JP2003502892A - 鉛直方向に接続するストリップラインを使用した多層マイクロ波カプラ - Google Patents

鉛直方向に接続するストリップラインを使用した多層マイクロ波カプラ

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JP2003502892A
JP2003502892A JP2001504034A JP2001504034A JP2003502892A JP 2003502892 A JP2003502892 A JP 2003502892A JP 2001504034 A JP2001504034 A JP 2001504034A JP 2001504034 A JP2001504034 A JP 2001504034A JP 2003502892 A JP2003502892 A JP 2003502892A
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ジェイムズ・ジェイ・ロゴセティス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、多層で鉛直方向に接続されるストリップラインアーキテクチャーに基づいて、均質な多層構造を有したマイクロ波集積回路の形態で具現されたマイクロ波カプラ(200)に関するものである。このようなカプラは、グラウンド面(232,262,282)によって互いに離間されている、複数組をなすストリップライン層を備えている。層がなす複数の組が、接続ストリップラインからなるセグメントを有している。典型的なカプラは、0.5GHz〜6.0GHzという範囲の周波数で動作する。ただし、他の周波数帯域で動作するカプラとすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多層で鉛直方向に接続するストリップラインアーキテクチャーでも
って構成されたカプラといったような、マイクロ波カプラに関するものである。
より詳細には、本発明は、複数組をなすストリップライン層どうしが介在グラウ
ンド平面によって離間されているとともに2組以上の層が接続ストリップライン
をなすセグメントを有しているような、鉛直方向に接続するストリップライン構
造を有したカプラに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
ここ数十年にわたって、無線通信システムは、ますます技術的に前進しており
、その性能は、特に小型化という観点および丈夫さという観点から、向上しつつ
ある。より良好な通信システムを求めるという傾向により、これら通信システム
の製造がますます需要を集めている。このような需要は、マイクロ波技術におけ
る多くの開発を喚起する。
【0003】 歴史的に主要な開発のいくつかを概観するならば、1950年代初頭に、平面
型伝送媒体が開発され、マイクロ波回路および素子パッケージング技術に大いな
る衝撃を与えた。マイクロ波プリント回路技術に関する開発およびこれに付随す
る解析理論は、ストリップラインやマイクロストリップという構成をもたらし、
マイクロ波回路技術の発展に寄与した。
【0004】 マイクロ波集積回路構成の初期においては、ほとんどが、例えば方向性カプラ
や電力分配器やフィルタやアンテナ供給ネットワークといったような能動回路の
構成に費やされた。そのような回路の製造に使用される誘電材料の継続した高性
能化およびマイクロ波回路製造手法の向上にもかかわらず、マイクロ波集積回路
技術は、かさ高い金属製ハウジングや同軸コネクタからは脱却できなかった。ケ
ースが不要でありかつコネクタが不要であるカプラが後に開発されたことは、マ
イクロ波集積回路の小型化および軽量化に寄与した。時にフィルムブリッドとも
称されるこのようなカプラは、通常は融着や熱可塑性フィルムや熱硬化性フィル
ムによって互いに接合されてなるラミネートされたストリップラインアセンブリ
である。
【0005】 従来より、XY平面内におけるカプラのサイズは、接続されるストリップライ
ン部材の長さによって支配される。広帯域にわたって性能を発揮するように構成
されたカプラにおいては、接続されたストリップラインからなるさらなる部材を
必要とする。このことは、カプラの全体サイズをさらに増大させることとなる。
さらに、接続部材の長さがカプラの動作周波数と反比例することにより、より低
い周波数で動作するように構成されたカプラほど、より長いストリップライン部
材を有することとなる。接続ラインは、多くの場合、実効的な外形サイズを低減
するために、屈曲される。
【0006】 今日では、衛星通信システムや軍事通信システムや他の最先端デジタル通信シ
ステムの要求は、マイクロ波技術に適合している。このようなシステムの数的な
増加は、コンパクトでありかつ軽量でありかつ表面実装型のマイクロ波集積回路
を要望している。上述したようなマイクロ波集積回路技術における進歩により回
路のサイズや重量やコストが低減したけれども、そのような回路のサイズや重量
やコストをさらに低減させることが有利である。結局のところ、現在の技術では
限界があり、これこそが本発明が克服せんとするところである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、狭帯域または広帯域にわたって良好な性能が得られるとともにカプ
ラのサイズおよび重量を低減し得るような、新規な多層で鉛直方向に接続するス
トリップラインアーキテクチャーの利点に基づくマイクロ波カプラの改良に関す
るものである。複数組をなすストリップライン層は、介在グラウンド面によって
互いに離間され、2組以上の層が、接続ストリップラインからなる1つのセグメ
ントだけを有している。
【0008】 鉛直方向接続ストリップライン構造は、好ましくはおよそ0.05mm〜2.
5mmという厚さを有した複数の誘電性基板層からなる積層体を備えている。各
基板層は、好ましくは銅からなる金属層を有している。この金属層は、金属層ど
うしの間において、スズでもってまたはニッケル/金の組合せによってまたはス
ズ/鉛でもって、メッキすることができる。いくつかの金属層は、グラウンド面
を形成する。このようなグラウンド面は、積層体を、異なる高さ位置に位置した
少なくとも2つのストリップラインに分割する。各高さのストリップラインは、
2つのグラウンド面が上下に位置している少なくとも1つの中央導電層を有する
ものとされる。2つのグラウンド面は、他の高さ位置のストリップラインを共有
することもできる。したがって、カプラをなす複数のセグメントを、異なる高さ
位置に配置することができるようになり、これら複数のセグメントを、貫通穴を
使用して接続することができるようになる。このようにして、カプラは、様々な
厚さの基板層上に銅パターンと貫通穴とをエッチング形成してメッキを行いその
後これら基板層どうしを所定順序に従って互いに接着することにより、複数の基
板層から形成される。
【0009】 好ましくは、鉛直方向に接続されるストリップライン構造は、ポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)とガラスとセラミックとからなる複合体からなる少な
くとも4個の基板層を備えている。好ましくは、複合体の熱膨張係数(CTE)
は、例えば約7×10-6/℃〜約27×10-6/℃といったように、銅に近いも
のとされる。しかしながら、約27×10-6/℃よりも大きなCTEを有した複
合体材料を使用することもできる。基板層は、例えば約1〜約100といったよ
うに幅広い範囲の誘電定数(非誘電率)を有することができるけれども、現在の
ところ、望ましい特性を有した基板は、約2.9〜約10.2という範囲の誘電
定数を有したものが市販されている。
【0010】 例えば円形やスロット形状や楕円形といったような様々な形状のものとするこ
とができる例えばメッキ済み貫通穴といったような導電手段を使用することによ
り、積層ストリップライン構造の中央導電層の接続を行うことができ、また、グ
ラウンド面の接続を行うことができる。あえて例示するならば、信号を伝達する
円形貫通穴の近傍に配置されたグラウンド用スロットは、Z方向のマイクロ波の
伝搬に対して所望インピーダンスを有したスラブ型伝送ラインを形成することが
できる。
【0011】 ここで説明する鉛直方向接続ストリップライン構造は、典型的には0.5GH
z〜6.0GHzという範囲で動作するけれども、本発明の他の実施形態におい
ては、これよりも小さい周波数でまたは大きな周波数で動作することができる。
さらに、ここで説明する構造は、PTFEとガラスとセラミックとからなる複合
体とされた誘電材料を使用しているけれども、本発明は、このような複合体に制
限されるものではなく、本発明においては、共焦セラミックや他の適切な材料を
使用することができる。
【0012】 本発明の目的は、多層で鉛直方向に接続されるストリップラインアーキテクチ
ャーに基づいて構成された新規なカプラを提供することである。
【0013】 本発明の他の目的は、複数のカプラを複数のセグメントに分割しこれらセグメ
ントを様々なストリップライン高さに配置することによって、複数のカプラを使
用するマイクロ波集積回路のサイズおよび重量を低減することである。
【0014】 本発明の他の目的は、複数のカプラを複数のセグメントに分割しこれらセグメ
ントを様々なストリップライン高さに配置しこれによりマイクロ波集積回路の面
積を低減させて所定領域内により多数の回路を収容することを可能とすることに
よって、複数のカプラを使用するマイクロ波集積回路のコストを低減することで
ある。
【0015】 本発明の他の目的は、一連の非接続部分と一連の接続区画とを組み合わせるこ
とによって、多層で鉛直方向に接続されるストリップラインアーキテクチャーに
基づいて構成された広帯域カプラを提供することである。
【0016】 本発明の他の目的は、多層で鉛直方向に接続されるストリップラインアーキテ
クチャーに基づく広帯域カプラであって、非一様に接続された構造をタンデム式
に接続することによって非常に幅広い周波数範囲にわたって動作し得るとともに
ハイパス周波数応答を有した広帯域カプラを提供することである。
【0017】
【発明の実施の形態】
I.序 ここで説明する鉛直方向に接続するストリップライン構造は、複数の基板層か
らなる積層(スタック)を備えている。基板『層』とは、片面上にまたは両面上
に回路を有している基板として定義される。
【0018】 II.多層構造 各基板層が典型的には表面上にエッチング形成された1つまたは2つの金属層
を有している複数の基板層からなる積層が、接着されることにより、多層構造が
形成される。多層構造は、数個のあるいは多数個の基板層を有することができる
。図1aおよび図1bには、8個の基板層を有するものとされた好ましい実施形
態の典型的な外形形状が示されている。この特別の実施形態においては、多層構
造(100)は、x方向において約7.1mmであり、y方向において約5.1
mmであり、z方向における厚さが約2.5〜約4.2mmである。
【0019】 好ましい実施形態においては、基板層は、厚さが約0.05mm〜2.5mm
であり、PTFEとガラスとセラミックとからなる複合体である。当業者には、
多層回路において、PTFEを、溶融接着のための好ましい材料として使用する
こと、また、ガラスおよびセラミックを、誘電定数を改良するためにおよび安定
性を増大させるために加えることは、公知である。置換材料は、市販されている
ものを利用することができる。より厚い基板層を使用することができるけれども
、物理的に大きな回路となってしまうため、多くの応用において望ましくない。
好ましくは、基板をなす複合体材料は、例えば約7×10-6/℃〜約27×10 -6 /℃といったように、銅に近いCTEを有している。しかしながら、約27×
10-6/℃よりも大きなCTEを有した複合体材料を使用することもできる。典
型的には、基板層は、約2.9〜約10.2という範囲の相対誘電定数(あるい
は、比誘電率)(Er)を有している。他のErを有した基板層を使用すること
もできるけれども、現時点では、市販されていない。
【0020】 金属層は、銅によって基板層をメタライズすることによって形成される。銅の
厚さは、典型的には、0.005〜0.25mmとされ、好ましくは、0.01
8mmとされる。金属層どうしは、好ましくは銅メッキされている貫通穴を通し
て接続される。貫通穴は、典型的には円形のものとされ、その直径は、0.13
〜3.18mmとされ、好ましくはおよそ0.2〜0.48mmとされる。基板
層どうしは、好ましくは、特定の温度プロファイルと圧力プロファイルとを有し
た融着プロセスを使用して、互いに直接的に接着される(詳細に後述する)。こ
れにより、均質な誘電材料を含有している多層構造(100)が形成される。し
かしながら、例えば熱硬化性フィルムまたは熱可塑性フィルムを使用した方法や
当業者には自明な他の方法といったような、代替可能な接着方法を使用すること
もできる。溶融接着(融着)プロセスは、多層のポリテトラフルオロエチレンお
よびセラミック/ガラス(PTFE複合体)回路を製造する当業者には、公知で
ある。しかしながら、以下においては、融着プロセスの例について簡単に説明す
る。
【0021】 溶融は、オートクレーブや流体圧力プレス中において、基板をPTFEの融点
以上に加熱することによって、得られる。層どうしの位置合わせは、流動を安定
化させるよう、ピンを使用した固定具によって固定される。溶融時には、PTF
E樹脂は、粘性液体へと状態が変化し、これにより、隣接した層どうしが、圧力
下において融着する。融着圧力は、典型的には、約690kPa(約100PS
I)〜約6900kPa(約1000PSI)であり、融着温度は、典型的には
、約350℃〜約450℃である。プロファイルの一例においては、1380k
Pa(200PSI)において、室温から240℃にまで40分間で温度上昇さ
せ、さらに240℃から375℃にまで45分間で温度上昇させ、375℃にお
いて15分間維持し、そして、35℃にまで90分間で温度下降させる。
【0022】 他の誘電材料や、共晶セラミックや、多層回路に使用することが当業者に自明
であるような他の材料を、使用することもできることは、理解されるであろう。
【0023】 多層回路(100)は、例えば図2に示すような多層構造(200)からなる
矩形3dBカプラ回路や図3に示すような多層構造(300)からなる方向性1
0dBカプラ回路といったような、有用な回路を製造するために使用することが
できる。多層構造(200)からなるカプラ回路および多層構造(300)から
なるカプラ回路は、本発明における2つの可能な実施形態を構成する。しかしな
がら、多層構造(100)をなす一般構造を使用して他の回路を製造できること
、および、層数をより少なくしたりあるいは層数をより多くしたりできることは
、理解されるであろう。また、当業者であれば、貫通穴を、例えばスロット形状
や楕円形といったような他の形状とし得ること、また、貫通穴が円形である場合
でも、例示した直径とは異なる直径とし得ることは、理解されるであろう。以下
においては、矩形3dBカプラの製造例について説明する。同様の製造プロセス
を使用することによって、鉛直方向に接続されるストリップライン構造を有した
他のカプラを製造できることは、当業者には明らかであろう。
【0024】 III.好ましい実施形態としての矩形3dBカプラに関する製造例 矩形3dBカプラという好ましい実施形態を有した多層構造の側面図が、図2
に示されている。基板層(210,220,230,240,250,260,
270,280)は、x方向において約7.1mmであり、y方向において約5
.1mmであり、約3.0というErを有している。基板層(210)は、約0
.76mmという厚さとされ、金属層(211,212)によってメタライズさ
れている。基板層(220)は、約0.13mmという厚さとされ、金属層(2
21,222)によってメタライズされている。基板層(230)は、約0.7
6mmという厚さとされ、金属層(231,232)によってメタライズされて
いる。基板層(240)は、約0.76mmという厚さとされ、金属層(241
,242)によってメタライズされている。基板層(250)は、約0.13m
mという厚さとされ、金属層(251,252)によってメタライズされている
。基板層(260)は、約0.76mmという厚さとされ、金属層(261,2
62)によってメタライズされている。基板層(270)は、約0.38mmと
いう厚さとされ、金属層(271,272)によってメタライズされている。基
板層(280)は、約0.38mmという厚さとされ、金属層(281,282
)によってメタライズされている。金属層(211,212,221,222,
231,232,241,242,251,252,261,262,271,
272,281,282)の各々の厚さは、典型的には、0.018mmとされ
ている。
【0025】 使用されている数値例(例えば、寸法、温度、時間)は、概略的なものであっ
て、変更することができることは、理解されるであろう。また、ある種のステッ
プについては順序を変更して行うことができることは、当業者には自明である。
【0026】 また、いくつかの図面においては、すべての層の接着が行われるまでは存在し
ていないはずのコーナー穴が図示されていること、また、図11bにおけるコー
ナー穴(284)が多層アセンブリ(200)において形成されることは、理解
されるであろう。
【0027】 また、典型的には数百個の回路が、基板パネル上において配列状でもって同時
に製造されることは理解されるであろう。よって、典型的なマスクは、同じパタ
ーンからなる配列を有することができる。
【0028】 〈a.層210〉 図4aおよび図4bを参照して、層(210)の製造プロセスについて説明す
る。層(210)は、およそ90〜125℃という温度でもっておよそ5〜30
分間にわたって加熱され、好ましくは90℃でもって5分間にわたって加熱され
、その後、フォトレジスト層がラミネートされる。マスクを使用し、適切な露光
設定でもってフォトレジスト層が現像され、これにより、図4bに示すような金
属層(212)のパターンが形成される。層(210)の底面は、銅エッチング
される。層(210)は、15〜30分間にわたってアルコール中ですすぐこと
によって洗浄され、その後、好ましくは、好ましくは脱イオン化された水といっ
たような21〜52℃という温度の水によって少なくとも15分間にわたってす
すがれる。その後、層(210)は、およそ90〜180℃でもっておよそ30
分間〜2時間にわたって、好ましくは149℃でもって1時間にわたって、真空
加熱される。
【0029】 〈b.層220〉 図5aおよび図5bを参照して、層(220)の製造プロセスについて説明す
る。まず最初に、図5aおよび図5bに示すように、また、図14に詳細に示す
ように、各々が約0.2mmという直径とされた4つの穴が、層(220)にお
いて穴開けされる。層(220)は、ナトリウムエッチングまたはプラズマエッ
チングされる。ナトリウムエッチングされた場合には、層(220)は、15〜
30分間にわたってアルコール中ですすぐことによって洗浄され、その後、好ま
しくは、好ましくは脱イオン化された水といったような21〜52℃という温度
の水によって少なくとも15分間にわたってすすがれる。その後、層(220)
は、およそ90〜180℃でもっておよそ30分間〜2時間にわたって、好まし
くは100℃でもって1時間にわたって、真空加熱される。層(220)は、銅
メッキされる。好ましくは、最初に無電解メッキされた後、その後、電解メッキ
される。銅メッキの厚さは、およそ0.013mm〜0.025mmとされ、好
ましくは0.018mmとされる。層(220)は、好ましくは脱イオン化され
た水といったような水によって少なくとも1分間にわたってすすがれる。層(2
20)は、およそ90〜125℃という温度でもっておよそ5〜30分間にわた
って加熱され、好ましくは90℃でもって5分間にわたって加熱され、その後、
フォトレジスト層がラミネートされる。マスクを使用し、適切な露光設定でもっ
てフォトレジスト層が現像され、これにより、図5aおよび図5bに示すような
また図14に詳細に示すような金属層(221,222)のパターンが形成され
る。層(220)の両面は、銅エッチングされる。層(220)は、15〜30
分間にわたってアルコール中ですすぐことによって洗浄され、その後、好ましく
は、好ましくは脱イオン化された水といったような21〜52℃という温度の水
によって少なくとも15分間にわたってすすがれる。その後、層(220)は、
およそ90〜180℃でもっておよそ30分間〜2時間にわたって、好ましくは
149℃でもって1時間にわたって、真空加熱される。
【0030】 〈c.層230〉 図6aおよび図6bを参照して、層(230)の製造プロセスについて説明す
る。まず最初に、図6aおよび図6bに示すように、各々が約0.2mmという
直径とされた4つの穴が、層(230)において穴開けされる。層(230)は
、ナトリウムエッチングまたはプラズマエッチングされる。ナトリウムエッチン
グされた場合には、層(230)は、15〜30分間にわたってアルコール中で
すすぐことによって洗浄され、その後、好ましくは、好ましくは脱イオン化され
た水といったような21〜52℃という温度の水によって少なくとも15分間に
わたってすすがれる。その後、層(230)は、およそ90〜180℃でもって
およそ30分間〜2時間にわたって、好ましくは100℃でもって1時間にわた
って、真空加熱される。層(230)は、銅メッキされる。好ましくは、最初に
無電解メッキされた後、その後、電解メッキされる。銅メッキの厚さは、およそ
0.013mm〜0.025mmとされ、好ましくは0.018mmとされる。
層(230)は、好ましくは脱イオン化された水といったような水によって少な
くとも1分間にわたってすすがれる。層(230)は、およそ90〜125℃と
いう温度でもっておよそ5〜30分間にわたって加熱され、好ましくは90℃で
もって5分間にわたって加熱され、その後、フォトレジスト層がラミネートされ
る。マスクを使用し、適切な露光設定でもってフォトレジスト層が現像され、こ
れにより、図6aおよび図6bに示すような金属層(231,232)のパター
ンが形成される。層(230)の両面は、銅エッチングされる。層(230)は
、15〜30分間にわたってアルコール中ですすぐことによって洗浄され、その
後、好ましくは、好ましくは脱イオン化された水といったような21〜52℃と
いう温度の水によって少なくとも15分間にわたってすすがれる。その後、層(
230)は、およそ90〜180℃でもっておよそ30分間〜2時間にわたって
、好ましくは149℃でもって1時間にわたって、真空加熱される。
【0031】 〈d.層240〉 図7aおよび図7bを参照して、層(240)の製造プロセスについて説明す
る。まず最初に、図7aおよび図7bに示すように、各々が約0.2mmという
直径とされた4つの穴が、層(240)において穴開けされる。層(240)は
、ナトリウムエッチングまたはプラズマエッチングされる。ナトリウムエッチン
グされた場合には、層(240)は、15〜30分間にわたってアルコール中で
すすぐことによって洗浄され、その後、好ましくは、好ましくは脱イオン化され
た水といったような21〜52℃という温度の水によって少なくとも15分間に
わたってすすがれる。その後、層(240)は、およそ90〜180℃でもって
およそ30分間〜2時間にわたって、好ましくは100℃でもって1時間にわた
って、真空加熱される。層(240)は、銅メッキされる。好ましくは、最初に
無電解メッキされた後、その後、電解メッキされる。銅メッキの厚さは、およそ
0.013mm〜0.025mmとされ、好ましくは0.018mmとされる。
層(240)は、好ましくは脱イオン化された水といったような水によって少な
くとも1分間にわたってすすがれる。層(240)は、およそ90〜125℃と
いう温度でもっておよそ5〜30分間にわたって加熱され、好ましくは90℃で
もって5分間にわたって加熱され、その後、フォトレジスト層がラミネートされ
る。マスクを使用し、適切な露光設定でもってフォトレジスト層が現像され、こ
れにより、図7aおよび図7bに示すような金属層(241,242)のパター
ンが形成される。層(240)の両面は、銅エッチングされる。層(240)は
、15〜30分間にわたってアルコール中ですすぐことによって洗浄され、その
後、好ましくは、好ましくは脱イオン化された水といったような21〜52℃と
いう温度の水によって少なくとも15分間にわたってすすがれる。その後、層(
240)は、およそ90〜180℃でもっておよそ30分間〜2時間にわたって
、好ましくは149℃でもって1時間にわたって、真空加熱される。
【0032】 〈e.層250〉 図8aおよび図8bを参照して、層(250)の製造プロセスについて説明す
る。まず最初に、図8aおよび図8bに示すように、また、図13に詳細に示す
ように、各々が約0.2mmという直径とされた8個の穴が、層(250)にお
いて穴開けされる。層(250)は、ナトリウムエッチングまたはプラズマエッ
チングされる。ナトリウムエッチングされた場合には、層(250)は、15〜
30分間にわたってアルコール中ですすぐことによって洗浄され、その後、好ま
しくは、好ましくは脱イオン化された水といったような21〜52℃という温度
の水によって少なくとも15分間にわたってすすがれる。その後、層(250)
は、およそ90〜180℃でもっておよそ30分間〜2時間にわたって、好まし
くは100℃でもって1時間にわたって、真空加熱される。層(250)は、銅
メッキされる。好ましくは、最初に無電解メッキされた後、その後、電解メッキ
される。銅メッキの厚さは、およそ0.013mm〜0.025mmとされ、好
ましくは0.018mmとされる。層(250)は、好ましくは脱イオン化され
た水といったような水によって少なくとも1分間にわたってすすがれる。層(2
50)は、およそ90〜125℃という温度でもっておよそ5〜30分間にわた
って加熱され、好ましくは90℃でもって5分間にわたって加熱され、その後、
フォトレジスト層がラミネートされる。マスクを使用し、適切な露光設定でもっ
てフォトレジスト層が現像され、これにより、図8aおよび図8bに示すような
また図13に詳細に示すような金属層(251,252)のパターンが形成され
る。層(250)の両面は、銅エッチングされる。層(250)は、15〜30
分間にわたってアルコール中ですすぐことによって洗浄され、その後、好ましく
は、好ましくは脱イオン化された水といったような21〜52℃という温度の水
によって少なくとも15分間にわたってすすがれる。その後、層(250)は、
およそ90〜180℃でもっておよそ30分間〜2時間にわたって、好ましくは
149℃でもって1時間にわたって、真空加熱される。
【0033】 〈f.層260〉 図9aおよび図9bを参照して、層(260)の製造プロセスについて説明す
る。まず最初に、図9aおよび図9bに示すように、各々が約0.2mmという
直径とされた4つの穴が、層(260)において穴開けされる。層(260)は
、ナトリウムエッチングまたはプラズマエッチングされる。ナトリウムエッチン
グされた場合には、層(260)は、15〜30分間にわたってアルコール中で
すすぐことによって洗浄され、その後、好ましくは、好ましくは脱イオン化され
た水といったような21〜52℃という温度の水によって少なくとも15分間に
わたってすすがれる。その後、層(260)は、およそ90〜180℃でもって
およそ30分間〜2時間にわたって、好ましくは100℃でもって1時間にわた
って、真空加熱される。層(260)は、銅メッキされる。好ましくは、最初に
無電解メッキされた後、その後、電解メッキされる。銅メッキの厚さは、およそ
0.013mm〜0.025mmとされ、好ましくは0.018mmとされる。
層(260)は、好ましくは脱イオン化された水といったような水によって少な
くとも1分間にわたってすすがれる。層(260)は、およそ90〜125℃と
いう温度でもっておよそ5〜30分間にわたって加熱され、好ましくは90℃で
もって5分間にわたって加熱され、その後、フォトレジスト層がラミネートされ
る。マスクを使用し、適切な露光設定でもってフォトレジスト層が現像され、こ
れにより、図9aおよび図9bに示すような金属層(261,262)のパター
ンが形成される。層(260)の両面は、銅エッチングされる。層(260)は
、15〜30分間にわたってアルコール中ですすぐことによって洗浄され、その
後、好ましくは、好ましくは脱イオン化された水といったような21〜52℃と
いう温度の水によって少なくとも15分間にわたってすすがれる。その後、層(
260)は、およそ90〜180℃でもっておよそ30分間〜2時間にわたって
、好ましくは149℃でもって1時間にわたって、真空加熱される。
【0034】 〈g.層270〉 図10aおよび図10bを参照して、層(270)の製造プロセスについて説
明する。まず最初に、図10aおよび図10bに示すように、各々が約0.2m
mという直径とされた4つの穴が、層(270)において穴開けされる。層(2
70)は、ナトリウムエッチングまたはプラズマエッチングされる。ナトリウム
エッチングされた場合には、層(270)は、15〜30分間にわたってアルコ
ール中ですすぐことによって洗浄され、その後、好ましくは、好ましくは脱イオ
ン化された水といったような21〜52℃という温度の水によって少なくとも1
5分間にわたってすすがれる。その後、層(270)は、およそ90〜180℃
でもっておよそ30分間〜2時間にわたって、好ましくは100℃でもって1時
間にわたって、真空加熱される。層(270)は、銅メッキされる。好ましくは
、最初に無電解メッキされた後、その後、電解メッキされる。銅メッキの厚さは
、およそ0.013mm〜0.025mmとされ、好ましくは0.018mmと
される。層(270)は、好ましくは脱イオン化された水といったような水によ
って少なくとも1分間にわたってすすがれる。層(270)は、およそ90〜1
25℃という温度でもっておよそ5〜30分間にわたって加熱され、好ましくは
90℃でもって5分間にわたって加熱され、その後、フォトレジスト層がラミネ
ートされる。マスクを使用し、適切な露光設定でもってフォトレジスト層が現像
され、これにより、図10aおよび図10bに示すような金属層(271,27
2)のパターンが形成される。層(270)の両面は、銅エッチングされる。層
(270)は、15〜30分間にわたってアルコール中ですすぐことによって洗
浄され、その後、好ましくは、好ましくは脱イオン化された水といったような2
1〜52℃という温度の水によって少なくとも15分間にわたってすすがれる。
その後、層(270)は、およそ90〜180℃でもっておよそ30分間〜2時
間にわたって、好ましくは149℃でもって1時間にわたって、真空加熱される
【0035】 〈h.層280〉 図11aおよび図11bを参照して、層(280)の製造プロセスについて説
明する。まず最初に、図11aおよび図11bに示すように、また、図12に詳
細に示すように、各々が約0.2mmという直径とされた8個の穴と、各々が約
0.79mmという直径とされた4個のコーナー穴とが、層(280)において
穴開けされる。層(280)は、ナトリウムエッチングまたはプラズマエッチン
グされる。ナトリウムエッチングされた場合には、層(280)は、15〜30
分間にわたってアルコール中ですすぐことによって洗浄され、その後、好ましく
は、好ましくは脱イオン化された水といったような21〜52℃という温度の水
によって少なくとも15分間にわたってすすがれる。その後、層(280)は、
およそ90〜180℃でもっておよそ30分間〜2時間にわたって、好ましくは
100℃でもって1時間にわたって、真空加熱される。層(280)は、銅メッ
キされる。好ましくは、最初に無電解メッキされた後、その後、電解メッキされ
る。銅メッキの厚さは、およそ0.013mm〜0.025mmとされ、好まし
くは0.018mmとされる。層(280)は、好ましくは脱イオン化された水
といったような水によって少なくとも1分間にわたってすすがれる。層(280
)は、およそ90〜125℃という温度でもっておよそ5〜30分間にわたって
加熱され、好ましくは90℃でもって5分間にわたって加熱され、その後、フォ
トレジスト層がラミネートされる。マスクを使用し、適切な露光設定でもってフ
ォトレジスト層が現像され、これにより、図11aおよび図11bに示すような
また図12に詳細に示すような金属層(281)のパターンが形成される。層(
280)の上面は、銅エッチングされる。層(280)は、15〜30分間にわ
たってアルコール中ですすぐことによって洗浄され、その後、好ましくは、好ま
しくは脱イオン化された水といったような21〜52℃という温度の水によって
少なくとも15分間にわたってすすがれる。その後、層(280)は、およそ9
0〜180℃でもっておよそ30分間〜2時間にわたって、好ましくは149℃
でもって1時間にわたって、真空加熱される。
【0036】 〈i.最終的な組立〉 上記手順によって各層(210,220,230,240,250,260,
270,280)が形成された後に、これら層が融着され、多層アセンブリ(2
00)が形成される。
【0037】 融着圧力は、典型的には約690kPa(約100PSI)〜約6900kP
a(約1000PSI)であり、また、融着温度は、典型的には約350℃〜約
450℃であるけれども、プロファイルの一例においては、1380kPa(2
00PSI)において、室温から240℃にまで40分間で温度上昇させ、さら
に240℃から375℃にまで45分間で温度上昇させ、375℃において15
分間維持し、そして、35℃にまで90分間で温度下降させる。
【0038】 約0.79mmという直径の4つのスロットが、図11bに示すようにして、
周縁に沿って穴開けされる。多層アセンブリ(200)は、ナトリウムエッチン
グまたはプラズマエッチングされる。ナトリウムエッチングされた場合には、多
層アセンブリ(200)は、15〜30分間にわたってアルコール中ですすぐこ
とによって洗浄され、その後、好ましくは、好ましくは脱イオン化された水とい
ったような21〜52℃という温度の水によって少なくとも15分間にわたって
すすがれる。その後、多層アセンブリ(200)は、およそ90〜125℃でも
っておよそ45〜90分間にわたって、好ましくは100℃でもって1時間にわ
たって、真空加熱される。多層アセンブリ(200)は、銅メッキされる。好ま
しくは、最初に無電解メッキされた後、その後、電解メッキされる。銅メッキの
厚さは、およそ0.013mm〜0.025mmとされ、好ましくは0.018
mmとされる。多層アセンブリ(200)は、好ましくは脱イオン化された水と
いったような水によって少なくとも1分間にわたってすすがれる。多層アセンブ
リ(200)は、およそ90〜125℃という温度でもっておよそ5〜30分間
にわたって加熱され、好ましくは90℃でもって5分間にわたって加熱され、そ
の後、フォトレジスト層がラミネートされる。マスクを使用し、適切な露光設定
でもってフォトレジスト層が現像され、これにより、図11bに示すような金属
層(282)のパターンが形成される。多層アセンブリ(200)の底面は、銅
エッチングされる。多層アセンブリ(200)は、15〜30分間にわたってア
ルコール中ですすぐことによって洗浄され、その後、好ましくは、好ましくは脱
イオン化された水といったような21〜52℃という温度の水によって少なくと
も15分間にわたってすすがれる。その後、多層アセンブリ(200)は、スズ
および鉛でもってメッキされる。その後、スズ−鉛メッキは、融点にまで加熱さ
れ、これにより、半田合金内へと還流することによってさらにメッキされる。多
層アセンブリ(200)は、15〜30分間にわたってアルコール中ですすぐこ
とによって洗浄され、その後、好ましくは、好ましくは脱イオン化された水とい
ったような21〜52℃という温度の水によって少なくとも15分間にわたって
すすがれる。
【0039】 多層アセンブリ(200)は、ドリリングやミリングやダイヤモンドソーやエ
キシマレーザーといったようなデパネル(depanel) 方法を使用してデパネルさ
れる。多層アセンブリ(200)は、15〜30分間にわたってアルコール中で
すすぐことによって洗浄され、その後、好ましくは、好ましくは脱イオン化され
た水といったような21〜52℃という温度の水によって少なくとも15分間に
わたってすすがれる。その後、多層アセンブリ(200)は、およそ90〜18
0℃でもっておよそ30分間〜2時間にわたって、好ましくは149℃でもって
1時間にわたって、真空加熱される。
【0040】 IV.他の好ましい実施形態の製造 多層アセンブリ(200)からなる矩形3dBカプラの例を通して1つの好ま
しい実施形態について説明したけれども、上記製造方法を自明な範囲で変更する
ことにより他の回路を製造できることは、当業者には明らかであろう。以下にお
いては、本発明の様々な実施形態の動作について説明する。しかしながら、多層
アセンブリ(300)からなる方向性10dBカプラに関する好ましい実施形態
においては、少し特性の異なる基板層を選択することができることに注意された
い。
【0041】 基板層(310,320,330,340,350,360)は、x方向にお
いて約7.1mmであり、y方向において約5.1mmであり、約6.15とい
うErを有している。基板層(370,380)は、x方向において約7.1m
mであり、y方向において約5.1mmであり、約3.0というErを有してい
る。基板層(310,330,340,360,370,380)は、約0.3
8mmという厚さとされ、一方、基板層(320,350)は、約0.13mm
という厚さとされている。これら寸法は、標準的な参考文献において容易に利用
可能な等式から導出された。
【0042】 V.多層をなす従来のカプラを使用して実現したいくつかの好ましい実施形態の
動作 多層で鉛直方向に接続されるストリップラインというアーキテクチャーによっ
て構成されたカプラの動作理論は、従来のカプラの動作理論と同様である。した
がって、従来のカプラについて簡単に説明し、さらに、本発明による多層で鉛直
方向に接続されるストリップラインというアーキテクチャーによる実施態様を例
示することにより、カプラ製造の当業者であれば、本発明に基づく非常に様々な
カプラを製造できるであろう。
【0043】 従来型カプラの動作理論は、マイクロ波カプラ製造の当業者には周知である。
例えば、方向性カプラの動作理論や矩形3dBカプラの動作理論は、当業者には
公知であり、標準的な参考文献も存在する。これら参考文献において説明されて
いるストリップラインカプラの様々な横断面が、図15,16,17,18に示
されている。
【0044】 矩形カプラは、典型的には、図15に示すような、幅広面で接続されるストリ
ップラインとして実現される。この実施態様においては、誘電体層によって互い
に離間されているとともに誘電体層によってグラウンド面(1503,1504
)からも離間されている2つの金属ライン(1501,1502)は、z方向に
おいて互いに平行であって、実質的に完全にオーバーラップしている。
【0045】 方向性カプラは、多くの場合、図16に示すように、エッジにおいて接続され
るストリップラインとして実現される。この実施態様においては、2つの金属ラ
イン(1601,1602)は、X方向およびY方向の一方または双方において
平行であるとともに、誘電体層によってグラウンド面(1603,1604)か
ら離間されている。方向性カプラは、また、図17および図18において異なる
2つの実施態様として図示するように、オフセットを有して接続されたストリッ
プラインとして実現することもできる。図17においては、金属ライン(170
1,1702)は、ギャップを有した状態でオフセット接続されており(すなわ
ち、これら金属ライン(1701,1702)は、Z方向においてオーバーラッ
プしていない)、誘電体によって互いに離間されているとともに誘電体によって
グラウンド面(1703,1704)からも離間されている。図18においては
、金属ライン(1801,1802)は、部分的オーバーラップを有した状態で
オフセット接続されており(すなわち、これら金属ライン(1801,1802
)は、Z方向において部分的にオーバーラップしている)、誘電体によって互い
に離間されているとともに誘電体によってグラウンド面(1803,1804)
からも離間されている。
【0046】 本発明は、上記において例示した様々なカプラが、それらの組合せも含めて、
複数のセグメントへと分割できること、および、これらセグメントどうしを、多
層で鉛直方向に接続されたストリップラインアセンブリ内において積層できるこ
とを、開示する。セグメントどうしは、貫通穴を通して接続される。このような
貫通穴は、上記の矩形3dBカプラ内において使用されており、図23aにおい
て信号貫通穴(2302)としても図示されている。これに代えて、例えば図1
9に示されているように誘電体材料によってグラウンド(1903,1904)
から離間された貫通穴(1902)を有した構成といったような、鉛直方向スラ
ブライン型伝送ラインを使用して、セグメントどうしを接続することもできる。
カプラセグメントどうしの接続のために使用されているスラブライン型伝送ライ
ンの例は、図23bに示されている。図23bの例においては、ストリップライ
ン(2305)は、グラウンド用貫通穴(2308)どうしの間に配置されてい
る貫通穴(2310)によって接続されている。鉛直方向のスラブライン型伝送
ラインを使用することにより、インピーダンスが制御されたZ方向の相互接続を
もたらすことができる。
【0047】 矩形3dBカプラに関する上記好ましい実施形態に説明を戻すと、図12,1
3,14に示されている複数のカプラセグメントは、複数のセグメントへと分割
することができる。接続されているストリップラインセグメントからなる鉛直方
向接続積層を使用することにより、カプラを、それぞれが約0.47mm幅とさ
れたセグメント(1310,1320,1410)へと分割することができる。
約0.47mm幅であるとともに長さを0.13mmだけ伸ばすための曲げ部を
有したストリップライン伝送ライン(1210)と、約0.47mm幅であるス
トリップライン伝送ライン(1220)と、約0.47mm幅であるストリップ
ライン伝送ライン(1230)と、約0.47mm幅であるとともに長さを0.
13mmだけ伸ばすための曲げ部を有したストリップライン伝送ライン(124
0)とは、カプラに対しての信号の入出力のために使用されており、所望の入出
力インピーダンスに維持されている。貫通穴(1255,1260,1265,
1270,1275,1280,1285,1290,1360,1370,1
380,1390)は、カプラセグメント(1310,1320,1410)と
、ストリップライン伝送ライン(1210,1220,1230,1240)と
、を相互接続するために使用されている。
【0048】 多層構造(200)においては、この実施形態において、8個の基板層が、3
組のストリップラインを形成するために使用されていることは、明らかである。
基板層(210,220,230)は、金属層(211,232)上におけるグ
ラウンド面によって拘束されている。基板層(240,250,260)は、金
属層(232,262)上におけるグラウンド面によって拘束されている。基板
層(270,280)は、金属層(262,282)上におけるグラウンド面に
よって拘束されている。カプラセグメント(1410)は、金属層(221,2
22)上に位置している。カプラセグメント(1310,1320)は、金属層
(251,252)上に位置している。ストリップライン伝送ライン(1210
,1220,1230,1240)は、金属層(281)上に位置している。伝
送ライン(1210)上に入力された信号は、伝送ライン(1220)へと接続
され、かつ、伝送ライン(1230)には伝わらず、かつ、直接的伝達経路を通
して伝送ライン(1240)に伝わる。同様に、伝送ライン(1220)上に入
力された信号は、伝送ライン(1210)へと接続され、かつ、伝送ライン(1
240)には伝わらず、かつ、直接的伝達経路を通して伝送ライン(1230)
に伝わる。伝送ライン(1230)上に入力された信号は、伝送ライン(124
0)へと接続され、かつ、伝送ライン(1210)には伝わらず、かつ、直接的
伝達経路を通して伝送ライン(1220)に伝わる。伝送ライン(1240)上
に入力された信号は、伝送ライン(1230)へと接続され、かつ、伝送ライン
(1220)には伝わらず、かつ、直接的伝達経路を通して伝送ライン(121
0)に伝わる。
【0049】 従来的ストリップラインカプラをセグメント化して、鉛直方向に接続されたス
トリップライン構造を実現するための方法を示す他の例として、図26に示すよ
うな、従来的なエッジ接続ストリップラインカプラを参照する。この従来的なエ
ッジ接続ストリップラインカプラは、カプラの4つのポートのためのインターフ
ェース接続をなす伝送ライン(2601,2602,2603,2604)と、
接続区画(2609,2610)と、を備えている。接続区画(2609,26
10)は、節点(2611,2612,2613,2614)において、第1接
続セグメント(2609a,2610a)と第2接続セグメント(2609b,
2610b)と第3接続セグメント(2609c,2610c)とに、セグメン
ト化することができる。このデバイスを鉛直方向接続ストリップライン構造とし
て実現するための典型的な好ましい実施形態が、図27a,27b,27c,2
7dに示されている。図27a,27b,27c,27dに示された実施形態は
、従来型エッジ接続ストリップラインカプラを、2つの節点平面において、特に
、節点平面(2711,2712)と節点平面(2713,2714)とにおい
て、セグメント化している。第1接続セグメント(2609a,2610a)は
、グラウンド面(2751)とグラウンド面(2752)との間に位置している
。第2接続セグメント(2609b,2610b)は、グラウンド面(2752
)とグラウンド面(2753)との間に位置している。第3接続セグメント(2
609c,2610c)は、グラウンド面(2753)とグラウンド面(275
4)との間に位置している。伝送ライン(2601,2602)は、グラウンド
面(2751)とグラウンド面(2752)との間に位置しており、一方、伝送
ライン(2603,2604)は、グラウンド面(2753)とグラウンド面(
2754)との間に位置している。当業者であれば、図15,17,18のスト
リップラインカプラを、同様にして、鉛直方向接続ストリップライン構造として
、実現することができる。
【0050】 VI.広帯域カプラを多層において実現したいくつかの好ましい実施形態の動作 広帯域の方向性カプラは、多くの場合、当業者には公知の公式であって標準的
参考文献においてよく見受けられる公式を使用して、構成される。鉛直方向接続
ストリップラインアーキテクチャーは、複数の接続ライン区画を積層しZ方向に
おいてこれら接続ラインどうしを相互接続するために使用することができ、これ
により、X−Y平面内におけるカプラの面積を大幅に低減させることができる。
【0051】 広帯域矩形カプラは、多くの場合、標準的参考文献においてよく見受けられる
表を使用して、構成される。これに代えて、一連の接続ストリップラインと非接
続ストリップラインとから、広帯域カプラを合成することができる。例えば、一
連の非接続区画と一連の接続ラインとを組み合わせることにより、広帯域矩形カ
プラを形成することができる。
【0052】 同様に、非一様に接続された構造を集積化し、鉛直方向にタンデム化して接続
することにより、非常に幅広い周波数範囲にわたって動作し得るとともにハイパ
ス周波数応答を有したカプラを得ることができる。
【0053】 図21には、従来的な3区画型対称カプラが示されている。このカプラは、カ
プラの4つのポートのためのインターフェース接続をなす伝送ライン(2121
,2122,2123,2124)と、第1接続区画(2131,2132)と
、第2接続区画(2133,2134)と、第3接続区画(2135,2136
)と、を備えている。節点(2125,2128)は、伝送ライン(2121,
2122)と第1接続区画(2131,2132)との間のそれぞれを接続して
おり、一方、節点(2137,2138)は、伝送ライン(2123,2124
)と第3接続区画(2135,2136)との間のそれぞれを接続している。節
点(2126,2129)は、第1接続区画(2131,2132)と第2接続
区画(2133,2134)との間のそれぞれを接続しており、一方、節点(2
127,2130)は、第2接続区画(2133,2134)と第3接続区画(
2135,2136)との間のそれぞれを接続している。このデバイスを鉛直方
向接続ストリップライン構造として実現するための典型的な好ましい実施形態が
、図22a,22b,22c,22d,22eに示されている。図22a,22
b,22c,22d,22eに示された実施形態は、3区画型対称カプラを、4
つの節点平面において、特に、節点平面(2225,2228)と節点平面(2
226,2229)と節点平面(2227,2230)と節点平面(2237,
2238)とにおいて、セグメント化している。第1接続区画(2131,21
32)は、グラウンド面(2253)とグラウンド面(2254)との間に位置
している。第2接続区画(2133,2134)は、グラウンド面(2252)
とグラウンド面(2253)との間に位置している。第3接続区画(2135,
2136)は、グラウンド面(2251)とグラウンド面(2252)との間に
位置している。伝送ライン(2121,2122,2123,2124)は、グ
ラウンド面(2254)とグラウンド面(2255)との間に位置している。各
節点(2125,2126,2127,2128,2129,2130,213
7,2138)は、好ましい実施形態においては貫通穴接続によって代替される
。あるいは、代替可能な好ましい実施形態においては、例えばスラブライン接続
といったような他の導電手段によって代替される。例えば、節点(2137)を
、第1貫通穴による相互接続によって接続できること、また、節点(2138)
を、第2貫通穴による相互接続によって接続できることは、当業者には明瞭であ
る。この場合、双方の貫通穴接続は、節点平面(2237,2238)内におい
て行われる。貫通穴接続を使用した例は、図23aに例示されている。また、カ
プラを、例えば図15のような幅広面接続や図17のようなギャップ付きのオフ
セット接続や図18のようなオーバーラップ有りのオフセット接続といったよう
な様々なタイプのストリップライン接続を使用して、鉛直方向接続ストリップラ
イン構造として実現し得ることも、当業者には明瞭である。
【0054】 また、図20に示すような例えば非対称4区画型カプラといったような非対称
カプラを、鉛直方向接続ストリップライン構造を使用して実現し得ることも、当
業者には明瞭である。
【0055】 図28には、カプッシ(Cappucci)カプラ(一連の非接続部分と一連の接続ラ
インとが組み合わされることにより、広帯域矩形カプラとして形成されている)
が示されている。このカプラは、カプラの4つのポートのためのインターフェー
ス接続をなす伝送ライン(2861,2862,2863,2864)と、接続
ラインと非接続ラインとの組合せライン(2869,2870)と、を備えてい
る。接続ラインと非接続ラインとの組合せライン(2869,2870)は、第
1接続区画(2869a,2870a)と、非接続区画(2869b,2870
b)と、第2接続区画(2869c,2870c)と、に分割することができる
。節点(2871,2872)は、第1接続区画(2869a,2870a)と
非接続区画(2869b,2870b)との間のそれぞれを接続しており、一方
、節点(2873,2874)は、非接続区画(2869b,2870b)と第
2接続区画(2869c,2870c)との間のそれぞれを接続している。
【0056】 このデバイスを鉛直方向接続ストリップライン構造として実現するための典型
的な好ましい実施形態が、図29a,29b,29cに示されている。図29a
,29b,29cに示された実施形態は、Cappucciカプラを、2つの節点平面に
おいて、特に、節点平面(2971,2972)と節点平面(2973,297
4)とにおいて、セグメント化している。第1接続区画(2869a,2870
a)と伝送ライン(2861,2862)とは、グラウンド面(2951)とグ
ラウンド面(2952)との間に位置している。第2接続区画(2869c,2
870c)と伝送ライン(2863,2864)とは、グラウンド面(2952
)とグラウンド面(2953)との間に位置している。各節点(2871,28
72,2873,2874)は、当業者には明瞭な態様でもって、好ましい実施
形態においては貫通穴接続によって代替される、あるいは、代替可能な好ましい
実施形態においては、例えばスラブライン接続といったような他の導電手段によ
って代替される。さらに、好ましい実施形態においては、節点(2871)は、
第1貫通穴による相互接続を使用して、節点(2873)に対して接続され、節
点(2872)は、第2貫通穴による相互接続を使用して、節点(2874)に
対して接続される。これにより、両貫通穴を使用して非接続区画(2869b,
2870b)が形成される。
【0057】 図24には、タンデム接続によって接続されたストリップラインを備えた方向
性カプラが示されている。このカプラは、カプラの4つのポートのためのインタ
ーフェース接続をなす伝送ライン(2441,2442,2445,2446)
と、第1接続区画(2447,2448)と、第2接続区画(2449,245
0)と、伝送ライン(2443,2444)と、を備えている。伝送ライン(2
443,2444)は、第1接続区画(2447,2448)と第2接続区画(
2449,2450)との間を接続している。節点(2451,2452)は、
伝送ライン(2443,2444)と第1接続区画(2447,2448)との
間のそれぞれを接続しており、一方、節点(2453,2454)は、伝送ライ
ン(2444,2443)と第2接続区画(2449,2450)との間のそれ
ぞれを接続している。このデバイスを鉛直方向接続ストリップライン構造として
実現するための典型的な好ましい実施形態が、図25a,25bに示されている
。図25a,25bに示された実施形態は、タンデム接続されたカプラを、4つ
の節点平面において、セグメント化している。すなわち、タンデム接続されたカ
プラは、接続区画(2447,2448,2449,2450)と伝送ライン(
2443,2444)との間において、また、接続区画(2447,2448,
2449,2450)と節点(2451,2452,2453,2454)との
間において、また、節点(2451,2452,2453,2454)と伝送ラ
イン(2441,2442,2445,2446)との間において、セグメント
化されている。第1接続区画(2447,2448)は、グラウンド面(255
2)とグラウンド面(2553)との間に位置している。第2接続区画(244
9,2450)は、グラウンド面(2553)とグラウンド面(2554)との
間に位置している。伝送ライン(2441,2442)は、グラウンド面(25
51)とグラウンド面(2552)との間に位置している。伝送ライン(244
5,2446)は、グラウンド面(2554)とグラウンド面(2555)との
間に位置している。各節点(2451,2452,2453,2454)は、当
業者には明瞭な態様でもって、好ましい実施形態においては貫通穴接続によって
代替される、あるいは、代替可能な好ましい実施形態においては、例えばスラブ
ライン接続といったような他の導電手段によって代替される。好ましい実施形態
においては、節点(2451)は、第1貫通穴による相互接続を使用して、節点
(2454)に対して接続され、節点(2452)は、第2貫通穴による相互接
続を使用して、節点(2453)に対して接続される。これにより、伝送ライン
(2443,2444)が形成される。
【0058】 VII.他の実施形態 上述したような多層で鉛直方向接続を行うストリップラインアーキテクチャー
によって構成されたカプラの様々な組合せが存在することは、当業者には明瞭で
あろう。また、与えられた例示に基づけば、それほど実験を繰り返すことなく、
そのような様々な組合せを実施し得ることは、当業者には明瞭であろう。さらに
、例示のためだけにここで説明したカプラといったような様々なカプラを、その
ような実施に際して使用できることは、当業者には明瞭であろう。
【0059】 さらに、実施形態に対して適用した場合の本発明の新規な基本的特徴点につい
て例示し説明し指摘してきたけれども、当業者であれば、本発明の範囲を逸脱す
ることなく、ここに例示された本発明の詳細な形態に関して、様々な省略を行っ
たりまた様々な置換を行ったりまた様々な変更を行ったりすることができること
は、理解されるであろう。同じ結果を得るために実質的に同じ方法によって実質
的に同じ機能を果たすような部材のすべての組合せやプロセスは、本発明の範囲
内に属するものであることが意図されていることを、ここに強調しておく。した
がって、本発明は、添付の請求範囲によって規定されるものであることが意図さ
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1aは、本発明の好ましい実施形態による多層構造を示す平面
図であり、図1bは、本発明の可能な実施形態による多層構造を示す側面図であ
る。
【図2】 矩形3dBカプラという可能な実施形態を有した多層構造を示す
図である。
【図3】 方向性10dBカプラという可能な実施形態を有した多層構造を
示す図である。
【図4】 図4aは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第1基板
層を示す平面図であり、図4bは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの
第1基板層を示す底面図である。
【図5】 図5aは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第2基板
層を示す平面図であり、図5bは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの
第2基板層を示す底面図である。
【図6】 図6aは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第3基板
層を示す平面図であり、図6bは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの
第3基板層を示す底面図である。
【図7】 図7aは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第4基板
層を示す平面図であり、図7bは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの
第4基板層を示す底面図である。
【図8】 図8aは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第5基板
層を示す平面図であり、図8bは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの
第5基板層を示す底面図である。
【図9】 図9aは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第6基板
層を示す平面図であり、図9bは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの
第6基板層を示す底面図である。
【図10】 図10aは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第7
基板層を示す平面図であり、図10bは、矩形3dBカプラのための多層構造の
うちの第7基板層を示す底面図である。
【図11】 図11aは、矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第8
基板層を示す平面図であり、図11bは、矩形3dBカプラのための多層構造の
うちの第8基板層を示す底面図である。
【図12】 矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第8基板層を詳細
に示す平面図である。
【図13】 矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第5基板層を詳細
に示す平面図であり、第5基板層の底面上に、金属層からなるアウトラインを有
している。
【図14】 矩形3dBカプラのための多層構造のうちの第2基板層を詳細
に示す平面図であり、第2基板層の底面上に、金属層からなるアウトラインを有
している。
【図15】 幅広面において接続されたストリップラインの例を示す端面図
である。
【図16】 エッジにおいて接続されたストリップラインの例を示す端面図
である。
【図17】 ギャップを有してオフセット接続されたストリップラインの例
を示す端面図である。
【図18】 オーバーラップを有してオフセット接続されたストリップライ
ンの例を示す端面図である。
【図19】 スラブライン型伝送ラインの例を示す平面図である。
【図20】 従来のストリップライン構成を使用して実現された非対称4区
画型カプラの例を示す平面図である。
【図21】 従来のストリップライン構成を使用して実現された対称3区画
型カプラの例を示す平面図である。
【図22】 図22aは、鉛直方向に接続するストリップライン構成を使用
して実現された対称3区画型カプラのうちの第1接続区画の例を示す図であり、
図22bは、同じカプラの第2接続区画の例を示す図であり、図22cは、同じ
カプラの第3接続区画の例を示す図であり、図22dは、同じカプラのうちのイ
ンターフェース接続伝送ラインの例を示す平面図であり、図22eは、同じカプ
ラ内のストリップライン金属層の例を示す端面図である。
【図23】 図23aは、貫通穴を通して接続されたストリップラインの例
を示す端面図であり、図23bは、スラブライン接続によって接続されたストリ
ップラインの例を示す側面図である。
【図24】 従来のストリップライン構成を使用して実現された方向性カプ
ラのタンデム接続の例を示す平面図である。
【図25】 図25aは、鉛直方向に接続するストリップライン構成を使用
して実現された方向性カプラのタンデム接続の例を示す右端面図であり、図25
bは、同じタンデム接続の例を示す左端面図である。
【図26】 従来のストリップライン構成を使用して実現されたエッジカプ
ラの例を示す平面図である。
【図27】 図27aは、鉛直方向に接続するストリップライン構成を使用
して実現されたエッジカプラのうちの第1接続セグメントおよびインターフェー
ス接続伝送ラインを示す平面図であり、図27bは、同じエッジカプラのうちの
第2接続セグメントを示す平面図であり、図27cは、同じエッジカプラのうち
の第3接続セグメントおよびインターフェース接続伝送ラインを示す平面図であ
り、図27dは、同じエッジカプラを示す端面図である。
【図28】 従来のストリップライン構成を使用して実現された、一連の接
続ストリップラインと非接続ストリップラインとからなるカプラを示す平面図で
ある。
【図29】 図29aは、鉛直方向に接続するストリップライン構成を使用
して実現された、一連の接続ストリップラインと非接続ストリップラインとから
なるカプラのうちの第1セグメントを示す図であり、図29bは、同じカプラの
うちの第2セグメントを示す図であり、図29cは、同じカプラを示す端面図で
ある。
【符号の説明】 200 多層構造 300 多層構造 1902 貫通穴 2302 信号貫通穴 2305 ストリップライン 2308 グラウンド用貫通穴 2310 貫通穴 210,220,230,240,250,260,270,280 基板層(
基板手段) 211,212,221,222,231,232,241,242,251,
252,261,262,271,272,281,282 金属層(金属層手
段) 310,320,330,340,350,360,370,380 基板層(
基板手段) 1255,1260,1265,1270,1275,1280,1285,1
290,1360,1370,1380,1390 貫通穴 1310,1320,1410 セグメント(カプラセグメント、カプラセグメ
ント手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/46 H05K 3/46 Q T Z Fターム(参考) 5E346 AA12 AA15 AA22 AA32 AA43 AA51 BB02 BB04 BB20 CC02 CC06 CC08 CC16 DD34 EE21 FF18 FF45 GG06 GG08 GG15 GG19 GG28 HH01 5J014 CA02 CA41 CA55

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均質な多層構造であって、 各々が所定高さ位置に配置されるとともに各々が表面を有している複数の基板
    層と; 前記複数の基板層の前記表面上に配置された複数の金属層と; 複数の第1導体によって接続された第1組をなす前記複数の金属層を備えた複
    数のグラウンド面と; 複数のカプラセグメントを備えてなる少なくとも1つのカプラと; を具備してなり、 前記複数のカプラセグメントが、複数の第2導体によって接続された第2組を
    なす前記複数の金属層を備え、 前記複数のカプラセグメントのうちの少なくとも2つが、異なる高さ位置に位
    置していることを特徴とする均質な多層構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の均質な多層構造において、 前記複数の基板層が、ポリテトラフルオロエチレン複合体を備えていることを
    特徴とする均質な多層構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の均質な多層構造において、 前記複数の第1導体と前記複数の第2導体とが、貫通穴を有していることを特
    徴とする均質な多層構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の均質な多層構造において、 前記複数の第2導体が、スラブライン型伝送ラインを有していることを特徴と
    する均質な多層構造。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の均質な多層構造において、 前記少なくとも1つのカプラが、0.5GHz〜6.0GHzという範囲の動
    作周波数を有していることを特徴とする均質な多層構造。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の均質な多層構造において、 前記少なくとも1つのカプラが、広帯域カプラであることを特徴とする均質な
    多層構造。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の均質な多層構造において、 前記広帯域カプラが、非一様に結合した構造を有していることを特徴とする均
    質な多層構造。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の均質な多層構造において、 前記広帯域カプラが、カプッシカプラであることを特徴とする均質な多層構造
  9. 【請求項9】 カプラの製造方法であって、 複数の基板層を製造し; 少なくとも1組をなす前記複数の基板層上において、第1金属層と第2金属層
    と第3金属層と第4金属層と第5金属層とを有している少なくとも5個の金属層
    を、エッチングによって形成し、この場合、前記第2金属層を、カプラのセグメ
    ントの一部とするとともに前記第1金属層と前記第3金属層との間に位置させ、
    さらに、前記第3金属層を、前記第2金属層と前記第4金属層との間に位置させ
    、さらに、前記第4金属層を、カプラの他のセグメントの一部とするとともに前
    記第3金属層と前記第5金属層との間に位置させ; 前記第3金属層を、前記第1金属層と前記第5金属層とに対して接続し、これ
    により、複数のグラウンド面を形成し; 前記第2金属層を前記第4金属層に対して接続し、これにより、カプラを形成
    する; ことを特徴とするカプラの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のカプラの製造方法において、 前記複数の基板層を、ポリテトラフルオロエチレン複合体を備えたものとする
    ことを特徴とするカプラの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のカプラの製造方法において、 貫通穴を使用することにより、前記少なくとも5個の金属層の中の少なくとも
    2個を接続することを特徴とするカプラの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項9記載のカプラの製造方法において、 スラブライン型伝送ラインを使用することにより、前記少なくとも5個の金属
    層の中の少なくとも2個を接続することを特徴とするカプラの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項9記載のカプラの製造方法において、 前記カプラを、0.5GHz〜6.0GHzという範囲の動作周波数を有した
    ものとすることを特徴とするカプラの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項9記載のカプラの製造方法において、 前記カプラを、広帯域カプラとすることを特徴とするカプラの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のカプラの製造方法において、 前記広帯域カプラを、非一様に結合した構造を有しているものとすることを特
    徴とするカプラの製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のカプラの製造方法において、 前記広帯域カプラを、カプッシカプラとすることを特徴とするカプラの製造方
    法。
  17. 【請求項17】 均質な多層構造であって、 高さ位置と表面とを形成するための基板手段と; 複数の導電層を形成するために前記表面上に配置された金属層手段と; 第1組をなす前記複数の導電層を備えたグラウンド手段と; 前記グラウンド手段に対しての接続を行うための第1導電手段と; 複数のカプラセグメント手段を備えたカプラ手段と; 前記カプラセグメント手段に対しての接続を行うための第2導電手段と; を具備してなり、 前記複数のカプラセグメント手段が、第2組をなす前記複数の導電層を備え、 前記複数のカプラセグメント手段のうちの少なくとも2つが、異なる高さ位置
    に位置していることを特徴とする均質な多層構造。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の均質な多層構造において、 前記基板手段が、ポリテトラフルオロエチレン複合体を備えていることを特徴
    とする均質な多層構造。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の均質な多層構造において、 前記第1導電手段と前記第2導電手段とが、貫通穴手段を有していることを特
    徴とする均質な多層構造。
  20. 【請求項20】 請求項17記載の均質な多層構造において、 前記第2導電手段が、スラブライン型伝送ライン手段を有していることを特徴
    とする均質な多層構造。
  21. 【請求項21】 請求項17記載の均質な多層構造において、 前記カプラ手段が、0.5GHz〜6.0GHzという範囲の動作周波数を有
    していることを特徴とする均質な多層構造。
  22. 【請求項22】 請求項17記載の均質な多層構造において、 前記カプラ手段が、広帯域カプラであることを特徴とする均質な多層構造。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の均質な多層構造において、 前記広帯域カプラが、非一様に結合した構造を有していることを特徴とする均
    質な多層構造。
  24. 【請求項24】 請求項22記載の均質な多層構造において、 前記広帯域カプラが、カプッシカプラであることを特徴とする均質な多層構造
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