JP2003346481A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2003346481A
JP2003346481A JP2002148798A JP2002148798A JP2003346481A JP 2003346481 A JP2003346481 A JP 2003346481A JP 2002148798 A JP2002148798 A JP 2002148798A JP 2002148798 A JP2002148798 A JP 2002148798A JP 2003346481 A JP2003346481 A JP 2003346481A
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mosfet
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clamp
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JP2002148798A
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Koji Nabeya
孝次 鍋谷
Masayuki Iwahashi
誠之 岩橋
Kozaburo Kurita
公三郎 栗田
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実質的な素子数の増加を防止しつつ、合理的
にメモリ動作の高速化と低消費電力化を可能したメモ
リ回路を搭載した半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 プリチャージ信号によりMOSFETを
制御してビット線を所定電圧にプリチャージし、記憶情
報に従ってオン/オフ状態にされる第1MOSFET
と、上記ビット線と直交するワード線によりスイッチ制
れる第2MOSFETによりビット線の放電経路を
構成して上記記憶情報に対応した読み出し信号を出力さ
せるとともに、上記ビット線の両端に上記第1及び第2
MOSFETによるビット線の放電動作によるビット線
電位の変化を抑制するクランプ回路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、例えば読み出し専用のポートを備えた高速
メモリ回路を備えたものに利用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本願発明を成した後の公知例調査におい
て、本願発明に関連するものとして(1)特開平05−
217374号公報、(2)特開平06−060665
号公報の存在が報告された。(1)の公報では、SRA
Mビット線対(SBL)に設けられたクランプ回路(C
RS)とDRAMIO線(DIO)に設けられたクラン
プ回路(CRD)のうち、双方向転送ゲートBTGが動
作するとき、少なくともデータ転送を受ける側のクラン
プ回路のクランプ機能が停止される。(2)の公報で
は、SRAMのビット線に、プリチャージトランジスタ
P1,P2及びP3とビット線レベル補償トランジス
タN7,N8を設けて読み出し速度低下を防ぐものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】SRAMマクロセルを
構成するようなメモリセル回路のレイアウトは、小面積
化を実現する上で、隣接するメモリセル回路と拡散(L
OCOS、FG)を共有する箇所が存在する為、図9に
示したようにメモリセルアレイの外周には回路的に動作
していないトランジスタからなる斜線を付したようなダ
ミー領域が存在する。つまり、メモリセル回路のレイア
ウトは、メモリセル周辺回路のレイアウトと比較して、
拡散の形状が微小、且つ拡散の密度が高い為、製造工程
(露光、CMP等)における外周メモリセルと内部メモ
リセルの加工形状を同じにする工夫が必要であり、メモ
リセルアレイの外周には、形状維持の為のダミーメモリ
セルを付加している。小記憶容量のSRAMマクロセル
における小面積化を検討する上で、形状ダミーメモリセ
ルのマクロセル面積に占める割合が大きくなるという問
題を有する。
【0004】本願発明者等においては、高速なSRAM
マクロセルの実現のために読み出し専用ポート、書き込
み専用ポートとを備えた2ポートないし4ポートのSR
AMマクロセルを検討した。係る多ポートSRAMにお
いて、読み出し専用経路として用いられる読み出しビッ
ト線の放電電流として作用する情報読み出し電流(Ids
n)が大きく、ビット線の負荷容量が小さい場合には、ビ
ット線電位が高速に低下してフル振幅する為、ビット線
電位を増幅する読み出し回路のアクセス時間における遅
延時間を大きくすることは無いが、ビット線の充電電流
として作用するプリチャージ電流(Idsn)が小さい場合
には、フル振幅で低下したビット線電位の立上り時間が
大きくなり、限界周波数の性能はビット線のプリチャー
ジ回路の性能に依存するようになる。すなわち、素子の
製造ばらつきが周波数性能のばらつきに影響する為、限
界周波数の性能向上が難しい。
【0005】ビット線プリチャージ開始時間をビット線
がフル振幅する前に動作させるようにワード線パルス幅
を狭くする場合、ビット線電位をセンス(増幅)するイ
ンバータが正常に読み出せる時間(読み出し時間マージ
ン)を小さくすると共に、ノイズ起因によりビット線電
位の低下が遅延したときに誤情報を出力する可能性が大
きい。そこで、ビット線にクランプ回路を付加すること
を検討したが、クランプ回路を設ける分だけ更に素子数
が増大してしまうし、一律にクランプ回路を設けるとそ
の分消費電流を増大させてしまうという問題が生じる。
【0006】この発明の目的は、実質的な素子数の増加
を防止しつつ、合理的にメモリ動作の高速化と低消費電
力化を可能にしたメモリ回路を搭載した半導体集積回路
装置を提供することにある。この発明の前記ならびにそ
のほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添
付図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。プリチャージ信号によりMOSFET
を制御してビット線を所定電圧にプリチャージし、記憶
情報に従ってオン/オフ状態にされる第1MOSFET
と、上記ビット線と直交するワード線によりスイッチ制
御される第2MOSFETによりビット線の放電経路を
構成して上記記憶情報に対応した読み出し信号を出力さ
せるとともに、上記ビット線の両端に上記第1及び第2
MOSFETによるビット線の放電動作によるビット線
電位の変化を抑制するクランプ回路を設ける。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係るSRA
Mマクロセル一実施例の回路配置図が示されている。メ
モリセルアレイ(Memory Cell Array)は、2ポートのス
タティック型メモリセルがワード線とビット線の交点に
マトリックス配置されて構成される。メモリセルアレイ
のビット線方向の上下には、斜線を付したようにメモリ
セルアレイの外周における形状維持の為のダミーメモリ
セルを構成するための素子を利用してクランプ回路が設
けられる。つまり、この実施例では面積効率と周波数性
能向上の為、メモリセルアレイ内でビット線につながっ
ている動作していないMOSFETを使用してビット線
電位クランプ回路を構成するものである。
【0009】上記メモリセルアレイのビット線方向の上
下には、スイッチMOS(SW−MOS)が設けられ
る。このスイッチMOSは、個々のMOSFETにおけ
る基板(バルク)電位Vbとソース電位Vsとを同電位
に短絡させるか(Vb=Vs)、あるいは独立な異電位
に設定させるか(|Vb−Vs|>0)を制御する回路
であり、LSIの通常動作時には短絡接続して使用する
が、LSI全体での故障検出テスト(IDDQ試験にお
ける電源電流測定)時には、上記電位を独立の設定にさ
せて使用するのためのものである。
【0010】メモリセルアレイには、ビット線方向にお
いて上下に、ワード線方向において左右に分割されて構
成される。上記上下に分割されたメモリセルアレイの間
には、それぞれのメモリセルアレイに対応してビット線
プリチャージ回路(Bit LinePreCharge) 、カラム選択
回路(Column Select Circuits)及び両者に共通に用いら
れる入出力回路(I/O circuits) が設けられる。上記左
右に分割されたメモリセルアレイの間には、ワード線選
択駆動回路(Word Driver)が設けられ、SRAMマクロ
セルの中央部には、制御回路(Control Circuits) が設
けられる。この制御回路には、ワード線選択のためのX
デコーダ、ビット線選択のためのYデコーダ及びビット
線プリチャージ回路、入出力回路の動作のための各種タ
イミング信号を形成する回路も含まれる。
【0011】図2には、図1のメモリセルアレイの一実
施例の回路図が示されている。代表として例示的に示さ
れているように、メモリセルMCは、NチャネルMOS
FETQ1、Q3と、PチャネルMOSFETQ2とQ
4からなる2つのCMOSインバータ回路の入力と出力
とが交差接続されてなるラッチ回路と、上記ラッチ回路
の一対の入出力ノードと、書き込み用の相補ビット線W
BLT<0>、WBLB<0>との間に設けられたNチ
ャネル型の選択MOSFETQ5、Q6及び上記ラッチ
回路の一方の入出力ノードにゲートが接続されたNチャ
ネルの増幅MOSFETQ7と、このMOSFETQ7
のドレインと読み出し用ビット線RBL<0>との間に
設けられたNチャネルの選択MOSFETQ8を含む。
また、ラッチ回路の一対の入出力ノードの容量バランス
のために、ラッチ回路の他方の入出力ノードには上記M
OSFETQ7に対応したMOSFETのゲート容量が
付加される。
【0012】上記書き込み用の選択MOSFETQ5と
Q6のゲートは、書き込み用のワード線WWL<0>に
接続され、上記読み出し用の選択MOSFETQ8のゲ
ートは、読み出し用のワード線RWL<0>に接続され
る。同様なメモリセルMCがが複数のワード線WWL<
1〜n>、RWL<1〜n>及び複数のビット線WBL
T<1〜n>,WBLB<1〜n>、RBL<1〜n>
の交点にそれぞれ設けられてメモリセルアレイが構成さ
れる。
【0013】メモリセルアレイのビット線方向の上下端
には、斜線を付したようにダミー回路を兼ねたクランプ
回路DM&BLCが設けられる。特に制限されないが、
上記回路DM&BLCは、メモリセルと同じ構成で同じ
パターンの素子を配置するものであってもよいが、この
実施例では面積縮小のためにメモリセルMCに対して半
分の回路を構成する素子が形成される。そのうち、MO
SFETQ9〜Q12の4個がクランプ回路として用い
られる。メモリセルのMOSFETQ5又はQ6に対応
したMOSFETは共にも接続されない。
【0014】CMOSインバータ回路に対応したMOS
FETQ10とQ9は、それ自体はクランプ回路として
動作しないが、ダミー領域のメモリセルに供給される電
源電圧VDDをクランプ回路に利用するために使用され
る。つまり、PチャネルMOSFETQ10のソース、
ゲート及びドレインが電源電圧VDDに接続され、MO
SFETQ9のソースとドレインは回路の接地電位VS
Sに接続され、ゲートは上記MOSFETQ10のソー
ス,ゲート及びドレインと接続される。これにより電源
電圧VDDよりチャージされるキャパシタとして機能す
るが、クランプ回路として必要なものではない。
【0015】メモリセルにおける読み出し回路に対応し
たMOSFETQ11とQ12がクランプ回路として用
いられ、MOSFETQ11のゲートとドレインとが電
源電圧VDDに接続される。このMOSFETQ11と
読み出し用ビット線RBL<0>との間に上記MOSF
ETQ12が設けられ、そのゲートには制御信号CTR
LBLCが供給される。この制御信号CTRLBLC
は、クランプ回路の動作を有効/無効にする制御信号で
ある。
【0016】例えば、制御信号CTRLBLCをロウレ
ベルにすると、MOSFETQ12がオフ状態となり、
ビット線RBLと電源電圧VDDとの間のMOSFET
Q12及びQ11による電流経路が断たれて、クランプ
動作が無効とされる。上記制御信号CTRLBLCをハ
イレベル(H)にするとビット線RBLと電源電圧VD
Dとの間にMOSFETQ12とQ11の直列回路が接
続される。メモリセルアレイの上側に設けられたDM&
BLC回路にも上記同様な回路が設けられるものであ
る。
【0017】PチャネルMOSFETQ13は、読み出
し用ビット線RBL<0>のプリチャージ回路を構成
し、プリチャージ信号BLPC/のロウレベルによりビ
ット線RBL<0>を電源電圧VDDにプリチャージす
る。PチャネルMOSFETQ14とNチャネルMOS
FETQ15からなる増幅回路は、センスアンプの入力
段を構成し、PチャネルMOSFETQ14のゲート
は、読み出し用ビット線RBL<0>に接続され、ドレ
インと回路の接地電位との間には負荷としてのNチャネ
ルMOSFETQ15が設けられる。MOSFETQ1
4に比べてMOSFETQ15のコンダクタンスが小さ
くされ、MOSFETQ14のしきい値電圧を利用して
ビット線RBLのハイレベル/ロウレベルの判定が行わ
れる。
【0018】上記MOSFETQ15は、ワード線が選
択された読み出し動作のときにオン状態とされて、増幅
回路での消費電流が削減される。例えば、カラム選択信
号に対応した選択信号YS’によってオン状態にされ、
読み出し用ビット線RBL<0>に読み出された信号の
増幅を行う。このようなMOSFETQ14とQ15か
らなる初段増幅回路の出力信号は、CMOSインバータ
回路INVにより増幅されて電源電圧VDDのようなハ
イレベル又は回路の接地電位VSSのようなロウレベル
が形成される。
【0019】ワード線RWL、WWLは、内部クロック
信号の立ち上がりに同期したパルス駆動方式が採用され
る。上記メモリセルMCの情報読み出しは、ゲート受け
のシングルエンド型読み出し方式が採用される。特に制
限されないが、ワード線が通過するダミーメモリセルは
配置しない。言い換えるならば、前記図9のようにメモ
リセルアレイの周辺部には、一律にダミー領域を設ける
のではなく、ビット線の両端側にのみ配置する。ワード
線の両端側にはダミー領域が省略される。この理由は、
半導体製造技術の進展により、レイアウトパターンの疎
密情報を元にして加工形状が同一になるように、予めレ
イアウト上で光学補正パターンを入れたり、マスク(レ
チクル)データ作成時にリニアリティ補正処理をかける
ような工夫によって形状ダミーメモリセルを省略するも
のである。ただし、ビット線の両側のダミー領域は、メ
モリセルの半分の回路素子としたり、クランプ回路との
併用を行うことによって、その存在意義を有するもので
ある。
【0020】図3には、この発明に係るSRAMマクロ
セルの動作の一例を説明するための波形図が示されてい
る。図3(A)は、製造ばらつきが無い場合で、クラン
プ回路を使用しない場合の波形図が示されている。図3
(B)は、製造ばらつきによりビット線プリチャージ能
力が低下した場合の波形図が示されている。図3(C)
は、製造ばらつきによりビット線プリチャージ能力が低
下した場合にクランプ回路を動作させた場合の波形図が
示されている。図3(B)及び(C)において、クロッ
ク信号CLK、読み出しワード線RWL及びビット線プ
リチャージ信号BLPCは、図(A)に示したものに対
応している。
【0021】図3(A)のように製造ばらつきが無く、
設計値通りのプリチャージ電流が得られる場合には、第
1サイクル目のようにクロック信号CLKのハイレベル
への変化に対応してビット線プリチャージ信号(カラム
選択信号)BLPCがハイレベルからロウレベルに変化
し、反転信号BLPC/がロウレベルからハイレベルに
変化する。これにより、図2のPチャネルMOSFET
Q13がオフ状態となり、ビット線RBLは電源電圧V
DDのようなプリチャージレベルでフローティング状態
になる。このようなプリチャージ動作の終了に対応し
て、読み出しワード線RWLがロウレベルからハイレベ
ルの選択レベルになる。
【0022】メモリセルの記憶情報(論理“1”読出)
のときには、MOSFETQ7がオン状態であり、上記
ワード線RWLの選択動作によるMOSFETQ8のオ
ン状態に対応して、ビット線RBLのディスチャージが
開始されてロウレベルに変化させる。上記のようなビッ
ト線RBLのロウレベルへの変化が、PチャネルMOS
FETQ14のしきい値電圧に対応されたセンスアンプ
の閾値Vsaよりも低下すると、センスアンプの初段出
力SAoutは、ロウレベルからハイレベルに変化す
る。
【0023】クロック信号CLKのロウレベルへの変化
に対応して、ワード線RWLの選択期間が終了してワー
ド線RWLはロウレベルの非選択レベルになる。ワード
線RWLが非選択レベルになると、プリチャージ信号B
LPCがハイレベルに変化し、プリチャージ動作を開始
する。つまり、BLPC/がロウレベルに変化して上記
プリチャージMOSFETQ13がオン状態となり、ビ
ット線RBLをロウレベルからハイレベルに変化させ
る。
【0024】前記のように製造ばらつきが無く、設計値
通りのプリチャージ電流が得られる場合には、第2サイ
クルのクロック信号CLKのハイレベルに変化に対応し
て、ビット線のプリチャージ動作が終了するまでの間に
ビット線RBLの電位は電源電圧VDDのようなプリチ
ャージ電圧に到達する。前記同様にメモリセルの記憶情
報(論理“1”読出)を行うと、再びビット線RBLの
電位がセンスアンプの閾値Vsa以下となり、前記のよ
うなセンスアンプ出力信号SAoutを形成する。
【0025】第3サイクル目では、前記と異なりメモリ
セルの記憶情報(論理“0”読出)を行うと、ビット線
RBLの電位はプリチャージ電圧VDDのままとなり、
センスアンプの閾値Vsa以上となり、センスアンプの
初段MOSFETQ14がオフ状態のままであるため
に、ロウレベルのセンスアンプ出力信号SAoutを形
成することとなる。
【0026】図3(B)のように製造ばらつきが有り、
設計値通りのプリチャージ電流が得られない場合には、
1サイクル目において、クロック信号CLKのロウレベ
ルへの変化に対応して、ワード線RWLの選択期間が終
了してワード線RWLはロウレベルの非選択レベルにな
り、プリチャージ信号BLPCがハイレベルに変化し、
プリチャージ動作を開始するが、第2サイクルのクロッ
ク信号CLKのハイレベルへの変化に対応して、ビット
線のプリチャージ動作が終了するまでの間にビット線R
BLの電位は電源電圧VDDのようなプリチャージ電圧
に至らなく、最悪のときにはセンスアンプの閾値Vsa
にすら到達しない。
【0027】前記同様にメモリセルの記憶情報(論理
“1”読出)を行うときには、表面的には問題なく、前
記同様にセンスアンプ出力信号SAoutが形成され
る。しかしながら、第3サイクル目では、ビット線RB
Lのプリチャージ電圧が上記センスアンプの閾値Vsa
に至らないために論理“0”読出であるにも関わらず前
記論理“1”読出と同じ読み出し信号を出力し、誤情報
出力が生じてしまうものである。この図3(B)の動作
は、クランプ回路を使用しないで、周波数特性の劣るチ
ップ又はSRAMマクロセルのテスト動作の波形も同様
となる。
【0028】図3(C)のように製造ばらつきが有り、
設計値通りのプリチャージ電流が得られない場合でも、
クランプ回路を動作させた場合には、第1サイクル目で
のメモリセルの記憶情報(論理“1”読出)のときに
は、MOSFETQ7がオン状態であり、上記ワード線
RWLの選択動作によるMOSFETQ8のオン状態に
対応して、ビット線RBLのディスチャージが開始され
てロウレベルに変化させるが、クランプ回路の動作によ
って、ビット線RBLのロウレベルは、上記メモリセル
のMOSFETQ7、Q8と、クランプ回路を構成する
MOSFETQ11、Q12による分圧回路での分圧電
圧に対応したクランプ電圧Vclに対応した電圧に制限
される。
【0029】言い換えるならば、クランプ回路が無い場
合のようにビット線RBLの電位が接地電位まで低下し
ないで、電源電圧と接地電圧の中間電位Vclまでしか
ビット線RBLの電圧変化が生じない。それ故、設計値
通りのプリチャージ電流が得られない場合でも、ビット
線RBLをプリチャージ電圧VDDまで変化させる
必要な時間が短くてよく、図のようなサイクル短縮によ
って、第2サイクルのクロック信号CLKのハイレベル
への変化に対応して、ビット線のプリチャージ動作が終
了するまでの間にビット線RBLの電位を電源電圧VD
Dのようなプリチャージ電圧に到達させることができ
る。これにより、3サイクル目のような論理“0”読出
も正しく行うようにすることができる。
【0030】この実施例のビット線電位クランプ回路
は、使用/未使用の制御可能な回路で構成されている。
つまり、制御信号CTRLBLCをハイレベルにする
と、MOSFETQ12がオン状態となり、クランプ回
路は、使用(動作)状態となる。これに対して、制御信
号CTRLBLCをロウレベルにすると、MOSFET
Q12がオフ状態となり、クランプ回路は、未使用(非
動作)状態となる。このようなクランプ回路の使用/未
使用の切り替えは、図3(B)のように周波数性能の低
いチップを早期に摘出して信頼性向上を図る為に有益で
ある。つまり、テスト時上記クランプ回路を未使用にし
て、プリチャージ回路の実力を判定することができる。
【0031】クランプ回路は、前記のようにMOSFE
TQ11、Q12と読み出し系のMOSFETQ7、Q
8との間でワード線RWLの選択期間に直流電流を流す
ものであるので消費電流を増加させてしまう。したがっ
て、プリチャージ回路が有効に機能しているのにも関わ
らず、一律にクランプ回路を動作させるのは低消費電力
の点から無駄である。そこで、上記クランプ回路を未使
用状態でのテストの結果により、周波数性能の低いチッ
プと判定されたSRAMマクロセルのクランプ回路を動
作させる。したがって、テスト結果により、ヒューズ等
を切断して上記制御信号CTRLBLCをハイレベルに
又はロウレベルに設定することが有益である。
【0032】図4には、この発明に係るSRAMマクロ
セルの一実施例の素子レイアウト図が示されている。同
図には、メモリセルMCとダミー回路を兼ねたクランプ
回路DM&BLCが示されている。同図はソース,ドレ
インの拡散層(半導体領域)とそれに対応したゲート電
極のパターンが示されている。メモリセルMCは、図9
に示したと同様に左右及び上下方向において隣接するも
の同士がミラー反転パターンで構成され、かく、電源電
圧や接地電位を供給する半導体領域の共通化が行われる
ものである。ダミー回路を兼ねたクランプ回路DM&B
LCは、前記説明したようにメモリセルの半分の回路素
子で構成される。例えば、前記図2のようにメモリセル
MCがMOSFETQ1〜Q8で構成される場合、その
半分の素子で構成される。
【0033】図5には、図4のA−B線での素子構造断
面図が示されている。P型半導体基板PSUB上に、深
い深さのN型のウェル領域DWELLが設けられて基板
との電気的分離が行われる。このDWELL上には、N
チャネルMOSFETを形成するためのP型ウェル領域
が設けられ、そこにN+拡散層をソース,ドレインする
NチャネルMOSFETが設けられる。
【0034】図4の実施例のような基本パターン繰返し
単位が、半導体基板上において規則正しく配置させられ
る。このような規則的なレイアウトではなく、同じ領域
列を成すべき複数の単位領域が、他の回路を構成する素
子領域など挟んで配置されてしまうようなことによっ
て、互いに比較的大きな距離を持って配置されるような
場合、次のような難点が生ずる。すなわち複数の単位領
域が、半導体集積回路装置の製造条件の変動に基づくよ
うなパターンの寸法のマクロ的な変動もしくはパターン
歪みのマクロ的な変動による影響を強く受けるようにな
り、相対的に大きなパターン形状の相違を生ずることに
なる。
【0035】半導体チップを実装することなどによって
半導体チップに与えられてしまう機械的応力は、半導体
チップの部分部分によって異なる可能性が大きいので、
複数の単位領域の相互では互いに比較的大きく異なった
ものとなる可能性を持つ。回路に電源電流が流れること
によってもたらされる動作温度の上昇は、複数の単位領
域相互に対して一様でなくなる。ゲート絶縁膜の厚さ
や、導入不純物の微妙な濃度変化も、また複数の単位領
域相互が比較的離れていることによって比較的大きくな
ってしまう危険性を持つ。これに対して、規則的なレイ
アウトによる場合、同じ領域列に有る複数の単位領域
は、それらが比較的近接して配置され、互いに同じサイ
ズ、同じ方向を持って構成されていることから、上述の
ような相対的なパターン寸法、パターン歪み、機械的応
力、動作温度、膜厚、不純物濃度による影響を受け難
い。
【0036】いわゆる位相シフトマスク技術は、半導体
集積回路装置を構成する回路素子、配線等を、いわゆる
サブミクロンレベルに微細化する上での有効な技術と理
解される。係る位相シフトマスク技術では、マスクとす
る感光材層を感光せしめる際の光の位相差のわずかな変
化にも起因して、得るべきパターンの左右形状の相違の
ように、パターンに非対称性ないしは歪みをもたらすこ
とが有る。規則的な素子レイアウトは、その種のパター
ン歪みが有っても、複数の単位領域相互の電気特性の偏
りを充分に小さくする事が可能である。
【0037】図4の構成によって得られるMOSトラン
ジスタの電気特性の偏りを更に充分に排除する必要が或
る場合には、図4の基本繰返し単位の複数によって構成
される全体配列の端部効果を解消するためのダミー領域
が設定される。ダミー領域は、上記全体配列の上記端部
を、レイアウト的に上記全体配列の内部と対等にするた
めの構成であり、係るダミー領域に形成される素子を、
上記の目的の他にも有効利用することにより回路機能と
しての向上も図ることができる。
【0038】図6には、この発明に係るSRAMマクロ
セルの一実施例のブロック図が示されている。この実施
例は、書き込み専用ポートと読み出し専用ポートとを持
つ2ポートのSRAMマクロセルに向けられている。メ
モリセルアレイMARYにおいては、前記図2に示した
ような2ポートのメモリセルがワード線(書き込み用と
読み出し用)及びビット線(書き込み用と読み出し用)
の交点にマトリックス配置されている。PCは、プリチ
ャージ回路であり、前記のような読み出し用ビット線R
BLに設けられるプリチャージMOSFETQ13の他
に、書き込み用のビット線である相補ビット線に設けら
れるプリチャージ回路、相補ビット線を短絡するイコラ
イズ回路等を含むものである。
【0039】上記読み出し用ビット線RBLは、カラム
選択回路RPYWで選択され、それに含まれるセンスア
ンプにより増幅された読み出し信号は、読み出し用のデ
ータラッチDLに保持され、出力回路とマルチプレクサ
を通して出力端子Uから出力される。上記マルチプレク
サは、入力端子Dから入力されるデータをテストTES
Tにより出力させる機能も持つ。入力端子Dから入力さ
れる書き込み信号は、書き込みデータラッチIWDLに
入力され、この書き込み信号は、インバータ回路で形成
された反転増幅信号とともに書き込み用カラム選択回路
WPYWで選択された相補の書き込み用ビット線に伝え
られて、書き込みワード線によって選択されたメモリセ
ルに書き込まれる。
【0040】クロックイネーブル信号CEとクロック信
号CKNはクロック発生回路CKGに入力され、内部回
路の動作に必要なクロック信号が形成される。このクロ
ック信号は、読み出し系回路及び書き込み系回路の両方
に用いられる。入力インターフェイスとしては、読み出
し用と書き込み用が設けられる。
【0041】読み出し系の入力インターフェイスは、読
み出し動作を指示する制御信号RPEとアドレス信号S
R(0−5)(6−8)である。上記信号RPEは、入
力回路IB1を通して取り込まれ、クロック信号に同期
して上記アドレス信号SR(0−5)(6−8)に対応
された入力&ラッチ回路IBL1,IBL2を動作させ
る。上記アドレス信号SR(0−5)は、X系の読み出
しアドレス信号であり、XデコーダXDECに伝えられ
て、ここで読み出し用ワード線RWLの選択信号が形成
される。上記アドレス信号SR(6−8)は、Y系の読
み出しアドレス信号であり、YデコーダYDECに伝え
られて、ここでカラム選択回路RPYWに伝えられ、読
み出し用ビット線の選択信号が形成される。
【0042】書き込み系の入力インターフェイスは、書
き込み動作を指示する制御信号WPEとアドレス信号S
W(0−5)(6−8)である。上記信号WPEは、入
力回路IB2を通して取り込まれ、クロック信号に同期
して上記アドレス信号WR(0−5)(6−8)に対応
された入力&ラッチ回路IBL3,IBL4を動作させ
る。上記アドレス信号WR(0−5)は、X系の書き込
みアドレス信号であり、XデコーダXDECに伝えられ
て、ここで書き込み用ワード線WWLの選択信号が形成
される。上記アドレス信号WR(6−8)は、Y系の書
き込みアドレス信号であり、YデコーダYDECに伝え
られて、ここでカラム選択回路WPYWに伝えられ、書
き込み用ビット線の選択信号が形成される。
【0043】図7には、この発明が適用されるSRAM
マクロセルの他の一実施例の回路図が示されている。こ
の実施例では、4ポートのSRAMに向けられている。
メモリセルMCは、前記図2の実施例のよう入力と出力
とを交差接続したラッチ回路に対して、2組の書き込み
用の相補ビット線WBLT0,WBLB0とWBLT
1,WBLB1及びそれらに対応した2組の選択MOS
FETが設けられて、書き込み用のワード線WWL0−
0,WWL0−1等に接続される。
【0044】読み出し系の2つのポートは、上記ラッチ
回路の一対の記憶ノードの信号を受ける2組の読み出し
MOSFET及びそれらに対応した2本の読み出し用ビ
ット線RBL0,RBL1と、上記2組の読み出しMO
SFETに対応された2本の読み出しワード線RWL0
−0,RWL0−1が設けられる。これらのビット線又
はワード線に対応して4組のアドレス選択回路がそれぞ
れ設けられることによって、4ポートのSRAMマクロ
セルが構成される。
【0045】図8には、この発明が適用される半導体集
積回路装置の一実施例のブロック図が示されている。こ
の実施例のLSIは、いわゆる混載DRAMであり、D
RAMマクロ(macro) とそれを制御する周辺回路から構
成される。上記DRAMマクロは、DRAMコア(core)
と、そのタイミング制御を行うタイミングコントロール
回路(Timing Control Circuit) 、ライトレジスタ(Wri
te Register)、リードレジスタ(Read Register) 、及び
マルチプレクサMUXから構成される。
【0046】この実施例のLSIは、特に制限されない
が、キャシュメモリとして用いられる。LSIの外部イ
ンターフェイスは、プロセッサに対応したインターフェ
イスブロック(I/F Block)、メモリに対応し
たインターフェイスブロック(I/F Block)と
を有する。係る2つのインターフェイスブロックに対応
して、ライトバッファ(Write Buffer)及
びリードバッファ(Read Buffer)及びマル
チプレクサMUXが設けられる。特に制限されないが、
上記ライトバッファやリードバッファは、スタティック
型RAMから構成され、前記マルチプレクサ等はゲート
アレイ等で形成された論理回路により構成される。
【0047】上記スタティック型RAMとして、前記説
明したような4ポートSRAMマクロセルが用いられ
る。ライトバッファやリードバッファは、4ポートのS
RAMマクロセルで構成されて、プロセッサとDRAM
との間のデータの入出力動作の時間調整に用いられる。
つまり、プロセッサは、SRAMマクロセルに対して高
速に書き込み/読み出しを行い、プロセッサがメモリア
クセスを行わない期間を利用してSRAMマクロセルの
DRAMとの間でデータの転送が行われる。
【0048】この発明では、ビット線電位クランプ回路
を設けることによりSRAMマクロセルの周波数性能向
上を図ることができる。そして、ダミー領域のための未
使用のトランジスタを有効利用してクランプ回路を構成
することによりSRAMマクロセルの実的な小面積化
を図ることができる。上記クランプ回路の使用/未使用
の選択によって、製造ばらつきが大きくなったチップ又
はSRAMマクロセルに対して、周波数性能のばらつき
を抑えることからチップ歩留まり向上を図ること及び周
波数性能の低いチップをペレット検査にて摘出できるこ
とから、実装コスト、及びテストコストの高い選別テス
トのコスト低減にも寄与するものとなる。
【0049】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、ビッ
ト線のクランプ電位を上げる場合、NチャネルMOSF
ET直列接続数を1つにしてもよい。上記に加えて、ク
ランプ回路の配置を1メモリセルアレイ内で1個所にす
る。接続されるMOSFETの数を変えること等により
クランプ電位の微調整を可能にするものであってもよ
い。例えば、ビット線のクランプ電位をより下げる必要
がある場合、NチャネルMOSFET直列接続数を3つ
以上にすればよい。センスアンプ型読み出し回路やダイ
ナミック型読み出し回路での適用に関しても副作用無く
使用できる。この発明は、必然的に製造ばらつきが大き
くなってしまう論理とメモリが同一チップに実装される
論理付きメモリLSIでは単品のメモリLSIより効果
的である。
【0050】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。プリチャージ信号によりMOSFET
を制御してビット線を所定電圧にプリチャージし、記憶
情報に従ってオン/オフ状態にされる第1MOSFET
と、上記ビット線と直交するワード線によりスイッチ制
御れる第2MOSFETによりビット線の放電経路を構
成して上記記憶情報に対応した読み出し信号を出力させ
るとともに、上記ビット線の両端に上記第1及び第2M
OSFETによるビット線の放電動作によるビット線電
位の変化を抑制するクランプ回路を設けることにより、
実質的な素子数の増加を防止しつつ、合理的にメモリ動
作の高速化と低消費電力化を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るSRAMマクロセル一実施例を
示す回路配置図である。
【図2】図1のメモリセルアレイの一実施例を示す回路
図である。
【図3】この発明に係るSRAMマクロセルの動作の一
例を説明するための波形図である。
【図4】この発明に係るSRAMマクロセルの一実施例
を示す素子レイアウト図である。
【図5】図4のA−B線での素子構造断面図である。
【図6】この発明に係るSRAMマクロセルの一実施例
を示すブロック図である。
【図7】この発明が適用されるSRAMマクロセルの他
の一実施例を示す回路図である。
【図8】この発明が適用される半導体集積回路装置の一
実施例を示すブロック図である。
【図9】この発明に先立って検討されたメモリセルアレ
イの配置図である。
【符号の説明】
Q1〜Q15…MOSFET、MC…メモリセル、DM
&BLC…ダミー回路を兼ねたクランプ回路、PSUB
…基板、DWELL…深いウェル、PWELL…P型ウ
ェル、N+…拡散層、MARY…メモリセルアレイ、P
C…プリチャージ回路、RPYS…読み出し用カラム選
択回路、WPYS…書き込み用カラム選択回路、DL…
読み出し用データラッチ、IWDL…書き込み用データ
ラッチ、CKG…クロック発生回路、IB1,IB2…
入力回路、IBL1〜IBL4…入力&ラッチ回路、X
DEC…Xデコーダ、YDEC…Yデコーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鍋谷 孝次 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 岩橋 誠之 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 栗田 公三郎 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 2G132 AA00 AA08 AB01 AK07 AK15 AL00 5B015 JJ01 JJ21 JJ37 KA04 KA07 KA28 KA33 KA35 KA38 MM07 MM10 5F083 BS27 LA01 LA10 LA21 ZA28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット線と、 プリチャージ信号を受けて上記ビット線を所定電圧にプ
    リチャージするプリチャージMOSFETと、 記憶情報に従ってオン/オフ状態にされる第1MOSF
    ETと、 上記ビット線と直交するワード線によりスイッチ制御さ
    れて、上記第1MOSFETと直列接続されてビット線
    の放電経路を構成して上記記憶情報に対応した読み出し
    信号を出力させる第2MOSFETと、 上記ビット線の両端に設けられ、上記第1及び第2MO
    SFETによるビット線の放電動作によるビット線電位
    の変化を抑制するクランプ回路とを具備するメモリ回路
    を搭載してなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記ビット線は、読み出し専用のビット線であり、 上記ワード線は、読み出し専用のワード線であり、 上記第1MOSFETは、スタティック型メモリセルに
    保持された記憶情報がゲートに供給されるものであり、 上記スタティック型メモリセルは、上記読み出し専用の
    ビット線と平行に設けられた一対の書き込み専用の相補
    ビット線と、上記読み出し専用のワード線と平行に設け
    られた書き込み専用のワード線の交点に設けられるもの
    であり、 上記クランプ回路は、上記第1及び第2MOSFETと
    同様のパターンで形成されるMOSFETを含む複数の
    MOSFETを用いて構成されるものであることを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 第1及び第2MOSFETを除く上記クランプ回路に用
    いられる複数のMOSFETは、上記スタティック型メ
    モリセルを構成するMOSFETのうちの一部を含ん
    で、上記スタティック型メモリセルの対応するMOSF
    ETと同じパターンにより形成されるものであることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記クランプ回路は、第1MOSFET及び第2MOS
    FETに対応された2つのMOSFETを上記ビット線
    とプリチャージ電圧端子との間に直列接続した回路から
    構成され、 上記2つのうちの一方のMOSFETは、クランプ動作
    の有効/無効を制御する制御信号によりスイッチ制御さ
    れ、他方のMOSFETは上記プリチャージ電圧により
    定常的にオン状態にされるものであることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記ビット線の読み出し信号は、上記クランプ回路のク
    ランプ電圧と上記プリチャージ電圧との中間の論理しき
    い値電圧を持つようにされたインバータ回路によりセン
    スされるものであることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 上記制御信号は、テスト動作のときにクランプ動作を無
    効にするレベルにされるものであることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記テスト動作によりメモリ動作が確認されたものは、
    上記制御信号がクランプ動作を無効にするレベルに固定
    されるものであることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272023A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Toshiba Corp 半導体記憶装置

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