JP2003346323A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JP2003346323A
JP2003346323A JP2002150838A JP2002150838A JP2003346323A JP 2003346323 A JP2003346323 A JP 2003346323A JP 2002150838 A JP2002150838 A JP 2002150838A JP 2002150838 A JP2002150838 A JP 2002150838A JP 2003346323 A JP2003346323 A JP 2003346323A
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JP2002150838A
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Takashi Kano
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットの小型化や高記録密度化に対応で
き、かつヘッドへの付着物や、走行面の突起による磁性
面への損傷、あるいは光透過などの問題が無く、電磁変
換特性が良好で耐久性、走行性、摺動特性に優れ、磁気
抵抗型ヘッドを用いた記録再生システムに最適な薄層化
した磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 非磁性支持体からなる多層構造のベース
フィルムを構成するカーボンブラックを含有しない層の
一主面に真空蒸着によりCo金属磁性薄膜からなる磁性
層を形成し、該磁性層の表面にプラズマCVD法により
カーボン膜からなる保護膜を形成する。更に、ベースフ
ィルムを構成するカーボンブラックを含有する層の他主
面にCVD法により、エチレンガスとArガスを導入し
てバインダーを含有しないバック層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオやビデ
オ等各種用途の高密度記録用磁気テープとして用いられ
る金属磁性薄膜型の磁気記録媒体に関し、特に磁気抵抗
効果型ヘッドを備えた記録再生システムに対応する磁気
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オーディオテープ、ビデオテ
ープ等の磁気記録テープとしては、非磁性支持体上に酸
化物磁性粉末あるいは合金磁性粉末等の粉末磁性材料を
塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリエステル樹
脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂等の有機結合剤中
に分散せしめた磁性塗料を塗布、乾燥することにより作
製される塗布型の磁気記録媒体が広く使用されている。
【0003】一方、高密度磁気記録への要求の高まりと
ともに、Co−Ni系合金、Co−Cr系合金、Co−
O等の金属磁性材料をメッキあるいは、真空蒸着法、ス
パッタリング法またはイオンプレーティング法等の真空
薄膜形成手段によってポリエステルフィルム、ポリアミ
ドフィルムもしくはポリイミドフィルム等の非磁性支持
体上に直接被着した、いわゆる金属磁性薄膜型の磁気記
録媒体が提案され注目を集めている。
【0004】この金属磁性薄膜型の磁気記録媒体は抗磁
力や角形比等に優れ、短波長での電磁変換特性に優れる
ばかりでなく、金属磁性薄膜からなる磁性層の厚さを極
めて薄くできるため、記録減磁や再生時の厚み損失が著
しく小さいこと、また塗布型のように磁性層中に非磁性
材からなる結合剤(バインダー)を含有させる必要が無
いため、磁性材料そのものの充填密度を高めることがで
きることなど、多くの利点を有している。
【0005】また、この種の磁気記録媒体の電磁変換特
性を向上させ、より大きな出力を得ることが出来るよう
にするために、磁気記録媒体の磁性層を形成する場合、
磁性層を斜めに蒸着するいわゆる斜方蒸着が提案され実
用化されている。
【0006】このように磁気記録媒体は、高密度化に対
して性能向上の努力が払われているが、記録再生装置の
小型化の傾向が強まる中、カセットの小型化が要求され
ており、高密度記録化の流れと相俟って、磁気テープの
より一層の薄物化(薄層化)が必要となっている。
【0007】このような磁気記録媒体の構成としては、
非磁性支持体と磁性層の他に、耐久性や走行性等の改善
を目的として、磁性層表面に保護層が設けられたり、非
磁性支持体の磁性層が形成されている側とは反対側の面
にバック層が設けられたりするのが通常である。すなわ
ち、これら非磁性支持体、磁性層、保護層およびバック
層等の各構成層によって媒体としての厚さが決まる。
【0008】読み取りヘッドに磁気抵抗型ヘッドを用い
る記録再生システムにおいては、非磁性支持体上に形成
される磁性層は、自ずとその厚さに上限があり、MRヘ
ッドを用いた磁気記録再生システムでは膜厚100nm
以下、好ましくは80nm以下にしなければならない。
またこの磁気抵抗型のヘッドは読み取り感度が非常に高
いため、テープのノイズ成分を極力低く抑える必要があ
る。更に、ベースフィルムも高剛性の材料を用いること
により、益々の薄層化が図られている。
【0009】しかしバック層について見ると、現在は有
機バインダーとカーボンを混合した塗料を塗布すること
で成膜しているが、この方法ではある程度までしか膜厚
の減少は望めず限度がある。加えて有機バインダーを用
いるため、バインダーが脱落して磁性面側に転写し、ヘ
ッド付着物として作用し悪影響を与える。また、真空プ
ロセスにより形成するのに比べて表面が荒れた構造とな
る。このため、巻き取り操作時に、ノイズ低減のために
平滑化して形成した磁性面側に突起等の転写が起こり、
ダメージを与える現象が生じる。更に、薄層化すればエ
ンド検出に用いる光透過率が規定値を上回ってしまうた
め、極端な薄層化は望めなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点に鑑みなされたもので、その目的はカセットの
小型化や高記録密度化に対応でき、かつヘッドへの有機
物付着や、バック層側走行面の突起等による磁性面への
転写・損傷、あるいは光透過などの問題が無く、電磁変
換特性が良好であるとともに耐久性、走行性、摺動特性
の優れた、薄層化された磁気記録媒体を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、鋭意検討した結果、非磁性支持体として多層構造か
らなるカーボンブラックを含有するベースフィルムを用
いることによって導電性が付与され、CVD法等により
バインダーを含まないカーボンのみからなるバック層が
形成でき、これによって薄層化され、また従来の記録再
生ヘッドへの付着物の飛散も解消できるばかりでなく、
カーボンブラックの含有によって該バック層側表面を適
度に荒らして走行安定性を増し、更に光透過性を減少す
ることが可能であり、磁気抵抗型ヘッドに対応できる電
磁変換特性の優れた磁気記録媒体が得られることを見出
し、本発明に至った。以下、本発明について具体的に説
明する。
【0012】請求項1の発明は、非磁性支持体であるベ
ースフィルムの一主面に少なくとも強磁性金属または合
金薄膜からなる磁性層が設けられるとともに、該ベース
フィルムの磁性層形成面とは反対側の他主面にバック層
が設けられた磁気記録媒体において、前記ベースフィル
ムが多層構造からなり、該多層構造の少なくとも一層は
カーボンブラックを含有し、かつ前記磁性層に接する一
主面を形成する層はカーボンブラックを含有せず、更に
前記バック層の膜厚が10〜200nmであることを特
徴とする磁気記録媒体である。請求項1の構成によれ
ば、磁気テープの厚さを薄くすることができ、磁気抵抗
効果型ヘッドを備えた磁気記録再生システムに対応でき
るとともに、カセットの小型化や高記録密度化を実現
し、電磁変換特性を向上し得るとともに耐久性、走行
性、摺動特性の優れた磁気記録媒体が提供される。また
ベースにカーボンが含有されていることで、バインダレ
スのバック層にした場合でも光透過率が抑制される。
【0013】請求項2の発明は、前記バック層がバイン
ダーを含有しないことを特徴とする請求項1に記載の磁
気記録媒体である。上記のような、バインダーを含まな
いバック層とすることにより、薄膜化が可能となるほ
か、従来問題となっていた有機物に起因するヘッドへの
付着よごれが解消できる。
【0014】請求項3の発明は、前記ベースフィルムに
含有されるカーボンブラックの粒径が3〜50nmであ
ることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体であ
る。上記、カーボンブラック粒径を3〜50nmとする
ことによって、摩擦走行での摺動傷が発生しにくく、ま
たバック層側表面(走行面)の突起が磁性層側表面(磁
性面)に転写されないため、電磁変換特性が劣化しない
磁気記録媒体が提供される。また含有カーボンブラック
の粒径によって所望の表面粗さが任意に決められる。
【0015】請求項4の発明は、前記ベースフィルムに
含有されるカーボンブラックの含有率が0.1〜10重
量%であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録
媒体である。カーボンブラックの含有量を0.1〜10
重量%とすることにより、CVD法によるバック層の形
成を可能とし、良好なC/N特性が得られる磁気記録媒
体が提供される。またカーボンブラックの含有量によっ
て、所望の光透過率が任意に設定できる。
【0016】請求項5の発明は、前記バック層側表面の
表面粗度Raが0.3〜5nmであることを特徴とする
請求項1に記載の磁気記録媒体である。
【0017】請求項6の発明は、前記バック層側表面の
表面粗度Raが磁性層側表面の表面粗度Raよりも大き
いことを特徴とする請求項5に記載の磁気記録媒体であ
る。上記請求項5、6に記載のように、ベースフィルム
のバック層側表面(走行面)の粗度Raを0.3〜5n
mとし、走行面の表面粗さを磁性面の表面粗さよりも粗
くすることによって良好な走行性が得られ、かつテープ
間の摩擦が小さくされた磁気記録媒体が提供される。
【0018】請求項7の発明は、前記バック層側表面の
表面比抵抗が100〜1010Ω/sqであることを特徴
とする請求項1に記載の磁気記録媒体である。上記、バ
ック層側表面(走行表面)の表面比抵抗を100〜10
10Ω/sqとすることによって、帯電による劣化、損傷
を防止した磁気記録媒体が提供される。
【0019】請求項8の発明は、前記ベースフィルムと
バック層とを合わせた構成形態における光透過率が、波
長800〜900nmにおいて10%以下であることを
特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体である。カー
ボンブラックを含有したベースフィルムを用いることに
よって光の透過を抑制することができるため、薄層化し
たバック層を組み合わせた場合にも効果的に光透過率が
低減され、これによってエンド検出がスムーズに行われ
る磁気記録媒体が提供される。
【0020】請求項9の発明は、前記バック層が薄膜形
成プロセスで成膜されることを特徴とする請求項1に記
載の磁気記録媒体である。ベースフィルムにカーボンブ
ラックを含有することによって真空薄膜形成プロセス、
特にCVD法が適用でき、バインダーを含まないバック
層の形成が可能になる。また、CVD法によって表面粗
さが微細で表面粗度Raの制御された薄膜のバック層が
形成可能となり、磁性面への突起の転写を防止し、ノイ
ズの上昇を抑制することができる。
【0021】請求項10の発明は、前記強磁性金属また
は合金薄膜からなる磁性層の膜厚が100nm以下であ
ることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体であ
る。
【0022】請求項11の発明は、前記磁気記録媒体
が、記録再生システムに用いられる磁気抵抗型ヘッドに
対応した媒体であることを特徴とする請求項1に記載の
磁気記録媒体である。前記請求項1〜9、および上記強
磁性金属または合金薄膜からなる磁性層の膜厚を100
nm以下とすることにより、磁気抵抗型ヘッドに対応し
た磁気記録媒体が提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気記録媒体の構
成例、および各構成層の形成方法例を参考にしながら本
発明を更に説明する。なお、本発明の磁気記録媒体は、
以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲でその他の態様を取り得る。
【0024】図1に例示するように、本発明の磁気記録
媒体は、カーボンブラックを含有した非磁性層1Cと、
カーボンブラックを含有しない非磁性層1Nとから構成
された多層構造の非磁性支持体であるベースフィルム1
と、少なくともこのベースフィルム1の一主面1a上に
成膜された金属磁性薄膜からなる磁性層2と、磁性層2
の表面上に成膜された保護層3と、ベースフィルム1の
他主面1b上に形成されたバック層4とから構成され
る。
【0025】上記のようにベースフィルム1は、カーボ
ンブラックを含有した非磁性層1Cと、カーボンブラッ
クを含有しない非磁性層1Nからなる多層構造であり、
ベースフィルム1の非磁性支持体材料としては、例えば
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリアミドあるいはポリイミド等の材料があり、こ
れらの各種フィルム材料が用いられる。このような多層
構造のベースフィルム1表面に磁性層が設けられる一主
面1aは、カーボンブラックを含有しない非磁性層1N
によって構成される層である。
【0026】ベースフィルム1に含有するカーボンブラ
ック粒子の粒径は3〜50nmであることが好ましく、
また含有量は0.1〜10重量%が好ましい。カーボン
ブラック粒径が3nmより小さいと、バック層表面が平
坦になりすぎて摩擦走行で摺動傷が発生し易くなる。一
方、50nmよりも大きくなると、バック層表面が荒れ
すぎ、表面の突起が磁性層側表面(磁性面)に転写され
易く電磁変換特性が劣化する。また、カーボンブラック
の含有量が0.1重量%よりも少なくなると、バック層
をCVD法で成膜できなくなる。他方、10重量%より
も多くなると含有量が多すぎて表面が荒れ、C/N特性
が悪くなる。
【0027】図1に示す本発明の磁気記録媒体におい
て、多層構造のベースフィルムの一主面に設けられる磁
性層2は強磁性金属または合金の薄膜(例えばCoある
いはその合金)からなり、保護層3はカーボンなどから
形成される。また、ベースフィルムの他主面に設けられ
るバック層4は膜厚が10〜200nmであり、例え
ば、バインダーを含有しない、いわゆるバインダーレス
のドライバックから構成されている。このような磁気記
録媒体の各構成層は、例えば以下のようにして形成され
る。
【0028】[磁性層の形成]磁性層2の形成を図2に
示した真空蒸着製造装置を用いて蒸着する場合を例とし
て説明する。図2に示すように、この真空蒸着製造装置
においては、頭部と底部にそれぞれ設けられた排気口1
1から排気されて内部が真空状態となされた真空室12
内に、図中の時計回り方向に定速回転する送りロール1
3と、図中の時計回り方向に定速回転する巻取りロール
14とが設けられ、これら送りロール13から巻取りロ
ール14にテープ状のベースフィルム1が順次走行する
ようになされている。
【0029】これら送りロール13から巻取りロール1
4側にベースフィルム1が走行する中途部には、各ロー
ル13、14の径よりも大径となされた冷却キャン16
が設けられている。この冷却キャン16は、ベースフィ
ルム1を図中下方に引き出すように設けられ、図中の時
計回り方向に定速回転する構成とされる。なお、上記送
りロール13、巻取りロール14、および冷却キャン1
6は、それぞれベースフィルム1の幅と略同じ長さから
なる円筒状をなすものであり、また、冷却キャン16に
は、内部に図示しない冷却装置が設けられ、上記ベース
フィルム1の温度上昇による変形等を抑制し得るように
なされている。
【0030】したがって、ベースフィルム1は、送りロ
ール13から順次送り出され、更に上記冷却キャン16
の周面を通過し、巻取りロール14に巻取られていくよ
うになされている。尚、上記送りロール13と記冷却キ
ャン16との間および該冷却キャン16と上記巻取りロ
ール14との問にはそれぞれガイドロール17、18が
配設され、上記送りロール13から冷却キャン16およ
び該冷却キャン16から券取りロール14にわたって走
行するベースフィルム1に所定のテンションをかけ、該
ベースフィルム1が円滑に走行するようになされてい
る。また、上記真空室12内には、上記冷却キャン16
の下方にルツボ19が設けられ、このルツボ19内に、
強磁性金属または合金、例えばCoなどの金属磁性材料
20が充填されている。このルツボ19は、冷却キャン
16の長手方向の幅と略同一の幅をしてなる。
【0031】一方、上記真空室12の側壁部には、上記
ルツボ19内に充填された金属磁性材料20を加熱蒸発
させるための電子銃21が取り付けられる。この電子銃
21は、当該電子銃21より放出される電子線Xが上記
ルツボ19内の金属磁性材料20に照射されるような位
置に配設される。そして、この電子銃21によって蒸発
した金属磁性材料20が上記冷却キャン16の周面を定
速走行するベースフィルム1の一主面上に磁性層2とし
て被着形成されるようになっている。
【0032】また、上記冷却キャン16とルツボ19と
の間であって該冷却キャン16の近傍には、シャッタ2
2が配設されている。このシャッタ22は、上記冷却キ
ャン16の周面を定速走行するベースフィルム1の所定
領域を覆う形で形成され、このシャッタ22により上記
蒸発せしめられた金属磁性材料20が上記ベースフィル
ム1に対して所定の角度範囲で斜めに蒸着されるように
なっている。さらに、このような蒸着に際し、上記真空
室12の側壁部を貫通して設けられる酸素ガス導入口2
4を介してベースフィルム1の表面に酸素ガスが供給さ
れ、磁気特性、耐久性および耐候性の向上が図られてい
る。
【0033】[保護層の形成]上記磁性層2が形成され
た後、該磁性層2表面上に保護層3が設けられる。保護
層3は、磁性層2を磁気ヘッドとの摺動から保護するた
めのものである。磁気記録媒体では、高密度化に対応し
てスペーシングロスを抑えるために、表面が一層平滑化
される方向にある。しかし、磁性層表面が平滑になると
ヘッドに対する接触面積が大きくなるために摩擦力が増
大し、磁性層2に生ずるせん断応力が大きくなる。この
ような厳しい摺動条件から磁性層2を保護するために、
保護層3の形成が必要であり、特にカーボンからなる膜
形成が有効である。
【0034】このようなカーボンからなる保護層3を図
3に示すCVD製造装置を用いて形成する場合を例とし
て説明する。このCVD装置は、頭部に設けられた真空
排気系40によって内部が高真空状態となされた真空室
32内に、図中の反時計回り方向に定速回転する送りロ
ール33と、図中の反時計回り方向に定速回転する巻取
りロール34とが設けられ、これら送りロール33から
巻取りロール34に、磁性層2が形成されたベースフィ
ルム、すなわち磁性層形成ベースフィルム31が順次走
行するようになされている。
【0035】これら送りロール33から巻取りロール3
4側に磁性層形成ベースフィルム31が走行する中途部
には、上記各ロール33、34の径よりも大径となされ
た対向電極用キャン39が設けられている。この対向電
極用キャン39は、磁性層形成ベースフィルム31を図
中下方に引き出すように設けられ、図中の時計回り方向
に定速回転する構成とされる。なお、上記送りロール3
3、巻取りロール34および対向電極用キャン39は、
それぞれ磁性層形成ベースフィルム31の幅と略同じ長
さからなる円筒状をなすものである。
【0036】したがって、上記磁性層形成ベースフィル
ム31は、送りロール33から順次送り出され、更に上
記対向電極用キャン39の周面を通過し、巻取りロール
34に巻き取られていくようになされている。なお、上
記送りロール33と上記対向電極用キャン39との間お
よび該対向電極用キャン39と上記巻取りロール34と
の間にはそれぞれガイドロール38、38が配設され、
上記送りロール33から対向電極用キャン39および該
対向電極用キャン39から巻取りロール34に亘って走
行する磁性層形成ベースフィルム31に所定のテンショ
ンをかけ、該磁性層形成ベースフィルム31が円滑に走
行するようになされている。
【0037】また、上記真空室32内には、上記対向電
極用キャン39の下方にパイレックスガラス(登録商
標)、プラスチック等よりなる反応管35が設けられて
いる。この反応管35は、一方の端部が真空室32の底
部を貫通しており、この端部から成膜ガス(反応ガス)
が当該反応管35内に導入されるようになっている。ま
た、この反応管35内の中途部には、金属メッシュ等よ
りなる電極36が取り付けられている。この電極36
は、外部に配設されたDC電源37と接続されており、
500〜2000Vの電圧が印加されるようになってい
る。このCVD装置では、この電極36に電圧が印加さ
れることで、当該電極36と対向電極用キャン39との
間にグロー放電が生じる。そして、反応管35内に導入
された成膜ガスは、この生じたグロー放電によって分解
し、磁性層形成ベースフィルム31の磁性層表面に被着
されることになる。
【0038】[バック層の形成]次に、上記CVD装置
用いて磁性層2表面に保護層3を形成した後、磁性層形
成面とは反対側の他主面1b上にバック層が設けられ
る。バック層は、非磁性支持体であるベースフィルム表
面の電気抵抗を下げて帯電による走行不良を防止した
り、非磁性支持体の耐久性を向上して使用中における傷
つき等の発生を防いだり、あるいはテープ間の摩擦を小
さくする等の目的から設けられるものである。テープの
走行性、耐久性を向上させるには、このバック層の形成
が必須である。
【0039】バック層の形成は、プラズマ気相成長法、
スパッタ法、真空蒸着法など各種の薄膜形成プロセスを
採用して形成することができる。特に、ベースフィルム
が導電性であることからCVD法が採用でき、例えばエ
チレンなどの反応ガスを不活性ガスの存在下に導入して
形成することができる。これによって、バインダーを含
まない、いわゆるバインダーレスのドライバックからな
るバック層が形成される。
【0040】上記のような工程でベースフィルム1表面
に金属磁性薄膜からなる磁性層2、保護層3、およびバ
ックコート層4が形成されてなるテープ原反が製作され
る。このようなテープ原反を所定の幅、例えば6.35
mmに裁断することによって磁気テープが得られる。な
お、磁気テープの磁性層側表面(磁性面)には、潤滑剤
が塗布される。使用される潤滑剤は、磁気テープの用途
として一般に使用されているものであればいずれも使用
可能であるが、特に主骨格がフルオロカーボン系、アル
キルアミン、アルキルエステル等が好ましい。このよう
な潤滑剤としては、例えばフルオロカーボンを主骨格と
し第3 アミンにより変成したものが挙げられる。この
潤滑剤塗布により、優れた走行性、耐摩耗性、耐久性な
どの特性が付与される。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。ただし、本発明はなんら実施例に限定されるもの
ではない。
【0042】実施例1〜8、参考例1〜6 前記図1に示したと同様の構成で非磁性支持体であるベ
ースフィルムに磁性層、保護層、バック層をそれぞれ形
成して、実施例1〜8および参考例1〜6の磁気記録媒
体(磁気テープ原反)を作製した。すなわち、表1に示
すようにカーボン粒径およびカーボン含有量を変えた1
50mm幅のベースフィルム(非磁性支持体の材質はポ
リエチレンナフタレート)を用い、更に表1に示すよう
にバック層の膜厚を変えて、それぞれ実施例および参考
例の磁気テープ原反を作製した。各磁気記録媒体におい
て、磁性層はCo金属磁性薄膜から形成され、保護層は
ダイヤモンド状カーボンである。また、バック層はバイ
ンダーを含有しないドライバックとなっている。なお、
表1中の薄膜形成プロセス(CVD法)で成膜したバッ
ク層膜厚は、サンプルを可視光硬化性樹脂(リゴラック
D−800:日本電子データム社製)で包埋し、ミクロ
トーム法で断面試料を作製し、TEMで観察を行ない測
定した。
【0043】
【表1】
【0044】作製した磁気記録媒体の各構成層の形成条
件を以下に示す。 [磁性層の形成]前記図2に示した真空蒸着製造装置を
用いて、上記ベースフィルムの一主面に下記成膜条件で
斜方蒸着して、Co単層膜からなる磁性層を形成した。
【0045】<磁性層の成膜条件> インゴット :Co100重量%(金属磁性材料) 入射角 :45〜10°(斜方蒸着) 導入ガス:酸素ガス 酸素導入量 :3.3×10-63/sec 蒸着時真空度:2×10-2Pa 磁性層の膜厚:60nm
【0046】[保護層の形成]上記ベースフィルムの一
主面に形成された磁性層(Co単層膜)の表面に前記図
3に示したCVD製造装置を用いて、プラズマCVD法
により下記成膜条件でカーボン(ダイヤモンド状カーボ
ン)からなる保護層を形成した。
【0047】<保護層の成膜条件> 反応ガス:トルエン 反応ガス圧:10Pa 導入電力:DC1.5kV カーボン保護層の膜厚:10nm
【0048】[バック層の形成]次いで、上記磁性層と
保護層とが設けられたベースフィルムの磁性層形成面と
は反対側の他主面に、薄膜形成プロセスとしてCVD法
を採用して下記成膜条件で、バインダーを含まない、い
わゆるバインダーレスのドライバックからなるバック層
を形成した。
【0049】<バック層の成膜条件> 反応ガス:エチレン、アルゴン 反応ガス圧:30Pa 導入電力:DC1.0kV
【0050】以上のようにして、磁性層、保護層および
バック層が形成された磁気テープ原反を6.35mm幅
に裁断し、磁性面側にパーフルオロポリエーテル系潤滑
剤を塗布することでサンプルテープを作製した。潤滑剤
としては、フルオロカーボンを主骨格とし、第3アミン
により変成したものを使用した。なお、フルオロカーボ
ンとしては、商品名デムナム(ダイキン工業株式会社
製)を使用し、第3アミンにはジメチルデシルアミンを
使用して塩構造をとるように合成した。
【0051】上記で得られた6.35mmの各サンプル
テープについて、走行面および磁性面の表面粗度、光透
過率、走行面の表面比抵抗、静摩擦係数、バック面摺動
強度(バック面強度)を下記条件で測定した。結果を表
2に示す。 <評価条件> (1)表面粗度Ra:バック層側の走行面および磁性層
側の磁性面の表面粗さ(表面粗度Ra)は、SHIMA
DZU製の走査型プローブ顕微鏡で表面形状を観察し、
算出した。走行面の表面粗度Raとしては、3〜50n
mが要求され、磁性面の表面粗度Raよりも大きいこと
が必要である。 (2)光透過率:ベースフィルムとバック層とを合わせ
た光透過率を分光光度計(日立U−3400)により波
長800〜900nmで測定した。要求される光透過率
は10%以下である。 (3)表面比抵抗:走行面の表面比抵抗はテスターを用
いて2端子法によって測定した。表面比抵抗としては、
100〜1010Ω/sqの範囲であることが要求され
る。 (4)電磁変換特性(C/Nmedia):6.35mmDV
ビデオデッキを改造した装置を用いて評価した。各サン
プルテープに記録波長0.3μmにて情報信号を記録し
た後、MRヘッドにより再生出力とテープノイズを測定
してC/Nmediaを算出した。このとき実施例1のサンプ
ルテープの電磁変換特性(C/Nmedia)を±0dBとし
た。MRヘッドによる再生出力としては、−3.0以上
の値が要求される。 (5)静摩擦係数:各サンプルテープのバック層面側
(走行面)を直径5mmのポリアセタール樹脂(PO
M:ポリオキシメチレン)ガイドに抱き角10°となる
ように掛けて摩擦係数を測定し、静摩擦係数とした。こ
の静摩擦係数の値が0.5を超えるものに関しては、走
行によりドラムやガイドに貼りつく可能性があり、NG
とした。 (6)バック面強度:各サンプルテープを直径2.0m
mのSUS製のガイドに対して抱き角90°で1000
回摺動させたときのバック層表面を光学顕微鏡で観察
し、摺動傷により○×で評価した。
【0052】
【表2】
【0053】表2に示した結果から、実施例1〜8のサ
ンプルテープにおいて、カーボンの粒径を3〜50nm
の範囲とし、カーボン含有量を0.1〜10重量%の範
囲とし、バック層の膜厚を10〜200nmの範囲とし
たものは、いずれも表面粗度、光透過率、走行面の表面
比抵抗、静摩擦係数、バック面強度が優れており、磁気
抵抗型ヘッド対応に要求される電磁変換特性を示すこと
が分かる。一方、バック層の膜厚が上記範囲よりも薄い
実施例1の場合には、バック面強度が弱くバック層が剥
離した。逆に、バック層の膜厚が上記範囲よりも厚い実
施例2の場合にも同様にバック面強度が弱くなった。ま
た、カーボン粒径が上記範囲よりも大きい実施例3の場
合には、走行面が荒れて、それが磁性面に転写すること
によって電磁変換特性が劣化した。反対に、カーボン粒
径が上記範囲よりも小さい実施例4の場合には、走行面
が平滑すぎて摩擦走行で摺動傷が発生した。更に、非磁
性支持体であるベースフィルムにカーボンを含有量しな
い実施例5の場合には、CVD法によってバック層が形
成できなかった。また、光透過率が非常におおきくなる
ことが分かる。また、非磁性支持体であるベースフィル
ムのカーボン含有量が上記範囲よりも多い実施例6の場
合には、表面が荒れすぎて、電磁変換特性C/Nが悪く
なった。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、多層構造を有するベー
スフィルムの少なくとも一層にカーボンブラックを含有
する構成とすることで、ベースフィルムに導電性が付与
され、真空薄膜形成法であるCVD法によってバインダ
ーを含有しない薄膜のバック層を形成することができる
ので、カセットの小型化や高記録密度化に対応すること
ができる。また、カーボンブラックを含有させること
で、光透過率を低減するとともに、含有カーボンブラッ
ク粒子によって形成される走行面の表面粗さ(Ra)が
微小であるため、良好な走行安定性が得られるほか、磁
気テープ巻き取り時における磁性面側への表面突起の転
写が減少し、磁性面の損傷が低減される。更に、バイン
ダーを含まないバック層形成により、従来の有機物起因
であるヘッドの付着物を防止することができる。上記に
よって、耐久性、電磁変換特性の優れた、磁気抵抗型ヘ
ッドを用いた記録再生システムに最適な高密度磁気記録
媒体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態および実施例における磁気
記録媒体の構成を示す層構成断面図である。
【図2】本発明の実施の形態および実施例における磁性
層を形成するための真空蒸着製造装置を示す模式図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態および実施例における保護
層を形成するためのCVD製造装置を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1……ベースフィルム、1a……ベースフィルムの一主
面、1b……ベースフィルムの他主面、1C……カーボ
ンブラックを含有した非磁性層、1N……カーボンブラ
ックを含有しない非磁性層、2……磁性層、3……保護
層、4……バック層、11……排気口、12……真空
室、13……送りロール、14……巻取りロール、16
……冷却キャン、17……ガイドロール、18……ガイ
ドロール、19……ルツボ、20……金属磁性材料、2
1……電子銃、22……シャッタ、24……酸素ガス導
入口、31……磁性層形成ベースフィルム、32……真
空室、33……送りロール、34……巻取りロール、3
5……反応管、36……電極、37……DC電源、38
……ガイドロール、39……対向電極用キャン、40…
…真空排気系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 5/733 G11B 5/733 5/735 5/735 Fターム(参考) 4F100 AA37D AB01B AB15 AB31B AK01A AK01D AK01E AK42 AL05D AR00B AS00C BA03 BA05 BA07 BA10B BA10C DD07E DE01D GB90 JG06B JG10E JL00 JM02B JN30 5D006 BB01 BB02 BB03 BB07 CB01 CB06 CB07 CB08 CC01 CC03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体であるベースフィルムの一
    主面に少なくとも強磁性金属または合金薄膜からなる磁
    性層が設けられるとともに、該ベースフィルムの磁性層
    形成面とは反対側の他主面にバック層が設けられた磁気
    記録媒体において、前記ベースフィルムが多層構造から
    なり、該多層構造の少なくとも一層はカーボンブラック
    を含有し、かつ前記磁性層に接する一主面を形成する層
    はカーボンブラックを含有せず、更に前記バック層の膜
    厚が10〜200nmであることを特徴とする磁気記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 前記バック層がバインダーを含有しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記ベースフィルムに含有されるカーボ
    ンブラックの粒径が3〜50nmであることを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記ベースフィルムに含有されるカーボ
    ンブラックの含有率が0.1〜10重量%であることを
    特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記バック層側表面の表面粗度Raが
    0.3〜5nmであることを特徴とする請求項1に記載
    の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記バック層側表面の表面粗度Raが磁
    性層側表面の表面粗度Raよりも大きいことを特徴とす
    る請求項5に記載の磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記バック層側表面の表面比抵抗が10
    0〜1010Ω/sqであることを特徴とする請求項1に
    記載の磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記ベースフィルムとバック層とを合わ
    せた構成形態における光透過率が、波長800〜900
    nmにおいて10%以下であることを特徴とする請求項
    1に記載の磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記バック層が薄膜形成プロセスで成膜
    されることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 前記強磁性金属または合金薄膜からな
    る磁性層の膜厚が100nm以下であることを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記磁気記録媒体が、磁気抵抗効果型
    ヘッドに対応した媒体であることを特徴とする請求項1
    に記載の磁気記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4519484B2 (ja) * 2004-03-02 2010-08-04 リンテック株式会社 水離解性を有する帯封紙

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