JP2003509397A - n−ブチルアクリレートの製造および精製方法 - Google Patents

n−ブチルアクリレートの製造および精製方法

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JP2003509397A
JP2003509397A JP2001523354A JP2001523354A JP2003509397A JP 2003509397 A JP2003509397 A JP 2003509397A JP 2001523354 A JP2001523354 A JP 2001523354A JP 2001523354 A JP2001523354 A JP 2001523354A JP 2003509397 A JP2003509397 A JP 2003509397A
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ジャウェイド,マームード・ナイヤー・アザム
シェプ,ダグラス・エドワード
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セラニーズ・インターナショナル・コーポレーション
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
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    • C07C67/48Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
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Abstract

(57)【要約】 下記工程を含んでなる、n−ブチルアクリレート(BuAcA)の製造方法:アクリル酸(HAcA)をn−ブタノール(n−BuOH)で反応ゾーンにおいてエステル化し、有機相および水性相に分離する反応ゾーンからのオーバーヘッド蒸気から凝縮物を得、主要部分のBuAcAならびに少量部分のBuOH、水および軽留分不純物を含む有機相を仕上分別ゾーンに供給してそれから完成高純度BuAcAの副流れならびにBuAcA、BuOH、水および軽留分を含むオーバーヘッド凝縮物を得、仕上ゾーンからのオーバーヘッド凝縮物のほとんどを反応ゾーンに再循環させ、そのような凝縮物の残りをメークアップ水の流れとともにパージ回収ゾーンに供給し、有機相および水性相に分離する前記パージ回収ゾーンからのオーバーヘッド凝縮物を得(それぞれの相が反応で生じた軽留分の一部を含む)、有機相の一部を還流としてパージ回収ゾーンに再循環させて残りを廃棄し、そして水性相の少なくとも一部を供給流としてパージ回収ゾーンに再循環させて残りを廃棄する。オーバーヘッド凝縮物の2つの相の一部を廃棄することは、系における軽留分蓄積を防止もしくは遅らせる効果を有し、一方水メークアップ流れにおける水およびパージ回収ゾーンへのオーバーヘッド凝縮物水性相の再循環部分の量は、軽留分成分と低沸点共沸混合物を形成し、かくて仕上ゾーンオーバーヘッドのパージ部分中のBuAcAおよびBuOHからの軽留分の分離を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、n−ブチルアクリレートの改善された製造および精製方法に関する
。 関連技術の背景情報および説明 n−ブチルアクリレート(BuAcA)は、ペイント製剤、溶媒コーティング
、繊維および革仕上剤、接着剤およびバインダー用としてアクリル樹脂ならびに
ポリマーおよびコポリマー製造することに関し有用な化学商品である。BuAc
Aを合成する1つの方法は、n−ブタノール(BuOH)を酸触媒、例えば、ス
ルホン酸の存在下、少なくとも1つの反応ゾーンでアクリル酸(HAcA)と反
応させて、BuAcA、水およびいくつかの副産物不純物の混合物を製造し、生
成混合物を反応ゾーンおよび蒸留ゾーン中の還流および再循環流れの種々のスキ
ームのいずれかを伴い、少なくとも1つの蒸留ゾーンで精製に供し、比較的高純
度を有するBuAcAを得ることである。これらのプロセスのいずれかを操作す
るとき、反応ゾーンで生成した低沸点不純物、すなわち、ブチルアセテートおよ
びジブチルエーテルなどBuAcAに近い、もしくは低い沸点を有し、「軽留分
」あるいは「ライト」と特徴づけられるものは、それらが前述の反応を妨妨げた
り、BuAcAの純度を危うくすることを防止するためにシステム的に処理され
なければならない。しかし、例えば、過大量のBuAcA生成物および未反応B
uOHを失うことなく、および/またはそのような損失を防止するためにエネル
ギー消費もしくは精製設備に不都合に高い出費を招くことなく、適宜の流れをパ
ージすることによりこれを達成することはしばしば困難である。したがって、B
uAcAおよび未反応BuOHの損失および/またはエネルギーおよび設備の増
加費用を最低限に保持しながら軽留分の十分な処理を達成する改善されたプロセ
スは、非常に望ましい。
【0002】 1977年3月15日にErpenbach等に対して発行された米国特許第
4,012,439号は、アクリル酸を液相で、かつ触媒として酸カチオン交換
体と接触させてn−ブタノールと反応させることによりn−ブチルアクリレート
を製造する方法を開示している。このプロセスは、単一の反応ゾーンおよび3つ
の蒸留ゾーンを利用する。
【0003】 1981年7月21日にErpenbach等に対して発行された米国特許第
4,280,010号は、C1〜C4アルカノールを1:1〜1:2のモル比で液
相中、80〜130℃、触媒存在下100〜760mmHgの下で反応させるこ
とによりエーテルなしのアルキルアクリレートを製造する連続プロセスを開示し
ている。このプロセスは、アルキルアクリレートを未反応アルカノールおよびエ
ーテル副産物から分離するために単一の反応ゾーンおよび2つの蒸留ゾーンを用
いる。
【0004】 1989年3月21日にDougherty等に対して発行された米国特許第
4,814,493号は、エステル化触媒および可溶性マンガンもしくはセリウ
ムの存在下、n−ブタノールのアクリル酸との反応によるn−ブチルアクリレー
トの製造方法を教示している。このプロセスを実施する系には、反応器が含まれ
、それからブチルアクリレート反応生成物が仕上塔に送られ、そこで反応生成物
は、純ブチルアクリレート流れ、一部がブタノール回収塔に送られる揮発分流れ
、および反応器に再循環される残留物流れに分離される。ブタノール回収塔から
のブタノール流れは、反応器に再循環され、そのような塔からの残留物流れは、
系から除去される。
【0005】 1998年3月25日に発行された南アフリカ特許第9704628号は、ア
クリル酸(HAcA)とn−ブタノール(BuOH)とが連続した2つの反応器
で反応させられ、生成物が、2つの蒸留塔で分離されてブチルアクリレート(B
uAcA)、ジブチルエーテル(DBE)、ブチルアセテート(BuAc)およ
びBuOHを含む流れを生成する方法を開示している。そのような流れは、さら
にスプリッター蒸留塔で分離されてDBE、BuAcおよびBuOHを含むオー
バーヘッド留分、ならびにBuAcAおよび重留分成分(「ヘビー」)を含むボ
トム留分、例えば、HAcAおよび/またはBuAcAの低分子量ポリマーなら
びにマイクル(Michael)添加生成物を与える。スプリッター塔からのオーバーヘ
ッド留分は、さらに水存在下蒸留に供され、BuOHおよびBuAcAをDBE
およびBuAcを含むライトから分離し、BuOHおよびBuAcAは、いずれ
か一方もしくは両方の反応器に再循環され、ライトは、廃棄物処理に送られ、一
方スプリッター蒸留からのボトム留分は、ブチルアクリレート蒸留塔で精留され
てBuAcA生成物をいずれか一方もしくは両方の反応器に再循環されるヘビー
から分離する。
【0006】 発明の簡単な説明 本発明によれば、一般にある量のn−ブタノール(BuOH)を反応ゾーンで
アクリル酸(HAcA)と反応させ、その反応ゾーンから、BuAcA、BuO
H、水および軽留分を含むオーバーヘッド蒸気混合物が取り出され、前記軽留分
は、BuAcAに近い、もしくはいくぶん低い沸点を有する有機副産物不純物で
、主にn−ブチルアセテート(BuAc)およびジ−n−ブチルエーテル(DB
E)からなる、ことを含む方法によりn−ブチルアクリレート(BuAcA)が
製造される。BuAcA、BuOHおよび水は、二成分もしくは三成分共沸混合
物の組合せによりオーバーヘッド蒸気混合物で除去される。蒸気混合物は、凝縮
され、主要の割合のBuAcAならびに少量の割合のBuOH、水および軽留分
を含む実質的有機液相、ならびに主に水および少量の割合のBuOHを含む実質
的水性液相を形成する。有機相は、仕上分別ゾーンに供給され、そこからBuA
cA生成物の副流れが取り出される。存在するBuAcAおよびBuOHの全量
の一部ならびに少量部分の水および軽留分からなる仕上分別ゾーンのオーバーヘ
ッド流れのほとんどは、反応ゾーンに再循環される。しかし、系に望ましくない
軽留分の蓄積を防止するために、少量の割合のそのようなオーバーヘッド流れが
パージされ、水と軽留分成分との低沸点共沸混合物の生成が増大されて、かくて
パージ流れ中の価値あるBuAcAおよびBuOHからの軽留分の分離を容易に
するように、一定量のメークアップ水とともにパージ回収分別ゾーンに送られる
【0007】 パージ回収分別ゾーンからのオーバーヘッド蒸気は、凝縮され、別々の有機相
と水性液相とを形成し、それぞれの相は、系で生成された軽留分の一部を含む。
軽留分不純物の大部分は、水性相に比較して有機相にとどまる。有機相の一部な
らびに任意に水性相の一部は、廃棄される部分中の軽留分の全量が反応中に生成
した軽留分の量に匹敵するように廃棄される。「廃棄する」という語で意味され
ることは、プロセスからの流れもしくはその一部を除去することである。流れを
、適宜の処理のためにさらに加工、もしくは回収および再利用のためにさらに処
理してもよい。有機相の残りは、還流としてパージ回収ゾーンに再循環され、水
性相の少なくとも一部は、供給流としてパージ回収ゾーンに再循環される。
【0008】 仕上ゾーンから凝縮されたオーバーヘッドの有機相のパージされた部分中のB
uAcAおよびBuOHの大半を含み、減少した軽留分含有量を有するパージ回
収ゾーンからの残留物は、反応ゾーンに再循環される。
【0009】 本発明の方法は、BuAcAおよび未反応BuOHの損失を最小限にしながら
、この目的を達成するためエネルギーおよび新しい装置の費用を比較的低レベル
に保持しながら、系における軽留分の蓄積防止を達成する。
【0010】 発明の詳細な説明 本発明によるn−ブチルアクリレート(BuAcA)の合成において、等モル
に近い量のアクリル酸(HAcA)およびn−ブタノール(BuOH)が、例え
ば、全反応混合物の重量に基づいて約1〜約5重量%の酸エステル化触媒ととも
に反応ゾーンに供給される。エステル化触媒の例には、メタンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸もしくはトルエンスルホン酸などのアルキルあるいはアリールス
ルホン酸が含まれる。等モルに近い量のHAcAおよびBuOHが、例えば、H
AcA1モルにつきBuOH約0.85〜約1.3モルが、反応ゾーンに供給さ
れる。HAcAに対するBuOHの化学量論的過剰、例えば、HAcA1モルに
つきBuOH約0.99〜約1.3モルは、系中の重合性遊離HAcAを最小限
にするために好ましい。プロセスにおける重合を最小限にするために、好ましく
は重合抑制剤も供給され、HAcAと混合されてもよい。当業者は、非重合を達
成するために必要な抑制剤の型および量を理解するであろう(前記型および量は
、種々の要因に基づく)。抑制剤は、例えば、フェノチアジンあるいはジヒドロ
キシベンゼンもしくはモノ低級アルキルジヒドロキシベンゼンなどのフェノール
系化合物、例えば、ヒドロキノンあるいはそのモノメチルもしくはモノエチルエ
ーテルであり得る。
【0011】 本発明の実施態様において、BuAcAを製造するためのHAcAのBuOH
とのエステル化は、反応器の底反応部分で主に起こり、反応器の上部部分は、分
別段階を、例えば、トレーおよびバブルキャップもしくはパッキンの形で含み、
BuAcAおよび未反応BuOHの大半を主にHAcAおよびBuAcAの低分
子量ポリマー、触媒ならびに重合抑制剤を含む塔の底で残留物から分離する。や
はり反応器に残っているものは、いくらかの量の遊離HAcAおよびBuAcA
である。反応器は、例えば、約20〜約150℃の範囲の温度および約50〜約
400mm HgAの範囲の圧力で操作する。
【0012】 反応器からのオーバーヘッド蒸気は、主にBuAcA、低量のBuOHおよび
水、ならびに少量の軽留分、すなわち、n−ブチルアセテート(BuAc)、n
−ブチルプロピオネート(BuPr)、DBE、第二ブチルアクリレート(SB
uAcA)およびイソブチルアクリレート(IBuAcA)などのBuAcAよ
りもいくぶん低い沸点を有する副産物有機化合物からなる。オーバーヘッド蒸気
は、凝縮され、BuAcAの主要部分、減少された量のBuOHおよび水、なら
びに軽留分を含む実質的有機相、ならびに主に水およびBuOHを含む実質的水
性相の2つの相に分離される。有機相は、仕上分別ゾーン(仕上塔)に送られ、
水性相は、ブタノール回収ゾーン(ブタノール回収塔)に送られ、そこでBuO
Hは、反応器への再循環のために水から分離される。
【0013】 主にHAcAおよびBuAcAの低分子量ポリマー、いくらかの遊離HAcA
、BuOH、触媒ならびに抑制剤を含む反応器からの残留物は、例えば、約15
0〜約250℃の温度および、例えば、約80〜約150psigの圧力で操作
する熱処理器に供給され、そこでポリマーのいくつかはモノマーに転化される。
重留分成分に関するさらなる議論については、Horlenkoの米国特許第3
,868,410号を参照。例えば、約1〜約50分の滞留時間の後、熱処理残
留物のほとんどは、反応器に再循環され、例えば、熱処理残留物の約5〜約20
重量%のスリップ流れは、約125〜約200℃の温度および約100〜約70
0mm HgAの圧力で操作する重留分除去蒸留ユニットへ除去される。重留分
除去ユニットからの揮発分は、反応器に再循環され、一方そのようなユニットか
らの残留物は、廃棄される。
【0014】 反応器からのオーバーヘッド凝縮物の有機相は、主要量、例えば、約80〜約
95重量%のBuAcA、ならびに少量、例えば、約5〜約15重量%のBuO
H、約1〜約3重量%の水、約1〜約10重量%の軽留分、および約0.001
〜約0.05重量%のHAcAを含み、仕上塔、例えば、約20〜約150℃の
温度および、例えば、約50〜約400mm HgAの圧力で操作するそのよう
な塔に供給される。例えば、約99.0〜約99.99重量%の純度を有する仕
上BuAcAは、仕上塔から蒸気副流れとして取り出され、例えば、約10〜約
80重量%、好ましくは約35〜約70重量%のBuAcA、例えば、約10〜
約80重量%、好ましくは約25〜約70重量%のBuOHおよび、例えば、約
1〜約10重量%の軽留分を含むオーバーヘッド蒸気は、仕上塔の上部から取り
出される。仕上塔からのオーバーヘッド蒸気は凝縮され、凝縮物の一部、例えば
、約0よりも多く〜約75重量%、好ましくは約5〜約50重量%が、パージさ
れ、パージ回収分別ゾーン(パージ回収塔)に送られ、残りは反応器に再循環さ
れる。本明細書において、「0よりも多く」とは、少なくともパージ回収塔を操
作するのに十分な少量を意味する。仕上塔からの残留物は、主要量のBuAcA
を含み、反応器に再循環される。
【0015】 例えば、約1〜約10重量%のBuOHおよび約90〜約99重量%の水を含
む反応器オーバーヘッド凝縮物の水性相は、例えば、約70〜約120℃の温度
および、例えば、約1〜約5psigの圧力で操作するブタノール回収塔に供給
される。代替的に、反応器オーバーヘッド凝縮物の水性相を廃棄してもよい。塔
の上部からの蒸気は、主としてBuOHと水との二成分共沸混合物であり、それ
は2つの不混和性相に凝縮され、一方は、主に反応器に再循環されるBuOHで
あり、他方は、水中少量のBuOHの溶液であり、還流としてブタノール回収塔
に再循環されるか、廃棄されるか、あるいは反応器に再循環される。塔からの残
留物は、主として微量のBuOHを含む水からなり、廃棄される。
【0016】 仕上塔オーバーヘッド凝縮物のパージされる部分は、一定量の軽留分を含み、
それは、廃棄されると、系における望ましくない軽留分の蓄積を防ぐに十分であ
る。しかし、プロセスで利用されるBuOHおよびHAcAの消耗を最小限にす
るために、パージ流れがパージ回収塔で共沸的に蒸留させられて、主要部分のB
uOHおよびBuAcAを軽留分から分離する。より具体的には、パージ回収塔
は、例えば、約30〜約150℃、好ましくは約65〜約110℃の温度および
、例えば、約50〜約500mm HgA、好ましくは約200〜約350mm
HgAの減圧で操作する。パージ回収塔への主要供給流は、先に述べた仕上塔
オーバーヘッド凝縮物のパージ部分である。やはりパージ回収塔に入るのは、還
流としてのオーバーヘッド凝縮物の実質的有機相の一部、多くの場合、再循環と
してのオーバーヘッド凝縮物の水性相の一部(いずれもさらに詳細に後述する)
、および水のメークアップ供給である。オーバーヘッド凝縮物の再循環水性相中
の水ならびにメークアップ水は、供給流中の軽留分の共沸蒸留を助け、それらを
そのような供給流中のBuOHおよびBuAcAから分離する。
【0017】 パージ回収塔からのオーバーヘッド蒸気は凝縮され、凝縮物は有機相および水
性相に分離され、有機相は、例えば、全オーバーヘッド流れの約70〜約95重
量%であり、例えば、約20〜約60重量%のBuOH、約10〜約60重量%
のBuAcA、約5〜約20重量%の軽留分、および約5〜約10重量%の水を
含む。凝縮蒸気からの水性相は、例えば、約85〜約98重量%の水、約2〜約
15重量%のBuOH、および一般に約1.0重量%未満の軽留分を含む全オー
バーヘッドの残りを構成する。前述したように、凝縮物有機相の一部、例えば、
約10〜約80重量%は、還流としてパージ回収塔に再循環され、残りは廃棄さ
れ、凝縮物水性相の一部、例えば、約50〜約100重量%は、供給流としてパ
ージ回収塔に再循環され、この流れの残りも廃棄される。再循環水性相中の水の
量は、凝縮物水性相およびメークアップ流れ中の水の全量が、例えば、塔に行く
有機供給流の約0〜約50重量%、好ましくは約1〜約40重量%、もっとも好
ましくは約5〜約20重量%であるように、塔に供給されるメークアップ流れ中
の水の量と相互関連づけられる。この水の量は、軽留分の成分、特にBuAcお
よびDBEと低沸点共沸混合物を形成することにより、塔に入る流れ中のBuO
HおよびBuAcAから軽留分を分離するのを助けることが観測された。
【0018】 パージ回収塔は、系に軽留分の望ましくない蓄積がないように、オーバーヘッ
ド凝縮物有機相および水性相の廃棄部分における軽留分全量が系で生成した軽留
分の量に匹敵できるように、操作される。
【0019】 パージ回収塔からの残留物組成物は、約10〜約80重量%のBuAcAおよ
び約10〜約80重量%のBuOH、ならびに比較的少量の水および軽留分を含
み、反応器に再循環される。
【0020】 本発明の方法をさらに図面を参照して説明するが、それは本発明の方法の好ま
しい実施態様の模式図である。反応器1にn−ブタノール(BuOH)、アクリ
ル酸(HAcA)およびメタンスルホン酸(MSA)などの酸エステル化触媒を
、ライン2、4および5をそれぞれ通して供給する。重合抑制剤も、典型的に本
発明を通して用いられ、適宜の位置および適宜の濃度で添加される。当業者は、
利用するための適宜の位置および濃度を理解するであろう。温度および圧力条件
を、いくらか過剰で存在するHAcAおよびBuOHの反応を起こすために反応
器1で維持され、n−ブチルアクリレート(BuAcA)および水、n−ブチル
アセテート(BuAc)およびジ−n−ブチルエーテル(DBE)を含む軽留分
ならびにHAcAおよびBuAcAの低分子量ポリマーのような重留分など、少
量の種々の副産物を形成する。BuOH、BuAcA、水および軽留分を含む存
在するより揮発性の化合物の蒸気は、反応器1の反応ゾーンのすぐ上に位置する
分別ゾーンに昇る。これらの蒸気は、ライン6を通して冷却器8に送られ、そこ
から液体凝縮物は、9を通って分離器10に流れ、そこで凝縮物は、不混和性の
実質的有機相11および水性相12に分離される。主としてBuAcAを含む有
機相凝縮物は、ライン14を通して仕上塔15に供給され、そこから高純度仕上
BuAcAは、ライン18を通して副流れとして取り出される。有意な量のBu
OHおよびBuAcA、ならびに少量の水および軽留分を含む塔15からのオー
バーヘッド蒸気は、ライン19を通して冷却器20に供給され、主としてBuA
cAを含む塔15からの残留物は、ライン21を通して反応器1に再循環される
。図は、反応器1の底に送られた蒸気21を示す。当業者は、この流れが適宜に
1中のいずれの位置へも送られることを理解するであろう。冷却器20からの凝
縮物のほとんどは、ライン22を通して反応器1に再循環される。しかし、凝縮
物の少量部分はパージされ、ライン24を通して、ライン26を通るメークアッ
プ水の供給とともにパージ回収塔25に供給される。メークアップ水の添加は、
パージ回収塔における水含有量を、種々の軽留分と水共沸混合物を形成し、パー
ジ回収塔25で軽留分の分離をより効率的にするに十分に保持する働きをする。
有意な量のBuOH、水、軽留分およびBuAcAを含むパージ回収塔25から
のオーバーヘッド蒸気は、ライン28を通して冷却器29に供給される。有意な
量のBuOHおよびBuAcAを含む塔25からの残留物は、軽留分を取り除か
れ、ライン30を通して反応器1に再循環される。冷却器29からの凝縮物は、
ライン31を通して分離器32に供給され、そこでそれは、有機相および水性相
に分離する。有機相の一部は、還流としてライン34を通してパージ回収塔25
に再循環され、一方残りは、ライン35を通して取り出され、廃棄される。同様
に、水性相の一部は、ライン36を通してパージ回収塔25に再循環され、残り
は、ライン38を通して取り出され、廃棄される。分離器32からの有機相およ
び水性相部分の前記廃棄は、全系の軽留分を平衡に保持する働きをする。
【0021】 主としてHAcAおよび/またはBuAcAの低分子量ポリマーならびにマイ
クル(Michael)添加生成物を含む反応器1からの残留物は、ライン39を通して
熱処理器40に供給され、そこでヘビーの一部はHAcAおよび/またはBuA
cAに転化される。増大した量のHAcAおよび/またはBuAcAを含む熱処
理器40からの熱処理流れのほとんどは、ライン41を通して反応器1に再循環
される。しかし、系における重留分の蓄積を予防するために、熱処理器40から
のスリップ流れが、ライン42を通して重留分除去ユニット44に供給される。
有意な量のHAcAおよび/またはBuAcAを含むユニット44からの蒸気は
、凝縮され、ライン45を通して反応器1に再循環され、一方ユニット44から
の残留物は、ライン46を通して取り出され、廃棄される。
【0022】 いくらかのBuOHを含む分離器10からの水性相12は、ライン48を通し
てブタノール回収塔49の中間点に供給される。任意に、流れ48を廃棄しても
よい。BuOHの水との共沸混合物を含む49からのオーバーヘッド蒸気は、ラ
イン50を通して冷却器レシーバ51に供給され、そこでそれは、ライン52を
通して反応器1に再循環される増大した量のBuOHを含む有機相、および還流
としてブタノール回収塔49にライン54を通して供給されるか、もしくは廃棄
あるいは反応器に再循環されるいくらかの量のBuOHを含む水性相とに分離す
る。主として水を含む残留物は、ライン55を通して取り出され、廃棄される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法全体の好ましい実施態様の模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 シェプ,ダグラス・エドワード アメリカ合衆国テキサス州75077,ハイラ ンド・ヴィレッジ,ベアスタッド・ドライ ブ 2613 Fターム(参考) 4D076 AA16 AA22 BB08 BC25 BC27 CB03 EA03 EA04 EA05 EA12 EA14 EA16 EA20 FA12 JA03 4H006 AA02 AC48 AD11 BA52 BA66 BC10 BC11 BC51 BC52 BD33 BD52 BD84 KA06 KC14 KE00 4H039 CA66 CD30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記を含んでなる、n−ブチルアクリレート(BuAcA)
    を製造する方法: (a)アクリル酸(HAcA)をn−ブタノール(BuOH)でオーバーヘッ
    ド蒸気混合物が取り出される反応ゾーンにおいてエステル化し、前記蒸気混合物
    は、BuAcA、BuOH、水および軽留分成分を含み、前記軽留分成分は、B
    uAcAに近い、もしくはいくぶん低い沸点を有する、 (b)前記蒸気混合物を凝縮してBuAcA、BuOH、軽留分を含む有機相
    、ならびに主に水およびBuOHを含む水性相を形成し、 (c)前記有機相を仕上分別ゾーンに供給し、 (d)高純度を有するBuAcAを前記仕上ゾーンから取り出し、 (e)存在するBuAcAおよびBuOHの全量の主要部分ならびに水および
    軽留分の少量部分を含む前記仕上ゾーンからオーバーヘッド蒸気を取り出して凝
    縮し、 (f)仕上ゾーンの前記オーバーヘッド凝縮物の主要部分を反応ゾーンに再循
    環させ、 (g)仕上ゾーンの前記オーバーヘッド凝縮物の少量部分をメークアップ水の
    流れとともにパージ回収分別ゾーンに供給し、 (h)有意な量のBuOH、BuAcA、水および軽留分を含む前記パージ回
    収ゾーンのオーバーヘッド蒸気を凝縮してBuOH、BuAcAおよび軽留分を
    含む有機相、ならびにいくらかのBuOH、BuAcAおよび軽留分を含む水性
    相を形成し、 (i)パージ回収ゾーンからのオーバーヘッド凝縮物の前記有機相の一部を還
    流として前記パージ回収ゾーンに再循環させ、 (j)前記有機相の残りを廃棄し、 (k)パージ回収ゾーンのオーバーヘッド凝縮物の前記水性相の少なくとも一
    部を供給流としてパージ回収ゾーンに再循環させ、残りを廃棄し、ここでは、パ
    ージ回収ゾーンのオーバーヘッド凝縮物の水性相の前記再循環部分中の水および
    水の前記メークアップ流れの全量が、パージ回収ゾーンに入る軽留分の成分との
    低沸点共沸混合物の生成を増大させる効果を有する。
  2. 【請求項2】 仕上ゾーンからの前記オーバーヘッド凝縮物が、約10〜約
    80重量%のBuAcA、約10〜約80重量%のBuOHおよび約1〜約10
    重量%の軽留分を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 BuAcAの前記範囲が、約35〜約70重量%であり、B
    uOHの前記範囲が、約25〜約70重量%である、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 仕上ゾーンからの前記オーバーヘッド凝縮物の約0より大で
    約75重量%までが、前記パージ回収ゾーンに供給され、前記凝縮物の残りが、
    反応ゾーンに再循環される、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 仕上ゾーンからパージ回収ゾーンに供給される前記オーバー
    ヘッド凝縮物の量が、約5〜約50重量%である、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記パージ回収ゾーンを、約30〜約150℃の範囲の温度
    、および約50〜約500mm HgAの範囲の圧力で操作する、請求項1に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 パージ回収ゾーンにおける温度の前記範囲が、約65〜約1
    10℃であり、前記ゾーンにおける圧力の前記範囲が、約200〜約350mm
    HgAである、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 パージ回収ゾーンのオーバーヘッド凝縮物の前記有機相が、
    全凝縮物の約70〜約95重量%であり、かつ約20〜約60重量%のBuOH
    、約10〜約60重量%のBuAcAおよび約5〜約20重量%の軽留分を含み
    、前記有機相の約10〜約80重量%が、還流として前記パージ回収ゾーンに再
    循環され、残りが廃棄される、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 パージ回収ゾーンのオーバーヘッド凝縮物の前記水性相が、
    約2〜約15重量%のBuOHおよび約1.0重量%未満の軽留分を含み、前記
    水性相の約50〜約100重量%が、供給流として前記パージ回収ゾーンに再循
    環され、残りが廃棄され、パージ回収ゾーンのオーバーヘッド凝縮物の前記有機
    相および水性相の廃棄部分中の軽留分量が、系において軽留分の蓄積を防止もし
    くは遅らせるようなものである、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 パージ回収ゾーンへの水のメークアップ流れ中の水全量お
    よびパージ回収ゾーンのオーバーヘッド凝縮物の水性相の再循環部分とが、2つ
    の流れにおける水の全量がパージ回収ゾーンに供給される全流れの約0〜約50
    重量%の範囲にあるように相互関連づけられる、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 水の前記範囲が、約5〜約20重量%である、請求項10
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 存在し軽留分が大部分取り除かれたBuAcAおよびBu
    OHの全量の主要量を含む前記パージ回収ゾーンからの残留物が、前記反応ゾー
    ンに再循環される、請求項1に記載の方法。
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