JP2003344653A - 偏光層、偏光層の製造方法、液晶表示装置、電子機器 - Google Patents

偏光層、偏光層の製造方法、液晶表示装置、電子機器

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JP2003344653A
JP2003344653A JP2002148223A JP2002148223A JP2003344653A JP 2003344653 A JP2003344653 A JP 2003344653A JP 2002148223 A JP2002148223 A JP 2002148223A JP 2002148223 A JP2002148223 A JP 2002148223A JP 2003344653 A JP2003344653 A JP 2003344653A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐湿性に優れ、耐久性の高い偏向層を提供す
る。 【解決手段】 偏向層1は、偏光主体層10の表層に不
溶性層20が形成される一方、内部にも不溶性領域たる
不溶性薄膜層25,26が形成されているため高い耐湿
性を示すものとなり、表層の不溶性層20が一部破損し
た場合にも、内部に不溶性領域が形成されているため、
十分な耐湿性ないし耐久性を示すこととなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏向層、偏向層の
製造方法、液晶表示装置、並びに電子機器に係り、特に
耐久性に優れた偏向層に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透明電極を表面に具備する一対の
基板間に液晶層を挟持させた構成の液晶表示装置が知ら
れており、透明電極間における電圧印加状態に基づいて
液晶の配向状態を変化させ、光を変調し、階調表示を可
能にしている。このような液晶表示装置においては、一
定方向の偏光面を有する光のみを通す偏向層が設けら
れ、液晶の配向変化を可視化する役割を担っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような偏向層とし
ては、例えば二色性染料等の偏光素子を含む高分子フィ
ルムを主体としてなるものが知られているが、二色性染
料等の偏光素子は水溶性成分を含んで構成されているた
め、耐湿性ないし耐久性が低くなる場合があり、当該偏
向層の耐湿性および耐久性を向上させる技術が望まれて
いる。
【0004】本発明の課題は、耐湿性ないし耐久性の高
い偏向層とその製造方法、並びに該偏向層を備えた信頼
性の高い液晶表示装置、さらには該液晶表示装置を備え
た電子機器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の偏向層は、水溶性成分を含んで構成される
偏光主体層と、該偏光主体層の内部に形成され水に対し
て不溶若しくは難溶の不溶性領域と、該偏光主体層の表
層に形成され水に対して不溶若しくは難溶の不溶性層と
を備えることを特徴とする。
【0006】この場合、偏光主体層の表層に不溶性層が
形成される一方、内部にも不溶性領域が形成されている
ため、当該偏向層の耐湿性ないし耐久性が向上する。特
に、表層の不溶性層が一部破損した場合にも、内部に不
溶性領域が形成されているため、十分な不溶性若しくは
難溶性を示すこととなる。例えば、当該偏向層を液晶表
示装置等に適用する場合、その製造工程ではミクロなゴ
ミや有機物を排除するため水洗浄を行うことが多いが、
このような水洗浄により当該偏向層の表層に剥がれ等が
生じた場合にも、偏向層の耐湿性ないし耐久性が低下す
る等の不具合が生じ難くなる。
【0007】上記水溶性成分としては解離基を備えてな
るものを例示することができ、不溶性領域及び不溶性層
において、解離基が対イオン成分との間で水に対して不
溶若しくは難溶の結合を形成してなるものとすることが
できる。このように解離基を備える水溶性成分を備えた
偏光主体層内部に、その解離基に対して対イオン成分に
より水に対して不溶若しくは難溶の結合を生じさせてな
る不溶性領域を形成するとともに、偏光主体層表層にも
同様の対イオンにより結合を生じさせて不溶性層を形成
することで、耐湿性に優れ耐久性の高い偏向層を提供可
能となる。なお、本発明の偏向層において偏光主体層が
含む水溶性成分は、例えば下記に示す化学式(1)〜
(10)で示される化合物を含むものとすることができ
る。
【0008】
【化1】
【0009】
【化2】
【0010】
【化3】
【0011】具体的に上記水溶性成分としては解離基を
有する二色性染料(二色性色素)を例示することがで
き、さらに具体的には酸性染料を例示することができ
る。このような解離基を有する二色性染料は水溶性を示
し、これを用いた従来の偏向層は耐湿性が劣るものが多
いが、本発明では二色性染料を含んで構成される偏光主
体層内部に不溶性領域を形成するとともに、該偏光主体
層表層に不溶性層を形成したため耐湿性および耐久性に
優れた偏向層を提供可能となる。
【0012】また、これら水溶性成分に対する対イオン
成分としては、各種カチオン成分、例えばアルカリ金属
若しくはアルカリ土類金属等を例示することができ、具
体的に2価のバリウム(Ba2+)を用いた場合、該バリ
ウムと1価のスルホン基(SO3 -)との間の結合により
例えば分子間架橋が形成され、不溶性領域若しくは不溶
性層が形成されている。
【0013】一方、不溶性領域が薄膜の不溶性薄膜層と
して構成されるとともに、偏光主体層と不溶性薄膜層と
が複数積層され、複数の偏光主体層の間に不溶性薄膜層
が構成されてなるものとすることができる。この場合、
多層の偏光主体層を巨視的な偏光主体層とみなし、その
内部に不溶性薄膜層(不溶性領域)が形成されることと
なり、上述した内部及び表層に不溶性領域及び不溶性層
を有する偏光主体層を備える耐湿性ないし耐久性に優れ
た偏向層を提供可能となる。なお、不溶性領域は偏光主
体層の中で散在した構成とすることもできる。
【0014】次に、上記のような偏向層は以下のような
方法により製造することができる。すなわち、本発明の
偏向層の製造方法は、水溶性成分を主体として構成され
る偏光主体層と、該偏光主体層の内部に形成され水に対
して不溶若しくは難溶の不溶性領域と、該偏光主体層の
表層に形成され水に対して不溶若しくは難溶の不溶性層
とを備える偏向層の製造方法であって、基材に対して偏
光主体層を形成する偏光主体層形成工程と、形成した偏
光主体層の表層に対して不溶化処理を行う不溶化工程
と、該表層を不溶化した偏光主体層に対して更に偏光主
体層を積層し、積層した偏光主体層の表層に対して更に
不溶化処理を行う工程を少なくとも1回以上行う積層工
程と、を含むことを特徴とする。
【0015】このような製造方法によると、偏光主体層
と不溶性薄膜層(不溶性領域)が積層して形成され、複
数形成された偏光主体層の内部に不溶性薄膜層(不溶性
領域)が形成された構成となり、さらに偏光主体層の表
層には不溶性層が形成されることになるため、上述した
本発明の偏向層を製造可能となる。
【0016】また、本発明の偏向層の製造方法としてそ
の異なる態様は、水溶性成分を主体として構成される偏
光主体層と、該偏光主体層の内部に形成され水に対して
不溶若しくは難溶の不溶性領域と、該偏光主体層の表層
に形成され水に対して不溶若しくは難溶の不溶性層とを
備える偏向層の製造方法であって、水溶性成分を不溶化
若しくは難溶化する不溶化処理剤を基材に対して散布す
る不溶化処理剤散布工程と、該不溶化処理剤を散布した
基材に対して偏光主体層を湿式にて形成する偏光主体層
形成工程と、形成した偏光主体層の表層に対して不溶化
処理を行う不溶化工程と、を含むことを特徴とする。
【0017】この場合、不溶化処理剤が散布された基材
に、偏光主体層を例えば溶液塗布等により湿式形成する
際、不溶化処理剤が偏光主体層の内部に溶け込むことと
なり、該内部において不溶化反応が生じることなる。し
たがって、偏光主体層内部に不溶性領域が形成されるこ
ととなり、さらに形成した偏光主体層の表層に対して不
溶化処理を行うため、不溶性層が表面にも形成され、上
述した本発明の偏向層を製造可能となる。
【0018】なお、上記不溶化処理は、水溶性成分を不
溶化若しくは難溶化する不溶化処理剤を偏光主体層に反
応させることにより、該不溶化処理剤の構成成分と偏光
主体層の水溶性成分との間で、水に対して不溶若しくは
難溶の結合を形成する処理とすることができる。このよ
うな不溶化処理により確実に不溶性領域ないし不溶性層
を形成可能となるが、不溶化処理剤としては、例えば水
溶性成分と反応活性な成分を備えるもの、具体的には解
離基を有する水溶性成分に対して対イオンの解離基を備
えるもの等を例示することができる。
【0019】次に、本発明の液晶表示装置は上記偏向層
を備えることを特徴とし、この場合、耐湿性ないし耐久
性に優れた信頼性の高い液晶表示装置を提供可能とな
る。また、上記偏向層は、以下のような態様で液晶表示
装置に具備させることもできる。すなわち、本発明の液
晶表示装置は、互いに対向する上基板と下基板との間に
液晶層が挟持され、透過表示領域と反射表示領域とを含
む液晶表示装置であって、上基板の外面側に上偏向層が
設けられるとともに、下基板の外面側に下偏向層が設け
られ、該下基板の外面側から透過表示用光源光が入射す
る構成とされる一方、下基板と液晶層との間に、反射層
と、上記本発明の偏向層とが該下基板側から設けられ、
反射層が開口部を備えてなることを特徴とする。本発明
の偏向層は上述のような方法により得ることが可能であ
るが、不溶化処理前の偏光主体層は水溶性を示すため、
これを基板内面に塗布形成することが可能となる一方、
基板と液晶層との間に設ける内面偏向層は塗布形成が好
ましいため、本発明の偏向層を上記のような内面用偏向
層として用いるのが適している。なお、塗布形成は簡便
なため、製造コスト低減に繋がる他、薄膜化も容易とな
る。
【0020】さらに、本発明の電子機器は、上記液晶表
示装置を備えたことを特徴とし、このような電子機器
は、耐湿性の高い表示部を備えた構成となり、その信頼
性が極めて高いものとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 (偏向層の第1実施形態)図1は、本発明の偏向層の第
1実施形態を示す断面模式図である。なお、本実施の形
態においては、各図において各層や各部材を図面上で認
識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮
尺を異ならしめてある。
【0022】図1に示した偏向層1は、ガラス基板等の
基材5上に形成された偏光主体層10と不溶性層20と
を備えてなり、当該偏向層1に入射する光に対し、一定
方向の偏光面の光だけを通す性質を具備している。偏光
主体層10は、水溶性成分を含んで構成される二色性染
料層と、該二色性染料層の表層を不溶化処理してなる不
溶性薄膜層とが積層した構成を含んでなり、具体的には
基材5側から順に第1二色性染料層10a、第1不溶性
薄膜層25、第2二色性染料層10b、第2不溶性薄膜
層26、第3二色性染料層10cが積層して構成されて
いる。したがって、偏向層1は、偏光主体層10の内部
に不溶性領域としての不溶性薄膜層25,26が形成さ
れた構成を有している。
【0023】各二色性染料層10a,10b,10cは
水溶性を示し、その膜厚は例えば100〜1000nm
(例えば300nm)とされている。また、各不溶性薄
膜層25,26は水に対して不溶性若しくは難溶性を示
し、その層厚は例えば0.3〜5.0nm(例えば1.
0nm)とすることができる。さらに、不溶性層20
は、偏光主体層10の表層(詳しくは二色性染料層10
cの表層)を上記と同様の不溶化処理をしてなり、水に
対して不溶性若しくは難溶性を示し、その層厚は例えば
0.3〜5.0nm(例えば1.0nm)にて構成され
ている。
【0024】具体的に各二色性染料層10a,10b,
10cは、下記化学式(1)〜(10)の中から選択さ
れる1種若しくは2種以上の酸性染料を主体として構成
されるとともに、アニオン性の解離基を含んで構成さ
れ、リオトロピック液晶性を示すものとされている。
【0025】
【化4】
【0026】
【化5】
【0027】
【化6】
【0028】一方、各不溶性薄膜層25,26、及び不
溶性層20は、各二色性染料層10a,10b,10c
の表層を不溶化処理してなるものである。この場合、不
溶化処理は、二色性染料層10a,10b,10cに含
まれるアニオン性解離基の対イオンたるカチオン性解離
基の成分を処理するものであって、各不溶性薄膜層2
5,26、及び不溶性層20においてはアニオン性解離
基とカチオン性解離基の結合が生じ、水に対して不溶性
若しくは難溶性を示すこととなる。カチオン性解離基と
しては例えばアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属等
を例示することができる。
【0029】なお、本実施形態の二色性染料層に含まれ
るスルホン基のように1価の解離基に対して2価の解離
基を用いて不溶化処理を行うと、分子間架橋が形成さ
れ、水に対する溶解性が一層低いものとなり得る。この
ような2価の解離基を有する成分としては、例えばアル
カリ土類金属等を例示することができる。
【0030】以上のような構成の偏向層1は、偏光主体
層10の表層に不溶性層20を形成してなる一方、内部
にも不溶性薄膜層25,26を形成してなるため、高い
耐湿性および耐久性を示し、例えば、表層の不溶性層2
0が一部破損した場合にも、内部の不溶性薄膜層25,
26により、十分な耐湿性を示すこととなる。
【0031】(偏向層の第2実施形態)図2は、本発明
の偏向層の第2実施形態を示す断面模式図である。な
お、本実施の形態においては、各図において各層や各部
材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層
や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、上記第1
の実施形態と同じ構成の部材、要素については同じ符号
を付し、特に断り書きのない限り、同じ構成の部材、要
素を用いているものとして説明を省略する。
【0032】図2に示した偏向層11は、ガラス基板等
の基材5上に形成された偏光主体層15と不溶性層20
とを備えてなり、当該偏向層11に入射する光に対し、
一定方向の偏光面の光だけを通す性質を具備している。
偏光主体層15は、水溶性成分を含んで構成される二色
性染料領域16と、該二色性染料領域16を部分的に不
溶化処理してなる複数の不溶性領域28とを含んで構成
されている。したがって、偏向層11は、偏光主体層1
5の内部に不溶性領域28が散在した構成を有してい
る。
【0033】二色性染料領域16は水溶性を示す一方、
各不溶性領域28は水に対して不溶性若しくは難溶性を
示し、二色性染料領域16に対する不溶性領域28の割
合は10〜90%(例えば50%)程度とされている。
また、不溶性層20は、上記第1の実施形態と同様、偏
光主体層15の表層(詳しくは二色性染料領域16の表
層)を上記と同様の不溶化処理をしてなり、水に対して
不溶性若しくは難溶性を示し、その層厚は例えば0.3
〜5.0nm(例えば1.0nm)にて構成されてい
る。
【0034】具体的に二色性染料領域16は、第1実施
形態と同様の化学式(1)〜(10)の中から選択され
る1種若しくは2種以上の酸性染料を主体として構成さ
れ、アニオン性の解離基を含んで構成されている。一
方、不溶性領域28は二色性染料領域26の内部を部分
的に不溶化処理してなるもので、不溶性層20は二色性
領域の表層を不溶化処理してなるものである。この場
合、不溶化処理は、二色性染料領域16に含まれるアニ
オン性解離基の対イオンたるカチオン性解離基の成分を
処理するものであって、不溶性領域28及び不溶性層2
0においてはアニオン性解離基とカチオン性解離基の結
合が生じ、水に対して不溶性若しくは難溶性を示すこと
となる。なお、本実施形態の二色性染料領域28に含ま
れるスルホン基のように1価の解離基に対して2価の解
離基を用いて不溶化処理を行うと、分子間架橋が形成さ
れ、水に対する溶解性が一層低いものとなり得る。
【0035】以上のような構成の偏向層11は、偏光主
体層15の表層に不溶性層20を形成してなる一方、内
部にも不溶性領域28を形成してなるため、高い耐湿性
ないし耐久性を示し、例えば、表層の不溶性層20が一
部破損した場合にも、内部の不溶性領域28により、十
分な耐湿性を示すこととなる。
【0036】(第1実施形態の偏向層の製造方法)次
に、図1に示した第1実施形態の偏向層1の製造方法に
ついて、その一実施例を図3を参照しつつ説明する。ま
ず、図3(a)に示すように基材5に対して第1二色性
染料層10aを塗布形成する。具体的には、上記化学式
(1)〜(10)に示した化合物を含む原料を、水等の
溶媒に溶解若しくは分散させ、この溶液若しくは分散液
をドクターブレード法等にて塗布形成することができ
る。なお、この塗布においては、一方向への応力印加に
基づき形成される膜(二色性染料層)に配向性が付与さ
れる。
【0037】続いて、得られた第1二色性染料層10a
の表層に不溶化処理を行って不溶性薄膜層25を形成す
る。不溶化処理は、濃度14wt%の塩化バリウム水溶
液に、図1(a)に示した第1二色性染料層10a付き
基板5を浸漬することにより行われる。塩化バリウム溶
液に所定時間浸漬した後、乾燥を行うことで不溶性薄膜
層25が形成される。
【0038】その後、第2二色性染料層10bを積層
し、さらに不溶化処理して不溶性薄膜層26を形成する
とともに、再度第3二色性染料層10cを積層し、この
第3二色性染料層10cに不溶化処理を行うことで不溶
性層20を形成し、図3(c)に示した偏向層1を得
る。なお、本実施例では第1の実施形態に対応して、図
3(b)の状態から積層、不溶化を2回繰り返したが、
少なくとも1回積層・不溶化処理を行うことで、本発明
に係る構成の偏向層を得ることが可能である。
【0039】(第2実施形態の偏向層の製造方法)次
に、図2に示した第2実施形態の偏向層11の製造方法
について、その一実施例を図4を参照しつつ説明する。
まず、図4(a)に示すように基材5に対して不溶化処
理剤としての塩化バリウム粒子50を散布する。具体的
には、14wt%の塩化バリウム水溶液に基材5を所定
時間浸漬し乾燥することで、塩化バリウムの結晶粒子が
基材5上に散布した状態となる。このとき基板5の濡れ
性の悪化を防止するために、シランカップリング剤等を
用いた表面処理を行うことが好ましい。
【0040】続いて、塩化バリウム粒子50が散布され
た基板5に対して、図4(b)に示すように二色性染料
領域16を塗布形成する。具体的には、上記化学式
(1)〜(10)に示した化合物を含む原料を、水等の
溶媒に溶解若しくは分散させ、この溶液若しくは分散液
をドクターブレード法等にて塗布形成することができ
る。
【0041】この場合、湿式にて二色性染料領域16を
形成するものとしているため、その塗布形成と同時に、
若しくは塗布形成から所定時間後に塩化バリウム粒子5
0が二色性染料領域16の内部に溶け込み、その内部で
不溶化反応が生じることとなる。したがって、図4
(c)に示すように、二色性染料領域16内部に分散し
た状態で不溶性領域28が形成される。続いて、二色性
染料領域16の表層部に不溶化処理を施すことで、不溶
性層20を形成し、図4(d)に示した偏向層11を得
る。
【0042】(液晶表示装置)次に、上記第1実施形態
の偏向層1、又は第2実施形態の偏向層11を用いた液
晶表示装置について、その一実施形態を図5を参照しつ
つ説明する。図5の示した本実施形態の液晶表示装置2
00は、反射表示モードと透過表示モードとを兼備する
半透過反射型の液晶表示装置であって、図示上側から反
射表示用の照明光又は太陽光等の外光が入射し、図示下
側から透過表示用の光源光が入射するものとされてい
る。なお、本実施形態においては、各図において各層や
各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、
各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
【0043】液晶表示装置200は、対向して配置され
た上基板101と下基板102との間に液晶層104を
挟持してなり、該液晶層104をシール材105で封止
した液晶パネル100と、この液晶パネル100の背面
側(図示下側)に配設されたバックライト(照明装置)
130とを備えて構成されている。液晶パネル100の
上基板101の内面側(液晶層104側)には、カラー
フィルタ層111と、平坦化膜112と、平面視ストラ
イプ状に配列された複数の電極113と、配向膜115
とが形成されており、上基板101の外面側(図示上面
側)には、前方散乱板117と、位相差板118と、偏
向層119とがこの順で積層されている。
【0044】一方、液晶パネル100の下基板102の
内面側(液晶層104側)には、反射層120と、図1
又は図2に示した構成の偏向層1又は偏向層11を適用
してなる内面偏光層121と、平坦化膜122と、平面
視ストライプ状に配列された複数の電極123と、配向
膜125とが備えられている。また、下基板102の外
面側には、偏向層129が設けられており、この下基板
102の電極123の延在方向は、上記上基板101の
電極113の延在方向と互いに直交するように配置され
ている。そして、反射層120には、部分的に透孔11
0が設けられており、この透孔110を介してバックラ
イト130の光を液晶層104に入射させるようになっ
ている。
【0045】図6は、上記構成を備えた液晶表示装置2
00の表示原理を説明するための説明図であり、図5に
示した液晶表示装置200の要部のみが図示されてい
る。また、図示左側は反射表示モードにおける動作を示
し、図示右側は透過表示モードにおける動作を示してい
る。本実施形態の液晶表示装置200では、図6に示す
ように、液晶層104に電圧を印加した状態(オン状
態)とすると、反射モード、透過モードのいずれにおい
ても、そのドットは暗表示され、電圧を印加しない状態
(オフ状態)では、そのドットは明表示されるようにな
っている。
【0046】まず、反射表示モードでは、図6左側に示
すように、液晶パネル100に入射した外光は、紙面に
平行な透過軸を有する偏向層119により紙面に平行な
直線偏光に変換されて液晶層104に入射する。ここ
で、液晶層104がオン状態の場合には、この入射光
は、紙面に平行な直線偏光のまま内面偏光層121に入
射し、紙面に垂直な透過軸を有する内面偏光層121に
より吸収されるので、ドットが暗表示される。一方、液
晶層104がオフ状態の場合には、液晶層104の作用
により紙面に垂直な直線偏光に変換されて内面偏光層1
21へ入射し、この内面偏光層121を透過した後、反
射層120により反射され、再び内面偏光層121を透
過して液晶層104に入射する。そして、液晶層104
の作用により紙面に平行な直線偏光に変換され、偏向層
119を透過して上基板101の外側へ出射される。こ
のようにして、ドットが明表示される。
【0047】次に、透過表示モードでは、図6右側に示
すように、バックライト130から出射された光は、偏
向層129により紙面に垂直な直線偏光に変換された
後、反射層120に設けられた透孔110を通過して内
面偏光層121に入射し、紙面に垂直な透過軸を有する
内面偏光層121を透過して液晶層104に入射する。
ここで、液晶層104がオン状態の場合には、この入射
光は液晶層104による作用を受けずに、紙面に垂直な
直線偏光のまま上基板101の偏向層119に入射し、
紙面に平行な透過軸を有するこの偏向層119に吸収さ
れ、ドットが暗表示される。一方、液晶層104がオフ
状態の場合には、入射光は液晶層104の作用により紙
面に平行な直線偏光に変換されて偏向層119に入射す
る。そして、偏向層119を透過して外側へ出射され、
ドットが明表示される。
【0048】このように、図5に示す内面偏光層121
を基板101,102の内側に備えた液晶表示装置20
0においては、透過表示モードの明表示時に液晶層10
4から偏向層119に入射する光が直線偏光とされてい
ることで、偏向層119による光の吸収がほとんど無
く、透過表示モードにおいても明るい表示を得ることが
できる。また、下基板102と液晶層104との間に設
ける内面偏光層121は塗布形成が好ましいところ、該
内面偏光層121として図1又は図2に示した偏向層
1,11を適用したため、その製造工程において塗布形
成が可能となる一方、これら偏向層1,11は高い耐湿
性ないし耐久性を備えているため、当該液晶表示装置2
00についても耐湿性が向上し、信頼性の高い装置を提
供することができるようになる。なお、本実施形態では
内面偏光層121に上記実施形態の偏向層1,11の構
成を適用したが、外面側の偏向層119,129にこれ
ら偏向層1,11の構成を適用することも可能である。
【0049】(電子機器)次に、上記実施の形態の液晶
表示装置200を備えた電子機器の例について説明す
る。図7(a)は、携帯電話の一例を示した斜視図であ
る。図7(a)において、符号500は携帯電話本体を
示し、符号501は上記の液晶表示装置200を用いた
液晶表示部を示している。
【0050】図7(b)は、ワープロ、パソコンなどの
携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図7
(b)において、符号600は情報処理装置、符号60
1はキーボードなどの入力部、符号603は情報処理装
置本体、符号602は上記の液晶表示装置200を用い
た液晶表示部を示している。
【0051】図7(c)は、腕時計型電子機器の一例を
示した斜視図である。図7(c)において、符号700
は時計本体を示し、符号701は上記の液晶表示装置2
00を用いた液晶表示部を示している。
【0052】このように図7に示す電子機器は、上記実
施の形態の液晶表示装置200を用いた液晶表示部を備
えているので、耐湿性ないし耐久性に優れた表示部を有
する電子機器を実現することができる。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
偏向層は、偏光主体層の表層に不溶性層が形成される一
方、内部にも不溶性領域が形成されているため高い耐湿
性ないし耐久性を示すものとなる。特に、表層の不溶性
層が一部破損した場合にも、内部に不溶性領域が形成さ
れているため、十分な不溶性若しくは難溶性を示すこと
となる。また、この偏向層を備えた本発明の液晶表示装
置は耐湿性ないし耐久性が高くなる一方、液晶表示装置
の製造工程では水洗浄を行うことが多いが、このような
水洗浄に対しても高い耐久性を示すものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る偏向層の一実施の形態
を示す断面模式図である。
【図2】 図2は、本発明に係る偏向層の異なる実施の
形態を示す断面模式図である。
【図3】 図3は、本発明に係る偏向層の第1の製造方
法を示す工程模式図である。
【図4】 図4は、本発明に係る偏向層の第1の製造方
法を示す工程模式図である。
【図5】 図5は、基板の内面側に偏光層を備えた液晶
表示装置の一例を示す部分断面図である。
【図6】 図6は、図5に示す液晶表示装置の動作原理
を説明するための説明図である。
【図7】 図7は、本発明に係る電子機器の構成例を示
す斜視構成図である。
【符号の説明】
1,11 偏向層 5 基材 10,15 偏光主体層 20 不溶性層 25,26,28 不溶性領域(不溶性薄膜層) 200 液晶表示装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性成分を含んで構成される偏光主体
    層と、該偏光主体層の内部に形成され水に対して不溶若
    しくは難溶の不溶性領域と、該偏光主体層の表層に形成
    され水に対して不溶若しくは難溶の不溶性層とを備える
    ことを特徴とする偏向層。
  2. 【請求項2】 前記水溶性成分が解離基を備えてなり、
    前記不溶性領域及び不溶性層において、前記解離基が対
    イオン成分との間で水に対して不溶若しくは難溶の結合
    を形成してなることを特徴とする請求項1に記載の偏向
    層。
  3. 【請求項3】 前記水溶性成分が解離基を有する二色性
    染料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏
    向層。
  4. 【請求項4】 前記不溶性領域が薄膜の不溶性薄膜層と
    して構成されるとともに、前記偏光主体層と当該不溶性
    薄膜層とが複数積層され、複数の偏光主体層の間に不溶
    性薄膜層が構成されてなることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1項に記載の偏向層。
  5. 【請求項5】 前記不溶性領域が前記偏光主体層の中で
    散在していることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載の偏向層。
  6. 【請求項6】 水溶性成分を主体として構成される偏光
    主体層と、該偏光主体層の内部に形成され水に対して不
    溶若しくは難溶の不溶性領域と、該偏光主体層の表層に
    形成され水に対して不溶若しくは難溶の不溶性層とを備
    える偏向層の製造方法であって、 基材に対して前記偏光主体層を形成する偏光主体層形成
    工程と、 形成した偏光主体層の表層に対して不溶化処理を行う不
    溶化工程と、 該表層を不溶化した偏光主体層に対して更に偏光主体層
    を積層し、積層した偏光主体層の表層に対して更に不溶
    化処理を行う工程を少なくとも1回以上行う積層工程
    と、 を含むことを特徴とする偏向層の製造方法。
  7. 【請求項7】 水溶性成分を主体として構成される偏光
    主体層と、該偏光主体層の内部に形成され水に対して不
    溶若しくは難溶の不溶性領域と、該偏光主体層の表層に
    形成され水に対して不溶若しくは難溶の不溶性層とを備
    える偏向層の製造方法であって、 前記水溶性成分を不溶化若しくは難溶化する不溶化処理
    剤を基材に対して散布する不溶化処理剤散布工程と、 該不溶化処理剤を散布した基材に対して前記偏光主体層
    を湿式にて形成する偏光主体層形成工程と、 形成した偏光主体層の表層に対して不溶化処理を行う不
    溶化工程と、 を含むことを特徴とする偏向層の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記不溶化処理は、前記水溶性成分を不
    溶化若しくは難溶化する不溶化処理剤を前記偏光主体層
    に反応させることにより、該不溶化処理剤の構成成分と
    前記偏光主体層の水溶性成分との間で、水に対して不溶
    若しくは難溶の結合を形成する処理であることを特徴と
    する請求項6又は7に記載の偏向層の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の偏向層を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 互いに対向する上基板と下基板との間
    に液晶層が挟持され、透過表示領域と反射表示領域とを
    含む液晶表示装置であって、前記上基板の外面側に上偏
    向層が設けられるとともに、前記下基板の外面側に下偏
    向層が設けられ、該下基板の外面側から透過表示用光源
    光が入射する構成とされる一方、前記下基板と前記液晶
    層との間に、反射層と、請求項1ないし5のいずれか1
    項に記載の偏向層とが該下基板側から設けられ、前記反
    射層が開口部を備えてなることを特徴とする液晶表示装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載の液晶表示装
    置を備えたことを特徴とする電子機器。
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