JP2003347036A - マグネトロン駆動用電源 - Google Patents

マグネトロン駆動用電源

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JP2003347036A
JP2003347036A JP2002148706A JP2002148706A JP2003347036A JP 2003347036 A JP2003347036 A JP 2003347036A JP 2002148706 A JP2002148706 A JP 2002148706A JP 2002148706 A JP2002148706 A JP 2002148706A JP 2003347036 A JP2003347036 A JP 2003347036A
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JP
Japan
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power supply
inverter circuit
circuit
magnetron
voltage
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Application number
JP2002148706A
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English (en)
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Kenji Yasui
健治 安井
Takeshi Kitaizumi
武 北泉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ回路の制御回路の電源を簡素かつ
低損失に構成すること。 【解決手段】 インバータ回路に備えられた昇圧トラン
スに補助巻線を設け、1次巻線、2次巻線と補助巻線の
相互の結合係数を相等しくなるように設定し、インバー
タ回路が変換電力を可変しても制御回路の電源を安定化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロ波により食
品などを誘電加熱する高周波加熱装置に用いられるマグ
ネトロン駆動用電源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマグネトロン駆動用電源について
図面を用いて説明する。図3は従来のマグネトロン駆動
用電源の回路図である。従来のマグネトロン駆動用電源
は交流である商用電源1を一旦ダイオードブリッジ2で
直流電圧に変換し、この直流電圧を半導体スイッチ素子
7のオンオフによってインバータ回路は高圧トランス5
の1次巻線に高周波電圧を発生し、高圧トランス5は2
次巻線に高周波高電圧を励起する。この高周波高電圧は
高圧整流回路8によって直流高電圧に整流され、マグネ
トロン9に印加される。マグネトロン9はこの直流高電
圧で駆動され、2.45GHzの電波を発生する。
【0003】インバータ回路は食品の加熱のためにマグ
ネトロン9の出力電波を可変することができ制御回路1
0はマグネトロン9の出力電波を可変するために半導体
スイッチ素子7のオン時間あるいは周波数を適宜可変す
るように働く。
【0004】また、制御回路10には制御回路10を適
正に動作させるための電源を供給する回路を必要とし、
その電源は商用電源1を整流器11によって整流し、抵
抗器12によって必要な電流値に調整した後にツェナー
ダイオード13によって制御回路が必要とする電圧Vc
cとなって制御回路10に供給されるように構成されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では下記にあげるような課題がある。
【0006】すなわち、制御回路10の電源を整流器1
1を介して得ているので、インバータ回路が動作してい
ないときも抵抗器12には電流が流れ続ける。このため
抵抗器12で常に損失を発生するためインバータ回路の
効率に悪影響を与えてしまう。
【0007】また、抵抗器12の損失は日本国内の家庭
用機器に用いられるような100V系の電源系統で使用
される機器では5Wから7Wにも達するため抵抗器12
自体も放熱のために大型化してしまうという課題があっ
た。
【0008】本発明はこのような課題に鑑みてなしたも
のであり、インバータ回路の制御回路が必要とする電源
回路を簡素化するとともに低損失化することでインバー
タ回路の効率を向上せしめるマグネトロン駆動用電源を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明のマグネトロン駆動用電源は商用電源
から電力供給を受けマグネトロンを付勢するインバータ
回路を有し、前記インバータ回路は少なくとも1つの半
導体スイッチング素子と高圧トランスと高圧整流回路か
らなり、前記半導体スイッチング素子によって変換され
た高周波電力は前記高圧トランスによって昇圧され、前
記高圧整流回路はこの昇圧された高周波高圧電力を整流
し、前記マグネトロンに印加するとともに、前記昇圧ト
ランスは1次巻線と高電圧を発生する2次巻線を有する
とともに補助巻線を設けて前記インバータ回路の制御回
路に電力を供給する構成としたものである。
【0010】これによって、インバータ回路の制御回路
に電圧を供給する電源回路を低損失化するとともに簡素
化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、商用電
源から電力供給を受けマグネトロンを付勢するインバー
タ回路を有し、前記インバータ回路は少なくとも1つの
半導体スイッチング素子と高圧トランスと高圧整流回路
からなり、前記半導体スイッチング素子によって変換さ
れた高周波電力は前記高圧トランスによって昇圧され、
前記高圧整流回路はこの昇圧された高周波高圧電力を整
流し、前記マグネトロンに印加するとともに、前記昇圧
トランスは1次巻線と高電圧を発生する2次巻線を有す
るとともに補助巻線を設けて前記インバータ回路の制御
回路に電力を供給する構成とすることにより、制御回路
に電圧を供給する回路から電力抵抗を削減することがで
きるので電源を構成する回路を簡素化すると同時に電源
を構成する回路を低損失化することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の昇圧トランスに設けられた補助巻線と1次巻線
との結合係数は0.7以上となるように構成とすること
によって、インバータ回路が変換電力を可変した場合で
も一定の電圧を制御回路に供給し、インバータ回路の動
作を安定させることができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、特に、請求項1
または2に記載の発明において、昇圧トランスに設けら
れた補助巻線と1次巻線および2次巻線との結合係数は
各々合い等しくなるように構成することによりインバー
タ回路が変換電力を可変した場合でも一定の電圧を制御
回路に供給し、インバータ回路の動作を安定させること
ができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、、特に請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明において、商用電源を
整流する整流回路を設け、インバータ回路の制御回路の
電源を前記整流回路と補助巻線の出力を並列接続し、前
記インバータ回路が停止しているときも前記インバータ
回路の制御回路に待機電力を供給できる構成とすること
によって、インバータ回路が動作をはじめる前から制御
回路に安定した電圧を供給し、起動時の制御を安定させ
ることができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、特に請求項1〜
4のいずれか1項に記載の発明において、補助巻線の出
力はフライバックとなる極性にし、かつ半波整流してイ
ンバータ回路の制御回路の電源とする構成とすることに
よって、インバータ回路が変換電力を可変した場合でも
一定の電圧を制御回路に供給し、インバータ回路の動作
を安定させることができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、特に請求項1〜
4のいずれか1項に記載の発明において、補助巻線の出
力は全波整流し、インバータ回路の制御回路の電源とす
る構成とすることによって、インバータ回路が変換電力
を可変した場合でも一定の電圧を制御回路に供給し、イ
ンバータ回路の動作を安定させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0018】(実施例1)本発明の第1の実施例につい
て図1および図2を用いて説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施例を示す回路図
である。図においてインバータ回路は交流である商用電
源1を一旦ダイオードブリッジ2で直流電圧に変換し、
この直流電圧を半導体スイッチ素子7のオンオフによっ
てインバータ回路は高圧トランス5の1次巻線に高周波
電圧を発生し、高圧トランス5は2次巻線に高周波高電
圧を励起する。この高周波高電圧は高圧整流回路8によ
って直流高電圧に整流され、マグネトロン9に印加され
る。マグネトロン9はこの直流高電圧で駆動され、2.
45GHzの電波を発生する。昇圧トランス5には1次
巻線および2次巻線に加えて制御回路10に電圧を供給
する補助巻線5dを設けている。この補助巻線5dはそ
の出力をダイオードによって整流し、制御回路10に電
源電圧を居給する構成となっている。この補助巻線5d
と1次巻線5aおよび2次巻線5bとの間の結合係数は
(式1)に示す関係と成っている。 Kad≒Kbd (1) Kad:補助巻線5dと1次巻線5aの結合係数 Kbd:補助巻線5dと2次巻線5bの結合係数 図2はインバータ回路の入力電力を変化させたときの制
御回路10の電源電圧Vccの変化を示した図である。
この図が示すようにインバータ回路の変換電力を可変し
ても常に制御回路10には一定の電圧が供給されるので
制御回路10の内部で構成している基準電圧が変換電力
によらず一定とすることができるのでインバータ回路の
動作を常に安定に保つことができる。
【0020】また、整流器11a、11bによって商用
電源1から抵抗器12を介して制御回路10の電源Vc
cに重畳するように構成しているためインバータ回路が
停止状態にあり補助巻線5dが電圧を出力しない状態で
あっても制御回路10には電源Vccが確立されている
のでインバータ回路が動作を開始する瞬間の半導体スイ
ッチ素子の動作を安定にすることができる。
【0021】また、インバータ回路が動作していないと
きは制御回路10の消費電力は非常に小さいので抵抗器
12を介して居給すべき電流は補助巻線5dを設けない
場合に比べて非常に小さくすることができる。このた
め、抵抗器12の損失は小さくすることができるので抵
抗器12の外観が小さくできるだけでなく、インバータ
回路の待機時の損失を抑えることができるのでインバー
タ回路の効率を向上することが可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜6に記載の発
明によれば、インバータ回路の変換電力を可変しても制
御回路の電源電圧は一定に保つことができインバータ回
路の動作を安定することができるとともに制御回路に電
圧を供給する回路の損失を低減することができるという
効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるマグネトロン駆
動用電源を示す回路図
【図2】同マグネトロン駆動用電源において電力可変時
の制御回路10に供給される電圧Vccの変化を示す図
【図3】従来のマグネトロン駆動用電源を示す回路図同
マグネトロン駆動用電源のインバータ回路の動作波形図
【符号の説明】
1 商用電源 2 整流回路 5 昇圧トランス 5a 1次巻線 5b 2次巻線 5d 補助巻線 7 半導体スイッチ素子 8 高圧整流回路 9 マグネトロン 10 制御回路 11a、11b 整流器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源から電力供給を受けマグネトロ
    ンを付勢するインバータ回路を有し、前記インバータ回
    路は少なくとも1つの半導体スイッチング素子と高圧ト
    ランスと高圧整流回路からなり、前記半導体スイッチン
    グ素子によって変換された高周波電力は前記高圧トラン
    スによって昇圧され、前記高圧整流回路はこの昇圧され
    た高周波高圧電力を整流し、前記マグネトロンに印加す
    るとともに、前記昇圧トランスは1次巻線と高電圧を発
    生する2次巻線を有するとともに補助巻線を設けて前記
    インバータ回路の制御回路に電力を供給する構成とした
    マグネトロン駆動用電源。
  2. 【請求項2】 昇圧トランスに設けられた補助巻線と1
    次巻線との結合係数は0.7以上となるように設定した
    請求項1記載のマグネトロン駆動用電源。
  3. 【請求項3】 昇圧トランスに設けられた補助巻線と1
    次巻線および2次巻線との結合係数は各々合い等しくな
    るように設定した請求項1または2記載のマグネトロン
    駆動用電源。
  4. 【請求項4】 商用電源を整流する整流回路を設け、イ
    ンバータ回路の制御回路の電源を前記整流回路と補助巻
    線の出力を並列接続し、前記インバータ回路が停止して
    いるときも前記インバータ回路の制御回路に待機電力を
    供給できる構成とした請求項1〜3のいずれか1項に記
    載のマグネトロン駆動用電源。
  5. 【請求項5】 補助巻線の出力はフライバックとなる極
    性にし、かつ半波整流してインバータ回路の制御回路の
    電源とする構成とした請求項1〜4のいずれか1項にら
    4記載のマグネトロン駆動用電源。
  6. 【請求項6】 補助巻線の出力は全波整流し、インバー
    タ回路の制御回路の電源とする構成とした請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のマグネトロン駆動用電源。
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