JP2003348466A - ディジタル放送受信装置 - Google Patents
ディジタル放送受信装置Info
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- JP2003348466A JP2003348466A JP2002151936A JP2002151936A JP2003348466A JP 2003348466 A JP2003348466 A JP 2003348466A JP 2002151936 A JP2002151936 A JP 2002151936A JP 2002151936 A JP2002151936 A JP 2002151936A JP 2003348466 A JP2003348466 A JP 2003348466A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多重されたディジタル放送を受信するディジ
タル放送受信装置で目的の放送が存在しているかどうか
を素早く判断できるようにして、視聴者の操作性と利便
性を向上させた装置を提供する。 【解決手段】 ディジタル放送信号を受信する場合に番
組配列情報を所定期間受信して、その番組配列情報の欠
損発生状況を解析するエラー訂正部14と、この解析結
果にもとづき番組配列情報の受信可否を判断して、この
判断結果を視聴者に通知する制御手段20とを少なくと
も具備し、エラー訂正部14で訂正不可能なエラーの発
生状況を解析し、訂正不可能なエラーが発生しなかった
場合には目的とする放送が休止または停止中であると制
御手段20が判断して、表示装置またはスピーカにより
視聴者に通知する。
タル放送受信装置で目的の放送が存在しているかどうか
を素早く判断できるようにして、視聴者の操作性と利便
性を向上させた装置を提供する。 【解決手段】 ディジタル放送信号を受信する場合に番
組配列情報を所定期間受信して、その番組配列情報の欠
損発生状況を解析するエラー訂正部14と、この解析結
果にもとづき番組配列情報の受信可否を判断して、この
判断結果を視聴者に通知する制御手段20とを少なくと
も具備し、エラー訂正部14で訂正不可能なエラーの発
生状況を解析し、訂正不可能なエラーが発生しなかった
場合には目的とする放送が休止または停止中であると制
御手段20が判断して、表示装置またはスピーカにより
視聴者に通知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送を
受信するディジタル放送受信装置(以下、ディジタル受
信機とよぶ)、特にその選局機能に関する。
受信するディジタル放送受信装置(以下、ディジタル受
信機とよぶ)、特にその選局機能に関する。
【0002】
【従来の技術】映像や音声等の各種情報信号をディジタ
ル化して信号処理する技術の進歩に伴い、従来のアナロ
グ放送にかわりディジタル放送が開始されようとしてい
る。このようなディジタル放送では、例えば12GHz
帯の電波を使って信号が送られるが、このような高周波
帯の電波は降雨による影響を受けやすい。豪雨が起こる
と受信状態が悪くなり、受信不能になる場合も生じる。
ディジタル放送の場合には、このような降雨で受信不能
になるとアナログビデオエンコーダ回路への入力が直流
成分となるため、黒い画面だけが表示されるようにな
る。このため、視聴者は受信装置が故障したと誤認する
可能性が大きい。
ル化して信号処理する技術の進歩に伴い、従来のアナロ
グ放送にかわりディジタル放送が開始されようとしてい
る。このようなディジタル放送では、例えば12GHz
帯の電波を使って信号が送られるが、このような高周波
帯の電波は降雨による影響を受けやすい。豪雨が起こる
と受信状態が悪くなり、受信不能になる場合も生じる。
ディジタル放送の場合には、このような降雨で受信不能
になるとアナログビデオエンコーダ回路への入力が直流
成分となるため、黒い画面だけが表示されるようにな
る。このため、視聴者は受信装置が故障したと誤認する
可能性が大きい。
【0003】アナログビデオ信号を受信する放送の場合
にも降雨による影響を受けるが、アナログのビデオ信号
を受信する場合には、降雨による受信状態の悪化ととも
に徐々にノイズが増加していくため、視聴者は受信状態
の悪化が降雨による影響であるということを認識しやす
い。しかしながら、ディジタル放送では降雨により徐々
にノイズが増加していくことはなく、受信不能が生じる
まではノイズもなく、受信不能が発生すると突然黒画面
表示となるので、降雨により受信不能が生じたという認
識を持ち難い。
にも降雨による影響を受けるが、アナログのビデオ信号
を受信する場合には、降雨による受信状態の悪化ととも
に徐々にノイズが増加していくため、視聴者は受信状態
の悪化が降雨による影響であるということを認識しやす
い。しかしながら、ディジタル放送では降雨により徐々
にノイズが増加していくことはなく、受信不能が生じる
まではノイズもなく、受信不能が発生すると突然黒画面
表示となるので、降雨により受信不能が生じたという認
識を持ち難い。
【0004】さらに、番組配列情報のPAT(Prog
ram AssocietionTable:番組情
報)とPMT(Program Map Table:
番組対応表)とを受信して、これらが相互に対応しない
場合、番組の存在の有無を判定するために数秒間を要
し、この時間内においても降雨の場合と同様に単に黒画
面表示となる。すなわち、視聴者がチャンネルを連続的
に切り替えて選局するときに、番組が休止中であると次
のチャンネルに移るまで数秒間必要とし、この間黒画面
が表示される。
ram AssocietionTable:番組情
報)とPMT(Program Map Table:
番組対応表)とを受信して、これらが相互に対応しない
場合、番組の存在の有無を判定するために数秒間を要
し、この時間内においても降雨の場合と同様に単に黒画
面表示となる。すなわち、視聴者がチャンネルを連続的
に切り替えて選局するときに、番組が休止中であると次
のチャンネルに移るまで数秒間必要とし、この間黒画面
が表示される。
【0005】したがって、このようなディジタル受信機
の黒画面表示状態が、受信状態の不良によるものか、機
器の不良によるものか、または目的の放送が休止あるい
は停止中によるものかを視聴者は区別できず不安感をい
だくことが多い。
の黒画面表示状態が、受信状態の不良によるものか、機
器の不良によるものか、または目的の放送が休止あるい
は停止中によるものかを視聴者は区別できず不安感をい
だくことが多い。
【0006】これに対して、特開平10−108095
号公報では、信号の受信状態を視聴者に知らせることが
でき、降雨等による受信状態の悪化を認識しやすくした
衛星放送のディジタル受信機が提案されている。図4
は、この受信機において、受信状態の悪化を視聴者に対
して認識しやすくするための処理手順を示すフローチャ
ートである。この受信機においては、エラー訂正回路で
受信データストリームのエラー訂正処理が行われ、信号
が受信できなくなるとエラー訂正回路から所定数以上の
エラーが検出される。したがって、エラー訂正回路で検
出されるエラーレートから受信信号が得られるかどうか
を判断できる。すなわち、フローチャートで示すよう
に、制御回路は受信中にエラー訂正回路からのエラーレ
ートを用いて受信できたかどうかを判断し(ST00
1)、エラーレートが所定値以上になると無信号の表示
を行う(ST002)。この表示としては、オンスクリ
ーン表示、インジケータによる表示、またはアラーム音
を発声させるようにしている。
号公報では、信号の受信状態を視聴者に知らせることが
でき、降雨等による受信状態の悪化を認識しやすくした
衛星放送のディジタル受信機が提案されている。図4
は、この受信機において、受信状態の悪化を視聴者に対
して認識しやすくするための処理手順を示すフローチャ
ートである。この受信機においては、エラー訂正回路で
受信データストリームのエラー訂正処理が行われ、信号
が受信できなくなるとエラー訂正回路から所定数以上の
エラーが検出される。したがって、エラー訂正回路で検
出されるエラーレートから受信信号が得られるかどうか
を判断できる。すなわち、フローチャートで示すよう
に、制御回路は受信中にエラー訂正回路からのエラーレ
ートを用いて受信できたかどうかを判断し(ST00
1)、エラーレートが所定値以上になると無信号の表示
を行う(ST002)。この表示としては、オンスクリ
ーン表示、インジケータによる表示、またはアラーム音
を発声させるようにしている。
【0007】また、図5は同様に従来のディジタル受信
機において、受信状態の悪化を視聴者に対して認識しや
すくするための他の処理手順を示すフローチャートであ
る。受信した目的の信号が正しく受信されているかどう
かを番組配列情報の1つであるPATおよびPMTを利
用して検出している。このような番組配列情報を利用し
て受信に成功あるいは失敗したかどうかを判定可能であ
る。正しく受信できなかったときは受信に失敗したとし
て、無信号表示を行う。また、この手法によれば受信状
態の悪化のみでなく、番組の休止についても判定できる
ため、視聴者に対して番組の休止の提示を行うこともで
きる。
機において、受信状態の悪化を視聴者に対して認識しや
すくするための他の処理手順を示すフローチャートであ
る。受信した目的の信号が正しく受信されているかどう
かを番組配列情報の1つであるPATおよびPMTを利
用して検出している。このような番組配列情報を利用し
て受信に成功あるいは失敗したかどうかを判定可能であ
る。正しく受信できなかったときは受信に失敗したとし
て、無信号表示を行う。また、この手法によれば受信状
態の悪化のみでなく、番組の休止についても判定できる
ため、視聴者に対して番組の休止の提示を行うこともで
きる。
【0008】しかし、上記した2つの従来のディジタル
受信機では、例えば一時的な受信不能の場合には、視聴
者が異常を認識してなくても無信号表示が一瞬表示され
たり、あるいは無信号表示と非表示とが繰り返されたり
して、視聴者に不安を与える恐れがある。このため、番
組配列情報の受信の異常が生じた場合、上記したように
何度か異常の検出を試み、それでも異常、すなわち受信
に失敗したときにはじめて無信号表示を行うことで、視
聴者に対する不安を解消することも行われている。しか
しながら、この方法では例えば視聴者がチャンネルを連
続的に切り替えるような場合、あるチャンネルが休止中
でも異常の検出を試みる時間(一般的には2〜3秒
間)、視聴者は黒画面表示状態で待たされることにな
り、この時間を長く感じてしまうことが多い。
受信機では、例えば一時的な受信不能の場合には、視聴
者が異常を認識してなくても無信号表示が一瞬表示され
たり、あるいは無信号表示と非表示とが繰り返されたり
して、視聴者に不安を与える恐れがある。このため、番
組配列情報の受信の異常が生じた場合、上記したように
何度か異常の検出を試み、それでも異常、すなわち受信
に失敗したときにはじめて無信号表示を行うことで、視
聴者に対する不安を解消することも行われている。しか
しながら、この方法では例えば視聴者がチャンネルを連
続的に切り替えるような場合、あるチャンネルが休止中
でも異常の検出を試みる時間(一般的には2〜3秒
間)、視聴者は黒画面表示状態で待たされることにな
り、この時間を長く感じてしまうことが多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、エラーレー
トを所定値と比較して異常を検出し無信号表示を行う第
1の例では、番組が休止状態であるかどうかの判定はで
きない。また、番組配列情報の異常を検出する第2の例
では、番組休止も表示可能であるが、視聴者が異常と認
識しないような一時的受信不能状態のときにも、無信号
表示が提示されることがあり、視聴者に不安を与えるこ
とがある。このために、何度も異常の検出を行う第3の
例では、チャンネル切り換え時にそのチャンネルが休止
中であっても視聴者は数秒間黒画面表示で待たされるこ
とになり、操作性に若干課題を有する。
トを所定値と比較して異常を検出し無信号表示を行う第
1の例では、番組が休止状態であるかどうかの判定はで
きない。また、番組配列情報の異常を検出する第2の例
では、番組休止も表示可能であるが、視聴者が異常と認
識しないような一時的受信不能状態のときにも、無信号
表示が提示されることがあり、視聴者に不安を与えるこ
とがある。このために、何度も異常の検出を行う第3の
例では、チャンネル切り換え時にそのチャンネルが休止
中であっても視聴者は数秒間黒画面表示で待たされるこ
とになり、操作性に若干課題を有する。
【0010】本発明は、多重されたディジタル放送を受
信するディジタル放送受信装置で、受信したい放送が放
送中、または休止、停止中かどうかを素早く判断できる
ようにして、特に選局時に視聴者の操作性と利便性を向
上させた装置を提供することを目的とする。
信するディジタル放送受信装置で、受信したい放送が放
送中、または休止、停止中かどうかを素早く判断できる
ようにして、特に選局時に視聴者の操作性と利便性を向
上させた装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のディジタル放送受信装置は、放送番組デー
タ、番組配列情報およびサービス情報データを含む多重
されたディジタル放送信号を受信する装置であって、番
組配列情報を所定期間受信して番組配列情報の欠損発生
状況を解析するエラー訂正部と、この解析結果にもとづ
き番組配列情報の受信可否を判断して、目的とする放送
番組の存在の有無を視聴者に通知する制御手段とを少な
くとも具備する構成を有する。
めに本発明のディジタル放送受信装置は、放送番組デー
タ、番組配列情報およびサービス情報データを含む多重
されたディジタル放送信号を受信する装置であって、番
組配列情報を所定期間受信して番組配列情報の欠損発生
状況を解析するエラー訂正部と、この解析結果にもとづ
き番組配列情報の受信可否を判断して、目的とする放送
番組の存在の有無を視聴者に通知する制御手段とを少な
くとも具備する構成を有する。
【0012】この構成により、ディジタル放送で送られ
てくる番組配列情報を利用して目的のチャンネルが放送
中であるか、または休止、停止中であるかどうかを判定
できる。
てくる番組配列情報を利用して目的のチャンネルが放送
中であるか、または休止、停止中であるかどうかを判定
できる。
【0013】また、本発明のディジタル放送受信装置
は、番組配列情報の最大伝送周期内においてエラー訂正
部で訂正不可能なエラーの発生状況を解析し、訂正不可
能なエラーが発生しなかった場合には目的とする放送が
休止または停止中であると制御手段が判断する構成を有
する。番組配列情報の最大伝送周期は一般に100ms
ecであるので、このような構成とすることにより放送
が休止または停止中であることの認識はこの時間内で完
了する。このため、従来に比べて休止または停止の判断
時間が大幅に短縮されるので、視聴者に不安感を抱かせ
ることがなくなる。
は、番組配列情報の最大伝送周期内においてエラー訂正
部で訂正不可能なエラーの発生状況を解析し、訂正不可
能なエラーが発生しなかった場合には目的とする放送が
休止または停止中であると制御手段が判断する構成を有
する。番組配列情報の最大伝送周期は一般に100ms
ecであるので、このような構成とすることにより放送
が休止または停止中であることの認識はこの時間内で完
了する。このため、従来に比べて休止または停止の判断
時間が大幅に短縮されるので、視聴者に不安感を抱かせ
ることがなくなる。
【0014】また、本発明のディジタル放送受信装置
は、制御手段が番組配列情報の受信可否の判断結果を表
示装置またはスピーカにより視聴者に通知させる構成を
有する。このような構成とすることにより、番組が停止
中や休止中かを短時間で通知されるので視聴者はチャン
ネル順送りをスムーズに行える。また、番組が存在する
場合に実際の番組を映出するまでに時間がかかっても、
視聴者は安心して番組の映出を待つことができる。
は、制御手段が番組配列情報の受信可否の判断結果を表
示装置またはスピーカにより視聴者に通知させる構成を
有する。このような構成とすることにより、番組が停止
中や休止中かを短時間で通知されるので視聴者はチャン
ネル順送りをスムーズに行える。また、番組が存在する
場合に実際の番組を映出するまでに時間がかかっても、
視聴者は安心して番組の映出を待つことができる。
【0015】また、本発明のディジタル放送受信装置
は、制御手段がプログラムにしたがって実行するプロセ
ッサと、このプロセッサを動作させるためのプログラム
を格納するプログラムメモリと、プロセッサを動作させ
るためのプログラムとを備え、プロセッサがプログラム
を読み取り所定の動作を実行することにより番組配列情
報の受信可否判断手段、番組情報管理手段、番組情報編
集手段およびパレンタル制御手段として機能するプログ
ラムを有している構成からなる。このような構成とする
ことにより、番組配列情報の受信可否判断手段、番組情
報管理、番組情報編集およびパレンタル制御を同じプロ
セッサで行える。この結果、全体としての装置構成が簡
略化される。
は、制御手段がプログラムにしたがって実行するプロセ
ッサと、このプロセッサを動作させるためのプログラム
を格納するプログラムメモリと、プロセッサを動作させ
るためのプログラムとを備え、プロセッサがプログラム
を読み取り所定の動作を実行することにより番組配列情
報の受信可否判断手段、番組情報管理手段、番組情報編
集手段およびパレンタル制御手段として機能するプログ
ラムを有している構成からなる。このような構成とする
ことにより、番組配列情報の受信可否判断手段、番組情
報管理、番組情報編集およびパレンタル制御を同じプロ
セッサで行える。この結果、全体としての装置構成が簡
略化される。
【0016】また、本発明のプログラムは、受信した信
号のエラー訂正と解析を行うエラー訂正部と、プログラ
ムにしたがって実行するプロセッサおよびこのプロセッ
サを動作させるためのプログラムを格納するプログラム
メモリを含む制御手段とを少なくとも備えたディジタル
受信機の制御およびデータ処理を行うものであって、上
記のプロセッサを番組配列情報の受信可否判断手段とし
て機能させるとともに、番組情報管理手段、番組情報編
集手段およびパレンタル制御手段としても機能させる構
成を有する。この構成により、プロセッサを増設するこ
となく必要とする機能を容易に組み込むことができる。
号のエラー訂正と解析を行うエラー訂正部と、プログラ
ムにしたがって実行するプロセッサおよびこのプロセッ
サを動作させるためのプログラムを格納するプログラム
メモリを含む制御手段とを少なくとも備えたディジタル
受信機の制御およびデータ処理を行うものであって、上
記のプロセッサを番組配列情報の受信可否判断手段とし
て機能させるとともに、番組情報管理手段、番組情報編
集手段およびパレンタル制御手段としても機能させる構
成を有する。この構成により、プロセッサを増設するこ
となく必要とする機能を容易に組み込むことができる。
【0017】また、本発明の記憶媒体は、上記のプログ
ラムを記憶した機械読み取り可能な媒体からなる。この
ような構成とすることにより、ディジタル放送受信機の
量産性を向上できる。
ラムを記憶した機械読み取り可能な媒体からなる。この
ような構成とすることにより、ディジタル放送受信機の
量産性を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
て図面を用いて詳細に説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明の1実施形
態のディジタル受信機の構成を示すブロック図である。
チューナ12は、アンテナ11で受信したディジタル放
送電波を受信し、CPU(Central Proce
ssing Unit)21からの指令により目的の放
送を選局する。チューナ12で信号が正常に受信される
とキャリアロックが完了し、チューナ12はキャリアロ
ックしたことをCPU21に通知する。チューナ12か
らの信号は復調部13に供給される。この供給された信
号にもとづき、復調部13はビットストリームを復調す
る。復調されたビットストリームはエラー訂正部14に
供給され、エラー訂正部14はビットストリームにエラ
ーが発生したとき、そのエラーを検出し、訂正する。ま
た、そのエラーの発生状況は、エラーレート情報として
CPU21に通知する。
態のディジタル受信機の構成を示すブロック図である。
チューナ12は、アンテナ11で受信したディジタル放
送電波を受信し、CPU(Central Proce
ssing Unit)21からの指令により目的の放
送を選局する。チューナ12で信号が正常に受信される
とキャリアロックが完了し、チューナ12はキャリアロ
ックしたことをCPU21に通知する。チューナ12か
らの信号は復調部13に供給される。この供給された信
号にもとづき、復調部13はビットストリームを復調す
る。復調されたビットストリームはエラー訂正部14に
供給され、エラー訂正部14はビットストリームにエラ
ーが発生したとき、そのエラーを検出し、訂正する。ま
た、そのエラーの発生状況は、エラーレート情報として
CPU21に通知する。
【0020】TSデコーダ31は、CPU21の指令に
従ってトランスポートストリーム(TS)からパケット
分離し、パケット単位のデータを抽出して、映像パケッ
ト、音声パケットおよび情報データとしてデータバス4
1に供給する。映像パケット、音声パケットは、データ
バス41を介して、それぞれ映像デコーダ33、音声デ
コーダ34に供給される。
従ってトランスポートストリーム(TS)からパケット
分離し、パケット単位のデータを抽出して、映像パケッ
ト、音声パケットおよび情報データとしてデータバス4
1に供給する。映像パケット、音声パケットは、データ
バス41を介して、それぞれ映像デコーダ33、音声デ
コーダ34に供給される。
【0021】映像デコーダ33は、映像パケットをデコ
ード処理し、これにより映像データが復元される。映像
データは合成部36を介して映像出力部38に供給され
る。映像出力部38は映像データを表示装置(図示せ
ず)に表示できる映像信号に変換し、ディジタル受信機
の内部あるいは外部に設けられた表示装置に映像を表示
させる。なお、番組表等を表示するための番組表画像デ
ータは、ビデオメモリであるVRAM35に書き込まれ
る。番組表を表示する場合には、番組表画像データがV
RAM35から読み出され、合成部36で映像データと
合成あるいは番組表画像データの選択が行なわれ出力さ
れる。これにより、番組表などが表示装置に表示され
る。
ード処理し、これにより映像データが復元される。映像
データは合成部36を介して映像出力部38に供給され
る。映像出力部38は映像データを表示装置(図示せ
ず)に表示できる映像信号に変換し、ディジタル受信機
の内部あるいは外部に設けられた表示装置に映像を表示
させる。なお、番組表等を表示するための番組表画像デ
ータは、ビデオメモリであるVRAM35に書き込まれ
る。番組表を表示する場合には、番組表画像データがV
RAM35から読み出され、合成部36で映像データと
合成あるいは番組表画像データの選択が行なわれ出力さ
れる。これにより、番組表などが表示装置に表示され
る。
【0022】音声デコーダ34は音声パケットをデコー
ド処理し、これにより音声データが復元される。音声デ
ータは音声出力部37に供給される。音声出力部37
は、音声データをスピーカ等で出力するための音声信号
に変換し、ディジタル受信機の内部あるいは外部に設け
られたスピーカ等を駆動して音声を出力する。
ド処理し、これにより音声データが復元される。音声デ
ータは音声出力部37に供給される。音声出力部37
は、音声データをスピーカ等で出力するための音声信号
に変換し、ディジタル受信機の内部あるいは外部に設け
られたスピーカ等を駆動して音声を出力する。
【0023】CPU21は、本ディジタル受信機全体の
制御、受信および再生したストリームの復元に関する処
理などを行なうプロセッサである。CPU21は、機械
読み取り可能な記録媒体としてのプログラムメモリ22
に記憶されたプログラムを順次読み取って、映像パケッ
ト、音声パケットの復元に関する処理の制御、情報デー
タの復元に関する処理、復元した情報データを基に番組
情報を画像表示したり、情報データに基づいて本ディジ
タル受信機を制御するための処理を行なう。さらに、C
PU21は、ユーザ入力部29からの視聴者の指令情報
に応じて選局操作、番組表の表示、番組の録画再生、あ
るいはパレンタル制御の処理等、視聴者の指令に応じ、
プログラムにしたがって各部の制御も行なう。すなわ
ち、CPU21とプログラムメモリ22とにより、本デ
ィジタル受信機の種々の制御、およびその制御に伴う処
理を行う制御手段20が構成される。各部を制御するた
めの指令や処理のための低速データ転送等は、制御バス
42を経由してCPU21と各部との間で行なわれる。
制御、受信および再生したストリームの復元に関する処
理などを行なうプロセッサである。CPU21は、機械
読み取り可能な記録媒体としてのプログラムメモリ22
に記憶されたプログラムを順次読み取って、映像パケッ
ト、音声パケットの復元に関する処理の制御、情報デー
タの復元に関する処理、復元した情報データを基に番組
情報を画像表示したり、情報データに基づいて本ディジ
タル受信機を制御するための処理を行なう。さらに、C
PU21は、ユーザ入力部29からの視聴者の指令情報
に応じて選局操作、番組表の表示、番組の録画再生、あ
るいはパレンタル制御の処理等、視聴者の指令に応じ、
プログラムにしたがって各部の制御も行なう。すなわ
ち、CPU21とプログラムメモリ22とにより、本デ
ィジタル受信機の種々の制御、およびその制御に伴う処
理を行う制御手段20が構成される。各部を制御するた
めの指令や処理のための低速データ転送等は、制御バス
42を経由してCPU21と各部との間で行なわれる。
【0024】次に、本発明のディジタル受信機の動作に
ついて、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
以下では、受信しようとするチャンネルの周波数、サー
ビスID、およびPATとPMTの最大伝送周期はあら
かじめ明確になっている場合について説明する。
ついて、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
以下では、受信しようとするチャンネルの周波数、サー
ビスID、およびPATとPMTの最大伝送周期はあら
かじめ明確になっている場合について説明する。
【0025】新しいチャンネルの受信を開始する場合で
周波数の変更が必要であるときには、CPU21からの
指令によりチューナ12に新しい周波数が設定される
(ステップST01)。チューナ12で所定の新しい周
波数を選択する際に、信号がロックされるかどうかを判
断する(ステップST02)。このステップにおいて、
信号が所定時間経過してもロックしない場合にはタイム
アウトとし、受信不能と判断し表示装置またはスピーカ
により受信不能であることを視聴者に知らせて、視聴者
に対して別の選択を促す。一方、信号がロックするとチ
ューナ12からキャリアロック信号がCPU21に通知
され、これにもとづき表示装置によりキャリアロックを
表示する(ステップST03)。また、キャリアロック
された後、CPU21はTSデコーダ31に所定の設定
を行い、PATの受信開始と同時にエラー訂正部14で
信号欠損モニターを開始する(ステップST04)。P
ATは放送番組に関連するPMTを伝送するTSパケッ
トのPIDを指定するものであり、TSがストリーム内
に含まれる場合必ず送出されるようになっている。
周波数の変更が必要であるときには、CPU21からの
指令によりチューナ12に新しい周波数が設定される
(ステップST01)。チューナ12で所定の新しい周
波数を選択する際に、信号がロックされるかどうかを判
断する(ステップST02)。このステップにおいて、
信号が所定時間経過してもロックしない場合にはタイム
アウトとし、受信不能と判断し表示装置またはスピーカ
により受信不能であることを視聴者に知らせて、視聴者
に対して別の選択を促す。一方、信号がロックするとチ
ューナ12からキャリアロック信号がCPU21に通知
され、これにもとづき表示装置によりキャリアロックを
表示する(ステップST03)。また、キャリアロック
された後、CPU21はTSデコーダ31に所定の設定
を行い、PATの受信開始と同時にエラー訂正部14で
信号欠損モニターを開始する(ステップST04)。P
ATは放送番組に関連するPMTを伝送するTSパケッ
トのPIDを指定するものであり、TSがストリーム内
に含まれる場合必ず送出されるようになっている。
【0026】PATの最大伝送周期が経過する時間PA
Tの受信を試みる(ステップST05)。この時間が経
過してもPATが受信されない場合、信号欠損モニター
の結果の解析を実行する(ステップ06)。この解析に
おいて、欠損が生じていないと判定されればPATが存
在せず、TS内に受信可能なストリームが存在しないと
判断でき、したがって選択したTS内の全サービスが休
止中または停止中であると判断できる。したがって、C
PU21は無効ストリームであることを表示装置あるい
はスピーカで視聴者に通知すれば、視聴者は別のチャン
ネルを選択することが可能となる。解析により欠損が生
じていると判定すれば、ステップST04に戻り再度P
ATの受信を開始すると同時に、エラー訂正部14で信
号欠損モニターを開始する。
Tの受信を試みる(ステップST05)。この時間が経
過してもPATが受信されない場合、信号欠損モニター
の結果の解析を実行する(ステップ06)。この解析に
おいて、欠損が生じていないと判定されればPATが存
在せず、TS内に受信可能なストリームが存在しないと
判断でき、したがって選択したTS内の全サービスが休
止中または停止中であると判断できる。したがって、C
PU21は無効ストリームであることを表示装置あるい
はスピーカで視聴者に通知すれば、視聴者は別のチャン
ネルを選択することが可能となる。解析により欠損が生
じていると判定すれば、ステップST04に戻り再度P
ATの受信を開始すると同時に、エラー訂正部14で信
号欠損モニターを開始する。
【0027】一方、PATが受信された場合は、有効な
ストリームを受信したことを表示装置またはスピーカで
表示し(ステップST07)、さらに受信したPATを
解析して目的のサービスIDを探す(ステップST0
8)。PATには、TS内に含まれるサービスID(チ
ャンネル)の構成と、各サービスIDのPMTのPID
が記載されている。また、PMTには、該当するチャン
ネル内のPCR、ビデオ、オーディオ、データコンテン
ツなどのPIDが記載されている。ここで該当サービス
IDが存在しなければ休止中であるので、CPU21は
表示装置またはスピーカにより休止中であることを視聴
者に通知し、視聴者はこれに基づき別のチャンネルの選
択をする(ステップST09)。
ストリームを受信したことを表示装置またはスピーカで
表示し(ステップST07)、さらに受信したPATを
解析して目的のサービスIDを探す(ステップST0
8)。PATには、TS内に含まれるサービスID(チ
ャンネル)の構成と、各サービスIDのPMTのPID
が記載されている。また、PMTには、該当するチャン
ネル内のPCR、ビデオ、オーディオ、データコンテン
ツなどのPIDが記載されている。ここで該当サービス
IDが存在しなければ休止中であるので、CPU21は
表示装置またはスピーカにより休止中であることを視聴
者に通知し、視聴者はこれに基づき別のチャンネルの選
択をする(ステップST09)。
【0028】一方、取得したPATに目的のサービスI
Dが存在することを確認できた場合は、そのPMTのP
IDをTSデコーダ31に設定してPMTの受信を開始
すると同時に、エラー訂正部14で信号欠損モニターを
開始する(ステップST10)。PMTは放送番組を構
成する各符号化信号を伝送するTSパケットのPIDを
指定するもので、TS内にストリームが含まれる場合P
ATで記述されるサービス各々に関して必ず送出されて
いる。
Dが存在することを確認できた場合は、そのPMTのP
IDをTSデコーダ31に設定してPMTの受信を開始
すると同時に、エラー訂正部14で信号欠損モニターを
開始する(ステップST10)。PMTは放送番組を構
成する各符号化信号を伝送するTSパケットのPIDを
指定するもので、TS内にストリームが含まれる場合P
ATで記述されるサービス各々に関して必ず送出されて
いる。
【0029】これ以降はPATのフローと同様で、PM
Tの最大伝送周期が経過する時間たってもPMTが受信
されなければ、信号欠損モニターの結果の解析を実行す
る(ステップST12)。すなわち、目的のストリーム
のエラー訂正のためのブロック符号解読において、訂正
不可能なエラーが発生したかどうかを解析し、エラーが
発生していない場合にはその情報は意図したものではな
い、すなわち放送された情報ではないと判断する。この
解析により、欠損が生じていないと判定されればPMT
が存在せず、休止中であることが判断できる。したがっ
て、休止中であることを表示装置またはスピーカで視聴
者に通知して、視聴者にチャンネルの変更等の別の選択
を促す。また、解析により欠損が生じていると判断され
た場合はステップST10に戻り、再度PMTの受信を
試みると同時にエラー訂正部14で信号欠損モニターを
開始する。
Tの最大伝送周期が経過する時間たってもPMTが受信
されなければ、信号欠損モニターの結果の解析を実行す
る(ステップST12)。すなわち、目的のストリーム
のエラー訂正のためのブロック符号解読において、訂正
不可能なエラーが発生したかどうかを解析し、エラーが
発生していない場合にはその情報は意図したものではな
い、すなわち放送された情報ではないと判断する。この
解析により、欠損が生じていないと判定されればPMT
が存在せず、休止中であることが判断できる。したがっ
て、休止中であることを表示装置またはスピーカで視聴
者に通知して、視聴者にチャンネルの変更等の別の選択
を促す。また、解析により欠損が生じていると判断され
た場合はステップST10に戻り、再度PMTの受信を
試みると同時にエラー訂正部14で信号欠損モニターを
開始する。
【0030】一方、PMTが受信された場合は、有効な
チャンネルが選択できたことを表示装置またはスピーカ
で通知する(ステップST13)。さらに、受信したP
MTを解析し、受信するビデオやオーディオなどのPI
Dを決定する。これをTSデコーダ31に設定して、所
定のチャンネルの映像パケットと音声パケットとを分離
し、これらを映像デコーダ33と音声デコーダ34とに
出力し、それぞれのデコーダで映像データと音声データ
として表示装置に送出し、放送の受信を開始する。
チャンネルが選択できたことを表示装置またはスピーカ
で通知する(ステップST13)。さらに、受信したP
MTを解析し、受信するビデオやオーディオなどのPI
Dを決定する。これをTSデコーダ31に設定して、所
定のチャンネルの映像パケットと音声パケットとを分離
し、これらを映像デコーダ33と音声デコーダ34とに
出力し、それぞれのデコーダで映像データと音声データ
として表示装置に送出し、放送の受信を開始する。
【0031】このフローにおいて、視聴者に表示するた
めの表示例を図3に示す。図3では、映像出力部38か
らの信号をもとに映像を表示する表示装置50で表示す
る場合を示す。例えば、チューナロック(ステップST
02)中は、「チャンネルを探しています。」という表
示をさせる(図3(a))。受信不能と判断した場合に
は、「信号が不安定で、受信不能です。別のチャンネル
を選択してください。」という表示をさせる(図3
(b))。また、PMTを受信してチャンネルが選択で
きたときは、「チャンネルが見つかりました。」という
ような表示をさせればよい。このような表示を必要なス
テップにおいて表示させるか、または音声で知らせる
か、あるいは両方を用いて知らせれば、視聴者は不安な
くチャンネルの選択を行える。
めの表示例を図3に示す。図3では、映像出力部38か
らの信号をもとに映像を表示する表示装置50で表示す
る場合を示す。例えば、チューナロック(ステップST
02)中は、「チャンネルを探しています。」という表
示をさせる(図3(a))。受信不能と判断した場合に
は、「信号が不安定で、受信不能です。別のチャンネル
を選択してください。」という表示をさせる(図3
(b))。また、PMTを受信してチャンネルが選択で
きたときは、「チャンネルが見つかりました。」という
ような表示をさせればよい。このような表示を必要なス
テップにおいて表示させるか、または音声で知らせる
か、あるいは両方を用いて知らせれば、視聴者は不安な
くチャンネルの選択を行える。
【0032】ところで、番組配列情報は一般の放送の場
合高い頻度で送出されている。この最大伝送周期は事業
者により規定されており、一般には100msの伝送周
期としている。従来のディジタル受信機では、降雨等に
より一時的な受信障害が発生して番組配列情報が受信で
きない場合に、目的とする放送が行われていないと誤認
しないように相当の時間(通常は2〜3秒)の受信を試
みてからタイムアウトと規定して、放送が非存在である
と判断するようにしている。このために、チャンネル選
局時にもチャンネルを切り替えるたびに2〜3秒間、黒
画面表示がされる。しかしながら、本発明では上述のフ
ローチャートからもわかるように、同一の周波数であれ
ばPSI(伝送制御信号)の最大伝送周期の時間が経過
する時間、また異なる周波数の場合にはチューナの同期
確立後の最大伝送周期の時間だけ番組配列情報を受信し
て、その間の受信信号に欠損がないと判定されればPS
Iテーブルは送られていないと判断する。このようにす
ることで、従来2〜3秒必要としていたのに対して、本
発明では最大伝送周期の時間(一般には100msec
と規定されている)で目的とする放送が存在していない
ことを判定できる。
合高い頻度で送出されている。この最大伝送周期は事業
者により規定されており、一般には100msの伝送周
期としている。従来のディジタル受信機では、降雨等に
より一時的な受信障害が発生して番組配列情報が受信で
きない場合に、目的とする放送が行われていないと誤認
しないように相当の時間(通常は2〜3秒)の受信を試
みてからタイムアウトと規定して、放送が非存在である
と判断するようにしている。このために、チャンネル選
局時にもチャンネルを切り替えるたびに2〜3秒間、黒
画面表示がされる。しかしながら、本発明では上述のフ
ローチャートからもわかるように、同一の周波数であれ
ばPSI(伝送制御信号)の最大伝送周期の時間が経過
する時間、また異なる周波数の場合にはチューナの同期
確立後の最大伝送周期の時間だけ番組配列情報を受信し
て、その間の受信信号に欠損がないと判定されればPS
Iテーブルは送られていないと判断する。このようにす
ることで、従来2〜3秒必要としていたのに対して、本
発明では最大伝送周期の時間(一般には100msec
と規定されている)で目的とする放送が存在していない
ことを判定できる。
【0033】したがって、目的とする放送が休止中ある
いは停止中で存在しないか、または放送が存在するかを
短時間に判定することが可能となり、存在する場合には
表示装置で映出が行われる。この結果、視聴者は非常に
短時間で休止中であることを認識でき、特にチャンネル
順送りをスムーズに行える。これは、受信状態の変動が
大きく、休止中または停止中である場合と受信状態不良
である場合とが混在することが多い地上波ディジタル放
送において特に有効である。
いは停止中で存在しないか、または放送が存在するかを
短時間に判定することが可能となり、存在する場合には
表示装置で映出が行われる。この結果、視聴者は非常に
短時間で休止中であることを認識でき、特にチャンネル
順送りをスムーズに行える。これは、受信状態の変動が
大きく、休止中または停止中である場合と受信状態不良
である場合とが混在することが多い地上波ディジタル放
送において特に有効である。
【0034】なお、欠損が認識されると引き続いて2〜
3秒間受信を試みるが、このときに画面の色やランプ点
灯状態を変えて受信状態を通知して、視聴者が現在の処
理状態を認識できるようにすれば視聴者の不安を解消す
ることもできる。なお、本実施の形態のディジタル受信
機は、上述したようにディジタル放送を受信し、映像パ
ケット、音声パケットおよび情報データを復元して映
像、音声を出力し、情報データを利用した処理を行う機
能を有するが、さらに受信した番組や番組情報をディジ
タル録画再生する機能を付加することもできる。
3秒間受信を試みるが、このときに画面の色やランプ点
灯状態を変えて受信状態を通知して、視聴者が現在の処
理状態を認識できるようにすれば視聴者の不安を解消す
ることもできる。なお、本実施の形態のディジタル受信
機は、上述したようにディジタル放送を受信し、映像パ
ケット、音声パケットおよび情報データを復元して映
像、音声を出力し、情報データを利用した処理を行う機
能を有するが、さらに受信した番組や番組情報をディジ
タル録画再生する機能を付加することもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明のディジタル受信機は、ディジタ
ル放送信号を受信する場合に番組配列情報を所定期間受
信して、その番組配列情報の欠損発生状況を解析するエ
ラー訂正部と、この解析結果にもとづき番組配列情報の
受信可否を判断して、この判断結果を視聴者に通知する
制御手段とを少なくとも具備する構成である。
ル放送信号を受信する場合に番組配列情報を所定期間受
信して、その番組配列情報の欠損発生状況を解析するエ
ラー訂正部と、この解析結果にもとづき番組配列情報の
受信可否を判断して、この判断結果を視聴者に通知する
制御手段とを少なくとも具備する構成である。
【0036】これにより、ディジタル受信機として大幅
な変更をすることなく、放送受信に必要な処理データを
有効に利用して番組配列情報を受信できたかどうかを判
断し、この判断結果に基づき放送の存在または非存在を
視聴者に通知することができる。この結果、放送番組が
放送中か、あるいは停止、休止中であるかを素早く認識
できるので、チャンネル順送りをスムーズに行える。ま
た、番組が存在する場合に実際の番組を映出するまでに
時間がかかっても、視聴者は安心して番組の映出を待っ
ていることができ、利便性に優れたディジタル受信機を
提供できるという大きな効果を有する。
な変更をすることなく、放送受信に必要な処理データを
有効に利用して番組配列情報を受信できたかどうかを判
断し、この判断結果に基づき放送の存在または非存在を
視聴者に通知することができる。この結果、放送番組が
放送中か、あるいは停止、休止中であるかを素早く認識
できるので、チャンネル順送りをスムーズに行える。ま
た、番組が存在する場合に実際の番組を映出するまでに
時間がかかっても、視聴者は安心して番組の映出を待っ
ていることができ、利便性に優れたディジタル受信機を
提供できるという大きな効果を有する。
【図1】本発明の一実施の形態におけるディジタル受信
機のブロック図
機のブロック図
【図2】本発明の一実施の形態におけるディジタル受信
機での動作フローチャート
機での動作フローチャート
【図3】本発明の一実施の形態における表示装置の表示
例を示す図
例を示す図
【図4】従来のディジタル受信機で、受信状態の悪化を
視聴者に対して認識させる処理手順を示すフローチャー
ト
視聴者に対して認識させる処理手順を示すフローチャー
ト
【図5】従来のディジタル受信機で、受信状態の悪化を
視聴者に対して認識させるための他の処理手順を示すフ
ローチャート
視聴者に対して認識させるための他の処理手順を示すフ
ローチャート
11 アンテナ
12 チューナ
13 復調部
14 エラー訂正部
20 制御手段
21 CPU
22 プログラムメモリ
29 ユーザ入力部
31 TSデコーダ
32 メモリ
33 映像デコータ
34 音声デコーダ
35 VRAM
36 合成部
37 音声出力部
38 映像出力部
41 データバス
42 制御バス
フロントページの続き
Fターム(参考) 5C025 AA23 BA09 BA25 BA27 BA28
CA02 CA09 DA01 DA05
5C063 AA01 AB03 AB07 CA23 CA29
CA36 DA03 DA07 DA13 DB10
5K061 AA09 BB06 DD00 DD14 JJ06
JJ07
Claims (6)
- 【請求項1】 放送番組データ、番組配列情報およびサ
ービス情報データを含む多重されたディジタル放送信号
を受信するディジタル放送受信装置であって、 前記番組配列情報を所定期間受信して前記番組配列情報
の欠損発生状況を解析するエラー訂正部と、 この解析結果にもとづき前記番組配列情報の受信可否を
判断して、目的とする放送番組の存在の有無を視聴者に
通知する制御手段とを少なくとも具備することを特徴と
するディジタル放送受信装置。 - 【請求項2】 前記番組配列情報の最大伝送周期内にお
いて、エラー訂正部で訂正不可能なエラーの発生状況を
解析し、訂正不可能なエラーが発生しなかった場合には
目的とする放送が休止または停止中であると制御手段が
判断することを特徴とする請求項1に記載のディジタル
放送受信装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、番組配列情報の受信可
否の判断結果を表示装置またはスピーカにより視聴者に
通知させることを特徴とする請求項1または請求項2に
記載のディジタル放送受信装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、 プログラムにしたがって実行するプロセッサと、前記プ
ロセッサを動作させるためのプログラムを格納するプロ
グラムメモリと、前記プロセッサを動作させるためのプ
ログラムとを備え、 前記プロセッサが前記プログラムを読み取り所定の動作
を実行することにより、番組配列情報の受信可否判断手
段、番組情報管理手段、番組情報編集手段およびパレン
タル制御手段として機能するプログラムを有しているこ
とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
のディジタル放送受信装置。 - 【請求項5】 受信した信号のエラー訂正と解析を行う
エラー訂正部と、プログラムにしたがって実行するプロ
セッサおよび前記プロセッサを動作させるためのプログ
ラムを格納するプログラムメモリを含む制御手段とを少
なくとも備えたディジタル放送受信装置の制御およびデ
ータ処理を行うプログラムであって、 前記プロセッサを、 前記番組配列情報の受信可否判断手段として機能させる
とともに、 番組情報管理手段、番組情報編集手段およびパレンタル
制御手段としても機能させるためのプログラム。 - 【請求項6】 請求項5に記載のプログラムを記憶した
機械読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002151936A JP2003348466A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ディジタル放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002151936A JP2003348466A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ディジタル放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003348466A true JP2003348466A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29769384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002151936A Pending JP2003348466A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ディジタル放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003348466A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007266727A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | 放送受信装置、放送受信方法及び放送受信プログラム |
JP2008034932A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Hcx:Kk | デジタル放送受信装置 |
JP2008092482A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Mitsubishi Electric Corp | デジタル放送受信装置 |
EP1995954A2 (en) | 2007-05-25 | 2008-11-26 | Funai Electric Co., Ltd. | Digital broadcasting receiving apparatus |
JP2008311768A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Funai Electric Co Ltd | 映像表示装置 |
-
2002
- 2002-05-27 JP JP2002151936A patent/JP2003348466A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007266727A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | 放送受信装置、放送受信方法及び放送受信プログラム |
JP2008034932A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Hcx:Kk | デジタル放送受信装置 |
JP2008092482A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Mitsubishi Electric Corp | デジタル放送受信装置 |
EP1995954A2 (en) | 2007-05-25 | 2008-11-26 | Funai Electric Co., Ltd. | Digital broadcasting receiving apparatus |
JP2008311768A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Funai Electric Co Ltd | 映像表示装置 |
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