JP2003284238A - ソレノイド駆動用のスイッチング素子の保護方法及び保護回路 - Google Patents

ソレノイド駆動用のスイッチング素子の保護方法及び保護回路

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JP2003284238A
JP2003284238A JP2002076387A JP2002076387A JP2003284238A JP 2003284238 A JP2003284238 A JP 2003284238A JP 2002076387 A JP2002076387 A JP 2002076387A JP 2002076387 A JP2002076387 A JP 2002076387A JP 2003284238 A JP2003284238 A JP 2003284238A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体格及びコストの面で不利なコイルを使用せ
ずに、ソレノイドのショート時にソレノイド駆動用のス
イッチング素子に過大な電流が流れるのを防止する保護
回路を提供する。 【解決手段】 スイッチング素子13はソレノイド14と直
列に接続されるとともに、駆動回路16により駆動されて
バッテリ12からソレノイド14への電力供給を制御する。
検出回路18はソレノイド14に流れる過電流をシャント抵
抗Rsを用いて検出する。検出回路18から過電流検出信
号が出力されると、駆動回路16の駆動が停止される。ソ
レノイド14と検出回路18との間に電圧駆動素子17として
のMOSFETが直列に接続され、そのゲートに所定の
バイアス電圧Vcが印加されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソレノイド駆動用
のスイッチング素子の保護方法及び保護回路に関するも
のである。詳しくはソレノイドに流れる過電流を検出す
る検出回路の過電流検出信号に基づいて、ソレノイド駆
動用のスイッチング素子の駆動を停止する制御回路を備
えた回路構成におけるソレノイド駆動用のスイッチング
素子の保護方法及び保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、産業車両のフォークリフトにお
いては、荷役装置を駆動する油圧回路でソレノイド弁を
使用している。そして、ソレノイド弁を構成するソレノ
イドの駆動制御回路として図6に示す構成のものがあ
る。この制御回路は、ソレノイド41へのバッテリ42
からの電力供給を駆動回路43によるスイッチング素子
44のスイッチング制御により行う。検出回路45はシ
ャント抵抗Rsとソレノイド41との結合点に接続され
ている。駆動回路43には図示しない制御装置からのス
イッチング信号と、検出回路45の出力信号とがアンド
ゲート46を介して入力される。検出回路45は、ソレ
ノイド41に流れる電流を検出し、ソレノイド41に過
電流が流れたことを検出すると、過電流検出信号として
Lレベルの信号を出力し、過電流が流れない状態ではH
レベルの信号を出力する。従って、ソレノイド41に過
電流が流れ、検出回路45がそれを検出し、その過電流
検出信号に基づいて駆動回路43によるスイッチング素
子44の駆動が停止される。
【0003】そして、ソレノイド41がショートした場
合のスイッチング素子44の保護は、ソレノイド41と
スイッチング素子44との間にコイル47を接続するこ
とで、検出回路45による検出の遅れをカバーしてい
た。即ち、図7に示すように、ソレノイド41に流れる
電流Iは、ソレノイド41が時刻t0においてショート
すると、コイル47がない状態では鎖線で示すように急
激に上昇し、検出回路45の検出の遅れT(数百ナノ
秒)の間にスイッチング素子44の損傷を招く値Ih以
上に上昇する。しかし、コイル47を設けた場合は図7
に実線で示すように、電流の立ち上がりが緩くなり、電
流Iの値がIhに達する前の検出時t1において検出回
路45が過電流を検出し、その過電流検出信号に基づい
てスイッチング素子44による電力の供給が停止され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コイル47
を設けることによるスイッチング素子44の保護を図る
構成では、ソレノイド41の数に対応してコイル47を
設ける必要がある。コイル47は半導体素子に比較して
体格が大きく、また、大量生産性が悪くコストが高い。
従って、制御回路を設けるプリント基板の体格アップと
製造コストのアップになるという問題がある。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その第1の目的は体格及びコストの面で不
利なコイルを使用せずに、ソレノイドのショート時にソ
レノイド駆動用のスイッチング素子に過大な電流が流れ
るのを防止することができるソレノイド駆動用のスイッ
チング素子の保護方法を提供することにある。第2の目
的は保護回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、請求項1に記載の発明は、ソレノイドがショー
トした際にソレノイドに流れる過電流を検出して過電流
検出信号を出力する検出回路を備え、該検出回路の過電
流検出信号に基づいて、ソレノイド駆動用の電源からソ
レノイドへの電力供給を制御するスイッチング素子の駆
動回路の駆動を停止させる。そして、前記ソレノイドと
前記検出回路との間に、電圧駆動素子を直列に接続し、
ソレノイドのショート時に前記電圧駆動素子を流れる電
流値の増加を所定の値以下に抑制する。
【0007】この発明の方法では、従来装置のようにコ
イルを設けてソレノイドのショート時における電流の立
ち上がりを遅らせるのではなく、ソレノイドに流れる電
流を抑制して、ショート発生から検出回路による過電流
検出までに遅れがあっても、その間にスイッチング素子
に過大な電流が流れるのを抑制する。即ち、ソレノイド
がショートすると、ソレノイドと検出回路との間に接続
された電圧駆動素子を流れる電流値の増加が抑制され、
検出回路により過電流が検出されるまでスイッチング素
子を流れる電流値は、スイッチング素子に悪影響を与え
る大きさに達しない。従って、ソレノイドのショートか
ら検出回路による過電流の検出時までに遅れがあって
も、スイッチング素子に過大な電流が流れるのを防止で
きる。
【0008】第2の目的を達成するため、請求項2に記
載の発明は、ソレノイドと直列に接続されるとともに、
駆動回路により駆動されてソレノイド駆動用の電源から
ソレノイドへの電力供給を制御するスイッチング素子の
保護回路である。保護回路は前記ソレノイドに流れる過
電流をシャント抵抗を用いて検出するとともに過電流検
出信号を出力する検出回路を備える。また、保護回路は
前記検出回路の過電流検出信号に基づいて前記駆動回路
の駆動を停止させる制御回路と、前記ソレノイドと前記
検出回路との間に直列に接続され、所定のバイアス電圧
が印加される電圧駆動素子とを備えている。
【0009】この発明では、ソレノイドへの電力供給を
制御するスイッチング素子は駆動回路によりスイッチン
グ制御される。検出回路から過電流検出信号が出力され
ると、制御回路により駆動回路の駆動が停止されてスイ
ッチング素子がオフ状態となる。ソレノイドがショート
するとシャント抵抗の存在により、電圧駆動素子がNチ
ャネルの場合は、ゲート・ソース間電圧が低くなってド
レイン・ソース間電圧Vdsが上昇し、電圧駆動素子を
流れる電流が抑制される。電圧駆動素子がPチャネルの
場合は、ソース・ゲート電圧が低くなってソース・ドレ
イン電圧が上昇し、電圧駆動素子を流れる電流が抑制さ
れる。従って、ソレノイドのショートから検出回路によ
る過電流の検出時までに遅れがあっても、スイッチング
素子に過大な電流が流れるのを防止できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記スイッチング素子に対して複数の
ソレノイドがそれぞれ直列に接続され、各ソレノイドを
選択的に電力供給可能とするために電圧駆動素子がそれ
ぞれ直列に接続されるとともに、各電圧駆動素子のゲー
トには所定の電圧を供給するためのスイッチ素子が接続
されている。前記所定の電圧は前記ソレノイドのショー
ト時において前記スイッチ素子が接続された前記電圧駆
動素子のゲート・ソース間電圧の低下に伴ってドレイン
電流が所定の値以下に低下する値に設定されている。
【0011】この発明では、スイッチング素子に直列に
接続された複数のソレノイドは、各ソレノイドに直列に
接続された電圧駆動素子がオン状態において、スイッチ
ング素子の駆動により電力が供給される。各電圧駆動素
子はゲートに所定の電圧を供給するためのスイッチ素子
のオン状態においてオン状態に保持される。各スイッチ
素子のうちいずれか一個がオン状態に保持され、対応す
るソレノイドに電力が供給されている状態で当該ソレノ
イドがショートすると、電圧駆動素子がNチャネルの場
合は、ゲート・ソース間電圧が低くなってドレイン・ソ
ース間電圧Vdsが上昇し、電圧駆動素子を流れる電流
が抑制される。電圧駆動素子がPチャネルの場合は、ソ
ース・ゲート電圧が低くなってソース・ドレイン電圧が
上昇し、電圧駆動素子を流れる電流が抑制される。従っ
て、ソレノイドのショートから検出回路による過電流の
検出時までに遅れがあっても、スイッチング素子に過大
な電流が流れるのを防止できる。各電圧駆動素子は複数
のソレノイドのうち、どのソレノイドを駆動させるかの
切替手段としての役割も果たす。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を産業車両としてのフォークリフトの荷役装置を駆動す
る油圧回路のソレノイド弁のソレノイドの駆動制御回路
に具体化した第1の実施の形態を図1〜図3(a)に従
って説明する。
【0013】図1に示すように、制御回路11は、電源
としてのバッテリ12に対して、スイッチング素子13
とソレノイド14とが直列に接続されている。バッテリ
12と並列にコンデンサCが接続され、コンデンサCと
バッテリ12のプラス側端子との間に電源スイッチ15
が接続されている。この実施の形態ではスイッチング素
子13にNチャネルのMOSFETが使用され、そのゲ
ートがスイッチング素子13を制御する駆動回路16に
接続されている。
【0014】ソレノイド14は電圧駆動素子17及びシ
ャント抵抗Rsを介してバッテリ12のマイナス側端子
に接続され、電圧駆動素子17とシャント抵抗Rsとの
結合点Nに、ソレノイド14を流れる電流を検出する検
出回路18が接続されている。検出回路18はソレノイ
ド14に流れる過電流を検出するとともに過電流検出信
号を出力する。検出回路18は過電流を検出しない状態
ではHレベルの信号を出力し、過電流が流れたことを検
出すると、過電流検出信号としてLレベルの信号を出力
するように構成されている。具体的には、比較器を内蔵
し、前記結合点の電圧が基準電圧以上になるとLレベル
の信号を出力するように構成されている。
【0015】駆動回路16は制御回路としてのアンドゲ
ート19の出力端子に接続され、アンドゲート19には
検出回路18の出力と、図示しない油圧回路制御装置か
らの制御信号とが入力されるようになっている。油圧回
路制御装置はアンドゲート19に所定のデューティ信号
(パルス幅変調信号)を出力し、検出回路18が過電流
を検出していない状態では、油圧回路制御装置からのデ
ューティ信号に対応した信号が駆動回路16に入力され
る。
【0016】電圧駆動素子17にはNチャネルのMOS
FETが使用され、そのゲートには抵抗R1を介して電
源に接続され、所定のバイアス電圧Vcが印加されてい
る。抵抗R1にはダイオードDが並列に接続されてい
る。
【0017】ソレノイド14、電圧駆動素子17及びシ
ャント抵抗Rsの直列回路と並列にダイオードD1が接
続されている。ダイオードD1はそのカソードがスイッ
チング素子13とソレノイド14との結合点に接続され
ている。
【0018】シャント抵抗Rs、電圧駆動素子17、検
出回路18及びアンドゲート19により、ソレノイド1
4のショート時にソレノイド駆動用のスイッチング素子
13に過大な電流が流れるのを防止する保護回路が構成
されている。
【0019】次に、前記のように構成された制御回路1
1の作用を説明する。電源スイッチ15がオン状態に保
持され、ソレノイド14が正常に作動され、検出回路1
8が過電流を検出していない状態では、検出回路18か
らはHレベルの出力信号がアンドゲート19に出力され
る。従って、アンドゲート19からは油圧回路制御装置
からのデューティ信号に対応した信号が出力され、駆動
回路16によりスイッチング素子13がスイッチング制
御されてソレノイド14に所望の電力が供給される。
【0020】NチャネルのMOSFETでは、図3
(a)に示すように、飽和状態となるまでは、ドレイン
・ソース間電圧Vdsが上昇するほどドレインからソー
スに流れるドレイン電流Idが大きくなる。また、ゲー
ト・ソース間電圧Vgsが大きい方が飽和状態になるド
レイン・ソース間電圧Vdsが大きくなる。そして、正
常状態では、電圧駆動素子17は、そのゲートに印加さ
れているバイアス電圧Vcと、ソースの電圧との差であ
るゲート・ソース間電圧Vgsが比較的大きな状態に保
持され、ドレイン・ソース間電圧Vdsは小さな状態に
保持されている。この状態では、ドレイン電流Idとド
レイン・ソース間電圧Vdsとは図3(a)におけるA
の部分に相当する関係を有する。
【0021】ソレノイド14が何らかの原因でショート
すると、ソレノイド14に流れる電流が急激に増加し、
シャント抵抗Rsとソースとの結合点Nの電圧VRがそ
れに伴って増加する。電流の立ち上がりを緩くするため
のコイルが設けられていないため、電流は図2の時刻t
0から急激に増加する。検出回路18の過電流の検出時
t1まで電流が増加を続けると、その値はスイッチング
素子13の損傷を招く値に達する。
【0022】しかし、電圧駆動素子17のゲート・ソー
ス間電圧Vgsはバイアス電圧Vcと電圧VRとの差で
あるので、電圧VRが増加するとゲート・ソース間電圧
Vgsは小さくなり、ドレイン・ソース間電圧Vdsが
大きくなる。その結果、ドレイン電流Idとドレイン・
ソース間電圧Vdsとは図3(a)におけるBの部分に
相当する関係を有する状態となる。そして、電圧駆動素
子17は検出回路18の過電流の検出時t1までに飽和
状態となり、図2に示すように、検出回路18はスイッ
チング素子13の損傷を招く値より小さな飽和状態の電
流値を検出して、ソレノイド14に過電流が流れている
ことを検出する。そして、検出回路18から過電流検出
信号としてLレベルの信号がアンドゲート19に出力さ
れる。アンドゲート19に過電流検出信号が出力される
と、その出力がLレベルに保持されて駆動回路16への
デューティ信号の出力が停止され、スイッチング素子1
3がオフとなってソレノイド14への電力供給が停止さ
れる。
【0023】ソレノイド14のショートが解消される
と、電圧VRが通常の値に減少し(戻り)、ゲート・ソ
ース間電圧Vgsが通常の値に上昇して、ドレイン電流
Idと、ドレイン・ソース間電圧Vdsとは自動的に図
3(a)のグラフのAで示す関係に復帰する。
【0024】この実施の形態では以下の効果を有する。 (1) ソレノイド14と検出回路18との間に、電圧
駆動素子17を直列に接続し、ソレノイド14のショー
ト時に電圧駆動素子17を流れる電流値の増加を所定の
値以下に抑制する。従って、ソレノイド14のショート
から検出回路18による過電流の検出時t1までに遅れ
があっても、スイッチング素子13に過大な電流、即ち
スイッチング素子13に悪影響を与える大きな電流が流
れるのを防止することができる。即ち、体格及びコスト
の面で不利なコイルを使用することなく、ソレノイド駆
動用のスイッチング素子13の保護を行うことができ
る。
【0025】(2) 電圧駆動素子17としてNチャネ
ルのMOSFETが使用され、該MOSFETは検出回
路18が電流検出用に使用するシャント抵抗Rsのソレ
ノイド14側の端子にソースが接続され、ゲートに所定
のバイアス電圧Vcが印加されている。従って、ソレノ
イド14がショートするとシャント抵抗Rsの存在によ
り、電圧駆動素子17のゲート・ソース間電圧Vgsが
低くなってドレイン・ソース間電圧Vdsが上昇し、電
圧駆動素子17を流れる電流が抑制される。その結果、
ソレノイド14のショートから検出回路18による過電
流の検出時t1までに遅れTがあっても、スイッチング
素子13に過大な電流が流れるのを防止できる。また、
電圧駆動素子17としてNチャネルのMOSFETを使
用しているため、PチャネルのMOSFETを使用する
場合に比較して、ショート時にスイッチング素子13に
流れる電流量を抑制する作用が安定する。
【0026】(3) 従来の保護回路に使用されている
検出回路や制御回路をほとんど利用し、コイルに代えて
電圧駆動素子17を使用するという簡単な改造で実施す
ることができる。
【0027】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図3(b)及び図4に従って説明する。この実施の
形態では同時に動作しない複数個(この実施の形態では
2個)のソレノイドを駆動する制御回路11に具体化し
た点と、各ソレノイドを選択的に動作可能な状態に切り
替える切替手段が、保護回路の一部を構成している点と
が前記実施の形態と異なっている。前記実施の形態と同
一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。同時
に動作しない2個のソレノイドとしては、例えばフォー
クリフトのリフトシリンダの上昇用ソレノイド及び下降
用ソレノイドがある。
【0028】図4に示すように、スイッチング素子13
に対して2個のソレノイド20,21がそれぞれ直列に
接続され、各ソレノイド20,21を選択的に電力供給
可能とするために各ソレノイド20,21に対して電圧
駆動素子22,23がそれぞれ直列に接続されている。
各電圧駆動素子22,23にはNチャネルのMOSFE
Tが使用され、そのゲートに所定の電圧を供給するスイ
ッチ素子24,25がそれぞれ接続されている。前記所
定の電圧は各ソレノイド20,21のショート時におい
てスイッチ素子24,25が接続された電圧駆動素子2
2,23のゲート・ソース間電圧Vgsの低下に伴って
ドレイン電流Idが所定の値以下に低下する値に設定さ
れている。
【0029】スイッチ素子24,25は図示しない油圧
回路制御装置からの信号により、対応するソレノイド2
0,21を駆動させる際にゲートに所定の電圧を供給す
る切替手段を構成し、両スイッチ素子24,25が同時
にオン状態となることはない。また、スイッチ素子2
4,25は、電圧駆動素子22,23が単にソレノイド
20,21の作動を切り替える切替手段としてのみ機能
する構成であれば、ゲートに対して15V程度の電圧を
供給するように構成される。しかし、この実施の形態で
は電圧駆動素子22,23は切替手段の他に、保護回路
の一部も構成するため、スイッチ素子24,25はソレ
ノイド20,21のショート時に、電圧駆動素子22,
23のドレイン電流Idが所定の値以下に低下し易いよ
うに、ゲートに対して5V程度の電圧を供給するように
構成されている。
【0030】各電圧駆動素子22,23のゲートとスイ
ッチ素子24,25との結合点には、過電流が流れたと
きにMOSFETのゲート容量を速く抜くためのダイオ
ードDのアノードが接続されている。
【0031】また、ソレノイド20と並列にダイオード
D2及びツェナーダイオードZD1の直列回路が接続さ
れ、ソレノイド21と並列にダイオードD3及びツェナ
ーダイオードZD2の直列回路が接続されている。これ
らの直列回路は、スイッチング素子13の動作中に電圧
駆動素子22又は電圧駆動素子23をオフしたときに、
ソレノイド20,21のインダクタンスL分による過電
圧(サージ電圧)が電圧駆動素子22,23に印加され
るのを防止する役割を果たす。
【0032】この実施の形態では、油圧回路制御装置か
らの信号により、駆動すべきソレノイド20,21に対
応する一方のスイッチ素子24,25がオン状態に保持
され、その状態でスイッチング素子13が制御される。
ソレノイド20,21がショートすると、前記実施の形
態と同様に電圧駆動素子22,23のゲート・ソース間
電圧Vgsが低下し、ドレイン・ソース間電圧Vdsが
大きくなる。電圧駆動素子22,23を単に切替手段と
して使用する場合は、ゲートに供給される電圧は15V
程度と比較的高いため、ゲート・ソース間電圧Vgsが
1〜2V程度低下しても、図3(b)に示すグラフから
明らかなように、ドレイン・ソース間電圧Vdsの増加
割合は小さい。しかし、ゲートに供給される電圧は5V
程度のため、ゲート・ソース間電圧Vgsが1〜2V程
度低下しても、ドレイン・ソース間電圧Vdsの増加割
合は大きくなる。その結果、ドレイン電流Idが小さな
値で飽和状態となり、検出回路18による過電流の検出
時t1までに遅れTがあっても、スイッチング素子13
に過大な電流が流れることが防止される。
【0033】この実施の形態では前記実施の形態の
(1)〜(3)の効果の他に次の効果を有する。 (4) 複数のソレノイド20,21を1個のスイッチ
ング素子13に選択的に接続して駆動する構成におい
て、ソレノイド20,21の接続状態を切り替える切替
手段が、ソレノイド20,21のショート時にスイッチ
ング素子13に過大な電流が流れるのを防止する保護回
路の主要部を構成している。従って、複数のソレノイド
20,21を駆動する制御回路11において、保護回路
を構成する際に追加の素子が少なくて簡単に製造でき
る。
【0034】(5) スイッチング素子13とバッテリ
12のマイナス側端子との間に並列に接続された各ソレ
ノイド20,21に対してダイオードD2,D3とツェ
ナーダイオードZD1,ZD2の直列回路が並列に接続
されている。従って、スイッチング素子13の動作中に
電圧駆動素子22,23をオフにした際、ソレノイド2
0,21のインピーダンスL分によるサージ電圧が電圧
駆動素子22,23に印加されるのを防止することがで
きる。
【0035】実施の形態は前記に限らず、例えば次のよ
うに構成してもよい。○ 電圧駆動素子17,22,2
3としてNチャネルのMOSFETに代えてPチャネル
のMOSFETを使用する。この場合、ソレノイド1
4,20,21をスイッチング素子13よりバッテリ1
2のプラス端子側に接続する。また、電圧駆動素子1
7,22,23はソレノイド14,20,21よりバッ
テリ12のプラス端子側に接続する。例えば、2個のソ
レノイド20,21を使用する第2の実施の形態におい
て電圧駆動素子22,23としてPチャネルのMOSF
ETを使用する場合は、図5に示すように、スイッチン
グ素子13をソレノイド20,21よりバッテリ12の
マイナス端子側に接続する。電圧駆動素子22,23は
ソレノイド20,21よりバッテリ12のプラス端子側
に接続する。検出回路18は電圧駆動素子22,23よ
りバッテリ12のプラス端子側に接続する。この構成で
は、例えば、ソレノイド20の駆動状態でソレノイド2
0がショートしてシャント抵抗Rsに流れる電流が増加
してVRが増加すると、ソース・ゲート間電圧Vsgが
低くなってソース・ドレイン間電圧Vsdが上昇し、電
圧駆動素子22を流れる電流Idが抑制される。従っ
て、ソレノイド20のショートから検出回路18による
過電流の検出時までに遅れがあっても、スイッチング素
子13に過大な電流が流れるのを防止できる。
【0036】○ 電圧駆動素子17,22,23として
MOSFETに代えてIGBTを使用してもよい。 ○ 複数のソレノイドを選択的に切り替えて使用する構
成において、駆動すべきソレノイドを選択する切替手段
と、保護回路を構成する電圧駆動素子とを別個に設けて
もよい。
【0037】○ スイッチング素子13としてMOSF
ETを用いたが、スイッチング機能を有していれば特に
限定されず、例えば、バイポーラトランジスタ、SIT
(静電誘導トランジスタ)やIGBT、あるいはサイリ
スタ等の他のスイッチング素子を使用してもよい。
【0038】○ 前記実施の形態では、フォークリフト
の油圧回路のソレノイド弁のソレノイド駆動用のスイッ
チング素子の保護回路に適用したが、他のソレノイドを
駆動する場合に適用してもよい。
【0039】○ また、産業車両に限らず、一般の電気
機器におけるソレノイド駆動用のスイッチング素子の保
護回路に適用してもよい。前記実施の形態から把握でき
る技術的思想(発明)について以下に記載する。
【0040】(1) 請求項1〜請求項3に記載の発明
において、前記電圧駆動素子はMOSFETである。 (2) 前記技術的思想(1)に記載の発明において、
MOSFETはNチャネル構造である。
【0041】(3) 請求項3に記載の発明において、
前記ソレノイドはフォークリフトのリフトシリンダの上
昇用ソレノイド及び下降用ソレノイドである。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
3に記載の発明によれば、体格及びコストの面で不利な
コイルを使用せずに、ソレノイドのショート時にソレノ
イド駆動用のスイッチング素子に過大な電流が流れるの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の保護回路を示す回路図。
【図2】 検出回路の作用を説明するグラフ。
【図3】 (a)及び(b)は電圧駆動素子のVgs、
Vds,Idの関係を示すグラフ。
【図4】 第2の実施の形態の保護回路を示す回路図。
【図5】 別の実施の形態の保護回路を示す回路図。
【図6】 従来の保護回路を示す回路図。
【図7】 スイッチング素子に流れる電流の時間変化を
示すグラフ。
【符号の説明】
Id…ドレイン電流、Rs…保護回路を構成するシャン
ト抵抗、Vc…バイアス電圧、Vgs…ゲート・ソース
間電圧、11…制御回路、12…電源としてのバッテ
リ、13…スイッチング素子、14,20,21…ソレ
ノイド、16…駆動回路、17,22,23…保護回路
を構成する電圧駆動素子、18…同じく検出回路、19
…同じく制御回路としてのアンドゲート、24,25…
スイッチ素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G013 AA02 AA12 BA01 CA07 CA10 5G053 AA01 AA02 BA01 CA02 CA07 EA06 EB02 EC03 FA04 FA05 5H410 BB01 BB05 CC02 DD02 DD06 EA11 EA32 EA38 EA39 EB09 FF05 FF25 LL06 LL13 LL20 5J055 AX32 AX64 BX16 CX13 DX09 DX13 DX14 DX22 DX54 EX02 EY01 EY05 EY10 EY12 EY13 EY21 EZ25 EZ43 EZ57 FX04 FX32 GX01 GX04 GX06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイドがショートした際にソレノイ
    ドに流れる過電流を検出して過電流検出信号を出力する
    検出回路を備え、該検出回路の過電流検出信号に基づい
    て、ソレノイド駆動用の電源からソレノイドへの電力供
    給を制御するスイッチング素子の駆動回路の駆動を停止
    させるソレノイド駆動用のスイッチング素子の保護方法
    であって、 前記ソレノイドと前記検出回路との間に、電圧駆動素子
    を直列に接続し、ソレノイドのショート時に前記電圧駆
    動素子を流れる電流値の増加を所定の値以下に抑制する
    ソレノイド駆動用のスイッチング素子の保護方法。
  2. 【請求項2】 ソレノイドと直列に接続されるととも
    に、駆動回路により駆動されてソレノイド駆動用の電源
    からソレノイドへの電力供給を制御するスイッチング素
    子の保護回路であって、 前記ソレノイドに流れる過電流をシャント抵抗を用いて
    検出するとともに過電流検出信号を出力する検出回路
    と、 前記検出回路の過電流検出信号に基づいて前記駆動回路
    の駆動を停止させる制御回路と、 前記ソレノイドと前記検出回路との間に直列に接続さ
    れ、所定のバイアス電圧が印加される電圧駆動素子とを
    備えているソレノイド駆動用のスイッチング素子の保護
    回路。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング素子に対して複数のソ
    レノイドがそれぞれ直列に接続され、各ソレノイドのい
    ずれかを選択的に電力供給可能とするために電圧駆動素
    子がそれぞれ直列に接続されるとともに、各電圧駆動素
    子のゲートには所定の電圧を供給するためのスイッチ素
    子が接続され、前記所定の電圧は前記ソレノイドのショ
    ート時において前記スイッチ素子が接続された前記電圧
    駆動素子のゲート・ソース間電圧の低下に伴ってドレイ
    ン電流が所定の値以下に低下する値に設定されている請
    求項2に記載のソレノイド駆動用のスイッチング素子の
    保護回路。
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