JPH11214628A - 半導体装置の配線試験方法、配線試験回路および配線試験装置 - Google Patents

半導体装置の配線試験方法、配線試験回路および配線試験装置

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JPH11214628A
JPH11214628A JP10011351A JP1135198A JPH11214628A JP H11214628 A JPH11214628 A JP H11214628A JP 10011351 A JP10011351 A JP 10011351A JP 1135198 A JP1135198 A JP 1135198A JP H11214628 A JPH11214628 A JP H11214628A
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wiring
voltage detection
wirings
test
semiconductor device
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JP10011351A
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Kazuhide Koyama
一英 小山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験試料の準備と配線試験装置の作製および
運用とにかかるコストを抑えつつ、多くの不良サイトの
抵抗上昇をモニターし、正確なエレクトロマイグレーシ
ョン評価を行うことができる半導体装置の配線試験方
法、配線試験回路および配線試験装置を提供する。 【解決手段】 電流導入パッドPA,PB間に、複数の
試験配線Li (i=1〜n)を並列に接続する。各試験
配線Li は、層間絶縁膜に設けられた接続孔Ci の部分
でWプラグ8を介して互いに接続された下層配線および
上層配線により構成する。各試験配線Li 毎に、不良サ
イトである接続孔Ci を両側から挟むように一対の電圧
検出線を接続する。各試験配線Li のうち、電圧検出区
間の抵抗は全体の抵抗の1/10以下とする。試験試料
にエレクトロマイグレーション試験装置の電源を接続
し、各試験配線Li に所定の電流を流しながら、各試験
配線Li 毎の電圧検出区間の電位差を順次測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の配
線試験方法、配線試験回路および配線試験装置に関し、
特に、配線のエレクトロマイグレーション評価を行うよ
うにした半導体装置の配線試験方法、配線試験回路およ
び配線試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、例えば超LSIの高集積化
に伴い、内部配線の寸法ルールの微細化も進んでいる。
一方、配線間容量の増大に伴う配線遅延が超LSIの性
能を左右するため、配線層の厚さに対しても厳しい制限
が加えられている。その結果、配線の断面積は減少し、
電流密度が上昇するため、配線のエレクトロマイグレー
ション耐性の確保が重要な課題になっている。
【0003】超LSIの配線材料としては、主にAl合
金が用いられている。このAl合金は、エレクトロマイ
グレーション耐性に関して十分な強度を有するとは言え
ず、通常、このAl合金配線のエレクトロマイグレーシ
ョン試験は、配線に対して直流またはパルス状の所定の
電流を流し続け、配線が断線するまでの時間から評価し
ていた。
【0004】しかしながら今日では、超LSIの配線と
しては、エレクトロマイグレーション耐性や種々の信頼
性の向上を図るため、Al合金配線の上層および/また
は下層にTi、TiN、TiONまたはTiWなどの高
融点金属またはその化合物からなる導電膜を設けた、い
わゆるバリアメタル積層構造配線が多く用いられてい
る。
【0005】図7は、このようなバリアメタル積層構造
配線を有する半導体装置の一例を示す。図7に示すよう
に、この半導体装置においては、所定の素子が形成され
たSi基板101上にSiO2 膜のような絶縁膜102
が設けられ、この絶縁膜102上に、下地バリアメタル
層としてのTiN/Ti膜103を介して主配線層とし
てのAl合金膜104が設けられている。これらのTi
N/Ti膜103およびAl合金膜104によって、バ
リアメタル積層構造配線が構成されている。
【0006】このバリアメタル積層構造配線において
は、図8に示すように、Al合金膜104が断線して
も、その下層のTiN/Ti膜103の冗長効果によっ
て配線全体の断線が防止される。したがって、このバリ
アメタル積層構造配線は、エレクトロマイグレーション
試験中に断線に至ることはまずないため、配線の両端の
電位差をモニターすることによって配線の抵抗をモニタ
ーし、その値が予め定められた値に到達するまでの時間
を測定することによって、エレクトロマイグレーション
寿命を評価することになる。そして通常、このバリアメ
タル積層構造配線のエレクトロマイグレーション試験に
おいては、配線の抵抗が所定の値(初期値)から10%
〜20%上昇したときをもって、不良の目安としている
ことが多い。
【0007】一方、超LSIの高集積化に伴い、内部配
線プロセスにおいては、狭くて深い、したがって、アス
ペクト比の大きいコンタクトホールやビアホール(以
下、両者を総称して接続孔という)を配線材料で埋め込
む技術が重要となっている。しかしながら、配線材料と
してスパッタリング法によりAl合金膜を成膜した場
合、接続孔の側壁が影になってAl粒子が接続孔内部に
多く入射しないシャドウイング効果により、接続孔内で
のAl合金膜のカバレッジが悪くなるため、接続孔底部
近くのAl合金膜の強度の弱い所で不良が発生しやすい
という問題が生じている。そのため、微細な接続孔内部
を配線材料で埋め込む何らかのプロセス技術が要求され
ている。
【0008】このような微細な接続孔を配線材料で埋め
込む手法の一つに、例えばタングステン(W)ブランケ
ット化学気相成長(CVD)法などによって、Wのよう
な高融点金属からなる導電性プラグを接続孔内部に充填
する方法が一般的に用いられている。図9は、このプラ
グ技術を用いて接続孔を埋め込むようにした半導体装置
の一例を示す。
【0009】すなわち、図9に示すように、この半導体
装置においては、所定の素子などが形成されたSi基板
201上にSiO2 膜のような層間絶縁膜202が設け
られている。この層間絶縁膜202上には、下地バリア
メタル層としてのTiN/Ti膜203を介して主配線
層としての下層Al合金膜204が設けられている。こ
の下層Al合金膜204の上には、反射防止膜としての
TiN膜205が設けられている。そして、これらのT
iN/Ti膜203、下層Al合金膜204およびTi
N膜205によって、バリアメタル積層構造の下層配線
が構成されている。
【0010】Si基板201の全面には、この下層配線
を覆うようにSiO2 膜のような層間絶縁膜206が設
けられている。下層配線上の所定部分における層間絶縁
膜206には、下層Al合金膜204に達する接続孔C
´が設けられている。この接続孔C´の内部は、密着層
としてのTiN/Ti膜207を介してWプラグ208
により埋められている。
【0011】層間絶縁膜206上には、下地バリアメタ
ル層としてのTiN/Ti膜209を介して主配線層と
しての上層Al合金膜210が設けられている。この上
層Al合金膜210上には、反射防止膜としてのTiN
膜211が設けられている。これらのTiN/Ti膜2
09、上層Al合金膜210およびTiN膜211は所
定形状にパターニングされており、これによって、バリ
アメタル積層構造の上層配線が構成されている。
【0012】しかしながら、上述のように構成された半
導体装置においては、接続孔C´の部分で、電流がAl
合金側から高融点金属側へ流れる(電子が高融点金属側
からAl合金側へ流れる)部分が存在するため、次のよ
うな問題があった。すなわち、上述のように構成された
半導体装置において、例えば図10に示すように、電子
- が下層配線側から接続孔C´を通して上層配線側に
向かって流れている場合は、接続孔C´の近傍で、電子
- がWプラグ208側から上層配線側に流れる部分が
存在する。このため、上層Al合金配線210のうち接
続孔C´の近傍の部分では、エレクトロマイグレーショ
ン現象によりAl原子が不足し、Al原子空孔濃度が高
くなるため、エレクトロマイグレーション不良が発生す
ることが問題となっていた。
【0013】このように、バリアメタル積層構造配線を
用いた多層配線構造において、接続孔の埋め込みにプラ
グ技術を用いた場合は、エレクトロマイグレーションの
不良サイトが、ほぼプラグと配線との界面近傍に特定さ
れるため、今後は、エレクトロマイグレーション耐性が
劣るプラグと配線との界面を含む試料について多くのエ
レクトロマイグレーション試験を行い、エレクトロマイ
グレーション寿命の予測の確度を高めていく必要があ
る。
【0014】ここで、上述のような構造を有する配線の
エレクトロマイグレーション寿命を測定するようにし
た、従来の半導体装置の配線のエレクトロマイグレーシ
ョン試験方法について説明する。図11および図12
は、この従来のエレクトロマイグレーション試験方法を
説明するための平面図および断面図である。図11およ
び図12において、図9と同一または対応する部分に
は、同一の符号を付す。なお、図11および図12にお
いては、Si基板201、絶縁膜202、TiN/Ti
膜203、207、209、TiN膜205、211お
よび層間絶縁膜206は図示省略されている。
【0015】この従来の半導体装置の配線のエレクトロ
マイグレーション試験方法において用いられる試験試料
においては、図11および図12に模式的に示すよう
に、エレクトロマイグレーション試験回路として、Wプ
ラグ208で埋められた接続孔C´が、下層Al合金膜
204(下層配線)と上層Al合金膜210(上層配
線)とにより交互に接続された複数段の接続孔チェーン
からなる試験配線L´が形成されている。この試験配線
L´の両端は、それぞれ、電流導入パッドPA´および
PB´と接続されている。また、この試験配線L´の両
端は、それぞれ電圧検出パッドPC´およびPD´と接
続されている。
【0016】上述のように構成された試験試料を用いて
エレクトロマイグレーション評価を行う際には、図11
および図12に示すように、定電流源のような電源22
1を電流導入パッドPA´およびPB´に接続し、電圧
計222を電圧検出パッドPC´およびPD´に接続す
る。そして、電源221を用いて試験配線L´に所定の
電流を流し、この試験配線L´の両端の電圧を電圧計2
22でモニターして、この試験配線L´の抵抗上昇を測
定する。
【0017】上述の従来のエレクトロマイグレーション
試験方法においては、一度に評価することができる不良
サイトの数は増えるものの、実際に検出している試験配
線L´の抵抗上昇は、この試験配線L´全体の平均的な
値であり、個々の不良サイトの状態を把握することはで
きない。したがって、本来は、個々の不良サイト毎に抵
抗をモニターして、エレクトロマイグレーション寿命を
評価する必要がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のエレクトロマイグレーション試験方法では、各不
良サイト(各接続孔)毎の抵抗上昇をモニターしながら
評価数を増やそうとすると、図13に示すように、個々
の接続孔C´毎に四端子法により電流を流しながら抵抗
をモニターする必要があるため、評価する接続孔の数の
4倍のパッドが必要であり、それぞれのパッド毎にボン
ディング接続または針立てを行う必要であった。またこ
の上、通常は、評価する接続孔の数と同数の試験試料
(パッケージ)と電源とが必要であった。このため、試
験試料の準備と、配線試験装置の作製および運用とにか
かるコストが大きくなっていた。
【0019】したがって、この発明の目的は、不良サイ
トがほぼ特定されている配線のエレクトロマイグレーシ
ョン評価を行う際などに、試験試料の準備と配線試験装
置の作製および運用とにかかるコストを抑えつつ、多く
の不良サイトの抵抗上昇をモニターし、正確なエレクト
ロマイグレーション評価を行うことができる半導体装置
の配線試験方法、配線試験回路および配線試験装置を提
供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明による半導体装置の配線試験
方法は、二つの電流導入端子と、二つの電流導入端子の
間に並列に接続された各々不良サイトを含む複数の配線
とを有し、複数の配線の個々の配線毎に不良サイトが電
圧検出区間に含まれるように一対の電圧検出線が接続さ
れ、配線の電圧検出区間の抵抗が配線の全体の抵抗の1
/10以下である配線試験回路を用い、二つの電流導入
端子を通して複数の配線に所定の電流を流しながら、個
々の配線毎の電圧検出区間の電位差を順次測定するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0021】この発明の第2の発明による半導体装置の
配線試験方法は、二つの電流導入端子と、二つの電流導
入端子間に接続された複数の不良サイトを含む配線とを
有し、配線に対して、配線を各々所定の数の不良サイト
を含む複数の区間に区分したときの個々の区間毎に、所
定の数の不良サイトが電圧検出区間に含まれるように一
対の電圧検出線が接続され、配線の個々の区間毎に接続
された一対の電圧検出線のうちの少なくとも一方が、層
間絶縁膜に設けられた接続孔の部分で配線と異なる材料
からなる導電性プラグを介して配線と接続された配線試
験回路を用い、二つの電流導入端子を通じて配線に所定
の電流を流しながら、配線の個々の区間毎の電圧検出区
間の電位差を順次測定するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0022】この発明の第3の発明による配線試験回路
は、二つの電流導入端子と、二つの電流導入端子の間に
並列に接続された各々不良サイトを含む複数の配線とを
有し、複数の配線の個々の配線毎に不良サイトが電圧検
出区間に含まれるように一対の電圧検出線が接続され、
配線の電圧検出区間の抵抗が配線の全体の抵抗の1/1
0以下であることを特徴とするものである。
【0023】この発明の第4の発明による配線試験回路
は、二つの電流導入端子と、二つの電流導入端子間に接
続された複数の不良サイトを含む配線とを有し、配線に
対して、配線を各々所定の数の不良サイトを含む複数の
区間に区分したときの個々の区間毎に、所定の数の不良
サイトが電圧検出区間に含まれるように一対の電圧検出
線が接続され、配線の個々の区間毎に接続された一対の
電圧検出線のうちの少なくとも一方が、層間絶縁膜に設
けられた接続孔の部分で配線と異なる材料からなる導電
性プラグを介して配線と接続されていることを特徴とす
るものである。
【0024】この発明の第5の発明による配線試験装置
は、配線試験を行うべき試料に電流を供給するための電
源と、切り替え可能な複数対の入力端子を有する電圧計
測手段と、電源から供給される電流を制御するととも
に、電圧計測手段の複数対の入力端子の切り替えを制御
する計測制御手段とを有し、試料に電源を接続し、試料
の複数の電圧検出区間の電位差を複数対の入力端子を切
り替えながら自動的に計測するようにしたことを特徴と
するものである。
【0025】この発明の第1の発明および第3の発明に
おいて、個々の配線は、好適には、それぞれ不良サイト
を1つずつ含むものである。この場合、1つの電圧検出
区間に1つの不良サイトが含まれる。
【0026】この発明の第1の発明および第3の発明に
おいて、典型的には、個々の配線は、それぞれ、層間絶
縁膜に設けられた接続孔の部分で配線と異なる材料から
なる導電性プラグを介して互いに接続された下層配線お
よび上層配線からなり、不良サイトは下層配線および上
層配線の間の接続孔の部分に対応する。この場合、下層
配線および上層配線の間の接続孔を埋め込む導電性プラ
グの材料としては、例えばタングステンのような高融点
金属が用いられる。
【0027】この発明の第1および第3の発明におい
て、個々の配線毎に接続された一対の電圧検出線は、そ
れぞれ個別の電圧検出端子に接続されていてもよく、あ
るいは、個々の配線毎に接続された一対の電圧検出線の
うちの何れか一方が、全て同一の電圧検出端子に接続さ
れていてもよい。
【0028】この発明の第1および第3の発明におい
て、好適には、個々の配線毎に接続された一対の電圧検
出線のうちの少なくとも一方が、層間絶縁膜に設けられ
た接続孔の部分で配線と異なる材料からなる導電性プラ
グを介して配線と接続される。この場合、この電圧検出
線および配線の間の接続孔を埋め込む導電性プラグの材
料としては、例えばタングステンなどの高融点金属が用
いられる。
【0029】この発明の第2の発明および第4の発明に
おいて、個々の区間における配線は、好適には、それぞ
れ1つずつ不良サイトを含む。この場合、1つの電圧検
出区間に1つの不良サイトが含まれる。
【0030】この発明の第2の発明および第4の発明に
おいて、配線は、典型的には、層間絶縁膜に設けられた
接続孔が下層配線および上層配線により交互に接続さ
れ、かつ、接続孔が配線と異なる材料からなる導電性プ
ラグで埋められた複数段の接続孔チェーンからなり、不
良サイトは下層配線と上層配線との間の接続孔の部分に
対応する。この場合、下層配線および上層配線の間の接
続孔を埋め込む導電性プラグの材料としては、例えばタ
ングステンなどの高融点金属が用いられる。また、電圧
検出線および配線の間の接続孔を埋め込む導電性プラグ
の材料にも、例えばタングステンなどの高融点金属が用
いられる。
【0031】この発明の第2および第4の発明におい
て、配線の個々の区間毎に接続された一対の電圧検出線
は、好適には、それぞれ個別の電圧検出端子に接続され
ている。
【0032】この発明の第1の発明、第2の発明、第3
の発明および第4の発明において、配線の材料は、典型
的には、アルミニウム、銅またはこれらの合金である。
また、この配線としては、主配線層の上層および/また
は下層に、例えばTi膜、TiN膜、TiON膜、Ti
W膜またはこれらの積層膜を設けたバリアメタル積層構
造配線を用いることが可能である。
【0033】この発明の第1の発明、第2の発明、第3
の発明および第4の発明において、配線の不良サイトが
予め特定されている場合は、1つの電圧検出区間に1つ
の特定された不良サイトが含まれるようにすることが好
ましい。なお、この場合であっても、1つの電圧検出区
間に特定された不良サイト以外の不良サイトが含まれて
いてもよい。
【0034】上述のように構成されたこの発明による半
導体装置の配線試験方法、配線試験回路および配線試験
装置によれば、複数の不良サイトのエレクトロマイグレ
ーション評価を行う場合に、必要な試験試料および電源
はそれぞれ1個で済み、また、試験試料を配線試験装置
に接続する際に必要なボンディング接続数は、最大でも
2n+2個(ただし、nは、不良サイトの数)で済む。
しかも、この発明の第1の発明による半導体装置の配線
試験方法および第3の発明による配線試験回路を用いた
場合、配線の電圧検出区間の抵抗が配線の全体の抵抗の
1/10以下であることにより、エレクトロマイグレー
ションによって電圧検出区間の抵抗が上昇した場合であ
っても、配線全体の抵抗上昇は僅かであり、抵抗上昇に
伴う電流の変化が、エレクトロマイグレーション寿命に
及ぼす影響を小さく抑えることができるので、正確なエ
レクトロマイグレーション評価を行うことができる。ま
た、この発明の第2の発明による半導体装置の配線試験
方法および第4の発明による配線試験回路を用いた場
合、配線の個々の区間毎に接続された一対の電圧検出線
のうちの少なくとも一方が、層間絶縁膜に設けられた接
続孔の部分で、配線と異なる材料からなる導電性プラグ
を介して配線と接続されていることにより、電圧検出線
から配線に金属原子が供給されることを防止することが
できるので、正確なエレクトロマイグレーション評価を
行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
【0036】まず、この発明の第1の実施形態による半
導体装置の配線のエレクトロマイグレーション試験方法
について説明する。図1は、この第1の実施形態による
半導体装置の配線のエレクトロマイグレーション試験方
法に用いられる試験試料の平面図、図2は、図1に示す
試験試料の断面図である。この第1の実施形態において
は、配線のエレクトロマイグレーション評価を行うべき
半導体装置と同様な配線構造の配線試験回路を有する試
験試料を作製し、この試験試料を用いて配線のエレクト
ロマイグレーション評価を行う。なお、この試験試料の
配線試験回路は、例えば、ウェハの一部に、形成すべき
半導体装置とは別に形成される。
【0037】図1に示すように、この第1の実施形態に
用いられる試験試料の配線試験回路においては、二つの
電流導入パッドPAおよびPBの間に、複数の試験配線
i(i=1〜n)が並列に接続されている。ここで、
これらの試験配線Li は互いにほぼ平行に配置され、ま
た、各試験配線Li 毎の形状および抵抗は、ほぼ揃えら
れている。これらの各試験配線Li は、層間絶縁膜(図
示せず)に設けられた接続孔Ci を通して互いに接続さ
れた下層配線および上層配線により構成されている。こ
の場合、後述のように、各試験配線Li を構成する下層
配線および上層配線は、例えばAl合金膜を主配線層と
するバリアメタル積層配線からなり、接続孔Ci は例え
ばWプラグ(図示せず)により埋められている。また、
各試験配線Li の下層配線は電流導入パッドPAと接続
され、上層配線は電流導入パッドPBと接続されてい
る。
【0038】各試験配線Li には、接続孔Ci (不良サ
イト)を両側から挟むように、一対の電圧検出線が接続
されている。これらの試験配線Li 毎に接続された一対
の電圧検出線のうち、下層配線(電流導入パッドPA
側)と接続された電圧検出線は、層間絶縁膜(図示せ
ず)に設けられた接続孔Di の部分で例えばWプラグ
(図示せず)を介して、接続孔Ci の近傍の部分におけ
る試験配線Li の下層配線と接続され、上層配線(電流
導入パッドPB側)と接続された電圧検出線は、直接、
接続孔Ci の近傍の部分における試験配線Li の上層配
線と接続されている。また、これらの各試験配線Li
に接続された一対の電圧検出線のうち、下層配線と接続
された電圧検出線は、それぞれ、対応する電圧検出パッ
ドPCi (i=1〜n)と接続され、上層配線と接続さ
れた電圧検出線は、それぞれ、対応する電圧検出パッド
PDi (i=1〜n)と接続されている。
【0039】ここで、電流導入パッドPAは、試験配線
i の下層配線と同一層の材料により構成され、電流導
入パッドPB、電圧検出パッドPCi およびPDi なら
びに電圧検出線は、いずれも、試験配線Li の上層配線
と同一層の材料により構成さされている。
【0040】図2は、この試験試料の試験配線の長手方
向に平行な断面図である。すなわち、図2に示すよう
に、この試験試料においては、所定の素子などが形成さ
れたSi基板1上に、例えばSiO2 膜のような絶縁膜
2が設けられ、この絶縁膜2上に、例えば、下地バリア
メタル層としてのTiN/Ti膜3を介して、主配線層
としての下層Al合金膜4が設けられている。この下層
Al合金膜4上には、例えば反射防止膜としてのTiN
膜5が設けられている。これらのTiN/Ti膜3、下
層Al合金膜4およびTiN膜5は、所定形状にパター
ニングされており、これによって、各試験配線Li の下
層配線および電流導入パッドPAが構成されている。
【0041】Si基板1の全面には、これらの試験配線
i を構成する下層配線および電流導入パッドPAを覆
うように、例えばSiO2 膜のような層間絶縁膜6が設
けられている。各試料配線Li の下層配線の上側の所定
部分における層間絶縁膜6には、下層Al合金膜4に達
する接続孔Ci およびDi が設けられている。また、電
流導入パッドPAの上側の部分における層間絶縁膜6に
は、開口(図示せず)が設けられている。層間絶縁膜6
に設けられた接続孔Ci およびDi の内部は、それぞ
れ、密着層としてのTiN/Ti膜7を介してWプラグ
8により埋められている。
【0042】層間絶縁膜6上には、例えば、下地バリア
メタル層としてのTiN/Ti膜9を介して、主配線層
としての上層Al合金膜10が設けられている。この上
層Al合金膜10上には、例えば反射防止膜としてのT
iN膜11が設けられている。これらのTiN/Ti膜
9、上層Al合金膜10およびTiN膜11は所定形状
にパターニングされており、これによって、試験配線L
i の上層配線、電流導入パッドPB、電圧検出パッドP
i およびPDi 、ならびに、電圧検出パッドPCi
よびPDi から延びる電圧検出線が構成されている。こ
こで、試験配線Li の上層配線は、Wプラグ8によって
埋められた接続孔Ci を通して、対応する下層配線と接
続されている。また、電圧検出パッドCi から延びる電
圧検出線は、Wプラグ8によって埋められた接続孔Di
を通して、対応する試験配線Liの下層配線と接続され
ている。
【0043】この第1の実施形態においては、上述のよ
うに構成された試験試料の配線試験回路に対して、電流
導入パッドPA側がプラス、電流導入パッドPB側がマ
イナスとなるように電源を接続して、電流導入パッドP
Aから電流導入パッドPBに向けて電流を流す(電流導
入パッドPBから電流導入パッドPAに電子を流す)よ
うにされている。この場合、各試験配線Li において
は、エレクトロマイグレーションによるAl不足が極端
に生じる接続孔Ci 近傍の下層配線側(プラス側)の部
分にボイドが発生する。このボイドの発生による配線の
抵抗上昇は、各電圧検出パッドPCi およびPDi 間の
電位差をモニターすることによって検出される。
【0044】この際、各試験配線Li を流れる電流は、
エレクトロマイグレーションの進行に伴う抵抗上昇によ
り変化する。したがって、その影響を小さく抑えるため
に、各試験配線Li 全体の抵抗は、電圧検出区間(試験
配線Li に対して接続された一対の電圧検出線の間)の
抵抗の10倍以上とすることが好ましい。すなわち、通
常、バリアメタル積層構造配線のエレクトロマイグレー
ション評価は、電圧検出区間の抵抗値が10〜20%上
昇するまで計測する。したがって、ある試験配線Li
接続孔Ci 近傍の部分の抵抗が1.2倍になったとして
も、個々の試験配線Li において、電圧検出区間の抵抗
に対して全体の抵抗が10倍以上であれば、全体の抵抗
変動は2%以下になり、電流変化によるエレクトロマイ
グレーション寿命への影響も、5%程度に抑えることが
できる。これは、通常のエレクトロマイグレーション評
価では、誤差範囲と考えられる。また、この第1の実施
形態において、試験配線Li 毎の電圧検出区間は、上述
の点を考慮した上で、エレクトロマイグレーションによ
る接続孔Ci 近傍の部分の抵抗上昇の検出感度が良好と
なるように選ばれている。
【0045】また、仮に、プラス側の電圧検出線が、試
験配線Li と同一材料で連続的に接続されていると、エ
レクトロマイグレーション現象に伴うリザーバ効果によ
って、電圧検出線から試験配線Li に金属原子が供給さ
れ、正確なエレクトロマイグレーション評価を行うこと
ができなくなる。ここで、リザーバ効果とは、エレクト
ロマイグレーション現象によってAlなどの金属原子が
不足した場所の周辺に、電流パスとは無関係な同一材料
の配線が接続されていると、その配線の金属原子が、エ
レクトロマイグレーションによって生じた金属原子の濃
度勾配を緩和する方向に拡散し、結果的に金属原子の供
給源となってエレクトロマイグレーション寿命を延ばす
現象である。したがって、この第1の実施形態において
は、プラス側の電圧検出線(各試験配線Li の下層配線
側と接続された電圧検出線)は、試験配線Li と異なる
材料からなるWプラグ8を介して、試験配線Li と接続
されている。
【0046】図3は、この第1の実施形態による半導体
装置の配線のエレクトロマイグレーション試験方法に用
いられる配線試験装置の構成の一例を示す略線図であ
る。図3に示すように、この配線試験装置は、例えば、
試験試料を設置する加熱部21、電源と電圧計とを含む
計測部22、計測制御部23およびデータ保存部24を
有している。
【0047】ここで、加熱部21としては、例えば、オ
ーブン、ヒートブロックまたはホットチャックなどが用
いられる。この加熱部21に設置された試験試料の配線
試験回路の各パッドは、それぞれ、計測部22の対応す
る端子と接続される。
【0048】計測部22は、図4に示すように、定電流
源のような電源22aと、電圧計22bとを有してい
る。端子TAおよびTBは、それぞれ、電源22aのプ
ラスの出力端子およびマイナスの出力端子である。ま
た、端子TCi (i=1〜n)およびTDi (i=1〜
n)は、それぞれ、電圧計22bのプラスの入力端子お
よびマイナスの入力端子である。電圧計22bと端子T
i およびTDi との間には、それぞれ、スイッチSW
i (i=1〜n)が設けられている。ここで、端子TA
およびTBは、それぞれ、試験試料の配線試験回路の電
流導入パッドPAおよびPBとボンディング接続され、
端子TCi およびTDi は、それぞれ、試験試料の配線
試験回路の対応する電圧検出パッドPCi およびPDi
とボンディング接続される。
【0049】電圧計22bと端子TCi およびTDi
の間に設けられたスイッチSWi のオン/オフは、計測
制御部23によって制御される。この場合、複数のスイ
ッチSWi のうち一つのみがオン状態とされ、それ以外
は全てオフ状態にされる。具体的には、例えば、スイッ
チSW1 がオン状態のときは、それ以外のスイッチSW
2 〜SWn は全てオフ状態にされ、電圧計22bに対し
て一対の端子TC1 およびTD1 からの入力が供給され
る。電源22aから供給される電流もまた計測制御部2
3によって制御される。電圧計22bにおいて検出され
た電圧のデータは、そのときの時間のデータなどととも
に、計測制御部23を介してデータ保存部24に所定の
形式で保存される。このデータ保存部24としては、例
えば半導体メモリやディスク装置などを用いることがで
きる。
【0050】上述のように構成された配線試験装置を用
いて、配線のエレクトロマイグレーション試験を行う場
合は、試験試料を加熱部21に設置し、電源22aを試
験試料の配線試験回路に接続する。このとき、試験試料
の配線試験回路の電流導入パッドPAをプラス、電流導
入パッドPBをマイナスとする。そして、この試験試料
を所定の温度に加熱し、電流導入パッドPAおよびPB
を通じて試験配線Liに通電する。ここで、試験試料の
加熱温度および通電する電流などの条件は、エレクトロ
マイグレーション試験を行うべき配線の構造に合わせ
て、あらかじめ実験などにより定めておく。そして、配
線試験回路の複数対の電圧検出パッドPCi およびPD
i 間の電位差を、スイッチSWi のオン/オフの切り替
えることによって、電圧計22bを用いて順番に計測す
る。
【0051】このとき、配線試験回路の各試験配線Li
においては、接続孔Ci の近傍にエレクトロマイグレー
ションによるボイドが発生する。このボイドによる抵抗
上昇が、試験配線Li 毎に電圧検出区間(電圧検出パッ
ドPCi およびPDi の間)の電位差をモニターするこ
とによって検出される。そして、この抵抗値が、例えば
初期値から10〜20%上昇したときの時間をもって、
個々の接続孔Ci でのエレクトロマイグレーション寿命
が検知される。このように、この第1の実施形態におい
ては、各試験配線Li 毎に電圧検出パッドPCi および
PDi 間の電位差をモニターすることによって、個々の
接続孔Ci でのエレクトロマイグレーションの進行状態
を正確に把握することができる。
【0052】以上のように、この第1の実施形態によれ
ば、上述のように構成された配線試験回路および配線試
験装置を用いることにより、個々の接続孔Ci 毎にエレ
クトロマイグレーションの進行状況を把握しながら正確
なエレクトロマイグレーション試験を行うことができ
る。しかも、この際、n個の接続孔Ci のエレクトロマ
イグレーション評価に必要な試験試料および電源は、そ
れぞれ一つで済み、また、必要なボンディング接続数も
2n+2個で済むため、従来に比べて、試験試料の準備
と、配線試験装置の作製および運用にかかるコストを低
減することができる。
【0053】次に、この発明の第2の実施形態による半
導体装置の配線のエレクトロマイグレーション試験方法
について説明する。図5は、この第2の実施形態による
半導体装置の配線のエレクトロマイグレーション試験方
法に用いられる試験試料の平面図である。
【0054】図5に示すように、この第2の実施形態に
よるエレクトロマイグレーション試験方法に用いられる
試験試料の配線試験回路においては、各試験配線Li
に接続された一対の電圧検出線のうち、マイナス側の電
圧検出線が共通化され、この共通化されたマイナス側の
電圧検出線が単一の電圧検出パッドPDと接続されてい
る。この第2の実施形態において用いられる試験試料の
上記以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0055】この第2の実施形態においては、第1の実
施形態と同様な配線試験装置を用いて、第1の実施形態
と同様な手法により、配線のエレクトロマイグレーショ
ン評価を行う。ただし、この場合、配線試験装置の計測
部22においては、電圧計22bのマイナス側の入力端
子の切り替えが不要となり、プラス側の入力端子(端子
TCi )の切り替えのみで、配線試験回路の電圧検出パ
ッドPCi およびPD間の電位差を測定する構成とな
る。
【0056】この第2の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の利点を得ることができる。なお、この第2
の実施形態においては、試験配線Li 毎に接続された一
対の電圧検出線の一方が、全て同一の電圧検出パッドP
Dにまとめられていることにより、n個の接続孔Ci
エレクトロマイグレーション評価を行うのに必要なボン
ディング接続数はn+3個で済むため、第1の実施形態
の場合より、一層、ボンディング接続数の削減を図るこ
とができる。
【0057】次に、この発明の第3の実施形態について
説明する。図6は、この第3の実施形態による半導体装
置の配線のエレクトロマイグレーション試験方法に用い
られる試験試料の平面図である。
【0058】図6に示すように、この第3の実施形態に
よるエレクトロマイグレーション試験方法に用いられる
試験試料の配線試験回路においては、二つの電流導入パ
ッドPAおよびPB間に、複数の接続孔Ci (i=1〜
n)が下層配線と上層配線とにより交互に接続され、か
つ、これらの接続孔Ci が例えばWプラグ(図示せず)
で埋められたn段の接続孔チェーンからなる試験配線L
が接続されている。また、試験配線Lには、それぞれ1
つの接続孔Ci を含む区間毎に、接続孔Ci を両側から
挟むようにして一対の電圧検出線が接続されている。
【0059】試験配線Lの個々の区間毎に、したがっ
て、各接続孔Ci 毎に接続された一対の電圧検出線のう
ち、電流導入パッドPAに近い側(プラス側)に接続さ
れた電圧検出線は、それぞれ、対応する電圧検出パッド
PCi と接続され、電流導入パッドPBに近い側(マイ
ナス側)に接続された電圧検出線は、それぞれ、対応す
る電圧検出パッドPDi と接続されている。また、電圧
検出パッドPCi と接続されたプラス側の電圧検出線
は、第1の実施形態の場合と同様に、リザーバ効果を抑
えてエレクトロマイグレーション評価を行うために、層
間絶縁膜(図示せず)に設けられた接続孔Di の部分で
Wプラグ(図示せず)を介して試験配線Lと接続されて
いる。なお、接続孔Ci の両側で下層配線側がプラス、
上層配線側がマイナスとなっている場合、この接続孔C
i に接続された二つの電圧検出線は、上層配線と同一層
の材料により構成されている。一方、接続孔Ci の両側
で上層配線側がプラス、下層配線側がマイナスとなって
いる場合、この接続孔Ci に接続される二つの電圧検出
線は、下層配線と同一層の材料により構成されている。
【0060】ここで、図11および図12に示した従来
のエレクトロマイグレーション試験方法において用いら
れる試験試料のエレクトロマイグレーション試験回路に
おいては、互いに隣接する接続孔Ci ´同士の間隔が数
μmとされているのに対して、この第3の実施形態にお
いては、互いに隣接する接続孔Ci 同士の間隔が例えば
50μm程度に選ばれている。これは、エレクトロマイ
グレーションにおけるバックフロー効果を抑えて計測を
行うためである。バックフロー効果とは、エレクトロマ
イグレーション現象によって生じる金属原子の濃度勾配
を緩和する方向に原子が拡散する現象である。すなわ
ち、従来のように、互いに隣接する接続孔同士の間隔が
数μm程度と短い場合は、エレクトロマイグレーション
現象によってAlが不足する場所と蓄積する場所との距
離が短くなるため、Al原子の濃度勾配が急峻になり、
上述のバックフロー効果も大きくなるので、結果的に、
エレクトロマイグレーション寿命を実際よりも長く評価
してしまうという問題があったが、この第3の実施形態
においては、互いに隣接する接続孔Ci 同士の間隔を5
0μmと従来に比べて長くすることによって、正確なエ
レクトロマイグレーション寿命評価を行うことができる
ようにされている。
【0061】なお、このエレクトロマイグレーション試
験回路においては、一つの電圧検出線をその両側の接続
孔の電位差の計測に共用することによって、電圧検出線
の数、したがって、電圧検出パッドの数を削減すること
はできるが、このようにした場合、上述のように互いに
隣接する接続孔Ci 同士の間隔が長くされているため、
電圧検出区間が長くなってしまい、接続孔近傍での抵抗
上昇の検出感度が低下してしまう。したがって、このエ
レクトロマイグレーション試験回路においては、電圧検
出線を共有せずに、個々の接続孔Ci 毎に二つずつ電圧
検出線を接続することが好ましい。この第3の実施形態
において用いられる試験試料の上記以外の構成は、第1
の実施形態と同様である。
【0062】この第3の実施形態においては、第1の実
施形態と同様な配線試験装置を用いて、第1の実施形態
と同様な手法により配線のエレクトロマイグレーション
評価を行う。この場合、電流導入パッドPAおよびPB
間に所定の電流を流しながら、電圧検出パッドPCi
よびPDi 間の電位差を自動的に切り替えながら測定す
ることにより、電流導入パッドPAおよびPB間に直列
に接続された複数の接続孔Ci 毎のエレクトロマイグレ
ーションの進行状況を個別に、かつ、正確に把握するこ
とができる。
【0063】この第3の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の利点を得ることができる。
【0064】以上この発明の実施形態について具体的に
説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。例えば、実施形態において挙げた材
料、構造などはあくまで例にすぎず、これに限定される
ものではない。
【0065】また、例えば、上述の第1〜第3の実施形
態においては、配線材料としてAl合金を用いたが、配
線材料としてはAlを用いることもでき、あるいは、C
uまたはCu合金を用いることもできる。
【0066】また、例えば、上述の第1〜第3の実施形
態においては、下層配線および上層配線として、例示し
たバリアメタル積層構造と異なるバリアメタル構造のも
のを用いてもよい。具体的には、上述の第1〜第3の実
施形態において用いたTiN/Ti膜3、9の代わり
に、Ti単層膜、TiN単層膜、TiON単層膜、Ti
W単層膜、Ti/TiN/Ti膜などを用いてもよい。
また、上述の第1〜第3の実施形態において、試験配線
i を構成する下層配線および上層配線は溝配線であっ
てもよい。
【0067】また、例えば、上述の第1〜第3の実施形
態において用いたエレクトロマイグレーション試験装置
の構成は一例であり、これと異なる構成としてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、配線のエレクトロマイグレーション評価を行う際
に、試験試料の準備と配線試験装置の作製および運用と
にかかるコストを抑えつつ、多くの不良サイトの抵抗上
昇をモニターし、正確なエレクトロマイグレーション評
価を行うことができ、特に、不良サイトがほぼ特定され
ている配線のエレクトロマイグレーション評価を効率よ
く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態による半導体装置
の配線のエレクトロマイグレーション試験方法に用いら
れる試験試料の平面図である。
【図2】 この発明の第1の実施形態による半導体装置
の配線のエレクトロマイグレーション試験方法に用いら
れる試験試料の断面図である。
【図3】 この発明の第1の実施形態による半導体装置
の配線のエレクトロマイグレーション試験方法に用いら
れるエレクトロマイグレーション試験装置の構成の一例
を示す略線図である。
【図4】 図3に示したエレクトロマイグレーション試
験装置における計測部の一例を示す回路図である。
【図5】 この発明の第2の実施形態による半導体装置
の配線のエレクトロマイグレーション試験方法に用いら
れる試験試料の平面図である。
【図6】 この発明の第3の実施形態による半導体装置
の配線のエレクトロマイグレーション試験方法に用いら
れる試験試料の平面図である。
【図7】 バリアメタル積層構造配線を有する半導体装
置の一例を示す断面図である。
【図8】 バリアメタル積層構造配線におけるエレクト
ロマイグレーション現象を説明するための断面図であ
る。
【図9】 接続孔の埋め込みにプラグ技術が用いられた
多層配線を有する半導体装置の断面図である。
【図10】 接続孔の埋め込みにプラグ技術が用いられ
た多層配線における接続孔の近傍の配線のエレクトロマ
イグレーション現象を説明するための断面図である。
【図11】 従来の半導体装置の配線のエレクトロマイ
グレーション試験方法を説明するための平面図である。
【図12】 従来の半導体装置の配線のエレクトロマイ
グレーション試験方法を説明するための断面図である。
【図13】 従来の半導体装置の配線のエレクトロマイ
グレーション試験方法の問題点を説明するための断面図
である。
【符号の説明】
1・・・Si基板、2・・・絶縁膜、3,7,9・・・
TiN/Ti膜、4・・・下層Al合金配線、5,11
・・・TiN膜、6・・・層間絶縁膜、8・・・Wプラ
グ、10・・・上層Al合金配線、21・・・加熱部、
22・・・計測部、22a・・・電源、22b・・・電
圧計、23・・・計測制御部、24・・・データ保存
部、PA,PB・・・電流導入パッド、PCi ,PDi
・・・電圧検出パッド、Li ・・・試験配線、C,D・
・・接続孔

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの電流導入端子と、上記二つの電流
    導入端子の間に並列に接続された各々不良サイトを含む
    複数の配線とを有し、上記複数の配線の個々の配線毎に
    上記不良サイトが電圧検出区間に含まれるように一対の
    電圧検出線が接続され、上記配線の上記電圧検出区間の
    抵抗が上記配線の全体の抵抗の1/10以下である配線
    試験回路を用い、 上記二つの電流導入端子を通して上記複数の配線に所定
    の電流を流しながら、上記個々の配線毎の上記電圧検出
    区間の電位差を順次測定するようにしたことを特徴とす
    る半導体装置の配線試験方法。
  2. 【請求項2】 上記個々の配線は、それぞれ上記不良サ
    イトを1つずつ含むことを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置の配線試験方法。
  3. 【請求項3】 上記個々の配線は、それぞれ、層間絶縁
    膜に設けられた接続孔の部分で上記配線と異なる材料か
    らなる導電性プラグを介して互いに接続された下層配線
    および上層配線からなり、上記不良サイトは上記下層配
    線および上記上層配線の間の上記接続孔の部分に対応す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の配線試
    験方法。
  4. 【請求項4】 上記個々の配線毎に接続された一対の上
    記電圧検出線が、それぞれ個別の電圧検出端子に接続さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    配線試験方法。
  5. 【請求項5】 上記個々の配線毎に接続された一対の上
    記電圧検出線のうちの何れか一方が、全て同一の電圧検
    出端子に接続されていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置の配線試験方法。
  6. 【請求項6】 上記個々の配線毎に接続された一対の上
    記電圧検出線のうちの少なくとも一方が、層間絶縁膜に
    設けられた接続孔の部分で上記配線と異なる材料からな
    る導電性プラグを介して上記配線と接続されていること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の配線試験方
    法。
  7. 【請求項7】 上記配線の材料はアルミニウム、銅また
    はこれらの合金からなることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置の配線試験方法。
  8. 【請求項8】 二つの電流導入端子と、上記二つの電流
    導入端子間に接続された複数の不良サイトを含む配線と
    を有し、上記配線に対して、上記配線を各々所定の数の
    上記不良サイトを含む複数の区間に区分したときの個々
    の区間毎に、上記所定の数の上記不良サイトが電圧検出
    区間に含まれるように一対の電圧検出線が接続され、上
    記配線の上記個々の区間毎に接続された上記一対の電圧
    検出線のうちの少なくとも一方が、層間絶縁膜に設けら
    れた接続孔の部分で上記配線と異なる材料からなる導電
    性プラグを介して上記配線と接続された配線試験回路を
    用い、 上記二つの電流導入端子を通じて上記配線に所定の電流
    を流しながら、上記配線の上記個々の区間毎の上記電圧
    検出区間の電位差を順次測定するようにしたことを特徴
    とする半導体装置の配線試験方法。
  9. 【請求項9】 上記個々の区間における上記配線は、そ
    れぞれ上記不良サイトを1つずつ含むことを特徴とする
    請求項8記載の半導体装置の配線試験方法。
  10. 【請求項10】 上記配線は、層間絶縁膜に設けられた
    接続孔が下層配線および上層配線により交互に接続さ
    れ、かつ、上記接続孔が上記配線と異なる材料からなる
    導電性プラグで埋められた複数段の接続孔チェーンから
    なり、上記不良サイトは上記下層配線および上記上層配
    線の間の上記接続孔の部分に対応することを特徴とする
    請求項8記載の半導体装置の配線試験方法。
  11. 【請求項11】 上記配線の上記個々の区間毎に接続さ
    れた一対の上記電圧検出線が、それぞれ個別の電圧検出
    端子に接続されていることを特徴とする請求項8記載の
    半導体装置の配線試験方法。
  12. 【請求項12】 上記配線の材料はアルミニウム、銅ま
    たはこれらの合金であることを特徴とする請求項8記載
    の半導体装置の配線試験方法。
  13. 【請求項13】 二つの電流導入端子と、上記二つの電
    流導入端子の間に並列に接続された各々不良サイトを含
    む複数の配線とを有し、 上記複数の配線の個々の配線毎に上記不良サイトが電圧
    検出区間に含まれるように一対の電圧検出線が接続さ
    れ、 上記配線の上記電圧検出区間の抵抗が上記配線の全体の
    抵抗の1/10以下であることを特徴とする配線試験回
    路。
  14. 【請求項14】 上記個々の配線は、それぞれ上記不良
    サイトを1つずつ含むことを特徴とする請求項13記載
    の配線試験回路。
  15. 【請求項15】 上記個々の配線は、それぞれ、層間絶
    縁膜に設けられた接続孔の部分で上記配線と異なる材料
    からなる導電性プラグを介して互いに接続された下層配
    線および上層配線からなり、上記不良サイトは上記下層
    配線および上記上層配線の間の上記接続孔の部分に対応
    することを特徴とする請求項13記載の配線試験回路。
  16. 【請求項16】 上記個々の配線毎に接続された一対の
    上記電圧検出線が、それぞれ個別の電圧検出端子に接続
    されていることを特徴とする請求項13記載の配線試験
    回路。
  17. 【請求項17】 上記個々の配線毎に接続された一対の
    上記電圧検出線のうちの何れか一方が、全て同一の電圧
    検出端子に接続されていることを特徴とする請求項13
    記載の配線試験回路。
  18. 【請求項18】 上記個々の配線毎に接続された一対の
    上記電圧検出線のうちの少なくとも一方が、層間絶縁膜
    に設けられた接続孔の部分で上記配線と異なる材料から
    なる導電性プラグを介して上記配線と接続されているこ
    とを特徴とする請求項13記載の配線試験回路。
  19. 【請求項19】 上記配線の材料はアルミニウム、銅ま
    たはこれらの合金であることを特徴とする請求項13記
    載の配線試験回路。
  20. 【請求項20】 二つの電流導入端子と、 上記二つの電流導入端子間に接続された複数の不良サイ
    トを含む配線とを有し、 上記配線に対して、上記配線を各々所定の数の上記不良
    サイトを含む複数の区間に区分したときの個々の区間毎
    に、上記所定の数の上記不良サイトが電圧検出区間に含
    まれるように一対の電圧検出線が接続され、 上記配線の上記個々の区間毎に接続された上記一対の電
    圧検出線のうちの少なくとも一方が、層間絶縁膜に設け
    られた接続孔の部分で上記配線と異なる材料からなる導
    電性プラグを介して上記配線と接続されていることを特
    徴とする配線試験回路。
  21. 【請求項21】 上記個々の区間における上記配線は、
    それぞれ上記不良サイトを1つずつ含むことを特徴とす
    る請求項20記載の配線試験回路。
  22. 【請求項22】 上記配線は、層間絶縁膜に設けられた
    接続孔が下層配線および上層配線により交互に接続さ
    れ、かつ、上記接続孔が上記配線と異なる材料からなる
    導電性プラグで埋められた複数段の接続孔チェーンから
    なり、上記不良サイトは上記下層配線および上記上層配
    線の間の上記接続孔の部分に対応することを特徴とする
    請求項20記載の配線試験回路。
  23. 【請求項23】 上記配線の上記個々の区間毎に接続さ
    れた一対の上記電圧検出線が、それぞれ個別の電圧検出
    端子に接続されていることを特徴とする請求項20記載
    の配線試験回路。
  24. 【請求項24】 上記配線の材料はアルミニウム、銅ま
    たはこれらの合金であることを特徴とする請求項20記
    載の配線試験回路。
  25. 【請求項25】 配線試験を行うべき試料に電流を供給
    するための電源と、 切り替え可能な複数対の入力端子を有する電圧計測手段
    と、 上記電源から供給される上記電流を制御するとともに、
    上記電圧計測手段の上記複数対の入力端子の切り替えを
    制御する計測制御手段とを有し、 上記試料に上記電源を接続し、上記試料の複数の電圧検
    出区間の電位差を上記複数対の入力端子を自動的に切り
    替えながら計測するようにしたことを特徴とする配線試
    験装置。
  26. 【請求項26】 上記配線試験装置は、上記試料を加熱
    するための加熱手段と、上記電圧計測手段で計測された
    データを保存するデータ保存手段とをさらに有すること
    を特徴とする請求項25記載の配線試験装置。
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