JP2003508513A - 胆汁酸置換フェニルアルケノイルグアニジン、それらの製造方法、医薬または診断薬としてのそれらの使用、およびそれらを含む医薬 - Google Patents

胆汁酸置換フェニルアルケノイルグアニジン、それらの製造方法、医薬または診断薬としてのそれらの使用、およびそれらを含む医薬

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、置換アシルグアニジン並びに薬剤として適合できるそれらの塩および生理的に機能を有する誘導体に関する。本発明はまた、式I 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、置換アシルグアニジン並びに薬剤として許容できるそれら塩および
生理的に機能を有する誘導体に関する。
【0002】
【従来技術】
胆石の形成は、多くの因子の中にあって本質的には胆汁の組成、特にコレステ
ロール、リン脂質および胆汁塩の濃度と割合によって決定される。コレステロー
ル性胆石形成の前提条件はコレステロール過飽和の胆汁の存在である(M.C. Car
ey, & D.M. Small, The physical Chemistry of cholesterol solubility in bi
le. Relationship to gallstone formation and dissolution in man, J. Clin.
Invest. 61:998-1026(1978))。 今日まで胆石は主に外科的に除去されている。それゆえ内科的な胆石の溶解お
よび胆石形成の予防のための治療法の大きい必要性がある。
【0003】 本発明の目的は、胆汁のコレステロール過飽和を防止するか、または過飽和の
胆汁からコレステロール結晶が形成されるのを遅らせることによって胆石形成を
防止することができる化合物を得ることである。
【0004】 したがって本発明は下記式Iの化合物、並びに薬剤として許容できるそれら塩
および生理的に機能を有する誘導体に関する:
【化11】 式中、 T1およびT2はそれぞれ別個に下記式または水素であるが、ただしT1およ
びT2は同時に水素ではなく;
【化12】 Zは下記式で;
【化13】 Aは、結合手、(C1〜C4)−アルキル、(C0〜C4)−アルキル−Xで; Xは、−O−、−CO−、−CH[OH]−、−CH[OCH]3−、−SO(0-2) −、または−NH−、−N(CH3)−で;
【0005】 Dは、フェニレンであるが、これは置換されていないか、またはF、Cl、−
CF3、(C1〜C4)−アルキル、ヒドロキシル、メトキシ、−NH2、NHCH3
、N(CH3)2、CH3SO2−、およびH2NO2S−から成る群から選ばれる1つ
から3つの置換基によって置換され; R(A)、R(B)、R(C)、R(D)、R(E)、R(F)はそれぞれ別個に水素、F
、Cl、Br、I、CN、OH、OR(6)、NR(7)R(8)、(C1〜C8)−アル
キル、O−(C1〜C12)−アルキル、(C3〜C8)−シクロアルキルで、前記アル
キルラジカルにおいて1つ、2つまたは3つ以上または全ての水素はフッ素で置
換されていてもよく; R(6)は(C3〜C6)−アルケニル、(C3〜C8)−シクロアルキル、フェニルま
たはベンジルで、前記フェニル核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシ、N
R(9)R(10)によって3つまで置換されていてもよく; R(9)、R(10)は、それぞれ別個にH、(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C 4 )ペルフルオロ−アルキルで; R(7)およびR(8)はそれぞれ別個に、(C1〜C4)−アルキル、(C3〜C6)−
アルケニル、(C3〜C8)−シクロアルキル、フェニルまたはベンジルで、前記フ
ェニル核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシ、NR(9)R(10)によって3
つまで置換されていてもよいか;または R(7)およびR(8)は一緒になって4または5つのメチレン基の鎖を形成し、
そのうちの1つのCH2基は酸素、硫黄、NH、N−CH3またはN−ベンジルに
よって置換されていてもよく; sは0または1で; xは0、1または2で; yは0、1または2で;
【0006】 R(1)、R(2)、R(3)はそれぞれ別個に水素、F、Cl、Br、I、CN、
−(C=O)−N=C(NH22、−SO(0-1)−(C1〜C8)−アルキル、O−(C 0 〜C4)−アルキルフェニル、−(C0〜C4)アルキルフェニル(前記フェニル核
は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシ、−(C0〜C4)−アルキル−NR(21)
R(22)によって3つまで置換されていてもよい)、(C1〜C8)−アルキル、O−
(C1〜C12)−アルキル、(C3〜C8)−シクロアルキルで、前記アルキルラジカ
ルにおいて1つ、2つまたは3つ以上または全ての水素はフッ素で置換されてい
てもよく; R(21)、R(22)はそれぞれ別個にH、(C1〜C4)−アルキルで; Lは(C1〜C15)−アルキルで、1つまたは2つまたは3つ以上の(CH2)基が
、−CH=CH−、−C≡C−、−O−、−NR(47)−、−NR(48)−、−CO
−、−SO2−で置換されていてもよく; R(47)は水素、(C1〜C8)−アルキル、R(48)−CO−、フェニル、ベンジル
で; R(48)は水素、(C1〜C8)−アルキル、フェニル、(CH2)フェニルで、ここ
でフェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換され
ていてもよく; R(40)からR(45)はそれぞれ別個にH、−OR(50)、−SR(50)、NHR(50)
、−NR(50)2、−O−(CO)−R(50)、−S−(CO)−R(50)、−NH−(CO
)−R(50)、−O−PO−(OR(50))−OR(50)、−O−(SO2)−OR(50)、−
R(50)、Lとの結合手であるか;または R(40)およびR(41)、R(42)およびR(43)、R(44)およびR(45)はそれぞれの
場合に一緒になってカルボニル基の酸素で; 前記でラジカルの厳密に1つは常にLとの結合手を意味し; R(50)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、前
記フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換され
ていてもよく; Kは−OR(51)、−NH(R51)、−N(R51)2、−HN−CH2−CH2−CO2 H、−HN−CH2−CH2−SO3H、−N(CH3)−CH2CO2H、−HN−C
H(R46)CO2H、−OCatで、Catは例えばアルカリ金属、アルカリ土類
金属イオンまたは第四アンモニウムイオンのような陽イオンで; R(46)は水素、C1〜C4−アルキル、ベンジル、−CH2OH、H3CSCH2
CH2−、HO2CCH2−、HO2CCH2CH2−で; R(51)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、前
記フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換され
ていてもよい。
【0007】 好ましい化合物は下記式Iの化合物、および薬剤として許容できるそれらの塩
である。
【化14】 式中、1つまたは2つ以上のラジカルは以下の意味を有する: T1およびT2はそれぞれ別個に下記式または水素であるが、ただしT1およ
びT2は同時に水素ではなく;
【化15】 L−Zは下記式で;
【化16】 Aは結合手、−CH2−、CH2−Xで; Xは−O−、−CO−、−CH[OH]−、−CH[OCH]3−、−SO(0-2)
または−NH−、−N(CH3)−で; sは0または1で;
【0008】 Dはフェニレンで、これはF、Cl、−CF3、(C1〜C4)−アルキル、ヒド
ロキシル、メトキシ、−NH2、NHCH3、N(CH3)2、CH3SO2−、H2
2Sで2つまで置換されていてもよく; R(E)はF、Cl、CN、OR(12)、(C1〜C4)−アルキル、O−(C1〜C4)
−アルキル、(C3〜C6)−シクロアルキルで、前記アルキルラジカルにおいて1
つ、2つまたは3つ以上または全ての水素はフッ素で置換されていてもよく; R(6)は(C3〜C6)−アルケニル、(C3〜C8)−シクロアルキル、フェニルま
たはベンジルで、前記フェニル核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシ、N
R(9)R(10)によって3つまで置換されていてもよく; R(9)、R(10)は、それぞれ別個にH、(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C 4 )ペルフルオロアルキルで; R(F)は水素で; R(1)、R(2)、R(3)はそれぞれ別個に水素、F、Cl、Br、I、CN、
(C=O)N=C(NH2)2、−SO(0-1)−(C1〜C8)−アルキル、O−(C0〜C4 )−アルキルフェニル、−(C0〜C4)アルキルフェニルで、前記フェニル核は、
F、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換されていてもよく; Lは(C1〜C8)−アルキルで、1つまたは2つ以上の(CH2)基が、−CH=
CH−、−C≡C−、−O−、−NR(47)−、−NR(48)−、−CO−、−SO 2 −で置換されていてもよく; R(47)は水素、(C1〜C4)−アルキル、R(48)−CO−、フェニル、(CH2)
−フェニルで; R(48)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)フェニルで、前記
フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換されて
いてもよく;
【0009】 R(41)、R(42)、R(45)はそれぞれ別個にH、−OR(50)、−SR(50)、NH
R(50)、−NR(50)2、−O−(CO)−R(50)、−S−(CO)−R(50)、−NH
−(CO)−R(50)、−O−PO−(OR(50))−OR(50)、−O−(SO2)−OR(
50)、−R(50)で; R(50)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、前
記フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換され
ていてもよく; Kは−OR(51)、−NH(R51)、−N(R51)2、−HN−CH2−CH2−CO2 H、−HN−CH2−CH2−SO3H、−N(CH3)−CH2CO2H、−HN−
CH(R46)CO2H、−OCat、Catは例えばアルカリ金属、アルカリ土類
金属イオンまたは第四アンモニウムイオンのような陽イオンで; R(46)は水素、C1〜C4−アルキル、ベンジル、−CH2OH、H3CSCH2
CH2−、HO2CCH2−、HO2CCH2CH2−で; R(51)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、前
記フェニルラジカルはF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置
換されていてもよい。
【0010】 特に好ましい化合物は下記式の化合物および薬剤として許容できるそれらの塩
である。
【化17】 式中、1つまたは2つ以上のラジカルは以下の意味を有する: T1およびT2はそれぞれ別個に下記式または水素であるが、ただしT1およ
びT2は同時に水素であることはなく;
【化18】 L−Zは下記式で;
【化19】 Aは結合手、−CH2−、CH2−X−、−X−で; Xは−O−、−CO−、−SO(0-2)−で; sは0または1で; Dはフェニレンで、これはF、Cl、−CF3、(C1〜C4)−アルキル、ヒド
ロキシル、メトキシ、−NH2、NHCH3、N(CH3)2、CH3SO2−、H2
2Sで2つまで置換されていてもよく; R(E)はF、(C1〜C4)−アルキルで、前記アルキルラジカルは1つ、2つ、
または3つ以上または全ての水素はフッ素で置換されていてもよく; R(F)は水素で;
【0011】 R(1)、R(2)、R(3)はそれぞれ別個に水素、F、Cl、CN、SO2−C
3、O−(C0〜C1)−アルキルフェニル、−(C0〜C1)−アルキルフェニルで
、前記フェニル核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置
換されていてもよく; Lは(C1〜C8)−アルキルで、1つまたは2つ以上の(CH2)基が、−CH=
CH−、−C≡C−、−O−、−NR(47)−、−NR(48)−、−CO−、−SO 2 −で置換されていてもよく; R(47)は水素、(C1〜C4)−アルキル、R(48)−CO−、フェニル、(CH2)
−フェニルで; R(48)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)フェニルで、前記
フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換されて
いてもよく; R(41)はH、−OHで; Kは−OR(51)、−NH(R51)、−N(R51)2、−HN−CH2−CO2H、−
HN−CH2−CH2−CO2H、−HN−CH2−CH2−SO3H、−N(CH3)
CH2CO2H、−OCatで、Catは例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属
イオンまたは第四アンモニウムイオンのような陽イオンで; R(51)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、前
記フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換され
ていてもよい。
【0012】 極めて好ましい化合物は下記式Iの化合物および薬剤として許容できるそれら
の塩である。
【化20】 式中、1つまたは2つ以上のラジカルは以下の意味を有する: T1およびT2はそれぞれ別個に下記式または水素であるが、ただしT1およ
びT2は同時に水素ではなく;
【化21】 L−Zは下記式で;
【化22】 Aは結合手、−O−で; sは0または1で; Dはフェニレンで、これはF、Cl、−CF3、(C1〜C4)−アルキル、ヒド
ロキシル、メトキシ、N(CH3)2、CH3SO2−、H2NO2Sで2つまで置換さ
れていてもよく; R(E)は(C1〜C4)−アルキルで; R(F)は水素で;
【0013】 R(1)、R(2)、R(3)はそれぞれ別個に水素、F、Cl、CN、SO2−C
3、O−(C0〜C1)−アルキルフェニル、−(C0〜C1)−アルキルフェニルで
、前記フェニル核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置
換されていてもよく; Lは(C1〜C6)−アルキルで、1つまたは2つ以上の(CH2)基は、−CH=
CH−、−C≡C−、−O−、−NR(47)−、−CO−、−SO2−で置換され
ていてもよく; R(47)は水素、(C1〜C4)−アルキルで; R(41)はH、−OHで; Kは−OH、−HN−CH2−CO2H、−HN−CH2−CH2−CO2H、−
HN−CH2−CH2−SO3H、−N(CH3)CH2CO2H、−OCatで、Ca
tは例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属イオンまたは第四アンモニウムイオ
ンのような陽イオンである。
【0014】 式Iの化合物が1つまたは2つ以上の不整中心を含む場合は、これらはSまた
はR構造をもつことができる。前記化合物は光学異性体、ジアステレオマー、ラ
セミ体またはそれらの混合物として存在できる。 式Iの化合物の二重結合の配置はEでもZでもよい。前記化合物は二重結合異
性体の混合物として存在する。 提示されているアルコールラジカルは直鎖でも分枝していてもよい。
【0015】 本発明はさらに化合物I(L−Z=アセチレン−胆汁酸誘導体)の製造方法に
関し、本方法は以下の特徴を有する。 下記式IIの化合物を式IIIの化合物と当業者に既知の態様で反応させる:
【化23】 (式中、T1、T2、R(1)、R(2)およびR(3)は上記の意味を有し、GはL
−Zによって置換可能な官能基である)。式IIの化合物Iの官能基Gは、下図の
ように当業者に既知の態様でPd(0)触媒を用いて所望のC−C結合が達成され
るので、例えば臭素またはヨウ素であろう。
【0016】
【化24】
【0017】 式IIIのアセチレン−胆汁酸誘導体は、下記スキーム1にしたがって適当な胆
汁酸ケトンIVから製造される。これらは、文献に報告された既知の方法によって
胆汁酸Vから順に製造するか、または市販品を入手できる。この目的のために、
既知の方法と同様に、ケト胆汁酸タイプIVにリチウムアセチリドを添加する(米
国特許5,641,767)。このようにして得られたアセチレン胆汁酸誘導体II
Iaを使用した保護基のタイプに応じて、一反応容器法(例えばX3、X4=Oア
シルの場合)で、または二工程(例えばX3、X4=THPの場合)で脱保護し、
化合物IIIbを得る。bのカルボン酸官能基は、別の既知の方法にしたがって適
当なエステル(例えばタイプIIIcのベンジル、p−メトキシベンジル、トリメ
チルシリルまたはt−ブチルエステル)に変換できる。
【0018】
【化25】
【0019】 一般に、アルケノイルグアニジンIは弱塩基で、酸と結合して塩を形成する。
適切な酸付加塩は薬理学的に許容できる全ての酸の塩である。例えばハロゲン化
物(特に塩酸塩)、乳酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、リン酸塩
、メチルスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩である。
【0020】 式Iの化合物は置換アシルグアニジンである。 本発明の式(I)の化合物はまた肝胆管系に入り、したがってこれらの組織で
作用する。それゆえ例えば胆嚢からの水の吸収は、胆嚢上皮のサブタイプ3の典
型的なNHE交互輸送の抑制によって抑制され、胆汁が希釈される。
【0021】 “生理的に機能を有する誘導体”という用語は、本発明の式Iの化合物の薬剤
として許容できる任意の誘導体、例えばエステルを意味する。前記誘導体は、例
えばヒトのような哺乳類に投与されたとき、(直接または間接的に)式Iの化合
物またはその活性な代謝産物を形成することができる。
【0022】 生理的に機能を有する誘導体にはまた本発明の化合物のプロドラッグが含まれ
る。そのようなプロドラッグはin vivoで代謝され、本発明の化合物を生じるこ
とができる。これらのプロドラッグはそれ自体は活性をもっていてもいなくても
よい。
【0023】 本発明の化合物は多様な多形性形態、例えば非晶質および結晶性多形として存
在することができる。本発明の化合物の多形性形態の全てが本発明の範囲内に包
含され、それらは本発明のまた別の特徴である。 下記で“式(I)の化合物”という場合は全て、上記で述べた式(I)の化合
物およびそれらの塩、本明細書で述べる硫酸塩および生理的に機能を有する誘導
体を指す。
【0024】 所望の生物学的効果を達成するために必要な式(I)の化合物の量は多数の要
因、例えば選択された個々の化合物、目的とする用途、投与態様および患者の症
状に左右される。 一般に、1日の投与量は、体重1キログラムにつき0.1mgから100mg(典
型的には0.1mgから50mg)/日、例えば0.1〜10mg/kg/日の範囲である
。錠剤またはカプセルには、例えば0.01から100mg、典型的には0.02か
ら50mg含まれるであろう。薬剤として許容できる塩の場合、上記の定量的デー
タは前記塩に由来するアミノプロパノールイオンの重量と符合する。上記症状の
予防または治療のために、式(I)の化合物を化合物そのものとして用いてもよ
いが、それらは、好ましくは許容できる担体とともに医薬組成物の形態で提供さ
れる。もちろんのこと、担体は、前記組成物の他の成分と適合し、患者の健康に
有害ではないという意味で許容可能でなければならない。担体は固体でも液体で
もまたはその両方でもよい。さらに好ましくは、担体は、個々の投与単位として
、例えば錠剤として(活性化合物の重量として0.05%から95%を含むこと
ができる)化合物とともに製剤化される。薬剤として活性を有するさらに別の物
質も同様に含むことができる(前記物質には式(I)のさらに別の化合物が含ま
れる)。本発明の医薬組成物は既知の調剤方法にしたがって製造することができ
る。前記方法は、本質的には前記成分を薬剤として許容できる担体および/また
は賦形剤とともに混合することを含む。
【0025】 本発明の医薬組成物は経口(例えば舌下)投与に適した組成物であるが、ただ
し各事例でもっとも適切な投与態様は、治療されるべき症状の性質および重篤度
、並びに各事例で使用される式Iの化合物のタイプに左右される。被覆製剤およ
び徐放性被覆製剤もまた本発明の範囲内に含まれる。耐酸性および腸溶皮製剤が
好ましい。適当な腸溶皮にはセルロースアセテートフタレート、ポリビニルアセ
テートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート並びにメタ
クリル酸およびメチルメタクリレートのイオン性ポリマーが含まれる。
【0026】 経口投与のための適当な薬剤化合物は、別々のユニット、例えばカプセル、カ
シェ、ロゼンジまたは錠剤として(これらはそれぞれ式(I)の化合物の固有量
を含む);散剤または顆粒として;溶液または水性もしくは非水性液体中の分散
物として;または油中水もしくは水中油乳剤として提供できる。既に述べたよう
に、これらの組成物は、活性化合物および担体(1つまたは2つ以上のさらに別
の成分を含むことができる)を接触させる工程を含む任意の調剤方法によって製
造できる。一般に、本組成物は、活性化合物を液体および/または究極的に分割
した固形担体と均一および均質に混合し、その後、(必要な場合には)生成物を
成形することによって製造される。したがって、例えば錠剤は、適当な場合には
1つまたは2つ以上のさらに別の成分とともに散剤または顆粒を圧縮するかまた
は成形することによって製造できる。圧縮錠剤は、自在流動形の化合物、例えば
散剤または顆粒を(適当な場合には)結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤および/ま
たは1つ(または複数の)界面活性剤/分散剤とともに適当な機械で打錠して製
造できる。
【0027】 経口(舌下)投与に適した医薬組成物には、香料(通常はシュクロース)およ
びアラビアゴムまたはトラガカントゴムとともに式(I)の化合物を含有するロ
ゼンジが含まれる。前記ロゼンジは不活性基剤、例えばゼラチンおよびグリセロ
ールまたはシュクロースおよびアラビアゴム中に本化合物を含む。
【0028】実験の 部 略語リスト: CH2CH2=ジクロロメタン DCC=ジシクロヘキシルカルボジイミド DCI=脱着−化学電離 DIP=ジ−i−プロピルエーテル DME=ジメトキシエタン DMF=N,N−ジメチルホルムアミド EA=エチルアセテート(EtOAc) EI=電子衝撃 eq.=当量 ES=電子スプレー FAB=高速原子衝撃 HEP=n−ヘプタン HOBT=ベンゾトリアゾール−1−オール KOtBu=カリウム2−メチルプロパン−2−オレエート MeOH=メタノール mp=融点 MTB=t−ブチルメチルエーテル RT=室温 THF=テトラヒドロフラン TOTU=O−[(シアノ(エトキシカルボニル)メチレン)アミノ]−1,
1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
【0029】
【実施例】
実施例1 4−{3−[2−(2−{4−[2,6−ジフルオロ−4−(3−グアニジノ−
2−メチル−3−オキソプロペニル)フェノキシ]フェニル}アセチルアミノ)
エトキシ]−7,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチル−ヘキサデカヒドロ
シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル}ペンタン酸
【化26】
【0030】 a) 4−(7,12−ジヒドロキシ−3−メタンスルホニルオキシ−10,13
−ジメチルヘキサデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)
ペンタン酸 100gのコール酸を500mlのピリジンに溶解し、23.1mLのメシルクロ
リドを一滴ずつ30分かけて0℃で添加する。この混合物を室温で3時間撹拌し
、続いて水3L中にH2SO4 400mLの溶液に0℃で注ぎ入れ、さらに毎回7
50mLのEAで4回抽出する。抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、さらに真空中
で溶媒を除去する。 残留物をジイソプロピルエーテルを用いて結晶化し、117
.1g(mp121℃(分解))を得る。 Rf(EA/HEP/酢酸 5:5:1)=0.31 MS(FAB):487(M+H)+
【0031】 b) メチル4−[7,12−ジヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシエトキシ)
−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン−
17−イル]ペンタノエート 116gの4−(7,12−ジヒドロキシ−3−メタンスルホニルオキシ−1
0,13−ジメチルヘキサデカ−ヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン−1
7−イルペンタン酸および130mLのトリエチルアミンを650mLのグリコール
に溶解し、この混合物を100℃で3時間、さらに115℃で7.5時間撹拌す
る。前記反応混合物を水3L中に400mLのH2SO4の溶液に0℃で注ぎ入れ、
さらに毎回750mLのEAで7回抽出する。抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、
さらに真空中で溶媒を除去する。 中間物質ZWPが得られる。 130mLのアセチルクロリドを900mLのメタノールに0℃で滴下しながら加
える。続いて400mL中のZWPの溶液を添加し、混合物を室温で6時間撹拌す
る。前記混合物を6時間室温で静置し、続いて2.6Lの水に注ぎ入れ、さらに
毎回500mLのジイソプロピルエーテル(DIP)で8回抽出する。さらに有機
相を600mLのセミ飽和NaHCO3水溶液で6回洗浄する。これをNa2SO4
上で乾燥させ、さらに真空中で溶媒を除去する。 EAを用いてシリカゲル上でク
ロマトグラフィーを実施して32gの樹脂固形物を得る。 Rf(EA)=0.19 MS(FAB):467(M+H)+
【0032】 c) メチル4−{3−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロイソインド
ール−2−イル)エトキシ]−7,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘ
キサデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル}ペンタノエー
ト 1.5gのメチル4−{7,12−ジヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−10,13−ジメチル−ヘキサデカヒドロ−シクロペンタ[a]フェナント
レン−17−イル]ペンタノエート、950mgのトリフェニルホスフィンおよび
550mgのフタルイミドを26mLのTHF中で45℃に温め、さらに1.14mL
のジエチルアゾジカルボキシレートを前記温度で一滴ずつ添加する。反応混合物
を45℃で2時間撹拌し、続いて200mLのセミ濃縮NaHCO3水溶液に注ぎ
入れ、さらに毎回200mLのEAで3回抽出する。この抽出物をNa2SO4上で
乾燥させ、さらに真空中で溶媒を除去する。 t−ブチルメチルエーテル(MTB
)を用いてシリカゲル上でクロマトグラフィーを実施して1.76gの粘稠な油
を得る。 Rf(EA)=0.60 MS(FAB):602(M+Li)+
【0033】 d) メチル4−{3−(2−アミノエトキシ)−7,12−ジヒドロキシ−1
0,13−ジメチルヘキサデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン−17
−イル]ペンタノエート 1.7gのメチル4−{3−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イ
ソインドール−2−イル)エトキシ]−7,12−ジヒドロキシ−10,13−ジ
メチルヘキサデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル}ペン
タノエートおよび0.52mLのヒドラジン水化物(82%)を14mLのメタノー
ルに溶解し、還流下で3時間沸騰させる。続いて反応混合物を40℃に冷却し、
8.7mLの塩酸水溶液(2N)で処理する。これを40℃で30分撹拌し、続い
て揮発成分を真空中で除去する。アセトン/水 10:1を用いてシリカゲル上
でクロマトグラフィーを実施して540mgの樹脂状固体540gを得る。 Rf(アセトン/水 10:1)=0.06 MS(FAB):466(M+H)+
【0034】 e) メチル4−(7,12−ジヒドロキシ−3−{2−(4−ヒドロキシフェ
ニル)アセチルアミノ]−エトキシ}−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ
シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタノエート 700mgのメチル4−[3−(2−アミノエトキシ)−7,12−ジヒドロキ
シ−10,13−ジメチル−ヘキサデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレ
ン−17−イル]ペンタノエート、230mgの4−ヒドロキシ−フェニル酢酸お
よび305mgのHOBTを10mLのTHFに溶解し、さらにTHF 10mL中に
DCC 342mgの溶液を0℃で注入する。前記混合物を0℃で1時間、続いて
室温で25時間撹拌する。沈殿物を濾過して除去し、ろ液を150mLの10%N
aHCO3水溶液で希釈し、毎回100mLのEAで3回抽出する。抽出物をNa2 SO4上で乾燥させ、真空中で溶媒を除去する。 EA/MeOH 10:1を用い
てシリカゲル上でクロマトグラフィーを実施して660mgの無色の油を得る。 Rf(EA/MeOH 10:1)=0.38 MS(FAB):600(M+H)+
【0035】 f) 4−(7,12−ジヒドロキシ−3−{2−[2−(4−ヒドロキシフェ
ニル)アセチルアミノ]エトキシ}−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロシ
クロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタン酸 620mgの4−(7,12−ジヒドロキシ−3−{2−[2−(4−ヒドロキ
シフェニル)アセチルアミノ]エトキシ}−10,13−ジメチルヘキサデカヒ
ドロシクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタン酸を10mLのM
eOHに溶解し、さらに3.1mLのNaOH水溶液(1N)を室温で添加する。
この混合物を室温で25時間撹拌し、2Nの塩酸水溶液150mLで処理し、さら
に、毎回100mLのEAで3回抽出する。抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、真
空中で溶媒を除去する。 少量の酢酸が混じった生成物630mgが得られ、これを
さらに精製することなく反応に用いる。 Rf(EA/MeOH 5:1)=0.30 MS(ES):586(M+H)+
【0036】 g) エチル2−メチル−3−(3,4,5−トリフルオロフェニル)アクリレー
ト 4.3mLのトリエチル2−ホスホノプロピオネートを30mLの無水THFに溶
解し、ヘキサン中のn−ブチルリチウム溶液(1.6N)12.5mLを一滴ずつ0
℃で添加する。この混合物を室温で15分撹拌し、続いて無水THF 8mL中に
3,4,5−トリフルオロベンズアルデヒド3.2gの溶液を一滴ずつ添加する。
この混合物を室温で1時間撹拌し、さらに室温で16時間静置する。前記反応混
合物を300mLの水で希釈し、30mLの飽和Na2CO3水溶液を加え、さらに、
毎回100mLのEAで3回抽出する。抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、真空中
で溶媒を除去する。 EA/HEP 1:8を用いシリカゲル上でクロマトグラフ
ィーを実施し、無色の結晶3.8gを得る;mp54℃。 Rf(EA/HEP 1:8)=0.35 MS(DCl):245(M+H)+
【0037】 h) エチル3−{4−[4−({2−[17−(3−カルボキシ−1−メチルプ
ロピル)−7,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチル−ヘキサデカヒドロシ
クロペンタ[a]フェナントレン−3−イルオキシ]エチルカルバモイル}メチ
ル)フェノキシ]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−メチルアクリレート 610mgのエチル4−(7,12−ジヒドロキシ−3−{2−[2−(4−ヒ
ドロキシフェニル)アセチルアミノ]−エトキシ}−10,13−ジメチルヘキ
サデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタン酸、2
32mgの2−メチル−3−(3,4,5−トリフルオロフェニル)アクリレートお
よび393mgのK2CO3を5mLのDMF(無水物)に分散させ、前記混合物を1
50℃で160分撹拌する。冷却後、前記反応混合物を150mLのHCl水溶液
(2N)を用いて吸収し、さらに毎回100mLのEAで3回抽出する。抽出物を
Na2SO4上で乾燥させ、真空中で溶媒を除去する。 EA/MeOH 10:1
を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーを実施し、樹脂生成物480mgを得る
。 Rf(EA/MeOH 10:1)=0.27 MS(ES):810(M+H)+
【0038】 i) 4−{3−[2−(2−{4−[2,6−ジフルオロ−4−(3−グアニ
ジノ−2−メチル−3−オキソプロペニル)フェノキシ]−フェニル}アセチル
アミノ)エトキシ]−7,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカ
ヒドロ−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル}ペンタン酸 311mgのグアニジンヒドロクロリドを3mLのDMF(無水物)に溶解し、3
mLのDMF(無水物)中にKOtBu 332mgの溶液を室温で添加する。続い
て3mLのDMF(無水物)中にエチル3−{4−[4−({2−[17−(3−
カルボキシ−1−メチルプロピル)−7,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメ
チルヘキサデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン−3−イルオキシ]エ
チルカルバモイル}メチル)フェノキシ]−3,5−ジフルオロフェニル}−2
−メチルアクリレート480mgの溶液を添加する。前記反応混合物を室温で65
時間撹拌し、続いて200mLの水で希釈する。4NのHCl水溶液を用いてpH
を7に調整し、さらに毎回150mLのEAで3回抽出する。抽出物をNa2SO4 上で乾燥させ、真空中で溶媒を除去する。 CH2Cl2/MeOH/アセトン/水
/酢酸 64:8:8:11を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーを実施し
、非晶質固体230mgを得る。 Rf(CH2Cl2/MeOH/アセトン/水/酢酸 64:8:8:11)=0.27 MS(ES):823(M+H)+
【0039】 実施例2の化合物は実施例1と同様に4−(3−アミノ−7,12−ジヒドロ
キシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレ
ン−17−イルペンタン酸から製造した: 実施例2 4−[3−(2−{4−[2,6−ジフルオロ−4−(3−グアニジノ−1−メ
チル−3−オキソプロペニル)フェノキシ]−フェニル}アセチルアミノ)−7
,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−シクロペンタ[
a]フェナントレン−17−イル]ペンタン酸
【化27】 mp 190℃(分解を伴う) Rf(CH2Cl2/MeOH/水/酢酸 32:8:1:1)=0.36 MS(ES):779(M+H)+
【0040】 実施例3 4−(3−{2−[(4′−グアニジノカルボニルビフェニル−3−カルボニル)
アミノ]エトキシ}−7,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカ
ヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル}ペンタン酸
【化28】
【0041】 a) メチル4−{3−[2−(3−ブロモベンゾイルアミノ)エトキシ]−7
,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロシクロペンタ[a
]フェナントレン−17−イル}ペンタノエート 932mgのメチル4−[3−(2−アミノエトキシ)−7,12−ジヒドロキ
シ−10,13−ジメチルヘキサデカ−ヒドロシクロペンタ[a]フェナントレ
ン−17−イル]ペンタノエート(実施例1d)および20mLの無水DMF中の
3−ブロモ安息香酸402mgに、最初656mgのO−[(シアノ(エトキシカル
ボニル)−メチレン)アミノ]−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラ
フルオロボレート(TOTU)(Proceedings of the 21st European Peptide S
ymposium, Peptides 1990, Editors E. Giralt & D. Andreu, Escom, Leiden, 1
991)を、続いて760μLのN−エチルモルフォリンを0℃で添加する。前記反
応混合物を室温で20.5時間撹拌し、続いて100mLの10% NaHCO3
溶液に注ぎ入れ、混合物を毎回150mLのEAで3回抽出する。これをNa2
4上で乾燥させ、さらに真空中で溶媒を除去する。 EAを用いてシリカゲル上
でクロマトグラフィーを実施して610mgの粘稠な油を得る。 Rf(EE)=0.33 MS(ES):649(M+H)+
【0042】 b) 4−{3−[2−(3−ブロモベンゾイルアミノ)エトキシ]−7,12
−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカ−ヒドロシクロペンタ[a]
フェナントレン−17−イル}ペンタン酸 600mgのメチル4−{3−[2−(3−ブロモベンゾイルアミノ)エトキシ
]−7,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロシクロペン
タ[a]フェナントレン−17−イル}ペンタノエートを19mLのメタノールに
溶解し、さらに4.6mLのNaOH水溶液(1N)を添加する。この混合物を室
温で6時間撹拌し、続いて150mLのHCl水溶液(2N)に注ぎ入れ、毎回1
50mLのMTBで4回抽出する。抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、さらに真空
中で溶媒を除去する。 550mgの粘稠な油を得、これをそのまま用いる。 Rf(EA/MeOH 5:1)=0.46 MS(ES):635(M+H)+
【0043】 c) エチル{3′−[2−[17−(3−カルボキシ−1−メチルプロピル)
−7,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサ−デカヒドロシクロペン
タ[a]フェナントレン−3−イルオキシ}エチルカルバモイル}ビフェニル−
4−カルボキシレート 540mgの4−{3−[2−(3−ブロモベンゾイルアミノ)エトキシ]−7
,12−ジヒドロキシ10,13−ジメチルヘキサデカヒドロシクロペンタ[a]
フェナントレン−17−イル}ペンタン酸、エチル4−ジヒドロキシ−ボリルベ
ンゾエート、9.6mgのPd(II)アセテートおよび22.3mgのトリフェニルホス
フィンを5.1mLのトルエンに溶解し、さらに1.4mLのエタノールおよび425
μLのNa2CO3水溶液(2N)を添加する。前記混合物を3時間還流させ、続
いて33.8mgの4−ジヒドロキシボリルベンゾエートおよび425μLのNa2
CO3水溶液(2N)を再度添加し、再び4時間40分還流する。冷却後、前記
反応混合物を150mLのHCl水溶液(2N)で吸収し、毎回100mLのEAで
4回抽出する。抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、さらに真空中で溶媒を除去す
る。 MTB/2%酢酸を用いてシリカゲル上でクロマトグラフィーを実施し、5
10mgの無色の泡沫を得る。 Rf(MTB/2%酢酸)=0.21 MS(ES):635(M+H)+
【0044】 d) 4−(3−{2−[(4′−グアニジノカルボニルビフェニル−3−カル
ボニルアミノ)エトキシ]−7,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキ
サ−デカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン−17イル}ペンタン酸 115mgのグアニジンヒドロクロリドを2mLの無水DMFに溶解し、2mLの無
水DMF中の122mgのカリウムt−ブトキシドの溶液を室温で添加する。この
混合物を室温で1時間撹拌し、その後、3mLの無水DMF中にエチル{3′−[
2−[17−(3−カルボキシ−1−メチルプロピル)−7,12−ジヒドロキ
シ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロシクロペンタ[a]フェナントレン
−3−イルオキシ}エチルカルバモイル}ビフェニル−4−カルボキシレート1
50mgの溶液を添加する。前記反応混合物を4日および2時間室温で撹拌し、続
いて35mLの水で処理し、HCl水溶液を用いてpH=6.5に調整する。混合
物を1時間撹拌し生成物の大半を沈殿させる。ろ液を毎回100mLのEAで3回
抽出し、Na2SO4上で乾燥させ、さらに真空中で溶媒を除去する。 CH2Cl2 /MeOH/アセトン/水/酢酸 64:8:8:1を用いてシリカゲル上でク
ロマトグラフィーを実施し、60mgの非晶質固体を得る。 Rf(CH2Cl2/MeOH/アセトン/水/酢酸 64:8:8:1:1)=0.13 MS(ES):635(M+H)+
【0045】 胆嚢からの水の吸収は、胆嚢上皮のサブタイプ3の先端NHE交互輸送を抑制
することによって抑制され、その結果胆汁が希釈される。この希薄な胆汁は胆石
の形成を予防し、すでに存在する胆石では、胆石の溶解がもたらされる。 本発明の式Iの化合物によるサブタイプ3のNHE相互輸送の抑制は以下のテ
ストによって決定された。
【0046】 本実験の分子生物学的技術のほとんどは以下の文献のプロトコルにしたがう:
“Current Protocols in Molecular Biology(eds. F.M. Ausubel, R. Brent, R
.E. Kingston, D.D. Moore, J.G. Seidman, J.A. Smith & K. Struhl, John Wil
ey & Sons)”および Molecular Cloning: A Laboratory Manual(J. Sambrock,
E.F. Fritsch & T. Maniatis, Cold Spring Harbor Laboratory Press(1989))。
【0047】 我々の実験では、各事例で以下のNHEサブタイプの1つを発現する安定的に
トランスフェクトされた細胞株が製造された:NHE1(Sardet et al., Cell
56:271-280(1989))、 ウサギNHE2(Tse et al., J. Biol. Chem. 268:1191
7-11924(1993))、ラットNHE3(Orlowski et al., J. Biol. Chem. 267:933
1-9339(1992))、またはヒトNHE3(Braut et al., Am. J. Physiol. 269:19
8-206(1995))。
【0048】 適当なリンカー配列を添加した後、発現プラスミドpMAMneo(例えばク
ロンテック(CLONTECH, Heidelberg)から入手できる)で、Prof. Pouyssegurに
よって作製された対応するNHEサブタイプのcDNAクローンをプラスミドの
NHE1認識配列がそれぞれのNHEサブタイプの開始コドンの約20から10
0塩基対前にあるように、さらに完全なコード配列が前記構築物に存在するよう
にしてクローニングした。
【0049】 “リン酸カルシウム法”(“Current Protocols in Molecular Biology" 第9.1
章に記載)を用い、NHE欠損細胞株LAP1(Franchi et al., Proc. Natl.
Acad. Sci. USA 83:9388-9392(1986))にNHEサブタイプのそれぞれのコード
配列を含むプラスミドをトランスフェクトした。トランスフェクトされた細胞に
ついてG418含有培養液での増殖(トランスフェクションによってneo遺伝
子を受容した細胞だけがこのような条件下で生存できる)によって選別した後、
機能的なNHE発現について選別を実施した。この目的のために、Sardetが記載
した“酸負荷(acid load)”技術を用いた(Sardet et al., Cell 56:271-280(
1989)) 。機能的なNHEサブタイプを発現している細胞は、たとえCO2および
HCO3−が存在しなくてもこのテストで発生する酸性化を代償することができ
るが、トランスフェクトされていない細胞は代償することができない。“酸負荷
”選別を数回繰り返した後、統計的に1つのウェルに1つの細胞が存在するよう
に生存細胞をマイクロタイタープレートに接種した。続いて、個々のコロニーの
細胞集団を“酸負荷”後の生存能力についてXTT増殖キット(Boehringer Man
heim)を用いて調べ、最良の細胞株を更なるテストに用いた。さらにトランスフ
ェクトされた配列の減少を避けるために、それらをG418含有培養液で持続的
な選別圧の下で培養した。個々の物質による各NHEサブタイプの抑制に対する
IC50値の測定のために、Faber(S. Faber et al., Cell. Physiol. Biochem.
6:39-49(1996))によって開発されたテスト(これは”酸負荷”技術を基にして
いる)をわずかに改変した。
【0050】 このテストでは、酸性化後の細胞内pH(pHi)の回復を測定した(前記回
復は重炭酸塩が存在しない状態でさえ機能的なNHEによって開始する)。この
ために、pH感受性蛍光染料BCECF(Calbiochem, 前駆体BCECF−AM
を使用)を用いてpHiを測定した。細胞に先ず最初にBCECFをロードした
。BCECFの蛍光は、“比較蛍光分光計(ratio fluorescence spectrometer)
”(Photon Technology International, South Brunswick, N.J., USA)で励起
波長505および440nm、放射波長535nmで測定し、検量線によってpHi
に変換した。文献に記載されたプロトコルとは異なり、細胞をBCECFローデ
ィング時でもNH4Cl緩衝液(pH7.4)中で培養した。NH4Cl緩衝液:
115mMのNaCl、20mMのNH4Cl、5mMのKCl、1mMのCa2Cl2
1mMのMgSO4、20mMヘペス、5mMグルコース、1mg/mLのBSA(pH7.
4は1MのNaOHを用いて調整する)。
【0051】 細胞内酸性化は、975μLのNH4Cl非含有緩衝液をNH4Cl緩衝液でイ
ンキュベートした細胞の部分標本25μLに添加することによって誘発した。そ
の後のpH回復速度を、NHE1については2分、NHE2については5分、N
HE3については3分記録した。被検物質の抑制能力の算出のために、先ず最初
に完全なpH回復が生じるか、またはpH回復は全く生じない緩衝液中で細胞を
調べた。完全なpH回復(100%)のためには、細胞をNa+含有緩衝液(1
33.8mMのNaCl、4.7mMのKCl、1.25mMのCaCl2、1.25mMの
MgCl2、0.97mMのK2HPO2、0.23mMのKH2PO4、5mMのヘペス、
5mMのグルコース;pH7.0は1MのNaOHで調整)中でインキュベートし
た。0%値の決定のためには、細胞をNa+非含有緩衝液(133.8mMのコリン
クロリド、4.7mMのKCl、1.25mMのCaCl2、1.25mMのMgCl2
0.97mMのK2HPO2、0.23mMのKH2PO4、5mMのヘペス、5mMのグルコ
ース;pH7.0は1MのNaOHで調整)中でインキュベートした。被検物質
をNa+含有緩衝液で調製した。被検物質のそれぞれの検査濃度での細胞内pH
の回復は最大回復のパーセントで表した。個々のNHEサブタイプに対するそれ
ぞれの被検物質のIC50値は、シグマプロット(SigmaPlot)プラグラムによっ
てpH回復のパーセント値から算出した。
【0052】 ヒトのNa+/H+交換物質(サブタイプ3;NHE−3)の抑制の結果: 実施例(実験の項参照) 30μMでの残留活性 1 17% 2 10% 3 65% 本発明の式Iの化合物はNHE相互輸送を65%まで抑制することは測定結果
から明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 オイゲン・ファルク ドイツ連邦共和国60529フランクフルト. フェルクリンガーヴェーク15 (72)発明者 ハンス−ヴィリ・ヤンセン ドイツ連邦共和国65527ニーデルンハウゼ ン.ディステルヴェーク25 (72)発明者 ハンス−ルートヴィヒ・シェーファー ドイツ連邦共和国65239ホーホハイム.シ ュタインガセ7 Fターム(参考) 4C084 AA19 MA02 MA52 NA05 NA14 ZA771 4C086 AA01 AA02 AA03 DA11 MA01 MA02 MA52 NA05 NA14 ZA77 4C091 AA01 BB01 CC01 DD01 EE02 EE05 FF01 GG02 GG13 HH01 JJ03 KK01 LL02 LL09 MM03 NN01 PA05 PB03 QQ01 RR08 4H039 CA41 CD10 CD20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式Iの化合物または薬剤として許容できるその塩および
    生理的に機能を有する誘導体。 【化1】 上記式中、 T1およびT2はそれぞれ別個に下記式または水素であるが、ただしT1およ
    びT2は同時に水素ではなく; 【化2】 Zは下記式であり; 【化3】 Aは、結合手、(C1〜C4)−アルキル、(C0〜C4)−アルキル−Xで; Xは、−O−、−CO−、−CH[OH]−、−CH[OCH]3−、−SO(0-2) −、または−NH−、−N(CH3)−であり; Dは、フェニレンで、これは置換されていないか、またはF、Cl、−CF3
    、(C1〜C4)−アルキル、ヒドロキシル、メトキシ、−NH2、NHCH3、N(
    CH3)2、CH3SO2−、およびH2NO2S−から成る群から選ばれる1つから
    3つの置換基によって置換され; R(A)、R(B)、R(C)、R(D)、R(E)、R(F)はそれぞれ別個に水素、F
    、Cl、Br、I、CN、OH、OR(6)、NR(7)R(8)、(C1〜C8)−アル
    キル、O−(C1〜C12)−アルキル、(C3〜C8)−シクロアルキルで、前記アル
    キルラジカルは1つ、2または3つ以上または全ての水素がフッ素で置換されて
    いてもよく; R(6)は(C3〜C6)−アルケニル、(C3〜C8)−シクロアルキル、フェニルま
    たはベンジルで、前記フェニル核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシ、N
    R(9)R(10)によって3つまで置換されていてもよく; R(9)、R(10)は、それぞれ別個にH、(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C 4 )ペルフルオロ−アルキルであり; R(7)およびR(8)はそれぞれ別個に、(C1〜C4)−アルキル、(C3〜C6)−
    アルケニル、(C3〜C8)−シクロアルキル、フェニルまたはベンジルで、前記フ
    ェニル核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシ、NR(9)R(10)によって3
    つまで置換されていてもよいか;または R(7)およびR(8)は一緒になって4または5つのメチレン基の鎖を形成し、
    そのうちの1つのCH2基は酸素、硫黄、NH、N−CH3またはN−ベンジルに
    よって置換されていてもよく; sは0または1であり; xは0、1または2であり; yは0、1または2であり; R(1)、R(2)、R(3)はそれぞれ別個に水素、F、Cl、Br、I、CN、
    −(C=O)−N=C(NH2)2、−SO(0-1)−(C1〜C8)−アルキル、O−(C0
    〜C4)−アルキルフェニル、−(C0〜C4)アルキルフェニル(前記フェニル核は
    、F、Cl、CF3、メチル、メトキシ、−(C0〜C4)−アルキル−NR(21)R(
    22)によって3つまで置換されていてもよい)、(C1〜C8)−アルキル、O−(C 1 〜C12)−アルキル、(C3〜C8)−シクロアルキルで、前記アルキルラジカルは
    1つ、2つまたは3つ以上の水素がフッ素で置換されていてもよく; R(21)、R(22)はそれぞれ別個にH、(C1〜C4)−アルキルであり; Lは(C1〜C15)−アルキルで、1つまたは2つまたは3つ以上の(CH2)基は
    、−CH=CH−、−C≡C−、−O−、−NR(47)−、−NR(48)−、−CO
    −、−SO2−で置換されていてもよく; R(47)は水素、(C1〜C8)−アルキル、R(48)−CO−、フェニル、ベンジル
    であり; R(48)は水素、(C1〜C8)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、前
    記フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換され
    ていてもよく; R(40)からR(45)はそれぞれ別個にH、−OR(50)、−SR(50)、NHR(50)
    、−NR(50)2、−O−(CO)−R(50)、−S−(CO)−R(50)、−NH−(CO
    )−R(50)、−O−PO−(OR(50))−OR(50)、−O−(SO2)−OR(50)、−
    R(50)、Lとの結合手であるか;または R(40)およびR(41)、R(42)およびR(43)、R(44)およびR(45)はそれぞれの
    場合に一緒になってカルボニル基の酸素であり; ここでラジカルの厳密に1つは常にLとの結合手を意味し; R(50)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、前
    記フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換され
    ていてもよく; Kは−OR(51)、−NH(R51)、−N(R51)2、−HN−CH2−CH2−CO2 H、−HN−CH2−CH2−SO3H、−N(CH3)−CH2CO2H、−HN−
    CH(R46)CO2H、−OCat、Catは例えばアルカリ金属、アルカリ土類
    金属イオンまたは第四アンモニウムイオンのような陽イオンであり; R(46)は水素、C1〜C4−アルキル、ベンジル、−CH2OH、H3CSCH2
    CH2−、HO2CCH2−、HO2CCH2CH2−であり; R(51)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、前
    記フェニルラジカルはF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置
    換されていてもよい。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の式Iの化合物または薬剤として許容できる
    その塩〔式Iにおいて、 T1およびT2がそれぞれ別個に下記式または水素であるが、ただしT1およ
    びT2は同時に水素ではなく; 【化4】 L−Zは下記式であり; 【化5】 Aは結合手、−CH2−、CH2−Xであり; Xは−O−、−CO−、−CH[OH]−、−CH[OCH]3−、−SO(0-2)
    または−NH−、−N(CH3)−であり; sは0または1であり; Dはフェニレンで、これはF、Cl、−CF3、(C1〜C4)−アルキル、ヒド
    ロキシル、メトキシ、−NH2、NHCH3、N(CH3)2、CH3SO2−、H2
    2Sで2つまで置換されていてもよく; R(E)はF、Cl、CN、OR(12)、(C1〜C4)−アルキル、O−(C1〜C4)
    −アルキル、(C3〜C6)−シクロアルキルで、前記アルキルラジカルは1つ、2
    つまたは3つ以上または全ての水素がフッ素で置換されていてもよく; R(6)は(C3〜C6)−アルケニル、(C3〜C6)−シクロアルキル、フェニルま
    たはベンジルで、前記フェニル核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシ、N
    R(9)R(10)によって3つまで置換されていてもよく; R(9)、R(10)は、それぞれ別個にH、(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C 4 )ペルフルオロアルキルであり; R(F)は水素であり; R(1)、R(2)、R(3)はそれぞれ別個に水素、F、Cl、Br、I、CN、
    (C=O)N=C(NH2)2、−SO(0-1)−(C1〜C8)−アルキル、O−(C0〜C4 )−アルキルフェニル、−(C0〜C4)アルキルフェニルで、ここで前記フェニル
    核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換されていても
    よく; Lは(C1〜C8)−アルキルで、1つまたは2つ以上の(CH2)基が、−CH=
    CH−、−C≡C−、−O−、−NR(47)−、−NR(48)−、−CO−、−SO 2 −で置換されていてもよく; R(47)は水素、(C1〜C4)−アルキル、R(48)−CO−、フェニル、(CH2)
    −フェニルであり; R(48)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)フェニルで、ここ
    で前記フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換
    されていてもよく; R(41)、R(42)、R(45)はそれぞれ別個にH、−OR(50)、−SR(50)、NH
    R(50)、−NR(50)2、−O−(CO)−R(50)、−S−(CO)−R(50)、−NH
    −(CO)−R(50)、−O−PO−(OR(50))−OR(50)、−O−(SO2)−OR(
    50)、−R(50)であり; R(50)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、こ
    こで前記フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置
    換されていてもよく; Kは−OR(51)、−NH(R51)、−N(R51)2、−HN−CH2−CH2−CO2 H、−HN−CH2−CH2−SO3H、−N(CH3)−CH2CO2H、−HN−C
    H(R46)CO2H、−OCatで、ここでCatは例えばアルカリ金属、アルカ
    リ土類金属イオンまたは第四アンモニウムイオンのような陽イオンであり; R(46)は水素、C1〜C4−アルキル、ベンジル、−CH2OH、H3CSCH2
    CH2−、HO2CCH2−、HO2CCH2CH2であり; R(51)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、こ
    こで前記フェニルラジカルはF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つ
    まで置換されていてもよい〕。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の式Iの化合物または薬剤として許
    容できるその塩〔式Iにおいて、 T1およびT2がそれぞれ別個に下記式または水素であるが、ただしT1およ
    びT2は同時に水素ではなく; 【化6】 L−Zは下記式であり; 【化7】 Aは結合手、−CH2−、CH2−X−、−X−であり; Xは−O−、−CO−、−SO(0-2)−であり; sは0または1であり; Dはフェニレンで、これはF、Cl、−CF3、(C1〜C4)−アルキル、ヒド
    ロキシル、メトキシ、−NH2、NHCH3、N(CH3)2、CH3SO2−、H2
    2Sによって2つまで置換されていてもよく; R(E)はF、(C1〜C4)−アルキルで、前記アルキルラジカルは1つ、2つま
    たは3つ以上または全ての水素がフッ素で置換されていてもよく; R(F)は水素であり; R(1)、R(2)、R(3)はそれぞれ別個に水素、F、Cl、CN、SO2−C
    3、O−(C0〜C1)−アルキルフェニル、−(C0〜C1)−アルキルフェニルで
    、ここで前記フェニル核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つ
    まで置換されていてもよく; Lは(C1〜C8)−アルキルで、ここで1つまたは2つ以上の(CH2)基が、−
    CH=CH−、−C≡C−、−O−、−NR(47)−、−NR(48)−、−CO−、
    −SO2−で置換されていてもよく; R(47)は水素、(C1〜C4)−アルキル、R(48)−CO−、フェニル、(CH2)
    −フェニルであり; R(48)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)フェニルで、ここ
    でフェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置換され
    ていてもよく; R(41)はH、−OHであり; Kは−OR(51)、−NH(R51)、−N(R51)2、−HN−CH2−CO2H、−
    HN−CH2−CH2−CO2H、−HN−CH2−CH2−SO3H、−N(CH3)
    CH2CO2H、−OCatで、ここでCatは例えばアルカリ金属、アルカリ土
    類金属イオンまたは第四アンモニウムイオンのような陽イオンであり; R(51)は水素、(C1〜C4)−アルキル、フェニル、(CH2)−フェニルで、こ
    こで前記フェニル核はF、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つまで置
    換されていてもよい〕。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の式Iの化合物または薬剤
    として許容できるその塩〔式Iにおいて、 T1およびT2はそれぞれ別個に下記式または水素であるが、ただしT1およ
    びT2は同時に水素ではなく; 【化8】 L−Zは下記式であり; 【化9】 Aは結合手、−O−であり; sは0または1であり; Dはフェニレンで、これはF、Cl、−CF3、(C1〜C4)−アルキル、ヒド
    ロキシル、メトキシ、N(CH3)2、CH3SO2−、H2NO2Sで2つまで置換さ
    れていてもよく; R(E)は(C1〜C4)−アルキルであり; R(F)は水素であり; R(1)、R(2)、R(3)はそれぞれ別個に水素、F、Cl、CN、SO2−C
    3、O−(C0〜C1)−アルキルフェニル、−(C0〜C1)−アルキルフェニルで
    、ここで前記フェニル核は、F、Cl、CF3、メチル、メトキシによって3つ
    まで置換されていてもよく; Lは(C1〜C6)−アルキルで、ここで1つまたは2つ以上の(CH2)基は、−
    CH=CH−、−C≡C−、−O−、−NR(47)−、−CO−、−SO2−で置
    換されていてもよく; R(47)は水素、(C1〜C4)−アルキルであり; R(41)はH、−OHであり; Kは−OH、−HN−CH2−CO2H、−HN−CH2−CH2−CO2H、−
    HN−CH2−CH2−SO3H、−N(CH3)−CH2CO2H、−OCatで、C
    atは例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属イオンまたは第四アンモニウムイ
    オンのような陽イオンである〕。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の化合物の1つまたは2つ
    以上を含む医薬。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれかに記載の化合物の1つまたは2つ
    以上、および血中脂質低下活性を有する化合物を1つまたは2つ以上含む医薬。
  7. 【請求項7】 請求項1から4のいずれかに記載の化合物の1つまたは2つ
    以上を含む医薬の製造方法であって、活性な化合物を医薬として適当な担体と混
    合し、この混合物を投与に適した形態にすることを特徴とする前記医薬の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 胆石の予防または治療用医薬の製造における、請求項1から
    4のいずれかに記載の化合物の使用。
  9. 【請求項9】 下記の反応スキームにしたがい、式IIの化合物(式中T1、
    T2、R(1)、R(2)およびR(3)は式Iで示した意味を有する)を式IIIの化
    合物L−Z(式中R(41)からR(45)およびKは式Iで示した意味を有する)と反
    応させることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物の製造方法
    : 【化10】
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