JP2003345269A - ユニット連結機構、及び映像表示装置 - Google Patents

ユニット連結機構、及び映像表示装置

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JP2003345269A JP2002151125A JP2002151125A JP2003345269A JP 2003345269 A JP2003345269 A JP 2003345269A JP 2002151125 A JP2002151125 A JP 2002151125A JP 2002151125 A JP2002151125 A JP 2002151125A JP 2003345269 A JP2003345269 A JP 2003345269A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示素子にLED等を採用したユニットを、
横方向に容易に連結可能なユニット連結機構、及びその
ユニット連結機構を使用して容易に組み立て可能な映像
表示装置を提供する。 【解決手段】 箱体状のユニット1,1を、複数台、左
右(横)方向に連結自在に接続するために、左右の隣接
するユニット1,1の各対向する側面間にフック継手か
らなる2組の連結具3,3を組み込み構成する。各連結
具3,3は、フック部31と係止部32とで構成され、
互いにユニット1,1の奥行き方向に間隔dを隔てて設
けたので、振動や横方向のねじれ等の応力に対して安定
化が図れるとともに、フック部31に対する操作点をユ
ニット1の背面側に露出させたので、作業員による映像
表示装置の組み立て及び解体作業の簡易化を実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示パネルを備え
たユニットを、少なくとも左右(横)方向に複数台連結
することにより映像を拡大表示する映像表示装置、及び
その映像表示装置等を構成するユニットの連結に好適な
ユニット連結機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】しばしば目にするように、屋内外の競技
場や各種イベント会場、あるいは繁華街等に面した建物
の外壁面(ビルボード)等には、表示パネルにLED
(発光ダイオード)等の表示素子をマトリクス状に多数
配置して構成された大型画面(スクリーン)の映像表示
装置が据え付けられている。これら映像表示装置は、広
告や案内のための表示、あるいはテレビジョン映像の写
し出し等が行われ、R(赤)G(緑)B(青)の点灯制
御により、いわゆるフルカラー表示が可能である。
【0003】このような大型画面の映像表示装置は、通
常、予め複数個の表示パネルを組み込んだ偏平な箱体状
のユニットが、多数台、左右(横)及び上下(縦)方向
に連結接続して組み立てられており、ビル等の建造物に
設置されて、その場で長期にわたり固定的に使用される
こともあれば、大型車両の荷台等に搭載されて、可搬式
に使用されることもある。
【0004】いずれにしてもこの種の映像表示装置は、
多数台のユニットが上下左右に連結されて構成されるの
で、設置現場まではバラバラなユニット単位で搬送され
て、そこで組み立て使用され、使用後の映像表示装置は
再び各ユニット単位にバラバラに解体分解され、次のイ
ベント会場等に向けた搬送が行われることが多い。
【0005】図11及び図12は、従来の映像表示装置
を構成したユニット1の外観を示したもので、図11は
そのユニット1の一部分解斜視図、また図12は背面側
から見たユニットの斜視図である。
【0006】すなわち、ユニット1は、複数個(図11
及び図12では6個)の表示パネル11を嵌め込んだ前
パネル12が、複数本の支柱13を介して後パネル14
に連結固定されて構成され、各表示パネル11には、L
ED等の表示素子11aがマトリクス状に規則性を有し
て多数配置されている。なお、中間に位置して取り付け
られた左右の支柱13間には、補強も兼ねた補助支柱1
3aが差し渡されて固定されている。
【0007】また、最下段の支柱13及び前パネル12
と後パネル14との間には、下に連結される他のユニッ
ト1との連結用をも兼ねた脚部材15が嵌め込み固定さ
れている。
【0008】図12にも示すように、後パネル14は、
枠体141とその枠体141に設けられた開閉扉142
とで構成され、開閉扉142の内側には、表示素子11
aを駆動制御する制御部16等が取り付けられている。
【0009】支柱13の構造は、例えば脚部材15と連
結された状態を示した図13の断面図に示すように、横
断面の四隅に空洞部131が設けられた角筒状体で構成
されている。
【0010】また、支柱13や補助支柱13a、並びに
脚部材15には、上下左右に連結される相手側ユニット
1との接続用に、連結具2が取り付け固定されている。
【0011】連結具2は、可動部21と係止部22とが
対をなした構成からなり、上下左右に隣接する相手側ユ
ニット1との間を連結自在とする、いわゆるユニット連
結機構を形成したものであるから、図11及び図12に
示したように、連結されるユニット1の一方には、可動
部21または係止部22のいずれか一方が取り付けら
れ、相手側との間で嵌脱自在に構成されている。
【0012】図14は、連結具2により、上下ユニット
1,1を連結した状態を示した要部の拡大右側面図で、
下ユニット1の支柱13には可動部21が、上ユニット
1の脚部材15には係止部22が取り付けられ、両者間
の嵌めこみ操作により、上下ユニット1,1が連結され
た状態を示している。
【0013】すなわち、連結具2は、いわゆる捻り動作
機構を採用したもので、図14のA−A矢視正面図を示
した図15を参照して、連結具2における嵌脱操作を説
明すると、連結具2は、図15(a)に示すように、開
閉可能な可動部21の把手211を矢印R方向へ回動す
ることにより、掛け部212が矢印Y方向に出入りする
ように構成されている。
【0014】そこで、図15(b)に示すように、閉じ
た状態の可動部21の把手211を矢印R方向へ回動さ
せることにより、掛け部212は矢印Y1方向に降下
し、上方のユニット1側の環状の係止部22を捕捉し引
き寄せるので、上下ユニット1,1は連結固定される。
【0015】なお、可動部21の把手211は、掛け部
212が係止部22を引き寄せた状態で折り畳むことが
できるので、図14に示したように、ロック状態とする
ことができる。なお、連結具2における上記嵌操作と逆
の脱操作は、上記とは逆の手順で行われる。
【0016】上記は、上下ユニット1,1間の連結の例
を説明したものであるが、図11及び図12に示したよ
うに、左右ユニット1,1間の連結具2も同様に構成さ
れて、図16にその一部正面図を示したように、映像表
示装置は、多数台のユニット1が左右及び上下方向に連
結接続されて組み立てられる。
【0017】もっとも、複数台のユニット1を上下左右
に連結するのに、上記構成のように、隣接するユニット
1,1間に差し渡すように渡着された連結具2における
嵌脱操作によることなく、たとえば、各支柱13にボル
トを貫通させるための穴を単に設け、各ユニット1の支
柱13の穴にボルトを通し、ナット締めにより連結固定
することも行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の映
像表示装置においては、ユニット間を連結する連結機構
として、連結具が隣接する各支柱や補助支柱、あるいは
脚部材との間に渡着するように取り付けられたり、ある
いは隣接するユニットの支柱同士をボルト締めにより固
定したりする構成が採用されている。
【0019】しかしながら、上記従来のユニット連結機
構においては、ユニット間の連結、あるいは連結解除
は、作業員が逐一、後パネルの扉を開き、ユニット内部
の狭い空間に手を差し込んで連結具を操作しなければな
らないので、作業がやりにくく、映像表示装置の組み立
て及び解体作業に多くの手間を要したので改善が要望さ
れていた。
【0020】特に、LEDを搭載した映像表示装置を、
各地のイベント事業等の開催に合わせて、転々と搬送移
動しつつ使用するようなことが多い状況のもとでは、3
0kgをも超える重量のユニットの連結組み立て並びに
解体をいかに容易かつ迅速に行うことができるかが課題
とされ、連結及び解放の容易なユニット連結機構の提
供、及びそのユニット連結の容易な映像表示装置の提供
が望まれていた。
【0021】そこで、本発明は、特に左右方向のユニッ
ト間の連結固定を容易に行うことができるユニット連結
機構及びそのユニット連結機構を採用した映像表示装置
を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、第1の発明は、箱体状のユニットを、複数
台、左右(横)方向に連結自在に接続するために、左右
の隣接するユニットの各対向側面間に渡着され、嵌脱自
在な少なくとも2組の連結具からなるユニット連結機構
であって、前記2組の連結具は、前記ユニットの側面に
おいて、上下方向及び奥行き方向に互いに間隔を有する
とともに、前記嵌脱のための操作点が前記ユニットの背
面側に向けて露出するように設けられたことを特徴とす
る。
【0023】また、第2の発明は、上記第1の発明のユ
ニット連結機構を使用した映像表示装置であって、複数
台の前記ユニットは、いずれも多数の表示素子を前面に
配列した表示パネルを有し、かつ前記ユニット連結機構
を介して連結されるように構成されたことを特徴とす
る。
【0024】このように、第1の発明のユニット連結機
構、及びこの第1の発明のユニット連結機構を使用した
映像表示装置によれば、嵌脱操作の操作点がユニットの
背面側に向けて露出しているので、作業員はユニットの
背面外側からの操作点を操作する簡単な作業で、左右方
向のユニットの連結及び連結解除を行うことができると
ともに、連結機構は上下方向及び奥行き方向に間隔を有
して配置されたので、連結された複数台のユニットは、
互いに鉛直方向を軸として回動して変形しようとする力
が抑制され、構造的に安定した映像表示装置を提供する
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるユニット連結
機構、及びそのユニット連結機構を採用した映像表示装
置の一実施の形態を、図1ないし図10を参照して詳述
する。なお、図11ないし図16に示した従来の構成と
同一構成には同一符号を付して、詳細な説明は省略す
る。
【0026】図1は本発明の映像表示装置を構成するユ
ニットの一実施の形態を示した斜視図で、図2はそのユ
ニットを背後側から見た斜視図である。
【0027】すなわち、本発明による映像表示装置の一
実施の形態を示したユニットは、図1及び図2に示すよ
うに、偏平な箱体状の筐体17の前面には、多数のLE
D等の表示素子11aを配置した複数個(この実施の形
態では12個)の表示パネル11が配列されて組み込ま
れ、筐体17の背面には、表示素子11aを駆動制御す
る制御部16が、両観音開きの開閉扉171,172の
各内側面に取り付け固定されている。また、各開閉扉1
71,172には、ロック機構付きの扉開閉用の把手1
7aが設けられている。
【0028】筐体17の上面の中央には連結ピン173
が、また同じく上面の左右の両端部に対をなすようにガ
イドピン174,174が植立されている。
【0029】連結ピン173は、上部に係止ロッド17
3aを横方向に貫通させたT字状に構成され、上方に載
置され、積み重ねられる相手側ユニット1内の下部に取
り付けられた係止部177に連結接続される。
【0030】一対のガイドピン174,174は、上下
方向に連結接続される相手方ユニット1との間の位置合
わせ用のピンである。
【0031】連結ロッド173と左右のガイドピン17
4,174との間には、この作業員が、重量が30kg
をも超えるかという重いユニット1を持ち運ぶための把
手175,175が取り付けられている。この把手17
5は、ユニット1をクレーン等により吊り上げ搬送する
ためのロープ掛け用にも使用される。また、筐体17の
左右側面壁にも、持ち運び用の取っ手(凹部)176が
形成されている。
【0032】なお、上記構成のユニット1は、図3
(a)の正面図に示したように、上下方向に積み重ねら
れて大型表示画面を形成するので、上方に積み重ねられ
る相手側ユニット1の筐体17の底面には、下方のユニ
ット1上面のこれら連結ピン173、ガイドピン17
4,174及び把手175,175が嵌め込まれ、収納
する凹部がそれぞれ形成されている。図3(b)は、図
3(a)に示した映像表示装置の平面図である。
【0033】また、クレーンによりユニット1を吊り上
げ搬送して映像表示装置を組み立てたり、あるいはその
組み立てられた映像表示装置を解体するときには、組み
立てあるいは解体作業の効率上、上下方向に2ないし3
台連結したユニット1を、クレーンが一度に吊り上げ搬
送する場合がある。従って、ユニット1の上下方向の連
結手段となる連結ピン173は、これを捕捉する相手側
係止部177との間で、30kg強の自重をも支える必
要があるので、強固に連結固定される。
【0034】図4及び図5は、連結ピン173の係止ロ
ッド173aが、相手係止部177に捕捉される状態を
説明したものである。
【0035】すなわち、図4(a)に示すように、係止
部177による係止ロッド173aの捕捉に先立ち、上
ユニット1は、下方ユニット1のガイドピン174,1
74に案内されつつ位置合わせされた状態で載置され
る。
【0036】そのとき、上ユニット1の係止部177は
図4(a)に示すように、開状態にあるので、次に作業
員は、図4(b)に示すように、アーム177aを矢印
Y方向に回動操作させるので、係止部177の一対の係
止片177b,177bは、図5に示すように、係止ロ
ッド173aを捕捉して、上下ユニット1,1を連結固
定するように構成されている。
【0037】また、この実施の形態においては、ガイド
ピン174の形状は、全体が横断面が円形状をなし、図
6(a)に拡大して示したように、先端部に向けて、テ
ーパ状の段部174aを経て径小の挿入部174bが形
成されるように構成されている。
【0038】従って、図6(a)に示したように、上方
のユニット1が傾きつつ下方のユニット1上に載置され
るとき、たとえ下方のガイドピン174の向きと、これ
に対応する相手側(上)ユニット1の係合孔178の向
きとの間に多少のずれが生じていたとしても、上ユニッ
ト1の係合孔178は、径小な挿入部174bに容易に
嵌め込むことができる。
【0039】また、一旦嵌め込まれた上ユニット1の係
合孔178の下端部は、下ユニット1はテーパ状の段部
174a面に接触し、その傾斜面に沿い滑らかに下降す
るので、上ユニット1の姿勢は補正されつつ、係合孔1
78はガイドピン174に円滑に嵌め込まれる。
【0040】このように、この実施の形態におけるガイ
ドピン174は、テーパ状の段部174a及び径の小さ
な挿入部174bを有するものであるが、これに対し、
図6(b)に示したように、テーパ状の段部もまたこれ
につながる径小な挿入部も有しないガイドピン174の
場合は、上ユニット1側のガイドピン174に係合する
係合孔178の下端が、ガイドピン174の頭部に衝突
した状態で留まってしまい、上の筐体17あるいはガイ
ドピン174を損傷させる恐れが生ずる。
【0041】次に、この実施の形態において、ユニット
1を左右(横)方向に連結するユニット連結機構の構成
及び作用を説明する。
【0042】すなわち、隣接する左右のユニット1,1
の対向側面間に取り付けられたユニット連結機構の要部
を、図7に斜視図として抽出して示したように、左右の
隣接するユニット1の各対向する側面間には、2組の連
結具3,3がそれぞれ嵌脱自在に渡着されて構成され、
かつ各連結具3,3は、上下方向及び奥行き方向にそれ
ぞれ、間隔D,dをそれぞれ有して取り付けられてい
る。
【0043】図8は図7のA−A矢視側面図で、説明
上、一方のユニット1の側面側に取り付けられた2組の
連結具3,3を構成するフック部31及び係止部32を
示したものである。
【0044】すなわち、図8にも示すように、係合ピン
173の植立位置は、上下に連結されるユニット1,1
が、いずれも据え付けられた姿勢位置で安定した積み重
ね及び吊り下げ支持が行われるように、各ユニット1,
1のほぼ重心位置を結ぶ鉛直線上に取り付けられてい
て、2組の連結具3,3の取り付け位置は、その重心位
置を通る線を間に挟んで、それぞれ前後(奥行き)方向
に等間隔(d/2)をなして設けられている。
【0045】また、図9は、連結された左右ユニット
1,1における連結機構の背面を示したものであり、図
8及び図9に示すように、各連結具3,3は、フック継
手を形成するように構成され、図11ないし図16に示
した従来の連結具2と同様に、可動部を形成したフック
部31とこのフック部31を係止する係止部32とで構
成されている。そして、それぞれ各ユニット1,1の対
向側面間に渡着され、いずれも筐体17内に収納される
ように組み込まれているので、連結具2により横方向に
ユニット1,1を接続したとき、ユニット1,1間のつ
なぎ目が表示画面の画質を低下させないように形成され
ている。
【0046】フック部31は、図8及び図9に示すよう
に、回動軸31aを中心に回動自在に筐体17内に取り
付けられ、その回動軸31aの背面側の端面には、六角
穴31bが形成され、その六角穴31bは、筐体17に
設けられた開口孔179を介してユニット1の背面側に
露出している。
【0047】従って、作業員は図7に示すように、六角
レンチ4を開口孔179内に挿入して、回動軸31aの
六角穴31bに嵌め込み操作することによって、フック
部31を相手側ユニット1の対応する係止部32への嵌
合と、その嵌合からの解放、すなわち嵌脱操作を行うこ
とができる。
【0048】連結具3は、回動軸31aが摺動しながら
回転するため、振動や自重によりフック部31は動かな
い構造であり、また、六角レンチによる上記操作によ
り、フック部31が図10に示した矢印R1及びR2方
向に回転し、係止部32に接触した時点から、矢印S1
及びS2方向に移動する機構を有する。
【0049】このように、連結具3,3の操作点である
フック部31の回動軸31aの端面が、ユニット背面側
に向け露出するように構成したので、作業員は容易かつ
確実に左右のユニット1,1の連結、及び連結の解除操
作を行うことができる。
【0050】また、この実施の形態によれば、2組の連
結具3,3からなる連結機構は、前述のように奥行き方
向に互いに間隔dを有して設けられたので、上下方向を
軸とした回転方向のずれに対する安定化が図られ、組み
立てられた映像表示装置が振動や風圧等により歪んだ
り、傾いたりするのを抑制することができる。
【0051】またこの実施の形態では、2組の連結具に
おける各フック部31,31は、図9に矢印R1,R2
で示すように、互いに反対方向に回動して嵌脱するよう
に設けられたので、隣接するユニット1,1が互いに外
れる方向に何らかの外力が作用したとしても、それを阻
止するように作用するので安定した映像表示装置を提供
できる。
【0052】なお、上記説明において、この実施の形態
では、作業員は、六角穴に六角レンチを嵌め込んで、連
結具3,3を操作するように説明したが、要するに何ら
かの手段により連結具3,3を操作できれば良いので、
例えばプラスドライバやマイナスドライバで嵌脱できる
ように、回動軸31aを構成することができる。
【0053】いずれにしても、この実施の形態によれ
ば、2組の連結具3,3は、蝶着されたフック部31
と、回動したフック部31の先端部を係止する係止部3
2との組み合わせ構成からなり、かつフック部31の回
動軸31aの端面がユニット1,1の背面側に露出して
いるので、作業員は左右方向のユニット1,1の連結作
業及び連結解除作業を簡単に行うことができる。
【0054】図10は、本発明によるユニット連結機構
を使用した映像表示装置の他の実施の形態を説明するも
のであり、図1ないし図9に示した実施の形態との相違
点は、2組の連結具3,3の組み合わせが、隣接するユ
ニット1,1間で異なるものである。
【0055】すなわち、他の実施の形態では、図9に対
応して示した図10の背面図に示すように、隣接するユ
ニット1,1間に渡着された各連結具3,3は、いずれ
も同一ユニット1側にそれぞれフック部31及び係止部
32を取り付け構成したものである。この構成によって
も、図1ないし図9により示した実施の形態の映像表示
時装置と同様な効果を得ることができる。
【0056】いずれにしても、本発明によるユニット連
結機構、及びそのユニット連結機構を使用した映像表示
装置によれば、嵌脱操作の操作点がユニットの背面側に
向けて露出していて、しかも上下方向及び奥行き方向に
ともに間隔を有して配置されたので、作業員はユニット
の背面外側からの操作点を操作する簡単な作業で、左右
方向のユニットの連結及び連結解除を行うことができる
ものであり、作業員の負担を大幅に軽減することができ
る。
【0057】また、連結具は、隣接するユニットの互い
に対向面において、ユニットの奥行き方向に間隔を有し
て配置されたので、ねじり方向の振動や風圧等への耐久
力が向上し、上下左右方向に偏平状に組み立てられてな
る映像表示装置の安定化が図られるものであり、実用に
際して顕著な効果を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明のユニット連結機構によれば、複
数台のユニットの連結を容易に組み立て可能であるとと
もに、安定した連結を確保することができる。
【0059】従ってまた、本発明によるユニット連結機
構を使用した映像表示装置によれば、容易に組み立て及
び解体が可能であるとともに、振動や風圧等に対し安定
したものとなり、実用上得られる効果大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像表示装置の一実施の形態を構
成したユニットの斜視図である。
【図2】図1に示すユニットを背面側から見た斜視図で
ある。
【図3】図3(a)は、図1に示したユニット連結機構
によりユニットの連結による映像表示装置の一部正面
図、図3(b)は、図3(a)の平面図である。
【図4】図1に示した連結ピンと、この連結ピンを捕捉
して結合する係合部との連結動作を説明した説明図であ
る。
【図5】図4に続く、図1に示した連結ピンと、この連
結ピンを捕捉して結合する係合部との連結動作を説明し
た説明図である。
【図6】図1に示したガイドピンと、このガイドピンを
案内する係合孔との位置関係を説明した説明図である。
【図7】図1及び図2に示したユニットに設けられた連
結機構を示す斜視図である。
【図8】図7のA−A線矢視側面図である。
【図9】図1に示した構成のユニットが左右に連結され
た状態を示す背面図である。
【図10】本発明による映像表示装置の、他の実施の形
態におけるユニットの左右連結状態を示した背面図であ
る。
【図11】従来の映像表示装置を構成したユニットの斜
視図である。
【図12】図11に示したユニットの背面側から見た斜
視図である。
【図13】図11に示した支柱と脚部材との連結状態を
示す横断面図である。
【図14】図11に示した連結具による上下ユニットの
連結状態を示す要部側面図である。
【図15】図14に示した連結具の動作説明図である。
【図16】図11に示したユニットにより連結構成され
てなる映像表示装置の正面図である。
【符号の説明】
1 ユニット 11 表示パネル 11a LED(発光ダイオード) 17 筐体 173 連結ピン 174 ガイドピン 174a 段部 174b 挿入部 175 把手 176 取っ手 178 係合孔 3 連結具 31 フック部 32 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C094 AA41 BA23 CA19 DA01 FA01 FA02 HA01 5G435 AA19 BB04 CC09 EE05 EE13 LL19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体状のユニットを、複数台、左右
    (横)方向に連結自在に接続するために、左右の隣接す
    るユニットの各対向側面間に渡着され、嵌脱自在な少な
    くとも2組の連結具からなるユニット連結機構であっ
    て、 前記2組の連結具は、前記ユニットの側面において、上
    下方向及び奥行き方向に互いに間隔を有するとともに、
    前記嵌脱のための操作点が前記ユニットの背面側に向け
    て露出するように設けられたことを特徴とするユニット
    連結機構。
  2. 【請求項2】 前記連結具は、フック継手により構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のユニット連結機
    構。
  3. 【請求項3】 前記フック継手は、蝶着されたフック部
    とそのフック部の先端部を係止する係止部とから構成さ
    れ、前記フック部の回動軸の端面が前記ユニットの背面
    側に向けて露出するように前記ユニットに設けられたこ
    とを特徴とする請求項2記載のユニット連結機構。
  4. 【請求項4】 複数台の前記ユニットは、いずれも多数
    の表示素子を前面に配列した表示パネルを有し、かつ請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載のユニット連結機
    構を介して連結されるように構成されたことを特徴とす
    る映像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記2組の連結具のフック部は、互いに
    反対方向に回動して嵌脱するように設けられたことを特
    徴とする請求項4記載の映像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記ユニットは、上面に突出するガイド
    ピンと、このガイドピンに対応する係合孔を底面に設け
    たことを特徴とする請求項4または請求項5記載の映像
    表示装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイドピンは、横断面が円形状から
    なり、かつ長さ方向に、テーパ状の段部を経て径小の挿
    入部が形成されてなることを特徴とする請求項6記載の
    映像表示装置。
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