JP2003348817A - ゲート駆動回路 - Google Patents

ゲート駆動回路

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JP2003348817A
JP2003348817A JP2002155063A JP2002155063A JP2003348817A JP 2003348817 A JP2003348817 A JP 2003348817A JP 2002155063 A JP2002155063 A JP 2002155063A JP 2002155063 A JP2002155063 A JP 2002155063A JP 2003348817 A JP2003348817 A JP 2003348817A
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gate
effect transistor
voltage
terminal
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JP2002155063A
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Takashi Kumagai
隆 熊谷
Hiroyuki Takagi
宏之 高木
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作安定性に優れ、かつ信頼性が高いケ゛ート駆
動回路を得る。 【解決手段】 本発明のケ゛ート駆動回路は、駆動電源1
と、駆動電源1に直列に接続されたトランス2の一次巻線2aお
よび入力電圧によってオン/オフする第1の半導体スイッチ3と、ト
ランスの一次巻線2aの両端に接続されたクランフ゜回路4と、トラン
スの二次巻線2bで駆動電源の正電圧側に対応する一端に
制御端子が接続され、トランスの二次巻線2bで駆動電源の負
電圧側に対応する他端に出力端子の一つが接続され、トラ
ンスの二次巻線2bの両端に生じる電圧によってオン/オフする
第2の半導体スイッチ5と、トランスの二次巻線2bの一端にト゛レイン
端子が、他端にソース端子およびケ゛ート端子がそれぞれ接続
されトランスの二次巻線2bの両端に逆電圧が発生した場合に
オンする第1の電界効果トランシ゛スタ6と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲート駆動回路に
関し、動作安定性に優れ、かつ信頼性の高いゲート駆動
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開昭58−13613
7号公報に示された従来のゲート駆動回路の構成を示す
図である。図中、101は駆動電源、102はトラン
ス、103はダイオード、104は抵抗器、105は駆
動対象となるMOSFET(Metal Oxide Semiconducto
r Field Effect Transistor)、106はMOSFET
105のゲート入力容量、107は駆動用接合型トラン
ジスタ、107aは駆動用接合型トランジスタのベース
端子、112は電流制御用の抵抗器、113は抵抗器、
114は接合型トランジスタ、115は励磁電流を阻止
するダイオード、121は電流制御用の抵抗器、141
は抵抗器、151はダイオード、201はトランス10
2の一次巻線、202はトランス102の二次巻線、2
03はトランス102の別巻線、をそれぞれ示す。な
お、図6中、記号Gはゲート端子、記号Dはドレイン端
子、記号Sはソース端子、をそれぞれ表している。
【0003】かかる従来のゲート駆動回路は、駆動用の
スイッチ素子、つまり駆動用接合型トランジスタ107
に入力された信号(入力電圧)に基づき、駆動対象であ
る電界効果トランジスタ105を高速にオン/オフする
ことを目的とし、高速動作時に問題となるゲート入力容
量106に蓄積されたゲート電荷を速やかに放電するス
イッチ素子、つまり接合型トランジスタ114を設け
て、安定に動作させるようにしていた。以下、従来のゲ
ート駆動回路の動作を説明する。
【0004】駆動用接合型トランジスタ107のベース
端子107aに入力電圧が印加すると、駆動用接合型ト
ランジスタ107はオンし、駆動電源1の電源電圧がト
ランス102の一次巻線201の両端に印加され、トラ
ンス102の二次巻線202の両端に電圧が発生する。
かかる電圧の印加により駆動対象であるMOSFET1
05のゲート入力容量106が充電され、MOSFET
105がオンし、ソース/ドレイン端子間が導通する。
【0005】次に入力電圧が0になり、駆動用接合型ト
ランジスタ107がオフ状態になると、トランス102
に蓄積された励磁エネルギーはトランス102の一次巻
線201の両端に接続された抵抗器141およびダイオ
ード103の回路を流れ消費される。この時、別巻線2
03に現われる励磁電流は反極性方向に流れて接合型ト
ランジスタ114を導通させるから、MOSFET10
5のゲート入力容量106に蓄積されたゲート電荷は抵
抗113を流れて速やかに消費される。
【0006】なお、202に現われる励磁電流はダイオ
ード115に阻止されて流れない。従って、励磁電流に
よってMOSFET105のゲート入力容量106の放
電が生じることはないので、抵抗器113により常に一
定時間で放電される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるゲート
駆動回路では、駆動用接合型トランジスタ107のオフ
後に起きるトランス102の励磁エネルギー放出後にさ
らに誘起されるバックスイングと呼ばれる現象によっ
て、本来オフ状態であるべきMOSFET105がオン
状態になってしまい、ゲート駆動回路が誤動作する不具
合が生じた。ここで、バックスイングとは、トランスの
逆起電圧に対してさらに逆の電圧が発生する現象で、ト
ランスの漏れインダクタンスに残留したわずかなエネル
ギーによって発生する。また、オフ時のトランス102
の励磁エネルギー放出中に二次巻線202および別巻線
203に発生する逆電圧を予測できないため、駆動用接
合型トランジスタ107の代替としてMOSFETやI
GBT等の絶縁ゲート型素子を使用することが困難であ
った。
【0008】この発明は、上述のような従来のゲート駆
動回路で発生した問題点を解決するためになされたもの
であり、動作安定性に優れかつ信頼性の高いゲート駆動
回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゲート駆動
回路は、駆動電源と、上記駆動電源に直列に接続された
トランスの一次巻線および入力電圧によってオン/オフ
する第1の半導体スイッチと、上記トランスの一次巻線
の両端に接続されたクランプ回路と、上記トランスの二
次巻線で上記駆動電源の正電圧側に対応する一端に制御
端子が接続され、上記トランスの二次巻線で上記駆動電
源の負電圧側に対応する他端に出力端子の一つが接続さ
れ、上記トランスの二次巻線の両端に生じる電圧によっ
てオン/オフする第2の半導体スイッチと、上記トラン
スの二次巻線の一端にドレイン端子が、他端にソース端
子およびゲート端子がそれぞれ接続され、上記トランス
の二次巻線の両端に逆電圧が発生した場合にオンする第
1の電界効果トランジスタと、を備えた。
【0010】また、本発明に係るゲート駆動回路は、上
記クランプ回路が双方のカソード端子を介して直列に接
続されたツェナーダイオードと第1のダイオードで構成
され、上記ツェナーダイオードのアノード端子が上記駆
動電源の正電圧側に対応する上記トランスの一次巻線の
一端に、上記第1のダイオードのアノード端子が上記ト
ランスの一次巻線の他端にそれぞれ接続されていること
とした。
【0011】また、本発明に係るゲート駆動回路は、上
記クランプ回路が上記トランスの一次巻線の一端と上記
駆動電源の負電圧側間に直列に接続された上記トランス
の一次巻線と同方向に巻き上げられた三次巻線および第
1のダイオードで構成されていることとした。
【0012】また、本発明に係るゲート駆動回路は、駆
動電源と、上記駆動電源に直列に接続されたトランスの
一次巻線および入力電圧によってオン/オフする第1の
半導体スイッチと、ツェナーダイオードで構成され、上
記ツェナーダイオードのカソード端子が上記トランスの
一次巻線の他端に、上記ツェナーダイオードのアノード
端子が上記駆動電源の負電圧側にそれぞれ接続されてい
るクランプ回路と、上記トランスの二次巻線で上記駆動
電源の正電圧側に対応する一端に制御端子が接続され、
上記トランスの二次巻線で上記駆動電源の負電圧側に対
応する他端に出力端子の一つが接続され、上記トランス
の二次巻線の両端に生じる電圧によってオン/オフする
第2の半導体スイッチと、上記トランスの二次巻線の一
端にドレイン端子が、他端にソース端子およびゲート端
子がそれぞれ接続され、上記トランスの二次巻線の両端
に逆電圧が発生した場合にオンする第1の電界効果トラ
ンジスタと、を備えた。
【0013】また、本発明に係るゲート駆動回路は、上
記第1の電界効果トランジスタのソース/ゲート端子間
に接続された第1の抵抗器と、アノード端子が上記第1
の電界効果トランジスタのソース端子に、カソード端子
が上記第1の電界効果トランジスタのゲート端子にそれ
ぞれ接続された第2のダイオードと、をさらに備えた。
【0014】また、本発明に係るゲート駆動回路は、上
記トランスの二次巻線の両端に接続された第2の抵抗器
をさらに備えた。
【0015】また、本発明に係るゲート駆動回路は、上
記第1の半導体スイッチが第2の電界効果トランジスタ
で構成されていることとした。
【0016】また、本発明に係るゲート駆動回路は、上
記第2の半導体スイッチが第3の電界効果トランジスタ
で構成され、上記トランスの二次巻線の一端と上記第3
の電界効果トランジスタのゲート端子が接続され、上記
トランスの二次巻線の他端と上記第3の電界効果トラン
ジスタのソース端子が接続されていることとした。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係るゲート駆動回路で
は、トランスの励磁エネルギー放出中の逆電圧をクラン
プするクランプ回路を設け、駆動対象となる絶縁ゲート
型半導体スイッチの電荷を放電するスイッチ素子とし
て、高速な電界効果トランジスタを適用可能な回路構成
とした。また、トランスの一次巻線側にクランプ回路を
設けることにより、駆動電源とクランプ回路によって予
め設定された電圧より高い電圧がゲート電荷放電用の電
界効果トランジスタ及び駆動対象となる半導体スイッチ
におけるそれぞれのゲート/ソース端子間に印加される
不具合を防止し、信頼性の高いゲート駆動回路が得られ
るようにした。さらに、トランスの励磁エネルギー放出
後のバックスイングによる逆電圧を抑制すべくトランス
の二次巻線の両端間に抵抗器を設けることで、安定性に
優れ高速にオン/オフが可能なトランス絶縁型のゲート
駆動回路を実現した。
【0018】実施の形態1.本発明の実施の形態1のゲ
ート駆動回路について、図1、2に基づき説明する。図
1は実施の形態1のゲート駆動回路図、図2は実施の形
態1のゲート駆動回路のタイミングチャート、をそれぞ
れ示す。
【0019】図中、1は駆動電源、2はトランス、2a
はトランス2の入力側の一次巻線、2bはトランス2の
出力側の二次巻線、3はトランス2の一次巻線に電圧を
印加する駆動用の半導体スイッチ(第1の半導体スイッ
チ)で一例として電界効果トランジスタ(第2の電界効
果トランジスタ)を示している。3aは駆動用の半導体
スイッチ3の制御端子(ゲート端子)、4はトランス2
の励磁エネルギーによって発生する逆電圧をクランプす
るクランプ回路、4aはクランプ回路4を構成する逆電
流阻止用のダイオード(第1のダイオード)、4bは同
じくクランプ回路4を構成するツェナーダイオード、5
は駆動対象である第2の半導体スイッチで一例として電
界効果トランジスタ(第3の電界効果トランジスタ)を
示している。5aは第2の半導体スイッチ5のゲート入
力容量を表している。6は第2の半導体スイッチ5のゲ
ート電荷を放電する電界効果トランジスタ(第1の電界
効果トランジスタ)、6aは第1の電界効果トランジス
タ6の内部に寄生するダイオード、7は第1の電界効果
トランジスタ6のゲート/ソース端子間抵抗器(第1の
抵抗器)、8は抵抗器7をバイパスするダイオード(第
2のダイオード)、9はトランス2の励磁エネルギー放
出後の逆電圧を抑制する抵抗器(第2の抵抗器)、をそ
れぞれ示す。なお、図1中、記号Gはゲート端子、記号
Dはドレイン端子、記号Sはソース端子、をそれぞれ表
している。
【0020】また、V1は駆動電源1の電源電圧、V2
aはトランス2の一次巻線2aの両端の電圧、V2bは
トランス2の二次巻線2bの両端の電圧、V3は駆動用
の第1の半導体スイッチ3のソース/ドレイン端子間電
圧、V3aは駆動用の第1の半導体スイッチ3のゲート
電圧、V4はクランプ回路4のクランプ電圧、V5は駆
動対象である第2の半導体スイッチ、つまり第3の電界
効果トランジスタ5のゲート電圧、V6は第1の電界効
果トランジスタ6のゲート電圧、I1はトランス2の一
次巻線2aに流れる電流、をそれぞれ示している。
【0021】次に、本発明の実施の形態1におけるゲー
ト駆動回路の動作を図2に示すタイミングチャートを参
照しつつ説明する。図1に示された実施の形態1のゲー
ト駆動回路では、駆動用の第1の半導体スイッチ(第2
の電界効果トランジスタ)3の制御端子(ゲート端子)
3aに入力電圧V3aが印加すると、駆動対象である第
2の半導体スイッチ(第3の電界効果トランジスタ)5
がオンする様に構成されている。
【0022】時刻t1に第1の半導体スイッチ(第2の
電界効果トランジスタ)3のゲート端子3aに入力電圧
であるゲート電圧V3aが印加されると(図2)、第1
の半導体スイッチ(第2の電界効果トランジスタ)3は
オンし、ソース/ドレイン端子間が導通するためソース
/ドレイン端子間電圧V3は0となる。従って、駆動電
源1の電源電圧V1がトランス2の一次巻線2aの両端
に直接印加されるため、電圧V2aは電源電圧V1と等
しくなる。電圧V2a印加と同時にトランス2の二次巻
線2bの両端に電圧V2bが発生する。電圧V2bは、
トランス2の一次巻線の巻数をNa、二次巻線の巻数を
Nbとすると、 V2b=V2a×(Nb/Na)=V1×(Nb/Na) (式1) となる。
【0023】この時点では、クランプ回路4中の逆電流
阻止用のダイオード4aが逆バイアスされた状態になっ
ているので、クランプ回路4には電流が流れないように
なっており、回路動作上配慮する必要はない。また、逆
電圧抑制用の抵抗器9には微小電流が流れるが、上述の
クランプ回路4の場合と同じく、この時点での回路動作
上の配慮は不要である。
【0024】なお、トランス2の巻数比Na:Nbは、
二次巻線2bの両端に発生する電圧V2bがバイパス用
のダイオード8の順方向電圧降下と第2の半導体スイッ
チ(第3の電界効果トランジスタ)5がオンするゲート
しきい値電圧との和より充分大きな値となるよう予め設
計されている。
【0025】電圧V2bの印加によって駆動対象である
第2の半導体スイッチ(第3の電界効果トランジスタ)
5にはゲート電圧V5が印加されてオンする。この結
果、バイパス用のダイオード8は順バイアスとなる。一
般に、第2の半導体スイッチ(第3の電界効果トランジ
スタ)5のゲートしきい値電圧はダイオード8の順方向
電圧降下よりも充分に大きいので、ゲート電圧V5は電
圧V2bにほぼ等しくなる。
【0026】また、図2中の電流I1に示すように、第
1の半導体スイッチ(第2の電界効果トランジスタ)3
がオンすると同時に、トランス2の一次巻線2aには、
まず、第2の半導体スイッチ(第3の電界効果トランジ
スタ)5のゲート入力容量5aを充電すべく充電電流I
1pが流れ、次に、オン時間の継続とともにトランス2
の一次巻線2aの励磁インダクタンスによる電流I1d
が流れる。このオン時間(t2t1)の経過に伴い、ト
ランス2には励磁エネルギーが蓄積される。なお、トラ
ンス2の励磁エネルギーWは一次巻線2aの励磁インダ
クタンスをLとすると、 W=1/2×L×I1d=1/2×V1×(t2−t1)/L (式2) となる。
【0027】時刻t2に入力電圧V3aが0となって駆
動用の第1の半導体スイッチ(第2の電界効果トランジ
スタ)3がオフすると、上述したトランス2の励磁エネ
ルギーWによって一次巻線2a、二次巻線2bのそれぞ
れに逆電圧が発生する。この時点でクランプ回路4を構
成する逆電流阻止用のダイオード4aは順バイアスとな
り、逆電圧はツェナーダイオード4bによって予め設定
されているツェナー電圧に相当する電圧V4にクランプ
される。この結果、第1の半導体スイッチ(第2の電界
効果トランジスタ)3に印加される電圧V3はV3p、
すなわち、V1+V4でクランプされると同時に、電圧
V2bもV4×(Nb/Na)でクランプされる。
【0028】かかるクランプ電圧V4は、ゲート電荷放
電用の第1の電界効果トランジスタ6のゲートしきい値
電圧Vthより充分に高い値となるように設計されてい
る。したがって、ゲート電荷放電用の第1の電界効果ト
ランジスタ6の寄生ダイオード6aが順バイアスとな
り、バイパス用のダイオード8は逆バイアスとなって、
ゲート/ソース端子間抵抗器7に電圧V6が発生する。
かかる電圧V6はゲート電荷放電用の第1の電界効果ト
ランジスタ6のゲート/ソース端子間に印加されるゲー
ト電圧となり、この結果、ゲート電荷放電用の第1の電
界効果トランジスタ6がオンする。第2の半導体スイッ
チ(第3の電界効果トランジスタ)5のゲート入力容量
5aに蓄積されたゲート電荷は、ソース/ドレイン端子
間が導通したゲート電荷放電用の第1の電界効果トラン
ジスタ6によって急速に放電されてゲート電圧が0にな
り、駆動対象である第2の半導体スイッチ(第3の電界
効果トランジスタ)5がオフ状態になる。
【0029】逆電圧がクランプされている期間はトラン
ス2の励磁エネルギーが放出され、電流I1は電流I1
dから徐々に減少して最終的に0となり、トランス2の
磁束はリセットされる。トランス2の励磁エネルギー
は、V2a×(t2−t1)の2乗、すなわち、V1×
(t2−t1)の2乗に比例するため、V4(クランプ
電圧)>V1(電源電圧)となるようにクランプ回路4
を設計すれば、トランス2の励磁エネルギーは時刻t3
には完全に放出され、トランス2の二次巻線2bの両端
の電圧V2bは0となり、ゲート/ソース端子間抵抗器
7の電圧V6も0となって、ゲート電荷放電用の第1の
電界効果トランジスタ6はオフする。
【0030】ここで、トランス2の励磁エネルギーが放
出された後、トランス2の一次巻線2a、トランス2の
二次巻線2bの各両端には図2のタイミングチャート各
部の破線に示すような逆電圧に対する逆電圧、すなわち
電源電圧V1と同符号の電圧がさらに発生しようとす
る。かかる現象はバックスイングと呼ばれる。実施の形
態1のゲート駆動回路ではバックスイングが例え発生し
ても、逆電圧抑制用の抵抗器9によるエネルギー消費に
より電圧上昇は抑制され、時刻t4までに再度、第2の
半導体スイッチ(第3の電界効果トランジスタ)5がオ
ンしないように作用する。時刻t4になると、再度、駆
動用の半導体スイッチ(第2の電界効果トランジスタ)
3の制御端子(ゲート端子)3aに入力電圧V3aが印
加され、以下、同じ動作を繰り返す。
【0031】なお、クランプ回路4に使用する電圧クラ
ンプ素子としてツェナーダイオード4bを用いた例を示
したが、定電圧特性を有する他の素子や回路でも同様の
効果を得ることができる。また、ゲート電荷放電用の第
1の電界効果トランジスタ6としては、MOSFETが
好適である。
【0032】実施の形態1のゲート駆動回路では、クラ
ンプ回路4によって予め設定された電圧より高い電圧が
ゲート電荷放電用の第1の電界効果トランジスタ6及び
駆動対象となる第2の半導体スイッチ5に印加される事
態を防止できるので、ゲート電荷放電用の第1の電界効
果トランジスタ6及び駆動対象となる第2の半導体スイ
ッチ5におけるそれぞれの制御/出力端子間への過電圧
による破壊を有効に防止できる結果、信頼性の高いゲー
ト駆動回路が得られる。さらに、駆動用の第1の半導体
スイッチ3がオフ時には、ゲート電荷放電用の第1の電
界効果トランジスタ6がオンするので、駆動対象である
第2の半導体スイッチ5はゲート電荷が急速に放電され
てオフするため、トランス2の励磁エネルギー放出後の
逆電圧により生じるバックスイングと呼ばれる現象の影
響によって本来オフ状態であるべき第2の半導体スイッ
チ5がオンするといった誤動作が効果的に防止でき、動
作安定性に優れたゲート駆動回路が得られる。
【0033】実施の形態1の変形例.図3に本発明の実
施の形態1の変形例であるゲート駆動回路を示す。図1
のゲート駆動回路ではクランプ回路4がトランス2の一
次巻線2aの両端に並列に接続されているのに対し、図
3のゲート駆動回路では、クランプ回路4’が駆動用の
第1の半導体スイッチ(第2の電界効果トランジスタ)
3の出力端子間、つまりソース/ドレイン端子間に並列
に接続されている点が相違している。すなわち、クラン
プ回路4’はツェナーダイオード4b’で構成され、ツ
ェナーダイオード4b’のカソード端子がトランス2の
一次巻線2aの他端に、アノード端子が駆動電源1の負
電圧側にそれぞれ接続されている。
【0034】かかるゲート駆動回路では、駆動用の第1
の半導体スイッチ(第2の電界効果トランジスタ)3が
オフして、トランス2の励磁エネルギーWによって一次
巻線2a、二次巻線2bの両端にそれぞれ逆電圧が発生
した場合に、駆動用の第1の半導体スイッチ(第2の電
界効果トランジスタ)3におけるソース/ドレイン端子
間電圧V3は、クランプ回路4’によって、クランプ電
圧V4にクランプされるため、駆動用の第1の半導体ス
イッチ(第2の電界効果トランジスタ)3が過電圧から
有効に保護され、さらに、ゲート電荷放電用の第1の電
界効果トランジスタ6及び駆動対象となる第2の半導体
スイッチ(第3の電界効果トランジスタ)5も同様に過
電圧から有効に保護される。一方、トランス2の一次巻
線2aの両端の電圧V2aは、V1−V4にクランプさ
れて、実施の形態1のゲート駆動回路と同様の効果、す
なわち、動作安定性に優れ、かつ信頼性の高いゲート駆
動回路が得られる。
【0035】実施の形態2.実施の形態1は、クランプ
回路4にダイオード4aおよびツェナーダイオード4b
を用いた例であり、トランス2の励磁エネルギーはツェ
ナーダイオード4bによって消費される。このトランス
2の励磁エネルギーを回生すると共に、実施の形態1と
同様の効果を奏する本発明の実施の形態2のゲート駆動
回路について説明する。
【0036】図4は、図1に示した実施の形態1のゲー
ト駆動回路を基にクランプ回路のみを変更した例で、
4’’は本発明の実施の形態2におけるゲート駆動回路
中のクランプ回路を示している。図4中、2cはトラン
ス2の入力側の三次巻線、4a’’は逆電流阻止用のダ
イオード(第1のダイオード)、をそれぞれ示してい
る。また、V2cはトランス2の三次巻線2cの両端の
電圧を示している。
【0037】クランプ回路4’’では、トランス2の一
次巻線2aと同方向に巻き上げたトランス2の三次巻線
2cの一端がトランス2の一次巻線2aの一端と接続さ
れ、トランス2の三次巻線2cの他端が逆電流阻止用の
ダイオード4a’’のカソード端子と接続され、さらに
逆電流阻止用のダイオード4a’’のアノード端子が駆
動電源1の負電圧側と駆動用の第1の半導体スイッチ
(第2の電界効果トランジスタ)3の出力端子の一つ
(ソース端子)との間に接続されている。
【0038】時刻t1に第1の半導体スイッチ(第2の
電界効果トランジスタ)3の制御端子(ゲート端子)3
aに入力電圧V3aが印加されてから、第2の半導体ス
イッチ(第3の電界効果トランジスタ)5がオンするま
での動作は実施の形態1のゲート駆動回路と同様である
ので説明は省略する。
【0039】時刻t2に駆動用の第1の半導体スイッチ
(第2の電界効果トランジスタ)3がオフして、トラン
ス2の励磁エネルギーによって発生する逆電圧は三次巻
線2cの両端においても電圧V2cとなって発生する。
電圧V2cが電源電圧V1よりも大きくなると逆電流阻
止用のダイオード4a’’は順バイアスとなり、電圧V
2cは駆動電源1の電源電圧V1にクランプされる。こ
の結果、電圧V2bは三次巻線2cの巻数をNcとする
と、V2c×(Nc/Na)でクランプされる。この
際、駆動用の第1の半導体スイッチ(第2の電界効果ト
ランジスタ)3のオン期間にトランス2に蓄積された励
磁エネルギーは駆動電源1に回生される。トランス2の
励磁エネルギーはV2a×(t2−t1)の2乗に比例
するため、 V2a×(t2−t1)=V2c×(t3−t2) (式3) となる。よって、 Na×(t2−t1)=Nc×(t3−t2) (式4) となるようにトランス2の各巻線を設計すれば、トラン
ス2の励磁エネルギーは時刻t3には完全に放出され
る。以後、時刻t4までの動作は実施の形態1のゲート
駆動回路と同様である。
【0040】以上、実施の形態2におけるゲート駆動回
路においても、実施の形態1と同様、すなわち、動作安
定性に優れ、かつ信頼性の高いゲート駆動回路が得られ
る効果がある。
【0041】実施の形態2の変形例.なお、図4に示し
たゲート駆動回路の構成は、図5に示す実施の形態2の
変形例であるゲート駆動回路の様にクランプ回路
4’’’を構成しても、上述の本発明の実施の形態2に
おけるゲート駆動回路と全く同様の効果、すなわち、動
作安定性に優れ、かつ信頼性が高いという効果を奏す
る。
【0042】クランプ回路4’’’では、トランス2の
一次巻線2aと同方向に巻き上げたトランス2の三次巻
線2cの一端が逆電流阻止用のダイオード4a’’’
(第1のダイオード)のカソード端子と接続され、さら
に逆電流阻止用のダイオード4a’’’のアノード端子
が駆動電源1の正電圧側とトランス2の一次巻線2aの
一端の間に接続され、トランス2の三次巻線2cの他端
が駆動電源1の負電圧側と駆動用の第1の半導体スイッ
チ(第2の電界効果トランジスタ)3の出力端子の一つ
(ソース端子)の間に接続されている。
【0043】本構成では、実施の形態3におけるゲート
駆動回路において、直列に接続されたトランス2の三次
巻線2cと逆電流阻止用のダイオード4a’’の順序が
入れ代わったのみであり、実施の形態2の変形例である
ゲート駆動回路に関しても、実施の形態2のゲート駆動
回路と同様の機能を果たすため、同一の効果が得られ
る。
【0044】実施の形態1、2において、駆動用の第1
の半導体スイッチ3として上述の電界効果トランジスタ
の代りに、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IG
BT)等の絶縁ゲート型素子を用いても同様の効果を奏
する。また、駆動対象である第2の半導体スイッチ5と
して上述の電界効果トランジスタの代りに、接合型トラ
ンジスタあるいはIGBTを用いても同様の効果を奏す
ることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明に係るゲート駆動回路では、駆動
電源と、上記駆動電源に直列に接続されたトランスの一
次巻線および入力電圧によってオン/オフする第1の半
導体スイッチと、上記トランスの一次巻線の両端に接続
されたクランプ回路と、上記トランスの二次巻線で上記
駆動電源の正電圧側に対応する一端に制御端子が接続さ
れ、上記トランスの二次巻線で上記駆動電源の負電圧側
に対応する他端に出力端子の一つが接続され、上記トラ
ンスの二次巻線の両端に生じる電圧によってオン/オフ
する第2の半導体スイッチと、上記トランスの二次巻線
の一端にドレイン端子が、他端にソース端子およびゲー
ト端子がそれぞれ接続され、上記トランスの二次巻線の
両端に逆電圧が発生した場合にオンする第1の電界効果
トランジスタと、を備えたので、駆動電源とクランプ回
路によって予め設定された電圧より高い電圧がゲート電
荷放電用の第1の電界効果トランジスタ及び駆動対象と
なる第2の半導体スイッチにおけるそれぞれの制御/出
力端子間に印加される事態を防止できるため、過電圧に
よるゲート電荷放電用の第1の電界効果トランジスタ及
び駆動対象となる第2の半導体スイッチの破壊を有効に
防止できる結果、信頼性の高いゲート駆動回路が得ら
れ、さらに、駆動用の第1の半導体スイッチオフ時に
は、ゲート電荷放電用の第1の電界効果トランジスタが
オンするので、第2の半導体スイッチはゲート電荷が急
速に放電されてオフするとともに、トランスの励磁エネ
ルギー放出後の逆電圧により生じるバックスイングと呼
ばれる現象の影響によって駆動対象となる第2の半導体
スイッチがオンするといった誤動作が効果的に防止で
き、動作安定性に優れたゲート駆動回路が得られる。
【0046】また、本発明に係るゲート駆動回路では、
上記クランプ回路が、双方のカソード端子を介して直列
に接続されたツェナーダイオードと第1のダイオードで
構成され、上記ツェナーダイオードのアノード端子が上
記駆動電源の正電圧側に対応する上記トランスの一次巻
線の一端に、上記第1のダイオードのアノード端子が上
記トランスの一次巻線の他端にそれぞれ接続されたの
で、駆動電源とクランプ回路によって予め設定された電
圧より高い電圧がゲート電荷放電用の第1の電界効果ト
ランジスタ及び駆動対象となる第2の半導体スイッチに
おけるそれぞれの制御/出力端子間に印加される事態を
防止できるため、過電圧によるゲート電荷放電用の第1
の電界効果トランジスタ及び駆動対象となる第2の半導
体スイッチの破壊を有効に防止できる結果、信頼性の高
いゲート駆動回路が得られる。
【0047】また、本発明に係るゲート駆動回路では、
上記クランプ回路が、上記トランスの一次巻線の一端と
上記駆動電源の負電圧側間に直列に接続された上記トラ
ンスの一次巻線と同方向に巻き上げられた三次巻線およ
び第1のダイオードで構成されたので、駆動電源とクラ
ンプ回路によって予め設定された電圧より高い電圧がゲ
ート電荷放電用の第1の電界効果トランジスタ及び駆動
対象となる第2の半導体スイッチにおけるそれぞれの制
御/出力端子間に印加される事態を防止できるため、過
電圧によるゲート電荷放電用の第1の電界効果トランジ
スタ及び駆動対象となる第2の半導体スイッチの破壊を
有効に防止できる結果、信頼性の高いゲート駆動回路が
得られる。
【0048】また、本発明に係るゲート駆動回路では、
駆動電源と、上記駆動電源に直列に接続されたトランス
の一次巻線および入力電圧によってオン/オフする第1
の半導体スイッチと、ツェナーダイオードで構成され、
上記ツェナーダイオードのカソード端子が上記トランス
の一次巻線の他端に、上記ツェナーダイオードのアノー
ド端子が上記駆動電源の負電圧側にそれぞれ接続されて
いるクランプ回路と、上記トランスの二次巻線で上記駆
動電源の正電圧側に対応する一端に制御端子が接続さ
れ、上記トランスの二次巻線で上記駆動電源の負電圧側
に対応する他端に出力端子の一つが接続され、上記トラ
ンスの二次巻線の両端に生じる電圧によってオン/オフ
する第2の半導体スイッチと、上記トランスの二次巻線
の一端にドレイン端子が、他端にソース端子およびゲー
ト端子がそれぞれ接続され、上記トランスの二次巻線の
両端に逆電圧が発生した場合にオンする第1の電界効果
トランジスタと、を備えたので、駆動電源とクランプ回
路によって予め設定された電圧より高い電圧がゲート電
荷放電用の第1の電界効果トランジスタ及び駆動対象と
なる第2の半導体スイッチにおけるそれぞれの制御/出
力端子間に印加される事態を防止できるため、過電圧に
よるゲート電荷放電用の第1の電界効果トランジスタ及
び駆動対象となる第2の半導体スイッチの破壊を有効に
防止できる結果、信頼性の高いゲート駆動回路が得られ
る。
【0049】また、本発明に係るゲート駆動回路では、
上記第1の電界効果トランジスタのソース/ゲート端子
間に接続された第1の抵抗器と、アノード端子が上記第
1の電界効果トランジスタのソース端子に、カソード端
子が上記第1の電界効果トランジスタのゲート端子にそ
れぞれ接続された第2のダイオードと、をさらに備えた
ので、第2の半導体スイッチはゲート電荷が急速に放電
されてオフする効果がある。
【0050】また、本発明に係るゲート駆動回路では、
上記トランスの二次巻線の両端に接続された第2の抵抗
器をさらに備えたので、トランスの励磁エネルギー放出
後の逆電圧により生じるバックスイングと呼ばれる現象
の影響によって駆動対象となる第2の半導体スイッチが
オンするといった誤動作が効果的に防止でき、動作安定
性に優れたゲート駆動回路が得られる。
【0051】また、本発明に係るゲート駆動回路では、
上記第1の半導体スイッチが第2の電界効果トランジス
タで構成されたので、入力電圧に対して第1の半導体ス
イッチを効果的にオン/オフできる。
【0052】また、本発明に係るゲート駆動回路では、
上記第2の半導体スイッチが第3の電界効果トランジス
タで構成され、上記トランスの二次巻線の一端と上記第
3の電界効果トランジスタのゲート端子が接続され、上
記トランスの二次巻線の他端と上記第3の電界効果トラ
ンジスタのソース端子が接続されていることとしたの
で、第2の半導体スイッチを効果的にオン/オフでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のゲート駆動回路図である。
【図2】 実施の形態1のゲート駆動回路のタイミング
チャートである。
【図3】 実施の形態1の変形例のゲート駆動回路図で
ある。
【図4】 実施の形態2のゲート駆動回路図である。
【図5】 実施の形態2の変形例のゲート駆動回路図で
ある。
【図6】 従来のゲート駆動回路図である。
【符号の説明】
1 駆動電源、 2 トランス、 2a トランス入力
側の一次巻線、 2bトランス出力側の二次巻線、 2
c トランス入力側の三次巻線、 3 駆動用の第1の
半導体スイッチ(第2の電界効果トランジスタ)、 3
a ゲート端子、 4、4’、4’’、4’’’ クラ
ンプ回路、 4a、4a’’、4a’’’ ダイオード
(第1のダイオード)、 4b、4b’ ツェナーダイ
オード、 5 第2の半導体スイッチ(第3の電界効果
トランジスタ)、 5a ゲート入力容量、 6 電界
効果トランジスタ(第1の電界効果トランジスタ)、6
a 寄生ダイオード、 7 ゲート/ソース端子間抵抗
器(第1の抵抗器)、8 ダイオード(第2のダイオー
ド)、 9 抵抗器(第2の抵抗器)、 101 駆動
電源、 102 トランス入力側の一次巻線、 103
ダイオード、 104 抵抗器、 105 駆動対象
となるMOSFET、 106 ゲート入力容量、 1
07 駆動用接合型トランジスタ、 107a 駆動用
接合型トランジスタのベース端子、 112 電流制御
用の抵抗器、 113 抵抗器、 114 接合型トラ
ンジスタ、 115 ダイオード、 121 抵抗器、
141 抵抗器、 151 ダイオード、 201 ト
ランスの一次巻線、202 二次巻線、 203 別巻
線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H740 AA04 BA11 BB01 BC01 BC02 JA01 JB02 KK03 LL05 MM05 5J055 AX25 AX32 AX37 BX16 CX24 DX12 DX55 EX07 EX11 EY01 EY07 EY12 EY21 EZ16 EZ62 EZ67 FX12 FX17 FX35 GX00 GX01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動電源と、前記駆動電源に直列に接続
    されたトランスの一次巻線および入力電圧によってオン
    /オフする第1の半導体スイッチと、前記トランスの一
    次巻線の両端に接続されたクランプ回路と、前記トラン
    スの二次巻線で前記駆動電源の正電圧側に対応する一端
    に制御端子が接続され、前記トランスの二次巻線で前記
    駆動電源の負電圧側に対応する他端に出力端子の一つが
    接続され、前記トランスの二次巻線の両端に生じる電圧
    によってオン/オフする第2の半導体スイッチと、前記
    トランスの二次巻線の一端にドレイン端子が、他端にソ
    ース端子およびゲート端子がそれぞれ接続され、前記ト
    ランスの二次巻線の両端に逆電圧が発生した場合にオン
    する第1の電界効果トランジスタと、を備えたことを特
    徴とするゲート駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記クランプ回路が、双方のカソード端
    子を介して直列に接続されたツェナーダイオードと第1
    のダイオードで構成され、前記ツェナーダイオードのア
    ノード端子が前記駆動電源の正電圧側に対応する前記ト
    ランスの一次巻線の一端に、前記第1のダイオードのア
    ノード端子が前記トランスの一次巻線の他端にそれぞれ
    接続されていることを特徴とする請求項1項記載のゲー
    ト駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記クランプ回路が、前記トランスの一
    次巻線の一端と前記駆動電源の負電圧側間に直列に接続
    された前記トランスの一次巻線と同方向に巻き上げられ
    た三次巻線および第1のダイオードで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1項記載のゲート駆動回路。
  4. 【請求項4】 駆動電源と、前記駆動電源に直列に接続
    されたトランスの一次巻線および入力電圧によってオン
    /オフする第1の半導体スイッチと、ツェナーダイオー
    ドで構成され、前記ツェナーダイオードのカソード端子
    が前記トランスの一次巻線の他端に、前記ツェナーダイ
    オードのアノード端子が前記駆動電源の負電圧側にそれ
    ぞれ接続されているクランプ回路と、前記トランスの二
    次巻線で前記駆動電源の正電圧側に対応する一端に制御
    端子が接続され、前記トランスの二次巻線で前記駆動電
    源の負電圧側に対応する他端に出力端子の一つが接続さ
    れ、前記トランスの二次巻線の両端に生じる電圧によっ
    てオン/オフする第2の半導体スイッチと、前記トラン
    スの二次巻線の一端にドレイン端子が、他端にソース端
    子およびゲート端子がそれぞれ接続され、前記トランス
    の二次巻線の両端に逆電圧が発生した場合にオンする第
    1の電界効果トランジスタと、を備えたことを特徴とす
    るゲート駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の電界効果トランジスタのソー
    ス/ゲート端子間に接続された第1の抵抗器と、アノー
    ド端子が前記第1の電界効果トランジスタのソース端子
    に、カソード端子が前記第1の電界効果トランジスタの
    ゲート端子にそれぞれ接続された第2のダイオードと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または4記載
    のゲート駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記トランスの二次巻線の両端に接続さ
    れた第2の抵抗器をさらに備えたことを特徴とする請求
    項1または4記載のゲート駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の半導体スイッチが、第2の電
    界効果トランジスタで構成されていることを特徴とする
    請求項1または4記載のゲート駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記第2の半導体スイッチが第3の電界
    効果トランジスタで構成され、前記トランスの二次巻線
    の一端と前記第3の電界効果トランジスタのゲート端子
    が接続され、前記トランスの二次巻線の他端と前記第3
    の電界効果トランジスタのソース端子が接続されている
    ことを特徴とする請求項1または4記載のゲート駆動回
    路。
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