JP2008092482A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動が原因で受信不可となることを防ぐとともに、停止時には短い時間で受信不可の判定をすることができるデジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るデジタル放送受信装置は、デジタル放送波から特定の放送プログラムを選局する選局手段2,3,4,11,12aと、自己の移動速度を検出する速度検出部17と、速度検出部17が検出した移動速度に応じて、受信不可判定時間の設定を変更する変更手段12と、選局手段2,3,4,11,12aが特定の放送プログラムを選局するのに要する時間が、設定された受信不可判定時間を超えた場合に受信不可と判定する判定手段12とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタル放送受信装置に関し、特に、車などの移動体に搭載されるデジタル放送受信装置に関するものである。
近年、デジタル放送受信装置は、車などの移動体に搭載されている(移動体に搭載されるデジタル放送受信装置を以下、移動体用デジタル放送受信装置と呼ぶ)。特許文献1に記載の移動体用デジタル放送受信装置では、車の速度を検出する速度検出部と接続されており、速度検出部で車が停止中であることを検出した場合には、放送プログラムを表示する。反対に車が停止中であることを検出できない場合には、放送プログラムを表示しない。このようにして、車の運転中にユーザがデジタル放送受信装置の表示を見れなくなるようにして、交通安全を確保するようにしている。
移動体用デジタル放送受信装置は、停止状態で使用される家庭内の据え置き型デジタル放送受信装置(以下、固定受信装置)と同様に、選局時間が受信不可判定時間を超えた場合に受信不可であると判定する。
しかしながら、移動体用デジタル放送受信装置が移動している時の選局時間は、移動体用デジタル放送受信装置が停止している時の選局時間よりも時間がかかるにもかかわらず、この受信不可判定時間は、固定受信装置を想定して、短い時間で固定されていた。
そのため、移動体用デジタル放送受信装置が移動すると、その選局時間が受信不可判定時間を超えて受信不可と判定されることが多くなり、ほとんど受信できないという現象が生じていた。この問題を解決するため、従来の移動体用デジタル放送受信装置では、高速で移動したときでも選局できるように、固定受信装置よりも長い受信不可判定時間で設定されている。
特開2005−197972号公報(第10−11頁、第2図)
移動体用デジタル放送受信装置においても、移動体が停止中であれば、選局は短時間で行うことができる。しかしながら、受信不可の判定は、移動しても受信不可と判定されないようにするため予め長い時間で設定されており、必要以上に待たなければならないという問題があった。一方、受信不可判定時間を十分に長く設定しなければ、上述したように、移動が原因で受信できないということが再発する問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、移動が原因で受信不可となることを防ぐとともに、停止時には短い時間で受信不可の判定をすることを目的とする。
本発明に係るデジタル放送受信装置は、デジタル放送波から特定の放送プログラムを選局する選局手段と、自己の移動速度を検出する速度検出部と、前記速度検出部が検出した前記移動速度に応じて、受信不可判定時間の設定を変更する変更手段と、前記選局手段が前記特定の放送プログラムを選局するのに要する時間が、前記設定された受信不可判定時間を超えた場合に受信不可と判定する判定手段とを備える。
本発明のデジタル放送受信装置によれば、移動が原因で受信不可となることを防ぐとともに、停止時には短い時間で受信不可の判定をすることができる。
<実施の形態1>
本実施の形態に係るデジタル放送受信装置は、例えば、携帯受信装置、移動体用デジタル放送受信装置に用いられる。図1は、デジタル放送波から特定の放送プログラムを選局する手法を示すフローチャートであり、図2は、本実施の形態に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施の形態に係るデジタル放送受信装置は、アンテナ1と、チューナ部2と、RF処理/復調部3と、デマルチプレクサ4と、音声信号生成部5と、映像信号生成部6と、音声出力回路部7と、映像出力回路部8と、スピーカ9と、モニタ10と、選局制御部11と、システム制御部12と、PSI解析部12aと、表示制御部13と、速度センサ14と、メモリ15と、選局指示部16と、速度検出部17とを備える。
図2のブロック図に記した構成とともに、図1の選局動作について説明する。アンテナ1は、デジタル放送波を受信する。選局指示部16は、ユーザから選局指示を受け、特定の放送プログラムのチャンネル番号を受け付ける。この選局指示部16は、リモートコントローラであってもよく、デジタル放送受信装置本体に設けられていてもよい。選局制御部11は、選局指示部16で受け付けたチャンネル番号に対応する周波数で、チューナ部2をチューニング設定する。さらに、選局制御部11は、選局指示部16とPSI解析部12aからの情報に基づいて、デマルチプレクサ4を制御する。
チューナ部2は、デジタル放送波から、選局制御部11によって設定された周波数に同調する信号を検出、すなわち、キャリア検出する(STEP1)。RF処理/復調部3は、チューナ部2で検出した信号を、誤り訂正を行いながら、デジタル信号に復調する。
ここで復調されるデジタル信号は、MPEG2エンコーダによって圧縮された1または複数の放送プログラムの内容を含んでいる。具体的には、放送プログラムの情報、音声の情報、および、映像の情報等、をそれぞれ分割し、それら分割した情報に、それぞれPID(Packet Identifier)とよばれる任意の識別番号を付ける。そして、PID別に、188バイトを1パケットとしてパケット化された情報(トランスポートパケット:TP)を、時分割で送り出して多重化することによって圧縮されている。このTPが多重化されたデジタル信号を、トランスポートストリーム(TS)という。
放送プログラムに関する仕様情報を示すTPは、PSI(Program Specific Information)と呼ばれる。PSIには、PAT(Program Association Table)とPMT(Program Map Table)がある。また、MPEG圧縮符号化された映像、音声、字幕などのAVデータはES(Elementary Stream)と呼ばれる。
PATは、デジタル放送受信装置において最初に取得されるTPであり、PMTのPIDを収めている。このPMTは、放送プログラムと1対1に対応しており、放送プログラムはProgram Numberという番号で識別される。つまり、PATは、現在放送されているすべての放送プログラムのPIDを収めている。
PMTは、PATの次に取得されるTPであり、PMTの放送プログラムに対応する映像のPID(Video Stream PID)、音声のPID(Audio Stream PID)、および、多種の装置において汎用的にPLL(Phase Locked Loop)クロックの発振速度を合わせるための情報(Program Clock Reference:PCR)のPID(PCR PID)を収めている。つまり、PMTは、PMTに対応する放送プログラムのESのPID(Elementary PID)を収めている。
PSI解析部12aは、放送プログラムを示す情報であるPSI、つまり、PAT、および、PMTを解析する。このPSI解析部12aは、PATを解析した場合には、選局指示部16で受けた特定の放送プログラムのチャンネル番号に対応するPMTのPIDを求める。また、PMTを解析した場合には、映像データ、音声データ、PCRに対応するPID、つまり、ESのPIDを求める。
デマルチプレクサ4は、選局制御部11からの制御により、選局指示部16で受け付けた特定の放送プログラムに対応する映像データ、音声データ、PSIデータを、RF処理/復調部3で復調したデジタル信号(TS)から分離する。以下、デマルチプレクサ4が、これらデータをデジタル信号(TS)から分離する動作について説明する。
デマルチプレクサ4は、選局指示部16からの制御により、RF処理/復調部3で復調したデジタル信号から、PATを最初に受信する(STEP2)。そして、デマルチプレクサ4は、受信したPATをPSI解析部12aに送る。PSI解析部12aは、そのPATを解析し、選局指示部16で受けた特定の放送プログラムのチャンネル番号に対応するPMTのPIDが空でなければ、そのPMTのPIDを取得する(STEP3)。
選局制御部11は、PSI解析部12aの解析によって得られたPMTのPIDを受け、デマルチプレクサ4を制御する。デマルチプレクサ4は、選局制御部11からの制御により、PSI解析部12aの解析によって得られたPMTのPIDをもとに、デジタル信号(TS)から、PMTを受信する(STEP4)。デマルチプレクサ4は、受信したPMTをPSI解析部12aに送る。PSI解析部12aは、そのPMTを解析し、特定の放送プログラムに対応するESのPIDが空でなければ、ESのPID、つまり、Audio StreamのPIDと、Video StreamのPIDと、時刻基準情報の識別情報(PCR)のPIDを取得する(STEP5)。
選局制御部11は、PSI解析部12aの解析によって得られたESのPIDを受け、デマルチプレクサ4を制御する。デマルチプレクサ4は、選局制御部11からの制御により、PSI解析部12aの解析によって得られたESのPIDをもとに、デジタル信号(TS)から、ESを受信する。
以上のようにして、特定の放送プログラムのES、つまり、Video Stream、Audio Stream、PCRを識別することにより映像データ、音声データ等を抽出する(PIDフィルタリング)。こうして抽出された映像や音楽のビットストリームデータを、デマルチプレクサ4は、映像信号生成部6と音声信号生成部5のそれぞれへ流す。
音声信号生成部5は、デマルチプレクサ4から抽出された音声データを音声信号へデコードする。音声出力回路部7は、音声信号生成部5から得られた音声信号をユーザの好みの音量に調整し、スピーカ9で音声を再生する制御を行う。
映像信号生成部6は、デマルチプレクサ4から抽出された映像データを映像信号へデコードする。映像出力回路部8は、映像信号生成部6から得られた映像信号に基づいて、モニタ10で映像を再生する制御を行う。
こうして別々にデコードされた映像と音声がずれないように再生するためには、これらの同期(A/V同期)を取る必要がある。そのためには、PCRの値に、受信機が持っているPLLクロックの発振速度を同期させて、映像、音声を出力する準備をする。そして、映像、音声を出力する段階では、Video StreamとAudio Streamがそれぞれ持っている時分割された再生時刻PTS(Presentation Time Stamp)を、PCRで同期させたPLLクロックでカウントアップしながら、映像、音声を出力する。
さらに、近年のデジタル放送では、放送プログラムごとに異なる映像で表示するために、映像フォーマットを伝送してくる場合がある。このような場合にデジタル放送受信装置が映像フォーマットを取得すると、取得した映像フォーマットにあわせて受信装置のビデオ表示回路を設定する。この映像フォーマットを取得するためには、一定時間ごとに映像ストリームに付加されてくるSequence Headerの内容を参照する。こうして、デジタル放送受信装置は、映像、音声の同期をあわせるとともに、ビデオ表示回路を設定する出力準備を行う(STEP6)。
以上のように、チューナ部2、RF処理/復調部3、デマルチプレクサ4、選局制御部11、PSI解析部12aから構成される選局手段は、上述したチューナ部2における周波数の設定開始から、音声および映像の出力準備終了までの動作(STEP1〜6)を行う。
速度センサ14は、車速信号や進行方向、歩幅を検出する。速度検出部17は、速度センサ14で検出した車速信号や進行方向、歩幅を解析処理することによって、自己の移動速度を検出する。例えば、携帯型ナビゲーション装置では、検出した進行方向と、歩幅とカウントした歩数に基づいて移動方向及び移動距離を演算し、これを移動時間で割ることにより移動速度を算出する技術が一般に知られている。また、車載用の移動体用デジタル放送受信装置であれば、車速信号を取得し、この車速信号から相対的移動方向、移動距離および移動速度等を算出する技術が一般的に知られている。速度検出部17は、解析処理により算出された移動速度を、システム制御部12に入力する。
システム制御部12は、デジタル放送受信装置の全動作を制御するものであり、選局指示部16から入力されたユーザからの選局指示を、選局制御部11、および、表示制御部13に送出する。また、システム制御部12は、速度検出部17が算出した移動速度を、表示制御部13に送出する。また、判定手段であるシステム制御部12は、上述した選局手段が特定の放送プログラムを選局するのに要する時間(以下、選局時間)が、受信不可判定時間を超えた場合に受信不可と判定する。
この選局時間は、主に、チューナ部2で周波数の設定からその周波数に同調する信号を検出するまでの時間、PSI(PAT、PMT)の受信時間、映像フォーマットの情報検出時間、ならびに、A/V同期(リップシンク処理)に要する時間で占められる。
選局時間の要素のうち、チューナ部2の設定から同調するまでの時間を除いた時間は、TSからそれぞれの処理に必要な情報を受信する時間、つまり、必要な情報の再送周期の時間によるところが大きい。そうすると、選局するのに要する時間である選局時間は、チューナ部2の同期時間、PAT再送周期、PMT再送周期、Sequence Header再送周期を含むことになる。
また、上述した受信不可判定時間は、選局時間と比較される時間であり、選局時間が受信不可判定時間を超えた場合、受信不可であると判定される。このうち、選局時間の1つであるPSI(PAT、PMT)の受信時間と比較される受信不可判定時間について以下説明する。
各情報の再送周期の1例として、日本のARIB規格(Association of Radio Industries and Business)第4編(PSI/SI運用規定)では、PSIの各情報の再送周期が規定されており、具体的には、PATの再送周期は100ms、PMT(部分受信層以外のサービス)の再送周期は100ms、PMT(部分受信階層のサービス)の再送周期は200ms、と規定されている。
さらに、エンジニアリングサービスのPMTの再送周期は、最大1secと規定されている。エンジニアリングサービスとは、直接受信時の受信機ソフト、または、周波数リスト変更情報などである。このエンジニアリングサービスの再送周期から、ARIB規格に適応する受信機ならば、PSIの再送周期は、最大1sec程度で設計されることが望ましいとされている。
そのため、一般的な固定受信装置の場合、最大約1sec以内にPSIを受信できなければ、受信不可と判定している。また、ARIB規格では、エンジニアリングサービスを除く部分受信以外の階層のサービスの場合、PATで記述されるサービス(放送プログラム)のPMTを1000ms以内に受信できなければ、受信不可と判断するように規定されている。以上のことから、固定受信装置の受信不可判定時間は1secであればよいということになる。
なお、ARIB規格では、放送が休止中であることを理由に受信不可とする場合として、「PAT、PMTを受信したが、有効なPAT、PMTがない場合」、「PAT受信後にTS上からPMTが受信できない場合」、「TS上からPATが受信できない場合」を想定している。
「有効なPAT、PMTがない場合」というのは、例えば、選局を行った結果、PATを受信したが、特定するサービスのエントリー(PMTのPID)がPATに存在しない場合や、PATの中身が空である場合などが該当する。
「PAT受信後にTSからPMTが受信できない場合」というのは、例えば、PMTのPIDは得られたが、電波不良、または、高速移動などが原因で、TSからPMTが受信できない場合や、PATの修正が対応できていなかった場合が該当する。ARIB規格では、部分受信階層のサービスについて、パケットエラーが無く、受信不可判定時間である2secを経過してもPMTを受信できなければ、放送休止中と判断される。部分受信階層以外の階層のサービスの場合、パケットエラーが無く、受信不可判定時間である1secを経過してもPMTを受信できなければ、放送休止中と判断される。なお、携帯受信機では、無条件に放送休止中と判断される。また、メディアタイプがデータ型サービス以外のサービスに関しては異常状態であるが、上記と同様に扱うのが望ましい。
「TS上からPATが受信できない場合」というのは、事故や放送システムのメンテナンスなどが原因である。この場合も、上記と同様に、放送休止中と判断される。ただし、携帯受信機では、もともとPATが受信できないため、PMTが受信できない場合に限って、放送休止中と判断される。
システム制御部12が受信不可と判定した場合、表示制御部13は、その判定結果を受け、映像信号生成部6、映像出力回路部8を介して、受信不可であることをモニタ10がOSD(On Screen Display)表示する制御を行う。こうして、表示部であるモニタ10は、システム制御部12が受信不可と判定した場合に、受信不可表示を行う。あるいは、その表示とともに、地上ブロードキャスタ内の他の実行中サービスを表示するように制御してもよい。
さらに、変更手段であるシステム制御部12は、速度検出部17が検出した移動速度に応じて、自己が移動中か停止中かを判断し、受信不可判定時間を変更する。本実施の形態では、システム制御部12は、速度検出部17が検出した移動速度が上昇するにつれて、この受信不可判定時間を長くする。
また、システム制御部12は、速度検出部17が検出した移動速度が停止中に相当するときは、第1の受信不可判定時間を設定し、速度検出部17が検出した移動速度が移動中に相当するときは、第1の受信不可判定時間よりも長い第2の受信不可判定時間を設定する。例えば、自己が停止中とシステム制御部12が判定した場合には、第1の受信不可判定時間を固定受信装置と同じ1secに設定し、自己が移動中と判定した場合には、固定受信装置の受信不可判定時間よりも長い第2の受信不可判定時間に設定する。移動中の第2の受信不可判定時間は、例えば、高速移動中の場合には10secに設定し、移動しているが高速ではない場合には5secに設定する。このように、本実施の形態では、移動中に相当する第2の受信不可判定時間を5secと10secの2通りで設定しているが、どちらか一方のみの1通りで設定してもよく、あるいは、さらに設定を増やして3通り以上の複数通りで設定してもよい。システム制御部12は、これらの設定データや、速度センサ14で検出したデータをメモリ15に記憶する。
次に、本実施の形態に係るデジタル放送受信装置の動作を、図3のフローチャートを用いて説明する。まず、ユーザが選局指示部16に、特定の放送プログラムに対応するチャンネル番号を入力することにより、選局処理が開始される(STEP11)。
次に、選局動作により映像や音声の情報が途中で変更され、映像や音声が乱れないようにするため、音声出力回路部7は、音声出力を停止するようにスピーカ9を制御し、映像出力回路部8は、映像出力を停止するようにモニタ10を制御する(STEP12)。
それから、速度検出部17から入力された移動速度に応じて、システム制御部12は、自己が移動中か停止中かを判断し(STEP13)、受信不可判定時間を変更する。本実施の形態では、自己が停止中と判定した場合には、固定受信装置と同じ1secに設定する(STEP14)。自己が移動中と判定した場合には、速度検出部17で検出した移動速度に応じて、受信不可判定時間を変更する。ここでは、移動速度が高速である場合には、10secに設定し、移動しているが高速ではない場合には、5secに設定する(STEP15)。
次に、上述した選局動作(STEP1〜6)により、デジタル放送波から特定の放送プログラムを選局する(STEP16)。そして、システム制御部12は、選局手段が特定の放送プログラムを選局したか否かを判定する(STEP17)。
システム制御部12が、選局手段が特定の放送プログラムを選局した場合には、STEP6ですでに行ったA/V再生準備過程でデコードされる。そして、同期をとった映像信号、音声信号のそれぞれに従って、映像出力回路部8は、モニタ10が映像を出力する制御をし、音声出力回路部7は、スピーカ9が音声を出力する制御をする。こうして、A/V出力開始過程(STEP18)が行われる。
STEP17において、選局手段が特定の放送プログラムを未だ選局できていない場合には、システム制御部12は、選局手段が特定の放送プログラムを選局するのに要した時間が、受信不可判定時間を超えているかをチェックする(STEP19)。ここで、選局するのに要した時間が、受信不可判定時間を超えていない場合には、再度、STEP16に戻り、選局動作を続ける。選局するのに要した時間が、受信不可判定時間を超えた場合には、受信不可である旨の表示をモニタ10でOSD表示するように、表示制御部13に伝送する。表示制御部13は、映像信号生成部6、および、映像出力回路部8を経由してモニタ10を制御し、モニタ10は、受信不可である旨をOSD表示して、受信不可表示を行う(STEP20)。
以上の動作を行う本実施の形態に係るデジタル放送受信装置は、移動することにより選局する時間がかかっても、移動速度に応じて受信不可判定時間を長くするので、移動が原因で受信不可となる事態を減らすことができる。一方、停止時には受信不可判定時間を短くし、短い時間で受信不可の判定を行うことができるので、ユーザは必要以上待たずにその判定結果を知ることができる。
<実施の形態2>
実施の形態1では、図3のSTEP20で、選局手段が特定の放送プログラムを選局するのに要した時間が、受信不可判定時間を超えた場合には、モニタ10で受信不可である旨を表示していた。しかしながら、その受信不可の原因については何も表示していない。そこで、本実施の形態では、受信不可の原因を表示するようにする。
その構成において、解析部であるPSI解析部12aは、デジタル放送波から得られる情報であるPATを解析して、特定の放送プログラムを識別する情報であるPMTのPIDがあるか否かを判定する。
また、表示制御部13は、その解析結果に応じて、映像信号生成部6、映像出力回路部8を介して、モニタ10を制御する。こうして、モニタ10における受信不可表示は、PSI解析部12aの解析結果に応じた表示を含む。
本実施の形態では、PSI解析部12aがPMTのPIDがあると判定した場合、移動速度が原因で受信できなかった旨を表示するようにする。このうち、PMTのPIDがあって、TSからPMTが受信できない場合は、ARIB規定に従えば、放送プログラムの休止中に該当するが、この場合も、移動速度が原因で受信できなかった旨を表示するようにする。
また、PSI解析部12aがPMTのPIDがないと判定した場合、特定の放送プログラムが休止中である旨を表示するようにする。その他の構成については、実施の形態1と同じである。
本実施の形態に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートを、図4に示す。図に示すように、実施の形態1とSTEP20の箇所以降のみが異なる。そのため、このステップの動作についてのみ、以下説明する。
PSI解析部12aは、PATを解析して、PMTのPIDがあるか否かを判定する(STEP30)。モニタ10は、PSI解析部12aの解析結果に応じた表示を行う。本実施の形態では、PSI解析部12aがPMTのPIDがあると判定した場合、モニタ10は、移動速度が原因で受信不可である旨を表示するようにする(STEP31)。PSI解析部12aがPMTのPIDがないと判定した場合、特定の放送プログラムが休止中である旨を表示するようにする(STEP32)。
これにより、特定の放送プログラムが休止中である旨が表示された場合には、ユーザは、もはや、デジタル放送受信装置で対応することができないので、他の放送プログラムを選局すべきであることを知ることができる。一方、移動速度が原因で受信できなかった可能性がある旨が表示された場合には、ユーザは移動速度を落とすか、受信不可判定時間をさらに長く変更するようにすることにより、特定の放送プログラムを選局できる可能性があることを知ることができる。こうして、PSI解析部12aの解析結果に応じた表示を行うことにより、ユーザは適切な対応ができるようになる。
<実施の形態3>
実施の形態1では、システム制御部12は、受信不可判定時間を、停止中では1sec、移動中では5sec、高速移動中では10secの3パターンで変更した。本実施の形態では、3パターン以外でも変更できるようにするため、図5のように移動速度と受信不可判定時間の関係を予め記憶しておき、移動速度に応じて、連続的に受信不可判定時間を変更する。
このように受信不可判定時間を連続的に変更することにより、本実施の形態に係る移動体用デジタル放送受信装置は、装置の移動速度に最も適した時間で受信不可の判定をすることができる。
実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の選局動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るデジタル放送受信装置を示すブロック図である。 実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るデジタル放送受信装置に使用される受信不可判定時間と移動速度の関係を表す図である。
符号の説明
1 アンテナ、2 チューナ部、3 RF処理/復調部、4 デマルチプレクサ、5 音声信号生成部、6 映像信号生成部、7 音声出力回路部、8 映像出力回路部、9 スピーカ、10 モニタ、11 選局制御部、12 システム制御部、12a PSI解析部、13 表示制御部、14 速度センサ、15 メモリ、16 選局指示部、17 速度検出部。

Claims (4)

  1. デジタル放送波から特定の放送プログラムを選局する選局手段と、
    自己の移動速度を検出する速度検出部と、
    前記速度検出部が検出した前記移動速度に応じて、受信不可判定時間の設定を変更する変更手段と、
    前記選局手段が前記特定の放送プログラムを選局するのに要する時間が、前記設定された受信不可判定時間を超えた場合に受信不可と判定する判定手段とを備える、
    デジタル放送受信装置。
  2. 前記変更手段は、
    前記速度検出部が検出した前記移動速度が停止中に相当するときは、第1の受信不可判定時間を設定し、
    前記速度検出部が検出した前記移動速度が移動中に相当するときは、前記第1の受信不可判定時間よりも長い第2の受信不可判定時間を設定する、
    請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記変更手段は、
    前記速度検出部が検出した前記移動速度に応じて、前記受信不可判定時間を連続的に変更する、
    請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記判定手段が受信不可と判定した場合に受信不可表示を行う表示部と、
    前記デジタル放送波から得られる情報を解析して、前記特定の放送プログラムを識別する情報があるか否かを判定する解析部とをさらに備え、
    前記表示部における前記受信不可表示は、前記解析部の解析結果に応じた表示を含む、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のデジタル放送受信装置。
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