JP2006042462A - パワースイッチとこれを用いたスイッチング電源 - Google Patents

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嗣礎 西原
Akiyuki Komatsu
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Abstract

【課題】電力損失が大きかった。
【解決手段】 高周波信号が誘導されるコイル24と、このコイル24の一方に接続された抵抗25と、この抵抗25に接続されたトランジスタ26と、このトランジスタ26のゲート端子とソース端子との間に接続されたダイオード27と、このダイオード27に接続されたトランジスタ28と、このトランジスタ28のドレイン端子に接続された入力端子29と、コイル24の他方とトランジスタ26のドレイン端子とトランジスタ28のソース端子とに接続された出力端子30とを備え、トランジスタ28のゲートとソース間の浮遊容量32は、トランジスタ26のゲートとソース間の浮遊容量33より大きなトランジスタを用いたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高周波信号でオン・オフ制御するパワースイッチとこれを用いたスイッチング電源に関するものである。
以下、従来のパワースイッチについて説明する。従来のパワースイッチは図7に示すような構成であった。即ち、図7において、1は略300KHzの矩形波信号(高周波信号の一例として用いた)を出力する発振器である。この発振器1の出力はトランス2の1次側コイル3に接続されている。
また、このトランス2の2次側コイル4の一方の端4aは抵抗5を介してNチャンネルMOS型トランジスタ6のゲート端子6aに接続されており、このトランジスタ6のドレイン端子6bは入力端子7に接続されている。また、このトランジスタ6のソース端子6cは2次側コイル4の他方の端4bに接続されるとともに出力端子8にも接続されていた。なお、9はトランジスタ6のゲートとソース間に形成される浮遊容量である。
以上のように構成されたパワースイッチについて、以下にその動作を説明する。発振器1から出力される矩形波信号はトランス2の2次側コイル4に誘導される。この信号波形を図8(a)に示す。図8(a)において、11はトランス2の2次側コイル4に電磁誘導された矩形波信号である。この矩形波信号11は、その電圧が約30Vであって、周波数が約300KHzである。
この矩形波信号11は正の半サイクルにおいて、抵抗5を介してトランジスタ6のゲート端子6aに供給される。そうすると、このトランジスタ6はオンしてドレイン端子6bとソース端子6c間が導通状態になる。即ち、入力端子7と出力端子8とが導通する。また、この正の半サイクルにおいて、矩形波信号11はゲート端子6aに供給されるともに、浮遊容量9を充電する。
次に負の半サイクルにおいて、浮遊容量6に充電された電荷は抵抗5を介して放電される。そうすると、このトランジスタ6はオフしてドレイン端子6bとソース端子6c間が高抵抗状態になる。即ち、入力端子7と出力端子8とが開放される。
図8(b)は、トランジスタ6のゲート端子6aにおける矩形波信号11aの信号波形を示している。即ち、矩形波信号11aは浮遊容量9を充電するため、正の半サイクルにおける立ち上がりでは12に示すような曲線になる。また、正の半サイクルにおける立下りでは浮遊容量9に充電された電荷が抵抗5を介して放電するため13に示すような曲線になる。
このようにして、トランジスタ6のゲート端子6aに供給される矩形波信号11aにより、トランジスタ6がオン・オフし、入力端子7と出力端子8との間が導通或いは開放される。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開昭56−12126号公報
しかしながらこのような従来のパワースイッチでは、トランジスタ6のゲートとソース間の浮遊容量9に充電された電荷が抵抗5を介して放電される。この放電により抵抗5で消費される電力が損失となる。図8(b)における斜線部分14がこの損失に該当する。この抵抗5で消費される電力は、浮遊容量9と、矩形波信号11の周波数と、電圧の二乗の積に比例する。即ち、電力損失は電圧の二乗に比例する。従って、この電力損失を如何に下げるかが重要な問題となる。
そこで本発明はこの問題を解決したもので、電力損失の少ないパワースイッチを提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明のパワースイッチは、高周波信号が誘導されるコイルと、このコイルの一方の端がその一端側に接続された抵抗と、この抵抗の他端側がゲート端子に接続されたPチャンネルMOS型の第1のトランジスタと、この第1のトランジスタのゲート端子とソース端子との間に接続されるとともに前記ゲート端子側をアノード側としたダイオードと、このダイオードのカソード側がゲート端子に接続されたNチャンネルMOS型の第2のトランジスタと、この第2のトランジスタのドレイン端子に接続された入力端子と、前記コイルの他方の端子と前記第1のトランジスタのドレイン端子と前記第2のトランジスタのソース端子とに接続された出力端子とを備え、前記第2のトランジスタのゲートとソース間の浮遊容量は、前記第1のトランジスタのゲートとソース間の浮遊容量より大きなトランジスタを用いたものである。これにより、初期の目的を達成することができる。

以上のように本発明は、高周波信号が誘導されるコイルと、このコイルの一方の端がその一端側に接続された抵抗と、この抵抗の他端側がゲート端子に接続されたPチャンネルMOS型の第1のトランジスタと、この第1のトランジスタのゲート端子とソース端子との間に接続されるとともに前記ゲート端子側をアノード側としたダイオードと、このダイオードのカソード側がゲート端子に接続されたNチャンネルMOS型の第2のトランジスタと、この第2のトランジスタのドレイン端子に接続された入力端子と、前記コイルの他方の端子と前記第1のトランジスタのドレイン端子と前記第2のトランジスタのソース端子とに接続された出力端子とを備え、前記第2のトランジスタのゲートとソース間の浮遊容量は、前記第1のトランジスタのゲートとソース間の浮遊容量より大きなトランジスタを用いたものである。
従って、抵抗の他端側と第2のトランジスタのゲート端子との間にダイオードが挿入されているので、コイルに誘導された高周波信号は半波整流されることになる。このことにより、第2のトランジスタのゲート端子に加わる電圧は略半分になる。従って、電力損失は略4分の1になる。
ここで、第1のトランジスタのゲートとソース間の浮遊容量は、第2のトランジスタのゲートとソース間の浮遊容量より小さいので、この第1のトランジスタの浮遊容量に充電された電荷の放電による電力損失は小さい。
また、電荷の放電時においては、第1のトランジスタはオンとなるので、この第1のトランジスタのソース端子とドレイン端子間は導通状態となり、抵抗負荷に比べて放電時間が短く電力損失は少なくなる。更に、電力損失が少なくなるので、発熱も小さくなる。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1におけるパワースイッチの回路図である。図1において、21は略300KHzの矩形波(高周波信号の一例として用いた。なお、これは正弦波信号や鋸歯状波信号であっても良い。)を出力する発振器である。この発振器21の出力はトランス22の1次側コイル23に接続されている。
また、このトランス22の2次側コイル24の一方の端24aは、約100オームの抵抗25(この抵抗は、30オームから1Kオーム程度の抵抗を使用することができる。)を介して、PチャンネルのMOS型電界効果トランジスタ26のゲート端子26aに接続されている。このトランジスタ26のソース端子26cとゲート端子26aとの間にはダイオード27が接続されている。このダイオード27のアノード側27aはゲート端子26aに接続されており、カソード側27bはソース端子26cに接続されている。また、このトランジスタ26のドレイン端子26bは、2次側コイル24の他方の端24bに接続される。
そして、このダイオード27のカソード側27bは、NチャンネルのMOS型電界効果トランジスタ28のゲート端子28aに接続されており、このトランジスタ28のドレイン端子28bは入力端子29に接続されている。また、このトランジスタ28のソース端子28cは2次側コイル24の他方の端24bに接続されるとともに出力端子30にも接続されている。
また、トランジスタ26のソース端子26cとドレイン端子26bとの間には保護用のダイオード31が接続されている。このダイオード31のカソード側31bはトランジスタ26のソース端子26cに接続されており、アノード側31aはドレイン端子26bに接続されている。
なお、32はトランジスタ28のゲートとソース間に形成される浮遊容量であり、略10000pFの静電容量を有している。また、トランジスタ26のゲートとソース間にも浮遊容量33が形成されているが、この浮遊容量は1000pF以下の小さいものを用いている。
以上のように構成されたパワースイッチについて、以下にその動作を説明する。発振器21から出力される矩形波信号はトランス22の2次側コイル24に誘導される。この信号波形を図2(a)に示す。図2(a)において、35はトランス22の2次側コイル24に電磁誘導された矩形波信号である。この矩形波信号35は、その電圧(ピーク間電圧)が約30Vであって、周波数が約300KHzである。38は、0Vラインである。縦軸39は電圧レベルであり、横軸40は時間である。
この矩形波信号35は正の半サイクルにおいて、抵抗25とダイオード27を介してトランジスタ28のゲート端子28aに供給される。そうすると、このトランジスタ28はオンしてドレイン端子28bとソース端子28c間が導通状態になる。即ち、入力端子29と出力端子30とが導通する。また、この正の半サイクルにおいて、矩形波信号35は、ダイオード27で半波整流されて図2(b)に示すように、電圧の値が矩形波信号35の略半分の信号36になる。
この信号36がトランジスタ28のゲート端子28aに加わると、トランジスタ28のゲートとドレイン間の浮遊容量32に充電される。この信号は、その立ち上がりにおいては浮遊容量32により鈍って図2(c)に示す立ち上がり部37aを有する信号37になる。即ち、立ち上がり部37aが鈍った波形になる。この信号37によりトランジスタ28はオン状態になり、ドレイン端子28bとソース端子28c間が導通状態となる。即ち、入力端子29と出力端子30との間が導通状態になる。
次に負の半サイクルにおいて、浮遊容量32に充電された電荷は、トランジスタ26のソース端子26cとドレイン端子26bが導通状態になるので、このトランジスタ26を介して低抵抗(数ミリオーム)で直接放電される。即ち、立下り部37bのように急峻にオフされる。従って放電速度は従来に比べて格段に速くなる。この立下り部37bによりトランジスタ28はオフ状態になり、ドレイン端子28bとソース端子28c間が開放状態となる。即ち、入力端子29と出力端子30との間が開放状態になる。
なお、トランジスタ26のゲートとドレイン間にも浮遊容量33が存在し、この浮遊容量33に充電された電荷は抵抗25を介して放電される、しかし、浮遊容量33の両端にダイオード27が順方向に挿入されているので、その電圧は極めて小さく浮遊容量33に充電される電荷は極端に少ない。また、このトランジスタ26の浮遊容量33はトランジスタ28の浮遊容量32の10分の1以下のものを使用している。従って、結論としてトランジスタ26の浮遊容量33による電力損失は無視することができる。
ここで、このパワースイッチにおいて、コイル24とトランジスタ26のゲート端子26aとの間の距離より、トランジスタ26のソース端子26cとトランジスタ28のゲート端子28aとの間の距離を短くしておくことが重要である。これは、浮遊容量32の放電経路に有害なインダクタンス等を生じさせないためである。
なお、トランジスタ26のソース端子26cとドレイン端子26bとの間にはダイオード31を挿入してトランジスタ26を保護している。
以上説明したように本実施例においては、抵抗25の他端側とトランジスタ28のゲート端子28aとの間にダイオード27が挿入されているので、コイル24に誘導された矩形波信号は半波整流されることになる。このことにより、トランジスタ28のゲート端子28aに加わる電圧は略半分になる。ここで、トランジスタ28のゲートとソース間の浮遊容量32に充電された電荷の放電による電力損失は電圧の二乗に比例するので、電圧が半分になると電力損失は4分の1になる。なお、ここでトランジスタ26、28のオン・オフによる電力損失は、浮遊容量と周波数と電圧の二乗の積となる。本実施の形態において、電力損失はトランジスタ28が支配的となり、トランジスタ26による電力損失は無視することができる。
また、浮遊容量32に充電された電荷の放電時において、トランジスタ26がオンとなるので、このトランジスタ26のソース端子26cとドレイン端子26b間は導通状態となり、抵抗負荷に比べて放電時間が短く電力損失は少なくなる。また、電力損失が少なくなるので、発熱も小さくなる。
(実施例2)
以下、実施例2について説明する。実施例2は実施例1で述べたパワースイッチを2個直列に接続したスイッチング電源であり、図3はその回路図である。図3において、41は実施の形態1で述べたパワースイッチであり、各部品には添え字dを付している。また、42も実施の形態1で述べたパワースイッチであり、各部品には添え字eを付してパワースイッチ41と42とを区別している。
以上のように区別されたパワースイッチ41の出力端子30dとパワースイッチ42の入力端子29eとが接続され、その接続点43からコンデンサ44を介して電源トランス45の1次側のコイル45aの一方の端に接続されている。
また、このコイル45aの他方の端は、パワースイッチ42の出力端子30eに接続されるとともにグランド側の電源入力端子46にも接続されている。47は高圧側の電源入力端子であり、パワースイッチ41の入力端子29dに接続されている。この電源端子47、46の間には約450Vの直流電源が加えられている。48は電源端子46,47間に接続されたコンデンサである。
電源トランス45の2次側コイル45bの一方の端は整流ダイオード49を介してプラス側の出力端子50に接続されている。また、電源トランス45の2次側コイル45bの他方の端も整流ダイオード51を介して出力端子50に接続されている。この整流ダイオード49,51は共にアノード側が2次側コイル45b側としている。
電源トランス45の中点45cはグランド側の出力端子52に直接接続されている。53は出力端子50,52間に接続された平滑用のコンデンサである。
ここで、実施例1で説明した各素子については添え字d、eを付して対応させており、その接続や働きは実施例1と同じである。即ち、コイル24に対応してコイル24d、24e、抵抗25に対応して抵抗25d,25e,トランジスタ26、28に対応してトランジスタ26d、26e、28d、28e、ダイオード27,31に対応してダイオード27d、27e、31d、31e、入力端子29に対応して入力端子29d、29e、出力端子30に対応して出力端子30d、30eとしている。
以上のように構成されたスイッチング電源について、以下にその動作を説明する。発振器21から出力される約300KHz(30KHz〜1MHzであれば良い)の矩形波信号(正弦波信号或いは鋸歯状波信号であっても良い)は、トランス22で約30V(10V〜50V程度の信号であってトランジスタ28d、28eをオンできる電圧)の信号に変換される。この30Vに変換された信号はお互いに逆相の信号として、パワースイッチ41、42のオン・オフを制御する。即ち、この信号が正相のときは、パワースイッチ41がオンとなり、パワースイッチ42がオフとなる。逆にこの信号が逆相のときは、パワースイッチ41がオフとなり、パワースイッチ42がオンとなる。
従って、約450Vの直流電圧が加えられたパワースイッチ41,42が前記矩形波信号で交互にオン・オフされる。そうすると電源トランス45の1次側コイル45aにこの300KHzで450Vの矩形波信号がコンデンサ44を介して加わり、次の半サイクルでこのコンデンサ44に充電された電荷が放電される。このことにより2次側コイル45bに1次側コイル45aに加わった電圧が電磁誘導される。この2次側コイル45bに誘起する電圧は、1次コイル45aと2次コイル45bの巻数比に正比例して決定される。本実施の形態では、2次側コイル45bに500Vの電圧が誘起するようにしている。
そして、この2次側コイル45bに誘起した電圧はダイオード49と51で全波整流されて出力端子50、52に出力されるものである。なお、この全波整流された出力波形をコンデンサ53で平滑して、高品質の直流にしている。
以上のように、本実施例においては、電源トランスの1次側コイル45aを本発明のパワースイッチ41,42を用いてスイッチングしているので、従来のスイッチング電源と比べて電力損失が少ない。また、発熱も少なくなる。
(実施例3)
図4は、実施例3におけるスイッチング電源の回路図である。図4において実施例1,2と同じものについては同一番号を付して説明を簡略化している。実施例3は電源トランス45の1次側コイル45aのスイッチングを4個のパワースイッチ41a、42a、41b、42bをいわゆる「H」型に接続したものである。
即ち、電源端子47と電源端子46との間にこの順に直列接続されたパワースイッチ41aとパワースイッチ42aとの第1の直列接続体と、この第1の直列接続体と並列に接続されたパワースイッチ41bとパワースイッチ42bとがこの順に接続された第2の直列接続体とを設け、前記パワースイッチ41aとパワースイッチ42aの接続点と、前記パワースイッチ41bとパワースイッチ42bの接続点との間に電源トランス45の1次コイル45aを接続したものである。
そして、発振器21から出力される矩形波信号を2次側コイル24dから取り出し、この信号でパワースイッチ41aとパワースイッチ42bのオン・オフを制御するとともに、発振器21から出力される矩形波信号をコイル24e(コイル24dと比べて逆相)から取り出し、この信号でパワースイッチ41bとパワースイッチ42aのオン・オフを制御するものである。
このスイッチング電源の動作は、コイル24dからの出力が正の半サイクルのとき(コイル24eは負の半サイクル)、パワースイッチ41aとパワースイッチ42bがオンとなる。従って、電流は電源端子47からパワースイッチ41aを通って、矢印55に示すように電源トランス45の1次側コイル45aを正方向に通り、次にパワースイッチ42bを介して電源端子46へと流れる。
次に、コイル24eからの出力が正の半サイクルのとき(コイル24dは負の半サイクル)、パワースイッチ41bとパワースイッチ42aがオンとなる。従って、電流は電源端子47からパワースイッチ41bを通って、矢印56に示すように電源トランス45の1次側コイル45aを逆方向に通り、次にパワースイッチ42aを介して電源端子46へと流れる。
このようにして、電源トランス45の1次側コイル45aには、発振器21と同じ周波数で交互に逆方向の電流が流れることになる。このようにして交互に生じた電源は2次側コイル45bに電磁誘導される。そして、実施例2と同様整流ダイオード49,51で整流されるとともにコンデンサ53で平滑されて直流となる。そして、出力端子50,52から出力される。
以上のように、電源トランス45の1次側コイル45aを本発明のパワースイッチ41a,42b、41b、42aを用いてスイッチングしているので、従来のスイッチング電源と比べて電力損失が少ない。また、発熱も小さくなる。また、実施例2と比べてコンデンサ44を省略することができる。
(実施例4)
図5は、実施例4におけるスイッチング電源の回路図である。図5において実施例1,2と同じものについては同一番号を付して説明を簡略化している。実施例4は実施例2における整流ダイオード49,51を本発明のパワースイッチ61、62で置き換えたものである。従って、トランジスタ28のドレイン端子とソース端子との間の抵抗は小さい(数ミリオーム)ので、整流ダイオード49,51に比べて電圧降下は少なく、損失も少なくなる。従って発熱も小さくなるという特徴を有するものである。
図5において、電源端子47,46から電源トランス45までの構成は実施例2に示した図3と同様である。従って、本実施例では、電源トランス45以降について説明する。電源トランス45の2次側コイル45bの一方の端は制御トランス63の一方の1次コイル63aを介してパワースイッチ61の入力端子29gに接続されている。そして、このパワースイッチ61の出力端子30gは出力端子50に接続されている。
同様に、電源トランス45の2次側コイル45bの他方の端は制御トランス63の他方の1次コイル63bを介してパワースイッチ62の入力端子29hに接続されている。そして、パワースイッチ62の出力端子30hは出力端子50に接続されている。
また、電源トランス45の2次側コイル45bの中点45cは出力端子52に接続されている。53は出力端子50と出力端子52との間に挿入された平滑用のコンデンサである。
制御トランス63の2次側コイル24gは抵抗25gとダイオード27g及びトランジスタ26gの並列接続体を介してトランジスタ28gのゲート端子28aに接続されている。同様に、制御トランス63の2次側コイル24hは抵抗25hとダイオード27h及びトランジスタ26hの並列接続体を介してトランジスタ28hのゲート端子28hに接続されている。
ここで、パワースイッチ61,62は実施例1で説明した各素子について添え字を付して対応させており、その接続や働きは実施例1と同じである。即ち、コイル24に対応してコイル24g、24h、抵抗25に対応して抵抗25g,25h,トランジスタ26、28に対応してトランジスタ26g、26h、28g、28h、ダイオード27,31に対応してダイオード27g、27h、31g、31h、入力端子29に対応して入力端子29g、29h、出力端子30に対応して出力端子30g、30hとしている。
以上のように構成されたスイッチング電源について、以下にその動作を説明する。即ち、電源トランス45の2次側コイル45bの正の半サイクルでは、パワースイッチ61のトランジスタ28gがオンされる。従って、2次側コイル45bの正の半サイクルが出力端子50から出力される。そして、負の半サイクルでは、トランジスタ28gはオフされる。
この負の半サイクルのとき、パワースイッチ62では正の半サイクルとなる。従って、このときは、トランジスタ28hがオンとなり、2次側コイル45bの負の半サイクルが出力端子50から出力される。
このようすを図6を用いて説明する。図6(a)は、トランジスタ28gのゲート端子の波形64である。この波形64の正の部分でトランジスタ28gがオンされ、ドレイン端子とソース端子が導通状態となる。
図6(b)は、トランジスタ28hのゲート端子波形65である。これはトランジスタ28gのゲート端子の波形64と180度の位相差を有したものである。そして、この波形65の正の部分でトランジスタ28hがオンされ、ドレイン端子とソース端子が導通状態となる。
トランジスタ28gとトランジスタ28hとはソース端子が接続されているので、これらの波形64,65は合成されて、図6(c)に示す整流波形66のようになる。この整流波形66はスパイク状のひげ66aを含んでおり、このひげ66aはコンデンサ53で平滑される。そして、図6(d)に示すように直流波形67と成って出力端子50,52から出力される。
このように、本実施例では、パワースイッチ61,62を用いて整流するものである。従って、トランジスタ28g、28hのドレイン端子とソース端子間の抵抗(数ミリオーム)は、整流ダイオード49,51に比べて小さいので、整流ダイオード49,51を使って整流するものに比べて損失が少ない。
また、本実施例においては、電源トランス45の1次側コイル45aも本発明のパワースイッチ41,42を用いてスイッチングしているので、従来のスイッチング電源と比べて電力損失が少なく、また発熱も少なくなる。
本発明にかかるパワースイッチは、電力損失が少ないので、スイッチング電源等に用いることができる。
本発明の実施例1におけるパワースイッチの回路図 (a)は同、制御入力波形図(b)は同、ダイオードの出力波形図(c)は同、トランジスタのゲート端子の波形図 本発明の実施例2におけるスイッチング電源の回路図 本発明の実施例3におけるスイッチング電源の回路図 本発明の実施例4におけるスイッチング電源の回路図 (a)は同、第1のトランジスタのゲート端子の信号波形図(b)は同、第2のトランジスタのゲート端子の信号波形図(c)は同、合成出力波形図(d)は同、出力端子の信号波形図 従来のパワースイッチの回路図 (a)は同、制御入力波形図(b)は同、トランジスタのゲート端子の波形図
符号の説明
21 発信器
22 トランス
25 抵抗
26 トランジスタ
27 ダイオード
28 トランジスタ
29 入力端子
30 出力端子
32 浮遊容量
33 浮遊容量

Claims (5)

  1. 高周波信号が誘導されるコイルと、このコイルの一方の端がその一端側に接続された抵抗と、この抵抗の他端側がゲート端子に接続されたPチャンネルMOS型の第1のトランジスタと、この第1のトランジスタのゲート端子とソース端子との間に接続されるとともに前記ゲート端子側をアノード側としたダイオードと、このダイオードのカソード側がゲート端子に接続されたNチャンネルMOS型の第2のトランジスタと、この第2のトランジスタのドレイン端子に接続された入力端子と、前記コイルの他方の端子と前記第1のトランジスタのドレイン端子と前記第2のトランジスタのソース端子とに接続された出力端子とを備え、前記第2のトランジスタのゲートとソース間の浮遊容量は、前記第1のトランジスタのゲートとソース間の浮遊容量より大きなトランジスタを用いたパワースイッチ。
  2. コイルと第1のトランジスタのゲート端子との間の距離より、前記第1のトランジスタのソース端子と第2のトランジスタのゲート端子との間の距離を短くした請求項1に記載のパワースイッチ。
  3. 第1のトランジスタのソース端子とドレイン端子との間に第2のダイオードを接続し、この第2のダイオードのカソード側は前記第1のトランジスタのソース側とした請求項1に記載のパワースイッチ。
  4. 請求項1に記載のパワースイッチを電源トランス1次側コイルのスイッチング素子として用いたスイッチング電源。
  5. 整流回路の整流素子として請求項1に記載のパワースイッチを用いたスイッチング電源。
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