JPH02286619A - 利胆剤 - Google Patents

利胆剤

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JPH02286619A
JPH02286619A JP10758089A JP10758089A JPH02286619A JP H02286619 A JPH02286619 A JP H02286619A JP 10758089 A JP10758089 A JP 10758089A JP 10758089 A JP10758089 A JP 10758089A JP H02286619 A JPH02286619 A JP H02286619A
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JP
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ursodeoxycholic acid
glucuronide
acid
bile
compound
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JP10758089A
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Hajime Takigawa
滝川 一
Masami Yamanaka
山中 正己
Masayo Sano
佐野 直代
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Tokyo Tanabe Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tanabe Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はウルソデオキシコール酸−3−グルクロニドを
有効成分とする利胆剤に関する。ウルソデオキシコール
酸−3−グルクロニドは、ウルソデオキシコール酸の3
位とグルクロン酸の1位とが縮合した化合物であり、以
下の構造式を有する。
従来の技術 利胆剤は、肝臓からの胆汁排泄を増加させ、胆汁うつ滞
を改善する作用を持ち、非発作時の胆石症、胆道ジスキ
ネジー、胆嚢・胆管炎の炎症消退期、胆嚢切除後症候群
、急性胆汁うつ滞及び胆道感染症等にも使用されている
薬剤である。
ウルソデオキシコール酸−3−グルクロニドは、そのナ
トリウム塩がすでに知られておりしケミカル・ファーマ
シューティカル・ブレティン(Che−mical &
 Pharmaceutical Bulletin 
) 28巻4号1258頁1980年]、本発明者らに
よって人血清中に微量に存在することも確認されている
[ザ・ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(The
 Journal of Biochemistry 
) 92巻4号985頁1982年)。
一方、ウルソデオキシコール酸は、利胆剤として繁用さ
れている薬物であるが、原発性胆汁性肝硬変にも奏効す
ることも報告されている(特開昭63−141929号
公報〉。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記文献には、ウルソデオキシコール酸
−3−グルクロニドの生理学的挙動及び薬理作用につい
ては解明されておらず、それらの示唆もない。
本発明者らは、長年、遊離胆汁酸又はそれらのグルクロ
ン酸抱合体、タウリン抱合体もしくは硫酸抱合体等の肝
胆道疾患における病態生理及び臨床応用を研究してきた
ところ、人血清中に微量に存在するウルソデオキシコー
ル酸−3−グルクロニドが、それの遊離体であるウルソ
デオキシコール酸より肝臓からの胆汁排出促進効果が高
く、強力に胆汁うつ滞を改善することを見い出し本発明
に到達した。
課題を解決するための手段 本発明は、ウルソデオキシコール酸−3−グルクロニド
を有効成分として含有する利胆剤の提供を目的とする。
ウルソデオキシコール酸−3−グルクロニドは、胆汁酸
のグルクロン酸抱合体の周知な方法を応用して製造する
ことができる。例えば、3α−ヒドロキシ−7β−ホル
ミルオキシ−5β−フラン酸メチルエステルとメチル 
2,3.1−トリ0−アセチル−1−デオキシ−α−ブ
ロモ−Dグルコピランウロシドとを、ケーニヒークノル
(KOeni(IS−KnOrl’ )反応により縮合
させ、得られる7β−ホルミルオキシ−3α−0−(メ
チル2−.3−.4−一トリー〇−アセチルーβ−D−
グルコピランウロノシル)−5β−フラン酸メチルエス
テルをついでアルカリで加水分解することにより製造す
ることができる。
作用 ウルソデオキシコール酸−3−グルクロニドの利用試験
及び急性毒性試験の結果を以下に詳述する。
〈利用試験〉 外胆汁痩を造設したウィスター系雄性ラット(−群8匹
;体重2503前後〉を用い、ウルソデオキシコール酸
を対照薬としてウルソデオキシコール酸−3−グルクロ
ニドの利胆作用を試験した。ウルソデ′オキシコール酸
−3〜グルクロニドは、予め大腿静脈より3%アルブミ
ン液を2.0m1/時の速度で1時間持続注入した各ラ
ットに、ウルソデオキシコール酸−3−グルクロニドの
投与量がラット体重1009あたり0,25μm。
7分になるよう当該アルブミン液に添加して静注した。
利胆作用は、ウルソデオキシコール酸−3グルクロニド
の投与後10分毎に40分間、肝臓から排出される胆汁
を採取し、流量の増加量を測定して評価した。また、採
取した胆汁の一部は、担体がシリカゲル(キーゼルゲル
60)、展開液がクロロホルム−メタノール−酢酸−水
混合液(容量比65:24:15:9)、発色剤がリン
モリブデン酸、硫酸又はナフトレゾルシンという条件か
らなる薄層クロマトグラフィーに付し、胆汁酸分析を行
った。この胆汁酸分析におけるウルソデオキシコール酸
−3−グルクロニド、ウルソデオキシコール酸及びタウ
ロウルソデオキシコール酸のRf値は、夫々0.33.
0.95及び0.35であった。なお、対照薬のウルソ
デオキシコール酸による利胆作用の試験及び胆汁酸分析
も上記と同様にして行った。結果を第1表に示す。
表中、胆汁流量増加量は、投与開始後10分毎に40分
間、ウルソデオキシコール酸−3−グルクロニド投与群
又はウルソデオキシコール酸投与群と薬物無投与群との
胆汁流量の差を夫々求め、これを薬物無投与群における
胆汁流量の百分率で表ボした。
第1表から明白なように、ウルソデオキシコール酸−3
−グルクロニドは、ウルソデオキシコール酸に比べ、肝
臓からの胆汁排出を約2.3倍にまで促進し、胆汁うつ
滞を顕著に改善していることが認められる。
また、薄層クロマトグラフィーによる胆汁酸分析によれ
ば、ウルソデオキシコール酸投与群では、投与したウル
ソデオキシコール酸のほとんどか肝臓でタウリン抱合さ
れ、胆汁中にタウロウルソデオキシコール酸として排出
されたのに対し、ウルソデオキシコール酸−3−グルク
ロニド投与群では、ウルソデオキシコール酸−3−グル
クロニドの大部分か胆汁中に未変化体のまま排出された
のが夫々確認された。この事実と上記第1表の試験結果
を合わせて考慮すると、ウルツデオキシコル酸−3−グ
ルクロニドは、肝臓でのタウリン抱合を受けることなく
、ウルソデオキシコール酸に比べ極めて効率的に胆汁流
量を増加させ、胆汁うつ滞に奏効することが考察される
〈急性毒性試験〉 5週令のICR系雄性マウス及びウィスター系雄性ラッ
トを用い、ウルソデオキシコール酸−3グルクロニドの
急性毒性(LD50)を試験した。
LD5o値は、マウスでは経口で5’j/Kg以上、静
脈内で400m’j/に’j以上でめった。また、ラッ
トでは経口で49/に3以上、静脈内で350m9/K
g以上であった。従って、ウルソデオキシコール酸3−
グルクロニドは毒性の低い薬物と言うことかできる。
〈用法・用量〉 ウルソデオキシコール酸−3−グルクロニドの用量は、
患者の年齢、症状又は併用薬等が考慮される。成人の一
日用量は、経口で10〜4000mg、好ましくは、1
00〜2000my、静注で5〜10100O、好まし
くは、50〜600myとし、これを1〜6回、好まし
くは、1〜3回に分けて用いるのが一般に望ましい。
本発明の利胆剤には、有効成分のウルソデオキシコール
酸−3−グルクロニドに生理的に無害な固体もしくは液
体の製剤担体を配合した錠剤、カプセル剤、散剤、細粒
剤、顆粒剤、水剤、シロップ剤、懸濁剤、乳剤又は注射
剤等の薬剤組成物も包含する。製剤担体としては、市販
のウルソデオキシコール酸製剤に通常用いられるものは
か、種々の賦形剤、結合剤、崩壊剤、潤沢剤、被覆剤、
溶解補助剤、乳化剤、懸濁化剤、安定化剤又は溶剤等も
使用することができる。
発明の効果 ウルソデオキシコール酸−3−グルクロニドは、「ウル
ソデオキシコール酸より効率的に肝臓からの胆汁排出を
促進し、顕著に胆汁うつ滞を改善せしめることから、本
化合物を有効成分として含有する薬剤は、強力な利胆剤
として利用することができる。更に、ウルソデオキシコ
ール酸と同様に、原発性胆汁性肝硬変への適用も期待で
きる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ウルソデオキシコール酸−3−グルクロニドを有
    効成分として含有することを特徴とする利胆剤。
JP10758089A 1989-04-28 1989-04-28 利胆剤 Expired - Lifetime JPH0667846B2 (ja)

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JP10758089A JPH0667846B2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 利胆剤

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JPH02286619A true JPH02286619A (ja) 1990-11-26
JPH0667846B2 JPH0667846B2 (ja) 1994-08-31

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ID=14462772

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1994022896A1 (en) * 1993-03-31 1994-10-13 Tokyo Tanabe Company Limited Cholestasis ameliorant
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JPH0667846B2 (ja) 1994-08-31

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