JP2003343641A - 制振装置 - Google Patents

制振装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制振対象物の振動が、その固有振動数に関係
なく抑制されることを可能とした制振装置を提供する。 【解決手段】 制振装置1Aは、制振対象物13と一体
的に振動する減衰部11と、この減衰部11の振動時に
これと衝突し得る位置よりもこの減衰部11の非振動時
の位置に近付いた初期位置にて、この減衰部から遠の
き、或いはこれに近付くように変位可能にばね14によ
り保持され、かつ常時上記初期位置に復帰可能に付勢さ
れた質量体12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動を抑制するた
めの制振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図11に示すスクリュ圧縮機S1
が公知である。このスクリュ圧縮機S1は、圧縮機本体
Cの圧縮機ケーシング51とモータMのモータケーシン
グ52とが一体的に結合されたいわゆる半密閉構造を備
えたもので、圧縮機ケーシング51内には互いに噛合う
雌雄一対のスクリュロータが回転可能に収納されてお
り、その内の一方のロータ軸がモータケーシング52内
の出力軸に結合されている。このスクリュ圧縮機S1
は、防振ゴム53を介して台板54上に設置され、スク
リュ圧縮機S1の振動が台板54に直接伝わって騒音が
発生するのを抑制する工夫がなされている。
【0003】さらに、図12に示すスクリュ圧縮機S2
が公知である。このスクリュ圧縮機S2は、図11に示
すスクリュ圧縮機S1とは、動吸振器55が設けられて
いる点を除き、他は同一であり、互いに共通する部分に
ついては、同一番号を付して説明を省略する。この動吸
振器55は、モータケーシング52上に立設したばね5
6とこのばね56により保持された質量体57とから形
成されている。そして、この動吸振器55によりスクリ
ュ圧縮機S2の共振周波数を分散させ、共振の回避が図
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスクリ
ュ圧縮機S1(図11)の場合、共振が発生するモータ
回転数は防振ゴム53の硬さによって変わる。即ち、図
13(横軸:モータ回転数、縦軸:圧縮機振幅)におい
て実線で示すように、防振ゴム53の場合に硬さが小さ
い場合には、モータ回転数がN1のときに共振が発生す
るのに対して、上記硬さが大きい場合には、図13にお
いて破線で示すように、共振が発生するモータ回転数は
N1よりも大きいN2となる。従って、スクリュ圧縮機
S1がモータ回転数をN1として使用されている限りに
おいては、防振ゴム53を硬くすることにより共振は避
けられるが、モータMがインバータモータの場合、その
回転数が変化してN2になることがあり、この場合に
は、共振が発生してしまうという問題がある。
【0005】一方、スクリュ圧縮機S2(図12)の場
合、動吸振器55により固有周波数は二つに分散させら
れる。即ち、図14(横軸:モータ回転数、縦軸:圧縮
機振幅)において実線で示すように、動吸振器55が取
り付けられていない場合、回転数がN1のときに共振が
発生するのに対して、図14にて破線で示すように、動
吸振器55が取り付けられた場合には、モータ回転数が
N1よりも小さいN3とN1よりも大きいN4のときに
共振が発生する。従って、上記同様、このスクリュ圧縮
機S2についても、モータMがインバータモータの場
合、その回転数が変化してN3或いはN4になることが
あり、この場合には、共振が発生してしまうという問題
が生じる。
【0006】このように、従来は制振対象物の固有振動
数を変えることにより共振を避けるようにしているが、
インバータモータを使用した場合のように、モータ回転
数が変化する場合においては、例えば最小時に対して最
大時ではその10倍にもなり、その変化する範囲が広
く、この範囲から変えられた固有振動数を外すことは非
常に困難である。このため、この変えられた固有振動数
にモータ回転数が一致することもあり、このときには共
振が生じ、制振対象物の故障の原因となる。本発明は、
斯る従来の問題点をなくすことを課題としてなされたも
ので、制振対象物の振動が、その固有振動数に関係なく
抑制されることを可能とした制振装置を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、制振対象物と一体的に振動する減衰部
と、この減衰部の振動時にこれと衝突し得る位置よりも
この減衰部の非振動時の位置に近付いた初期位置にて、
この減衰部から遠のき、或いはこれに近付くように変位
可能に保持され、かつ常時上記初期位置に復帰可能に付
勢された質量体とを備えた構成とした。
【0008】第2発明は、第1発明の構成に加えて、上
記制振対象物が、インバータモータにより駆動されるス
クリュ圧縮機のモータケーシングである構成とした。
【0009】第3発明は、第1または第2発明の構成に
加えて、上記減衰部が、上記制振対象物にこの振動方向
に対して直交する方向に突設された棒状体とこの棒状体
から張出したつば部とから形成され、上記質量体が上記
制振対象物と上記つば部との間に配置され、かつばねに
より常時上記つば部に押し付けられた構成とした。
【0010】第4発明は、第1から第3発明のいずれか
の構成に加えて、上記質量体が、互いに相対的に摺動可
能な複数の板状部材を積層して形成された構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1および2は、本発明の第1実
施形態に係る制振装置1Aを示したものである。この制
振装置1Aは減衰部11と質量体12とを備えている。
減衰部11は制振対象物13、例えばスクリュ圧縮機の
ケーシングに突設され、この制振対象物13と一体的に
振動する。質量体12は、減衰部11の振動時に、これ
と衝突し得る位置よりもこの減衰部11の非振動時の位
置に近付いた初期位置にて、この減衰部11から遠の
き、或いはこれに近付くように変位可能にばね14によ
り保持され、かつこのばね14により常時上記初期位置
に復帰可能に付勢されている。なお、ばね14は静止部
15に取り付けられている。
【0012】そして、制振対象物13と一体的な減衰部
11の振動が激しくなってくると、減衰部11と質量体
12とが衝突するようになる。この結果、制振対象物1
3の振動エネルギは、上記衝突により失われる衝突エネ
ルギと質量体12の振動エネルギとに転化され、制振対
象物13の振動がその固有振動数に関係なく抑制され
る。
【0013】図3は、本発明の第2実施形態に係る制振
装置1Bを示し、図1および2に示す制振装置1Aと互
いに共通する部分については、同一番号を付してある。
この制振装置1Bでは、減衰部11の両側に質量体12
が配設されている。このように、本発明は、質量体12
の数を限定するものでなく、一つの減衰部11に対して
3以上の質量体12が配設された制振装置も含むもので
ある。特に、減衰部11が一次元的(直線的)な振動の
みを行なうものでなく、二次元的(例えば円形)や三次
元的(例えばねじれを含んだ螺旋形)な振動を行なうも
のであれば、その二次元的、三次元的な振動の含む方向
成分のうちの抑制すべき方向成分の位置に各々、複数の
質量体12を配設することが望ましい。
【0014】図4は、本発明の第3実施形態に係る制振
装置1Cを示し、図1および2に示す制振装置1Aと互
いに共通する部分については、同一番号を付して説明を
省略する。この制振装置1Cでは、減衰部11は制振対
象物13から横方向に突設されている。また、質量体1
2は環状に形成され、重力の作用下で、その内周面が非
振動時における減衰部11に当接する初期位置にて、こ
の減衰部11から遠のき、或いはこれに近付くように変
位可能に減衰部11により保持され、かつ減衰部11の
振動時には、常時重力の作用或いは減衰部11からの上
向きの力により上記初期位置に復帰可能に付勢されるよ
うに設けられている。
【0015】そして、上述した各実施形態と同様、制振
対象物13と一体的な減衰部11の振動が激しくなり、
減衰部11の上下方向の振動加速度が1G(G:重力加
速度)よりも大きくなってくると、質量体12が減衰部
11から分離し、飛び跳ね、減衰部11と衝突を繰返す
ようになる。この結果、制振対象物13の振動エネルギ
は、上記衝突により失われる衝突エネルギと質量体12
の振動エネルギとに転化され、制振対象物13の振動が
抑制される。なお、質量体12の形状は、環状に限定さ
れるものでなく、減衰部11上に質量体12が重力の作
用で安定して支持され得る形状(例えば、逆U字形状)
であればよい。
【0016】図5は、本発明の第4実施形態に係る制振
装置1Dを示し、図4に示す制振装置1Cと互いに共通
する部分については、同一番号を付して説明を省略す
る。この制振装置1Dでは、制振対象物13から横方向
に突設された減衰部11の端部にはつば部21が設けら
れ、質量体12はこれと制振対象物13との間に介設さ
れたばね22により常時つば部21に向けて付勢され、
押付けられている。そして、斯かる構成により質量体1
2が傾くことなく安定的に保持されるとともに、減衰部
11に対して質量体12がふらつくことなく、一定の状
態で衝突するようになり、安定した制振作用が得られる
ようになる。
【0017】図6は、本発明の第5実施形態に係る制振
装置1Eを示し、図5に示す制振装置1Dと互いに共通
する部分については、同一番号を付して説明を省略す
る。この制振装置1Eでは、質量体12が、互いに相対
的に摺動可能な複数の板状部材31を積層して形成され
ている。なお、複数の板状部材31は質量体12の振動
方向(図面上、上下方向)とほぼ同方向に摺動するよう
に、質量体12の振動方向と垂直の方向(図面上、左右
方向。減衰部11の軸の方向)に積層されている。そし
て、斯かる構成により、板状部材31間の摺動摩擦によ
るエネルギ損失が加わり、さらに制振作用が向上する。
【0018】図7は、上述した制振装置1Cを適用した
スクリュ圧縮機S0を示し、図4および図11に示す部
分と互いに共通する部分については、同一番号を付して
説明を省略する。このスクリュ圧縮機S0では、モータ
ケーシング52が上述した制振対象物13に該当する。
このスクリュ圧縮機S0について、モータケーシング5
2および質量体12の振動に関して行ったシミュレーシ
ョン結果を次に示す。図8(横軸:時間、縦軸:変位)
は、制振装置1Cを設けない場合におけるモータケーシ
ング52の振動状態を示し、時間Δtの部分を拡大した
枠I内に示すように、モータケーシング52は振幅が略
一定で、極めて短い周期で振動している。
【0019】一方、図9(横軸:時間、縦軸:変位)
は、制振装置1Cを設けた場合におけるモータケーシン
グ52および質量体12の振動状態を示し、時間Δtの
部分を拡大した枠II内に示すように、モータケーシング
52は極めて短い周期で振動し、これに比べて質量体1
2はゆっくりとした周期で振動している。即ち、図9に
おいて黒塗り部がモータケーシング52の振動状態、こ
の上方に延びている曲線群が質量体12の振動状態を表
している。なお、この曲線群の上方部分はかなりの高さ
に至っているため、一部省略して示されている。そし
て、この図9では、モータケーシング52、さらに正確
に言えば減衰部11に質量体12が、減衰部11の振動
周期に比べて非常にゆっくりとした周期で衝突して、減
衰部11の振幅に比べて非常に大きな高さまで飛び跳ね
ている状態が示されている。さらに、図8と図9とを比
較すると、制振装置1Cを設けることにより、モータケ
ーシング52の振幅が顕著に縮小され、モータケーシン
グ52の振動エネルギが質量体12との衝突により失わ
れるエネルギ、および質量体12の運動エネルギに転化
され、この転化される比率が大きいことが分かる。
【0020】図10は、上記シミュレーションの結果か
ら得られたモータ回転数とモータケーシング52の振幅
との関係を、制振装置1Cを設けない場合については実
線IIIにより、質量体12を設けた場合については一群
の点IVにより示したものである。なお、図10におい
て、横軸に平行な直線Vは減衰部11の振動加速度が1
Gのときのモータケーシング52の振幅を示している。
この図10では、減衰部11と質量体12との衝突が生
じ始める振動加速度が1Gときの振動状態からあまり振
動が増大することなく、この振動状態を超えて振動させ
ようとするエネルギは殆ど減衰部11と質量体12との
衝突に伴うエネルギに転化されることが表れている。
【0021】ところで、制振装置1C,1D或いは1E
は、長期間の使用で減衰部11と質量体12との衝突で
この両者間においてフレッティング現象を起こす可能性
があるので、できるだけ斯かる現象を回避するように減
衰部11と質量体12との間にグリース等の粘性物質を
充填するのが好ましい。なお、制振装置1Cに代えて制
振装置1A,1B,1D或いは1Eをスクリュ圧縮機S
0に適用しても良いことは言うまでもない。また、上述
した制振装置1A〜1Eは、スクリュ圧縮機に限らず、
他の制振対象に適用してもよい。さらに、制振対象の振
動方向は、上下方向に限らず、横方向或いは上下方向と
横方向を合成した方向でもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、第1発
明によれば、制振対象物と一体的に振動する減衰部と、
この減衰部の振動時にこれと衝突し得る位置よりもこの
減衰部の非振動時の位置に近付いた初期位置にて、この
減衰部から遠のき、或いはこれに近付くように変位可能
に保持され、かつ常時上記初期位置に復帰可能に付勢さ
れた質量体とを備えた構成としてある。このため、制振
対象物の振動エネルギが、減衰部と質量体との衝突エネ
ルギーと質量体の運動エネルギに転化され、制振対象物
の振動をその固有振動数に関係なく抑制することが可能
になるという効果を奏する。
【0023】第2発明によれば、第1発明の構成に加え
て、上記制振対象物が、インバータモータにより駆動さ
れるスクリュ圧縮機のモータケーシングである構成とし
てある。このため、第1発明による効果に加えて、スク
リュ圧縮機の振動が主にその駆動用モータに起因してい
ることから、モータ回転数に関係なく、スクリュ圧縮機
の振動を抑制し、この振動に基づく騒音の発生を最小限
に止めることが可能になるという効果を奏する。
【0024】第3発明によれば、第1または第2発明の
構成に加えて、上記減衰部が、上記制振対象物にこの振
動方向に対して直交する方向に突設された棒状体とこの
棒状体から張出したつば部とから形成され、上記質量体
が上記制振対象物と上記つば部との間に配置され、かつ
ばねにより常時上記つば部に押し付けられた構成として
ある。このため、第1または第2発明による効果をより
安定して得ることが可能になるという効果を奏する。
【0025】第4発明によれば、第1から第3発明のい
ずれかの構成に加えて、上記質量体が、互いに相対的に
摺動可能な複数の板状部材を積層して形成された構成と
してある。このため、制振対象物の振動エネルギを板状
部材間の摺動摩擦により失われるエネルギにも転化さ
れ、第1から第3発明による効果をさらに顕著なものに
することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る制振装置の正面
図である。
【図2】 図1に示す制振装置の側面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る制振装置の側面
図である。
【図4】 本発明の第3実施形態に係る制振装置の一部
断面正面図である。
【図5】 本発明の第4実施形態に係る制振装置の一部
断面正面図である。
【図6】 本発明の第5実施形態に係る制振装置の一部
断面正面図である。
【図7】 本発明の第3実施形態に係る制振装置を適用
したスクリュ圧縮機の一部断面正面図である。
【図8】 図7に示すスクリュ圧縮機の振動に関するシ
ミュレーション結果で、制振装置が設けられていない場
合における振動状態を示す図である。
【図9】 図7に示すスクリュ圧縮機の振動に関するシ
ミュレーション結果で、制振装置が設けられた場合にお
ける振動状態を示す図である。
【図10】 図7に示すスクリュ圧縮機の振動に関する
シミュレーション結果で、モータ回転数と圧縮機振幅と
の関係を示す図である。
【図11】 従来のスクリュ圧縮機の正面図である。
【図12】 従来の別のスクリュ圧縮機の正面図であ
る。
【図13】 図11に示すスクリュ圧縮機の振動特性を
示す図である。
【図14】 図12に示すスクリュ圧縮機の振動特性を
示す図である。
【符号の説明】
1A〜1E 制振装置 11 減衰部 12 質量体 13 制振対象物 14 ばね 15 静止部 21 つば部 22 ばね 31 板状部材 51 圧縮機ケー
シング 52 モータケーシング 53 防振ゴム 54 台板 C 圧縮機本体 M モータ S0 スクリュ圧
縮機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小村 一雄 兵庫県加古郡播磨町新島41番地 株式会社 神戸製鋼所播磨汎用圧縮機工場内 (72)発明者 宇津野 秀夫 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 久米 照正 兵庫県加古郡播磨町新島41番地 株式会社 神戸製鋼所播磨汎用圧縮機工場内 (72)発明者 松隈 正樹 兵庫県加古郡播磨町新島41番地 株式会社 神戸製鋼所播磨汎用圧縮機工場内 Fターム(参考) 3H029 AA03 AA18 AB01 BB21 CC07 CC10 CC30 CC38 3J048 AA03 AD06 AD08 BC01 BF01 DA07 EA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制振対象物と一体的に振動する減衰部
    と、この減衰部の振動時にこれと衝突し得る位置よりも
    この減衰部の非振動時の位置に近付いた初期位置にて、
    この減衰部から遠のき、或いはこれに近付くように変位
    可能に保持され、かつ常時上記初期位置に復帰可能に付
    勢された質量体とを備えたことを特徴とする制振装置。
  2. 【請求項2】 上記制振対象物が、インバータモータに
    より駆動されるスクリュ圧縮機のモータケーシングであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の制振装置。
  3. 【請求項3】 上記減衰部が、上記制振対象物にこの振
    動方向に対して直交する方向に突設された棒状体とこの
    棒状体から張出したつば部とから形成され、上記質量体
    が上記制振対象物と上記つば部との間に配置され、かつ
    ばねにより常時上記つば部に押し付けられたことを特徴
    とする請求項1または2に記載の制振装置。
  4. 【請求項4】 上記質量体が、互いに相対的に摺動可能
    な複数の板状部材を積層して形成されたことを特徴とす
    る請求項1から3のいずれか1項に記載の制振装置。
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