JP2003507153A - フライアッシュからのアンモニヤの除去 - Google Patents

フライアッシュからのアンモニヤの除去

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JP2003507153A
JP2003507153A JP2001516610A JP2001516610A JP2003507153A JP 2003507153 A JP2003507153 A JP 2003507153A JP 2001516610 A JP2001516610 A JP 2001516610A JP 2001516610 A JP2001516610 A JP 2001516610A JP 2003507153 A JP2003507153 A JP 2003507153A
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ash
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heating chamber
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JP2001516610A
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ブルース ダブリュ. ラム,
ブライアン シー. フィッシャー,
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ウィスコンシン エレクトリック パワー カンパニー
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/54Nitrogen compounds
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B3/00Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
    • B09B3/40Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless involving thermal treatment, e.g. evaporation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B7/00Working up raw materials other than ores, e.g. scrap, to produce non-ferrous metals and compounds thereof; Methods of a general interest or applied to the winning of more than two metals
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Abstract

(57)【要約】 熱を適用してフライアッシュからアンモニヤを除去し、それによりフライアッシュを市場価値がある製品にする方法と装置が開示されている。当該方法は、少なくとも一部の量のフライアッシュがアンモニヤ化合物が付着した粒子を含んでいるある量のフライアッシュを供給することと、フライアッシュを少なくとも1、500゜F(815℃)の流動空気に暴露して、フライアッシュを流動空気中に保持して、フライアッシュを少なくとも900゜F(482℃)の温度に到達させることを含んでいる。当該装置(8、9)は、フライアッシュ粒子の少なくとも幾つかに付着したアンモニヤ化合物を含む粒子を含有するフライアッシュ源(10)と、開口部を具備したフロア(20)を備えた処理ベッドを含む加熱チャンバ(17)と、加熱チャンバ(17)とフライアッシュ源(10)とに連通していてフライアッシュ源からフライアッシュを加熱チャンバの処理ベッドへ移送させるフライアッシュ供給導管と、加熱空気源(45)と加熱チャンバ(17)とに連通していて加熱空気流を加熱チャンバの処理ベッドへ供給し、処理ベッド上のフライアッシュと加熱空気流とを接触させる空気供給導管(55)と、加熱チャンバ(17)に連通していて加熱チャンバから加熱空気流を伝達する加熱空気導管(27)と、加熱チャンバ(17)に連通していて加熱チャンバから加熱フライアッシュを移送させるアッシュ除去導管(31)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願の相互参照) 本出願は、1999年8月17日出願された合衆国仮特許出願第60/149
,295号に基いて優先権を主張する。
【0002】 (発明の背景) 本発明は、窒素化合物を除去する排気ガスの後燃焼処理の一部として、アッシ
ュを汚染するアンモニヤ化合物を除去するための石炭アッシュの処理に関する。
【0003】 1999年、米国環境保護庁(the United States Environmental Protection
Agency)は、「温室効果ガス」の排出削減を目的とする幾つかの大気浄化法修正
条項(the Clean Air Act Amendments)を提案した。規制される排出物には、通常
NOxと呼称される窒素化合物であるNOとNO2がある。NOxは石炭の燃焼過程で発生
し、その発生は、燃焼温度、滞留時間及び有効酸素によって直接影響を受ける。
現在までに、NOxの削減限界を満足させる技術が幾つか開発されてきた。
【0004】 NOx削減技術は、大きく2つのカテゴリーに分類される。第1のカテゴリーは
、燃焼或いは点火燃焼特性を改質したり調節する技術である。これらの方法は、
結果として、石炭アッシュに燃焼されない残留炭素を増やしてしまうことであっ
た。第2のカテゴリーは、燃焼が行われた後で採用される技術である。これらの
技術には、選択的非接触還元、選択的接触還元、およびアミン富化燃料貧ガス再
燃焼がある。これらの技術は、アンモニヤ(NH3)の添加を含んでいて、主として
、有効硫黄と、アッシュ粒子に付着する他の化合物とを結合させることにより、
かなりの量のアンモニヤが石炭アッシュに付着する。
【0005】 汚染されていない限り、石炭アッシュは市場価値のある製品である。たとえば
、アッシュは、セメントの一部の代替としてコンクリート製品に使用される。然
しながら、予めNOxの削減処理が施され、未燃焼炭素やアンモニヤで汚染された
アッシュは市場価値がない。
【0006】 アッシュに付着したアンモニヤ量の削減に利用できるシステムが幾つか開発さ
れてきた。たとえば、ドイツ特許出願第2526756号は、蒸気発生器の処理
済みフライアッシュからアンモニヤ残留物を削減する方法を記載している。この
方法では、アンモニヤで汚染されたフライアッシュを、熱処理ガス、たとえば、
700℃〜800℃に加熱された空気で処理し、アンモニヤを処理ガス中に放散
させる。米国特許第4,911,900号には、燃焼室の煙道ガスからアンモニ
ヤ塩を含有するフライアッシュを回収し、次いで流動ベッド装置に導入してフラ
イアッシュからアンモニヤを放散させる装置が記載されている。フライアッシュ
からのアンモニヤの除去は、流動ベッド装置で700℃〜800℃の熱ガスで直
接加熱することにより影響される。次いで、流動ベッド装置からのガスを含むア
ンモニヤが、アンモニヤスクラバーに供給され、そこからアンモニヤ溶液が除去
されて貯蔵される。これらのシステムは、ある特定の装置には向いているが、過
剰の熱損失等効率に問題があり、そのため、コストを考慮しなければならない装
置に使用するには限界がある。
【0007】 従って、未燃焼炭素やフライアッシュのアンモニヤ汚染問題を解決する改良さ
れた方法と装置が要望されている。特に、フライアッシュからアンモニヤ化合物
を除去すること、及び/又はフライアッシュ中の未燃焼炭素を消費してフライア
ッシュを市場価値がある製品にすることができる改良された方法と装置が要望さ
れている。
【0008】 (発明の概要) 従って、本発明は、熱を適用してフライアッシュからアンモニヤ化合物を除去
し、フライアッシュを市場価値がある製品にする方法と装置を目的とする。本発
明が目的とする方法は、フライアッシュに付着しているアンモニヤ化合物の量を
削減する方法であって、フライアッシュの少なくとも一部がアンモニヤ化合物が
付着した粒子を含んでいる或る量のフライアッシュを供給し、フライアッシュを
少なくとも1,500゜F(815℃)の気流に暴露し、フライアッシが少なく
とも900゜F(482℃)になるまでフライアッシュを気流中で維持すること
を含んでいる。
【0009】 本発明が目的とする装置は、フライアッシュに付着しているアンモニヤ化合物
の量を削減する装置であって、少なくとも一部のフライアッシュ粒子に付着した
アンモニヤ化合物を有する粒子を含有するフライアッシュ源と、複数の開口部を
有する媒体を具備した処理ベッドを含む加熱室と、加熱室とフライアッシュ源と
に連通していてフライアッシュをフライアッシュ源から加熱室の処理ベッドへ移
送するフライアッシュ供給導管と、加熱空気源と加熱室とに連通していて加熱空
気流を加熱室の処理ベッドへ供給して処理ベッドのフライアッシュと加熱空気流
とを接触させる空気供給導管と、加熱室に連通していて加熱室から加熱空気流を
移送する加熱空気導管と、加熱室に連通していて加熱室から加熱フライアッシュ
を移送するアッシュ除去導管とを備えている。
【0010】 フライアッシュは、石炭、石油、或いは一般廃棄物燃焼発電所のような固定燃
焼源の排出物或いは煙道ガスから収集される粒状物質である。通常、フライアッ
シュは、大部分がシルトサイズの粒子を含む微細ダストである。フライアッシュ
の物理及び化学的性質は、燃料源、燃焼および取り扱い方法、および燃焼前後に
おける(窒素含有NOx還元処理剤のような)物質の添加、さらにはアッシュ収集
工程における補助物質の添加に依存して、燃焼源に従って変化する。
【0011】 フライアッシュの主要成分は、シリカ(2酸化珪素、SiO2)、アルミナ(酸化
アルミニウム、Al2O3)、酸化カルシウム(CaO)、及び酸化鉄(FeO)である。周知の
ように、フライアッシュの実際の組成は広範に変化する。実際には、その組成範
囲は、普通のフライアッシュ組成の単なる代表例である。通常の燃焼フライアッ
シュは、上記で詳述した組成の他に、他の成分と未燃焼炭素をも含んでいる。一
般に、フライアッシュの比重は、約2.1〜約2.6の間で変化する。フライア
ッシュの粒子の大部分は、炭素粒子以外は、ガラス状の球形で、無機粒子よりも
幾分大きく且つ角張っている。一般に、フライアッシュ粒子の平均サイズは、直
径で約1.0未満〜約80ミクロンの範囲、より一般的には約1.0〜約30ミ
クロンの範囲で変動する。
【0012】 フライアッシュは、発電ユーティリティーやその他のシステム等の固定燃焼源
で、石炭、石油、一般廃棄物、或いは他の物質を燃焼することによって発生する
。フライアッシュは燃焼排出物と一緒に移送され、汚染物質である窒素酸化物を
含むことが多い。窒素酸化物は、発生した高温雰囲気で、原子状酸素と窒素が形
成される時に生成される。
【0013】 燃焼排出物中の窒素酸化物の量は、選択的接触還元工程で窒素含有処理剤を単
独で添加するか、或いは選択的接触還元工程を促進させるために窒素含有処理剤
を添加することによって削減することができる。窒素酸化物を非接触還元するた
めの最も一般的な物質は尿素とアンモニヤであって、尿素とアンモニヤは、窒素
酸化物を効果的に還元する工程数に応じて添加される。一般に、窒素酸化物の接
触還元は、アンモニヤの存在下に排出物を触媒ベッドを通過させることを伴って
いる。NOxを還元する選択的接触還元法は周知であり、種々の触媒剤を使用する
【0014】 窒素含有処理剤を添加して窒素酸化物を還元する方法の如何を問わず、アンモ
ニヤの一部がフライアッシュに付着するのを防止することは殆ど不可能である。
この現象が発生すると、主としてアンモニヤとフライアッシュが反応してアンモ
ニヤがフライアッシュに付着し、フライアッシュに吸収される。しばしば、アン
モニヤは、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、及び重硫酸アンモニウムのよ
うなアンモニウム塩の形のみならず吸収された遊離アンモニヤの形でフライアッ
シュに存在する。本発明において、用語「アンモニヤ化合物」は、これらの物質
、即ち、アンモニヤ(NH3)とアンモニヤイオン(NH4)を含む化合物を意味する。
【0015】 フライアッシュが大気中に放出されるのを防止するため、バグハウス、電気集
塵機等の通常の装置でフライアッシュを収集する。次いで、フライアッシュを移
送して埋立地或いは露天掘り鉱山に廃棄するか、もしくは構造用充填材として、
或いはセメントまたはその他の建築材料として再利用される。
【0016】 上述したようにフライアッシュの収集を完了した後で、燃焼フライアッシュか
ら付着アンモニヤを遊離或いは除去するために、アッシュからかなりの量のアン
モニヤを除去するのに効果的な条件下で、フライアッシュを流動空気に暴露する
。ここでは流動空気という用語で記載しているが、この用語は、乾燥空気、さら
には水蒸気を含む空気、及び蒸気をも包含する。
【0017】 従って、フライアッシュからアンモニヤ化合物と他の汚染物質を除去する効果
的且つ効率的なシステムと装置を提供することが本発明の利点である。
【0018】 本発明の実質的特徴、構造的特徴、および利点は、以下の詳細な説明、特許請
求の範囲及び添付した図面を考察することにより理解されるであろう。
【0019】 図面は必ずしも一定の縮尺比ではないこと、および実施例は想像線、略図、お
よび分解図で記載されている場合があることを理解するべきである。或る場合に
は、本発明を理解するのに必ずしも必要でない細部或いは別の細部を理解し難く
くする細部は予め省略してある。勿論、本発明は、ここに記載した特定の実施例
に必ずしも限定されないことを理解するべきである。
【0020】 図面に関する以下の記載において、図面から図面において同じ或いは類似の部
品には、同じ参照番号を使用する。
【0021】 (発明の詳細な説明) 図1には、フライアッシュに付着したある量のアンモニヤ化合物を削減する装
置が符号8で示してある。装置8は、本発明の方法で処理されるアンモニヤで汚
染されたアッシュを貯蔵するアッシュ貯蔵ユニット10を備えている。アッシュ
は、アンモニヤ化合物を含有するNOx還元システムを利用する石炭ボイラから発
生する石炭アッシュである。斯かるシステムは、主として、電気集塵機、バグハ
ウス、或いはサイクロンのような乾燥法でアッシュを収集する。アッシュ貯蔵ユ
ニット10は、標準的な貯蔵サイロで、好ましくは、重力供給ができる十分な高
さをもった構造がよい。保全ゲート11は、アッシュ貯蔵ユニット10の底を閉
鎖してアッシュの流れを停止させ、装置のダウンストリームを維持する。アッシ
ュ貯蔵ユニット10は、炉およびNOx除去システムからアッシュを収集する装置
からの直接供給に置き換えてもよい。炉のNOx除去システムから収集したアッシ
ュは、主として、温度を110゜F(43℃)以上に維持している。好ましくは
、工程装置は、この温度を維持或いは上回るように選択される。たとえば、アッ
シュ貯蔵ユニット10は、断熱壁、或いは通気ストーン13を備えている。通気
ストーン13は、(圧力計75を備えた)導管63を経て、空気供給ユニット4
9からの空気を受け取って、アッシュに加熱空気を通気させる。
【0022】 アンモニヤで汚染されたアッシュは、高温回転供給装置12の形をした回転式
エアロックを介してアッシュ貯蔵ユニット10から供給される。回転供給装置1
2は、インラインバルブ66を具備した導管65を介して、空気供給ユニット4
9から空気を受け取る。インラインバルブ66は、アッシュ予熱装置15を具備
した予熱セクションへ供給されるアッシュの定常供給と深さを維持するのに役立
つ。適当な回転供給装置は、アメリカ合衆国・ペンシルベニア州・マルベルンの
デルタ/デュコン・コンベイング・テクノロジー・インコーポレイテッド(Delta
/Ducon Conveying Technology, Inc.)から入手できる。アッシュは導管16を流
れ、ここで予熱装置15が、形状が直列の垂直プレートのバルクフロー熱交換機
を使用して、アッシュを、好ましくは、300゜F(148℃)以上、より好ま
しくは約500゜F(260℃)に予熱する。アッシュ予熱装置15のプレート
が、バルクフロー熱交換機32からの熱を導管59を介して、熱回収ユニット3
5からの熱を導管57を介して受け取るが、この点に関しては以下にさらに解説
する。適当なアッシュ予熱装置は、カナダ・アルバータ州・カルガリーのコミン
コ・エンジニアリング・サービス(Cominco Engineering Services)から入手でき
る。
【0023】 予熱されたアッシュは、バッチ或いは連続法で断熱加熱チャンバ17に供給さ
れる。チャンバ17は、下方に傾斜したフロア20を備えた処理ベッドを備えて
いる。フロア20は、多孔質の金属材、好ましくは、「Inconel 600」の表示で
販売されている合金で製造されている。予熱されたアッシュを、振動供給装置或
いは回転羽根式供給装置を使用して、フロア20に沈着させる。操作の経済性と
高温適応性の点から、振動供給装置が好ましい。熱空気を、多孔質金属材のフロ
ア20を通過させ熱と流動化の両方を供給して、フロア20に沈着したアッシュ
を除去する。流動ベッドコンベヤー21が良い結果をもたらす。適当な流動ベッ
ドコンベヤーは、アメリカ合衆国・ペンシルベニア州・マルベルンのデルタ/デ
ュコン・コンベイング・テクノロジー・インコーポレイテッドから入手できる。
アッシュベッドを支持する多孔質金属媒体の厚さは0.062インチ(1.57
ミリメータ)で、好ましくは10ミクロン以下の開口部を備えている。適当な多
孔質金属媒体は、アメリカ合衆国・コネチカット州・ファーミントンのモット・
メタラジカル・コーポレイション(Mott Metallurgical Corporation)から入手で
きる。
【0024】 加熱空気を、多孔質金属媒体のフロア20を通過させて均一な通気とアッシュ
ベッドの加熱を行う。熱通気空気を供給して、最小のアッシュ粒子を処理区画か
ら外へ移送させる。これは、多孔質媒体の寸法設計、通気空気圧、および空気温
度によって達成される。アッシュベッドによる熱の消費量を最大にし且つ分解し
たアンモニヤ化合物を除去するように企図された比流量で加熱空気をアッシュベ
ッドを通過させる。同じ通気空気により流動化が実施され、アッシュを加熱チャ
ンバから連続法で除去するか、或いは、アッシュを加熱チャンバからバッチシス
テムで除去する。
【0025】 フロア20を通過する熱空気は、直接燃焼式天然ガスバーナ、石油バーナ、電
気熱源、或いは燃焼タービンの廃熱のような廃熱源からのものでよい。図1の装
置において、フロア20を通過する熱空気が、導管55を経てガス炉45から導
入され、ガス炉45が、予熱された空気を導管71を経て空気予熱装置47から
受け取る。空気予熱装置47が、(コンプレッサのような)空気供給ユニット4
9からインラインバルブ70を具備した導管69を経て空気を受け取る。インラ
インバルブ70が、空気予熱装置47へ流入する空気の流れを調節する。プログ
ラム可能な論理コントローラ29が、導管55の圧力計73からの信号を受信し
て調節信号をバルブ70に供給し、空気予熱装置47と炉45へ流入する空気流
を調節する。好ましくは、熱空気は、0〜約3psi(0.0207MPa)の圧力で
炉45からフロア20へ供給される。これらの圧力で、金属媒体が、少なくとも
1,500゜F(815℃)、好ましくは1,500゜F(815℃)と1,7
00゜F(927℃)の範囲に加熱された空気を、毎分約0〜約10立方フィー
ト(0.28立方メ−トル)で、アッシュベッドへ流入させる。少なくとも1,
500゜F(815℃)の流動空気を使用する利点の一つは、フライアッシュが
急速に加熱され、その結果アンモニヤ化合物が急速に遊離されることである。NO
x還元法に共通のアンモニヤ化合物は、少なくとも900゜F(482℃)、好
ましくは980゜F(526℃)以上の熱によってアッシュから遊離され、空気
によってアッシュから搬出される。温度が900゜F(482℃)以上になると
、工程効率が上昇する。たとえば、アッシュを少なくとも900゜F(482℃
)の温度に加熱する利点の一つは、アンモニヤ化合物をフライアッシュから完全
に除去できることである。アンモニヤは、重硫酸アンモニウム及び硫酸アンモニ
ウムのように、フライアッシュに数種の異なる化合物として存在している。重硫
酸アンモニウムの除去温度は813゜F(434℃)で、硫酸アンモニウムの除
去温度は808゜F(431℃)で、他のアンモニヤ化合物はそれより低い温度
で遊離されることが分かった。アッシュを少なくとも900゜F(482℃)に
加熱すると、多くのアンモニヤ化合物がアッシュから確実に除去される。空気を
放出すると、誘発力或いは流動化が発生して、処理ベッドの内部でアッシュ粒子
を流動させる。
【0026】 アッシュは、最低900゜F(482℃)に達するまで、処理ベッド21に保
持しておかなければならない。堰或いはダム25のような遮蔽手段を使用して、
アッシュを加熱チャンバ17内に保持する。アッシュの量が増加するにつれて、
出口区域のきれいなアッシュが、堰或いはダム25から溢れ出て、導管31を経
て熱回収ゾーン27内に流入する。コントローラ29と電気的接続された一連の
熱電対28を使用して、バルブ66を調節する。バルブ66は、測定したアッシ
ュ出口温度に応答して、回転式供給装置12へ流入する空気の流入量を調節し、
加熱チャンバ17へ流入するアッシュの流入量を調節する。アッシュの温度が目
標温度に達したら、より多くのアッシュを回転式供給装置を介してベッド21へ
供給する。プログラム可能な論理コントローラ29が、熱電対28とレベルプロ
ーブ30からのデータを利用して、熱交換速度を監視且つ調節し、回転式供給装
置12から供給されるアッシュ供給速度を調節し、炉45から流入する処理ベッ
ド空気流入量を(バルブ70の調節により)調節し、システム内のアッシュ温度
を監視する。
【0027】 アッシュ溢流遮断手段としての堰或いはダム25の代替として、ゲートを使用
してアッシュを加熱チャンバ17内に保持する。コントローラ29と電気的接続
された熱電対28で測定して、加熱チャンバ17内のアッシュが目標温度に達し
たら、コントローラ29がゲートを上げて、加熱されたアッシュの一部をベッド
21から排出させる。さらに、コントローラ29は、回転式供給装置12を介し
てアッシュをベッド21へ供給する。ゲート機構を利用すると、流入してくるア
ッシュがベッド21を迂回するのを防止するのに役立ち、熱空気と緊密に接触し
ていてアッシュベッドの底部から流入する加熱されたアッシュだけを加熱チャン
バ17から排出させる。
【0028】 熱回収ゾーン27は、バルクフロー熱交換機32を備えている。バルクフロー
熱交換機32は、上述したように、加熱アッシュからの熱を導管59を経てアッ
シュ予熱装置15へ伝達する。このシステムから排出されるアッシュは冷却され
、貯蔵ユニット42へ移送される。熱回収ゾーン27から出て貯蔵ユニット42
へ伝達される希薄気体は、さらにアッシュを冷却するのに使用される。次いで、
貯蔵ユニット42内のアッシュは、従来の手段を利用して貯蔵、管理される。
【0029】 加熱チャンバ17の上部は半球形になっていて、静圧領域を形成している。加
熱チャンバ17から排出されるガスと、随伴されるフライアッシュは、導管37
を経て熱回収ユニット35内へ流入する。熱回収ユニット35は、熱交換機の形
をしていて、上述したように、熱を、ガスと随伴アッシュからアッシュ予熱装置
15へ導管57を経て伝達する。熱回収ユニット35は、ガスと随伴アッシュ混
合物を冷却して、アッシュ予熱装置15を経て、予熱領域内のアッシュに熱を供
給する。次いで、ガスと随伴アッシュ混合物は、高温バグハウス36を通過する
。高温バグハウス36は、400゜F(204℃)以上の温度で操作されていて
、アンモニヤ汚染物質を確実に気体状態に維持し、アッシュと装置の表面にアン
モニヤ化合物が再形成され、沈着するのを防止する。適当な高温バグハウスは、
アメリカ合衆国・オハイオ州・レイノルズバーグのバンディ・エンバイロメンタ
ル・テクノロジー・インコーポレイテッド(Bundy Environmental Technology, I
nc.)から入手できる。バグハウス36は逃散したアッシュ粒子を捕捉し、バグハ
ウス36が収集したきれいなアッシュは、導管33を経て熱回収ゾーン27へ移
送される。熱回収ゾーン27において、上述したように、バルクフロー熱交換機
32が、フライアッシュからの熱をアッシュ予熱装置15のプレートへ導管59
を経て伝達する。このシステムから排出されるアッシュは冷却され、貯蔵ユニッ
ト42へ移送される。希薄気体移動を利用して、さらにフライアッシュを冷却す
る。
【0030】 汚染された空気流も、バグハウス36から排出され、湿式スクラバ38内に入
り、そこでアンモニヤと他の汚染物質が収集される。スクラビング液体は、装置
8を使用する設備の要件により、アルカリ性あるいは酸性である。酸性媒体は、
アンモニヤや硫黄を含む数種のガス成分を捕捉する。アルカリ性媒体は、アンモ
ニヤが次の工程を通過している間に、硫黄を捕捉する。スクラバ38も、熱ガス
を、ファン40を損傷させない温度にまで冷却する。ファン40は、このシステ
ムに負圧を形成して、汚染された空気を、バグハウス36と湿式スクラバ38を
経てベッド21から排出する。好ましくは、誘引ファン40が、加熱チャンバ1
7に約1−3インチ(25.4−76.2ミリメートル)水柱圧負圧を形成し、
ガスを、バグハウス36と湿式スクラバ38から吸引する誘発力を供給する。利
用するスクラビングシステムの形式は、収集された汚染物質を廃棄するか、或い
は処理して利用するかどうかによって決定される。スクラバシステムは、アメリ
カ合衆国・カリフォルニア州のバイオノミック・インダストリーズ・オブ・オー
シャンサイド(Bionomic Industries of Oceanside)から供給されるものでよい。
【0031】 図2には、符号9で示してあって、フライアッシュからアンモニヤ化合物を除
去する装置の別の態様が示してある。装置9は、図1に示した装置8と同じよう
に、幾つかのコンポーネントと稼働パラメータを備えている。然しながら、図2
の装置9では、バグハウス36と、湿式スクラバ38と、ファン40は、図1に
示した装置8から取り外してある。図2の装置9では、加熱チャンバ17からの
ガスと随伴フライアッシュは、400゜F(204℃)以下に冷却され、(選択
的接触還元システムのような)NOx処理システム81の吸込ダクトに向けて導出
される。NOx処理システム81は、(石炭ボイラのような)蒸気発生器78から
廃熱を、導管79を経て受け取る。NOx処理システム81は、加熱チャンバ17
内のアッシュから遊離したアンモニヤを利用する。加熱チャンバ17からのガス
と随伴フライアッシュの一部も、インラインバルブ84を具備した導管83を経
て蒸気発生器78の中に導入される。
【0032】 本発明を使用して、後燃焼フライアッシュに付着したアンモニヤ化合物の可成
りの量を削減することと、強熱削減(炭素)レベルを低減することを以下に記載
する実験室での実施例で記載する。これらの実施例は、コンクリートに使用する
フライアッシュに関するASTM(American Society for Testing and Material
s)の規格に適合するフライアッシュに対して実施した。
【0033】 (実施例1) アンモニヤを含有するASTMC−618クラスCフライアッシュのサンプル
を石炭蒸気発生器から得た。このフライアッシュのサンプルのアンモニヤ量を測
定して、アンモニヤ量を51mg/kgと定量した。さらに、このフライアッシ
ュのサンプルの強熱削減(炭素)レベルを測定して、強熱削減(炭素)レベルを
0.4%と定量した。次いで、このフライアッシュのサンプルを1,000゜F
(538℃)で連続加熱して一定重量にしたので、このフライアッシュに強熱削
減(炭素)は残存していなかった。次いで、このフライアッシュの加熱サンプル
のアンモニヤ量を測定して、アンモニヤ量を2mg/kgと定量した。このテス
トによって、アンモニヤを含有するASTMC−618クラスCフライアッシュ
サンプルを1,000゜F(538℃)で加熱すると、アンモニヤと強熱削減(
炭素)の両方が除去されることを確認した。
【0034】 (実施例2) アンモニヤを含有するASTMC−618クラスFフライアッシュのサンプル
を別の石炭蒸気発生器から得た。このフライアッシュのサンプルのアンモニヤ量
を測定して、アンモニヤ量を170mg/kgと定量した。さらに、このフライ
アッシュのサンプルの強熱削減(炭素)レベルを測定して、強熱削減(炭素)レ
ベルを2.9%と定量した。次いで、このフライアッシュのサンプルを1,00
0゜F(538℃)で連続加熱して定重量にしたので、このフライアッシュに強
熱削減(炭素)は残存していなかった。次いで、このフライアッシュの加熱サン
プルのアンモニヤ量を測定して、アンモニヤ量を2mg/kgと定量した。この
テストによって、アンモニヤを含有するASTMC−618クラスFフライアッ
シュサンプルを1,000゜F(538℃)で加熱すると、アンモニヤと強熱削
減(炭素)の両方が除去されることを確認した。
【0035】 以上、本発明を、特定の態様を参照して、かなり詳細に記載してきたが、当業
者は、本発明が、本発明を限定するためではなく例証のために記載した態様以外
で実施されることを理解するであろう。従って、特許請求の範囲は、ここに記載
した態様の内容に限定されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施するための装置の略図である。
【図2】 本発明を実施するための別の実施例の略図である。
【符号の説明】
8、9 装置 10 貯蔵ユニット 12 回転式供給装置 13 通気ストーン 15 アッシュ予熱装置 16、31、33、37、55、57、59、63、69、71、79 導管 17 加熱チャンバ 20 フロア 21 ベッド 25 ダム 27 熱回収ゾーン 28 熱電対 29 論理コントローラ 32 熱交換機 35 熱回収ユニット 36 バグハウス 38 湿式スクラバ 40 ファン 42 貯蔵ユニット 45 ガス炉 47 空気予熱装置 49 空気供給ユニット 66、70 インラインバルブ 73、75 圧力計 78 蒸気発生器 81 処理システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ラム, ブルース ダブリュ. アメリカ合衆国 53069 ウィスコンシン 州 オコーキー, エンチャンティッド コート エヌ51 ダブリュ34316 (72)発明者 フィッシャー, ブライアン シー. アメリカ合衆国 78529 テキサス州 サ ンアントニオ, クリスタル リッジ ド ライブ 18239 Fターム(参考) 3K061 NA04 NA18 4D004 AA37 AB05 BA02 CA22 CA32 CB36 CB47 CB50 DA03 DA06 DA12 DA20 【要約の続き】 ッシュと加熱空気流とを接触させる空気供給導管(5 5)と、加熱チャンバ(17)に連通していて加熱チャ ンバから加熱空気流を伝達する加熱空気導管(27) と、加熱チャンバ(17)に連通していて加熱チャンバ から加熱フライアッシュを移送させるアッシュ除去導管 (31)とを備えている。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライアッシュに付着しているアンモニヤ化合物の量を削減
    する方法であって、 少なくとも一部の量のフライアッシュが、アンモニヤ化合物が付着した粒子を
    含んでいるフライアッシュの或る量を供給すること、および その量のフライアッシュを少なくとも1,500゜F(815℃)の温度の流
    動空気に暴露することを含む方法。
  2. 【請求項2】 フライアッシュを流動空気中に保持してフライアッシュを少
    なくとも900゜F(482℃)の温度に到達させることを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 フライアッシュを流動空気に暴露させた時のフライアッシュ
    の工程内アッシュ温度を測定すること、 測定された工程内アッシュ温度が少なくとも900゜F(482℃)に達した
    時、流動空気に暴露されたフライアッシュの少なくとも一部を除去すること、 次いで、少なくとも一部の量のフライアッシュがアンモニヤ化合物が付着した
    粒子を含んでいる第2の量のフライアッシュを供給すること、および その後、第2の量のフライアッシュを少なくとも1,500゜F(815℃)
    の温度の流動空気に暴露することを更に含む請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 フライアッシュを流動空気に暴露する前にフライアッシュを
    少なくとも300゜F(148℃)の温度に予熱することを更に含む請求項1記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 フライアッシュを流動空気に暴露した後で流動空気から熱を
    回収することを更に含む請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 流動空気から回収した熱を使用して、少なくとも一部の量の
    フライアッシュがアンモニヤ化合物が付着した粒子を含んでいる第2の量のフラ
    イアッシュを予熱すること、および 次いで、第2の量のフライアッシュを少なくとも1,500゜F(815℃)
    の温度の流動空気に暴露することを更に含む請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 第2の量のフライアッシュを少なくとも300゜F(148
    ℃)の温度に予熱することを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 流動空気から熱を回収した後で流動空気から粒状物質を除去
    することを更に含む請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 流動空気から粒状物質を除去している時に流動空気を400
    ゜F(204℃)以上に維持することを更に含む請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 流動空気から粒状物質を除去した後で粒状物質から熱を回
    収することを更に含む請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 粒状物質から回収した熱を使用して、少なくとも一部の量
    のフライアッシュがアンモニヤ化合物が付着した粒子を含んでいる第2の量のフ
    ライアッシュを予熱すること、および 次いで、第2の量のフライアッシュを少なくとも1,500゜F(815℃)
    の温度の流動空気に暴露することを更に含む請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 第2の量のフライアッシュを少なくとも300゜F(14
    8℃)の温度に予熱することを更に含む請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 フライアッシュを流動空気に暴露した後でフライアッシュ
    から熱を回収することを更に含む請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 フライアッシュから回収した熱を使用して、少なくとも一
    部の量のフライアッシュがアンモニヤ化合物が付着した粒子を含んでいる第2の
    量のフライアッシュを予熱すること、および 次いで、第2の量のフライアッシュを少なくとも1,500゜F(815℃)
    の温度の流動空気に暴露することを更に含む請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 第2の量のフライアッシュを少なくとも300゜F(14
    8℃)の温度に予熱することを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 フライアッシュを流動空気に暴露する工程が、 開口部を具備した金属媒体を供給すること、 流動空気を該開口部を通過させること、および フライアッシュを該金属媒体に沈着させることを含む請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 開口部が10ミクロン以下であることを特徴とする請求項
    16記載の方法。
  18. 【請求項18】 流動空気を、毎分0〜約10立方フィート(0.28立方
    センチメートル)で通過させることを特徴とする請求項16記載の方法。
  19. 【請求項19】 フライアッシュを流動空気に暴露させた時のフライアッシ
    ュの工程内アッシュ温度を測定すること、および 測定された工程内アッシュ温度に応答して流動空気の流量を調節することを更
    に含む請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 フライアッシュに付着しているアンモニヤ化合物の量を削
    減する方法であって、 少なくとも一部の量のフライアッシュが、アンモニヤ化合物が付着した粒子を
    含んでいるフライアッシュの或る量を供給すること、および その量のフライアッシュを流動空気に暴露してフライアッシュを少なくとも9
    00゜F(482℃)の温度に到達させることを含む方法。
  21. 【請求項21】 フライアッシュに付着したアンモニヤ化合物の量を削減す
    る装置であって、 少なくともフライアッシュの一部が、粒子に付着したアンモニヤ化合物を含む
    粒子を含有するフライアッシュ源(10)と、 開口部を有する金属媒体を含む処理ベッド(20)を備えた加熱チャンバ(1
    7)と、 加熱チャンバ(17)とフライアッシュ源(10)とに連通しているフライア
    ッシュ供給導管(16)であって、フライアッシュ源(10)からフライアッシ
    ュを加熱チャンバ(17)の処理ベッド(20)へ移送させるフライアッシュ供
    給導管(16)と、 加熱空気源(45)と、 加熱空気源(45)と加熱チャンバ(17)とに連通している空気供給導管(
    55)であって、加熱空気流を加熱チャンバ(17)の処理ベッド(20)へ供
    給し処理ベッド(20)上のフライアッシュと加熱空気流とを接触させる空気供
    給導管(55)と、 加熱チャンバ(17)から加熱空気流を伝達する加熱チャンバ(17)に連通
    している加熱空気導管(37)と、 加熱チャンバ(17)から加熱フライアッシュを移送する加熱チャンバ(17
    )に連通しているアッシュ除去導管(31)とを備えている装置。
  22. 【請求項22】 フライアッシュ供給導管(16)を通過するフライアッシ
    ュを加熱する加熱装置(15)を更に備えた請求項21記載の装置。
  23. 【請求項23】 アッシュ除去導管(31)を通過する加熱フライアッシュ
    から熱を回収する熱回収ユニット(32)を更に備えた請求項21記載の装置。
  24. 【請求項24】 フライアッシュ供給導管(16)を通過するフライアッシ
    ュを加熱する加熱装置(15)であって、加熱フライアッシュから熱回収ユニッ
    ト(32)によって回収された熱を受け取る加熱装置(15)を更に備えた請求
    項23記載の装置。
  25. 【請求項25】 加熱空気導管(37)を通過する加熱空気流から熱を回収
    する熱回収ユニット(35)を更に備えた請求項21記載の装置。
  26. 【請求項26】 フライアッシュ供給導管(16)を通過するフライアッシ
    ュを加熱する加熱装置(15)であって、加熱空気流から熱回収ユニット(35
    )によって回収された熱を回収する加熱装置(15)を更に備えた請求項25記
    載の装置。
  27. 【請求項27】 加熱空気導管(37)と連通している粒子フィルタ(36
    )であって、加熱チャンバ(17)からの加熱空気流から粒状物質を除去する粒
    子フィルタ(36)を更に備えた請求項25記載の装置。
  28. 【請求項28】 粒子フィルタ(36)から粒状物質を移送する粒状物質導
    管(33)を更に備えていて、第2熱回収ユニット(32)が、粒状物質導管(
    33)を通過する粒状物質から熱を回収する請求項27記載の装置。
  29. 【請求項29】 加熱チャンバ(17)から加熱空気流を受け取る加熱空気
    導管(37)と連通している窒素酸化物処理システム(81)を更に備えた請求
    項25記載の装置。
  30. 【請求項30】 媒体が金属材料で製造されていて、10ミクロン以下の開
    口部を有していることを特徴とする請求項21記載の装置。
  31. 【請求項31】 処理ベッド(20)上のフライアッシュの温度を測定する
    少なくとも1個の温度センサ(28)と電気的接続しているコントローラ(29
    )と、 フライアッシュ源(10)からフライアッシュ供給導管(16)へのフライア
    ッシュの供給を調節する供給装置(12)であって、処理ベッド(20)上のフ
    ライアッシュの検知された温度に依存してフライアッシュの供給を調節する供給
    装置(12)とを更に備えた請求項21記載の装置。
  32. 【請求項32】 処理ベッド(20)上のフライアッシュの温度を測定する
    少なくとも1個の温度センサ(28)と電気的接続しているコントローラ(29
    )と、 処理ベッド(20)上のフライアッシュの検知された温度に依存して、加熱空
    気源(45)から加熱チャンバ(17)の処理ベッド(20)への加熱空気の流
    速を調節するバルブ(70)とを更に備えた請求項21記載の装置。
  33. 【請求項33】 フライアッシュ源(10)内の通気ストーン(13)であ
    って、空気供給ユニット(49)から空気を受け取りフライアッシュを通気する
    通気ストーン(13)を更に備えた請求項21記載の装置。
  34. 【請求項34】 加熱チャンバ(17)の処理ベッド(20)が下方に傾斜
    していることを特徴とする請求項21記載の装置。
  35. 【請求項35】 処理ベッド(20)の下方領域が、加熱チャンバ(17)
    からの加熱フライアッシュの流れを調節する遮断手段(25)を具備したことを
    特徴とする請求項34記載の装置。
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