドロ
ップレット使用可能アプリケーションを呼び出す場合、「マックＯＳ」（MacOS
）（登録商標）は、ファイル内のカスタム・アイコンの存在についてチェックす
る。アイコンが存在しない場合、ファイル内のアイコン情報からひとつを生成す
る。

【００８１】 本発明の他の様態において、ドロップレット使用可能アプリケーションは、「
スキン」されることができる。すなわち、特定のドロップレット使用可能アプリ
ケーションに対するユーザ・インターフェースの「ルック・アンド・フィール(l
ook and feel)」は、アプリケーションと、ネットワーク内で運用中の他のアプ
リケーションとを区別させる審美的に魅力があるか、商業的にブランディングさ
れた視覚的及び聴覚的特性を含む。視覚的及び聴覚的特性は、例えば特徴的カラ
ー、テキストフォント、制御レイアウト、コントロールのグラフィックまたは関
連サイズ及びスペーシングを含む。「スキン」は、広告またはプロモーションメ
ッセージ、及び例えば映画のシーン、ビデオゲームや配景のような気に入りのア
イテムを反映することができる。追加的に、スキンは、コントロール及びラベル
の特性を可変させて、特定のドロップレット使用可能アプリケーションの多重言
語プレゼンテーションを提供することができる。すなわち、スキニングは、例え
ば英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語などのようないろいろな言語でアプ
リケーションが提供されることを可能にする。

【００８２】 本発明によれば、スキンは、ドロップレット使用可能アプリケーションのコー
ディングやビジネス論理（すなわち、Ｃ＋＋、ジャバ、ビジュアル・ベイシック
または変更不要のアプリケーションを開発するのに利用される他のコーディング
)の変化を要求することなくても、リアルタイムで選択されて適用されることが
できる。したがって、スキンは、所定のドロップレット使用可能アプリケーショ
ンのユーザ・インターフェースが１つの実行(例えば、ウェブサイト)から他の実
行にカスタマイズ(例えば、「自家ラベリング」)されることを可能にする。すな
わち、カスタマイズされたユーザ・インターフェースは、ドロップレット使用可
能アプリケーションの各インスタンスを所望の外観と感じを与える商業的に(ブ
ランディングされた)または審美的に魅力のあるインターフェースとして構成す
ることができる。カスタマイズ／またはスキンを選択する能力は、ドロップレッ
ト使用可能アプリケーションのデベロッパ、ウェブサイトのウェブマスタ、また
はエンドユーザの指示下に提供されることができる。

【００８３】 一実施例において、ドロップレット使用可能アプリケーションの機能として適
用されるスキンは、コンテンツ・プロバイダ３０に維持される利用可能なスキン
のライブラリから選択され、クライアント・コンピュータ２０に提供される。そ
の後、選択されたスキンに対する参照がダウンロードされ、クライアント・コン
ピュータ２０に局所的に格納されたリンク内に維持される。また、ドロップレッ
ト使用可能アプリケーションがクライアント・コンピュータ２０に表示される時
、所定のスキンが含まれるように、アプリケーション・サーバ４０でスキンを予
め規定することもできる(例えば、ユーザの嗜好を無視するハードコーディング)
。

【００８４】 ユーザー間のドロップレットの伝達 本発明の一様態によれば、ユーザと各クライアントコンピュータとの間でドロ
ップレットを伝達することができる。例えば、ドロップレット使用可能クライア
ント／サーバ・システム１０は、「ドロップレット」（droplet）（登録商標）
及び遠隔格納されたドロップレット使用可能アプリケーション及び／または情報
への関連リンクを含むメッセージを伝送する能力、例えば電子メールメッセージ
を構成する能力を含む。好ましくは、メッセージは、受信人が受信マシンのプラ
ットホームに関係なく「ドロップレット」（droplet）（登録商標）を運用する
ことができ、ドロップレット使用可能アプリケーションや情報をアクセスできる
ことを実質的に保障するように構築される。

【００８５】 例えば、第１のユーザは、ドロップレット使用可能バナー広告をウェブサイト
から自身のデスクトップにダウンロードすることができる。ドロップレット使用
可能バナー広告は、例えばウェブサイトを後援している実体に重要な情報調査(
例えば、マーケティング調査)を行うためのアプリケーションを含むことができ
る。調査の完了の代りに、後援している実体は、ウェブサイト上で購買可能な一
部の商品に対してディスカウントされた価格を提供することができる。第１のユ
ーザは、ディスカウントされた価格を魅力的な提案だと考え、したがって同僚に
提案をパスしたがる。本発明によれば、ドロップレット使用可能バナー広告、dr
oplet^TM、及び調査を支援する遠隔格納されたアプリケーション及び／または情
報(ドロップレット使用可能調査アプリケーション及び／または情報)へのリンク
を含むメッセージが生成される。メッセージは、第１のユーザの同僚に伝送され
る。同僚の性能、又はより正確には同僚により利用されるクライアント・コンピ
ュータによって、ドロップレット使用可能調査アプリケーション及び／または情
報が直ちにアクセスされ、同僚により利用されることができる。

【００８６】 本発明において、システム１０は、同僚のクライアント・コンピュータ（以下
では受信者コンピュータと称する）上でアプリケーションを伝送し運用するため
の３つの可能な方式のうち、少なくとも１つを含む。好ましい実施例において、
３つの方式は、それぞれ例えば、リンクを伝送するメッセージ内に含まれ、受信
者コンピュータの性能に応じて、３つの方式中のひとつを採用して、成功的にア
プリケーションを受信することができる。

【００８７】 まず、伝送メッセージ(例えば、電子メール・メッセージ)は、ファイル・フォ
ーマットのドロップレット使用可能アプリケーション及び／または情報を添付と
して含むことができる。受信者コンピュータがドロップレット使用可能であれば
、すなわちドロップレット・プレゼンテーション・クライアント２５が局所的に
設置されたクライアントコンピュータ２０と同一の方式で動作するとしたら、添
付は、周知のファイルタイプとして現れ、受信者は、ドロップレット使用可能ア
プリケーション及び／または情報ファイルを直ちに開くことができる。一旦開け
ば、ドロップレット使用可能調査アプリケーションへのリンクが受信者コンピュ
ータ上にダウンロード(例えば、ドラッグ・アンド・ドロップ)されることができ
る。その結果、ファイル添付がデスクトップまたは受信者コンピュータの他の位
置(例えば、スタート・メニュ)にコピーされる。一旦ダウンロードされると、リ
ンク(例えば、リンクのグラフィック表現３２０)が選択され、アプリケーション
・サーバ４０への通信接続５４を開始させることによって、ドロップレット使用
可能調査アプリケーション及び／または情報が前述のように実行されたり検索さ
れたりすることができる。

【００８８】 受信者コンピュータがドロップレット使用可能しない第２の実施例では、ドロ
ップレット使用可能調査アプリケーション及び／または情報は、ウェブページへ
のハイパ・テキスト・リンクを含むメッセージ(例えば、電子メール・メッセー
ジ)を伝送することによって、各部分間に伝送することが可能となる。ウェブペ
ージは、ウェブブラウザをランチングし、受信者コンピュータのドロップレット
使用可能なリング処理を通じてユーザを案内するためのリンクを含む。すなわち
、ウェブブラウザは、ドロップレット・プレゼンテーション・クライアント２５
及びドロップレット使用可能調査アプリケーション及び／または情報へのリンク
をダウンロードするための指令を受信する。

【００８９】 第３実施例において、ドロップレット使用可能調査アプリケーション及び／ま
たは情報を伝送するメッセージ(例えば、電子メール・メッセージ)は、その組み
合わせられたオブジェクトとしてドロップレット使用可能アプリケーション及び
／または情報を含むウェブページへのリンクを含む。この方法は、受信者が自ら
サイトを航海する必要なく関心あるウェブサイトに確実に導くことを除いては、
ストック・ウォッチャ・アプリケーション１００を参照して前述したドロップレ
ット使用可能アプリケーション及び情報を検索する方法と類似している。この実
行は、受信者により利用されるウェブブラウザがジャバ・アプレットをホストす
る能力を持っていると仮定する。

【００９０】 図８は、本発明によって構成され動作するドロップレット使用可能クライアン
ト／サーバ・システム６００の簡略化したブロック図である。特に、図８は、複
数のクライアント・コンピュータ６０２-６０８からのドロップレット使用可能
アプリケーション及び情報に対する要求をサービスしている２つのホスト・コン
ピュータ(例えば、コンテンツ・プロバイダ３０及びアプリケーション・サーバ
４０)を示す。ドロップレット使用可能アプリケーション及び情報は、ホストコ
ンピュータ３０及び４０から直接クライアント・コンピュータに提供されるか、
ドロップレット及びアプリケーションと情報へのリンクが他のクライアント・コ
ンピュータから配信される。直接的なホストからクライアントへの配信処理は、
以上で詳細に説明したので、クライアント・コンピュータ６０２-６０８の間及
びこれらにより、ドロップレット及びリンクを配信する処理を参照すればよい。

【００９１】 図８において、クライアント・コンピュータ６０８は、コンテンツ・プロバイ
ダ３０から情報コンテンツを(メッセージ６１０を通じて)要求する。これに応答
して、コンテンツ・プロバイダ３０は、例えばリンク６３２及びその中に組み合
わせられたdroplet^TMを含む要求された情報コンテンツ６３０を(メッセージ６１
２を通じて)提供する。受信時、droplet^TM６３４がクライアント・コンピュータ
６０８上で実行され、ドロップレット・プレゼンテーションクライアント及びロ
ーカル・オペレーティング・システム(図示せず)と組み合わせて、アプリケーシ
ョンサーバー４０への通信接続６１４を確立する。また、アプリケーションサー
バー４０は、クライアントコンピュータ６０８にアプリケーションを提供するた
めの情報を含んで、ドロップレット使用可能アプリケーションの機能を(通信接
続６１４を介して)提供する。上記で詳細に説明したように、このプロセスは、
ドロップレット使用可能アプリケーション及び／または情報の機能をクライアン
トコンピュータに提供する第１の方法を示す。

【００９２】 また、図８は、ドロップレット、及びドロップレット使用可能アプリケーショ
ン及び／または情報へのリンクが各クライアントコンピュータ６０２-６０８に
より間でこれらにより配信される第２のメカニズムを示している。例えば、クラ
イアントコンピュータ６０８にダウンロードされるリンク６３２及びドロップレ
ット６３４は、メッセージ６１６を通じてクライアントコンピュータ６０６に配
信される。一旦受信されて格納されると、リンク６３２及びドロップレット６３
４(リンク６３２及びドロップレット６３４がクライアントコンピュータ６０６
に直接ダウンロードされないことを示すために、点線で表示する)が選択され、
アプリケーションサーバー４０への通信接続６１８を確立することによって、ア
プリケーションを提供するためのドロップレット使用可能アプリケーション及び
情報をクライアントコンピュータ６０６に伝達することができる。同様に、リン
ク６３２及びドロップレット６３４は、クライアントコンピュータ６０６からメ
ッセージ６２０を通じてクライアントコンピュータ６０４に、そしてクライアン
トコンピュータ６０４からメッセージ６２２を通じてクライアントコンピュータ
６０２に各々伝達することができる。明らかなように、リンク及びドロップレッ
トのパッシングは、クライアントコンピュータのユーザーがドロップレット使用
可能アプリケーション及び／または情報に対するリンク及びドロップレットを元
来提供したコンテンツプロバイダー３０を航海する必要なく、ドロップレット使
用可能アプリケーション及び／または情報の検索を容易にする。いろいろな側面
で、プレゼンテーションのための第２のメカニズムは、グループを有する各クラ
イアントコンピュータが個別的に航海して、リンクの独特なインスタンス及びド
ロップレット使用可能アプリケーションのドロップレットをダウンロードする第
１のメカニズムより一層有利な方法、つまりクライアントコンピュータグループ
間でネットワークアプリケーション及び情報を共有する方法を提供する。

【００９３】 ドロップレット使用可能アプリケーション及び／または情報の保安 ここに概略的に説明されたように、ドロップレット使用可能アプリケーション
及び／または情報へのリンクが選択されてネットワーク上で遠隔位置に格納され
たアプリケーション及び／または情報の固有なインスタンスを呼び出す。言い換
えれば、ドロップレット使用可能アプリケーションの実行またはドロップレット
使用可能情報の検索のための各要求は、要求されたアプリケーション及び／また
は情報の個別的なコピー(インスタンス)を提供することによって満たされる。

【００９４】 しかし、本発明の一様態によれば、ドロップレット使用可能アプリケーション
及び／または情報の保安が維持され、個別的に識別可能なインスタンスは、多重
クライアントコンピュータ間で共有され背信されることができる。すなわち、本
発明は、ここでグローバル固有識別フィールド(GUID)と呼ばれる固有識別フィー
ルドを有するドロップレット使用可能アプリケーションの識別符号付きインスタ
ンスを提供する。識別符号付きインスタンスは、一つ以上のクライアントコンピ
ュータ間に配信され、識別符号付きインスタンス内からアクセスされて格納され
た情報は、ドロップレット使用可能アプリケーションの識別符号付き(識別フィ
ールドの特定)インスタンスを呼び出すクライアントコンピュータのみにより変
形されることができる。識別符号付きインスタンスは、実質的に保安が維持され
るので、GUIDフィールドの値を知っているユーザーのみが保安が維持されたドロ
ップレット使用可能アプリケーション及び／または情報の個別的なインスタンス
を具体的に要求しアクセスすることができる。

【００９５】 例えば、クライアント／サーバーシステム１０は、保安維持されるか、識別符
号が付与され、ドロップレット使用可能した写真アルバムアプリケーションを含
む。第１のユーザーは、個人写真に写真アルバムアプリケーションの固有に識別
可能なインスタンス-GUIDフィールドがGUID１の値を有する-を入力する。第１の
ユーザーの写真イメージは、写真アルバムアプリケーションの全てのインスタン
スのように遠隔ネットワーク位置に格納される。写真アルバムアプリケーション
を要求する第２のユーザーは、アプリケーションの固有に識別可能な他のインス
タンスを受信し、第２のユーザーが写真アルバムアプリケーションの第１のユー
ザーのインスタンスに対応するGUIDフィールドの値を提供しないと、第１のユー
ザーの写真を見ることができない。本発明は、GUIDフィールドをユーザーに提供
するいくつかの方法を考案することができる。

【００９６】 一実施例において、第１のユーザーは、写真アルバムアプリケーションを更に
他のユーザー、例えば第３のユーザーに背信する。すなわち、第１のユーザーは
、GUIDフィールド値が「GUID１」である写真アルバムアプリケーションの固有に
識別可能なインスタンスへのリンク及びドロップレットを含む電子メールメッセ
ージを構成する。リンクは、ダウンロード可能であり、写真アルバムアプリケー
ションの固有なインスタンスを選択的に呼び出すための「GUID１」値のGUIDフィ
ールドを含む。このように、第１のユーザーは、他人(例えば、第２のユーザー)
が見ることを実質的に禁止しながら、個人写真へのアクセスを第３のユーザーに
許容する。

【００９７】 他の実施例において、第１のユーザーは、GUIDフィールドを見て、これを第２
、第３または両方のユーザーに直接伝達することができる。識別符号付きドロッ
プレット使用可能アプリケーションを要求する場合、システム１０は、アプリケ
ーションの新しいインスタンスまたは保安されたインスタンスを希望するかにつ
いてユーザー(例えば、第２または第３のユーザー)に質問する。保安されたイン
スタンスが要求されると、システム１０は、ユーザーに指示して、保安されたア
プリケーションに対応する識別フィールド値(例えば、GUID１)を入力するように
する。

【００９８】 ドロップレット分散情報の追跡 前述のように、ドロップレットの各インスタンスは、グローバル固有識別フィ
ールド(GUID)と関連がある。図８を参照すれば、参照符号６４０で示したデータ
格納所は、ドロップレット使用可能アプリケーション及び／または情報の使用と
関連した追跡の情報６４２を格納するために、アプリケーションサーバー４０に
維持される。データ格納所６４０は、例えばGUID及びドロップレット使用可能ア
プリケーション及び／または情報に対するリンク及びドロップレットを受信した
各クライアントコンピュータ２０に関する情報を含むデータベース、ファイル、
リンクリスト、または類似格納特性を含む。

【００９９】 データ格納所６４０内の追跡の情報６４２をアクセスして検索することによっ
て、要求時、ドロップレット分散データが提供されることができる。ドロップレ
ット分散データは、ドロップレット使用可能アプリケーション及び／または情報
のリンク及びドロップレットがシステム６００を通じて取られた経路を識別する
。したがって、データは、例えばウェブサイトやスタンドアローンプログラムに
組み合わせられたものからクライアントコンピュータに直接アクセスされ、ダウ
ンロードされるものだけでなく、一つのユーザー、またはクライアントコンピュ
ータから他のものに伝送される(例えば電子メールメッセージを通じて伝送され
る)リンク及びドロップレットを識別する。

【０１００】 追跡の情報６４２は、例えばプロモーションキャンペーンの相対的成功を追跡
する等の色々な目的に利用されることができる。追跡の情報６４２は、多数のユ
ーザーにドロップレット使用可能アプリケーションが特定の元来ユーザーから到
達したということを通知するために使用することができる。

【０１０１】 追跡の情報６４２は、特定のドロップレット使用可能アプリケーションの使用
様態を詳細化する情報を更に含む。例えば、追跡の情報６４２は、ドロップレッ
ト使用可能アプリケーションに対応するリンク及びドロップレットがクライアン
トコンピュータにダウンロードされた時(例えば、時間及び日付)、アプリケーシ
ョンが呼び出された回数及び各回数の時間、セッション中に利用されたアプリケ
ーション機能の種類、一つのアプリケーションがクライアントコンピュータのデ
スクトップ上でアクティブに維持され見える時間、アプリケーションが他のアプ
リケーションにより目立たなくなるか、最小化される回数、及びドロップレット
使用可能アプリケーションのリンク及び／またはドロップレットがクライアント
コンピュータから削除又は消される時期に関する情報を含む。

【０１０２】 一般的に言えば、ドロップレット使用可能アプリケーションまたはドロップレ
ット使用可能マーケティングアプリケーション(調査)を提供するウェブサイトの
商人または後援している実体は、このような追跡の情報を用いて、例えばユーザ
ーの利用パターンを決定するか、又は所定時間のあいだそのコンピュータに常駐
するドロップレット使用可能アプリケーション(例えば、特定在庫品のアイテム
を有するドロップレット使用可能ショッピングアプリケーション)に対応するド
ロップレット及びリンクを有するユーザーに対してプロモーションの目標選定を
する。目標として選ばれたプロモーションは、例えばディスカウントされた価格
を提供し、クライアントが在庫品のアイテムを購買するようにする決定を誘導す
る。

【０１０３】 好ましくは、商人または後援している実体に提供される追跡の情報は、匿名で
ある(例えば、特定ユーザーを名前やマシンアドレスにより具体的に識別しない)
。しかも、追跡の情報は、前述した通信プロトコル及びメッセージフォーマット
を活用することによって、リアルタイムで提供することができる。

【０１０４】 更に、追跡の情報は、ドロップレットアプリケーションディベロッパーにより
活用されて、ドロップレットの性能を最適化したり、ドロップレット使用可能ア
プリケーションを有する特定の機能に関するユーザーの関心度を評価する。

【０１０５】 遍在するイベントチャンネルの提供 図６に示す本発明の一様態において、クライアント／サーバーシステム１０は
、システム１０の全てのクライアントに情報を伝送するためのイベントチャンネ
ル４００、特定のドロップレット使用可能アプリケーションのリンク及びドロッ
プレットをダウンロードした全てのクライアントまたは特定のクライアントコン
ピュータ、例えばクライアントコンピュータ２０を含む。情報は、イベントの発
生を通知するためにユーザーに伝送される例えば、サウンド、イメージ、テキス
トまたは任意の組み合わせを含む。ユーザーへの通知は、リアルタイムで、又は
規則的に定められた所定の時間で行われる(イベントの発生時)。

【０１０６】 一実施例において、例えばドロップレット使用可能電子メールアプリケーショ
ンが提供される。このような実施例において、イベントチャンネル４００を通じ
てメッセージが伝送されて、ユーザーに電子メールメッセージの受信を通知する
。イベントチャンネル４００は、電子メールアプリケーションがアクティブに実
行されているか否かに対するメッセージの受信を許容する。好ましくは、電子メ
ールアプリケーションがアクティブに実行されていない場合、ユーザーのクライ
アントマシンのデスクトップ上で電子メールアプリケーションに関連したアイコ
ン(例えば、ストックウォッチャーアプリケーション１００用のアイコン３２０)
を明るくするかきらきらと輝かせることによって、イベントチャンネルは、ユー
ザーにメッセージの受信を通知する。このような側面で、ドロップレットプレゼ
ンテーションクライアントは、警告アプリケーションを含む。警告アプリケーシ
ョンは、前述のように、例えば「電子メールが受信された」のような通知メッセ
ージ等のメッセージに対してクライアントコンピュータ２０でイベント受信バッ
ファー４２０を周期的に評価する。受信されたメッセージに応答して、警告アプ
リケーションは、例えばユーザーインターフェースの特徴を活用して、アイコン
をきらきらと輝かせたり声を出したり、ポップアップメッセージやメニューをラ
ンチングすることにより、クライアントコンピュータのユーザーに警告する。他
の方法では、MICROSOFT Windows（登録商標）環境で、メッセージが受信された
ことを示すインエンベロープシンボルまたはアイコンがデスクトップの「ツール
トレー」部分３４０に提供される(図５)。

【０１０７】 イベントチャンネル４００の実行は、クライアントコンピュータ、中央イベン
トサーバー及びネットワーク５０に散在されたアプリケーションサーバーの組み
合わせを必要とする。図６で、他の実行戦略が考えられることは明らかであるが
、中央イベントサーバーがコンテンツプロバイダー３０内に実行される。コンテ
ンツプロバイダー３０は、各アプリケーションサーバー、例えばアプリケーショ
ンサーバー４０に作動的に結合されたイベント伝送バッファー４１０及び各クラ
イアントコンピュータ内のイベント受信バッファー、例えばクライアントコンピ
ュータ２０内のイベント受信バッファー４２０を含む。

【０１０８】 一実施例において、クライアントコンピュータ、中央イベントサーバー及びア
プリケーションサーバーに対するプラットホーム専用ソフトウェアは、そのドロ
ップレット使用可能バージョンへのリンクを通じて局所的に設置したりアクセス
することができる。クライアントコンピュータ上で、ソフトウェアは、ユーザー
がそのイベント受信バッファー４２０へのサーバーアプリケーションのアクセス
を個別的に付与することを許容する。また、クライアントソフトウェアは、イベ
ントヒストリーのビューを提供し、この際、クライアントが以前に伝送された情
報(サウンド、イメージ、テキストまたはその任意の組み合わせ)を更に呼び出す
ことができるようにする。

【０１０９】 先ず、アプリケーション(例えば、アプリケーションサーバー４０上で実行さ
れるドロップレット使用可能アプリケーション４１）が一つ以上のユーザーによ
り権限が付与されると、アプリケーション４１は、中央イベントサーバーの伝送
バッファー４１０にメッセージ(例えば、アプリケーションサーバー４０からコ
ンテンツプロバイダー３０へのメッセージ４３０)を伝送することによって、イ
ベントをポストする。メッセージ４３０は、例えばイベントを受信すべきユーザ
ーまたはユーザーを識別する情報だけでなく、ポストされたイベントの詳細を含
む。次に、メッセージは、中央イベントサーバーによりイベントチャンネル４０
０を通じて特定のクライアントに配信される。

【０１１０】 好ましくは、ユーザーは、アプリケーションから由来するイベント情報を選択
することによって、アプリケーションを呼び出すことができる。追加的に、アプ
リケーション専用情報は、アプリケーション自体がアクティブであるか否かによ
って伝送することもできる。

【０１１１】 遍在イベントチャンネル４００は、ドロップレット使用可能アプリケーション
プロバイダー、ディベロッパーまたは後援している実体がユーザー又はドロップ
レット使用可能アプリケーションのユーザーに対して新たな又は改正されたコン
テンツが利用可能であることを選択的に通知できるメカニズムを提供する。一実
施例において、プロバイダー、ディベロッパーまたは後援している実体は、例え
ばアプリケーションの使用パターンに基づいてドロップレット使用可能アプリケ
ーションの全てのユーザーまたは特定のユーザーに通知イベントを伝送すること
ができる。他の実施例において、クライアントコンピュータ２０のユーザーは、
所定時間のあいだイベントチャンネルをポーリングするか、又は別の方法で評価
し、そこにロードされたドロップレット使用可能アプリケーションに関連した新
たな又は改正された情報が利用可能であるか否かを決定する。

【０１１２】 ウェブサイト上に提供されるインターアクティブ、ドロップレット使用可能シ
ョッピングアプリケーションの例において、ユーザーは、アプリケーション及び
在庫品のアイテムをそのデスクトップにダウンロードする。前述のように、追跡
の情報は、ショッピングアプリケーションを後援している実体に提供することが
できる。購買決定が遅延されると、在庫品のアイテムに関連した価格決定及び可
用性が変更されることができる。追跡の情報及びイベントチャンネル４００を活
用することによって、改正された価格決定及び／または可用性情報を含む通知メ
ッセージをユーザーに伝送することができる。また、ショッピングアプリケーシ
ョンを後援している実体が在庫品のアイテムに対するディスカウントされた価格
を含む通知メッセージをイベントチャンネル４００を通じてユーザーに伝送する
ことによって、ユーザーの購買に良い影響を与えることができる。本発明によれ
ば、このようなイベントチャンネル４００を通じて伝送される目標選定されたプ
ロモーションメッセージは、ショッピングアプリケーションが現在実行中である
か否かによってクライアントコンピュータで受信されるはずである。

【０１１３】 持続的な状態の維持 本発明は、ドロップレット使用可能アプリケーションの以前の動作状態を再確
立するための性能を提供する。例えば、ユーザーがドロップレット使用可能アプ
リケーションを有するセッションを再確立する場合、アプリケーションの状態は
、ユーザーがセッションを終了した直前の時点に復元される。

【０１１４】 本発明によれば、アプリケーションサーバー４０は、各ドロップレット使用可
能アプリケーションの現在の動作状態に関する状態の情報４８をアプリケーショ
ンサーバー４０像のデータ格納所６４０に維持する(図１及び図８)。状態の情報
４８は、アプリケーションが終了した後に維持される。状態の情報４８は、特定
のユーザーに対する動作状態の情報４８がデータ格納所６４０から検索可能なよ
うに、ユーザー識別フィールドを含む。本発明は、ユーザーがセッションを開始
する以前に登録するサイン−オン(sign-on)手続または類似のメカニズムを考案
することができることは明らかである。したがって、ユーザーの動作セッション
に対応する状態の情報は、ユーザーＩＤ等により識別することができる。登録手
続は、一般的に周知のように、手続の更なる詳細は、ここでは説明しない。その
ような登録手続が本発明の範囲に属するということは明らかである。

【０１１５】 同一のユーザーがドロップレット使用可能アプリケーションを再び呼び出す場
合、ユーザーが最後のセッションで実行した各アプリケーションに対応する状態
の情報４８が検討され、再び呼び出されたアプリケーションに関連した状態の情
報４８は、データ格納所６４０から検索する。ドロップレット使用可能アプリケ
ーションがクライアントコンピュータ２０に提供されるる時、検索された状態の
情報４８がユーザーに配信される。一実施例において、ユーザーに対しては最終
セッションに対応する状態の情報４８をロードするか否かのオプションが与えら
れる。状態の情報４８がアプリケーションサーバー４０上で維持され、ユーザー
登録情報への関連により識別可能な場合、状態の情報４８は、現在及び以前動作
セッションが運用されたクライアントコンピュータ２０に関係なく提供される。
したがって、ユーザーが他のクライアントコンピュータからドロップレット使用
可能アプリケーションを再び呼び出すとしても、以前状態の情報４８は、アクセ
ス可能であり、要求時にユーザーに提供することができる。

【０１１６】 例えば、図８を再び簡単に参照すれば、まず、ユーザーは、クライアントコン
ピュータ６９８に表示された会社内のパーソナルコンピュータでストックウォッ
チャーアプリケーション１００にログオンして(システム６００に登録して)呼び
出す。このセッションの間、ユーザーは、ストックウォッチャーアプリケーショ
ン１００を提供するウィンドウのサイズを変更し、多数の個人の株式提案をスト
ックウォッチャーアプリケーション１００下で「注視」株式のリストに追加する
。周知のように、状態の情報４８は、データ格納所６４０に格納され、ユーザー
の識別フィールドを参照することによってアクセスが可能である。ユーザーは、
アプリケーション１００の現在実行を終了し、クライアントコンピュータ６０８
をログオフする。以後、ユーザーは、旅行中でも注視株式の状態に関しチェック
する機会を有する。ユーザーは、クライアントコンピュータ６０６に表示された
、例えばラップトップパーソナルコンピュータのような携帯用電子デバイスから
ストックウォッチャーアプリケーション１００を再び呼び出す。ユーザーがクラ
イアントコンピュータ６０６でストックウォッチャーアプリケーション１００へ
のリンクを以前に伝送したので、ユーザーは、ストックウォッチャーアプリケー
ション１００を検索するための通信接続６１８を確立することができる。本発明
によれば、クライアントコンピュータ６０８でアプリケーション１００の以前実
行に対応する状態の情報４８は、データ格納所６４０から検索され、クライアン
トコンピュータ６０６におけるユーザーに提供される。その結果、ストックウォ
ッチャーアプリケーション１００を提供するサイズ調整されたウィンドウ及び新
たに付加された個人株式の提案がユーザーに提供される。したがって、本発明は
、従来の状態追跡方法、例えば本明細書の背景部分で説明したクッキー技術の短
所を克服する。前述のように、以前の状態の情報は、以前にセッションを呼び出
したクライアントコンピュータ２０に一般的に格納されるので、ユーザーが同じ
アプリケーションを他方のクライアントコンピュータで再び呼び出す場合、一方
のクライアントコンピュータでユーザーにより呼び出されたアプリケーションに
発生された変更が明白でないという点から従来の方法は限界を有する。

【０１１７】 好ましくは、動作セッション状態の情報４８は、オプンされたウィンドウとコ
ントロールのサイズ及び位置、アプリケーション内のカーソルの位置、完了した
り部分的に完了した任意のデータフィールド値、及び例えば以前セッション中に
ユーザーにより選択された在庫品のデータフィールドまたはアイテムを含むこと
ができる。好ましくは、アプリケーションサーバー４０は、状態の情報４８を長
時間格納デバイスに格納することによって、ユーザー活動の長時間遅延の責任を
負うことができるように保障する。また、ドロップレット使用可能アプリケーシ
ョンの完了状態を示す格納可能なパケット情報を生成するための標準APIが規定
される。また、クライアントコンピュータ６０２-６０８上で運用されるソフト
ウェアは、ウィンドウを生成し、選択を移動させる要求(前述した通信プロトコ
ル下で行われる)に応答できなければならない。

【０１１８】 ユーザーとドロップレット使用可能アプリケーション間の動作セッションがア
クティブであり、ユーザーが同一のドロップレット使用可能アプリケーションで
他のセッションを確立しようと試みる場合、システム６００は、衝突を識別する
。すなわち、試みられた新しいセッションを終了し、現在のセッションを維持す
るか、又は現在のセッションを終了し、新しいセッションを開始するかのオプシ
ョンをユーザーに提供するメッセージが伝送され、クライアントコンピュータ６
０２−６０８上に表示される。

【０１１９】 同時に発生する動作セッションを識別するために、システム６００(及びシス
テム１０)は、特定のユーザーが既に特定のアプリケーションとオプンセッショ
ンを有していることを示すフラッグを格納する。ユーザーが新しいアプリケーシ
ョンへの接続を試みる場合、システム６００は、フラッグの値をチェックする。
それが設定されれば、システム６００は、現在のセッションを終了すべきか、又
は新しいセッションを生成するべきかに関する選択を提供する。ユーザーが終了
を選択すれば、システムは、終了したことを、運用中のアプリケーションに通知
する。ユーザーが新しいセッションの開始を選択すれば、システム６００は、選
択を示すフラッグを格納する。フラッグは、セッションを固有に識別するタイム
スタンプを含むことが好ましい。ユーザーが接続を試み、多数のアクティブセッ
ションが存在する場合、それらのうちいずれか一つを終了させることができるオ
プションがユーザーに与えられる。

【０１２０】 ウェブトップへのデスクトップアプリケーションのミラーリング 本発明によれば、ウェブトップはアカウントの承認されたユーザーにより通常
利用されるドロップレット使用可能アプリケーション及び/または情報へのリン
クを格納するためのパスワード保護されている個人格納所、例えばウェブサイト
上のアカウントである。リンクはサーバーのアドレス及びアカウント内のアプリ
ケーション及び情報を支援下に、その上で実行されるプロセスの名前を含む。

【０１２１】 ドロップレット使用可能アプリケーション及び/または情報へのリンクがクラ
イアントコンピュータ２０にコピーされる場合、例えばウィンドウズ内でデスク
トップに付加されたりデスクトップ上に表示されるメニューに付加される場合、
リンクはまたユーザーのウェブトップにコピーしたり"ミラーリング"できる。好
ましくは、ミラーリングの様態はユーザーの制御下にある。すなわち、ユーザー
はミラーリングがいつも発生したり、全く発生しなかったりメッセージが、ユー
ザーにそれらがユーザーのウェブトップへのリンクをミラーリングすることを望
むか否かについて質問を指定できる。ユーザーとの相互作用なしにウェブトップ
へのリンクをミラーリングするオプションが選択されれば、ウェブトップアカウ
ントにアクセスするのに必要とする情報、すなわち承認されたユーザーの名前及
びパスワードはミラーリングプロセスによりインコーディングされる。

【０１２２】 好ましい実施例において、デスクトップ上にドロップレット使用可能アプリケ
ーションまたは情報へのリンクを格納するために利用する方法に関わらず、ミラ
ーリングプロセスが行われる。すなわち、ウェブページのドロップレットハンド
ルをドラッギングアウトしたり、それを付加するメニュー指令を選択することに
よりリンクがダウンロードされるか否かによってミラーリングを呼び出すことが
できる。一つの実施例において、ユーザーはリンクをデスクトップに付加しない
でそのウェブトップにリンクを記録するように選択できる。また、ミラーリング
プロセスは他のサーバーにより支援される同一のアプリケーションのインスタン
スを区別する。ユーザーがウェブトップアカウントを訪問する時、そのユーザー
に対して格納されたアプリケーションはグループで表示される。好ましくは、付
加されたアプリケーションは"新しいアプリケーション"グループに自動にに加え
る)。ユーザーは新しいグループを生成し、好みによってアプリケーションを移
動できるオプションを持つ。一つの実施例において、ウェブトップ上にはアプリ
ケーションを特定ユーザーの格納所に付加するためにユーザーが登録できるウェ
ブインターフェースがある。

【０１２３】 ドロップレットの多重プラットホームの実行 前述のように、ドロップレット使用可能クライアントコンピュータ２０はドロ
ップレットプレゼンテーションクライアント２５を含む。本発明によれば、プレ
ゼンテーションクライアント２５はアプリケーションサーバー４０から受信され
たユーザーインターフェーススペックを処理して、前述したメッセージフォーマ
ット(例えば、イベント通知及びセッション指令)を活用してアプリケーションサ
ーバー４０にユーザー駆動イベントを戻してルーティングする普遍的なプラット
ホーム独立アプリケーションプログラムである。

【０１２４】 ドロップレットプレゼンテーションクライアント２５がプラットホーム独立的
なので、ドロップレットアプリケーションクライアント２５はウェブページまた
はデスクトップ上で運用されるスタンドアローンアプリケーションからダウンロ
ードされるか否かによってドロップレット使用可能アプリケーションの全てのイ
ンスタンスを実行できる。しかし、ドロップレットプレゼンテーションクライア
ント２５の実行は多様なハードウェア及びソフトウェアプラットホームによって
相違する。例えば、ドロップレットプレゼンテーションクライアント２５は他の
ベンダーの多数のウェブブラウザーと組み合わせられるように設計され、パーム
パイロット、インターネットイン使用可能無線電話、Netpliance（登録商標）、
１-Openers（登録商標）、タブレットコンピュータなどのような非パーソナルコ
ンピュータプラットホームで動作する。プレゼンテーションクライアント２５は
Windows（登録商標）またはリヌクスオペレーティングシステムを運営するパー
ソナルコンピュータ、アップルマッキントッシュ及びサン・ソラリスワークステ
ーションのような多重コンピュータプラットホーム上で動作するように設計され
る。更に、サーバーコンピュータ３０及び４０は例えばウィンドウズ NT及びユ
ニックスサーバープラットホームのような多重ハードウェア及びソフトウェアプ
ラットホーム上で動作する。

【０１２５】 ウェブ基盤実行(ウェブページ内)で、好ましくはドロップレットプレゼンテー
ションクライアント２５はジャバアプレット、アクティブXコンポーネントとし
てまたはブラウザープラグインとして実行される。これらの各実行技術はウェブ
ページに組み合わせられるインターフェースを提供する。ドロップレットプレゼ
ンテーションクライアント２５を含めるのに利用するHTMLタグのパラメーターは
接続するサーバーとプレゼンテーションクライアント２５に要求したアプリケー
ションの種類を提供する。

【０１２６】 デスクトップ基盤の実行において、ドロップレットプレゼ
ンテーションクライアント２５は実行可能な標準ネイティブとして実行される。
プレゼンテーションクライアント２５はリンク、すなわちリンクに関連するファ
イルから、接続するサーバー及び要求するアプリケーションの種類をプレゼンテ
ーションクライアント２５に知らせる情報を受信する。

【０１２７】 保安の特徴 本発明によって構成されて動作するドロップレット使用可能クライアント/サ
ーバーシステム１０はクライアントコンピュータ２０とサーバーコンピュータ、
例えば３０及び４０の間で、前述したパスワード及び情報、すなわち通信プロト
コル、メッセージフォーマット及びイベントチャンネル内から伝送された情報の
暗号化保護された格納及び伝送のための保安性能を含む。

【０１２８】 実質的にパスワードの悪用を防止するために、MD５または類似の慣例を用いて
、伝送する前にパスワードが処理される。同様に、パスワードを要求したアプリ
ケーション内で、パスワードが暗号化されたチャンネル上でも普通のテキストで
伝送されない場合にハッシングが行われる。パスワードをシステムにタイピング
しなければならない場合、文字が隠蔽されて、すなわち各文字表示が星印で表示
される。

【０１２９】 システム１０内で暗号化ルーチンが利用される。クライアントとサーバーとの
間の初期プロトコル交渉の一部として、サーバーは伝送物の一部または皆の圧縮
を指定できる。電力制限の処理が禁止されない場合には、システム１０は標準メ
カニズムとしてSSLを利用して共通キーを確立する。電力制限の処理命令を出す
場合、例えばHTTPトンネルリングのような他のメカニズム及び暗号化アルゴリズ
ムを代えることができる。代替アルゴリズムは保安及び検閲を受けて、主要アル
ゴリズムのように信頼性がなければならない。

【０１３０】 特定ドロップレット使用可能アプリケーション内での伝送メッセージングは、
例えばドロップレットアプリケーションの開発者またはアプリケーションのユー
ザーのオプションで選択的に保障されたりされなかったりするのは明らかである
。また、保安レベル、例えば１-ビット、３０-ビット、または１２８-ビット暗
号化はリアルタイムで選択できる。すなわち、機密情報は保安チャンネルを通じ
て伝送でき、それよりは機密でない情報はちゃんと保安されていないチャンネル
を通じて伝送される。当業者らに周知された通り、ネットワーク構成に課される
制限及び保安レベルと、望みのネットワークの性能間には直接的な関係がある。

【０１３１】 ドロップレット使用可能アプリケーションの開発 当業者であれば、ドロップレット使用可能アプリケーションの開発は従来コン
ポーネント基盤アーキテクチャーを利用してGUIまたはデスクトップアプリケー
ションを開発することと類似である。うまく設計されたデスクトップアプリケー
ションはユーザーインターフェース、ビジネス論理及びデータ格納機能をモジュ
ールで処理するためにルーチンを分離させる。ユーザーインターフェース、ビジ
ネス論理及びデータ格納機能のモジュールへの分離は、他のプラットホーム間で
更に大きい移動性を提供する。例えば、ビジネス論理及び/またはデータ格納モ
ジュールに影響を及ぼさなく、ハードウェアの特定要求を担当するユーザーイン
ターフェースモジュールに変形を加えることができる。本発明に従って構築され
たドロップレット使用可能アプリケーションは、アプリケーション開発にこのよ
うな階層化された方法とかモジュール接近法を含む。

【０１３２】 図７はドロップレット使用可能アプリケーション５５０と比較される従来のア
プリケーション５００の論理階層を図示している。示すように、従来のアプリケ
ーション５００はユーザーインターフェース層５１０、ビジネス論理層５２０及
びデータベースまたはデータ格納層５３０を含む。ドロップレット使用可能アプ
リケーション５５０はアプリケーションサーバー上で実行されて呼び出されるク
ライアントコンピュータに機能を提供するユーザーインターフェース層５６０、
ビジネス論理層５７０及びデータベース層５８０を含む。

【０１３３】 従来のアプリケーション５００及びドロップレット使用可能アプリケーション
５５０のビジネス論理層５２０及び５７０とデータ格納層５３０及び５８０は実
質的に同様である。アプリケーション５００及び５５０の階層化された接近法で
の差異点はドロップレット使用可能アプリケーション５５０のユーザーインター
フェース層５６０が二つのコンポーネント、すなわちクライアントユーザーイン
ターフェース５６２及びサーバーユーザーインターフェース５６４を含む点であ
る。クライアントユーザーインターフェース５６２はクライアントコンピュータ
２０上で実行されるに反して、サーバーユーザーインターフェース５６４はビジ
ネス論理層５７０及びデータ格納層５８０と共にアプリケーションサーバー４０
上で実行される。サーバー論理層(５６４、５７０及び５８０)内のアプリケーシ
ョンドライバーは、アプリケーションサーバー４０上で実行されるドロップレッ
ト使用可能アプリケーションがユーザーのクライアントコンピュータ２０で実行
されているように、ユーザーに見えるようにネットワーク通信プロトコル(すな
わち、イベント通知メッセージ、更新及びウィンドウズ 指令メッセージ）を利
用する。例えば、アプリケーションドライバーはグラフィックオブジェクトをレ
ンダリングするための指令、デフォルトパラメーター、またはドロップレット使
用可能アプリケーション５５０内に表示されるデータ値をクライアントユーザー
インターフェース５６２に提供する。

【０１３４】 前述したモジュールまたは階層化された接近法を含むアプリケーションは現在
のコードの実際の再起録なしにドロップレット使用可能アプリケーションとして
再記録できることは明らかである。すなわち、現在のアプリケーションユーザー
インターフェース層は変形されるだけである。

【０１３５】 好ましくは、ドロップレット使用可能アプリケーションは、一旦クライアント
コンピュータにより局所的に呼び出されると、例えばアプリケーションサーバー
４０のように遠隔サーバー上のアプリケーションドライバーの制御下でローディ
ング及び運用されて、ダイナミックにローディング可能なライブラリーとして採
用される。ドロップレット使用可能アプリケーション及びアプリケーションドラ
イバーは、好ましくはジャバ、C++、ビジュアルベーシック、またはCOMまたはCO
RBAインターフェースを支援する他の等価のプログラミング言語で記録される。
また、ドロップレット使用可能アプリケーションは始動時具体化され、アクティ
ブの間、全てのプログラム情報を維持して、オブジェクトが破壊された場合には
アプリケーションを終了させるオブジェクトとして実行される。単一アプリケー
ションサーバー内に多数のそういうオブジェクトを具体化することにより、サー
バーは同一なサーバーから同一なアプリケーションの独立的インスタンスを運用
する任意のユーザーを支援できる。

【０１３６】 結論 本発明を、好ましい実施例と関連して説明して記述したが、当業者ならばよく
分かるように、本発明の思想と範囲を外れなくても色々な修正と変形が可能たと
いうのを分かるはずである。例示を通じて及び前述のように、本発明の説明はネ
ットワークを介して遠隔位置に格納されたアプリケーション及び/または情報へ
のインターアクティブリンクを提供する任意の特定方法で制限しようと意図した
ことではない。すなわち、ここに開示された特徴はインターネットとかウェブ基
盤システムのアプリケーションに限定されないというのは明らかである。

【０１３７】 例えば、クライアントコンピュータ２０はパーソナルコンピュータ、ワークス
テーション、携帯またはハンドヘルドディバイスなどのような任意のタイプのコ
ンピューティングディバイスになることができるというのは明らかである。好ま
しい実施例において、コンテンツプロバイダー３０及びアプリケーションサーバ
ー４０はディバイス間の有線及び無線の相互接続を有する、例えばインターネッ
トのようなパケットスイッチングネットワークを介して作動的に結合される。

【０１３８】 更に、本発明の好ましい実施例は２個のサーバーコンピュータ、情報コンテン
ツを提供するためのコンテンツプロバイダー、及びレンダリング指令、デフォル
トデータ値及びアプリケーション専用ビジネス論理を含むドロップレット使用可
能アプリケーション及び情報を提供するためのアプリケーションサーバーを含む
。一つのサーバーコンピュータがこれらのサービス及び機能を提供することが本
発明の範囲に含まれることは明らかである。すなわち、コンテンツプロバイダー
はレンダリング指令、デフォルトデータ値及びアプリケーション専用ビジネス論
理を含むドロップレット使用可能アプリケーション及び情報を提供するためのハ
ードウェア及びソフトウェアリソースを含むことができる。本実施例において、
通信接続５２及び５４として前述した二つのネットワーク接続は、ここに説明さ
れた２個の論理関数を満たす限り、接続が物理的に行われることができる。

【０１３９】 したがって、添付された特許請求の範囲に提示された発明は前記提供された細
部構造に限らず、当業者には明らかな他の修正及び変形は添付された特許請求の
範囲に提示された本発明の思想及び範囲に含まれる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、本発明の一実施例によって構築され動作するドロップレット使用可能
クライアント／サーバーシステムの例を示すブロック図である。

【図２】 図２は、本発明の一実施例に係るドロップレット使用可能アプリケーションを
含むウェブページを示す。

【図３】 図３は、本発明の一実施例によって動作するドロップレット使用可能クライア
ントコンピュータとアプリケーションサーバー間のメッセージのフローを示す単
純化した流れ図である。

【図４】 図４Ａ〜図４Ｄは、本発明の一実施例に係る改善されたドラッグアンドドロッ
プ動作を示す。

【図５】 図５は、局所的に格納されたインターアクティブリンクの選択例及び対応する
ドロップレット使用可能アプリケーションの例示的な呼出し結果を示す。

【図６】 図６は、特にイベントチャンネル通信方式が強調された場合における図１のシ
ステムの簡略化したブロック図である。

【図７】 図７は、従来のアプリケーション構造と比較したドロップレット使用可能アプ
リケーションの例示的な論理構造を示す。

【図８】 図８は、本発明の一実施例によって構築され動作するドロップレット使用可能
クライアント／サーバーシステム例の簡略化したブロック図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｕ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ， ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，Ｌ Ｒ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，Ｔ Ｒ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 ブリッタン、フィリップ、エス、ジェイ アメリカ合衆国 ニューヨーク、ブルック リン、 レクター プレイス 333 ナン バー５エヌ (72)発明者 カニンガム、マーク アメリカ合衆国 ニューヨーク、ブルック リン、 ガーフィールド プレイス 195、 アパートメント 18 (72)発明者 バルキン、アレックス アメリカ合衆国 ニューヨーク、ニューヨ ーク、 サリヴァン ストリート 206、 アパートメント ５ (72)発明者 ベイスキン、マット アメリカ合衆国 ニューヨーク、ブロンク ス、 インディペンダンス アヴェニュー 2530 ナンバー５エフ (72)発明者 ブロンダー、グレッグ アメリカ合衆国 ニュージャージー、サミ ット、 マウンテン アヴェニュー 112 Ｆターム(参考） 5B082 EA07 HA06 5B085 AE29 BA06 BG03 BG07 CE03 CE06 【要約の続き】 ーション・サーバ（４０）への第２の通信接続（５４） を選択的に再確立するためのインターアクティブ・リン ク（６８）を格納することを更に含む。好ましくは、イ ンターアクティブ・リンク（６８０）の格納は、インタ ーアクティブ・リンクのグラフィック表現のダウンロー ドとクライアント・コンピュータ（２０）の動作環境 （８０）を示す情報及びアプリケーション・サーバ（４ ０）のネットワーク・アドレスを含むファイル（７４） を格納することを含む。

Claims (26)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のクライアント・コンピュータと複数のホスト・コンピ
   ュータとを有するネットワーク構成のコンピュータ処理システムで、ネットワー
   ク上の遠隔ソースからアプリケーション及び情報を提供するインターアクティブ
   ・リンクを配信する方法において、 クライアント・コンピュータの要求に応答して、第１の通信接続を介してその
   中に組み込まれたコンピュータ・プログラムを有する情報コンテンツを検索し、
   第２のホスト・コンピュータへの第２の通信接続を確立するために組み込まれた
   コンピュータ・プログラム・コードを実行する段階と、 第２の通信接続を介してアプリケーション及び第２の情報を表示するプレゼン
   テーション情報を含む第１の情報を検索する段階と、 プレゼンテーション情報に基づいてアプリケーション及び第２の情報をクライ
   アント・コンピュータに表示する段階と、 第１の情報を検索してアプリケーション及び第２の情報をクライアント・コン
   ピュータに表示するために、第２のホスト・コンピュータへの第２の通信接続を
   選択的に再確立するインターアクティブ・リンクを格納する段階と、 を含むインターアクティブ・リンクの配信方法。
2. 【請求項２】 プレゼンテーション情報は、表示されたアプリケーションの
   構成要素をレンダリングする指令、構成要素内に表示されるデフォルト・パラメ
   ータ及びデータ値、表示されたアプリケーションへの入力を処理するアプリケー
   ション専用ビジネス論理を含む請求項１記載のインターアクティブ・リンクの配
   信方法。
3. 【請求項３】 インターアクティブ・リンクのグラフィック表現をクライア
   ント・コンピュータにダウンロードする段階と、 クライアント・コンピュータにおいて、クライアントコンピュータの動作環境
   を示す情報及び第２ホストコンピュータのネットワークアドレスを含むファイル
   にグラフィック表現を関連させる段階と、 グラフィック表現をクライアント・コンピュータにディスプレーする段階と、
   を更に含む請求項１記載のインターアクティブ・リンクの配信方法。
4. 【請求項４】 クライアント・コンピュータのユーザは、グラフィック表現
   をクライアント・コンピュータにドラッグ・アンド・ドロップできるようにする
   段階を含む請求項３記載のインターアクティブ・リンクの配信方法。
5. 【請求項５】 グラフィック表現は、表示されたアプリケーション及びイン
   ターアクティブ・リンクにより呼び出された第２の情報を識別する情報、グラフ
   ィック表現がインターアクティブ・リンクのものであることを示すシンボルを含
   む請求項３記載のインターアクティブ・リンクの配信方法。
6. 【請求項６】 前記識別の情報は、表示されたアプリケーション及び第２の
   情報のうち、少なくとも１つの商業的に認識可能なブランド名を示すアイコン及
   びラベルのうち、少なくとも１つを含む請求項５記載のインターアクティブ・リ
   ンクの配信方法。
7. 【請求項７】 シンボルは、水滴型シンボルを含む請求項５記載のインター
   アクティブ・リンクの配信方法。
8. 【請求項８】 ファイルは、表示されたアプリケーションの構成要素をレン
   ダリングする指令、構成要素内に表示されたデフォルト・パラメーター及びデー
   タ値及び表示されたアプリケーションへの入力を処理するアプリケーション専用
   ビジネス論理を更に含み、指令は、第２のホスト・コンピュータから検索された
   第１の情報の少なくとも一部を無視する請求項３記載のインターアクティブ・リ
   ンクの配信方法。
9. 【請求項９】 ユーザがグラフィック表現を選択する段階と、 選択に応答して、グラフィック表現に関連するファイルのコンテンツにアクセ
   スして第１の情報を検索し、インターアクティブ・リンクに関連するアプリケー
   ションと第２の情報を表示する第２のホスト・コンピュータへの第２の通信接続
   を再確立する段階とを更に含む請求項３記載のインターアクティブ・リンクの配
   信方法。
10. 【請求項１０】 アプリケーションの第１の動作状態を示す情報及びユーザ
    に提供される第２の情報を第２のホスト・コンピュータに格納する段階と、 グラフィック表現の選択に応答して、アプリケーション及び第２の情報が再び
    ユーザに提供される時、第１の動作状態の情報を表示する段階と、 を更に含む請求項９記載のインターアクティブ・リンクの配信方法。
11. 【請求項１１】 第１の動作状態の情報は、複数のクライアント・コンピュ
    ータのいずれかでユーザに提供される請求項１０記載のインターアクティブ・リ
    ンクの配信方法。
12. 【請求項１２】 第１の情報を検索し、次のクライアント・コンピュータで
    アプリケーション及び第２の情報を表示するために、次のクライアント・コンピ
    ュータが第２のホストコンピュータへの通信接続を選択的に確立する動作を行な
    うことができるように、次のクライアント・コンピュータにインターアクティブ
    ・リンクの複写本を伝送する段階を更に含む請求項１記載のインターアクティブ
    ・リンクの配信方法。
13. 【請求項１３】 複数のクライアント・コンピュータの間でインターアクテ
    ィブ・リンクの伝送を追跡する情報を格納する段階を更に含む請求項１２記載の
    インターアクティブ・リンクの配信方法。
14. 【請求項１４】 追跡のための情報は、インターアクティブ・リンクに割り
    当てられるグローバル固有識別子及びインターアクティブ・リンクを受信した各
    クライアント・コンピュータを識別するための情報を含む請求項１３記載のイン
    ターアクティブ・リンクの配信方法。
15. 【請求項１５】 ネットワーク構成のコンピュータ処理システムは、インタ
    ーネット接続を含み、クライアント・コンピュータは、現在のアプリケーション
    及び第２の情報へのリンクに対するデスクトップ基盤格納所及びリンクに対する
    インターネット基盤格納所を含み、インターアクティブ・リンクの格納は、デス
    クトップ基盤格納所及びインターネット基盤格納所のいずれかにインターアクテ
    ィブ・リンクを選択的に格納することを含む請求項１記載のインターアクティブ
    ・リンクの配信方法。
16. 【請求項１６】 ネットワーク構成のコンピュータ処理システムは、インタ
    ーネット接続を含み、クライアント・コンピュータは、現在のアプリケーション
    及び第２の情報へのリンクに対するデスクトップ基盤格納所及びリンクに対する
    インターネット基盤格納所を含んでおり、インターアクティブ・リンクの格納は
    、デスクトップ基盤格納所及びインターネットの全ての基盤格納所にインターア
    クティブ・リンクを格納することを含む請求項１記載のインターアクティブ・リ
    ンクの配信方法。
17. 【請求項１７】 ネットワーク構成のコンピュータ処理システムにおいて、 前記ネットワークを介して遠隔に格納された情報コンテンツを要求するアプリ
    ケーション・プログラム・コード、オペレーティング・システム・プログラム・コ
    ード及びその上で動作するプレゼンテーション・クライアント・プログラム・コ
    ードをそれぞれ具備する複数のクライアント・コンピュータと、 前記情報コンテンツ及びコンピュータ・プログラム・コードがその中に組み込
    まれた前記情報コンテンツの所定の一部を格納し、前記クライアント・コンピュ
    ータからの要求に応答して前記情報コンテンツを配信する第１のサーバ・コンピ
    ュータと、 前記呼び出されたアプリケーション及び第２の情報を表示するプレゼンテーシ
    ョン情報を含む第１の情報及び前記組み込まれたコンピュータ・プログラム・コ
    ードにより呼び出される第２の情報及びアプリケーションを格納するための第２
    のサーバ・コンピュータと、 前記オペレーティング・システム・プログラム・コード、前記プレゼンテーシ
    ョン・クライアント・プログラム・コードと、前記組み込まれたコンピュータ・
    プログラム・コードにより要求中のクライアント・コンピュータと前記第２のサ
    ーバー間に確立されたものであり、前記第１の情報を受信して前記要求中のクラ
    イアント・コンピュータから前記呼び出されたアプリケーション及び前記第２の
    情報を表示する通信接続と、 前記要求の中のクライアント・コンピュータに格納され、前記第１の情報を受
    信して前記第２のサーバ・コンピュータから前記呼び出されたアプリケーション
    及び前記第２の情報を提供するために前記通信接続を選択的に再確立するための
    インターアクティブ・リンクとを含むネットワーク構成のコンピュータ処理シス
    テム。
18. 【請求項１８】 前記プレゼンテーション情報は、前記表示されたアプリケ
    ーション及び前記第２の情報の構成要素をレンダリングするための指令、前記構
    成要素内に表示されるデフォルト・パラメータ及びデータ値及び前記表示された
    アプリケーションへの入力を処理するためのアプリケーション専用ビジネス論理
    を含む請求項１７記載のネットワーク構成のコンピュータ処理システム。
19. 【請求項１９】 前記インターアクティブ・リンクは、前記クライアント・
    コンピュータ上に表示されるグラフィック表現及び前記クライアント・コンピュ
    ータの動作環境を示す情報及び前記第２のサーバ・コンピュータのネットワーク
    ・アドレスを含むファイルを含む請求項１７記載のネットワーク構成のコンピュ
    ータ処理システム。
20. 【請求項２０】 前記グラフィック表現は、前記グラフィック表現がインタ
    ーアクティブ・リンクであることを示すシンボル及び前記表示されたアプリケー
    ション及び前記第２の情報のうち、少なくとも１つの商業的に認識可能なブラン
    ド名を表示するアイコンとラベルのうちの少なくとも１つを含む請求項１９記載
    のネットワーク構成のコンピュータ処理システム。
21. 【請求項２１】 前記アプリケーションの第１の動作状態を示す情報、及び
    クライアントコンピュータで特定ユーザーに提供される前記第２の情報を前記第
    ２のサーバ・コンピュータに格納するデータ格納所と、 前記呼び出されたアプリケーション及び前記第２の情報が前記特定ユーザに再
    表示される時、前記データ格納所から前記第１の動作状態の情報を検索して提供
    する手段を更に含む請求項１７記載のネットワーク構成のコンピュータ処理シス
    テム。
22. 【請求項２２】 次のクライアント・コンピュータに前記インターアクティ
    ブ・リンクの複写本を伝送して格納することにより、前記次のクライアント・コ
    ンピュータと前記第２のサーバ・コンピュータとの間の前記通信接続を形成して
    前記アプリケーションと前記第２の情報を選択的に呼び出して前記次のクライア
    ント・コンピュータが動作できるようにする段階を更に含む請求項１７記載のネ
    ットワーク構成のコンピュータ処理システム。
23. 【請求項２３】 前記複数のクライアント・コンピュータ間の前記インター
    アクティブ・リンクの伝送を追跡する情報を格納するデータ格納所を含む請求項
    ２２記載のネットワーク構成のコンピュータ処理システム。
24. 【請求項２４】 前記ネットワークは、インターネット接続を更に含み、ク
    ライアント・コンピュータは、前記表示されたアプリケーション及び前記第２の
    情報への前記インアクティブ・リンクに対するデスクトップ基盤格納所及び前記
    インターアクティブ・リンクに対するインターネット基盤格納所を含んでおり、
    インターアクティブ・リンクは、デスクトップ基盤格納所及びインターネット基
    盤格納所のうち、いずれかに選択的に格納される請求項１７記載のネットワーク
    構成のコンピュータ処理システム。
25. 【請求項２５】 前記ネットワークは、インターネット接続を更に含み、ク
    ライアント・コンピュータは、前記表示されたアプリケーション及び前記第２の
    情報への前記インアクティブ・リンクに対するデスクトップ基盤格納所及び前記
    インターアクティブ・リンクに対するインターネット基盤格納所を含んでおり、
    インターアクティブ・リンクは、デスクトップ基盤格納所及びインターネットの
    全ての基盤格納所に選択的に格納される請求項１７記載のネットワーク構成のコ
    ンピュータ処理システム。
26. 【請求項２６】 コンピュータ処理システムにおいて、 複数のクライアント・コンピュータと、 複数のサーバ・コンピュータと、 前記複数のクライアント・コンピュータを前記複数のサーバ・コンピュータに
    作動的に結合するネットワークと、 インターアクティブ・リンクの選択に応答して、前記複数のサーバ・コンピュ
    ータのうち、第１のサーバ・コンピュータに格納されたアプリケーション及び第
    １の情報を前記ネットワークを介して提供するプログラム・コードとを含み、前
    記プログラム・コードは、 前記複数のサーバ・コンピュータのうち、第２のサーバ・コンピュータに格納
    され、前記複数のクライアント・コンピュータのうち、要求の中のいずれかに配
    信される情報コンテンツ内に組み込まれた複数のコンピュータ・プログラム・コ
    ード・セグメントと、 前記複数の各クライアント・コンピュータで各々実行可能なオペレーティング
    ・システム・プログラム・コード・セグメントと、 前記各複数の各クライアント・コンピュータで各々実行可能であり、前記オペ
    レーティング・システム・コンピュータ・プログラム・コード・セグメントと、
    前記アプリケーション及び前記プレゼンテーション情報に基づいた前記第１の情
    報と組み合わせて、前記各クライアント・コンピュータでプレゼンテーション情
    報を検索して表示する複数のプレゼンテーション・クライアント・コンピュータ
    ・プログラム・コード・セグメントとを含むコンピュータ処理システム。