JP2003347300A - 配線設計方法 - Google Patents

配線設計方法

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JP2003347300A JP2002155128A JP2002155128A JP2003347300A JP 2003347300 A JP2003347300 A JP 2003347300A JP 2002155128 A JP2002155128 A JP 2002155128A JP 2002155128 A JP2002155128 A JP 2002155128A JP 2003347300 A JP2003347300 A JP 2003347300A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイドができ易いか否かによって異なる配線
寿命を考慮して、配線寿命を正確に把握することがで
き、これにより、許容電流を不必要に制約することなく
配線を設計することができる配線設計方法を提供する。 【解決手段】 多層配線構造を有する半導体装置の配線
設計方法において、エレクトロマイグレーションによる
配線寿命を、配線11,12と上下各配線を接続するビ
ア12の接続部近傍で発生するボイド14の潜伏期及び
成長期によって分類した異なった予測モデルにより予測
し、配線設計を行う。予測モデルは、配線11,12
が、ビア12に対して上に位置するか或いは下に位置す
るかで、潜伏期と成長期とを独立して取り扱う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配線設計方法に
関し、特に、配線材料として銅(Cu)を用いた多層配
線構造を有する半導体装置の配線設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LSI(Large Scale
Integrated Circuit)等の半導体
装置に金属配線を形成する配線方法が知られている。配
線材料として、これまでアルミニウム(Al)が主に用
いられていたが、配線の低抵抗化やマイグレーション耐
性の向上を図ってデバイス性能を高める観点から、最近
は、銅(Cu)が用いられようになってきた。
【0003】この銅配線を形成する場合、銅薄膜形成後
のエッチング加工が困難であることから、ダマシン(D
amascene)法が多く使われている。ダマシン法
は、溝にめっき等の成膜法により銅を埋め込んだ後に研
磨により余剰部分を除去して、埋め込み銅配線を形成す
る。
【0004】ダマシン法には、配線のみを形成するシン
グルダマシンと、上下層の配線を繋ぐビア(Via)と
配線を一度に埋め込んで形成するデュアルダマシンがあ
る。シングルダマシンの場合、ビアを形成する例えばタ
ングステン(W)は先に埋め込んでおく。
【0005】このダマシン法による配線においては、埋
め込んだ銅が周辺へ拡散浸入するのを防止するためのバ
リアメタルを設ける必要がある。つまり、ビアに接して
いる配線部分には、必ずバリアメタルが介在することに
なって物質の連続性が無くなる。
【0006】ところで、LSIの金属配線に電流が流れ
ると、金属原子が電子流方向に応力を受けて移動するエ
レクトロマイグレーションが発生し、これにより電子流
の上流で大量に蓄積された空孔は、光学的に観察可能な
物理的な孔、即ち、ボイドとなる。
【0007】この金属原子は、どの位置においてもが電
子流方向に応力を受けて移動するが、ビアとの接続部分
にはバリアメタルが存在し、このバリアメタルを金属原
子は突き抜けられないので、ビアとの接続部分では、金
属原子が移動するだけになってしまい、新たに供給され
ることがない。従って、金属原子が移動した後の空孔、
即ち、ボイドができ易くなってしまう。
【0008】金属原子の移動により発生したボイドが、
ある程度の大きさまで成長した配線は、電気的な導通が
失われたり配線抵抗が増加することにより、信号伝達に
不具合を生じさせる。このため、LSIの設計時、目的
とする実使用期間内では、ボイドによる影響を受けずに
信号伝達ができるように、配線の寿命予測式を作成し、
これに基づく予測寿命を設計制約としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配線の
寿命予測式は、最も寿命が短くなる配線構造の特性を採
用して一律に作成されていたため、例えばボイドができ
難く、より長い寿命を期待することができる配線構造に
対しては、許容電流値の過剰な制限を与えることにな
る。つまり、ボイドができ易いか否かによって異なる配
線寿命を考慮していなかったため、配線寿命の正確な把
握ができなかった。このことは、許容電流の不必要な制
約をもたらし、デバイスの高速化を阻むことになる。
【0010】この発明の目的は、ボイドができ易いか否
かによって異なる配線寿命を考慮して、配線寿命を正確
に把握することができ、これにより、許容電流を不必要
に制約することなく配線を設計することができる配線設
計方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る配線設計方法は、多層配線構造を有
する半導体装置の配線設計方法において、エレクトロマ
イグレーションによる配線寿命を、配線と上下各配線を
接続するビアの接続部近傍で発生するボイドの潜伏期及
び成長期によって分類した異なった予測モデルにより予
測し、配線設計を行うことを特徴としている。
【0012】上記構成を有することにより、エレクトロ
マイグレーションによる配線寿命が、配線と上下各配線
を接続するビアの接続部近傍で発生するボイドにおける
潜伏期及び成長期によって分類した異なった予測モデル
を用いて予測され、この予測に基づき、多層配線構造を
有する半導体装置の配線設計が行われる。これにより、
ボイドができ易いか否かによって異なる配線寿命を考慮
して、配線寿命を正確に把握することができ、これによ
り、許容電流を不必要に制約することなく配線を設計す
ることができる。
【0013】また、この発明に係る配線チェック方法に
より、上記配線設計方法により配線設計を行う際の配線
チェック方法を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0015】図1は、この発明の一実施の形態に係る配
線設計方法を説明するための、ボイド発生状況を概略的
に示す断面説明図である。図1に示すように、ダマシン
法を用いて形成した銅(Cu)配線構造10において
は、電子(electron)が流れる状況に応じて、
下層配線或いは上層配線にそれぞれ異なったボイドが発
生する。
【0016】電子流が、上層配線11から接続ビア(V
ia)12を介して下層配線13へと流れる場合、下層
配線13にボイド14が発生し((a)参照)、下層配
線13から接続ビア12を介して上層配線11へと流れ
る場合、上層配線11にボイド14が発生する((b)
参照)。このボイド14により、配線の抵抗増加がもた
らされるが、抵抗増加にいたるに必要なボイドの体積
が、下層配線13に発生するボイド14と上層配線11
に発生するボイド14とで異なっている。
【0017】LSIの金属配線に電流が流れると、流れ
る電子と金属原子とが衝突した際の運動量交換により、
金属原子が電子流方向に応力を受けて移動する現象であ
るエレクトロマイグレーションが発生する。金属原子が
移動することにより、電子流の上流では空孔が蓄積さ
れ、大量に蓄積された空孔は、光学的に観察可能な物理
的な孔であるボイドを発生させる。ボイドは、主に空孔
が蓄積し易い場所に発生する。
【0018】金属原子を移動させる駆動力が、電子流と
の運動量交換であること、及び金属原子が格点を移動す
る際のポテンシャルを超える確率が、温度が高い程大き
くなることから、エレクトロマイグレーションの加速因
子は、電流密度と雰囲気温度である。
【0019】ボイドがある程度の大きさまで成長した配
線は、電気的な導通が失われたり、配線抵抗が増加して
信号の伝達に不具合が生じる。従って、LSIの設計
時、目的とする実使用期間内では、エレクトロマイグレ
ーションによる抵抗異常が無視し得る量になるように、
環境温度と駆動電流を制限する必要がある。一般に、複
数の高雰囲気温度及び複数の高電流密度による加速試験
の結果から、寿命予測式を作成し、この寿命予測式に基
づいて、目的とする実使用期間と使用温度から制限電流
を逆算し、設計制約としている。
【0020】従来使用されてきた、Al若しくはAl合
金(AlCuが一般的)配線では、物理的気相成長によ
りウェハ全面に堆積した薄膜を、エッチング法で配線の
形状に加工してパターンニングする方法を用いる。ま
た、配線主金属であるAl若しくはAl合金の上下に
は、バリアメタルと呼ばれる高融点金属、例えばTiや
TiNを、積層させることが一般的に行われている。こ
れは、ストレスマイグレーションによるボイドが発生し
た際の冗長、露光の精度を確保するための反射防止を目
的としている。
【0021】従って、パターンニングされた配線は、A
lの上下にバリアメタルを持つことになる。このバリア
メタルは、配線主金属であるAl若しくはAl合金と比
較して拡散係数が小さいため、エレクトロマイグレーシ
ョンが起こり難い。そのため、エレクトロマイグレーシ
ョンによってAlにボイドが発生しても、バリアメタル
はそのままの形状で残って導通に寄与し、完全断線する
ことはない。
【0022】上下の配線層の接続部であるビアでは、バ
リアメタル及びビアにより原子流束の勾配が最大にな
る。言い換えると、原子流束が遮断されるため空孔が集
中してボイドとなり易い。但し、バリアメタルが、その
上下に位置する配線主金属であるAl若しくはAl合金
と共に存在するため、配線とビアの位置関係に関係な
く、完全断線してしまうことはない。このとき、ボイド
がある程度成長し配線抵抗が増加した時点で、故障と判
定する。
【0023】一方、銅配線においては、銅薄膜のエッチ
ングによるパターン形成が困難であるため、Al配線と
は異なる工法が用いられている。現在のところ、ダマシ
ン法と呼ばれる方法が一般的である。
【0024】これは、予め堆積しておいた配線層間膜
に、エッチングで溝を形成し、銅拡散防止のためのバリ
アメタルと銅シード(種子)層を物理的気相成長等の方
法で堆積した後に、めっき法等で溝を埋め込み、配線部
位外の余分な層を化学的機械研磨(Chemical
MechanicaI Polishing:CMP)
により削り取って、配線を形成する方法である。
【0025】一般に、CMP表面は、銅の拡散の少ない
絶縁膜(SiN等)を、化学的気相成長等により堆積し
てカバーする。従って、ダマシン法を用いた、銅或いは
銅を主伝導体とする銅合金層を含む配線においては、銅
上面に高融点金属によるバリアメタルが存在しない。
【0026】また、ダマシン銅配線におけるエレクトロ
マイグレーションの高速拡散経路は、CMPによって形
成された銅の上面とキャップ絶縁膜との界面である。溝
の側壁及び底部のバリアメタルと銅の界面は、比較的遅
い拡散経路である。また、結晶粒界(Grain Bo
undary:GB)も支配的な拡散経路ではない。こ
れは、整合粒界となる双晶の存在比が大きいためと考え
られる。そのため、原子の移動、空孔の集中、ボイドの
発生という一連の現象は、銅とキャップ絶縁膜の界面か
ら発生し始める。
【0027】上述したダマシン銅配線の性質により、上
層配線11との接続ビア12を介して電子流が流れる場
合(図1(a)参照)と、下層配線13との接続ビア1
2を介して電子流が流れる場合(図1(b)参照)とで
は、抵抗増加にいたるに必要なボイドの体積が異なるこ
とになる。
【0028】具体的には、上層配線11とビア12で接
している部分では、ビア12(例えば、タングステン埋
め込みビア、若しくはダマシン法により形成された銅埋
め込みビア等)の底部と銅の界面が、原子流束勾配が最
大になる箇所と高速拡散経路が一致する場所なので、ボ
イド14が発生し、バリアメタルがないので完全断面に
近い急激な抵抗増加が発生する。下層配線13との接続
部では、ビア12と配線の接続個所は、原子流束勾配は
最大であるが、高速拡散経路は銅上面とキャップ絶縁膜
との界面であるため、ボイド14は銅配線の上面より発
生する。
【0029】従って、発生したボイド14は、導通には
全く影響を与えず、ボイド14がビア上全体に成長する
まで抵抗変化に影響を与えない。上層配線11との接続
ビア12を介して電子流が流れる場合(図1(a)参
照)は、ボイド14の体積は小さくてよいため寿命が短
く、下層配線13との接続ビア12を介して電子流が流
れる場合(図1(b)参照)は、配線溝深さ方向、配線
長方向にボイド14が成長する必要があるため、比較的
寿命が長くなる。
【0030】また、エレクトロマイグレーションによる
配線寿命を、ボイド発生の潜伏期と成長期に分離して観
察した場合、ボイド発生の潜伏期と、上層配線11との
接続ビア12を介して電子流が流れる場合(図1(a)
参照)の寿命は一致する。下層配線13との接続ビア1
2を介して電子流が流れる場合(図1(b)参照)の寿
命は、潜伏期と抵抗増加にいたるボイド長までの成長時
間の和に一致する。
【0031】ボイド発生の潜伏期は、電流密度の2乗に
逆比例するため、上層配線11との接続ビア12を介し
て電子流が流れる場合(図1(a)参照)のボイド14
による寿命は、電流密度の2乗に逆比例する。また、寿
命の活性化エネルギは、潜伏期の活性化エネルギに一致
する。
【0032】下層配線13との接続ビア12を介して電
子流が流れる場合(図1(b)参照)のボイド14につ
いては、前述したのと同様に、ボイド発生の潜伏期は電
流密度の2乗に逆比例するが、その後のボイド成長時間
は電流密度そのものに逆比例する。よって、寿命は、上
層配線11との接続ビア12を介して電子流が流れる場
合(図1(a)参照)よりも必ず長い時間になる。
【0033】そのため、下層配線13との接続ビア12
を介して電子流が流れる場合(図1(b)参照)の構造
を持つビアについては、上層配線11との接続ビア12
を介して電子流が流れる場合(図1(a)参照)の構造
のビアに対してよりも、より大きな許容電流を与えるこ
とができる。逆に、電流密度が高くなるクロック配線の
取り出し口等は、下層配線13との接続ビア12を介し
て電子流が流れる場合(図1(b)参照)の構造を選択
することにより、信頼性を向上させることが可能にな
る。
【0034】次に、シングルダマシン銅配線のエレクト
ロマイグレーションにおける潜伏期間、ドリフト速度及
び閾条件の評価について説明する。ここでは、ボイド成
長について評価するためのテストストラクチャ(Tes
t Structure)を用い、微細ダマシン銅配線
のエレクトロマイグレーション挙動について、ボイドが
発生するまでの猶予時間(Incubation ti
me)とボイド成長期間を分離してストレス依存性を調
査し、拡散メカニズムの検討を行った。
【0035】図2は、実験サンプルである銅配線構造を
有する半導体装置を模式的に示した部分断面図である。
図2に示すように、銅配線構造を有する半導体装置15
は、銅或いは銅を主伝導体とする銅合金(例えば、Cu
Sn,CuTi,CuSi,CuZr,Ag等)層から
なる上層配線11と下層配線13が、接続ビア12を介
して電気的に接続されている。
【0036】これら各配線11,13及びビア12に埋
め込まれたプラグ16は、上面のみを除いて、例えば、
TiN,Ta,TaN等からなるバリアメタル17によ
り覆われており、上面は、各配線11,13とプラグ1
6の接続部分を除いて、拡散を防止するための窒化膜に
より覆われている。
【0037】下層配線13が形成された層は、下層配線
13及び層間絶縁膜18と、下面側のバリアメタル17
及びエッチングストッパ膜19からなる。プラグ16が
形成された層は、プラグ16及び層間絶縁膜18と、下
面側のバリアメタル17及びキャップ絶縁膜20からな
る。上層配線11が形成された層は、上層配線11及び
層間絶縁膜18と、下面側のバリアメタル17及びエッ
チングストッパ膜19と、上面側のキャップ絶縁膜20
からなる。
【0038】図3は、図2の銅配線構造の製造方法の一
例を説明する工程断面図である。図3に示すように、シ
ングルダマシン法により銅からなる配線11,13を形
成する場合、先ず、層間絶縁膜18に、銅を埋め込むた
めの溝を加工する((a)参照)。
【0039】次に、その溝に、バリアメタル17と種
(シード)銅を物理的気相成長法(Physical
Vapor Deposition:PVD)により堆
積し、その後、メッキ法により銅(Cu)21を溝に埋
め込む((b)参照)。
【0040】次に、CMPにより表面を研磨して余分な
Cu21を除去し、配線形成部を含む層表面を平坦化す
る((c)参照)。その後、研磨した層表面を覆うキャ
ップ絶縁膜20を形成する((d)参照)。従って、ダ
マシン法を用いて形成した、銅或いは銅合金層を含む配
線においては、配線上面に高融点金属によるバリアメタ
ルが存在しない。
【0041】図4は、図2の実験サンプルにおけるボイ
ド成長について評価するためのテストストラクチャを概
念的に示す断面図である。図4に示すように、テストス
トラクチャ23は、2層のダマシン銅配線とN+ 拡散層
(N+ junction)により構成され、被試験部
は、シングルダマシンプロセスによる銅配線(Meta
l1:Ml)である。
【0042】Mlは、例えばタングステンからなる4個
のコンタクト24a〜24dを介して、N+ 拡散層に接
続されている。Mlのアノード端は、デュアルダマシン
プロセスにより形成された、ビア(Vl)とMlの上層
配線である銅配線(Metal2:M2(図示しな
い))とにより終端している。
【0043】M2部は、エレクトロマイグレーションに
よるボイドが発生しないように、十分な配線幅を有しリ
ザーバーが設けられている。配線層間にはFSG(Fl
uorine Doped Silicon Glas
s)膜を用い、SiN膜をキャップ絶縁膜に用いてい
る。試験は、255〜35O℃の条件下で、1.9〜
7.7MA/cm2 の電流密度(Ml部)で、エレクト
ロンを図中左から右に流して実施した。
【0044】試験の結果、先ず、カソ−ド端からボイド
14が成長して、ボイド長がカソード端からの長さLl
(第1のコンタクト位置)に達すると、ステップ状に抵
抗が変化し、続いて、カソード端からの長さL2(第2
のコンタクト位置)、L3(第3のコンタクト位置)、
L4(第4のコンタクト位置)までボイド14が成長す
ると、その都度、ステップ状抵抗変化が観察された。抵
抗変化のステップ時点は、抵抗変化モニタにより得るこ
とができる。
【0045】図5は、図4のステップ状抵抗変化を経過
時間と共にグラフにより表した説明図である。図6は、
図5の抵抗変化時におけるボイド成長状態の説明図であ
る。図5及び図6に示すように、ストレス時間(Str
ess time[h])が経過するに連れて抵抗(R
esistance[Ω])がステップ状に変化してい
る。
【0046】試験開始後の時間t1で、抵抗が約167
[Ω]から約170[Ω]へと上昇した(図5参照)。
このとき、ボイド14の成長は最初(第1)のコンタク
ト24aに達し、配線主金属の原子は第1のコンタクト
24aと第2のコンタクト24bの間まで移動している
(図6(a)参照)。即ち、時間t1の経過後、ボイド
14の成長によりボイド長がカソード端からの長さLl
となり、4個のコンタクト24a〜24d(図4参照)
の内、第1のコンタクト24aがその機能を失った(1
st contact failed)ことを示してい
る。
【0047】続いて、試験開始後の時間t2で、抵抗が
約170[Ω]から約173[Ω]へと上昇した(図5
参照)。このとき、ボイド14の成長は第2のコンタク
ト24bに達し、配線主金属の原子は第2のコンタクト
24bと第3のコンタクト24cの間まで移動している
(図6(b)参照)。即ち、時間t2の経過後、ボイド
14の成長によりボイド長がカソード端からの長さL2
となり、4個のコンタクト24a〜24d(図4参照)
の内、第1のコンタクト24aに加え第2のコンタクト
24bもその機能を失った(2nd contact
failed)ことを示している。
【0048】続いて、試験開始後の時間t3で、抵抗が
約174[Ω]から約178[Ω]へと上昇した(図5
参照)。このとき、ボイド14の成長は第3のコンタク
ト24cに達したものと思われ、その後、抵抗が更に上
昇して約182[Ω]になった時点で、ボイド14の成
長は第4のコンタクト24dにかかり、配線主金属の原
子は第4のコンタクト24dの上まで移動している(図
6(c)参照)。即ち、時間t3の経過後、ボイド14
の成長によりボイド長がカソード端からの長さL3とな
り、4個のコンタクト24a〜24d(図4参照)の
内、第1のコンタクト24a、第2のコンタクト24b
に加え、第3のコンタクト24cもその機能を失った
(3rd contact failed)ことを示し
ている。
【0049】続いて、試験開始後の時間t4で、抵抗が
約185[Ω]へと上昇した(図5参照)。このとき、
ボイド14の成長は第4のコンタクト24dを超えた位
置に達し、配線主金属の原子は第4のコンタクト24d
から完全に離れた位置まで移動している(図6(d)参
照)。即ち、時間t4の経過後、ボイド14の成長によ
りボイド長がカソード端からの長さL4を超え、4個の
コンタクト24a〜24d(図4参照)の内、第1のコ
ンタクト24a、第2のコンタクト24b、第3のコン
タクト24cに加え、第4のコンタクト24dもその機
能を失った(4th contact failed)
ことを示している。
【0050】ところで、このテストストラクチャの23
場合、エレクトロマイグレーションにより、電子流が流
れる方向に応力を受けた金属原子が移動を開始する。そ
の結果、金属原子の移動方向の反対側に空孔が集中して
物理的な孔(ボイド14)に成長する。これが蓄積され
てゆくので、ボイド14が成長して行くように見える。
【0051】つまり、1個目のコンタクト24aを超え
る所までボイド14が成長した時点で、このコンタクト
24aが隔離されたような状態になり、コンタクト1個
分抵抗値が上昇する。抵抗値を観察すると、各コンタク
ト24を超えた段階で1つ抵抗値が上がり、最期のコン
タクト24dを超えた段階で、コンタクト24dの上面
と側面のバリアメタル17だけで繋がった状態になるの
で、抵抗値が非常に高くなる。
【0052】この結果、常に同じ電流を流していると金
属原子の移動速度は一定になるから、横軸に抵抗変化の
ステップ時点をポイントし、縦軸にカソード端からの長
さ(L1〜L4)を取ると、時間と距離が分かるので、
この1次直線の傾きがドリフト速度となる。
【0053】図7は、図6における抵抗変化のステップ
時点とカソード端からの長さとの関係をグラフで表した
説明図である。図7に示すように、このグラフの1次直
線の傾きがドリフト速度(Drift Velocit
y)を示し、x切片が電流を流してから移動が開始され
るまでの潜伏時間を示す。なお、ここでは、正確なドリ
フト速度を得るために、ばらつきが出る時間をx軸とし
たときの傾きの逆数(インバース)をドリフト速度とし
ている。
【0054】今回の実験から、ダマシン銅配線のエレク
トロマイグレーションの場合、配線表面部分が非常に速
い拡散パスとなるので、最初に表面部分にボイド14が
できる。よって、図1(a)の場合は、急激な抵抗上昇
となり回路として動作しなくなる。
【0055】ボイド14が表面から発生するのは、配線
表面を機械的に研磨しているので金属原子の欠陥等が非
常に多く空孔も多くなり、移動度は表面の方が高くなっ
ているためと考えられる。この結果、配線不良は、表面
に発生するボイド14がどんどん拡散していき、拡散し
た分の体積の銅原子が全部なくなってから漸く抵抗が上
がることによって生じる。従って、少しでも銅原子が残
っていれば、そこで導通するので抵抗値の上昇がない。
【0056】図8は、ボイド発生状態の透過型電子顕微
鏡による解析結果の説明図(その1)であり、図9は、
ボイド発生状態の透過型電子顕微鏡による解析結果の説
明図(その2)である。図8及び図9に示すように、ビ
ア12の上部と下部に発生したボイド14を、透過型電
子顕微鏡(Transmission Electro
n Microscope:TEM)により解析した結
果、銅配線のレイアウトによって、ボイド発生状態が全
く異なっているのが確認できた。
【0057】エレクトロンが下層配線13からビア12
を経て上層配線11へと流れる場合(図8(a)参
照)、上層配線11のCu/SiN界面にボイド14が
発生し、ビア12の位置から電子流方向に向かって上層
配線11に入り込むように成長している。なお、バリア
メタル17のバリアメタル/Cu界面には、ボイド14
が発生していない。つまり、これだけの銅原子がドリフ
トアウトして行く必要がある(図8(b)参照)。
【0058】逆に、エレクトロンが上層配線11からビ
ア12を経て下層配線13へと流れる場合(図9(a)
参照)、ビア12の下の下層配線13にボイド14が発
生している。ここでは、ドリフトアウトして行く銅原子
は僅かである(図9(b)参照)。図中、結晶粒界(G
B)部にくびれが認められる。
【0059】なお、最初にボイド14ができる迄の時
間、即ち潜伏時間があるのは、この時間ではボイド14
が殆ど取るに足りない程に小さいか、空孔が集中して物
理的な孔に成長するまでに一定の時間が必要であるため
と思われる。この時間と配線の寿命時間は、ほぼ一致し
ている。
【0060】潜伏時間は、実際にボイド14が形成され
た後の配線長方向への銅原子の移動速度を測った結果得
られたものであるので、溝深さ方向に完全に銅が無くな
った領域が発生した時点で終了する。言い換えると、配
線長が少しでも短くなった時点である。それには、配線
表面部分に発生したボイド14が深さ方向に成長する必
要があるので、実際の寿命時間は、潜伏時間よりも僅か
に短くなる。
【0061】実験結果から、配線寿命は、ボイド14の
発生がビア12下の場合は潜伏時間で定義することがで
き、ビア12上の場合は、ビア12上から銅がドリフト
アウトして行く状態まで持って行かなければならないの
で、その分布によって定義することができる。潜伏時間
における電流のストレス依存性は、電流の2乗に比例す
るが、ドリフトによる移動は、電流値の1乗に比例する
ので、依存性が1乗と2乗で違ってくる。従って、これ
らを分離して考える必要があることがこの実験結果から
得られる。
【0062】上述した配線構造を有するデバイスを実際
に設計する場合、製品(配線)の目標寿命を決め、環境
温度はデバイスの保証温度として、実験から求めた活性
化エネルギの値と電流の依存性の係数を入れておけば、
定数が決まっているので、電流密度Jが逆算できる。配
線の寿命(Time to Failure:Ttf)
を表す式、 Ttf=A/Jn ・exp(φ/kT) から、電流密度Jを求めると、 J={A/Ttf・exp(φ/kT)}1/n となる。ここで、Aは定数、φは拡散の活性化エネル
ギ、kはボルツマン定数、Tは絶対温度を示す。
【0063】ここで得られた電流値を下回るような設計
をしておけば、目標寿命を達成することができる。上層
配線11から下層配線13に流れる場合(図9参照)
は、殆ど潜伏時間に等しくなるので2乗に比例し、下層
配線13から上層配線11に流れる場合(図8参照)
は、潜伏時間+1乗に比例しドリフト時間があるので、
実際には2次方程式になる。
【0064】このように、この発明によれば、銅或いは
銅を主伝導体とする銅合金層を含む配線において、シン
グルダマシン構成のビア部における配線寿命を、ビアの
接続部近傍で発生するボイドの潜伏期と成長期(ドリフ
ト期)に分類してそれぞれ独立して取り扱い、ビア配線
の構造、位置関係により異なる寿命予測モデルを適用す
ることにより、配線寿命、即ち、配線の信頼性を予測す
ることが可能となる。
【0065】このため、予想した配線寿命に基づいて、
配線構造及びデバイス製品を設計することができ、ビア
に対して上か或いは下かの配線の位置関係によって、そ
の制限電流を変えることができる。配線がビアに対して
下の場合は、潜伏期に基づく許容電流値により設計し、
配線がビアに対して上の場合は、潜伏期と成長期の和に
基づく許容電流値により設計する。
【0066】この結果、上層配線11と接続するビア1
2に対しては、より大きな許容電流を与えることが可能
となり、デバイスの高速化が実現できる。下層配線13
と接続するビア12に対しては、比較的小さな許容電流
となるが、潜伏期と一致することにより、その寿命特性
が電流密度の2乗に逆比例すると特定される。
【0067】また、配線の位置関係によりその制限電流
を変えることができるので、配線設計に際し、設計信頼
性検証用CAD(Computer Aided De
sign)ツールによりエレクトロマイグレーションの
チェックを行う場合、ビア12に対する配線の位置関係
によりチェック方法を変えることができる。
【0068】図10は、配線設計における設計信頼性検
証用CADツールによるチェック方法の流れを示すフロ
ーチャートである。図10に示すように、設計信頼性検
証用CADツールによる配線設計時に、以下の手順によ
りエレクトロマイグレーションのチェックを行う。
【0069】チェック開始により、チェック対象の配線
がビア12の上に位置するかを判断する(ステップS1
01)。配線がビア12の上に位置する(Yes)場
合、電流許容値に基づくビア上のパラメータを採用し
(ステップS102)、配線がビア12の下に位置する
(No)場合、電流許容値に基づくビア下のパラメータ
を採用する(ステップS103)。
【0070】次に、それぞれのパラメータによってチェ
ックした後、チェックOKかを判断する(ステップS1
04)。チェックOK(Yes)の場合、チェックを終
了し、チェックOKでない(No)場合、修正作業を行
った(ステップS105)後、再度、チェックOKかを
判断する(ステップS104)。
【0071】これにより、従来、配線のチェックを、チ
ェック対象の配線がビア上或いはビア下の何れに位置す
るかに関わらず、全て一つのパラメータで行っていたの
が、配線がビア上に位置する場合とビア下に位置する場
合とで、それぞれに応じたパラメータで行うことができ
る。
【0072】なお、上記実施の形態においては、ビアに
対する配線の位置関係により許容電流値に基づき配線設
計を行っていたが、配線に付随する全ての容量(C)を
一個の容量(等価容量)で表して、容量×周波数×電源
電圧で電流値を求める。これにより、動作周波数及び電
源電圧は決まっているので、許容電流値に変えて容量の
最大値を設計基準にすることができる。即ち、電流の制
限を容量の制限に置き換えることができる。
【0073】また、配線は、銅或いは銅を主伝導体とす
る銅合金により形成したが、例えば、銀(Ag)或いは
金(Au)により形成しても良い。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、エレクトロマイグレーションによる配線寿命が、配
線と上下各配線を接続するビアの接続部近傍で発生する
ボイドにおける潜伏期及び成長期によって分類した異な
った予測モデルを用いて予測され、この予測に基づき、
多層配線構造を有する半導体装置の配線設計が行われる
ので、ボイドができ易いか否かによって異なる配線寿命
を考慮して、配線寿命を正確に把握することができ、こ
れにより、許容電流を不必要に制約することなく配線を
設計することができる。
【0075】また、この発明に係る配線チェック方法に
より、上記配線設計方法により配線設計を行う際の配線
チェック方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る配線設計方法を
説明するための、ボイド発生状況を概略的に示す断面説
明図である。
【図2】実験サンプルである銅配線構造を有する半導体
装置を模式的に示した部分断面図である。
【図3】図2の銅配線構造の製造方法の一例を説明する
工程断面図である。
【図4】図2の実験サンプルにおけるボイド成長につい
て評価するためのテストストラクチャを概念的に示す断
面図である。
【図5】図4のステップ状抵抗変化を経過時間と共にグ
ラフにより表した説明図である。
【図6】図5の抵抗変化時におけるボイド成長状態の説
明図である。
【図7】図6における抵抗変化のステップ時点とカソー
ド端からの長さとの関係をグラフで表した説明図であ
る。
【図8】ボイド発生状態の透過型電子顕微鏡による解析
結果の説明図(その1)である。
【図9】ボイド発生状態の透過型電子顕微鏡による解析
結果の説明図(その2)である。
【図10】配線設計における設計信頼性検証用CADツ
ールによるチェック方法の流れを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 銅配線構造 11 上層配線 12 ビア 13 下層配線 14 ボイド 15 半導体装置 16 プラグ 17 バリアメタル 18 層間絶縁膜 19 エッチングストッパ膜 20 キャップ絶縁膜 21 Cu 23 テストストラクチャ 24,24a,24b,24c,24d コンタクト Ll〜L4 カソード端からの長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH08 HH11 HH12 HH13 HH14 HH18 HH21 HH32 HH33 JJ11 JJ12 JJ13 JJ14 JJ19 JJ21 JJ32 JJ33 KK11 KK12 KK13 KK14 KK21 KK32 KK33 MM01 MM08 MM12 MM13 NN34 PP14 PP27 QQ48 RR06 UU07 VV12 XX01 XX05 XX28 XX37 5F064 EE26 EE27 EE32 EE41 HH06 HH09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多層配線構造を有する半導体装置の配線設
    計方法において、 エレクトロマイグレーションによる配線寿命を、配線と
    上下各配線を接続するビアの接続部近傍で発生するボイ
    ドの潜伏期及び成長期によって分類した異なった予測モ
    デルにより予測し、配線設計を行うことを特徴とする配
    線設計方法。
  2. 【請求項2】前記予測モデルは、 前記配線が、前記ビアに対して上に位置するか或いは下
    に位置するかで、前記潜伏期と前記成長期を独立して取
    り扱うことを特徴とする請求項1に記載の配線設計方
    法。
  3. 【請求項3】前記予測モデルは、 前記配線が前記ビアに対して下に位置する場合、前記潜
    伏期に基づく許容電流値を与えて形成されることを特徴
    とする請求項2に記載の配線設計方法。
  4. 【請求項4】前記許容電流値は、 前記配線が前記ビアに対して上に位置する場合より小さ
    いことを特徴とする請求項3に記載の配線設計方法。
  5. 【請求項5】前記予測モデルは、 前記配線が前記ビアに対して上に位置する場合、前記潜
    伏期と前記成長期の和に基づく許容電流値を与えて形成
    されることを特徴とする請求項2に記載の配線設計方
    法。
  6. 【請求項6】前記許容電流値は、 前記配線が前記ビアに対して下に位置する場合より大き
    いことを特徴とする請求項5に記載の配線設計方法。
  7. 【請求項7】前記許容電流値に代えて、配線に付随する
    全容量の等価容量を用いることを特徴とする請求項3か
    ら6のいずれかに記載の配線設計方法。
  8. 【請求項8】前記配線は、銅又は銅を主伝導体とする銅
    合金により形成されることを特徴とする請求項1から7
    のいずれかに記載の配線設計方法。
  9. 【請求項9】前記配線は、ダマシン法により形成される
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の配
    線設計方法。
  10. 【請求項10】請求項1から9に記載の配線設計方法に
    より配線設計を行う際に、設計信頼性検証用のCADツ
    ールによりエレクトロマイグレーションによる配線寿命
    のチェックを行う配線チェック方法において、 前記配線が、上下各配線を接続するビアに対して上に位
    置するか或いは下に位置するかの位置関係により、チェ
    ック方法を変えることを特徴とする配線チェック方法。
  11. 【請求項11】前記配線が前記ビアの上に位置する場
    合、電流許容値に基づくビア上パラメータを採用してチ
    ェックを行い、前記配線が前記ビアの下に位置する場
    合、電流許容値に基づくビア下パラメータを採用してチ
    ェックを行うことを特徴とする請求項10に記載の配線
    チェック方法。
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