JP2003348859A - コンデンサの充電装置 - Google Patents

コンデンサの充電装置

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JP2003348859A
JP2003348859A JP2002156608A JP2002156608A JP2003348859A JP 2003348859 A JP2003348859 A JP 2003348859A JP 2002156608 A JP2002156608 A JP 2002156608A JP 2002156608 A JP2002156608 A JP 2002156608A JP 2003348859 A JP2003348859 A JP 2003348859A
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reactor
charging
current
semiconductor switch
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JP2002156608A
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Toshihiro Osada
俊宏 長田
Takehisa Koganezawa
竹久 小金澤
Masao Azuma
征男 東
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力用コンデンサを1回のチョッパ動作でそ
の目標電圧まで充電するのでは、交流電源電圧の変動や
コンデンサの残留電圧の変動、回路要素の違いで高精度
充電が難しいし、装置間のバラツキも発生する。 【解決手段】 昇圧チョッパ回路は、リアクトルL1
2と半導体スイッチSW1,SW2を直列接続した2回
路構成とし、リアクトルL1に比較的大きい短絡電流を
流して電力用コンデンサC0を大電流で充電し、この充
電動作後に、リアクトルL2に比較的小さい電流を流し
て電力用コンデンサを微小電流で充電する。リアクトル
を中間タップ付きとして2回路構成すること、チョッパ
回路を2回路構成とすることも含む。コンデンサ電圧を
検出してリアクトルの微小電流エネルギーを調整するこ
と、またはフィードバックして消滅させることも含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルス電源などに
備える電力用コンデンサを設定電圧まで繰り返し充電す
るコンデンサの充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パルスレーザ励起やパルスプラズマ発
生、パルス脱硝装置等のパルス電源には、半導体スイッ
チと磁気スイッチになる可飽和トランスや可飽和リアク
トルを組み合わせたものがある。
【0003】このパルス電源は、例えば、図5に示す構
成にされる。高圧充電装置HDCによってコンデンサC
0を初期充電しておき、半導体スイッチSWのオンによ
ってコンデンサC0の電圧を可飽和リアクトルSI0を通
してパルストランスPTの一次側に印加し、可飽和リア
クトルSI0の飽和動作(磁気スイッチ動作)によりパ
ルス圧縮した放電電流をトランスPTに一次電流を供給
し、トランスPTの二次側に昇圧したパルス電流を発生
させる。このパルス電流でコンデンサC1を充電し、可
飽和リアクトルSI1の飽和動作によりパルス圧縮した
放電電流で次段のコンデンサC2を充電し、さらに可飽
和リアクトルSI2の飽和動作でパルス圧縮する。最終
段のコンデンサCn(ピーキングコンデンサ)が高圧充
電され、最終段の可飽和リアクトルSInの飽和動作に
より負荷となるレーザ発振器LHへ超短パルスを発生さ
せる。
【0004】ここで、負荷に供給するエネルギーは、1
0数kVで数十ns〜200nsのパルスエネルギーが
必要となる。そして、スイッチSWの長寿命化や信頼性
の向上(ミスファイアーの撲滅)を図るため、サイラト
ロンに代わってGTOサイリスタやIGBT等の電力用
半導体素子を用いる場合、そのパルス通電能力(耐電圧
や高いdi/dt)不足を補うため、図5のように磁気
回路を併用して昇圧やパルス幅圧縮を行う。
【0005】この場合、コンデンサC0の充電電圧とし
ては、半導体スイッチSWの耐電圧の範囲内でできるだ
け高くしたほうが初段のパルス幅が短くなり有利であ
る。電力用半導体素子の耐電圧は、各種あるが、通常パ
ルス電源に適用する場合は1200V以上のものを使用
する。したがって、コンデンサC0の定格充電電圧とし
ては、800V以上に設計するのが普通である。
【0006】しかるに、高圧充電装置HDCは、その電
源になる交流電源電圧は3相200Vrmsが一般的な
ため、その小型・軽量化のためにトランスレス化し、交
流電源からダイレクトに全波整流し、これから昇圧した
直流を得る構成とするものを、本願出願人は既に提案し
ている。
【0007】この構成を図6に示し、電力用コンデンサ
0を目標電圧まで高速充電するものである。整流器R
Fは交流電源から整流電圧出力を得る。平滑用コンデン
サC Fは整流電圧出力を平滑する。これら整流器RFと
コンデンサCFは直流電源を構成する。
【0008】半導体スイッチQ1はコンデンサC0の充電
時にオン制御されて直流電源を昇圧チョッパ回路に接続
し、コンデンサC0の放電時にオフ制御されて直流電源
からコンデンサC0側への電流漏れを抑止する。
【0009】昇圧チョッパ回路は、リアクトルLと半導
体スイッチQ2とフライホイール用ダイオードD1と逆流
防止用ダイオードD2で構成される。この昇圧チョッパ
回路のチョッパ動作は、図6中にスイッチQ1,Q2のO
N,OFF制御期間とリアクトルLに流れる電流Iとコ
ンデンサC0の充電電圧VC0の波形を示すように、スイ
ッチQ2のオン期間にリアクトルLに直流電源電圧を印
加してリアクトルLに短絡電流i0を流す。そして、ス
イッチQ2のオフによりリアクトルLに蓄積された電磁
エネルギーを整流器RF・コンデンサCF→リアクトル
L→ダイオードD2→コンデンサC0の経路で電流i1
循環させ、コンデンサC0を充電する。この昇圧チョッ
パ回路の動作によるコンデンサC0の充電電圧はスイッ
チQ2のオン期間で制御される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す従来装置に
おいて、コンデンサC0の充電電圧は、半導体スイッチ
2のオン期間制御により、リアクトルLに蓄積する電
磁エネルギーの調整で制御する。しかし、AC電源電圧
の変動によって蓄積する電磁エネルギーが変動し、コン
デンサC0の充電電圧が変動する。
【0011】また、コンデンサC0は、パルス発生回路
への放電で完全に0になるものでなく、レーザヘッドな
どの負荷からの反射エネルギー等で放電後の残留電圧が
発生することが多く、この残留電圧の存在がコンデンサ
0の次回の充電電圧を変動させてしまう。
【0012】また、半導体スイッチQ2のターンオフ制
御信号に対する応答遅れ時間の変動がコンデンサC0
充電電圧を変動させてしまう。
【0013】これら要因により、コンデンサC0の充電
電圧に高精度を得ることができず、さらに装置間での充
電精度のバラツキになる問題があった。
【0014】本発明の目的は、昇圧チョッパ方式による
電力用コンデンサの充電に、電力用コンデンサを高精度
充電ができる充電装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、電力用コンデ
ンサを1回のチョッパ動作でその目標電圧まで充電する
のでなく、電力用コンデンサを初回に大電流で目標電圧
近くまで充電し、2回目に微小電流で充電することで目
標電圧まで充電、さらには目標電圧に一致させた充電を
するようにしたもので、以下の構成を特徴とする。
【0016】(1)直流電源と電力用コンデンサとの間
に介挿され、第1の半導体スイッチのオン制御で前記直
流電源からリアクトルに短絡電流を流して該リアクトル
に電磁エネルギーを蓄積し、前記第1の半導体スイッチ
のオフ制御で前記リアクトルから電力用コンデンサに充
電電流を流して電力用コンデンサを目標電圧まで充電す
る昇圧チョッパ回路を設けたコンデンサの充電装置であ
って、前記リアクトルは第1および第2のリアクトルに
それぞれ半導体スイッチを直列接続した2回路構成と
し、第1のリアクトルに比較的大きい短絡電流を流して
蓄積した電磁エネルギーで電力用コンデンサを大電流で
充電し、この充電動作後に、前記第2のリアクトルに比
較的小さい電流を流して蓄積した電磁エネルギーで電力
用コンデンサを微小電流で充電する構成としたことを特
徴とする。
【0017】(2)直流電源と電力用コンデンサとの間
に介挿され、第1の半導体スイッチのオン制御で前記直
流電源からリアクトルに短絡電流を流して該リアクトル
に電磁エネルギーを蓄積し、前記第1の半導体スイッチ
のオフ制御で前記リアクトルから電力用コンデンサに充
電電流を流して電力用コンデンサを目標電圧まで充電す
る昇圧チョッパ回路を設けたコンデンサの充電装置であ
って、前記リアクトルは、中間タップ付きリアクトルに
半導体スイッチを直列接続した構成とし、該中間タップ
と基準電位との間に第2の半導体スイッチを設け、この
第2の半導体スイッチのオンで前記リアクトルに比較的
大きい短絡電流を流して蓄積した電磁エネルギーで電力
用コンデンサを大電流で充電し、この充電動作後に、前
記第1の半導体スイッチのオンで前記リアクトルに比較
的小さい短絡電流を流して蓄積した電磁エネルギーで電
力用コンデンサを微小電流で充電する構成としたことを
特徴とする。
【0018】(3)直流電源と電力用コンデンサとの間
に介挿され、第1の半導体スイッチのオン制御で前記直
流電源からリアクトルに短絡電流を流して該リアクトル
に電磁エネルギーを蓄積し、前記第1の半導体スイッチ
のオフ制御で前記リアクトルから電力用コンデンサに充
電電流を流して電力用コンデンサを目標電圧まで充電す
る昇圧チョッパ回路を設けたコンデンサの充電装置であ
って、前記昇圧チョッパ回路は2回路構成とし、第1の
昇圧チョッパ回路はリアクトルに比較的大きい短絡電流
を流して蓄積した電磁エネルギーで電力用コンデンサを
大電流で充電し、この充電動作後に、第2の昇圧チョッ
パ回路はリアクトルに比較的小さい短絡電流を流して蓄
積した電磁エネルギーで電力用コンデンサを微小電流で
充電する構成としたことを特徴とする。
【0019】(4)電力用コンデンサを大電流で充電
し、この充電動作後に微小電流で充電する際、電力用コ
ンデンサの充電電圧とその目標電圧との差分を基に、微
小電流を発生するリアクトルに蓄積する電磁エネルギー
を該差分が0になるよう調整する手段を備えたことを特
徴とする。
【0020】(5)電力用コンデンサを大電流で充電
し、この充電動作後に微小電流で充電する際、電力用コ
ンデンサの充電電圧とその目標電圧との一致検出で、微
小電流を発生しているリアクトルに蓄積する電磁エネル
ギーを半導体スイッチを介してフィードバックすること
で消滅させる手段を備えたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本発明の
実施形態1を示す主回路構成図である。同図が図6と異
なる部分は、チョッパ用リアクトルとその投入スイッチ
を2回路設けた点にある。
【0022】リアクトルL1は半導体スイッチSW1と直
列接続され、リアクトルL2は半導体スイッチSW2と直
列接続され、これら回路は並列接続で設けられる。半導
体スイッチSW3は、従来のスイッチQ2と同等のもので
ある。
【0023】また、リアクトルL1と半導体スイッチS
1の組が粗い充電用であるのに対して、リアクトルL2
と半導体スイッチSW2の組が微い充電用である。この
ため、リアクトルL1のインダクタンスはリアクトルL2
のそれよりも小さく(例えば、1/10に)され、コイ
ル径の大きいものにされる。逆に、半導体スイッチSW
1の可制御電流は、半導体スイッチSW2のそれよりも大
きい(例えば、10倍)ものにされる。
【0024】以上の構成における充電制御は、図1中に
スイッチSW1〜SW3のON,OFF制御期間T1〜T4
とリアクトルL1、L2に流れる電流IとコンデンサC0
の充電電圧VC0の波形で示すようになる。
【0025】すなわと、期間T1ではスイッチSW1とS
3をオンさせ、リアクトルL1に比較的大きな電磁エネ
ルギーを蓄積し、期間T2ではスイッチSW3をターンオ
フさせることで、リアクトルL1からコンデンサC0へ比
較的大きな充電電流を流す。この粗い充電により、コン
デンサC0は充電電圧目標値に近い電圧(例えば、目標
値の90%)にまで急速充電される。
【0026】次に、期間T3ではスイッチSW2とSW3
をオンさせ、リアクトルL2に比較的小さな電磁エネル
ギーを蓄積し、期間T4ではスイッチSW3をターンオフ
させることで、リアクトルL2からコンデンサC0へ微調
整用充電電流を流す。この微い充電により、コンデンサ
0は充電電圧目標値に近い電圧から目標値に一致する
電圧まで充電される。
【0027】この微調整充電において、粗充電終了時
(期間T2後)のコンデンサC0の電圧検出値と充電目標
値との差分から期間T3での半導体スイッチSW3の導通
期間を求め、この計算結果を基に半導体スイッチSW3
の導通期間を制御することで高い精度の充電ができる。
しかも、導通期間制御にAC電源の電圧変動分やコンデ
ンサC0の残留電圧等の検出で導通期間を調整する手段
を不要にする。また、回路要素の定数の違いによる充電
電圧の変動を招くことがなく、装置間のバラツキも発生
しない。
【0028】したがって、本実施形態によれば、コンデ
ンサC0の充電電圧を粗調整による充電電圧を基に半導
体スイッチSW3の導通期間を制御した微調整充電する
ため、AC電源電圧の変動などがある場合にも高精度充
電が可能となる。
【0029】なお、図6の半導体スイッチQ1の回路遮
断機能は、スイッチSW1,SW2が代替する。また、ダ
イオードD1の充電電流路形成機能は、整流器RFに内
蔵するダイオードで代替することができる。
【0030】(実施形態2)図2は、本発明の実施形態
2を示す主回路構成図である。同図が図1と異なる部分
は、2つのリアクトルL1,L2に代えて、中間タップ付
きリアクトルとした点にある。
【0031】中間タップ付きリアクトルL3は、両端を
図1と同じに半導体スイッチSW1,SW3に接続し、中
間タップを半導体スイッチSW4を介して基準電位に接
続している。
【0032】以上の構成における充電制御は、図2中に
スイッチSW1,SW3,SW4のON,OFF制御期間
1〜T4とリアクトルL3に流れる電流Iとコンデンサ
0の充電電圧VC0の波形で示すようになる。
【0033】すなわと、期間T1ではスイッチSW1とS
4をオンさせ、リアクトルL3に比較的大きな電磁エネ
ルギーを蓄積し、期間T2ではスイッチSW4をターンオ
フさせることで、リアクトルL3からコンデンサC0へ比
較的大きな充電電流を流す。この粗い充電により、コン
デンサC0は充電電圧目標値に近い電圧(例えば、目標
値の90%)にまで急速充電される。
【0034】次に、期間T3ではスイッチSW1とSW3
をオンさせ、リアクトルL3に比較的小さな電磁エネル
ギーを蓄積し、期間T4ではスイッチSW3をターンオフ
させることで、リアクトルL3からコンデンサC0へ微調
整用充電電流を流す。この微い充電により、コンデンサ
0は充電電圧目標値に近い電圧から目標値に一致する
電圧まで充電される。
【0035】この微調整充電において、コンデンサC0
の電圧検出値と充電目標値との差分から期間T3での半
導体スイッチSW3の導通期間を制御することの作用効
果は図1の場合と同じである。
【0036】また、図6の半導体スイッチQ1の回路遮
断機能は、スイッチSW1が代替する。また、ダイオー
ドD1の充電電流路形成機能は、整流器RFに内蔵する
ダイオードで代替することができる。
【0037】(実施形態3)図3は、本発明の実施形態
3を示す主回路構成図である。同図が図1と異なる部分
は、コンデンサC0の充電電圧をフィードバック制御す
るために、2つのリアクトルL1,L2と基準電位間にフ
ライホイール用ダイオードD3,D4を設けた点にある。
【0038】フィードバック制御は、コンデンサC0
電圧を検出する電圧検出回路DETと、この電圧検出値
が目標充電電圧に達したときに半導体スイッチSW3
オン制御する制御回路CONでなされる。
【0039】以上の構成における充電制御は、図3中に
スイッチSW1〜SW3のON,OFF制御期間T1〜T5
とリアクトルL1、L2に流れる電流IとコンデンサC0
の充電電流I0および電圧VC0の波形で示すようにな
る。
【0040】すなわち、期間T3までは図1の場合と同
じあるが、半導体スイッチSW3をターンオフさせた期
間T4では、コンデンサC0の充電電圧がその目標値に達
したときに、制御回路CONにより半導体スイッチSW
3をオン制御し、期間T5ではリアクトルL2に残留する
電磁エネルギーをダイオードD4を通して循環させ、素
子損失や図示の抵抗器R2で消滅させる。
【0041】これにより、コンデンサC0の充電電圧精
度を一層高めることができる。なお、実施形態1と同様
に粗充電時の電圧検出で微小充電時のオン制御期間を調
整することができる。
【0042】なお、ダイオードD3や抵抗器R1の挿入は
リアクトルL1,L2の循環電流がスイッチSW1,SW2
を通るのを防止することにもなる。
【0043】(実施形態4)図4は、本発明の実施形態
4を示す主回路構成図である。同図が図1と異なる部分
は、コンデンサC0の粗充電回路と微小充電回路を分離
した点にある。
【0044】コンデンサC0の粗充電は、半導体スイッ
チSW1とリアクトルL1と半導体スイッチSW3とダイ
オードD2で行う。また、コンデンサC0の微小充電は、
半導体スイッチSW2とリアクトルL2と半導体スイッチ
SW4とダイオードD5で行う。
【0045】以上の構成における充電制御は、図4中に
スイッチSW1〜SW4のON,OFF制御期間T1〜T4
とリアクトルL1、L2に流れる電流I1,I2とコンデン
サC 0の充電電圧VC0の波形で示すようになる。
【0046】ここで、本実施形態では、粗充電回路と微
小充電回路を完全に分離するため、それらの充電動作
は、時間的にオーバラップさせることができ、前記まで
の実施形態に比べて、1回の充電動作時間を短縮するこ
とができる。
【0047】本実施形態においても、実施形態3と同様
に、フィードバック制御することで、充電電圧精度を一
層高めることができる。また、実施形態1と同様に粗充
電時の電圧検出で微小充電時の電磁エネルギー量を制御
することもできる。
【0048】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、昇圧チ
ョッパ方式による電力用コンデンサの充電に、電力用コ
ンデンサを初回に大電流で目標電圧近くまで充電し、2
回目に微小電流で充電することで目標電圧まで充電、さ
らには目標電圧に一致させた充電をするようにしたた
め、交流電源電圧の変動やコンデンサの残留電圧の変
動、回路要素の違いにも、電力用コンデンサを高い精度
で充電でき、装置間のバラツキも解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す主回路構成図。
【図2】本発明の実施形態2を示す主回路構成図。
【図3】本発明の実施形態3を示す主回路構成図。
【図4】本発明の実施形態4を示す主回路構成図。
【図5】パルス電源の構成例。
【図6】従来の主回路構成図。
【符号の説明】
SW1〜SW4…半導体スイッチ L1〜L3…リアクトル C0…電力用コンデンサ D1〜D4…ダイオード DET…電圧検出器 CON…制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 征男 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 Fターム(参考) 5H730 AS04 AS17 BB14 BB57 BB83 BB98 DD13 EE02 EE07 FG01 FG22 5H790 BA02 CC02 EA01 EA03 EA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と電力用コンデンサとの間に介
    挿され、第1の半導体スイッチのオン制御で前記直流電
    源からリアクトルに短絡電流を流して該リアクトルに電
    磁エネルギーを蓄積し、前記第1の半導体スイッチのオ
    フ制御で前記リアクトルから電力用コンデンサに充電電
    流を流して電力用コンデンサを目標電圧まで充電する昇
    圧チョッパ回路を設けたコンデンサの充電装置であっ
    て、 前記リアクトルは第1および第2のリアクトルにそれぞ
    れ半導体スイッチを直列接続した2回路構成とし、第1
    のリアクトルに比較的大きい短絡電流を流して蓄積した
    電磁エネルギーで電力用コンデンサを大電流で充電し、
    この充電動作後に、前記第2のリアクトルに比較的小さ
    い電流を流して蓄積した電磁エネルギーで電力用コンデ
    ンサを微小電流で充電する構成としたことを特徴とする
    コンデンサの充電装置。
  2. 【請求項2】 直流電源と電力用コンデンサとの間に介
    挿され、第1の半導体スイッチのオン制御で前記直流電
    源からリアクトルに短絡電流を流して該リアクトルに電
    磁エネルギーを蓄積し、前記第1の半導体スイッチのオ
    フ制御で前記リアクトルから電力用コンデンサに充電電
    流を流して電力用コンデンサを目標電圧まで充電する昇
    圧チョッパ回路を設けたコンデンサの充電装置であっ
    て、 前記リアクトルは、中間タップ付きリアクトルに半導体
    スイッチを直列接続した構成とし、該中間タップと基準
    電位との間に第2の半導体スイッチを設け、 この第2の半導体スイッチのオンで前記リアクトルに比
    較的大きい短絡電流を流して蓄積した電磁エネルギーで
    電力用コンデンサを大電流で充電し、この充電動作後
    に、前記第1の半導体スイッチのオンで前記リアクトル
    に比較的小さい短絡電流を流して蓄積した電磁エネルギ
    ーで電力用コンデンサを微小電流で充電する構成とした
    ことを特徴とするコンデンサの充電装置。
  3. 【請求項3】 直流電源と電力用コンデンサとの間に介
    挿され、第1の半導体スイッチのオン制御で前記直流電
    源からリアクトルに短絡電流を流して該リアクトルに電
    磁エネルギーを蓄積し、前記第1の半導体スイッチのオ
    フ制御で前記リアクトルから電力用コンデンサに充電電
    流を流して電力用コンデンサを目標電圧まで充電する昇
    圧チョッパ回路を設けたコンデンサの充電装置であっ
    て、 前記昇圧チョッパ回路は2回路構成とし、第1の昇圧チ
    ョッパ回路はリアクトルに比較的大きい短絡電流を流し
    て蓄積した電磁エネルギーで電力用コンデンサを大電流
    で充電し、この充電動作後に、第2の昇圧チョッパ回路
    はリアクトルに比較的小さい短絡電流を流して蓄積した
    電磁エネルギーで電力用コンデンサを微小電流で充電す
    る構成としたことを特徴とするコンデンサの充電装置。
  4. 【請求項4】 電力用コンデンサを大電流で充電し、こ
    の充電動作後に微小電流で充電する際、電力用コンデン
    サの充電電圧とその目標電圧との差分を基に、微小電流
    を発生するリアクトルに蓄積する電磁エネルギーを該差
    分が0になるよう調整する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンデンサの充
    電装置。
  5. 【請求項5】 電力用コンデンサを大電流で充電し、こ
    の充電動作後に微小電流で充電する際、電力用コンデン
    サの充電電圧とその目標電圧との一致検出で、微小電流
    を発生しているリアクトルに蓄積する電磁エネルギーを
    半導体スイッチを介してフィードバックすることで消滅
    させる手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載のコンデンサの充電装置。
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