JP2003347189A - フォーカス補正方法及びそれを用いた投影装置 - Google Patents

フォーカス補正方法及びそれを用いた投影装置

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JP2003347189A
JP2003347189A JP2002150589A JP2002150589A JP2003347189A JP 2003347189 A JP2003347189 A JP 2003347189A JP 2002150589 A JP2002150589 A JP 2002150589A JP 2002150589 A JP2002150589 A JP 2002150589A JP 2003347189 A JP2003347189 A JP 2003347189A
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Noriaki Sasaki
紀明 佐々木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レチクル部のフォーカス方向の寸法偏差が生
じていても、ベストフォーカスとの差を所定値内に保つ
ことができ、ショット内の良好な寸法均一性が得られる
フォーカス補正方法及びそれを用いた投影装置を提供す
る。 【解決手段】 光学系の縮小投影レンズ14を相対向す
るレチクル16の下面と上面との間に設け、レチクル1
6面に形成されたパターン20をウェハステージ13面
に縮小投影レンズ14によって投射、結像させる際に、
レチクル16面に設定した複数の計測点24a,24
b,24c,…,…のウェハステージ13面からの離間
寸法La,Lb,Lc,…,…を計測した後、計測され
た離間寸法La,Lb,Lc,…,…による最小二乗平
面Jを算出し、算出された最小二乗平面Jをウェハステ
ージ13面とするようフォーカス補正を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体装置
の製造に用いられる縮小露光投影装置に好適するフォー
カス補正方法及びそれを用いた投影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、高密度、大容量の半導体装
置を製造する場合、縮小露光投影装置は欠かせないもの
となっており、レチクルに形成された所定パターンが、
装置の縮小光学系を介してウェハステージ上のウェハ面
に投影、露光が行なわれる。そして、正確なパターンの
縮小露光投影を行う際には、フォーカス調節、すなわち
ピント合わせが重要なポイントとなっており、露光フィ
ールド内でのベストフォーカスは、装置の縮小光学系の
有する焦点深度により十分得られるよう構成されてい
る。
【0003】しかしながら、従来の縮小露光投影装置
は、例えばパターン描画領域の中央でフォーカスビーム
によりフォーカスを行なったり、マルチビームにより平
均化してフォーカスを行なったりしていたが、露光時に
おけるレチクルの場所によるベストフォーカスとの差を
考慮したものとなっていないため、レチクルとウェハス
テージ上のウェハ面が平行であればよいが、レチクル部
分にフォーカス方向の寸法偏差が部分的に生じた場合に
は、デフォーカスとなってしまう。
【0004】例えば図6に縮小露光投影装置の要部を断
面図により示すように、レチクル1を支持するレチクル
支持部2の一部にごみ等3が付着し、レチクル1が片方
に傾いた状態で支持されてしまったりすると、ウェハス
テージ上に載置されたウェハ5の上面中央でベストフォ
ーカスとなるようにしても、ごみ等3の影響による傾き
が補正されていないために、フォーカス面Fに対し、レ
チクル1に形成されたパターン6a,6b,6cの中央
のパターン6bはベストフォーカスとなるが、他のパタ
ーン6a,6cでは、大きなずれGa,Gcが生じ、ウ
ェハ面内での寸法均一性が保たれなくなってしまう状況
にあった。なお、7は縮小光学系の縮小投影レンズであ
る。
【0005】また、近年の半導体装置の高密度化、大容
量化方向からは、レチクルの撓みもショット内の寸法均
一性が悪くなることから問題視されるようになってきて
おり、さらにレチクルのフォーカス方向の位置管理が重
要なものとなってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところは
レチクル部分にフォーカス方向の寸法偏差が生じるよう
なことがあっても、ベストフォーカスとの差を所定値内
に保つことができ、ショット内の寸法均一性を良好なも
のとし得るフォーカス補正方法及びそれを用いた投影装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフォーカス補正
方法及びそれを用いた投影装置は、光学系を相対向する
レチクル面と結像面との間に設け、前記レチクル面に形
成されたパターンを前記結像面に前記光学系によって投
射、結像させる際のフォーカス補正方法において、前記
レチクル面に設定した複数の計測点の前記結像面からの
離間寸法を計測した後、計測された前記離間寸法による
最小二乗平面を算出し、算出された前記最小二乗平面を
前記結像面とするよう補正することを特徴とする方法で
あり、また、レチクルに形成されたパターンを、縮小光
学系を介してステージ上の結像面に投影、結像する投影
装置において、レチクルに予め設定された複数の計測点
と、前記計測点に計測光を投射する投射器と、前記計測
点で反射された前記計測光の反射光を検出する前記ステ
ージに設けられた検出器と、前記検出器の前記反射光の
検出結果に基づき、前記計測点と前記ステージの結像面
との離間寸法を算出すると共に、算出された離間寸法か
ら前記縮小光学系を介して投影し結像させ時の最小二乗
平面を算出する算出部と、前記最小二乗面に前記結像面
を一致させるよう前記ステージを駆動する駆動機構を具
備していることを特徴とするものであり、さらに、駆動
機構が、ステージを三次元駆動するものであることを特
徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を、図1
乃至図5を参照して説明する。図1は縮小露光投影装置
の概略構成を示す図であり、図2はレチクル高さ検出系
の概略構成を示す図であり、図3はレチクル面内高さ計
測点を示す図であり、図4はフォーカス補正の状況を説
明するための図であり、図5はフォーカス補正過程を示
すフローチャートである。
【0009】図1乃至図5において、縮小露光投影装置
11は、半導体ウェハ12を載置するウェハステージ1
3と、ウェハステージ13の上方に配置された縮小光学
系の縮小投影レンズ14と、この縮小投影レンズ14の
ウェハステージ13とは逆側となる光軸上に配置された
光源15と、縮小投影レンズ14と光源15との間の所
定位置にレチクル16を支持するレチクル支持部17を
設けて概略構成される。また、18はウェハステージ1
3の駆動機構で、制御部19からの制御信号のもとに、
ウェハステージ13をその平面内で直交するX−Y方向
に移動すると共に、ウェハステージ13全体を所定角度
傾斜させる等、ウェハステージ13を三次元駆動するこ
とができるようになっている。
【0010】そして、レチクル支持部17にクロム(C
r)等による所定のパターン20が形成されたレチクル
16を支持させると共に、ウェハステージ13の上面に
半導体ウェハ12を載置し、図示しないオートフォーカ
ス機構によって縮小投影レンズ14をベストフォーカス
位置にセットして、光源15から、例えばg線あるいは
i線等を放射させ、縮小投影レンズ14を介してレチク
ル16のパターン20を半導体ウェハ12の上面に投射
露光する。
【0011】また、半導体ウェハ12の上面にパターン
20を投射露光する際、制御部19においては、それに
プログラムされた内容に基づき以下の計測、制御を図5
に示すフローチャートにのもとに行なう。
【0012】すなわち、第1のステップS1において、
ウェハステージ13上に設けた投射器21と検出器22
を用い、先ずレチクル16のパターン描画領域23の下
面に均一に分布するよう予め設定された複数の計測点2
4a,24b,24c,…,…に計測光を投射器21か
ら投射する。
【0013】次に、第2のステップS2において、各計
測点24a,24b,24c,…,…から反射してくる
各反射光を検出器22で検出する。続く第3のステップ
S3において、検出器22の検出結果に基づき制御部1
9に設けられた算出手段で、計測点24a,24b,2
4c,…,…のウェハステージ13上面からの離間寸法
(高さ寸法)La,Lb,Lc,…,…を算出して計測
する。なお、計測光には、単独に計測光源25を設けた
り、露光用の光源15から分配したりして、例えば露光
用の光と同じg線あるいはi線等を用いる。
【0014】次に、第4のステップS3において、制御
部19の算出手段により、前の第3のステップS3にお
いて算出した離間寸法La,Lb,Lc,…,…に基づ
き、縮小投影レンズ14を介して投影した場合の最小二
乗平面Jを算出する。
【0015】次に、第5のステップS5において、ウェ
ハステージ13を制御部19による制御のもと駆動機構
18を傾斜させる等駆動する。そして、第6のステップ
S6において、結像面であるウェハステージ13の上面
が、最小二乗平面Jに一致したか否かを判断し、一致す
るまで第5のステップS5と第6のステップS6を繰り
返し、ウェハステージ13の上面が、最小二乗平面Jに
一致した時点で第7のステップS7に進み、駆動機構1
8によるウェハステージ13の駆動を停止する。
【0016】その後、最小二乗平面Jに一致するよう上
記位置修正がなされたウェハステージ13上の所定位置
に、半導体ウェハ12を載置し、オートフォーカス機構
によりベストフォーカス位置に縮小投影レンズ14を再
セットし、縮小投影レンズ14を介してレチクル16の
パターン20を半導体ウェハ12の上面に投射露光す
る。
【0017】このように構成することで、例えば図4に
示すように、レチクル16がレチクル支持部17の一部
にごみ等26が付着し、片方に傾いた状態で支持されて
しまったりしても、レチクル16の各計測点24a,2
4b,24c,…,…とウェハステージ13との離間寸
法La,Lb,Lc,…,…を計測し、さらに離間寸法
La,Lb,Lc,…,…に基づいて最小二乗平面Jを
算出し、最小二乗平面Jに上面が一致するようウェハス
テージ13を傾斜させるようにしているので、各計測点
24a,24b,24c,…,…のベストフォーカス点
Ta,Tb,Tc,…,…と、実フォーカス点Sa,S
b,Sc,…,…とのずれHa,Hb,Hc,…,…は
非常に小さなものとなり、レチクル16面に対しウェハ
ステージ13面は、略ベストフォーカス位置に位置する
ことになる。
【0018】この結果、共通焦点深度を増加させること
ができ、ショット内の寸法均一性、半導体ウェハ12面
内での寸法均一性を非常に良好なものとすることができ
る。
【0019】なお、上記の実施形態においては、ウェハ
ステージ13全体をレチクル16に合わせて傾斜させ、
半導体ウェハ12への一括露光を行なう形態としたが、
走査露光を行なう場合には、ウェハステージ13を傾斜
させると共に、合わせて走査する際の走り面にも補正を
かけるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、レチクルにフォーカス方向の寸法偏差が生じ
た場合でも、ベストフォーカスとの差を小さなものとす
ることができ、ショット内の寸法均一性を良好なものと
することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る縮小露光投影装置の
概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるレチクル高さ検出
系の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるレチクル面内高さ
計測点を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるフォーカス補正状
況を説明するための図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるフォーカス補正過
程を示すフローチャートである。
【図6】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】 12:半導体ウェハ 13:ウェハステージ 14:縮小投影レンズ 16:レチクル 18:駆動機構 19:制御部 20:パターン 21:投射器 22:検出器 24a,24b,24c,…,…:計測点 J:最小二乗平面 La,Lb,Lc,…,…:離間寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系を相対向するレチクル面と結像面
    との間に設け、前記レチクル面に形成されたパターンを
    前記結像面に前記光学系によって投射、結像させる際の
    フォーカス補正方法において、前記レチクル面に設定し
    た複数の計測点の前記結像面からの離間寸法を計測した
    後、計測された前記離間寸法による最小二乗平面を算出
    し、算出された前記最小二乗平面を前記結像面とするよ
    う補正することを特徴とするフォーカス補正方法。
  2. 【請求項2】 レチクルに形成されたパターンを、縮小
    光学系を介してステージ上の結像面に投影、結像する投
    影装置において、レチクルに予め設定された複数の計測
    点と、前記計測点に計測光を投射する投射器と、前記計
    測点で反射された前記計測光の反射光を検出する前記ス
    テージに設けられた検出器と、前記検出器の前記反射光
    の検出結果に基づき、前記計測点と前記ステージの結像
    面との離間寸法を算出すると共に、算出された離間寸法
    から前記縮小光学系を介して投影し結像させ時の最小二
    乗平面を算出する算出部と、前記最小二乗面に前記結像
    面を一致させるよう前記ステージを駆動する駆動機構を
    具備していることを特徴とする投影装置。
  3. 【請求項3】 駆動機構が、ステージを三次元駆動する
    ものであることを特徴とする請求項2記載の投影装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009043865A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Nec Electronics Corp 露光装置、露光方法および半導体装置の製造方法
KR101075344B1 (ko) 2004-10-19 2011-10-19 삼성에스디아이 주식회사 노광 설비

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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