JP2003345200A - プリント料金システム - Google Patents

プリント料金システム

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JP2003345200A
JP2003345200A JP2002155627A JP2002155627A JP2003345200A JP 2003345200 A JP2003345200 A JP 2003345200A JP 2002155627 A JP2002155627 A JP 2002155627A JP 2002155627 A JP2002155627 A JP 2002155627A JP 2003345200 A JP2003345200 A JP 2003345200A
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Masao Watabe
昌雄 渡部
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダウンシーケンスモードが入ると、ユーザが
最大プロダクティビティーモードで見積もった業務処理
時間をオーバーする。そこでユーザの予定外の時間浪費
を防ぐ。 【解決手段】 画像を記録する記録装置を使って画像記
録を行い、出力されたプリント枚数ごとに料金を課する
プリントサービスシステムにおいて、プリント動作で定
着温度が低下した際、定着性を維持するために生産性を
落としてプリントするダウンシーケンスモードと、通常
の1枚あたりのプリント料金をy円、通常の生産性をm
枚/分、ダウンシーケンスモードでの生産性をn枚/
分、プリント料金補正係数をαとしたとき、ダウンシー
ケンスモードで出力された画像1枚あたりのプリント料
金yd円を、yd=α×y×(n/m)と計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
ー、FAXなど画像入出力機器を用いて画像の入力、出
力を行い、画像の入出力ごとに料金を課するプリント料
金システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンビニエンスストアなどにコピ
ー機が設置され、誰でもお金を払えば自由にコピーサー
ビスが受けられるような環境になった。また白黒・カラ
ーのみならず、様々な素材へのコピーなど、コピー機に
対するニーズも多様化している。
【0003】一方、コピー機の高速化に伴い、軽印刷業
界などでは小部数の印刷業務までを印刷機ではなくコピ
ー機によって行っている。
【0004】しかしながら、転写紙の材質によっては連
続コピー中に定着温度が下がっていってしまうものがあ
る。
【0005】例えば、画像形成装置のカタログに記載さ
れている生産性は毎分85枚だったとしても、少し厚手
の転写紙に連続コピーした際は、定着温度が下がるた
め、85枚の生産性での定着性能が維持できない。しか
し、その場でマシンを停止させることは、よりユーザに
対して迷惑をかけることから、ダウンシーケンスと呼ば
れる生産性を落としてのコピー動作を行っている。例え
ば毎分85枚だったものを毎分60枚にするとかであ
る。
【0006】画像記録装置の生産性が落ちるのは、定着
で消費する熱容量が定着器に与える熱量よりも大きいか
らである。しかしながら、記録装置が使用してよい電力
は無尽蔵ではなく、限られたものなので、定着器に与え
る熱量は増やすことが出来ない。
【0007】しかしながら、ユーザはコピー開始当初、
毎分85枚で処理されていたものが途中から毎分60枚
に低下することもあり、予定していた時間内に毎分85
枚の生産性で計算したプリント生成物が仕上がらない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】仕上がってくる画像の
画質は生産性に関係なく一定になるように動作はするも
のの、本来ユーザが終わらせたかった時間内にプリント
処理が終わらなければ、ユーザの人件費分、コピーチャ
ージが余分にかかったことになる。
【0009】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、ダウンシーケンスなどスループットが下がった場合
に、処理時間に応じたコピー料金を設定することで、プ
リント処理業務にかかるユーザーの単位時間内の経費を
低減できるプリント料金システムを提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、 (1)画像を記録する記録装置を使って画像記録を行
い、出力されたプリント枚数ごとにプリント料金を課す
るプリント料金システムにおいて、プリント動作で定着
温度が低下した際、定着性を維持するために生産性を落
としてプリントするダウンシーケンスモードと、 通常の1枚あたりのプリント料金をy円 通常の生産性をm枚/分、 ダウンシーケンスモードでの生産性をn枚/分、 プリント料金補正係数をα としたときダウンシーケンスモードで出力された画像1
枚あたりのプリント料金yd円を、 yd=α×y×(n/m) ただし(m/n)>α とする計算方法。
【0011】(2)上記(1)において、プリント動作
中の生産性をk枚/分としたとき、(k/m)であらわ
される生産率信号、生産性をあらわす信号(k)もしく
は生産率信号(k/m)を課金カウンタに対して出力す
る出力手段、該出力手段からの出力結果に応じて課金カ
ウンタのカウント値もしくはプリント料金をα×y×
(k/m)になるよう制御する制御手段。
【0012】(3)上記(1)において、定着器の温度
がダウンシーケンスに移行する温度を下まわっている間
出力されるダウンシーケンス信号、該ダウンシーケンス
信号を受信し、ダウンシーケンス信号が出力されている
間は、通常プリント料金よりも低い、予め定められたプ
リント料金を課する課金カウンタ。
【0013】(4)上記(1)において、総プリント枚
数を累積する手段、通常プリント枚数を累積する手段、
ダウンシーケンスでのプリント枚数を累積する手段、総
プリント枚数pT、通常プリント累積枚数pS、ダウン
シーケンスプリント累積枚数pDを出力または表示する
手段、 通常の1枚あたりのプリント料金をy円 通常の生産性をm枚/分、 ダウンシーケンスモードでの生産性をn枚/分、 プリント料金補正係数をα 予め定められた日時にユーザに請求する金額をyTを yT=y×(pS+α・pD×(n/m)) ただし(m/n)>α とする計算方法。を設けることにより、上述の問題点を
解決したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施例を説明する。
【0015】図1はこの発明のシート処理方法を搭載し
た画像形成装置の構成を説明する断面図である。
【0016】101は原稿台ガラスであり、原稿自動送
り装置160から給送された原稿が順次、所定位置に載
置される。102は例えば蛍光灯から構成される原稿照
明ランプで、原稿台ガラス101に載置された原稿を露
光する。103、104、105は走査ミラーであり、
図示しない光学走査ユニットに収容され、往復運動しな
がら、原稿からの反射光をCCDユニット106に導
く。CCDユニット106はCCDに原稿からの反射光
を結像させる結像レンズ107、例えばCCDから構成
される撮像素子108、撮像素子108を駆動するCC
Dドライバ109等から構成されている。撮像素子10
8からの画像信号出力は例えば8ビットのデジタルデー
タに変換された後、コントローラ部150に入力され
る。
【0017】また、110は感光ドラムであり、112
の前露光ランプによって画像形成に備えて除電される。
113は一次帯電器であり、感光ドラム110を一様に
帯電させる。117は露光手段であり、例えば半導体レ
ーザー等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行う
コントローラ部150で処理された画像データに基づい
て感光ドラム110を露光し、静電潜像を形成する。1
18は現像器であり、黒色の現像剤(トナー)が収容さ
れている。119はトナーを収容するバッファ部と呼ば
れるもので、120にセットされた着脱式トナー収納容
器(以下、カートリッジと称す)からトナーが補給され
る。バッファ部119に補給されたトナーは現像器内の
トナー量に応じて現像器に補給される。121は転写前
帯電器であり、感光ドラム110上に現像されたトナー
像を用紙に転写する前に高圧をかける。
【0018】122、124、126、128、130
は給紙ユニットであり、各給紙ローラ123、125、
127、129、131の駆動により、転写用紙が装置
内へ給送され、レジストローラ132の配設位置で一旦
停止し、感光ドラム110に形成された画像との書き出
しタイミングがとられ再給送される。133は転写帯電
器であり、感光ドラム110に現像されたトナー像を給
送される転写用紙に転写する。134は分離帯電器であ
り、転写動作の終了した転写用紙を感光ドラム110よ
り分離する。もし分離帯電器134による静電分離がう
まく行かなかった際に、図示しない分離爪により物理的
に転写紙を分離するためのものである。
【0019】転写されずに感光ドラム110上に残った
トナーはクリーナー111によって回収される。135
は搬送ベルトで、転写プロセスの終了した転写用紙を定
着器136に搬送し、例えば熱により定着される。13
7はフラッパであり、定着プロセスの終了した転写用紙
の搬送パスを、ステイプルソーター145または反転パ
ス139方向のいずれかに制御する。ステイプルソータ
ー145に排紙された用紙は各ビンに仕分けされ、コン
トローラ部150からの指示によりステイプル部146
がステイプルを行う。反転パス139は、フェイスダウ
ン排紙、両面コピーを行う際に使用され、フェイスダウ
ン排紙を行う際は反転部139で反転してから排紙され
る。また、両面コピーを行う際は反転パス139から両
面パス144に搬送される。140〜142は給紙ロー
ラであり、両面パス144上の再転写紙を再給紙ローラ
143まで搬送する。再転写紙は140〜142,14
3の給紙ローラにより、給紙ユニットから給紙される転
写紙とタイミングをとりながら搬送され、再度レジスト
ローラ132の配設位置まで搬送される。
【0020】150のコントローラ部には後述するマイ
クロコンピュータ、画像処理部等を備えており、操作パ
ネル151からの指示に従って、前述の画像形成動作を
行う。152はプリントデータコントローラー部であ
る。これはコピーを使用する際、コントロールカードな
るカードを挿入することにより、コピー機の使用を許可
するもので、コピーした枚数をそのコントロールカード
を有する使用者IDごとに複写機本体が記憶する。
【0021】ここでは使用者IDが書かれたコントロー
ルを複写機本体に挿入して、複写機本体がIDを判別
し、カウント枚数を管理する方法を例としたが、カード
自体に記憶させる構成をとってもよい。例えば強誘電メ
モリのような非接触メモリをカードの中に内蔵し、プリ
ントデータコントローラー側からカウント信号を書き込
んでもよい。なお、複写機本体内の温度および湿度を検
知する温湿度センサを設けてある。
【0022】図2は本発明の画像形成装置におけるコン
トローラ部150のブロック図である。
【0023】201は画像処理装置全体の制御を行うC
PUであり、装置本体の制御手順(制御プログラム)を
記憶した読み取り専用メモリ203(ROM)からプロ
グラムを順次読み取り、実行する。CPU201のアド
レスバスおよびデータバスは202のバスドライバー回
路、アドレスデコーダ回路をへて各負荷に接続されてい
る。また、204は入力データの記憶や作業用記憶領域
等として用いる主記憶装置であるところのランダムアク
セスメモリ(RAM)である。
【0024】205は画像データ用ハードディスクで、
CCDユニットから入力され、画像処理されたデータが
記憶される。また、ネットワーク等に接続されている場
合なども画像データを記憶する。
【0025】206はI/Oインターフェースであり、
操作者がキー入力を行い、装置の状態等を液晶、LED
を用いて表示する151の操作パネルや給紙系、搬送
系、光学系の駆動を行うモーター類207、クラッチ類
208、ソレノイド類209、また、搬送される用紙を
検知するための紙検知センサ類210等の装置の各負荷
に接続される。現像器118には現像器内のトナー量を
検知する211のトナー残検センサが配置されており、
その出力信号がI/Oポート206に入力される。さら
に、各負荷のホームポジション、ドアの開閉状態等を検
知するためのスイッチ類212の信号もI/Oポート2
06に入力される。213は高圧ユニットであり、CP
U201の指示に従って、前述の1次帯電器113、現
像器118、転写前帯電器121、転写帯電器133、
分離帯電器134へ高圧を出力する。
【0026】また温湿度センサからの出力は、直接CP
U201のアナログポートに接続されており、A/D変
換されてディジタル値で演算される。温湿度センサ18
0からは温度を表す電圧値と、湿度を表す電圧値がCP
U201のアナログポートに入力される。
【0027】215は画像処理部であり、CCDユニッ
ト106から出力された画像信号が入力され、後述する
画像処理を行い、画像データに従って117のレーザユ
ニットの制御信号を出力する。レーザユニット117か
ら出力されるレーザ光は感光ドラム110を照射し、露
光するとともに非画像領域において受光センサであると
ころの214のビーム検知センサによって発光状態が検
知され、その出力信号がI/Oポート206に入力され
る。
【0028】図3は本発明の画像形成装置におけるコン
トローラ部150内の画像処理部215のブロック図で
ある。
【0029】CCD108により電気信号に変換された
画像信号は、まずシェーディング回路301によって画
素間のばらつきの補正を行った後、302の変倍回路に
おいて、縮小コピー時はデータの間引き処理を行い、拡
大コピー時はデータの補間を行う。次に、303のエッ
ジ強調回路において、例えば5×5のウインドウで2次
微分を行い、画像のエッジを強調する。この画像データ
は輝度データであるのでプリンタに出力するための濃度
データに変換するため304のγ変換回路でテーブルサ
ーチによりデータ変換を行う。濃度データに変換された
画像データは305の2値化処理部へ入力される。ここ
では例えばED法により多値データを2値データに変換
する。2値に変換された画像データは合成回路に入力さ
れる。合成回路では、入力された画像データと例えばハ
ードディスクにより構成される画像用メモリ310内の
画像データを選択的に出力する、またはORをとって出
力する。この画像用メモリ310に対するリードライト
制御はメモリ制御部306で行い、画像を回転させる場
合はメモリ内の画像データの読み出しアドレスを制御す
ることで行う。これらの画像データはレーザの発光強度
の信号に変換するためPWM回路311へ入力され、画
像の濃度に従ったパルス幅をレーザユニットに対して出
力する。
【0030】図4は画像形成装置の状態と定着ローラ表
面温度の状態を示した図である。メインスイッチがオン
されると、メインヒータ、サブヒータともにフル点灯
し、目標温度までウォームアップが行われる。で温調
温度の198℃〜202℃に達すると、コピー可能状態
になる。コピー可能状態のままの待機状態(スタンバ
イ)中はメインヒータをオフし、サブヒータをオンオフ
することで温調温度の198℃〜202℃を保ってい
る。温調の仕方は、温調範囲の下限値198℃に達する
とヒーターをオンし、温調範囲の上限値202℃に達す
ると、ヒーターをオフすると言う制御方法である。で
コピーが開始されると、サブヒータは常時オフとなり、
今度はメインヒータで温調を行う。転写紙が厚紙の連続
コピー動作が続くと図のように定着ローラ表面温度が低
下してくる。そしてで定着性を維持するぎりぎりの温
度まで低下した場合は、ダウンシーケンスに入る。
【0031】ダウンシーケンスでは定着性を維持するた
め、紙間を開け、プロダクティビティーを落としてコピ
ー動作を行う。紙間を開けることで、転写紙に奪われる
熱量を軽減するとともに、転写紙に奪われた熱量を紙間
で補い、温度を回復させていく。図4のからダウンシ
ーケンスに入ると定着ローラ表面温度は徐々に上がって
いきで再び通常の温調範囲に復帰する。で再び通常
の温調範囲に復帰すると、ダウンシーケンスから通常の
プロダクティビティーのコピー動作に復帰する。
【0032】通常のコピー動作に復帰しても、連続コピ
ーを続けていれば再び定着ローラ表面温度は低下して、
ダウンシーケンスに入る。したがって厚紙連続コピーを
行った場合は、〜のサイクルを繰り返すことにな
る。
【0033】ここでは簡単ためにでコピーを開始して
でちょうどコピーが終了したときの課金について説明
する。
【0034】ここで、〜の時間が5分、プロダクテ
ィビティーが100枚/分、〜の時間が10分、プ
ロダクティビティーが50枚/分だったとする。100
枚原稿を60部コピーするジョブだったとすると、60
00ページ出力することになり、プロダクティビティー
100枚/分でちょうど1時間かかる。しかし図4に示
すようなダウンシーケンスが入ったとすると、15分で
1000ページ分の処理となり、実際ジョブが終了する
までには1時間半かかってしまうことになる。
【0035】1ページ10円のコピー料金を課していた
とすると、6000ページなので60000円のコピー
料金になるわけだが、ここではダウンシーケンスに入っ
ている時間のコピー料金をダウンシーケンスのプロダク
ティビティー低下率に応じて、割引する。
【0036】図4において、プロダクティビティー信号
というものが、複写機本体で今どのようなプロダクティ
ビティーでコピーを行っているかを表した数値で、この
場合1分間あたりの生産枚数を16進で表している。し
たがって64Hは100枚/分、32Hは50枚/分を
表している。このプロダクティビティー信号は、複写機
が同じプロダクティビティーで生産している間ずっと同
じ値を出しつづけている。
【0037】次に、課金演算について説明する。
【0038】ここでは通常シーケンス時100枚/分に
対し、ダウンシーケンス時50枚なのでコピー料金を5
0/100の5円とする。
【0039】〜の時間が5分、プロダクティビティ
ーが100枚/分、〜の時間が10分、プロダクテ
ィビティーが50枚/分とすると、このジョブのうち、
3000ページが100枚/分で出力されて、3000
ページが50枚/分で出力されるのでコピー料金は 10円/枚×3000枚+5円/枚×3000枚=45
000円 となる。
【0040】このようにダウンシーケンスモードの時間
とダウンシーケンスモードでの生産性からコピー料金の
割引率を計算し、それをコピー料金として課す。
【0041】ここでは、説明を簡単にするため、単純に
ダウンシーケンス時のプロダクティビティーを、通常シ
ーケンス時のプロダクティビティーで割った値をコピー
料金にしたが、係数αをかけて料金調整するのが望まし
い。
【0042】すなわち通常のコピー料金をy円、ダウン
シーケンス時のコピー料金をyd、通常シーケンスでの
プロダクティビティーをm、ダウンシーケンス時のプロ
ダクティビティーをn、係数をαとするとyd=y・α
・(n/m)として計算する。
【0043】ここでαを1.5とすれば先ほどの計算式
は 10円/枚×3000枚+1.5×(5円/枚×300
0枚)=52500円 となる。
【0044】このように補正係数αの値を設定すること
で、ダウンシーケンス時の利益率の低下を抑えることが
できる。
【0045】αの値は(m/n)>α なる値である。
【0046】図5はダウンシーケンスモードを複数段階
にしている場合の説明図である。でダウンシーケンス
開始モードの180℃を下まわると第1ダウンシーケン
スモードに入り、プロダクティビティーを75枚/分に
低下させる。この状態で連続コピーを続け、もし定着ロ
ーラ温度がコピー時温調範囲の198℃〜202℃に入
れば先ほどと同様、75枚/分で生産した枚数分だけを
α×(75/100)をかけて課金すればよい。
【0047】しかし、第1ダウンシーケンスモードでコ
ピーを続けた際、さらに温度が低下した場合は第2ダウ
ンシーケンスモードでコピーを行う。ここで第2ダウン
シーケンスモードでのプロダクティビティーが50枚/
分だったとすると、第2ダウンシーケンスモードでのコ
ピー予料金はコピー枚数×α×(50×100)とな
る。ここで、第1ダウンシーケンスモードと第2ダウン
シーケンスモードで補正係数αを変えてもよい。
【0048】また、第1ダウンシーケンスモードでも、
第2ダウンシーケンスモードでも、ダウンシーケンス中
のプロダクティビティーをもとに、ダウンシーケンスで
出力した枚数分の料金を計算するのでyd=y・α・
(n/m)をその都度行うだけである。
【0049】したがってダウンシーケンスモードが何段
階にも及ぶ場合でも同様の計算をダウンシーケンスの段
階ごとに行って、最終的に積算すればよい。
【0050】図5の場合も図4の場合と同じように、実
例を用いて料金計算を行ってみる。
【0051】ここではジョブは2000ページ分のコピ
ージョブとする。
【0052】〜の時間が5分、プロダクティビティ
ーが100枚/分、〜の時間が6分、プロダクティ
ビティーが75枚/分、〜の時間が15分、プロダ
クティビティーが50枚/分、〜の時間が4分、プ
ロダクティビティーが75枚/分、第1ダウンシーケン
スでの補正係数α1を1.0、第2ダウンシーケンスで
の補正係数α2を1.2とすると、 コピー料金=(10円/枚×100枚/分×5分) +(10円×1.0×(75/100)×75枚/分×6分) +(10円×1.2×(50/100)×50枚/分×15分) +(10円×1.0×(75/100)×75枚/分×4分) =5000円+3375円+4500円+2250円 =15125円 となる。
【0053】以上をフローチャートに表したのが図6、
図7である。図6は図4のタイミングチャートを説明し
たフローチャートで、図7は図5のタイミングチャート
を説明したフローチャートである。図7は図6の6−1
00のルーチン部分だけを記載してある。
【0054】図6のフローチャートの各ステップについ
て説明する。
【0055】startで電源が投入されると、6−1
でウォームアップを行う。図4ではメインスイッチオン
からまでの状態である。ウォームアップが終了すると
6−3に進み、メインヒータをオフしてサブヒータのみ
の温調を行う。6−4でプリント出力が行われない限り
6−5のスタンバイ状態を続ける。ここで6−4はプリ
ント出力開始の判別を行う部分としたが、コピー出力も
同じである。6−6で画像形成動作が開始されると図4
のからの状態となる。通常コピー中でのコピー枚数は
6−8でカウントする。コピーが終了するまで画像形成
動作を続け、ダウンシーケンスに入った場合は6−9の
カウンタでダウンシーケンスモードでの枚数をカウント
する。プリント動作が終了すると6−11に移り、コピ
ー料金Σを算出する。通常コピーでカウントした枚数k
に通常の1枚あたりのコピー料金yを乗じたものと、n
/m(mは通常コピーでのプロダクティビティー、nは
ダウンシーケンスでのプロダクティビティー)に通常の
1枚あたりのコピー料金yを乗じたもののカウント枚数
j分×補正係数αを乗じたものを合計している。
【0056】以上が図6のフローチャートの説明であ
る。
【0057】図7は図5で説明したようにダウンシーケ
ンスレベルを複数取った場合のフローチャートである。
画像形成動作中のダウンシーケンスレベルがそれぞれ異
なるプロダクティビティーの第1ダウンシーケンスか第
2ダウンシーケンスかを判別するステップを有してい
る。7−8,7−9,7−10ではそれぞれ異なるプロ
ダクティビティーでの枚数カウントk、j、qをカウン
トアップしていき、7−12で6−11同様にそれらを
合計する。
【0058】図1で、複写機に搭載されたプリントデー
タコントローラー152を用いて、プリント料金を積算
する構成について述べたが、コンビニエンスストアなど
のように予めコイン投入してからプリントを許可する構
成においても同様である。この場合図8のような構成を
とり、コインロボ801内の制御基板802に対し、複
写機本体から演算した料金信号を送信し、それに応じた
料金徴収を行う。
【0059】以上が本発明の実施例の説明である。
【0060】
【発明の効果】本発明を用いることにより、ダウンシー
ケンスなどスループットが下がった場合に、処理時間に
応じたコピー料金を設定することで、プリント処理業務
にかかるユーザーの単位時間内の経費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置断面図
【図2】 本発明の画像形成装置の構成を表すブロック
【図3】 画像処理部のブロック図
【図4】 画像形成装置の各状態と定着ローラ表面温度
の関係を表した図
【図5】 ダウンシーケンスレベルを複数持つ場合の説
明図
【図6】 図4のタイミングチャートでの動作を説明し
たフローチャート
【図7】 図5のタイミングチャートでの図6の6−1
00部分のみの動作を説明したフローチャート
【図8】 コインロボを用いた場合の別の構成を表した
【符号の説明】
101 原稿台ガラス 102 原稿照明ランプ 103〜105 走査ミラー 106 CCDユニット 107 結像レンズ 108 撮像素子(CCD) 109 CCDドライバ 110 感光ドラム 111 クリーナー 112 前露光ランプ 113 一次帯電器 117 露光手段(レーザユニット) 118 現像器 119 バッファ部 120 着脱式トナー収納容器 121 転写前帯電器 122、124、126、128、130 給紙ユニッ
ト 123、125、127、129、131 各給紙ロー
ラ 132 レジストローラ 133 転写帯電器 134 分離帯電器 135 搬送ベルト 136 定着器 137 フラッパ 139 反転パス 140〜142 給紙ローラ 143 再給紙ローラ 144 両面パス 145 ステイプルソーター 146 ステイプル部 150 コントローラ部 160 原稿自動送り装置 151 操作パネル 152 プリントデータコントローラー部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 DA45 DC02 DE07 EA12 EC06 ED16 ED25 EF09 EJ04 EJ06 EJ08 FA30 FA35 FA37 FB07 FC02 GB05 ZA07 ZA10 2H033 AA02 AA20 AA29 AA32 AA47 AA48 BA30 BB01 BB28 BB37 CA02 CA03 CA04 CA05 CA07 CA16 CA36 CA37 CA57 5B021 AA19 NN00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記録する記録装置を使って画像記
    録を行い、出力されたプリント枚数ごとにプリント料金
    を課するプリント料金システムにおいて、プリント動作
    で定着温度が低下した際、定着性を維持するために生産
    性を落としてプリントするダウンシーケンスモードと、 通常の1枚あたりのプリント料金をy円 通常の生産性をm枚/分、 ダウンシーケンスモードでの生産性をn枚/分、 プリント料金補正係数をα としたときダウンシーケンスモードで出力された画像1
    枚あたりのプリント料金yd円を、 yd=α×y×(n/m) ただし(m/n)>α と計算する計算手段を有することを特徴とするプリント
    料金システム。
  2. 【請求項2】 前記プリント料金システムにおいて、プ
    リント動作中の生産性をk枚/分としたとき、(k/
    m)であらわされる生産率信号、生産性をあらわす信号
    (k)もしくは生産率信号(k/m)を課金カウンタに
    対して出力する出力手段、該出力手段からの出力結果に
    応じて課金カウンタのカウント値もしくはプリント料金
    をα×y×(k/m)になるよう制御することを特徴と
    する請求項1記載のプリント料金システム。
  3. 【請求項3】 前記プリント料金システムにおいて、定
    着器の温度がダウンシーケンスに移行する温度を下まわ
    っている間出力されるダウンシーケンス信号、該ダウン
    シーケンス信号を受信し、ダウンシーケンス信号が出力
    されている間は、通常プリント料金よりも低い、予め定
    められたプリント料金を課する課金カウンタを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のプリント料金システム。
  4. 【請求項4】 前記プリント料金システムにおいて、総
    プリント枚数を累積する手段、通常プリント枚数を累積
    する手段、ダウンシーケンスでのプリント枚数を累積す
    る手段、総プリント枚数pT、通常プリント累積枚数p
    S、ダウンシーケンスプリント累積枚数pDを出力また
    は表示する手段と、 通常の1枚あたりのプリント料金をy円 通常の生産性をm枚/分、 ダウンシーケンスモードでの生産性をn枚/分、 プリント料金補正係数をα 予め定められた日時にユーザーに請求する金額yTを yT=y×(pS+α・pD×(n/m)) ただし(m/n)>α と計算する計算手段を有することを特徴とする請求項1
    記載のプリント料金システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266136A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Oki Data Corp 印刷装置

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