JP2003501856A - A/d変換器の中のスタティック・エラーの補正 - Google Patents

A/d変換器の中のスタティック・エラーの補正

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JP2003501856A
JP2003501856A JP2001500437A JP2001500437A JP2003501856A JP 2003501856 A JP2003501856 A JP 2003501856A JP 2001500437 A JP2001500437 A JP 2001500437A JP 2001500437 A JP2001500437 A JP 2001500437A JP 2003501856 A JP2003501856 A JP 2003501856A
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ルドベルグ、ミカエル
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テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル)
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Abstract

(57)【要約】 アナログ・ディジタル変換器(ADC)はスタティック・エラーのヒストグラムに基づく補正を有する。したがって、この変換器の制御および計算ユニット23において、補正されていないディジタル出力コードのカウントがメモリ51の中に記憶される。この記憶されたカウントから、モデル分布が計算ユニットの中で、例えば期待されたガウス分布を推定することによって、決定される。このモデル分布が計測されたカウントと比較され、そしてこのカウントの相対エラーが計算される。この相対エラーは粗基準レベルの中のエラーを示す。補正表47の中に記憶された補正項L(A)を計算するために、これらのエラーが用いられる。補正項が出力計算ユニット43′によって用いられて、補正されたさらに正確な出力コードが計算される。複数個のセルを有する並列ADCデバイスに対して、セルの中のヒストグラムを用いて利得およびオフセット・エラーを補正することができる。また、組込み自己検査にヒストグラムを用いることができる。基準レベル発生器は、漏話のない正確な粗レベルを提供する並列ADCの中のセルに対して、部分的にだけ共通であることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、逐次近似手続きを用いてアナログ・ディジタル変換器の中のスタテ
ィック・エラーを補正すること、およびアナログ・ディジタル変換器、特に組込
みエラー補正を有するアナログ・ディジタル変換器に関する。
【0002】 (技術の背景と現状) 無線通信装置では、入ってくる信号はディジタルの形状に変換されなければな
らないことがよくある。また、この装置から提供されるディジタル信号はアナロ
グの形状に変換されなければならないことがよくある。図1は、このような通信
に用いられる1つの典型的な回路の概要図である。アナログ・ディジタル変換器
(ADC(analog-digital converter))1は入力線路5に接続され、そして信号
処理装置9にディジタル・データを送る。信号処理装置9は、ユーザ回路(図示
されていない)と通信を行ってユーザに情報を送る。実際の実施例では、ADC
は移転機能を有しており、そしてこの移転機能は常にエラーを含んでいる。この
エラーのために、信号対雑音比(SNR(signal-to-noise ratio))および偽の自
由ダイナミック・レンジ(SFDR(spurious free dynamic range))という用語
で表される特性の劣化が生ずる。1つの典型的な応用では、アンテナ10から信
号を受信する無線周波数受信のための一定のデバイス8に入力線路5が接続され
る。
【0003】 ADCの中での変換動作の中に存在するある種類のエラーはスタティック・エ
ラーと呼ばる。これらのエラーは、ADCへの実際の入力信号には依存しないよ
うなエラーであると定義される。これらのエラーは、時間的に近似的に安定であ
る、または非常にゆっくりと変化する。下記では、これらのエラーは時間的に不
変である、すなわち時間的に一定であると仮定されるであろう。1つの典型的な
例は性質を整合することを含む。
【0004】 ここで考察しているADCは逐次近似手続きを用いており、そしてSA(succe
ssive approximation)−ADCと呼ばれる。さらに、これらは2分探索法および
部分範囲法を用い、そして部分範囲法の段階では冗長コードが用いられる。ヤン
・エリック・エクルンド(Jan-Erik-Eklund) 名の学位論文「センサ・システムに
対するA/D変換(A/D conversion for sensor systems) 」、リンケーピング大
学(Linko¨ pings Universitet)、1998年、ジレン・ユアン(Jiren Yuan)、クリ
スタ・スベンソン(Christer Svensson) 名の論文「 1.2μmCMOSの中の 70-
MS/sADCアレイの中に用いられる10ビット5-MS/s逐次近似ADCセル
(A 10-bit 5-MS/s Successive Approximation ADC Cell Used in a 70-MS/s ADC Array in 1.2 μm CMOS) 」、IEEEジャーナル・オブ・ソリッド・ステート
・サーキッツ(IEEE Journal of Solid State Circuits)、第29巻、第8号、 866
頁〜 872頁、1994年8月、および「SPT7860、10ビット、40MSPS
、175mWA/D変換器(SPT7860, 10-BIT, 40 MSPS, 175 mW A/D CONVERTER)
」、データ・シート、7/24/96 、シグナル・プロセッシング・テクノロジ・イン
ク(Signal Processing Technology, Inc.)、4755フォージ・ロード、コロラド・
スプリングス、コロラド 80907、米国(4755 Forge Road,Colorado Springs, Col
orado 80907, USA) を参照されたい。
【0005】 (発明の概要) 本発明の1つの目的は、ADCの効率的なディジタル・エラー補正を得ること
である、特に特別のトリミング信号を用いない並列ADCの効率的なディジタル
・エラー補正を得ることである。
【0006】 本発明のまた別の目的は、ADCの中のスタティック不整合を補正するための
方法とデバイスを得ることである。
【0007】 したがって、ディジタルの領域において、スタティック・エラーを補正する方
法、およびアナログの領域において特に不整合エラーを補正する方法が得られる
。この方法では、下記の段階が実行される。 1. ADCから出力される補正されていないディジタル値の実際のヒストグラ
ムを計測する段階。 2. 計測されたヒストグラムから期待されたヒストグラムを推定する段階。 3. 計測されたヒストグラムの期待されたヒストグラムからの偏差を計算する
段階。 4. 計算された偏差に基づいて補正表を計算する段階。 5. 補正されていないデータを補正するために補正表からの値を用いることに
よって、例えばこの値を補正されていないディジタル値に加算することによって
、出力データを補正する段階。
【0008】 並列ADCの中のADCセルの利得エラーおよびオフセット・エラーを補正す
ることができる。発生された粗基準レベルの良好な安定度を与えるがしかしなお
微細基準レベルを得るのにあまりにも多くの部品を必要としない、基準レベル発
生器を備えたADCが得られる。
【0009】 (好ましい実施例の説明) 下記において添付図面を参照して本発明を説明する。添付図面に示された実施
例は、本発明の範囲がこの実施例に限定されることを意味するものではない。
【0010】 逐次近似を用いたアナログ・ディジタル変換器(SA−ADC(analog-to-dig
ital converter using successive aproximation))は2分探索法を用いることが
できる。この場合、入力信号のサンプルされた値VSが既知の基準値のシーケン
スと比較される。これらの基準値は、複数個の出力信号または複数個の基準レベ
ルを有する基準源から選定される。ディジタル・コードxに対して、この比較に
用いられる出力基準信号はVR(x)である。このVR(x)は、大きさ(x・V unit )[V]を有する電圧であるのが典型的な場合である。ここで、Vunitは単
位電圧である。出力コードを探索するのに用いられる基準信号のシーケンスは、
2分探索アルゴリズムによって決定される。サンプルされた値VSは、探索範囲
の中央にある基準値VR(中央)とまず比較される。この比較から得られる結果
は、探索されたディジタル出力ワードの最上位ビット(MSB(most significan
t bit))である。この最上位ビットは、サンプルされた値VSから最も少ない可
能な量だけ偏差した基準値VR(x)に対応するディジタル・コードxである。
この最初の比較に応じて、新しい基準値が選定される。もしVS<VR(中央)な
らば、その結果はMSB=0であり、そしてVSと比較されるべき新しい基準値
はVR(中央)よりも低い。もしVS≧VR(中央)ならば、その結果はMSB=
1であり、そして比較されるべき次の新しい基準値はVR(中央)よりも高い。
次に、探索された出力ワードの中の残りのビットに対して同じ比較の手続きが繰
り返される。
【0011】 nビットの分解度に対して、要求された基準レベルまたは基準値の総数は通常
は2nであり、全く大きな数であることができる。この場合、部分範囲技術を用
いることができる。M.P.V.コルリ(M.P.V.Kolluri) 名の論文「12ビット 500ナノ
秒部分範囲ADC(A 12-bit 500ns Subranging ADC)」、IEEEジャーナル・
オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ(IEEE Journal of Solid State Circuit
s)、第24巻、第6号、1989年12月、を参照されたい。変換されてべき信号VS
範囲の全体は、基準レベルVRC(y)およびVRF(z)の粗部分VRCシーケンス
と微細部分VRFシーケンスとに含まれる基準レベルを用いることによって分割さ
れる。1つの粗基準レベルおよび1つの微細基準レベルが加えられて「複合」基
準レベルが得られる。そして次に、この複合基準レベルがサンプルされた信号V S と比較される。ここで、yおよびzは、基準レベルの一定の順序数である。「
等」分割の場合には、粗部分および微細部分はおのおのは2n/2個の基準値を有
するであろう。したがって、ADCは2n/2+1個の基準値を有する。アルゴリズ
ムは次の通りである。下記の式を最小にする整数y、zを見出す。
【0012】
【数1】
【0013】 あるいは多分、下記の差の値ができるだけ小さな正の値を有するようなy、zを
見出すことである。
【0014】
【数2】
【0015】 yおよびzは、n/2ビットでおのおのが構成される2進ワードに対応する整
数であるように選定される。したがって、これらの両方は[0,2n/2−1]の
範囲内にある。この時、対応するディジタル・コードはx=y・2n/2+zであ
り、したがって2n個の可能な結果が存在する。この作業を行うために、基準値
RCおよびVRFを正しく選択しなければならない。実際の処理系を解析するため
に、ハードウエア指向の表現を用いることができる。すなわち、図2に示された
回路処理系から得られるような下記の式を最小にするy、zを見出す。
【0016】
【数3】
【0017】 そこで、基準発生器11、13はそれぞれ、出力基準電圧y・VCunitおよび
z・VFunitをスイッチ15、17を通してコンデンサCCおよびCFに送る。サ
ンプルされた値VSは、スイッチ19を通して、基準発生器11に接続された電
極においてコンデンサCCに接続される。それぞれの基準発生器11、13に接
続されていないコンデンサCC、CFの電極はノードNにおいて相互に接続され、
そしてスイッチSSを通してアースに接続され、および比較器21の1つの入力
に接続される。比較器21の他の入力には、いくらか小さな基準電圧が加えられ
る。比較器21の出力は制御回路23に接続される。制御回路23は基準発生器
11、13およびスイッチ15、17、19、SSを制御し、そして探索された
ディジタル出力ワードxを提供する。
【0018】 図2の回路において、式(2)は下記のように実行される。すなわち、ノード
Nに電荷(VS・CC+0・CF)を得るために、コンデンサCC、CFの中にアナ
ログ値VSをサンプルする。コンデンサCC、CFに基準電圧を加えることによっ
て、電荷を減算する。一定の基準電圧によって発生された電荷がノードNにおい
てサンプルされた電荷にほぼ等しい時、正しい基準レベルが見出される。利用可
能な基準電荷は(y・VCunit・CC)および(z・VFunit・CF)である。部分
範囲法の例が図3a、図3bに示されている。
【0019】 また、SA−ADCの中に冗長出力コードを利点をもって用いることができる
。M.P.V.コルリ名の前記論文を参照されたい。冗長コードという用語は、サンプ
ルされた入力信号の値VSの少なくともいくつかのレベルに対して、複数個の可
能な出力コードが存在することを意味する。冗長度を導入する理由はもともとは
、MSBの変換の期間中のダイナミック・エラーを取り扱うことである。けれど
も、後で説明されるように、スタティック・エラーを補正するために冗長コード
を用いることができる。冗長度は、要求されたよりもさらに多くの電圧レベルを
微細基準が有することによって達成され、したがって1つの粗電圧ユニットより
も大きな範囲を取り扱わせることによって達成される。図4a、図4bを参照。
分解度、すなわち最も細かい基準源の2つのレベルの間の最小距離、は冗長度を
用いないADCの中では同じであるが、しかし出力ワードはさらに短い、すなわ
ちさらに少数個のビットを有する。図3b、図4aおよび図4bには、VSの同
じ入力レベルに対する変換の結果が示されている。したがって、この結果は同じ
(=8)でなければならない。図4aおよび図4bには、この結果を得る2つの
方法が示されている。
【0020】 したがって、2つのMSBを計算する時1つの誤りを許容することができ、そ
してなお示されているサンプルされた値VSに対する正しい値を見い出すことが
できる。図4aでは、MSBはy=10BINを読み出すべきであるが、しかしそ
の代わりにy=01BINが見い出される。yに対するコード01BINと10BIN
の間の微細基準値のシーケンスはコード10BINと11BINとの間の領域に延長さ
れ、正しいレベルを見い出すことが可能になる。図4bでは、正しいMSBが見
い出され、そしてy値10BINと11BINとの間の微細基準レベルを直接に用いる
ことができる。
【0021】 前記のように、MSBはyと呼ばれ、そしてLSBはzと呼ばれる。次に、こ
れらが下記の式によりディジタル出力コードxに組み合わされる。
【0022】
【数4】
【0023】 値4は、微細スケール上の4個のレベルが粗スケール上の1個のレベルに等し
いことを示す。値2は、微細スケール上の2つのコードの負の重なりによるもの
である。
【0024】 基準レベルの発生は受動成分を整合することに基づいている。なかんずく、コ
ンデンサCCおよびCFは深刻な問題点を通常は生じないように整合しなくてはな
らない。それは、コンデンサは集積回路の中で高い精度で比較的容易に作成でき
るからである。けれども、電圧レベルVRC(y)=y・VCunitおよび VRF
z)=z・VFunitの十分に良好な整合は容易には得られない。大きな数の電圧
レベルを発生する簡単で通常用いられる1つの方法は、すべてが同じ抵抗値を有
するべきであるがしかし実際にはそれらの抵抗値が前記の同じ抵抗値からわずか
に偏差している複数個の抵抗器で構成される梯子型抵抗器で、電圧を分割する方
法である。この場合、コードyに対する粗電圧ユニットVCunit(y)=VRC
y+1)−VRC(y)のおのおのはまた小さなエラーを有するであろう。そして
y・VCunitに等しくなければならないレベルVRC(y)は下記の式で表される
【0025】
【数5】
【0026】 ここで、
【外1】 はコードyに対する電圧レベルのエラーである。図5aではレベル10は期待値
の上にあり、そして図5bではそれは下にある。入力信号の変換は実際のレベル
RC(y)を用いるが、しかしADCからのディジタル出力xは期待されたレベ
ルを表す。
【0027】 コードyに対する基準レベルの寸法すなわちスパンは、すなわち量
【数6】 は、多数の変換された値を得るために多少ランダムな形状を有する入力信号を変
換する時、そのレベルの中に起こるコードの総数に影響するであろう。したがっ
て、統計的な方法を用いて寸法すなわちスパンを計測することができる。このよ
うな計測から計算することができる粗基準レベルの寸法の偏差の計測単位は、微
分非線形度(DNL(Differential Non-Linearity))と呼ばれる。計測の際、テ
スト信号がADCの入力信号として加えられ、そして出力コードのヒストグラム
が計測される。入力信号が変換領域に対応する降れ幅を有する完全な正弦波であ
る場合、このヒストグラムはバス・タブのように見えるであろう。図6を参照。
このヒストグラムは、理想的なADCに対する滑らかな曲線に従う。けれども、
例えば前記で説明した抵抗値の偏差から得られるようなスタティックな整合エラ
ーにより、任意のADCからの出力コードのヒストグラムは、理想的な曲線から
偏差するであろう。この偏差すなわちエラーは、下記の式によって与えられるよ
うに、それぞれのコードに対するDNL値によって定量化される。
【0028】 DNL(i) =(#計測された(i) −#理論的(i) )/#理論的(i) (5)
【0029】 図5aに示された基準レベルの場合、ここではすべてのビットの変換が正しく
実行されると仮定される。したがって、図4aに示されたような状態は得られな
い。粗基準電圧の中のレベル10は整合エラーを受ける。VSに応じて、微細基
準レベルVRF(z)は01と10との間にマップされる(図7aを参照)、また
は10と11との間にマップされる(図7bを参照)。理想的には、出力コード
の微細基準部分はコードz=010BIN、011BIN、100BINまたは101BIN を含まなければならない。けれども図7aにおいて、少数個の出力値は微細部分
に対してコードz=110BINを有することができる。コードz=110BINの密
度は、粗レベルy=10BINにおけるエラーの計測単位である。同様の方法で、
微細コードz=101BINに対するコード密度は図7bにおいてあまりにも小さ
く、これはコードy=10BINとy=11BINとに対応する粗レベルの間の距離が
あまりにも短いことを示す。
【0030】 アナログ・ディジタル変換器はディジタル・コードを与える。このディジタル
・コードは、真の基準レベルを表し、この真の基準レベルは整合エラーにより未
知である。出力コードの補間を見出すためにそしてこの出力コードをさらに便利
な線形スケールでマップするために、この計測されたDNL情報を用いることが
できる。図7aおよび図7bを調べることによって、コードy=10BINはむし
ろ10.001BINであるべきであることが観察される。すべてのコードをそれ
らの物理的レベルに整合するように調整するために、この種の情報を用いること
ができる。
【0031】 計測の際、48個の独自のレベルを有する6ビットの出力を与えるために、2つ
の部分範囲段階を有するADCが用いられた。3個のMSBおよび3個のLSB
はおのおの8個のレベルを与える。8個の微細レベルの6個は1個の粗レベルに
等しい。このことは図4a、図4bと比較することができる。図4a、図4bで
は、4個の微細レベルが1個の粗レベルに等しい。ディジタル出力コードxは下
記の式から見出される。
【0032】
【数7】
【0033】 粗基準は範囲[000BIN,111BIN]を有し、そして微細基準は範囲[00
BIN,110BIN]の中に独自のレベルを有する。コードy=010BINおよび
z=111BINはy=011BINおよびz=001BINと同じ出力コードを与える
、すなわち19を与える。
【0034】 次に、明確に見える不整合を得るために、微細基準電圧のスパンが 1.8Vから 1.6Vに変更された。その結果は、図7aに示された種類の不整合である。この
場合には微細基準値のシーケンスは少し圧縮されるから、z=111BINはこの
場合には独自のアナログ値を表す。けれども、式(6)によって与えられるよう
なディジタル・デコーダはそれを考慮に入れない。その結果は、図8のヒストグ
ラムの中のコード19、25、31および37に対するピークに見られるように
、一定のコードに対する密度があまりにも高いことである。
【0035】 もし微細基準レベルのシーケンスが、下記の式に従って、粗基準レベルのシー
ケンスにマップするためにそれに代わって変更されるならば、
【0036】
【数8】
【0037】 すなわち、したがって微細スケールの上の7個のレベルが1個の粗レベルに対応
するならば、結果として得られるヒストグラムは図9に示されたようになる。少
数個のコード、すなわち21、28、35および42は、非常にまばらに起こる
【0038】 図8および図9から分かるように、DNL計測は不整合が存在することを示す
。この場合の不整合は外側から強制されたものであったけれども、内部の不整合
を見出すためにDNL計測を用いることは可能である。計測された場合において
、すべての粗レベルは微細基準レベルに対して同じ誤った関係を有する。実際の
場合には、粗基準レベルのシーケンスの中のすべてのレベルは、微細基準レベル
に対してそれら自身の関係を有するであろう。それに対する補正のために、粗基
準レベルのおのおのに対する補正値を記載した表を用いることができる。
【0039】 下記で説明されるいくらかさらに複雑であるがしかしさらに現実的である実施
例では、ADCは4ビット、4ビットおよび5ビットをそれぞれ有する3つの部
分範囲段階を有する。コードは冗長であり、そして図8に示されたようにセグメ
ンテーションが行われる。4ビット、4ビットおよび5ビットをそれぞれ有する
る分離した2進ワードであるために部分範囲段階に対応するコード・ブロックA
、BおよびCを考える。これらのブロックは、1つの単一ディジタル・ワードに
組み合わされるために加重されなければならない。この加重関数は下記のように
このデザインの中にある。
【0040】
【数9】
【0041】 ここで、これらの段階からの実際のコードはまたA、BおよびCと呼ばれる。
ADCからの供給されるべき結果としてのコードはDである。AおよびBは[0
,15]の範囲の中にあり、そしてCは[0,31]の範囲の中にある。出力コード
Dは[0,4619]の範囲の中にあるであろう、すなわち12ビットよりも少し大き
いであろう。同じ結果Dを与えるコードA、BおよびCの組み合わせは複数個存
在し、そしてまたいくつかの組み合わせは起こることができない。この時、Cの
24個の中央コードはBのユニット・コード間隔に対応し、およびBの12個の中央
コードはAのユニット・コード間隔に対応する。
【0042】 実際の出力ワードDは、下記の式で与えられるようなオフセットを有しなけれ
ばならない。
【0043】
【数10】
【0044】 部分範囲段階の個々のオフセットはここではCoffsおよびBoffsによって示さ
れ、そしてそれらは理想的にはそれぞれ4および2に等しい。したがって、合計
のオフセットは52に等しい。けれども下記の説明では、この合計のオフセットは
考慮されない。それは1つの定数の減算だけであるからである。
【0045】 この場合には、非冗長の出力コードは下記の式によって与えられるであろう。
【0046】
【数11】
【0047】 12は16よりも小さいから、最上位のビットは冗長な出力コードの中において小
さな加重を有する。
【0048】 A、BおよびCの値のおのおのは、前記の説明に従う整合エラーを有する一定
の物理的成分によって発生される。この物理的レベルは原理VA(x)に従って
命名される。ここで、xはコードである。変数のないVAは、通常はAに関する
物理的レベルの群のことである。したがって、VA(3)は、ディジタル出力コ
ードA=3(MSBs=011BIN)に対応する物理的レベルである。
【0049】 物理的部品を極めて注意深くレイアウトすることを用いて、約 0.1%のエラー
を有する整合を達成することができる。けれども下記で示されるように、合計の
出力ワードが10ビット以上を有する時、このエラーは大き過ぎる。けれども、成
分値のエラーおよびしたがって整合はスタティックすなわち定常的であり、そし
てこの例の部分範囲段階に対して次に説明されるように、スタティックな計測手
段によって取り扱うことができる。
【0050】 まず、(8)式に従ってADC出力信号の一部分として9個のLSB(B段階
およびC段階)からワードPが形成される。
【0051】
【数12】
【0052】 この時、出力ワードは(ディジタル・オフセットを考慮しなくて)下記の式で
表される。
【0053】
【数13】
【0054】 Pは[0,391 ](15・24+31= 391)の範囲内にある。Pの中央 288(=12
・24)はVAのおのおののステップの中に位置している、すなわちVA(x)とV A (x+1)との間に位置しているこれらの基準レベルに対応し、そしてこれら
のコードはAのおのおのの値に対して独自である。図11を参照。したがって、
Aの中のステップのおのおのは、コードPの中の 288個のステップと同じ加重を
有する。
【0055】 冗長度により、下記の例に示されているように、A、B、Cの複数個の組合わ
せは同じ出力コードDを与える。
【0056】
【数14】
【0057】 VPの精度は、典型的には1LSBよりは良好でなければならない。したがっ
て、VPに対する整合の要求は整合 エラー< 1/288<0.35%である。これは、
既に説明したように注意深い配置設計によって達成することができる。したがっ
て、VC(x)およびVB(x)の中のエラーを考慮しなければならない。1LS
Bよりは良好なVAの精度に対しては、VAの整合の要求は整合 エラー<1/4608
< 0.022%である。これは、容易には達成することができない。明らかに、VA
に関する要求はVPに関する要求よりも高くなければならない。それは、VAはV P よりも大きな信号範囲を扱っているからである。
【0058】 スタティック・エラーを補正するために、VAの中のステップのおのおのの寸
法、すなわちステップ階または間隔ΔA(x)=VA(x+1)−VA(x)を計
測するために、PまたはVPによって形成された範囲を用いることができる。実
際にADCが用いられる時に補正が行われ、そして次に一定のアナログ信号がA
DCに送られそして変換され、それにより複数個の出力ディジタル値が与えられ
る。式(11)を用いて計算されるようなADCによって供給されるべき出力値
Dのおのおのに対し、Aに対して1つの値が存在しおよびPに対して1つの値が
存在する。Aの値のおのおのに対するコードPは、1つの群の中に記憶される。
A=3に対するPの値はPA=3で示される、などである。したがって、PA=3、x
=0、1、…、15のそれぞれの群に対して1つずつの16個の異なるヒストグラム
が得られる。もしステップの高さΔA(x)がすべてのxに対して同じであるな
らば、適切に選定された入力アナログ信号に対して、PAの 288個の異なるコー
ドが用いられることをヒストグラムが示すであろう。それは、理想的にはΔA
x)= 288・ΔPであるからである。ここで、ΔPはPの中の単位ステップである
。もしステップ寸法ΔA(x)がコードxに対して誤っているならば、PAの中に
異なる数のコードが用いられるであろう。Aのコードに対する真値を記載したル
ック・アップ・テーブルを生成するために、計測からの結果が用いられる。ルッ
ク・アップ・テーブルL(A)に対して、ADC出力は下記の式のように形成さ
れる。
【0059】
【数15】
【0060】 ここで、Aはルック・アップ・テーブルLの中のレコードのアドレスとして用
いられる。
【0061】 VA=2に対応するステップはあまりにも広くそして全範囲の0.28%のエラーを
有していると仮定する。このことは、0.28%・16・288 LSB= 13 LSBのエ
ラーに対応する。この場合、もしダイナミック・エラーが存在しないならば、P A=2 の中の(288+13)個のコードが用いられるであろう。したがって、物理的ス
テップΔA=2に対応する正しいディジタル範囲はΔL(2)=L(3)−L(2
)= 304である。この時、補正表は下記の式のように形成される。
【0062】
【数16】
【0063】 それからサンプルが取られる入力信号の形状により、サンプルされた値から得
られるコードの均一でない分布が一般的には存在するであろう。図6のバスタブ
曲線を参照。したがって、一定の入力信号レベルVSはさらに共通であることが
でき、その結果一定の出力コードはさらに共通である。この問題点に対する1つ
の解決法は、ADCから出力値のヒストグラムhmを計測し、そしてそれを入力
信号のヒストグラム、すなわち真のヒストグラムと比較することであろう。その
偏差はエラーの計測単位であるであろう。この偏差は、前記のようにDNL(Di
fferential Non-Linearity(微分非線形度))と呼ばれる。けれども、真のヒス
トグラムは未知である。したがってその代わりに、期待されるヒストグラムhe
の知的推定を行うために、期待される入力信号に関して存在する情報を用いなけ
ればならない。
【0064】
【数17】
【0065】 ここで、hmは計測されたヒストグラムであり、θは期待されたヒストグラム
を一定の方法で特徴付ける量である。下記で定義されるパラメータ
【外2】 は、例えば量θの中に含めることができる。
【0066】 この場合、補正されていない出力ディジタル値のおののに対して、相対エラー
eは一般的に下記の式のように計算される。
【0067】
【数18】
【0068】 正しい密度に対してはe=0である。あまりにも多いコードに対してはe>0
であり、そしてあまりにも少ないコードに対してはe<0である。この時、下記
で説明されるように補正表を生成するためにエラーeを用いることができる。
【0069】 図12は、Aの1つのステップにおける相対エラーeを示した図である。この
図は、D=2068に対応するA=6およびP=340 付近およびA=7およびP=52
付近の出力コードに対するエラーを示している。図11と比較せよ。そしてこの
図は、相対エラーは約20個のコードに対して1に等しいステップ以上の領域の中
を除いてほぼゼロに等しい、すなわち約2088までの領域の中を除いてほぼゼロに
等しい。このことは、基準レベルVA(7)があまりにも高いことを意味し、お
よび正しいレベルが20個の微細レベルに対応するステップだけ低いレベルに位置
することを意味する、すなわちVC以上のレベルにあることを意味し、そしてし
たがって出力データは補正されなければならないことを意味する。
【0070】 図13a、図13bは図12と同様の図であるが、しかし縮尺されている。図
13aは、あまりに高く位置するレベルを備えた図12と同様の場合の図である
。図13bには、ダイナミックな変換に対する場合が示されている。その場合、
粗変数Aのシフトの両側に、ゼロから偏差するエラーが存在する。シフトの一方
側に関しては+1に等しいエラーが存在し、そして反対側に関しては−1に等し
いエラーが存在する。けれども、合計のエラーは均衡し、したがってもしエラー
が可変なシフトにおいて範囲Rにわたって積算または加算されるならば、ゼロに
等しい結果が得られる。これは、ダイナミックなエラーの典型的な場合である。
実際の場合には、図13a、図13bに示された場合の組合わせであることがで
きる。シフトにおける1つの領域にわたって加算することにより、ダイナミック
なエラーを常になくすることができる。この時、エラーの正の和は対応する基準
レベルがあまりにも高いことを直接的に示し、そして負の和は基準レベルがあま
りにも低いことを示す。和の絶対値は、対応する数のLSBの中の基準レベルの
エラーを与える。
【0071】 期待されたヒストグラムを推定することが、または期待されたヒストグラムを
全体的に決定することが、下記で説明されるであろう。一定の応用に対して、出
力コードの特定の分布が期待される。例えば、DMTシステム(Discrete Muti
Tone(離散多重トーン))に対してはガウス分布が期待される。もし期待される
コード密度の形状がガウス分布であると仮定されるならば、補正されていないデ
ータD(i)のシーケンスから分布のパラメータ
【外3】 を推定することができる。
【0072】
【数19】
【0073】
【数20】
【0074】 推定され期待された分布はx=[0,4711]に対して下記の式から見出される
【0075】
【数21】
【0076】 図14は、適切に選定された入力アナログ信号に対してシミュレートされたヒ
ストグラムを示した図である。図12に示されたような1つのレベル・エラーが
仮定され、そしてこのエラーはレベル・シフトに対応する高いカウントによって
見ることができる。シミュレートされたヒストグラムから推定されたガウス分布
が図15に示されている。
【0077】 よく知られている統計的な方法を用いて前記で説明したのと同様の方法で、出
力コードの分布の他の期待された形状、例えば長方形の形状を推定することがで
きる。一定の応用の場合、汎用目的のADCの場合にそうであるように、分布の
期待された形状は未知であるであろう。その場合には下記で説明されるように、
計測されたヒストグラムに低域フィルタ作用を行うことによって、期待されたヒ
ストグラムを決定することができる。このようなフィルタ作用では、高い周波数
特性を一般的に有する不整合エラーが除去される、または少なくとも減少される
であろう。
【0078】 ヒストグラムの全体を用いる代わりに、Aの値のおのおのに対して決定される
図16に示された種類の部分ヒストグラムを用いることができ、そしてそれから
Aを計算することができる。図16では、入力アナログ信号が変換範囲の中心
において平均
【外4】 を有するサンプルを生ずると仮定され、そして適切な標準偏差
【外5】 が変換範囲の縁においてゼロに近い周波数を生ずると仮定される。滑らかな曲線
は、サンプルされた値の完全なガウス分布を与える理想的な入力信号に対するお
よび理想的なADCに対する、理想的なヒストグラムを示す。ノイズまたはリッ
プルを有する曲線は、典型的な入力信号に対するおよびA変換回路の中の一定の
ステップ・エラーに対する、シミュレートされたヒストグラムを示す。図16で
は、範囲の下側境界および上側境界におけるA値[0,1]および[10,11]に
対するヒストグラムは非常に小さいので、主として中央の8個のA値に対するヒ
ストグラムを見ることができる。前記で説明したように、Pに対するコード[0
,51]および[340,391]は用いられるとは期待されない。図11を参照。これ
らが実際の変換工程において計測されるとしてなお用いられる時、これは明確に
ステップ・エラーを信号する、または変換ブロックA=3に対して見ることがで
きるように、冗長特性によって補正されたダイナミック変換エラーを多分信号す
る。
【0079】 1つの例として、もし実際のヒストグラムおよび期待されたヒストグラムが決
定されたならば、範囲ΔA=3を補正する。間隔の縁における1つの範囲内にサン
プルガ出現する期待値He(A=3)は、期待されたヒストグラムから見出され
る。その範囲は例えば上側の縁において64個の引き続くレベルを有する。
【0080】
【数22】
【0081】 ここで、和は(前記の範囲Rに対応する)変数の中で指定された範囲の中のす
べての整数値にわたって行われる。計測されたヒストグラム値は、同じ範囲また
は対応する範囲の中の値のカウントの和である。
【0082】
【数23】
【0083】 この時、補正項は下記の式で与えられる。
【0084】
【数24】
【0085】 したがって、A=3の期待された高さの上の32個のコードだけおよびA=3の
期待された高さの下の32個のコードだけがカウントされる、すなわちレベルVA
(4)においてである。したがって、最も粗い基準レベルVA(x)、x=0,
1,…,15の中の最大に許容されるエラーは+/−32LSBに対応する電圧であ
る。
【0086】 したがって、その中でAの中のエラーが許容される範囲、例えば+/−32LS
Bを仮定する。コードの期待された重なりのカウントを一緒に加算する。この時
、メモリはAの中のステップのおのおののまわりの2・32+2・32に対する
カウントのみを含むことができ、そしてこれらのカウントに基づいて推定された
ガウス分布を決定することができる。Pの低い縁および高い縁の両方に位置する
これらのメモリ・アドレスは、0〜63と番号付けされる。もしAのステップがあ
まりにも大きいならば、メモリ位置32〜63の中に増加したカウントが見出される
。図12と比較せよ。もしAのステップがあまりにも小さいならば、メモリ位置
0〜31の中に縮小したカウントが見出される。ガウス分布を決定する際、それ
ぞれの区間の上側縁におけるこれらの値の間のヒストグラムは、例えばそれぞれ
の区間の端におけるヒストグラム値の間で直線であると仮定することができる。
図15を参照。しかしまた、標準的な統計的方法を用いて、ガウス分布の直接の
推定を行うことができる。
【0087】 次のようにまた別の方法で期待されたヒストグラムheを見出すことができる
【0088】 ビットで計測されたAの中のエラーerr(A)が下記のように制限されると
仮定する。
【0089】
【数25】
【0090】 この時、範囲P=[123,267]の中のコードの総数は常に補正されるであろう
。この場合、推定されたガウス分布のような期待されたヒストグラムを推定する
ために、これらの間隔の中のカウントが用いられる。またはそれとは異なって、
可能なA値に対するこの範囲内のカウントの合計を計算することができる。
【0091】
【数26】
【0092】 これは1つの曲線上に16個の点を与える。中間の値は補間によって見出すこと
ができる。この場合、Aの中のステップにおいて適切な数のカウントとの比較に
、これらの中間の値が直接に用いられる。またはそれとは異なって、ガウス分布
のような一定の適切な分布を推定するために、曲線全体または16個の点を用いる
ことができる。
【0093】 図18に示されそして図14と同様であるシミュレートされたカウント分布に
対して、時間に対応する変数としておよび信号フィルタ作用におけるような瞬間
の信号値に対応するカウントとして補正されない出力コードを用いて、フィルタ
作用工程が適用される。「高い周波数」の振動またはリップルを除去するために
、低域フィルタが用いられる。その結果として得られるフィルタ作用を受けた信
号が図19に示されている。コンピュータ・プログラム・マットラブ(Matlab)に
用いられるプログラム・コードは下記の通りである。
【0094】
【数27】
【0095】 補正されていないディジタル値のおのおのに対する相対エラーを計算するため
に、前記で説明されたような期待されたヒストグラムと同様にフィルタ作用を受
けたヒストグラムを用いることができ、そして次に訂正項が見出される。
【0096】 2分探索および出力ワード計算に対する論理制御回路23(図2を参照)は、
前記で説明されたような補正をなんら用いないADCの中で、図20に示された
ような2分探索制御のためのユニット41を有する。このユニットは、基準レベ
ルVC、VB、VAを発生する基準発生器に信号を提供する。この信号の提供は、
クロック信号に応答して開始する。これらの提供された信号は、比較器21から
受け取られた信号に従って変更される。サンプルされた入力信号と最もよく一致
する基準レベルの組合わせが達成されたことが比較器からの信号で示された後、
A、B、Cの見出された2進値が、新しい値が利用可能であることを計算ユニッ
トに指示する信号と一緒に、計算ユニット43に出力される。計算ユニットはそ
の信号を受け取ると式(8)に従って出力ワードDを計算し、そして変換器の出
力信号としてそれを送り出す。
【0097】 図21は、前記で説明したような補正を用いた2分探索および出力ワード計算
のための論理制御回路23を示した図である。この制御回路は、図13で説明さ
れた2分探索制御ワーキングのためのユニット41を有する。ここで、A、B、
Cの見出された2進値が評価ユニット45に出力される。B、Cの見出された2
進値はまた計算ユニット43′に直接に出力されるが、しかし見出された2進値
Aは補正表L(A)を保持しているユニットまたはメモリ47に送られる。新し
い2進値Aが受け取られる時、補正ユニット47はその中に記憶された値L(A
)を計算ユニットに転送する。計算ユニット43′は2進テーブル値L(A)を
受け取ると式(12)に従って出力ワードDcorrectedを計算し、そしてそれを
変換器の出力信号として供給する。
【0098】 評価ユニット45の中では、記憶制御ユニット49が新しく見出された値A、
B、Cを受け取る。これらは、例えば量Pをまず計算しそしてそれを予め決定さ
れた境界値と比較することにより評価される。もし見出されたA、B、Cの組合
わせによって表されたディジタル値がカウントされるべきであることが決定され
るならば、カウント・メモリ51の中のメモリ・セルが、例えばアレイの中の行
アドレスおよび列アドレスとしてAおよびPを用いることによってアドレスされ
、そしてセルのカウントが1だけ増分される。十分な数のカウントがカウント・
メモリ51の中で行われる時、例えばその中のカウントが増大していってメモリ
・セルの中でオーバフローが起こっていることが信号された場合、記憶制御の動
作が停止し、したがって見出されたA、B、Cの新しい組合わせはカウントされ
なく、そして信号が補正表L(A)の計算のためにユニット53に送られる。こ
の時、ユニット53は前記で説明した方法の1つに従って計算を開始する。計算
が終了した時、新しい補正表値L(A)がテーブル・ユニット47の中に記憶さ
れ、カウント・メモリ51がリセットされ、そして信号が記憶制御ユニット49
に送られて、カウント・メモリ51の中のカウントの増分が再び開始される。A
DCのそれぞれの開始の後に補正表メモリ47をリセットすることができる、ま
たはそれはADCを再開始する時に用いられる不揮発性のメモリであることが好
ましい。
【0099】 従って前記で説明したように、メモリ51の中で十分な数の変換されたサンプ
ルがカウントされた後、計算ユニット53によって発生されるような出力値Dの
補正のための新しいデータL(A)をこのユニットが有するであろう。メモリ・
セルの中のカウントのオーバフローの条件に加えて、ADCの開始時またはAD
Cのリセットの後に1回だけのように、または周期的に、計算を行うことができ
る。図22は、この計算に用いられる段階の流れ図である。
【0100】 第1のブロック61において、カウント・メモリ51の中に用意されたアレイ
の中のカウントされた値を評価することにより、推定されたヒストグラムhe
決定される。このことは、例えば下記の方法の1つによって実行することができ
る。 1.すべての組合せ(A、B、C)または(A、P)に対するカウントされた値
を用いて、期待された分布、例えばガウス分布を推定する。 2.Aレベルのおのおのにおける1つの範囲内の組合せ(A、P)だけに対する
カウントされた値を用いて、期待された分布、例えばガウス分布を推定する。 3.Aレベルの以上のA間隔の十分内側の1つの範囲内の組合せ(A、P)に対
するカウントされた値を用いて、期待された分布、例えばガウス分布を推定する
。 4.Aのそれぞれのステップの中央の間隔の中の全カウントを計算する、および
補間によって全カウントを通る滑らかな曲線を見出す。 5.補正されていないコードの関数としてカウントに低域フィルタ作用を行う。
【0101】 次のブロック63において、Aレベルのおのおのにおける範囲の全カウントが
計算され、そして次にブロック65において、対応する推定された全カウントが
推定されたヒストグラムから計算される。そこでブロック67において、補正因
子corr(A)が全カウントから計算され、そして最後に補正表L(A)が、
ブロック69において、例えば相対補正因子に対して下記の式に従い生成される
【0102】
【数28】
【0103】 ここで、spanAは1つのAレベルの対応する微細レベルの総数、すなわち
Pレベルの総数である。前記で説明した実施例では、spanA=288 である。
【0104】 またはそれとは異なって、ΔL(A)=Σeから補正表を生成することができ
る。ここで、和はA−1からAへのシフトにおいて補正されていないディジタル
値の範囲にわたって行われる。
【0105】 単一のディジタル・アナログ変換器は、応用によっては遅過ぎることがある。
その場合には、ADCセルまたはADCチヤンネルと呼ばれる単一のすなわち個
別のADCが複数個配置され、そして順次にサンプルされた値を循環的な工程で
変換する。それぞれのセルの中でのこの変換は、他のセルの中の変換と並列に、
すなわち時間的に多重化して実行される。この変換工程は、順次にサンプルされ
たアナログ値に対して逐次の時刻に開始される。このような複合デバイスは並列
ADCデバイス(PSA−ADC)と呼ばれる。例えば、クリスタ M. セブンソ
ン(Christer M. Svensson)ほか名の米国特許第 5,585,796号を参照されたい。図
23は、m個の並列チヤンネルを有する並列ADCデバイスの概要図である。そ
れぞれのサンプル・アンド・ホールド回路の中に保持または記憶されるべきVS
の瞬間値を作成するために、時間制御ユニット115からのクロック信号によっ
て制御される時、ADCセル1131,1132,…,113mのおのおのに対し
て1つずつのサンプル・アンド・ホールド回路1111,1112,…,111m
の中のスイッチ19に対応するスイッチを順次に閉じることによって、入力アナ
ログ信号VSがサンプルされる。1つのサンプル・アンド・ホールド回路に接続
されたADCセルは、その中に保持された値と基準値とを比較する。このADC
セルは、マルチプレクサ117への出力線路に出力ワードを供給する。マルチプ
レクサ117から、ディジタル・ワードのフローがデバイス全体の出力として得
られる。
【0106】 図24は、変換工程のタイミング図である。それぞれのADCに対して、長さ
cの時間間隔が存在する。この時間間隔の中でサンプルされた値の変換が実行
され、その後19で示された短い中間時間間隔が伴われる。チヤンネルのおのお
のは同じでかつ固定された周波数で周期的に変換工程を繰り返す。ADCセルの
時間のずれすなわち時間のオフセットは、図24では傾斜した線で示されている
【0107】 説明されたようなスタティック・エラーに対する補正の手続きでは、並列AD
Cの中のADCセルのおのおのの中のエラーを丸めることによるエラーの積算が
現れることがある。ステップΔAは量子化されたスケールPによって計測される
。Pの精度は1LSBであると期待される。このエラーは明らかに積算され、そ
して16LSBの利得エラーに最大限に結果することができる、すなわち 16/40
96= 0.4%であることができる。したがって、それぞれのADCチヤンネルの中
の利得の補正または均衡が要求される。
【0108】 また、並列ADCセルは、図2に示された回路の11、13のような基準発生
器を用いて、等しい基準レベルを有するように設計される。実際には、これらの
基準レベルは異なることがあり、したがってエラーが存在することが可能である
。これらのエラーは、すべての基準レベルの全体的なレベル、すなわち平均レベ
ルの中にエラーを特に含む。これらはオフセット・エラーと呼ぶことができ、お
よびその中で変換される全変換範囲の中のエラー、すなわち入力信号の範囲の中
のエラーと呼ぶことができる。これらのエラーを利得エラーと呼ぶことができる
。利得は原理的には、基準発生器の中の物理的レベル、特に粗レベル、の範囲と
Aに対する補正表の中のコードとの間の比であると定義される。
【0109】 ADCセルのおのおのは、説明されたようなスタティック・エラーを補正する
特性を備えることができる。補正の場合には、ヒストグラムが計算され、したが
って補正されていない出力値の計測された分布が得られる。一定の方法で、分布
の幅および分布の中心の計測単位が生成される。例えば、セルのおのおののカウ
ントに対して標準偏差σkおよび平均μkを計算することができる。
【0110】
【数29】
【0111】
【数30】
【0112】 これらの計算された値は、ガウス分布の中の対応するパラメータ(μk、σk
の特に良好な推定である。
【0113】 標準偏差の代わりに、下記の式から計算されるような出力コードのおのおのの
偏差の絶対値の平均のような他の幅の計測単位を用いることができる。
【0114】
【数31】
【0115】 この時、セルのおのおのの中のオフセットおよび利得は、これらの計測に従っ
て調整される。ADCデバイス全体の出力信号に対する推定された平均は、もし
ディジタル化された値の総数Nがすべてのチヤンネルに対して同じであるならば
、下記の式によって与えられる。
【0116】
【数32】
【0117】 ADCデバイスにより供給されるすべての値の推定された標準偏差は、同様の
方法で下記の式によって与えられる。
【0118】
【数33】
【0119】 ADCセルのおのおのに対するオフセットは下記の式から計算される。
【0120】
【数34】
【0121】 ここで、定数はLk(0)が負の値にならないために用いられる一定の値であ
る。このオフセットは、考察されたADCに対する補正表の中のすべてのLk
A)値に加算されるべきである。この後、ADCのおのおのに対して既に生成さ
れた補正Lk(A)に加算されるべきであるそれぞれのステップに対する新しい
補正Δ′Lk(A)は、下記の式から得られる。
【0122】
【数35】
【0123】 ここで、spanAは前記のように1つのAレベルに対応する微細レベルの総
数、すなわちPレベルの総数である。したがって、この最後の補正はそれぞれの
セルの中の利得の可能な不等度を補正する。
【0124】 この場合、図23に示されているような並列ADCは、図25のブロック線図
に示されているように、中央補正ユニット119でもって補足されなければなら
ない。したがって、ADCセルのおのおのから、中心および幅の計測単位μk
よびσkが中央補正ユニットに供給される。中央補正ユニットは、全体的な中心
計測単位
【外6】 および全体的な幅計測単位
【外7】 を計算する。次に、これらの値はADCセルのおのおのの評価ユニット45に送
られる。評価ユニットの中で、補正表を計算するためのユニット53は表の最後
の補正を行う。ユニット53によって実行されるべき付加的な段階は、図26の
ブロック線図に示されている。ここでは、中心および幅の計測単位μkおよびσk がブロック71で計算され、そして次のブロック73で中央補正ユニットに送ら
れる。ブロック75では、全体的な中心および幅の計測単位
【外8】 の値の受け取りが待機される。それらが受け取られた後、ブロック75において
、オフセットが計算され、そして最後に、変換された値をADCから送るときに
用いられるべき最終の補正表を生ずるために、利得調整が計算される。
【0125】 スタティック・エラーのヒストグラムに基づく補正をセルが用いない並列AD
Cの中で、前記で説明したようなオフセットおよび利得を補正する方法をまた用
いることができる。このようなADCセル(図21を参照)では、ヒストグラム
に基づく方法の中でまた行われる等しいステップを用いて、オリジナルのL(A
)、すなわち最初のL(A)、が生成される。けれども、評価ユニット45を単
純化することができ、そして特に、カウントのための大型のメモリは存在しない
ことができる。その場合に用いられるべき評価ユニット45′は、図27のブロ
ック線図に示されている。アナログ値の比較の結果を受け取る時、第1計算ユニ
ット201の中で、補正されていないディジタル出力コードが前記で説明された
例のようにD=A・288 +B・24+Cから計算される。このコードが第1レジス
タ203の中に記憶されたこのようなコードの和に加算される。このコードはま
た2乗され、そして第2レジスタ205の中に記憶されたこのような2乗の和に
加算される。例えば予め定められた十分な数の補正されていないコードおよびそ
れらの2乗を加算した後、この加算が停止され、そして第2計算ユニット207
が作動される。第2計算ユニットは記憶された和から平均μkおよび標準偏差σk を計算し、そしてこの計算された値を中央計算ユニット119に送る。第3計算
ユニット209はこの計算された全体的平均および標準偏差
【外9】 を受け取り、そしてそれから新しいオフセットおよび新しい補正項Δ′L(A)
を計算する。新しいL(A)値を生ずるために、これらの補正項が等しいステッ
プ高さに対して妥当なオリジナルのL(A)値に加算され、そしてこれらの新し
いL(A)値が最終的に表47に記憶される。次に、レジスタがリセットされ、
そして加算工程が再び開始される。
【0126】 もしカウントされた値の分布が時間的に一定であると考えることができるなら
ば、並列ADCのセルの利得を調整するための前記で説明した方法はまた、単一
のADCセルに対して用いることができる。この時、幅の計測単位は丸め現象お
よび同様な現象による累算されたエラーのみを示すであろう。ヒストグラム法に
基づく補正表L(A)の新しい決定のおのおのに対して行われた複数個のカウン
トに対応する非常に大きな数のカウントから、正しい幅の計測単位を決定するこ
とができる。
【0127】 並列ADCでは、基準レベルはADCセルのおのおのに対して個別に発生する
ことができる、またはクリスタ M. セブンソンほか名の前記で引用した米国特許
に開示されているように、共通の基準発生器によって発生することができる。図
28は、2+2ビットを有するADCに対する共通の基準発生器構成の回路図で
ある。2つの基準電圧VR1、VR2がそれぞれ梯子型の抵抗器R1およびR2
に加えられる。ここでは、1つの基準電圧が梯子型の抵抗器のおのおのに加えら
れる。抵抗器Rpを有する梯子型線路の中の接続点のおのおのからそれぞれのセ
ルに延長され、そしてセルの中でスイッチを通して加算ノードrefに接続され
る。加算ノードrefは、図2の加算ノードNのように設備することができる。
この場合、VCunitはVR1/4であり、そしてVFunitはVR2/4に等しい。
セルのおのおのの中のスイッチは、入力信号が比較される基準レベルの選択を行
う。セル3の中のスイッチ作用は、セル2およびセル1の中に合図を送る原因と
なるであろう。最上位のビットに対する基準発生器の場合には、これは大きな問
題点である。この妨害は要求される分解度よりも小さくなければならない。けれ
どもそれよりも下位のビットに対しては、分解度に対する要求は小さく、そして
妨害に対する要求も小さい。漏話は線路の中に分配される。
【0128】 共通の基準発生器を有することの利点は明らかに、異なるセルの中の利得が整
合する、すなはち等しいことである。欠点は、前記で説明したように基準ワイヤ
を通して異なるセルの間で結合することである。この結合はコード(信号)によ
って変化し、そして負荷が最も大きくそして相対的に要求が最も高いMSBに対
してこの結合は最も厳しい。
【0129】 セルのおのおのに対して1個ずつの分離した個別の基準発生器を有する並列A
DCでは、セルの間の結合の問題点は存在しない。このような構成体の欠点は、
前記で説明したように、回路が非常に大型になることがあることであり、そして
利得エラーが存在する可能性があることである。図29は、図28の回路と同様
な並列ADCの中の個々の基準発生器の回路図である。
【0130】 セルの中で部分範囲が用いられるから、基準発生器の最も重要な部分のみが、
すなわちAを見出すために用いられる部分のみが、またセルのおのおのに対して
個別にすることができる。Aに対する補正項が基準発生器の共通部分から見出さ
れ、したがってAの個別のレベルと同じ方法で利得が調整される。図30は、並
列ADCの中の最上位のビットだけに対して個別の基準発生器を有し、そして図
28および図29と同様である構成体の回路図である。2つの基準電圧VR1、
VR2がそれぞれ梯子型の抵抗器R1およびR2に加えられる。セルのおのおの
の中に抵抗器R1の1つの梯子型抵抗器が備えられるが、しかしMSBに対して
抵抗器R2の梯子型抵抗器はすべてのセルに対して共通である。セルに対して個
別の梯子型抵抗器の中で、並列抵抗器Rpは用いられない。
【0131】 このように、セルの間の接続すなわち結合が小さくなる。基準電圧に対する接
続ワイヤはすべてのセルに対してなお共通であるが、しかしそれは小さなインピ
ーダンスを有して作成することができる。
【0132】 並列ADCでは、期待されたヒストグラムheはADCの全体からのカウント
を用いて推定することができ、そして次にセルのおのおのを個別に補正すること
ができる。このような構成体のブロック線図が図31に示されている。この場合
、補正されていない出力データに対するカウントを記憶するために用いられるメ
モリ51(図21を参照)の内容はすべて、期待されたヒストグラムを見出すた
めに共通の計算ユニット119′によって用いられるであろう。この時、図22
のブロック61の中で実行される操作はユニット119′の中で行われ、そして
ADCセルのおのおのの中では行われないであろう。
【0133】 ここで説明されたようなエラー補正はまた、BIST(Built In Self Test(組
込み自己検査))として用いることができる。これはディジタル回路では標準的な
手続きであるが、しかしアナログ回路の中で実施することは困難である。エラー
補正手続きは、前記で説明した方法によってADCの中の一定のエラーを見出す
ことができる。計測されたヒストグラムを解析することによって、ADCに関し
て結論を下すことができる。
【0134】 例1. もし微細基準(コードBおよび/またはC)が1個または少数個の基
準レベルだけを提供するように正しく機能しないならば、これらのコードの群は
ヒストグラムの計測において失われるであろう。
【0135】 非冗長(D=A・16・32+B・32+C)コードを仮定する。もしCが期待され
た32個のコードの4個だけを提供するならば、すべてのコードの内の (32-4)/32
=7/8 が失われるであろう。
【0136】 冗長コード(例えばD=A・24・12+B・12+C)に対しては、もし期待され
た24個の独自のコードの4個だけを提供するならば、失われるコードの総数は動
作しているのは4個のコードであるが、しかし故障率は (24-4)/24=5/6 と 23/
24との間にあることに依存する。
【0137】 これらの場合は、ヒストグラム論理装置のセロ・カウンタによって容易に検出
することができる。けれども、もしADCが用いられなかったならば、すなわち
入力信号はいずれも受け取られなかったならば、値またはカウントは期待されな
い。したがって、現在のコードの最小と最大との間のセロ・カウントのみを検出
のために用いることができる。
【0138】 したがって、下記の手続きを実行することができる。エラー補正のために要求
されるようなヒストグラムを計測し、そして次に適切な間隔の中のゼロをカウン
トする。もしエラーが検出されるならば、エラー・フラッグがセットされる、ま
たはエラーを知らせる一定の同様な標識がセットされる。
【0139】 例2. もし粗基準(コードA)が失敗する、すなわちコードを失うならば、
または期待された値から大きな偏差を有するならば、表L(A)の中の補正表は
期待されたレベルから非常に大きく偏差するであろう。このことは、減算と比較
(閾値回路)によって容易に検出することができる。
【0140】 例3. もしアナログ回路、すなわち比較器、があまりにも遅いならば、特定
のパターンのコードを失うことが起こるであろう。ダイナミック・エラー補正は
この種のエラーを処理することが期待されるが、しかし比較器はあまりにも遅い
などの理由によりもしエラーがあまりにも大きいならば、ダイナミック・エラー
補正はオーバフローするであろう。
【0141】 このパターンを検出することができる。このパターンは典型的な形状を有して
いるが、しかし正確な形状は設備に応じて変化する。原理的には、失われるコー
ドは一定の基準レベルの一方側の群の中に現れる。これらの群は、さらに高位の
ビットに対応するレベルにおいて、さらに大きくおよびさらに確率が高い。
【0142】 このパターンを決定するために、ADC回路の製品から一定のサンプルを取り
出し、そしてこの特定のデザインの中で起こっていることを検査することができ
る。次に、他のすべての回路に1つのプログラムがロードされて、その出力する
パターンを調べる。
【0143】 また別の方法は、ダイナミック・エラー補正が過大な大きさになっていると仮
定することである。この場合、ダイナミック・エラー補正の中のオーバフローが
、例えば前記のサンプルの中で同じサンプルに対してB=15およびC=31として
検出することができる。同じサンプルに対してB=0およびC=0として、アン
ダーフローが検出される。もしオーバフロー/アンダーフローがしばしばである
ならば、回路は正しくは機能していない。
【0144】 ヒストグラムに基づく補正法の説明において、最も粗な基準レベル、すなわち
A値、のみが補正される。冗長のC値を用いて、最も粗な基準レベルに次ぐ粗な
基準レベル、すなわちB値、を補正するのに、そして最も微細な基準レベルの次
に微細な基準レベルを補正するのに、一定の補正法を用いることができることは
明らかである。異なる場合において同じ補正法を用いることは、必ずしも必要で
はない。
【0145】 このように、ヒストグラムに基づく検定法は、スタティック整合の要求を緩和
できることを許容することが説明された。その検定技術は完全にディジタルであ
る。リアルタイムの補正がルックアップ・テーブルに基づいているから、余分の
待ち時間は少ない。検定は最初は、検定のために十分なデータを取得するために
107個のサンプルの程度の大きさの変換時間に対応する一定の時間を要求する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無線信号を受け取るためのデバイスの概要図。
【図2】 ADCの回路図。
【図3a】 部分範囲を示した図。
【図3b】 部分範囲を示した図。
【図4a】 冗長な部分範囲を示した図。
【図4b】 冗長な部分範囲を示した図。
【図5a】 粗基準レベルの間のあまりにも大きいステップおよびあまりにも小さいステッ
プのそれぞれに対する冗長な部分範囲を示した図。
【図5b】 粗基準レベルの間のあまりにも大きいステップおよびあまりにも小さいステッ
プのそれぞれに対する冗長な部分範囲を示した図。
【図6】 入力正弦信号に対する出力コードの分布を示したグラフ。
【図7a】 2つの粗基準レベルの間のあまりにも大きいステップに対するおよび2つの粗
基準レベルの高い方のレベルのそれぞれの少し下および少し上の入力信号に対す
る冗長な部分範囲を示した図。
【図7b】 2つの粗基準レベルの間のあまりにも大きいステップに対するおよび2つの粗
基準レベルの高い方のレベルのそれぞれの少し下および少し上の入力信号に対す
る冗長な部分範囲を示した図。
【図8】 スタティック・エラーを有するADCに対する出力コードのシミュレートされ
たヒストグラム。
【図9】 異なるスタティック・エラーを有するADCに対する出力コードのシミュレー
トされたヒストグラム。
【図10】 13ビットのADCの中の部分範囲ステージを示した概要図。
【図11】 図10の部分範囲ステージを用いてコード化された出力の計算を示した図。
【図12】 粗基準レベルのエラーに対して計算されたエラーを示した図。
【図13a】 粗基準レベルのスタティック・エラーとダイナミック変換エラーとのそれぞれ
に対する計算されたエラーを示したグラフ。
【図13b】 粗基準レベルのスタティック・エラーとダイナミック変換エラーとのそれぞれ
に対する計算されたエラーを示したグラフ。
【図14】 粗基準レベルのスタティック整合エラーを有するADCのシミュレートされた
ヒストグラムを示したグラフ。
【図15】 図14のヒストグラムから推定された期待されたカウス分布を示したグラフ。
【図16】 整合エラーを有するADCに対するシミュレートされたヒストグラムおよび期
待されたヒストグラムを示したグラフ。
【図17】 エラーを有する粗基準レベルにおける期待されたヒストグラムを示したグラフ
【図18】 図14と同様な粗基準レベルのスタティック整合エラーを有するADCのシミ
ュレートされたヒストグラムを示したグラフ。
【図19】 図18のヒストグラムに低域フィルタ作用を行うことによって得られたヒスト
グラムを示したグラフ。
【図20】 先行技術に従うADCの中の制御および計算ユニットのブロック線図。
【図21】 スタティック・エラー補正を有するADCの中の制御および計算ユニットのブ
ロック線図。
【図22】 図21の制御および計算ユニットの中の計算ユニットによって実行される段階
の流れ図。
【図23】 並列ADCデバイスのブロック線図。
【図24】 並列ADCデバイスの中のセルの変換時刻を示した図。
【図25】 セルの利得およびオフセット補正を有する並列ADCの部分を示したブロック
線図。
【図26】 利得およびオフセット補正を行うための並列ADCのセルのおのおのの制御お
よび計算ユニットの中の計算ユニットによって実行される付加的な段階の流れ図
【図27】 利得およびオフセット補正を行うための並列ADCのセルのおのおのの制御お
よび計算ユニットの中の計算ユニットのブロック線図。
【図28】 並列ADCに対する共通基準レベル発生器の回路図。
【図29】 並列ADCに対して部分的にだけ共通である基準レベル発生器の回路図。
【図30】 並列ADCのセルのおのおのに対して個別である基準レベル発生器の回路図。
【図31】 推定されたモデル分布またはフィルタ作用を受けたモデル分布を計算するため
に単一の計算ユニットを有する並列ADCを示したブロック線図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW 【要約の続き】 にだけ共通であることができる。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順序数をおのおのが有する基準値のシーケンスを用意する段
    階と、 サンプルされた値と最もよく一致する基準値を決定するためにサンプルされた
    アナログ値のおのおのと前記基準値とを比較する段階と、 前記決定された基準値の順序数からサンプルされたアナログ値を表す補正され
    ていないディジタル値を決定する段階とを有し、 予め定められた時間間隔の期間中またはサンプルされたアナログ値の予め定め
    られた数に対し、少なくともいくつかの補正されていないディジタル値の出現を
    カウントする段階と、 ディジタル値のモデル出現を得るためにカウントされた出現から補正されてい
    ないディジタル値の出現のモデル分布を計算する段階と、 前記カウントされた出現と前記モデル出現とを比較する段階と、 補正されていないディジタル値を決定する前記段階において、前記補正されて
    いないディジタル値に等しい精度またはさらに高い精度でもって前記サンプルさ
    れたアナログ値を表す補正されたディジタル値を決定するために、前記決定され
    た基準値の順序数に加えて、前記カウントされた出現と前記モデル出現との比較
    する段階の結果をまた用いる段階と、 の付加的段階を有することを特徴とするアナログ信号から逐次にサンプルされた
    アナログ値からディジタル値を決定する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、モデル分布を計算する前記段
    階において、前記モデル分布であると取られる期待された分布を得るために前記
    補正されていないディジタル値の関数として前記カウントされた出現が推定され
    ることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、モデル分布を計算する前記段
    階において、前記モデル分布を得るために前記補正されていないディジタル値の
    関数として前記カウントされた出現が低域フィルタ作用を受けることを特徴とす
    る方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法において、モデル分布を計算する前記段
    階において、それからモデル分布が補間によって計算される加算された出現を得
    るために前記カウントされた出現の予め定められた出現が加算されることを特徴
    とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の方法において、 基準値のシーケンスを得る前記段階において、粗基準値の第1シーケンスと微
    細基準値の第2シーケンスとが備えられることと、 前記補正されていないディジタル値を決定する前記段階において、前記サンプ
    ルされたアナログ値から最小の偏差を有する値または最もよく一致する値を相互
    に加算された時に与える粗基準値の1つと微細基準値の1つとが決定されること
    と、 前記決定された基準値の順序数から補正されていないディジタル値を決定する
    前記段階において、前記決定された粗基準値および微細基準値の順序数がそれぞ
    れ第1シーケンスおよび第2シーケンスに配置される時前記アナログ値を表す前
    記ディジタル値を与えるために相互に組合わされるまたは相互に加算されること
    と、 を特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 変換器から出力されそして入力信号からサンプルされたアナ
    ログ値を表す少なくともいくつかの補正されていないディジタル値の出現を一定
    の時間間隔の期間中カウントする段階と、 前記ディジタル値のモデル出現を得るために前記補正されていないディジタル
    値のモデル分布、特に期待された分布、フィルタ作用を受けた分布または補間さ
    れた分布を前記カウントされた出現から計算する段階と、 前記カウントされた出現と前記モデル出現とを比較する段階と、 前記時間間隔の後、前記補正されていないディジタル値よりもさらに正確に前
    記アナログ値を表す補正されたディジタル値を得るために前記補正されていない
    ディジタル値を補正するための前記比較段階の結果を用いる段階と、 を特徴とするアナログ・ディジタル変換器の中のスタティク・エラーを補正する
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の方法において、モデル分布を計算する前記段
    階において、類似の分布の群の1つであると取られる期待された分布が計算され
    、前記群のメンバのおのおのが少なくとも1つのパラメータによって定義され、
    および前記少なくとも1つのパラメータを前記カウントされた出現から決定する
    段階とを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項6〜請求項7のいずれかに記載の方法において、前記
    出現をカウントする前記段階において、予め定められた間隔の中の補正されてい
    ないディジタル値の出現のみがカウントされ、前記予め定められた間隔が補正さ
    れていないディジタル値の範囲内の区切り点の付近に位置する方法。
  9. 【請求項9】 粗基準値の第1シーケンスと微細基準値の第2シーケンスと
    を用意する段階と、 サンプルされた値を前記第1シーケンスの前記粗基準値および前記第2シーケ
    ンスの前記微細基準値と比較する段階と、 相互に加算される時前記サンプルされた値から最小の偏差を有する値を与える
    前記粗基準値の1つおよび前記微細基準値の1つを決定する段階と、 前記アナログ信号を表すディジタル値を与えるために前記第1シーケンスおよ
    び前記第2シーケンスにそれぞれ配置されるように前記決定された粗基準値およ
    び微細基準値の順序数を相互に組合わせる段階または加算する段階とを有し、 逐次のアナログ値の大きさに対し、粗基準値の順序数と微細基準値の順序数と
    の対のおのおのに対してカウントを与えるために前記決定された粗基準値および
    微細基準値の順序数の出現の総数が記憶されることと、 前記記憶されたカウントからカウントのモデル分布、特に推定された分布、フ
    ィルタ作用を受けた分布または補間された分布を決定する段階と、 前記モデル分布から計算された同じ対をカウントするために、微細基準レベル
    のシーケンスの上側境界における微細基準レベルと第1粗基準レベルとの対のカ
    ウントと、微細基準レベルのシーケンスの下側境界における微細基準レベルと第
    1粗基準レベルのすぐ上に配置された第2粗基準レベルとの対のカウントとを比
    較する段階と、 それから値が決定されたアナログ信号を表すディジタル値を与えるために、ア
    ナログ値に対する順序数が決定された後、決定された粗基準値および決定された
    微細基準値の順序数の和と組合わされるべきまたは前記和に加算されるべき補正
    項を前記比較段階の結果から決定する段階と、 を特徴とするアナログ信号から逐次にサンプルされたアナログ値からディジタル
    値を決定する方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、それぞれのカウントを加算
    することおよび記憶されたカウントの和の推定されたカウントの和からの相対偏
    差を見出しおよび前記相対偏差によって微細基準レベルのシーケンスの中のレベ
    ルの総数を乗算することによって前記補正項が決定される方法。
  11. 【請求項11】 請求項9〜請求項10のいずれかに記載の方法において、
    相互に加算される時に前記サンプルされた値から最小の偏差を有する値を与える
    前記粗基準値の1つおよび前記微細基準値の1つを決定する時、前記加算が負の
    オフセットを有して行われ、したがって粗基準値を少なくとも最低の微細基準値
    に加算するために前記粗基準値よりも低いオフセットの和が得られる方法。
  12. 【請求項12】 請求項9〜請求項11のいずれかに記載の方法において、
    前記第1シーケンスおよび第2シーケンスを得る際前記シーケンスが冗長度を備
    え、それにより前記粗基準値の1つを前記微細基準値の少なくとも最高の値に加
    算する時前記粗基準値よりも高い結果値または等しい結果値が前記粗基準値の前
    記1つよりも次に高いことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜請求項12のいずれかに記載の方法において、
    変換を行うデバイスの自己検査のために記憶されカウントされた出現が用いられ
    ることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法において、自己検査において下記の
    段階、すなわち カウントされた出現の中のゼロをカウントする段階と、 あまりにも大きい制御信号を検出する段階と、 予め定められたパターンを検出する段階と、 前記モデル分布との相関を計測する段階と、 特定のパターンを検出するためにシステムを訓練する段階および特にプログラ
    ムをロードする段階と、 ダイナミック・エラー補正手続きの中のオーバフロー/アンダフローを検出す
    る段階と、 の少なくとも1つが行われることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 順序数をおのおのが有する基準値のシーケンスを提供する
    基準レベル発生器と、 サンプルされた値と最もよく一致する基準値を決定するために前記サンプルさ
    れた値のおのおのを前記基準レベル発生器から得られた基準値と比較するための
    比較器と、 前記サンプルされた値を表す補正されていないディジタル値を定められた基準
    値の順序数から決定するための第1計算装置とを有し、 前記補正されていないディジタル値の少なくともいくつかの出現のカウントを
    記憶するために接続されたメモリ装置と、 それに対してカウントが前記メモリ装置の中に記憶される補正されていないデ
    ィジタル値を受け取る時、前記補正されていないディジタル値の出現の前記記憶
    されたカウントを増分するために前記計算装置に接続された装置と、 前記ディジタル値のモデル出現を得るための前記補正されていないディジタル
    値の出現のモデル分布を前記カウントされた出現から計算するために前記メモリ
    装置に接続された第2計算装置と、 前記カウントされた出現と前記モデル出現とを比較するために前記メモリ装置
    と前記第2計算装置とに接続された比較装置と、 前記比較装置に接続され、および前記補正されていないディジタル値よりもさ
    らに正確に前記サンプルされた値を表す補正されたディジタル値を決定するため
    に前記カウントされた出現と前記モデル出現との比較の結果をまた用いるように
    配置された前記第1計算装置と、 を特徴とするアナログ信号から逐次にサンプルされたアナログ値からディジタル
    値を決定するための変換器。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のデバイスにおいて、前記モデル分布であ
    ると取られる期待された分布を得るために前記補正されていないディジタル値の
    関数として前記カウントされた出現を推定するように前記第2計算装置が配置さ
    れることを特徴とするデバイス。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のデバイスにおいて、前記モデル分布を得
    るために前記補正されていないディジタル値の関数として前記カウントされた出
    現に低域フィルタ作用を行うように前記第2計算装置が配置されることを特徴と
    するデバイス。
  18. 【請求項18】 請求項15記載のデバイスにおいて、加算された出現を得
    るためにおよび前記加算された出現から前記モデル分布を補間するために前記カ
    ウントされた出現の予め定められた出現を加算するように前記第2計算装置が配
    置されることを特徴とするデバイス。
  19. 【請求項19】 変換器から出力されおよび入力信号からサンプルされたア
    ナログ値を表す、補正されていないディジタル値の少なくともいくつかの出現の
    カウントを記憶するためのメモリ装置と、 前記メモリ装置に接続され、およびそれに対してカウントが前記メモリ装置の
    中に記憶される補正されていないディジタル値を前記変換器が出力する時一定の
    時間間隔の間前記補正されていないディジタル値のカウントを増分するために前
    記変換器が出力に接続された装置と、 前記ディジタル値のモデル出現、特に推定された出現、低域フィルタ作用を受
    けた出現または補間された出現を得るために、前記補正されていないディジタル
    値の出現の期待された分布を前記カウントされた出現から計算するための計算装
    置と、 前記カウントされた出現と前記モデル出現とを比較するために前記メモリ装置
    と前記計算装置とに接続された比較装置と、 前記比較装置に接続された補正ユニットにして、前記補正されていないディジ
    タル値よりもさらに正確に前記アナログ値を表す補正されたディジタル値を得る
    ために前記変換器からの補正されていないディジタル値を補正するために前記比
    較する段階の結果を一定の時間間隔の後に用いる前記補正ユニットと、 を特徴とするアナログ・ディジタル変換器の中のスタティック・エラーを補正す
    るためのデバイス。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のデバイスにおいて、前記計算装置が同様
    な分布の群のメンバーのおのおのが少なくとも1つのパラメータによって定義さ
    れるとしてこの群の期待された分布を推定するために配置され、および前記記憶
    されカウントされた出現から前記少なくとも1つのパラメータを決定するために
    配置されることを特徴とするデバイス。
  21. 【請求項21】 請求項19〜請求項20のいずれかに記載のデバイスにお
    いて、前記メモリ装置の中で、補正されていないディジタル値の範囲内の区切り
    点の付近に位置する予め定められた間隔の中の補正されていないディジタル値の
    出現だけがカウントされることを特徴とするデバイス。
  22. 【請求項22】 請求項15〜請求項21のいずれかに記載のデバイスにお
    いて、 前記基準発生器が粗基準値の第1シーケンスと微細基準値の第2シーケンスと
    を発生するために配置されることと、 サンプルされた値と最もよく一致する基準値を決定するために前記レベル発生
    器から得られた基準値とサンプルされた値のおのおのとを比較し、および前記サ
    ンプルされた値を表す補正されていないディジタル値を前記決定された基準値か
    ら決定するための比較器と、 最もよく一致する基準値を決定する時、前記サンプルされた値から最小の偏差
    を有する値を相互に加算された時に与える前記粗基準値の1つおよび前記微細基
    準値の1つを決定するために前記比較器が配置されることと、 前記決定された基準値の順序数から補正されていないディジタル値を決定する
    時、前記アナログ信号を表す前記ディジタル値を与えるために前記第1シーケン
    スおよび第1シーケンスのそれぞれの中に配置するように前記決定された粗基準
    値および微細基準値の順序数を組合わせるまたは加算するために前記計算装置が
    配置されることと、 を特徴とするデバイス。
  23. 【請求項23】 粗基準値の第1シーケンスと微細基準値の第2シーケンス
    とを得るための基準レベル発生器と、 サンプルされた値を前記第1シーケンスの前記粗基準値および前記第2シーケ
    ンスの前記微細基準値と比較するための比較器と、 前記サンプルされた値から最小の偏差を有する値を相互に加算された時に与え
    る前記粗基準値の1つおよび前記微細基準値の1つを決定するための装置と、 前記アナログ信号を表すディジタル値を与えるために前記第1シーケンスおよ
    び第1シーケンスのそれぞれの中に配置されるように前記決定された粗基準値お
    よび微細基準値の順序数を組合わせるまたは加算するための計算装置とを有し、 逐次のアナログ値の大きさに対し、粗基準値の前記順序数と微細基準値の前記
    順序数との対のおのおのに対するカウントを与えるために前記決定された粗基準
    値および微細基準値の順序数の出現の総数を記憶するためのメモリおよびカウン
    ト装置と、 カウントのモデル分布、特に推定された分布、フィルタ作用を受けた分布また
    は補間された分布を前記記憶されたカウントから決定するための装置と、 前記モデル分布から計算された同じ対に対してカウントするために、微細基準
    レベルの前記シーケンスの上側境界における微細基準レベルと第1粗基準レベル
    との対のカウントと、微細基準レベルの前記シーケンスの下側境界における微細
    基準レベルと第1粗基準レベルのすぐ上の粗基準レベルとの対のカウントとを比
    較するための比較装置と、 それから値が決定されたアナログ信号を表すディジタル値を与えるために、ア
    ナログ値の順序数が決定された後、決定された粗基準値の順序数と決定された微
    細基準値の順序数との和と組合わされるべきまたはこの和に加算されるべき補正
    項を前記比較する段階の結果から決定するために前記比較装置に接続された装置
    と、 を特徴とするアナログ信号から逐次にサンプルされたアナログ値からディジタル
    値を決定するためのデバイス。
  24. 【請求項24】 請求項23記載のデバイスにおいて、それぞれのカウント
    を加算することにより、および記憶されたカウントの推定されたカウントの前記
    和からの記憶されたカウントの前記和の相対偏差を見出すことにより、および微
    細基準レベルの前記シーケンスの中のレベルの総数に前記相対偏差を乗算するこ
    とにより、前記補正項を決定するために前記補正項を決定するための装置が配置
    されることを特徴とするデバイス。
  25. 【請求項25】 請求項23〜請求項24のいずれかに記載のデバイスにお
    いて、前記サンプルされた値から最小の偏差を有する値を相互に加算された時に
    与える前記粗基準値の1つおよび微細基準値の1つを決定する時、負のオフセッ
    トを有して前記加算を行うように前記比較器が配置され、それにより粗基準値を
    少なくとも最低の微細基準値に加算するために前記粗基準値よりも低いオフセッ
    ト和が得られることを特徴とするデバイス。
  26. 【請求項26】 請求項23〜請求項25のいずれかに記載のデバイスにお
    いて、冗長度を備えた前記第1シーケンスおよび第2シーケンスを得るために前
    記基準レベル発生器が配置され、それにより前記微細基準値の少なくとも最高の
    値に前記粗基準値の1つを加算する時前記粗基準値の前記1つよりも次ぎに高い
    粗基準値よりも高い値または等しい値を前記比較器が結果としてが生ずることを
    特徴とするデバイス。
  27. 【請求項27】 すべての前記メモリ装置の中の前記カウントされた出現か
    ら前記モデル分布を計算するために前記第2計算装置がすべての素子デバイスに
    共通でありおよびすべての素子デバイスのメモリ装置に接続されることを特徴と
    する、アナログ信号から逐次にサンプルされたアナログ値からディジタル値を決
    定するために並列に動作する請求項15〜請求項26のいずれかに従う複数個の
    素子デバイスを備えた並列変換器デバイス。
  28. 【請求項28】 補正されていないディジタル値を受け取るために接続され
    、および素子デバイスのおのおのに対しおよびすべての補正されていないディジ
    タル値に対し補正されていないディジタル値の分布の中心の計測単位および幅の
    計測単位を計算するために配置された第1計算装置を有し、および 素子デバイスのおのおのの中に −中心と幅の計測単位をすべての値に対する中心と幅の計測単位と比較するため
    に前記第1計算装置に接続された比較装置と、 −補正を記憶するための補正表と、 −前記比較の結果に基づいて特に前記計測単位の差に基づいて前記補正表の中に
    記憶された補正を計算するために前記比較装置および前記補正表に接続された第
    2計算装置と −前記補正表に接続され、および前記補正されていないディジタル値を受け取る
    ために接続され、および前記補正されていないディジタル値および補正から前記
    補正されていないディジタル値よりもさらに正確なサンプルされたアナログ値を
    表す補正されたディジタル値を決定する補正装置と、 を特徴とする、サンプルされたアナログ値を表す補正されていないディジタル値
    を得るために素子デバイスのおのおのが配置された、アナログ信号から逐次にサ
    ンプルされたアナログ値からディジタル値を決定するために並列に動作する複数
    個の素子デバイスを備えた並列変換器デバイス。
  29. 【請求項29】 請求項28記載のデバイスにおいて、補正を計算する時前
    記第2計算装置が前記素子デバイスの中の利得および/またはオフセットに対す
    る補正を決定するために配置されることを特徴とする並列変換器デバイス。
  30. 【請求項30】 基準レベル発生器によって発生されるような粗基準値のサ
    ブシーケンスと微細基準レベルのサブシーケンスとから得られる基準値のシーケ
    ンスとサンプルされたアナログ値とを比較するために素子デバイスのおのおのの
    中に比較器が備えられ、粗基準レベルのサブシーケンスが素子デバイスのおのお
    のに対して個別的である基準レベル発生器の複数個の部分によって発生されるこ
    とと、微細基準レベルのサブシーケンスがすべての素子デバイスに共通である基
    準レベル発生器の単一の部分によって発生されることとを特徴とする、アナログ
    信号から逐次にサンプルされたアナログ値からディジタル値を決定するために並
    列に動作する複数個の素子変換器デバイスを備えた並列変換器デバイス。
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